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  • 特開-薄膜フリップチップパッケージ 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023155159
(43)【公開日】2023-10-20
(54)【発明の名称】薄膜フリップチップパッケージ
(51)【国際特許分類】
   H01L 21/60 20060101AFI20231013BHJP
【FI】
H01L21/60 311S
H01L21/92 602D
【審査請求】有
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023020744
(22)【出願日】2023-02-14
(31)【優先権主張番号】111113338
(32)【優先日】2022-04-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】TW
(71)【出願人】
【識別番号】311005208
【氏名又は名称】▲き▼邦科技股▲分▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】110003214
【氏名又は名称】弁理士法人服部国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】▲呉▼ 聖仁
(72)【発明者】
【氏名】張 士中
(72)【発明者】
【氏名】葉 學舜
(72)【発明者】
【氏名】李 俊▲徳▼
【テーマコード(参考)】
5F044
【Fターム(参考)】
5F044KK17
5F044KK25
5F044LL07
(57)【要約】
【課題】薄膜フリップチップパッケージを提供する。
【解決手段】基板及びチップを備え、チップは複数の複合バンプにより基板の複数のピンにフリップチップボンディングされている。各複合バンプはレイズストリップと、UBMレイヤーと、接着層と、を有し、接着層はレイズストリップ及びUBMレイヤーにより係合リブが形成されている。各複合バンプは係合リブが各ピンに貫入することで、係合リブが各ピンに面接触し、接着層とピンとの溶接ビードの長さ及び係合強度が増し、且つフリップチップボンディングプロセスにおいてチップ及び基板を圧着するのに必要な圧着力が減少する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のピンを有している基板と、
本体と、複数の溶接パッドと、保護層と、複数の複合バンプと、を有するチップであって、前記溶接パッドは前記本体に設置され、前記保護層は前記本体の表面を被覆し、前記保護層は複数の開口部を有し、各前記開口部からは各前記溶接パッドが露出され、各前記複合バンプは第1レイズストリップと、UBMレイヤーと、接着層と、を有し、前記第1レイズストリップは前記保護層に設置され、前記UBMレイヤーは前記第1レイズストリップを被覆すると共に前記溶接パッドに電気的に接続され、前記UBMレイヤーは前記第1レイズストリップ上に第1凸リブが形成され、前記接着層は前記UBMレイヤーを被覆し、前記本体の前記表面に平行する第1方向に沿って、前記接着層は前記第1凸リブ上に第1係合リブが形成され、各前記複合バンプは前記第1係合リブが前記ピンに貫入することで、各前記ピンに前記溶接パッドの上方に位置している第1位置限定リブが形成される前記チップと、を備えていることを特徴とする薄膜フリップチップパッケージ。
【請求項2】
各前記複合バンプは第2レイズストリップを更に有し、前記第2レイズストリップは前記保護層に設置され、前記第1レイズストリップは前記開口部と前記第2レイズストリップとの間に位置し、前記第1レイズストリップと前記第2レイズストリップとの間には第1ギャップを有し、前記第1ギャップからは前記保護層が露出され、前記UBMレイヤーは前記第2レイズストリップを被覆すると共に前記第1ギャップに露出されている前記保護層を被覆し、前記UBMレイヤーは前記第2レイズストリップ上に第2凸リブが形成され、前記UBMレイヤーは前記第1レイズストリップと前記第2レイズストリップとの間に溝が形成され、前記溝は前記第1凸リブと前記第2凸リブとの間に位置し、前記第1方向に沿って、前記接着層は前記第2凸リブ上に第2係合リブが形成されると共に、前記溝上に位置限定溝が形成され、前記位置限定溝は前記第1係合リブと前記第2係合リブとの間に位置し、各前記複合バンプは前記第2係合リブが前記ピンに貫入することで、各前記ピンに前記位置限定溝中に位置している第2位置限定リブが形成され、前記第2位置限定リブは前記第1係合リブと前記第2係合リブとの間に位置を限定されていることを特徴とする請求項1に記載の薄膜フリップチップパッケージ。
【請求項3】
前記第1方向に沿って、前記開口部は第1幅を有し、前記第1レイズストリップは第2幅を有し、前記第1レイズストリップに位置している前記UBMレイヤーは第3幅を有し、前記第2幅は前記第1幅以上である、前記第3幅は前記第2幅以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の薄膜フリップチップパッケージ。
【請求項4】
前記第1方向に沿って、前記第1凸リブに位置している前記接着層は前記第3幅以上である第4幅を有していることを特徴とする請求項3に記載の薄膜フリップチップパッケージ。
【請求項5】
前記第1方向に沿って、前記開口部は第1幅を有し、前記第2レイズストリップに位置している前記UBMレイヤーは第3幅を有し、前記第2凸リブに位置している前記接着層は第4幅を有し、前記第2レイズストリップは第5幅を有し、前記第5幅は前記第1幅以上である、前記第3幅は前記第5幅以下である、前記第4幅は前記第3幅以上であることを特徴とする請求項2に記載の薄膜フリップチップパッケージ。
【請求項6】
前記第1レイズストリップと前記開口部との間には第2ギャップを有し、前記第2ギャップからは前記保護層が露出され、前記UBMレイヤーは前記溶接パッドを被覆すると共に前記第2ギャップに露出されている前記保護層を被覆し、前記接着層は前記開口部中に位置している前記UBMレイヤーを被覆し、前記本体の前記表面に対し垂直になる第2方向に沿って、前記第1レイズストリップの末端から前記本体の前記表面までの間には第1高さを有し、前記溶接パッドの上方に位置している前記接着層の末端から前記本体の前記表面までの間には第2高さを有し、前記第1高さは前記第2高さより高いことを特徴とする請求項1または2に記載の薄膜フリップチップパッケージ。
【請求項7】
前記第1レイズストリップと前記開口部との間には第2ギャップを有し、前記第2ギャップからは前記保護層が露出され、前記UBMレイヤーは前記溶接パッドを被覆すると共に前記第2ギャップに露出されている前記保護層を被覆し、前記接着層は前記開口部中に位置している前記UBMレイヤーを被覆し、前記本体の前記表面に対し垂直になる第2方向に沿って、前記第1レイズストリップの末端から前記本体の前記表面までの間には第1高さを有し、前記溶接パッドの上方に位置している前記接着層の末端から前記本体の前記表面までの間には第2高さを有し、前記第1高さは前記第2高さより高く、前記第2レイズストリップの末端から前記本体の前記表面までの間には第3高さを有し、前記第3高さは前記第1高さに等しいことを特徴とする請求項2に記載の薄膜フリップチップパッケージ。
【請求項8】
前記第1方向に沿って、隣接する各前記複合バンプの前記第1レイズストリップは相互に連結されていることを特徴とする請求項1に記載の薄膜フリップチップパッケージ。
【請求項9】
前記第1方向に沿って、隣接する各前記複合バンプの前記第2レイズストリップは相互に連結されていることを特徴とする請求項2に記載の薄膜フリップチップパッケージ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、薄膜フリップチップパッケージに関し、より詳しくは、複合バンプによりチップを基板に接合する薄膜フリップチップパッケージに関する。
【背景技術】
【0002】
従来のフリップチップ技術は、チップの複数のバンプを基板の複数のピンに圧接して薄膜フリップチップパッケージを形成している。バンプをピンに接合するためには、強い圧着力(Bonding force)を付勢してバンプをピンに接合する必要がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、前述した従来の技術では、チップ信号出力数が大幅に増加し、バンプ間のバンプピッチ(Bump pitch)も短縮し、圧接プロセスにおいてバンプが外に向けて拡大し、隣接するバンプに相互に連結してショートが形成される。また、バンプとピンとの接合力が不足し、薄膜フリップチップパッケージの信頼性に影響が生じる。
【0004】
そこで、本発明者は上記の欠点が改善可能と考え、鋭意検討を重ねた結果、合理的設計で上記の課題を効果的に改善する本発明の提案に至った。
【0005】
本発明は、上述に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数の複合バンプによりチップを基板の複数のピンに接合する薄膜フリップチップパッケージを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一実施態様によれば、薄膜フリップチップパッケージが提供される。
【0007】
本発明に係る薄膜フリップチップパッケージは、基板及びチップを備え、前記基板は複数のピンを有している。前記チップは、本体と、複数の溶接パッドと、保護層と、複数の複合バンプと、を含んで構成されている。これら前記溶接パッドは前記本体に設置され、前記保護層は前記本体の表面を被覆し、前記保護層は複数の開口部を有し、各前記開口部からは各前記溶接パッドが露出されている。各前記複合バンプは、第1レイズストリップと、UBMレイヤーと、接着層と、を有し、前記第1レイズストリップは前記保護層に設置され、前記UBMレイヤーは前記第1レイズストリップを被覆すると共に各前記溶接パッドに電気的に接続されている。前記UBMレイヤーは前記第1レイズストリップ上に第1凸リブが形成され、前記接着層は前記UBMレイヤーを被覆している。前記本体の前記表面に平行する第1方向に沿って、前記接着層は前記第1凸リブ上に第1係合リブが形成され、各前記複合バンプは前記第1係合リブが各前記ピンに貫入することで、各前記ピンに前記溶接パッドの上方に位置している第1位置限定リブが形成される。
【発明の効果】
【0008】
本発明は、上述に説明したように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
本発明によると、保護層に設置されている第1レイズストリップにより、チップの耐圧力が増加する。また、第1係合リブがフリップチップボンディングプロセス中にピンに貫入することで、チップ及び基板を圧着するのに必要な圧着力が減少する。第1係合リブがピンに貫入した後、第1係合リブがピンに面接触することで、接着層とピンとの溶接ビードの長さが増し、チップと基板との接合強度が強化される。
【0009】
本発明の他の目的、構成及び効果については、以下の発明の実施の形態の項から明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本発明の一実施例に係る薄膜フリップチップパッケージを示す分解斜視図である。
図2】本発明の一実施例に係る薄膜フリップチップパッケージを示す断面図である。
図3】本発明の一実施例に係る薄膜フリップチップパッケージのチップを示す断面図である。
図4図3のI-I線に沿う断面図である。
図5図3のJ-J線に沿う断面図である。
図6図3のK-K線に沿う断面図である。
図7】本発明の一実施例に係る薄膜フリップチップパッケージのチップを示す概略構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の実施形態による薄膜フリップチップパッケージを図面に基づいて説明する。なお、本発明は、以下に説明する実施形態に限定されるものではない。
【0012】
次に、図1図7を参照しながら、本発明に係る薄膜フリップチップパッケージについて説明する。まず、図1及び図2に示すように、本発明に係る薄膜フリップチップパッケージ100は、基板110及びチップ120を備え、フリップチップボンディングプロセスにおいて、チップ120の複数の複合バンプ124が基板110の複数のピン111に接合されて薄膜フリップチップパッケージ100が形成される。好ましくは、基板110とチップ120との間に充填接着剤(図示省略)が充填され、充填接着剤は非導電性フィルム(Non-Conductive Film, NCF)から選択され、充填接着剤は、複合バンプ124及びピン111が酸化しないように密封するために用いられている。
【0013】
図1図3に示すように、チップ120は、本体121と、複数の溶接パッド122と、保護層123と、複合バンプ124と、を含んで構成されている。本体121は表面121aを有し、溶接パッド122は本体121に設置され、保護層123は表面121aを被覆している。保護層123は複数の開口部123aを有し、各開口部123aからは各溶接パッド122が露出されている。
【0014】
各複合バンプ124は、第1レイズストリップAと、UBMレイヤーCと、接着層Dと、を有している(図1及び図3参照)。好ましくは、各複合バンプ124は少なくとも1つの第2レイズストリップBを更に有し、第1レイズストリップA及び第2レイズストリップBは保護層123に設置されている。第1レイズストリップAは開口部123aと第2レイズストリップBとの間に位置し、第1レイズストリップA及び第2レイズストリップBの材料はポリマー材料から選択されている。図3に示すように、第1レイズストリップAと第2レイズストリップBとの間には第1ギャップG1を有し、本実施例では、第1レイズストリップAと開口部123aとの間には第2ギャップG2を有し、第1ギャップG1及び第2ギャップG2からは保護層123が露出されている。
【0015】
図1図4及び図5を参照すると、本体121の表面121aに平行する第1方向Xに沿って、開口部123aは第1幅W1を有し、第1レイズストリップAは第2幅W2を有している。好ましくは、第2幅W2は第1幅W1以上である。図1図4及び図6を参照すると、第1方向Xに沿って、第2レイズストリップBは第5幅W5を有し、好ましくは、第5幅W5は開口部123aの第1幅W1以上である。図7を参照すると、他の実施例では、隣接する各複合バンプ124の第1レイズストリップAが相互に連結されて一体成形されるレイズストリップが形成され、隣接する各複合バンプ124の第2レイズストリップBが相互に連結されて一体成形される他のレイズストリップが形成される。相互に連結される第1レイズストリップA及び相互に連結される第2レイズストリップBは、チップ120がフリップチップボンディングプロセス中に破裂しないようにチップ120の耐圧力を強化し、且つ接着層Dの高さを増加させるために用いられている。
【0016】
図1図3を参照すると、UBMレイヤーCは第1レイズストリップA、第2レイズストリップB、及び第1ギャップG1に露出されている保護層123を被覆している。本実施例では、UBMレイヤーCは第2ギャップG2に露出されている保護層123も被覆している。UBMレイヤーCは第1レイズストリップA上に第1凸リブC1が形成され、第2レイズストリップB上に第2凸リブC2が形成され、第1レイズストリップAと第2レイズストリップBとの間に溝C3が形成され、溝C3は第1凸リブC1と第2凸リブC2との間に位置している。UBMレイヤーCは溶接パッド122に電気的に接続され、本実施例では、UBMレイヤーCは溶接パッド122を被覆している。UBMレイヤーCは単層または多層構造であり、UBMレイヤーCは、チタン(Ti)、タングステン・チタン(TiW)、銅(Cu)、ニッケル(Ni)、金(Au)、ニッケルバナジウム(NiV)等の材料から選択されている。
【0017】
図1図3に示すように、接着層DはUBMレイヤーCを被覆し、第1方向Xに沿って、接着層Dは第1凸リブC1上に第1係合リブD1が形成され、第2凸リブC2上に第2係合リブD2が形成され、溝C3に位置限定溝D3が形成され、位置限定溝D3は第1係合リブD1と第2係合リブD2との間に位置している。本実施例では、接着層Dは開口部123a中に位置しているUBMレイヤーCを被覆し、接着層Dは、金(Au)、銅(Cu)、錫(Sn)、金錫合金(Au/Sn)、錫銀合金(Sn/Ag)、インジウム(In)、ビスマス錫合金(Bi/Sn)、錫鉛合金(Sn/Pb)等の材料から選択されている。
【0018】
図1及び図3に示すように、本体121の表面121aに対し垂直になる第2方向Yに沿って、第1レイズストリップAの末端A1から本体121の表面121aまでの間には第1高さH1を有し、溶接パッド122の上方に位置している接着層Dの末端D4から本体121の表面121aまでの間には第2高さH2を有し、第1高さH1は第2高さH2より高い。本実施例では、第2方向Yに沿って、第2レイズストリップBの末端B1から本体121の表面121aまでの間には第3高さH3を有し、第3高さH3は実質的に第1高さH1に等しい。
【0019】
図1図5及び図6を参照すると、第1方向Xに沿って、第1レイズストリップA及び第2レイズストリップB上に位置しているUBMレイヤーCは第3幅W3を有し、第3幅W3は第1レイズストリップAの第2幅W2以下である、且つ第2レイズストリップBの第5幅W5以下である。第1方向Xに沿って、第1凸リブC1及び第2凸リブC2上に位置している接着層Dは第4幅W4を有し、第4幅W4はUBMレイヤーCの第3幅W3以上である。
【0020】
図1図3を参照すると、フリップチップボンディングプロセスにおいて、複合バンプ124は第1係合リブD1がピン111に貫入する。本実施例では、複合バンプ124は第1係合リブD1及び第2係合リブD2がピン111に貫入することで、チップ120が基板110に電気的に接続される。第1レイズストリップAの第1高さH1が溶接パッド122の上方に位置している接着層Dの第2高さH2より高く、実質的に第2レイズストリップBの第3高さH3に等しいため、ピン111に溶接パッド122の上方に位置している第1位置限定リブ111a、及び位置限定溝D3中に位置している第2位置限定リブ111bが形成されている。第2位置限定リブ111bは第1係合リブD1と第2係合リブD2との間に位置を限定され、チップ120が基板110から脱離しないようにチップ120と基板110との接合強度を強化している。
【0021】
図1図3を参照すると、本発明は保護層123に設置されている第1レイズストリップA及び第2レイズストリップBにより、チップ120がフリップチップボンディングプロセス中に破裂しないようにチップ120の耐圧力を高めている。また、フリップチップボンディングプロセスにおいて、第1レイズストリップA、第2レイズストリップB、UBMレイヤーC、及び接着層Dにより形成されている第1係合リブD1及び第2係合リブD2がピン111に貫入することで、チップ120及び基板110を圧着するのに必要な圧着力を減少させており、過大な圧着力を付勢するためにバンプが外に拡張して隣接するバンプと相互に連結され、ショートが形成されるという問題を回避している。
【0022】
複合バンプ124は第1係合リブD1及び第2係合リブD2がピン111に貫入した後、第1係合リブD1及び第2係合リブD2がピン111に面接触(surface contact)し、接着層Dとピン111との溶接ビードの長さが増し、チップ120と基板110との接合強度が強化される。
【0023】
以上、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の形態で実施可能である。
【符号の説明】
【0024】
100 薄膜フリップチップパッケージ
110 基板
111 ピン
111a 第1位置限定リブ
111b 第2位置限定リブ
120 チップ
121 本体
121a 表面
122 溶接パッド
123 保護層
123a 開口部
124 複合バンプ
A 第1レイズストリップ
A1 末端
B 第2レイズストリップ
B1 末端
C UBMレイヤー
C1 第1凸リブ
C2 第2凸リブ
C3 溝
D 接着層
D1 第1係合リブ
D2 第2係合リブ
D3 位置限定溝
D4 末端
G1 第1ギャップ
G2 第2ギャップ
H1 第1高さ
H2 第2高さ
H3 第3高さ
W1 第1幅
W2 第2幅
W3 第3幅
W4 第4幅
W5 第5幅
X 第1方向
Y 第2方向
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7