IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ ソフトバンクモバイル株式会社の特許一覧

特開2023-157025給電管理装置、プログラム、システム、飛行体、及び方法
<>
  • 特開-給電管理装置、プログラム、システム、飛行体、及び方法 図1
  • 特開-給電管理装置、プログラム、システム、飛行体、及び方法 図2
  • 特開-給電管理装置、プログラム、システム、飛行体、及び方法 図3
  • 特開-給電管理装置、プログラム、システム、飛行体、及び方法 図4
  • 特開-給電管理装置、プログラム、システム、飛行体、及び方法 図5
  • 特開-給電管理装置、プログラム、システム、飛行体、及び方法 図6
  • 特開-給電管理装置、プログラム、システム、飛行体、及び方法 図7
  • 特開-給電管理装置、プログラム、システム、飛行体、及び方法 図8
  • 特開-給電管理装置、プログラム、システム、飛行体、及び方法 図9
  • 特開-給電管理装置、プログラム、システム、飛行体、及び方法 図10
  • 特開-給電管理装置、プログラム、システム、飛行体、及び方法 図11
  • 特開-給電管理装置、プログラム、システム、飛行体、及び方法 図12
  • 特開-給電管理装置、プログラム、システム、飛行体、及び方法 図13
  • 特開-給電管理装置、プログラム、システム、飛行体、及び方法 図14
  • 特開-給電管理装置、プログラム、システム、飛行体、及び方法 図15
  • 特開-給電管理装置、プログラム、システム、飛行体、及び方法 図16
  • 特開-給電管理装置、プログラム、システム、飛行体、及び方法 図17
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023157025
(43)【公開日】2023-10-26
(54)【発明の名称】給電管理装置、プログラム、システム、飛行体、及び方法
(51)【国際特許分類】
   B64F 3/02 20060101AFI20231019BHJP
   B64D 27/24 20060101ALI20231019BHJP
   B64F 1/36 20170101ALI20231019BHJP
   G08G 5/00 20060101ALI20231019BHJP
   H02J 50/40 20160101ALI20231019BHJP
   H02J 50/30 20160101ALI20231019BHJP
   H02J 7/00 20060101ALI20231019BHJP
【FI】
B64F3/02
B64D27/24
B64F1/36
G08G5/00 A
H02J50/40
H02J50/30
H02J7/00 301D
【審査請求】有
【請求項の数】24
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022057742
(22)【出願日】2022-03-30
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2023-10-18
(71)【出願人】
【識別番号】501440684
【氏名又は名称】ソフトバンク株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】弁理士法人RYUKA国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】田近 明彦
(72)【発明者】
【氏名】勝屋 太智
【テーマコード(参考)】
5G503
5H181
【Fターム(参考)】
5G503AA06
5G503BA01
5G503BB01
5G503DA07
5G503GB09
5H181AA26
5H181BB04
5H181BB05
5H181BB08
(57)【要約】      (修正有)
【課題】飛行体に無線給電する給電管理装置を提供する。
【解決手段】給電管理装置は、飛行体に搭載された発電パネルにビームを照射することによって前記飛行体に無線給電する機能を有する複数の給電装置のそれぞれの設置位置を示す設置位置情報を格納する設置位置情報格納部と、前記飛行体の飛行位置を示す飛行位置情報を取得する情報取得部と、前記飛行位置情報と前記設置位置情報とに基づいて、前記飛行体が飛行している間に、前記飛行体が前記複数の給電装置のうちの少なくとも1つの給電装置から無線給電されるように、前記少なくとも1つの給電装置を制御する制御部とを備える。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
飛行体に搭載された発電パネルにビームを照射することによって前記飛行体に無線給電する機能を有する複数の給電装置のそれぞれの設置位置を示す設置位置情報を格納する設置位置情報格納部と、
前記飛行体の飛行位置を示す飛行位置情報を取得する情報取得部と、
前記飛行位置情報と前記設置位置情報とに基づいて、前記飛行体が飛行している間に、前記飛行体が前記複数の給電装置のうちの少なくとも1つの給電装置から無線給電されるように、前記少なくとも1つの給電装置を制御する制御部と
を備える、給電管理装置。
【請求項2】
前記制御部は、前記飛行体に無線給電する給電装置を前記複数の給電装置のうちの一の給電装置から前記複数の給電装置のうちの他の給電装置に切り替えることによって、前記飛行体が飛行している間に、前記飛行体が前記少なくとも1つの給電装置から連続的に無線給電されるように、前記飛行体に無線給電する前記給電装置を制御する、請求項1に記載の給電管理装置。
【請求項3】
前記制御部は、予め定められた切替位置で前記飛行体に無線給電する給電装置を前記一の給電装置から前記他の給電装置に切り替えるように、前記飛行体に無線給電する前記給電装置を制御する、請求項2に記載の給電管理装置。
【請求項4】
前記制御部は、予め定められた切替時刻で前記飛行体に無線給電する給電装置を前記一の給電装置から前記他の給電装置に切り替えるように、前記飛行体に無線給電する前記給電装置を制御する、請求項2又は3に記載の給電管理装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記飛行体に無線給電する給電装置を前記一の給電装置から前記他の給電装置に切り替える場合に、前記一の給電装置が前記飛行体に無線給電する給電量が減少したことに応じて、前記他の給電装置が前記飛行体に無線給電する給電量が増加するように、前記他の給電装置を制御する、請求項2から4のいずれか一項に記載の給電管理装置。
【請求項6】
前記制御部は、複数の前記発電パネルを搭載した前記飛行体に無線給電する給電装置を前記一の給電装置から前記他の給電装置に切り替える場合に、前記他の給電装置が、前記一の給電装置がビームを照射している前記発電パネルとは異なる前記発電パネルにビームを照射するように、前記他の給電装置を制御する、請求項2から5のいずれか一項に記載の給電管理装置。
【請求項7】
前記制御部は、前記飛行体に無線給電する給電装置を前記一の給電装置から前記他の給電装置に切り替える場合に、前記発電パネルの向きが、前記他の給電装置からより多くの給電量が無線給電される向きとなるように、前記飛行体を制御する、請求項2から6のいずれか一項に記載の給電管理装置。
【請求項8】
前記情報取得部は、前記飛行体の飛行方向を示す飛行方向情報をさらに取得し、
前記制御部は、前記飛行方向情報に基づいて、前記発電パネルの向きが、前記発電パネルの受ける空気抵抗がより小さい向きとなるように、前記飛行体を制御し、且つ、前記少なくとも1つの給電装置のビームの形状が、前記飛行体により多くの給電量を無線給電する形状となるように、前記少なくとも1つの給電装置を制御する、
請求項1から6のいずれか一項に記載の給電管理装置。
【請求項9】
前記情報取得部は、前記飛行体の飛行計画を示す飛行計画情報をさらに取得し、
前記給電管理装置は、
前記複数の給電装置のそれぞれの利用予定を示す利用予定情報を格納する利用予定情報格納部と、
前記飛行計画情報及び前記利用予定情報に基づいて、予め定められた給電条件を満たすように、前記飛行体の給電計画を作成する給電計画作成部と、
前記給電計画作成部が前記飛行体の前記給電計画を作成できない場合に、通知情報を送信する情報送信部と
をさらに備える、請求項1から8のいずれか一項に記載の給電管理装置。
【請求項10】
前記制御部は、前記給電計画作成部が作成した前記給電計画に従って前記飛行体に無線給電するように、前記少なくとも1つの給電装置を制御する、請求項9に記載の給電管理装置。
【請求項11】
前記給電計画作成部は、前記飛行計画に従って飛行する前記飛行体が無線給電されない状態で飛行する飛行期間が予め定められた飛行期間閾値より短くなるように、前記飛行体の前記給電計画を作成する、請求項9又は10に記載の給電管理装置。
【請求項12】
前記給電計画作成部は、前記飛行計画に従って飛行する前記飛行体が無線給電されない状態で飛行する飛行期間が存在しないように、前記飛行体の前記給電計画を作成する、請求項11に記載の給電管理装置。
【請求項13】
前記給電計画作成部は、前記飛行計画に従って飛行する前記飛行体が無線給電されない状態で飛行する飛行距離が予め定められた飛行距離閾値より短くなるように、前記飛行体の前記給電計画を作成する、請求項9から12のいずれか一項に記載の給電管理装置。
【請求項14】
前記情報取得部は、前記飛行体が前記飛行計画に従って飛行している間に前記飛行体の前記飛行計画が変更された場合に、変更後の前記飛行体の飛行計画を示す飛行計画情報をさらに取得し、
前記給電計画作成部は、変更後の前記飛行体の前記飛行計画を示す前記飛行計画情報及び前記利用予定情報に基づいて、前記給電条件を満たすように、前記飛行体の前記給電計画を変更する、
請求項9から13のいずれか一項に記載の給電管理装置。
【請求項15】
前記情報送信部は、前記給電計画作成部が前記飛行体の前記給電計画を変更できない場合に、前記飛行体の前記飛行計画に従った飛行の中止を通知する前記通知情報を送信する、請求項14に記載の給電管理装置。
【請求項16】
コンピュータを、請求項1から15のいずれか一項に記載の給電管理装置として機能させるためのプログラム。
【請求項17】
請求項1から15のいずれか一項に記載の給電管理装置と、
前記複数の給電装置と
を備える、システム。
【請求項18】
前記飛行体をさらに備え、
前記飛行体は、
前記発電パネルを搭載する搭載部と、
前記設置位置情報を格納する設置位置情報格納部と、
前記飛行位置情報を取得する飛行位置情報取得部と、
前記飛行体に無線給電する給電装置を前記複数の給電装置のうちの一の給電装置から前記複数の給電装置のうちの他の給電装置に切り替えることを示す切替情報を受信する切替情報受信部と、
前記切替情報を受信したことに応じて、前記飛行位置情報と前記設置位置情報とに基づいて、前記発電パネルの向きが前記他の給電装置からより多くの給電量が無線給電される向きとなるように、前記飛行体を制御する制御部と
を有する、請求項17に記載のシステム。
【請求項19】
飛行体であって、
発電パネルを搭載する搭載部と、
前記発電パネルにビームを照射することによって前記飛行体に無線給電する機能を有する複数の給電装置のそれぞれの設置位置を示す設置位置情報を格納する設置位置情報格納部と、
前記飛行体の飛行位置を示す飛行位置情報を取得する飛行位置情報取得部と、
前記飛行体に無線給電する給電装置を前記複数の給電装置のうちの一の給電装置から前記複数の給電装置のうちの他の給電装置に切り替えることを示す切替情報を受信する切替情報受信部と、
前記切替情報を受信したことに応じて、前記飛行位置情報と前記設置位置情報とに基づいて、前記発電パネルの向きが前記他の給電装置からより多くの給電量が無線給電される向きとなるように、前記飛行体を制御する制御部と
を備える、飛行体。
【請求項20】
コンピュータを、請求項19に記載の飛行体として機能させるためのプログラム。
【請求項21】
コンピュータによって実行される方法であって、
飛行体の飛行位置を示す飛行位置情報を取得する情報取得段階と、
前記飛行位置情報と、前記コンピュータに格納されている、前記飛行体に搭載された発電パネルにビームを照射することによって前記飛行体に無線給電する機能を有する複数の給電装置のそれぞれの設置位置を示す設置位置情報とに基づいて、前記飛行体が飛行している間に、前記飛行体が前記複数の給電装置のうちの少なくとも1つの給電装置から無線給電されるように、前記少なくとも1つの給電装置を制御する制御段階と
を備える、方法。
【請求項22】
コンピュータによって実行される方法であって、
飛行体の飛行位置を示す飛行位置情報を取得する飛行位置情報取得段階と、
前記飛行体に無線給電する給電装置を、前記飛行体の発電パネルにビームを照射することによって前記飛行体に無線給電する機能を有する複数の給電装置のうちの一の給電装置から前記複数の給電装置のうちの他の給電装置に切り替えることを示す切替情報を受信する切替情報受信段階と、
前記切替情報を受信したことに応じて、前記飛行位置情報と、前記コンピュータに格納されている、前記複数の給電装置のそれぞれの設置位置を示す設置位置情報とに基づいて、前記他の給電装置からより多くの給電量が無線給電されるように、前記発電パネルの向きを制御する制御段階と
を備える、方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、給電管理装置、プログラム、システム、飛行体、及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、鉄道事業者が土地を所有する鉄道線路が敷設された範囲を利用して飛行経路を作成することで、容易かつ安全に無人飛行体を飛行させることができる管理装置が記載されている。特許文献2には、電子機器に無線で送電を行う送電装置が記載されている。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1]特開2020-006916号公報
[特許文献2]特開2019-129678号公報
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
本発明の一実施態様によれば、給電管理装置が提供されてよい。給電管理装置は、飛行体に搭載された発電パネルにビームを照射することによって前記飛行体に無線給電する機能を有する複数の給電装置のそれぞれの設置位置を示す設置位置情報を格納する設置位置情報格納部を備えてよい。給電管理装置は、前記飛行体の飛行位置を示す飛行位置情報を取得する情報取得部を備えてよい。給電管理装置は、前記飛行位置情報と前記設置位置情報とに基づいて、前記飛行体が飛行している間に、前記飛行体が前記複数の給電装置のうちの少なくとも1つの給電装置から無線給電されるように、前記少なくとも1つの給電装置を制御する制御部を備えてよい。
【0004】
前記制御部は、前記飛行体に無線給電する給電装置を前記複数の給電装置のうちの一の給電装置から前記複数の給電装置のうちの他の給電装置に切り替えることによって、前記飛行体が飛行している間に、前記飛行体が前記少なくとも1つの給電装置から連続的に無線給電されるように、前記飛行体に無線給電する前記給電装置を制御してよい。前記制御部は、予め定められた切替位置で前記飛行体に無線給電する給電装置を前記一の給電装置から前記他の給電装置に切り替えるように、前記飛行体に無線給電する前記給電装置を制御してよい。前記制御部は、予め定められた切替時刻で前記飛行体に無線給電する給電装置を前記一の給電装置から前記他の給電装置に切り替えるように、前記飛行体に無線給電する前記給電装置を制御してよい。
【0005】
前記制御部は、前記飛行体に無線給電する給電装置を前記一の給電装置から前記他の給電装置に切り替える場合に、前記一の給電装置が前記飛行体に無線給電する給電量が減少したことに応じて、前記他の給電装置が前記飛行体に無線給電する給電量が増加するように、前記他の給電装置を制御してよい。前記制御部は、複数の前記発電パネルを搭載した前記飛行体に無線給電する給電装置を前記一の給電装置から前記他の給電装置に切り替える場合に、前記他の給電装置が、前記一の給電装置がビームを照射している前記発電パネルとは異なる前記発電パネルにビームを照射するように、前記他の給電装置を制御してよい。
【0006】
前記制御部は、前記飛行体に無線給電する給電装置を前記一の給電装置から前記他の給電装置に切り替える場合に、前記発電パネルの向きが、前記他の給電装置からより多くの給電量が無線給電される向きとなるように、前記飛行体を制御してよい。前記情報取得部は、前記飛行体の飛行方向を示す飛行方向情報をさらに取得してよい。前記制御部は、前記飛行方向情報に基づいて、前記発電パネルの向きが、前記発電パネルの受ける空気抵抗がより小さい向きとなるように、前記飛行体を制御し、且つ、前記少なくとも1つの給電装置のビームの形状が、前記飛行体により多くの給電量を無線給電する形状となるように、前記少なくとも1つの給電装置を制御してよい。
【0007】
前記情報取得部は、前記飛行体の飛行計画を示す飛行計画情報をさらに取得してよい。前記給電管理装置は、前記複数の給電装置のそれぞれの利用予定を示す利用予定情報を格納する利用予定情報格納部を備えてよい。前記給電管理装置は、前記飛行計画情報及び前記利用予定情報に基づいて、予め定められた給電条件を満たすように、前記飛行体の給電計画を作成する給電計画作成部を備えてよい。前記給電管理装置は、前記給電計画作成部が前記飛行体の前記給電計画を作成できない場合に、通知情報を送信する情報送信部を備えてよい。前記制御部は、前記給電計画作成部が作成した前記給電計画に従って前記飛行体に無線給電するように、前記少なくとも1つの給電装置を制御してよい。
【0008】
前記給電計画作成部は、前記飛行計画に従って飛行する前記飛行体が無線給電されない状態で飛行する飛行期間が予め定められた飛行期間閾値より短くなるように、前記飛行体の前記給電計画を作成してよい。前記給電計画作成部は、前記飛行計画に従って飛行する前記飛行体が無線給電されない状態で飛行する飛行期間が存在しないように、前記飛行体の前記給電計画を作成してよい。前記給電計画作成部は、前記飛行計画に従って飛行する前記飛行体が無線給電されない状態で飛行する飛行距離が予め定められた飛行距離閾値より短くなるように、前記飛行体の前記給電計画を作成してよい。
【0009】
前記情報取得部は、前記飛行体が前記飛行計画に従って飛行している間に前記飛行体の前記飛行計画が変更された場合に、変更後の前記飛行体の飛行計画を示す飛行計画情報をさらに取得してよい。前記給電計画作成部は、変更後の前記飛行体の前記飛行計画を示す前記飛行計画情報及び前記利用予定情報に基づいて、前記給電条件を満たすように、前記飛行体の前記給電計画を変更してよい。前記情報送信部は、前記給電計画作成部が前記飛行体の前記給電計画を変更できない場合に、前記飛行体の前記飛行計画に従った飛行の中止を通知する前記通知情報を送信してよい。
【0010】
本発明の一実施態様によれば、コンピュータを、前記給電管理装置として機能させるためのプログラムが提供されてよい。
【0011】
本発明の一実施態様によれば、システムが提供されてよい。システムは、前記給電管理装置を備えてよい。システムは、前記複数の給電装置を備えてよい。
【0012】
システムは、前記飛行体を備えてよい。前記飛行体は、前記発電パネルを搭載する搭載部を有してよい。前記飛行体は、前記設置位置情報を格納する設置位置情報格納部を有してよい。前記飛行体は、前記飛行位置情報を取得する飛行位置情報取得部を有してよい。前記飛行体は、前記飛行体に無線給電する給電装置を前記複数の給電装置のうちの一の給電装置から前記複数の給電装置のうちの他の給電装置に切り替えることを示す切替情報を受信する切替情報受信部を有してよい。前記飛行体は、前記切替情報を受信したことに応じて、前記飛行位置情報と前記設置位置情報とに基づいて、前記発電パネルの向きが前記他の給電装置からより多くの給電量が無線給電される向きとなるように、前記飛行体を制御する制御部を有してよい。
【0013】
本発明の一実施態様によれば、飛行体が提供されてよい。飛行体は、発電パネルを搭載する搭載部を備えてよい。飛行体は、前記発電パネルにビームを照射することによって前記飛行体に無線給電する機能を有する複数の給電装置のそれぞれの設置位置を示す設置位置情報を格納する設置位置情報格納部を備えてよい。飛行体は、前記飛行体の飛行位置を示す飛行位置情報を取得する飛行位置情報取得部を備えてよい。飛行体は、前記飛行体に無線給電する給電装置を前記複数の給電装置のうちの一の給電装置から前記複数の給電装置のうちの他の給電装置に切り替えることを示す切替情報を受信する切替情報受信部を備えてよい。飛行体は、前記切替情報を受信したことに応じて、前記飛行位置情報と前記設置位置情報とに基づいて、前記発電パネルの向きが前記他の給電装置からより多くの給電量が無線給電される向きとなるように、前記飛行体を制御する制御部を備えてよい。
【0014】
本発明の一実施態様によれば、コンピュータを、前記飛行体として機能させるためのプログラムが提供されてよい。
【0015】
本発明の一実施態様によれば、コンピュータによって実行される方法が提供されてよい。方法は、飛行体の飛行位置を示す飛行位置情報を取得する情報取得段階を備えてよい。方法は、前記飛行位置情報と、前記コンピュータに格納されている、前記飛行体に搭載された発電パネルにビームを照射することによって前記飛行体に無線給電する機能を有する複数の給電装置のそれぞれの設置位置を示す設置位置情報とに基づいて、前記飛行体が飛行している間に、前記飛行体が前記複数の給電装置のうちの少なくとも1つの給電装置から無線給電されるように、前記少なくとも1つの給電装置を制御する制御段階を備えてよい。
【0016】
本発明の一実施態様によれば、コンピュータによって実行される方法が提供されてよい。方法は、飛行体の飛行位置を示す飛行位置情報を取得する飛行位置情報取得段階を備えてよい。方法は、前記飛行体に無線給電する給電装置を、前記飛行体の発電パネルにビームを照射することによって前記飛行体に無線給電する機能を有する複数の給電装置のうちの一の給電装置から前記複数の給電装置のうちの他の給電装置に切り替えることを示す切替情報を受信する切替情報受信段階を備えてよい。方法は、前記切替情報を受信したことに応じて、前記飛行位置情報と、前記コンピュータに格納されている、前記複数の給電装置のそれぞれの設置位置を示す設置位置情報とに基づいて、前記他の給電装置からより多くの給電量が無線給電されるように、前記発電パネルの向きを制御する制御段階を備えてよい。
【0017】
なお、前記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】システム10の一例を概略的に示す。
図2】システム10の処理の流れの一例を説明するための説明図である。
図3】システム10の他の一例を概略的に示す。
図4】飛行体100の一例の上面図である。
図5】飛行体100の一例の正面図である。
図6】飛行体100の他の一例の正面図である。
図7】飛行体100の他の一例の正面図である。
図8】飛行体100の他の一例の正面図である。
図9】飛行体100の他の一例の正面図である。
図10】飛行体100の他の一例の正面図である。
図11】飛行体100の他の一例の正面図である。
図12】飛行体100の他の一例の正面図である。
図13】給電管理装置400の機能構成の一例を概略的に示す。
図14】飛行体100の機能構成の一例を概略的に示す。
図15】給電管理装置400の処理の流れの一例を説明するための説明図である。
図16】給電管理装置400の処理の流れの他の一例を説明するための説明図である。
図17】飛行体100及び給電管理装置400として機能するコンピュータ1200のハードウェア構成の一例を概略的に示す。
【発明を実施するための形態】
【0019】
現在のドローンは、給電が行われない状態でバッテリに蓄電された電力を用いて飛行する場合、30分程度しか連続飛行できないので、ドローンを輸送等の業務で使用することが困難である。一実施形態に係るシステム10は、例えば、複数のレーザ光送電システムが連携し、ドローンのソーラーパネルに電力を送電し続ける「ドローン道」を作る。これにより、ドローンを使用した長距離の輸送等を可能とする。
【0020】
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
【0021】
図1は、システム10の一例を概略的に示す。システム10は、複数の給電装置300及び給電管理装置400を備えてよい。システム10は、飛行体100を備えてよい。システム10は、飛行体管理装置200を備えてよい。システム10は、情報処理端末40を備えてもよい。
【0022】
システム10は、飛行体100を用いて運搬対象を目的地まで運搬するサービスに利用されてよい。飛行体100の運搬対象は、例えば、物品であってよい。この場合、システム10は、例えば、物品の配送サービスに利用されてよい。飛行体100の運搬対象は、人であってもよい。この場合、システム10は、例えば、いわゆる空飛ぶタクシーサービスに利用されてよい。
【0023】
飛行体100は、発電パネル150及び不図示のバッテリを有してよい。発電パネル150は、例えば、ソーラーパネルであってよい。バッテリは、発電パネル150によって発電された電力を蓄電してよい。飛行体100は、バッテリに蓄電された電力を用いて飛行してよい。
【0024】
飛行体100は、例えば、ネットワーク20にアクセスする機能を有してよい。飛行体100は、例えば、地上の基地局を介して、ネットワーク20にアクセスしてよい。飛行体100は、例えば、HAPS(High Altitude Platform Station)を介して、ネットワーク20にアクセスしてよい。飛行体100は、通信衛星を介して、ネットワーク20にアクセスしてもよい。
【0025】
ネットワーク20は、通信事業者によって提供されるコアネットワークを含んでよい。コアネットワークは、例えば、5G(5th Generation)通信システムに準拠してよい。コアネットワークは、6G(6th Generation)通信システム以降の移動体通信システムに準拠してもよい。コアネットワークは、3G(3rd Generation)通信システムに準拠してもよい。コアネットワークは、LTE(Long Term Evolution)通信システムに準拠してもよい。ネットワーク20は、インターネットを含んでよい。
【0026】
飛行体100は、例えば、飛行体100の飛行位置を示す飛行位置情報を取得する機能を有してよい。飛行体100は、例えば、GNSS(Global Navigation Satellite System)機能を用いて、飛行位置情報を取得してよい。飛行体100は、例えば、GPS(Global Positioning System)機能を用いて、飛行位置情報を取得してよい。
【0027】
飛行位置情報は、例えば、飛行体100の経度を示す経度情報を含んでよい。飛行位置情報は、例えば、飛行体100の緯度を示す緯度情報を含んでよい。飛行位置情報は、例えば、飛行体100の高度を示す高度情報を含んでよい。
【0028】
飛行体100は、運搬対象を運搬可能な飛行体であれば、どのような飛行体であってもよい。飛行体100は、例えば、無人航空機であってよい。飛行体100は、いわゆるドローンであってよい。飛行体100は、有人航空機であってもよい。飛行体100は、グライダーであってもよい。この場合、発電パネル150は、グライダーの翼の下面に搭載されてよい。飛行体100は、空飛ぶ車であってもよい。
【0029】
飛行体管理装置200は、飛行体100を管理してよい。飛行体管理装置200は、例えば、飛行体100の飛行を管理してよい。飛行体管理装置200は、例えば、飛行体100の飛行計画を管理してよい。
【0030】
飛行体管理装置200は、例えば、飛行体100の飛行を制御することによって、飛行体100の飛行を管理してよい。飛行体管理装置200は、例えば、飛行体100が飛行経路60を飛行するように、飛行体100の飛行を制御してよい。飛行体管理装置200は、例えば、飛行体100が飛行経路80を飛行するように、飛行体100の飛行を制御してよい。飛行体管理装置200は、例えば、飛行体100が飛行体100の飛行計画に従って飛行するように、飛行体100の飛行を制御してよい。
【0031】
飛行体管理装置200は、例えば、ネットワーク20を介して、飛行体100を制御する飛行体制御信号を飛行体100に送信することによって、飛行体100の飛行を制御してよい。飛行体100は、飛行体管理装置200からネットワーク20を介して受信した飛行体制御信号に従って、飛行してよい。
【0032】
飛行体管理装置200は、飛行体100が自律飛行する飛行体である場合、ネットワーク20を介して、飛行体100の飛行計画を示す飛行計画情報を飛行体100に送信することによって、飛行体100の飛行を制御してもよい。飛行体100は、飛行体管理装置200からネットワーク20を介して受信した飛行計画情報に従って、自律飛行してよい。
【0033】
飛行経路60及び飛行経路80は、例えば、垂直方向に並列してよい。飛行経路60及び飛行経路80は、水平方向に並列してもよい。
【0034】
飛行経路60における飛行体100の飛行方向は、例えば、飛行経路80における飛行体100の飛行方向と同一方向であってよい。飛行経路60における飛行体100の飛行方向は、飛行経路80における飛行体100の飛行方向とは反対方向であってもよい。
【0035】
給電装置300は、飛行体100に無線給電する機能を有してよい。給電装置300は、例えば、飛行体100に搭載された発電パネル150にビームを照射することによって、飛行体100に無線給電してよい。
【0036】
給電装置300は、例えば、地上に設置されてよい。給電装置300は、例えば、ビル等の建物に設置されてよい。給電装置300は、車両、船舶、列車等の移動体に設置されてもよい。
【0037】
給電装置300は、例えば、他の給電装置300と間隔を空けて設置されてよい。給電装置300は、例えば、他の給電装置300と一定の間隔を空けて設置されてよい。給電装置300は、例えば、他の給電装置300と約1kmの間隔を空けて設置されてよい。給電装置300は、他の給電装置300と同一地点に設置されてもよい。
【0038】
給電装置300は、例えば、飛行体100と無線通信する機能を有してよい。給電装置300と飛行体100との間の無線通信は、例えば、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、及びZigBee(登録商標)等の無線通信システムに準拠してよい。給電装置300は、ネットワーク20を介して、飛行体100と無線通信してもよい。
【0039】
給電装置300が無権給電する対象となる飛行体100は、例えば、飛行経路60を飛行する飛行体100であってよい。給電装置300が無権給電する対象となる飛行体100は、例えば、飛行経路80を飛行する飛行体100であってよい。給電装置300が無権給電する対象となる飛行体100は、例えば、飛行経路60を飛行する飛行体100及び飛行経路80を飛行する飛行体100であってよい。
【0040】
給電管理装置400は、複数の給電装置300を管理してよい。給電管理装置400は、例えば、複数の給電装置300の給電を管理してよい。
【0041】
給電管理装置400は、例えば、複数の給電装置300を制御することによって、複数の給電装置300の給電を管理してよい。給電管理装置400は、例えば、飛行体100が飛行している間に、飛行体100が複数の給電装置300のうちの少なくとも1つの給電装置300から無線給電されるように、飛行体100に無線給電する給電装置300を制御してよい。
【0042】
給電管理装置400は、例えば、複数の給電装置300のそれぞれの設置位置と、飛行体100の飛行位置とに基づいて、飛行体100に無線給電する給電装置300を制御してよい。給電管理装置400は、例えば、飛行体100を撮像した撮像画像にさらに基づいて、飛行体100に無線給電する給電装置300を制御してよい。
【0043】
撮像画像は、例えば、給電装置300に搭載された撮像部によって撮像された撮像画像であってよい。この場合、給電管理装置400は、ネットワーク20を介して、給電装置300から撮像画像を受信してよい。撮像画像は、給電装置300の周囲に設置された撮像装置によって撮像された撮像画像であってもよい。撮像装置は、例えば、ネットワークカメラであってよい。給電管理装置400は、ネットワーク20を介して、撮像装置から撮像画像を受信してよい。
【0044】
撮像画像は、例えば、静止画像であってよい。撮像画像は、動画像であってもよい。
【0045】
給電管理装置400は、例えば、ネットワーク20を介して、給電装置300を制御する給電装置制御信号を給電装置300に送信してよい。給電装置300は、給電管理装置400からネットワーク20を介して受信した給電装置制御信号に従って、飛行体100に無線給電してよい。
【0046】
給電管理装置400は、飛行体管理装置200の機能を有していてもよい。すわなち、飛行体管理装置200と給電管理装置400とは、一体であってもよい。
【0047】
通信端末30は、運搬対象の運搬を依頼するシステム10のユーザが所有する端末であってよい。情報処理端末40は、運搬対象の運搬を依頼されるシステム10のユーザが所有する端末であってよい。
【0048】
通信端末30及び情報処理端末40は、ネットワーク20にアクセス可能な端末であればどのような端末であってもよい。例えば、通信端末30及び情報処理端末40は、スマートフォン等の携帯電話、タブレット端末及びウェアラブル端末等であってよい。通信端末30及び情報処理端末40は、PC(Personal Computer)であってもよい。
【0049】
現在の飛行体がバッテリに蓄電された電力を用いて飛行する場合、飛行体の連続飛行時間は、約30分である。さらに、飛行体が重量の大きい運搬対象を運搬する場合や飛行体が高速で飛行する場合には、飛行体の連続飛行時間は、より一層短くなる。したがって、飛行体を用いて運搬対象を長距離運搬するサービスを実現するためには、飛行体が飛行している間に飛行体に給電する必要がある。
【0050】
一実施形態に係るシステム10によれば、給電管理装置400は、複数の給電装置300のそれぞれの設置位置と、飛行体100の飛行位置とに基づいて、飛行体100が飛行している間に、飛行体100が複数の給電装置300のうちの少なくとも1つの給電装置300から無線給電されるように、飛行体100に無線給電する給電装置300を制御する。これにより、一実施形態に係るシステム10は、飛行体100が飛行している間に飛行体100に無線給電できるので、飛行体100を用いて運搬対象を長距離運搬するサービスを実現することができる。
【0051】
図2は、システム10の処理の流れの一例を説明するための説明図である。図2では、システム10が、デリバリーピザチェーンの配送サービスに利用される一例を主に説明する。
【0052】
ステップ(ステップをSと省略して記載する場合がある。)102において、通信端末30は、通信端末30の所有者であるユーザから商品の配送予約の入力を受け付けてよい。配送予約は、例えば、配送を希望する商品の種類や数を含んでよい。配送予約は、例えば、配送希望時刻を含んでもよい。配送予約は、配送先の住所を含んでもよい。通信端末30は、ネットワーク20を介して、受け付けた配送予約を配送予約要求としてデリバリーピザチェーンが所有する情報処理端末40に送信してよい。
【0053】
S104において、情報処理端末40は、S102で通信端末30から受信した配送予約要求に基づいて、飛行体100を用いて商品をユーザに配送するために、飛行体100の飛行予約を作成してよい。情報処理端末40は、ネットワーク20を介して、作成した飛行予約を飛行予約要求として飛行体管理装置200に送信してよい。ここでは、飛行体100がデリバリーピザチェーンの各店舗に配置されているものとして、説明を続ける。
【0054】
飛行予約は、例えば、飛行体100の目的地点を含んでよい。目的地点は、例えば、配送予約要求に含まれる配送先の住所であってよい。目的地点は、情報処理端末40にユーザの識別情報と対応付けて登録されている配送先の住所であってもよい。飛行予約は、例えば、飛行体100の出発地点を含んでよい。出発地点は、例えば、配送先の住所から最も近い店舗であってよい。飛行予約は、例えば、飛行体100が目的地点に到着する予定時刻である目的地点到着予定時刻を含んでよい。目的地点到着予定時刻は、例えば、配送予約要求に含まれる配送希望時刻であってよい。飛行予約は、飛行体100が運搬する運搬対象の総重量を含んでもよい。
【0055】
S106において、飛行体管理装置200は、S104で情報処理端末40から受信した飛行予約要求に基づいて、飛行体100の飛行計画を作成してよい。飛行体管理装置200は、飛行体100の性能を示す飛行体性能情報にさらに基づいて、飛行体100の飛行計画を作成してもよい。
【0056】
飛行計画は、例えば、飛行体100の目的地点を含んでよい。飛行計画は、例えば、飛行体100の出発地点を含んでよい。飛行計画は、例えば、飛行体100が出発地点から目的地点まで飛行する飛行経路を含んでよい。飛行計画は、例えば、飛行体100の目的地点到着予定時刻を含んでよい。飛行計画は、例えば、目的地点到着予定時刻からの許容遅延時間を含んでよい。飛行計画は、例えば、飛行体100が出発地点を出発する予定時刻である出発予定時刻を含んでよい。飛行計画は、例えば、飛行体100の飛行速度を含んでよい。飛行計画は、例えば、飛行体100の飛行高度を含んでよい。飛行計画は、飛行体100が運搬する運搬対象の総重量を含んでもよい。
【0057】
S108において、飛行体管理装置200は、飛行体100が商品を配送している間に飛行体100に無線給電するために、飛行体100の給電予約を作成してよい。給電予約は、例えば、S106で飛行体管理装置200が作成した飛行計画を含んでよい。給電予約は、飛行体100が商品を配送するために必要な給電量を含んでもよい。飛行体管理装置200は、ネットワーク20を介して、作成した給電予約を給電予約要求として給電管理装置400に送信してよい。
【0058】
S110において、給電管理装置400は、S108で飛行体管理装置200から受信した給電予約要求に含まれる飛行計画及び複数の給電装置300のそれぞれの利用予定に基づいて、飛行体100の給電計画を作成してよい。給電管理装置400は、例えば、予め定められた給電条件を満たすように、飛行体100の給電計画を作成してよい。ここでは、給電管理装置400が給電条件を満たす飛行体100の給電計画を作成できたものとして、説明を続ける。
【0059】
S112において、給電管理装置400は、S110で給電条件を満たす飛行体100の給電計画を作成できたことに応じて、飛行体100の給電計画を確定してよい。その後、給電管理装置400は、ネットワーク20を介して、給電予約が確定したことを飛行体管理装置200に通知してよい。
【0060】
S114において、飛行体管理装置200は、S112で給電管理装置400から通知を受信したことに応じて、飛行体100の飛行計画を確定してよい。その後、飛行体管理装置200は、ネットワーク20を介して、飛行予約が確定したことを情報処理端末40に通知してよい。
【0061】
S116において、情報処理端末40は、S114において飛行体管理装置200から通知を受信したことに応じて、商品の配送予約を確定してよい。その後、情報処理端末40は、ネットワーク20を介して、商品の配送予約が確定したことを通信端末30に通知してよい。情報処理端末40は、ネットワーク20を介して、配送する商品を作成することを飛行体100の出発地点の店舗の情報処理端末に通知してよい。
【0062】
飛行体100の出発地点の店舗の情報処理端末は、ネットワーク20を介して、配送する商品を飛行体100が有する収容部に収容する作業が完了したことを情報処理端末40に通知してよい。その後、S118において、情報処理端末40は、ネットワーク20を介して、当該通知を飛行体管理装置200に送信してよい。飛行体管理装置200は、情報処理端末40から当該通知を受信したことに応じて、飛行体100が出発可能な状態であると認識してよい。
【0063】
S120において、飛行体管理装置200は、飛行体100の出発予定時刻が経過したことに応じて、飛行体100の飛行の制御を開始してよい。飛行体管理装置200は、例えば、飛行体100が出発地点から離陸して飛行経路を飛行するように、ネットワーク20を介して、飛行体制御信号を飛行体100に送信してよい。飛行体100は、飛行体管理装置200から受信した飛行体制御信号に従って、出発地点から離陸して飛行経路を飛行してよい。
【0064】
S122において、商品を配送している飛行体100は、飛行位置を取得し、ネットワーク20を介して、取得した飛行体100の飛行位置を示す飛行位置情報を、飛行体管理装置200及び給電管理装置400に送信してよい。飛行体100は、例えば、商品を配送している間、飛行体100の飛行位置情報を飛行体管理装置200及び給電管理装置400に定期的に送信してよい。飛行体管理装置200は、飛行体100から受信した飛行位置情報に基づいて、飛行体100の飛行を制御してよい。
【0065】
S124において、給電管理装置400は、S110で作成した飛行体100の給電計画及びS122で飛行体100から受信した飛行位置情報よって示される飛行体100の飛行位置に基づいて、飛行体100に無線給電する給電装置300を制御してよい。給電管理装置400は、例えば、ネットワーク20を介して、給電装置制御信号を当該給電装置300に送信してよい。S126において、当該給電装置300は、S124で給電管理装置400から給電装置制御信号を受信したことに応じて、給電装置制御信号に従って商品を配送している飛行体100に無線給電してよい。
【0066】
S128において、飛行体管理装置200は、飛行体100が目的地点付近に到着したことに応じて、飛行体100が目的地点に着陸するように、ネットワーク20を介して、飛行体制御信号を飛行体100に送信してよい。飛行体100は、飛行体管理装置200から受信した飛行体制御信号に従って目的地点に着陸してよい。飛行体管理装置200は、飛行体100の目的地点に着陸したことに応じて、ネットワーク20を介して、飛行体100が配送先の住所に到着したことを通知する到着通知を情報処理端末40に送信してよい。
【0067】
S130において、情報処理端末40は、ネットワーク20を介して、S128で飛行体管理装置200から受信した到着通知を通信端末30に送信してよい。その後、到着通知を通信端末30で確認したユーザは、飛行体100の収容部に収容されている商品を取り出してよい。
【0068】
S132において、通信端末30は、ユーザから商品の受取完了の入力を受け付けてよい。通信端末30は、ネットワーク20を介して、商品の受取完了を通知する受取完了通知を情報処理端末40に送信してよい。情報処理端末40は、ネットワーク20を介して、通信端末30から受信した受取完了通知を飛行体管理装置200に送信してよい。飛行体管理装置200は、情報処理端末40から受取完了通知を受信したことに応じて、飛行体100が出発地点である店舗に帰還するように、飛行体100を制御してよい。これにより、飛行体100を用いて商品をユーザに配送する処理が終了する。
【0069】
図2のシステム10の一例によれば、給電管理装置400は、飛行体100が飛行計画に従って飛行する前に、飛行体100の飛行計画及び複数の給電装置のそれぞれの利用予定に基づいて、給電条件を満たすように飛行体100の給電計画を作成する。そして、給電管理装置400は、飛行体100が飛行計画に従って飛行している間、作成した給電計画に従って飛行体100に無線給電するように、飛行体100に無線給電する給電装置300を制御する。これにより、図2のシステム10の一例によれば、飛行計画に従って商品を配送している飛行体100に無線給電できない事態を未然に防ぐことができる。したがって、図2のシステム10は、システム10全体として、飛行計画に従って飛行している飛行体100に安定して無線給電できる。
【0070】
図2に示す処理の流れにおいて、給電管理装置400がS110で給電条件を満たす飛行体100の給電計画を作成できない場合に、S112は、給電管理装置400が、ネットワーク20を介して、給電予約ができないことを飛行体管理装置200に通知する処理に置き換えられてよい。この場合、飛行体管理装置200は、給電管理装置400から通知を受信したことに応じて、配送予約を変更しない範囲内で飛行計画を変更してよい。飛行体管理装置200は、例えば、飛行体100の飛行経路を変更してよい。飛行体管理装置200は、例えば、飛行体100の飛行速度を変更してよい。飛行体管理装置200は、出発予定時刻を変更してもよい。飛行体管理装置200は、変更後の飛行計画を含む給電予約を再作成し、ネットワーク20を介して、再作成した給電予約を給電管理装置400に送信してよい。
【0071】
飛行体管理装置200は、配送予約を変更しない範囲内で飛行計画を変更できない場合、ネットワーク20を介して、飛行予約ができないことを情報処理端末40に通知してよい。情報処理端末40は、飛行体管理装置200から通知を受信したことに応じて、ネットワーク20を介して、配送予約の変更を要求する配送予約変更要求を通信端末30に送信してよい。配送予約変更要求を通信端末30で確認したユーザは、配送予約を変更してよい。通信端末30は、ユーザから配送予約の変更の入力を受け付けて、ネットワーク20を介して、変更後の配送予約を情報処理端末40に送信してよい。情報処理端末40は、変更後の配送予約に基づいて飛行予約を再作成し、ネットワーク20を介して、再作成した飛行予約を飛行体管理装置200に送信してよい。
【0072】
図2に示す処理の流れにおいて、通信端末30が、ネットワーク20を介して、商品を配送している飛行体100の飛行位置を要求する飛行位置取得要求を情報処理端末40に送信する処理をさらに含んでよい。この場合、情報処理端末40は、通信端末30から飛行位置取得要求を受信したことに応じて、ネットワーク20を介して、飛行体管理装置200から飛行体100の飛行位置情報を受信してよい。情報処理端末40は、受信した飛行体100の飛行位置情報を通信端末30に送信してよい。通信端末30は、情報処理端末40から受信した飛行位置情報によって示される飛行体100の飛行位置をユーザに提供してよい。
【0073】
図3は、システム10の他の一例を概略的に示す。図3では、給電管理装置400が、飛行体100に無線給電する給電装置を給電装置302から給電装置304に切り替える場合の一例を主に説明する。ここでは、給電装置302が飛行体100に無線給電している状態を開始状態として説明する。
【0074】
飛行体100は、給電装置304に接近する飛行方向で飛行してよい。給電管理装置400は、飛行体100の飛行位置、飛行体100を撮像した撮像画像、及び、給電装置302の設置位置に基づいて、給電装置302が飛行体100に無線給電するように、給電装置302を制御してよい。給電管理装置400は、例えば、飛行体100の飛行位置及び撮像画像を用いて発電パネル150の位置を追跡した追跡結果と、給電装置302の設置位置とに基づいて、給電装置302が発電パネル150にビームを照射し続けるように、給電装置302を制御してよい。
【0075】
その後、給電管理装置400は、給電装置304までの距離が予め定められた距離より短くなるまで飛行体100が給電装置304に接近したことに応じて、飛行体100に無線給電する給電装置を給電装置302から給電装置304に切り替えるように、給電装置302及び給電装置304を制御してよい。ここでは、飛行体100に無線給電する給電装置を給電装置302から給電装置304に切り替える切替位置で、給電装置302及び給電装置304が飛行体100に無線給電できるものとして説明を続ける。
【0076】
例えば、給電管理装置400は、飛行体100の飛行位置、飛行体100を撮像した撮像画像、及び、給電装置304の設置位置に基づいて、給電装置304が飛行体100に無線給電を開始するように、給電装置304を制御してよい。給電管理装置400は、給電装置304が飛行体100に無線給電を開始したことに応じて、給電装置302の無線給電を終了してよい。これにより、給電管理装置400は、飛行体100に無線給電する給電装置を給電装置302から給電装置304に切り替えてよい。
【0077】
給電管理装置400は、飛行体100に無線給電する給電装置を給電装置302から給電装置304に切り替えた後、発電パネル150の位置を追跡した追跡結果と、給電装置304の設置位置とに基づいて、給電装置304が発電パネル150にビームを照射し続けるように、給電装置304を制御してよい。これにより、給電管理装置400は、飛行体100が給電装置302及び給電装置304の上空を飛行している間に、飛行体100が連続的に無線給電されるように、給電装置302及び給電装置304を制御できる。
【0078】
図3のシステム10の一例によれば、給電管理装置400は、飛行体100が飛行している間に飛行体100に無線給電する給電装置を切り替えることによって、飛行中の飛行体100に連続的に無線給電できる。これにより、図3のシステム10の一例は、飛行体100を用いて運搬対象を長距離運搬する場合に、飛行体100に搭載されたバッテリのバッテリ残量が不足する可能性をより軽減できる。さらに、図3のシステム10の一例によれば、容量の小さいバッテリを搭載した飛行体100を用いて運搬対象を長距離運搬できる。容量の小さいバッテリは容量の大きいバッテリより重量が小さいので、図3のシステム10の一例は、容量の大きいバッテリを搭載した飛行体を用いて運搬対象を長距離運搬する場合と比較して、飛行体100を用いて重量のより大きな運搬対象を長距離運搬できる。さらに、容量の小さいバッテリは容量の大きいバッテリより安価であるので、図3のシステム10の一例は、容量の大きいバッテリを搭載した飛行体を用いて運搬対象を運搬する場合と比較して、より安価な飛行体100を用いて運搬対象を長距離運搬できる。
【0079】
図4は、飛行体100の一例の上面図である。図4に示されるように、飛行体100の左右方向はx軸方向に対応し、飛行体100の前後方向はy軸方向に対応し、飛行体100の上下方向はz軸方向対応してよい。
【0080】
図5は、飛行体100の一例の正面図である。飛行体100は、機体110、搭載部120、支持軸130、及び発電パネル150を有してよい。
【0081】
搭載部120は、発電パネル150を搭載してよい。搭載部120は、発電パネル150を搭載している面とは反対側の面に発電パネルをさらに搭載してもよい。すわなち、搭載部120は、両面に発電パネルを搭載してよい。
【0082】
搭載部120は、例えば、飛行体100の上下方向に平行な支持軸130を介して、機体110に接続されてよい。支持軸130は、例えば、一端が機体110の下側部分に接続されて、他端が搭載部120に接続されてよい。
【0083】
搭載部120は、例えば、発電パネル150の向きが支持軸130と垂直になるように、発電パネル150を搭載してよい。発電パネル150の向きは、発電パネル150に垂直な法線ベクトルの向きであってよい。
【0084】
搭載部120は、例えば、支持軸130を中心に回転可能であってよい。この場合、支持軸130は、回転支持軸であってよい。飛行体100は、搭載部120の角度を制御することによって、発電パネル150の向きを制御してよい。
【0085】
搭載部120は、機体110の下側部分に直接接続されてもよい。この場合、飛行体100は、支持軸130を有さなくてよい。
【0086】
飛行体100は、運搬対象を収容する収容部をさらに有してよい。飛行体100は、例えば、機体110の上側部分に収容部を有してよい。飛行体100は、機体110の下側部分と支持軸130との間に収容部を有してもよい。この場合、支持軸130は、一端が収容部の下側部分に接続されて、他端が搭載部120に接続されてよい。
【0087】
図6は、飛行体100の他の一例の正面図である。図6では、図5とは異なる部分について主に説明する。
【0088】
飛行体100は、発電パネル155をさらに有してよい。発電パネル155は、例えば、発電パネル150と同一の発電パネルであってよい。発電パネル155は、発電パネル150とは異なる発電パネルであってもよい。
【0089】
搭載部120は、発電パネル150及び発電パネル155を搭載してよい。搭載部120は、発電パネル150及び発電パネル155を搭載している面とは反対側の面に発電パネルをさらに搭載してもよい。
【0090】
図7は、飛行体100の他の一例の正面図である。図7では、図5及び図6とは異なる部分について主に説明する。
【0091】
搭載部120は、例えば、支持軸130が接続されている面とは反対側の面に発電パネル150を搭載してよい。搭載部120は、例えば、発電パネル150の向きが支持軸130と平行になるように、発電パネル150を搭載してよい。
【0092】
図8は、飛行体100の他の一例の正面図である。図8では、図5図7とは異なる部分について主に説明する。
【0093】
飛行体100は、支持軸135をさらに有してよい。搭載部120は、例えば、飛行体100の上下方向に平行な支持軸130及び支持軸135を介して、機体110に接続されてよい。支持軸130及び支持軸135は、例えば、一端が機体110の下側部分に接続されて、他端が搭載部120に接続されてよい。
【0094】
搭載部120は、例えば、支持軸130及び支持軸135が接続されている面とは反対側の面に発電パネル150を搭載してよい。搭載部120は、例えば、発電パネル150の向きが支持軸130及び支持軸135と平行になるように、発電パネル150を搭載してよい。
【0095】
搭載部120は、例えば、支持軸130及び支持軸135が接続されている面に運搬対象50を固定する固定部を有してよい。固定部は、例えば、ベルト、バー、及びネット等の任意の固定具であればよい。
【0096】
図9は、飛行体100の他の一例の正面図である。図9では、図5図8とは異なる部分について主に説明する。
【0097】
飛行体100は、搭載部125をさらに有してよい。搭載部125は、例えば、搭載部120と同様の機能を有してよい。
【0098】
搭載部120は、発電パネル150を搭載してよい。搭載部120は、例えば、飛行体100の上下方向と垂直な支持軸130を介して、機体110に接続されてよい。支持軸130は、例えば、一端が機体110の一の側面部分に接続されて、他端が搭載部120に接続されてよい。
【0099】
搭載部120は、例えば、発電パネル150の向きが支持軸130と垂直になるように、発電パネル150を搭載してよい。搭載部120は、例えば、支持軸130を中心に回転可能であってよい。
【0100】
搭載部125は、発電パネル155を搭載してよい。搭載部125は、例えば、飛行体100の上下方向と垂直な支持軸135を介して、機体110に接続されてよい。支持軸135は、例えば、一端が機体110の他の側面部分に接続されて、他端が搭載部125に接続されてよい。
【0101】
搭載部125は、例えば、発電パネル155の向きが飛行体100の支持軸135と垂直になるように、発電パネル155を搭載してよい。搭載部125は、例えば、支持軸135を中心に回転可能であってよい。この場合、支持軸135は、回転支持軸であってよい。
【0102】
飛行体100は、例えば、機体110の上側部分に収容部を有してよい。飛行体100は、例えば、機体110の下側部分に収容部を有してもよい。
【0103】
図10は、飛行体100の他の一例の正面図である。図10では、図5図9とは異なる部分について主に説明する。
【0104】
搭載部120は、例えば、支持軸130が接続されている面とは反対側の面に発電パネル150を搭載してよい。搭載部120は、例えば、発電パネル150の向きが支持軸130と平行になるように、発電パネル150を搭載してよい。
【0105】
搭載部125は、例えば、支持軸135が接続されている面とは反対側の面に発電パネル155を搭載してよい。搭載部125は、例えば、発電パネル155の向きが支持軸135と平行になるように、発電パネル155を搭載してよい。
【0106】
搭載部120は、機体110の一の側面部分に直接接続されてもよい。この場合、飛行体100は、支持軸130を有さなくてよい。搭載部125は、機体110の他の側面部分に直接接続されてもよい。この場合、飛行体100は、支持軸135を有さなくてよい。
【0107】
図11は、飛行体100の他の一例の正面図である。図11では、図5図10とは異なる部分について主に説明する。
【0108】
搭載部120は、例えば、飛行体100の上下方向に平行な支持軸130を介して、機体110に接続されてよい。支持軸130は、例えば、一端が機体110の上側部分に接続されて、他端が搭載部120に接続されてよい。
【0109】
搭載部120は、例えば、発電パネル150の向きが支持軸130と垂直になるように、発電パネル150を搭載してよい。搭載部120は、例えば、支持軸130を中心に回転可能であってよい。
【0110】
搭載部120は、機体110の上側部分に直接接続されてもよい。この場合、飛行体100は、支持軸130を有さなくてよい。
【0111】
飛行体100は、例えば、機体110の下側部分に収容部を有してよい。飛行体100は、機体110上側部分と支持軸130との間に収容部を有してもよい。この場合、支持軸130は、一端が収容部の上側部分に接続されて、他端が搭載部120に接続されてよい。
【0112】
図12は、飛行体100の他の一例の正面図である。図12では、図5図11とは異なる部分について主に説明する。
【0113】
搭載部120は、例えば、飛行体100の上下方向に平行な支持軸130及び支持軸135を介して、機体110に接続されてよい。支持軸130及び支持軸135は、例えば、一端が機体110の上側部分に接続されて、他端が搭載部120に接続されてよい。
【0114】
搭載部120は、例えば、支持軸130及び支持軸135が接続されている面に発電パネル150を搭載してよい。搭載部120は、例えば、発電パネル150の向きが支持軸130及び支持軸135と平行になるように、発電パネル150を搭載してよい。
【0115】
飛行体100は、例えば、機体110の下側部分に収容部を有してよい。飛行体100は、機体110の上側部分と支持軸130及び支持軸135との間に収容部を有してもよい。この場合、支持軸130及び支持軸135は、一端が収容部の上側部分に接続されて、他端が搭載部120に接続されてよい。
【0116】
図13は、給電管理装置400の機能構成の一例を概略的に示す。給電管理装置400は、情報格納部402、情報取得部404、給電計画作成部406、情報送信部408、及び制御部410を有してよい。尚、給電管理装置400がこれらの全ての構成を有することが必須とは限らない。
【0117】
情報格納部402は、各種情報を格納してよい。情報格納部402は、例えば、複数の給電装置300のそれぞれの設置位置を示す設置位置情報を格納してよい。情報格納部402は、例えば、給電装置300の設置位置情報と、給電装置300の設置位置が属する設置地域を示す設置地域情報とを対応付けて格納してよい。設置地域は、例えば、予め定められた面積毎に分類されてよい。設置地域は、例えば、市区町村毎に分類されてよい。設置地域は、その他の任意の単位に分類されてもよい。情報格納部402は、例えば、給電装置300の設置位置情報と当該給電装置300の周囲に設置された撮像装置の識別情報とを対応付けて格納してよい。情報格納部402は、設置位置情報格納部の一例であってよい。
【0118】
情報格納部402は、例えば、システム10が設置地域で使用する電力量が不足しているか否かを判定するために用いられる電力量閾値を格納してよい。電力量閾値は、例えば、システム10が設置地域で使用可能な最大電力量に基づいて設定されてよい。電力量閾値は、例えば、システム10が設置地域で使用可能な最大電力量に予め定められた割合を乗じた電力量であってよい。
【0119】
情報格納部402は、例えば、複数の給電装置300のそれぞれの性能を示す給電装置性能情報を格納してよい。給電装置性能情報は、例えば、給電装置300が照射可能なビームの数を示すビーム数情報を含んでよい。給電装置性能情報は、例えば、給電装置300の最大給電量を示す最大給電量情報を含んでよい。給電装置性能情報は、給電装置300が照射するビームを示すビーム情報を含んでもよい。給電装置300が照射するビームは、例えば、レーザ光であってよい。給電装置300が照射するビームは、例えば、ミリ波ビームであってよい。給電装置300が照射するビームは、例えば、マイクロ波ビームであってよい。給電装置300が照射するビームは、その他の任意のビームであってもよい。
【0120】
情報格納部402は、例えば、複数の給電装置300のそれぞれの利用予定を示す利用予定情報を格納してよい。情報格納部402は、例えば、給電装置300がビームを出力する複数の出力部を有している場合、当該給電装置300の複数の出力部のそれぞれの利用予定を示す利用予定情報を格納してよい。情報格納部402は、例えば、設置地域毎に複数の給電装置300のそれぞれの利用予定情報を格納してよい。情報格納部402は、利用予定情報格納部の一例であってよい。
【0121】
情報格納部402は、飛行体100の飛行体性能情報を格納してもよい。飛行体性能情報は、例えば、飛行体100の最高飛行速度を示す最高飛行速度情報を含んでよい。飛行体性能情報は、例えば、飛行体100に搭載された発電パネル150の数を示す発電パネル数情報を含んでよい。飛行体性能情報は、飛行体100に搭載された発電パネル150の発電性能を示す発電性能情報を含んでよい。飛行体性能情報は、例えば、飛行体100に搭載された発電パネル150の形状を示す発電パネル形状情報を含んでよい。発電パネル150の形状は、例えば、円形であってよい。発電パネル150の形状は、例えば、長方形であってよい。発電パネル150の形状は、正方形であってよい。発電パネル150の形状は、その他の任意の形状であってもよい。飛行体性能情報は、例えば、飛行体100に搭載されたバッテリの最大容量を示す最大容量情報を含んでよい。飛行体性能情報は、飛行体100のタイプを示す飛行体タイプ情報を含んでよい。飛行体タイプ情報は、例えば、飛行体100が図5図12に示される飛行体100のうちのいずれかであることを示す情報であってよい。飛行体性能情報は、例えば、飛行体100の重量を示す飛行体重量情報を含んでよい。飛行体性能情報は、例えば、飛行体100の運搬対象のタイプを示す運搬対象タイプ情報を含んでよい。運搬対象タイプ情報は、例えば、飛行体100の運搬対象が人及び物品のうちのいずれかであることを示す情報であってよい。飛行体性能情報は、飛行体100が運搬可能な運搬対象の最大重量を示す最大運搬重量情報を含んでもよい。
【0122】
情報取得部404は、各種情報を取得してよい。情報取得部404は、例えば、外部装置からネットワーク20を介して各種情報を受信することによって、各種情報を取得してよい。情報取得部404は、例えば、外部装置から定期的に各種情報を受信してよい。情報取得部404は、ネットワーク20を介して各種情報の送信を要求する送信要求を外部装置に送信してもよい。情報取得部404は、当該送信要求に応じて外部装置によって送信された各種情報を受信してよい。情報取得部404は、給電管理装置400が有する入力デバイスを用いて給電管理装置400のユーザの入力を受け付けることによって、各種情報を取得してよい。給電管理装置400のユーザは、例えば、給電装置300を管理する管理者であってよい。情報取得部404は、取得した情報を情報格納部402に格納してよい。
【0123】
情報取得部404は、例えば、飛行体100及び飛行体管理装置200の少なくともいずれかから、ネットワーク20を介して、各種情報を受信してよい。情報取得部404は、例えば、飛行体100が飛行を開始する前に各種情報を受信してよい。情報取得部404は、例えば、飛行体100が飛行している間に、各種情報を受信してよい。
【0124】
情報取得部404は、例えば、飛行体100及び飛行体管理装置200の少なくともいずれかから、飛行体100の飛行体性能情報を受信してよい。情報取得部404は、例えば、飛行体100及び飛行体管理装置200の少なくともいずれかから、飛行体100の飛行計画情報を受信してよい。情報取得部404は、例えば、飛行体100及び飛行体管理装置200の少なくともいずれかから、飛行体100の給電予約要求を受信してよい。
【0125】
情報取得部404は、例えば、飛行体100及び飛行体管理装置200の少なくともいずれかから、飛行体100の飛行に関連する飛行関連情報を受信してよい。飛行関連情報は、例えば、飛行体100の飛行位置情報を含んでよい。飛行関連情報は、例えば、飛行体100の飛行高度を示す飛行高度情報を含んでよい。飛行関連情報は、例えば、飛行体100の飛行方向を示す飛行方向情報を含んでよい。飛行関連情報は、例えば、飛行体100の飛行速度を示す飛行速度情報を含んでよい。飛行関連情報は、例えば、飛行体100の飛行姿勢を示す飛行姿勢情報を含んでよい。飛行関連情報は、例えば、飛行体100に搭載されたバッテリのバッテリ残量を示すバッテリ残量を含んでよい。飛行関連情報は、飛行体100に搭載されたバッテリのバッテリ残量の推移を予測した予測結果を示すバッテリ残量推移予測情報を含んでもよい。情報取得部404は、飛行体100及び飛行体管理装置200の少なくともいずれかから、飛行体100が運搬する運搬対象の総重量を示す運搬対象重量情報を受信してもよい。
【0126】
情報取得部404は、受信した各種情報に基づいて、飛行体100の飛行関連情報を取得してよい。情報取得部404は、例えば、撮像画像及び設置位置情報に基づいて、飛行体100の飛行位置情報を取得してよい。情報取得部404は、例えば、撮像画像及び設置位置情報に基づいて、飛行体100の飛行方向情報を取得してよい。情報取得部404は、飛行体100のバッテリ残量情報に基づいて、飛行体100に搭載されたバッテリのバッテリ残量推移予測情報を取得してもよい。
【0127】
情報取得部404は、例えば、給電装置300から、ネットワーク20を介して、各種情報を受信してよい。情報取得部404は、例えば、給電装置300から、飛行体100を撮像した撮像画像を受信してよい。情報取得部404は、給電装置300の周囲に設置された撮像装置から、ネットワーク20を介して、当該撮像画像を受信してもよい。
【0128】
例えば、情報取得部404は、情報格納部402に格納されている飛行体100の飛行位置情報及び設置位置情報に基づいて、撮像領域に当該飛行体100を含む給電装置300及び撮像装置の少なくともいずれかを決定してよい。情報取得部404は、ネットワーク20を介して、飛行体100の撮像を要求する撮像要求を決定した給電装置300及び撮像装置の少なくともいずれかに送信してよい。情報取得部404は、当該撮像要求に応じて給電装置300及び撮像装置の少なくともいずれかによって撮像された撮像画像を受信してよい。
【0129】
情報取得部104は、例えば、給電装置300から、給電装置300が飛行体100に無線給電するために設置地域で使用している使用電力量を示す使用電力量情報を受信してよい。情報取得部104は、例えば、設置地域に設置された複数の給電装置300のそれぞれから受信した使用電力量情報によって示される使用電力量を合計することによって、システム10が設置地域で使用している総使用電力量を取得してよい。
【0130】
情報取得部104は、例えば、天気に関連する天気関連情報を管理する天気関連情報管理装置から、設置地域の天気関連情報を受信してよい。天気関連情報は、例えば、風速を示す風速情報を含んでよい。天気関連情報は、例えば、降雨量を示す降雨量情報を含んでよい。天気関連情報は、降雪量を示す降雪量情報を含んでもよい。
【0131】
給電計画作成部406は、飛行体100の給電計画を作成してよい。給電計画作成部406は、例えば、情報格納部402に格納されている飛行計画情報及び利用予定情報に基づいて、飛行体100の給電計画を作成してよい。給電計画作成部406は、例えば、情報格納部402に格納されている給電装置性能情報にさらに基づいて、飛行体100の給電計画を作成してよい。給電計画作成部406は、例えば、情報格納部402に格納されている飛行体100の飛行体性能情報にさらに基づいて、飛行体100の給電計画を作成してよい。給電計画作成部406は、情報格納部402に格納されている飛行体100の運搬対象重量情報にさらに基づいて、飛行体100の給電計画を作成してもよい。
【0132】
給電計画は、例えば、飛行体100が飛行計画に従って飛行している間に、飛行体100に無線給電する給電装置300を含んでよい。給電計画は、例えば、当該給電装置300が、飛行体100に無線給電する領域である給電領域を含んでよい。給電領域は、例えば、当該給電装置300の設置位置周辺に対応する上空の領域であってよい。給電計画は、例えば、当該給電装置300が、飛行体100に無線給電する時間帯である給電時間帯を含んでよい。給電計画は、例えば、当該給電装置300が飛行体100に無線給電する給電量を含んでよい。給電計画は、例えば、当該給電装置300が飛行体100に無線給電するために設置地域で使用予定の電力量である使用予定電力量を含んでよい。給電計画は、例えば、当該給電装置300を一の給電装置300から他の給電装置300に切り替える切替位置を含んでよい。給電計画は、当該給電装置300を一の給電装置300から他の給電装置300に切り替える切替時刻を含んでもよい。
【0133】
給電計画作成部406は、例えば、飛行体100の給電計画が予め定められた給電条件を満たすように、飛行体100の給電計画を作成してよい。給電計画作成部406は、例えば、飛行体100の飛行計画に従って当該飛行計画に含まれる飛行体100の飛行経路を飛行する飛行体100の給電計画が給電条件を満たすように、飛行体100の給電計画を作成してよい。
【0134】
給電条件は、例えば、飛行計画に従って飛行する飛行体100が無線給電されない状態で飛行する飛行期間が予め定められた飛行期間閾値より短いことであってよい。給電条件は、例えば、飛行計画に従って飛行する飛行体100が無線給電されない状態で飛行する飛行期間が存在しないことであってよい。給電条件は、飛行計画に従って飛行する飛行体100が無線給電されない状態で飛行する飛行距離が予め定められた飛行距離閾値より短いことであってもよい。
【0135】
給電計画作成部406は、例えば、給電条件を満たす飛行体100の給電計画を作成できた場合に、作成した給電計画を給電計画情報として情報格納部402に格納してよい。給電計画作成部406は、作成した給電計画に基づいて、情報格納部402に格納されている利用予定情報を更新してよい。
【0136】
給電計画作成部406は、情報格納部402に格納されている他の飛行体100の給電計画及び電力量閾値にさらに基づいて、飛行体100の給電計画を作成してもよい。給電計画作成部406は、例えば、システム10が設置地域で使用予定の総使用予定電力量が電力量閾値より小さくなるように、飛行体100の給電計画を作成してよい。
【0137】
情報送信部408は、ネットワーク20を介して、各種情報を外部装置に送信してよい。情報送信部408は、例えば、定期的に各種情報を外部装置に送信してよい。情報送信部408は、例えば、10秒に1回、各種情報を外部装置に送信してよい。情報送信部408は、外部装置からの要求に応じて各種情報を外部装置に送信してもよい。
【0138】
情報送信部408は、例えば、ネットワーク20を介して、飛行体100及び飛行体管理装置200の少なくともいずれかに各種情報を送信してよい。情報送信部408は、例えば、給電計画作成部406が給電条件を満たす飛行体100の給電計画を作成できた場合に、飛行体100及び飛行体管理装置200の少なくともいずれかに通知情報を送信してよい。この場合、通知情報は、例えば、飛行体100の給電予約が確定したことを通知してよい。通知情報は、給電計画作成部406が作成した飛行体100の給電計画を通知してもよい。
【0139】
情報送信部408は、例えば、給電計画作成部406が給電条件を満たす飛行体100の給電計画を作成できない場合に、飛行体100及び飛行体管理装置200の少なくともいずれかに通知情報を送信してよい。この場合、通知情報は、例えば、飛行体100の給電予約ができないことを通知してよい。通知情報は、例えば、飛行体100の給電予約の変更を要求することを通知してよい。通知情報は、例えば、飛行体100の飛行計画の変更を要求することを通知してよい。通知情報は、情報格納部402に格納されている設置位置情報によって示される複数の給電装置300のそれぞれの設置位置を通知してよい。通知情報は、情報格納部402に格納されている利用予定情報によって示される複数の給電装置300のそれぞれの利用予定を通知してもよい。
【0140】
情報送信部408は、例えば、飛行体100及び飛行体管理装置200の少なくともいずれかに、飛行体100に無線給電する給電装置300を一の給電装置300から他の給電装置300に切り替えることを示す切替情報を送信してよい。情報送信部408は、例えば、飛行体100の飛行位置から切替位置までの距離が予め定められた距離より短くなったことに応じて、切替情報を送信してよい。情報送信部408は、切替時刻までの期間が予め定められた期間より短くなったことに応じて、切替情報を送信してもよい。
【0141】
切替情報は、例えば、一の給電装置300の設置位置情報及び他の給電装置300の設置位置情報を含んでよい。切替情報は、例えば、切替位置を示す切替位置情報を含んでよい。切替情報は、例えば、切替時刻を示す切替時刻情報を含んでよい。切替情報は、例えば、飛行体100の給電計画情報を含んでよい。切替情報は、一の給電装置300の給電装置性能情報及び他の給電装置300の給電装置性能情報を含んでもよい。
【0142】
制御部410は、給電装置300を制御してよい。制御部410は、例えば、複数の給電装置300を制御してよい。制御部410は、例えば、設置地域毎に複数の給電装置300を制御してよい。
【0143】
制御部410は、例えば、ネットワーク20を介して、給電装置制御信号を給電装置300に送信することによって、給電装置300を制御してよい。給電装置制御信号は、例えば、給電装置300が照射するビームのビーム方向を制御するビーム方向制御信号を含んでよい。給電装置制御信号は、例えば、給電装置300が照射するビームのビーム形状を制御するビーム形状制御信号を含んでよい。給電装置制御信号は、給電装置300が照射するビームの出力強度を制御するビーム出力強度制御信号を含んでもよい。
【0144】
制御部410は、例えば、情報格納部402に格納されている飛行体100の飛行関連情報及び設置位置情報に基づいて、飛行体100に無線給電する給電装置300を制御してよい。制御部410は、例えば、飛行体100の飛行位置情報によって示される飛行体100の飛行位置において飛行体100に無線給電可能な給電装置300を決定し、決定した給電装置300が飛行体100に無線給電するように決定した給電装置300を制御してよい。制御部410は、例えば、情報格納部402に格納されている利用予定情報にさらに基づいて、飛行体100に無線給電可能な給電装置300を決定してよい。制御部410は、例えば、情報格納部402に格納されている飛行体100を撮像した撮像画像にさらに基づいて、飛行体100に無線給電する給電装置300を制御してよい。
【0145】
制御部410は、例えば、情報格納部402に格納されている飛行体100の給電計画情報にさらに基づいて、飛行体100に無線給電する給電装置300を制御してよい。制御部410は、例えば、給電計画情報によって示される飛行体100の給電計画に従って飛行体100に無線給電するように、飛行体100に無線給電する給電装置300を制御してよい。
【0146】
制御部410は、例えば、飛行体100が飛行している間に、飛行体100が複数の給電装置300のうちの少なくとも1つの給電装置300から無線給電されるように、少なくとも1つの給電装置300を制御してよい。制御部410は、例えば、飛行体100に搭載された発電パネル150に、飛行体100に無線給電する給電装置300のビームが照射されるように、当該給電装置300を制御してよい。制御部410は、例えば、発電パネル150に当該ビームが照射されるように、当該ビームのビーム方向を制御してよい。
【0147】
制御部410は、例えば、飛行体100の飛行位置情報によって示される飛行体100の飛行位置及び飛行体100を撮像した撮像画像を用いて飛行体100に搭載された発電パネル150の位置を追跡した追跡結果と、設置位置情報によって示される飛行体100に無線給電する給電装置300の設置位置とに基づいて、発電パネル150に当該給電装置300のビームが照射され続けるように、当該給電装置300を制御してよい。制御部410は、例えば、発電パネル150に当該ビームが照射され続けるように、当該ビームのビーム方向を制御してよい。
【0148】
制御部410は、例えば、飛行体100が飛行している間に、飛行体100に搭載された発電パネル150に複数のビームが同時に照射されるように、少なくとも1つの給電装置300を制御してよい。制御部410は、例えば、飛行体100に無線給電する給電装置300が複数の出力部を有している場合、発電パネル150に複数の出力部の複数のビームが同時に照射されるように、当該給電装置300を制御してよい。制御部410は、発電パネル150に複数の当該給電装置300の複数のビームが同時に照射されるように、当該複数の給電装置300を制御してもよい。
【0149】
制御部410は、例えば、飛行体100が複数の発電パネル150を有している場合に、飛行体100に搭載された複数の発電パネル150のそれぞれにビームが同時に照射されるように、少なくとも1つの給電装置300を制御してよい。制御部410は、例えば、飛行体100に無線給電する給電装置300が複数の出力部を有している場合、複数の発電パネル150のそれぞれに複数の出力部の複数のビームのそれぞれが同時に照射されるように、当該給電装置300を制御してよい。制御部410は、例えば、複数の発電パネル150のそれぞれに複数の当該給電装置300の複数のビームのそれぞれが同時に照射されるように、当該複数の給電装置300を制御してよい。
【0150】
制御部410は、例えば、飛行体100が飛行している間に、飛行体100が複数の給電装置300のうちの少なくとも1つの給電装置300からより多くの給電量が無線給電されるように、少なくとも1つの給電装置300を制御してよい。制御部410は、例えば、飛行体100に搭載された発電パネル150に、飛行体100に無線給電する給電装置300のビームがより多く照射されるように、当該給電装置300を制御してよい。制御部410は、例えば、飛行体100を撮像した撮像画像に含まれる発電パネル150の形状により一致するように、当該ビームのビーム形状を制御してよい。
【0151】
制御部410は、例えば、飛行体100が飛行している間に、飛行体100が複数の給電装置300のうちの少なくとも1つの給電装置300から連続的に無線給電されるように、飛行体100に無線給電する給電装置300を制御してよい。制御部410は、例えば、飛行体100に無線給電する給電装置300を一の給電装置300から他の給電装置300に切り替えるように、一の給電装置300及び他の給電装置300を制御してよい。
【0152】
例えば、制御部410は、飛行体100の飛行位置情報と、設置位置情報と、利用予定情報とに基づいて、飛行体100に無線給電する給電装置300を一の給電装置300から他の給電装置300に切り替える切替位置を決定してよい。制御部410は、決定した切替位置で飛行体100に無線給電する給電装置300を一の給電装置300から他の給電装置300に切り替えるように、一の給電装置300及び他の給電装置300を制御してよい。制御部410は、飛行体100の給電計画に含まれる切替位置で飛行体100に無線給電する給電装置300を一の給電装置300から他の給電装置300に切り替えるように、一の給電装置300及び他の給電装置300を制御してもよい。
【0153】
例えば、制御部410は、飛行体100の飛行位置情報と、設置位置情報と、利用予定情報とに基づいて、飛行体100に無線給電する給電装置300を一の給電装置300から他の給電装置300に切り替える切替時刻を決定してよい。制御部410は、決定した切替時刻で飛行体100に無線給電する給電装置300を一の給電装置300から他の給電装置300に切り替えるように、一の給電装置300及び他の給電装置300を制御してよい。制御部410は、飛行体100の給電計画に含まれる切替時刻で飛行体100に無線給電する給電装置300を一の給電装置300から他の給電装置300に切り替えるように、一の給電装置300及び他の給電装置300を制御してもよい。
【0154】
制御部410は、例えば、飛行体100に無線給電する給電装置300を一の給電装置300から他の給電装置300に切り替える場合に、他の給電装置300が飛行体100に無線給電を開始してから予め定められた期間の間、一の給電装置300及び他の給電装置300の両方が飛行体100に無線給電するように、一の給電装置300及び他の給電装置300を制御してよい。制御部410は、例えば、一の給電装置300が飛行体100に無線給電する給電量が減少したことに応じて、他の給電装置300が飛行体100に無線給電する給電量が増加するように、他の給電装置300を制御してよい。制御部410は、例えば、一の給電装置300が飛行体100に無線給電する給電量及び他の給電装置300が飛行体100に無線給電する給電量の合計給電量が、情報格納部402に格納されている飛行体100の給電計画情報によって示される飛行体100の給電計画に含まれる給電量となるように、他の給電装置300を制御してよい。制御部410は、一の給電装置300及び他の給電装置300が、当該給電量を飛行体100にそれぞれ無線給電するように、一の給電装置300及び他の給電装置300を制御してもよい。
【0155】
制御部410は、例えば、複数の発電パネル150を搭載した飛行体100に無線給電する給電装置300を一の給電装置300から他の給電装置300に切り替える場合に、他の給電装置300が、一の給電装置300がビームを照射している発電パネル150とは異なる発電パネル150にビームを照射するように、他の給電装置300を制御してよい。制御部410は、他の給電装置300が、一の給電装置300がビームを照射している発電パネル150と同一の発電パネル150にビームを照射するように、他の給電装置300を制御してもよい。
【0156】
制御部410は、飛行体100を制御してもよい。制御部410は、例えば、ネットワーク20を介して、飛行体制御信号を飛行体100に送信することによって、飛行体100を制御してよい。
【0157】
飛行体制御信号は、例えば、飛行体100の離陸を制御してよい。飛行体制御信号は、例えば、飛行体100の飛行を制御してよい。飛行体制御信号は、例えば、飛行体100の着陸を制御してよい。飛行体制御信号は、飛行体100に搭載された発電パネル150の向きを制御してもよい。
【0158】
飛行体制御信号は、例えば、飛行体100の飛行位置を制御する飛行位置制御信号を含んでよい。飛行体制御信号は、例えば、飛行体100の飛行高度を制御する飛行高度制御信号を含んでよい。飛行体制御信号は、例えば、飛行体100の飛行方向を制御する飛行方向制御信号を含んでよい。飛行体制御信号は、例えば、飛行体100の飛行速度を制御する飛行速度制御信号を含んでよい。飛行体制御信号は、例えば、飛行体100の飛行姿勢を制御する飛行姿勢制御信号を含んでよい。飛行体制御信号は、飛行体100が有する搭載部120の角度を制御する角度制御信号を含んでもよい。
【0159】
制御部410は、例えば、情報格納部402に格納されている飛行体100の飛行関連情報及び設置位置情報に基づいて、飛行体100を制御してよい。制御部410は、例えば、情報格納部402に格納されている飛行体性能情報にさらに基づいて、飛行体100を制御してよい。制御部410は、例えば、情報格納部402に格納されている飛行体100の給電計画情報にさらに基づいて、飛行体100を制御してよい。
【0160】
制御部410は、例えば、飛行体100が飛行している間に、飛行体100に搭載された発電パネル150の向きが、飛行体100に無線給電する給電装置300からより多くの給電量が無線給電される向きとなるように、飛行体100を制御してよい。制御部410は、例えば、発電パネル150の向きと当該給電装置300が照射するビームのビーム方向とのなす角がより小さい鋭角となるように、発電パネル150の向きを制御してよい。
【0161】
制御部410は、例えば、発電パネル150を搭載する搭載部120の角度を制御することによって、発電パネル150の向きを制御してよい。制御部410は、例えば、飛行体100の飛行位置を制御することによって、発電パネル150の向きを制御してよい。制御部410は、例えば、飛行体100の飛行方向を制御することによって、発電パネル150の向きを制御してよい。制御部410は、飛行体100の飛行姿勢を制御することによって、発電パネル150の向きを制御してもよい。
【0162】
制御部410は、例えば、飛行体100に無線給電する給電装置300を一の給電装置300から他の給電装置300に切り替える場合に、飛行体100に搭載された発電パネル150の向きが、他の給電装置300からより多くの給電量が無線給電される向きとなるように、飛行体100を制御してよい。制御部410は、例えば、発電パネル150の向きと他の給電装置300が照射するビームのビーム方向とのなす角がより小さい鋭角となるように、発電パネル150の向きを制御してよい。
【0163】
制御部410は、例えば、情報格納部402に格納されている飛行体100の飛行方向情報に基づいて、飛行体100に搭載された発電パネル150の向きが、発電パネル150の受ける空気抵抗がより小さい向きとなるように、飛行体100を制御してよい。制御部410は、例えば、発電パネル150の向きと飛行体100の飛行方向とのなす角がより大きな鋭角となるように、発電パネル150の向きを制御してよい。制御部410は、例えば、発電パネル150の向きと飛行体100の飛行方向とのなす角が直角となるように、発電パネル150の向きを制御してよい。この場合に、制御部410は、飛行体100に無線給電する給電装置300のビームの形状が飛行体100により多くの給電量を無線給電する形状となるように、当該給電装置300を制御してよい。
【0164】
給電計画作成部406は、飛行体100が出発地点から目的地点まで飛行する飛行経路を決定してもよい。この場合、情報取得部404が取得した飛行体100の飛行計画情報によって示される飛行体100の飛行計画は、飛行経路を含まなくてよい。
【0165】
給電計画作成部406は、例えば、飛行計画情報に基づいて、飛行体100の飛行経路を決定してよい。給電計画作成部406は、例えば、飛行計画情報によって示される飛行体100の飛行計画に含まれる飛行体100の出発地点及び飛行体100の目的地点に基づいて、飛行体100の飛行経路を決定してよい。給電計画作成部406は、例えば、飛行体100が出発地点から目的地点まで飛行する飛行距離が最も短くなるように、飛行体100の飛行経路を決定してよい。給電計画作成部406は、例えば、飛行体100が出発地点から目的地点まで飛行する飛行時間が最も短くなるように、飛行体100の飛行経路を決定してよい。給電計画作成部406は、飛行体100が出発地点から目的地点まで飛行するために必要な電力が最も少なくなるように、飛行体100の飛行経路を決定してもよい。
【0166】
給電計画作成部406は、例えば、飛行計画情報によって示される飛行体100の飛行計画に含まれる飛行体100の飛行速度にさらに基づいて、飛行体100の飛行経路を決定してよい。給電計画作成部406は、例えば、飛行体100の飛行速度が予め定められた飛行速度閾値より大きい場合に、高速飛行する飛行体用の飛行経路を優先して飛行するように、飛行体100の飛行経路を決定してよい。
【0167】
給電計画作成部406は、例えば、情報格納部402に格納されている飛行体性能情報にさらに基づいて、飛行体100の飛行経路を決定してよい。給電計画作成部406は、例えば、飛行体重量情報によって示される飛行体100の重量が予め定められた飛行体重量閾値より大きい場合に、大型の飛行体用の飛行経路を優先して飛行するように、飛行体100の飛行経路を決定してよい。給電計画作成部406は、例えば、運搬対象タイプ情報によって示される飛行体100の運搬対象が物品である場合に、物品を運搬する飛行体用の飛行経路を優先して飛行するように、飛行体100の飛行経路を決定してよい。給電計画作成部406は、例えば、運搬対象タイプ情報によって示される飛行体100の運搬対象が人である場合に、人を運搬する飛行体用の飛行経路を優先して飛行するように、飛行体100の飛行経路を決定してよい。
【0168】
給電計画作成部406は、例えば、決定した飛行体100の飛行経路と、情報格納部402に格納されている飛行計画情報及び利用予定情報とに基づいて、給電条件を満たすように、飛行体100の給電計画を作成してよい。給電計画作成部406は、例えば、飛行計画情報によって示される飛行体100の飛行計画に従って給電計画作成部406が決定した飛行体100の飛行経路を飛行する飛行体100が給電条件を満たすように、飛行体100の給電計画を作成してよい。
【0169】
給電計画作成部406は、給電条件を満たす飛行体100の給電計画を作成できない場合において、飛行計画情報によって示される飛行体100の飛行計画に含まれる飛行体100の許容遅延時間内で飛行体100の飛行経路を変更することが可能である場合に、決定した飛行体100の飛行経路を変更してよい。給電計画作成部406は、変更後の飛行体100の飛行経路に基づいて、給電条件を満たすように、飛行体100の給電計画を作成してよい。情報送信部408は、給電計画作成部406が許容遅延時間内で飛行体100の飛行経路を変更することが不可能である場合に、飛行体100及び飛行体管理装置200の少なくともいずれかに通知情報を送信してよい。
【0170】
図14は、飛行体100の機能構成の一例を概略的に示す。飛行体100は、情報格納部102、情報取得部104、制御部106、及び情報送信部108を有してよい。尚、飛行体100がこれらの全ての構成を有することが必須とは限らない。
【0171】
情報格納部102は、各種情報を格納してよい。情報格納部102は、例えば、飛行体100の飛行体性能情報を格納してよい。情報格納部102は、設置位置情報を格納してもよい。
【0172】
情報取得部104は、各種情報を取得してよい。情報取得部104は、例えば、飛行体100が有する各種センサを用いて、飛行体100の飛行関連情報を取得してよい。情報取得部104は、例えば、外部装置からネットワーク20を介して各種情報を受信することによって、各種情報を受信してよい。情報取得部104は、例えば、飛行体管理装置200から飛行体100の飛行計画情報を受信してよい。情報取得部104は、例えば、給電管理装置400から飛行体100の給電計画情報を受信してよい。情報取得部104は、例えば、給電管理装置400から設置位置情報を受信してよい。情報取得部104は、例えば、給電管理装置400から給電装置性能情報を受信してよい。情報取得部104は、例えば、給電管理装置400から利用予定情報を受信してよい。情報取得部104は、例えば、給電管理装置400から通知情報を受信してよい。情報取得部104は、給電管理装置400から飛行体100の切替情報を受信してもよい。情報取得部104は、切替情報受信部の一例であってよい。情報取得部104は、取得した各種情報を情報格納部102に格納してよい。
【0173】
制御部106は、飛行体100を制御してよい。制御部106は、例えば、飛行体100の離陸を制御してよい。制御部106は、例えば、飛行体100の飛行を制御してよい。制御部106は、例えば、飛行体100の着陸を制御してよい。制御部106は、飛行体100に搭載された発電パネル150の向きを制御してもよい。
【0174】
制御部106は、例えば、飛行体100の飛行位置を制御してよい。制御部106は、例えば、飛行体100の飛行高度を制御してよい。制御部106は、例えば、飛行体100の飛行方向を制御してよい。制御部106は、例えば、飛行体100の飛行速度を制御してよい。制御部106は、例えば、飛行体100の飛行姿勢を制御してよい。制御部106は、飛行体100が有する搭載部120の角度を制御してもよい。
【0175】
制御部106は、例えば、飛行体100の飛行体制御信号を生成し、生成した飛行体制御信号に従って飛行体100を制御してよい。制御部106は、例えば、情報取得部104が飛行体管理装置200から受信した飛行体100の飛行体制御信号に従って飛行体100を制御してよい。制御部106は、例えば、情報取得部104が給電管理装置400から受信した飛行体100の飛行体制御信号に従って飛行体100を制御してよい。
【0176】
制御部106は、例えば、飛行体100が自律飛行する飛行体である場合、情報取得部104が飛行体管理装置200から受信した飛行体100の飛行計画情報に基づいて、飛行体100が自律飛行するよう飛行体100を制御してよい。制御部106は、情報取得部104が給電管理装置400から受信した飛行体100の給電計画情報にさらに基づいて、飛行体100が自律飛行するよう飛行体100を制御してもよい。
【0177】
制御部106は、例えば、情報取得部104が取得した飛行体100の飛行関連情報及び情報格納部102に格納されている設置位置情報に基づいて、飛行体100を制御してよい。制御部106は、例えば、情報格納部102に格納されている飛行体性能情報にさらに基づいて、飛行体100を制御してよい。制御部106は、例えば、情報格納部102に格納されている飛行体100の給電計画情報にさらに基づいて、飛行体100を制御してよい。
【0178】
制御部106は、例えば、飛行体100が飛行している間に、飛行体100に搭載された発電パネル150の向きが、飛行体100に無線給電する給電装置300からより多くの給電量が無線給電される向きとなるように、飛行体100を制御してよい。制御部106は、例えば、発電パネル150の向きと当該給電装置300が照射するビームのビーム方向とのなす角がより小さい鋭角となるように、発電パネル150の向きを制御してよい。
【0179】
制御部106は、例えば、発電パネル150を搭載する搭載部120の角度を制御することによって、発電パネル150の向きを制御してよい。制御部106は、例えば、飛行体100の飛行位置を制御することによって、発電パネル150の向きを制御してよい。制御部106は、例えば、飛行体100の飛行方向を制御することによって、発電パネル150の向きを制御してよい。制御部106は、飛行体100の飛行姿勢を制御することによって、発電パネル150の向きを制御してもよい。
【0180】
制御部106は、例えば、情報取得部104が切替情報を受信したことに応じて、飛行体100に搭載された発電パネル150の向きが他の給電装置300からより多くの給電量が無線給電される向きとなるように、飛行体100を制御してよい。制御部106は、例えば、発電パネル150の向きと他の給電装置300が照射するビームのビーム方向とのなす角がより小さい鋭角となるように、発電パネル150の向きを制御してよい。
【0181】
制御部106は、例えば、情報取得部104が取得した飛行体100の飛行方向情報に基づいて、飛行体100に搭載された発電パネル150の向きが、発電パネル150の受ける空気抵抗がより小さい向きとなるように、飛行体100を制御してよい。制御部106は、例えば、発電パネル150の向きと飛行体100の飛行方向とのなす角がより大きな鋭角となるように、発電パネル150の向きを制御してよい。制御部106は、例えば、発電パネル150の向きと飛行体100の飛行方向とのなす角が直角となるように、発電パネル150の向きを制御してよい。
【0182】
情報送信部108は、各種情報を外部装置に送信してよい。情報送信部108は、例えば、定期的に各種情報を外部装置に送信してよい。情報送信部108は、情報取得部104が外部装置から受信した送信要求に応じて、各種情報を外部装置に送信してもよい。
【0183】
情報送信部108は、例えば、飛行体100が飛行を開始する前に各種情報を外部装置に送信してよい。情報送信部108は、例えば、飛行体100が飛行している間に各種情報を外部装置に送信してよい。
【0184】
情報送信部108は、例えば、ネットワーク20を介して、飛行体管理装置200及び給電管理装置400の少なくともいずれかに各種情報を送信してよい。情報送信部108は、例えば、飛行体管理装置200及び給電管理装置400の少なくともいずれかに飛行体性能情報を送信してよい。情報送信部108は、例えば、飛行体管理装置200及び給電管理装置400の少なくともいずれかに飛行関連情報を送信してよい。情報送信部108は、飛行体管理装置200及び給電管理装置400の少なくともいずれかに運搬対象重量情報を送信してもよい。
【0185】
情報送信部108は、例えば、飛行体100が飛行している間に、飛行体管理装置200及び給電管理装置400の少なくともいずれかに、飛行体100に対する無線給電に関する要求を示す給電関連要求を送信してよい。情報送信部108は、例えば、飛行体100に搭載されたバッテリのバッテリ残量が予め定められたバッテリ残量閾値より低い場合に、給電関連要求を送信してよい。この場合、給電関連要求は、飛行体100に無線給電する給電装置300による給電量を増加させる給電量増加要求であってよい。給電関連要求は、飛行体100に無線給電していない給電装置300による無線給電を追加する追加給電要求であってもよい。追加給電要求は、給電装置300が出力部を有している場合、飛行体100に無線給電していない給電装置300の出力部による無線給電を追加することを要求してもよい。情報送信部108は、バッテリ残量が予め定められたバッテリ残量閾値より高い場合に、給電関連要求を送信してもよい。この場合、給電関連要求は、飛行体100に無線給電する給電装置300による給電量を減少させる給電量減少要求であってよい。
【0186】
情報送信部108は、例えば、給電装置300に各種情報を送信してよい。情報送信部108は、例えば、飛行体100と給電装置300との間の無線通信接続を介して、給電装置300に各種情報を送信してよい。情報送信部108は、ネットワーク20を介して、給電装置300に各種情報を送信してもよい。
【0187】
情報送信部108は、例えば、飛行体100が飛行している間に、給電装置300に給電関連要求を送信してよい。給電装置300は、ネットワーク20を介して、飛行体100から受信した給電関連要求を給電管理装置400に送信してよい。
【0188】
図15は、給電管理装置400の処理の流れの一例を説明するための説明図である。図15では、飛行体100が飛行計画に従って飛行している状態を開始状態として説明する。
【0189】
S202において、情報取得部404は、飛行体100が飛行計画に従って飛行している間に飛行体100の飛行計画が変更された場合に、飛行体100及び飛行体管理装置200の少なくともいずれかから、変更後の飛行体100の飛行計画を示す飛行計画情報を取得してよい。飛行体管理装置200は、例えば、飛行体100が飛行経路を飛行体100より優先度の高い他の飛行体に譲らなければならない場合に、飛行体100の飛行計画を変更してよい。飛行体100より優先度の高い他の飛行体は、例えば、消防業務、救急業務、災害支援業務、警察業務等の緊急業務に用いられる飛行体であってよい。飛行体100より優先度の高い他の飛行体は、例えば、監視業務や報道業務に用いられる飛行体であってもよい。飛行体管理装置200は、例えば、飛行体100の飛行経路で渋滞が発生している場合に、飛行体100の飛行計画を変更してよい。飛行体管理装置200は、例えば、飛行体100の飛行経路の天気が強風等の悪天である場合に、飛行体100の飛行計画を変更してよい。飛行体管理装置200は、飛行体100に搭載されたバッテリのバッテリ残量が予め定められたバッテリ残量閾値より低くなった場合に、飛行体100の飛行計画を変更してもよい。
【0190】
S204において、給電計画作成部406は、S202で情報取得部404が取得した変更後の飛行体100の飛行計画を示す飛行計画情報及び情報格納部402に格納されている利用予定情報に基づいて、給電条件を満たすように、飛行体100の給電計画を変更してよい。給電計画作成部406は、例えば、飛行体100が飛行計画に従って飛行している間に、飛行体100に無線給電する給電装置300を変更してよい。給電計画作成部406は、例えば、当該給電装置300の給電領域を変更してよい。給電計画作成部406は、当該給電装置300の給電時間帯を変更してよい。給電計画作成部406は、例えば、飛行体100に無線給電する給電量を変更してよい。給電計画作成部406は、切替位置を変更してよい。給電計画作成部406は、切替時刻を変更してもよい。
【0191】
給電計画作成部406が、給電条件を満たすように飛行体100の給電計画を変更できる場合には、S206に進んでよい。給電計画作成部406が、給電条件を満たすように飛行体100の給電計画を変更できない場合には、S208に進んでよい。
【0192】
給電計画作成部406は、給電条件を満たすように飛行体100の給電計画を変更できると決定した場合、変更後の飛行体100の給電計画に基づいて、情報格納部402に格納されている利用予定情報を更新してよい。S206において、情報送信部408は、ネットワーク20を介して、飛行体100及び飛行体管理装置200の少なくともいずれかに通知情報を送信してよい。この場合、通知情報は、飛行体100の給電計画を変更できることを通知してよい。その後、制御部410は、変更後の飛行体100の給電計画に従って飛行体100に無線給電するように、飛行体100に無線給電する給電装置300を制御してよい。その後、飛行体100の給電計画が変更できる場合の処理が終了してよい。
【0193】
S208において、情報送信部408は、飛行体100及び飛行体管理装置200の少なくともいずれかに通知情報を送信してよい。この場合、通知情報は、例えば、飛行体100の給電計画を変更できないことを通知してよい。通知情報は、例えば、飛行体100の飛行計画に従った飛行の中止を通知してよい。通知情報は、例えば、情報格納部402に格納されている設置位置情報によって示される複数の給電装置300のそれぞれの設置位置を通知してよい。通知情報は、情報格納部402に格納されている利用予定情報によって示される複数の給電装置300のそれぞれの利用予定を通知してもよい。
【0194】
飛行体管理装置200は、当該通知情報を受信したことに応じて、飛行体100を制御してよい。飛行体管理装置200は、例えば、飛行体100の飛行速度が遅くなるように、飛行体100を制御してよい。飛行体管理装置200は、例えば、飛行体100が一時的にホバリングするように、飛行体100を制御してよい。飛行体管理装置200は、当該通知情報に含まれる複数の給電装置300のそれぞれの設置位置及び利用予定に基づいて、飛行体100の飛行位置が飛行体100に無線給電可能な給電装置300のビームの照射可能な範囲に含まれるように、飛行体100を制御してよい。飛行体管理装置200は、例えば、飛行体100が飛行体100の飛行計画に含まれる出発地点に戻るように、飛行体100を制御してよい。飛行体管理装置200は、飛行体100が安全な場所に着陸するように、飛行体100を制御してもよい。制御部106は、飛行体管理装置200と同様にして、飛行体100を制御してよい。その後、飛行体100の給電計画が変更できない場合の処理が終了してよい。
【0195】
図15に示される給電管理装置400の処理の流れの一例において、S202は、情報取得部404が、飛行体100によって送信された給電関連要求を受信する処理に置き換えられてもよい。この場合、S204は、給電計画作成部406が、情報格納部402に格納されている、飛行体100の飛行計画と、飛行体100の給電計画と、利用予定情報に基づいて、給電条件及び給電関連要求を満たすように、飛行体100の給電計画を変更してよい。
【0196】
図16は、給電管理装置400の処理の流れの一例を説明するための説明図である。図16では、システム10が設置地域で使用している総使用電力量が電力量閾値より小さい状態を開始状態として説明する。
【0197】
S302において、制御部410は、設置地域に設置された給電装置300の給電量を増加させてよい。制御部410は、設置地域に設置された複数の給電装置300の給電量を増加させてもよい。
【0198】
制御部410は、例えば、設置地域を飛行する飛行体100によって送信された給電量増加要求を情報取得部104が受信した場合に、設置地域に設置された給電装置300の給電量を増加させてよい。制御部410は、例えば、設置地域を飛行する飛行体100によって送信された追加給電要求を情報取得部104が受信した場合に、設置地域に設置された給電装置300の給電量を増加させてよい。制御部410は、例えば、緊急業務に用いられる飛行体が設置領域を飛行することを通知する通知情報を情報取得部104が飛行体管理装置200から受信した場合に、設置地域に設置された給電装置300の給電量を増加させてよい。制御部410は、例えば、情報取得部104が受信した設置地域の風速情報によって示される設置地域の風速が、情報格納部402に格納されている予め定められた風速閾値より速い場合に、設置地域に設置された給電装置300の給電量を増加させてよい。制御部410は、例えば、情報取得部104が受信した設置地域の降雨量情報によって示される設置地域の降雨量が、情報格納部402に格納されている予め定められた降雨量閾値より多い場合に、設置地域に設置された給電装置300の給電量を増加させてよい。制御部410は、情報取得部104が受信した設置地域の降雪量情報によって示される設置地域の降雪量が、情報格納部402に格納されている予め定められた降雪量閾値より多い場合に、設置地域に設置された給電装置300の給電量を増加させてもよい。
【0199】
S304において、情報取得部104は、システム10が設置地域で使用している総使用電力量を取得してよい。制御部410は、情報取得部104が取得した総使用電力量に基づいて、システム10が設置地域で使用している電力量を監視してよい。
【0200】
S306において、制御部410は、S304で情報取得部104が取得した総使用電力量が情報格納部402に格納されている電力量閾値より大きいか否かを判定してよい。総使用電力量が電力量閾値より大きい場合、制御部410は、システム10が設置地域で使用する電力量が不足していると判定してよい。この場合、S308に進む。総使用電力量が電力量閾値より小さい場合、制御部410は、システム10が設置地域で使用する電力量が不足していないと判定してよい。この場合、処理が終了してよい。
【0201】
S308において、制御部410は、総使用電力量が電力量閾値より小さくなるように、総使用電力量を減少させてよい。制御部410は、例えば、設置地域を飛行している飛行体100及び設置地域に設置された給電装置300を制御することによって、総使用電力量を減少させてよい。
【0202】
制御部410は、例えば、飛行体100の飛行速度が減少するように飛行体100を制御し、当該飛行体100に無線給電している給電装置300の給電量が減少するように給電装置300を制御してよい。制御部410は、例えば、飛行体100が一時的にホバリングするように飛行体100を制御し、当該飛行体100に無線給電している給電装置300の給電量が減少するように給電装置300を制御してよい。制御部410は、例えば、飛行体100が安全な場所に着陸するように飛行体100を制御し、当該飛行体100が安全な場所に着陸したことに応じて、当該飛行体100に無線給電している給電装置300の無線給電が中断するように給電装置300を制御してよい。制御部410は、飛行体100が飛行体100の飛行計画に含まれる出発地点に戻るように飛行体100を制御し、当該飛行体100が出発地点に戻ったことに応じて、当該飛行体100に無線給電している給電装置300の無線給電が中断するように給電装置300を制御してもよい。
【0203】
S310において、情報取得部104は、システム10が設置地域で使用している総使用電力量を取得してよい。S312において、制御部410は、S310で情報取得部104が取得した総使用電力量が電力量閾値より大きいか否かを判定してよい。総使用電力量が電力量閾値より大きい場合、制御部410は、システム10が設置地域で使用する電力量が不足していると判定してよい。この場合、S308に戻る。総使用電力量が電力量閾値より小さい場合、制御部410は、システム10が設置地域で使用する電力量が不足していないと判定してよい。この場合、処理が終了してよい。
【0204】
情報送信部408は、S312で総使用電力量が電力量閾値より小さいと制御部410が判定したことに応じて、設置地域を飛行している飛行体100の飛行計画の変更を要求することを通知する通知情報を飛行体管理装置200に送信してもよい。通知情報は、例えば、情報格納部402に格納されている設置位置情報によって示される、設置地域に設置された複数の給電装置300のそれぞれの設置位置を通知してよい。通知情報は、例えば、情報格納部402に格納されている利用予定情報によって示される、設置地域に設置された複数の給電装置300のそれぞれの利用予定を通知してよい。通知情報は、情報取得部104が取得した、システム10が設置地域で使用している総使用電力量を通知してもよい。
【0205】
飛行体管理装置200は、給電管理装置400から当該通知情報を受信したことに応じて、設置地域を飛行している飛行体100の飛行計画を変更し、変更後の飛行体100の飛行計画を給電管理装置400に送信してよい。給電計画作成部406は、変更後の飛行体100の飛行計画を示す飛行計画情報を情報取得部104が取得したことに応じて、設置地域を飛行している飛行体100の給電計画を変更してよい。
【0206】
図17は、飛行体100及び給電管理装置400として機能するコンピュータ1200のハードウェア構成の一例を概略的に示す。コンピュータ1200にインストールされたプログラムは、コンピュータ1200を、上記実施形態に係る装置の1又は複数の「部」として機能させ、又はコンピュータ1200に、上記実施形態に係る装置に関連付けられるオペレーション又は当該1又は複数の「部」を実行させることができ、及び/又はコンピュータ1200に、上記実施形態に係るプロセス又は当該プロセスの段階を実行させることができる。そのようなプログラムは、コンピュータ1200に、本明細書に記載のフローチャート及びブロック図のブロックのうちのいくつか又はすべてに関連付けられた特定のオペレーションを実行させるべく、CPU1212によって実行されてよい。
【0207】
一実施形態によるコンピュータ1200は、CPU1212、RAM1214、及びグラフィックコントローラ1216を含み、それらはホストコントローラ1210によって相互に接続されてよい。コンピュータ1200はまた、通信インタフェース1222、記憶装置1224、DVDドライブ1226、及びICカードドライブのような入出力ユニットを含み、それらは入出力コントローラ1220を介してホストコントローラ1210に接続されてよい。DVDドライブ1226は、DVD-ROMドライブ及びDVD-RAMドライブ等であってよい。記憶装置1224は、ハードディスクドライブ及びソリッドステートドライブ等であってよい。コンピュータ1200はまた、ROM1230及びキーボード1242のようなレガシの入出力ユニットを含み、それらは入出力チップ1240を介して入出力コントローラ1220に接続されてよい。
【0208】
CPU1212は、ROM1230及びRAM1214内に格納されたプログラムに従い動作し、それにより各ユニットを制御してよい。グラフィックコントローラ1216は、RAM1214内に提供されるフレームバッファ等又はそれ自体の中に、CPU1212によって生成されるイメージデータを取得し、イメージデータがディスプレイデバイス1218上に表示されるようにしてよい。
【0209】
通信インタフェース1222は、ネットワークを介して他の電子デバイスと通信してよい。記憶装置1224は、コンピュータ1200内のCPU1212によって使用されるプログラム及びデータを格納してよい。DVDドライブ1226は、プログラム又はデータをDVD-ROM1227等から読み取り、記憶装置1224に提供してよい。ICカードドライブは、プログラム及びデータをICカードから読み取り、及び/又はプログラム及びデータをICカードに書き込んでよい。
【0210】
ROM1230はその中に、アクティブ化時にコンピュータ1200によって実行されるブートプログラム等、及び/又はコンピュータ1200のハードウェアに依存するプログラムを格納してよい。入出力チップ1240はまた、様々な入出力ユニットをUSBポート、パラレルポート、シリアルポート、キーボードポート、マウスポート等を介して、入出力コントローラ1220に接続してよい。
【0211】
プログラムは、DVD-ROM1227又はICカードのようなコンピュータ可読記憶媒体によって提供されてよい。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体から読み取られ、コンピュータ可読記憶媒体の例でもある記憶装置1224、RAM1214、又はROM1230にインストールされ、CPU1212によって実行されてよい。これらのプログラム内に記述される情報処理は、コンピュータ1200に読み取られ、プログラムと、上記様々なタイプのハードウェアリソースとの間の連携をもたらしてよい。装置又は方法が、コンピュータ1200の使用に従い情報のオペレーション又は処理を実現することによって構成されてよい。
【0212】
例えば、通信がコンピュータ1200及び外部デバイス間で実行される場合、CPU1212は、RAM1214にロードされた通信プログラムを実行し、通信プログラムに記述された処理に基づいて、通信インタフェース1222に対し、通信処理を命令してよい。通信インタフェース1222は、CPU1212の制御の下、RAM1214、記憶装置1224、DVD-ROM1227、又はICカードのような記録媒体内に提供される送信バッファ領域に格納された送信データを読み取り、読み取られた送信データをネットワークに送信し、又はネットワークから受信した受信データを記録媒体上に提供される受信バッファ領域等に書き込んでよい。
【0213】
また、CPU1212は、記憶装置1224、DVDドライブ1226(DVD-ROM1227)、ICカード等のような外部記録媒体に格納されたファイル又はデータベースの全部又は必要な部分がRAM1214に読み取られるようにし、RAM1214上のデータに対し様々なタイプの処理を実行してよい。CPU1212は次に、処理されたデータを外部記録媒体にライトバックしてよい。
【0214】
様々なタイプのプログラム、データ、テーブル、及びデータベースのような様々なタイプの情報が記録媒体に格納され、情報処理を受けてよい。CPU1212は、RAM1214から読み取られたデータに対し、本開示の随所に記載され、プログラムの命令シーケンスによって指定される様々なタイプのオペレーション、情報処理、条件判断、条件分岐、無条件分岐、情報の検索/置換等を含む、様々なタイプの処理を実行してよく、結果をRAM1214に対しライトバックしてよい。また、CPU1212は、記録媒体内のファイル、データベース等における情報を検索してよい。例えば、各々が第2の属性の属性値に関連付けられた第1の属性の属性値を有する複数のエントリが記録媒体内に格納される場合、CPU1212は、当該複数のエントリの中から、第1の属性の属性値が指定されている条件に一致するエントリを検索し、当該エントリ内に格納された第2の属性の属性値を読み取り、それにより予め定められた条件を満たす第1の属性に関連付けられた第2の属性の属性値を取得してよい。
【0215】
上で説明したプログラム又はソフトウェアモジュールは、コンピュータ1200上又はコンピュータ1200近傍のコンピュータ可読記憶媒体に格納されてよい。また、専用通信ネットワーク又はインターネットに接続されたサーバシステム内に提供されるハードディスク又はRAMのような記録媒体が、コンピュータ可読記憶媒体として使用可能であり、それによりプログラムを、ネットワークを介してコンピュータ1200に提供してよい。
【0216】
一実施形態におけるフローチャート及びブロック図におけるブロックは、オペレーションが実行されるプロセスの段階又はオペレーションを実行する役割を持つ装置の「部」を表わしてよい。特定の段階及び「部」が、専用回路、コンピュータ可読記憶媒体上に格納されるコンピュータ可読命令と共に供給されるプログラマブル回路、及び/又はコンピュータ可読記憶媒体上に格納されるコンピュータ可読命令と共に供給されるプロセッサによって実装されてよい。専用回路は、デジタル及び/又はアナログハードウェア回路を含んでよく、集積回路(IC)及び/又はディスクリート回路を含んでよい。プログラマブル回路は、例えば、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、及びプログラマブルロジックアレイ(PLA)等のような、論理積、論理和、排他的論理和、否定論理積、否定論理和、及び他の論理演算、フリップフロップ、レジスタ、並びにメモリエレメントを含む、再構成可能なハードウェア回路を含んでよい。
【0217】
コンピュータ可読記憶媒体は、適切なデバイスによって実行される命令を格納可能な任意の有形なデバイスを含んでよく、その結果、そこに格納される命令を有するコンピュータ可読記憶媒体は、フローチャート又はブロック図で指定されたオペレーションを実行するための手段を作成すべく実行され得る命令を含む、製品を備えることになる。コンピュータ可読記憶媒体の例としては、電子記憶媒体、磁気記憶媒体、光記憶媒体、電磁記憶媒体、半導体記憶媒体等が含まれてよい。コンピュータ可読記憶媒体のより具体的な例としては、フロッピー(登録商標)ディスク、ディスケット、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、電気的消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EEPROM)、静的ランダムアクセスメモリ(SRAM)、コンパクトディスクリードオンリメモリ(CD-ROM)、デジタル多用途ディスク(DVD)、ブルーレイ(登録商標)ディスク、メモリスティック、集積回路カード等が含まれてよい。
【0218】
コンピュータ可読命令は、アセンブラ命令、命令セットアーキテクチャ(ISA)命令、マシン命令、マシン依存命令、マイクロコード、ファームウェア命令、状態設定データ、又はSmalltalk(登録商標)、JAVA(登録商標)、C++等のようなオブジェクト指向プログラミング言語、及び「C」プログラミング言語又は同様のプログラミング言語のような従来の手続型プログラミング言語を含む、1又は複数のプログラミング言語の任意の組み合わせで記述されたソースコード又はオブジェクトコードのいずれかを含んでよい。
【0219】
コンピュータ可読命令は、汎用コンピュータ、特殊目的のコンピュータ、若しくは他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサ、又はプログラマブル回路が、フローチャート又はブロック図で指定されたオペレーションを実行するための手段を生成するために当該コンピュータ可読命令を実行すべく、ローカルに又はローカルエリアネットワーク(LAN)、インターネット等のようなワイドエリアネットワーク(WAN)を介して、汎用コンピュータ、特殊目的のコンピュータ、若しくは他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサ、又はプログラマブル回路に提供されてよい。プロセッサの例としては、コンピュータプロセッサ、処理ユニット、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ等を含んでよい。
【0220】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。そのような変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
【0221】
特許請求の範囲、明細書、及び図面中において示した装置、システム、プログラム、及び方法における動作、手順、ステップ、及び段階などの各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」などと明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、及び図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」などを用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
【符号の説明】
【0222】
10 システム、20 ネットワーク、30 通信端末、40 情報処理端末、50 運搬対象、60 飛行経路、80 飛行経路、100 飛行体、102 情報格納部、104 情報取得部、106 制御部、108 情報送信部、110 機体、120 搭載部、125 搭載部、130 支持軸、135 支持軸、150 発電パネル、155 発電パネル、200 飛行体管理装置、300 給電装置、302 給電装置、304 給電装置、400 給電管理装置、402 情報格納部、404 情報取得部、406 給電計画作成部、408 情報送信部、410 制御部、1200 コンピュータ、1210 ホストコントローラ、1212 CPU、1214 RAM、1216 グラフィックコントローラ、1218 ディスプレイデバイス、1220 入出力コントローラ、1222 通信インタフェース、1224 記憶装置、1226 DVDドライブ、1227 DVD-ROM、1230 ROM、1240 入出力チップ、1242 キーボード
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
【手続補正書】
【提出日】2023-05-31
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
飛行体に搭載された発電パネルにビームを照射することによって前記飛行体に無線給電する機能を有する複数の給電装置のそれぞれの設置位置を示す設置位置情報を格納する設置位置情報格納部と、
前記飛行体の飛行位置を示す飛行位置情報を取得する情報取得部と、
前記飛行位置情報と前記設置位置情報とに基づいて、前記飛行体に無線給電する給電装置を前記複数の給電装置のうちの一の給電装置から前記複数の給電装置のうちの他の給電装置に切り替えることによって、前記飛行体が飛行している間に、前記飛行体が前記複数の給電装置のうちの少なくとも1つの給電装置から連続的に無線給電されるように、前記飛行体に無線給電する前記給電装置を制御する制御部と
を備え、
前記制御部は、複数の前記発電パネルを搭載した前記飛行体に無線給電する給電装置を前記一の給電装置から前記他の給電装置に切り替える場合に、前記他の給電装置が、前記一の給電装置がビームを照射している前記発電パネルとは異なる前記発電パネルにビームを照射するように、前記他の給電装置を制御する、
電管理装置。
【請求項2】
飛行体に搭載された発電パネルにビームを照射することによって前記飛行体に無線給電する機能を有する複数の給電装置のそれぞれの設置位置を示す設置位置情報を格納する設置位置情報格納部と、
前記飛行体の飛行位置を示す飛行位置情報を取得する情報取得部と、
前記飛行位置情報と前記設置位置情報とに基づいて、前記飛行体に無線給電する給電装置を前記複数の給電装置のうちの一の給電装置から前記複数の給電装置のうちの他の給電装置に切り替えることによって、前記飛行体が飛行している間に、前記飛行体が前記複数の給電装置のうちの少なくとも1つの給電装置から連続的に無線給電されるように、前記飛行体に無線給電する前記給電装置を制御する制御部と
を備え、
前記制御部は、前記飛行体に無線給電する給電装置を前記一の給電装置から前記他の給電装置に切り替える場合に、前記発電パネルの向きが、前記他の給電装置からより多くの給電量が無線給電される向きとなるように、前記飛行体を制御する、
給電管理装置。
【請求項3】
前記制御部は、予め定められた切替位置で前記飛行体に無線給電する給電装置を前記一の給電装置から前記他の給電装置に切り替えるように、前記飛行体に無線給電する前記給電装置を制御する、請求項1又は2に記載の給電管理装置。
【請求項4】
前記制御部は、予め定められた切替時刻で前記飛行体に無線給電する給電装置を前記一の給電装置から前記他の給電装置に切り替えるように、前記飛行体に無線給電する前記給電装置を制御する、請求項1から3のいずれか一項に記載の給電管理装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記飛行体に無線給電する給電装置を前記一の給電装置から前記他の給電装置に切り替える場合に、前記一の給電装置が前記飛行体に無線給電する給電量が減少したことに応じて、前記他の給電装置が前記飛行体に無線給電する給電量が増加するように、前記他の給電装置を制御する、請求項1から4のいずれか一項に記載の給電管理装置。
【請求項6】
飛行体に搭載された発電パネルにビームを照射することによって前記飛行体に無線給電する機能を有する複数の給電装置のそれぞれの設置位置を示す設置位置情報を格納する設置位置情報格納部と、
前記飛行体の飛行位置を示す飛行位置情報及び前記飛行体の飛行方向を示す飛行方向情報を取得する情報取得部と、
前記飛行位置情報と前記設置位置情報とに基づいて、前記飛行体が飛行している間に、前記飛行体が前記複数の給電装置のうちの少なくとも1つの給電装置から無線給電されるように、前記少なくとも1つの給電装置を制御する制御部と
を備え、
記制御部は、前記飛行方向情報に基づいて、前記発電パネルの向きが、前記発電パネルの受ける空気抵抗がより小さい向きとなるように、前記飛行体を制御し、且つ、前記少なくとも1つの給電装置のビームの形状が、前記飛行体により多くの給電量を無線給電する形状となるように、前記少なくとも1つの給電装置を制御する
電管理装置。
【請求項7】
飛行体に搭載された発電パネルにビームを照射することによって前記飛行体に無線給電する機能を有する複数の給電装置のそれぞれの設置位置を示す設置位置情報を格納する設置位置情報格納部と、
前記飛行体の飛行位置を示す飛行位置情報を取得する情報取得部と、
前記飛行位置情報と前記設置位置情報とに基づいて、前記飛行体が飛行している間に、前記飛行体が前記複数の給電装置のうちの少なくとも1つの給電装置から無線給電されるように、前記少なくとも1つの給電装置を制御する制御部と
を備え、
前記制御部は、前記飛行体に搭載されている複数の前記発電パネルのそれぞれに、前記少なくとも1つの給電装置が有する複数の出力部によって出力された複数のビームのそれぞれが同時に照射されるように、前記少なくとも1つの給電装置を制御する、
給電管理装置。
【請求項8】
給電管理装置であって、
飛行体に搭載された発電パネルにビームを照射することによって前記飛行体に無線給電する機能を有する複数の給電装置のそれぞれの設置位置を示す設置位置情報を格納する設置位置情報格納部と、
記複数の給電装置のそれぞれの利用予定を示す利用予定情報を格納する利用予定情報格納部と
前記飛行体の飛行計画を示す飛行計画情報を取得する情報取得部と、
記飛行計画情報及び前記利用予定情報に基づいて、予め定められた給電条件を満たすように、前記飛行体の給電計画を作成する給電計画作成部と、
前記給電計画作成部が前記飛行体の前記給電計画を作成できない場合に、通知情報を送信する情報送信部と
を備え、
前記情報取得部は、前記飛行体の飛行位置を示す飛行位置情報をさらに取得し、
前記給電管理装置は、前記飛行位置情報と前記設置位置情報とに基づいて、前記飛行体が飛行している間に、前記飛行体が前記複数の給電装置のうちの少なくとも1つの給電装置から無線給電されるように、前記少なくとも1つの給電装置を制御する制御部をさらに備える
電管理装置。
【請求項9】
前記制御部は、前記給電計画作成部が作成した前記給電計画に従って前記飛行体に無線給電するように、前記少なくとも1つの給電装置を制御する、請求項8に記載の給電管理装置。
【請求項10】
前記給電計画作成部は、前記飛行計画に従って飛行する前記飛行体が無線給電されない状態で飛行する飛行期間が予め定められた飛行期間閾値より短くなるように、前記飛行体の前記給電計画を作成する、請求項8又は9に記載の給電管理装置。
【請求項11】
前記給電計画作成部は、前記飛行計画に従って飛行する前記飛行体が無線給電されない状態で飛行する飛行期間が存在しないように、前記飛行体の前記給電計画を作成する、請求項10に記載の給電管理装置。
【請求項12】
前記給電計画作成部は、前記飛行計画に従って飛行する前記飛行体が無線給電されない状態で飛行する飛行距離が予め定められた飛行距離閾値より短くなるように、前記飛行体の前記給電計画を作成する、請求項8から11のいずれか一項に記載の給電管理装置。
【請求項13】
前記情報取得部は、前記飛行体が前記飛行計画に従って飛行している間に前記飛行体の前記飛行計画が変更された場合に、変更後の前記飛行体の飛行計画を示す飛行計画情報をさらに取得し、
前記給電計画作成部は、変更後の前記飛行体の前記飛行計画を示す前記飛行計画情報及び前記利用予定情報に基づいて、前記給電条件を満たすように、前記飛行体の前記給電計画を変更する、
請求項8から12のいずれか一項に記載の給電管理装置。
【請求項14】
前記情報送信部は、前記給電計画作成部が前記飛行体の前記給電計画を変更できない場合に、前記飛行体の前記飛行計画に従った飛行の中止を通知する前記通知情報を送信する、請求項13に記載の給電管理装置。
【請求項15】
前記制御部は、前記飛行体に無線給電する給電装置を前記複数の給電装置のうちの一の給電装置から前記複数の給電装置のうちの他の給電装置に切り替えることによって、前記飛行体が飛行している間に、前記飛行体が前記少なくとも1つの給電装置から連続的に無線給電されるように、前記飛行体に無線給電する前記給電装置を制御する、請求項6から14のいずれか一項に記載の給電管理装置。
【請求項16】
コンピュータを、請求項1から15のいずれか一項に記載の給電管理装置として機能させるためのプログラム。
【請求項17】
請求項1から15のいずれか一項に記載の給電管理装置と、
前記複数の給電装置と
を備える、システム。
【請求項18】
前記飛行体をさらに備え、
前記飛行体は、
前記発電パネルを搭載する搭載部と、
前記設置位置情報を格納する設置位置情報格納部と、
前記飛行位置情報を取得する飛行位置情報取得部と、
前記飛行体に無線給電する給電装置を前記複数の給電装置のうちの一の給電装置から前記複数の給電装置のうちの他の給電装置に切り替えることを示す切替情報を受信する切替情報受信部と、
前記切替情報を受信したことに応じて、前記飛行位置情報と前記設置位置情報とに基づいて、前記発電パネルの向きが前記他の給電装置からより多くの給電量が無線給電される向きとなるように、前記飛行体を制御する制御部と
を有する、請求項17に記載のシステム。
【請求項19】
飛行体であって、
発電パネルを搭載する搭載部と、
前記発電パネルにビームを照射することによって前記飛行体に無線給電する機能を有する複数の給電装置のそれぞれの設置位置を示す設置位置情報を格納する設置位置情報格納部と、
前記飛行体の飛行位置を示す飛行位置情報を取得する飛行位置情報取得部と、
前記飛行体に無線給電する給電装置を前記複数の給電装置のうちの一の給電装置から前記複数の給電装置のうちの他の給電装置に切り替えることを示す切替情報を受信する切替情報受信部と、
前記切替情報を受信したことに応じて、前記飛行位置情報と前記設置位置情報とに基づいて、前記発電パネルの向きが前記他の給電装置からより多くの給電量が無線給電される向きとなるように、前記飛行体を制御する制御部と
を備える、飛行体。
【請求項20】
コンピュータを、請求項19に記載の飛行体として機能させるためのプログラム。
【請求項21】
コンピュータによって実行される方法であって、
飛行体の飛行位置を示す飛行位置情報を取得する情報取得段階と、
前記飛行位置情報と、前記コンピュータに格納されている、前記飛行体に搭載された発電パネルにビームを照射することによって前記飛行体に無線給電する機能を有する複数の給電装置のそれぞれの設置位置を示す設置位置情報とに基づいて、前記飛行体に無線給電する給電装置を前記複数の給電装置のうちの一の給電装置から前記複数の給電装置のうちの他の給電装置に切り替えることによって、前記飛行体が飛行している間に、前記飛行体が前記複数の給電装置のうちの少なくとも1つの給電装置から連続的に無線給電されるように、前記飛行体に無線給電する前記給電装置を制御する制御段階と
を備え、
前記制御段階は、複数の前記発電パネルを搭載した前記飛行体に無線給電する給電装置を前記一の給電装置から前記他の給電装置に切り替える場合に、前記他の給電装置が、前記一の給電装置がビームを照射している前記発電パネルとは異なる前記発電パネルにビームを照射するように、前記他の給電装置を制御する段階を有する、
法。
【請求項22】
コンピュータによって実行される方法であって、
飛行体の飛行位置を示す飛行位置情報を取得する情報取得段階と、
前記飛行位置情報と、前記コンピュータに格納されている、前記飛行体に搭載された発電パネルにビームを照射することによって前記飛行体に無線給電する機能を有する複数の給電装置のそれぞれの設置位置を示す設置位置情報とに基づいて、前記飛行体に無線給電する給電装置を前記複数の給電装置のうちの一の給電装置から前記複数の給電装置のうちの他の給電装置に切り替えることによって、前記飛行体が飛行している間に、前記飛行体が前記複数の給電装置のうちの少なくとも1つの給電装置から連続的に無線給電されるように、前記飛行体に無線給電する前記給電装置を制御する制御段階と
を備え、
前記制御段階は、前記飛行体に無線給電する給電装置を前記一の給電装置から前記他の給電装置に切り替える場合に、前記発電パネルの向きが、前記他の給電装置からより多くの給電量が無線給電される向きとなるように、前記飛行体を制御する段階を有する、
方法。
【請求項23】
コンピュータによって実行される方法であって、
飛行体の飛行位置を示す飛行位置情報及び前記飛行体の飛行方向を示す飛行方向情報を取得する情報取得段階と、
前記飛行位置情報と、前記コンピュータに格納されている、前記飛行体に搭載された発電パネルにビームを照射することによって前記飛行体に無線給電する機能を有する複数の給電装置のそれぞれの設置位置を示す設置位置情報とに基づいて、前記飛行体が飛行している間に、前記飛行体が前記複数の給電装置のうちの少なくとも1つの給電装置から無線給電されるように、前記少なくとも1つの給電装置を制御する制御段階と
を備え、
前記制御段階は、前記飛行方向情報に基づいて、前記発電パネルの向きが、前記発電パネルの受ける空気抵抗がより小さい向きとなるように、前記飛行体を制御し、且つ、前記少なくとも1つの給電装置のビームの形状が、前記飛行体により多くの給電量を無線給電する形状となるように、前記少なくとも1つの給電装置を制御する段階を有する、
方法。
【請求項24】
コンピュータによって実行される方法であって、
飛行体の飛行位置を示す飛行位置情報を取得する情報取得段階と、
前記飛行位置情報と、前記コンピュータに格納されている、前記飛行体に搭載された発電パネルにビームを照射することによって前記飛行体に無線給電する機能を有する複数の給電装置のそれぞれの設置位置を示す設置位置情報とに基づいて、前記飛行体が飛行している間に、前記飛行体が前記複数の給電装置のうちの少なくとも1つの給電装置から無線給電されるように、前記少なくとも1つの給電装置を制御する制御段階と
を備え、
前記制御段階は、前記飛行体に搭載されている複数の前記発電パネルのそれぞれに、前記少なくとも1つの給電装置が有する複数の出力部によって出力された複数のビームのそれぞれが同時に照射されるように、前記少なくとも1つの給電装置を制御する段階を有する、
方法。
【請求項25】
コンピュータによって実行される方法であって、
飛行体の飛行計画を示す飛行計画情報を取得する第1情報取得段階と、
前記飛行計画情報と、前記コンピュータに格納されている、前記飛行体に搭載された発電パネルにビームを照射することによって前記飛行体に無線給電する機能を有する複数の給電装置のそれぞれの利用予定を示す利用予定情報利用予定情報とに基づいて、予め定められた給電条件を満たすように、前記飛行体の給電計画を作成する給電計画作成段階と、
前記給電計画作成段階で前記飛行体の前記給電計画を作成できない場合に、通知情報を送信する情報送信段階と、
前記飛行体の飛行位置を示す飛行位置情報を取得する第2情報取得段階と、
前記飛行位置情報と、前記コンピュータに格納されている、前記複数の給電装置のそれぞれの設置位置を示す設置位置情報とに基づいて、前記飛行体が飛行している間に、前記飛行体が前記複数の給電装置のうちの少なくとも1つの給電装置から無線給電されるように、前記少なくとも1つの給電装置を制御する制御段階と
を備える、方法。
【請求項26】
コンピュータによって実行される方法であって、
飛行体の飛行位置を示す飛行位置情報を取得する飛行位置情報取得段階と、
前記飛行体に無線給電する給電装置を、前記飛行体の発電パネルにビームを照射することによって前記飛行体に無線給電する機能を有する複数の給電装置のうちの一の給電装置から前記複数の給電装置のうちの他の給電装置に切り替えることを示す切替情報を受信する切替情報受信段階と、
前記切替情報を受信したことに応じて、前記飛行位置情報と、前記コンピュータに格納されている、前記複数の給電装置のそれぞれの設置位置を示す設置位置情報とに基づいて、前記他の給電装置からより多くの給電量が無線給電されるように、前記発電パネルの向きを制御する制御段階と
を備える、方法。
【手続補正書】
【提出日】2023-08-01
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
飛行体に搭載された発電パネルにビームを照射することによって前記飛行体に無線給電する機能を有する複数の給電装置のそれぞれの設置位置を示す設置位置情報を格納する設置位置情報格納部と、
前記飛行体の飛行位置を示す飛行位置情報を取得する情報取得部と、
前記飛行位置情報と前記設置位置情報とに基づいて、前記飛行体に無線給電する給電装置を前記複数の給電装置のうちの一の給電装置から前記複数の給電装置のうちの他の給電装置に切り替えることによって、前記飛行体が飛行している間に、前記飛行体が前記複数の給電装置のうちの少なくとも1つの給電装置から連続的に無線給電されるように、前記飛行体に無線給電する前記給電装置を制御する制御部と
を備え、
前記制御部は、複数の前記発電パネルを搭載した前記飛行体に無線給電する給電装置を前記一の給電装置から前記他の給電装置に切り替える場合に、前記他の給電装置が、前記一の給電装置がビームを照射している前記発電パネルとは異なる前記発電パネルにビームを照射するように、前記他の給電装置を制御する、
給電管理装置。
【請求項2】
飛行体に搭載された発電パネルにビームを照射することによって前記飛行体に無線給電する機能を有する複数の給電装置のそれぞれの設置位置を示す設置位置情報を格納する設置位置情報格納部と、
前記飛行体の飛行位置を示す飛行位置情報を取得する情報取得部と、
前記飛行位置情報と前記設置位置情報とに基づいて、前記飛行体に無線給電する給電装置を前記複数の給電装置のうちの一の給電装置から前記複数の給電装置のうちの他の給電装置に切り替えることによって、前記飛行体が飛行している間に、前記飛行体が前記複数の給電装置のうちの少なくとも1つの給電装置から連続的に無線給電されるように、前記飛行体に無線給電する前記給電装置を制御する制御部と
を備え、
前記制御部は、前記飛行体に無線給電する給電装置を前記一の給電装置から前記他の給電装置に切り替える場合に、前記発電パネルの向きが、前記他の給電装置からより多くの給電量が無線給電される向きとなるように、前記飛行体を制御する、
給電管理装置。
【請求項3】
前記制御部は、予め定められた切替位置で前記飛行体に無線給電する給電装置を前記一の給電装置から前記他の給電装置に切り替えるように、前記飛行体に無線給電する前記給電装置を制御する、請求項1又は2に記載の給電管理装置。
【請求項4】
前記制御部は、予め定められた切替時刻で前記飛行体に無線給電する給電装置を前記一の給電装置から前記他の給電装置に切り替えるように、前記飛行体に無線給電する前記給電装置を制御する、請求項1から3のいずれか一項に記載の給電管理装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記飛行体に無線給電する給電装置を前記一の給電装置から前記他の給電装置に切り替える場合に、前記一の給電装置が前記飛行体に無線給電する給電量が減少したことに応じて、前記他の給電装置が前記飛行体に無線給電する給電量が増加するように、前記他の給電装置を制御する、請求項1から4のいずれか一項に記載の給電管理装置。
【請求項6】
飛行体に搭載された発電パネルにビームを照射することによって前記飛行体に無線給電する機能を有する複数の給電装置のそれぞれの設置位置を示す設置位置情報を格納する設置位置情報格納部と、
前記飛行体の飛行位置を示す飛行位置情報及び前記飛行体の飛行方向を示す飛行方向情報を取得する情報取得部と、
前記飛行位置情報と前記設置位置情報とに基づいて、前記飛行体が飛行している間に、前記飛行体が前記複数の給電装置のうちの少なくとも1つの給電装置から無線給電されるように、前記少なくとも1つの給電装置を制御する制御部と
を備え、
前記制御部は、前記飛行方向情報に基づいて、前記発電パネルの向きが、前記発電パネルの受ける空気抵抗がより小さい向きとなるように、前記飛行体を制御し、且つ、前記少なくとも1つの給電装置のビームの形状が、前記飛行体により多くの給電量を無線給電する形状となるように、前記少なくとも1つの給電装置を制御する、
給電管理装置。
【請求項7】
給電管理装置であって、
飛行体に搭載された発電パネルにビームを照射することによって前記飛行体に無線給電する機能を有する複数の給電装置のそれぞれの設置位置を示す設置位置情報を格納する設置位置情報格納部と、
前記複数の給電装置のそれぞれの利用予定を示す利用予定情報を格納する利用予定情報格納部と、
前記飛行体の飛行計画を示す飛行計画情報を取得する情報取得部と、
前記飛行計画情報及び前記利用予定情報に基づいて、予め定められた給電条件を満たすように、前記飛行体の給電計画を作成する給電計画作成部と、
前記給電計画作成部が前記飛行体の前記給電計画を作成できない場合に、通知情報を送信する情報送信部と
を備え、
前記情報取得部は、前記飛行体の飛行位置を示す飛行位置情報をさらに取得し、
前記給電管理装置は、前記飛行位置情報と前記設置位置情報とに基づいて、前記飛行体が飛行している間に、前記飛行体が前記複数の給電装置のうちの少なくとも1つの給電装置から無線給電されるように、前記少なくとも1つの給電装置を制御する制御部をさらに備える、
給電管理装置。
【請求項8】
前記制御部は、前記給電計画作成部が作成した前記給電計画に従って前記飛行体に無線給電するように、前記少なくとも1つの給電装置を制御する、請求項7に記載の給電管理装置。
【請求項9】
前記給電計画作成部は、前記飛行計画に従って飛行する前記飛行体が無線給電されない状態で飛行する飛行期間が予め定められた飛行期間閾値より短くなるように、前記飛行体の前記給電計画を作成する、請求項7又は8に記載の給電管理装置。
【請求項10】
前記給電計画作成部は、前記飛行計画に従って飛行する前記飛行体が無線給電されない状態で飛行する飛行期間が存在しないように、前記飛行体の前記給電計画を作成する、請求項9に記載の給電管理装置。
【請求項11】
前記給電計画作成部は、前記飛行計画に従って飛行する前記飛行体が無線給電されない状態で飛行する飛行距離が予め定められた飛行距離閾値より短くなるように、前記飛行体の前記給電計画を作成する、請求項7から10のいずれか一項に記載の給電管理装置。
【請求項12】
前記情報取得部は、前記飛行体が前記飛行計画に従って飛行している間に前記飛行体の前記飛行計画が変更された場合に、変更後の前記飛行体の飛行計画を示す飛行計画情報をさらに取得し、
前記給電計画作成部は、変更後の前記飛行体の前記飛行計画を示す前記飛行計画情報及び前記利用予定情報に基づいて、前記給電条件を満たすように、前記飛行体の前記給電計画を変更する、
請求項7から11のいずれか一項に記載の給電管理装置。
【請求項13】
前記情報送信部は、前記給電計画作成部が前記飛行体の前記給電計画を変更できない場合に、前記飛行体の前記飛行計画に従った飛行の中止を通知する前記通知情報を送信する、請求項12に記載の給電管理装置。
【請求項14】
前記制御部は、前記飛行体に無線給電する給電装置を前記複数の給電装置のうちの一の給電装置から前記複数の給電装置のうちの他の給電装置に切り替えることによって、前記飛行体が飛行している間に、前記飛行体が前記少なくとも1つの給電装置から連続的に無線給電されるように、前記飛行体に無線給電する前記給電装置を制御する、請求項6から13のいずれか一項に記載の給電管理装置。
【請求項15】
コンピュータを、請求項1から14のいずれか一項に記載の給電管理装置として機能させるためのプログラム。
【請求項16】
請求項1から14のいずれか一項に記載の給電管理装置と、
前記複数の給電装置と
を備える、システム。
【請求項17】
前記飛行体をさらに備え、
前記飛行体は、
前記発電パネルを搭載する搭載部と、
前記設置位置情報を格納する設置位置情報格納部と、
前記飛行位置情報を取得する飛行位置情報取得部と、
前記飛行体に無線給電する給電装置を前記複数の給電装置のうちの一の給電装置から前記複数の給電装置のうちの他の給電装置に切り替えることを示す切替情報を受信する切替情報受信部と、
前記切替情報を受信したことに応じて、前記飛行位置情報と前記設置位置情報とに基づいて、前記発電パネルの向きが前記他の給電装置からより多くの給電量が無線給電される向きとなるように、前記飛行体を制御する制御部と
を有する、請求項16に記載のシステム。
【請求項18】
飛行体であって、
発電パネルを搭載する搭載部と、
前記発電パネルにビームを照射することによって前記飛行体に無線給電する機能を有する複数の給電装置のそれぞれの設置位置を示す設置位置情報を格納する設置位置情報格納部と、
前記飛行体の飛行位置を示す飛行位置情報を取得する飛行位置情報取得部と、
前記飛行体に無線給電する給電装置を前記複数の給電装置のうちの一の給電装置から前記複数の給電装置のうちの他の給電装置に切り替えることを示す切替情報を受信する切替情報受信部と、
前記切替情報を受信したことに応じて、前記飛行位置情報と前記設置位置情報とに基づいて、前記発電パネルの向きが前記他の給電装置からより多くの給電量が無線給電される向きとなるように、前記飛行体を制御する制御部と
を備える、飛行体。
【請求項19】
コンピュータを、請求項18に記載の飛行体として機能させるためのプログラム。
【請求項20】
コンピュータによって実行される方法であって、
飛行体の飛行位置を示す飛行位置情報を取得する情報取得段階と、
前記飛行位置情報と、前記コンピュータに格納されている、前記飛行体に搭載された発電パネルにビームを照射することによって前記飛行体に無線給電する機能を有する複数の給電装置のそれぞれの設置位置を示す設置位置情報とに基づいて、前記飛行体に無線給電する給電装置を前記複数の給電装置のうちの一の給電装置から前記複数の給電装置のうちの他の給電装置に切り替えることによって、前記飛行体が飛行している間に、前記飛行体が前記複数の給電装置のうちの少なくとも1つの給電装置から連続的に無線給電されるように、前記飛行体に無線給電する前記給電装置を制御する制御段階と
を備え、
前記制御段階は、複数の前記発電パネルを搭載した前記飛行体に無線給電する給電装置を前記一の給電装置から前記他の給電装置に切り替える場合に、前記他の給電装置が、前記一の給電装置がビームを照射している前記発電パネルとは異なる前記発電パネルにビームを照射するように、前記他の給電装置を制御する段階を有する、
方法。
【請求項21】
コンピュータによって実行される方法であって、
飛行体の飛行位置を示す飛行位置情報を取得する情報取得段階と、
前記飛行位置情報と、前記コンピュータに格納されている、前記飛行体に搭載された発電パネルにビームを照射することによって前記飛行体に無線給電する機能を有する複数の給電装置のそれぞれの設置位置を示す設置位置情報とに基づいて、前記飛行体に無線給電する給電装置を前記複数の給電装置のうちの一の給電装置から前記複数の給電装置のうちの他の給電装置に切り替えることによって、前記飛行体が飛行している間に、前記飛行体が前記複数の給電装置のうちの少なくとも1つの給電装置から連続的に無線給電されるように、前記飛行体に無線給電する前記給電装置を制御する制御段階と
を備え、
前記制御段階は、前記飛行体に無線給電する給電装置を前記一の給電装置から前記他の給電装置に切り替える場合に、前記発電パネルの向きが、前記他の給電装置からより多くの給電量が無線給電される向きとなるように、前記飛行体を制御する段階を有する、
方法。
【請求項22】
コンピュータによって実行される方法であって、
飛行体の飛行位置を示す飛行位置情報及び前記飛行体の飛行方向を示す飛行方向情報を取得する情報取得段階と、
前記飛行位置情報と、前記コンピュータに格納されている、前記飛行体に搭載された発電パネルにビームを照射することによって前記飛行体に無線給電する機能を有する複数の給電装置のそれぞれの設置位置を示す設置位置情報とに基づいて、前記飛行体が飛行している間に、前記飛行体が前記複数の給電装置のうちの少なくとも1つの給電装置から無線給電されるように、前記少なくとも1つの給電装置を制御する制御段階と
を備え、
前記制御段階は、前記飛行方向情報に基づいて、前記発電パネルの向きが、前記発電パネルの受ける空気抵抗がより小さい向きとなるように、前記飛行体を制御し、且つ、前記少なくとも1つの給電装置のビームの形状が、前記飛行体により多くの給電量を無線給電する形状となるように、前記少なくとも1つの給電装置を制御する段階を有する、
方法。
【請求項23】
コンピュータによって実行される方法であって、
飛行体の飛行計画を示す飛行計画情報を取得する第1情報取得段階と、
前記飛行計画情報と、前記コンピュータに格納されている、前記飛行体に搭載された発電パネルにビームを照射することによって前記飛行体に無線給電する機能を有する複数の給電装置のそれぞれの利用予定を示す利用予定情報利用予定情報とに基づいて、予め定められた給電条件を満たすように、前記飛行体の給電計画を作成する給電計画作成段階と、
前記給電計画作成段階で前記飛行体の前記給電計画を作成できない場合に、通知情報を送信する情報送信段階と、
前記飛行体の飛行位置を示す飛行位置情報を取得する第2情報取得段階と、
前記飛行位置情報と、前記コンピュータに格納されている、前記複数の給電装置のそれぞれの設置位置を示す設置位置情報とに基づいて、前記飛行体が飛行している間に、前記飛行体が前記複数の給電装置のうちの少なくとも1つの給電装置から無線給電されるように、前記少なくとも1つの給電装置を制御する制御段階と
を備える、方法。
【請求項24】
コンピュータによって実行される方法であって、
飛行体の飛行位置を示す飛行位置情報を取得する飛行位置情報取得段階と、
前記飛行体に無線給電する給電装置を、前記飛行体の発電パネルにビームを照射することによって前記飛行体に無線給電する機能を有する複数の給電装置のうちの一の給電装置から前記複数の給電装置のうちの他の給電装置に切り替えることを示す切替情報を受信する切替情報受信段階と、
前記切替情報を受信したことに応じて、前記飛行位置情報と、前記コンピュータに格納されている、前記複数の給電装置のそれぞれの設置位置を示す設置位置情報とに基づいて、前記他の給電装置からより多くの給電量が無線給電されるように、前記発電パネルの向きを制御する制御段階と
を備える、方法。