(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023155991
(43)【公開日】2023-10-24
(54)【発明の名称】ゲル状化粧料のための粘弾性増強剤及び粘弾性増強方法
(51)【国際特許分類】
A61K 8/73 20060101AFI20231017BHJP
A61Q 19/00 20060101ALI20231017BHJP
A61K 8/81 20060101ALI20231017BHJP
【FI】
A61K8/73
A61Q19/00
A61K8/81
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022065548
(22)【出願日】2022-04-12
(71)【出願人】
【識別番号】306018365
【氏名又は名称】クラシエホームプロダクツ株式会社
(72)【発明者】
【氏名】笠井 恵美
【テーマコード(参考)】
4C083
【Fターム(参考)】
4C083AC102
4C083AC122
4C083AC172
4C083AC302
4C083AC372
4C083AC432
4C083AC442
4C083AC482
4C083AC532
4C083AC712
4C083AD091
4C083AD092
4C083AD112
4C083AD152
4C083AD202
4C083AD261
4C083AD262
4C083AD281
4C083AD282
4C083AD351
4C083AD352
4C083AD492
4C083AD662
4C083CC05
4C083DD27
4C083DD31
4C083DD41
4C083EE06
4C083EE07
(57)【要約】 (修正有)
【課題】容器からこぼれにくい良好な粘弾性に加え、指取れ性も良好であるゲル状皮膚化粧料のための粘弾性増強剤を提供することを目的とする。
【解決手段】下記(A)及び(B)を有効成分とすることを特徴とするゲル状皮膚化粧料のための粘弾性増強剤により上記課題を解決する。
(A)リン酸化修飾セルロースナノファイバーをゲル状皮膚化粧料全体質量中0.1質量%以上
(B)(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー、カルボキシビニルポリマー、キサンタンガム、ヒドロキシエチルセルロースから選ばれる1種または2種以上をゲル状皮膚化粧料全体質量中0.01質量%以上
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記(A)及び(B)を有効成分とすることを特徴とするゲル状皮膚化粧料のための粘弾性増強剤。
(A)リン酸化修飾セルロースナノファイバーをゲル状皮膚化粧料全体質量中0.1質量%以上
(B)(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー、カルボキシビニルポリマー、キサンタンガム、ヒドロキシエチルセルロースから選ばれる1種または2種以上をゲル状皮膚化粧料全体質量中0.01質量%以上
【請求項2】
請求項1に記載の粘弾性増強剤及び下記(C)を含有するゲル状皮膚化粧料。
(C)多価アルコール
【請求項3】
ゲル状皮膚化粧料に下記(A)及び(B)を配合するゲル状皮膚化粧料の粘弾性向上方法。
(A)リン酸化修飾セルロースナノファイバー
(B)(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー、カルボキシビニルポリマー、キサンタンガム、ヒドロキシエチルセルロースから選ばれる1種または2種以上
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、容器からこぼれにくく良好な粘弾性を保つゲル状皮膚化粧料に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に、増粘剤やゲル化剤を配合することで、とろみのあるローションやヘアスタイリング剤のような硬めのゲルを形成することができ、その種類や配合量は目的や用途に応じて調整している。近年では、微細繊維状セルロースがゲル状組成物における一成分として使用することが知られている。(例えば特許文献1~3)。
【0003】
しかし、これらの化粧料は、増粘性に優れているものの、使用時に容器のフタを開ける際、または容器を傾けた時に容器からこぼれやすく使用性に改善の余地があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2015-189698号公報
【特許文献2】特開2017-036217号公報
【特許文献3】特開2020-147484号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
そこで、本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、使用時に容器のフタを開ける際、または容器を傾けた時に容器からこぼれにくい良好な粘弾性を有するゲル状皮膚化粧料のための粘弾性増強剤を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、使用時に容器のフタを開ける際、または容器を傾けた時に化粧料が容器からこぼれ易い原因は、弾性優位の状態であるからであると考え、化粧料に粘性を加え適度な流体性をもつように鋭意検討した。
【0007】
その結果、ゲル状皮膚化粧料に、リン酸化修飾セルロースナノファイバーと(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー、カルボキシビニルポリマー、キサンタンガム、ヒドロキシエチルセルロースから選ばれる1種または2種以上と多価アルコールを組み合わせた組成物を含有することで、容器からこぼれにくい良好な粘弾性に加え、指取れ性も良好であることを見出し、本発明を完成した。
【0008】
すなわち、本願発明は、以下のとおりである。
[1]
下記(A)及び(B)を有効成分とすることを特徴とするゲル状皮膚化粧料のための粘弾性増強剤である。
(A)リン酸化修飾セルロースナノファイバーをゲル状皮膚化粧料全体質量中0.1質量%以上
(B)(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー、カルボキシビニルポリマー、キサンタンガム、ヒドロキシエチルセルロースから選ばれる1種または2種以上をゲル状皮膚化粧料全体質量中0.01質量%以上
[2]
上記粘弾性増強剤及び下記(C)を含有するゲル状皮膚化粧料である。
(C)多価アルコール
[3]
ゲル状皮膚化粧料に下記(A)及び(B)を配合するゲル状皮膚化粧料の粘弾性向上方法である。
(A)リン酸化修飾セルロースナノファイバー
(B)(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー、カルボキシビニルポリマー、キサンタンガム、ヒドロキシエチルセルロースから選ばれる1種または2種以上
【発明の効果】
【0009】
本発明のゲル状化粧料のための粘弾性増強剤は、容器からこぼれにくい良好な粘弾性を有する。さらに、指取れ性も良好である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明のゲル状化粧料のための粘弾性増強剤について詳細に説明する。
【0011】
本明細書において、「容器からこぼれにくい」とは使用時に容器のフタを開ける際、または容器を傾けた時に内容物が垂れて落ちてこないことやことを意味する。「指取れ性」とは容器から内容物を指で取る際の密着感を意味する。また「ヨレ」とは擦るなど力を加えた時にゲル状組成物がポロポロと落ちることを意味する。
【0012】
本明細書において、「粘性」とは物質のねばり性であり流体が持つ性質のことを意味する。ゲル状組成物において粘性が不足すると、容器を傾けると内容物全体が一気に垂れ落ちる。一方、「弾性」とは応力を加えるとひずみが生じるが、応力をなくすと元に戻る性質のことを意味し、ゲル状組成物において弾性が不足すると、容器を傾けた時に徐々に内容物が垂れ落ちやすくなる。そして、「粘弾性」とは、粘性と弾性の両方を合わせた性質のことを意味し、ゲル状組成物において粘弾性が不足すると、容器を傾けるとすぐに内容物が垂れ落ちる。「シェアシニング性」とはせん断速度の増加とともに粘度が減少することを意味し、ゲル状組成物においてシェアシニング性が不足すると、密着感を得られず、内容物を指で少量しか取ることができない。
【0013】
本願発明のゲル状皮膚化粧料のための粘弾性増強剤は、下記(A)及び(B)成分を含有し、好ましくは更に(C)成分を含有する。
(A)リン酸化修飾セルロースナノファイバー
(B)(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー、カルボキシビニルポリマー、キサンタンガム、ヒドロキシエチルセルロースから選ばれる1種または2種以上
(C)多価アルコール
【0014】
<(A)成分>
本発明で用いる(A)成分はリン酸化修飾セルロースナノファイバーである。リン酸化修飾セルロースナノファイバーは、微細繊維状セルロースであり、繊維幅が1000nm以下、かつリン酸由来の置換基を0.1mmol/g以上3.0mmol/g 以下有する。
【0015】
(A)成分は市販されている化粧品原料として入手可能であり、例えばアウロ・ヴィスコCS(王子ホールディングス株式会社製)などが知られている。
【0016】
(A)成分は、一般的に高い透明性・粘性・チキソトロピー性を付与する目的で用いられることが知られており、本発明では、(A)成分を使用することにより、粘弾性のある特徴的なゲル剤型に寄与していると考えられる。
【0017】
本発明のゲル状皮膚化粧料に用いる(A)成分の含有量は本発明の効果を発揮する限りにおいて特に限定されるものではないが、ゲル状皮膚化粧料全体に対して0.1~1.0質量%(以後、特別な記載のない限り質量%を表す)が好ましく、さらに好ましくは0.2~0.6%である。0.1%以上であれば、良好な粘弾性のあるゲルが得られ、1.0%以下であれば、塗布後の(A)成分由来のヨレを生じない。
【0018】
<(B)成分>
本発明で用いる(B)成分は、(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30)クロスポリマー、カルボキシビニルポリマー、キサンタンガム、ヒドロキシエチルセルロースから選ばれる1種または2種以上である。(B)成分は、水溶性の高分子であり、乳化安定剤や増粘剤の目的で使用される。
【0019】
(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマーとして市販されている原料としては、例えばAQUPEC HV-501ER、701EDR、801ERK、803ERK、703ER、705ER(住友精化株式会社製)、PEMULEN TR-1、TR-2、EZ-4U(日本ルーブリゾール株式会社製)などが挙げられる。
【0020】
カルボキシビニルポリマーとして市販されている原料としては、例えばAQUPEC HV-501E、801EG、805EG(住友精化株式会社製)、ハイビスワコー103、104、105(富士フィルム和光純薬株式会社製)などが挙げられる。
【0021】
キサンタンガムとして市販されている原料としては、例えばノムコートZ(日清オイリオグループ株式会社製)、ラボールガムGS-C(DSP五協フード&ケミカル株式会社製)などが挙げられる。
【0022】
ヒドロキシエチルセルロースとして市販されている原料としては、例えばHEC CF-G、CF-V、CF-W(住友精化株式会社製)、HECダイセルSE400、600、900(ダイセルミライズ株式会社製)などが挙げられる。
【0023】
本発明のゲル状皮膚化粧料に用いる(B)成分の配合量は、本発明の効果を発揮する限りにおいて特に限定されるものではないが、ゲル状皮膚化粧料全体に対して0.01~2.0%であり、好ましくは0.05~1.0%である。0.1%以上であれば、容器からこぼれにくく良好な粘弾性に優れ、2.0%以下であれば(B)成分由来のヨレを生じない。
【0024】
本発明では、(A)成分と(B)成分を組み合わせることが必要である。両成分を組み合わせることにより、容器からこぼれにくい粘弾性になることに寄与していると考えられる。具体的には、(A)成分と(B)成分を組み合わせることで、弾性優位であった性状に粘性が加わり、適度な流体性を有した粘弾性になっているためと推測される。弾性に富むA成分に対し、粘性に富むB成分を加えることで、粘弾性が最適になったと推測される。
【0025】
<(C)成分>
本発明で用いる(C)成分は、多価アルコールであり、ジグリセリン、ポリグリセリン、ソルビトール、マルチトール、ジプロピレングリコール、1,3-プロパンジオール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、イソプレングリコールから選ばれる1種または2種以上である。
【0026】
本発明では、(C)成分を使用することにより、良好な粘弾性の上に、さらに良好な指取れ性を得ることができる。具体的には、(A)成分と(B)成分と(C)成分を組み合わせることで、シェアシニング性が増加し、良好な粘弾性だけでなくさらに指取れ性も改善したと推測される。
【0027】
本発明のゲル状皮膚化粧料で使用する(C)成分の含有量は、ゲル状皮膚化粧料全体に対して1.0~25.0%であり、好ましくは3.0~20.0%である。1%以上では、容器からこぼれにくく良好な指取れ性が得られ、20.0%以下であると、べたつき感を生じない。
【0028】
<その他成分>
本発明のゲル状皮膚化粧料は、上述した成分を必須の構成成分とするが、当該組成物には本発明の目的を損なわない範囲で、他の成分、例えば、陰イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、油剤、高分子化合物、増粘剤、粉体(色素、樹脂、顔料)、防腐剤、香料、保湿剤、生理活性成分、塩類、溶媒、酸化防止剤、キレート剤、パール化剤、中和剤、pH調整剤、昆虫忌避剤、酵素等の成分を適宜配合することができる。
【0029】
また、本発明のゲル状皮膚化粧料には、本発明の目的を損なわない範囲で、生理活性成分を適宜配合することができる。生理活性物質とは、皮膚に塗布した場合に皮膚に何らかの生理活性を与える物質であり、例えば、老化防止剤、ひきしめ剤、抗酸化剤、保湿剤、血行促進剤、抗菌剤、殺菌剤、乾燥剤、冷感剤、温感剤、ビタミン類、アミノ酸、創傷治癒促進剤、刺激緩和剤、鎮痛剤、細胞賦活剤、酵素成分等が挙げられる。
【0030】
また、本発明のゲル状皮膚化粧料に配合することのできる生理活性成分は、特にその種類を制限されないが、植物の根・茎・葉・花・果実・種子由来の抽出物を用いることが好ましい。植物の根・茎・葉・花・果実・種子由来の抽出物の例として、例えばアシタバエキス、アボガドエキス、アマチャエキス、アルテアエキス、アルニカエキス、アロエエキス、イタドリエキス、ウイキョウ(フェンネル)エキス、エイジツエキス、オオムギエキス、オトギリソウエキス、カキエキス、カッコンエキス、カモミラエキス、カロットエキス、カンゾウエキス、キイチゴエキス、キウイエキス、キューカンバーエキス、キョウニンエキス、クインスシードエキス、黒糖エキス、コメヌカエキス、コメヌカ発酵エキス、サトウカエデエキス、サトウキビエキス、シソエキス、シャクヤクエキス、スイカズラエキス、セイヨウオトギリソウエキス、セイヨウサンザシエキス、セイヨウニワトコエキス、セージエキス、ダイズエキス、タイムエキス、チャエキス、ツバキエキス、ツボクサエキス、ドクダミエキス、トマトエキス、ノバラエキス、ハマメリス水、バラエキス、パリエタリアエキス、ビワエキス、ブドウエキス、ヘチマエキス、ボタンエキス、ホップエキス、ムクロジエキス、モモ葉エキス、ヤグルマギクエキス、ヨクイニンエキス、レモンエキス、ローズマリーエキス、ローマカミツレエキス等が挙げられる。
【実施例0031】
以下、本発明を実施例及び比較例を例示することにより具体的に説明するが、本発明はこれら実施例によりなんら限定されるものではない。実施例に先立ち、各実施例で採用した試験法、評価法を説明する。
【0032】
[1]容器からのこぼれにくさの評価試験
(評価方法)
専門パネル5名について、本発明のゲル状皮膚化粧料をクリーム形状で20g容量の容器に15g充填し、容器を90度傾けてもらい何秒で全量が流れ落ちるかを、下記評価基準により判断した。
<評価基準>
5:容器を傾けて30秒以上要した
4:容器を傾けて20~30秒で流れ落ちた
3:容器を傾けて15~20秒で流れ落ちた
2:容器を傾けて10~15秒で流れ落ちた
1:容器を傾けて10秒以内で流れ落ちた
【0033】
[2]指取れ性の評価試験
(評価方法)
専門パネル5名について、本発明のゲル状皮膚化粧料を上述の容器に充填し、人差し指と中指で取ったときの「密着感」を評価した。1~5点にて評価をしてもらい、その平均値を試験結果とした。
<評価基準>
5:指にしっかり密着し指上で保持される
4:指にややしっかり密着し指上で保持される
3:指にほぼ密着し指上で保持される
2:指に少し密着し指上で保持される
1:指にまったく密着せず指上で保持されない
【0034】
<実施例1~10及び比較例1~4>
表1、2に示す実施例1~10および比較例1~4の各処方におけるゲル状皮膚化粧料を常法により調製し、各試験法により評価した。その結果を表1に併せて示す。
【0035】
【0036】
【0037】
表1、2から明らかなように、本発明の成分を用いた実施例のゲル状皮膚化粧料はいずれも優れた性能を有していた。一方、必須成分のいずれかを欠いた比較例では、容器からこぼれにくい粘弾性、指取れ性のいずれかの面で劣っており、本発明の目的を達成できなかった。
【0038】
以下、本発明のゲル状皮膚化粧料のその他の処方例を挙げる。なお、下記の処方例のゲル状皮膚化粧料についても、上記の容器からのこぼれにくさ、指取れ性について各項目を検討したところ、いずれにおいても実施例と同様に優れた特性を有しており、良好であった。
【0039】
処方例1 ゲル状皮膚化粧料
(1)ジグリセリン 0.5%
(2)ジプロピレングリコール 5.0%
(3)1,3-プロパンジオール 5.0%
(4)リン酸化修飾セルロースナノファイバー 0.4%
(5)(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー、カルボキシビニルポリマー 0.2%
(6)キサンタンガム 0.1%
(7)ヒドロキシエチルセルロース 0.1%
(8)トリメチルグリシン 0.5%
(9)シクロヘキサン-1,4-ジカルボン酸ビスエトキシジグリコール0.5%
(10)PEG-60水添ヒマシ油 0.7%
(11)ポリソルベート20 0.3%
(12)メチルグルセス-20 0.5%
(13)クエン酸 適量
(14)クエン酸ナトリウム 適量
(15)メチルパラベン 0.5%
(16)フェノキシエタノール 0.5%
(17)ジメチルポリシロキサン 1.0%
(18)フィトステロール 0.08%
(19)トコフェロール 0.1%
(20)エタノール 8.0%
(21)エデト酸二ナトリウム 0.01%
(22)精製水 残余
【0040】
(製法)(1)~(22)を常温にて均一溶解させゲル状皮膚化粧料を調製した。