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特開2023-156137車両のバンパ構造、バンパずれ止め板
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  • 特開-車両のバンパ構造、バンパずれ止め板 図1
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  • 特開-車両のバンパ構造、バンパずれ止め板 図3
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023156137
(43)【公開日】2023-10-24
(54)【発明の名称】車両のバンパ構造、バンパずれ止め板
(51)【国際特許分類】
   B60R 19/56 20060101AFI20231017BHJP
【FI】
B60R19/56
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022065823
(22)【出願日】2022-04-12
(71)【出願人】
【識別番号】000163095
【氏名又は名称】極東開発工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002734
【氏名又は名称】弁理士法人藤本パートナーズ
(72)【発明者】
【氏名】山下 ▲恵▼
(72)【発明者】
【氏名】柏原 一仁
(57)【要約】
【課題】ステーに対するパイプ材の変位を抑制した車両のバンパ構造を提供する。
【解決手段】車両の本体に取り付けられるステー1と、パイプ材から構成され、前記ステー1に交差して設けられたバンパ部2と、前記ステー1に対して前記バンパ部2を前記交差した状態で保持する締結部材3と、前記ステー1に対する前記バンパ部2のずれを抑制するバンパずれ止め板4と、を備え、前記締結部材3は、前記バンパ部2の外方に位置して前記バンパ部2を前記ステー1に対して当接させる押さえ部31と、前記押さえ部から突出し前記ステー1を貫通して前記ステー1に固定される貫通棒32と、を備え、前記バンパずれ止め板4は、前記バンパ部2と前記押さえ部31との間に介在し、前記バンパ部2の外周面に沿う板状体であって、前記貫通棒32が係合する係合部41と、前記バンパ部2を固定する固定部42と、を備える。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両の周囲部分に設けられるバンパ構造であって、
前記車両の本体に取り付けられるステーと、
棒状体から構成され、前記ステーに交差して設けられたバンパ部と、
前記ステーに対して前記バンパ部を前記交差した状態で保持する締結部材と、
前記ステーに対する前記バンパ部のずれを抑制するバンパずれ止め板と、を備え、
前記締結部材は、前記バンパ部の外方に位置して前記バンパ部を前記ステーに対して当接させる押さえ部と、前記押さえ部から突出し前記ステーを貫通して前記ステーに固定される貫通棒と、を備え、
前記バンパずれ止め板は、前記バンパ部と前記押さえ部との間に介在し、前記バンパ部の外周面に沿う板状体であって、前記貫通棒が係合する係合部と、前記バンパ部を固定する固定部と、を備える車両のバンパ構造。
【請求項2】
前記バンパ部が丸パイプ材から構成され、
前記締結部材がUボルトであり、
前記バンパずれ止め板は、前記バンパ部の外周面に沿う曲率を有する湾曲板から構成され、前記バンパ部と前記押さえ部との間に介在させた際の、前記バンパ部が延びる方向に交差する方向での少なくとも一端部に、前記係合部としての切欠を有する、請求項1に記載のバンパ構造。
【請求項3】
前記バンパずれ止め板は、前記固定部として、ねじまたはリベットが貫通する貫通穴を有する、請求項1または2に記載のバンパ構造。
【請求項4】
前記バンパ部は、車両前後方向に延びるように設けられ、
前記バンパずれ止め板は、前記バンパ部と前記押さえ部との間に介在させた際に、車両前後方向で前端部の上下寸法が、後端部の上下寸法よりも小さく形成されており、かつ、上下寸法が小さく形成された部分に前記貫通穴が形成されている、請求項3に記載のバンパ構造。
【請求項5】
車両の周囲部分に設けられるバンパ構造に適用されるバンパずれ止め板であって、
前記バンパ構造は、前記車両の本体に取り付けられるステーと、
丸パイプ材から構成され、前記ステーに交差して設けられたバンパ部と、
前記ステーに対して前記バンパ部を前記交差した状態で保持するUボルトと、を備え、
前記バンパ部と前記押さえ部との間に介在し、前記バンパ部の外周面に沿うように配置され、板状体から構成され、前記Uボルトが係合する切欠と、前記バンパ部をねじまたはリベットにより固定する貫通穴と、を備えるバンパずれ止め板。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えばトラックの側方下部に設けられ、車外の物体を巻き込むことを抑制する、車両のバンパ構造と、当該構造に適用されるバンパずれ止め板に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来のバンパ構造の一例として、例えば特許文献1に記載のものがある。この従来のバンパ構造では、上下方向に延びるステーに対し、車両前後方向に延びる丸パイプを、ステーにボルト止めした押さえ金具で押さえつけて固定していた。
【0003】
しかし、このように押さえ金具で丸パイプを押さえつけるような固定では、車両走行の際の振動等により押さえ金具に緩みが生じた場合、丸パイプに、車両前後方向にずれたり、回転したりするような変位が生じることにより、丸パイプを複数用いてバンパ構造を構成していた場合、各丸パイプの端部の位置や角度(特に曲げ加工されていた場合)がばらばらになることで、バンパ構造の見た目が悪くなるという問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】実開昭62-87958号公報(第6図)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
そこで本発明は、ステーに対するパイプ材の変位を抑制した車両のバンパ構造と、バンパずれ止め板を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の構成の一つは、車両の周囲部分に設けられるバンパ構造であって、前記車両の本体に取り付けられるステーと、棒状体から構成され、前記ステーに交差して設けられたバンパ部と、前記ステーに対して前記バンパ部を前記交差した状態で保持する締結部材と、前記ステーに対する前記バンパ部のずれを抑制するバンパずれ止め板と、を備え、前記締結部材は、前記バンパ部の外方に位置して前記バンパ部を前記ステーに対して当接させる押さえ部と、前記押さえ部から突出し前記ステーを貫通して前記ステーに固定される貫通棒と、を備え、前記バンパずれ止め板は、前記バンパ部と前記押さえ部との間に介在し、前記バンパ部の外周面に沿う板状体であって、前記貫通棒が係合する係合部と、前記バンパ部を固定する固定部と、を備える車両のバンパ構造である。
【0007】
前記構成によれば、バンパずれ止め板をバンパ部と押さえ部との間に介在させることで、締結部材と係合部とによりステーに対してバンパずれ止め板が車両前後方向でずれないようにでき、かつ、固定部によりバンパずれ止め板に対してバンパ部が少なくとも車両前後方向でずれないようにできる。
【0008】
また、前記バンパ部が丸パイプ材から構成され、前記締結部材がUボルトであり、前記バンパずれ止め板は、前記バンパ部の外周面に沿う曲率を有する湾曲板から構成され、前記バンパ部と前記押さえ部との間に介在させた際の、前記バンパ部が延びる方向に交差する方向での少なくとも一端部に、前記係合部としての切欠を有するものとできる。
【0009】
前記構成によれば、汎用的な構成でバンパ部のずれ止めを実現できる。
【0010】
また、前記バンパずれ止め板は、前記固定部として、ねじまたはリベットが貫通する貫通穴を有するものとできる。
【0011】
前記構成によれば、バンパずれ止め板とバンパ部との固定を容易に行える。
【0012】
また、前記バンパ部は、車両前後方向に延びるように設けられ、前記バンパずれ止め板は、前記バンパ部と前記押さえ部との間に介在させた際に、車両前後方向で前端部の上下寸法が、後端部の上下寸法よりも小さく形成されており、かつ、上下寸法が小さく形成された部分に前記貫通穴が形成されているものとできる。
【0013】
前記構成によれば、バンパずれ止め板の前端部で、貫通穴から離れた部分を小さくできるため、車両走行時の物体衝突による、バンパずれ止め板の変形(めくれ等)を抑制できる。
【0014】
また本発明の構成の一つは、車両の周囲部分に設けられるバンパ構造に適用されるバンパずれ止め板であって、前記バンパ構造は、前記車両の本体に取り付けられるステーと、丸パイプ材から構成され、前記ステーに交差して設けられたバンパ部と、前記ステーに対して前記バンパ部を前記交差した状態で保持するUボルトと、を備え、前記バンパ部と前記押さえ部との間に介在し、前記バンパ部の外周面に沿うように配置され、板状体から構成され、前記Uボルトが係合する切欠と、前記バンパ部をねじまたはリベットにより固定する貫通穴と、を備えるバンパずれ止め板である。
【0015】
前記構成によれば、バンパずれ止め板をバンパ部と押さえ部との間に介在させることで、締結部材と係合部とによりステーに対してバンパずれ止め板が車両前後方向でずれないようにでき、かつ、固定部によりバンパずれ止め板に対してバンパ部が回転方向及び車両前後方向にずれないようにできる。従って、車体に対してバンパ部をずれないようにできる。
【発明の効果】
【0016】
本発明によると、ステーに対するパイプ材の変位を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本発明の一実施形態による車両のバンパ構造を示す、車両の側面外方から見た図である(ステーとバンパ部を二点鎖線で表示)。
図2】前記バンパ構造を示す、車両の前側または後側から見た図である(ステーとバンパ部を二点鎖線で表示)。
図3】前記バンパ構造に適用されるバンパずれ止め板を示し、(A)は左側面図、(B)は正面図(湾曲内側)である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
次に、本発明につき一実施形態を取り上げて説明を行う。なお、以下における前後と上下の表現は、車両に配置された場合の方向に対応する。また、内外の表現は、車幅方向で車両の中心から遠い方を外方とする。なお、丸パイプ材に関しては、径方向の内外を示すことにも用いる。
【0019】
本実施形態は、図示しない車両(例えば荷役車両や特装車両)の周囲部分、特にタイヤの車幅方向での側方や前後に設けられるバンパ構造である。このバンパ構造は車両側方の「サイドバンパ」に適用することができる。また、車両後方の「リアバンパ」に適用することもできる。図1図2に示すように、バンパ構造は主に、ステー1、バンパ部2、締結部材3、バンパずれ止め板4、をそれぞれ備える。
【0020】
ステー1は、車両の本体(具体的にはサブフレーム)に取り付けられ、上下方向に延びる垂下部11を有する。ステー1の基端部及び下部には、車両側に取り付けるための、鋼材等からなる取付補助部材Xが連結されている。ステー1は、バンパ部2を支持するため、車両の側面や後面の一面当たりで、間隔を空けて2本以上が設けられる(図1ではそのうち1本を示している)。本実施形態のステー1は曲げ加工された丸パイプ材から構成されている。
【0021】
バンパ部2は、1本以上の棒状体、具体的には中空のパイプ材から構成され、ステー1の垂下部11に交差して設けられる。なお、バンパ部2は中実の棒状体から構成されていてもよい。本実施形態のバンパ部2は、複数(具体的には3本)の同一長さの丸パイプ材から構成されている。しかしこれに限定されず、角パイプから構成することもできる。バンパ部2はステー1に対して車幅方向外方で直交して設けられる。このため、バンパ部2のうちステー1に直交する部分は、車両前後方向(図1の左右方向)に延びている。図2に示すように、バンパ部2はステー1に対して当接している。なお、場合によっては板状体やクッション材が介在してもよい。また、複数の丸パイプ材は、図1に示すように上下で等間隔かつ平行に配置されている。
【0022】
締結部材3は、ステー1に対してバンパ部2を前記交差した状態で保持するための部材である。締結部材3は、バンパ部2の車幅方向での外方に位置してバンパ部2をステー1に対して当接させる押さえ部31と、押さえ部31から突出しステー1を貫通してステー1に固定される貫通棒32と、を備える。このため、ステー1には径方向に貫通する貫通穴が形成されている。本実施形態の締結部材3はUボルトである。押さえ部31はUボルト3の湾曲部分に該当し、貫通棒32はUボルト3のねじ棒部分に該当する。図2に示すように、貫通棒32に形成されているねじに、車幅方向内方からナットNがねじ込まれることで、Uボルト3がステー1に固定される。
【0023】
バンパずれ止め板4は、ステー1に対するバンパ部2のずれを抑制する部材である。バンパずれ止め板4は、バンパ部2と締結部材3の押さえ部31との間に介在し、バンパ部2の外周面に沿う板状体である。バンパずれ止め板4は、例えばステンレス板等の、横長の金属板で構成されている。バンパずれ止め板4は、締結部材(Uボルト)3の貫通棒32が係合する係合部41と、バンパ部2を固定する固定部42と、を備える。バンパずれ止め板4は、図2図3(A)に示すように、バンパ部2を構成する丸パイプ材の外周面に沿う曲率とされた内面43を有する湾曲板から構成されている。内面43の曲率は、バンパずれ止め板4の長手方向で一定とされている。このため、バンパずれ止め板4をガタつくことなく、バンパ部2における各丸パイプの外周面に沿わせることができる。
【0024】
バンパずれ止め板4は、図3(B)に示すように、バンパ部2と押さえ部31との間に介在させた際の、前記バンパ部2が延びる方向に交差する方向での少なくとも一端部に、前記係合部としての切欠41を有する。本実施形態の切欠41は、バンパずれ止め板4の前記介在させた際の上下端部に形成されている。このように切欠41を形成することにより、汎用的な構成でバンパ部2のずれ止めを実現できる。切欠41は、図2に示すように、Uボルト3の貫通棒32としてのねじ棒部分が入り込む。このため切欠41は、バンパ部2への配置状態で上下に対向するように一対形成されている。Uボルト3はステー1に強固に固定されているため、バンパずれ止め板4はUボルト3によって車両前後方向への移動が制限される。これは、具体的には、切欠41の前側端面または後側端面にUボルト3の外周面が接触することでなされる。また、Uボルト3の締付力により、Uボルト3、バンパずれ止め板、バンパ部2のそれぞれの間で摩擦力が働くことでなされる。このため、ステー1に対してのずれ止めがなされる。
【0025】
本実施形態では、切欠41を挟む長手方向両側方に、内面43よりも曲率が小さいか、または平板状とされた切欠周囲部45が形成されている。図2に示すように、切欠周囲部45はバンパ部2における各丸パイプに沿わず、各丸パイプの径外位置に配置される。つまり切欠周囲部45は、貫通棒32に対して車両前後方向で引っ掛かりが生じる位置に配置される。このため、バンパずれ止め板4の車両前後方向への移動がより効果的に制限される。
【0026】
バンパずれ止め板4は、前記固定部として、ねじまたはリベットが貫通する貫通穴42を有する。本実施形態では貫通穴42は真円形状で1個であるが、形状や数量は適宜変更できる。また貫通穴42は、バンパ部2への配置状態で水平方向に貫通している。なお、ねじにはボルトが含まれる。貫通穴42を通るねじまたはリベット(図示しない)はバンパ部2に固定される。前述のように、ステー1に対してずれ止めがなされているバンパずれ止め板4とバンパ部2とが、ねじまたはリベットで固定されるため、バンパ部2についてもステー1に対してのずれ止めがなされる。このバンパずれ止め板4によるずれ止めは、バンパ部2が丸パイプ材から構成されている場合、車両前後方向及び回転方向の両方に作用する。また、バンパ部2が角パイプ材(例えば断面形状が長方形や正方形)から構成されている場合、バンパ部2の断面形状により回転方向のずれが起こらないため、バンパずれ止め板4によるずれ止めは、車両前後方向に作用する。
【0027】
バンパずれ止め板4は、図3(B)に示すように、バンパ部2と押さえ部との間に介在させた際に、車両前後方向で前端部の上下寸法が、後端部の上下寸法よりも小さく形成されており、かつ、上下寸法が小さく形成された部分(絞り部44)に貫通穴42が形成されている。絞り部44は車幅方向から見た場合、横倒しの台形状とされている。バンパずれ止め板4をこのような形状とすることで、バンパずれ止め板4の前端部で、貫通穴42から離れた部分を小さくできるため、車両走行時の物体衝突(例えば物体の擦れ)による、バンパずれ止め板4の変形(めくれ等)を抑制できる。
【0028】
以上のように構成された本実施形態によれば、バンパずれ止め板4をバンパ部2と押さえ部との間に介在させることで、締結部材3と係合部とによりステー1に対してバンパずれ止め板4が車両前後方向でずれないようにでき、かつ、固定部によりバンパずれ止め板4に対してバンパ部2がずれないようにできる。特に、バンパ部2が丸パイプ材から構成されている場合は、固定部によりバンパずれ止め板4に対してバンパ部2が回転方向及び車両前後方向にずれないようにできる。
【0029】
以上、本発明につき一実施形態を取り上げて説明したが、本発明は前記実施形態に限定されない。
【0030】
例えば、前記実施形態では、ステー1が上下方向に延びる垂下部11を有するものとされ、バンパ部2はステー1の垂下部11に交差して、車両前後方向に延びるように設けられていた。しかしこれ以外に、ステー1が車両前後方向に延びる部分を有し、この部分にバンパ部2が交差して、上下方向に延びるように設けられていてもよい(図示しない)。この場合バンパずれ止め板4は、前記実施形態に対して90度回転した状態で取り付けられることになる。
【0031】
また、バンパずれ止め板4の内面43は、前記実施形態では、バンパ部2を構成する丸パイプ材の外周面に沿う曲率とされていた。つまり、内面43の曲率は丸パイプ材の外周面の曲率に略一致していた。しかし、これに限定されず、内面43の曲率は丸パイプ材の外周面の曲率よりも大きくても小さくてもよい。特に前者の場合は、内面43のうち2か所でバンパ部2と接するようにでき、バンパ部2とバンパずれ止め板4の摩擦を大きくできる。
【符号の説明】
【0032】
1 ステー
11 垂下部
2 バンパ部
3 締結部材、Uボルト
31 押さえ部
32 貫通棒
4 バンパずれ止め板
41 係合部、切欠
42 固定部、貫通穴
43 内面(バンパずれ止め板)
44 絞り部
45 切欠周囲部
X 取付補助部材
N ナット
図1
図2
図3