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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023157516
(43)【公開日】2023-10-26
(54)【発明の名称】シールド導電路
(51)【国際特許分類】
   H05K 9/00 20060101AFI20231019BHJP
   H02G 15/02 20060101ALI20231019BHJP
   H01R 13/6592 20110101ALN20231019BHJP
【FI】
H05K9/00 L
H02G15/02
H01R13/6592
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022067470
(22)【出願日】2022-04-15
(71)【出願人】
【識別番号】395011665
【氏名又は名称】株式会社オートネットワーク技術研究所
(71)【出願人】
【識別番号】000183406
【氏名又は名称】住友電装株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】000002130
【氏名又は名称】住友電気工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000497
【氏名又は名称】弁理士法人グランダム特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】里岡 樹
(72)【発明者】
【氏名】浜田 和明
(72)【発明者】
【氏名】武笠 奨平
【テーマコード(参考)】
5E021
5E321
5G375
【Fターム(参考)】
5E021FA02
5E021FC21
5E321AA14
5E321AA24
5E321BB41
5E321CC06
5E321CC11
5E321GG05
5E321GG09
5E321GH10
5G375CA03
5G375DA08
5G375DA36
5G375DB35
(57)【要約】
【課題】スリーブの位置ずれを防止する。
【解決手段】シールド導電路100は、芯線11を包囲したシールド層13を、シース14で包囲したシールド電線10と、シース14の前端からシールド電線10の軸線方向前向きに延びるシールド層13の外周を包囲して配置されるスリーブ15と、を備え、スリーブ15の後端から軸線方向後向きに延び、シース14の前端に当接する突当て部15Aを更に備える。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
芯線を包囲したシールド層を、シースで包囲したシールド電線と、
前記シースの前端から前記シールド電線の軸線方向前向きに延びる前記シールド層の外周を包囲して配置されるスリーブと、
を備え、
前記スリーブの後端から前記軸線方向後向きに延び、前記シースの前端に当接する突当て部を更に備える、シールド導電路。
【請求項2】
前記シールド電線の径方向において、前記突当て部の後端の寸法は、前記突当て部の前端部の寸法よりも大きい請求項1に記載のシールド導電路。
【請求項3】
前記突当て部の後端部は、前記径方向外向きに屈曲している請求項2に記載のシールド導電路。
【請求項4】
前記突当て部の後端部には、前記径方向外向き、且つ前向きに折り返されて後向きに湾曲した曲面が形成されている請求項2に記載のシールド導電路。
【請求項5】
前記スリーブにおける前記シールド層の外周との対向面と、前記突当て部における前記シールド層の外周との対向面とは、前記軸線方向において面一に連なっている請求項2に記載のシールド導電路。
【請求項6】
前記突当て部を前記軸線方向から視たとき、前記突当て部の後端部における曲率半径は、前記スリーブの曲率半径よりも小さい請求項2に記載のシールド導電路。
【請求項7】
前記シースの前端部の外周、前記スリーブの外周、及び前記突当て部の外周を包囲する外導体を更に備え、
前記外導体のうち、前記シースと前記スリーブとの間に形成された離間領域を包囲する部分には、前記シールド電線の径方向内向きに凹んだ凹部が形成されており、
前記シールド電線の周方向における前記凹部の形成領域は、前記離間領域における前記突当て部の配置部分を除いた領域である請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のシールド導電路。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、シールド導電路に関するものである。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、シースから軸線方向へ離間した位置にスリーブが配置されたコネクタ装置が開示されている。このものは、スリーブに設けられた保持部材が、半径方向の内向きに作用する力をケーブルに加える機能を有している。すなわち、保持部材が半径方向の内向きに屈曲されることによってスリーブの位置がケーブルの軸線方向に保持されるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2019-21632号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のものは、外導体を組み付けるときや、外部導体(編組)を折り返すとき等に、スリーブに対してシースに近づく向きの力が付与される。この力によって、スリーブの位置は、正規の位置からシースに近づくようにずれてしまう懸念がある。
【0005】
本開示のコネクタは、スリーブの位置ずれを防止することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のシールド導電路は、
芯線を包囲したシールド層を、シースで包囲したシールド電線と、
前記シースの前端から前記シールド電線の軸線方向前向きに延びる前記シールド層の外周を包囲して配置されるスリーブと、
を備え、
前記スリーブの後端から前記軸線方向後向きに延び、前記シースの前端に当接する突当て部を更に備える。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、スリーブの位置ずれを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1図1は、シールド導電路の側断面図である。
図2図2は、スリーブ及び突当て部の展開図である。
図3図3は、図1におけるA-A断面図である。
図4図4は、図1におけるA-A断面図に相当し、第1外導体の後部が圧着される前の状態を示す。
図5図5は、第1外導体の部分展開図である。
図6図6は、他の実施形態におけるスリーブを示す斜視図である。
図7図7は、他の実施形態におけるスリーブを示す斜視図である。
図8図8は、他の実施形態におけるスリーブを示す背面図である。
図9図9は、他の実施形態におけるスリーブを示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施形態を列記して説明する。
本開示のシールド導電路は、
(1)芯線を包囲したシールド層を、シースで包囲したシールド電線と、シースの前端からシールド電線の軸線方向前向きに延びるシールド層の外周を包囲して配置されるスリーブと、を備える。シールド導電路は、スリーブの後端から軸線方向後向きに延び、シースの前端に当接する突当て部を更に備える。この構成によれば、スリーブに対して後向きの外力が付与されても突当て部によってスリーブがシースに近づく向きにずれることを確実に防止できる。
【0010】
(2)(1)において、シールド電線の径方向において、突当て部の後端の寸法は、突当て部の前端部の寸法よりも大きいことが好ましい。この構成によれば、突当て部の後端の寸法は、突当て部の前端部の寸法よりも大きいので、突当て部がシースの内側に潜り込むことを防止して、シースの前端に当接した状態を保持し易い。
【0011】
(3)(2)において、突当て部の後端部は、径方向外向きに屈曲していることが好ましい。この構成によれば、突当て部がシースの内側に潜り込むことを防止して、シースの前端に当接した状態を保持させる効果を奏することができる。
【0012】
(4)(2)において、突当て部の後端部には、径方向外向き、且つ前向きに折り返されて後向きに湾曲した曲面が形成されていることが好ましい。この構成によれば、シースの前端を傷めることなく、突当て部をシースの前端に当接させることができる。
【0013】
(5)(2)において、スリーブにおけるシールド層の外周との対向面と、突当て部におけるシールド層の外周との対向面とは、軸線方向において面一に連なっていることが好ましい。この構成によれば、シールド層を圧迫しないので、シールド電線の電気的特性を損なわない。
【0014】
(6)(2)において、突当て部を軸線方向から視たとき、突当て部の後端部における曲率半径は、スリーブの曲率半径よりも小さいことが好ましい。この構成によれば、シールド層を圧迫しないので、シールド電線の電気的特性を損なわない。
【0015】
(7)(1)から(6)において、シースの前端部の外周、スリーブの外周、及び突当て部の外周を包囲する外導体を更に備える。外導体のうち、シースとスリーブとの間に形成された離間領域を包囲する部分には、シールド電線の径方向内向きに凹んだ凹部が形成されている。シールド電線の周方向における凹部の形成領域は、離間領域における突当て部の配置部分を除いた領域であることが好ましい。この構成によれば、外導体によって突当て部を押圧しないので、シールド層を圧迫せずに済み、シールド電線の電気的特性を損なわない。
【0016】
[本開示の実施形態の詳細]
[実施形態1]
本開示を具体化した実施形態1を、図1から図5を参照して説明する。図中、「前側」、及び「後側」は、それぞれ「F」、「B」で表される。
【0017】
図1に示すように、シールド導電路100は、シールド電線10と、シールド電線10に外嵌されたスリーブ15と、突当て部15Aと、外導体である第1外導体16と、シールド電線10の前端部に接続されたシールド端子20とを備えている。シールド電線10は、芯線11を絶縁被覆12で包囲し、絶縁被覆12の外周に筒状に編まれた編組線によって構成されたシールド層13を重ね、シールド層13の外周をシース14で包囲した形態である。つまり、シールド電線10は、芯線11を包囲したシールド層13を、シース14で包囲した形態である。
【0018】
シールド電線10は、軸線方向を前後方向に向けて配置されている。以下の説明において、前後方向と軸線方向は同義で用いる。シールド電線10の前端部においては、シース14と、絶縁被覆12と、が除去されて、芯線11が絶縁被覆12の前方へ露出している。露出した芯線11よりも後方においては、シース14が除去されてシールド層13が露出している。
【0019】
スリーブ15は、金属等の導電性を有する板材をプレス加工することによって円筒状に形成されている。突当て部15Aは、スリーブ15の後端縁から後向きに延びて形成されている。図2に示すように、突当て部15Aは、展開した状態のスリーブ15の後端縁における幅方向の中央部に形成されている。なお、スリーブ15におけるキャリアの連結位置は、スリーブ15の前端縁15B、又は突当て部15Aの後端縁15Cのいずれかに配置することが好ましい。
【0020】
図1に示すように、スリーブ15におけるシールド層13の外周との対向面F1と、突当て部15Aにおけるシールド層13の外周との対向面F2とは、前後方向(軸線方向)において面一に連なっている。スリーブ15は、シールド電線10の軸線方向前向きに延びるシールド層13の外周を包囲して配置される。突当て部15Aは、スリーブ15の後端から軸線方向後向きに延びている。突当て部15Aの後端は、シース14の前端に当接している。スリーブ15の外周は、後方へ折り返されたシールド層13の前端部によって覆われている。スリーブ15の後端と、シース14の前端とは、突当て部15Aによって軸線方向に離間している。スリーブ15の後端と、シース14の前端との間には、離間領域Sが形成されている。
【0021】
第1外導体16は、円筒状をなして前後方向に延びている。第1外導体16は、絶縁被覆12の外周、シース14の前端部の外周、スリーブ15の外周、及び突当て部15Aの外周を包囲するように配置されている。第1外導体16の前部には、全周にわたって凹んだ縮径部16Aが形成されている。縮径部16Aは、折り返されたシールド層13の前端の前方に隣接して配置されている。第1外導体16のうち、離間領域Sを包囲する部分には、シールド電線10の径方向内向きに凹んだ凹部17が形成されている。シールド電線10の周方向(以下、単に周方向ともいう)における凹部17の形成領域は、離間領域Sにおける突当て部15Aの配置部分を除いた領域である(図3参照)。
【0022】
シールド端子20は、芯線11の前端部に接続した内導体21と、内導体21を収容した誘電体22と、円筒状をなして誘電体22の外周を包囲した第2外導体23と、を備えて構成されている。第2外導体23の軸線方向は、シールド電線10の軸線方向と同軸状をなし、前後方向を向いている。第2外導体23の後端部は、第1外導体16の前端部に外挿されており、スポット溶接等によって、第1外導体16に連結されている。
【0023】
次に、シールド導電路100を組み立てる工程の一例について説明する。先ず、シールド電線10の前端部において、シース14と絶縁被覆12を除去して芯線11が絶縁被覆12の前方へ露出した状態にする。そして、露出した芯線11よりも後方において、シース14を除去してシールド層13が露出した状態にする。
【0024】
次に、スリーブ15を取り付ける。具体的には、スリーブ15の姿勢を突当て部15Aが後向きに突出する向きにする。そして、シールド層13の外周を包囲するようにスリーブ15を配置する。このとき、突当て部15Aの後端をシース14の前端に当接させる(図1参照)。これによって、スリーブ15の後端と、シース14の前端との間に離間領域Sが形成される(図1参照)。
【0025】
次に、スリーブ15の前方に位置するシールド層13を後向きに折り返し、スリーブ15の外周を覆う(図1参照)。シールド層13を後向きに折り返す際には、スリーブ15に対し、シールド層13から後向きの力が付与される。しかし、突当て部15Aの後端がシース14の前端に当接しているので、スリーブ15の位置は、後向きにずれることがない。
【0026】
次に、第1外導体16を取り付ける。図4に示すように、第1外導体16の後側には、圧着される前の状態において、予め凹部17が形成されており、周方向の一部が切り開かれた形態とされている。第1外導体16の切り開かれた一方の端縁には、接線方向に延びる係止片16Bが設けられている。係止片16Bの先端部には、内向きに折り返された係止部16Cが設けられている。係止片16Bは、凹部17に対して前後方向に直交する向きに並んで配置されている(図5参照)。第1外導体16の切り開かれた他方の端縁部には、板厚方向に貫通した貫通孔16Dが形成されている。貫通孔16Dは、凹部17の形成範囲内に配置されている(図5参照)。第1外導体16は、周方向の一部が切り開かれた状態でシールド電線10に取り付けられる。このとき、周方向における突当て部15Aの位置を、凹部17が形成されていない領域に臨むように配置する。これとともに、折り返されたシールド層13の前端が縮径部16Aの後端に隣合う位置までシールド電線10の先端部を挿入する(図1参照)。
【0027】
次に、第1外導体16を圧着する。第1外導体16を圧着することによって第1外導体16の切り開かれた端縁同士が突き合わされる。そして、係止片16Bがシールド電線10の周方向に沿う向きに塑性変形し、係止部16Cが貫通孔16Dに外周側から入り込む(図3参照)。こうして、係止部16Cは、貫通孔16Dに係止する(図3参照)。これによって、第1外導体16の切り開かれた端縁同士は、突き合わされた状態に保持される。そして、シールド電線10の前端部にシールド端子20を取り付け、シールド導電路100が完成する(図1参照)。
【0028】
次に、実施形態1の作用を説明する。
【0029】
シールド導電路100は、芯線11を包囲したシールド層13を、シース14で包囲したシールド電線10と、シース14の前端からシールド電線10の軸線方向前向きに延びるシールド層13の外周を包囲して配置されるスリーブ15と、を備える。シールド導電路100は、スリーブ15の後端から軸線方向後向きに延び、シース14の前端に当接する突当て部15Aを更に備える。この構成によれば、スリーブ15に対して後向きの外力が付与されても突当て部15Aによってスリーブ15がシース14に近づく向きにずれることを確実に防止できる。
【0030】
スリーブ15におけるシールド層13の外周との対向面F1と、突当て部15Aにおけるシールド層13の外周との対向面F2とは、軸線方向において面一に連なっている。この構成によれば、シールド層13を圧迫しないので、シールド電線10の電気的特性を損なわない。
【0031】
シース14の前端部の外周、スリーブ15の外周、及び突当て部15Aの外周を包囲する第1外導体16を更に備える。第1外導体16のうち、シース14とスリーブ15との間に形成された離間領域Sを包囲する部分には、シールド電線10の径方向内向きに凹んだ凹部17が形成されている。シールド電線10の周方向における凹部17の形成領域は、離間領域Sにおける突当て部15Aの配置部分を除いた領域である。この構成によれば、第1外導体16によって突当て部15Aを押圧しないので、シールド層13を圧迫せずに済み、シールド電線10の電気的特性を損なわない。
【0032】
<他の実施形態>
本開示は、上記記述及び図面によって説明した実施形態1に限定されるものではない。本発明には、特許請求の範囲と均等の意味及び特許請求の範囲内でのすべての変更が含まれ、下記のような実施形態も含まれることが意図される。
(1)図6に示すように、シールド電線10の径方向において、突当て部115Aの後端の寸法は、突当て部115Aの前端部の寸法よりも大きくしてもよい。この構成によれば、突当て部115Aの後端の寸法は、突当て部115Aの前端部の寸法よりも大きいので、突当て部115Aがシース14の内側に潜り込むことを防止して、シース14の前端に当接した状態を保持し易い。また、突当て部115Aの後端部は、シールド電線10の径方向外向きに屈曲していてもよい。この構成によれば、突当て部115Aがシース14の内側に潜り込むことを防止して、シース14の前端に当接した状態を保持させる効果を奏する。この場合、例えば、突当て部115Aの後端部に位置する第1外導体16を切り欠いて、突当て部115Aの後端部と干渉しないようにすることが考えられる。
(2)図7に示すように、突当て部215Aの後端部には、シールド電線10の径方向外向き、且つ前向きに折り返されて後向きに湾曲した曲面Kが形成されていてもよい。この構成によれば、シース14の前端を傷めることなく、突当て部215Aの後端をシース14の前端に当接させることができる。シールド電線10の径方向において、突当て部215Aの後端の寸法は、突当て部215Aの前端部の寸法よりも大きい。
(3)図8に示すように、突当て部315Aを軸線方向から視たとき、突当て部315Aの後端部における曲率半径R1は、スリーブ15の曲率半径R2よりも小さくしてもよい。具体的には、図9に示すように、突当て部315Aの前端の曲率半径をスリーブ15と同じ曲率半径R1とし、後端に向かうにつれて、曲率半径が徐々に小さくなっている。この構成によれば、シールド層13を圧迫しないので、シールド電線10の電気的特性を損なわない。シールド電線10の径方向において、突当て部315Aの後端の寸法は、突当て部315Aの前端部の寸法よりも大きい。
(4)上記実施形態1とは異なり、突当て部を複数設けてもよい。また、展開した状態のスリーブの後端縁における幅方向の端部に突当て部を配置してもよい。
(5)上記実施形態1とは異なり、スリーブを多角形状をなした筒状としてもよい。
(6)上記実施形態1とは異なり、スリーブの後部から突当て部の前部にかけて、前後方向に延びるビードを形成してもよい。ビードの突出方向は、径方向外向きが好ましい。
【符号の説明】
【0033】
10…シールド電線
11…芯線
12…絶縁被覆
13…シールド層
14…シース
15…スリーブ
15A,115A,215A,315A…突当て部
15B…前端縁
15C…後端縁
16…第1外導体(外導体)
16A…縮径部
16B…係止片
16C…係止部
16D…貫通孔
17…凹部
20…シールド端子
21…内導体
22…誘電体
23…第2外導体
100…シールド導電路
K…曲面
R1,R2…曲率半径
S…離間領域
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9