(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023154547
(43)【公開日】2023-10-20
(54)【発明の名称】遊技機
(51)【国際特許分類】
A63F 5/04 20060101AFI20231013BHJP
【FI】
A63F5/04 661
【審査請求】有
【請求項の数】1
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022063932
(22)【出願日】2022-04-07
(71)【出願人】
【識別番号】390031772
【氏名又は名称】株式会社オリンピア
(74)【代理人】
【識別番号】110000442
【氏名又は名称】弁理士法人武和国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】又吉 正弘
【テーマコード(参考)】
2C518
【Fターム(参考)】
2C518EA12
2C518EC22
(57)【要約】
【課題】押し順ミスを抑制する。
【解決手段】第1タイミング(第1時点)において、第1報知画像81は、第2報知画像82よりも大きくなるように表示されており、第2報知画像82は、第3報知画像83よりも大きくなるように表示されている。第1数字画像81aの上端部(上縁部)と第2数字画像82aの上端部と第3数字画像83aの上端部を結ぶ第11線L11、第1数字画像81aの下端部(下縁部)と第2数字画像82aの下端部と第3数字画像83aの下端部を結ぶ第12線L12、および第1数字画像81aの第1アンカーポイント(第1基準部)P1と第2数字画像82aの第2アンカーポイント(第2基準部)P2と第3数字画像83aの第3アンカーポイント(第3基準部)P3を結ぶ第13線L13は、直線を形成するようになっている。
【選択図】
図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
左リールと、中リールと、右リールと、左停止ボタンと、中停止ボタンと、右停止ボタンと、表示手段と、を備え、前記表示手段は、各停止ボタンの操作態様に関する情報を報知する報知画像を表示する遊技機であって、
前記報知画像は、1番目に前記右停止ボタンを操作すべき旨を報知する第1報知画像と、2番目に前記中停止ボタンを操作すべき旨を報知する第2報知画像と、3番目に前記左停止ボタンを操作すべき旨を報知する第3報知画像と、を有し、
前記第1報知画像は、数字「1」が表示された第1数字画像を有し、
前記第2報知画像は、数字「2」が表示された第2数字画像を有し、
前記第3報知画像は、数字「3」が表示された第3数字画像を有し、
第1時点から第2時点への時間経過に伴って、
前記第1数字画像は第1基準部を基準として拡大表示され、前記第2数字画像は第2基準部を基準として拡大表示され、前記第3数字画像は第3基準部を基準として拡大表示されており、
前記第1時点において、
前記第1数字画像は前記第2数字画像よりも大きく表示され、前記第2数字画像は前記第3数字画像よりも大きく表示されており、
前記第1時点において、
前記第1数字画像の上縁部と前記第2数字画像の上縁部と前記第3数字画像の上縁部を結ぶ線を第11線とし、前記第1数字画像の下縁部と前記第2数字画像の下縁部と前記第3数字画像の下縁部を結ぶ線を第12線とし、前記第1基準部と前記第2基準部と前記第3基準部を結ぶ線を第13線とすると、
前記第11線と前記第12線と前記第13線は、直線を形成するようになっている、遊技機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、遊技機に関する。
【背景技術】
【0002】
遊技機として、外周部に識別情報としての複数種類の図柄が描かれた複数(通常は3つ)のリールを有する可変表示装置を備えており、各リールは、遊技者がスタートスイッチを操作することにより回転を開始し、また、遊技者が各リールに対応して設けられた停止ボタンを操作することにより、その操作タイミングから予め定められた最大遅延時間の範囲内で回転を停止するものがある。このような遊技機では、全てのリールの回転を停止したときに導出された表示結果に従って入賞が発生する。
【0003】
入賞となる役の種類としては、例えば小役、特別役、再遊技役といった種類がある。ここで、小役の入賞では、小役の種類毎に定められた数のメダルが払い出されるという利益を遊技者が獲得できる。また、特別役の入賞では、例えば次のゲームからレギュラーボーナスやビッグボーナスといった遊技者にとって有利な有利状態へ移行されるという利益を獲得できる。また、再遊技役の入賞では、賭数の設定に新たなメダルを消費することなく次のゲームを行うことができるという利益を獲得できる。
【0004】
そのような遊技機として、各ストップボタン(各停止ボタン)の操作態様を報知するナビ画像(報知画像)を液晶表示器(表示手段)に表示可能なスロットマシンが知られている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載のスロットマシンでは、ナビ画像が液晶表示器に表示されているときに、遊技者が、報知されている操作態様とは異なる操作態様でストップボタンを操作(所謂押し順ミス)してしまう場合があった。
【0007】
本発明は、上記した実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、押し順ミスを抑制できる遊技機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決するために、本発明は、左リールと、中リールと、右リールと、左停止ボタンと、中停止ボタンと、右停止ボタンと、表示手段と、を備え、前記表示手段は、各停止ボタンの操作態様に関する情報を報知する報知画像を表示する遊技機であって、前記報知画像は、1番目に前記右停止ボタンを操作すべき旨を報知する第1報知画像と、2番目に前記中停止ボタンを操作すべき旨を報知する第2報知画像と、3番目に前記左停止ボタンを操作すべき旨を報知する第3報知画像と、を有し、前記第1報知画像は、数字「1」が表示された第1数字画像を有し、前記第2報知画像は、数字「2」が表示された第2数字画像を有し、前記第3報知画像は、数字「3」が表示された第3数字画像を有し、第1時点から第2時点への時間経過に伴って、前記第1数字画像は第1基準部を基準として拡大表示され、前記第2数字画像は第2基準部を基準として拡大表示され、前記第3数字画像は第3基準部を基準として拡大表示されており、前記第1時点において、前記第1数字画像は前記第2数字画像よりも大きく表示され、前記第2数字画像は前記第3数字画像よりも大きく表示されており、前記第1時点において、前記第1数字画像の上縁部と前記第2数字画像の上縁部と前記第3数字画像の上縁部を結ぶ線を第11線とし、前記第1数字画像の下縁部と前記第2数字画像の下縁部と前記第3数字画像の下縁部を結ぶ線を第12線とし、前記第1基準部と前記第2基準部と前記第3基準部を結ぶ線を第13線とすると、前記第11線と前記第12線と前記第13線は、直線を形成するようになっている。
【0009】
また、上記構成において、前記第1報知画像は、前記第1数字画像の周りに表示された第1エフェクト画像を有し、前記第2報知画像は、前記第2数字画像の周りに表示された第2エフェクト画像を有し、前記第3報知画像は、前記第3数字画像の周りに表示された第3エフェクト画像を有し、前記第1時点から前記第2時点への時間経過に伴って、前記第1エフェクト画像は第4基準部を基準として拡大表示され、前記第2エフェクト画像は第5基準部を基準として拡大表示され、前記第3エフェクト画像は第6基準部を基準として拡大表示されており、前記第1時点において、前記第1エフェクト画像は前記第2エフェクト画像よりも大きく表示され、前記第2エフェクト画像は前記第3エフェクト画像よりも大きく表示されており、前記第1時点において、前記第1エフェクト画像の上縁部と前記第2エフェクト画像の上縁部と前記第3エフェクト画像の上縁部を結ぶ線を第14線とし、前記第1エフェクト画像の下縁部と前記第2エフェクト画像の下縁部と前記第3エフェクト画像の下縁部を結ぶ線を第15線とし、前記第4基準部と前記第5基準部と前記第6基準部を結ぶ線を第16線とすると、前記第14線と前記第15線と前記第16線は、直線を形成するようになっている。
【0010】
また、上記構成において、前記第2時点において、前記第1数字画像は前記第2数字画像よりも大きく表示され、前記第2数字画像は前記第3数字画像よりも大きく表示されており、前記第2時点において、前記第1数字画像の上縁部と前記第2数字画像の上縁部と前記第3数字画像の上縁部を結ぶ線を第21線とし、前記第1数字画像の下縁部と前記第2数字画像の下縁部と前記第3数字画像の下縁部を結ぶ線を第22線とし、前記第1基準部と前記第2基準部と前記第3基準部を結ぶ線を第23線とすると、前記第21線と前記第22線と前記第23線は、直線を形成するようになっている。
【0011】
また、上記構成において、前記第11線と前記第12線と前記第13線は、前記表示手段の表示画面の外側における第1位置で交わるようになっており、前記第14線と前記第15線と前記第16線は、前記表示手段の表示画面の外側における第2位置で交わるようになっており、前記1位置と前記第2位置は、同一または略同一の第3位置に位置するようになっている。
【0012】
また、上記構成において、前記第2時点において、前記第1数字画像は前記第2数字画像よりも大きく表示され、前記第2数字画像は前記第3数字画像よりも大きく表示され、
前記第1エフェクト画像は前記第2エフェクト画像よりも大きく表示され、前記第2エフェクト画像は前記第3エフェクト画像よりも大きく表示されており、前記第2時点において、前記第1数字画像の上縁部と前記第2数字画像の上縁部と前記第3数字画像の上縁部を結ぶ線を第21線とし、前記第1数字画像の下縁部と前記第2数字画像の下縁部と前記第3数字画像の下縁部を結ぶ線を第22線とし、前記第1基準部と前記第2基準部と前記第3基準部を結ぶ線を第23線とすると、前記第21線と前記第22線と前記第23線は、直線を形成するようになっており、前記第1エフェクト画像の上縁部と前記第2エフェクト画像の上縁部と前記第3エフェクト画像の上縁部を結ぶ線を第24線とし、前記第1エフェクト画像の下縁部と前記第2エフェクト画像の下縁部と前記第3エフェクト画像の下縁部を結ぶ線を第25線とし、前記第4基準部と前記第5基準部と前記第6基準部を結ぶ線を第26線とすると、前記第24線と前記第25線と前記第26線は、直線を形成するようになっており、前記第21線と前記第22線と前記第23線は、前記表示手段の表示画面の外側における第4位置で交わるようになっており、前記第24線と前記第25線と前記第26線は、前記表示手段の表示画面の外側における第5位置で交わるようになっており、前記4位置と前記第5位置は、同一または略同一の第6位置に位置するようになっている。
【0013】
また、上記構成において、前記第3位置から前記第3報知画像の中心までの距離は、前記第6位置から前記第3報知画像の中心までの距離よりも短い。
【発明の効果】
【0014】
本発明によると、押し順ミスを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【
図1】(a)は本発明の実施形態に係るスロットマシンの正面図、(b)はスロットマシンの前扉に設けられたメインモニタを示す正面図である。
【
図2】(a)~(c)は報知画像の液晶表示器における表示態様を示す図である。
【
図3】(a)~(c)は報知画像の液晶表示器における表示態様を示す図である。
【
図4】(a),(b)は報知画像の液晶表示器における表示態様を示す図である。
【
図5】(a),(b)は報知画像の液晶表示器における表示態様を示す図である。
【
図6】(a),(b)は報知画像の液晶表示器における別の表示態様を示す図である。
【
図7】前扉の右側板に設けられた被支持部材を示す拡大図である。
【
図8】筐体の右側板に設けられた支持部材を示す拡大図である。
【
図9】前扉が第1状態にあるときの
図1のS-S線断面図である。
【
図10】前扉が第2状態にあるときの
図1のS-S線断面図である。
【
図11】前扉が第3状態にあるときの
図1のS-S線断面図である。
【
図12】(a)は遊技球の直径を示す図、(b)はメダルの厚みを示す図、(c)はメダルの直径を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本実施形態に係るスロットマシンについて図面を参照しながら説明する。
【0017】
[スロットマシンの基本構成]
図1を参照して、スロットマシンの基本構成について説明する。
図1(a)は本実施形態に係るスロットマシンの正面図、(b)はスロットマシンの前扉に設けられたメインモニタを示す正面図である。
【0018】
図1(a)に示すように、本発明の実施形態例に係るスロットマシンSは、筐体1と、筐体1の前面に回動可能(移動可能、変位可能)に設けられた前扉2と、を備えている。
【0019】
また、スロットマシンSは、透明な表示窓(窓部)3、表示窓3に対応した筐体1内に配設された左リール(第1リール)4、中リール(第2リール)5および右リール(第3リール)6、前扉2の中央右側に設けられたメダル投入口7、各リール4~6の回転を開始させるためのスタートレバー8、左リール4を停止させる左ストップボタン(左停止ボタン)9、中リール5を停止させる中ストップボタン(中停止ボタン)10および右リール6を停止させる右ストップボタン(右停止ボタン)11、メダル払出口12、および受け皿13を備えている。なお、本発明における「筐体内」とは、筐体1と前扉2とによって形成された内部空間を意味する。また、各リール4~6は、前扉2の裏面に取り付けられても良い。
【0020】
また、メダル投入口7の右下方には、鍵穴付きのシリンダ錠14が設けられている。例えば遊技場の管理者が専用キー(ドアキー)をその鍵穴に差し込んで、シリンダ錠14を時計回りに捻じると、前扉2の開放が可能な状態となる。詳細は後述するが、前扉2は、その開放状態に応じて、第1状態、第2状態、および第3状態に回動可能となっている。
【0021】
さらに、スロットマシンSは、左ストップボタン9、中ストップボタン10および右ストップボタン11の操作順序(打順)および操作タイミングを含む操作態様の指示機能に係る条件装置を識別可能とする情報(以下、指示情報という。)を表示するメインモニタ15、遊技の進行に応じて演出を実行する液晶表示器(演出表示部)16およびスピーカ17等、クレジット(遊技者所有の遊技用価値として記憶されているメダル数)を用いて、その範囲内において遊技状態に応じて定められた規定数の賭数のうち最大の賭数(本実施の形態ではいずれの遊技状態においても3)を設定する際に操作されるMAXBETボタン18、クレジットとして記憶されているメダル及び賭数の設定に用いたメダルを精算する(クレジット及び賭数の設定に用いた分のメダルを返却させる)際に操作される精算ボタン19、所定の演出を実行するときに遊技者の操作が受け付けられる演出用スイッチ20、クレジットとして記憶されているメダル枚数が表示されるクレジット表示器21、入賞の発生により払い出されたメダル枚数やエラー発生時にその内容を示すエラーコード等が表示される遊技補助表示器22を備えている。
【0022】
メインモニタ15は、
図1(b)に示すように、指示機能を作動可能とするAT(アシストタイム)に制御可能とする有利区間において、指示機能の作動時に指示情報を表示する指示情報表示器15aと、有利区間の滞在を遊技者に報知する有利区間表示器15bと、を備えている。
【0023】
指示情報表示器15aは、7セグメント表示器から成り、例えば、最初に左ストップボタン9、次に中ストップボタン10、最後に右ストップボタン11を操作する打順1を指示する指示情報を数字の「1」で表示する。なお、打順2は、左ストップボタン9→右ストップボタン11→中ストップボタン10の順序であり、指示情報表示器15aは打順2の指示情報を数字の「2」で表示する。同様に、打順3は中→左→右の順序、打順4は中→右→左の順序、打順5は右→左→中の順序、打順6は右→中→左の順序であり、指示情報表示器15aは、打順3~6の指示情報をそれぞれ数字の「2」~「6」で表示する。
【0024】
有利区間表示器15bは、その内部にLEDを有しており、ATに制御不可能とする非有利区間においてLEDを消灯させ、有利区間においてLEDを点灯させることにより有利区間の滞在を報知する。
【0025】
スロットマシンSは、筐体1の内部に図示しない電源ユニットを備えており、電源ユニットは、スロットマシンSの出玉率(メダルの投入総数に対する払出総数の割合)を示す設定値を変更するための設定キーおよび設定変更ボタンを有している。
【0026】
スロットマシンSには6段階の出玉率が設けられており、これら6段階の出玉率が設定値1~6にそれぞれ対応付けられている。遊技場の管理者は、設定値を変更可能な設定変更モードにおいて設定変更ボタン(不図示)等を操作することにより、遊技者にとっての有利度が異なる複数種類の設定値1~6のうちのいずれかを設定可能となる。
【0027】
左リール4、中リール5および右リール6は、1つのリールユニットとして構成されており、対応するステッピングモータ(図示省略)の駆動によりそれぞれ回転する。これらリール4~6が停止している状態では、各リール4~6の外周面に配列されている連続する3つの図柄(以下、それぞれ上段図柄、中段図柄、下段図柄という。)が表示窓3にそれぞれ表示されて、遊技者は3行3列に配置された合計9個の図柄を視認できる。そして、各リール4~6を回転させることで、各リール4~6の図柄が表示窓3に連続的に変化しつつ表示されるとともに、各リール4~6の回転を停止させることで、表示窓3に3つの連続する図柄が表示結果として導出表示されるようになっている。
【0028】
なお、本発明を構成する「第1リール」は、各種図柄が描かれた左リールテープと、左リールテープが巻き付けられた左リールフレームを含めた構成であっても良いし、左リールテープのみから成る構成であっても良い。同様に、「第2リール」は、中リールテープと、中リールフレームを含めた構成であっても良いし、中リールテープのみから成る構成であっても良く、「第3リール」は、右リールテープと、右リールフレームを含めた構成であっても良いし、右リールテープのみから成る構成であっても良い。
【0029】
表示窓3には、各リール4~6の上段図柄、中段図柄および下段図柄がそれぞれ停止する上段停止位置、中段停止位置および下段停止位置が設けられており、
図1に示すように、各リール4~6の停止位置をそれぞれ組み合わせた入賞ラインLが設定されている。
【0030】
本実施形態のスロットマシンSにおいてゲームを行う場合には、まず、メダルをメダル投入口7から投入するか、またはクレジットを使用して賭数を設定する。クレジットを使用するにはMAXBETボタン18を操作すれば良い。遊技状態に応じて定められた規定数の賭数が設定されると、入賞ラインLが有効となり、スタートレバー8の操作が有効な状態、すなわち、ゲームが開始可能な状態となる。本実施形態では、規定数の賭数として遊技状態に関わらず3枚が定められて規定数の賭数が設定されると入賞ラインLが有効となる。なお、遊技状態に対応する規定数のうち最大数を超えてメダルが投入された場合には、その分はクレジットに加算される。
【0031】
入賞ラインとは、各リール4~6の表示窓3に表示された図柄の組み合わせが入賞図柄の組み合わせであるかを判定するために設定されるラインである。本実施形態では、
図1に示すように、左リール4の中段、中リール5の中段、右リール6の中段、すなわち中段に水平方向に並んだ図柄に跨って設定された入賞ラインLのみが入賞ラインとして定められている。なお、本実施形態では、1本の入賞ラインのみを適用しているが、複数の入賞ラインを適用しても良い。
【0032】
ゲームが開始可能な状態でスタートレバー8を操作すると、各リール4~6が回転し、各リール4~6の図柄が連続的に変動する。この状態で左ストップボタン9、中ストップボタン10および右ストップボタン11の何れかを操作すると、操作したストップボタンに対応するリール4~6の回転が停止し、表示窓3に表示結果が導出表示される。
【0033】
そして、全てのリール4~6が停止されることで1ゲームが終了し、入賞ラインLに予め定められた図柄の組み合わせ(以下、役とも呼ぶ)が各リール4~6の表示結果として停止した場合には入賞が発生し、その入賞に応じて定められた枚数のメダルが遊技者に対して付与され、クレジットに加算される。また、クレジットが上限数(本実施形態では50)に達した場合には、メダルが直接メダル払出口12から払い出されるようになっている。また、入賞ラインLに、遊技状態の移行を伴う図柄の組み合わせが各リール4~6の表示結果として停止した場合には図柄の組み合わせに応じた遊技状態に移行するようになっている。
【0034】
また、本実施形態におけるスロットマシンSにあっては、ゲームが開始されて各リール4~6が回転して図柄の変動が開始した後、いずれかのストップボタン9~11が操作されたときに、操作されたストップボタン9~11に対応するリールの回転が停止して図柄が停止表示される。ストップボタン9~11の操作から対応するリール4~6の回転を停止するまでの最大停止遅延時間は190ms(ミリ秒)である。
【0035】
リール4~6は、1分間に80回転し、80×21(1リール当たりの図柄コマ数)=1680コマ分の図柄を変動させるので、190msの間では最大で4コマの図柄を引き込むことができることとなる。つまり、停止図柄として選択可能なのは、ストップボタン9~11が操作されたときに表示されている図柄と、そこから4コマ先までにある図柄、合計5コマ分の図柄である。
【0036】
このため、例えば、ストップボタン9~11のいずれかが操作されたときに当該ストップスイッチに対応するリールの下段に表示されている図柄を基準とした場合、当該図柄から4コマ先までの図柄を下段に表示させることができるため、リール4~6各々において、ストップボタン9~11のうちいずれかが操作されたときに当該ストップボタン9~11に対応するリールの中段に表示されている図柄を含めて5コマ以内に配置されている図柄を入賞ラインLに表示させることができる。
【0037】
各リール4~6の外周面には、複数種類の図柄が一定の間隔で配列されている。左リール4の外周面に配置されている一の図柄と、中リール5の外周面に配置されている一の図柄と、右リール6の外周面に配置されている一の図柄とで構成された図柄の組合せが複数種類設けられ、一つの図柄組合せに一つの役が予め対応付けられている。
【0038】
役は、RBB作動への移行契機となるRBB役、メダルの投入によらずに次回の遊技を可能とさせる再遊技役(REP1~REP4)、所定枚数のメダルを遊技者に払い出し可能な小役(NML1~NML29)に大別される。なお、以下の説明において、RBB役に対応する図柄組合せが入賞ラインLに表示されたことを「RBB役の入賞」、再遊技役に対応する図柄組合せが入賞ラインLに表示されたことを「再遊技役の入賞」、小役に対応する図柄組合せが入賞ラインLに表示されたことを「小役の入賞」と、それぞれいう。
【0039】
スロットマシンSは、図示は省略するが、遊技の進行を制御する遊技制御基板と、遊技の進行に応じた演出を制御する演出制御基板とを含む制御基板を有する。なお、遊技制御基板と演出制御基板との間の電気的な信号の伝達は、不正防止等の観点から、遊技制御基板から演出制御基板への一方向のみに制限される。
【0040】
遊技制御基板は、中央処理装置であるメインCPU、プログラム等が格納されたメインROM、ワークエリアとして機能するメインRAM等を含む半導体集積回路を有し、スロットマシンS全体を統括的に制御する。メインCPUは、メインROMから読み出したプログラムを実行することにより、スロットマシンSにおけるゲームの進行を制御するための処理などを実行する。例えばメインCPUは、内部抽選手段、判定手段および遊技状態移行手段等を有する。内部抽選手段は、スタートレバー8の遊技開始操作が行われたタイミングで内部抽選用の乱数を取得し、この取得された乱数と現在の遊技状態の種類とに基づいて、複数種類の当選エリアの中から1つの当選エリアを決定する内部抽選を実行する。なお、当選エリアは、「不当選エリア」、「小役エリア」、「再遊技役エリア」、および「RBBエリア」に分別され、例えば「小役エリア」には入賞により8枚のメダルを払い出す8枚役と、入賞により1枚のメダルを払い出す1枚役とが重複して対応付けられた「打順ベル」が含まれている。そして、「打順ベル」には「第1打順ベル」~「第6打順ベル」が含まれており、「第1打順ベル」の正解打順は「打順1」、「第2打順ベル」の正解打順は「打順2」、「打順ベル3」の正解打順は「打順3」、・・・、「打順ベル6」の正解打順は「打順6」となっている。判定手段は、当選役に対応する図柄組み合わせが入賞ラインL上に表示されたか否か判定する。遊技状態制御手段は、内部抽選の結果に基づいて遊技状態を移行させる。
【0041】
演出制御基板は、遊技制御基板と同様に、中央処理装置であるサブCPU、プログラム等が格納されたサブROM、ワークエリアとして機能するサブRAM等を含む各種半導体集積回路を有し、遊技制御基板からのコマンドに基づき、特に演出を制御する。例えばサブCPUは演出制御手段等を有し、演出制御手段は遊技状態に応じた演出の制御を行う。演出制御手段は、メインCPUから送信されるコマンドに従って、複数種類の演出状態(非AT演出状態,AT演出状態)の間で演出状態を移行させ、内部抽選の結果や遊技区間(非有利区間,有利区間)の設定・解除および演出状態の種別等に応じて演出を複数種類の中から決定し、該決定した演出を液晶表示器16等に実行させる。
【0042】
本実施形態では、ATの制御を管理する遊技区間として、非有利区間と有利区間とを設定可能としている。有利区間は、ATに制御していない「非AT区間」と、ATに制御している「AT区間」とを含んでいる。AT区間では、打順ベルの当選時に、正解打順の指示情報である各ストップボタン9~11の操作態様に関する情報を指示情報表示器15aで表示するとともに、この操作態様に関する情報を報知する報知画像を液晶表示器16に表示させる。これに対し、非有利区間および非AT区間では、打順ベルの当選時に、各ストップボタン9~11の操作態様に関する情報を指示情報表示器15aで表示しないようにするとともに、この操作態様に関する情報を報知する報知画像を液晶表示器16に表示させないようにする。
【0043】
以下、
図2および
図3を参照して、報知画像の液晶表示器16での表示態様について説明する。
図2(a)~(c)は、AT区間において内部抽選で正解打順が「打順3」である第3打順ベルに当選した場合の報知画像の表示態様を示した図、
図3(a)~(c)は、AT区間において内部抽選で正解打順が「打順6」である第6打順ベルに当選した場合の報知画像の表示態様を示した図である。
【0044】
図2(a)に示すように、スタートレバー8がON(操作)された後に内部抽選で第3打順ベルに当選したことに基づいて、各ストップボタン9~11の操作態様に関する情報を報知する報知画像(第1報知画像)70が液晶表示器16の特定領域16aに表示されている。特定領域16aは、表示窓3の上方であって表示窓3の長手方向の一端部から他端部に亘る領域(
図2(a)において点線で示す矩形領域)である。
【0045】
報知画像70は、左ストップボタン9の操作態様に関する情報を報知する第1画像70aと、中ストップボタン10の操作態様に関する情報を報知する第2画像70bと、右ストップボタン11の操作態様に関する情報を報知する第3画像70cと、を含む。第1画像70aは、特定領域16aにおいて表示窓3から視認される左リール4の上方に表示されている。つまり、第1画像70aは、報知画像70の最も左側に表示されている画像である。
【0046】
また、第2画像70bは、特定領域16aにおいて表示窓3から視認される中リール5の上方に表示されている。つまり、第2画像70bは、報知画像70の中央に表示されている画像である。さらに、第3画像70cは、表示窓3から視認される右リール6の上方に表示されている。つまり、第3画像70cは、報知画像70の最も右側に表示されている画像である。
【0047】
図2(a)においては、第1画像70aは、数字「2」を表示する第1数字画像と、第1数字画像の背景に表示された円形状の第1背景画像と、から成り、2番目に左ストップボタン9を操作すべき旨を遊技者に報知している。第1画像70aは、第1背景画像上に第1数字画像を重ね合わせることで表示されている。
【0048】
第2画像70bは、数字「1」を表示する第2数字画像と、第2数字画像の背景に表示された円形状の第2背景画像と、第2背景画像の周りに表示された円環状のエフェクト画像と、から成り、1番目(最初)に中ストップボタン10を操作すべき旨を遊技者に強調して報知している。第2画像70bは、第2背景画像上に第2数字画像を重ね合わせ、さらにこれら第2背景画像および第2数字画像上にエフェクト画像を重ね合わせることで表示されている。
【0049】
第3画像70cは、数字「3」を表示する第3数字画像と、第3数字画像の背景に表示された円形状の第3背景画像と、から成り、3番目(最後)に右ストップボタン11を操作すべき旨を遊技者に報知している。第3画像70cは、第3背景画像上に第3数字画像を重ね合わせることで表示されている。
【0050】
なお、上記実施形態においては、
図2(a)において、第2画像70bのみがエフェクト画像を含んで構成されているが、この構成に限定されない。例えば、第2画像70bだけでなく、第1画像70aおよび第3画像70cもエフェクト画像を含むように構成されても良い。この場合、第1画像は、第1数字画像と、第1背景画像と、第1背景画像の周りに表示された円環状のエフェクト画像と、から成るように構成すれば良い。また、第3画像は、第3数字画像と、第3背景画像と、第3背景画像の周りに表示された円環状のエフェクト画像と、から成るように構成すれば良い。こうすれば、1番目(最初)に中ストップボタン10を操作し、2番目に左ストップボタン9を操作し、3番目(最後)に右ストップボタン11を操作すべき旨を遊技者に強調して報知できるので、ストップボタン9~11の押し順の誤認を抑制できる。
【0051】
また、
図2(a)においては、第1画像70a、第2画像70bおよび第3画像70cの直径の大きさは、互いに異なっている。具体的には、第3画像70c、第1画像70aおよび第2画像70bの順に直径が大きくなっている。つまり、操作する順序が早くなるほど画像が大きく表示されている。
【0052】
以下においては、
図2(a)に示す第2画像70bの直径に相当する大きさをR
MAX、第1画像70aの直径に相当する大きさをR
MID、第3画像70cの直径に相当する大きさをR
MINとする。
【0053】
第1画像70aは、その中心部に第1画像70aを拡大若しくは縮小または回転(表示態様を変化)させる際の基準点となる第1アンカーポイントP1を有する。第1アンカーポイントP1は、特定領域16aにおいて中央寄りに配置されている。
【0054】
具体的には、左リール4の横幅の中点を通る上下方向の直線を第1直線(第11の直線)L1とし、左ストップボタン9の横幅の中点を通る上下方向の直線を第2直線(第12の直線)L2とすると、第1アンカーポイントP1は、第1直線L1よりも右側であって第2直線L2よりも左側に配置されている。つまり、第1アンカーポイントP1は、水平方向において第1直線L1と第2直線L2との間に配置されている。
【0055】
第2画像70bは、その中心部に第2画像70bを拡大若しくは縮小または回転させる際の基準点となる第2アンカーポイントP2を有する。第2アンカーポイントP2は、特定領域16aの中央に配置されている。
【0056】
具体的には、中リール5の横幅の中点を通る上下方向の直線を第3直線(第21の直線)L3とし、中ストップボタン10の横幅の中点を通る上下方向の直線を第4直線(第22の直線)L4とすると、第2アンカーポイントP2は、第3直線L3上に配置され、かつ第4直線L4上にも配置されている。つまり、第2アンカーポイントP2は、第3直線L3と第4直線L4に重なるように配置されている。
【0057】
第3画像70cは、その中心部に第3画像70cを拡大若しくは縮小または回転させる際の基準点となる第3アンカーポイントP3を有する。第3アンカーポイントP3は、特定領域16aにおいて中央寄りに配置されている。
【0058】
具体的には、右リール6の横幅の中点を通る上下方向の直線を第5直線(第31の直線)L5とし、右ストップボタン11の横幅の中点を通る上下方向の直線を第6直線(第32の直線)L6とすると、第3アンカーポイントP3は、第5直線L5よりも左側であって第6直線L6よりも右側に配置されている。つまり、第3アンカーポイントP3は、水平方向において第5直線L5と第6直線L6との間に配置されている。
【0059】
このように、報知画像70の最も左側に表示されている第1画像70aの第1アンカーポイントP1、および報知画像70の最も右側に表示されている第3画像70cの第3アンカーポイントP3が、液晶表示器16の特定領域16aにおいて中央寄りに配置されている。そのため、報知画像70は全体として特定領域16aの中央寄りに表示されることになる。
【0060】
図2(b)に示すように、遊技者が報知画像70の報知に従って中ストップボタン10を最初に停止すると(第1停止後)、中リール5が停止して第2画像70bは液晶表示器16の特定領域16aに表示されなくなる。
【0061】
一方、第1画像70aは、第1アンカーポイントP1を基準として、
図2(a)のときよりも拡大表示されている。具体的には、第1画像70aの直径の大きさは、R
MIDからR
MAXとなっている。また、第1画像70aの表示態様は、
図2(a)で説明した第2画像70bの表示態様と同様である。なお、第3画像70cの表示態様は、
図2(a)のときから変わっていない。
【0062】
図2(c)に示すように、遊技者が報知画像70の報知に従って左ストップボタン9を2番目に停止すると(第2停止後)、左リール4が停止して第1画像70aは液晶表示器16の特定領域16aに表示されなくなる。
【0063】
一方、第3画像70cは、第3アンカーポイントP3を基準として、
図2(b)のときよりも拡大表示されている。具体的には、第3画像70cの直径の大きさは、R
MINからR
MAXとなっている。また、第3画像70cの表示態様は、
図2(a)で説明した第2画像70bの表示態様と同様である。
【0064】
遊技者が報知画像70の報知に従って右ストップボタン11を最後に停止すると、右リール6が停止して第3画像70cは特定領域16aに表示されなくなる(不図示)。そして、第3打順ベルに対応付けられた8枚役が入賞することでメダルが8枚払い出される。
【0065】
次に、
図3(a)に示すように、スタートレバー8がONされた後に内部抽選で第6打順ベルに当選したことに基づいて、報知画像(第2報知画像)70が液晶表示器16の特定領域16aに表示されている。
【0066】
図3(a)においては、第1画像(第4画像)70aは、数字「3」を表示する第1数字画像と、第1数字画像の背景に表示された円形状の第1背景画像と、から成り、3番目(最後)に左ストップボタン9を操作すべき旨を遊技者に報知している。また、第2画像(第5画像)70bは、数字「2」を表示する第2数字画像と、第2数字画像の背景に表示された円形状の第2背景画像と、から成り、2番目に中ストップボタン10を操作すべき旨を遊技者に報知している。さらに、第3画像(第6画像)70cは、数字「1」を表示する第3数字画像と、第3数字画像の背景に表示された円形状の背景画像と、第3背景画像の周りに表示された円環状のエフェクト画像と、から成り、1番目(最初)に右ストップボタン11を操作すべき旨を遊技者に強調して報知している。なお、第1画像70a、第2画像70bおよび第3画像70cのそれぞれを構成する画像の重ね合わせについては、
図2(a)で説明した場合と同様である。
【0067】
図3(a)においても、
図2(a)の場合と同様に、第1画像70a、第2画像70bおよび第3画像70cの直径の大きさは、互いに異なっている。具体的には、第1画像70a、第2画像70bおよび第3画像70cの順に直径が大きくなっている。
【0068】
第1画像70aの第1アンカーポイントP1は、第1直線(第11の直線)L1と第2直線(第12の直線)L2との間であって
図2(a),(b)の場合と同じ位置に配置されている。また、第2画像70bの第2アンカーポイントP2は、第3直線(第21の直線)L3と第4直線(第22の直線)L4に重なっており、
図2(a)の場合と同じ位置に配置されている。さらに、第3画像70cの第3アンカーポイントP3は、第5直線(第31の直線)L5と第6直線(第32の直線)L6との間であって
図2(a)~(c)の場合と同じ位置に配置されている。
【0069】
このように、
図3(a)の場合においても、第1アンカーポイントP1および第3アンカーポイントP3が液晶表示器16の特定領域16aにおいて中央寄りに配置されることで、報知画像70は全体として特定領域16aの中央寄りに表示されている。
【0070】
図3(b)に示すように、遊技者が報知画像70の報知に従って右ストップボタン11を最初に停止すると(第1停止後)、右リール6が停止して第3画像70cは液晶表示器16の特定領域16aに表示されなくなる。
【0071】
一方、第2画像70bは、第2アンカーポイントP2を基準として、
図3(a)のときよりも拡大表示される。具体的には、第2画像70bの直径の大きさは、R
MIDからR
MAXとなっている。また、第2画像70bの表示態様は、
図3(a)で説明した第3画像70cの表示態様と同様である。なお、第1画像70aの表示態様は、
図3(a)のときから変わっていない。
【0072】
図3(c)に示すように、遊技者が報知画像70の報知に従って中ストップボタン10を2番目に停止すると(第2停止後)、中リール5が停止して第2画像70bは液晶表示器16の特定領域16aに表示されなくなる。
【0073】
一方、第1画像70aは、第1アンカーポイントP1を基準として、
図3(b)のときよりも拡大表示される。具体的には、第1画像70aの直径の大きさは、R
MINからR
MAXとなっている。また、第1画像70aの表示態様は、
図3(a)で説明した第3画像70cの表示態様と同様である。
【0074】
遊技者が報知画像70の報知に従って左ストップボタン9を最後に停止すると、左リールが停止して第1画像70aは特定領域16aに表示されなくなる。そして、第6打順ベルに対応付けられた8枚役が入賞することでメダルが8枚払い出される。
【0075】
図2と
図3とを比較すると、
図2(a),(b)で示したように第3打順ベルに当選したことに基づいて報知される第1画像70aと、
図3(a)~(c)で示したように第6打順ベルに当選したことに基づいて報知される第1画像(第4画像)70aとは、第1アンカーポイントP1の表示される位置が一致するようになっている。また、同様に、
図2(a)で示したように第3打順ベルに当選したことに基づいて報知される第2画像70bと、
図3(a),(b)で示したように第6打順ベルに当選したことに基づいて報知される第2画像(第5画像)70bとは、第2アンカーポイントP2の表示される位置が一致するようになっている。さらに、同様に、
図2(a)~(c)で示したように第3打順ベルに当選したことに基づいて報知される第3画像70cと、
図3(a)で示したように第6打順ベルに当選したことに基づいて報知される第3画像(第6画像)70cとは、第3アンカーポイントP3の表示される位置が一致するようになっている。
【0076】
具体的には、
図2(a),(b)および
図3(a)~(c)の何れの場合でも、第1アンカーポイントP1は、液晶表示器16の特定領域16aにおいて第1直線L1と第2直線L2との間の特定の位置に配置されている。また、
図2(a)および
図3(a),(b)の何れの場合でも、第2アンカーポイントP2は、第3直線L3上であって、かつ第4直線L4上の特定の位置に配置されている。さらに、
図2(a)~(c)のおよび
図3(a)の何れの場合でも、第3アンカーポイントP3は、第5直線L5と第6直線L6との間の特定の位置に配置されている。
【0077】
なお、上記実施形態では、例えば
図2(a),(b)で示した第1画像70aと、
図3(a)~(c)で示したよう第1画像(第4画像)70aとは、第1アンカーポイントP1の表示される位置が一致するようになっていたが、この構成に限定されない。
図2(a),(b)の第1画像70aに含まれる第1数字画像のアンカーポイントと、
図3(a)~(c)の第1画像(第4画像)70aに含まれる第1数字画像のアンカーポイントと、が一致するようにしても良い。また、
図2(a),(b)の第1画像70aに含まれる第1背景画像のアンカーポイントと、
図3(a)~(c)の第1画像(第4画像)70aに含まれる第1背景画像のアンカーポイントと、が一致するようにしても良い。さらに、
図2(a),(b)の第1画像70aに含まれるエフェクト画像のアンカーポイントと、
図3(a)~(c)の第1画像(第4画像)70aに含まれるエフェクト画像のアンカーポイントと、が一致するようにしても良い。
図2(a)で示した第2画像70b、および
図3(a),(b)で示した第2画像(第5画像)70bについても同様である。また、
図2(a)~(c)で示した第3画像70c、および
図3(a)で示した第3画像(第6画像)70cについても同様である。
【0078】
このように、報知画像70を液晶表示器16の中央寄りに表示することで報知画像70を見易くすることができるのであるが、本実施形態に係るスロットマシンSでは、報知画像70の見易さをさらに向上させるために以下のような工夫も凝らされている。
【0079】
具体的には、
図2(a),(b)および
図3(a)~(c)に示すように、左リール4の右端部を通る上下方向の直線を第7直線L7とすると、第1画像70aの直径の大きさがR
MAX、R
MIDおよびR
MINの何れの場合でも、第1画像70aの右端部は、水平方向において第7直線L7より右側(第2画像70b側)に表示されていない。つまり、第1画像70aは全体として、第7直線L7を右側に超えないように表示されている。そのため、第1画像70aと第2画像70bとの間隔が、狭くなりすぎず、第1画像70aおよび第2画像70bを見易い適切な間隔となっている。
【0080】
また、
図2(a)~(c)および
図3(a)に示すように、右リール6の右端部を通る上下方向の直線を第8直線L8とすると、第3画像70cの直径の大きさがR
MAX、R
MIDおよびR
MINの何れの場合でも、第3画像70cの左端部は、水平方向において第8直線L8より左側(第2画像70b側)に表示されていない。つまり、第3画像70cは全体として、第8直線L8を左側に超えないように表示されている。そのため、第3画像70cと第2画像70bとの間隔が、狭くなりすぎず、第3画像70cおよび第2画像70bを見易い適切な間隔となっている。
【0081】
なお、上記実施形態では、
図2(a),(b)および
図3(a)~(c)に示すように、第1画像70aは全体として、第7直線L7を右側に超えないように表示されている構成であったが、この構成に限定されない。例えば第1画像70aのうちエフェクト画像は、第7直線L7を右側に超えて表示され、第1背景画像および第1数字画像は、第7直線L7を右側に超えないように表示さても良い。また、第1画像70aのうちエフェクト画像および第1背景画像は、第7直線L7を右側に超えて表示され、第1数字画像は、第7直線L7を右側に超えないように表示されても良い。なお、第3画像70cがエフェクト画像を含んで構成される場合にも、上記のような第1画像70aについての変形例を採用できる。
【0082】
また、
図2(a)および
図3(a),(b)に示すように、第2画像70bの直径の大きさがR
MAX、R
MIDおよびR
MINの何れの場合でも、第2画像70bの左端部は、水平方向において第7直線L7より左側(第1画像70a側)に表示されておらず、第2画像70bの右端部は、水平方向において第8直線L8より右側(第3画像70c側)に表示されていない。つまり、第2画像70bは全体として、第7直線L7を左側に超えないように表示されており、また、第8直線L8を右側に超えないように表示されている。そのため、第2画像70bと第1画像70aとの間隔、および第2画像70bと第3画像70cとの間隔が、狭くなりすぎず、第1画像70a、第2画像70bおよび第3画像70cを見易い適切な間隔となっている。
【0083】
また、上記実施形態では、
図2(a)および
図3(b)に示すように、例えば第2画像70bのエフェクト画像は円環状に表示されていたが、この形状に限定されることなく、機種のコンテンツ等に応じて、各種形状を採用できる。また、
図2(a)および
図3(b)に示すように、例えば第2画像70bの第2背景画像は円形状に表示されていたが、この形状に限定されることなく、機種のコンテンツ等に応じて、各種形状を採用できる。なお、第1画像70aおよび第3画像70cについても同様である。
【0084】
さらに、上記実施形態では、例えば
図2において、第2画像70bは、第2数字画像と、第2背景画像と、エフェクト画像と、から成る構成であったが、この構成に限定されない。例えば第2画像70bは、第2数字画像と、第2背景画像と、から成る構成であっても良いし、第2数字画像のみから成る構成であっても良い。第1画像70aおよび第3画像70cについても同様である。また、
図3における第1画像70a、第2画像70bおよび第3画像70cについても同様である。
【0085】
本実施形態に係るスロットマシンSによれば、以下の効果を奏することができる。
【0086】
筐体1と、筐体1の前面に設けられた前扉2と、を備えたスロットマシン(遊技機)Sであって、筐体1内には、左リール(第1リール)4と、中リール(第2リール)5と、右リール(第3リール)6と、が設けられており、中リール5は、左リール4と右リール6との間に位置しており、前扉2は、各リールを視認可能とする表示窓(窓部)3と、左リール4を停止させる左ストップボタン(第1停止ボタン)9、中リール5を停止させる中ストップボタン(第2停止ボタン)10および右リール6を停止させる右ストップボタン(第3停止ボタン)11と、液晶表示器(演出表示部)16と、を有し、液晶表示器16は、AT区間において打順ベルに当選したことに基づいて(特定条件が成立したことに基づいて)、各ストップボタン9~11の操作態様に関する情報を報知する報知画像70を表示し、報知画像70は、左ストップボタン9の操作態様に関する情報を報知する第1画像70aと、中ストップボタン10の操作態様に関する情報を報知する第2画像70bと、右ストップボタン11の操作態様に関する情報を報知する第3画像70cと、を含み、第1画像70a、第2画像70bおよび第3画像70cは、表示態様を変化させる際の第1アンカーポイント(基準点)P1、第2アンカーポイント(基準点)P2、第3アンカーポイント(基準点)P3を有しており、左リール4の横幅の中点を通る上下方向の直線を第1直線(第11の直線)L1とし、左ストップボタン9の横幅の中点を通る上下方向の直線を第2直線(第12の直線)L2とすると、第1画像70aの第1アンカーポイントP1は、第1直線L1と第2直線L2との間となるように配置されており、中リール5の横幅の中点を通る上下方向の直線を第3直線(第21の直線)L3とし、中ストップボタン10の横幅の中点を通る上下方向の直線を第4直線(第22の直線)L4とすると、第2画像70bの第2アンカーポイントP2は、第3直線L3と第4直線L4に重なるように配置されており、右リール6の横幅の中点を通る上下方向の直線を第5直線(第31の直線)L5とし、右ストップボタン11の横幅の中点を通る上下方向の直線を第6直線(第32の直線)L6とすると、第3画像70cの第3アンカーポイントP3は、第5直線L5と第6直線L6との間となるように配置されていることを特徴とする。そのため、第1画像70aと第2画像70bとの間隔、および第3画像70cと第2画像70bの間隔を狭めることで、報知画像70を液晶表示器16の中央寄りに表示できる。よって、報知画像70を視認する遊技者の視線を動かす量を低減させ、報知画像70を見易くすることができる。したがって、遊技性を向上させることができる。
【0087】
また、遊技者の視線を動かす量を低減させることで、遊技者の目の疲れを抑制できる。さらに、報知画像70を液晶表示器16の中央寄りに表示できるので、報知画像70の背景領域を広げることができ、液晶表示器16上で様々な演出を効果的に実行できる。
【0088】
また、本実施形態に係るスロットマシンSは、筐体1と、筐体1の前面に設けられた前扉2と、を備えたスロットマシン(遊技機)Sであって、筐体1内は、左リール(第1リール)4、中リール(第2リール)5および右リール(第3リール)6を有し、中リール5は、左リール4と右リール6との間に位置しており、前扉2は、各リール4~6を視認可能とする表示窓(窓部)3と、左リール4を停止させる左ストップボタン(第1停止ボタン)9、中リール5を停止させる中ストップボタン(第2停止ボタン)10および右リール6を停止させる右ストップボタン(第3停止ボタン)11と、液晶表示器(演出表示部)16と、を有し、液晶表示器16は、AT区間において打順ベルに当選したことに基づいて(特定条件が成立したことに基づいて)、各ストップボタン9~11の操作態様に関する情報を報知する報知画像70を表示し、報知画像70は、
図2(a)~(c)で示したように内部抽選で第3打順ベルに当選したことに基づいて報知される報知画像(第1報知画像)70と、
図3(a)~(c)で示したように内部抽選で第6打順ベルに当選したことに基づいて報知される報知画像(第2報知画像)70と、を少なくとも有し、これら報知画像70,70は、上記操作態様に関する情報が異なっており、第3打順ベルに当選したことに基づいて報知される報知画像70は、
図2で示した、左ストップボタン9の操作態様に関する情報を報知する第1画像70aと、中ストップボタン10の操作態様に関する情報を報知する第2画像70bと、右ストップボタン11の操作態様に関する情報を報知する第3画像70cと、を含み、第6打順ベルに当選したことに基づいて報知される報知画像70は、
図3で示した、左ストップボタン9の操作態様に関する情報を報知する第1画像(第4画像)70aと、中ストップボタン10の操作態様に関する情報を報知する第2画像(第5画像)70bと、右ストップボタン11の操作態様に関する情報を報知する第3画像(第6画像)70cと、を含み、
図2で示した、第1画像70a、第2画像70b、および第3画像70cと、
図3で示した、第1画像70a、第2画像70b、および第3画像70cは、表示態様を変化させる際の第1アンカーポイント(基準点)P1、第2アンカーポイント(基準点)P2、および第3アンカーポイント(基準点)P3を有しており、
図2で示した第1画像70aと
図3で示した第1画像70aは、第1アンカーポイントP1が一致するようになっており、
図2で示した第2画像70bと
図3で示した第2画像70bは、第2アンカーポイントP2が一致するようになっており、
図2で示した第3画像70cと
図3で示した第3画像70cは、第3アンカーポイントP3が一致するようになっていることを特徴とする。よって、報知画像70の報知内容が変わっても、遊技者に対して違和感を与えることなく、スムーズに遊技を進行させることができる。したがって、遊技性を向上させることができる。
【0089】
さらに、本実施形態に係るスロットマシンSでは、報知画像70に含まれる第1画像70aの直径の大きさがRMAX、RMIDおよびRMINの何れの場合でも、第1画像70aの右端部は、水平方向において第7直線L7より右側(第2画像70b側)に表示されていない。また、同様に、報知画像70に含まれる第3画像70cの直径の大きさがRMAX、RMIDおよびRMINの何れの場合でも、第3画像70cの左端部は、水平方向において第8直線L8より左側(第2画像70b側)に表示されていない。よって、第2画像70bと第1画像70aとの間隔、および第2画像70bと第3画像70cとの間隔が狭くなりすぎず、第1画像70a、第2画像70b、および第3画像70cを見易い適切な間隔を確保できる。したがって、遊技者は報知画像70の報知内容を正確に把握できるようになり、各ストップボタン9~11の押し間違えを抑制できる。
【0090】
なお、上記実施形態では、第1アンカーポイントP1は第1画像70aの中心部に配置されていたが、この構成に限定されることなく、例えば第1画像70aの中心部から外れた位置に配置されても良い。第2アンカーポイントP2および第3アンカーポイントP3についても同様である。この場合でも上記実施形態と同様の効果を奏することができる。
【0091】
また、上記実施形態では、第1アンカーポイントP1、第2アンカーポイントP2および第3アンカーポイントP3は、上下方向において同一の高さ位置に配置されていたが、この構成に限定されない。例えば、第1アンカーポイントP1および第3アンカーポイントP3の高さ位置を第2アンカーポイントP2の高さ位置よりも低くしても良いし、高くしても良い。この場合でも上記実施形態と同様の効果を奏することができる。
【0092】
また、上記実施形態では、スロットマシンSは、3つのリール(第1リール、第2リール、第3リール)を備えた構成であったが、この構成に限定されることなく、例えば左側から右側に順に配置された第1リール、第2リール、第3リール、および第4リールを備えた構成であっても良い。この場合、第1画像の基準点は、第11の直線と第12の直線との間となるように配置されており、第4画像(第4停止ボタンの操作態様に関する情報を報知する画像)の基準点は、第41の直線(第4リールの横幅の中点を通る上下方向の直線)と第42の直線(第4停止ボタンの横幅の中点を通る上下方向の直線)との間となるように配置されても良い。そして、第2画像の基準点は、第21の直線と第22の直線に重なるように配置されており、第3画像の基準点は、第31の直線と第32の直線に重なるように配置されても良い。このようにしても、上記実施形態と同様の効果を奏することができる。
【0093】
さらに、上記実施形態においては、
図2(a)~(c)は第3打順ベルに当選した場合について説明し、
図3(a)~(c)は第6打順ベルに当選した場合について説明したが、例えば内部抽選でその他の打順ベルに当選した場合でも、第1~第3アンカーポイントP1~P3の位置は上記で説明した位置と同じとなるようにしても良い。例えば第3打順ベルに当選した場合と第1打順ベルに当選した場合とでも、第1~第3アンカーポイントP1~P3の位置が上記で説明した位置と同じとなるようにしても良い。
【0094】
また、上記実施形形態では、
図2(a)において第3打順ベルに当選したことに基づいて、液晶表示器16の特定領域16aにおいて左側から右側に向かって「2―1―3」の数字が表示され、
図3(a)において第6打順ベルに当選したことに基づいて、液晶表示器16の特定領域16aにおいて左側から右側に向かって「3-2-1」の数字が表示されている例を挙げて説明した。この場合、
図2(a),(b)に示す第1画像70aに含まれる第1数字画像の数字は「2」であり、
図3(a)~(c)に示す第1画像(第4画像)70bに含まれる第1数字画像の数字は「3」であり、これらの数字は異なっているが、これに限定されない。
【0095】
例えば
図2(a)に示すように、液晶表示器16の特定領域16aにおいて左側から右側に向かって「2―1―3」の数字が表示される場合と、液晶表示器16の特定領域16aにおいて左側から右側に向かって「2-3-1」の数字が表示されている場合にも本発明を適用できる。なお、「2-3-1」の数字が表示されている場合とは、正解打順が「打順5」である第5打順ベルに当選した場合である。
【0096】
上記の場合、
図2(a),(b)に示す第1画像70aに含まれる第1数字画像の数字は「2」であり、打順ベル5に当選したときに表示される第1画像(第4画像)に含まれる第1数字画像の数字は「2」であり、これらの数字は同じとなる。つまり、本発明を構成する「第1画像」と「第4画像」とは、これらの数字が異なっていても良いし、同じであっても良い。また、本発明を構成する「第2画像」と「第5画像」、および「第3画像」と「第6画像」についても同様である。
【0097】
また、上記実施形態では、
図2(a)および
図3(b)に示すように、第2画像70bの第2数字画像と、第2背景画像と、を別個の画像としていたが、この構成に限定されない。第2背景画像は第2数字画像に含まれても良い。つまり、第2数字画像と第2背景画像とで1つの数字画像(第2数字画像)を構成するようにしても良い。第1画像70aおよび第3画像70cについても同様である。
【0098】
次に、
図4(a),(b)および
図5(a),(b)を参照して、報知画像の液晶表示器16における表示態様について説明する。
図4(a),(b)および
図5(a),(b)は、AT区間において内部抽選で第6打順ベルに当選した場合における報知画像の表示態様を示した図である。なお、以下においては、
図4(a)→
図4(b)→
図5(a)→
図5(b)の順に時間が経過しているものとする。
【0099】
図4(a)は、スタートレバー8がON(操作)されて内部抽選で第6打順ベルに当選した後の第1タイミングにおける液晶表示器16での表示態様を示している。第1タイミングは、例えばスタートレバー8が操作されてから0.125秒経過したときである。また、第1タイミングは、報知画像80が液晶表示器16に表示を開始された直後のタイミングである。
【0100】
図4(a)に示すように、第1タイミングにおいて、各ストップボタン9~11の操作順序(操作態様)に関する情報を報知する報知画像80が液晶表示器16の表示画面の特定領域16aに表示されている。報知画像80は、第1報知画像81と、第2報知画像82と、第3報知画像83と、を含む。
【0101】
第1報知画像81は、最初に右ストップボタン11を操作すべき旨を報知する画像であり、特定領域16aにおける右リール6の上方に表示されている。この第1報知画像81は、数字「1」が表示された第1数字画像81aと、この第1数字画像の周りに表示された第1エフェクト画像81bと、を有する。
【0102】
第2報知画像82は、2番目に中ストップボタン10を操作すべき旨を報知する画像であり、特定領域16aにおける中リール5の上方に表示されている。この第2報知画像82は、数字「2」が表示された第2数字画像82aと、この第2数字画像82aの周りに表示された第2エフェクト画像82bと、を有する。
【0103】
第3報知画像83は、最後に左ストップボタン9を操作すべき旨を報知する画像であり、特定領域16aにおける左リール4の上方に表示されている。この第3報知画像83は、数字「3」が表示された第3数字画像83aと、第3数字画像83aの周りに表示された第3エフェクト画像83bと、を有する。なお、各報知画像81,82,83において、各数字画像81a,82a,83aは、各エフェクト画像81b,82b,83bよりも上位レイヤーに表示されている。
【0104】
第1数字画像81a、第2数字画像82a、および第3数字画像83aは、円形状となるように形成されている。そして、第1数字画像81aの内側中央には数字「1」が表示され、第2数字画像82aの内側中央には数字「2」が表示され、第3数字画像83aの内側中央には数字「3」が表示されている。これにより、遊技者に対して右ストップボタン11→中ストップボタン10→左ストップボタン9の順で各ストップボタン9~11を操作すべき旨を報知することができる。
【0105】
第1数字画像81a、第2数字画像82a、および第3数字画像83aは、時間経過に伴って拡大表示されるようになっている。そして、これら数字画像81a,82a,83aは、その拡大表示の際の基準点を有している。具体的には、第1数字画像81aは、基準点として第1アンカーポイント(第1基準部)P1を有し、第2数字画像82aは、基準点として第2アンカーポイント(第2基準部)P2を有し、第3数字画像83aは、基準点として第3アンカーポイント(第3基準部)P3を有している。そして、各アンカーポイントP1,P2,P3は各数字画像81a,82a,83aの中心に位置している。これにより、各数字画像81a,82a,83aは、時間が経過するに連れて、各アンカーポイントP1,P2,P3を基準として直径が大きくなるように表示される。
【0106】
また、これら数字画像81a,82a,83aは、同じ時刻(
図4(a)においては第1タイミング)では、互いに異なる大きさとなっている。具体的には、第1数字画像81aの直径は、第2数字画像82aの直径よりも大きくなるように表示され、第2数字画像82aの直径は、第3数字画像83aの直径よりも大きくなるように表示されている。つまり、第3数字画像83a、第2数字画像82a、および第1数字画像81aの順に各数字画像81a,82a,83aが大きくなるように表示されている。このように、これら数字画像81a,82a,83aの大きさは、各ストップボタン9~11の操作順序に合わせて調整されたサイズとなっている。
【0107】
なお、上記実施形態においては、第6打順ベルに当選した場合における各数字画像81a,82a,83aについて説明したが、例えば第4打順ベルに当選した場合についても同様である。具体的には、第4打順ベルに当選した場合、第1報知画像81は、最初に中ストップボタン10を操作すべき旨を報知する画像であり、第2報知画像82は、2番目に右ストップボタン11を操作すべき旨を報知する画像であり、第3報知画像83は、最後に左ストップボタン9を操作すべき旨を報知する画像である。この場合においても、第1報知画像81の第1数字画像81aは、第2報知画像82の第2数字画像82aよりも大きくなるように表示される。また、第2数字画像82aは、第3報知画像83の第3数字画像83aよりも大きくなるように表示される。
【0108】
第1エフェクト画像81bは、第1数字画像81aを強調して表示するための画像であり、第1数字画像81aの外周部を円環状に囲むように表示されている。また、第2エフェクト画像82bは、第2数字画像82aを強調して表示するための画像であり、第2数字画像82aの外周部を円環状に囲むように表示されている。さらに、第3エフェクト画像83bは、第3数字画像83aを強調して表示するための画像であり、第3数字画像83aの外周部を円環状に囲むように表示されている。
【0109】
なお、実際には、第1エフェクト画像81bは円形状となるように形成されているが、円形状の第1数字画像81aが第1エフェクト画像81bの内側において上位レイヤーに表示されているため、第1エフェクト画像81bは円環状に表示されている。第2エフェクト画像82bおよび第3エフェクト画像83bについても同様である。
【0110】
各エフェクト画像81b,82b,83bも、時間経過に伴って拡大表示されるようになっている。そして、これらエフェクト画像81b,82b,83bは、その拡大表示の際の基準点を有している。具体的には、第1エフェクト画像81bは、第4アンカーポイント(第4基準部)P4を有し、第2エフェクト画像82bは、第5アンカーポイント(第5基準部)P5を有し、第3エフェクト画像83bは、第6アンカーポイント(第6基準部)P6を有している。そして、各アンカーポイントP4,P5,P6は各エフェクト画像81b,82b,83bの中心に位置している。これにより、各エフェクト画像81b,82b,83bは、時間が経過するに連れて、各アンカーポイントP4,P5,P6を基準として直径(外径)が大きくなるように表示される。なお、アンカーポイントP4,P5,P6は、上述したアンカーポイントP1,P2,P3と同じ位置にある。
【0111】
また、これらエフェクト画像81b,82b,83bは、同じ時刻(
図4(a)においては第1タイミング)では、互いに異なる大きさとなっている。具体的には、第1エフェクト画像81bの直径(外径)は、第2エフェクト画像82bの直径(外径)よりも大きくなるように表示され、第2エフェクト画像82bの直径(外径)は、第3エフェクト画像83bの直径(外径)よりも大きくなるように表示されている。つまり、第3エフェクト画像83b、第2エフェクト画像82b、および第1エフェクト画像81bの順に各エフェクト画像81b,82b,83bの大きさが大きくなっている。このように、これらエフェクト画像81b,82b,83bの大きさも、各ストップボタン9~11の操作順序に合わせて調整されたサイズとなっている。
【0112】
なお、上記実施形態においては、第6打順ベルに当選した場合における各エフェクト画像81b,82b,83bについて説明したが、例えば第4打順ベルに当選した場合についても同様である。具体的には、第1報知画像81の第1エフェクト画像81bは、第2報知画像82の第2エフェクト画像82bよりも大きくなるように表示される。また、第2エフェクト画像82bは、第3報知画像83の第3エフェクト画像83bよりも大きくなるように表示される。
【0113】
また、第2報知画像82に対する第1報知画像81の大きさの比率と、第3報知画像83に対する第2報知画像82の大きさの比率は、概ね等しくなっている。そのため、第1報知画像81と第1エフェクト画像81b、第2報知画像82と第2エフェクト画像82b、および第3報知画像83と第3エフェクト画像83bをバランス良く液晶表示器16の表示画面に表示できるようになっている。
【0114】
このように構成された第1報知画像81、第2報知画像82、および第3報知画像83は、以下に示すように設計された上で液晶表示器16の表示画面に表示されている。
【0115】
具体的には、第1報知画像81の第1数字画像81aの上端部(上縁部)と、第2報知画像82の第2数字画像82aの上端部(上縁部)と、第3報知画像83の第3数字画像83aの上端部(上縁部)と、を結ぶ線を第01線L01とすると、この第01線L01は、直線を形成するようになっている。そして、この第01線L01は、所定の勾配を有する右上がりの直線となっている。なお、第1数字画像81aの上端部とは、円形状の第1数字画像81aの最も上側に位置する上中央部分である。第2数字画像82aの上端部、および第3数字画像83aの上端部についても同様である。
【0116】
また、第1報知画像81の第1数字画像81aの下端部(下縁部)と、第2報知画像82の第2数字画像82aの下端部(下縁部)と、および第3報知画像83の第3数字画像83aの下端部(下縁部)と、を結ぶ線を第02線L02とすると、この第02線L02は、直線を形成するようになっている。そして、この第02線L02は、所定の勾配を有する右下がりの直線となっている。また、この第02線L02と第01線L01とは、液晶表示器16の表示画面の外側における第1ポイントX1で交わるようになっている。この第1ポイントX1は、液晶表示器16の表示画面の左側部から所定間隔だけ離れた位置である。なお、第1数字画像81aの下端部とは、円形状の第1数字画像81aの最も下側に位置する下中央部分である。第2数字画像82aの下端部、および第3数字画像83aの下端部についても同様である。
【0117】
さらに、第1報知画像81の第1数字画像81aの第1アンカーポイントP1と、第2報知画像82の第2数字画像82aの第2アンカーポイントP2と、第3報知画像83の第3数字画像83aの第3アンカーポイントP3と、を結ぶ線を第03線L03とすると、この第03線L03は水平な直線を形成するようになっている。そして、この第03線L03、第01線L01および第02線L02とは、上述した第1ポイントX1で交わるようになっている。つまり、第01線L01、第02線L02、および第03線L03は、同一の第1ポイントX1で交わるようになっている。
【0118】
同様に、第1報知画像81の第1エフェクト画像81bの上端部(上縁部)と、第2報知画像82の第2エフェクト画像82bの上端部(上縁部)と、第3報知画像83の第3エフェクト画像83bの上端部(上縁部)と、を結ぶ線を第04線L04とすると、この第04線L04は、上述した第01線L01よりも大きな勾配を有する右上がりの直線を形成するようになっている。そして、この第04線L04は、液晶表示器16の表示画面上においては第01線L01よりも上側に位置している。なお、第1エフェクト画像81bの上端部とは、円環状の第1エフェクト画像81bの最も上側に位置する上中央部分である。第2エフェクト画像82bの上端部、および第3エフェクト画像83bの上端部についても同様である。
【0119】
また、第1報知画像81の第1エフェクト画像81bの下端部(下縁部)と、第2報知画像82の第2エフェクト画像82bの下端部(下縁部)と、第3報知画像83の第3エフェクト画像83bの下端部(下縁部)と、を結ぶ線を第05線L05とすると、この第05線L05は、上述した第02線L02よりも大きな勾配を有する右下がりの直線を形成するようになっている。そして、この第05線L05は、液晶表示器16の表示画面上においては直線L02よりも下側に位置している。そして、この第05線L05と第04線L04とは、液晶表示器16の表示画面の外側における第2ポイントX2で交わるようになっている。この第2ポイントX2は、液晶表示器16の表示画面の左側部から所定間隔だけ離れた位置である。なお、第1エフェクト画像81bの下端部とは、円環状の第1エフェクト画像81bの最も下側に位置する下中央部分である。第2エフェクト画像82bの下端部、および第3エフェクト画像83bの下端部についても同様である。
【0120】
さらに、第1報知画像81の第1エフェクト画像81bの第4アンカーポイントP4と、第2報知画像82の第2エフェクト画像82bの第5アンカーポイントP5と、第3報知画像83の第3エフェクト画像83bの第6アンカーポイントP6と、を結ぶ線を第06線L06とすると、この第06線L06は水平な直線を形成するようになっている。そして、この第06線L06、第04線L04および第05線L05とは、上述した第2ポイントX2で交わるようになっている。つまり、第04線L04、第05線L05、および第06線L06は、同一の第2ポイントX2で交わるようになっている。なお、本実施形態では、第1アンカーポイントP1は第4アンカーポイントP4と同じ位置にあり、第2アンカーポイントP2は第5アンカーポイントP5と同じ位置にあり、第3アンカーポイントP3は第6アンカーポイントP6と同じ位置にあるので、第03線L03と第06線L06は同じ直線となっている。
【0121】
このように、第01線L01、第02線L02、および第03線L03は、第1ポイントX1で交わるようになっており、第04線L04、第05線L05、および第06線L06は、第2ポイントX2で交わるようになっているが、
図4(a)に示すように、第1ポイントX1と第2ポイントX2は、同一の第3ポイントX3に位置するようになっている。つまり、第01線L01、第02線L02、第03線L03、第04線L04、第05線L05、および第06線L06は何れも、第3ポイントX3で交わるようになっている。そして、この第3ポイントX3と第3報知画像83の中心とは、距離d1だけ離れている。
【0122】
なお、上記においては、第1ポイントX1と第2ポイントX2は、同一の第3ポイントX3に位置するようになっていたが、この構成に限定されない。第1ポイントX1と第2ポイントX2は、略同一の第3ポイントX3に位置するようになっていれば良い。例えば、第1ポイントX1と第2ポイントX2は、互いに近接すように位置しても良い。また、第1ポイントX1と第2ポイントX2は、概ね同じ位置であると認識可能な範囲内で多少離れて位置しても良い。後述する第4ポイントX4~第12ポイントX12についても同様である。
【0123】
図4(b)は、第1タイミングよりも後である第2タイミング(第1時点)における液晶表示器16での表示態様を示している。第2タイミングは、例えば第1タイミングから0.125秒(スタートレバー8が操作されてから0.25秒)経過したときである。
【0124】
図4(b)に示すように、第2タイミングにおいて、第1報知画像81、第2報知画像82、および第3報知画像83は、第1タイミングのときよりも拡大表示されている。そして、これらの画像は以下に示すように設計された上で表示されている。
【0125】
具体的には、第1数字画像81aの上端部と、第2数字画像82aの上端部と、第3数字画像83aの上端部と、を結ぶ線を第11線L11(第11線)とすると、この第11線L11は、右上がりの直線を形成するようになっている。また、第1数字画像81aの下端部と、第2数字画像82aの下端部と、および第3数字画像83aの下端部と、を結ぶ線を第12線L12(第12線)とすると、この第12線L12は、右下がりの直線L12を形成するようになっている。さらに、第1数字画像81aの第1アンカーポイントP1と、第2数字画像82aの第2アンカーポイントP2と、第3数字画像83aのアンカーポイントP3と、を結ぶ線を第13線L13(第13線)とすると、この第13線L13は、水平な直線L13を形成するようになっている。そして、これら第11線L11、第12線L12、および第13線L13は、同一の第4ポイント(第1位置)X4で交わるようになっている。この第4ポイントX4は、
図4(a)に示した第1ポイントX1から左方に距離ΔY1だけ移動した位置である。
【0126】
同様に、第1エフェクト画像81bの上端部と、第2エフェクト画像82bの上端部と、第3エフェクト画像83bの上端部と、を結ぶ線を第21線L21(第14線)とすると、この第21線L21は、右上がりの直線を形成するようになっている。また、第1エフェクト画像81bの下端部と、第2エフェクト画像82bの下端部と、および第3エフェクト画像83bの下端部と、を結ぶ線を第22線L22(第15線)とすると、この第22線L22は、右下がりの直線を形成するようになっている。さらに、第1エフェクト画像81bの第4アンカーポイントP4と、第2エフェクト画像82bの第5アンカーポイントP5と、第3エフェクト画像83bの第6アンカーポイントP6と、を結ぶ線を第23線L23(第16線)とすると、この第23線L23は、水平な直線を形成するようになっている。そして、これら第21線L21、第22線L22、および第23線L23は、同一の第5ポイント(第2位置)X5で交わるようになっている。この第5ポイントX5は、
図4(a)に示した第2ポイントX2から左方に距離ΔY1だけ移動した位置である。なお、
図4(a)と同様に、第13線L13と第23線L23は同じ直線である。また、第21線L21は第11線L11よりも大きな勾配を有する直線であり、第22線L22は第12線L12よりも大きな勾配を有する直線である。このような直線の関係は、以下に示す
図5(a),(b)においても同様である。
【0127】
上述した第4ポイントX4と第5ポイントX5は、
図4(a)に示した第3ポイントX3(第1ポイントX1または第2ポイントX2)から左方に等距離移動しているため、同一の第6ポイント(第3位置)X6に位置するようになっている。つまり、第11線L11、第12線L12、第13線L13、第21線L21、第22線L22、および第23線L23は何れも、第6ポイントX6で交わるようになっている。そして、この第6ポイントX6は、液晶表示器16の左側部から第3ポイントX3よりも距離ΔY1だけさらに離れている。そのため、第6ポイントX6から第3報知画像83の中心までの距離d2は、
図4(a)に示した距離d1よりも大きくなっている。
【0128】
ここで、仮に第6ポイントX6が第3ポイントX3から右方に距離ΔY1だけ移動した位置であるとすると、第1報知画像81、第2報知画像82、および第3報知画像83は、第1タイミングのときから急激に拡大表示されることになる。特に、報知画像80のうち最も大きな画像である第1報知画像81は、他の報知画像82,83に比べてかなり大きく表示されることになる。そのため、第1報知画像81、第2報知画像82、および第3報知画像83をバランス良く表示できず、遊技者の押し順ミスを誘発させる可能性が高くなってしまう。
【0129】
そこで、本実施形態では、上記のような事態を未然に防ぐべく、第6ポイントX6として、第3ポイントX3から左方に距離ΔY1だけ移動した位置を採用している。これにより、第1報知画像81、第2報知画像82、および第3報知画像83は、互いの大きさの関係を維持した状態で第1タイミングのときから緩やかに拡大表示されるようになっている。よって、第2タイミングにおいて、第1報知画像81、第2報知画像82、および第3報知画像83をバランス良く液晶表示器16の表示画面に表示できるようになっている。
【0130】
図5(a)は、第2タイミングよりも後である第3タイミングにおける液晶表示器16での表示態様を示している。第3タイミングは、例えば第2タイミングから0.125秒(スタートレバー8が操作されてから0.375秒)経過したときである。
【0131】
図5(a)に示すように、第3タイミングにおいて、第1報知画像81、第2報知画像82、および第3報知画像83は、第2タイミングのときから拡大表示されている。そして、これらの画像は以下に示すように設計された上で表示されている。
【0132】
具体的には、第1数字画像81aの上端部と、第2数字画像82aの上端部と、第3数字画像83aの上端部と、を結ぶ線を第01´線L01´とすると、この第01´線L01´は、右上がりの直線を形成するようになっている。また、第1数字画像81aの下端部と、第2数字画像82aの下端部と、第3数字画像83aの下端部と、を結ぶ線を第02´線L02´とすると、この第02´線L02´は、右下がりの直線を形成するようになっている。さらに、第1数字画像81aの第1アンカーポイントP1と、第2数字画像82aの第2アンカーポイントP2と、および第3数字画像83aの第3アンカーポイントP3と、を結ぶ線を第03´線L03´とすると、この第03´線L03´は、水平な直線を形成するようになっている。そして、これら第01´線L01´、第02´線L02´、および第03´線L03´は、同一の第7ポイントX7で交わるようになっている。この第7ポイントX7は、
図4(b)に示した第4ポイントX4から左方に距離ΔY2だけ移動した位置である。すなわち、この第7ポイントX7は、
図4(a)に示した第1ポイントX1から左方に距離(ΔY1+ΔY2)だけ移動した位置である。
【0133】
同様に、第1エフェクト画像81bの上端部と、第2エフェクト画像82bの上端部と、および第3エフェクト画像83bの上端部と、を結ぶ線を第04´線L04´とすると、この第04´線L04´は、右上がりの直線を形成するようになっている。また、第1エフェクト画像81bの下端部と、第2エフェクト画像82bの下端部と、第3エフェクト画像83bの下端部と、を結ぶ線を第05´線L05´とすると、この第05´線L05´は、右下がりの直線を形成するようになっている。さらに、第1エフェクト画像81bの第4アンカーポイントP4と、第2エフェクト画像82bの第5アンカーポイントP5と、および第3エフェクト画像83bの第6アンカーポイントP6と、を結ぶ線を第06´線L06´とすると、この第06´線L06´は、水平な直線を形成するようになっている。そして、これら第04´線L04´、第05´線L05´、および第06´線L06´は、同一の第8ポイントX8で交わるようになっている。この第8ポイントX8は、
図4(b)に示した第5ポイントX5から左方に距離ΔY2だけ移動した位置である。すなわち、この第8ポイントX8は、
図4(a)に示した第2ポイントX2から左方に距離(ΔY1+ΔY2)だけ移動した位置である。
【0134】
上述した第7ポイントX7と第8ポイントX8は、
図4(b)に示した第6ポイントX6(第4ポイントX4または第5ポイントX5)から左方に等距離移動しているため、同一の第9ポイントX9に位置するようになっている。つまり、第01´線L01´、第02´線L02´、第03´線L03´、第04´線L04´、第05´線L05´、および第06´線L06´は何れも、第9ポイントX9で交わるようになっている。そして、この第9ポイントX9は、液晶表示器16の左側部から第6ポイントX6よりも距離ΔY2だけさらに離れている。そのため、第9ポイントX9から第3報知画像83の中心までの距離d3は、
図4(b)に示した距離d2よりも大きくなっている。
【0135】
第9ポイントX9が上述したような位置であるため、第1報知画像81、第2報知画像82、および第3報知画像83は、互いの大きさの関係を維持した状態で第2タイミングのときよりも緩やかに拡大表示されて、バランス良く液晶表示器16の表示画面に表示できるようになっている。
【0136】
図5(b)は、第3タイミングよりも後である第4タイミング(第2時点)における液晶表示器16での表示態様を示している。第4タイミングは、例えば第3タイミングから0.125秒(スタートレバー8が操作されてから0.500秒)経過したときである。また、第4タイミングは、報知画像80が液晶表示器16に表示を完了される直前のタイミングである。
【0137】
図5(b)に示すように、第4タイミングにおいて、第1報知画像81、第2報知画像82、および第3報知画像83は、第3タイミングのときよりも拡大表示されている。そして、これらの画像は以下に示すように設計されている。
【0138】
具体的には、第1数字画像81aの上端部と、第2数字画像82aの上端部と、第3数字画像83aの上端部と、を結ぶ線を第31線L31(第21線)すると、この第31線L31は、右上がりの直線を形成するようになっている。また、第1数字画像81aの下端部と、第2数字画像82aの下端部と、および第3数字画像83aの下端部と、を結ぶ線を第32線L32(第22線)とすると、この第32線L32は、右下がりの直線を形成するようになっている。さらに、第1数字画像81aの第1アンカーポイントP1と、第2数字画像82aの第2アンカーポイントP2と、第3数字画像83aの第3アンカーポイントP3と、を結ぶ線を第33線L33(第23線)とすると、この第33線L33は、水平な直線を形成するようになっている。そして、これら第31線L31、第32線L32、および第33線L33は、同一の第10ポイント(第4位置)X10で交わるようになっている。この第10ポイントX10は、
図5(a)に示した第7ポイントX7から左方に距離ΔY3だけ移動した位置である。すなわち、この第10ポイントX10は、
図4(b)に示した第4ポイントX4から左方に距離(ΔY2+ΔY3)だけ移動した位置であり、
図4(a)に示した第1ポイントX1から左方に距離(ΔY1+ΔY2+ΔY3)だけ移動した位置である。
【0139】
同様に、第1エフェクト画像81bの上端部と、第2エフェクト画像82bの上端部と、第3エフェクト画像83bの上端部と、を結ぶ線を第41線L41(第24線)とすると、この第41線L41は、右上がりの直線を形成するようになっている。また、第1エフェクト画像81bの下端部と、第2エフェクト画像82bの下端部と、第3エフェクト画像83bの下端部と、を結ぶ線を第42線L42(第25線)とすると、この第42線L42は、右下がりの直線を形成するようになっている。さらに、第1エフェクト画像81bの第1アンカーポイントP1と、第2エフェクト画像82bの第2アンカーポイントP2と、第3エフェクト画像83bの第3アンカーポイントP3と、を結ぶ線を第43線L43(第26線)とすると、この第43線L432は、水平な直線を形成するようになっている。そして、これら第41線L41、第42線L42、および第43線L43は、同一の第11ポイント(第5位置)X11で交わるようになっている。この第11ポイントX11は、
図5(a)に示した第8ポイントX8から左方に距離ΔY3だけ移動した位置である。すなわち、この第11ポイントX11は、
図4(b)に示した第5ポイントX5から左方に距離(ΔY2+ΔY3)だけ移動した位置であり、
図4(a)に示した第2ポイントX2から左方に距離(ΔY1+ΔY2+ΔY3)だけ移動した位置である。
【0140】
上述した第10ポイントX10と第11ポイントX11は、
図5(a)に示した第9ポイント(第7ポイントX7または第8ポイントX8)から左方に等距離移動しているため、同一の第12ポイント(第6位置)X12に位置するようになっている。つまり、第31線L31、第32線L32、第33線L33、第41線L41、第42線L42、および第43線L43は何れも、第12ポイントX12で交わるようになっている。そして、この第12ポイントX12は、液晶表示器16の左側部から第9ポイントX9よりも距離ΔY3だけさらに離れている。そのため、第12ポイントX12から第3報知画像83の中心までの距離d4は、
図5(a)に示した距離d3よりも大きくなっている。
【0141】
第12ポイントX12が上述したような位置であるため、第1報知画像81、第2報知画像82、および第3報知画像83は、互いの大きさの関係を維持した状態で第3タイミングのときよりも緩やかに拡大表示されて、バランス良く液晶表示器16の表示画面に表示できるようになっている。
【0142】
以上のように、第1報知画像81、第2報知画像82、および第3報知画像83は、互いの大きさの関係を維持した状態で、
図4(a)→
図4(b)→
図5(a)→
図5(b)に示すような時間経過に伴って、液晶表示器16の特定領域16aにおいて漸次拡大表示されていくようになっている。
【0143】
また、第2タイミング(
図4(b))と第4タイミング(
図5(b))とを比較すると、第12ポイントX12から第3報知画像83の中心までの距離d4は、第6ポイントX6から第3報知画像83の中心までの距離d2よりも大きく(長く)なっている。換言すれば、距離d2は、距離d4よりも小さく(短く)なっている。距離d2と距離d4がこのような関係になるのは、
図5(b)に示した第12ポイントX12が、第6ポイントX6が第3ポイントX3から移動したのと同じ方向に、第9ポイントX9(
図5(a))から移動しているためである。これにより、第1報知画像81、第2報知画像82、および第3報知画像83は、第2タイミング(第1時点)から第4タイミング(第2時点)に向かう時間経過に伴って、互いの大きさの関係を変えることなく、徐々に拡大表示されるようになっている。そのため、第4タイミングにおける報知画像80も、第2タイミングにおける報知画像80と同様にバランス良く表示できるようになっている。
【0144】
本実施形態に係るスロットマシンSによれば、以下の効果を奏することができる。
【0145】
左リール(本例では、左リール4)と、中リール(本例では、中リール5)と、右リール(本例では、右リール6)と、左停止ボタン(本例では、左ストップボタン9)と、中停止ボタン(本例では、中ストップボタン10)と、右停止ボタン(本例では、右ストップボタン11)と、表示手段(本例では、液晶表示器16)と、を備え、前記表示手段は、各停止ボタンの操作態様に関する情報を報知する報知画像(本例では、報知画像80)を表示する遊技機であって、前記報知画像は、1番目に前記右停止ボタンを操作すべき旨を報知する第1報知画像(本例では、第1報知画像81)と、2番目に前記中停止ボタンを操作すべき旨を報知する第2報知画像(本例では、第2報知画像82)と、3番目に前記左停止ボタンを操作すべき旨を報知する第3報知画像(本例では、第3報知画像83)と、を有し、前記第1報知画像は、数字「1」が表示された第1数字画像(本例では、第1数字画像81a)を有し、前記第2報知画像は、数字「2」が表示された第2数字画像(本例では、第2数字画像82a)を有し、前記第3報知画像は、数字「3」が表示された第3数字画像(本例では、第3エフェクト画像83b)を有し、第1時点(本例では、
図4(b)に示す第2タイミング)から第2時点(本例では、
図5(b)に示す第4タイミング)への時間経過に伴って、前記第1数字画像は第1基準部(本例では、第1アンカーポイントP1)を基準として拡大表示され、前記第2数字画像は第2基準部(本例では、第2アンカーポイントP2)を基準として拡大表示され、前記第3数字画像は第3基準部(本例では、第3アンカーポイントP3)を基準として拡大表示されており、前記第1時点において、前記第1数字画像は前記第2数字画像よりも大きく表示され、前記第2数字画像は前記第3数字画像よりも大きく表示されており、前記第1時点において、前記第1数字画像の上縁部と前記第2数字画像の上縁部と前記第3数字画像の上縁部を結ぶ線を第11線(本例では、
図4(b)に示す第11線L11)とし、前記第1数字画像の下縁部と前記第2数字画像の下縁部と前記第3数字画像の下縁部を結ぶ線を第12線(本例では、
図4(b)に示す第12線L12)とし、前記第1基準部と前記第2基準部と前記第3基準部を結ぶ線を第13線(本例では、
図4(b)に示す第13線L13)とすると、前記第11線と前記第12線と前記第13線は、直線を形成するようになっていることを特徴とする。そのため、第1時点において、第1数字画像、第2数字画像、および第3数字画像を第11線と第12線との間の範囲内に表示できる。また、第1数字画像、第2数字画像、および第3数字画像をこれらの基準部が同じ高さになるように揃えて表示できる。したがって、報知画像をバランス良く表示手段に表示できるので、遊技者は報知画像を正確に認識できるようになり、押し順ミスを抑制できる。
【0146】
また、前記第1報知画像は、前記第1数字画像の周りに表示された第1エフェクト画像(本例では、第1エフェクト画像81b)を有し、前記第2報知画像は、前記第2数字画像の周りに表示された第2エフェクト画像(本例では、第2エフェクト画像82b)を有し、前記第3報知画像は、前記第3数字画像の周りに表示された第3エフェクト画像(本例では、第3エフェクト画像83b)を有し、前記第1時点から前記第2時点への時間経過に伴って、前記第1エフェクト画像は第4基準部(本例では、第4アンカーポイントP4)を基準として拡大表示され、前記第2エフェクト画像は第5基準部(本例では、第5アンカーポイントP5)を基準として拡大表示され、前記第3エフェクト画像は第6基準部(本例では、第6アンカーポイントP6)を基準として拡大表示されており、前記第1時点において、前記第1エフェクト画像は前記第2エフェクト画像よりも大きく表示され、前記第2エフェクト画像は前記第3エフェクト画像よりも大きく表示されており、前記第1時点において、前記第1エフェクト画像の上縁部と前記第2エフェクト画像の上縁部と前記第3エフェクト画像の上縁部を結ぶ線を第14線(本例では、
図4(b)に示す第21線L21)とし、前記第1エフェクト画像の下縁部と前記第2エフェクト画像の下縁部と前記第3エフェクト画像の下縁部を結ぶ線を第15線(本例では、第22線L22)とし、前記第4基準部と前記第5基準部と前記第6基準部を結ぶ線を第16線(本例では、第23線L23)とすると、前記第14線と前記第15線と前記第16線は、直線を形成するようになっていることを特徴とする。そのため、第1時点において、第1エフェクト画像、前記第2エフェクト画像、および前記第3エフェクト画像を第21線と第22線との間の範囲内に表示できる。また、第1エフェクト画像、前記第2エフェクト画像、および前記第3エフェクト画像をこれらの基準部が同じ高さになるように揃えて表示できる。したがって、報知画像をさらにバランス良く表示手段に表示できるので、遊技者は報知画像をさらに正確に認識できるようになり、押し順ミスをさらに抑制できる。
【0147】
また、前記第2時点において、前記第1数字画像は前記第2数字画像よりも大きく表示され、前記第2数字画像は前記第3数字画像よりも大きく表示されており、前記第2時点において、前記第1数字画像の上縁部と前記第2数字画像の上縁部と前記第3数字画像の上縁部を結ぶ線を第21線(本例では、
図5(b)に示す第31線L31)とし、前記第1数字画像の下縁部と前記第2数字画像の下縁部と前記第3数字画像の下縁部を結ぶ線を第22線(本例では、
図5(b)に示す第32線L32)とし、前記第1基準部と前記第2基準部と前記第3基準部を結ぶ線を第23線(本例では、
図5(b)に示す第33線L33)とすると、前記第21線と前記第22線と前記第23線は、直線を形成するようになっていることを特徴とする。そのため、第2時点において、第1数字画像、第2数字画像、および第3数字画像を第31線と第32線との間の範囲内に表示できる。また、第1数字画像、第2数字画像、および第3数字画像をこれらの基準部が同じ高さになるように揃えて表示できる。したがって、報知画像をさらにバランス良く表示手段に表示できるので、遊技者は報知画像をさらに正確に認識できるようになり、押し順ミスをさらに抑制できる。
【0148】
また、前記第11線と前記第12線と前記第13線は、前記表示手段の表示画面の外側における第1位置(本例では、
図4(b)に示す第4ポイントX4)で交わるようになっており、前記第14線と前記第15線と前記第16線は、前記表示手段の表示画面の外側における第2位置(本例では、
図4(b)に示す第5ポイントX5)交わるようになっており、前記1位置と前記第2位置は、同一または略同一の第3位置(本例では、
図4(b)に示す第6ポイントX6)に位置するようになっていることを特徴とする。そのため、第1時点において、各数字画像および各エフェクト画像の大きさを、第3位置を基準として設計することがでる。具体的には、第3位置から右上がりの第11線と右下がりの第12線を引いて、これら第11線と第12線との間の範囲内に第1数字画像、第2数字画像、第3数字画像を表示するようにすれば良い。また、第11線と第12線が交わる第1位置(第3位置)から水平な第13線を引いて、この第13線上に第1数字画像、第2数字画像、第3数字画像の基準部が位置するようにすれば良い。同様に第3位置から右上がりの第14線と右下がりの第15線を引いて、これら第14線と第15線との間の範囲内に第1エフェクト画像、第2エフェクト画像、第3エフェクト画像を表示するようにすれば良い。また、第14線と第15線が交わる第2位置(第3位置)から水平な第16線を引いて、この第16線上に第1エフェクト画像、第2エフェクト画像、第3エフェクト画像の基準部が位置するようにすれば良い。したがって、報知画像の設計を容易にすることができる。
【0149】
前記第2時点において、前記第1数字画像は前記第2数字画像よりも大きく表示され、前記第2数字画像は前記第3数字画像よりも大きく表示され、前記第1エフェクト画像は前記第2エフェクト画像よりも大きく表示され、前記第2エフェクト画像は前記第3エフェクト画像よりも大きく表示されており、前記第2時点において、前記第1数字画像の上縁部と前記第2数字画像の上縁部と前記第3数字画像の上縁部を結ぶ線を第21線とし、前記第1数字画像の下縁部と前記第2数字画像の下縁部と前記第3数字画像の下縁部を結ぶ線を第22線とし、前記第1基準部と前記第2基準部と前記第3基準部を結ぶ線を第23線とすると、前記第21線と前記第22線と前記第23線は、直線を形成するようになっており、前記第1エフェクト画像の上縁部と前記第2エフェクト画像の上縁部と前記第3エフェクト画像の上縁部を結ぶ線を第24線(本例では、
図5(b)に示す第41線L41)とし、前記第1エフェクト画像の下縁部と前記第2エフェクト画像の下縁部と前記第3エフェクト画像の下縁部を結ぶ線を第25線(本例では、
図5(b)に示す第42線L42)とし、前記第4基準部と前記第5基準部と前記第6基準部を結ぶ線を第26線(本例では、
図5(b)に示す第43線L43)とすると、前記第24線と前記第25線と前記第26線は、直線を形成するようになっており、前記第21線と前記第22線と前記第23線は、前記表示手段の表示画面の外側における第4位置(本例では、
図5(b)に示す第10ポイントX10)で交わるようになっており、前記第24線と前記第25線と前記第26線は、前記表示手段の表示画面の外側における第5位置(本例では、
図5(b)に示す第11ポイントX11)で交わるようになっており、前記4位置と前記第5位置は、同一または略同一の第6位置(本例では、
図5(b)に示す第12ポイントX12)に位置するようになっていることを特徴とする。そのため、第2時点において、第1数字画像、第2数字画像、および第3数字画像を第21線と第22線との間の範囲内に表示できる。また、第1数字画像、第2数字画像、および第3数字画像をこれらの基準部が同じ高さになるように揃えて表示できる。同様に、第1エフェクト画像、前記第2エフェクト画像、および前記第3エフェクト画像を第24線と第25線との間の範囲内に表示できる。また、第1エフェクト画像、前記第2エフェクト画像、および前記第3エフェクト画像をこれらの基準部が同じ高さになるように揃えて表示できる。したがって、報知画像を極めてバランス良く表示手段に表示でき、遊技者は報知画像を極めて正確に認識できるようになり、押し順ミスを極めて有効に抑制できる。
【0150】
また、前記第3位置から前記第3報知画像の中心までの距離(本例では、
図4(b)に示す距離d2)は、前記第6位置から前記第3報知画像の中心までの距離(本例では、
図5(b)に示す距離d4)よりも短いことを特徴とする。そのため、各数字報知画像および各エフェクト画像を第1時点から第2時点に向かう時間経過に伴って緩やかに拡大表示することができる。したがって、報知画像を確実にバランス良く表示手段に表示でき、押し順ミスを確実に抑制できる。
【0151】
なお、上記実施形態では、例えば第1数字画像81aは円形状となるように形成されており、この第1数字画像81aの内側中央に数字「1」が表示されている構成、つまり、第1数字画像81aは、数字「1」を表示した数字画像と、この数字画像の背景に表示された円形状の背景画像と、を含んで構成されていたが、この構成に限定されない。第1数字画像81aは、背景画像を含むことなく、数字「1」を表示した数字画像のみから成る構成であっても良い。第2数字画像82aおよび第3数字画像83aについても同様である。以下、
図6(a),(b)を参照して、上記のようにして各数字画像81a~83aが構成された場合において、報知画像80の液晶表示器16における別の表示態様について説明する。
図6(a)は上述した第2タイミングにおける報知画像80の表示態様を示した図、(b)は上述した第4タイミングにおける報知画像80の表示態様を示した図である。
【0152】
図6(a),(b)に示すように、第1報知画像81は、数字「1」を表示する第1数字画像81aと、第1数字画像81aの背景に表示される第1背景画像81cと、第1背景画像81cの周りに表示される第1エフェクト画像81bと、から構成されている。また、第2報知画像82は、数字「2」を表示する第2数字画像82aと、第2数字画像82aの背景に表示される第2背景画像82cと、第2背景画像82cの周りに表示される第2エフェクト画像82bと、から構成されている。さらに、第3報知画像83は、数字「3」を表示する第3数字画像83aと、第3数字画像83aの背景に表示される第3背景画像83cと、第3背景画像83cの周りに表示される第3エフェクト画像83bと、から構成されている。
【0153】
このように各報知画像81~83が構成された場合でも、
図4(b)と同様に、第11線L11は、第1数字画像81aの上端部(数字「1」の上端部)と、第2数字画像82aの上端部(数字「2」の上端部)と、第3数字画像83aの上端部(数字「3」の上端部)と、を結ぶ右上がりの直線となっている。また、第12線L12は、第1数字画像81aの下端部(数字「1」の下端部)と、第2数字画像82aの下端部(数字「2」の下端部)と、および第3数字画像83aの下端部(数字「3」の下端部)と、を結ぶ右下がりの直線となっている。さらに、第13線L13は、第1数字画像81aの第1アンカーポイントP1と、第2数字画像82aの第2アンカーポイントP2と、第3数字画像83aのアンカーポイントP3と、を結ぶ水平な直線となっている。
【0154】
また、
図5(b)と同様に、第31線L31は、第1数字画像81aの上端部(数字「1」の上端部)と、第2数字画像82aの上端部(数字「2」の上端部)と、第3数字画像83aの上端部(数字「3」の上端部)と、を結ぶ右上がりの直線となっている。また、第32線L32は、第1数字画像81aの下端部(数字「1」の下端部)と、第2数字画像82aの下端部(数字「2」の下端部)と、および第3数字画像83aの下端部(数字「3」の下端部)と、を結ぶ右下がりの直線となっている。さらに、第33線L33は、第1数字画像81aの第1アンカーポイントP1と、第2数字画像82aの第2アンカーポイントP2と、第3数字画像83aのアンカーポイントP3と、を結ぶ水平な直線となっている。
【0155】
そして、第11線L11、第12線L12、および第13線L13は、
図4(b)と同様な設計思想に基づいて設けられたものであり、第31線L31、第32線L32、および第33線L33は、
図5(b)と同様な設計思想に基づいて設けられたものである。したがって、各数字画像81a~83aが、各背景画像81c~83cを含まない構成であっても、上記実施形態と同様の効果を奏することができる。
【0156】
また、上記実施形態では、各報知画像81,82,83は円形状に形成されており、各エフェクト画像84a,84b,84cは円環状に形成されていたが、この構成に限定されなることなく、各種の形状を採用できる。例えば各報知画像81,82,83は円形状に形成され、各エフェクト画像84a,84b,84cはこれら報知画像81,82,83の周りを囲むように星型に形成されても良い。この場合でも、上記実施形態と同様の効果を奏することができる。
【0157】
また、上記実施形態では、本発明を構成する第1時点として第2タイミング(
図4(b))を挙げて説明し、第2時点として第4タイミング(
図5(b))を挙げて説明したが、これに限定されない。例えば第1時点として第1タイミング(
図4(a))を採用しても良いし、第2時点として第3タイミング(
図5(a))を採用しても良い。この場合でも、上記実施形態と同様の効果を奏することができる。
【0158】
また、上記実施形態では、AT区間において内部抽選で第6打順ベルに当選した場合における報知画像の液晶表示器16における表示態様について説明したが、打順ベル1に当選した場合にも同様に考えることができる。この場合、第1報知画像81(第1数字画像81aおよび第1エフェクト画像81b)は、最初に左ストップボタン9を操作すべき旨を報知する画像であり、特定領域16aにおける左リール4の上方に表示されている。また、第2報知画像82(第2数字画像82aおよび第2エフェクト画像82b)は、2番目に中ストップボタン10を操作すべき旨を報知する画像であり、特定領域16aにおける中リール5の上方に表示されている。さらに、第3報知画像83(第3数字画像83aおよび第3エフェクト画像83b)は、最後に右ストップボタン11を操作すべき旨を報知する画像であり、特定領域16aにおける右リール6の上方に表示されている。打順ベル1に当選した場合のこれら報知画像81,82,83の表示態様は、打順ベル6に当選した場合の表示態様と左右に対称的となっている。そのため、第11線L11、第21線L21、第31線L31および第41線L41は右下がりの直線となり、第12線L12、第22線L22、第32線L32および第42線L42は右上がりの直線となり、第13線L13、第23線L23、第33線L33および第43線L43は水平な直線となる。この場合でも、上記実施形態と同様の効果を奏することができる。
【0159】
また、上記実施形態では、左リール4、中リール5、および右リール6の3つのリールを有するスロットマシンSを一例に挙げて説明したが、これに限定されない。例えば、4つのリールを有するスロットマシンにも本発明を適用できる。この場合、4つのリールのうち最も左側に位置するリールが、本発明を構成する「左リール」に相当し、その右隣に位置するリールが、本発明を構成する「中リール」に相当し、さらに右隣に位置するリールが、本発明を構成する「右リール」に相当するようにしても良い。または、4つのリールのうち最も右側に位置するリールが、本発明を構成する「右リール」に相当し、その左隣に位置するリールが、本発明を構成する「中リール」に相当し、さらに左隣に位置するリールが、本発明を構成する「左リール」に相当するようにしても良い。このように、4つのリールを有するスロットマシンにおいては、本発明を構成する「左リール」、「中リール」、「右リール」は、4つのリールのうち左右方向に隣り合って配置された3つのリールにおける相対的な位置関係を示すものと考えることができる。また、同様に、4つのリールを有するスロットマシンにおいては、本発明を構成する「左停止ボタン」、「中停止ボタン」、「右停止ボタン」も、4つのストップボタンのうち左右方向に隣り合って配置された3つのストップボタンにおける相対的な位置関係を示すものと考えることができる。さらに、同様に、4つのリールを有するスロットマシンにおいては、本発明を構成する「第1報知画像」、「第2報知画像」、「第3報知画像」も、4つのストップボタンに対応して表示される4つの報知画像のうち左右方向に隣り合って表示された3つの報知画像における相対的な位置関係を示すものと考えることができる。
【0160】
また、上記実施形態では、例えば
図4(b)に示す第2タイミングにおいて、第13線L13と第23線L23は同じ直線となっていたが、この構成に限定されない。各報知画像81~83において、各数字画像81a~83aの各アンカーポイントP1~P3と、各エフェクト画像81b~83bの各アンカーポイントP4~P6と、が一致しない場合には、第13線L13と第23線L23は異なる直線となっても良い。第1タイミング、第3タイミング、および第4タイミングにおいても同様である。
【0161】
また、上記実施形態では、スロットマシンSとして、遊技媒体であるメダルを使用するスロットマシンSを例に挙げて説明したが、これに限定されない。例えばスロットマシンSとして、遊技媒体を使用せずに遊技を行うことが可能なスロットマシン(所謂メダルレス遊技機)についても、本発明を適用できる。この場合でも、上記実施形態と同様の効果を奏することができる。
【0162】
[筐体の支持部材と前扉の被支持部材について]
次に、
図7~
図12を参照して筐体1と前扉2の構成について説明する。
図7はスロットマシンSの前扉2の右側板に設けられた被支持部材を示す拡大図、
図8はスロットマシンSの筐体1の右側板に設けられた支持部材を示す拡大図である。なお、以下においては、前後左右の方向はスロットマシンSに正対する遊技者を基準として規定されるものとする。
【0163】
図7に示すように、前扉2の背面側の右下部には上下方向に延びる右側板2aが設けられ、右側板2aの内側に隣接するように被支持部材40が設けられる。被支持部材40は、後方(筐体1側)に突出しており、前扉2が閉まっているときに筐体1の後述する支持部材50(
図8参照)によって支持される。
【0164】
前扉2の被支持部材40は、平板部41と、ローラ部42と、を有する。平板部41は、前扉2の右側板2aの内側から後方に突出するよう設けられる。また、平板部41は、右側板2aとの間に隙間が形成されるように内側に折り曲げられ、この隙間にローラ部42が配置される。
【0165】
ローラ部42は、軸部43を介して平板部41の先端に軸支され、軸部43を中心として回転可能になっている。また、ローラ部42は、前後方向において右側板2aよりも後方に突出しており、前扉2を閉じるときにローラ部42の方が右側板2aよりも先に筐体1側と接触するようになっている。
【0166】
図8に示すように、筐体1の右側板1aには、前扉2の被支持部材40と対向する位置に支持部材50が設けられる。支持部材50は、ベース板51を介して右側板1aに取り付けられる。
【0167】
支持部材50は、案内部52と、支持部53と、阻止部54と、を有する。案内部52は前方傾斜するように形成され、その後端側が支持部53の前端側と接続する。案内部52は、前扉2を閉じるときに被支持部材40のローラ部42と当接可能になっている。ローラ部42が案内部52に当接した状態で、遊技場の管理者が前扉2を後方に押し込むことで、ローラ部42は案内部52上を移動して支持部53上に案内される。
【0168】
支持部53は、ローラ部42を下方から支持する。また、支持部53は後方傾斜するように形成され、その後端側が阻止部54と接続する。そのため、ローラ部42は、支持部53上において阻止部54に向かって容易に移動可能となっている。
【0169】
阻止部54は、支持部53に対して垂直に立設されており、ローラ部42の後方への移動を阻止するストッパとして機能する。
【0170】
前扉2は、その開閉状態に応じて、第1状態と、第2状態と、第3状態と、に回動可能になっている。以下、
図9~11を参照して、前扉2の第1~第3状態について説明する。
図9は、前扉が第1状態にあるときの
図1のS-S線断面図、
図10は、前扉が第2状態にあるときの
図1のS-S線断面図、
図11は、前扉が第3状態にあるときの
図1のS-S線断面図である。
【0171】
図9~11に示されたS-S線断面は、筐体1または前扉2の右側辺から遊技メダル1~2枚程度内側の位置を筐体1の載置面Zに対して垂直に切断した断面である。また、この位置の後方近傍には、前扉2の被支持部材40および筐体1の支持部材50が設けられている。
【0172】
図9に示すように、前扉2の第1状態は、前扉2が閉じており、前扉2の被支持部材40のローラ部42が、筐体1の支持部材50の阻止部54と当接した状態で支持部53上に載置されている状態である。第1状態において、前扉2の下辺部2bと筐体1の載置面Zとの間には、第1隙間G1が形成されている。
【0173】
第1隙間G1の上下方向の寸法は、第1寸法D1(約3mm~5mm)に設定される。第1寸法D1は、
図12(a)に示すような遊技球Bの直径(約11mm)よりも小さく、
図12(b)に示すようなメダルMの厚さ(約1.6mm~約1.7mm)よりも大きい。
【0174】
図10に示すように、前扉2の第2状態は、前扉2が開いており、前扉2の被支持部材40のローラ部42が、筐体1の支持部材(の案内部52)と当接していない状態である。第2状態において、前扉2の下辺部2bと筐体1の載置面Zとの間には、第2隙間G2が形成されている。
【0175】
第2隙間G2の上下方向の寸法は、第2寸法D2(約2~3mm)に設定される。第2寸法D2は、第1寸法D1(
図9参照)と同様に、遊技球Bの直径(
図12(a)参照)よりも小さく、メダルMの厚さ(
図12(b)参照)よりも大きい。また、第2状態において、前扉2の開放角度(回動角度)は10度以下となっており、第2寸法はこの開放角度の範囲内において概ね一定の値となっている。
【0176】
図11に示すように、前扉2の第3状態は、前扉2が閉じており、前扉2の被支持部材40のローラ部42が、筐体1の支持部材50(の案内部52)と当接している状態である。第3状態において、前扉2の下辺部2bと筐体1の載置面Zとの間には、第3隙間G3が形成されている。
【0177】
第3隙間G3の上下方向の寸法は、第3寸法D3(約2mm~3mm)に設定される。第3寸法D3は、第1寸法D1(
図9参照)および第2寸法D2(
図10参照)と同様に、遊技球Bの直径(
図12(a)参照)よりも小さく、メダルMの厚さ(
図12(b)参照)よりも大きい。
【0178】
また、図示は省略するが、前扉2が第3状態にあるとき、正面視において前扉2の右辺から筐体1の右辺までの寸法は、第4寸法D4(約33mm)に設定される。第4寸法D4は、
図12(c)に示すようなメダルMの直径(約25mmや約30mm)よりも大きい。また、第3状態において、前扉2の開放角度(回動角度)は第2状態における前扉2の開放角度未満となっている。
【0179】
このように、前扉2の開閉状態に応じて、前扉2の下辺部2bと筐体1の載置面Zとの間に異なる大きさの隙間G1~G3が形成される。つまり、前扉2が第1状態にあるときには第1寸法D1の第1隙間G1が形成され、前扉2が第2状態にあるときには第2寸法D2の第2隙間G2が形成され、前扉2が第3状態にある場合には第3寸法D3の第3隙間G3が形成される。そして、第1~第3寸法D1,D2,D3の大小関係は、D3≒D2≦D1となっている。
【0180】
[本実施形態の効果]
以上、本実施形態に係るスロットマシンSによれば、前扉2が第1状態および第2状態の何れの状態でも、前扉2の下辺部2bと筐体1の載置面Zとの間に形成される隙間(第1隙間G1、第2隙間G2)の寸法(第1寸法D1、第2寸法D2)は、遊技メダルの厚みよりも大きくなっている。よって、前扉2を第2状態から第1状態または第1状態から第2状態に回動させる場合でも、その回動をメダルに阻止されることを防止できる。
【0181】
特に、前扉2には各種演出装置等の重量がある装置が取り付けられており、前扉2を開いたとき、前扉2はその自重により若干下方に下がってしまう。そのため、前扉2の下辺部2bと筐体1の載置面Zとの間に形成される隙間の上下方向の寸法が、メダルの厚みよりも小さくなる場合がある。この場合、前扉2を開閉するときに、その隙間にメダルが食い込んでしまい、前扉2の開閉ができなくなったり、前扉2自体が破損してしまう虞があった。
【0182】
しかしながら、本実施形態では、前扉2が第1状態および第2状態にあるときに、前扉2の下辺部2bと筐体1の載置面Zとの隙間にメダルが食い込まないように設計されている。具体的には、その隙間にメダルが入り込んでも、そのメダルと前扉2の下辺部2bとが接触しないように隙間の大きさが設定されている。したがって、前扉2を第2状態から第1状態または第1状態から第2状態に回動するときに、その回動をメダルに阻止されることなくスムーズに行え、さらに前扉2自体が破損してしまうことも防止できる。
【0183】
また、前扉2が第3状態にある場合でも、前扉2の下辺部2bと筐体1の載置面Zとの間に形成される隙間(第3隙間G3)の寸法(第3寸法D3)は、遊技メダルの厚みよりも大きくなっている。よって、前扉2を第3状態から第2状態または第2状態から第3状態に回動するときに、その回動をメダルに阻止されることなくスムーズに行え、さらに前扉2自体が破損してしまうことも防止できる。
【0184】
また、前扉2が第1~第3状態のいずれの状態でも、前扉2の下辺部2bと筐体1の載置面Zとの間に形成される隙間(第1~第3隙間G1~G3)の上下方向の寸法(第1~第3寸法D1~D3)が遊技球の直径よりも小さい。よって、仮にスロットマシンSの近くにパチンコ機が配置されており、そのパチンコ機で用いられる遊技球が転がってきても、その遊技球が前扉2の下辺部2bと筐体1の載置面Zとの隙間に入り込めないように設計されている。したがって、前扉2の下辺部2bと筐体1の載置面Zとの隙間に遊技球が入り込むことに起因して、前扉2をスムーズに回動できなくなることを防止でき、さらに前扉2自体が破損してしまうことも防止できる。
【0185】
このように、本実施形態に係るスロットマシンSは、遊技を行うことが可能な遊技機(本例では、スロットマシンS)において、筐体(本例では、筐体1)と、前記筐体の前面に設けられた前扉(本例では、前扉2)と、を備え、前記前扉は、第1状態(本例では、
図9に示す状態)と、第2状態(本例では、
図10に示す状態)と、を有し、前記第1状態は、前記前扉が閉じており、前記前扉の被支持部材(本例では、
図7の被支持部材40)が前記筐体の支持部材(本例では、
図8の支持部材50)に支持されており、前記前扉の所定の下辺部(本例では、
図9の下辺部2b)から前記筐体の載置面(本例では、
図9の載置面Z)までの隙間(本例では、
図8の第1隙間G1)の寸法が第1寸法(本例では、
図9の第1寸法D1)となっている状態であり、前記第2状態は、前記前扉が開いており、前記前扉の前記被支持部材が前記筐体の前記支持部材に当接しておらず、前記前扉の所定の下辺部から前記筐体の載置面までの隙間(本例では、
図10の第2隙間G2)の寸法が第1寸法よりも小さい第2寸法(本例では、
図10の第2寸法D2)となっている状態であり、前記第1寸法は、遊技球の直径よりは小さく、遊技メダルの厚さよりも大きく、前記第2寸法も、遊技球の直径よりは小さく、遊技メダルの厚さよりも大きいことを特徴としている。
【0186】
なお、上記実施形態において、前扉2は上扉と下扉とを有し、これら上扉と下扉が別々に筐体1に開閉可能に軸支される構成でも良く、開閉可能に着脱できる構成でも良い。また、上扉および下扉の何れか一方が、筐体1に開閉可能に軸支される構成でも良く、開閉可能に着脱できる構成でも良い。この場合、上記前扉2の被支持部材の構成を下扉に適用すれば、上記と同様の効果を奏することができる。
【0187】
また、上記実施形態において、有利状態としてATを搭載したスロットマシンSを挙げて説明したが、これに限定されない。例えば小役の当選確率が高確率に設定された所謂リアルボーナスを搭載したスロットマシンや、ATに制御され、かつRTに制御される所謂ARTを搭載したスロットマシンにも本発明を適用できる。
【符号の説明】
【0188】
S スロットマシン(遊技機)
4 左リール
5 中リール
6 右リール
9 左ストップボタン(左停止ボタン)
10 中ストップボタン(中停止ボタン)
11 右ストップボタン(右停止ボタン)
16 液晶表示器(表示手段)
80 報知画像
81 第1報知画像
82 第2報知画像
83 第3報知画像
81a 第1数字画像
81b 第1エフェクト画像
82a 第2数字画像
82b 第2エフェクト画像
83a 第3数字画像
83b 第3エフェクト画像
d2 第6ポイントから第3報知画像の中心までの距離
d4 第12ポイントから第3報知画像の中心までの距離
L11 直線(第11線)
L12 直線(第12線)
L13 直線(第13線)
L21 直線(第14線)
L22 直線(第15線)
L23 直線(第16線)
L31 直線(第21線)
L32 直線(第22線)
L33 直線(第23線)
L41 直線(第24線)
L42 直線(第25線)
L43 直線(第26線)
P1 第1アンカーポイント(第1基準部)
P2 第2アンカーポイント(第2基準部)
P3 第3アンカーポイント(第3基準部)
P4 第4アンカーポイント(第4基準部)
P5 第5アンカーポイント(第5基準部)
P6 第6アンカーポイント(第6基準部)
X4 第4ポイント(第1位置)
X5 第5ポイント(第2位置)
X6 第6ポイント(第3位置)
X10 第10ポイント(第4位置)
X11 第11ポイント(第5位置)
X12 第12ポイント(第6位置)