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特開2023-153113情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023153113
(43)【公開日】2023-10-17
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
(51)【国際特許分類】
   A63F 13/216 20140101AFI20231005BHJP
   A63F 13/65 20140101ALI20231005BHJP
   A63F 13/69 20140101ALI20231005BHJP
   A63F 13/795 20140101ALI20231005BHJP
   A63F 13/79 20140101ALI20231005BHJP
【FI】
A63F13/216
A63F13/65
A63F13/69 500
A63F13/795
A63F13/79 500
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023067953
(22)【出願日】2023-04-18
(62)【分割の表示】P 2022054880の分割
【原出願日】2022-03-30
(71)【出願人】
【識別番号】500033117
【氏名又は名称】株式会社MIXI
(72)【発明者】
【氏名】佐藤 俊宏
(57)【要約】
【課題】ユーザに対し、対象地点に対して位置条件を満たす動機付けを与えるようにする

【解決手段】第1ユーザが使用する第1端末の位置が、1以上の対象地点のうちのいずれ
かに対する位置条件を満たす場合に、第1ユーザから所定指示を受け付ける受付部と、所
定指示に基づいて、第1ユーザのゲームデータに基づく代行ゲームを、第2ユーザに対し
てプレイ可能に制御する制御部と、第2ユーザによる代行ゲームのプレイ結果に応じて、
第1ユーザのゲームデータを更新する更新部を備える。
【選択図】図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1ユーザが使用する第1端末の位置が、1以上の対象地点のうちのいずれかに対する
位置条件を満たす場合に、前記第1ユーザから所定指示を受け付ける受付部と、
前記所定指示に基づいて、前記第1ユーザのゲームデータに基づく代行ゲームを、第2
ユーザに対してプレイ可能に制御する制御部と、
前記第2ユーザによる代行ゲームのプレイ結果に応じて、前記第1ユーザのゲームデー
タを更新する更新部を備えた情報処理装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
ゲームにおいて、プレイヤが、他のプレイヤにミッションのクリアなどを依頼する代行
プレイが知られている。
【0003】
例えば特許文献1には、代理プレイを依頼する委託プレイヤがミッションと報酬を指定
すると、代理プレイを実行する受託プレイヤに代理実行権が設定され、受託プレイヤがミ
ッションを達成すると、報酬が提供されるゲームプログラムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2018-11632号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来のゲームプログラムにおいては、ユーザが対象地点に対して位置条件を満たす動機
付けとなる構成がなかった。
【0006】
そこで、本発明は、ユーザに対し、対象地点に対して位置条件を満たす動機付けを与え
ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る情報処理装置は、第1ユーザが使用する第1端末の位置が、1以上の対象
地点のうちのいずれかに対する位置条件を満たす場合に、前記第1ユーザから所定指示を
受け付ける受付部と、前記所定指示に基づいて、前記第1ユーザのゲームデータに基づく
代行ゲームを、第2ユーザに対してプレイ可能に制御する制御部と、前記第2ユーザによ
る代行ゲームのプレイ結果に応じて、前記第1ユーザのゲームデータを更新する更新部を
備えたものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、ユーザに対し、対象地点に対して位置条件を満たす動機付けを与える
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明の実施の形態による、ゲームシステム1の構成の一例を示す図。
図2】本発明の実施の形態による、ゲームサーバ及び端末のハードウェア構成の一例を示す図。
図3】本発明の実施の形態による、ゲームサーバ10の機能ブロック構成例を示す図。
図4】本発明の実施の形態による、端末20の機能ブロック構成例を示す図。
図5】本発明の実施の形態による、ゲームシステム1によるゲームの代行プレイの流れのフローチャート。
図6】本発明の実施の形態による、端末20のUI部202に表示されるマップ画面を例示する図。
図7】本発明の実施の形態による、端末20のUI部202に表示される画面を例示する図。
図8】本発明の実施の形態による、端末20のUI部202に表示される画面を例示する図。
図9】本発明の実施の形態による、端末20のUI部202に表示される画面を例示する図。
図10】本発明の実施の形態による、端末20のUI部202に表示される画面を例示する図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
次に、本発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。
<システム構成>
図1は、本実施形態に係るゲームシステム1のシステム構成の一例を示す図である。図
1に示すゲームシステム1は、ゲームサーバ10(情報処理装置)と、複数の端末20と
を備える。ゲームサーバ10及び端末20は、インターネット、イントラネット、無線L
AN又は移動通信等の通信ネットワークNを介して互いに通信可能に接続されている。
【0011】
ゲームサーバ10は、例えば、プレイヤ(ユーザ)に関する各種情報を管理したり、ゲ
ームの一部の処理を実行したりする等、端末20がゲームを提供する上でその一部の機能
を担う装置である。ゲームサーバ10は、1又は複数の情報処理装置から構成されていて
もよいし、仮想的なサーバ(クラウドサーバ等)を用いて構成されていてもよい。
【0012】
端末20は、ゲームをプレイヤに提供する情報処理装置であり、プレイヤは、端末20
を操作することで本実施形態に係るゲームを実行することができる。端末20は、例えば
、携帯電話(スマートフォンを含む)、タブレット、パーソナルコンピュータ、アーケー
ドゲーム装置、又は、コンシューマゲーム装置等のコンピュータである。端末20は、G
PS(Global Positioning System)等を用いて検出した自身の位置をゲームサーバ10に
通知する。
【0013】
<ゲーム概要>
続いて、一実施形態に係るゲームシステム1が提供するゲームの概要を説明する。ゲー
ムシステム1が提供するゲームでは、プレイヤは、所有している複数のキャラクタの中か
ら選択したキャラクタでデッキを編成し、編成したデッキを用いてクエストをクリアする
ことで、新たなキャラクタやアイテムを入手することができる。ここで、クエストとは、
予め定められた一定の条件を満たすことでクリア可能な課題を意味する用語である。クエ
ストは、一般的には、探索、課題及びミッションと呼ばれることもある。クエストは、ゲ
ームイベントの一例である。ゲームイベントとしては、クエストの他にも、例えば、ガチ
ャ、ログインボーナス、ミッションなどを含む。
【0014】
デッキとは、複数のキャラクタを組み合わせたグループを意味する用語である。プレイ
ヤは、クエストを実行する際、当該クエストをクリアするために適した能力を持つキャラ
クタを選択してデッキを編成してクエストを実行する。ゲームサーバ10には、プレイヤ
が編成した複数のデッキを記憶しておくことができ、プレイヤは、クエスト実行時に、記
憶された複数のデッキの中から一のデッキを選択してクエストを実行することも可能であ
る。キャラクタは、例えば、ガチャによる抽選を実行することで入手することができる。
抽選を実行すると、抽選処理によってキャラクタやアイテム(ゲーム媒体)が選択され、
プレイヤに提供される。
【0015】
また、地図上の複数の場所に「スポット(対象地点)」が設定されている。スポットは
、全国に実際に存在する施設や場所を含む一定の範囲内の領域とすることができる。プレ
イヤが各スポット内に入ると、特定のキャラクタやアイテムを取得できるなどの特典が設
定されている。また、プレイヤはスポット内に入ると、ゲームの代行プレイを依頼したり
、代行依頼が登録されているゲームの代行を受諾してプレイしたりすることができる。
【0016】
<ハードウェア構成>
図2は、ゲームサーバ10及び端末20のハードウェア構成例を示す図である。ゲーム
サーバ10及び端末20は、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphical p
rocessing unit)等のプロセッサ11、メモリ、HDD(Hard Disk Drive)及び/又は
SSD(Solid State Drive)等の記憶装置12、有線又は無線通信を行う通信IF(Int
erface)13、入力操作を受け付ける入力デバイス14、及び情報の出力を行う出力デバ
イス15を有する。入力デバイス14は、例えば、キーボード、タッチパネル、マウス及
び/又はマイク等である。出力デバイス15は、例えば、ディスプレイ、タッチパネル及
び/又はスピーカ等である。
【0017】
<機能ブロック構成>
図3は、ゲームサーバ10の機能ブロック構成例を示す図である。ゲームサーバ10は
、記憶部100と、処理部110とを含む。記憶部100は、ゲームサーバ10が備える
記憶装置12を用いて実現することができる。また、処理部110は、ゲームサーバ10
のプロセッサ11が、記憶装置12に記憶されたプログラムを実行することにより実現す
ることができる。また、当該プログラムは、記憶媒体に格納することができる。当該プロ
グラムを格納した記憶媒体は、コンピュータ読み取り可能な非一時的な記憶媒体(Non-tr
ansitory computer readable medium)であってもよい。非一時的な記憶媒体は特に限定
されないが、例えば、USBメモリ又はCD-ROM等の記憶媒体であってもよい。
【0018】
記憶部100は、プレイ状況管理テーブル100aと、スポット管理テーブル100b
とを記憶する。
【0019】
プレイ状況管理テーブル100aには、各プレイヤのゲームの進行状況に関する情報が
記憶されている。例えば、プレイヤを一意に識別するID(プレイヤID)に紐づけて、
プレイヤがプレイしているゲームの進行状況に関する情報が記憶されている。具体的には
、プレイヤが現在プレイ可能なクエストの情報、使用可能なアイテム・キャラクタ、代行
プレイを依頼したクエストの一覧とステータス(依頼中/受諾中/クリア済)、それぞれ
の代行プレイの履歴(代行を依頼したスポット、代行プレイを行ったプレイヤの情報、ク
リアしたか否か、使用したキャラクタ、プレイ時刻、ターン数、プレイ映像等)、各スポ
ットで依頼可能なプレイ数、代行プレイの受諾履歴(受諾したスポット、ステータス等)
等の情報が記憶されている。
【0020】
スポット管理テーブル100bには、各スポットに関する情報が記憶されている。具体
的には、スポットの位置を特定する情報(緯度経度情報等)、登録されている代行依頼の
状況(代行プレイが依頼されているクエスト、ステータス、依頼したプレイヤ、報酬アイ
テムの情報、代行依頼を受け付けた日時、クリアされた日時、受諾したプレイヤの情報)
、クエスト毎の代行クリア回数、代行依頼を受付可能な件数等の情報が記憶されている。
【0021】
処理部110は、本ゲームを実行するために必要な各種の機能を提供する。処理部11
0は、受付部111と、制御部112と、更新部113、第1提示部114、第2提示部
115、第3提示部116と、第4提示部117と、第5提示部118とを含む。これら
の各機能ブロックは、ゲームサーバ10ではなく端末20が備えることとしてもよい。ゲ
ームサーバ10及び端末20は、コンピュータと称されてもよい。
【0022】
<端末>
図4は、端末20の機能ブロック構成例を示す図である。端末20は、記憶部200と
、通信部201と、UI(User Interface)部202と、ゲーム制御部203とを含む。
記憶部200は、端末20が備える記憶装置12を用いて実現することができる。また、
通信部201と、UI部202と、ゲーム制御部203とは、端末20のプロセッサ11
が、記憶装置12に記憶されたプログラムを実行することにより実現することができる。
また、当該プログラムは、記憶媒体に格納することができる。当該プログラムを格納した
記憶媒体は、コンピュータ読み取り可能な非一時的な記憶媒体であってもよい。非一時的
な記憶媒体は特に限定されないが、例えば、USBメモリ又はCD-ROM等の記憶媒体
であってもよい。
【0023】
記憶部200は、ゲーム制御部203が本ゲームを実行するために必要なゲームデータ
を記憶する。ゲームデータには、キャラクタの画像データ、ゲームシナリオ等が格納され
る。
【0024】
通信部201は、通信IF13を用いてゲームサーバ10との間で各種の通信を行う機
能を有する。
【0025】
UI部202は、プレイヤから各種の入力を受け付ける処理と、ディスプレイに各種の
ゲーム画面を表示させる機能とを有する。また、UI部202は、ゲームサーバ10の指
示に従い、ゲーム画面を表示する。
【0026】
ゲーム制御部203は、ゲームサーバ10と連携することで、本ゲームを実行するため
に必要な各種の機能を提供する。例えば、ゲーム制御部203は、ゲーム画面に描画する
ための各種の情報(アイコン画像データ、テキストデータ等)をゲームサーバ10から取
得する機能等を提供する。
【0027】
次に、図5のフローチャートを用いて、ゲームシステム1によるゲームの代行プレイの
流れについて説明する。
【0028】
図6は、第1プレイヤ(第1ユーザ、代行プレイを依頼するプレイヤ)の端末20(第
1端末)のUI部202に表示される画面を例示する図である。図6に示すように、画面
上には、第1プレイヤの端末20の位置情報に基づいて、現在位置から一定距離以内の範
囲のマップ情報が表示される。マップ上には、スポットS1~S6を示すアイコンが表示
されている。各スポットの周囲には一定の範囲の領域が設定されており、プレイヤの端末
20が領域内に入ると、そのスポットに関連付けて代行ゲームのプレイ(代行プレイ)を
依頼したり、そのスポットに関連付けられている代行プレイを受諾したりすることができ
る。なお、プレイヤの端末20がスポットの領域内に入らないと、代行プレイの依頼や受
諾等の操作を行うことはできないが、領域内に入らなくても、マップ上に表示されている
スポットのアイコンを選択する操作を行うことで、当該スポットの情報を表示させること
は可能である。
【0029】
第1プレイヤがマップ上のいずれかのスポット(例えばS1)付近に移動して設定され
た領域内に入ると(ステップS101)、第1プレイヤはスポットS1に関連付けた操作
を行うことが可能になる(ステップS102)。具体的には、第1プレイヤの端末20が
、スポットS1に対してあらかじめ設定されている位置条件を満たす位置に移動すると、
端末20からの代行プレイの依頼が受け付けられるようになる。この時、例えば、画面上
のスポットS1を示すアイコンを点滅させたり、メッセージを表示したりすることによっ
て、操作が可能になったことを知らせるようにしてもよい。
【0030】
第1プレイヤが画面上でスポットS1を指定すると、図6に例示するように、当該スポ
ットで可能な操作メニューMが表示される。操作メニューMには、選択しているスポット
のスポットID(例えば、S1)と、当該スポットで実施可能なアクションを選択するボ
タン(図6の例では、「アイテムGET」(B1)、「代行プレイの依頼」(B2)、「
代行プレイの受諾」(B3))が表示される。第1プレイヤがメニューから「代行プレイ
の依頼」を選択する操作を行うと、第1提示部114によって、図7に例示するように、
当該スポットで代行依頼をすることができるクエスト(ゲーム)の一覧(リストL1)が
表示される(ステップS103)。この時、第1プレイヤのプレイ履歴に基づいて、一覧
の中で第1プレイヤが過去に挑戦したが、クリアできなかったクエストを識別できるよう
に表示してもよい。また、第1プレイヤ以外のプレイヤのプレイ履歴に基づく表示をして
もよい。すなわち、スポット管理テーブル100bに記憶されている情報を参照し、スポ
ットS1に関連付けられた代行ゲームがプレイされた履歴に基づいて、クエストの一覧を
第1プレイヤに提示してもよい。例えば、各クエストの、スポットS1において過去(現
在までの所定期間)に代行プレイが受諾されクリアされた回数(代行クリア回数)や、代
行プレイヤ(代行プレイを受諾したプレイヤ)の数、最近代行プレイがクリアされた日時
の情報等を表示してもよい。図7の例では、「クエストA」が、当該スポットで代行プレ
イヤによって1週間以内に5回クリアされたことが表示されている。これらの情報は、一
覧表示された各クエスト名(B4~B6)を長押しすることに応じて表示させてもよい。
また、リストの中から、第1プレイヤが実行可能(代行依頼可能)なゲームのみを表示し
たり、実行可能なゲームを優先して順に表示されるようにしたりしてもよい。また、第1
プレイヤが過去に挑戦してクリアできなかったゲームを識別できるように表示してもよい
。一覧表示された各クエスト名を選択して長押し操作することに応じて、当該選択された
クエストと同一または相当するクエストについて、第1プレイヤの周辺に位置する他のス
ポット(例えばマップに表示される範囲内の他のスポット)における代行依頼の情報(代
行クリア回数等)を表示させてもよい。
【0031】
第1プレイヤは、代行プレイを依頼する対象のクエストを選択するとともに、代行プレ
イを受諾したプレイヤがクリアした場合に当該受諾したプレイヤに付与される報酬を指定
する。例えば、図7に例示する画面上でリストL2のうち代行依頼するクエストを選択す
ると、図8に例示するように、報酬として指定可能なゲーム媒体B7~B9(例えばアイ
テムやゲーム内価値)の一覧(L2)が表示されるようにしてもよい。また、一覧には、
各報酬を指定した際の当該スポットでの代行受諾回数や最近の受諾日時の情報を表示して
もよい。また、指定された報酬と同一または相当するゲーム媒体が報酬として設定されて
いるクエストの代行プレイについて、第1プレイヤの周辺に位置する他のスポット(例え
ばマップに表示される範囲内の他のスポット)における代行クリア回数や最近クリアされ
た日時の情報を表示するようにしてもよい。図8の例では、スポットS1において「アイ
テムA」が報酬に設定されたクエストが、1週間以内に5回クリアされたことが示されて
いる。第1プレイヤが図7に例示する画面上で代行依頼するクエスト(例えばクエストA
)を指定し、図8に例示する画面上で報酬(例えばアイテムA)を設定すると、図9に例
示する画面が表示される。第1プレイヤが、図9に例示する画面上で「代行依頼」ボタン
B10をタップする等の操作を行うと、ゲームサーバ10の受付部111は、端末20か
らの代行依頼(所定指示)を受け付ける(ステップS104)。代行依頼には、依頼する
第1プレイヤの情報、代行プレイを依頼するクエスト、クリアした場合の報酬等の情報が
含まれる。受け付けた代行依頼の内容は、代行依頼を受け付けた際に位置条件を満たして
いたスポットであるスポットS1に関連付けてスポット管理テーブル100bに記憶され
る。また、プレイ状況管理テーブル100aに記憶された第1プレイヤのスタミナから、
当該ゲームをプレイする分のスタミナが消費される。
【0032】
第1プレイヤは、端末20のホーム画面から、代行プレイを依頼したクエストの一覧と
それぞれの代行依頼ステータス(依頼中/受諾中/クリア済)を確認することができても
よい。「依頼中」は、対象のクエストをあるスポットに関連付けて代行プレイ依頼してい
るが、他のプレイヤに受諾されてはいない状態である。「受諾中」は、対象のクエストの
代行プレイ依頼に対して特定の他のプレイヤが受諾操作を行っているが、当該他のプレイ
ヤが未クリアの状態である。「クリア済」は、対象のクエストが他のプレイヤによって受
諾後にプレイされ、クリアされた状態である。なお、ステータスはこれらに限定されず、
他のステータスがあってもよい。また、第1プレイヤが各クエストを選択することに応じ
て、各クエストの代行プレイの詳細(代行したプレイヤ名、クリア状況、代行したプレイ
ヤが使用したキャラクタ、プレイされた時刻、クリアまでに要したターン数、プレイ映像
等)を表示させてもよい。これにより、第1プレイヤは自身が代行プレイを依頼したクエ
ストが他のプレイヤにどのようにプレイされたかを知ることができるため、自身のプレイ
の参考にすることができる。
【0033】
スポットS1に関連付けられている代行依頼を受諾する場合、受諾する第2プレイヤ(
第2ユーザ)はスポットS1の付近にいる必要がある。すなわち、第2プレイヤの端末2
0(第2端末)が、スポットS1に対してあらかじめ設定されている位置条件を満たして
いる場合、制御部112は、第2プレイヤに対して、スポットS1に関連付けられた代行
プレイの受諾を許可するように制御する(ステップS105)。第2プレイヤの端末20
には、マップ上の操作可能なスポットが識別可能に表示され、第2プレイヤがスポット(
例えばスポットS1)を選択し、図6に例示するメニュー画面において「代行プレイの受
諾」を選択すると、図10に例示するように、当該スポットで受諾可能なクエストの一覧
L3が表示される。第2プレイヤは一覧の中から代行するクエストB11~B13を指定
することができる。一覧には、クエスト名、報酬の内容、依頼プレイヤ名、代行依頼ステ
ータス(依頼中/受諾中/クリア済)等の情報が表示されてもよい。なお、第2プレイヤ
のゲームデータの進捗に基づいて、第2プレイヤが自身のゲームデータにおいてはプレイ
可能な状態にないが代行プレイを受諾する場合にはプレイ可能なクエストを識別できるよ
うに表示されてもよい。図10の例では、「クエストA」について、第2プレイヤが自身
のゲームデータにおいては、まだプレイ可能な状態にないクエストであることを示してい
る。これにより、自身のゲームデータにおいてはプレイ可能でないクエスト(例えば、プ
レイするための条件を満たしていないクエスト)が分かりやすくなり、代行プレイの受諾
を促進することができる。また、自身が依頼した代行プレイを受諾することはできないよ
うに制御されてもよい。
【0034】
また、第2プレイヤが選択したクエストについて、第2プレイヤの周辺に位置する他の
スポット(例えばマップに表示される範囲内の他のスポット)における同一または相当す
るクエストの代行依頼に設定されている報酬の情報を表示してもよい。また、選択したゲ
ームに設定されている報酬と同一または相当するゲーム媒体が報酬として設定されている
クエストの代行プレイについて、マップ内の他のスポットにおいて同一または相当する報
酬が設定されている代行依頼の情報を表示するようにしてもよい。
【0035】
第2プレイヤは、代行プレイの受諾が受け付けられると、対象のクエストを所定時間内
(例えば24時間)に限りプレイすることができる。受諾すると、プレイ状況管理テーブ
ル100aの第2プレイヤがプレイ可能なゲームの一覧に当該代行ゲームが追加され、所
定時間内であればどこにいてもプレイ可能な状態となる。なお、第2プレイヤが受諾中の
間(第2プレイヤが代行プレイをプレイ可能な所定時間内)は、他のプレイヤが当該代行
プレイを受諾することはできない。
【0036】
第2プレイヤが対象のクエストをプレイすると、更新部113は、プレイ状況管理テー
ブル100aに記憶されている第1プレイヤのゲームの進行状況を更新する(ステップS
106)。具体的には、第2プレイヤが代行プレイを依頼したクエストをクリアした場合
、当該クエストのステータスを「クリア済」に更新し、代行プレイの履歴を更新する。ま
た、必要に応じて当該クエストがクリアされたことに伴うスタミナ値などの更新を行う。
また、更新部113は、スポット管理テーブル100bに記憶されている代行依頼の状況
も更新する。
【0037】
また、更新部113は、対象のクエストをクリアした第2プレイヤに対して、代行依頼
を行ったプレイヤによって当該クエストに設定される報酬を付与する処理を行う(ステッ
プS107)。また、当該クエストに予め設定されたクリア報酬も第2プレイヤに付与さ
れてもよい。さらに、必要に応じて当該ゲームをプレイしたことに伴う第2プレイヤのス
タミナ値などの更新を行う。なお、第2プレイヤが所定時間内にクリアできなかった場合
には、当該代行依頼は、元のスポットにおいて再び受諾可能なステータスに戻る。
【0038】
なお、受付部111は、スポットに関連付けて登録されている代行ゲームの数(代行依
頼されている数)に応じて、新たな代行依頼を受け付けるか否かを制御するようにしても
よい。例えば、スポット毎に代行依頼を登録可能な上限数(例えば、スポットAは10件
、スポットBは5件等)を設定するようにしてもよい。また、第1プレイヤが代行依頼を
しようとしているスポットでの受け付けが不可の場合には、第2提示部115は、第1プ
レイヤの位置に基づいて、代行依頼の指示の受け付けが可能な他のスポットの情報を第1
プレイヤに提示してもよい。すなわち、第1プレイヤの現在位置の近くの他のスポットで
、当該ゲームの代行依頼の受け付けが可能なスポットの情報を端末20に表示するように
してもよい。例えば、1人のプレイヤが1つのスポットで登録できる代行依頼に上限(例
えば5件まで)を設け、その上限を超えている場合には、当該プレイヤの上限に達してい
ない他のスポットの情報を表示するようにしてもよい。また、全てのプレイヤ共通で、誰
が代行依頼を登録したかに関わらず、1つのスポットで登録できる代行依頼に上限を設け
、その上限を超えている場合には、他の依頼登録可能なスポットの情報を表示するように
してもよい。具体的には、例えば、第1プレイヤが位置条件を満たすスポットAにおいて
、代行依頼の登録件数が上限(10件)に達している場合に、第1プレイヤの周辺に位置
する他のスポット(例えばマップに表示される範囲内の他のスポット)であって、かつ代
行依頼の登録件数が上限に達していないスポットの情報を表示させる。代替のスポットの
表示方法としては、例えば、マップ上のスポットを表すアイコンを点滅させるなどの表示
制御をおこなってもよい。また、表示されているマップ上のスポットについて、スポット
毎の登録件数の上限数と現在の登録数(例:登録済4件/上限10件)を表示するように
してもよい。
【0039】
また、受付部111は、第1プレイヤが所定の条件を満たした場合に、代行依頼の受け
付けが可能か否かを判断する基準を更新するようにしてもよい。具体的には、第1プレイ
ヤの端末20が所定期間内に位置条件を満たしたスポットの数(累積数)が所定数に達し
た場合に、当該スポットにおいて代行依頼を受け付け可能な上限件数(判断する基準)を
増加するようにしてもよい。なお、代行依頼を受け付けられない場合には、依頼不可を示
すメッセージ等を表示するようにしてもよい。具体的には、例えば、あるプレイヤが所定
数のスポットに対して位置条件を満たして所定操作(チェックイン操作)を行うごとに、
当該プレイヤに設定される上限件数を更新するようにしてもよい。より具体的には、プレ
イヤが1つのスポットにチェックインする毎に、上限件数を1つずつ増やすようにしても
よい。
【0040】
また、ゲームサーバ10の第3提示部116は、第1プレイヤの端末20に、第1プレ
イヤの端末20の位置に基づく所定範囲内(現在位置から一定の範囲内)にあるスポット
の情報を表示するようにしてもよい。なお、一定の範囲内とは、実際の端末20からの距
離で定義してもよいし、端末20に表示されるマップ画面上での距離(例えば、画面に表
示される範囲)で定義してもよい。また、第3提示部116は、一定の範囲内にあるスポ
ットのうち、所定の第1条件を満たすスポットの情報を提示するようにしてもよい。例え
ば、一定の範囲内にある各スポットの代行ゲームの数(登録されている代行依頼の件数や
代行依頼がクリアされた数等)に応じて表示するスポットを制御するようにしてもよい。
また、第3提示部116は、一定の範囲内にある各スポットに関連付けられた代行ゲーム
がプレイされた履歴に基づいて、表示するスポットを制御してもよい。例えば、第1プレ
イヤが代行を依頼したクエストに対応するクエスト(同一IDのクエスト)が代行プレイ
された履歴に基づいて、当該対応するクエストの受諾数(またはクリア数)が相対的に多
いスポットや、当該対応するクエストが所定期間内(最近)に代行プレイされたスポット
を優先して表示するようにしてもよい。
【0041】
また、ゲームサーバ10の第4提示部117は、第2プレイヤの端末20に、スポット
に関連付けて登録されている代行ゲームの情報を、第2プレイヤのゲームデータに基づく
態様によって提示してもよい。例えば、スポットに関連付けて登録されている代行依頼の
うち、第2プレイヤが自身のゲームデータにおいてはプレイ可能ではないが、代行プレイ
を受諾する場合にはプレイ可能なクエストを識別可能に表示するようにしてもよい。例え
ば、ゲームの進捗が不足しているために第2プレイヤ自身はまだプレイするための条件を
満たしていないクエストが識別できるように表示するようにしてもよい。
【0042】
また、ゲームサーバ10の第5提示部118は、第2プレイヤの端末20に、第2プレ
イヤの端末20の現在位置から一定の範囲内にあるスポットのうち、所定条件(第2条件
)を満たすスポットに関連付けられた代行ゲームの情報を表示するようにしてもよい。な
お、一定の範囲内とは、実際の端末20からの距離で定義してもよいし、端末20に表示
されるマップ画面上での距離(例えば、画面に表示される範囲)で定義してもよい。例え
ば、第2プレイヤの端末20の現在位置から一定距離以内(例えば1km以内)と定義し
てもよいし、端末20の画面のマップ上に表示されている範囲と定義してもよい。
【0043】
また、第5提示部118は、第2プレイヤの端末20の現在位置から一定範囲内にある
スポットに関連付けられている代行依頼のうち、第2プレイヤが選択した代行ゲームであ
って、第2プレイヤの端末20の現在位置から一定範囲内に存在するスポットに関連付け
られている代行ゲームに設定された報酬に関する情報を表示するようにしてもよい。例え
ば、第2プレイヤが代行するクエストを指定したら、マップ上の他のスポットに関連付け
て登録されている代行依頼の中から、同じクエストに設定されている報酬の情報を表示す
る。
【0044】
(予約機能)
プレイヤがスポットから離れた場所にいる場合、マップ内でスポットを選択し、そのス
ポットでの代行依頼を予約できるようにしてもよい。具体的には、マップ上でスポットを
選択し、メニュー画面から「依頼を予約」を選択すると、所定時間内(例えば10分以内
)に、そのスポットで代行依頼する権利を確保することができる。所定時間内に当該スポ
ットの領域内に入れなかった場合には権利は失効する(依頼の枠が開放される)。
【0045】
代行依頼をしたプレイヤ(第1プレイヤ)と受諾したプレイヤ(第2プレイヤ)は、互
いにフレンド申請などをできるようにしてもよい。
【0046】
以上のように、本実施形態によれば、自分ではゲームをクリアできず行き詰ってしまっ
た場合に、特定の場所まで移動することで、他人に代行を依頼できるようにした。これに
より、自分自身でゲームをクリアするという方法だけでなく、適切な場所へ移動すること
で他者の力を借りてクリアするという別の選択肢が得られ、ゲームをさらに面白いものに
することができる。また、プレイヤに様々な場所へ移動してもらうことで、近隣の商業施
設への効果なども実現することができる。
【0047】
なお、本実施形態では、本発明の情報処理装置をゲームサーバ10としているが、情報
処理装置はサーバに限られない。例えば、パーソナルコンピュータや携帯情報端末などの
端末装置や、ゲーム専用機であってもよい。
【0048】
上記の実施形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載され得る。ただし、本
発明を以下に限定するものではない。
(付記1)
第1ユーザが使用する第1端末の位置が、1以上の対象地点のうちのいずれかに対する
位置条件を満たす場合に、前記第1ユーザから所定指示を受け付ける受付部と、
前記所定指示に基づいて、前記第1ユーザのゲームデータに基づく代行ゲームを、第2
ユーザに対してプレイ可能に制御する制御部と、
前記第2ユーザによる代行ゲームのプレイ結果に応じて、前記第1ユーザのゲームデー
タを更新する更新部を備えた情報処理装置。
上記構成によれば、自分ではクリアできず行き詰っていたゲームを、自身が移動して位
置条件を満たすことで、他人の力を借りて突破できるようにすることができる。
【0049】
(付記2)
前記制御部は、前記所定指示を受け付けた際に位置条件を満たす対象地点に、前記所定
指示に基づく前記代行ゲームを関連付ける、付記1に記載の情報処理装置。
上記構成によれば、対象地点毎に、代行ゲームの依頼状況を管理することができる。
【0050】
(付記3)
前記対象地点に関連付けられた代行ゲームがプレイされた履歴に基づいて、1以上のゲ
ーム情報を前記第1ユーザに提示する第1提示部を備え、
前記制御部は、前記ゲーム情報の中から前記第1ユーザが指定したゲームに基づく代行
ゲームを、前記第2ユーザに対してプレイ可能に制御する付記2に記載の情報処理装置。
上記構成によれば、第1ユーザは、対象地点毎に、過去の代行ゲームの依頼状況や代行
によるクリアの状況などの情報に基づいて、代行を依頼するゲームを選択することができ
る。
【0051】
(付記4)
前記受付部は、
前記対象地点に関連付けられた代行ゲームの数に応じて、前記対象地点における前記所
定指示の受け付け可否を制御する、付記2または3に記載の情報処理装置。
上記構成によれば、特定の対象地点における代行依頼が集中しないように制御すること
ができる。
【0052】
(付記5)
前記対象地点における前記所定指示の受け付けが不可の場合に、前記第1端末の位置に
基づいて、前記所定指示の受け付けが可能な他の対象地点の情報を前記第1ユーザに提示
する第2提示部を備えた、付記4に記載の情報処理装置。
上記構成によれば、第1ユーザの現在位置に応じて、代行依頼が可能な近くの対象地点
を提示することができる。
【0053】
(付記6)
前記受付部は、
前記第1ユーザが所定の条件を満たした場合に、前記所定指示の受け付けが可能か否か
を判断する基準を更新する、付記4に記載の情報処理装置。
上記構成によれば、第1ユーザに関わる条件に応じて、代行依頼を受け付ける条件を更
新(緩和)することができる。
【0054】
(付記7)
前記受付部は、
前記第1端末が位置条件を満たした対象地点の数が所定数に達した場合に、前記所定指
示の受け付けが可能か否かを判断する基準を更新する、付記6に記載の情報処理装置。
上記構成によれば、多くの対象地点に足を運んだ第1ユーザに対して、代行依頼を受け
付ける条件を更新(緩和)することができる。
【0055】
(付記8)
前記第1端末の位置に基づく所定範囲内に存在する対象地点のうち、第1条件を満たす
対象地点の情報を前記第1ユーザに提示する第3提示部を備えた、付記2から7のいずれ
か1項に記載の情報処理装置。
上記構成によれば、第1ユーザがアクセスしやすい対象地点を提示することができる。
【0056】
(付記9)
前記第3提示部は、
各対象地点に関連付けられる代行ゲームの数に基づいて、第1条件を満たす対象地点の
情報を提示する、付記8に記載の情報処理装置。
上記構成によれば、第1ユーザがアクセスしやすい対象地点の中から、当該対象地点に
おける代行ゲームの依頼状況に応じて情報を提示することができる。
【0057】
(付記10)
前記第3提示部は、
各対象地点に関連付けられた代行ゲームがプレイされた履歴に基づいて、第1条件を満
たす対象地点の情報を提示する、付記8に記載の情報処理装置。
上記構成によれば、第1ユーザがアクセスしやすい対象地点の中から、代行が依頼され
たゲームの受諾状況に応じて情報を提示することができる。
【0058】
(付記11)
第2ユーザが使用する第2端末の位置が、対象地点に対する位置条件を満たす場合に、
当該対象地点に関連付けられた代行ゲームを、前記第2ユーザに対してプレイ可能に制御
する、付記2から10のいずれか1項に記載の情報処理装置。
上記構成によれば、第2ユーザが対象地点に対する位置条件を満たす場合にのみ、当該
対象地点に関連付けられた代行ゲームの受諾ができるように制御することができ、第2ユ
ーザに所定の位置条件を満たす動機付けを与えることができる。
【0059】
(付記12)
当該対象地点に関連付けられた代行ゲームの情報を、前記第2ユーザのゲームデータに
基づく態様により前記第2ユーザに提示する第4提示部を備えた、付記11に記載の情報
処理装置。
上記構成によれば、第2ユーザ自身のゲームの進行状況に応じて、受諾可能な対象地点
に関連付けられた代行ゲームの情報を提示することができる。
【0060】
(付記13)
前記第4提示部は、
当該対象地点に関連付けられた1以上の代行ゲームのうち、対応するゲームを前記第2
ユーザが前記第2ユーザのゲームデータにおいてプレイ可能でない代行ゲームを識別可能
に提示する、付記12に記載の情報処理装置。
上記構成によれば、第2ユーザは、自身のゲームの進行状況では本来プレイできないも
のの代行プレイではプレイできるゲームを確認することができる。
【0061】
(付記14)
前記第2端末の位置に基づく所定範囲内に存在する対象地点のうち、第2条件を満たす
対象地点に関連付けられる代行ゲームの情報を前記第2ユーザに提示する第5提示部を備
えた、付記11から13のいずれか1項に記載の情報処理装置。
上記構成によれば、第2ユーザがアクセスしやすい対象地点の中から、所定の条件を満
たす対象地点に関連付けられた代行ゲームの情報を提示することができる。
【0062】
(付記15)
前記第5提示部は、前記第2端末が位置条件を満たす対象地点に関連付けられる代行ゲ
ームのうち前記第2ユーザが選択した代行ゲームに対応する代行ゲームであって、前記第
2端末の位置に基づく所定範囲内に存在する他の対象地点に関連付けられる代行ゲームに
設定された、プレイ報酬に関する情報を提示する、付記14に記載の情報処理装置。
上記構成によれば、他の対象地点で同じゲームに対して設定されているプレイ報酬の情
報を提示することにより、第2ユーザは、より条件の良い対象地点にて代行を受諾する動
機付けを与えることができる。
【0063】
(付記16)
第1ユーザが使用する第1端末の位置が、1以上の対象地点のうちのいずれかに対する
位置条件を満たす場合に、前記第1ユーザから所定指示をコンピュータが受け付ける工程
と、
前記所定指示に基づいて、前記第1ユーザのゲームデータに基づく代行ゲームを、第2
ユーザに対してプレイ可能にコンピュータが制御する工程と、
前記第2ユーザによる代行ゲームのプレイ結果に応じて、前記第1ユーザのゲームデー
タをコンピュータが更新する工程を含む情報処理方法。
上記構成によれば、自分ではクリアできず行き詰っていたゲームを、自身が移動して位
置条件を満たすことで、他人の力を借りて突破できるようにすることができる。
【0064】
(付記17)
コンピュータを、
第1ユーザが使用する第1端末の位置が、1以上の対象地点のうちのいずれかに対する
位置条件を満たす場合に、前記第1ユーザから所定指示を受け付ける受付部と、
前記所定指示に基づいて、前記第1ユーザのゲームデータに基づく代行ゲームを、第2
ユーザに対してプレイ可能に制御する制御部と、
前記第2ユーザによる代行ゲームのプレイ結果に応じて、前記第1ユーザのゲームデー
タを更新する更新部として、機能させるプログラム。
上記構成によれば、自分ではクリアできず行き詰っていたゲームを、自身が移動して位
置条件を満たすことで、他人の力を借りて突破できるようにすることができる。
【0065】
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱し
ない範囲内において、他の様々な形で実施することができる。このため、上記実施形態は
あらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈されるものではない。例えば、上述した
各処理ステップは処理内容に矛盾を生じない範囲で任意に順番を変更し、または並列に実
行することができる。また、各処理ステップ間に他のステップを追加してもよい。また、
1ステップとして記載されているステップを、複数ステップに分けて実行してもよいし、
複数ステップに分けて記載されているものを、1ステップとして把握することもできる。
【符号の説明】
【0066】
1…ゲームシステム、10…ゲームサーバ、11…プロセッサ、12…記憶装置、13
…通信IF、14…入力デバイス、15…出力デバイス、20…端末、100…記憶部、
100a…プレイ状況管理テーブル、100b…スポット管理テーブル、110…処理部
、111…受付部、112…制御部、113…更新部、114…第1提示部、115…第
2提示部、116…第3提示部、117…第4提示部、118…第5提示部、200…記
憶部、201…通信部、202…UI部、203…ゲーム制御部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10