(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023155097
(43)【公開日】2023-10-20
(54)【発明の名称】スポーツ用インソール
(51)【国際特許分類】
A43B 17/00 20060101AFI20231013BHJP
A43B 7/14 20220101ALI20231013BHJP
【FI】
A43B17/00 E
A43B7/14 B
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2022071945
(22)【出願日】2022-04-07
(71)【出願人】
【識別番号】516283061
【氏名又は名称】笠原 智
(72)【発明者】
【氏名】笠原 智
【テーマコード(参考)】
4F050
【Fターム(参考)】
4F050BA30
4F050EA08
4F050JA01
4F050JA27
(57)【要約】
【課題】 インソール部材に、踵から立方骨・第V中足骨・小趾球・拇趾球・第I趾を通る荷重線と足底の固有感覚受容器・メカノレセプターに一致した突起部材を有し、靴を履いた際に部材が足底の固有感覚受容器を刺激し、姿勢バランスに安定性を与え、関節・筋肉への局所荷重負担を分散し、正常歩行のあおり運動を誘発することにより、歩行、ランニング能力を向上させ、身体への疲労を軽減し、リハビリや健康増進、スポーツパフォーマンスの向上に寄与する医療にもスポーツにも適用可能なインソールを提供する。
【解決手段】 踵骨・立方骨・第V中足骨・小趾球・拇趾球・第I趾を通る荷重線と足底の固有感覚受容器・メカノレセプターに一致した突起部材(1)を備えたインソールを特徴とする。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
踵骨・立方骨・第V中足骨・小趾球・拇趾球・第I趾を通る荷重線と足底の固有感覚受容器・メカノレセプターに一致した突起部材(1)を設けたインソール。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、インソール部材に立位・歩行・ランニングの際に踵から立方骨・第V中足骨・小趾球・拇趾球・第I趾を通る荷重線と足底のメカノレセプターが特に多く存在する部位に一致した突起部材を有し、靴を履いた際に足底感覚神経のメカノレセプターを刺激し、身体の前後方向、左右方向に安定性を与え、身体軸を正中化し姿勢バランスを改善し、関節・筋肉への局所荷重負担を分散し、正常歩行のあおり運動を誘発することにより、運動効率を高め、立位、歩行やランニング能力を向上させ、身体への疲労を軽減し、リハビリや健康増進さらにはスポーツパフォーマンスの向上に寄与する医療にもスポーツにも適用可能なインソールに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、身体重量の荷重線に沿って、また足底の固有感覚受容器が最も豊富な部位に沿って足底感覚神経を刺激するインソールは存在しなかった。
また、立位、歩行やランニング能力は足底感覚と密接な関係があるため、足底感覚受容器・メカノレセプターを刺激する部材を効果的に配置する必要があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来、インソールはアーチを挙上する、立方骨を挙上するなど足部の形態の変化、マルアライメントを正常に近づくように修正することで安定化を図る機能しか存在しなかった。また、足底の感覚神経を効率よく刺激することにより姿勢や歩容、動作を変化させる機能は有していなかった。さらに、足底アーチは個人により高さに違いがあり、立方骨の大きさも個人に差があり、既製品を個人の足部形状に合わせるのは困難であった。
インソールが一般に販売、普及しているが、以上のことから従来品は効果的に足底の固有感覚受容器・メカノレセプターを刺激することは困難で、かつ個人の足部に合わせたオーダーインソールは高価であり経済的負担も大きい。
本発明は、以上のような欠点をなくし、効果的に、経済的にかつ容易に、立位、歩行、ランニング能力やスポーツ動作の向上が可能な医療、スポーツ用インソールを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
インソール部材(2)に、踵から立方骨・第V中足骨・小趾球・拇趾球・第I趾を通る荷重線と足底の固有感覚受容器・メカノレセプターに一致した突起部材(1)が装着される。靴を履いた際に(1)が足底の固有感覚受容器を刺激し、正常歩行のあおり運動を誘発し、立位、歩行、ランニング能力向上に寄与する構造を持つ医療、スポーツ用インソールである。
【発明の効果】
【0006】
踵から立方骨・第V中足骨・小趾球・拇趾球・第I趾を通る荷重線と足底の固有感覚受容器・メカノレセプターに一致した突起部材を有し、靴を履いた際に部材が足底の固有感覚受容器を刺激し、身体の前後方向、左右方向に対する安定性を与え、身体軸を正中化し姿勢バランスを改善し、関節・筋肉への局所荷重負担を分散し、正常歩行のあおり運動を誘発し、歩行、ランニング能力を向上させ、身体への疲労を軽減し、さらにはスポーツパフォーマンスの向上に寄与する医療にもスポーツにも適用可能なインソールである。
インソールは靴に挿入するだけで、専門的知識や技術がなくても効果的に、経済的にかつ容易に足底の固有感覚受容器を刺激し、姿勢、歩行を安定させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【発明を実施するための形態】
【0008】
インソール部材(2)に、踵から立方骨・第5中足骨・小趾球・拇趾球・第I趾を通る荷重線と足底の固有感覚受容器・メカノレセプターに一致した突起部材(1)が装着される。
【符号の説明】
【0009】
1 踵から立方骨・第5中足骨・小趾球・拇趾球・第I趾を通る荷重線と足底の固有感覚受容器・メカノレセプターに一致した突起部材
2 インソール部材