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特開2023-155116フレーム構造、バックライトモジュール及び表示装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023155116
(43)【公開日】2023-10-20
(54)【発明の名称】フレーム構造、バックライトモジュール及び表示装置
(51)【国際特許分類】
   G02F 1/13357 20060101AFI20231013BHJP
   F21V 15/01 20060101ALI20231013BHJP
   H04N 5/64 20060101ALI20231013BHJP
   G02F 1/1333 20060101ALI20231013BHJP
   F21S 2/00 20160101ALI20231013BHJP
【FI】
G02F1/13357
F21V15/01 370
H04N5/64 571Q
G02F1/1333
F21S2/00 443
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022120132
(22)【出願日】2022-07-28
【出願変更の表示】U 2021600179の変更
【原出願日】2021-07-14
(71)【出願人】
【識別番号】515353475
【氏名又は名称】ラディアント オプト‐エレクトロニクス (スーチョウ) カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100087398
【弁理士】
【氏名又は名称】水野 勝文
(74)【代理人】
【識別番号】100128783
【弁理士】
【氏名又は名称】井出 真
(74)【代理人】
【識別番号】100128473
【弁理士】
【氏名又は名称】須澤 洋
(74)【代理人】
【識別番号】100160886
【弁理士】
【氏名又は名称】久松 洋輔
(72)【発明者】
【氏名】チェン,チー‐シャン
(72)【発明者】
【氏名】チャン,チェン‐テ
【テーマコード(参考)】
2H189
2H391
3K244
【Fターム(参考)】
2H189AA53
2H189AA54
2H189AA55
2H189AA57
2H189AA63
2H189AA70
2H189AA75
2H189HA11
2H391AA13
2H391CA02
2H391CA03
2H391CA04
2H391CA06
3K244AA01
3K244BA26
3K244BA31
3K244BA50
3K244CA03
3K244EA02
3K244EA12
3K244JA04
3K244KA02
3K244KA13
3K244KA18
(57)【要約】      (修正有)
【課題】表示装置の狭額縁化のためのフレーム構造、バックライトモジュール及び表示装置を提供する。
【解決手段】フレーム構造は、額縁10とバックプレート20を備え、額縁には複数の離間した組立部11が形成され、バックプレートの周縁には複数の離間した係合部21が形成され、組立部及び係合部の位置がそれぞれ互いに対応して係合し、バックライトモジュールは、フレーム構造とフレーム構造に組み立てられた光源とを備え、表示装置は、バックライトモジュールと額縁の上部に設けられた表示パネルとを備える。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
光出射側と反対側の裏側とを区画するフレーム構造であって、
複数の離間した組立部を有する少なくとも1つの額縁と、
複数の離間した係合部を有し、該複数の組立部及び該複数の係合部の位置がそれぞれ互いに対応し、かつ該複数の組立部及び該複数の係合部が互いに係合しているバックプレートと、を備え、
各係合部は、2つの係合面と、該2つの係合面を接続する底面と、該底面に対向して該バックプレートの外縁に位置する開口と、を有し、各係合部の該2つの係合面の間に幅距離があり、該2つの係合面の間の該開口に近接する幅距離が該底面に近接する幅距離より小さいフレーム構造。
【請求項2】
各係合部の該2つの係合面の間の前記光出射側に近接する幅距離は、前記裏側に近接する幅距離より小さい請求項1に記載のフレーム構造。
【請求項3】
該複数の組立部と該複数の係合部は、互いに点で係合する請求項1又は2に記載のフレーム構造。
【請求項4】
該複数の組立部及び該複数の係合部が互いに面で係合している請求項1又は2に記載のフレーム構造。
【請求項5】
前記額縁の周辺の長さは、該バックプレートの外縁の辺長の総和より小さい請求項1乃至4の何れか1項に記載のフレーム構造。
【請求項6】
前記額縁は、側壁及び支持部を備え、該支持部が該側壁の光出射側に設けられており、かつ該支持部が該側壁の周縁から内側に向いて延出し、該複数の組立部が該側壁に位置している請求項1乃至5の何れか1項に記載のフレーム構造。
【請求項7】
請求項1乃至6の何れか1項に記載のフレーム構造であり、前記額縁と該バックプレートとの間に組立空間が形成されたフレーム構造と、
該バックプレートに設けられており、かつ該組立空間内に位置し、該導光板に向いている光源と、を備える、バックライトモジュール。
【請求項8】
請求項7に記載のバックライトモジュールであり、該フレーム構造の額縁により囲まれて形成された光出射口と該組立空間が連通しているバックライトモジュールと、
前記額縁に設置されており、かつ該光出射口の光出射側に位置している表示パネルと、を備える表示装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、フレーム(frame)構造、バックライトモジュール及び表示装置に関し、特に、バックライトモジュール用のフレーム構造、及び上記バックライトモジュールを用いた表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、表示装置の有効領域の表示面積を拡大するために、表示装置の額縁はますます狭くなる傾向がある。
【0003】
図14に示すように、表示装置は、バックライトモジュールと、バックライトモジュールに組み立てられたパネル70と、を備える。
【0004】
前記バックライトモジュールは、外枠80と固定板90と、を備え、前記外枠80は、支持壁81と、該支持壁81から下向きに延出して形成された外壁82と、を備え、前記固定板90の周縁が折り曲げて上向きに側壁91を形成し、前記外壁82と前記側壁91には互いに対応する係止孔83及び係止具92がそれぞれ形成され、それにより、前記外枠80が外壁82を介して前記固定板90の側壁91の周辺に組み立てられ、前記支持壁81は該パネル70を支持するために用いられる。
【0005】
前記外枠80が一定の組立強度を有するために、前記係止具92が係止孔83から脱出しないように、前記外壁82が前記固定板90の側壁91に圧迫して密着する必要があるので、前記外壁82と前記側壁91はいずれも一定の厚さを有し、それにより、該パネル70を支持する強度の不足を回避し、表示装置の額縁は、前記外壁82の厚さT1と前記側壁91の厚さT2及び前記支持壁81の一部の幅T3との総厚さより大きく又はそれと等しくなる必要がある。しかし、このような設計は、狭額縁という目的に不利であるので、改善の余地がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本出願の主な目的は、従来のバックライトモジュールのフレーム構造が表示装置の狭額縁の設計に不利である問題を改善するために、フレーム構造、バックライトモジュール及び表示装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の目的を実現するために、本出願により提供された光出射側と反対側の裏側とを区画するフレーム構造は、
複数の離間した組立部を有する少なくとも1つの額縁と、
複数の離間した係合部を有し、該複数の組立部及び該複数の係合部の位置がそれぞれ互いに対応し、かつ該複数の組立部及び該複数の係合部が互いに係合しているバックプレートと、を備え、
各係合部は、2つの係合面と、該2つの係合面を接続する底面と、該底面に対向して該バックプレートの外縁に位置する開口と、を有し、各係合部の該2つの係合面の間に幅距離があり、該開口に近接する幅距離が該底面に近接する幅距離より小さい。
【0008】
上記の目的を実現するために、本出願により提供されたバックライトモジュールは、
上記のフレーム構造であり、前記額縁と該バックプレートとの間に組立空間が形成されたフレーム構造と、
該バックプレートに設けられており、かつ該組立空間内に位置し、該導光板に向いている光源と、を備える。
【0009】
上記の目的を実現するために、本出願により提供された表示装置は、
上記のバックライトモジュールであり、該フレーム構造の額縁により囲まれて形成された光出射口と該組立空間が連通しているバックライトモジュールと、
前記額縁に設置されており、かつ該光出射口の光出射側に位置している表示パネルと、を備える。
【発明の効果】
【0010】
本出願のフレーム構造の額縁及びバックプレートは、前記組立部及び前記係合部を介して互いに係合するので、前記額縁が該バックライトの周縁に直接組み立てられ、それにより、上記バックライトモジュールは外枠を狭くし、又、本出願の表示装置の外枠の幅が該バックプレートの厚さに影響せず、狭額縁の設計を実現する。ここで、前記係合部の幅距離の変化の設計により、前記組立部と前記係合部の組立安定性を向上させ、前記額縁と前記バックプレートとの分離を効果的に回避し、本出願のフレーム構造の構造上の安定性を向上させ、前記バックライトモジュールに一定の組立強度を備えさせる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1図1は、本出願によるフレーム構造の第1の好ましい実施例の部分分解の模式図である。
図2図2は、本出願によるフレーム構造の部分分解の平面模式図である。
図3図3は、本出願によるフレーム構造の底面から見た平面模式図である。
図4図4は、本出願によるバックライトモジュールの係合部の正面から見た部分平面模式図である。
図5図5は、本出願によるフレーム構造の係合部の底面から見た部分平面模式図である。
図6図6は、本出願によるフレーム構造の組立部及び係合部の別の態様の側面から見た断面模式図である。
図7図7は、本出願によるフレーム構造の係合部の立体模式図である。
図8図8は、本出願によるバックライトモジュールの第1の好ましい実施例の側面から見た部分断面模式図である。
図9図9は、本出願による表示装置の第1の好ましい実施例の側面から見た部分断面模式図である。
図10図10は、本出願によるフレーム構造の第2の好ましい実施例の部分分解模式図である。
図11図11は、本出願によるフレーム構造の第2の好ましい実施例の部分立体模式図である。
図12図12は、本出願によるバックライトモジュールの第2の好ましい実施例の側面から見た部分断面模式図である。
図13図13は、本出願による表示装置の第2の好ましい実施例の側面から見た部分断面模式図である。
図14図14は、従来の表示装置の部分断面模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
図1乃至図3を参照すると、本出願によるフレーム構造の好ましい実施例を示し、光出射側と反対側の裏側を区画しており、前記フレーム構造は、額縁10及びバックプレート20を備え、前記額縁10が該バックプレート20の周縁に設けられている。
【0013】
前記額縁10は、複数の離間した組立部11を有し、ここで、該複数の組立部11が前記額縁10の裏側の縁部に位置している。本実施例において、前記額縁10は側壁14を備え、該複数の組立部11が該側壁14の裏側の縁部に位置している。
【0014】
該バックプレート20は、複数の離間した係合部21を有し、該複数の組立部11及び該複数の係合部21の位置がそれぞれ互いに対応し、図3に示すように、該複数の組立部11及び該複数の係合部21が互いに係合することができ、それにより、前記額縁10の前記組立部11が該バックプレート20の係合部21から脱出することを回避し、前記額縁10と該バックプレート20が安定して組み立てられる。
【0015】
図1図2及び図4乃至図7に示すように、各係合部21は、2つの係合面22と、該2つの係合面22を接続する底面23と、該底面23に対向して該バックプレート20の外縁に位置する開口24と、を有し、図7に示すように、各係合部21の対向する2つの係合面22の間に幅距離があり、該組立部11と該係合部21との組立部分は厚さを有する。
【0016】
本出願の実施例を簡単に説明するために、本出願のフレーム構造が該裏側から該光出射側に向いている方向を第1の方向D1と定義し、該裏側が前記第1の方向D1の後端に位置し、該光出射側が前記第1の方向D1の前端に位置し、前記係合部21の底面23から該開口24に向いている方向を第2の方向D2と定義し、該底面23が前記第2の方向D2の後端に位置し、該開口24が前記第2の方向D2の前端に位置し、また、前記複数の係合部21が第3の方向D3に沿って該バックプレート20に配列され、本実施例では、該第3の方向D3が該第1の方向D1と該第2の方向D2と共に垂直な方向であり、図1乃至図13において、前記第1の方向D1、前記第2の方向D2及び前記第3の方向D3を示し、下記の段落を参照して該複数の組立部11及び該複数の係合部21の組立関係を説明する。
【0017】
図1乃至図4に示すように、前記組立部11の形は、それぞれ前記係合部21に対応する。前記組立部11及び前記係合部21は、それぞれ互いに点で係合するか又は面で係合することができ、製造業者は需要又は加工装置に応じて選択する。ここで、点で係合する方式は、前記組立部11と前記係合部21との間が部分的に接触し、かつ前記額縁10と該バックプレート20との間が互いに係合して前記第1の方向D1及び前記第2の方向D2に沿って脱出しないように確保できることを指す(図示せず)。面で係合する方式は、前記組立部11と前記係合部21との間が密着することを指し、特に、前記組立部11が前記係合部21の係合面22又は底面23に密着し、前記額縁10と該バックプレート20との間にはよりよい組立安定性を有することができることを指す。
【0018】
図2図3及び図7を参照すると、各係合部21の該2つの係合面22の間の幅距離は徐変であり、前記組立部11と前記係合部12との組立方向により、該2つの係合面22の間の幅距離が該第1の方向D1に沿って漸減するとともに、該2つの係合面22の間の幅距離が共に該第2の方向D2に沿って漸減する。
【0019】
図2及び図4を参照すると、本実施例において、該2つの係合面22の該第1の方向D1における該光出射側に近接する位置に第1の距離h1を有し、該裏側に近接する位置に第2の距離h2を有し、ここで、該第1の距離h1が該第2の距離h2より小さいので、前記組立部11と前記係合部21が互いに係合する時、前記組立部11が該第1の方向D1に沿って脱出しないように確保できる。
【0020】
図3及び図5を参照すると、該2つの係合面22の該第2の方向D2における該係合部21の開口24に近接する位置に第3の距離h3を有し、該係合部21の底面23に近接する位置に第4の距離h4を有し、ここで、該第3の距離h3が該第4の距離h4より小さいので、前記組立部11と前記係合部21が互いに係合する時、前記組立部11が該第2の方向D2に沿って脱出しないように確保できる。
【0021】
図1乃至図5に示すように、前記組立部11の形が前記係合部21に対応するため、前記組立部11の幅の前記第1の方向D1における前端が狭く、後端が広く、かつ前記組立部11の幅の前記第2の方向D2における前端が狭く、後端が広く、それにより、前記係合部21の前記第1の方向D1及び前記第2の方向D2における幅距離に合わせる。即ち、前記組立部11の幅距離は、該裏側から該光出射側に向いて漸減すると共に、該底面23から該開口24に向いて漸減することにより、前記組立部11の幅が前記第1の方向D1に沿って漸減するとともに、前記第2の方向D2に沿って漸減することができる。
【0022】
図7を参照して、前記係合部21の特徴をさらに説明する。上記の該光出射側に近接する第1の距離h1が該裏側に近接する第2の距離h2より小さいため、各係合部21の前記係合面22と該バックプレート20の裏側との間には夾角θ1が形成され、かつ該夾角θ1が鋭角である。一方、上記の該開口24に近接する第3の距離h3が該底面23に近接する第4の距離h4より小さいため、各係合部21の前記係合面22と前記底面23との間には夾角θ2が形成され、かつ該夾角θ2が鋭角である。
【0023】
前記係合部20の該夾角θ1及び該夾角θ2が鋭角であるので、前記額縁10が引き動かされるか又は外力の影響を受ける場合、前記額縁10の前記組立部11は、前記第1の方向D1及び前記第2の方向D2において該バックプレート20の係合部21から脱出せず、本出願のフレーム構造に対して十分な構造強度を提供することができる。ここで、該複数の組立部11及び該複数の係合部21の構造は、互いに圧入する時に僅かに変形することができ、かつ互いに係合した後に元の状態に回復し、緊密に係合するように保持できる。
【0024】
本実施例による前記額縁10の一実施形態において、前記額縁10の第2の方向D2における厚さが同じであり、かつ上記の該第1の距離h1が該第2の距離h2より小さく、かつ該第3の距離h3が該第4の距離h4より小さいである設計により、前記組立部11と前記係合部12の組立安定性が確保できる。
【0025】
図6を参照すると、本実施例の前記額縁10及び該バックプレート20の別の実施形態において、該2つの係合面22は、該第2の方向D2において、選択的に、該光出射側に近接する位置に第5の距離h5を有し、かつ該裏側に近接する位置に第6の距離h6を有し、ここで、該第5の距離h5が該第6の距離h6より小さい。換言すれば、上記の該光出射側に近接する該第5の距離h5が該裏側に近接する該第6の距離h6より小さいため、各係合部21の前記底面23と該バックプレート20の底側との間には夾角θ3が形成され、かつ該夾角θ3が鋭角であり、前記額縁10の前記組立部11の第2の方向D2における厚さが該夾角θ3に対応して該光出射側から該裏側に向いて漸増し、このようにして、前記額縁10の組立部11の機構強度を向上させ、前記組立部11が崩れにくい。
【0026】
要するに、本出願によるフレーム構造は、前記第2の方向D2に前記額縁10の厚さのみを有し、十分な組立強度を提供することができ、該バックプレート20が前記第1の方向D1に向いて折り曲げないため、表示装置には本出願のフレーム構造が用いられることにより、表示装置の有効表示領域の面積を増加させ、さらに狭額縁の効果を実現することができる。
【0027】
本出願によるフレーム構造の第1の好ましい実施例において、前記額縁10の側壁14が該バックプレート20の一部の縁部に組み立てられ、即ち、該バックプレート20の隣接する2つの辺又は3つの辺に組み立てられてもよく、又は、複数の前記額縁10が該バックプレート20の縁部の異なる領域に共に組み立てられてもよい。前記額縁10が一体成形であれば、前記額縁10の側壁14の形状が該バックプレート20の縁部に合わせて取り囲み、例えば、該バックプレート20が多角形、円形又は縁部に円弧状の板構造である場合、前記額縁10は、該バックプレート20の周縁に対応し、多角形枠体、環状枠体であってもよく、又は前記ブックプレートの縁部の一部に対応する帯状構造であってもよい。
【0028】
また、前記額縁10の周辺の長さが該バックプレート20の辺長の総和(図示せず)より僅かに小さい場合、前記額縁10が該バックプレート20の周縁に組み立てられると、該バックプレート20の周辺の長さに合致するために、前記額縁10が外向きに拡張して変形しなければならないので、前記額縁10の組立部11が該バックプレート20の係合部21に対応して圧入させて、前記額縁10が該第1の方向D1に対して傾斜させるとともに、前記額縁10が外向きに拡張して変形することにより、回復する弾性力を生成し、該複数の組立部11がそれぞれ該複数の係合部21の底面23に密着し、該複数の組立部11と該複数の係合部21との間の組立強度を向上させる。
【0029】
本出願のフレーム構造は直下型バックライトモジュール又は側入式バックライトモジュールに適用することができ、図8を参照すると、本出願によるバックライトモジュールの第1の好ましい実施例を示し、上記のフレーム構造及び光源30を備える。該フレーム構造の額縁10とバックプレート20との間に組立空間12が形成され、該光源30が該バックプレート20に設けられ、かつ該組立空間12内に位置し、側入式バックライトモジュールを例として、前記バックライトモジュールは、導光板40を備え、該導光板40が該バックプレート20に設けられ、かつ該組立空間12内に位置し、該光源30が該導光板40に向き、かつ該導光板40の一方側に投光する。
【0030】
図9を参照すると、本出願による表示装置の第1の好ましい実施例を示し、上記のバックライトモジュールと表示パネル50を備え、該フレーム構造の額縁10により光出射口13が囲まれて形成され、該組立空間12が該光出射口13に連通し、該表示パネル50が前記額縁10に設けられ、かつ該光出射口13の光出射側に位置し、ここで、前記額縁10の上部により該表示パネル50が直接支持されるので、本出願の表示装置の外枠の幅は前記額縁10の厚さW1のみである。
【0031】
図10乃至図12を参照すると、本出願によるフレーム構造の第2の好ましい実施例を示し、前記額縁10は、側壁14と支持部15を備え、該複数の組立部11が該側壁14の縁部に位置し、該支持部15が前記額縁10の光出射側に設けられ、かつ該支持部15が前記額縁10の周縁から該第2の方向D2に沿って該フレーム構造の内側に向いて延出し、該支持部15に表示パネル50が設置される。
【0032】
図10に示すように、前記額縁10が該バックプレート20と組み立てられる前に、前記額縁10の該側壁14と該支持部15との間に夾角θ4が形成され、該夾角θ4が90度以下であり、僅かに90度より小さいであることが好ましい。図11に示すように、前記額縁10の組立部11が該バックプレート20の係合部21に圧入する時、前記額縁10の該側壁14と該支持部15との間の夾角θ4が広げられて夾角θ4’を形成し、それにより、前記額縁10がそれ自体の材料の張力を介して該バックプレート20の隣接する2つの辺に対し付勢力を提供し、該複数の組立部11と該複数の係合部21との間の組立強度を向上させる効果が実現できる。例えば、該夾角θ4の範囲は、端点値を含む88度乃至90度であってもよい。該夾角θ4が88度以下であれば、前記額縁10が該バックプレート20に係合される時、該側壁14と該支持部15が過大な応力を受けて破断しやすくなり、該夾角θ4が90度を超えると、前記額縁10が該バックプレート20の縁部に力を印加することができず、該複数の組立部11と該複数の係合部21との間の組立強度を向上させることができない。
【0033】
図12を参照すると、本出願によるバックライトモジュールの第2の好ましい実施例を示し、上記のフレーム構造及び光源30を備え、該フレーム構造の額縁10と該バックプレート20との間には組立空間12が形成され、該光源30が該バックプレート20に設けられ、かつ該組立空間12内に位置し、側入式バックライトモジュールを例として、前記バックライトモジュールは、導光板40を備え、該導光板40が該バックプレート20に設けられ、かつ該組立空間12内に位置し、該光源30が該導光板40に向き、かつ該導光板40の一方側に投光する。
【0034】
図13を参照すると、本出願による表示装置の第2の好ましい実施例を示し、上記のバックライトモジュール及び表示パネル50を備え、ここで、該フレーム構造の額縁10により光出射口13が囲まれて形成され、該組立空間12が該光出射口13に連通し、該表示パネル50が前記額縁10の支持部15に設けられ、かつ該光出射口13の光出射側に位置し、ここで、該支持部15により該表示パネル50が支持され、かつ該支持部15が前記バックライトモジュールの中心に向いて延出することにより、該表示パネル50に十分な貼り付け面積を有するように確保でき、該表示パネル50の組立安定性を向上させ、本出願の表示装置の外枠の幅は、前記額縁10の厚さW1(すなわち、該側壁14の厚さ)と該支持部15の幅W2の総和である。
【0035】
図9に示すように、本出願による表示装置の第1の好ましい実施例の外枠の幅は、前記額縁10の厚さW1であり、図13に示すように、本出願による表示装置の第2の好ましい実施例の外枠の幅は、前記額縁10の厚さW1(すなわち、該側壁14の厚さ)と該支持部15の幅W2の総和であり、どちらにしても、前記表示装置の外枠の幅はいずれも従来の表示装置の外枠の幅より小さく、それにより、本出願の表示装置の有効領域の面積は従来の表示装置の有効領域より大きいので、本出願の表示装置は狭額縁の市場ニーズを確実に満たすことができる。
【0036】
要するに、前記フレーム構造の設計により、前記バックライトモジュールの額縁10が該バックプレート20の周縁に直接組み立てられ、かつ一定の組立強度を有し、それにより、前記バックライトモジュールは外枠を狭くすることができ、かつ本出願の表示装置の外枠の幅が該バックプレート20の厚さにより影響せず、前記表示装置の光出射側の面積が変化しない状況で、該光出射口13の面積を増加させることにより、前記表示装置の有効領域の面積を増加させて表示装置の狭額縁の設計を実現する。
【符号の説明】
【0037】
10…額縁
11…組立部
12…組立空間
13…光出射口
14…側壁
15…支持部
20…バックプレート
21…係合部
22…係合面
23…底面
24…開口
30…支持部
40…導光板
50…光源
60…表示パネル
70…パネル
80…外枠
81…支持壁
82…外壁
83…係止孔
90…固定板
91…側壁
92…係止具
D1…第1の方向
D2…第2の方向
h1…第1の距離
h2…第2の距離
h3…第3の距離
h4…第4の距離
h5…第5の距離
h6…第6の距離
θ1、θ2、θ3、θ4、θ4’…夾角
W1…額縁の厚さ
W2…支持部の幅
T1…外壁の厚さ
T2…側壁の厚さ
T3…支持壁の一部の幅
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
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図9
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