(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023157357
(43)【公開日】2023-10-26
(54)【発明の名称】プログラム及び情報出力システム
(51)【国際特許分類】
G06Q 10/04 20230101AFI20231019BHJP
G09B 29/10 20060101ALI20231019BHJP
G01C 21/26 20060101ALI20231019BHJP
G06Q 50/10 20120101ALN20231019BHJP
【FI】
G06Q10/04
G09B29/10 A
G01C21/26 P
G06Q50/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022067223
(22)【出願日】2022-04-14
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 1.株式会社ミックウェア社員総会、開催日:令和3年12月3日 2.メール、送信先:株式会社ミックウェアの従業員、送信日:令和3年12月6日 3.メール、送信先:株式会社ミックウェアの従業員、送信日:令和3年12月10日 4.メール、送信先:株式会社ミックウェアの従業員、送信日:令和4年1月19日 5.メール、送信先:株式会社ミックウェアの従業員、送信日:令和4年3月1日 6.ウェブサイトのアドレス https://www.makuake.com/project/yukuri、掲載日:令和4年1月19日 7.ウェブサイトのアドレス https://odekake-yukuri.com/、掲載日:令和4年3月1日 8.ウェブサイトのアドレス https://twitter.com/micware_PR、掲載日:令和4年1月19日 9.ウェブサイトのアドレス https://www.facebook.com/micware.ltd、掲載日:令和4年1月19日 10.ウェブサイトのアドレス https://www.instagram.com/micware_official/、掲載日:令和4年1月19日
(71)【出願人】
【識別番号】504050275
【氏名又は名称】株式会社 ミックウェア
(74)【代理人】
【識別番号】100132241
【弁理士】
【氏名又は名称】岡部 博史
(74)【代理人】
【識別番号】100135703
【弁理士】
【氏名又は名称】岡部 英隆
(72)【発明者】
【氏名】黒河 佑樹
【テーマコード(参考)】
2C032
2F129
5L049
【Fターム(参考)】
2C032HC27
2C032HD16
2F129DD20
2F129FF11
2F129FF12
2F129HH02
5L049AA04
5L049BB08
(57)【要約】 (修正有)
【課題】ルートに含まれる2以上のスポットを確認しやすくできるプログラム及び情報出力システムを提供する。
【解決手段】情報出力システム3は、第2スポット情報がクラスタ毎に分類されてルート順に並ぶ第2リスト画面及び第3リスト画面を表示する表示装置43を有する情報処理端末と、ルートに沿った選定スポット間の距離に基づいて、1又は2以上の選定スポットを決定するサーバ制御装置を有するデータべースサーバと、を備える。情報処理端末は、2以上の立ち寄りスポットが近辺に集まっている場合でも、ルートをユーザにとって見易く示す。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザによって選定された2以上のスポットを通るルートを設定する情報出力システムであって、
前記スポットを示すスポット情報を表示する表示装置と、
前記ルートに沿った前記スポット間の距離に基づいて1又は2以上の前記スポットを含むクラスタを決定する制御装置と、を備え、
前記表示装置は、前記スポット情報が前記クラスタごとに分類されて前記ルート順に並ぶ画面を表示することを特徴とする情報出力システム。
【請求項2】
前記ユーザからの前記スポットに対する評価を示す評価情報が記憶される記憶装置をさらに備え、
前記制御装置は、前記クラスタごとに前記評価が相対的に高い前記スポットである代表スポットを決定し、
前記表示装置は、2以上の前記スポットを示す前記スポット情報を一覧で表示する第1リスト画面と、前記画面である第2リスト画面と、前記代表スポット情報が前記ルート順に並べられた第3リスト画面とを前記ユーザの指示に応じてそれぞれ切り替えて表示できることを特徴とする請求項1に記載の情報出力システム。
【請求項3】
前記表示装置は、
前記第3リスト画面において、前記評価が相対的に低い非代表スポット情報を、同じ前記クラスタに属する前記代表スポットと対応付けて表示し、前記代表スポット情報を前記非代表スポット情報よりも大きく表示することを特徴とする請求項2に記載の情報出力システム。
【請求項4】
コンピュータを、
所定のルートを構成する2以上のスポットをそれぞれ示すスポット情報を表示する表示装置と、
前記ルートに沿った前記スポット間の距離に基づき決定され、1又は2以上の前記スポットを含むクラスタの代表となる前記スポットを示す代表スポット情報と、前記代表ではない前記スポットを示す非代表スポット情報とを、外部の装置から受信する通信制御部として機能させ、
前記表示装置は、前記代表スポット情報を前記非代表スポット情報よりも大きく表示することを特徴とするプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ユーザの外出を支援する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、ユーザが訪問を希望する終着地点までの最適経路をユーザに案内する技術を開示する。特許文献1に開示の技術は、ユーザによって出発地点及び終着地点と、出発時刻及び希望到着時刻等の時間的制約とが入力されると、出発地点から終着地点までを拠点を巡りながら効率良く移動するための最適経路を探索できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら特許文献1に開示の技術では、探索された拠点を示す情報を表示装置に表示する場合、拠点の数や位置によってはユーザにとって確認しづらくなるおそれがある。
【0005】
本発明の目的は、ルートに含まれる2以上のスポットを確認しやすくできるプログラム及び情報出力システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明による例示的な実施形態にかかる第1の開示の情報出力システムは、ユーザによって選定された2以上のスポットを通るルートを設定する情報出力システムであって、前記スポットを示すスポット情報を表示する表示装置と、前記ルートに沿った前記スポット間の距離に基づいて1又は2以上の前記スポットを含むクラスタを決定する制御装置と、を備え、前記表示装置は、前記スポット情報が前記クラスタごとに分類されて前記ルート順に並ぶ画面を表示する。
【0007】
第2の開示の情報出力システムは、第1の開示において、前記ユーザからの前記スポットに対する評価を示す評価情報が記憶される記憶装置をさらに備え、前記制御装置は、前記クラスタごとに前記評価が相対的に高い前記スポットである代表スポットを決定し、前記表示装置は、2以上の前記スポットを示す前記スポット情報を一覧で表示する第1リスト画面と、前記画面である第2リスト画面と、前記代表スポット情報が前記ルート順に並べられた第3リスト画面とを前記ユーザの指示に応じてそれぞれ切り替えて表示できる。
【0008】
第3の開示の情報出力システムは、第2の開示において、前記表示装置は、前記第3リスト画面において、前記評価が相対的に低い非代表スポット情報を、同じ前記クラスタに属する前記代表スポットと対応付けて表示し、前記代表スポット情報を前記非代表スポット情報よりも大きく表示する。
【0009】
本発明による例示的な実施形態にかかる第4の開示のプログラムは、コンピュータを、所定のルートを構成する2以上のスポットをそれぞれ示すスポット情報を表示する表示装置と、前記ルートに沿った前記スポット間の距離に基づき決定され、1又は2以上の前記スポットを含むクラスタの代表となる前記スポットを示す代表スポット情報と、前記代表ではない前記スポットを示す非代表スポット情報とを、外部の装置から受信する通信制御部として機能させ、前記表示装置は、前記代表スポット情報を前記非代表スポット情報よりも大きく表示する。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、ルートに含まれる2以上のスポットを確認しやすくできるプログラム及び情報出力システムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】本実施形態に係る情報処理システムのイメージ図
【
図2】本実施形態に係る情報出力システムの概略構成図
【
図14】第1リスト画面又は第1地図画面の表示処理のフローチャート
【発明を実施するための形態】
【0012】
≪情報処理システム1の概略≫
図1に示す情報処理システム1は、情報収集システム2と情報出力システム3とを含む。情報収集システム2は、2以上の情報処理端末22と、SNSサーバ23とを有する。情報出力システム3は、情報処理端末4と、データベースサーバ5とを備える。情報収集システム2は、所定の方法でスポット情報を収集する。スポット情報は、スポットを示すデータである。スポットは、POI(Point of Interest)である。POIは、地図上の特定の地点である。POIは、例えば行楽スポットである。情報出力システム3は、情報収集システム2が収集したスポット情報を出力できる。本実施形態の情報収集システム2は、SNS(Social networking service)を利用してスポット情報を集める。情報処理端末22は、2以上のSNSユーザ21によって所有される端末装置である。SNSユーザ21は、SNSの利用者である。端末装置は、例えば、携帯電話、スマートフォン、タブレット又はパーソナルコンピュータである。なお、情報収集システム2は、SNS以外の方法でスポット情報を集める構成であってもよい。本実施形態において、情報出力システム3は、ユーザ31の居住地の近辺又は周辺にあるスポットをユーザ31に提示できる。ユーザ31は、情報出力システム3の利用者である。情報出力システム3は、ユーザ31にお出かけ先を提案できる。情報出力システム3は、お出かけが楽しくなるサービスを実現できる。
【0013】
情報収集システム2は、情報処理端末22からそれぞれ集めたスポット情報をSNSサーバ23に蓄積できる。以下、SNSサーバ23に蓄積されるスポット情報を「第1スポット情報」とも呼ぶ。本実施形態の情報処理端末22は、カメラ及び入力装置を備える。第1スポット情報は、SNSユーザ21によって情報処理端末22に入力される。第1スポット情報は、スポットの画像データと、スポットに関するテキストデータとを含む。情報処理端末22は、例えば、カメラを介して画像データを取得する。画像データは、例えば、スポットにある建物の外観を表す。画像データは、例えば、スポットにある店舗で提供された料理を表す。情報処理端末22は、例えば、入力装置を介してテキストデータを取得する。テキストデータが示す投稿記事は、単語、単語の組合せ、及び、主語と述語とを含んだ成文の少なくともいずれか1つを示す。テキストデータは、例えば、スポットの名称を示す。テキストデータは、例えば、スポットに対するSNSユーザ21の感想を示す。
【0014】
SNSサーバ23は、蓄積している第1スポット情報を情報出力システム3に提供する。具体的に、SNSサーバ23は、第1スポット情報をデータベースサーバ5に提供する。データベースサーバ5は、サーバ通信装置51と、サーバ制御装置52と、サーバ記憶装置58と、データベース59とを備える。データベースサーバ5は、これらの装置の少なくともいずれか1つを備えない構成であってもよい。サーバ制御装置52は、サーバ通信制御部53と、カテゴリ決定部54と、取得部55と、レコメンド部56と、ルート決定部57とを備える。
【0015】
データベースサーバ5は、第1スポット情報に基づいて生成されたスポット情報を情報処理端末4に提供する。情報処理端末4は、端末装置である。情報処理端末4は、ユーザ31によって所有される。データベースサーバ5は、第1スポット情報に基づいて生成されたスポット情報のうち、情報出力システム3がユーザ31におすすめするスポットに対応するスポット情報のみを情報処理端末4に送信する。以下、データベースサーバ5が情報処理端末4に送信するスポット情報を「第2スポット情報」とも呼ぶ。第2スポット情報は、第2スポット情報は、スポットの画像データと、スポットに関するテキストデータと、スポットの位置データと、おすすめ順情報とを含む。本実施形態において、データベースサーバ5は、第1スポット情報に含まれるテキストデータに基づき、スポットの位置を求める。データベースサーバ5は、テキストデータからスポットを示す単語を抽出し、例えば地図データに基づいてそのスポットの位置を特定する。データベースサーバ5は、スポットに対するユーザ31の過去の評価等に基づき、おすすめ順情報を生成する。おすすめ順情報は、おすすめ順の順位及びスコアの少なくともいずれか1つを示す。情報処理端末4とデータベースサーバ5とは、例えば、公衆通信網を介して、無線通信により接続される。
【0016】
第2スポット情報は、ユーザ31に合わせて設定された所定の検索範囲内のスポットを示す。検索範囲は、基準位置を基準に設定される。基準位置は、例えば、ユーザ31の所在地である。この場合、基準位置は、ユーザ31の所在地がある市区町村の所定の位置であってもよい。ユーザ31の所在地は、例えば、情報処理端末4を介してユーザ31によって事前に設定される。基準位置は、例えば、ユーザ31の現在地であってもよい。基準位置は、例えば、ユーザ31によって任意に設定された位置である。基準位置は、例えば、情報処理端末4が提示した位置の中から、ユーザ31によって選択された位置である。
【0017】
図2に示すように、本実施形態の情報処理端末4は、入力装置41と、端末通信装置42と、表示装置43と、端末制御装置44と、端末記憶装置45とを備える。情報処理端末4は、これらの装置の少なくともいずれか1つを備えない構成であってもよい。端末制御装置44は、端末通信制御部46と、位置特定部47と、表示制御部48とを備える。端末制御装置44は、プログラムに従った処理を実行する。プログラムは、第2スポット情報を情報処理端末4で出力させるためのアプリケーションを含む。以下、このアプリケーションは「お出かけアプリ」とも呼ばれる。
【0018】
本実施形態において、情報処理端末4は、第2スポット情報の表示のため、
図5に示す第1リスト画面60aと、
図6に示す第1地図画面61aとを表示装置43に表示できる。表示装置43は、第2スポット情報64aを、第1リスト画面60aと第1地図画面61aとでそれぞれ異なる形態で表示する。表示装置43は、ユーザ31の操作に応じて、第1リスト画面60aと第1地図画面61aとを互いに切り替えて表示できる。表示装置43は、ユーザ31によってリスト切替ボタン62がタップされると、第1リスト画面60aを表示する。表示装置43は、ユーザ31によって地図切替ボタン63がタップされると、第1地図画面61aを表示する。
【0019】
図5に示す第1リスト画面60aは、第2スポット情報64aを一覧で表示する。第1リスト画面60aは、第2スポット情報64aをおすすめ順に表示する。本実施形態において、第1リスト画面60aは、第2スポット情報64aを縦一列で表示する。第1リスト画面60aは、ユーザ31の操作でスクロールされる。第1リスト画面60aは、検索範囲に含まれるおすすめ順が上位のスポットを示す。
【0020】
図6に示す第1地図画面61aは、第1地
図73aと第2スポット情報64aとを表示する。第1地
図73aは、第1リスト画面60aに対応する。第1地
図73aが示すスポットは、第1リスト画面60aに表示される第2スポット情報64aが示すスポットである。第1地図画面61aは、情報出力システム3がレコメンドするスポットを第1地
図73aに示す。第1地
図73aは、ピンアイコン74a,74b,74cで各スポットを示す。第1地図画面61aに表示される第2スポット情報64aは、ユーザ31によって選択されているスポットに対応する。本実施形態において、情報処理端末4は、第1リスト画面60aを含む他の画面から第1地図画面61aに切り替えられた場合、ユーザ31によって選択されているスポットを、おすすめ順が1位のスポットに自動的に設定する。そのため、第1地図画面61aは、他の画面から切り替えられた直後、おすすめ順が1位のスポットに対応する第2スポット情報64aを表示する。第1地図画面61aは、他のスポットに対応するピンアイコン74bがユーザ31にタップされ、ユーザ31によって他のスポットが選択された場合、第2スポット情報64aを変更する。この場合、おすすめ順が1位のスポットを示す第2スポット情報64aは、他のスポットを示す第2スポット情報64aに変更される。第1地図画面61aは、情報出力システム3が最もおすすめするスポットに対応する第2スポット情報64aを、第1地
図73aとともに表示できる。そのため、情報処理端末4は、外出先としてユーザ31にとって定番ではないスポットが選択されやすく、外出先の選択肢を広げて外出プランを生成できる。なお、情報処理端末4は、他の画面から第1地図画面61aに切り替えられ場合におすすめ順が1位のスポットに対応する第2スポット情報64aを表示する構成に限定されない。情報処理端末4は、他の画面から第1地図画面61aに切り替えられ場合に、おすすめ順が所定のスコアのスポットに対応する第2スポット情報64aを第1地
図73aとともに表示できる構成であればよい。
【0021】
図2に示すルート決定部57は、2以上のスポットを通るルートを決定する。2以上のスポットは、第1リスト画面60a又は第1地図画面61aから、ユーザ31によって選定される。以下、ユーザ31によって選択されたスポットは「選定スポット」とも呼ばれる。選定スポットを示す第2スポット情報64aは「選定スポット情報」とも呼ばれる。ルート決定部57は、選定スポットに対するユーザ31の評価と各選定スポット間の距離とに基づき、ルートを決定する。本実施形態において、ユーザ31の評価は、
図7に示す評価画面80で設定される。データベースサーバ5は、選定スポットに対するユーザ31の評価に基づいてルートを自動的に決定するので、ユーザ31によって各スポットを巡る順番が指定されてルートが決定される場合よりも定番のルートが設定されにくく、外出先の選択肢を広げて外出プランを生成できる。
【0022】
図8に示す第2リスト画面60b及び
図10に示す第3リスト画面60cは、ルート決定部57によって決定されたルートをそれぞれ示す。第2リスト画面60b及び第3地図画面61cは、選定スポット情報64bをクラスタごとに分類してルート順に表示する。クラスタは、比較的近くにある2以上の選定スポットの集まりである。第2リスト画面60b及び第3リスト画面60cは、ルートに沿って2以上のエリアごとに選定スポットを表示できる。情報処理端末4は、2以上の立ち寄りスポットが近辺に集まっている場合でも、ルートをユーザ31にとって見易く示すことができる。
≪情報処理端末4の構成の詳細≫
図2に示す入力装置41は、例えば、表示装置43と一体的に構成されたタッチパネル、音声でテキストデータを入力できる音声入力装置、又は、物理キーである。本実施形態において、入力装置41は、タッチパネルである。入力装置41は、ユーザ31によって操作される。
【0023】
端末通信装置42は、外部装置とデータ通信を行う。端末通信装置42は、データベースサーバ5と通信できる。端末通信装置42は、画面の表示に必要な各種の情報をデータベースサーバ5に送信する。端末通信装置42は、画面の表示に必要な各種の情報をデータベースサーバ5から受信する。各種の情報は、例えば、ユーザ31の操作により入力装置41に入力される。各種の情報は、例えば、基準データである。基準データは、基準位置を示す。基準データは、情報処理端末4からデータベースサーバ5に送信される。基準データは、例えば、緯度情報及び経度情報を含む。各種の情報は、例えば、評価情報である。評価情報は、例えば
図7に示す評価画面からユーザ31によって入力される。評価情報は、外出先のカテゴリの候補が決定される場合に利用される。評価情報は、ルートの決定に利用される。各種の情報は、例えば、第2スポット情報64aである。
【0024】
表示装置43は、各種の情報を表示できるように構成されている。本実施形態において、表示装置43は、ユーザ31が出掛ける予定の日にちを設定するための画面と、出掛けるスポットのイメージを設定するための画面と、ユーザ31にスポットを提案するための画面と、ユーザ31にルートを示すための画面を表示できる。
【0025】
表示装置43は、ユーザ31が出掛ける予定の日にちを設定するための画面として、例えば、
図3に示す日付画面10を表示できる。日付画面10は、ユーザ31が外出の予定日を設定するための画面である。本実施形態において、日付画面10は、日にちに対応した2以上のボタン11を表示する。ボタン11は、「未定」、「今日あした」、「この週末くらい」、「来週末くらい」、「日にちを決める」という文字をそれぞれ示す。表示装置43は、「日にちを決める」という文字を示すボタン11がユーザ31によってタップされた場合、図示しないカレンダー画面を表示する。カレンダー画面は、例えば、ユーザ31がお出かけアプリを利用している月のカレンダーを表示する。日付画面10は、デフォルトで今日の日付が選択されたように表示されている。ユーザ31は、カレンダーが示す日付の中から、スポットに出掛ける予定の日を選択できる。
【0026】
表示装置43は、出掛けるスポットのカテゴリを設定するための画面として、例えば、
図4に示すホーム画面24を表示できる。表示装置43は、日付画面10からユーザ31によって外出予定日が設定されると、ホーム画面24を表示する。ホーム画面24は、カテゴリ情報29を表示する。カテゴリ情報29は、2以上のスポットを所定の条件でグルーピングしたデータである。カテゴリ情報29は、第1スポット情報に含まれるテキストデータから特徴的なワードが抽出され、そのワードがスポットと紐づけられることで生成される。以下、このワードを「カテゴリワード」又は「煽りワード」と呼ぶ。カテゴリワードは、例えば、「太陽の下で」、「花の香り」、「海の見える場所」等である。カテゴリ情報29は、例えば、カテゴリに対応する画像データ28と、カテゴリワードを示すテキストデータ27とを含む。
【0027】
ホーム画面24は、スポットと基準位置との距離ごとにグルーピングされたカテゴリ情報29を表示する。本実施形態において、ホーム画面24は、基準位置から比較的近いスポットに対応するカテゴリ情報29と、基準位置から比較的遠いスポットに対応するカテゴリ情報29とを区別して表示する。基準位置から比較的近いスポットは、第1範囲内にあるスポットである。基準位置から比較的遠いスポットは、第2範囲内にあるスポットである。第1範囲は、基準位置を中心とする範囲である。第2範囲は、第1範囲の周りの範囲である。第1範囲は、例えば基準位置を中心とする半径50kmの範囲である。第2範囲は、例えば、基準位置を中心とする半径100kmの範囲から第1範囲を除いた範囲である。すなわち、第2範囲は、円環状である。第1範囲及び第2範囲は、前述の検索範囲に相当する。本実施形態において、第1範囲及び第2範囲は、ユーザ31の自宅の位置を基準位置として設定される。本実施形態において、ホーム画面24は、「近い」又は「遠い」という文字をそれぞれ示すボタン25,26を表示する。ホーム画面24は、このボタン25,26によって、比較的近いスポットに対応するカテゴリ情報29と比較的遠いスポットに対応するカテゴリ情報29とを切り替えて表示できる。ホーム画面24は、「近い」という文字を示すボタン25が選択された場合、第1範囲内にあるスポットに対応するカテゴリ情報29を表示する。ホーム画面24は、「遠い」という文字を示すボタン26が選択された場合、第2範囲内にあるスポットに対応するカテゴリ情報29を表示する。本実施形態において、第1範囲と第2範囲とはそれぞれ重ならないが、第1範囲と第2範囲とは一部が重なっていてもよい。
【0028】
ホーム画面24は、グループの中の上位のスポットに対応するカテゴリ情報29から順に表示する。グループの中での順位は、例えば、ユーザ31による閲覧の傾向に基づき決定される。ホーム画面24は、例えばユーザ31による第2スポット情報64aの閲覧傾向に基づいてグループ内の各カテゴリ情報29を最新に並び替えて表示できる。
【0029】
表示装置43は、ユーザ31にスポットを提案するための画面として、例えば
図5に示す第1リスト画面60aを表示する。第1リスト画面60aは、第2スポット情報64aを少なくとも表示する。第1リスト画面60aは、第2スポット情報64aとして、少なくともスポットの名称を示すテキストデータ65とスポットの画像データ66とを表示する。本実施形態において、第1リスト画面60aは、第2スポット情報64aとして、スポットに対するSNSユーザ21の感想を示すテキストデータ67をさらに表示する。本実施形態において、第1リスト画面60aは、第2スポット情報64aと、選定ボタン68と、予定ボタン69と、カテゴリワードを示すテキストデータ27と、リスト切替ボタン62と、地図切替ボタン63とを表示する。第1リスト画面60aは、ユーザ31によってスポットが選定された後、選定スポット情報64bをさらに表示できる。第1リスト画面60aは、情報収集システム2がユーザ31におすすめするスポットの第2スポット情報64aを一覧の上位に表示できる。第1リスト画面60aは、おすすめ順が1位のスポットに対応する第2スポット情報64aを、一番上に表示する。カテゴリワードを示すテキストデータ27は、
図4に示すホーム画面24でユーザ31によって選択されたカテゴリワードを示す。
【0030】
表示装置43は、ユーザ31にスポットを提案するための画面として、例えば
図6に示す第1地図画面61aを表示する。第1地図画面61aは、第1地
図73aと、第2スポット情報64aとを少なくとも表示する。本実施形態において、第1地図画面61aは、第1地
図73aと、第2スポット情報64aと、選定ボタン68と、カテゴリワードを示すテキストデータ27と、リスト切替ボタン62と、地図切替ボタン63と、予定ボタン69とを表示する。第1地図画面61aは、第2スポット情報64aとして、少なくともスポットの名称を示すテキストデータ65とスポットの画像データ66とを表示する。本実施形態において、第1地図画面61aは、第2スポット情報64aとして、スポットに対するSNSユーザ21の感想を示すテキストデータ67をさらに表示する。第1地図画面61aは、ユーザ31によってスポットが選定された後、選定スポット情報64bをさらに表示できる。
【0031】
第1地
図73aは、2以上の異なるデザインのピンアイコン74a,74b,74cを含む。本実施形態において、第1地図画面61aは、ユーザ31によって選択されているピンアイコン74aと、選択されていないスポットに対応するピンアイコン74bとの差が視覚的にわかるように第1地
図73aを表示する。第1地
図73aは、選択されているピンアイコン74aを、選択されていないピンアイコン64とサイズ、色及び形の少なくともいずれか1つを異ならせる。第1地図画面61aは、さらに、第1地
図73aが示すスポットのうちおすすめ順が上位のスポットに対応するピンアイコン74bとおすすめ順が中位のスポットに対応するピンアイコン74bとの差が視覚的にわかるように第1地
図73aを表示してもよい。第1地
図73aが示すスポットのうちおすすめ順が上位のスポットは、例えば、おすすめ順が1位から10位までのスポットである。第1地
図73aが示すスポットのうちおすすめ順が中位のスポットは、例えば、おすすめ順が11位から30位までのスポットである。第1地
図73aは、おすすめされているスポット以外のスポットを、ピンアイコン74cで示してもよい。第1地図画面61aへの他の画面からの遷移時のデフォルト表示は、第1リスト画面60aの一番上に表示される第2スポット情報64aに対応するピンアイコン74aが選ばれている状態である。選択されているスポットに対応する第2スポット情報64aは、第1リスト画面60aの1スポット分と同じような情報である。本実施形態において、第1地図画面61aは、第1地
図73aの下部に第2スポット情報64aを表示する。
【0032】
表示装置43は、第1リスト画面60a又は第1地図画面61aにおいて第2スポット情報64aが表示されている箇所がユーザ31によってタップされ、1つの第2スポット情報64aが選択された場合、図示しない詳細画面に遷移する。詳細画面は、ユーザ31によって選択されたスポットの詳細な情報を表示する。詳細画面は、例えば、第2スポット情報64aと、選定ボタン68とを少なくとも含む。詳細画面は、さらにユーザ31によって選択されたスポットの位置を示す地図を表示してもよい。詳細画面における第2スポット情報64aは、例えば、スポットの名称を示すテキストデータ65と、スポットに対するSNSユーザ21の感想を示すテキストデータ67と、スポットの画像データ66とを含む。
【0033】
第1リスト画面60a及び第1地図画面61aは、ユーザ31によって選択されたカテゴリに対応する2以上のスポットをそれぞれ提示する。例えば、第1リスト画面60aは、
図4に示すホーム画面24で基準位置から比較的近いスポットのカテゴリが選択された場合、第1範囲に含まれる2以上のスポットのうち、ユーザ31によって選択されたカテゴリに対応し、かつ、おすすめ順が上位のスポットを示す第2スポット情報64aを一覧で表示する。例えば、第1地図画面61aは、ホーム画面24で基準位置から比較的遠いスポットのカテゴリが選択された場合、第2範囲に含まれる2以上のスポットのうち、ユーザ31によって選択されたカテゴリに対応し、かつ、おすすめ順が上位のスポットを第1地
図73aに示す。
【0034】
第1リスト画面60a及び第1地図画面61aは、リスト切替ボタン62と地図切替ボタン63とをヘッダー70にそれぞれ表示する。表示装置43は、リスト切替ボタン62及び地図切替ボタン63により、第1リスト画面60aと第1地図画面61aとを互いに切り替えて表示できる。
【0035】
選定ボタン68は、ユーザ31がスポットを選定するためのボタンである。スポットが選定されることは、「クリップ」とも呼ばれる。本実施形態の情報処理端末4は、ユーザ31によって選定ボタン68がタップされると、
図7に示す評価画面80を表示装置43に表示する。評価画面80は、ユーザ31がスポットを評価するための画面である。情報処理端末4は、評価画面80においてユーザ31によってスポットが評価された場合に、スポットを選定された状態にする。情報処理端末4は、2以上の等級で各スポットを評価できるように構成される。本実施形態において、評価画面80は、3つの等級に対応するボタン81を表示する。最も等級が低いボタン81は、「なんとなく」という文字に対応付けられて表示される。最も等級が高いボタン81は、「すごく」という文字に対応付けられて表示される。中間の等級のボタン81は、「ふつう」という文字に対応付けられて表示される。評価画面80は、ユーザ31による評価の後、
図5に示す第1リスト画面60a又は
図6に示す第1地図画面61aに遷移する。評価後の第1リスト画面60a及び第1地図画面61aは、
図5又は
図6に示すように、選定スポット情報64bをフッター71に表示する。選定スポット情報64bは、評価画面80を介して選定されたスポットを示す。
【0036】
本実施形態において、情報処理端末4は、1つのカテゴリごとに、選定できるスポットの数を制限できるように構成される。選定できる最大のスポット数は、例えば10である。情報処理端末4は、最大数のスポットが選定されている状態でユーザ31によって選定ボタン68がタップされた場合、警告メッセージを表示装置43に表示する構成であってもよい。すなわち、情報処理端末4は、スポットが最大数を超えて選定されようとすると、警告メッセージとして注意情報を表示装置43に表示する構成であってもよい。注意情報は、スポットをこれ以上、追加で選定できないことを示す。情報処理端末4は、ルートを設定することなく第1リスト画面60a又は第1地図画面61aから前の画面に戻ろうとした場合に、警告メッセージが表示装置43に表示される構成であってもよい。情報処理端末4は、第1リスト画面60a又は第1地図画面61aにおいて、すでにユーザ31によって選定されたスポットに対応する選定ボタン68がユーザ31によってタップされることで、選定スポットの選定が解除されるように構成されてもよい。
【0037】
図5及び
図6に示す予定ボタン69は、選定スポットを通るルートを設定してお出かけの予定を立てるためのボタンである。表示装置43は、予定ボタン69がユーザ31によってタップされると、図示しない予定画面を表示する。予定画面は、選定スポットに対応する第2スポット情報64aを表示する。予定画面において、第2スポット情報64aは、外出予定日とカテゴリとに基づいて分類されている。例えば、予定画面は、お出かけアプリが過去に使用されたことがある場合、今回計画した予定に対応する第2スポット情報64aと、過去に計画した予定に対応する第2スポット情報64aとを一覧で表示する。この場合、予定画面は、今回の予定に対応する第2スポット情報64aを、その予定日及びカテゴリに対応付けて表示する。また予定画面は、過去の予定に対応する第2スポット情報64aを、その予定日及びカテゴリに対応付けて表示する。
【0038】
表示装置43は、予定画面でユーザ31によって選択されたルートを、
図8に示す第2リスト画面60b、又は、
図9に示す第2地図画面61bで示す。第1リスト画面60aは、例えば、予定ボタン69がタップされると予定画面を介して第2リスト画面60bに遷移する。第1地図画面61aは、予定ボタン69がタップされると予定画面を介して第2地図画面61bに遷移する。
【0039】
図8に示す第2リスト画面60bは、2以上の選定スポット情報64bを、各選定スポット同士の距離に基づいてグルーピングして表示する。具体的に、第2リスト画面60bは、
図13に示すクラスタ92ごとにまとめて選定スポット情報64bを表示する。クラスタ92は、比較的近い位置にある2以上の選定スポットで構成される。クラスタ92は、比較的近い位置に他の選定スポットがない場合、1つの選定スポットで構成される。クラスタ92は、ルートに沿った選定スポット間の距離に基づいて設定される。クラスタ92は、例えば、
図8で例示するAA花公園とAAカフェとで構成される。クラスタ92は、例えば、BB花公園で構成される。
【0040】
本実施形態において、第2リスト画面60bは、代表スポット情報64cと、非代表スポット情報64dと、予定日情報82と、クラスタ情報79と、ルート順情報76と、評価情報77と、カテゴリワードを示すテキストデータ27と、リスト切替ボタン62と、地図切替ボタン63と、評価並べ替えボタン78とを表示する。第2リスト画面60bは、2以上のクラスタエリア75を含む。第2リスト画面60bは、クラスタ情報79と代表スポット情報64cを各クラスタエリア75に表示する。第2リスト画面60bは、クラスタ情報79と、1つの代表スポット情報64cと、1又は2以上の非代表スポット情報64dとをクラスタエリア75に表示できる。代表スポット情報64cは、代表スポットを示す。代表スポットは、クラスタ92を構成する2以上の選定スポットの代表である。本実施形態において、代表スポットは、クラスタ92を構成する2以上の選定スポットのうち、ユーザ31からの評価が相対的に最も高い選定スポットである。又は、代表スポットは、1つでクラスタ92を構成する選定スポットである。非代表スポット情報64dは、非代表スポットを示す。非代表スポットは、代表スポットではない選定スポットである。非代表スポットは、クラスタ92を構成する2以上の選定スポットのうち、ユーザ31からの評価が相対的に低い選定スポットである。予定日情報82は、
図3に示す日付画面10でユーザ31によって選択された予定日を示す。
【0041】
クラスタ情報79は、クラスタエリア75ごとに代表スポットの名称を示す。クラスタ情報79は、代表スポットの名称とともに例えば「付近」の文字を示す。クラスタ情報79は、エリアごとの代表のスポットを示すことができる。第2リスト画面60bは、代表スポット情報64c及び非代表スポット情報64dをルート順に表示する。ルート順情報76は、ルート順に対応した数字を示す。第2リスト画面60bは、各代表スポット情報64c及び非代表スポット情報64dを、ルート順情報76と対応付けて表示する。
【0042】
第2リスト画面60bは、第1リスト画面60aと同様に縦にスクロールできる。第2リスト画面60bは、ルートの始点に対応する代表スポット情報64cを一覧の上位に表示し、ルートの最後に対応する代表スポット情報64cを一覧の下位に表示する。ルート順情報76は、各代表スポットのルート順を示す。ルート順情報76は、ルートの始点に対応する代表スポットを、例えば数字の「1」で示す。ルート順情報76は、ルートの最後の代表スポットに向けて大きい数字を示す。ルート順情報76は、各代表スポット情報64cに対応付けて表示される。評価情報77は、各代表スポットに対するユーザ31からの評価に対応する。評価情報77は、
図7に示す評価画面80を介して情報処理端末4に入力される。評価情報77は、選定スポットに対するユーザ31の評価を示す。評価情報77は、ユーザ31が選定スポットへの訪問を希望する程度を示す。表示装置43は、評価並べ替えボタン78がユーザ31によってタップされることで、第2リスト画面60bを
図10に示す第3リスト画面60cに切り替えて表示する。
【0043】
図9に示す第2地図画面61bは、第2地
図73bと、選定スポット情報64bとを少なくとも表示する。本実施形態において、第2地図画面61bは、第2地
図73bと、選定スポット情報64bと、予定日情報82と、ルート順情報76と、カテゴリワードを示すテキストデータ27と、評価情報77と、評価並べ替えボタン78と、リスト切替ボタン62と、地図切替ボタン63とを表示する。第2地
図73bは、選定スポットをピンアイコン74d,74eで示す。各ピンアイコン74d,74eは、ルート順に対応する。各ピンアイコン74d,74eは、ルート順に番号が振られている。ルート順情報76は、各ピンアイコン74d,74eに対応付けて表示される。ルート順情報76は、各ピンアイコン74d,74eが示す番号に対応する。
【0044】
本実施形態において、情報処理端末4は、他の画面から第2地図画面61bに切り替えられた場合に、ユーザ31によって選択されているスポットを、ルートの始点に対応する選定スポットに自動的に設定する。第2地図画面61bは、他の画面から切り替えられた直後、ルートの始点に対応する選定スポット情報64bを表示する。第2地図画面61bは、他の選定スポットに対応するピンアイコン74bがユーザ31にタップされて、ユーザ31によって他の選定スポットが選択された場合、始点に対応する選定スポット情報64bを、他の選定スポットに対応する選定スポット情報64bに変更する。本実施形態において、第2地図画面61bは、選定スポット情報64bを第2地
図73bの下に表示する。
【0045】
表示装置43は、評価並べ替えボタン78がユーザ31によってタップされることで、第2地図画面61bを
図11に示す第3地図画面61cに切り替えて表示する。表示装置43は、リスト切替ボタン62及び地図切替ボタン63により、第2リスト画面60bと第2地図画面61bとを互いに切り替えて表示できる。
【0046】
図10に示す第3リスト画面60cは、ユーザ31からの評価が相対的に高い選定スポットを示す選定スポット情報64bをメインに表示する。第3リスト画面60cは、高評価の選定スポットを示す選定スポット情報64bを、評価が相対的に低い選定スポットを示す選定スポット情報64bよりも大きく表示する。第3リスト画面60cは、高評価の選定スポットを示す選定スポット情報64bの近くのスポットとして、低評価の選定スポットを示す選定スポット情報64bを表示する。第3リスト画面60cは、クラスタ92ごとに、高評価の選定スポットを示す選定スポット情報64bと、低評価の選定スポットを示す選定スポット情報64bとをまとめて表示する。第3リスト画面60cは、高評価の選定スポットを示す選定スポット情報64bの周囲に、低評価の選定スポットを示す選定スポット情報64bを表示する。第3リスト画面60cは、高評価の選定スポットを示す選定スポット情報64bをルート順に一覧で表示する。
【0047】
本実施形態において、第3リスト画面60cは、代表スポット情報64cと非代表スポット情報64dとを少なくとも表示する。第3リスト画面60cは、高評価の選定スポットを示す選定スポット情報64bとして、代表スポット情報64cを表示する。第3リスト画面60cは、低評価の選定スポットを示す選定スポット情報64bとして、非代表スポット情報64dを表示する。本実施形態において、第3リスト画面60cは、代表スポット情報64cを非代表スポット情報64dよりも大きく表示する。本実施形態において、第3リスト画面60cは、代表スポット情報64cと、非代表スポット情報64dと、予定日情報82と、ルート順情報76と、カテゴリワードを示すテキストデータ27と、リスト切替ボタン62と、地図切替ボタン63とを表示する。第3リスト画面60cは、少なくとも代表スポット情報64cとルート順情報76とをクラスタエリア75に表示する。第3リスト画面60cにおいて、ルート順情報76は、代表スポットのルートに沿った順番を示す。第3リスト画面60cにおいて、ルート順情報76は、非代表スポット情報64dには付与されない。本実施形態において、第3リスト画面60cは、1つの代表スポット情報64cと、ルート順情報76と、1又は2以上の非代表スポット情報64dとをクラスタエリア75に表示する。本実施形態において、第3リスト画面60cは、代表スポット情報64cの下に、非代表スポット情報64dに含まれる画像データ66を表示する。クラスタエリア75は、2以上の非代表スポット情報64dを表示する場合、第3リスト画面60cがスクロールされる方向と直交する方向に、非代表スポット情報64dに含まれる画像データ66を並べて表示する。
【0048】
図11に示す第3地図画面61cは、第3地
図73cと、高評価の選定スポットを示す選定スポット情報64bとを少なくとも表示する。第3地
図73cは、高評価の選定スポットと低評価の選定スポットとをそれぞれ異なる種類のピンアイコン74d,74e,74fで示す。高評価の選定スポットに対応するピンアイコン74d,74eは、ルート順情報に対応付けられている。ピンアイコン74d,74eは、ルート順に番号が振られている。高評価の選定スポットに対応するピンアイコン74d,74eは、低評価の選定スポットに対応するピンアイコン74fとサイズ、色及び形の少なくともいずれか1つが異なる。ユーザ31によって選択されているピンアイコン74dは、選択されていないピンアイコン74eと、サイズ、色及び形の少なくともいずれか1つが異なる。低評価の選定スポットに対応するピンアイコン74fは、例えばグレーアウトされる。情報処理端末4は、低評価の選定スポットに対応するピンアイコン74fを、ユーザ31によって選択できないように第3地図画面61cに表示する。本実施形態において、第3地図画面61cは、第3地
図73cの下に、ユーザ31によって選択されている選定スポット情報64bを表示する。
【0049】
第3地図画面61cは、第3地
図73cと代表スポット情報64cと非代表スポット情報64dを少なくとも表示する。第3地図画面61cは、高評価の選定スポットを示す選定スポット情報64bとして、代表スポット情報64cを表示する。第3地図画面61cは、低評価の選定スポットを示す選定スポット情報64bとして、非代表スポット情報64dを表示する。第3地
図73cは、代表スポット及び非代表スポットを少なくとも示す。本実施形態において、第3地図画面61cは、第3地
図73cと、代表スポット情報64cと、非代表スポット情報64dと、予定日情報82と、ルート順情報76と、リスト切替ボタン62と、地図切替ボタン63とを表示する。本実施形態において、第3地図画面61cは、ユーザ31によって選択されている選定スポットとして、第3地
図73cの下に代表スポット情報64cを表示する。第3地図画面61cは、代表スポット情報64cとともに、代表スポット情報64cと同一のクラスタ92に属する非代表スポット情報64dを表示できる。非代表スポット情報64dは、例えば、その非代表スポット情報64dに含まれる画像データ66である。本実施形態において、第3地図画面61cは、代表スポット情報64cを非代表スポット情報64dよりも大きく表示する。
【0050】
表示装置43は、リスト切替ボタン62及び地図切替ボタン63により、第3リスト画面60cと第3地図画面61cとを互いに切り替えて表示できる。
【0051】
端末制御装置44は、各種の情報処理動作を制御する。端末制御装置44は、入力装置41と、端末通信装置42と、表示装置43と、端末記憶装置45とに電気的に接続されている。端末制御装置44、入力装置41、端末通信装置42、表示装置43及び端末記憶装置45は、例えば図示しないバスを介して互いに接続される。端末制御装置44は、端末記憶装置45に記憶されているプログラムに基づいて、入力装置41と端末通信装置42と表示装置43とを制御できるように構成されている。端末制御装置44は、例えば、CPU(Central Processing Unit)又はMPU(Micro Processing Unit)で構成される。
【0052】
端末通信制御部46は、端末通信装置42を制御して、データベースサーバ5と通信する。
【0053】
位置特定部47は、ユーザ31によって選択されたカテゴリに対応する基準位置を特定する。具体的に、位置特定部47は、
図4に示すホーム画面24でユーザ31によって設定されたカテゴリに対応する基準位置を特定する。位置特定部47は、例えばカテゴリ情報29に対応付けられている地域の位置データに基づき、基準位置を特定する。位置特定部47は、特定した基準位置を示す基準データを、データベースサーバ5に送信する。取得部55は、基準データに基づいて検索範囲を設定する。取得部55は、検索範囲に含まれる所定数のスポットをそれぞれ示す第1スポット情報をデータベース59から取得する。データベースサーバ5は、第1スポット情報に基づいて生成した第2スポット情報を情報処理端末4に送信する。表示装置43は、第2スポット情報64aに基づき、
図5に示す第1リスト画面60a、又は、
図6に示す第1地図画面61aを表示する。
【0054】
表示制御部48は、上述した各画面が表示されるように、表示装置43を制御する。
【0055】
端末記憶装置45は、電源を切れば情報が消える揮発性記憶装置と、電源を切っても情報が消えない不揮発性記憶装置とを有している。揮発性記憶装置は、端末制御装置44により処理される情報を一時的に記憶する。揮発性記憶装置は、例えば、地図データと、地図データに付加する地点情報とを記憶する。揮発性記憶装置は、例えば、RAM(Random Access Memory)が挙げられる。不揮発性記憶装置は、各種の情報処理プログラム及び各種の情報が記憶可能なストレージである。不揮発性記憶装置は、例えば、ROM(Read Only Memory)が挙げられる。ROMは、例えば、フラッシュメモリ又はHDD(Hard Disk Drive)が用いられる。
【0056】
端末記憶装置45は、カウント情報を記憶する。カウント情報は、第1リスト画面60a又は第1地図画面61aからユーザ31によって選定されたスポットの数を示す。端末記憶装置45は、選定ボタン68がタップされて
図7に示す評価画面80でユーザ評価がされた場合、カウント情報を記憶する。
【0057】
上記のような情報処理端末4は、コンピュータに相当する。上記実施形態の各構成要素は、例えば、端末記憶装置45に記憶されたお出かけアプリのプログラムをCPUが実行することによって実現される。お出かけアプリのプログラムは、データベースサーバ5又は他のサーバからダウンロードされることによって実行されてもよい。
≪データベースサーバ5の構成の詳細≫
サーバ通信装置51は、外部装置とデータ通信を行う。本実施形態においてサーバ通信装置51は、
図1に示すSNSサーバ23と通信する。サーバ通信装置51は、SNSサーバ23から第1スポット情報を受信する。サーバ通信装置51は、情報処理端末4と通信する。サーバ通信装置51は、情報処理端末4から基準データを受信する。サーバ通信装置51は、第2スポット情報64aを情報処理端末4に送信する。サーバ通信装置51は、サーバ通信制御部53により制御される。
【0058】
サーバ制御装置52は、サーバ通信装置51と、サーバ記憶装置58と、データベース59にそれぞれ電気的に接続されている。サーバ制御装置52、サーバ通信装置51、サーバ記憶装置58及びデータベース59は、例えば図示しないバスを介して互いに接続される。サーバ制御装置52は、例えば、サーバ記憶装置58に記憶された各種のプログラムを動作させるように駆動する。サーバ制御装置52は、例えば、CPUで構成される。
【0059】
カテゴリ決定部54は、ユーザ31の外出先のカテゴリの候補を決定する。カテゴリ決定部54は、カテゴリの候補の決定のため、検索範囲内にあるスポットの順位を決定する。カテゴリ決定部54は、情報出力システム3が所定量を超えて評価情報77を蓄積した場合、例えば、スポットに対してユーザ31が過去に行った評価に基づいてスコアを決定する。カテゴリ決定部54は、例えば以下の対応表に合わせた形でユーザ31の評価を数値に変換する。カテゴリ決定部54は、スコアが高いほど、順位が高いおすすめのスポットとして扱う。
【0060】
・なんとなく: 1
・ふつう : 2
・すごく : 3
【0061】
カテゴリ決定部54は、ユーザ31が過去に評価したスポットに対して複数回異なるユーザ評価が与えられている場合、最も新しいユーザ評価を採用する。カテゴリ決定部54は、ユーザ31間の類似度を数値として表すため、ピアソン相関係数を採用してもよい。
【0062】
カテゴリ決定部54は、ユーザ評価のないスポットに対して、例えば下記式(1)に基づいて、スポットのスコアを算出する。カテゴリ決定部54は、スコアが高いほど、順位が高いおすすめのスポットとして扱う。
【数1】
上記式(1)において、話題度スコアは、情報収集システム2においてスポットに対応した投稿の数に基づいて決定される。例えば、話題度スコアは、投稿数が多いスポットほど高くなる。
【0063】
レイティングスコアは、下記式(2)に基づいて算出される。
【数2】
【0064】
上記式(2)における記号の意味は以下の通りである。
アイテムiについて評価をしたユーザ31の中から2. 類似度関数仕様で定義した類似度関数を用いて計算した類似度が最も高い上位k人をサンプリングすることとし、これをN_i^k(u)と表す。
【数3】
【0065】
カテゴリ決定部54は、スコアの高い所定数のスポットに対応する第1スポット情報に基づき、各スポットに関するテキストデータから共通の単語を抽出する。カテゴリ決定部54は、スポットごとに、テキストデータに含まれる数が多い単語をカテゴリワードに決定する。
【0066】
カテゴリ決定部54によって決定されたカテゴリの候補は、カテゴリ情報29として情報処理端末4を介してユーザ31に提示される。
【0067】
レコメンド部56は、
図5に示す第1リスト画面60a及び
図6に示す第1地図画面61aを表示するため、スポットのおすすめ順を決定する。レコメンド部56は、ユーザ31によって選択されたカテゴリに対応し、かつ、検索範囲内にあるスポットのおすすめ順を決定する。レコメンド部56は、情報出力システム3に評価情報77が所定量を超えて集まった場合、例えば前述の対応表に合わせた形でユーザ31の評価を数値に変換する。レコメンド部56は、ユーザ31が過去に評価したスポットに対して複数回異なるユーザ評価が与えられている場合、最も新しいユーザ評価を採用する。
【0068】
レコメンド部56は、ユーザ評価のないスポットに対して、例えば上記式(1)及び上記(2)に基づいて、スポットのスコアを算出する。このようにしておすすめ順を決定するためのアルゴリズムは、「レコメンドアルゴリズム」と呼ばれる。
【0069】
取得部55は、検索範囲を設定する。取得部55は、カテゴリ決定部54によるカテゴリの候補の決定が行われる場合、検索範囲として、第1範囲及び第2範囲を設定する。この場合、検索範囲の基準位置は、例えばユーザ31の所在地である。取得部55は、データベース59から、第1範囲に含まれるスポット、及び、第2範囲に含まれるスポットをそれぞれ抽出する。すなわち、取得部55は、データベース59から、第1範囲内のスポットをそれぞれ示す第1スポット情報を取得する。取得部55は、データベース59から、第2範囲内のスポットをそれぞれ示す第1スポット情報を取得する。カテゴリ決定部54は、第1スポット情報を用いてカテゴリの候補を決定する。データベースサーバ5は、カテゴリ決定部54が生成したカテゴリ情報29を情報処理端末4に送信する。
【0070】
取得部55は、外出先のカテゴリがユーザ31によって選択され、第1リスト画面60a及び第1地図画面61aが表示される場合、位置特定部47によって特定された基準位置に基づいて検索範囲を設定する。本実施形態において、取得部55は、検索範囲内にあるスポットのうち、話題度が高い順に所定数の第1スポット情報をデータベース59から取得する。所定数は、例えば100である。レコメンド部56は、第1スポット情報に基づいておすすめ順を決定する。データベースサーバ5は、第1スポット情報及びおすすめ順に基づいて生成された第2スポット情報64aを情報処理端末4に送信する。
【0071】
ルート決定部57は、ルート決定処理に基づいて選定スポットの移動順を決定する。ルート決定部57は、移動順の決定のため、各スポットについて、位置データと日時データと評価情報77とを取得する。これらのデータは、
図5及び
図6に示す予定ボタン69がユーザ31によって押下されることで、情報処理端末4からデータベースサーバ5に送信される。位置データは、選定スポットを示す。位置データは、例えば、緯度データと経度データとを含む。日時データは、各スポットが選定された日時を示す。
【0072】
ルート決定部57は、位置データと日時データと評価情報77とに基づき、移動順を決定する。ルート決定部57は、
図12に示すように、選定スポットの1つをルートの始点90aに決定する。本実施形態において、ルート決定部57は、最もユーザ評価が高い選定スポットを始点90aに選択する。ルート決定部57は、ユーザ評価が最も高い選定スポットが2以上ある場合、選定された日時が最も古い選定スポットを始点90aに決定する。ルート決定部57は、ユーザ31が過去に同一のスポットに対して2以上の異なる評価を与えている場合、最も新しいユーザ評価を採用する。
【0073】
ルート決定部57は、
図12(a)に示すように、始点90aとそれ以外の選定スポット90b~90eとの距離91を計算する。ルート決定部57は、始点90aから最も近い選定スポット90bを次に移動する中継点として選定スポット90bに選択する。ルート決定部57は、ルートの3番目の選定スポットを決定するため、
図12(b)に示すように、ルートの2番目に選ばれた選定スポット90bとまだ選ばれていない選定スポット90c~90eとの距離91を計算する。ルート決定部57は、2番目の選定スポット90bから最も近い選定スポット90cを、中継点となる3番目の選定スポット90cに選択する。ルート決定部57は、移動先に選ばれた選定スポットとまだ選ばれていない選定スポットとの距離91の算出を行い、移動先から最も近い選定スポットを次の移動先に選択することを繰り返す。このようにして、ルート決定部57は、
図12(c)に示すように、移動順を一意に決定する。
【0074】
図13に示すように、ルート決定部57は、移動順に基づいて2以上のクラスタ92を作成する。ルート決定部57は、各選定スポット間のルートに沿った合計距離が所定値n以内になるように各クラスタ92を作成する。所定値nは、任意に設定される。ルート決定部57は、例えば、所定値nが6の場合、クラスタ92内の合計移動距離は6km以内になるようにクラスタ92を構成する。この場合、クラスタ92は始点90aから3つめの選定スポット90cまでの移動距離が5kmとなっており、4つ目の選定スポット90dまで移動すると11kmとなる。そのため、ルート決定部57は、始点90aから3つ目の選定スポット90cまでを1つのクラスタ92aとして扱う。2つめのクラスタ92は、選定スポット90cからこのクラスタ92の1つ目の選定スポット90dに移動するまでに6kmかかってしまう。そのため、ルート決定部57は、1つの選定スポット90dのみでクラスタ92を構成する。3つめのクラスタ92は、選定スポット90dからこのクラスタ92の1つ目の選定スポット90eに移動するまでに6kmかかってしまう。そのため、ルート決定部57は、1つの選定スポット90eのみでクラスタ92を構成する。
【0075】
ルート決定部57は、各クラスタ92を構成する選定スポット90a~90c,90d,90eの中から、代表スポットをそれぞれ選択する。ルート決定部57は、最もユーザ評価の高い選定スポットが2以上ある場合、それらのうちで選定された日時が最も新しいスポットを選択する。
【0076】
サーバ記憶装置58は、電源を切れば情報が消える揮発性記憶装置と、電源を切っても情報が消えない不揮発性記憶装置とを有している。揮発性記憶装置は、サーバ制御装置52により処理される情報を一時的に記憶する。揮発性記憶装置の一例としては、例えば、RAMが挙げられる。サーバ記憶装置58は、地図データを記憶する。
【0077】
データベース59は、第1スポット情報を記憶している。データベース59は、カテゴリごとに第1スポット情報を分類して記憶している。基準データ及び評価情報77は、サーバ記憶装置58又はデータベース59に記憶される。
【0078】
情報出力システム1は、上記のようなデータベースサーバ5を1つだけ備えてもよく、2以上備えてもよい。データベースサーバ5が2以上備わる場合、複数のサーバは、例えば機能ごとに分けて利用されてもよい。
【0079】
データベースサーバ5は、コンピュータに相当する。上記実施形態の各構成要素は、例えば、サーバ記憶装置58に記憶されたソフトウェアのプログラムをCPUが実行することによって実現される。
【0080】
情報出力システム3は、
図4に示すホーム画面24から外出先のカテゴリがユーザ31によって選択されると、
図14に示すレコメンド処理を実行する。
【0081】
ステップS1で、位置特定部47は、ユーザ31によって指定されたカテゴリに紐づく基準位置を特定する。
【0082】
ステップS2で、取得部55は、検索範囲を設定する。
【0083】
ステップS3で、取得部55は、検索範囲内にあるスポットのうち、話題度が高い順に所定数のスポットを検出する。
【0084】
ステップS4で、取得部55は、検索範囲内にあるスポットのうち、レコメンドアルゴリズムのスコアが高い順に所定数のスポットを検出する。
【0085】
ステップS5で、レコメンド部56は、話題度とレコメンドアルゴリズムとに基づき、上記式(1)に基づいておすすめ順を決定する。
【0086】
ステップS6で、レコメンド部56は、計算されたスコアでアソートを行う。表示装置43は、第1リスト画面60aに第2スポット情報64aをおすすめ順で表示する。又は、表示装置43は、おすすめ順が1位のスポットに対応する第2スポット情報64aを第1地図画面61aに表示する。
【0087】
情報出力システムは、
図13に示すルート決定処理を実行する。
【0088】
ステップS11で、ルート決定部57は、各選定スポットの位置データと、日時データと、評価情報77とを取得する。
【0089】
ステップS12で、ルート決定部57は、始点90aを決定する。
【0090】
ステップS13で、ルート決定部57は、移動順を決定する。
【0091】
ステップS14で、ルート決定部57は、クラスタ92を作成する。
【0092】
ステップS15で、ルート決定部57は、クラスタ92ごとに代表スポットを決定する。
【0093】
ステップS16で、表示装置43は、第2リスト画面60b又は第2地図画面61bを表示してルートを示す。
【0094】
以上のように本実施形態のお出かけアプリは、コンピュータとしての情報処理端末4を、端末通信装置42と、表示装置43として機能させる。端末通信装置42は、第2スポット情報64aを2以上取得する。第2スポット情報64aは、所定の検索範囲内のスポットを示す位置データと、スポットの名称を示すテキストデータ65と、スポットの画像データ66とを含む。検索範囲は、ユーザ31に合わせて設定される。表示装置43は、第1リスト画面60aと第1地図画面61aとを互いに切り替えて表示できる。第1リスト画面60aは、ユーザ31に対するスポットのおすすめ順に基づいて第2スポット情報64aが並ぶ。おすすめ順は、所定の方法で決定される。第1地図画面61aは、第1地
図73aを含む。第1地
図73aは、第1リスト画面60aに対応するスポットをそれぞれ示す。表示装置43は、第1地
図73aとともに、テキストデータ65及び画像データ66の少なくともいずれか一方を第1地図画面61aに表示する。このテキストデータ65及び画像データ66は、おすすめ順が所定の順位のスポットに対応する。
【0095】
比較例として、スポットの地図アイコンをタップすると、地図で位置情報のみを確認できる構成も考えられるが、この構成の場合、スポット情報を知りたいときは、いちいち画面を切り替えなければならず、自分におススメのスポットを探し出す必要があった。これに対して、本実施形態の情報処理端末4は、情報出力システム3が最もおすすめするスポットに対応する第2スポット情報64aを第1地
図73aとともに表示できるので、外出先としてユーザ31にとって定番ではないスポットを選定しやすくできる。そのため、お出かけアプリは、外出先の選択肢を広げて外出プランを生成できる。
【0096】
また本実施形態のプログラムは、コンピュータとしてのデータベースサーバ5を、サーバ通信装置51と、サーバ制御装置52として機能させる。サーバ通信装置51は、選定スポット情報64bと評価情報77とを取得する。選定スポット情報64bは、ユーザ31によって選定された2以上のスポットをそれぞれ示す。評価情報77は、選定スポットに対するユーザ31の評価を示す。サーバ制御装置52は、選定スポット情報64bと評価情報77とに基づき、選定スポットを通るルートを設定する。ルートは、ユーザ評価が所定の順位の選定スポットを始点90aとする。
【0097】
データベースサーバ5は、選定スポットに対するユーザ31の評価に基づいてルートを自動的に決定できる。そのため、ユーザ31によって各スポットを巡る順番が指定されてルートが決定される場合よりも定番のルートが設定されにくく、外出先の選択肢を広げて外出プランを生成できる。
【0098】
また本実施形態の情報出力システム3は、ユーザ31によって選定された2以上の選定スポットを通るルートを設定する。情報出力システム3は、表示装置43と、サーバ制御装置52と、を備える。表示装置43は、第2スポット情報64aを表示する。第2スポット情報64aは、スポットを示す。サーバ制御装置52は、ルートに沿った選定スポット90a~90e間の距離91に基づいて、クラスタ92を決定する。クラスタ92は、1又は2以上の選定スポット90a~90eを含む。表示装置43は、第2リスト画面60b及び第3リスト画面60cを表示する。第2リスト画面60b及び第3リスト画面60cは、第2スポット情報64aがクラスタ92ごとに分類されてルート順に並ぶ。
【0099】
第2リスト画面60b及び第3リスト画面60cは、ルートに沿って2以上のエリアごとに選定スポットを表示できる。そのため、情報処理端末4は、2以上の立ち寄りスポットが近辺に集まっている場合でも、ルートをユーザ31にとって見易く示すことができる。
【0100】
以上、本発明の実施形態について説明したが、装置構成や制御方法等は、上述した実施形態のみに限定されるものではない。
【0101】
例えば、本実施形態において、ルート順は、データベースサーバ5で決定されるが、情報処理端末4で決定される構成であってもよい。
【0102】
その他の構成も、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。また上記実施形態および変形例の構成がそれぞれ組み合わせられてもよい。
【符号の説明】
【0103】
3 情報出力システム
31 ユーザ
43 表示装置
52 サーバ制御装置
64a 第2スポット情報
90a 始点
90b 選定スポット
90c 選定スポット
90d 選定スポット
90e 選定スポット
91 距離
92 クラスタ
60b 第2リスト画面
60c 第3リスト画面