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特開2023-157052文書提供システム、文書提供方法、および文書提供プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023157052
(43)【公開日】2023-10-26
(54)【発明の名称】文書提供システム、文書提供方法、および文書提供プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/22 20180101AFI20231019BHJP
【FI】
G06Q50/22
【審査請求】未請求
【請求項の数】17
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022066700
(22)【出願日】2022-04-14
(71)【出願人】
【識別番号】000001270
【氏名又は名称】コニカミノルタ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000671
【氏名又は名称】IBC一番町弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】森田 光貴
【テーマコード(参考)】
5L099
【Fターム(参考)】
5L099AA11
(57)【要約】
【課題】入居者の家族等に、加算を取得することの納得性の高い理由を提示可能にすることで、加算の取得による入居者等に合った効果を確認ができるとともに、安心して加算取得に同意できる文書提供システムを提供する。
【解決手段】加算項目を受け付ける加算項目受付部と、施設へ入居する対象者の入居者情報を受け付ける入居者情報受付部と、受け付けられた加算項目および入居者情報に基づいて、各加算項目について説明する加算項目説明文章を用いて、受け付けられた加算項目についての説明が示された説明文書を生成する説明文書生成部と、を有する文書提供システム。
【選択図】図12
【特許請求の範囲】
【請求項1】
加算項目を受け付ける加算項目受付部と、
施設へ入居する対象者の入居者情報を受け付ける入居者情報受付部と、
受け付けられた前記加算項目および前記入居者情報に基づいて、各加算項目について説明する加算項目説明文章を用いて、受け付けられた前記加算項目についての説明が示された説明文書を生成する説明文書生成部と、
を有する文書提供システム。
【請求項2】
前記入居者情報には、前記対象者の特徴および前記対象者の家族の要望が含まれる、請求項1に記載の文書提供システム。
【請求項3】
前記対象者の特徴には、前記対象者の症状および状態が含まれる、請求項2に記載の文書提供システム。
【請求項4】
前記説明文書生成部は、前記加算項目ごとに予め設定された前記加算項目説明文章の一部を、前記入居者情報に応じて強調した前記説明文書を生成する、請求項1~3のいずれか一項に記載の文書提供システム。
【請求項5】
前記説明文書生成部は、前記加算項目ごとに予め設定された前記加算項目説明文章の一部を、前記入居者情報に応じて抽出して前記加算項目にそれぞれ対応付けることにより、前記説明文書を生成する、請求項1~3のいずれか一項に記載の文書提供システム。
【請求項6】
前記説明文書生成部は、前記入居者情報に応じて強調される理由と、前記入居者情報との関係を説明する理由文章を生成し、前記説明文書に挿入する、請求項4に記載の文書提供システム。
【請求項7】
前記説明文書生成部は、前記家族の要望を前記入居者情報として説明が示される特定の前記加算項目について最優先で表示し、特定の前記加算項目以外の前記加算項目については、負担額が高い順に表示する前記説明文書を生成する、請求項2に記載の文書提供システム。
【請求項8】
前記説明文書生成部は、前記入居者情報と、前記加算項目との関係をそれぞれ示す図が含まれる前記説明文書を生成する、請求項3に記載の文書提供システム。
【請求項9】
加算項目を受け付けるステップ(a)と、
施設へ入居する対象者の入居者情報を受け付けるステップ(b)と、
受け付けられた前記加算項目および前記入居者情報に基づいて、各加算項目について説明する加算項目説明文章を用いて、受け付けられた前記加算項目についての説明が示された説明文書を生成するステップ(c)と、
を有する文書提供方法。
【請求項10】
前記入居者情報には、前記対象者の特徴および前記対象者の家族の要望が含まれる、請求項9に記載の文書提供方法。
【請求項11】
前記対象者の特徴には、前記対象者の症状および状態が含まれる、請求項10に記載の文書提供方法。
【請求項12】
前記ステップ(c)においては、前記加算項目ごとに予め設定された前記加算項目説明文章の一部を、前記入居者情報に応じて強調した前記説明文書を生成する、請求項9に記載の文書提供方法。
【請求項13】
前記ステップ(c)においては、前記加算項目ごとに予め設定された前記加算項目説明文章の一部を、前記入居者情報に応じて抽出して前記加算項目にそれぞれ対応付けることにより、前記説明文書を生成する、請求項9に記載の文書提供方法。
【請求項14】
前記ステップ(c)においては、前記入居者情報に応じて強調される理由と、前記入居者情報との関係を説明する理由文章を生成し、前記説明文書に挿入する、請求項12に記載の文書提供方法。
【請求項15】
前記ステップ(c)においては、前記家族の要望を前記入居者情報として説明が示される特定の前記加算項目について最優先で表示し、特定の前記加算項目以外の前記加算項目については、負担額が高い順に表示する前記説明文書を生成する、請求項10に記載の文書提供方法。
【請求項16】
前記ステップ(c)においては、前記入居者情報と、前記加算項目との関係をそれぞれ示す図が含まれる前記説明文書を生成する、請求項11に記載の文書提供方法。
【請求項17】
請求項9~16のいずれか一項に記載の文書提供方法をコンピューターに実行させるための文書提供プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、文書提供システム、文書提供方法、および文書提供プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
介護施設においては、利用者や介護保険から基本報酬が得られるが、施設の体制等を整えることによって、さらに加算の報酬を得ることができる。このような加算の報酬を得ることは、介護施設にとって非常に重要である。また、加算の報酬を得る際に施設の体制を整えることで利用者へ提供するサービスの質も向上する。
【0003】
一方、加算金は約9割が国/地方自治体から施設に支払われ、1割が利用者負担となる。利用者が加算金の1割を負担することになるため、加算の報酬を得るためには、入居者の家族等への説明をする必要がある。
【0004】
しかし、加算項目は、褥瘡マネジメント加算、サービス提供体制強化加算、経口維持加算のように、介護施設の入居者の家族等にとって具体的にどのような効果やメリットがあるのか判らないものも多い。また、厚生労働省からは、加算を取得するための要件は示されているが、加算を取得することによって入居者等にとってどのような効果やメリットがあるかは十分に示されていない。さらに、加算の種類は比較的多く、施設単位で取得する加算だけでなく入居者ごとに取得する加算もあり、入居者の状態は異なるため、入居者に合った効果やメリットを説明することが難しい。入居者の家族等が満足できる説明ができなければ、施設への信頼が低下する可能性がある。
【0005】
下記特許文献1には、次の先行技術が開示されている。介護施設の改修により基本報酬額を増大させるための検討に資する情報として、予め設定される介護度別利用者配賦テーブルと、算出した平均介護度とに基づいて、施設改修前後における基本報酬額の差額を算出する。
【0006】
下記特許文献2には、次の先行技術が開示されている。介護者等が利用者に給付するためのケア項目と、ケア項目の対価の情報と、対価の発生が認められるための算定条件と、を紐づけて記憶させる。そして、取得した利用者情報と算定基準とを用いて、ケア項目に応じた、ケアの指示をするためのオーダー候補情報を生成して出力する。これにより、ケアに対する対価請求を適正に行うことができる。
【0007】
下記特許文献3には、次の先行技術が開示されている。サービス内容とサービスコードと単位数との関係を格納したサービスコードテーブルと、加減算情報等の事業者データを格納したサービス事業者テーブルと、サービス事業者の加減算情報等の事業者データを格納したサービス事業者テーブルと、サービス利用者の要介護度等の利用者データを格納したサービス利用者テーブルとを設ける。そして、サービス種類、所要時間、時間帯、サービス人員数等の選択項目を選択するための選択手段を設け、選択手段により選択された選択項目と、事業者データとに基づいてサービス内容を特定し、当該サービス内容に対応したサービスコードおよび単位数を算出する。これにより、ケアプランの作成時等におけるサービスコードおよび単位数の算出効率を向上できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2008-186293号公報
【特許文献2】特開2020-129417号公報
【特許文献3】特開2001-290886号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかし、上述の各先行技術は、入居者のメリットを提示するものではなく、加算を取得することの納得性の高い理由を提示することに対応できないという問題がある。
【0010】
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、入居者の家族等に、加算を取得することの納得性の高い理由を提示可能にすることで、加算の取得による入居者等に合った効果を確認ができるとともに、安心して加算取得に同意できる、文書提供システム、文書提供方法、および文書提供プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記目的は、下記の手段によって達成される。
【0012】
(1)加算項目を受け付ける加算項目受付部と、施設へ入居する対象者の入居者情報を受け付ける入居者情報受付部と、受け付けられた前記加算項目および前記入居者情報に基づいて、各加算項目について説明する加算項目説明文章を用いて、受け付けられた前記加算項目についての説明が示された説明文書を生成する説明文書生成部と、を有する文書提供システム。
【0013】
(2)前記入居者情報には、前記対象者の特徴および前記対象者の家族の要望が含まれる、上記(1)に記載の文書提供システム。
【0014】
(3)前記対象者の特徴には、前記対象者の症状および状態が含まれる、上記(2)に記載の文書提供システム。
【0015】
(4)前記説明文書生成部は、前記加算項目ごとに予め設定された前記加算項目説明文章の一部を、前記入居者情報に応じて強調した前記説明文書を生成する、上記(1)~(3)のいずれかに記載の文書提供システム。
【0016】
(5)前記説明文書生成部は、前記加算項目ごとに予め設定された前記加算項目説明文章の一部を、前記入居者情報に応じて抽出して前記加算項目にそれぞれ対応付けることにより、前記説明文書を生成する、上記(1)~(3)のいずれかに記載の文書提供システム。
【0017】
(6)前記説明文書生成部は、前記入居者情報に応じて強調される理由と、前記入居者情報との関係を説明する理由文章を生成し、前記説明文書に挿入する、上記(4)に記載の文書提供システム。
【0018】
(7)前記説明文書生成部は、前記家族の要望を前記入居者情報として説明が示される特定の前記加算項目について最優先で表示し、特定の前記加算項目以外の前記加算項目については、負担額が高い順に表示する前記説明文書を生成する、上記(2)に記載の文書提供システム。
【0019】
(8)前記説明文書生成部は、前記入居者情報と、前記加算項目との関係をそれぞれ示す図が含まれる前記説明文書を生成する、上記(3)に記載の文書提供システム。
【0020】
(9)加算項目を受け付けるステップ(a)と、施設へ入居する対象者の入居者情報を受け付けるステップ(b)と、受け付けられた前記加算項目および前記入居者情報に基づいて、各加算項目について説明する加算項目説明文章を用いて、受け付けられた前記加算項目についての説明が示された説明文書を生成するステップ(c)と、を有する文書提供方法。
【0021】
(10)前記入居者情報には、前記対象者の特徴および前記対象者の家族の要望が含まれる、上記(9)に記載の文書提供方法。
【0022】
(11)前記対象者の特徴には、前記対象者の症状および状態が含まれる、上記(10)に記載の文書提供方法。
【0023】
(12)前記ステップ(c)においては、前記加算項目ごとに予め設定された前記加算項目説明文章の一部を、前記入居者情報に応じて強調した前記説明文書を生成する、上記(9)に記載の文書提供方法。
【0024】
(13)前記ステップ(c)においては、前記加算項目ごとに予め設定された前記加算項目説明文章の一部を、前記入居者情報に応じて抽出して前記加算項目にそれぞれ対応付けることにより、前記説明文書を生成する、上記(9)に記載の文書提供方法。
【0025】
(14)前記ステップ(c)においては、前記入居者情報に応じて強調される理由と、前記入居者情報との関係を説明する理由文章を生成し、前記説明文書に挿入する、上記(12)に記載の文書提供方法。
【0026】
(15)前記ステップ(c)においては、前記家族の要望を前記入居者情報として説明が示される特定の前記加算項目について最優先で表示し、特定の前記加算項目以外の前記加算項目については、負担額が高い順に表示する前記説明文書を生成する、上記(10)に記載の文書提供方法。
【0027】
(16)前記ステップ(c)においては、前記入居者情報と、前記加算項目との関係をそれぞれ示す図が含まれる前記説明文書を生成する、上記(11)に記載の文書提供方法。
【0028】
(17)上記(9)~(16)のいずれかに記載の文書提供方法をコンピューターに実行させるための文書提供プログラム。
【発明の効果】
【0029】
加算項目と、施設へ入居する対象者の入居者情報とを受け付け、加算項目および入居者情報に基づいて、各加算項目について説明する加算項目説明文章を用いて、加算項目についての説明が示された説明文書を生成する。これにより、入居者の家族等に、加算を取得することの納得性の高い理由を提示可能にすることで、加算の取得による入居者等に合った効果を確認ができるとともに、安心して加算取得に同意できる。
【図面の簡単な説明】
【0030】
図1】システム全体の概略構成を示す図である。
図2】ユーザー端末の概略構成を示すブロック図である。
図3】情報処理装置の概略構成を示すブロック図である。
図4】効果文章テーブルの例を示す図である。
図5】対応文章テーブルの例を示す図である。
図6】CPUの機能を示すブロック図である。
図7】入居者情報入力ページの画面の例を示す図である。
図8】取得加算情報入力ページの画面の例を示す図である。
図9】説明文書の生成について説明するための説明図である。
図10】入居者情報と加算項目との関係をそれぞれ示す相関図を示す図である。
図11】説明文書の例を示す図である。
図12】情報処理装置において実行される処理の手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0031】
以下、添付した図面を参照して、本発明の実施形態に係る文書提供システム、文書提供方法、および文書提供プログラムについて説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面の寸法比率は、説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
【0032】
<システムの全体構成>
図1は、本発明の実施形態に係るシステム10全体の概略構成を示す図である。
【0033】
図1に示すように、システム10は、ユーザー端末100、および情報処理装置200によって構成される。ユーザー端末100および情報処理装置200は、無線通信ネットワーク等を介して相互に接続可能に構成される。ユーザー端末100および情報処理装置200は文書提供システムを構成する。情報処理装置200のみにより文書提供システムが構成されてもよい。
【0034】
<ユーザー端末100>
ユーザー端末100は、例えば、介護施設の経営者または管理者等のユーザーによって使用される端末であり、デスクトップPC、ノートPC、タブレットPC、またはスマートフォン等の情報処理端末である。
【0035】
図2は、ユーザー端末100の概略構成を示すブロック図である。
【0036】
図2に示すように、ユーザー端末100は、CPU(Central Processing Unit)110、ROM(Read Only Memory)120、RAM(Random Access Memory)130、ストレージ140、通信インターフェース150、および操作表示部160を有する。各構成は、バス170を介して相互に通信可能に接続されている。
【0037】
CPU110は、ROM120やストレージ140に記録されているプログラムに従って、上記各構成の制御や各種の演算処理を行う。
【0038】
ROM120は、各種プログラムや各種データを格納する。
【0039】
RAM130は、作業領域として一時的にプログラムやデータを記憶する。
【0040】
ストレージ140は、HDD(Hard Disc Drive)、SDD(Solid State Drive)等により構成され、オペレーティングシステムを含む各種プログラムや、各種データを格納する。例えば、ストレージ140には、ユーザーからの入力を受け付けて情報処理装置200等の他の装置との間で各種情報を送受信したり、情報を操作表示部160に出力(表示)したりするためのアプリケーションが格納されている。
【0041】
通信インターフェース150は、他の装置と通信するためのインターフェースである。通信インターフェース150としては、無線および/または無線の各種規格による通信インターフェースが用いられる。
【0042】
操作表示部160は、例えば、タッチパネル式のディスプレイであり、各種情報を表示すると共に、ユーザーからの各種入力を受け付ける。
【0043】
<情報処理装置200>
情報処理装置200は、例えば、サーバーやPC等のコンピューターである。情報処理装置200は、単一の装置から構成されてもよく、多数のコンピューターによってクラウドサーバーとして仮想的に構成されてもよい。
【0044】
図3は、情報処理装置200の概略構成を示すブロック図である。
【0045】
図3に示すように、情報処理装置200は、CPU210、ROM220、RAM230、ストレージ240、通信インターフェース250、および操作表示部260を有する。各構成は、バス270を介して相互に通信可能に接続されている。
【0046】
CPU210、ROM220、RAM230、ストレージ240、通信インターフェース250、および操作表示部260の各構成は、ユーザー端末100の対応する各構成と同様の機能を有するため、重複する説明は省略する。CPU210の具体的な機能については後述する。
【0047】
ストレージ240には、CPU210が各処理を実行するためのプログラムが格納される。
【0048】
ストレージ240には、加算を取得することによって施設の入居者が得られる効果(メリット)を説明する文章(以下、単に「効果文章」と称する)が、各加算項目と対応付けされて登録された効果文章テーブル(図4参照)が格納される。以下、施設へ入居する対象者を単に「対象者」とも称する。対象者には、施設への入居希望者と、施設に既に入居している入居者とを含む。効果文章は、各加算項目について説明する文章であり、加算項目説明文章を構成する。加算には、サービス提供強化加算、個別機能訓練加算、夜勤職員配置加算、栄養マネジメント強化加算、日常生活継続支援加算、および褥瘡マネジメント加算等が含まれる。なお、加算には、サービス提供強化加算等の、施設全体として取得する加算と、栄養マネジメント強化加算等の、入居者ごとに取得する加算がある。後述するように、情報処理装置200が生成する説明文書(図11参照)において、加算項目ごとに、対応する効果文書が示される。
【0049】
ストレージ240には、入居者情報に対応する、効果文章の一部をなす対応文章(以下、単に「対応文章」と称する)が、各入居者情報と対応付けされて登録された対応文章テーブルが格納される。入居者情報には、対象者の特徴、および対象者の家族の要望が含まれる。対象者の特徴には、対象者の症状、および対象者の状態が含まれる。対象者の症状には、例えば、徘徊癖の有無が含まれる。対象者の状態には、例えば、1~6カ月間の体重減少率等が含まれる。対象者の家族の要望には、例えば、頻繁な声掛け、性格の心配、およびリハビリの充実等が含まれる。後述するように、情報処理装置200が生成する説明文書に示される効果文章において、対応文章に該当する部分が強調されて表示され得る。
【0050】
ストレージ240には、入居者情報と加算項目との関係をそれぞれ示す相関図が格納される。後述するように、説明文書には、相関図を含ませ得る。
【0051】
図4は、効果文章テーブルの例を示す図である。図4に示すように、効果文章テーブルには、加算項目と効果文章とが対応付けられて登録される。図4の例においては、「夜勤職員配置加算」に対応する効果文章として、「徘徊癖のあるご入居者のご家族様:夕方から夜間にかけて施設内で徘徊の症状が見られても基準人員より多くの職員がいるのでしっかり対応できます。重度疾患のあるご入居者のご家族様:夕方から夜間にかけて疾患が発症しても基準人員より多くの職員がいるのでしっかり対応できます。」という文章が登録されている。この場合、説明文書には、入居者情報に応じて(本例においては、入居者の症状が「徘徊癖がある」か「重度疾患がある」かに応じて)、「夕方から夜間にかけて施設内で徘徊の症状が見られても基準人員より多くの職員がいるのでしっかり対応できます」という部分(対応文章)、および/または「夕方から夜間にかけて疾患が発症しても基準人員より多くの職員がいるのでしっかり対応できます」という部分(対応文章)が強調され得る。また、「サービス提供体制強化加算」に対応する効果文章として、「(1)介護福祉士の国家資格を持ち、勤続年数も長い職員が多いため、声掛けなどのきめ細やかなサービスを提供できます。」と、「(2)介護福祉士の国家資格を持ち、勤続年数も長い職員が多いため、入居者の性格に合わせて臨機応変に適切な対応を提供できます。」という2つの文章が登録されている。この場合、説明文書には、入居者情報に応じて(本例においては、入居者の要望が「頻繁な声掛け」か「性格の心配」かに応じて)、いずれか一方の効果文章が、「サービス提供体制強化加算」という加算項目に対応付けられて示され得る。
【0052】
図5は、対応文章テーブルの例を示す図である。図5に示すように、対応文章テーブルには、入居者情報と対応文章とが対応付けされて登録される。図5の例においては、入居者情報に含まれる、「徘徊癖がある」という入居者の症状が、「徘徊癖のあるご入居者のご家族様:夕方から夜間にかけて施設内で徘徊の症状が見られても基準人員より多くの職員がいるのでしっかり対応できます」という対応文章と対応付けされて登録されている。また、入居者情報に含まれる「頻繁な声掛けをしてほしい」という入居者の要望が「声掛けなどのきめ細やかなサービスを提供」という対応文章と対応付けされて登録されている。そして、入居者情報に含まれる「性格が心配」という入居者の要望が「声掛けなどのきめ細やかなサービスを提供」という対応文章と対応付けされて登録されている。
【0053】
CPU210の機能について説明する。
【0054】
図6は、CPU210の機能を示すブロック図である。CPU210は、入居者情報受付部211、加算項目受付部212、説明文書生成部213、および出力部214として機能する。
【0055】
以下、図6を参照してCPU210の機能について説明する。説明においては、ユーザーが、施設への入居を希望する入居希望者(対象者)の家族等から入居の希望を受け付けていることを前提とする。なお、本実施形態は、既に施設に入居している入居者(対象者)のために、新たに取得する加算の説明をする状態を前提とする場合等にも適用できる。
【0056】
入居者情報受付部211は、対象者の入居者情報を受け付ける。具体的には、入居者情報受付部211は、ユーザー端末100において操作表示部160において、ユーザーによって入力される入居者情報をユーザー端末100から受信することにより、入居者情報を受け付け得る。ユーザーは、対象者の家族等からの聞き取り等に基づいて、対象者の入居者情報をユーザー端末100に入力し得る。なお、入居者情報受付部211は、操作表示部260においてユーザーによって入力される入居者情報を受け付けてもよい。
【0057】
図7は、入居者情報入力ページの画面の例を示す図である。入居者情報を入力するための入居者情報入力ページは、入居者情報受付部211がユーザー端末100へ送信することにより、ユーザー端末100の操作表示部160に表示され得る。入居者情報入力ページは、操作表示部260に表示されてもよい。
【0058】
図7の例においては、入居者情報入力ページにおいて、入居者情報に含まれる、家族の要望を入力するためのチェックボックスが表示されている。具体的には、「頻繁な声掛け」、「性格の心配」、および「リハビリの充実」を入居者情報として選択するためのチェックボックスが表示されている。入居者情報入力ページにおいては、入居者情報に含まれる、入居者の症状や入居者の状態を入力するためのボックスが表示されている。具体的には、「徘徊癖の有無」、「1~6カ月間の体重減少率」、および「要介護度」を入居者情報としてテキストとして入力するためのボックスが表示されている。
【0059】
入居者情報入力ページにおいて入力された入居者情報は、ユーザー端末100によって情報処理装置200へ送信され得る。
【0060】
加算項目受付部212は、加算項目を受け付ける。具体的には、加算項目受付部212は、ユーザー端末100において操作表示部160に、ユーザーによって入力される加算項目をユーザー端末100から受信することにより、加算項目を受け付け得る。ユーザーは、対象者の家族等からの聞き取り等により、対象者に適合する加算項目を判断して、ユーザー端末100に加算項目を入力し得る。なお、加算項目受付部212は、操作表示部260においてユーザーによって入力される加算項目を受け付けてもよい。
【0061】
図8は、取得加算情報入力ページの画面の例を示す図である。加算項目を入力するための取得加算情報入力ページは、加算項目受付部212がユーザー端末100へ送信することにより、ユーザー端末100の操作表示部160に表示され得る。取得加算情報入力ページは、操作表示部260に表示されてもよい。
【0062】
図8の例においては、取得加算情報入力ページにおいて、加算項目を入力するためのチェックボックスが表示されている。具体的には、「サービス提供強化加算」、「個別機能訓練加算」、「夜勤職員配置加算」、「栄養マネジメント強化加算」、「日常生活継続支援加算」、および「褥瘡マネジメント加算」を選択するためのチェックボックスが表示されている。
【0063】
取得加算情報入力ページにおいて入力された加算項目は、ユーザー端末100によって情報処理装置200へ送信され得る。
【0064】
説明文書生成部213は、受け付けられた加算項目および入居者情報に基づいて、各加算項目について説明する効果文章を用いて、加算項目についての説明が示された説明文書を生成する。具体的には、説明文書生成部213は、受け付けられた各加算項目に対応する効果文章を、効果文章テーブルを用いてそれぞれ抽出する。説明文書生成部213は、入居者情報に対応する対応文章を、対応文章テーブルを用いて特定し、抽出された効果文章において対応文章を強調することで、説明文書(具体的には、説明文書のデータ)を生成する。
【0065】
図9は、説明文書の生成について説明するための説明図である。
【0066】
説明文書生成部213による説明文書生成処理は、入居者情報と加算項目とに基づいて、効果文章テーブル等を用いて説明文書を生成し得る。
【0067】
一例としては、説明文書生成部213は、受け付けられた各加算項目および入居者情報に対応する効果文章を、効果文章テーブルを用いてそれぞれ抽出して加算項目にそれぞれ対応付けることにより、説明文書を生成し得る。例えば、図4の効果文章テーブルにおいては、「サービス提供体制強化加算」に対応する効果文章として、2つの文章((1)と(2))が登録されている。この場合、説明文書生成部213は、加算項目に対応する2つの効果文章のうち、入居者情報(図4の場合、「頻繁な声掛け」か「性格の心配」のいずれか)に対応する効果文章を加算項目にそれぞれ対応付けることにより、説明文書を生成し得る。
【0068】
他の例としては、説明文書生成部213は、受け付けられた各加算項目に対応する効果文章を、効果文章テーブルを用いてそれぞれ抽出するとともに、入居者情報に対応する対応文章を、対応文章テーブルを用いて特定し、特定した対応文章を効果文章において強調することにより、説明文書を生成し得る。例えば、図4の効果文章テーブルにおいては、「夜勤職員配置加算」に対応する効果文章として、「徘徊癖のあるご入居者のご家族様:夕方から夜間にかけて施設内で徘徊の症状が見られても基準人員より多くの職員がいるのでしっかり対応できます。重度疾患のあるご入居者のご家族様:夕方から夜間にかけて疾患が発症しても基準人員より多くの職員がいるのでしっかり対応できます。」という文章が登録されている。この場合、説明文書生成部213は、対応文章テーブルを用いて、入居者情報(例えば、「徘徊癖がある」)に対応する対応文章を、対応文章テーブルを用いて特定し、特定した対応文章(図5においては、「徘徊癖のあるご入居者のご家族様:夕方から夜間にかけて施設内で徘徊の症状が見られても基準人員より多くの職員がいるのでしっかり対応できます」)を効果文章において強調することにより、説明文書を生成し得る。
【0069】
さらに他の例としては、説明文書生成部213は、受け付けられた各加算項目に対応する効果文章を、効果文章テーブルを用いてそれぞれ抽出するとともに、入居者情報に対応する対応文章を、対応文章テーブルを用いて特定する。そして、特定した対応文章のみを加算項目にそれぞれ対応付けることにより、説明文書を生成し得る。
【0070】
説明文書生成部213は、家族の要望を入居者情報として説明が示される特定の加算項目について最優先で表示し、特定の加算項目以外の加算項目については、負担額が高い順に表示する説明文書を生成し得る。負担額は、加算額のうち対象者が負担する金額であり得る。
【0071】
説明文書生成部213は、対応文章を効果文章において強調等する理由と、入居者情報との関係を説明する理由文章を生成し、説明文書に挿入し得る。理由文章は、例えば、「〇〇様は、「1~6カ月間の体重減少率が3%以上」に該当するため、低栄養になる可能性が高いに該当します」といった文章である。理由文章は、例えば次のように生成され得る。「A様は、「B」なので、Cに該当します」といった定型文章を予め各入居者情報(例えば、「1~6カ月間の体重減少率が3%以上」)に対応付けてストレージ240に格納する等により登録しておく。Aに対象者の名前を、Bに入居者情報を、Cに対応文章に含まれる所定のキーワードを挿入することで理由文章を生成し得る。対象者の名前は、入居者情報の入力の際に入居者情報とともに入力され得る。所定のキーワードは、予め入居者情報と対応付けてストレージ240に格納する等により登録しておく。
【0072】
説明文書生成部213は、入居者情報と加算項目との関係をそれぞれ示す相関図が含まれる説明文書を生成し得る。相関図は、予めストレージ240に格納され得る。
【0073】
図10は、入居者情報と加算項目との関係をそれぞれ示す相関図を示す図である。
【0074】
図10の例においては、入居者情報に含まれる家族の要望の、「頻繁な声掛けをしてほしい」と「性格が心配」が、「サービス提供体制強化加算」という加算項目に関連することが示されている。入居者情報に含まれる入居者の症状の「徘徊癖がある」が「夜勤職員配置加算」という加算項目に関連することが示されている。入居者情報に含まれる入居者の状態の「1~6カ月間の体重減少率が3%以上」が「栄養マネジメント強化加算」という加算項目に関連することが示されている。また、入居者情報に含まれる入居者の状態の「要介護度」が「日常生活継続支援加算」という加算項目に関連することが示されている。
【0075】
出力部214は、説明文書を出力する。出力には、説明文書をユーザー端末100へ送信して操作表示部160に表示させることが含まれる。出力には、操作表示部260への表示、他の装置への送信、および用紙への印刷等が含まれ得る。
【0076】
図11は、説明文書の例を示す図である。
【0077】
図11の例においては、「サービス提供体制強化加算」という加算項目については、効果文章として「介護福祉士の国家資格を持ち、勤続年数も長い職員が多いため、声掛けなどのきめ細やかなサービスを提供出来ます。」が対応付けされている。また、対応文章として「声掛けなどのきめ細やかなサービスを提供」という文章が、効果文章においてアンダーラインにより強調されている。なお、図11に示す説明文書においては、アンダーラインにより効果文章の一部をなす対応文章が強調されているが、対応文章は、マーカー付与等による背景色の変更、太字等の強調文字の使用、文字サイズの増大、または文字の色の変更等によって強調されてもよい。
【0078】
図11の説明文書おいては、太字で示すように、「○○様は、「1~6カ月間の体重減少率が3%以上」に該当するため、低栄養になる可能性が高いに該当します」という理由文章が、効果文章の後に挿入されている。
【0079】
図11の説明文書においては、家族の要望(「頻繁な声掛けをしてほしい」)を入居者情報として効果文章により説明が示される「サービス提供体制強化加算」について最優先で表示される特定の加算項目として、最も上に表示されている。
【0080】
<システム10において実行される処理の概要>
システム10において実行される処理の手順について説明する。
【0081】
<施設情報の取得処理>
図12は、情報処理装置200において実行される処理の手順を示すフローチャートである。本フローチャートに示される情報処理装置200の処理は、情報処理装置200のストレージ240に記憶されたプログラムに従って、CPU210が各部を制御することにより実行される。
【0082】
CPU210は、入居者情報を受け付けたかどうか判断する(S101)。CPU210は、ユーザー端末100の操作表示部160にユーザーにより入力される入力情報をユーザー端末100から受信すること等により、入力情報を受け付ける。CPU210は、入力情報を受け付けていないと判断したときは(S101:NO)、ステップS101を繰り返し実行する。CPU210は、入力情報を受け付けたと判断したときは(S101:YES)、ステップS102を実行する。
【0083】
CPU210は、対象者が対象となる加算項目を受け付けたかどうか判断する(S102)。CPU210は、ユーザー端末100の操作表示部160にユーザーにより入力される加算項目をユーザー端末100から受信すること等により、入力情報を受け付ける。CPU210は、加算項目を受け付けていないと判断したときは(S102:NO)、ステップS102を繰り返し実行する。CPU210は、加算項目を受け付けたと判断したときは(S102:YES)、ステップS103を実行する。
【0084】
CPU210は、説明文書の出力の指示を受け付けたか判断する(S103)。CPU210は、ユーザー端末100の操作表示部160にユーザーにより入力される、説明文書の出力の指示をユーザー端末100から受信すること等により、説明文書の出力の指示を受け付ける。CPU210は、説明文書の出力の指示を受け付けていないと判断したときは(S103:NO)、ステップS103を繰り返し実行する。CPU210は、説明文書の出力の指示を受け付けたと判断したときは(S103:YES)、ステップS104を実行する。
【0085】
CPU210は、効果文章テーブルを参照して、加算項目に対応付けされた効果文章の中から、受け付けられた加算項目に対応する効果文章を抽出する(S104)。
【0086】
CPU210は、対応文章テーブルを参照して、受け付けられた入居者情報に対応付けされた対応文章を特定する(S105)。
【0087】
CPU210は、特定した対応文章を、抽出した効果文章において強調する(S106)。
【0088】
CPU210は、抽出した効果文章の後に、効果文章において対応文章を強調した理由と入居者情報との関係を示す理由文章を挿入する(S107)。
【0089】
CPU210は、対象者が対象となる全ての加算項目について効果文章を抽出したかどうか判断する(S108)。CPU210は、全ての加算項目について効果文章を抽出していないと判断したときは(S108:NO)、ステップS104~ステップS106を再度実行する。CPU210は、全ての加算項目について効果文章を抽出したと判断したときは(S108:YES)、ステップS109を実行する。
【0090】
CPU210は、対応文章を強調した効果文章、および理由文章を、各加算項目に対応付けて1つの説明文書にして出力する(S109)。
【0091】
実施形態は以下の効果を奏する。
【0092】
加算項目と、施設へ入居する対象者の入居者情報とを受け付け、加算項目および入居者情報に基づいて、各加算項目について説明する加算項目説明文章を用いて、加算項目についての説明が示された説明文書を生成する。これにより、入居者の家族等に、加算を取得することの納得性の高い理由を提示可能にすることで、加算の取得による入居者等に合った効果を確認ができるとともに、安心して加算取得に同意できる。
【0093】
さらに、入居者情報に、対象者の特徴および対象者の家族の要望を含める。これにより、柔軟かつ適切に説明文書を生成できる。
【0094】
さらに、対象者の特徴に、対象者の症状および状態を含める。これにより、より柔軟かつ適切に説明文書を生成できる。
【0095】
さらに、加算項目ごとに予め設定された加算項目説明文章の一部を、入居者情報に応じて強調した説明文書を生成する。これにより、対象者に適合するより適切な、加算に関する説明を支援できる。
【0096】
さらに、加算項目ごとに予め設定された加算項目説明文章の一部を、入居者情報に応じて抽出して加算項目にそれぞれ対応付けることにより説明文書を生成する。これにより、対象者に適合するより適切な、加算に関する説明を支援できる。
【0097】
さらに、入居者情報に応じて強調される理由と、入居者情報との関係を説明する理由文章を生成し、説明文書に挿入する。これにより、加算が対象者に適合する理由のより適切な説明を支援できる。
【0098】
さらに、家族の要望を入居者情報として説明が示される特定の加算項目について最優先で表示し、特定の加算項目以外の加算項目については、負担額が高い順に表示する説明文書を生成する。これにより、対象者の家族にとってより関心の高い加算について優先して説明することを支援できる。
【0099】
さらに、入居者情報と、加算項目との関係をそれぞれ示す図が含まれる説明文書を生成する。これにより、対象者が取得すべき加算の概要を容易に説明することを支援できる。
【0100】
本発明は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲内において、種々改変することができる。
【0101】
例えば、ユーザー端末100、および情報処理装置200は、それぞれ上記の構成要素以外の構成要素を含んでいてもよく、あるいは、上記の構成要素のうちの一部が含まれていなくてもよい。
【0102】
また、ユーザー端末100、および情報処理装置200は、それぞれ複数の装置によって構成されてもよく、あるいは単一の装置によって構成されてもよい。
【0103】
また、各構成が有する機能は、他の構成によって実現されてもよい。例えば、情報処理装置200において実行されるものとして説明した処理の一部は、ユーザー端末100等の他の装置によって実行されてもよい。また、ユーザー端末100の機能を情報処理装置200に含ませることで、ユーザー端末100を省略してもよい。
【0104】
また、上記の実施形態におけるフローチャートの処理単位は、各処理の理解を容易にするために、主な処理内容に応じて分割したものである。処理ステップの分割の仕方によって、本願発明が制限されることはない。各処理は、さらに多くの処理ステップに分割することもできる。また、1つの処理ステップが、さらに多くの処理を実行してもよい。
【0105】
上述した実施形態に係るシステムにおける各種処理を行う手段および方法は、専用のハードウェア回路、またはプログラムされたコンピューターのいずれによっても実現することが可能である。上記プログラムは、例えば、フレキシブルディスクおよびCD-ROM等のコンピューター読み取り可能な記録媒体によって提供されてもよいし、インターネット等のネットワークを介してオンラインで提供されてもよい。この場合、コンピューター読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムは、通常、ハードディスク等の記憶部に転送され記憶される。また、上記プログラムは、単独のアプリケーションソフトとして提供されてもよいし、システムの一機能としてその装置のソフトウエアに組み込まれてもよい。
【符号の説明】
【0106】
100 ユーザー端末、
110 CPU、
120 ROM、
130 RAM、
140 ストレージ、
150 通信インターフェース、
160 操作表示部、
170 バス、
200 情報処理装置、
210 CPU、
211 加算項目受付部、
212 入居者情報受付部、
213 説明文書生成部、
214 出力部、
220 ROM、
230 RAM、
240 ストレージ、
250 通信インターフェース、
260 操作表示部、
270 バス。
図1
図2
図3
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図6
図7
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図10
図11
図12