(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023155120
(43)【公開日】2023-10-20
(54)【発明の名称】ドッキングステーション、清掃機器及び清掃システム
(51)【国際特許分類】
A47L 11/40 20060101AFI20231013BHJP
A47L 9/00 20060101ALI20231013BHJP
A47L 9/28 20060101ALN20231013BHJP
【FI】
A47L11/40
A47L9/00 104
A47L9/28 E
【審査請求】有
【請求項の数】20
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022138119
(22)【出願日】2022-08-31
(31)【優先権主張番号】202220816082.7
(32)【優先日】2022-04-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】516180667
【氏名又は名称】北京小米移動軟件有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Xiaomi Mobile Software Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】No.018, Floor 8, Building 6, Yard 33, Middle Xierqi Road, Haidian District, Beijing 100085, China
(71)【出願人】
【識別番号】520441349
【氏名又は名称】追▲べき▼創新科技(蘇州)有限公司
【氏名又は名称原語表記】Dreame Innovation Technology (Suzhou) Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】Bldg. E3, Shangjinwan Headquarters Economic Park, 2288 Wuzhong Ave., Yuexi St., Wuzhong Dist., Suzhou City, Jiangsu Province, China
(74)【代理人】
【識別番号】100114557
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 英仁
(74)【代理人】
【識別番号】100078868
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 登夫
(72)【発明者】
【氏名】チャン,ティェンティェン
(72)【発明者】
【氏名】ハン,ルー
(72)【発明者】
【氏名】ジュ,ペイホン
(72)【発明者】
【氏名】ホン,タオ
(72)【発明者】
【氏名】バイ,ビン
(72)【発明者】
【氏名】シォン,リーチン
(72)【発明者】
【氏名】シュ,ボジェン
【テーマコード(参考)】
3B006
3B057
【Fターム(参考)】
3B006MA03
3B057DE00
(57)【要約】 (修正有)
【課題】ドッキングステーション、清掃機器及び清掃システムを開示する。
【解決手段】ドッキングステーション本体であって、配置領域の一側には、清掃機器の嵌合アセンブリとガイド嵌合するガイドアセンブリが設けられるドッキングステーション本体と、ドッキングステーション本体に設けられる給液アセンブリであって、液体出口が配置領域に向けて設けられる給液ジョイントを含む給液アセンブリと、を含み、ガイドアセンブリと嵌合アセンブリのガイド嵌合作用により、液体出口は、清掃機器の接続ヘッドと突き合わせられて連通する。ガイドアセンブリと嵌合アセンブリのガイド嵌合作用により、ドッキングステーション本体の給液ジョイントが清掃機器の接続ヘッドとよりよく突き合わせられて連通して、液体が清掃機器によりよく入ることができ、液体補充流路がより迅速かつ適切に連通することができ、清掃機器の液体補充の效率と全体的な清掃効率を向上させる。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
一側に配置領域が形成されるドッキングステーション本体(1)であって、前記配置領域の一側には、清掃機器(200)の嵌合アセンブリとガイド嵌合するガイドアセンブリが設けられるドッキングステーション本体(1)と、
前記ドッキングステーション本体(1)に設けられる給液アセンブリ(2)であって、液体出口が前記配置領域に向けて設けられる給液ジョイント(21)を含む給液アセンブリ(2)と、を含み、
前記ガイドアセンブリと前記嵌合アセンブリとのガイド嵌合作用により、前記液体出口は、前記清掃機器(200)の接続ヘッド(51)と突き合わせられて連通する、
ことを特徴とするドッキングステーション(100)。
【請求項2】
前記ガイドアセンブリは第1のガイド構造(11)を含み、前記配置領域の少なくとも一側は開放されており、前記第1のガイド構造(11)は、前記配置領域の開放部分に向かって突出して設けられるガイド突起(111)を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載のドッキングステーション(100)。
【請求項3】
前記ガイド突起(111)はテーパ状に設けられ、前記ガイド突起(111)の断面は、前記ドッキングステーション本体(1)から前記開放部分に向かう方向に沿って徐々に小さくなるように設けられている、
ことを特徴とする請求項2に記載のドッキングステーション(100)。
【請求項4】
前記ガイドアセンブリは第2のガイド構造(12)を含み、前記第2のガイド構造(12)が前記配置領域の底部に位置し、前記第2のガイド構造(12)は、前記嵌合アセンブリの第2の嵌合構造(42)とガイド嵌合するように構成される、
ことを特徴とする請求項1に記載のドッキングステーション(100)。
【請求項5】
前記ドッキングステーション本体(1)は、ベース(13)と、前記ベース(13)に着脱可能に設けられる洗浄ブラケット(14)とを含み、前記配置領域が前記ベース(13)に形成され、前記洗浄ブラケット(14)は前記配置領域の一側に位置し、前記第2のガイド構造(12)は前記洗浄ブラケット(14)に形成される、
ことを特徴とする請求項4に記載のドッキングステーション(100)。
【請求項6】
前記洗浄ブラケット(14)にはフィルタ部(141)が設けられ、前記配置領域は前記フィルタ部(141)の少なくとも一部を収容可能であり、前記第2のガイド構造は前記フィルタ部(141)の上部に形成される、
ことを特徴とする請求項5に記載のドッキングステーション(100)。
【請求項7】
前記第2のガイド構造(12)と前記第2の嵌合構造(42)とのうちの一方がガイドボス(121)として設けられ、他方が前記ガイドボス(121)とガイド嵌合するガイドシュート(421)として設けられる、
ことを特徴とする請求項6に記載のドッキングステーション(100)。
【請求項8】
前記洗浄ブラケット(14)は、前記配置領域の一側を囲むように設けられ、前記フィルタ部(141)は溝状に設けられ、前記洗浄ブラケット(14)の前記配置領域に向かう側に突設され、前記フィルタ部(141)の切り欠きは下向きであり、切り欠きには、間隔をあけて設けられる複数のフィルタ棒が設けられ、隣接する2つの前記フィルタ棒の間の間隔がフィルタ流路を形成し、
前記第2のガイド構造(12)がガイドボスとして設けられ、前記ガイドボスは前記フィルタ部の溝底の外側に突設される、
ことを特徴とする請求項7に記載のドッキングステーション(100)。
【請求項9】
前記ドッキングステーション(100)は、前記給液ジョイント(21)に嵌められるシール部材(3)をさらに含み、前記清掃機器(200)が配置領域に停止しているとき、前記シール部材(3)は、前記清掃機器(200)の接続ヘッド(51)の少なくとも一部を収容可能であり、前記接続ヘッド(51)が前記給液ジョイント(21)と連通するようにする、
ことを特徴とする請求項1に記載のドッキングステーション(100)。
【請求項10】
前記給液アセンブリ(2)は、前記ドッキングステーション本体(1)に接続される給液ブラケット(22)をさらに含み、前記ドッキングステーション本体(1)に貫通孔が設けられ、前記給液ジョイント(21)は、前記給液ブラケット(22)に設けられ、前記貫通孔から前記配置領域に入る、
ことを特徴とする請求項1に記載のドッキングステーション(100)。
【請求項11】
前記給液アセンブリ(2)は弾性伸縮部材(23)をさらに含み、前記弾性伸縮部材(23)の両端は、それぞれ前記給液ブラケット(22)および前記給液ジョイント(21)に接続されている、
ことを特徴とする請求項10に記載のドッキングステーション(100)。
【請求項12】
請求項1~11のいずれかに記載のドッキングステーション(100)と共に使用される清掃機器(200)であって、
一側に嵌合アセンブリが設けられる清掃本体(4)であって、前記嵌合アセンブリは前記ドッキングステーション(100)のガイドアセンブとリガイド嵌合するように構成される清掃本体(4)と、
前記清掃本体(4)に設けられる液体ガイドアセンブリ(5)であって、前記ドッキングステーション(100)の給液ジョイント(21)と突き合わせられて連通する接続ヘッド(51)を含む液体ガイドアセンブリ(5)と、を含み、
前記清掃機器(200)は、前記ドッキングステーション(100)の配置領域に入ることができ、前記ガイドアセンブリと前記嵌合アセンブリとのガイド嵌合作用により、前記接続ヘッド(51)は、前記ドッキングステーション(100)の給液ジョイント(21)の液体出口と突き合わせられて連通する、
ことを特徴とする清掃機器(200)。
【請求項13】
前記ガイドアセンブリは第1のガイド構造(11)を含み、前記嵌合アセンブリは第1の嵌合構造(41)を含み、前記清掃機器(200)が前記ドッキングステーション(100)の配置領域に進入する方向が前進方向であり、
前記第1の嵌合構造(41)はガイド溝(411)を含み、前記ガイド溝(411)は前記清掃本体(4)の前側に凹設されている、
ことを特徴とする請求項12に記載の清掃機器(200)。
【請求項14】
前記ガイド溝(411)の断面は、前記清掃機器(200)の前進方向に沿って徐々に大きくなるように設けられている、
ことを特徴とする請求項13に記載の清掃機器(200)。
【請求項15】
前記清掃機器(200)は、前記ガイド溝(411)の溝底に位置するセンサ(6)をさらに含み、前記清掃機器(200)が前記ドッキングステーション(100)の配置領域に停止し、前記ドッキングステーション(100)のガイドボス(121)は前記センサ(6)に当接し、検出信号を送信するように前記センサ(6)をトリガーする、
ことを特徴とする請求項13に記載の清掃機器(200)。
【請求項16】
前記嵌合アセンブリは第2の嵌合構造(42)を含み、前記第2の嵌合構造(42)は、前記清掃本体(4)の底部に設けられ、前記ドッキングステーション(100)の第2のガイド構造(12)とガイド嵌合するように構成される、
ことを特徴とする請求項12に記載の清掃機器(200)。
【請求項17】
前記接続ヘッド(51)は、前記給液ジョイント(21)と連通する接続管本体(511)と、前記接続管本体(511)の端部に設けられる挿入溝(512)とを含み、前記接続管本体(511)の少なくとも一部は、前記挿入溝(512)内に挿入可能であり、
前記ドッキングステーション(100)のシール部材(3)は、長手方向に対向して設けられる第1の端と第2の端とを有し、前記第1の端が前記給液ジョイント(21)に嵌められ、前記第2の端が前記挿入溝(512)に挿入されて前記接続管本体(511)の外側に嵌められ、前記第2の端は、前記シール部材(3)の径方向に沿って複数のシールリブが突設され、複数のシールリブは、前記シール部材の長手方向に沿って間隔を空けて設けられ、前記挿入溝(512)の切り欠きは、前記接続ヘッド(51)が前記シール(3)に挿入される方向に沿って徐々に大きくなるように設けられ、複数の前記シールリブの突出高さは、順次に、徐々に高くなるように設けられ、いずれも前記挿入溝(512)と締まり嵌合している、
ことを特徴とする請求項12に記載の清掃機器(200)。
【請求項18】
請求項1~11のいずれかに記載のドッキングステーション(100)と、
請求項12に記載の清掃機器(200)と、を含む、
ことを特徴とする清掃システム。
【請求項19】
前記清掃システムは、前記清掃機器(200)の接続ヘッド(51)と連通するポンプ本体をさらに含み、前記接続ヘッド(51)が前記ドッキングステーション(100)の給液ジョイントと突き合わせられて連通すると、前記ポンプ本体と、前記給液ジョイント(21)と前記接続ヘッド(51)との間に吸引流路が形成される、
ことを特徴とする請求項18に記載の清掃システム。
【請求項20】
前記ポンプ本体は前記清掃機器(200)に設けられる、
ことを特徴とする請求項19に記載の清掃システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、清掃ツールの技術分野に関し、具体的には、ドッキングステーション、清掃機器及び清掃システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来の家庭用清掃システムは、通常、ドッキングステーションと清掃機器とを含み、清掃機器が継続的に清掃を行うことができるように、ドッキングステーションによって水や洗剤などの洗浄液を清掃機器に補充することができる。しかしながら、従来のドッキングステーションが清掃機器に液体を供給する場合、清掃機器をドッキングステーションに突き合わせるように正確に位置合わせすることが困難であり、常に水が漏れやすいため、清掃機器に洗浄液を補充するのに時間がかかり、清掃効率が低い。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
そのため、本開示が解決すべき技術的課題は、従来のドッキングステーションが清掃機器に洗浄液を補充するとき、正確な位置合わせが困難であるため、液体補充時間が長くなり、清掃効率に影響を与えることである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記技術的課題を解決するために、本開示は、ドッキングステーションを提供し、一側に配置領域が形成されるドッキングステーション本体であって、前記配置領域の一側には、清掃機器の嵌合アセンブリとガイド嵌合するガイドアセンブリが設けられるドッキングステーション本体と、前記ドッキングステーション本体に設けられる給液アセンブリであって、液体出口が前記配置領域に向けて設けられる給液ジョイントを含む給液アセンブリと、を含み、前記ガイドアセンブリと前記嵌合アセンブリとのガイド嵌合作用により、前記液体出口は、前記清掃機器の接続ヘッドと突き合わせられて連通する。
【0005】
選択的に、前記のドッキングステーションでは、前記ガイドアセンブリは第1のガイド構造を含み、前記嵌合アセンブリは第1の嵌合構造を含み、前記配置領域の少なくとも一側は開放されており、前記第1のガイド構造は、前記配置領域の開放部分に向かって突出して設けられるガイド突起を含む。
【0006】
選択的に、前記のドッキングステーションでは、前記ガイド突起はテーパ状に設けられ、前記ガイド突起の断面は、前記ドッキングステーション本体から前記開放部分に向かう方向に沿って徐々に小さくなるように設けられている。
【0007】
選択的に、前記のドッキングステーションでは、前記ガイドアセンブリは第2のガイド構造を含み、前記第2のガイド構造が前記配置領域の底部に位置し、前記第2のガイド構造は、前記嵌合アセンブリの第2の嵌合構造とガイド嵌合するように構成される。
【0008】
選択的に、前記のドッキングステーションでは、前記ドッキングステーション本体は、ベースと、前記ベースに着脱可能に設けられる洗浄ブラケットとを含み、前記配置領域は前記ベースに形成され、前記洗浄ブラケットが前記配置領域の一側に位置し、前記第2のガイド構造は前記洗浄ブラケットに形成される。
【0009】
選択的に、前記のドッキングステーションでは、前記洗浄ブラケットにはフィルタ部が設けられ、前記配置領域は前記フィルタ部の少なくとも一部を収容可能であり、前記第2のガイド構造は前記フィルタ部の上部に形成される。
【0010】
選択的に、前記のドッキングステーションでは、前記第2のガイド構造と前記第2の嵌合構造とのうちの一方がガイドボスとして設けられ、他方が前記ガイドボスとガイド嵌合するガイドシュートとして設けられる。
【0011】
選択的に、前記のドッキングステーションでは、前記洗浄ブラケットは、前記配置領域の一側を囲むように設けられ、前記フィルタ部は溝状に設けられ、前記洗浄ブラケットの前記配置領域に向かう側に突設され、前記フィルタ部の切り欠きは下向きであり、切り欠きには、間隔をあけて設けられる複数のフィルタ棒が設けられ、隣接する2つの前記フィルタ棒の間の間隔がフィルタ流路を形成し、前記第2のガイド構造はガイドボスとして設けられ、前記ガイドボスは前記フィルタ部の溝底の外側に突設される。
【0012】
選択的に、前記のドッキングステーションでは、前記給液ジョイントに嵌められるシール部材をさらに含み、前記清掃機器が配置領域に停止しているとき、前記シール部材は、前記清掃機器の接続ヘッドの少なくとも一部を収容可能であり、前記接続ヘッドが前記給液ジョイントと連通するようにする。
【0013】
選択的に、前記のドッキングステーションでは、前記給液アセンブリは、前記ドッキングステーション本体に接続される給液ブラケットをさらに含み、前記ドッキングステーション本体に貫通孔が設けられ、前記給液ジョイントは、前記給液ブラケットに設けられ、前記貫通孔から前記配置領域に入る。
【0014】
選択的に、前記のドッキングステーションでは、前記給液アセンブリは弾性伸縮部材をさらに含み、前記弾性伸縮部材の両端は、それぞれ前記給液ブラケットおよび前記給液ジョイントに接続されている。
【0015】
本開示は、清掃機器をさらに提供し、前記のドッキングステーションと共に使用するための清掃機器であって、一側に嵌合アセンブリが設けられる清掃本体であって、前記嵌合アセンブリは前記ドッキングステーションのガイドアセンブリとガイド嵌合するように構成される清掃本体と、前記清掃本体に設けられる液体ガイドアセンブリであって、前記ドッキングステーションの給液ジョイントと突き合わせられて連通する接続ヘッドを含む液体ガイドアセンブリと、を含み、前記清掃機器は、前記ドッキングステーションの配置領域に入ることができ、前記ガイドアセンブリと前記嵌合アセンブリとのガイド嵌合作用により、前記接続ヘッドは、前記ドッキングステーションの給液ジョイントの液体出口と突き合わせられて連通する。
【0016】
選択的に、前記の清掃機器では、前記ガイドアセンブリは第1のガイド構造を含み、前記嵌合アセンブリは第1の嵌合構造を含み、前記清掃機器が前記ドッキングステーションの配置領域に進入する方向が前進方向であり、前記第1の嵌合構造はガイド溝を含み、前記ガイド溝は前記清掃本体の前側に凹設されている。
【0017】
選択的に、前記の清掃機器では、前記ガイド溝の断面は、前記清掃機器の前進方向に沿って徐々に大きくなるように設けられている。
【0018】
選択的に、前記の清掃機器では、前記ガイド溝の溝底に位置するセンサをさらに含み、前記清掃機器が前記ドッキングステーションの配置領域に停止し、前記ドッキングステーションのガイドボスは前記センサに当接しており、検出信号を送信するように前記センサをトリガーする。
【0019】
選択的に、前記の清掃機器では、前記嵌合アセンブリは第2の嵌合構造を含み、前記第2の嵌合構造は、前記清掃本体の底部に設けられ、前記ドッキングステーションの第2のガイド構造とガイド嵌合するように構成される。
【0020】
選択的に、前記の清掃機器では、前記接続ヘッドは、前記給液ジョイントと連通する接続管本体と、前記接続管本体の端部に設けられる挿入溝とを含み、前記接続管本体の少なくとも一部は、前記挿入溝に挿入可能であり、前記ドッキングステーションのシール部材は、その長手方向に対向して設けられる第1の端と第2の端とを有し、前記第1の端が前記給液ジョイントに嵌められ、前記第2の端が前記挿入溝に挿入されて前記接続管本体の外側に嵌められ、前記第2の端は、前記シール部材の径方向に沿って複数のシールリブが突設され、複数のシールリブが前記シール部材の長手方向に沿って間隔を空けて設けられ、前記挿入溝の切り欠きは、前記接続ヘッドが前記シール部材に挿入される方向に沿って徐々に大きくなるように設けられ、複数の前記シールリブの突出高さは、順次に徐々に高くなるように設けられ、いずれも前記挿入溝と締まり嵌合している。
【0021】
本開示は、清掃システムをさらに提供し、前記のドッキングステーションと、前記の清掃機器とを含む。
【0022】
選択的に、前記の清掃システムでは、前記清掃システムは、前記清掃機器の接続ヘッドと連通するポンプ本体をさらに含み、前記接続ヘッドが前記ドッキングステーションの給液ジョイントと突き合わせられて連通すると、前記ポンプ本体と、前記給液ジョイントと前記接続ヘッドとの間に吸引流路が形成される。
【0023】
選択的に、前記の清掃システムでは、前記ポンプ本体は前記清掃機器に設けられる。
【発明の効果】
【0024】
本開示によって提供される技術案は、以下の利点を有する。
本開示によって提供されるドッキングステーションは、ドッキングステーション本体と給液アセンブリとを有し、ドッキングステーション本体には配置領域が設けられており、清掃機器は、洗浄液を補充する必要がある場合、ドッキングステーションの配置領域に移動して洗浄液を補充することができ、ドッキングステーション本体にガイドアセンブリが設けられ、ガイドアセンブリが清掃機器の嵌合アセンブリとガイド嵌合することにより、清掃機器が配置領域に移動する中で、ガイドアセンブリと嵌合アセンブリのガイド嵌合により、清掃機器はより迅速かつスムーズに配置領域に入り、所定の位置に停止することができ、また、ガイドアセンブリと嵌合アセンブリのガイド嵌合作用により、ドッキングステーション本体の給液ジョイントが清掃機器の接続ヘッドとよりよく突き合わせられて連通して、液体は清掃機器によりよく入ることができ、液体補充流路はより迅速かつ適切に連通することができ、清掃機器の液体補充の效率を効果的に向上させ、全体的な清掃効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
本開示の特定の実施形態または従来技術の技術案をより明確に説明すために、特定の実施形態または従来技術の説明に使用する必要がある図面を以下に簡単に紹介し、明らかに、以下の説明における図面は、本開示のいくつかの実施形態であり、当業者にとって、創造的な作業なしにこれらの図面から他の図面を取得することもできる。
【
図1】本開示によって提供される清掃システムの一実施例の概略部分構成図である。
【
図2】
図1の清掃システムの概略分解構成図である。
【
図3】
図1の清掃システムの概略断面構成図である。
【
図5】
図1の清掃システムの別の概略断面構成図である。
【
図6】
図1の清掃システムのさらに別の概略断面構成図である。
【
図7】
図6の接続ヘッドと前記給液ジョイントとの間の接続部分の概略拡大構成図である。
【
図10】
図1のドッキングステーションの概略構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下、添付の図面を参照して本開示の技術案を明確かつ完全に説明するが、明らかに、説明された実施例は本開示の実施例の一部であり、すべての実施例ではない。以下、添付の図面及び実施例を参照して本開示を詳細に説明する。なお、本開示の実施例と実施例の特徴は、矛盾しない限り互いに組み合わせることができる。
【0027】
なお、本開示の明細書および特許請求の範囲および上記の図面における「第1」、「第2」などの用語は、類似の対象を区別するために使用され、特定の順序または順番を説明するために必ずしも使用されない。
【0028】
本開示では、特に明記しない限り、「上、下、トップ、ボトム」などの方向を示す用語は、通常、図面に示されている方向、または部件自体が鉛直、垂直または重力の方向を指し、同様に、理解および説明の便宜上、「内側および外側」は、各部件自体の輪郭に対する内側および外側を指すが、上記の方向付け用語は、本開示を限定するために使用されない。
【0029】
本実施例は、ドッキングステーション100を提供し、このドッキングステーション100は、清掃機器200が継続的に清掃動作を行うことができるように、清掃機器200に洗浄液を自動的に補充するために使用することができる。
図1、
図2および
図4と組み合わせて、このドッキングステーション100は、ドッキングステーション本体1と給液アセンブリ2とを有し、ドッキングステーション本体1の一側には配置領域が形成されており、この配置領域は、清掃機器200を配置するために使用することができ、清掃機器200が配置領域に停止する場合、ドッキングステーション100は、清掃機器200に洗浄液を補充することができる。ここで、配置領域の一側には、清掃機器200の嵌合アセンブリとガイド嵌合するガイドアセンブリが設けられ、給液アセンブリ2はドッキングステーション本体1に設けられ、洗浄液を提供するために使用され、具体的には、給液アセンブリ2は、給液ジョイント21を含み、この給液ジョイント21の液体出口は配置領域に向かって設けられ、清掃機器200に洗浄液を補充する場合、清掃機器200は配置領域に入り、ガイドアセンブリと嵌合アセンブリのガイド嵌合作用により、給液ジョイント21の液体出口が清掃機器200の接続ヘッド51とスムーズに突き合わせられて連通して、洗浄液を清掃機器200に移送し、洗浄液の自動補充を実現することができる。ガイドアセンブリと嵌合アセンブリのガイド嵌合により、給液ジョイント21と接続ヘッド51が連通する場合、位置合わせがより迅速かつ正確になるため、液体補充流路はより迅速かつ適切に連通することができ、清掃機器200の液体補充の效率を効果的に向上させ、全体的な清掃効率を向上させることができる。
【0030】
一実施形態では、
図2に示すように、ガイドアセンブリは第1のガイド構造11を含み、清掃機器200の嵌合アセンブリは第1の嵌合構造41を含み、上記の配置領域の少なくとも一側は開放されており、清掃機器200が配置領域に入る場合、配置領域の開放部分から配置領域に進入して、ドッキングステーション100と突き合わせることができる。具体的には、第1のガイド構造11は、配置領域に向かって突設されるガイド突起111を含み、ガイド突起111は開放部分に向かって延在している。配置領域の形状は、清掃機器200の形状とほぼ一致し、例えば、清掃機器200が円形の掃除機である場合、配置領域は略円形に設定することができ、ドッキングステーション100が正常に動作しているとき、清掃機器200がドッキングステーション本体1の前側から配置領域に進入する場合、開放部分は配置領域の前側に位置し、ガイドアセンブリは配置領域の後側に位置し、ガイド突起111は前後方向に沿って延在し、清掃機器200の進入をガイドすることにより、清掃機器200は、配置領域内の所定の位置により正しい姿勢で停止することができ、給液ジョイント21は接続ヘッド51とよりよく突き合わせられて連通することができる。以下のドッキングステーション100の向きに関する説明では、特に明記しない限り、開放部分が配置領域の前側にあることを参照とする。
【0031】
さらに、
図3および
図4と組み合わせて、ガイド突起111はテーパ状に設けられ、ガイド突起111の断面は、ドッキングステーション本体1から開放部分に向かう方向に沿って、即ち、ドッキングステーション本体1の後方から前方に向かう方向に沿って、徐々に小さくなるように設けられることにより、ガイド突起111が第1の嵌合構造41に挿入されてガイドされる場合、挿入はよりスムーズになり、ガイド突起111が清掃機器200のガイド溝411に挿入されるにつれて、ドッキングステーション100と清掃機器200とが次第に緊密に嵌合し、清掃機器200はドッキングステーション100で滑りにくくなり、より安定する。
【0032】
好ましくは、ガイド突起111は複数設けられてもよく、複数のガイド突起111がドッキングステーション本体1の左右方向に沿って配置され、ドッキングステーション100と清掃機器200は、複数のガイド突起111と複数のガイド突起111と複数のガイド溝411によって1対1に対応してガイド嵌合され、これにより、清掃機器200がより正確に停止し、給液ジョイント21と接続ヘッド51の連通もより速くなる。
【0033】
別の実施形態では、
図6および
図10と組み合わせて、ガイドアセンブリは第2のガイド構造12を含み、嵌合アセンブリは第2の嵌合構造42を含み、第2のガイド構造12は、清掃機器200の第2の嵌合構造42とガイド嵌合するように構成され、具体的には、第2のガイド構造12は配置領域の底部に位置し、底部から清掃機器200をガイドする。
【0034】
具体的には、
図2に示すように、ドッキングステーション本体1は、ベース13と洗浄ブラケット14とを含み、洗浄ブラケットは、ベース13に着脱可能に設けられ、上記の配置領域はベース13に形成され、洗浄ブラケットは配置領域の後側に位置し、第2のガイド構造12は洗浄ブラケット14に形成され、配置領域の底部に突設され、清掃機器200が配置領域に進入する中で、配置領域の底部に設けられる第2のガイド構造12と清掃機器200の第2の嵌合構造42とのガイド嵌合により、清掃機器200をガイドして正しい姿勢で所定の位置に進入させ、給液ジョイント21と接続ヘッド51がより良好に位置合わせされて連通するようにする。
【0035】
好ましくは、
図5に示すように、第2のガイド構造12と第2の嵌合構造42とのうちの一方がガイドボス121として設けられ、他方がガイドボス121とガイド嵌合するガイドシュート421として設けられ、ガイドボス121とガイドシュート421とのガイド嵌合により、清掃機器200が所定の位置にガイドされ、清掃機器200の停止位置がより正確になる。
【0036】
さらに、このドッキングステーション100は、清掃機器200に洗浄液を補充するだけでなく、清掃機器200が配置領域に停止しているときに、清掃機器200の清掃部品を洗浄するために使用することもできる。具体的には、ベース13に洗浄溝が形成され、洗浄溝が配置領域に位置し、洗浄溝で清掃部品を洗浄した汚水を再利用するために、洗浄ブラケット14にはフィルタ部141が設けられ、このフィルタ部141は、少なくとも部分的に配置領域に伸びて、清掃溝の溝底に突設され、清掃溝内の汚水を濾過してリサイクルする。
【0037】
好ましくは、
図2および
図10と組み合わせて、洗浄ブラケット14は、円弧状であり、配置領域の一側を囲み、フィルタ部141は、洗浄ブラケットの配置領域に向かう側に設けられ、フィルタ部141は溝状に設けられ、切り欠きは下向きであり、清掃溝の溝底に向かって設けられ、フィルタ部141の切り欠きには、間隔をあけて設けられる複数のフィルタ棒が設けられ、隣接する2つのフィルタ棒の間の間隔がフィルタ流路を形成し、汚水はフィルタ流路を通ってフィルタ部141に入り、濾過される。上記の第2のガイド構造12がガイドボス121として設けられ、上向きに突出するようにフィルタ部141の溝底の外側に突設され、清掃機器200がドッキングステーション100に進入するとき、ガイドボス121は、清掃機器200のガイドシュート421にちょうど係合して、清掃機器200の走行方向をガイドする。
【0038】
ドッキングステーション100について、上記の第1のガイド構造11と第2のガイド構造12のいずれか一方のみを設置することができ、もちろん、ドッキングステーション100は第1のガイド構造11と第2のガイド構造12との2つのガイド構造を同時に含むこともでき、清掃機器200がドッキングステーション100に進入するとき、位置合わせがより正確になり、給液ジョイント21と接続ヘッド51の突き合わせも速くなり、接続効果が良くなり、清掃効率も高くなる。例えば、ドッキングステーション100のガイドボス121は、洗浄ブラケット14の中央部分に位置し、2つのガイド突起111が設けられ、2つのガイド突起111は、ガイドボス121の両側にそれぞれ位置し、対称的に設けられ、清掃機器200が配置領域に進入する場合、ガイド突起111とガイド溝411により、清掃機器200は、ドッキングステーション本体1の左右方向及び進入方向に沿って制限されてガイドされ得、ガイドボス121とガイドシュート421のガイド嵌合作用により、清掃機器200は、ドッキングステーション本体1の上下方向及び進入方向に沿って制限されてガイドされ得、清掃機器200が配置領域に進入した後、全方向の位置が制限されるため、正確な位置合わせが完全に保証され、給液ジョイント21と接続ヘッド51との接続がより確実になる
【0039】
さらに、給液ジョイント21と接続ヘッド51との接続部分のシール信頼性を確保するため、このドッキングステーション100はシール部材3をさらに含み、具体的には、シール部材3の一端は、給液ジョイント21の液体出口が設けられる一端に嵌められ、清掃機器200が配置領域に停止しているとき、清掃機器200の接続ヘッド51の少なくとも一部は、シール部材3の他端からシール部材3に伸びて、給液ジョイント21と連通することができる。
【0040】
ここで、シール部材3は、その長手方向に対向して設けられる第1の端と第2の端とを有し、ここでの長手方向とは、給液ジョイント21から接続ヘッド51に向かう方向を指し、具体的には、
図4において、シール部材3の長手方向とは、ドッキングステーション本体1の前後方向を指し、シール部材3の第1の端が給液ジョイント21に嵌められ、シール部材3の第2の端が接続ヘッド51に接続され、給液ジョイント21と接続ヘッド51との接続部分がシール部材3によってシールされ、接続部分の水漏れが回避される。
【0041】
給液アセンブリ2について、
図2および
図4と組み合わせて、給液アセンブリ2は給液ブラケット22を含み、給液ブラケット22は、ドッキングステーション本体1のベース13と洗浄ブラケット14とに接続され、ドッキングステーション本体1のベース13に貫通孔が設けられ、給液ジョイント21は、給液ブラケット22に設けられ、貫通孔から配置領域に入ることができ、清掃機器200のジョイントとの接続を容易にする。もちろん、給液アセンブリ2は貯液タンクをさらに含んでもよく、貯液タンクに洗浄液が貯留され、または、給液ジョイント21が給液源に接続され、例えば、給液ジョイント21は、蛇口に直接接続することができ、液体の補充がより便利になり、貯液タンクを設置する必要がなくなり、ドッキングステーション100の体積をより小さくすることができる。
【0042】
さらに、確実な接続を確保するために、給液アセンブリ2は、弾性伸縮部材23をさらに含み、この弾性伸縮部材23は、その伸縮方向に沿った2つの端部は、給液ブラケット22と給液ジョイント21にそれぞれ接続され、給液ジョイント21が接続ヘッド51と突き合わせられると、柔軟な接続が形成され、給液ジョイント21が容易に損傷するのを防ぐことができる。弾性伸縮部材23は、伸縮ばねとして設定することができ、伸縮ばねは、給液ジョイント21の両側にそれぞれ位置するように2つ設けることができ、給液ジョイント21が給液ブラケット22の貫通孔に挿入された後、給液ジョイントがちょうど2つのガイド突起111の中間に位置するため、給液ジョイント21は、突き合わせの時に一側に偏ることがなく、より安定する。
【0043】
本実施例は、清掃機器200をさらに提供し、この清掃機器200は、上記のドッキングステーション100と共に使用され、具体的には、
図3および
図4と組み合わせて、清掃機器200は清掃本体4及び液体ガイドアセンブリ5を含み、ここで、清掃本体4の一側に嵌合アセンブリが設けられ、この嵌合アセンブリは、ドッキングステーション100のガイドアセンブリとガイド嵌合するように構成され、液体ガイドアセンブリ5は清掃本体4に設けられ、接続ヘッド51を含み、この接続ヘッド51は、ドッキングステーション100の給液ジョイント21と突き合わせられて連通するように構成され、清掃機器200に洗浄液を補充し、ガイドアセンブリと嵌合アセンブリのガイド嵌合作用により、清掃機器200は、ドッキングステーション100の配置領域によりスムーズに進入することができ、接続ヘッド51は、ドッキングステーション100の給液ジョイント21の液体出口と突き合わせられて連通することができ、貯液タンクまたは給液源の液体は、給液ジョイント21を介して接続ヘッド51に導入され、清掃機器200に貯留され、清掃機器200に洗浄液が補充された後、清掃動作がより良好に行われ、清掃効率がより高くなる。
【0044】
なお、清掃機器200は、清掃本体4に設けられる貯液室または着脱可能に接続される貯液容器をさらに含んでもよく、洗浄液は、接続ヘッド51を介して貯液室または貯液容器に導入されて貯留され、清掃中に清掃機器200によって使用される。
【0045】
一実施形態では、
図2及び
図8と組み合わせて、上記の嵌合アセンブリは第1の嵌合構造41を含み、この第1の嵌合構造41は、ドッキングステーション100の第1のガイド構造11とガイド嵌合するために使用され、清掃機器200がドッキングステーション100の配置領域に進入する方向を前進方向として、第1の嵌合構造41はガイド溝411を含み、ガイド溝411は清掃本体4の前側に凹設され、ドッキングステーション100の配置領域の後側にあるガイド突起111が挿入されてガイドされる。
【0046】
好ましくは、
図8及び
図9と組み合わせて、ガイド溝411の断面は、清掃機器200の前進方向に沿って徐々に大きくなるように設けられ、ガイド溝411は、ガイド突起111の形状に適合し、
図9に示すように、ガイド溝411はラッパ状に形成され、ガイド溝411の末広がりが清掃本体4の外側に向けて設けられ、清掃機器200が配置領域に徐々に進入するにつれて、ガイド突起111とガイド溝411とが次第に緊密に嵌合し、それによって清掃機器200は配置領域でより安定し、揺れにくくなる。
【0047】
さらに、清掃機器200への液体補充をよりインテリジェント化にするために、
図8に示すように、清掃機器200は、ガイド溝411の溝底に位置するセンサ6をさらに含み、清掃機器200がドッキングステーション100の配置領域に停止しているとき、ドッキングステーション100のガイドボス121がセンサ6に当接することで、検出信号を送信するようにセンサ6をトリガーすることができる。好ましくは、清掃本体4にはコントローラとポンプ本体が含まれてもよく、コントローラ、センサ6及びポンプ本体はいずれもポンプ本体に電気的に接続され、接続ヘッド51と連通し、清掃機器200が配置領域に停止し、ガイドボス121がセンサ6に当接している場合、即ち、清掃機器200が定位置に停止している場合、センサ6は検出信号をコントローラに送信することができ、コントローラによってポンプ本体を制御して動作を開始し、ポンプ本体は、吸引力を提供することができるため、ドッキングステーション100側の液体がドッキングステーション100の給液ジョイント21から接続ヘッド51に流入し、清掃機器200に入って貯留することができ、液体の自動補充を実現することができる。
【0048】
別の実施形態では、嵌合アセンブリは第2の嵌合構造42を含んでもよく、第2の嵌合構造42は清掃本体4の底部に設けられ、ドッキングステーション100の第2のガイド構造12とガイド嵌合するように構成され、第2の嵌合構造42が第2のガイド構造12とガイド嵌合されるため、清掃機器200は配置領域に正確に停止することができる。具体的には、
図8に示すように、第2の嵌合構造42はガイドシュート421を含み、ガイドシュート421は清掃本体4の底部の前端に設けられ、ガイドシュート421は清掃本体4の前後方向に沿って延在し、このガイドシュート421はドッキングステーション100のガイドボス121とガイド嵌合するために使用される。
【0049】
明らかに、上記の2つの実施形態は組み合わせて実施することもでき、複数のガイド嵌合構造により、清掃機器200がドッキングステーション100に入るときに位置合わせをより正確にすることができ、給液ジョイント21と接続ヘッド51との接続がより確実になり、給液効率が向上する。
【0050】
さらに、接続ヘッド51について、接続ヘッド51と給液ジョイント21との接続を容易にするために、接続ヘッド51は、給液ジョイント21と連通する接続管本体511と、接続管本体511の端部に設けられる挿入溝512とを含み、挿入溝512の切り欠きは、清掃本体4の前側に向けて設けられ、接続管本体511の少なくとも一部は、挿入溝512に挿入されて給液ジョイント21と突き合わせることができる。
【0051】
さらに、
図6及び
図7と組み合わせて、シールの信頼性を確保するために、上記のドッキングステーション100のシール部材3の第1の端は、給液ジョイント21に嵌められ、第2の端は挿入溝512に挿入され、接続管本体511の挿入溝512内に挿入された部分の外側に嵌められ、シール部材3の第2の端は前記シール部材3の径方向に沿って複数のシールリブが突設され、複数のシールリブは前記シール部材3の長手方向に沿って間隔を空けて設けられ、接続ヘッド51がシール部材3に挿入される方向に沿って、挿入溝512の切り欠きは、徐々に大きくなるように設けられ、複数の前記シールリブの突出高さは、順次に、徐々に高くなるように設けられ、いずれも前記挿入溝512と締まり嵌合し、複数のシールリブおよび挿入溝512は、挿入方向に多層シールを形成し、シールがより確実になり、清掃機器200に液体が補充される場合、水漏れしにくいことが保証される。
【0052】
本実施例は、清掃システムをさらに提供し、
図1及び
図2に示すように、この清掃システムは上記のドッキングステーション100と上記の清掃機器200とを含み、清掃機器200によって清掃動作を行うことができ、ドッキングステーション100によって清掃機器200に洗浄液を補充することができ、これによって清掃機器200の清掃効果はり良好になる。さらに、清掃機器200に液体を補充する場合、ドッキングステーション100との位置合わせはより正確かつ迅速であり、給液ジョイント21とジョイントとの接続部分が水漏れしにくく、ユーザーエクスペリエンスがより良くなり、流体の補充効率が高くなり、清掃システム全体の清掃効率が向上する。
【0053】
この清掃システムは、清掃機器200の接続ヘッド51と連通するポンプ本体をさらに含み、接続ヘッド51がドッキングステーション100の給液ジョイント21と突き合わせられて連通するとき、ポンプ本体と給液ジョイント21と接続ヘッド51との間に吸引流路が形成され、液体が清掃機器200内に吸引されて貯留される。
【0054】
もちろん、ポンプ本体は、ドッキングステーション100または清掃機器200に設置することができる。
【0055】
好ましくは、このポンプ本体は清掃機器に設けられる。ポンプ本体と接続ヘッド51とを直接連通させることにより、接続ヘッド51での吸引力を大きくすることができ、液体の補充速度が速くなる。
【0056】
明らかに、上記の実施例は、すべての実施例ではなく、本開示の実施例の一部にすぎない。本開示の実施例に基づいて、当業者は、創造的な作業なしに他の異なる形態の変更または変動を行うことができ、これらは本開示の保護範囲内に含まれる。
【符号の説明】
【0057】
100 ドッキングステーション
1 ドッキングステーション本体
11 第1のガイド構造
111 ガイド突起
12 第2のガイド構造
121 ガイドボス
13 ベース
14 洗浄ブラケット
141 フィルタ部
2 給液アセンブリ
21 給液ジョイント
22 給液ブラケット
23 弾性伸縮部材
3 シール部材
200 清掃機器
4 清掃本体
41 第1の嵌合構造
411 ガイド溝
42 第2の嵌合構造
421 ガイドシュート
5 液体ガイドアセンブリ
51 接続ヘッド
511 接続管本体
512 挿入溝
6 センサ