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特開2023-154238印刷装置、情報処理装置、及び制御プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023154238
(43)【公開日】2023-10-19
(54)【発明の名称】印刷装置、情報処理装置、及び制御プログラム
(51)【国際特許分類】
   H04N 1/00 20060101AFI20231012BHJP
   B41J 29/393 20060101ALI20231012BHJP
   G06K 7/10 20060101ALI20231012BHJP
   B41J 3/01 20060101ALN20231012BHJP
【FI】
H04N1/00 002A
B41J29/393 105
G06K7/10 412
B41J3/01
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022063435
(22)【出願日】2022-04-06
(71)【出願人】
【識別番号】000005267
【氏名又は名称】ブラザー工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000578
【氏名又は名称】名古屋国際弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】西崎 孝志
【テーマコード(参考)】
2C055
2C061
5C062
【Fターム(参考)】
2C055JJ00
2C055JJ07
2C055JJ11
2C061AQ04
2C061AQ05
2C061AQ06
2C061AS06
2C061KK26
2C061KK28
2C061KK35
5C062AA02
5C062AC58
5C062AE03
5C062AF00
(57)【要約】
【課題】印刷された識別情報の異常の原因を把握する。
【解決手段】印刷装置は、検査部と、生成部と、判定部と、を備える。検査部は、シートにおける第1識別画像が印刷された領域のスキャン画像の検査を行う。生成部は、印刷を行うこと無くシートを搬送させ、印刷が行われてない領域のスキャナを行うことで、白紙画像を生成する。判定部は、検査部による検査にて検出された識別画像の数が識別画像数を超える場合に生成部により生成された白紙画像に、少なくとも1つの第2識別画像が含まれるか否かを判定する。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
印刷装置であって、
複数の領域を有するシートを搬送する搬送部と、
前記搬送部により搬送される前記シートのそれぞれの前記領域に、少なくとも1つの第1識別画像を印刷する印刷部と、
前記第1識別画像が印刷された前記領域をスキャンし、スキャン画像を生成するスキャナと、
前記スキャン画像に含まれる前記第1識別画像の検査を行う検査部と、
前記印刷部による印刷を行うこと無く前記搬送部に前記シートを搬送させ、前記印刷部による印刷が行われてない前記領域のスキャンを前記スキャナに実行させることで、前記スキャン画像である白紙画像を生成する生成部と、
前記検査部による前記検査にて検出された識別画像の数が予め定められた識別画像数を超える場合に前記生成部により生成された前記白紙画像に、少なくとも1つの第2識別画像が含まれるか否かを判定する判定部と、
を備える印刷装置。
【請求項2】
請求項1に記載された印刷装置において、
前記検査部は、前記判定部により前記白紙画像に前記第2識別画像が含まれると判定された場合に、前記印刷部により印刷が行われ、前記第1識別画像が印刷された前記領域の前記スキャン画像が前記スキャナにより生成されると、前記白紙画像に基づき前記スキャン画像から前記第2識別画像を除外した状態で、前記スキャン画像の前記検査であるスキップ検査を行う
印刷装置。
【請求項3】
請求項2に記載された印刷装置において、
前記判定部により前記白紙画像に前記第2識別画像が含まれると判定された場合に、前記スキップ検査を行うか否かをユーザに確認するための処理を実行する確認部をさらに備え、
前記検査部は、ユーザから前記スキップ検査が指示された場合に、前記スキップ検査を行う
印刷装置。
【請求項4】
請求項3に記載された印刷装置において、
前記確認部は、さらに、前記白紙画像を、前記印刷装置を制御する情報処理装置に送信する
印刷装置。
【請求項5】
請求項2から請求項4のうちのいずれか1項に記載された印刷装置において、
前記検査部は、前記スキップ検査において、前記白紙画像における前記第2識別画像の表示領域を検出し、前記スキャン画像における前記表示領域に相当しない領域に対し前記検査を行う
印刷装置。
【請求項6】
請求項2から請求項4のうちのいずれか1項に記載された印刷装置において、
前記検査部は、前記スキップ検査において、前記白紙画像と前記スキャン画像との差分に基づき、前記スキャン画像から前記第2識別画像を除外した状態で、前記スキャン画像の前記検査を行う
印刷装置。
【請求項7】
印刷装置を制御する情報処理装置であって、
前記印刷装置は、
複数の領域を有するシートを搬送する搬送部と、
前記搬送部により搬送される前記シートのそれぞれの前記領域に、少なくとも1つの第1識別画像を印刷する印刷部と、
前記第1識別画像が印刷された前記領域をスキャンし、スキャン画像を生成するスキャナと、
前記スキャン画像に含まれる前記第1識別画像の検査を行う検査部と、
前記印刷部による印刷を行うこと無く前記搬送部に前記シートを搬送させ、前記印刷部による印刷が行われてない前記領域のスキャンを前記スキャナに実行させることで、前記スキャン画像である白紙画像を生成する生成部と、
前記検査部による前記検査にて検出された識別画像の数が予め定められた識別画像数を超える場合に前記生成部により生成された前記白紙画像に、少なくとも1つの第2識別画像が含まれるか否かを判定する判定部と、
前記判定部により前記白紙画像に前記第2識別画像が含まれると判定された場合に、スキップ検査を行うか否かをユーザに確認するための処理を実行すると共に、前記情報処理装置に前記白紙画像を送信する確認部と、を備え、
前記検査部は、前記情報処理装置から前記スキップ検査を行う旨の指示を受信した場合に、前記印刷部により印刷が行われ、前記第1識別画像が印刷された前記領域の前記スキャン画像が前記スキャナにより生成されると、前記スキャン画像の前記スキップ検査を行い、
前記スキップ検査とは、前記白紙画像に基づき前記スキャン画像から前記第2識別画像を除外した状態で行われる、前記スキャン画像の前記検査であり、
前記情報処理装置は、
前記印刷装置から受信した前記白紙画像を表示する表示部と、
ユーザからの指示に従い、前記印刷装置に対し、前記スキップ検査を行う旨の指示を送信する送信部と、
を備える情報処理装置。
【請求項8】
印刷装置を制御する情報処理装置としてコンピュータを動作させる制御プログラムであって、
前記印刷装置は、
複数の領域を有するシートを搬送する搬送部と、
前記搬送部により搬送される前記シートのそれぞれの前記領域に、少なくとも1つの第1識別画像を印刷する印刷部と、
前記第1識別画像が印刷された前記領域をスキャンし、スキャン画像を生成するスキャナと、
前記スキャン画像に含まれる前記第1識別画像の検査を行う検査部と、
前記印刷部による印刷を行うこと無く前記搬送部に前記シートを搬送させ、前記印刷部による印刷が行われてない前記領域のスキャンを前記スキャナに実行させることで、前記スキャン画像である白紙画像を生成する生成部と、
前記検査部による前記検査にて検出された識別画像の数が予め定められた識別画像数を超える場合に前記生成部により生成された前記白紙画像に、少なくとも1つの第2識別画像が含まれるか否かを判定する判定部と、
前記判定部により前記白紙画像に前記第2識別画像が含まれると判定された場合に、スキップ検査を行うか否かをユーザに確認するための処理を実行すると共に、前記情報処理装置に前記白紙画像を送信する確認部と、を備え、
前記検査部は、前記情報処理装置から前記スキップ検査を行う旨の指示を受信した場合に、前記印刷部により印刷が行われ、前記第1識別画像が印刷された前記領域の前記スキャン画像が前記スキャナにより生成されると、前記スキャン画像の前記スキップ検査を行い、
前記スキップ検査とは、前記白紙画像に基づき前記スキャン画像から前記第2識別画像を除外した状態で行われる、前記スキャン画像の前記検査であり、
前記制御プログラムは、コンピュータを、
前記印刷装置から受信した前記白紙画像を表示する表示部と、
ユーザからの指示に従い、前記印刷装置に対し、前記スキップ検査を行う旨の指示を送信する送信部と
して動作させる制御プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、印刷装置と、印刷装置を制御する情報処理装置、及びその情報処理装置の制御プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載されているように、バーコードを印刷すると共に、印刷したバーコードをスキャンし、スキャン画像に基づき、印刷されたバーコードの検査を行う印刷装置が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2005-212373号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、印刷されたバーコードの異常が検出された場合であっても、異常が生じた原因までは把握できない場合があった。
本開示は、印刷された識別情報の異常の原因を把握することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一態様は、印刷装置であって、搬送部と、印刷部と、スキャナと、検査部と、生成部と、判定部と、を備える。搬送部は、複数の領域を有するシートを搬送する。印刷部は、搬送部により搬送されるシートのそれぞれの領域に、少なくとも1つの第1識別画像を印刷する。スキャナは、第1識別画像が印刷された領域をスキャンし、スキャン画像を生成する。検査部は、スキャン画像に含まれる第1識別画像の検査を行う。生成部は、印刷部による印刷を行うこと無く搬送部にシートを搬送させ、印刷部による印刷が行われてない領域のスキャンをスキャナに実行させることで、スキャン画像である白紙画像を生成する。判定部は、検査部による検査にて検出された識別画像の数が予め定められた識別画像数を超える場合に生成部により生成された白紙画像に、少なくとも1つの第2識別画像が含まれるか否かを判定する。
【0006】
上記構成によれば、識別画像数を超える数の識別画像が領域に存在するとの異常が検出された場合には、白紙画像が生成され、白紙画像に識別情報が含まれるか否かが判定される。このため、シートに予め印刷(以後、プレ印刷)された識別情報により、異常が生じたか否かを判定できる。したがって、印刷された識別情報の異常の原因を把握できる。
【0007】
本開示の一態様は、印刷装置を制御する情報処理装置であって、印刷装置は、搬送部と、印刷部と、スキャナと、検査部と、生成部と、判定部と、確認部と、を備える。搬送部は、複数の領域を有するシートを搬送する。印刷部は、搬送部により搬送されるシートのそれぞれの領域に、少なくとも1つの第1識別画像を印刷する。スキャナは、第1識別画像が印刷された領域をスキャンし、スキャン画像を生成する。検査部は、スキャン画像に含まれる第1識別画像の検査を行う。生成部は、印刷部による印刷を行うこと無く搬送部にシートを搬送させ、印刷部による印刷が行われてない領域のスキャンをスキャナに実行させることで、スキャン画像である白紙画像を生成する。判定部は、検査部による検査にて検出された識別画像の数が予め定められた識別画像数を超える場合に生成部により生成された白紙画像に、少なくとも1つの第2識別画像が含まれるか否かを判定する。確認部は、判定部により白紙画像に第2識別画像が含まれると判定された場合に、スキップ検査を行うか否かをユーザに確認するための処理を実行すると共に、情報処理装置に白紙画像を送信する。検査部は、情報処理装置からスキップ検査を行う旨の指示を受信した場合に、印刷部により印刷が行われ、第1識別画像が印刷された領域のスキャン画像がスキャナにより生成されると、スキャン画像のスキップ検査を行う。スキップ検査とは、白紙画像に基づきスキャン画像から第2識別画像を除外した状態で行われる、スキャン画像の検査である。情報処理装置は、表示部と、送信部と、を備える。表示部は、印刷装置から受信した白紙画像を表示する。送信部は、ユーザからの指示に従い、印刷装置に対し、スキップ検査を行う旨の指示を送信する。
【0008】
上記構成によれば、ユーザは、情報処理装置にて、シートにプレ印刷された第2識別画像を確認できる。このため、ユーザは、スキップ検査を行うか否かをより好適に判断できる。
【0009】
また、本開示の別の態様は、上記情報処理装置としてコンピュータを動作させる制御プログラムである。このような態様によれば、ユーザは、スキップ検査を行うか否かをより好適に判断できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】PC及びプリンタのブロック図である。
図2】プリンタのブロック図である。
図3】エラー検出処理のフローチャートである。
図4】エラー対応処理のフローチャートである。
図5】印刷検査処理のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下に本開示の実施形態を図面とともに説明する。
[1.PCの構成]
本実施形態のPC(Personal Computerの略)1は、情報処理装置の一例であり、各種情報を示す識別画像の一例であるバーコードを印刷可能なプリンタ3と有線通信又は無線通信が可能となっている(図1参照)。なお、バーコードとは、一次元バーコードと二次元バーコードとの双方を含み得る。また、PC1に替えて、情報処理装置の一例であるタブレット型の端末やスマートフォン等が用いられても良い。
【0012】
PC1は、コントローラ10と、ユーザI/F13と、通信I/F14とを備える。
コントローラ10は、CPU11及びメモリ12を備える。CPU11は、メモリ12に記憶されたコンピュータプログラムを実行し、これにより、PC1の各種機能が実現される。なお、コントローラ10により実現される各種機能は、コンピュータプログラムの実行によって実現することに限るものではなく、その一部又は全部について、一つあるいは複数のハードウェアを用いて実現してもよい。
【0013】
メモリ12は、非遷移的実体的記録媒体であり、各種のプログラム及びデータが記憶されている。メモリ12は、CPU11のワークメモリとしても利用され、CPU11に設けられたRAMやROMも、メモリに含まれ得る。また、メモリ12は、PC1に設けられたROM、RAM、及びHDDを含むと共に、これらに加え、例えば、PC1によりアクセス可能なCD-ROM、DVD-ROM等の記録媒体も含み得る。
【0014】
ユーザI/F13は、ユーザに情報を報知するためのディスプレイと、ユーザによる操作を受け付けるハードウェアとを含む。なお、操作を受け付けるハードウェアとは、例えば、マウスやキーボードであっても良いし、ディスプレイに設けられたタッチパネルであっても良い。
【0015】
通信I/F14は、プリンタ3と通信を行う部位である。具体的には、通信I/F14は、例えば、USBケーブルやBluetooth(登録商標)等を介してプリンタ3と直接通信を行っても良いし、有線LAN又は無線LANによりネットワークにアクセスし、ネットワークを介してプリンタ3と通信を行っても良い。
【0016】
[2.PCのプログラムについて]
図1に示すように、PC1のメモリ12には、PC1にインストールされたプログラムであるオペレーティングシステム(以後、OS21)、編集アプリ22、プリンタドライバ23、及び検査ツール24が記憶されている(詳細は後述する)。これらのプログラムの機能は、これらのプログラムを実行するコントローラ10等によって実現される。また、メモリ12には、検査プロファイルDB25が記憶されている。
【0017】
OS21は、例えば、Windows(登録商標)、macOS(登録商標)、Linux(登録商標)等であっても良い。また、PC1に替えてスマートフォン等が用いられる場合であれば、OS21は、例えば、iOS(登録商標)、Android(登録商標)等であっても良い。
【0018】
また、編集アプリ22、プリンタドライバ23、及び検査ツール24は、OS21上で動作するアプリケーションとして構成されている。
編集アプリ22は、ユーザからの操作に応じて、N種類(Nは1以上の整数)の異なるバーコード画像を示す画像データを生成する。なお、バーコード画像とは、少なくとも1つのバーコードを含む画像である。
【0019】
プリンタドライバ23は、通信I/F14を介してプリンタ3と通信を行い、プリンタ3を制御する。プリンタドライバ23は、編集アプリ22が生成したバーコード画像の画像データに基づき印刷用データを生成し、印刷用データをプリンタ3に送信することで、プリンタ3によりバーコード画像を印刷する。
【0020】
検査ツール24は、プリンタ3にて印刷されたバーコード画像の検査(以後、印刷検査)に用いられる検査プロファイル(詳細は後述する)を生成する。
[3.プリンタの構成]
本実施形態のプリンタ3は、バーコードを印刷可能な印刷装置であり、例えば、インクジェット方式、電子写真方式、熱転写方式、又は感熱方式等、様々な方式で印刷を実行し得る。プリンタ3は、印刷部31と、スキャナ32と、搬送部33と、ユーザI/F34と、コントローラ40とを備える(図1参照)。
【0021】
また、プリンタ3は、ロール紙Rを内部に収容可能である(図2参照)。ロール紙Rとは、ロール状に巻かれた帯状のシートである。該シートは、長手方向に並ぶ複数の領域(以後、ラベル)を有しており、プリンタ3は、各ラベルに上述したバーコード画像を印刷する。
【0022】
一例として、シートは、剥離紙として構成されていても良い。具体的には、シートは、例えば、ダイカットラベルのように、各ラベルが単独で剥離可能であっても良い。また、シートは、例えば、各ラベルに画像が印刷されているマークラベルであっても良い。また、シートは、例えば、例えば無定長ラベルのように、各ラベルを切断して使用することを前提とした構成であっても良い。この場合、シートには、例えば、各ラベルの境界を示す目印が印刷されていても良いし、各ラベルの境界にミシン目が設けられていても良い。この他にも、シートは、例えば、剥離紙ではない紙として構成されていても良い。
【0023】
印刷部31は、シートにおける当該印刷部31の正面に位置するラベルに画像を印刷する。
スキャナ32は、シートの搬送経路における印刷部31の下流側に位置する。また、スキャナ32は、例えばCIS等を有し、シートにおける当該スキャナ32の正面に位置するラベルの画像をスキャンする。
【0024】
搬送部33は、複数の搬送ローラ及びモータにより、ロール紙Rから帯状のシートを取り出し、取り出したシートを搬送経路に沿ってプリンタ3の筐体の排出口35に向けて搬送する。なお、搬送部33は、搬送ローラ及びモータを逆回転させ、シートを搬送経路に沿って逆方向に搬送し、ロール紙Rから取り出されたシートを再びロール紙Rに巻きつけることが可能であっても良い。
【0025】
ユーザI/F34は、ユーザに情報を報知するためのディスプレイと、ユーザによる操作を受け付けるボタンやタッチパネル等を含む。
コントローラ40は、CPU41とメモリ42とを有し、CPU41がメモリ42に記憶されているプログラムに従って動作することで、プリンタ3の各部位を制御する。コントローラ40は、搬送部33により搬送経路に沿ってシートを搬送させつつ印刷部31を制御し、各ラベルにバーコード画像を印刷する。
【0026】
また、コントローラ40は、プリンタドライバ23から受信した印刷用データに基づき、プリンタドライバ23からの指示に従いバーコード画像を印刷する。上述したように、印刷用データはN種類のバーコード画像を印刷するためのデータを含み、コントローラ40は、各種類のバーコード画像を、所定の順番に従い1回又は複数回にわたって各ラベルに印刷する。
【0027】
また、コントローラ40は、スキャナ32を制御し、印刷部31によりバーコード画像が印刷されたラベルをスキャンし、バーコード画像のスキャン画像を生成する。そして、コントローラ40は、スキャン画像に基づき、印刷されたバーコード画像についての印刷検査を行う(詳細は後述する)。その後、ラベルは排出口35を通過してプリンタ3の外部に排出される。なお、印刷検査は、バーコード画像が印刷された全てのラベルに対して行われても良いし、これらのラベルのうちの一部に対して行われても良い。
【0028】
[4.印刷検査について]
プリンタ3における上述した印刷検査は、検査プロファイルを用いて行われる。検査プロファイルとは、各種類のバーコード画像におけるバーコードの数(以後、バーコード数)や、バーコードの位置等を示す情報を含む。
【0029】
一例として、検査プロファイルは、バーコード画像の印刷が行われる前に、PC1の検査ツール24により設定される。すなわち、検査ツール24は、ユーザからの操作に応じて、検査プロファイルの設定画面をユーザI/F13に表示する。また、検査ツール24は、印刷するバーコード画像の種類の数であるNと、各種類のバーコード画像におけるバーコード数等の入力をユーザから受け付ける。そして、検査ツール24は、入力された情報に基づき、各種類のバーコード画像のバーコード数等を含む検査プロファイルを生成し、検査プロファイルを検査プロファイルDB25に保存する。
【0030】
また、プリンタドライバ23は、ユーザからの操作に従い、検査プロファイルDB25に保存されている検査プロファイルを選択する。また、編集アプリ22は、ユーザから、選択中の検査プロファイルに対応するN種類のバーコード画像の印刷指示を受け付け、プリンタドライバ23に対し、該バーコード画像の画像データを提供する。そして、プリンタドライバ23は、該画像データに基づき印刷用データを生成し、印刷用データと、選択中の検査プロファイルとをプリンタ3に送信する。
【0031】
そして、プリンタ3のコントローラ40は、受信した印刷用データに基づき、シートの各ラベルに1つのバーコード画像を印刷する。また、コントローラ40は、バーコード画像が印刷された各ラベルのスキャン画像と、印刷用データと共に受信した検査プロファイルとに基づき、該バーコード画像の印刷検査を行う。
【0032】
具体的には、例えば、印刷検査では、ラベルのスキャン画像に基づき、印刷されたバーコード画像に含まれるバーコードの数が検出されても良い。そして、検出されたバーコードの数と、検査プロファイルに含まれるバーコード数とが一致する場合には正常と判定され、そうでない場合にはエラーが生じたと判定されても良い。
【0033】
また、印刷検査では、さらに、印刷された全バーコードについて、読み取り可能な品質を有しているか否かが判定されても良い。そして、印刷された全てのバーコードが読み取り可能な品質である場合に、正常と判定されても良い。
【0034】
また、印刷検査では、さらに、予め定められた検査項目に従い、印刷された各バーコードが評価されても良い。検査項目とは、例えば、バーコードの種類(例えば、一次元バーコードや二次元バーコード)や、バーコードの位置や、バーコードのサイズ等が適切か否かを判定するものであっても良い。そして、各バーコードが全ての検査項目の評価で適切と判定された場合には、正常と判定されても良い。
【0035】
なお、このような検査項目に基づく評価には、コントローラ40のメモリ42に保存されている登録バーコード情報が用いられても良い。登録バーコード情報とは、各種類のバーコード画像に含まれる各バーコードについての、上記検査項目に基づく評価に用いられる正常値を示す。
【0036】
そして、登録バーコード情報は、コントローラ40にてスキャン画像に基づき生成されても良い。すなわち、プリンタドライバ23は、プリンタ3に対し、検査プロファイルと、該検査プロファイルに対応する各種類のバーコード画像の印刷用データを送信しても良い。また、コントローラ40は、該印刷用データに基づきラベルに各種類のバーコード画像を印刷すると共に、各ラベルのスキャン画像を生成しても良い。また、コントローラ40は、各ラベルのスキャン画像から、各種類のバーコード画像のバーコードについての上記検査項目に対応する値を検出し、検出した値を正常値としても良い。そして、コントローラ40は、検出した正常値を含む登録バーコード情報を、該検査プロファイルに対応付けてメモリ42に記憶しても良い。
【0037】
この他にも、例えば、検査プロファイルは、バーコード画像の印刷を行う際に設定されても良い。すなわち、プリンタ3は、プリンタドライバ23からN種類のバーコード画像の印刷用データを受信したとする。また、プリンタ3は、プリンタドライバ23からの指示に従い、各種類のバーコード画像を、予め定められた順番で各ラベルに印刷すると共に、各種類のバーコード画像を複数回印刷すると仮定する。
【0038】
この場合、プリンタ3のコントローラ40は、1巡目に印刷した各種類のバーコード画像のスキャン画像に基づき、各種類のバーコード画像に含まれるバーコードの数を検出し、検出した数をバーコード数としても良い。また、コントローラ40は、検出結果に基づき、各種類のバーコード画像に対応するバーコード数を含む検査プロファイルを生成し、メモリ42に保存してもよい。
【0039】
そして、2巡目以降の印刷において、コントローラ40は、バーコード画像を印刷すると、該バーコード画像のスキャン画像に含まれるバーコードの数を検出しても良い。そして、コントローラ40は、検出したバーコードの数と、検査プロファイルに含まれるバーコード数とが一致するか否かを判定することで、該バーコード画像の印刷検査を行っても良い。
【0040】
[5.エラー検出処理]
次に、バーコード画像の印刷中、上述した印刷検査等によりエラーが検出され、バーコード画像の印刷が中断された場合に行われるエラー検出処理について、図3を用いて説明する。なお、本処理は、プリンタ3のコントローラ40により実行される。
【0041】
S100では、コントローラ40は、印刷検査で検出されたバーコードの数が、検査プロファイルに含まれるバーコード数よりも多いことを意味するバーコード数エラーが生じたか否かを判定する。そして、コントローラ40は、肯定判定が得られた場合には(S100:Yes)、S105に移行し、否定判定が得られた場合には(S100:No)、本処理を終了する。
【0042】
S105では、コントローラ40は、印刷を行うことなくシートを搬送する白紙搬送を行うと共に、スキャナ32によりバーコード画像が印刷されていない1つのラベルのスキャン画像(以後、白紙画像)を生成する白紙スキャンを行い、S110に移行する。なお、白紙搬送及び白紙スキャンが終了した後には、シートを逆方向に搬送し、シートにおける白紙搬送により送り出された部分を、再びロール紙Rに巻き付けても良い。
【0043】
S110では、コントローラ40は、白紙画像にバーコードが含まれるか否かを判定する。つまり、S110では、バーコード画像が印刷される前のシートのラベルに、少なくとも1つのバーコードがプレ印刷されているか否かが判定される。そして、コントローラ40は、肯定判定が得られた場合には(S110:Yes)、S125に移行し、否定判定が得られた場合には(S110:No)、S115に移行する。
【0044】
S115では、コントローラ40は、ユーザI/F34により、印刷検査に用いられる検査プロファイルの再確認を指示するメッセージを報知する。続くS120では、コントローラ40は、検査プロファイルの再確認を指示するコマンドをPC1のプリンタドライバ23に送信し、本処理を終了する。
【0045】
一方、S125では、コントローラ40は、白紙スキャンにより生成された白紙画像のデータをメモリ42に記憶すると共に、ユーザI/F34により、シートのラベルにバーコードがプレ印刷されているとのメッセージを報知する(S130)。続くS135では、コントローラ40は、シートのラベルにバーコードがプレ印刷されているとの通知を、PC1のプリンタドライバ23に送信し、本処理を終了する。
【0046】
[6.エラー対応処理]
次に、PC1のプリンタドライバ23にて、バーコード画像の印刷中に検出されたエラーに対応するためのエラー対応処理について、図4を用いて説明する。なお、本処理は、バーコード画像の印刷中、プリンタドライバ23により定期的に実行される。
【0047】
S200では、プリンタドライバ23は、プリンタ3から受信したデータに基づき、バーコード画像の印刷中にエラーが生じたか否かを判定する。そして、プリンタドライバ23は、肯定判定が得られた場合には(S200:Yes)、S205に移行し、否定判定が得られた場合には(S200:No)、本処理を終了する。
【0048】
S205では、プリンタドライバ23は、プリンタ3から、検査プロファイルの再確認を指示するコマンドを受信したか否かを判定する。そして、プリンタドライバ23は、肯定判定が得られた場合には(S205:Yes)、S210に移行し、否定判定が得られた場合には(S205:No)、S220に移行する。
【0049】
S210では、プリンタドライバ23は、ユーザI/F13により、印刷検査に用いられた検査プロファイルの再確認を指示するメッセージを報知する。続くS215では、プリンタドライバ23は、該検査プロファイルの設定画面をユーザI/F13に表示する。この時、プリンタドライバ23は、該設定画面を介して受け付けた指示に応じて、検査プロファイルDB25に保存されている検査プロファイルを更新し、印刷中の各種類のバーコード画像のバーコード数を再設定しても良い。そして、プリンタドライバ23は、バーコード数が再設定された検査プロファイルを、プリンタ3に送信する。その後、プリンタドライバ23は、本処理を終了する。
【0050】
以後、プリンタ3では、エラーにより中断されていたバーコード画像の印刷が再開されても良い。この時、プリンタ3では、再設定されたバーコード数に基づき印刷検査が行われても良い。
【0051】
S220では、プリンタドライバ23は、プリンタ3から、シートのラベルにバーコードがプレ印刷されているとの通知を受信したか否かを判定し、肯定判定が得られた場合には(S220:Yes)、S225に移行する。一方、否定判定が得られた場合には(S220:No)、プリンタドライバ23は本処理を終了する。なお、この時、他のエラーに対応するための処理が実行されても良い。
【0052】
S225では、プリンタドライバ23は、プリンタ3に対し、白紙画像のデータの送信を要求するコマンドを送信する。一方、プリンタ3のコントローラ40は、該コマンドを受信すると、白紙画像のデータをPC1のプリンタドライバ23に送信する。
【0053】
続くS230では、プリンタドライバ23は、ユーザI/F13により、シートのラベルにバーコードがプレ印刷されている旨のメッセージを報知すると共に、プリンタ3から受信した白紙画像を表示し(S235)、S240に移行する。
【0054】
S240では、プリンタドライバ23は、ユーザI/F13を介して、ユーザから、印刷検査の再設定を受け付ける。具体的には、プリンタドライバ23は、バーコード数を再設定した上で通常の印刷検査を行うか、又は、スキップ検査を行うかの選択を受け付ける。なお、スキップ検査とは、白紙画像に基づきプレ印刷されたバーコードをスキャン画像から除外した状態で行われる印刷検査であり、本実施形態では、第1及び第2方法の2種類のスキップ検査(詳細は後述する)が設けられている。
【0055】
通常の印刷検査を行う場合、プリンタドライバ23は、S215と同様にして、検査プロファイルDB25に保存されている検査プロファイルを更新し、バーコード数を再設定する。そして、プリンタドライバ23は、通常の印刷検査を指示するコマンドと、バーコード数が再設定された検査プロファイルとをプリンタ3に送信する。一方、スキップ検査を行う場合、プリンタドライバ23は、実行するスキップ検査の種類の選択をユーザから受け付け、スキップ検査を指示するコマンドと、実行するスキップ検査の種類とをプリンタ3に送信する。その後、プリンタドライバ23は、本処理を終了する。以後、プリンタ3では、エラーにより中断されていたバーコード画像の印刷が再開される。
【0056】
[7.印刷検査処理]
次に、エラーにより中断されたバーコード画像の印刷が再開された後に印刷検査を実行する印刷検査処理について、図5を用いて説明する。なお、本処理は、バーコード画像が印刷されたラベルのスキャン画像が生成された後、プリンタ3のコントローラ40により実行される。
【0057】
S300では、プリンタ3のコントローラ40は、プリンタドライバ23から受信した指示に基づきスキップ検査を行うか否かを判定する。そして、コントローラ40は、肯定判定が得られた場合には(S300:Yes)、S310に移行すると共に、否定判定が得られた場合には(S300:No)、S305に移行する。
【0058】
S305では、コントローラ40は、更新後の検査プロファイルに含まれるバーコード数に基づき、新たなスキャン画像に対しスキップ検査ではない通常の印刷検査を行い、本処理を終了する。
【0059】
一方、S310では、コントローラ40は、エラー検出処理のS105と同様にして白紙搬送及び白紙スキャンを実行し、白紙画像を生成すると共に、該白紙画像をメモリ42に記憶する。なお、エラー検出処理のS105等で生成された同様の白紙画像がメモリ42に記憶されている場合には、S305の処理は省略され得る。
【0060】
続くS315では、コントローラ40は、プリンタドライバ23から受信したデータに基づき、ユーザにより選択されたスキップ検査の種類を判定する。そして、コントローラ40は、第1方法が選択された場合には、S320に移行し、第2方法が選択された場合には、S330に移行する。
【0061】
S320では、コントローラ40は、新たなスキャン画像と白紙画像との差分画像を生成する。差分画像は、スキャン画像と白紙画像との差分を示す画像であり、白紙画像におけるプレ印刷されたバーコードの画像をスキャン画像から除外したものに相当し得る。つまり、差分画像に含まれるバーコードは、プリンタ3により印刷されたものとなる。コントローラ40は、差分画像に対し、エラー発生前と同じ検査プロファイルのバーコード数に基づき印刷検査を実行し(S325)、本処理を終了する。
【0062】
一方、S330では、コントローラ40は、白紙画像におけるプレ印刷されたバーコードの表示領域を検出し、スキャン画像における該表示領域に相当する領域(以後、対応領域)を特定する。そして、コントローラ40は、スキャン画像における対応領域以外の領域を対象として、エラー発生前と同じ検査プロファイルのバーコード数に基づき印刷検査を実行し(S335)、本処理を終了する。
【0063】
[8.効果]
(1)上記実施形態によれば、バーコード数エラーが検出された場合には、白紙画像が生成され、白紙画像にバーコードが含まれるか否かが判定される。このため、シートにプレ印刷されたバーコードによりバーコード数エラーが生じたか否かを判定できる。したがって、印刷されたバーコードの異常の原因を把握できる。
【0064】
(2)また、バーコード数エラーが生じた場合には、スキップ印刷が行われる。このため、プレ印刷されたバーコードの影響を抑制しつつ、印刷されたバーコードの検査を行うことができる。
【0065】
(3)また、ユーザからの指示に応じてスキップ印刷を行うか否かが決定される。このため、利便性が向上する。
(4)また、PC1には白紙画像が表示される。このため、ユーザは、PC1にてシートにプレ印刷されたバーコードを確認でき、これにより、スキップ検査を行うか否かをより好適に判断できる。
【0066】
(5)また、スキップ印刷における第1方法では、差分画像を用いて印刷検査が行われる。このため、よりシンプルな方法でスキャン画像からプレ印刷されたバーコードを除外でき、これにより、誤差の発生を抑制しながらプレ印刷されたバーコードをスキャン画像から除外できる。
【0067】
(6)また、スキップ印刷における第2方法では、スキャン画像からプレ印刷されたバーコードの表示領域に相当する対応領域が特定され、スキャン画像における対応領域以外の領域に対し印刷検査が行われる。このため、処理負荷を抑制しつつ、スキップ検査を実行できる。
【0068】
[9.他の実施形態]
(1)上記実施形態では、ラベルにバーコードがプレ印刷されていることにより、バーコード数エラーが生じた場合には、ユーザからの指示に従いスキップ印刷が行われる。しかし、この場合において、ユーザからプレ印刷を行う旨の指示を受け付けること無く、スキップ印刷が行われるようにしても良い。この場合、予め設定された種類のプレ印刷が行われても良いし、ユーザから指示された種類のプレ印刷が行われるようにしても良い。
【0069】
(2)上記実施形態では、プリンタ3は、バーコード数エラーが生じた後、エラー対応処理を実行するPC1を介してスキップ検査を行う旨の指示を受け付ける。しかし、プリンタ3は、ユーザI/F34を介して、ユーザから直接スキップ検査を行う旨の指示を受け付けても良い。
【0070】
(3)上記実施形態における1つの構成要素が有する複数の機能を、複数の構成要素によって実現したり、1つの構成要素が有する1つの機能を、複数の構成要素によって実現したりしてもよい。また、複数の構成要素が有する複数の機能を、1つの構成要素によって実現したり、複数の構成要素によって実現される1つの機能を、1つの構成要素によって実現したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加又は置換してもよい。
【0071】
(4)上述したプリンタ3やPC1の他、プリンタ3及びPC1を構成要素とするシステム、PC1にインストールされているプリンタドライバ23が記憶されている半導体メモリ等の非遷移的実体的記録媒体、プリンタドライバ23により実現される処理に対応する方法等、種々の形態で本開示を実現することもできる。
【0072】
[10.文言の対応関係]
プリンタ3のコントローラ40が、検査部の一例に相当し、プリンタドライバ23が、制御プログラムの一例に相当する。また、プリンタ3により印刷されるバーコードが、第1識別情報の一例に相当し、シートにプレ印刷されたバーコードが、第2識別情報の一例に相当する。また、バーコード数が識別画像数の一例に相当する。
【0073】
エラー検出処理のS105が生成部の一例に、S110が判定部の一例に、S130、S135が確認部の一例にそれぞれ相当する。
エラー対応処理のS235が確認部及び表示部の一例に、送信部がS240の一例にそれぞれ相当する。
【0074】
印刷検査処理のS320~S335が、検査部の一例に相当する。
【符号の説明】
【0075】
1…PC、10…コントローラ、22…編集アプリ、23…プリンタドライバ、24…検査ツール、25…検査プロファイルDB、3…プリンタ、31…印刷ヘッド、32…スキャナ、33…搬送部、34…ユーザI/F、40…コントローラ。
図1
図2
図3
図4
図5