(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023157525
(43)【公開日】2023-10-26
(54)【発明の名称】照明装置
(51)【国際特許分類】
F21V 15/00 20150101AFI20231019BHJP
F21S 2/00 20160101ALI20231019BHJP
F21V 15/01 20060101ALI20231019BHJP
F21V 29/503 20150101ALI20231019BHJP
F21V 29/76 20150101ALI20231019BHJP
F21Y 105/10 20160101ALN20231019BHJP
【FI】
F21V15/00 100
F21S2/00 375
F21V15/01 300
F21V29/503
F21V29/76
F21Y105:10
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022067488
(22)【出願日】2022-04-15
(71)【出願人】
【識別番号】000006013
【氏名又は名称】三菱電機株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】390014546
【氏名又は名称】三菱電機照明株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001461
【氏名又は名称】弁理士法人きさ特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】坂本 哲也
(57)【要約】 (修正有)
【課題】中間部材と天板部材との接続部分に寸法のばらつきが生じても、接続部材の接続時に中間部材及び天板部材の曲げの負荷を抑制することができ、且つ組立不可も抑制できる、照明装置を提供する。
【解決手段】照明装置は、中間部材4と、天板部材5と、接続部材9と、を備えている。中間部材4は、板状のベース部40と、複数の突出部41と、を有している。複数の突出部41のうち、列の一方の端部に位置する突出部には、第1貫通孔42が形成されている。天板部材5の天板側部52には、第1貫通孔42に対応する位置に第2貫通孔52aが形成されている。中間部材4と天板部材5とは、第1貫通孔42に接続部材9の第1軸部が嵌め込まれ、第1軸部と第2軸部との段差部分が天板側部52の外側面に突き当たり、第2貫通孔52aに接続部材9の第2軸部が挿し込まれて固定されることにより接続されている。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
中間部材と、
前記中間部材の上部に取り付けられる天板部材と、
前記中間部材と前記天板部材とを接続する接続部材と、を備え、
前記中間部材は、
板状のベース部と、
前記ベース部から上方に向かって立ち上がり、並列に配置された複数の突出部と、を有し、
前記天板部材は、平面状の天板主部と、
前記天板主部の側縁から前記中間部材に向かって突き出した一対の天板側部と、を有しており、
並列に配置された複数の前記突出部のうち、列の一方の端部に位置する前記突出部には、第1貫通孔が形成されており、
前記天板側部は、前記第1貫通孔に対応する位置に第2貫通孔が形成されており、
前記接続部材は、頭部と、前記頭部から突き出す第1軸部と、前記第1軸部から突き出し、前記第1軸部よりも小径の第2軸部と、を有しており、
前記中間部材と前記天板部材とは、前記第1貫通孔に前記接続部材の前記第1軸部が嵌め込まれ、前記第1軸部と前記第2軸部との段差部分が前記天板側部の外側面に突き当たり、前記第2貫通孔に前記接続部材の前記第2軸部が挿し込まれて固定されることにより接続されている、照明装置。
【請求項2】
中間部材と、
前記中間部材の上部に取り付けられる天板部材と、
前記中間部材と前記天板部材とを接続する接続部材と、を備え、
前記中間部材は、
板状のベース部と、
前記ベース部から上方に向かって立ち上がり、並列に配置された複数の突出部と、を有し、
前記天板部材は、平面状の天板主部と、
前記天板主部の側縁から前記中間部材に向かって突き出した一対の天板側部と、を有しており、
並列に配置された複数の前記突出部のうち、列の一方の端部に位置する前記突出部には、第1貫通孔が形成されており、
前記天板側部は、前記第1貫通孔に対応する位置に第2貫通孔が形成されており、
前記接続部材は、頭部と、前記頭部から突き出す第1軸部と、前記第1軸部から突き出し、前記第1軸部よりも小径の第2軸部と、を有しており、
前記中間部材と前記天板部材とは、前記第2貫通孔に前記接続部材の前記第1軸部が嵌め込まれ、前記第1軸部と前記第2軸部との段差部分が、列の一方の端部に位置する前記突出部の外側面に突き当たり、前記第1貫通孔に前記接続部材の前記第2軸部が挿し込まれて固定されることにより接続されている、照明装置。
【請求項3】
並列された複数の前記突出部は、列の両端に配置された第1突出部と、前記第1突出部の中間に配置された第2突出部と、を有しており、
前記第1突出部は、前記第2突出部よりも板厚に形成されている、請求項1又は2に記載の照明装置。
【請求項4】
前記中間部材は、ヒートシンクである、請求項1又は2に記載の照明装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、照明装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、天井等の被取付部に取り付けられる照明装置が知られている。例えば特許文献1に開示された照明装置では、放熱器と、発光モジュールと、シャーシと、を備えている。放熱器は、本体部と、本体部の上面から上方へ向けて突出する複数の放熱フィン部と、本体部の対向する一方の両側縁であって、放熱フィン部と並列させて形成された取付部と、を有している。放熱器は、例えばアルミニウム等の金属材料を押出成形によって一体に形成されたものである。発光モジュールは、基板と、基板に実装された複数の発光素子と、を有している。発光モジュールは、放熱器の本体部の下面に取り付けられる。シャーシは、平板状で矩形の上面部と、上面部の対向する一方の両側縁から下方に向かって折り曲げて形成された側面部と、で凹状に形成されている。シャーシは、凹部の内部に放熱器の放熱フィンが配置されるように該放熱器に被せ、左右の側面部と放熱器の取付部とをねじで接続することにより、放熱器に取り付けられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の照明装置を構成する放熱器及びシャーシは、成形時に寸法のばらつきが生じてしまうおそれがある。ばらつきを考慮せずに放熱器の取付部とシャーシの側面部とが接触するように寸法を設定すると、放熱器の取付部とシャーシの側面部との間で隙間または干渉が生じてしまう。この状態で、シャーシの側面部を放熱器の取付部にねじで接続すると、隙間が生じている場合にはねじ締結時においてねじの軸方向に掛かる軸力が放熱器及びシャーシに曲げの負荷として作用し、放熱器及びシャーシが破損するおそれがあり、干渉が生じている場合には組立不可となるおそれがある。
【0005】
本開示は、上記のような課題を解決するためになされたもので、中間部材、及び該中間部材の上部に取り付けられる天板部材の成形時における寸法のばらつきによって、中間部材と天板部材との接続部分に寸法のばらつきが生じても、接続部材の接続時に中間部材及び天板部材の曲げの負荷を抑制することができ、且つ組立不可も抑制できる、照明装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る照明装置は、中間部材と、前記中間部材の上部に取り付けられる天板部材と、前記中間部材と前記天板部材とを接続する接続部材と、を備え、前記中間部材は、板状のベース部と、前記ベース部から上方に向かって立ち上がり、並列に配置された複数の突出部と、を有し、前記天板部材は、平面状の天板主部と、前記天板主部の側縁から前記中間部材に向かって突き出した一対の天板側部と、を有しており、並列に配置された複数の前記突出部のうち、列の一方の端部に位置する前記突出部には、第1貫通孔が形成されており、前記天板側部は、前記第1貫通孔に対応する位置に第2貫通孔が形成されており、前記接続部材は、頭部と、前記頭部から突き出す第1軸部と、前記第1軸部から突き出し、前記第1軸部よりも小径の第2軸部と、を有しており、前記中間部材と前記天板部材とは、前記第1貫通孔に前記接続部材の前記第1軸部が嵌め込まれ、前記第1軸部と前記第2軸部との段差部分が前記天板側部の外側面に突き当たり、前記第2貫通孔に前記接続部材の前記第2軸部が挿し込まれて固定されることにより接続されているものである。
【0007】
また、本開示に係る照明装置は、中間部材と、前記中間部材の上部に取り付けられる天板部材と、前記中間部材と前記天板部材とを接続する接続部材と、を備え、前記中間部材は、板状のベース部と、前記ベース部から上方に向かって立ち上がり、並列に配置された複数の突出部と、を有し、前記天板部材は、平面状の天板主部と、前記天板主部の側縁から前記中間部材に向かって突き出した一対の天板側部と、を有しており、並列に配置された複数の前記突出部のうち、列の一方の端部に位置する前記突出部には、第1貫通孔が形成されており、前記天板側部は、前記第1貫通孔に対応する位置に第2貫通孔が形成されており、前記接続部材は、頭部と、前記頭部から突き出す第1軸部と、前記第1軸部から突き出し、前記第1軸部よりも小径の第2軸部と、を有しており、前記中間部材と前記天板部材とは、前記第2貫通孔に前記接続部材の前記第1軸部が嵌め込まれ、前記第1軸部と前記第2軸部との段差部分が、列の一方の端部に位置する前記突出部の外側面に突き当たり、前記第1貫通孔に前記接続部材の前記第2軸部が挿し込まれて固定されることにより接続されているものである。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、中間部材と天板部材の成形時における寸法のばらつきによって、中間部材と天板部材との接続部分に寸法のばらつきが生じても、第1貫通孔に嵌め込まれた接続部材の第1軸部により、そのばらつきを吸収した状態で、第2貫通孔に接続部材の第2軸部が挿し込まれて固定されるので、接続部材の接続時に中間部材及び天板部材の曲げの負荷を抑制することができ、且つ組立不可も抑制できる。
【0009】
また、本開示によれば、中間部材と天板部材の成形時における寸法のばらつきによって、中間部材と天板部材との接続部分に寸法のばらつきが生じても、第2貫通孔に嵌め込まれた接続部材の第1軸部で、そのばらつきを吸収した状態で、第1貫通孔に接続部材の第2軸部が挿し込まれて固定されるので、接続部材の接続時に中間部材及び天板部材の曲げの負荷を抑制することができ、且つ組立不可も抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】実施の形態1に係る照明装置を示した斜視図である。
【
図2】実施の形態1に係る照明装置を分解して示した斜視図である。
【
図3】実施の形態1に係る照明装置の光源ユニットであって、電源装置を取り外した状態を示した斜視図である。
【
図4】実施の形態1に係る照明装置の光源ユニットであって、電源装置を取り外した状態を示した正面図である。
【
図5】実施の形態1に係る照明装置の中間部材を示した斜視図である。
【
図6】実施の形態1に係る照明装置の天板部材を上面側から示した斜視図である。
【
図7】実施の形態1に係る照明装置の天板部材を下面側から示した斜視図である。
【
図8】実施の形態1に係る照明装置であって、中間部材と天板部材とを接続部材で接続する直前の段階を示した要部拡大図である。
【
図9】実施の形態1に係る照明装置であって、中間部材と天板部材とを接続部材で接続した状態を示した要部拡大図である。
【
図10】実施の形態1に係る照明装置の光源ユニットであって、中間部材に保持部材を取り付けた状態を示した側面図である。
【
図11】実施の形態1に係る照明装置の光源ユニットであって、中間部材に保持部材を取り付けた異なる状態を示した側面図である。
【
図12】実施の形態1に係る照明装置の電源装置を分解して示した斜視図である。
【
図13】実施の形態2に係る照明装置の光源ユニットであって、電源装置を取り外した状態を示した正面図である。
【
図14】実施の形態2に係る照明装置であって、中間部材と天板部材とを接続部材で接合した状態を示した要部拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を参照して、本開示の実施の形態について説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には、同一符号を付して、その説明を適宜省略又は簡略化する。また、各図に記載の構成について、その形状、大きさ、及び配置等は、適宜変更することができる。また、以下の説明において、図における上方を「上側」とし、下方を「下側」として説明する。さらに、理解を容易にするために、方向を表す用語(たとえば「右」、「左」など)などを適宜用いるが、説明のためのものであって、これらの用語により本開示が限定されるものではない。
【0012】
実施の形態1.
図1~
図12を参照して、本実施の形態1に係る照明装置100を説明する。
図1は、実施の形態1に係る照明装置100を示した斜視図である。
図2は、実施の形態1に係る照明装置100を分解して示した斜視図である。
図3は、実施の形態1に係る照明装置100の光源ユニット2であって、電源装置7を取り外した状態を示した斜視図である。
図4は、実施の形態1に係る照明装置100の光源ユニット2であって、電源装置7を取り外した状態を示した正面図である。
図5は、実施の形態1に係る照明装置100の中間部材4を示した斜視図である。
図6は、実施の形態1に係る照明装置100の天板部材5を上面側から示した斜視図である。
図7は、実施の形態1に係る照明装置100の天板部材5を下面側から示した斜視図である。
図8は、実施の形態1に係る照明装置100であって、中間部材4と天板部材5とを接続部材9で接続する直前の段階を示した要部拡大図である。
図9は、実施の形態1に係る照明装置100であって、中間部材4と天板部材5とを接続部材9で接続した状態を示した要部拡大図である。
図10は、実施の形態1に係る照明装置100の光源ユニット2であって、中間部材4に保持部材6を取り付けた状態を示した側面図である。
図11は、実施の形態1に係る照明装置100の光源ユニット2であって、中間部材4に保持部材6を取り付けた異なる状態を示した側面図である。
図12は、実施の形態1に係る照明装置100の電源装置7を分解して示した斜視図である。
【0013】
上記各図において、突出部41の並列方向に沿った照明装置100の幅方向をX方向とする。また、X方向に直交する照明装置100の奥行方向をY方向とする。そして、X方向及びY方向のいずれとも直交する上下方向をZ方向とする。Z方向において、照明装置100が取り付けられる側を、上向きZ1とする。そして、照明装置100から光が照射される照射空間側への向きを、下向きZ2とする。
【0014】
本実施の形態1に係る照明装置100は、
図1及び
図2に示すように、天井等の被取付部に吊りボルト等を介して取り付けられるアーム部材1と、アーム部材1に保持される光源ユニット2と、を備えている。光源ユニット2は、
図2~
図4に示すように、光を発光する光源部材3と、光源部材3が取り付けられる中間部材4と、中間部材4の上部に取り付けられる天板部材5と、中間部材4に取り付けられてアーム部材1を回転自在に保持する保持部材6と、光源部材3に電力を供給する電源装置7と、光源部材3を覆うカバー部材8と、を有している。
【0015】
アーム部材1は、
図1及び
図2に示すように、照明装置100を天井等の被取付部に取り付けるための取付部材である。アーム部材1は、平板状のアーム主部10と、該アーム主部10の両端から光源ユニット2に向かって折り曲げられて形成された一対のアーム側部11と、でU字形状とされている。アーム主部10は、被取付部に吊りボルト等を介して取り付けられる部分である。アーム主部10には、吊りボルトを取り付けるための2つの吊りボルト用孔10a及び10bが形成されている。一方の吊りボルト用孔10aは、長円形状である。他方の吊りボルト用孔10bは、公差を吸収するダルマ形状である。また、アーム主部10とアーム側部11とを繋ぐ湾曲部分には、例えばH形鋼などへ取り付けるための取付金具が挿し込まれる貫通孔10cが形成されている。
【0016】
アーム側部11は、光源ユニット2に接続される部分である。アーム側部11は、先端縁が円弧状とされ、当該円弧状で囲まれた部分がアーム接続部11aとされている。アーム接続部11aには、ボルト12の軸部を通す軸孔11bが形成されている。アーム部材1は、軸孔11bに通したボルト12によって両端部が保持部材6に取り付けられ、該保持部材6を介して中間部材4に回動自在に取り付けられている。
【0017】
光源部材3は、
図2に示すように、複数の発光素子(図示は省略)が実装された基板30と、複数の発光素子を覆うように取り付けられ、発光素子からの光を配光制御するレンズ31と、を有している。光源部材3は、中間部材4の下面に、例えばねじ等の締結具32で取り付けられ、電源装置7から電力の供給を受けて発光素子を発光させる。
【0018】
中間部材4は、一例として光源部材3の発熱を放熱させるヒートシンクである。中間部材4は、例えばアルミ材等の放熱性の良い材料が用いられており、押出成形で略直方体形状に形成された構成である。中間部材4は、
図1~
図5に示すように、照射面側である下面に光源部材3が取り付けられる板状のベース部40と、ベース部40の上面から上方に向かって立ち上がる複数の板状の突出部41と、を有している。ベース部40は、光源部材3の発熱を放熱させる効果を有する。板状の突出部41とは、放熱フィンである。ベース部40は、突出部41が形成された上面の中央部40aが、上方に向かって凸状となるように、板厚とされている。この板厚の中央部40aは、内部が空洞となっており、光源部材3と電源装置7とを繋ぐ電源部材(図示省略)が設けられている。また、ベース部40には、カバー部材8を取り付けるために使用されるねじ等の締結具81のねじ孔40bが、複数形成されている。
【0019】
突出部41は、下端部がベース部40に一体的に接続され、ベース部40の上面から上方に立ち上がるように形成されている。複数の突出部41は、板面がほぼ平行となるように、一定の間隔をあけて並列させて設けられている。中間部材4は、複数の突出部41の間に空気が流れることで、光源部材3の発熱を放熱する。
【0020】
並列させた複数の突出部41は、列の両端に位置する第1突出部41a及び41bと、第1突出部41a及び41bの間に位置する第2突出部41cと、を有している。第1突出部41a及び41bは、第2突出部41cよりも板厚に形成されている。第1突出部41a及び41bは、上方部分が下方部分よりも薄厚とされ、該上方部分が天板部材5を取り付けるための取付面となっている。一方の第1突出部41aの取付面には、接続部材9で天板部材5を取り付けるための第1貫通孔42が、突出部41が延伸する方向(Y方向)に沿って、間隔をあけて複数形成されている。また、他方の第1突出部41bの取付面には、ねじ等の締結具9aで天板部材5を取り付けるための貫通孔43が、突出部41が延伸する方向(Y方向)に沿って、間隔をあけて複数形成されている。また、第1突出部41a及び41bには、保持部材6を取り付けるためのねじ孔44が複数形成されている。なお、第1貫通孔42、貫通孔43及びねじ孔44は、図示した位置及び個数に限定されず、適宜変更して設けられる。
【0021】
なお、中間部材4は、図示したヒートシンクであることが好適であるが、ヒートシンクに限定されず、例えば放熱性を有さない部材として構成してもよい。この場合、中間部材4は、ベース部40の下面に光源部材3が取り付けられる構成に限られず、ベース部40の下面に照度センサ若しくは人感センサなどのセンサ装置、又は通信装置が取り付けられる構成でもよいし、ベース部40の下面に構成部品を取り付けない構成でもよい。また、中間部材4は、押出成形によって形成することに限定されず、他の成形方法によって形成してもよい。
【0022】
天板部材5は、
図1及び
図2に示すように、一例として上面に電源装置7を載置させて固定するものである。天板部材5は、突出部41の上面であって、各突出部41が延伸する方向(Y方向)に間隔をあけて2つ配置されている。天板部材5は、金属板を曲げて形成された構成である。天板部材5は、
図2、
図3、
図6及び
図7に示すように、突出部41の並列方向(X方向)に沿って長く形成された天板主部50と、天板主部50の長手方向に沿った外側縁から上方に立ち上がる天板凸部51と、天板主部50の長手方向(X方向)の両端縁から中間部材4に向かって突き出した天板側部52と、を有している。天板主部50は、電源装置7が上面に載置されて固定される。天板主部50には、電源装置7を固定させるためのねじ等の締結具53の軸部を通す複数の貫通孔50aが形成されている。
【0023】
天板凸部51は、天板部材5の剛性を高めるために形成されている。なお、天板凸部51は、天板主部50の長手方向に沿った外側縁に連続して形成してもよいし、該外側縁に部分的に形成してもよい。また、天板凸部51の下部には、横長の排出孔51aが形成されている。排出孔51aは、天板主部50の上面に堆積しようとする水及び埃等を排出させるために設けられている。
【0024】
天板側部52は、天板主部50の長手方向(X方向)の両端縁から中間部材4に向かって屈曲させて形成されている。
図4に示すように、一対の天板側部52の間の長さL1は、第1突出部41a及び41bの間の長さL2よりも短い。天板側部52は、中間部材4の第1突出部41a及び41bと接続される部分である。一方の天板側部52には、
図6及び
図7に示すように、第1貫通孔42に対応する位置に第2貫通孔52aが形成されている。また、他方の天板側部52には、貫通孔43に対応する位置に貫通孔52bが形成されている。第2貫通孔52a及び貫通孔52bは、ねじ孔である。
図3及び
図4に示すように、一方の天板側部52は、第1突出部41aと第2突出部41cとの間に配置され、天板側部52と第1突出部41aとの間に隙間S1が設けられた状態で、接続部材9によって第1突出部41aに接続される。他方の天板側部52は、第1突出部41bと第2突出部41cとの間に配置され、天板側部52と第1突出部41bとの間に隙間S2が設けられた状態で、締結具9aによって第1突出部41bに接続される。
【0025】
なお、天板部材5は、図示したように、間隔をあけて2つ配置した構成に限定されない。図示することは省略したが、天板部材5は、複数の突出部41の上部を覆うように1つで構成してもよい。天板部材5は、図示したように、2つで構成することで、材料の使用量が少なくて済むので、材料費のコストを削減することができる。一方、中間部材4の寸法が小さい場合には、天板部材5を1つで構成することで、加工の手間を軽減され、製造コストを削減できる。
【0026】
接続部材9は、中間部材4の一方の第1突出部41aと、天板部材5の一方の天板側部52とを接続するものである。接続部材9は、頭部90と、頭部90から突き出す第1軸部91と、第1軸部91から突き出し、第1軸部91よりも小径の第2軸部92と、を有している。第1軸部91は、天板側部52と第1突出部41aとの間に設けられた隙間S1よりも長い寸法とされている。これは、中間部材4と天板部材5の成形時における寸法のばらつきを考慮したものである。なお、第1軸部91の寸法は、両端の第1突出部41a及び41b間の寸法公差、その他の周辺部品の寸法公差を総じて考慮される。接続部材9は、第2軸部92のみ、ねじ軸部とされている。
【0027】
一方の第1突出部41aと、一方の天板側部52とは、
図8及び
図9に示すように、第1貫通孔42に接続部材9の第1軸部91が嵌め込まれ、第1軸部91と第2軸部92との段差部分が天板側部52の外側面に突き当たり、第2貫通孔52aに接続部材9の第2軸部92が挿し込まれてねじ接続されることにより接続されている。第1突出部41aは、接続部材9の第1軸部91が第1貫通孔42に嵌め込まれることで固定される。一方の天板側部52は、接続部材9の第2軸部92にねじ接続されることで固定される。
【0028】
また、他方の第1突出部41bと、他方の天板側部52とは、
図3及び
図4に示すように、貫通孔43と貫通孔52bとに共通にねじ込まれた締結具9aにより接続されている。このように、中間部材4と天板部材5とは、接続部材9及び締結具9aによって、接続されている。
【0029】
なお、接続部材9は、公知の段付きねじ部材を使用してもよいし、段付きを有さない通常のねじ部材に円筒状のスペーサー等を介在させて、段付きのねじ部材と同等の構成としてもよい。また、接続部材9は、ねじ軸部を有さない段付きのピンでもよく、第2貫通孔52aに挿し込んだ第2軸部92を、例えば嵌合、溶着又は接着等で固定させてもよい。
【0030】
保持部材6は、
図1及び
図2に示すように、アーム部材1を中間部材4に回動自在に取り付けるために設けられている。保持部材6は、鉄又はステンレス等で形成されている。保持部材6は、一例として、平板部60と、一対の側部61と、一対の上部取付部62と、下部取付部63と、を有している。
【0031】
平板部60には、一例として矩形状とされており、アーム部材1が取り付けられる部分である。平板部60には、ボルト12の軸部を通す貫通孔60aが形成されている。また、平板部60の内面側には、ボルト12を締め付ける接続孔60bが設けられている。接続孔60bは、例えば貫通孔60aにねじなどのタップ加工が施されたものである。アーム部材1は、軸孔11bに通したボルト12の軸部を、貫通孔60aを通じて接続孔60bにねじ込むことにより、両端部が保持部材6に取り付けられ、該保持部材6を介して中間部材4に回動自在に取り付けられている。
【0032】
一対の側部61は、平板部60の左右の両側縁から中間部材4の第1突出部41aに向かって突き出すように形成されている。側部61は、平板部60のねじれに対する補強効果を有する。
【0033】
上部取付部62は、側部61の端縁から第1突出部41bの外面に沿って外方に折り曲げられて形成されている。一対の上部取付部62は、互いに平板部60から離れる方向に突き出している。一対の上部取付部62には、上下方向に3つの貫通孔62aが形成されている。保持部材6は、上部取付部62の一方の表面を第1突出部41a又は41bの外面に当接させ、ねじ部材64の軸部を貫通孔62aに通し、該軸部をねじ孔44にねじ込むことで、第1突出部41a又は41bに接続される。
【0034】
なお、
図2、
図10及び
図11に示すように、上下方向に3つ形成された貫通孔(62a~62c)は、選択した一部の貫通孔(62a~62c)のみ使用される。例えば、
図10に示した照明装置100のように、中間部材4の第1突出部41a及び41bの上端が、保持部材6の上側の貫通孔62aよりも上側である場合、保持部材6は、上側の貫通孔62aと下側の貫通孔62cに、ねじ部材64を挿通して中間部材4の第1突出部41a及び41bにそれぞれ取り付けられる。また、
図11に示す照明装置100のように、中間部材4の第1突出部41a及び41bの上端が、保持部材6の上側の貫通孔62aよりも下側である場合、保持部材6は、中央の貫通孔62bと下側の貫通孔62cに、ねじ部材64を挿通して中間部材4の第1突出部41a及び41bにそれぞれ取り付けられる。保持部材6は、上下方向に3つの貫通孔(62a~62c)を設けることによって、高さが異なる中間部材4の第1突出部41a及び41bに取り付けることができるため、第1突出部41a及び41bの高さが変わっても共用することができる。なお、第1突出部41a及び41bは、発光素子の出力に応じて発生する熱量が異なるので、各々の発光素子が発生する熱量に対応した放熱面を要するために高さが変わる。
【0035】
下部取付部63は、平板部60の下端部からカバー部材8に向かって屈曲して形成されている。下部取付部63は、カバー部材8の鍔部80に下面を当接させ、該鍔部80を中間部材4のベース部40と共に挟み付けて、カバー部材8を保持するために設けられている。下部取付部63は、中間部に切込みが形成されて二股に分かれている。下部取付部63の中間部の切込みには、カバー部材8を中間部材4に取り付けるために使用されるねじ等の締結具81の軸部が挿し込まれる。なお、下部取付部63は、必ずしも二股に分ける必要なく、切込みに代えて貫通孔を設けてもよい。
【0036】
なお、保持部材6は、上記した形態に限定されず、アーム部材1を中間部材4に回動自在に取り付けることができれば、他の形態でもよい。
【0037】
電源装置7は、光源部材3に電力を供給するものである。電源装置7は、
図1、
図2及び
図12に示すように、筒状で直方体形状の電源ケース70と、電源ケース70の内部に設けられた点灯制御回路71と、電源ケース70の両端の開口を塞ぐ端板72と、端板72の外面に設けられたコネクター73と、コネクター73を保護するコネクターカバー74と、を有している。
【0038】
点灯制御回路71は、基板に複数の電子部品が実装されたものである。点灯制御回路71は、外部電力を変換して発光素子を点灯させたり、外部からの信号を受けて発光素子の点灯状態を制御したりする機能を有する。
【0039】
端板72は、例えば板金で形成されており、パッキンを挟んで電源ケース70の開口面に取り付けられている。端板72の下端部には、天板部材5の天板主部50に取り付けるための脚部72aが形成されている。脚部72aには、ねじ等の締結具53を通すための貫通孔72bが形成されている。電源装置7は、天板主部50に載置させ、天板主部50の貫通孔50aと脚部72aの貫通孔72bに締結具53の軸部を共通にねじ込むことで、天板部材5に取り付けられる。
【0040】
コネクター73は、端板72の外面に設けられており、外部から電源線を介して供給される電力を点灯制御回路71に供給するものである。コネクター73には、外部から電源線を差し込む差込口が設けられている。コネクター73は、点灯制御回路71と内部電線で接続されている。コネクターカバー74は、コネクター73を覆うように端板72に取り付けられる。
【0041】
カバー部材8は、光源部材3と対向する側に開口を有する箱形である。カバー部材8は、中間部材4のベース部40に取り付けられた光源部材3を覆って保護するために設けられている。また、カバー部材8は、発光素子からの光を拡散透過させる。カバー部材8は、例えばガラス又は合成樹脂等の透過性のある材料で形成されている。カバー部材8には、開口縁に沿って外方に突き出す鍔部80が設けられている。鍔部80には、ねじ等の締結具81の軸部を通す貫通孔80aが複数形成されている。カバー部材8は、鍔部80の上面を中間部材4のベース部40に当接させ、貫通孔80aに通した締結具81の軸部をベース部40のねじ孔40bにねじ込むことにより、中間部材4に取り付けられる。
【0042】
ところで、中間部材4及び天板部材5は、成形時に寸法のばらつきが発生するおそれがある。ばらつきを考慮せずに中間部材4の第1突出部41a及び41bと天板部材5の天板側部52とが接触するように寸法を設定すると、第1突出部41a及び41bと天板側部52との間で隙間又は干渉が生じてしまう。この状態で、第1突出部41a及び41bを天板側部52にねじで接続すると、隙間が生じている場合にはねじ締結時においてねじの軸方向に掛かる軸力が中間部材4又は天板部材5に曲げの負荷として作用し、中間部材4又は天板部材5が破損するおそれがあり、干渉が生じている場合には組立不可となるおそれがある。
【0043】
そこで、本実施の形態1に係る照明装置100では、中間部材4と、中間部材4の上部に取り付けられる天板部材5と、中間部材4と天板部材5とを接続する接続部材9と、を備えている。中間部材4は、板状のベース部40と、ベース部40から上方に向かって立ち上がり、並列に配置された複数の突出部41と、を有している。天板部材5は、平面状の天板主部50と、天板主部50の側縁から中間部材4に向かって突き出した天板側部52と、を有している。並列に配置された複数の突出部41のうち、列の一方の端部に位置する第1突出部41aには、第1貫通孔42が形成されている。天板側部52には、第1貫通孔42に対応する位置に第2貫通孔52aが形成されている。接続部材9は、頭部90と、頭部90から突き出す大径の第1軸部91と、第1軸部91から突き出す小径の第2軸部92と、を有している。中間部材4と天板部材5とは、第1貫通孔42に接続部材9の第1軸部91が嵌め込まれ、第1軸部91と第2軸部92との段差部分が天板側部52の外側面に突き当たり、第2貫通孔52aに接続部材9の第2軸部92が挿し込まれて固定されることにより接続されている。
【0044】
よって、本実施の形態1に係る照明装置100では、中間部材4と天板部材5の成形時における寸法のばらつきによって、中間部材4と天板部材5との接続部分に寸法のばらつきが生じても、第1貫通孔42に嵌め込まれた接続部材9の第1軸部91により、そのばらつきを吸収した状態で、第2貫通孔52aに接続部材9の第2軸部92が挿し込まれて固定されるので、接続部材9の接続時に中間部材4及び天板部材5の曲げの負荷を抑制することができ、且つ組立不可も抑制できる。
【0045】
また、並列させた複数の突出部41は、列の両端に配置された第1突出部41a及び41bと、第1突出部41a及び41bの中間に配置された第2突出部41cと、を有している。第1突出部41a及び41bは、第2突出部41cよりも板厚に形成されている。つまり、第1突出部41a及び41bは、板厚に形成することで、強度を高めることができ、第1貫通孔42及び貫通孔43を形成しても変形し難くなる。よって、本実施の形態1に係る照明装置100では、耐久性を向上させることができる。
【0046】
実施の形態2.
次に、
図13及び
図14を参照して、本実施の形態2に係る照明装置100を説明する。
図13は、実施の形態2に係る照明装置100の光源ユニット2であって、電源装置7を取り外した状態を示した正面図である。
図14は、実施の形態2に係る照明装置100であって、中間部材4と天板部材5とを接続部材9で接続した状態を示した要部拡大図である。なお、実施の形態1で説明した照明装置100と同一の構成要素については、同一の符号を付して、その説明を適宜省略する。
【0047】
本実施の形態2に係る照明装置100は、
図13に示すように、一対の天板側部52の間の長さL1が、両端の第1突出部41aの間の長さL2よりも長い構成とされている。その他の構成については、実施の形態1で説明した照明装置100と同じである。
【0048】
実施の形態2に係る照明装置100における一方の第1突出部41aと一方の天板側部52とは、第2貫通孔52aに接続部材9の第1軸部91が嵌め込まれ、第1軸部91と第2軸部92との段差部分が第1突出部41aの外側面に突き当たり、第1貫通孔42に接続部材9の第2軸部92が挿し込まれてねじ接続されることにより接続されている。一方の天板側部52は、接続部材9の第1軸部91が第2貫通孔52aに嵌め込まれることで固定される。第1突出部41aは、接続部材9の第2軸部92にねじ接続されることで固定される。
【0049】
また、他方の第1突出部41bと、他方の天板側部52とは、
図13に示すように、貫通孔43と貫通孔52bとに共通にねじ込まれた締結具9aにより接続されている。このように、中間部材4と天板部材5とは、接続部材9及び締結具9aによって、接続されている。
【0050】
なお、接続部材9は、公知の段付きねじ部材を使用してもよいし、段付きを有さない通常のねじ部材に円筒状のスペーサー等を介在させて、段付きのねじ部材と同等の構成としてもよい。また、接続部材9は、ねじ軸部を有さない段付きのピンでもよく、第1貫通孔42に挿し込んだ第2軸部92を、例えば嵌合、溶着又は接着等で固定させてもよい。
【0051】
よって、本実施の形態2に係る照明装置100では、中間部材4と天板部材5の成形時における寸法のばらつきによって、中間部材4と天板部材5との接続部分に寸法のばらつきが生じても、第2貫通孔52aに嵌め込まれた接続部材9の第1軸部91により、そのばらつきを吸収した状態で、第1貫通孔42に接続部材9の第2軸部92が挿し込まれて固定されるので、接続部材9の接続時に中間部材4及び天板部材5の曲げの負荷を抑制することができ、且つ組立不可も抑制できる。
【0052】
以上、実施の形態に基づいて照明装置100を説明したが、照明装置100は上述した実施の形態の構成に限定されるものではない。上記した照明装置100の構成は、一例であって、他の構成要素を含んでもよいし、構成要素を一部省略してもよい。要するに、照明装置100は、その技術的思想を逸脱しない範囲において、当業者が通常に行う設計変更及び応用のバリエーションの範囲を含むものである。
【0053】
以下、本開示の諸態様を付記としてまとめて記載する。
【0054】
(付記1)
中間部材と、
前記中間部材の上部に取り付けられる天板部材と、
前記中間部材と前記天板部材とを接続する接続部材と、を備え、
前記中間部材は、
板状のベース部と、
前記ベース部から上方に向かって立ち上がり、並列に配置された複数の突出部と、を有し、
前記天板部材は、平面状の天板主部と、
前記天板主部の側縁から前記中間部材に向かって突き出した一対の天板側部と、を有しており、
並列に配置された複数の前記突出部のうち、列の一方の端部に位置する前記突出部には、第1貫通孔が形成されており、
前記天板側部は、前記第1貫通孔に対応する位置に第2貫通孔が形成されており、
前記接続部材は、頭部と、前記頭部から突き出す第1軸部と、前記第1軸部から突き出し、前記第1軸部よりも小径の第2軸部と、を有しており、
前記中間部材と前記天板部材とは、前記第1貫通孔に前記接続部材の前記第1軸部が嵌め込まれ、前記第1軸部と前記第2軸部との段差部分が前記天板側部の外側面に突き当たり、前記第2貫通孔に前記接続部材の前記第2軸部が挿し込まれて固定されることにより接続されている、照明装置。
【0055】
(付記2)
中間部材と、
前記中間部材の上部に取り付けられる天板部材と、
前記中間部材と前記天板部材とを接続する接続部材と、を備え、
前記中間部材は、
板状のベース部と、
前記ベース部から上方に向かって立ち上がり、並列に配置された複数の突出部と、を有し、
前記天板部材は、平面状の天板主部と、
前記天板主部の側縁から前記中間部材に向かって突き出した一対の天板側部と、を有しており、
並列に配置された複数の前記突出部のうち、列の一方の端部に位置する前記突出部には、第1貫通孔が形成されており、
前記天板側部は、前記第1貫通孔に対応する位置に第2貫通孔が形成されており、
前記接続部材は、頭部と、前記頭部から突き出す第1軸部と、前記第1軸部から突き出し、前記第1軸部よりも小径の第2軸部と、を有しており、
前記中間部材と前記天板部材とは、前記第2貫通孔に前記接続部材の前記第1軸部が嵌め込まれ、前記第1軸部と前記第2軸部との段差部分が、列の一方の端部に位置する前記突出部の外側面に突き当たり、前記第1貫通孔に前記接続部材の前記第2軸部が挿し込まれて固定されることにより接続されている、照明装置。
【0056】
(付記3)
並列された複数の前記突出部は、列の両端に配置された第1突出部と、前記第1突出部の中間に配置された第2突出部と、を有しており、
前記第1突出部は、前記第2突出部よりも板厚に形成されている、付記1又は2に記載の照明装置。
【0057】
(付記4)
前記中間部材は、ヒートシンクである、付記1~3のいずれか一項に記載の照明装置。
【符号の説明】
【0058】
1 アーム部材、2 光源ユニット、3 光源部材、4 中間部材、5 天板部材、6 保持部材、7 電源装置、8 カバー部材、9 接続部材、9a 締結具、10 アーム主部、10a、10b 吊りボルト用孔、10c 貫通孔、11 アーム側部、11a アーム接続部、11b 軸孔、12 ボルト、30 基板、31 レンズ、32 締結具、40 ベース部、40a 中央部、40b ねじ孔、41 突出部、41a、41b 第1突出部、41c 第2突出部、42 第1貫通孔、43 貫通孔、44 ねじ孔、50 天板主部、50a 貫通孔、51 天板凸部、51a 排出孔、52 天板側部、52a 第2貫通孔、52b 貫通孔、53 締結具、60 平板部、60a 貫通孔、60b 接続孔、61 側部、62 上部取付部、62a、62b、62c 貫通孔、63 下部取付部、64 ねじ部材、70 電源ケース、71 点灯制御回路、72 端板、72a 脚部、72b 貫通孔、73 コネクター、74 コネクターカバー、80 鍔部、80a 貫通孔、81 締結具、90 頭部、91 第1軸部、92 第2軸部、100 照明装置。