(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023156904
(43)【公開日】2023-10-25
(54)【発明の名称】測定装置、測定方法、及び測定プログラム
(51)【国際特許分類】
A61B 5/00 20060101AFI20231018BHJP
A61B 5/0537 20210101ALI20231018BHJP
A61B 5/022 20060101ALI20231018BHJP
G01G 19/44 20060101ALI20231018BHJP
【FI】
A61B5/00 D
A61B5/0537
A61B5/022 A
G01G19/44 H
【審査請求】未請求
【請求項の数】11
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022066554
(22)【出願日】2022-04-13
(71)【出願人】
【識別番号】503246015
【氏名又は名称】オムロンヘルスケア株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002505
【氏名又は名称】弁理士法人航栄事務所
(72)【発明者】
【氏名】▲高▼橋 明久
【テーマコード(参考)】
4C017
4C117
4C127
【Fターム(参考)】
4C017AA08
4C017AA12
4C017AA20
4C017AB01
4C017AC01
4C017BC11
4C017CC02
4C017CC08
4C017DD17
4C117XB01
4C117XB02
4C117XD38
4C117XE05
4C117XE15
4C117XE20
4C117XE23
4C117XE37
4C117XG18
4C127AA06
4C127KK03
4C127KK05
(57)【要約】
【課題】生体情報の測定行為に対するユーザのモチベーションを維持することが可能な測定装置、測定方法、及び測定プログラムを提供する。
【解決手段】本発明の一側面に係る測定装置は、ユーザの生体情報を測定する測定部と、前記測定部による前記生体情報の測定結果と、前記測定結果と異なる、前記測定部を用いた前記ユーザの測定行為そのものに基づくメッセージと、を出力する制御を行う制御部と、を備えるものである。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザの生体情報を測定する測定部と、
前記測定部による前記生体情報の測定結果と、前記測定結果と異なる、前記測定部を用いた前記ユーザの測定行為そのものに基づくメッセージと、を出力する制御を行う制御部と、
を備える測定装置。
【請求項2】
請求項1に記載の測定装置であって、
前記測定部は、前記ユーザの操作に応じて前記生体情報の測定を開始し、
前記測定行為は、前記操作である、
測定装置。
【請求項3】
請求項1に記載の測定装置であって、
前記メッセージは、前記測定行為を褒めるメッセージ、前記測定行為を労うメッセージ、前記測定行為を歓迎するメッセージ、及び前記測定行為に感謝するメッセージの少なくともいずれかを含む、
測定装置。
【請求項4】
請求項1に記載の測定装置であって、
前記制御部は、前記測定部による前記生体情報の測定結果を表示する前に前記メッセージを出力する、
測定装置。
【請求項5】
請求項4に記載の測定装置であって、
前記制御部は、前記測定部による前記生体情報の測定開始時に前記メッセージを出力する、
測定装置。
【請求項6】
請求項1に記載の測定装置であって、
前記メッセージは、前記測定部による前記生体情報の測定頻度に基づくメッセージである、
測定装置。
【請求項7】
請求項6に記載の測定装置であって、
前記測定頻度は、連続測定日数、通算測定回数、及び測定実施比率の少なくともいずれかを含む、
測定装置。
【請求項8】
請求項1に記載の測定装置であって、
前記制御部は、前記測定結果より前記メッセージを優先して出力する、
測定装置。
【請求項9】
請求項1から8のいずれか1項に記載の測定装置であって、
前記制御部は、ユーザによる設定に基づいて、又は前記測定部による前記生体情報の測定頻度に基づいて、前記メッセージの出力の有無を切り替える、
測定装置。
【請求項10】
測定部を備える測定装置のプロセッサが、
前記測定部によりユーザの生体情報を測定し、
前記測定部による前記生体情報の測定結果と、前記測定結果と異なる、前記測定部を用いた前記ユーザの測定行為そのものに基づくメッセージと、を出力する制御を行う、
測定方法。
【請求項11】
測定部を備える測定装置の測定プログラムであって、
前記測定装置のプロセッサに、
前記測定部によりユーザの生体情報を測定し、
前記測定部による前記生体情報の測定結果と、前記測定結果と異なる、前記測定部を用いた前記ユーザの測定行為そのものに基づくメッセージと、を出力する制御を行う、
処理を実行させるための測定プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、測定装置、測定方法、及び測定プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、被測定者が生体情報の測定操作を開始すると、被測定者毎の測定頻度情報を測定器の表示部に表示する生体情報特定装置が知られている(特許文献1)。また、利用者の利用頻度を含む計測習慣に関する情報から、利用者の意識レベルを判定し、意識レベルに応じたアドバイス等を表示させる情報処理装置が知られている(特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008-125729号公報
【特許文献2】特開2018-166886号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
日々の生体情報の管理を行うためには、繰り返し長い期間にかけて測定を行い、その測定活動を習慣化することが望ましい。しかしながら、自己の健康意識のレベルが高いユーザにとってはその測定活動を習慣化させることが可能であっても、それほど健康意識のレベルが高くないユーザ、あるいは目標とする生体情報の改善を思うように得ることができないユーザにとってはそのモチベーションを維持する(時には高める)ことが難しく、測定活動を習慣化させることは容易ではない。
【0005】
特許文献2には、健康意識を高めるためにその意識レベルに合わせたアドバイスをユーザに提供することが開示されているが、健康意識がそれほど高くないユーザにとって測定活動に対するモチベーションを維持し習慣化させるアドバイスになるとまでは必ずしもいえない。また、特許文献1には、ユーザのモチベーションを維持するためのアドバイスの提供については開示されていない。したがって、測定活動へのユーザのモチベーションを維持するために提供するアドバイスあるいはメッセージの伝え方については改良の余地がある。
【0006】
本発明は、一側面では、このような実情を鑑みてなされたものであり、その目的は、生体情報の測定行為に対するユーザのモチベーションを維持することが可能な測定装置、測定方法、及び測定プログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、上記の課題を解決するために、以下の構成を採用する。
【0008】
(1)
ユーザの生体情報を測定する測定部と、
前記測定部による前記生体情報の測定結果と、前記測定結果と異なる、前記測定部を用いた前記ユーザの測定行為そのものに基づくメッセージと、を出力する制御を行う制御部と、
を備える測定装置。
【0009】
(1)によれば、生体情報を測定するユーザに対して、生体情報の測定結果と、ユーザの測定行為そのものに基づくメッセージとを出力することができるので、生体情報の測定行為に対するユーザのモチベーションを維持することができる。生体情報には、例えば、体重、体組成、血圧、血糖値、血中酸素濃度、体温計などが含まれる。メッセージは、テキストや音声により表される言葉のことである。
【0010】
(2)
(1)に記載の測定装置であって、
前記測定部は、前記ユーザの操作に応じて前記生体情報の測定を開始し、
前記測定行為は、前記操作である、
測定装置。
【0011】
(2)によれば、生体情報の測定を開始するユーザの操作に基づいたメッセージが出力されるので、生体情報の測定行為に対するユーザのモチベーションを維持することができる。操作には、例えば、電源をオンさせる操作、測定開始ボタンをオンする操作、測定装置に載る行為等が含まれてよい。
【0012】
(3)
(1)又は(2)に記載の測定装置であって、
前記メッセージは、前記測定行為を褒めるメッセージ、前記測定行為を労うメッセージ、前記測定行為を歓迎するメッセージ、及び前記測定行為に感謝するメッセージの少なくともいずれかを含む、
測定装置。
【0013】
(3)によれば、ユーザの測定行為を褒めるメッセージ、測定行為を労うメッセージ、測定行為を歓迎するメッセージ、及び測定行為に感謝するメッセージ等が出力されるので、生体情報の測定行為に対するユーザのモチベーションを維持することができる。
【0014】
(4)
(1)から(3)のいずれかに記載の測定装置であって、
前記制御部は、前記測定部による前記生体情報の測定結果を表示する前に前記メッセージを出力する、
測定装置。
【0015】
(4)によれば、生体情報の測定結果を表示する前にメッセージが出力されるので、測定結果よりも測定行為にユーザの意識を向けやすくする効果が期待でき、生体情報の測定行為に対するユーザのモチベーションをさらに効果的に維持することができる。
【0016】
(5)
(4)に記載の測定装置であって、
前記制御部は、前記測定部による前記生体情報の測定開始時に前記メッセージを出力する、
測定装置。
【0017】
(5)によれば、生体情報の測定開始時にメッセージが出力されるので、メッセージが測定行為と対応付けられてユーザに認識されやすくなり、生体情報の測定行為に対するユーザのモチベーションをさらに効果的に維持することができる。
【0018】
(6)
(1)から(5)のいずれかに記載の測定装置であって、
前記メッセージは、前記測定部による前記生体情報の測定頻度に基づくメッセージである、
測定装置。
【0019】
(6)によれば、ユーザが生体情報を測定する頻度に基づいてメッセージが測定結果よりも優先して出力されるので、生体情報の測定行為に対するユーザのモチベーションをさらに効果的に維持することができる。
【0020】
(7)
(6)に記載の測定装置であって、
前記測定頻度は、連続測定日数、通算測定回数、及び測定実施比率の少なくともいずれかを含む、
測定装置。
【0021】
(7)によれば、ユーザが生体情報を測定する連続測定日数、通算測定回数、及び測定実施比率等に基づいてメッセージが出力されるので、生体情報の測定行為に対するユーザのモチベーションを維持することができる。
【0022】
(8)
(1)から(7)のいずれかに記載の測定装置であって、
前記制御部は、前記測定結果より前記メッセージを優先して出力する、
測定装置。
【0023】
(8)によれば、生体情報の測定結果よりも優先してメッセージが出力されるので、生体情報の測定行為に対するユーザのモチベーションをさらに効果的に維持することができる。
【0024】
(9)
(1)から(8)のいずれかに記載の測定装置であって、
前記制御部は、ユーザによる設定に基づいて、又は前記測定部による前記生体情報の測定頻度に基づいて、前記メッセージの出力の有無を切り替える、
測定装置。メッセージを出力するか否かをユーザの設定、又は測定の頻度に基づいて切り替えることができるので、例えば、測定行為が習慣化できているユーザにとっての毎回表示されるメッセージの煩わしさを生じさせないようにすることができる。
【0025】
(10)
測定部を備える測定装置のプロセッサが、
前記測定部によりユーザの生体情報を測定し、
前記測定部による前記生体情報の測定結果と、前記測定結果と異なる、前記測定部を用いた前記ユーザの測定行為そのものに基づくメッセージと、を出力する制御を行う、
測定方法。
【0026】
(10)によれば、生体情報を測定するユーザに対して、生体情報の測定結果と、ユーザの測定行為そのものに基づくメッセージとを出力することができるので、生体情報の測定行為に対するユーザのモチベーションを維持することができる。
【0027】
(11)
測定部を備える測定装置の測定プログラムであって、
前記測定装置のプロセッサに、
前記測定部によりユーザの生体情報を測定し、
前記測定部による前記生体情報の測定結果と、前記測定結果と異なる、前記測定部を用いた前記ユーザの測定行為そのものに基づくメッセージと、を出力する制御を行う、
処理を実行させるための測定プログラム。
【0028】
(11)によれば、生体情報を測定するユーザに対して、生体情報の測定結果と、ユーザの測定行為そのものに基づくメッセージとを出力することができるので、生体情報の測定行為に対するユーザのモチベーションを維持することができる。
【発明の効果】
【0029】
本発明によれば、生体情報の測定行為に対するユーザのモチベーションを維持することが可能な測定装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【
図1】本発明を適用した体重体組成計10の一例を示す図である。
【
図2】体重体組成計10を用いて、ユーザが体重及び体組成を測定する際の測定状態を示す図である。
【
図3】体重体組成計10の内部構成を示すブロック図である。
【
図4】体重体組成計10の測定処理手順の一例を示すフローチャートである。
【
図5】体重体組成計10の表示部13に表示されるメッセージと測定結果の一例を示す図である。
【
図6】体重体組成計10の測定処理手順の一例を示すフローチャートである。
【
図7】体重体組成計10の表示部13に優先して表示されるメッセージの一例を示す図である。
【
図8】体重体組成計10の表示部13に優先して表示されるメッセージの一例を示す図である。
【
図9】体重体組成計10の測定処理手順の一例を示すフローチャートである。
【
図10】体重体組成計10の表示部13に表示されるメッセージと測定結果の一例を示す図である。
【
図11】目標とする連続測定日数を設定するための設定画面の一例を示す図である。
【
図12】体重体組成計10の表示部13に表示されるメッセージと測定結果の一例を示す図である。
【
図13】目標とする通算測定回数を設定するための設定画面の一例を示す図である。
【
図14】体重体組成計10の表示部13に表示されるメッセージと測定結果の一例を示す図である。
【
図15】体重体組成計10の測定処理手順の一例を示すフローチャートである。
【
図16】体重体組成計10の表示部13に表示されるメッセージと測定結果の一例を示す図である。
【
図17】測定実施率に応じて表示部13に表示されるメッセージの具体例を示した対応テーブルである。
【
図18】本発明を適用した血圧測定装置200の一例を示す図である。
【
図19】血圧測定装置200における本体部210の内部構成を示す図である。
【
図20】血圧測定装置200の表示部219に表示されるメッセージと測定結果の一例を示す図である。
【
図21】血圧測定装置200の表示部219に優先して表示されるメッセージの一例を示す図である。
【
図22】血圧測定装置200の表示部219に優先して表示されるメッセージの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0031】
以下、本発明の一側面に係る実施の形態を、図面に基づいて説明する。
【0032】
§1 適用例
<本発明を適用した体重体組成計10>
図1は、本発明を適用した体重体組成計10の一例を示す図である。体重体組成計10は、表示部13と、操作部14と、電流印加用電極15A,15Bと、電圧測定用電極15C,15Dとを備える。操作部14には、測定/停止スイッチ141と、メモリスイッチ142と、矢印スイッチ143A,143Bとが設けられている。
【0033】
また、体重体組成計10は、
図3で後述するように、内部に、体重計測部151、各種回路(例えば152~154)、CPU(Central Processing Unit)110、メモリ120、計時部160、電源部170などを備える。
【0034】
電流印加用電極15A,15Bは、ユーザ(被測定者)が体重体組成計10に載ったときに、それぞれ、左足及び右足の裏面の爪先側が接するように、体重体組成計10の上面に配置される。電圧測定用電極15C,15Dは、ユーザが体重体組成計10に載ったときに、それぞれ、左足及び右足の裏面の踵側が接するように、体重体組成計10の上面に配置される。なお、電流印加用電極15A,15Bが、踵側に配置されて、電圧測定用電極15C,15Dが、爪先側に配置されるようにしてもよい。
【0035】
表示部13は、電流印加用電極15A,15Bの間の、体重体組成計10の上面に配置される。これにより、体重体組成計10に載る前であっても、体重体組成計10に載っているときであっても、ユーザに対して視認性がよくなる。操作部14は、左側の電極15A,15Cと右側の電極15B,15Dの間であって表示部13に隣接するように体重体組成計10の上面に配置される。これにより、操作部14の操作性がよくなる。なお、操作部14の測定/停止スイッチ141は、ユーザが体重体組成計10に載っているときには、測定中の誤操作を防止するために、操作が無効とされる。
【0036】
図2は、体重体組成計10を用いて、ユーザ20が体重及び体組成を測定する際の測定状態を示す図である。体重及び体組成を測定する場合、ユーザ20は、左右の足の裏面の、爪先側がそれぞれ電流印加用電極15A,15Bに接し、踵側がそれぞれ電圧測定用電極15C,15Dに接するように、直立姿勢で、体重体組成計10の上面に載る。
【0037】
体重体組成計10は、ユーザの体重及び体組成を測定し、その測定結果と測定行為そのものに基づくメッセージをユーザに出力する測定装置である。体重体組成計10は、体重及び体組成の測定結果よりもメッセージを優先してユーザに出力する。体重体組成計10は、例えば、メッセージを測定結果よりも先に出力する。また、体重体組成計10は、例えば、メッセージを測定結果よりも大きく出力する。また、体重体組成計10は、例えば、メッセージを強調(点滅)して出力する。メッセージは、測定行為を褒めるメッセージ、測定行為を労うメッセージ、測定行為を歓迎するメッセージ、測定行為に感謝するメッセージなどである。ユーザの測定行為とは、ユーザが体重及び体組成を測定する行為の頻度のこという。このように、ユーザの測定行為に対してポジティブ(前向き)なメッセージであって、ユーザに対しては何も(例えば、期待、数値、頑張りなど)要求しないメッセージを測定結果よりも優先して出力することにより、ユーザの継続測定に対するモチベーションを向上させることが可能になる。
【0038】
§2 構成例
[体重体組成計10の構成]
<操作部14の構成>
操作部14は、測定/停止スイッチ141、メモリスイッチ142、及び矢印スイッチ143A,143Bを含む。測定/停止スイッチ141は、体重体組成計10の電源をON又はOFFするための指示の入力と測定開始及び終了の指示を受け付けるスイッチである。メモリスイッチ142は、体重体組成計10に記憶された体重データ及び体組成データ等を読み出して表示部13に表示する指示を受け付けるスイッチである。矢印スイッチ143A,143Bは、記憶データの呼び出しの際にメモリ番号の上げ下げの指示を受け付けるスイッチである。
【0039】
<体重体組成計10の内部構成>
図3は、体重体組成計10の内部構成を示すブロック図である。体重体組成計10は、CPU110と、体重計測部151と、高周波定電流発生回路154と、入力切替回路152と、A/D(Analog/Digital)変換回路153と、メモリ120と、計時部160と、電源部170とを備える。また、体重体組成計10は、
図1に示した、表示部13と、操作部14と、電流印加用電極15A,15Bと、電圧測定用電極15C,15Dとを備える。体重計側部151は、本発明の「測定部」の一例である。CPU110は、本発明の「制御部」の一例である。
【0040】
CPU110は、内部メモリを含み、内部メモリに記憶されたプログラムに従ってCPUが内部メモリをワークエリアとして、データの演算や体重体組成計10の各部の制御を行う。
【0041】
表示部13は、CPU110に接続されている。表示部13には、CPU110からの表示制御の信号が入力される。表示部13には、CPU110からの制御信号に基づいて、体重体組成計10で測定されたユーザの体重及び体組成の測定結果と測定行為そのものに基づくメッセージが表示される。また、表示部13は、CPU110の入力装置として動作する。表示部13は、表示面上をタッチ操作されることにより、ユーザからの各種の指令を受け付け可能に構成されている。
【0042】
操作部14は、CPU110に接続されている。操作部14の測定/停止スイッチ141、メモリスイッチ142、及び矢印スイッチ143A,143Bから出力される操作信号はCPU110に入力される。
【0043】
電流印加用電極15A,15Bには、高周波定電流発生回路154が接続されている。高周波定電流発生回路154は、所定周波数の高周波定電流を発生し、電流印加用電極15A,15Bに接しているユーザ20に高周波定電流を流す。電流印加用電極15A,15Bからユーザ20に高周波定電流が流されることにより、ユーザ20が接している電圧測定用電極15Cと15Dの間には電位差が生じる。電圧測定用電極15C,15Dには、入力切替回路152が接続されている。電圧測定用電極15C,15Dから出力された電位差の信号は入力切替回路152に入力される。
【0044】
体重測定部151は、ロードセルで構成されており、ユーザ20の体重を電気信号に変換して出力する。体重測定部151は、入力切替回路152に接続されている。体重測定部151から出力された体重の信号は入力切替回路152に入力される。
【0045】
入力切替回路152は、電圧測定用電極15C,15Dより得られる電位差に基づく電圧情報及び体重計測部151より得られる体重情報のいずれか一方に入力を切替える。入力切替回路152は、A/D変換回路153に接続されている。入力切替回路152から出力された信号はA/D変換回路153に入力される。
【0046】
A/D変換回路153は、入力切替回路152より得られる電圧情報及び体重情報をアナログ信号からデジタル信号に変換する。A/D変換回路153は、CPU110に接続されている。A/D変換回路153から出力された信号はCPU110に入力される。
【0047】
計時部160は、日付及び時刻を計測する。電源部170は、操作部14の測定/停止スイッチ141が操作されることにより、体重体組成計10の各部に電力を供給する。
【0048】
メモリ120は、例えば、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)を含んでいる。メモリ120には、ユーザの個人データ、体重体組成計10の測定結果、ユーザに対するメッセージ等の各情報が記憶される。
【0049】
個人データは、ユーザ20の体組成を計算する際に必要となる少なくともユーザ20の身長及び体重の身体情報を含み、より好ましくは、身長及び体重に加え、年齢(誕生年月日)及び性別を含む。体重体組成計10では、身体情報のうち体重については、体重計測部151によって計測することができる。したがって、体組成の計測のために、本実施の形態では、ユーザ20により予め他の3つの個人データ(身長、性別、誕生年月日)が操作部14を用いて入力される。
【0050】
測定結果には、体重、体組成、血圧、血糖値、血中酸素濃度、体温などが含まれる。さらに、測定結果には、データの測定日、測定時刻、連続測定日数、通算測定回数、測定実施比率(例えば、回数/周)などが含まれてもよい。
【0051】
ユーザに対して出力されるメッセージは、上述したように、ユーザの測定行為そのものに基づくメッセージであって、ユーザの測定行為に対してポジティブで継続測定のモチベーションを向上させることが可能なメッセージである。
【0052】
CPU110は、体組成算出部111と、測定結果記憶制御部112と、メッセージ表示制御部113と、測定結果表示制御部114とを含む。
【0053】
体組成算出部111は、A/D変換回路153から得られた体重情報及び電圧情報に基づいて、ユーザの体重及び体組成の生体情報を算出する。
【0054】
具体的には、体組成算出部111は、まず、体重情報に基づいて体重を算出する。次に、体組成算出部111は、高周波定電流発生回路154を制御して電流印加用電極15A,15Bからユーザ20に高周波定電流を流すとともに、入力切替回路152を制御して入力切替回路152からA/D変換回路153への入力を電圧測定用電極15C,15Dからの電位差に基づく電圧情報に切替える。そして、高周波定電流発生回路154で発生された高周波定電流の電流値と、A/D変換回路153から得られる2極間の電位差に基づく電圧情報と、に基づいてインピーダンスを計測する。
【0055】
体組成算出部111は、予め設定された身長、年齢、性別、算出された体重、及び、計測されたインピーダンスに基づいて、ユーザ20の体組成を計算する。体組成とは、体脂肪率、BMI(Body Mass Index)、内臓脂肪レベル、基礎代謝、骨格筋率、及び、体年齢などを含む生体情報である。これらの体組成は、公知の手法を用いて算出することができる。
【0056】
測定結果記憶制御部112は、体組成算出部111によって算出された生体情報と、当該生体情報が算出された測定日と、測定時刻とを対応付けてメモリ120に記憶させる。測定時刻は、例えば、体重体組成計10の電源がON状態にされた時刻である。また、測定結果記憶制御部112は、生体情報が算出された測定日と測定時刻とに基づいて、生体情報の測定頻度を算出し、算出した測定頻度と生体情報とを対応付けてメモリ120に記憶させる。測定頻度には、生体情報の連続測定日数、通算測定回数、測定実施比率等が含まれる。
【0057】
メッセージ表示制御部113は、メモリ120に記憶されているメッセージを表示部13に表示するように制御する。メッセージは、上述したように測定行為そのものに基づくメッセージであり、例えば、生体情報の測定頻度に基づくメッセージである。具体的には、メッセージは生体情報の連続測定日数、通算測定回数、測定実施比率等に基づくメッセージである。メッセージ表示制御部113は、連続測定日数、通算測定回数、測定実施比率と共にメッセージを表示部13に表示するように制御する。
【0058】
測定結果表示制御部114は、メモリ120に記憶されている生体情報の測定結果を表示部13に表示するように制御する。生体情報の測定結果は、体重体組成計10で測定されたユーザの体重、体組成、血圧、血糖値、血中酸素濃度、体温等である。
【0059】
§3 動作例
[体重体組成計10による測定動作]
次に、体重体組成計10による生体情報の測定動作例を説明する。
【0060】
<第1動作例>
図4及び
図5を参照して、体重体組成計10による生体情報の第1測定動作例を説明する。
図4は、体重体組成計10の測定処理手順の一例を示すフローチャートである。
図5は、生体情報の測定において体重体組成計10の表示部13に表示されるメッセージと測定結果の一例を示す図である。
【0061】
本動作例では、
図2に示すユーザ20が体重体組成計10により体重を測定する場合について説明する。ユーザ20は、既にユーザ20を特定する個人データが登録されているユーザである。体重体組成計10における測定開始の操作は、測定/停止スイッチ141がオン操作され、ユーザ20が体重体組成計10の上面に載ると受け付けられる。
【0062】
先ず、CPU110は、測定開始の操作を受け付けたか否か判定する(ステップS11)。ステップS11において、測定開始の操作を受け付けていない場合(ステップS11:No)には、CPU110は、測定開始の操作を受け付けるまで待機する。
【0063】
ステップS11において、測定開始の操作を受け付けた場合(ステップS11:Yes)には、CPU110は、ユーザ20が本日の測定を含めて何日間連続して体重測定を継続しているかを示す連続測定日数を算出する(ステップS12)。連続測定日数は、上述したようにメモリ120に記憶されている。
【0064】
次に、CPU110は、メッセージ表示制御部113により、ステップS12で算出された連続測定日数に応じたメッセージをメモリ120から読み出して、先ずその「メッセージ」を表示部13に表示する(ステップS13)。
【0065】
図5の上図は、表示部13に表示される「メッセージ」の一例を示す図である。図に示す例は、ユーザ20が7日間連続して測定を続けることができている状態に対して表示されるメッセージ例である。表示部13には、その測定頻度に対するメッセージとして「1週間続いたね!!」という、測定行為を褒めるあるいは労うメッセージ31が表示される。
【0066】
次に、CPU110は、体重計側部151により、ユーザ20の体重の測定を開始する(ステップS14)。次に、CPU110は、体重計側部151による体重の測定が完了したか否か判定する(ステップS15)。ステップS15において、体重の測定が完了していない場合(ステップS15:No)には、CPU110は、体重計側部151による体重の測定が完了するまで待機する。
【0067】
ステップS15において、体重の測定が完了した場合(ステップS15:Yes)には、CPU110は、測定結果表示制御部114により、体重の測定結果をメモリ120から読み出して、当該体重の測定結果をそれまで表示していたメッセージに替えて表示部13に表示する(ステップS16)。なお、体重の測定結果は、測定が完了する毎に、測定結果記憶制御部112により、メモリ120に記憶される。
【0068】
図5の下図は、メッセージに替えて表示部13に表示される体重の測定結果の一例を示す図である。図に示す例では、本日に測定したユーザ20の体重である「75.3kg」が測定結果32として表示されている。
【0069】
このように、第1動作例では、体重測定において、先に測定行為を褒めるあるいは労うメッセージ31が表示され、その後に体重の測定結果が表示される。
【0070】
なお、
図4に示す処理手順では、CPU110は、ステップS14において体重の測定を開始しているが、これに限定されない。例えば、CPU110は、ステップS11とステップS12の間において体重の測定を開始してもよい。すなわち、CPU110は、メッセージ31の表示を体重の測定が開始される前(開始時を含んでもよい)に限らず、体重の測定中に表示するようにしてもよい。換言すると、体重の測定が完了する前にメッセージ31を表示すればよい。さらに換言すると、体重の測定結果が表示される前にメッセージ31を表示すればよい。また、CPU110は、測定開始の操作を受け付けると所定の測定準備をした後に測定を実施することになる。したがって、CPU110は、この測定準備のいずれかの段階、例えば、測定準備の最初の段階、測定準備の途中の段階、測定準備の最後の段階でメッセージ31を表示するようにしてもよい。
【0071】
また、
図4に示す例では、ユーザ20が7日間連続して測定を続けられたことに対してメッセージを表示しているが、連続測定の日数は限定されない。例えば、連続測定できた日数に合わせて「X日間続いたね!!」と表示してもよい。さらに、例えば、2週間連続して測定できた場合には、測定活動が習慣化したとCPU110で判定して、15日目からはメッセージを表示しないように制御してもよい。すなわち、メッセージ画面(
図4の上図)を表示しないように制御してもよい。
【0072】
以上説明したように、体重体組成計10による生体情報の第1測定動作例によれば、ユーザ20が体重(生体情報)を測定した際に、その測定に対して体重体組成計10の表示部13には、測定行為そのものに基づいた、褒めるあるいは労うメッセージ31(1週間続いたね!!)が優先して表示され、体重の測定結果(75.3kg)の表示よりも先に表示される。このため、優先して褒めるあるいは労うメッセージが表示されることにより、明日もまた体重測定を行おうというユーザ20の継続測定に対するモチベーションを向上させることができ、測定活動を習慣化させることができる。また、測定活動が習慣化できていると判定した場合に、メッセージを表示しないようにすることで、習慣化できているユーザ20にとってのメッセージ表示から感じる煩わしさを生じさせないようにすることができる。
【0073】
<第2動作例>
図6から
図8を参照して、体重体組成計10による生体情報の第2測定動作例を説明する。
図6は、体重体組成計10の測定処理手順の一例を示すフローチャートである。
図7及び
図8は、生体情報の測定において体重体組成計10の表示部13に優先して表示されるメッセージの一例をそれぞれ示す図である。
【0074】
本動作例においても上述した第1測定動作例と同様に、
図2に示すユーザ20が体重体組成計10により体重を測定する場合について説明する。測定開始の操作は、測定/停止スイッチ141がオン操作され、ユーザ20が体重体組成計10の上面に載ると受け付けられる。
【0075】
先ず、CPU110は、測定開始の操作を受け付けたか否か判定する(ステップS21)。ステップS21において、測定開始の操作を受け付けていない場合(ステップS21:No)には、CPU110は、測定開始の操作を受け付けるまで待機する。
【0076】
ステップS21において、測定開始の操作を受け付けた場合(ステップS21:Yes)には、CPU110は、体重計側部151により、ユーザ20の体重の測定を開始する(ステップS22)。次に、CPU110は、体重計側部151による体重の測定が完了したか否か判定する(ステップS23)。ステップS23において、体重の測定が完了していない場合(ステップS23:No)には、CPU110は、体重計側部151による体重の測定が完了するまで待機する。
【0077】
ステップS23において、体重の測定が完了した場合(ステップS23:Yes)には、CPU110は、ユーザ20が本日の測定を含めて何日間連続して体重測定を継続しているかを示す連続測定日数を算出する(ステップS24)。連続測定日数は、上述したようにメモリ120に記憶されている。なお、測定が完了した体重の測定結果は、測定結果記憶制御部112により、メモリ120に記憶される。
【0078】
次に、CPU110は、メッセージ表示制御部113により、ステップS24で算出された連続測定日数に応じたメッセージをメモリ120から読み出して表示部13に表示するとともに、測定結果表示制御部114により、体重の測定結果をメモリ120から読み出して、メッセージと共に表示部13に表示する(ステップS25)。この表示の場合においても、CPU110は、メッセージの表示を測定結果の表示よりも優先して表示部13に表示する。
【0079】
例えば、
図7に示すように、メッセージを大きく表示する。ユーザ20が7日間連続して測定を続けることができている状態に対して表示されるメッセージ33(1週間続いたね!!)と、本日の体重の測定結果34(75.3kg)とは、一緒に表示部13に表示される。しかしながら、
図7に示す例では、メッセージ33が大きく表示され、体重の測定結果34が比較的に小さく表示される。これにより、メッセージ33が測定結果34よりも優先して表示される。
【0080】
また、例えば、
図8に示すように、メッセージを強調して表示する。
図8に示す例では、ユーザ20が7日間連続して測定を続けることができている状態に対して表示されるメッセージ35(1週間続いたね!!)が点滅表示により強調されることで、体重の測定結果36(75.3kg)の表示よりも優先して表示される。
【0081】
なお、
図6に示す処理手順では、CPU110は、ステップS24において連続測定日数の算出を行っているが、これに限定されない。例えば、CPU110は、ステップS21とステップS22の間において連続測定日数の算出を行ってもよい。すなわち、第2動作例では、メッセージと測定結果とが表示部13に同時に表示されるため、連続測定日数の算出と、測定の開始及び完了と、の順序は限定されない。
【0082】
以上説明したように、体重体組成計10による生体情報の第2測定動作例によれば、ユーザ20が体重(生体情報)を測定した際、その測定に対して体重体組成計10の表示部13上には、体重の測定結果(75.3kg)と測定行為を褒めるあるいは労うメッセージ(1週間続いたね!!)とが同時に表示されるが、メッセージが優先して大きく表示される。あるいは、メッセージが優先して点滅しながら表示される。このため、優先して褒めるあるいは労うメッセージが表示されることにより、明日もまた体重測定を行おうというユーザ20の継続測定に対するモチベーションを向上させることができ、測定活動を習慣化させることができる。
【0083】
<第3動作例>
図9及び
図10を参照して、体重体組成計10による生体情報の第3測定動作例を説明する。
図9は、体重体組成計10の測定処理手順の一例を示すフローチャートである。
図10は、生体情報の測定において体重体組成計10の表示部13に表示されるメッセージと測定結果の一例を示す図である。
【0084】
本動作例においても上記第1動作と同様に、
図2に示すユーザ20が体重体組成計10により体重を測定する場合について説明する。測定開始の操作は、測定/停止スイッチ141がオン操作され、ユーザ20が体重体組成計10の上面に載ると受け付けられる。
【0085】
先ず、CPU110は、測定開始の操作を受け付けたか否か判定する(ステップS31)。ステップS31において、測定開始の操作を受け付けていない場合(ステップS31:No)には、CPU110は、測定開始の操作を受け付けるまで待機する。
【0086】
ステップS31において、測定開始の操作を受け付けた場合(ステップS31:Yes)には、CPU110は、ユーザ20が本日の測定を含めて何回目の体重測定であるかを示す通算測定回数を算出する(ステップS32)。通算測定回数は、上述したようにメモリ120に記憶されている。
【0087】
次に、CPU110は、メッセージ表示制御部113により、ステップS32で算出された通算測定回数に応じたメッセージをメモリ120から読み出して、先ずその「メッセージ」を表示部13に表示する(ステップS33)。
【0088】
図10の上図は、表示部13に表示される「メッセージ」の一例を示す図である。図に示す例は、ユーザ20が体重体組成計10の購入時から7回目の体重測定を行ったことに対して表示されるメッセージ例である。表示部13には、その回数まで測定を繰り返した測定頻度に対するメッセージとして「7回測定できたね!!」という、測定行為を褒めるあるいは労うメッセージ37が表示される。
【0089】
次に、CPU110は、体重計側部151により、ユーザ20の体重の測定を開始する(ステップS34)。なお、ステップS34からステップS36までの各処理は、
図4に示すステップS14からステップS16までの各処理と同じ処理内容である。
【0090】
CPU110は、体重の測定が完了したか否か判定し(ステップS35)、体重の測定が完了していない場合(ステップS35:No)には、体重の測定が完了するまで待機する。一方、体重の測定が完了した場合(ステップS35:Yes)には、CPU110は、体重の測定結果をそれまで表示していたメッセージに替えて表示部13に表示する(ステップS36)。
【0091】
図10の下図は、メッセージに替えて表示部13に表示される体重の測定結果の一例を示す図であり、本日に測定したユーザ20の体重(75.3kg)が測定結果38として表示されている。
【0092】
なお、上記説明では、体重体組成計10を購入した時からの体重測定の通算測定回数について説明したが、これに限定されない。例えば、通算測定回数を任意の時期にリセットすることができるように構成しておき、リセットされた時点からの通算測定回数を算出するようにしてもよい。
【0093】
以上説明したように、体重体組成計10による生体情報の第3測定動作例によれば、ユーザ20が体重(生体情報)を測定した際に、その測定に対して体重体組成計10の表示部13には、測定行為に基づいた褒めるあるいは労うメッセージ31(7回測定できたね!!)が優先して表示され、体重の測定結果(75.3kg)の表示よりも先に表示される。このため、優先して褒めるあるいは労うメッセージが表示されることにより、明日もまた体重測定を行おうというユーザ20の継続測定に対するモチベーションを向上させることができ、測定活動を習慣化させることができる。
【0094】
なお、
図9に示す処理では、CPU110が、体重(生体情報)の通算測定回数を算出した場合において、メッセージ37の表示を測定結果38の表示よりも先に表示する例について説明したが、これに限定されない。例えば、体重の通算測定回数を算出した場合において、
図6で説明した処理のように、体重の測定結果と、測定行為(通算測定回数)に対するメッセージと、を同じ表示部13に表示しつつ、メッセージを優先して大きく表示する、あるいは点滅させながら表示するようにしてもよい。
【0095】
<第4動作例>
図11及び
図12を参照して、体重体組成計10による生体情報の第4測定動作例を説明する。第4測定動作例は、ユーザが目標とする生体情報の連続測定日数を設定することができるように構成された体重体組成計による測定動作である。
図11は、目標とする連続測定日数を設定するための設定画面の一例を示す図である。
図12は、目標到達時において体重体組成計10の表示部13に表示されるメッセージと測定結果の一例を示す図である。
【0096】
例えば、
図4及び
図5で説明した第1測定動作例では、体重体組成計10で設定されている日数(例えば7日間)連続して体重測定を続けることができたことに対してメッセージを表示する場合について説明した。これに対して、本第4測定動作例では、予め、ユーザ20が体重測定を行う所定の目標連続測定日数を設定しておくことができ、その目標日数だけ連続して体重測定することができた場合に、その測定行為そのものに基づくメッセージを表示部13に表示する。
【0097】
目標連続測定日数の設定は、例えば、操作部14を介してユーザ20が行うことができる。操作部14のメモリスイッチ142を押下して、例えば、
図11に示すような連続測定日数の設定画面を表示させ、矢印スイッチ143A,143Bによって目標日数を選択してメモリ120に記憶させる。図に示す例では、目標連続測定日数として「3日」と「14日」が選択された様子が示されている。なお、目標連続測定日数の設定は、例えば、入力装置として動作する表示部13を用いてもよい。表示部13上に表示される選択ボタン41をタッチ操作して連続測定日数の設定画面を表示させ、表示される数字をタッチして目標日数を設定し、保存ボタン42をタッチ操作してメモリ120に記憶させるようにしてもよい。
【0098】
本第4測定動作例の場合、例えば、
図4に示す測定処理手順において、ステップS12で算出した連続測定日数が目標連続測定日数の一つである「3日」であったとき、
図12の上図に示すように、目標到達に対するメッセージとして「目標達成おめでとう!!」と、「今日も測定できたね!」という、測定行為を褒めるあるいは労うメッセージ43,44が表示される。すなわち、「目標達成おめでとう!!」のメッセージ43が付加して表示される。
【0099】
そして、
図4に示す測定処理手順と同様に、ステップS16において、
図12の下図に示すように、本日に測定したユーザ20の体重である「75.3kg」が測定結果45として表示される。
【0100】
なお、上記第4測定動作例では、CPU110が、体重(生体情報)の連続測定日数を算出した場合において、メッセージ43,44の表示を測定結果45の表示よりも先に表示する例について説明したが、これに限定されない。例えば、体重の連続測定日数を算出した場合において、
図6で説明した処理と同様に、体重の測定結果と、測定行為(連続測定日数)に対するメッセージと、を同じ表示部13に表示しつつ、メッセージを優先して大きく表示する(
図7参照)、あるいは点滅させながら表示する(
図8参照)ようにしてもよい。ただし、本第4測定動作例の場合には、「目標達成おめでとう!!」のメッセージが付加して表示される。
【0101】
以上説明したように、体重体組成計10による生体情報の第4測定動作例によれば、ユーザ20が目標とする体重測定の連続測定日数を設定しておき、連続測定の日数が目標日数をクリアしたときに、その測定行為そのものに基づくメッセージを測定結果よりも優先して表示部13に表示する。このため、優先して褒めるあるいは労うメッセージが表示されることにより、明日もまた体重測定を行おうというユーザ20の継続測定に対するモチベーションを向上させることができ、測定活動を習慣化させることができる。
【0102】
<第5動作例>
図13及び
図14を参照して、体重体組成計10による生体情報の第5測定動作例を説明する。第5測定動作例は、ユーザが目標とする生体情報の通算測定回数を設定することができるように構成された体重体組成計による測定動作である。
図13は、目標とする通算測定回数を設定するための設定画面の一例を示す図である。
図14は、目標到達時において体重体組成計10の表示部13に表示されるメッセージと測定結果の一例を示す図である。
【0103】
例えば、
図9及び
図10で説明した第3測定動作例では、体重体組成計10で設定されている通算測定回数(例えば7回)に体重測定の回数が到達したことに対してメッセージを表示する場合について説明した。これに対して、本第5測定動作例では、予め、ユーザ20が体重測定を行う所定の目標通算測定回数を設定しておくことができ、その目標通算測定回数に体重測定の回数が到達した場合に、その測定行為そのものに基づくメッセージを表示部13に表示する。
【0104】
目標通算測定回数の設定は、上記第4測定動作例で説明した目標連続測定日数の設定と同様である。例えば、
図13に示すような通算測定回数の設定画面を表示部13に表示させて目標とする通算測定回数をユーザ20が選択する。図に示す例では、目標通算測定回数として「3回」と「30回」と「50回」が選択された様子が示されている。
【0105】
本第5測定動作例の場合、例えば、
図9に示す測定処理手順において、ステップS32で算出した通算測定回数が目標通算測定回数の一つである「3回」であったとき、
図14の上図に示すように、目標到達に対するメッセージとして「目標達成おめでとう!!」と、「今日も測定できたね!」という、測定行為を褒めるあるいは労うメッセージ46,47が表示される。すなわち、「目標達成おめでとう!!」のメッセージ46が付加して表示される。
【0106】
そして、
図9に示す測定処理手順と同様に、ステップS36において、
図14の下図に示すように、本日に測定したユーザ20の体重である「75.3kg」が測定結果48として表示される。
【0107】
なお、上記第5測定動作例では、CPU110が、体重(生体情報)の通算測定回数を算出した場合において、メッセージ46,47の表示を測定結果48の表示よりも先に表示する例について説明したが、これに限定されない。例えば、体重の通算測定回数を算出した場合において、
図6で説明した処理と同様に、体重の測定結果と、測定行為(通算測定回数)に対するメッセージと、を同じ表示部13に表示しつつ、メッセージを優先して大きく表示する(
図7参照)、あるいは点滅させながら表示する(
図8参照)ようにしてもよい。ただし、本第5測定動作例の場合には、「目標達成おめでとう!!」のメッセージが付加して表示される。
【0108】
以上説明したように、体重体組成計10による生体情報の第5測定動作例によれば、ユーザ20が目標とする体重測定の通算測定回数を設定しておき、通算測定の回数が目標回数をクリアしたときに、その測定行為そのものに基づくメッセージを測定結果よりも優先して表示部13に表示する。このため、優先して褒めるあるいは労うメッセージが表示されることにより、明日もまた体重測定を行おうというユーザ20の継続測定に対するモチベーションを向上させることができ、測定活動を習慣化させることができる。
【0109】
<第6動作例>
図15から
図17を参照して、体重体組成計10による生体情報の第6測定動作例を説明する。
図15は、体重体組成計10の測定処理手順の一例を示すフローチャートである。
図16は、生体情報の測定において体重体組成計10の表示部13に表示されるメッセージと測定結果の一例を示す図である。
図17は、測定の実施率に応じて表示部13に表示されるメッセージの具体例を示した対応テーブルである。
【0110】
本動作例においても上記第1動作と同様に、
図2に示すユーザ20が体重体組成計10により体重を測定する場合について説明する。測定開始の操作は、測定/停止スイッチ141がオン操作され、ユーザ20が体重体組成計10の上面に載ると受け付けられる。
【0111】
CPU110は、測定開始の操作を受け付けたか否か判定し(ステップS41)、測定開始の操作を受け付けていない場合(ステップS41:No)には、測定開始の操作を受け付けるまで待機する。
【0112】
一方、ステップS41において、測定開始の操作を受け付けた場合(ステップS41:Yes)には、CPU110は、ユーザ20の測定実施率を算出する(ステップS42)。測定実施率とは、ユーザ20が本日の測定を含めて直近の1週間で何回の体重測定を行ったかを表す比率である。
【0113】
次に、CPU110は、メッセージ表示制御部113により、ステップS42で算出された測定実施率に応じたメッセージをメモリ120から読み出して、先ずその「メッセージ」を表示部13に表示する(ステップS43)。
【0114】
図16の上図は、表示部13に表示される「メッセージ」の一例を示す図である。図に示す例は、ユーザ20が本日の測定を含めて直近の1週間で2回の体重測定を実施した場合(
図17参照)に表示されるメッセージの一例を示す。直近の1週間に本日で2回目の体重測定を行ってくれたことに対するメッセージとして「測定してくれてありがとう!」という、測定行為に感謝するメッセージ51が表示される。
【0115】
次に、CPU110は、体重計側部151により、ユーザ20の体重の測定を開始する(ステップS44)。なお、ステップS44からステップS46までの各処理は、
図4に示すステップS14からステップS16までの各処理と同じ処理内容である。
【0116】
CPU110は、体重の測定が完了したか否か判定し(ステップS45)、体重の測定が完了していない場合(ステップS45:No)には、体重の測定が完了するまで待機する。一方、体重の測定が完了した場合(ステップS45:Yes)には、CPU110は、体重の測定結果をそれまで表示していたメッセージに替えて表示部13に表示する(ステップS46)。
【0117】
図16の下図は、メッセージに替えて表示部13に表示される体重の測定結果の一例を示す図であり、本日に測定したユーザ20の体重(75.3kg)が測定結果52として表示されている。
【0118】
上記例では直近の1週間で2回の体重測定を実施した場合に表示されるメッセージであったが、他の測定実施率では、例えば、
図17の対応テーブル53のようなメッセージとしてもよい。例えば、本日の測定を含めて直近の1週間で1回の体重測定を実施した場合、すなわちユーザ20が初めて体重測定を行った場合には、「測定を始めようとするその心意気が素晴らしい!!」というような、測定行為を歓迎するメッセージが表示される。
【0119】
また、例えば、本日の測定を含めて直近の1週間で3回以上の体重測定を実施している場合には、「よくがんばってるよね」というような、測定行為を褒めるあるいは労うメッセージが表示される。また、例えば、本日の測定を含めて直近の1週間で5回以上の体重測定を実施している場合には、「あなたなら習慣化できると思っていたよ」というような、測定行為を褒めるあるいは労うメッセージが表示される。
【0120】
また、例えば、本日の測定を含めて直近の1週間で1回の体重測定の実施であって、本日の測定が前回の測定から2週間未満である場合には、「おかえり!!」というような、測定行為を歓迎するメッセージが表示される。また、例えば、本日の測定を含めて直近の1週間で1回の体重測定の実施であって、本日の測定が前回の測定から2週間以上3週間未満である場合には、「戻ってきてくれてありがとう!!」というような、測定行為に感謝するメッセージが表示される。また、例えば、本日の測定を含めて直近の1週間で1回の体重測定の実施であって、本日の測定が前回の測定から3週間以上4週間未満である場合には、「ひさしぶり!!」というような、測定行為を歓迎するメッセージが表示される。
【0121】
さらに、この他にも、測定実施率に応じて、例えば、「今日も測定できたね!」「大分測定が続くようになったね!」「良い調子ですね!」「よく戻ってきたな!(再スタートの場合)」などを表示してもよい。また、上記のメッセージの中から2つのメッセージを表示してもよい。その場合、例えば、体重体組成計10の測定/停止スイッチ141がオン操作されたときと、生体情報の測定開始直前にそれぞれメッセージを表示してもよい。また、上述したメッセージとは別に、例えば、生体情報の測定後のメッセージを表示してもよい。測定後には、例えば、「無理しなくていいからね」「また今度」「また待ってるよ!」「じゃあ、また明日!」「これから、これから!」等のメッセージを表示してもよい。
【0122】
以上説明したように、体重体組成計10による生体情報の第6測定動作例によれば、ユーザが体重(生体情報)を測定した際、その測定に対して体重体組成計10の表示部13には、測定行為の実施率に感謝するメッセージ(測定してくれてありがとう!)などが優先して先に表示され、体重の測定結果(75.3kg)がその後に表示される。このため、優先して感謝するメッセージが表示されることにより、明日もまた体重測定を行おうというユーザ20の継続測定に対するモチベーションを向上させることができ、測定活動を習慣化させることができる。
【0123】
§4 変形例
以上、本発明の実施の形態を詳細に説明したが、上記の説明はあらゆる点において本発明の例示に過ぎない。本発明の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形を行うことができる。例えば、以下のような変更が可能である。なお、以下では、上記実施形態と同様の構成要素に関しては同様の符号を用い、上記実施形態と同様の点については、適宜説明を省略した。以下の変形例は適宜組み合わせ可能である。
【0124】
[変形例1]
<血圧測定装置による測定動作>
本発明は、血圧測定装置に適用してもよい。
図18は、本発明を適用した血圧測定装置200の一例を示す図である。血圧測定装置200は、ユーザの血圧を測定し、その測定の結果をユーザに出力する装置である。例えば、血圧測定装置200は、本体部210と、ユーザの上腕に巻付け可能なカフ230と、本体部210とカフ230を接続するエアチューブ240とを備える。
図18の例ではカフ230と本体部210が別体となっているが、カフ230が本体部210と一体化されていてもよい。
【0125】
本体部210は、表示部219と、操作部220とを備える。表示部219は、血圧値及び脈拍数等の測定結果、測定行為そのものに基づくメッセージ等の各種情報を表示する。例えば、表示部219は、液晶画面等により構成される。操作部220は、ユーザ(被測定者)からの指示を受け付ける。操作部220は、測定/停止スイッチ220A、メモリスイッチ220B、及び矢印スイッチ220C,220D等を含む。測定/停止スイッチ220Aは、電源をON又はOFFするための指示の入力と測定開始及び終了の指示を受け付ける。メモリスイッチ220Bは、本体部210に記憶された測定結果、メッセージ等の情報を読み出し、表示部219に表示する指示を受け付ける。矢印スイッチ220C,220Dは、情報呼び出しの際のメモリ番号の上げ下げの指示を受け付ける。
【0126】
図19は、血圧測定装置200における本体部210の内部構成を示す図である。
本体部210は、圧力センサ211と、ポンプ212と、弁213と、発振回路214と、ポンプ駆動回路215と、弁駆動回路216と、電源217と、CPU218と、
図18に示した表示部219と、
図18に示した操作部220と、メモリ221とを備える。カフ230は空気袋231を含んでおり、この空気袋231に
図18に示したエアチューブ240が接続されている。CPU218は、本発明の「制御部」の一例である。カフ230は、本発明の「測定部」の一例である。
【0127】
ポンプ212は、カフ230による被測定部位への圧迫圧力を増加させるために、空気袋231に空気を供給する。弁213は、空気袋231内の空気を排出又は封入するために開閉される。ポンプ駆動回路215は、ポンプ212の駆動を、CPU218から与えられる制御信号に基づいて制御する。弁駆動回路216は、弁213の開閉制御を、CPU218から与えられる制御信号に基づいて行う。ポンプ212、弁213、ポンプ駆動回路215、及び弁駆動回路216により、カフ230による被測定部位への圧迫圧力を変化させることが可能である。電源217は、本体部210の各部に電力を供給する。
【0128】
CPU218は、本体部210全体を統括制御すると共に各種の演算処理を行う。圧力センサ211は、エアチューブ240と接続される圧力センサであり、例えば、静電容量型の圧力センサである。発振回路214は、圧力センサ211の容量値に基づき発振し、当該容量値に応じた信号をCPU218に出力する。CPU218は、発振回路214から出力される信号を圧力値に変換することによって、カフ230の圧力(カフ圧)を検出する。メモリ221は、血圧値及び脈拍数等の測定結果、測定行為そのものに基づくメッセージ等の各種情報を格納するフラッシュメモリを含む。
【0129】
本発明を血圧測定装置200に適用した場合も、上述した体重体組成計10における各測定動作例と同様に、血圧値及び脈拍数等の測定結果よりも測定行為そのものに基づくメッセージを優先して出力するようにCPU218が制御を行う。
【0130】
例えば、
図20は、上述した体重体組成計10の第1測定動作例に対応する、血圧測定装置200の表示部219に表示されるメッセージと測定結果の表示例である。
図20に示すように、血圧測定装置200の測定動作例の場合においても、先に測定行為を褒めるあるいは労うメッセージ61が表示されることにより、その後に表示される血圧データの測定結果62よりもメッセージ61が優先して表示される。
【0131】
例えば、
図21は、上述した体重体組成計10の第2測定動作例に対応する、血圧測定装置200の表示部219に表示されるメッセージと測定結果の表示例である。
図21に示すように、血圧測定装置200の測定動作例の場合においても、測定行為を褒めるあるいは労うメッセージ63が大きく表示されることにより、比較的に小さく表示される血圧データの測定結果64よりもメッセージ63が優先して表示される。
【0132】
また、
図22も上述した体重体組成計10の第2測定動作例に対応する、血圧測定装置200の表示部219に表示されるメッセージと測定結果の表示例である。
図22に示すように、血圧測定装置200の測定動作例の場合においても、測定行為を褒めるあるいは労うメッセージ65のみが点滅して表示されることにより、血圧データの測定結果66よりもメッセージ65が優先して表示される。
【0133】
以上説明したように、血圧測定装置200による血圧データの測定動作例の場合にも、体重体組成計10の測定動作例と同様に、優先して褒めるあるいは労うメッセージが表示されることにより、明日もまた血圧測定を行おうというユーザの継続測定に対するモチベーションを向上させることができ、測定活動を習慣化させることができる。
【0134】
[変形例2]
<測定結果及びメッセージの出力の変形例>
上述した実施の形態では、測定結果及びメッセージを測定装置(体重体組成計10,血圧測定装置200)の表示部13,219に表示する場合について説明した、これに限定されない。例えば、測定装置と、ユーザが所有するスマートフォン等の外部情報端末と、の間で通信を可能にし、その情報端末の表示画面に測定結果及びメッセージを表示するようにしてもよい。
【0135】
また、上述した実施の形態では、測定結果及びメッセージを測定装置の表示部に文字情報として表示する場合について説明したが、これに限定されない。測定結果及びメッセージは、例えば、測定装置に設けられるスピーカを用いて音声情報として出力するようにしてもよい。この場合に、測定装置は、例えば、メッセージを優先して先に音声出力し、その後に測定結果を音声出力する。
【0136】
また、測定装置は、文字情報と音声情報とを組み合わせて、測定結果及びメッセージを出力するようにしてもよい。また、メッセージは、サムズアップ画像(イイネ画像)、笑顔の絵文字、笑顔の顔文字など、ユーザの測定行為に対してポジティブなメッセージとして伝わるものであってもよい。
【0137】
<制御プログラム>
体重体組成計10及び血圧測定装置200の制御プログラムは、プログラムをコンピュータが読取可能な一時的でない(non-transitory)記憶媒体に記憶される。このような「コンピュータ読取可能な記憶媒体」は、例えば、CD-ROM(Compact Disc-ROM)等の光学媒体や、USB(Universal Serial Bus)メモリ又はメモリカード等の磁気記憶媒体等を含む。また、このようなプログラムを、インターネット等のネットワークを介したダウンロードによって提供することもできる。
【符号の説明】
【0138】
10 体重体組成計
13 表示部
14 操作部
15A~15D 電極
20 ユーザ
110 CPU(制御部)
112 測定結果記憶制御部
113 メッセージ表示制御部
114 測定結果表示制御部
120 メモリ
151 体重計側部(測定部)
200 血圧測定装置
210 本体部
218 CPU(制御部)
219 表示部
220 操作部
230 カフ(測定部)