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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023153174
(43)【公開日】2023-10-17
(54)【発明の名称】表示制御装置及び画像形成装置
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/0482 20130101AFI20231005BHJP
   H04N 1/00 20060101ALI20231005BHJP
   B41J 29/42 20060101ALI20231005BHJP
   G03G 21/00 20060101ALI20231005BHJP
【FI】
G06F3/0482
H04N1/00 E
H04N1/00 350
B41J29/42 F
G03G21/00 386
【審査請求】有
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023122693
(22)【出願日】2023-07-27
(62)【分割の表示】P 2021078710の分割
【原出願日】2019-06-28
(31)【優先権主張番号】P 2018128208
(32)【優先日】2018-07-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(71)【出願人】
【識別番号】000006150
【氏名又は名称】京セラドキュメントソリューションズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100168583
【弁理士】
【氏名又は名称】前井 宏之
(72)【発明者】
【氏名】岡林 良典
(57)【要約】
【課題】入力があった設定項目を容易に見つけることができる。
【解決手段】表示制御装置は、表示部と表示制御部とを備える。表示制御部は、第1画像(703a)~(703f)と第2画像とを表示するように、表示部を制御する。第1画像(703a)~(703f)は、第2画像の上位層に表示される。第1画像(703a)~(703f)は、カテゴリー項目を示す。第2画像は、カテゴリー項目に属する設定項目を示す。表示制御部は、設定項目への入力に応じて、第1画像(703a)~(703f)に所定画像(705)を表示するように、表示部を制御する。
【選択図】図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示部と、
前記表示部の表示を制御する制御部と
を備え、
前記表示部は、
カテゴリー項目を示す第1画像と、
前記第1画像の下位層に表示され、前記カテゴリー項目に属する設定項目を示す第2画像と、
前記第1画像の上位層に表示される第3画像と
を表示し、
前記設定項目が入力される場合に、前記設定項目が入力される前には前記第1画像とともに表示されていない1以上の所定画像を前記第1画像に追加して前記1以上の所定画像とともに前記第1画像を表示し、前記設定項目が入力される場合に、前記設定項目が入力される前には前記第3画像とともに表示されていない1以上の所定画像を前記第3画像に追加して前記1以上の所定画像とともに前記第3画像を表示する、表示装置。
【請求項2】
前記所定画像と前記第2画像とは、対応付けられており、
前記表示部は、タッチパネルを含み、
前記制御部は、前記所定画像への接触に応じて、前記第2画像を表示するように、前記表示部を制御する、請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記所定画像は、前記入力があった前記設定項目の数を示す、請求項1に記載の表示装置。
【請求項4】
前記所定画像は、丸印の目印画像、四角形の目印画像、矢印画像又は枠画像である、請求項1に記載の表示装置。
【請求項5】
前記制御部は、複数の前記第1画像を表示するように、前記表示部を制御する、請求項1に記載の表示装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示制御装置及び画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
画像形成装置は、多数の機能を備える。多数の機能としては、例えば、印刷機能、複写機能、スキャナー機能及びFAX(ファクシミリ)機能がある。画像形成装置は、画像形成部と記憶部と表示部とを備える。記憶部は、多数の機能の設定項目に設定された設定値を記憶する。画像形成部は、記憶部に記憶された設定値に基づいて目的の画像を形成する。目的の画像は、例えば、目的倍率の画像又は目的カラーの画像である。
【0003】
画像形成装置で目的の画像を得るために、ユーザーは、設定項目を示す設定詳細画像を表示部に表示させる。ユーザーは、設定詳細画像を用いて、記憶された設定値を所定の設定値に変更する。記憶部は、新たな設定値を記憶する。その結果、画像形成装置は、新たな設定値に基づいて画像を形成する。
【0004】
一方、ユーザーにとって重要度の高い情報を優先的に表示部に表示する表示装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載された表示装置は、制御部と記憶部と表示部とを備える。記憶部は、条件に優先順位を付けて記憶する。制御部は、優先順位の高い情報を検出し、表示部に表示する。
【0005】
ユーザーが、記憶された設定値を新たな設定値に変更した場合に、設定値を更に変更することがある。そのため、ユーザーは設定詳細画像を表示部に表示させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2006-209553号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、画像形成装置には、多数の設定項目がある。従って、多数の設定項目のうちから、入力があった設定項目を見つけることは容易でなかった。
【0008】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、入力があった設定項目を容易に見つけることができる表示制御装置及び画像形成装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明によれば、表示制御装置は、表示部と表示制御部とを備える。前記表示制御部は、第1画像と第2画像とを表示するように、前記表示部を制御する。前記第1画像は、前記第2画像の上位層に表示される。前記第1画像は、カテゴリー項目を示す。前記第2画像は、カテゴリー項目に属する設定項目を示す。前記表示制御部は、設定項目への入力に応じて、前記第1画像に所定画像を表示するように、前記表示部を制御する。
【0010】
本発明によれば、画像形成装置は、画像形成部と上記に記載の表示制御装置とを備える。前記画像形成部は、記録媒体に画像を形成する。設定項目は、画像の形成に関する項目である。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、入力があった設定項目を容易に見つけることができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本発明の実施形態に係る画像形成装置を示す模式断面図である。
図2図1に示す画像形成装置を示すブロック図である。
図3】本実施形態に係る操作表示部を示す部分拡大図である。
図4】本実施形態に係る設定項目「Combine」を示す設定詳細画像を示す図である。
図5】本実施形態に係るカテゴリー項目一覧画像を示す図である。
図6】本実施形態に係る1個の目印画像(所定画像)が表示されたカテゴリー項目一覧画像を示す図である。
図7】本実施形態に係る複数個の目印画像が表示されたカテゴリー項目一覧画像を示す図である。
図8】本実施形態に係る制御部の処理を示すフローチャートである。
図9】本実施形態に係る数値画像が表示されたカテゴリー項目一覧画像を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下に説明する実施形態は、請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明する構成要素の全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。複数の図を通じて同一の符号は、同一の構成要素を示している。
【0014】
まず、図1を参照して、本発明の構成について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置1を示す模式断面図である。図1に示すように、画像形成装置1は複合機である。画像形成装置1は、例えば、印刷機能、複写機能、スキャナー機能及びFAX機能を備える。
【0015】
画像形成装置1は、本体部200、原稿読取部500、原稿給送部600及び表示制御装置10を備える。表示制御装置10は、操作表示部400と制御部51とを備える。
【0016】
原稿読取部500は、スキャナー501を備える。原稿給送部600は、原稿載置部601、給紙ローラー602、原稿搬送部603及び原稿排出部604を備える。給紙ローラー602は、原稿載置部601にセットされた所要枚数分の原稿を一枚ずつ繰り出す。原稿搬送部603は、繰り出される原稿を順次スキャナー501の読み取り位置に搬送する。スキャナー501は、搬送される原稿の画像を順次読み取る。読み取られた原稿は、原稿排出部604に排出される。
【0017】
本体部200は、給紙カセット201、給紙ローラー202、転写ローラー203、感光体ドラム204、露光装置206、現像装置207、定着ローラー208及び排出トレイ(図示せず)を備える。
【0018】
感光体ドラム204は、矢印方向に回転しながら帯電装置(図示省略)によって一様に帯電される。露光装置206は、レーザー光を感光体ドラム204上に走査し、感光体ドラム204表面に色毎の静電潜像を形成する。現像装置207は、黒色の現像剤を感光体ドラム204に供給してトナー画像を形成する。
【0019】
給紙ローラー202は、用紙が収納された給紙カセット201から用紙を引き出し、用紙を転写ローラー203まで給送する。用紙は、記録媒体の一例である。転写ローラー203は、搬送された用紙に感光体ドラム204上のトナー像を転写させる。定着ローラー208は、転写されたトナー像を加熱して用紙に定着させる。トナー像が用紙に定着された後、用紙は排出トレイへ排出される。
【0020】
図2は、図1に示す画像形成装置1を示すブロック図である。図2に示すように、画像形成装置1は、表示制御装置10に加えて、スキャナー部11、画像処理部21及びプリンター部31を更に備える。
【0021】
スキャナー部11は、露光ランプにより原稿を照射し、反射光をCCD(Charge Coupled Device)で受光することにより、原稿から画像を読み取り、読み取った画像を画像処理部21へ出力する。
【0022】
画像処理部21は、制御部51に記憶された情報に基づいて、読み取られた画像を処理する。画像処理部21によって処理された画像はプリンター部31に出力される。
【0023】
プリンター部31は、用紙搬送部32と画像形成部33と転写部34と定着部35とを含む。用紙搬送部32は、給紙カセット201及び給紙ローラー202を備える。画像形成部33は、感光体ドラム204、露光装置206及び現像装置207を備える。転写部34は、転写ローラー203を備える。定着部35は、定着ローラー208を備える。
【0024】
制御部51は、プロセッサー(図示せず)及び記憶部52を備える。プロセッサーは、例えばCPU(Central Processing Unit)を備える。
【0025】
記憶部52は、ROM(Read Only Memory)と、RAM(Random Access Memory)と、二次記憶装置とを含む。二次記憶装置は、例えば、ハードディスク又はフラッシュメモリーの不揮発性の記憶装置である。記憶部52のROMには、制御部51によって実行される種々のコンピュータープログラムが記憶される。制御部51が、ROMに記憶された各種のコンピュータープログラムをRAMにロードして実行することにより、制御部51の機能が実現される。
【0026】
次に、図3を参照して、操作表示部400について説明する。図3は、操作表示部400を示す部分拡大図である。図3に示すように、操作表示部400は、表示部410と操作キー部430とを備える。
【0027】
表示部410は、LCD(Liquid Crystal Display)を含む。また、表示部410は、一例として、表示機能とタッチ操作を感知する入力機能とを含むタッチパネルである。表示部410には、制御部51による制御の下で、種々の操作画像が表示される。表示部410によれば、ユーザーが操作画像と接触することで、種々の実行指令が制御部51に入力される。
【0028】
操作キー部430は、ユーザーから入力操作を受け付ける。操作キー部430は、スタートキー432と、テンキー433と、機能切換キー434と、リセットキー435とを備える。
【0029】
スタートキー432は、コピー動作及びスキャン動作のような動作を開始させる指示をユーザーから受け付ける。テンキー433は、コピー部数を指定する指示をユーザーから受け付ける。機能切換キー434は、印刷機能と複写機能とスキャナー機能とFAX機能とを相互に切り替える指示をユーザーから受け付ける。リセットキー435は、リセット操作をユーザーから受け付ける。
【0030】
ここで、記憶部52に記憶される情報について説明する。記憶部52には、ユーザーが目的の画像を得るために、例えば、印刷機能、複写機能、スキャナー機能及びFAX機能の各々において、多数の設定項目の情報が記憶されている。多数の設定項目は、画像に関する項目である。多数の設定項目は、例えば、倍率設定、カラー設定及び集約(Combine)設定である。
【0031】
複数の設定項目の各々には、ユーザーからの入力操作によって所定のタイミングで、設定値が設定される。所定のタイミングとしては、例えば、ユーザーが目的の画像を得る直前が挙げられる。つまり、設定値は、所望する目的の画像が得られるように新たに設定される。例えば、現ユーザーは、倍率設定で設定値として「100%」を設定し、カラー設定で設定値として「フルカラー」を設定し、Combine設定で設定値として「2in1」を設定することによって、目的の画像を得ることができる。
【0032】
なお、「倍率設定」における設定値は、例えば、原稿の大きさを100%とした場合における対象画像の大きさを示す数値(例えば、「100%」)である。また、「カラー設定」における設定値は、例えば、フルカラーモードを示す状態(「フルカラー」)、白黒モードを示す状態(「白黒」)、及び、自動カラーモードを示す状態(「自動カラー」)である。
【0033】
また、記憶部52には、複数(例えば、6個)のカテゴリー項目の情報が記憶されている。多数の設定項目は、複数のカテゴリー項目のうちのいずれかのカテゴリー項目に分類される。
【0034】
次に、図4及び図5を参照して、設定項目に設定された設定値を変更する方法について説明する。設定値の変更は、表示部410に表示される操作画像を用いて行われる。操作画像は、カテゴリー項目一覧画像701と設定詳細画像702(第2画像に相当)とを含む。カテゴリー項目一覧画像701は、カテゴリー項目の一覧を示す。設定詳細画像702は、設定項目を示す。
【0035】
まず設定詳細画像702について説明する。図4は、設定項目「Combine」を示す設定詳細画像702を示す図である。図4に示すように、設定詳細画像702は、ヘッダーエリア702dと、「Off」ボタン702aと、「2in1」ボタン702bと、「4in1」ボタン702cとを含む。ヘッダーエリア702dは、「Cancel」ボタン702eと、「OK」ボタン702fと、見出し「Combine」702gとを含む。「Off」ボタン702aは、用紙1ページに対して印刷対象1ページを形成するように設定するボタンである。「2in1」ボタン702bは、用紙1ページに対して印刷対象2ページを形成するように設定するボタンである。「4in1」ボタン702cは、用紙1ページに対して印刷対象4ページを形成するように設定するボタンである。設定詳細画像702では、設定項目「Combine」に設定値「Off」、設定値「2in1」、設定値「4in1」のうちのいずれかがユーザーの入力操作によって設定される。
【0036】
図5は、カテゴリー項目一覧画像701を示す図である。図5に示すように、カテゴリー項目一覧画像701は、ナビゲーションエリア703と、メインエリア704とを含む。ナビゲーションエリア703は、複数(例えば、6個)のカテゴリー項目画像703a~703f(第1画像に相当)を含む。複数のカテゴリー項目画像703a~703fの各々は、カテゴリー項目を示す。複数のカテゴリー項目画像703a~703fは、例えば、「Quick Setup」ボタン703aと、「Org./Paper/Finishing」ボタン703bと、「Layout/Edit」ボタン703cと、「Color/Image Quality」ボタン703dと、「Advanced Setup」ボタン703eと、「Favorites」ボタン703fとである。
【0037】
メインエリア704は、多数の設定項目画像704a~704cを含む。多数の設定項目画像704a~704cは、例えば、「Zoom」ボタン704aと、「Combine」ボタン704bと、「Msrgin/Centering」ボタン704cとを含む。多数の設定項目画像704a~704cの各々は、設定項目を示す。なお、メインエリア704の大きさは表示部410の大きさによって決まっている。しかしながら、設定項目画像の数は、多数であるため、メインエリア704には、全ての数の設定項目画像を表示することはできない。従って、メインエリア704には、多数の設定項目画像のうちから所定数の設定項目画像704a~704cのみが表示される。ユーザーによる上下のスクロール操作が行われることによって、メインエリア704に表示される所定数の設定項目画像704a~704cが切り替えられる。
【0038】
引き続き、図2図4及び図5を参照して、制御部51の構成について説明する。制御部51は、記憶部52に加えて、更に表示制御部511を備える。
【0039】
表示制御部511は、入力操作に基づいてカテゴリー項目一覧画像701又は設定詳細画像702を表示部410に表示するように、表示部410を制御する。表示制御部511は、まず初めにカテゴリー項目一覧画像701を表示部410に表示する(図5参照)。また、ユーザーによって複数のカテゴリー項目画像703a~703fのうちの1個のカテゴリー項目画像が押圧されると、表示制御部511は、メインエリア704の画像のスクロール操作を行う。その結果、表示制御部511は、多数の設定項目画像のうちからカテゴリー項目に属する設定項目を示す設定項目画像704a~704cをメインエリア704に表示する。例えば、「Layout/Edit」ボタン704cが押圧されると、メインエリア704に表示された画像が自動的にスクロールする。その結果、メインエリア704には、例えば、カテゴリー項目「Layout/Edit」に属する設定項目を示す「Zoom」ボタン704aと「Combine」ボタン704bと「Msrgin/Centering」ボタン704cとが表示される。
【0040】
一方、ユーザーによって多数の設定項目画像704a~704cのうちから1個の設定項目画像が押圧されると、表示制御部511は、画像の切り替え操作を行う。その結果、表示制御部511は、設定項目画像704a~704cに対応付けられた設定詳細画像702を表示部410に表示する(図4参照)。例えば、「Combine」ボタン704bが押圧されると、表示部410の画像が切り替わる。その結果、表示部410には、設定項目「Combine」を示す設定詳細画像702が表示される。つまり、カテゴリー項目一覧画像701は、設定詳細画像702の上位層に表示される。上位層に表示される設定項目画像704a~704cと、下位層に表示される設定詳細画像702とは、対応付けられている。
【0041】
設定詳細画像702が表示されると、ユーザーは「Off」ボタン702a~「OK」ボタン702fを押圧することで、設定項目に設定された設定値を変更する。本実施形態では、表示制御部511は、設定項目への入力に応じて、第1画像に所定画像705を表示するように、表示部410を制御する。詳細には、設定値が変更されたとき、表示制御部511は、所定画像705が付されたカテゴリー項目一覧画像701を表示するように、表示部410を制御する。更に、表示制御部511は、所定画像705と、変更があった設定項目とを対応付けて記憶部52に記憶させる。
【0042】
図6は、1個の目印画像705(所定画像)が表示されたカテゴリー項目一覧画像701を示す図である。図6に示すように、1個の目印画像705がカテゴリー項目画像703cの右上に更に表示されている。目印画像705は、設定項目が属するカテゴリー項目を示すカテゴリー項目画像703cに表示される。所定画像705としては、例えば、丸印の目印画像、四角形の目印画像、矢印画像又は枠画像が挙げられる。目印画像705が表示されていることで、ユーザーは、カテゴリー項目に属する設定項目に設定された設定値が変更されたことを認識するができる。その結果、ユーザーは、設定値が変更された設定項目を示す設定項目画像704a~704cと設定詳細画像702とを容易に見つけることができる。
【0043】
図7は、複数個の目印画像705が表示されたカテゴリー項目一覧画像701を示す図である。図7に示すように、カテゴリー項目画像703cの右に3個の目印画像705が表示されている。図7に示す3個の目印画像705が表示されていることで、ユーザーは、カテゴリー項目に属する3個(目印画像705と同数)の設定項目に設定された設定値が変更されたことを認識することができる。
【0044】
また、表示制御部511は、目印画像705への接触に応じて、第2画像を表示するように、表示部410を制御する。詳細には、表示制御部511は、目印画像705が押圧されたときに、目印画像705に対応付けられた設定項目画像704a~704cを表示するように、表示部410を制御する。例えば、カテゴリー項目画像703cの右上の目印画像705が押圧されたときには、表示制御部511は、メインエリア704の画像のスクロール操作を行う。その結果、表示制御部511は、目印画像705に対応付けられた設定項目画像704a~704cをメインエリア704に表示する。つまり、多数の設定項目画像704a~704cのうちから設定値が変更された設定項目を示す設定項目画像をメインエリア704に表示することができる。更に、表示制御部511は、設定項目画像704a~704cに対応付けられた設定詳細画像702を表示部410に表示してもよい。なお、目印画像705以外のカテゴリー項目画像703c中が押圧されたときには、表示制御部511は、メインエリア704の画像のスクロール操作を行う。その結果、カテゴリー項目に属する設定項目を示す設定項目画像704a~704cをメインエリア704に表示する。
【0045】
次に、図8を参照して、本実施形態に係る制御部51の処理について説明する。図8は、本実施形態に係る制御部51の処理を示すフローチャートである。制御部51の処理は、ステップS101~ステップS104を含む。
図8に示すように、まず、ステップS101において、表示制御部511は、カテゴリー項目一覧画像701を表示部410に表示する。
【0046】
次に、ステップS102において、設定項目画像704a~704cがユーザーによって押圧されると、表示制御部511は、設定詳細画像702を表示部410に表示する。
【0047】
次に、ステップS103において、ユーザーの入力操作によって設定詳細画像702に設定値が入力されると、表示制御部511は、設定項目に設定された設定値を変更する。
【0048】
次に、ステップS104において、表示制御部511は、目印画像705を表示するように、表示部410を制御する。目印画像705は、設定項目が属するカテゴリー項目を示すカテゴリー項目画像703a~703fに表示される。表示制御部511は、カテゴリー項目画像703a~703fに目印画像705を表示するように、表示部410を制御した場合には、処理が終了する。
【0049】
以上、図1図8を参照して説明したように、本実施形態では、カテゴリー項目一覧画像701に、目印画像705が付けられたカテゴリー項目画像703a~703fが含まれるので、設定値が変更された設定項目を示す設定項目画像704a~704cと設定詳細画像702とを容易に見つけることができる。
【0050】
以上、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明した。ただし、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である(例えば、下記に示す(1)~(3))。図面は、理解し易くするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の厚み、長さ、個数等は、図面作成の都合上から実際とは異なる場合がある。また、上記の実施形態で示す各構成要素の形状、寸法等は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の構成から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
【0051】
(1)本実施形態では、表示制御部511は、設定値が変更されると、カテゴリー項目画像703a~703fに目印画像705を表示した。ただし、表示制御部511は、設定値が変更されると、カテゴリー項目画像703a~703fに数値画像706を表示してもよい。
図9は、数値画像706が表示されたカテゴリー項目一覧画像701を示す図である。図9に示すように、カテゴリー項目画像703cの右に数値画像706が表示されている。本実施形態において、数値画像706は数字6を示す。即ち、数値画像706が表示されていることで、ユーザーは、カテゴリー項目に属する6個の設定項目で、設定値が変更されたことを認識することができる。更に、表示制御部511は、判定部を備えてもよい。判定部が、設定値が変更された数を判定する。判定部は、変更された数が所定値未満であれば、目印画像705を表示し、一方、所定値以上であれば、数値画像706を表示してもよい。
【0052】
(2)本実施形態では、目印画像705を表示した場所は、設定詳細画像702の上位層に表示されるカテゴリー項目一覧画像701であった。ただし、カテゴリー項目一覧画像701の上位層に表示される最上位層画像がある場合には、最上位層画像にも目印画像705を表示してもよい。
【0053】
(3)本実施形態では、画像形成装置1は、複合機に限定されず、例えば、複写機、ファクシミリ、又は、プリンターである。また、表示制御装置10が画像形成装置1に備えられる場合について説明したが、限定されない。例えば、表示制御装置10が、スマートフォン、タブレット型コンピューター、CDプレイヤー、DVDプレイヤー、及び、各種家電機器のような装置でもよい。
【産業上の利用可能性】
【0054】
本発明は、表示制御装置及び画像形成装置に関するものであり、産業上の利用可能性を有する。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9