IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ エスティーマイクロエレクトロニクス エス.アール.エル.の特許一覧

特開2023-152888スイッチング振動を減少させた電子装置
<>
  • 特開-スイッチング振動を減少させた電子装置 図1
  • 特開-スイッチング振動を減少させた電子装置 図2
  • 特開-スイッチング振動を減少させた電子装置 図3
  • 特開-スイッチング振動を減少させた電子装置 図4
  • 特開-スイッチング振動を減少させた電子装置 図5
  • 特開-スイッチング振動を減少させた電子装置 図6
  • 特開-スイッチング振動を減少させた電子装置 図7
  • 特開-スイッチング振動を減少させた電子装置 図8
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023152888
(43)【公開日】2023-10-17
(54)【発明の名称】スイッチング振動を減少させた電子装置
(51)【国際特許分類】
   H01L 29/78 20060101AFI20231005BHJP
   H01L 29/06 20060101ALI20231005BHJP
   H01L 29/12 20060101ALI20231005BHJP
【FI】
H01L29/78 652N
H01L29/78 652P
H01L29/06 301V
H01L29/06 301G
H01L29/78 652T
【審査請求】未請求
【請求項の数】21
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023049928
(22)【出願日】2023-03-27
(31)【優先権主張番号】102022000006485
(32)【優先日】2022-04-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】IT
(71)【出願人】
【識別番号】591002692
【氏名又は名称】エスティーマイクロエレクトロニクス エス.アール.エル.
【氏名又は名称原語表記】STMicroelectronics S.r.l.
(74)【代理人】
【識別番号】100076185
【弁理士】
【氏名又は名称】小橋 正明
(72)【発明者】
【氏名】サルバトーレ カッシーノ
(72)【発明者】
【氏名】アルフィオ ガルネーラ
(72)【発明者】
【氏名】マリオ ジウセッペ サッジーオ
(57)【要約】
【課題】 従来技術の欠点を解消した電子装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 電子装置が、第1導電型(N)を有しており正面側(1a)が設けられている半導体ボディ(8,10);本電子装置のソース領域(12)とゲート領域(14)とを収容しており且つ使用中に本電子装置の導通チャンネルを収容する形態とされている該半導体ボディの活性区域(4);及び本電子装置の端部領域(6);を包含している。該端部領域(6)は、該活性区域(4)を取り囲んでおり且つi)第1導電型(N)と反対の第2導電型(P)を有しており正面側(1a)において該半導体ボディ内に延在している端部終端領域(20)、及びii)該ゲート領域(14)へ電気的に結合されており、該端部終端領域(20)上に部分的に重畳して正面側(1a)上を延在しており且つ該端部終端領域(20)に隣接し且つ外部である該半導体ボディの一部と容量的に結合されている導電性物質のゲート接続端子(24)を少なくとも部分的に収容している。
【選択図】 図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子装置において、
正面側(1a)が設けられており第1導電型(N)を有している半導体ボディ(8,10)、
本電子装置のソース領域(12)及びゲート領域(14)を収容しており且つ使用中に本電子装置の導電性チャンネルを収容する形態とされている該半導体ボディの活性区域(4)、
該活性区域(4)を取り囲んでいる該電子装置の端部領域(6)、
を有しており、該端部領域(6)が、少なくとも部分的に、
該第1導電型(N)と反対の第2導電型(P)を有しており且つ該正面側(1a)において該半導体ボディ内に延在している端部終端領域(20)、及び
該ゲート領域(14)へ電気的に結合されており、該端部終端領域(20)上に部分的に重畳されて該正面側(1a)上を延在しており、使用中に、該端部終端領域(20)に隣接し且つ外部に第1導電型(N)を有する該半導体ボディの一部と容量結合(32,Cgd)を確立する形態とされている導電性物質のゲート接続端子(24)、
を収容している電子装置。
【請求項2】
該端部終端領域(20)が該ソース領域(12)と電気的にコンタクトしている請求項1に記載の電子装置。
【請求項3】
該活性区域(4)が、第2導電型(P)を有しているボディ領域(11)を更に包含しており、前記ソース領域が該ボディ領域内部を延在しており、且つ該端部終端領域(20)も該ボディ領域と電気的にコンタクトしており且つ該ボディ領域の夫々のドーピングドーズよりも一層大きなドーピングドーズを有している請求項1又は2に記載の電子装置。
【請求項4】
該正面側(1a)と該ゲート接続端子(24)との間に介在されている誘電体層(30;30,22a)を更に有している先行する請求項の内のいずれか1項に記載の電子装置。
【請求項5】
該ゲート接続端子(24)がコンデンサ(32)の第1プレートを形成しており、該半導体ボディが該コンデンサ(32)の第2プレートを形成しており、該誘電体層(30;30,22a)が該コンデンサ(32)の該第1プレートと該第2プレートとの間に介在されている請求項4に記載の電子装置。
【請求項6】
該誘電体層(30;30,22a)がシリコン酸化物、シリコン窒化物、又はシリコン酸窒化物からなる請求項4又は5に記載の電子装置。
【請求項7】
該誘電体層(30;30,22a)が高誘電率物質、特にパラメータκが7より高い値を有しているHigh-κ物質からなる請求項4又は5に記載の電子装置。
【請求項8】
第2導電型(P)及び該端部終端領域(20)のドーピング値よりも一層低いドーピング値を有しており該端部終端領域(20)の最終部分において該半導体ボディ内に延在している第1保護リング(40)を更に包含している先行する請求項の内のいずれか1項に記載の電子装置。
【請求項9】
第2導電型(P)及び該端部終端領域(20)のドーピング値よりも一層低いドーピング値を有しており該ゲート接続端子(24)の最終部分(24b’)において該半導体ボディ内に延在している第2保護リング(60)を更に包含している請求項8に記載の電子装置。
【請求項10】
第2導電型(P)を有しており該第1保護リング(40)と該第2保護リング(60)との間で該半導体ボディ内に延在している一つ又はそれ以上のフローティング領域(61)を更に包含している請求項9に記載の電子装置。
【請求項11】
該端部領域(6)が該正面側(1a)において該半導体ボディ(8,10)内に延在している電流スプレッド層(50)を更に包含しており、
該電流スプレッド層(50)が第1導電型(N)及び該半導体ボディ(8,10)のそれが閉じ込められている部分のドーピング値よりも一層高いドーピング値を有している先行する請求項の内のいずれか1項に記載の電子装置。
【請求項12】
該半導体ボディ(8,10)の正面側(1a)とは反対側の裏面側(1b)において延在しているドレイン領域(9)を更に包含している先行する請求項の内のいずれか1項に記載の電子装置。
【請求項13】
該端部終端領域(20)に隣接し且つ外部の該第1導電型を有している該半導体ボディの前記部分も該ドレイン領域(9)と電気的にコンタクトしている請求項12に記載の電子装置。
【請求項14】
該ゲート領域(14)が、第1導電型(N)を有しており該ゲート領域(14)下側を延在している該半導体ボディ(8,10)の部分と共に、本電子装置の該ゲート領域と該ドレイン領域との間の容量(Cgdの第1貢献分(Cgd)を画定する請求項12又は13に記載の電子装置。
【請求項15】
前記容量結合(32,Cgd)が、前記第1貢献分(Cgd)へ加算される、該ゲート領域と該ドレイン領域との間の容量(Cgdの第2貢献分(Cgd)を画定する請求項13に記載の電子装置。
【請求項16】
該第2貢献分(Cgd)が、本電子装置のターンオフ期間中に寄生ターンオン現象をトリガーするような値で構成されている請求項15に記載の電子装置。
【請求項17】
端部終端領域(20)に隣接し且つ外部の第1導電型(N)を有している該半導体ボディの部分と該端部終端領域(20)との重畳が正面側(1a)に平行な参照軸(X;Y)に沿っての値Lshield有しており、それが以下の関係式
【数1】
又は、等価的に、
【数2】
を満足するものであり、尚、
AA該活性区域(4)の前記参照軸(X;Y)に沿っての最大範囲であり、該活性区域(4)は正方形形状を有しており、
εdiel該誘電体層(30;30,22a)の物質の誘電定数であり、及び
ε真空の誘電定数である、
請求項4に従属する場合に請求項13-16の内のいずれか1項に記載の電子装置。
【請求項18】
端部領域(6)が、該端部終端領域(20)に対し横方向で且つ該ゲート接続端子(24)と該端部終端領域(20)に隣接し且つ外部の第1導電型(N)を有している該半導体ボディの該分との間に介在されており正面側(1a)において該半導体ボディ(8,10)内に延在している容量デカップリング層(70)を更に収容しており、
該容量デカップリング層(70)は、本電子装置が使用中に或る場合に、第2導電型(P)を有している多数キャリアーを枯渇して、前記容量結合の確立を可能とさせる形態とされている、
先行する請求の内のいずれか1項に記載の電子装置。
【請求項19】
該容量デカップリング層(70)が1016オン数/cm度のドーピングドーズを有しており、且つ0.2と0.4μmの間の厚さで該半導体ボディ内に延在している請求項18に記載の電子装置。
【請求項20】
本電子装置が垂直導通MOSFETである先行する請求項の内のいずれか1項に記載の電子装置。
【請求項21】
該半導体ボディがシリコンカーバイドである先行する請求項の内のいずれか1項に記載の電子装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は電子装置に関するものであって、特に、スイッチング振動を減少させたSiCMOSFETに関するものである。
【背景技術】
【0002】
知られているように、ワイドバンドギャップを有している、特に1.1eVよりも一層高いバンドギャップのエネルギ値Eg、低オン状態抵抗(Ron、高熱伝導率値、高動作周波数及び導通電荷の速度の高飽和値、を有している半導体物質は、特にパワー適用例用の例えばダイオード又はトランジスタ等の電子部品を提供するために理想的である。これらの特性を有しており且つ電子部品を製造するために使用されている物質は、シリコンカーバイド(SiC)である。特に、シリコンカーバイドは、その異なるポリタイプ(例えば、3C-SiC、4H-SiC、6H-SiC)において、前述した特性に関して、シリコンよりも好適である。
【0003】
シリコンカーバイド基板上に設けられる電子装置は、シリコン基板上に設けられる同様の装置と比較して、幾つかの有益な特性を有しており、例えば、導通における低い出力抵抗、低いリーク電流、高い動作温度、及び高い動作周波数等である。
【0004】
WBG半導体装置は、高電圧、高温、及び高スイッチング周波数で動作することが可能である。最もポピュラーなWBGパワー装置の中で、SiCMOSFETが高速スイッチングパワーコンバーター用に広範囲に研究されている。しかしながら、SiCMOSFETの高速スイッチング特性は、ターンオン及びターンオフスイッチング期間中に不所望な電圧及び電流振動を招来することとなる。その結果発生する電圧過剰負荷が装置の損傷を発生したり、電力損失を増加させたり、電磁干渉に起因するかなりのノイズを発生させる場合がある。このことは、パワーエレクトロニクス適用例においてのSiCMOSFETの使用を制限することとなる。
【0005】
スイッチング振動、即ち「リンギング(ringing)」現象は、SiCMOSFET装置に関する多くの研究において観察されている。このスイッチング振動現象は、パワートランジスタの高速スイッチング特性に密接に関連している。
【0006】
更に、ゲート端子の範囲における対応する減少によって発生されるゲート端子下側にボディウエルを互いに近接させて形成する現在の傾向は、ゲートと下側のドレインとの間の(垂直導通MOSFET装置の場合)容量結合(ゲート・ドレイン容量Cgd即ちフィードバック容量)を減少させることとなる。ゲート・ドレイン容量Cgd減少は、MOSFETのターンオフステップ(MOSFETのボディダイオードの回復ステップ又は回復)期間中にドレイン電圧の振動の振幅における増加と直接相関している場合がある。実際に、知られているように、MOSFETの真性ボディダイオードは、逆回復ステップ期間中の不所望な挙動を含んで、ディスクリートなダイオードと同じ物理的制限を有している。未だに正の順方向電流を担持している間にボディダイオードがターンオフする時に逆回復が発生する。
【0007】
スイッチング振動を減少させるための既知の方法は、例えば、PCBレイアウトの最適化やMOSFETゲート抵抗の増加等がある。更なるアプローチとしては、ターンオフ振動を抑制するためにパワーMOSFETのゲート電荷を制御するものがある。しかしながら、この様なアプローチは、製造及びそのようにして製造された装置の複雑性を増加させることとなる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の目的とするところは、従来技術の欠点を解消した電子装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明によれば、特許請求の範囲の請求項1に定義した如き電子装置が提供される。
【0010】
本発明をより良く理解するために、添付の図面を参照して、純粋に非制限的な例によって本発明の好適実施例について以下に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】特にMOSFETである電子装置を収容する半導体ダイを例示している平面図。
図2】本発明の1つの実施例に基づく特にMOSFETである電子装置を例示している断面図。
図3】本発明の別の実施例に基づく特にMOSFETである電子装置を例示している断面図。
図4】本発明の更に別の実施例に基づく特にMOSFETである電子装置を例示している断面図。
図5】本発明の更に別の実施例に基づく特にMOSFETである電子装置を例示している断面図。
図6】本発明の更に別の実施例に基づく特にMOSFETである電子装置を例示している断面図。
図7】本発明の或る側面に基づいてゲート導通端子が端部領域内に存在する場合の図1の半導体ダイを例示した平面図。
図8】本発明の更なる実施例に基づく特にMOSFETである電子装置を例示している断面図。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明を、互いに直交するX,Y,Z軸からなる3軸系においてウエハ又はその一部を示す添付の図面を参照して説明する。
【0013】
図1を参照すると、半導体ウエハのダイシングステップの後に、ダイ即ちチップ1が得られる。ダイ1は、XY面上の平面図で模式的に例示されている(これはダイ1の正面側における外観である)。ダイ1は外側端部2を有しており、それは物理的にダイ1の境界を画定している。ダイ1は、例えばMOSFETなどの少なくとも1個の電子装置(図1中には不図示)を収容する。以後、「電子装置」及び「MOSFET」という両方の用語を一般性を喪失すること無しに使用する。
【0014】
ダイ1は、少なくとも2個の機能的領域を包含しており、即ち、典型的にダイ1の中央部分内に延在する活性区域4と、該活性区域4を完全に取り囲んでいる端部領域6又は周辺領域とである。該端部領域は、該活性区域4と該外側端部2との間に延在している。
【0015】
活性区域4は、オン状態導通に関与する電子装置の要素を収容するダイ1の部分、又は、一般的に、導通チャンネルが形成される(使用中に)ダイ1の領域である。活性区域4は、例えば、MOSFETのソース領域を収容する。ドレイン領域は、例えば垂直導通装置の場合には、ダイ1の裏面側1b(正面側1aとは反対側でそれに平行であるから図1中には不図示)を延在している。導通チャンネルは、正面側1aと裏面側1bとの間、即ちソースとドレインとの間で、該裏面側1bへ向かって主に垂直方向(Zに沿って)該活性区域4の或る領域内に延在する。
【0016】
一方、端部領域6は、使用中に、該導通チャンネルを有するものではない領域である。端部領域6は、該活性区域外側の電界のクラウディングを減少又は防止するための機能的要素を有する場合がある。
【0017】
図2は、例えば図1のスクライブラインII-IIに沿って取った場合のダイ1の一部の断面図(XZ面上)である。図2は、ダイ1に形成されている特に垂直導通MOSFETである電子装置の一部を示している。
【0018】
図2を参照すると、ダイ1は、第1導電型(例えば、N型)を有しているシリコンカーバイド(SiC)又はシリコン(Si)の半導体ボディを包含している。該半導体ボディは、基板8(N+ドープ済み)と、該基板8上のドリフト層(N-ドープ済み)とを包含している。例えば金属物質のドレイン端子9が該半導体ボディの裏面側1b上に延在している。
【0019】
該第1導電型と反対の第2導電型(P)を有しているボディ領域11及び該ボディ領域11内の該第1導電型(及びN+ドーピング)を有しているソース領域12がドリフト層10の正面側1aに存在している。ボディ領域11及びソース領域12は、それ自身公知の態様で、ドリフト層10内に注入された領域である。
【0020】
ゲート領域14が正面側1a上方に延在しており且つゲート誘電体14a及びゲート導電性領域14bを包含している。該ゲート誘電体はゲート導電性領域14bと該半導体ボディ(特に、ドリフト層10)との間に介在されている。
【0021】
図2は、表示の簡単化のために、その上に夫々のゲート領域14が延在している夫々のソース領域12を収容している単一のボディ領域11を示している。特に、これらの例示したボディ領域11,ソース領域12、及びゲート領域14は活性区域4の端部近傍に延在しており、その後に、前述した如くに、端部領域6が開始する。
【0022】
本電子装置は、更に、ソース(例えば、金属)端子16を有しており、それはソース領域12において正面側1aとコンタクトして延在しており、且つ絶縁層18によってゲート領域14から分離されている。
【0023】
ダイ1は、更に、該半導体ボディ内部に(特に、ドリフト層10内に)端部終端領域20を収容しており、それは正面側1aに注入されており且つ正面側1aに面している。端部終端領域20は、第2導電型を有しており、且つボディ領域11のものよりも一層大きなドーピング(P+)を有している。端部終端領域20は、ソース領域12及びボディ領域11と電気的コンタクトをして活性区域4から延在しており且つX軸に沿って端部領域6内に進行している。端部終端領域20は、誘電体層22aを損傷するような値を有する電界が領域22b下側に存在する誘電体層22a内に発生することを防止するか又は禁止する機能を有している。
【0024】
誘電体層22a(ゲート誘電体14aと同様)及び該誘電体層22a上の導電層22b(ゲート導電性領域14bと同様)は端部終端領域20(正面側1a上)の上方を延在している。しかしながら、層22a及び22bは、使用中において、ゲート端子の機能を有するものではない(即ち、それらは導電性チャンネルの形成に貢献することはない)。
【0025】
本電子装置は、更に、例えば金属又はN型ドープポリシリコンの導電性物質からなるゲート接続端子24を有しており、それは、導電層22bと電気的コンタクトをして延在している第1部分24aと、端部領域6において導電層22bの上方で且つそれから或る距離において延在している第2部分24bとを包含している。これらの第1及び第2部分24a,24bは、構造上は単一部材(モノリシック)であって且つ互いに電気的連続性がある。該第2部分24bは端部シールドプレート、又本電子装置の前記ゲートシールドを形成している。
【0026】
更に、ゲート接続端子24は、ゲート領域14と電気的コンタクトをしている(図には示されていない態様で)。ゲート接続端子24は、又、本電子装置に使用期間中にゲートバイアスを提供するための(例えば、ワイヤボンディング又はその他の技術によって)電気的コンタクト用の領域を有している。
【0027】
活性区域4と端部領域6とを区別している図2中の点線は定性的なものとして理解すべきである。本発明の説明の目的のために、ゲート接続端子24の第2部分24bは、端部領域6内に完全に収容されており、従って活性区域4と端部領域6との間の点線の境界線に関して右側部分内に位置されている。
【0028】
パッシベーション層28が、ゲート接続端子24上及びソース端子16上を延在していて、ゲート接続端子24及びソース端子16を保護すると共に絶縁している。開口28’がパッシベーション層28内に設けられていて、ゲート接続端子24及びソース端子16と電気的にコンタクトすることを可能としている(例えば、使用期間中に夫々のバイアスを与えるためにワイヤボンディングによって)。
【0029】
ゲート接続端子24の第2部分24bは、正面側1aから或る距離において延在しており、且つ、特に、誘電体又は絶縁層30によって該半導体ボディの正面側1aから(特に、ドリフト層10から)離隔されている。誘電体層30は導電層22bとゲート接続端子24との間に延在しており、ゲート接続端子24の第1部分24aと導電層22bとの間の物理的コンタクトは、誘電体層30の厚さ(Zに沿って)全体を介して延在している導電性貫通ビア(via)によって発生する。
【0030】
誘電体層30とその下側の誘電体層22aとによって形成される積層体のZ軸に沿っての最大範囲(厚さ)は、以後Thdielして表し、且つ、例えば0.8及び2.4μmの間の値を有している。即ち、Thdiel、ゲート接続端子24の第2部分24bと正面側1aとの間の誘電体層22a+誘電体層30の全体的厚さを表している。
【0031】
本発明の1実施例によれば、誘電体層22a及び誘電体層30は同じ物質からなる。
【0032】
本発明の更なる実施例によれば、誘電体層22aは専ら導電層22bの下側を延在して、誘電体層30の下側には存在していない。この場合には、誘電体層30は、正面側1aとゲート接続端子24の第2部分24bとの間に延在しており、従ってThdielゲート接続端子24の第2部分24bと正面側1aとの間の誘電体層30の最大厚さを表している。
【0033】
本発明の一つの側面によれば、ゲート接続端子24の(特に、第2部分24bの)X軸に沿っての範囲は、端部終端領域20のXに沿っての範囲よりも一層大きい。即ち、図2の断面図において又は図7の平面図において、ゲート接続端子24は、部分的に、端部終端領域20上に重畳されており且つ、部分的に、該半導体ボディの正面側1aのN型ドープ部分、即ち端部終端領域20が延在していない(存在していない)箇所に対応して、誘電体層30及び存在する場合には絶縁層22aを介して該半導体ボディ(特にドリフト層10)と対面するような態様で、端部終端領域20を越えて、延在する。
【0034】
正面側1aの夫々のN型ドープ部分と対面するゲート接続端子24の部分のXに沿っての範囲(同様に、図7に見られるように、Yに沿っても)は、以後、Lshieldして表す。
【0035】
注意すべきことであるが、ゲート接続端子24が対面する正面側1aのN型ドープ部分は、本電子装置のドレイン領域9と電気的に接続している。従って、ゲート接続端子24(コンデンサ32の第1プレート)とドレイン領域9(コンデンサ32の第2プレート)との間に容量結合(図2中にコンデンサ32の記号で模式的に示してある)が与えられ、その場合に、誘電体層30,及び、存在する場合には、絶縁層22aがコンデンサ32の2つのプレートの間に介在される誘電体を形成する。ゲート接続端子24(コンデンサ32の第1プレート)は本MOSFETのゲート端子14と電気的に接続しており、且つコンデンサ32の第2プレートは、電気的観点からは、本MOSFETのドレイン領域9と一致しているので、本MOSFETのゲート端子14とドレイン端子9との間に容量結合が発生する。
【0036】
この様に、本電子装置(MOSFET)の全ゲート・ドレイン容量Cgd、2つの容量性貢献分の和によって与えられ、第1貢献分Cgdはゲート端子14とNドープドリフト層10との間の重畳領域においての活性区域4内に存在するゲートとドレインとの間の容量によって与えられ、第2貢献分Cgdはコンデンサ32によって象徴的に示される容量値によって与えられる。
【0037】
容量Cgd電圧の非線形関数であり且つそれは当該回路の出力と入力との間のフィードバックループを与えるので重要なパラメータである。容量Cgdミラー容量としても知られており、それは静的容量の和よりも一層大きな全動的入力容量を構成する。MOSFET装置のターンオフ遅延は、バイアスを除去した後に入力容量を放電させるのに必要な時間に起因している。入力容量は容量Cgd関数であるから、容量Cgdおける増加(本発明に基づいて付加された貢献分Cgdによって)がターンオフ遅延の対応する調節を発生し且つMOSFETのボディダイオードの逆回復ステップ期間中の不所望の挙動をバランスさせることを可能とし、回復電流振動を減衰させる。そのように設定又は設計された容量Cgd、ターンオフステップ期間中のスイッチング振動に関して電子装置の応答を変化させる。特に、フィードバック容量における増加は、ターンオフステップ期間中のスイッチング振動のダンピングに対応する。
【0038】
設計ステップ期間中にゲート接続端子24とドリフト層10との間の容量結合の範囲(面積)を適切に定義することによって、予め定めた及び/又は所望の値の容量Cgd発生させることが可能である。上述した効果は、本発明に基づいて導入される容量32のどの値に対しても観察されるが、本発明者等が検証したところでは、100V以上のドレイン・ソース電圧(Vds)の値に対して数十ピコファラッド、例えば65-130pFの範囲の容量Cgdの値が妥当なソリューションである。前述したように、容量Cgdは活性区域4内に未だに存在する容量Cgdへ加算され、且つ、典型的に、100V以上のドレイン・ソース電圧(Vds)の値に対して25pF未満の値を有している。
【0039】
従って、以下の関係式(1)が適用される。
【数1】
同様に、定数ε明示的にすることによって、関係式(1)は次式に表すことが可能である。
【数2】
定数εdiel、誘電体層30に対して、及び、存在する場合には、誘電体層22a(同一の物質からなるものと仮定している)に対しての誘電定数であり、定数ε真空の誘電定数であり、WAA活性区域4(正方形形状を有していると仮定)のX又はYに沿った側部の図1又は図7のXY面における長さであり、「F」はファラッド(Farad)での測定単位を表しており、「m」はメートル(meter)での測定単位である。
【0040】
shield対して上述した関係式(1)及び(2)は、以下のような仮定にも基づいている。
【0041】
i)ダイ1は側部Wdie例えば、Wdie約2000-8000μmで、例えば4000μmに等しい)を有する実質的に正方形形状(多分、角部は丸められている)を有していること、
ii)活性区域4は、例えば3/4Wdie等しい側部WAA有している実質的に正方形形状(多分、角部は丸められている)を有していること、及び
iii)該活性区域において、容量Cgdの値はVds≧100Vに対して1.5pF/mm下であること。
【0042】
上述したことに対する代替例としては、関係式(1)及び(2)を以下に示した等価な関係式(3)及び(4)で置換させることが可能であり、その場合に、パラメータLshield、容量Cgdに貢献するゲート接続端子24の部分の面積SshieldXY平面において)の値によって置換される。
【数3】
同様に、定数ε明示的にさせることによって、関係式(3)を以下のように表すことが可能である。
【数4】
関係式(3)及び(4)は近似的である。何故ならば、端部における面積貢献分が考慮されておらず、この様な貢献分は、Lshield<WAA与えられた場合に、全面積Sshield高々5%と6%との間の値である。
【0043】
本発明の一つの側面によれば、容量貢献分Cgdは、全容量Cgd即ち、Cgd+Cgdによって与えられる)が、MOSFET装置のターンオフ期間中に、それ自身既知の寄生ターンオン(PTO)現象をトリガーするような態様で選択される。PTO現象が発生すると、MOSFETは無意識的にターンオンし、該活性区域内に一時的な(寄生の)電流の流れを発生させる。この寄生電流の存在は、ターンオフステップ期間中における不所望の振動効果を緩和させ、より詳細には、それは、数パーセントポイントだけ、ドレイン・ソース電圧の振動の全振幅を減少させる(例えば、2A/nsの電流パルスに対して、15%より低いドレインバス供給電圧の減少が観察される)。
【0044】
1実施例によれば、絶縁層22aを容量結合領域において省略することが可能であり、従って、その場合には、容量の2つのプレートの間に介在される誘電体は専ら誘電体層30によって形成される。従って、層30の誘電体物質は、絶縁層22aに対して選択される物質とは無関係に、必要に応じて適宜選択することが可能である。
【0045】
誘電体層30(同様に、絶縁層22aも)は、シリコン酸化物(SiO、シリコン窒化物(SiN,Si34、シリコンオキシナイトライド(SiOxy、又はκ>7である高誘電率(High-κ)物質、の内の一つとすることが可能である。使用可能な高誘電率物質は、例えば、窒化アルミニウム(AlN)、アルミニウム酸窒化物(ALON,Al23、タンタル酸化物(TaO,Ta25、ハフニウム酸化物(HfO、ジルコニウム酸化物(ZrO、等がある。
【0046】
図3は、本発明の更なる実施例を示している。図3の要素の内で図2のものと共通のものには同じ参照番号を付して、更なる説明は割愛する。
【0047】
図3のダイ1’は、図2を参照して既に説明したものに加えて、第2導電型(P型)及び端部終端領域20のドーピングよりも一層低いドーピングを有している更なる注入領域40を有している。注入領域40は、ボディ領域11から或る距離において、端部終端領域20の端部部分において延在している。従って、注入領域40は、端部終端領域20の延長部として延在している。注入領域40は、端部終端領域20の曲率半径上でのフィールドラインが厚くなることを回避し、従って端部ブレークダウン電圧値を最大とさせるような態様で、電位のフィールドラインを分布させ薄くさせる機能を有している。
【0048】
この実施例によれば、ゲート接続端子24の(特に、第2部分24bの)X軸に沿っての延長乃至範囲は、注入領域40(それは、前述した如く、端部終端領域20の延長部として延在している)によってX軸に沿って到達される最大高さよりも一層大きい。即ち、図3の断面図において(又は図1における対応する平面図において)、ゲート接続端子24は、端部終端領域20上に完全に重畳されており、且つ又注入領域40を越えて延在している。この様に、ゲート接続端子24は、誘電体層30(及び、存在する場合には、絶縁層22a)を介して該半導体ボディ(特に、ドリフト層10)と対面しており、注入領域40がそれらの間に介在されるものではない。従って、図2を参照して説明したものと同様の容量結合(コンデンサ32の記号で示してある)が、ゲート接続端子24とN型半導体ボディとの間に与えられている。
【0049】
図4は、本発明の更なる実施例を示している。図4の要素で図2及び図3のものと共通のものには同一の参照番号を付して更なる説明は割愛する。
【0050】
図4のダイ1”は、図2及び図3を参照して既に説明したものに加えて、電流スプレッド層(CSL)50を有しており、それは、正面側1aに面して、該半導体ボディ内に(特に、ドリフト層10内に)延在している。電流スプレッド層50は、第1導電型を有するドーピング種の一つ又はそれ以上の注入によって設けられ、且つ正面側1aから或る深さに延在するエンリッチメント層を形成する。代替的に、この電流スプレッド層50は、エピタキシャル成長によって得られる。電流スプレッド層50は、又、エピタキシャル成長ステップとその後の注入(例えば、活性区域4内のみ)の組み合わせによっても形成することが可能である。
【0051】
1実施例において、電流スプレッド層50が延在する深さは、ボディ領域11,注入領域40,及び端部終端領域20によって到達される最大深さよりも一層大きい。即ち、この実施例においては、ボディ領域11と、注入領域40と、端部終端領域20との全てが電流スプレッド層50内に完全に閉じ込められている。
【0052】
更なる実施例においては、電流スプレッド層50は、ボディ領域11、注入領域40、及び端部終端領域20によって到達される最大深さよりも一層低い深さへ延在している(少なくとも、又は専ら、端部領域6において)。
【0053】
該実施例に拘わらずに、電流スプレッド層50のドーピングは、それを収容しているドリフト層10のドーピングよりも一層大きい。電流スプレッド層50は、例えば、1017子数/cm程度のドーピングを有している。
【0054】
電流スプレッド層50は、表面1aの全範囲又はその一部にわたって延在している。電流スプレッド層50に対して選択されるレイアウトに拘わらずに、本発明の文脈においては、それはゲート接続端子24上に少なくとも部分的に重畳して(平面図において)延在している。この様に、ゲート接続端子24は、誘電体層30(及び、存在する場合には、絶縁層22a)を介して電流スプレッド層50と部分的に対面しており、その場合に、注入領域40又は端部終端領域20がそれらの間に介在されることは無い。従って、図2又は図3を参照して説明したのと同様な容量結合が、ゲート接続端子24と該半導体ボディ内の電流スプレッド層50との間に設けられる。
【0055】
電流スプレッド層50の使用はそれ自身既知であり、且つ高周波数適用例用のMOSFETにおいて広く使用されており、その際の利点及び機能は既知であるからそれらの説明は割愛する。本発明の文脈において、電流スプレッド層50の存在は、使用において、ゲート接続端子24と該半導体ボディとの間(特に、ゲート接続端子24と該ドレイン端子との間)の容量結合を改善する更なる利点を有している。
【0056】
図5は、端部領域6の拡大部分を示してあるダイ1”の(同様に、ダイ1”に関して夫々の要素が更に存在するか又は喪失しているダイ1及び1’の)概観を示している。特に、図5の概観では、正面側1aに面して該半導体ボディ内(特にドリフト層10内)の更なる注入領域60の存在を示している。注入領域60は、第2導電型(例えば5×1016至2×1017オン数/cm程度のP型)を有しており、且つ、例えば、注入領域40を形成するのと同じステップで形成される。注入領域60は、注入領域40から或る距離に延在しており、且つ、平面図において(XY面)、ゲート接続端子24の最終部分24b’と、特にゲート接続端子24の第2部分24bの最終部分24b’と、少なくとも部分的に整合している(Z軸方向に沿って)。注入領域60の存在は、以前に説明しておりコンデンサ32によって表されるフィードバック容量に影響を与えることは無い。何故ならば、この容量結合は、いずれの場合にも、ゲート接続端子24と注入領域40及び注入領域60の間の領域における該半導体ボディとの間に与えられるからである。注入領域60は、第2部分24bの最終部分24b’の底部角部上の電界が厚くなることを回避し、従って最終部分24b’においての電界が臨界的となることの危険性を回避するような態様で、電位のフィールドラインを分散させ薄くさせる機能を有している。
【0057】
図5の実施例において、長さLshield、注入領域40と注入領域60との間の距離(Xに沿って及びYに沿って)である。
【0058】
図6は、本発明の更なる実施例を示しており、この場合は、正面側1aにおいてドーピング種を注入することによって設けられたP型の一つ又はそれ以上のフローティング領域61が注入領域40と注入領域60との間に存在している。フローティング領域61は、互いに或る距離において延在している(即ち、半導体ボディのN型部分、特にドリフト層10のそれ、がX軸方向に沿ってフローティング領域61とその次のものとの間に存在している)。同様のレイアウトをY方向に沿って施すことも可能である。
【0059】
図6の実施例において、長さLshield、フローティング領域61と次のフローティング領域61との間の距離(Xに沿って、及び、同様に、Yに沿って)の和である(及び注入領域40とすぐその後に続くフローティング領域61との間、及び注入領域60と直ぐその前に先行するフローティング領域61との間、の距離)。
【0060】
フローティング領域61の存在に関する図6の実施例は、それ自身明らかな態様で、図2乃至4の実施例へ適用させることが可能である。
【0061】
図7は、図1のダイ1を平面図(XY面上)で示してあり、その場合に、ゲート接続端子24の範囲も模式的に示している。見られるように、ゲート接続端子24は、この例においては、リングの形状を有しており且つ活性区域4を完全に取り囲んでいる。しかしながら、特定のレイアウト及び設計の必要性に基づいて、ゲート接続端子24が活性区域4を部分的に取り囲むに過ぎない場合の実施例とすることも可能である。
【0062】
本書に提案されている解決手段の利点は上述した説明から明らかである。
【0063】
特に、本発明の技術的解決手段によれば、容量Cgd装置に集積化され分布された容量である。
【0064】
ゲート端子とドレイン端子との間の容量Cgdフィードバック容量)は、ゲート接続端子24と下側に存在する半導体ボディのN型ドープ領域との間の容量結合によって定義される係数だけ増加される。この様に、フィードバック容量の増加は、MOSFETのターンオフステップ(回復ステップ、又はMOSFETのボディダイオードの回復)の期間中のドレイン電圧の振動の振幅を減衰させることを可能とする。
【0065】
以上、本発明の具体的実施の態様について詳細に説明したが、本発明は、これらの具体的実施の態様に制限されるべきものではなく、本発明の技術的範囲を逸脱すること無しに種々の変形及び修正を行うことが可能であることは勿論である。
【0066】
例えば、図8に示した本発明の更なる実施例においては、P型の容量デカップリング(減結合)層70が正面側1aに設けられており、それはゲート接続端子24下側を継ぎ目無しに延在しており、即ち、ゲート接続端子24と下側に存在する半導体ボディのN型ドープ領域との間に介在されている。この容量デカップリング層70は、例えば、0.2-0.4μmの間の厚さ、及び、例示的に、1016オン数/cm程度のドーピングを有している。一般的に、容量デカップリング層70は、装置がオン状態(例えば、ドレイン・ソース電圧Vdsの値が5V又は10Vよりも一層高い)にある場合には、正孔が容量デカップリング層70において枯渇され、且つ容量デカップリング層70はゲート接続端子24と下側に存在する半導体ボディのN型ドープ領域との間の容量結合を可能とし前述したようなコンデンサ32を形成するような態様で設計される。
【0067】
図8の実施例は図5に基づいているが、この実施例(層70の存在)は図2-4の実施例にも適用される。
【0068】
例えば、本発明を明示的にNチャンネル装置を参照して説明したが、本書において提案されている技術的解決手段はPチャンネル装置にも同様に適用される。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8