(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023157571
(43)【公開日】2023-10-26
(54)【発明の名称】情報処理端末
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/06 20230101AFI20231019BHJP
G07G 1/01 20060101ALI20231019BHJP
【FI】
G06Q30/06
G07G1/01 301D
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022067561
(22)【出願日】2022-04-15
(71)【出願人】
【識別番号】000003562
【氏名又は名称】東芝テック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110003708
【氏名又は名称】弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100108855
【弁理士】
【氏名又は名称】蔵田 昌俊
(74)【代理人】
【識別番号】100179062
【弁理士】
【氏名又は名称】井上 正
(74)【代理人】
【識別番号】100075672
【弁理士】
【氏名又は名称】峰 隆司
(74)【代理人】
【識別番号】100153051
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 直樹
(74)【代理人】
【識別番号】100162570
【弁理士】
【氏名又は名称】金子 早苗
(72)【発明者】
【氏名】大熊 裕美子
(72)【発明者】
【氏名】河田 賢人
【テーマコード(参考)】
3E142
5L049
【Fターム(参考)】
3E142CA12
3E142CA17
3E142DA08
3E142DA11
3E142EA04
3E142FA06
3E142FA26
3E142GA02
3E142GA03
3E142GA16
3E142GA41
3E142HA03
3E142JA01
5L049BB72
(57)【要約】 (修正有)
【課題】複数人での買物の利便性を向上させる情報処理端末を提供する。
【解決手段】商品販売システムにおいて、ユーザ端末5は、商品登録可能な情報処理端末であり、グループ化処理部502と、表示制御部503と、を備える。グループ化処理部502は、ユーザ設定に基づいてユーザ端末5及びユーザ端末5とは異なる他の端末を1つのグループにグループ化する。表示制御部503は、ユーザ端末5の位置情報で示される第1の位置と他の端末の位置情報で示される第2の位置との位置関係に応じた画像を表示部に表示する。
【選択図】
図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
商品登録可能な情報処理端末であって、
ユーザ設定に基づいて前記情報処理端末及び前記情報処理端末とは異なる他の端末を1つのグループにグループ化するグループ化処理部と、
前記情報処理端末の位置情報で示される第1の位置と前記他の端末の位置情報で示される第2の位置との位置関係に応じた画像を表示部に表示する表示制御部と、
を備える情報処理端末。
【請求項2】
前記表示制御部は、前記位置関係が条件を満たさない場合、アラート画像を前記表示部に表示する、
請求項1に記載の情報処理端末。
【請求項3】
前記アラート画像は、前記第1の位置及び前記第2の位置を示す店内マップ画像の表示指示を入力可能なオブジェクトを含み、
前記表示制御部は、前記アラート画像の表示後にユーザによる指示に基づいて、前記店内マップ画像を前記表示部に表示する、
請求項2に記載の情報処理端末。
【請求項4】
前記表示制御部は、前記位置関係が条件を満たさない場合、前記第1の位置及び前記第2の位置を示す店内マップ画像を前記表示部に表示する、
請求項1に記載の情報処理端末。
【請求項5】
前記表示制御部は、前記位置関係が条件を満たさない場合、前記第1の位置から前記第2の位置へ誘導するための案内画像を前記表示部に表示する、
請求項1に記載の情報処理端末。
【請求項6】
前記表示制御部は、前記位置関係が条件を満たさない場合、前記他の端末を介して入力された前記情報処理端末と前記他の端末との間の通話指示に基づいて、前記第1の位置から前記第2の位置へ誘導するための案内画像を前記表示部に表示する、
請求項1に記載の情報処理端末。
【請求項7】
前記表示制御部は、前記位置関係のレベルを認識可能な態様で示す画像を前記表示部に表示する、請求項1に記載の情報処理端末。
【請求項8】
前記位置関係のレベルを認識可能な態様で示す画像は、前記第1の位置及び前記第2の位置を示す店内マップ画像の表示指示を入力可能なオブジェクトを含み、
前記表示制御部は、ユーザによる指示に基づいて、前記店内マップ画像を前記表示部に表示する、
請求項7に記載の情報処理端末。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、情報処理端末に関する。
【背景技術】
【0002】
商業施設等の店舗において、客自身が端末を用いて商品を登録し、客自身が会計機で会計するPOS(Point Of Sales)システムが知られている。このようなPOSシステムは、客の買物の利便性を向上させることが期待されている。
【0003】
子連れ等の複数人での買物でもPOSシステムは用いられるが、子連れの買物では、子供は退屈したり、欲しいものを探しに行ったり、親の知らないうちに親から離れて行動することがある。親は、子供の位置を目で追いながら買物をしなければならず、依然として、買物を効率的に行うことができないといった課題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の実施形態が解決しようとする課題は、複数人での買物の利便性を向上させる技術を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一実施形態において、情報処理装置は、商品登録可能な情報処理端末であり、グループ化処理部と、表示制御部と、を備える。グループ化処理部は、ユーザ設定に基づいて情報処理端末及び情報処理端末とは異なる他の端末を1つのグループにグループ化する。表示制御部は、情報処理端末の位置情報で示される第1の位置と他の端末の位置情報で示される第2の位置との位置関係に応じた画像を表示部に表示する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】
図1は、実施形態に係る商品販売システムを例示するブロック図である。
【
図2】
図2は、実施形態に係るサーバを例示するブロック図である。
【
図3】
図3は、実施形態に係る商品管理データのデータ構造を例示する図である。
【
図4】
図4は、実施形態に係る端末管理データのデータ構造を例示する図である。
【
図5】
図5は、実施形態に係る登録リストのデータ構造を例示する図である。
【
図6】
図6は、実施形態に係るユーザ端末を例示するブロック図である。
【
図7】
図7は、実施形態に係るサーバによるグループ化処理の一例を示すフローチャートである。
【
図8】
図8は、実施形態に係るサーバによるユーザ端末に対する登録商品の表示処理の一例を示すフローチャートである。
【
図9】
図9は、実施形態に係るサーバによるユーザ端末に対する位置関係に応じた画像の表示処理の一例を示すフローチャートである。
【
図10】
図10は、実施形態に係るサーバによるユーザ端末に対するアラート画像の表示処理の一例を示すフローチャートである。
【
図11】
図11は、実施形態に係るサーバによるユーザ端末に対する店内マップ画像の表示処理の一例を示すフローチャートである。
【
図12】
図12は、実施形態に係るサーバによるユーザ端末に対する店内マップ画像の表示処理の別の例を示すフローチャートである。
【
図13】
図13は、実施形態に係るサーバによるユーザ端末に対する位置関係画像の表示処理の一例を示すフローチャートである。
【
図14】
図14は、実施形態に係るサーバによるユーザ端末に対する案内画像の表示処理の一例を示すフローチャートである。
【
図15】
図15は、実施形態に係るサーバによるユーザ端末に対する案内画像の表示処理の別の例を示すフローチャートである。
【
図16】
図16は、実施形態に係るサーバによるユーザ端末間の通話処理の一例を示すフローチャートである。
【
図17】
図17は、実施形態に係るユーザ端末によるグループ化処理の一例を示すフローチャートである。
【
図18】
図18は、実施形態に係るユーザ端末による登録商品の表示処理の一例を示すフローチャートである。
【
図19】
図19は、実施形態に係るユーザ端末によるアラート画像の表示処理の一例を示すフローチャートである。
【
図20】
図20は、実施形態に係るユーザ端末による店内マップ画像の表示処理の一例を示すフローチャートである。
【
図21】
図21は、実施形態に係るユーザ端末による位置関係画像の表示処理の一例を示すフローチャートである。
【
図22】
図22は、実施形態に係るユーザ端末による第1の案内画像の表示処理の一例を示すフローチャートである。
【
図23】
図23は、実施形態に係るユーザ端末による第2の案内画像の表示処理の一例を示すフローチャートである。
【
図24】
図24は、実施形態に係るユーザ端末に表示される買物開始設定画像の一例を示す図である。
【
図25】
図25は、実施形態に係るユーザ端末に表示される第1のグループ化設定画像の一例を示す図である。
【
図26】
図26は、実施形態に係るユーザ端末に表示される第2のグループ化設定画像の一例を示す図である。
【
図27】
図27は、実施形態に係るユーザ端末に表示されるグループ化完了画像の一例を示す図である。
【
図28】
図28は、実施形態に係るユーザ端末に表示されるペアリング中画像の一例を示す図である。
【
図29】
図29は、実施形態に係るユーザ端末に表示されるペアリング完了画像の一例を示す図である。
【
図30】
図30は、実施形態に係るユーザ端末に表示される登録商品画像の一例を示す図である。
【
図31】実施形態に係るユーザ端末に表示されるアラート画像の一例を示す図である。
【
図32】実施形態に係るユーザ端末に表示される店内マップ画像の一例を示す図である。
【
図33】実施形態に係るユーザ端末に表示される位置関係画像の一例を示す図である。
【
図34】実施形態に係るユーザ端末に表示される第1の案内画像の一例を示す図である。
【
図35】実施形態に係るユーザ端末に表示される通話開始画像の一例を示す図である。
【
図36】実施形態に係るユーザ端末に表示される第2の案内画像及び第1の通話用画像の一例を示す図である。
【
図37】実施形態に係るユーザ端末に表示される第2の通話用画像の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を用いていくつかの実施形態について説明する。各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
【0009】
(構成例)
図1は、商品販売システムSを例示するブロック図である。
商品販売システムSは、店舗における商品の販売に関するシステムである。商品販売システムSは、ユーザがユーザ端末5を用いて商品を登録し、ユーザが会計機2で会計することを実現するシステムである。
【0010】
商品販売システムSは、サーバ1、複数の会計機2、アクセスポイント3、アテンダント端末4及び複数のユーザ端末5を含む。サーバ1、複数の会計機2及びアクセスポイント3は、ネットワーク6を介して互いに通信自在に接続する。例えば、ネットワーク6は、LAN(Local Area Network)等である。
図1では、複数台の会計機2が例示されているが、商品販売システムSは、1台の会計機2を含んでもよい。
図1では、1台のアクセスポイント3が例示されているが、商品販売システムSは、複数台のアクセスポイント3を含んでもよい。
図1では、1台のアテンダント端末4が例示されているが、商品販売システムSは、複数台のアテンダント端末4を含んでもよい。商品販売システムSは、少なくとも2つの電子機器を含むシステムを指すこともある。商品販売システムSは、情報処理システムの一例である。
【0011】
サーバ1は、商品販売システムSを管理する情報処理可能な電子機器である。サーバ1の構成例については後述する。サーバ1は、情報処理装置の一例である。
【0012】
会計機2は、ユーザ端末5を用いて登録した商品の会計を処理可能な電子機器である。
【0013】
アクセスポイント3は、アテンダント端末4又はユーザ端末5と通信可能な電子機器である。
【0014】
アテンダント端末4は、アテンダントによって使用される情報処理可能な端末である。アテンダント端末4は、PC(Personal Computer)、タブレット端末又はスマートフォン等であるが、これらに限定されない。アテンダントは、店員等の店舗のスタッフを含む。
【0015】
ユーザ端末5は、ユーザによって店舗内で使用される情報処理可能な電子機器である。ユーザ端末5は、商品を登録可能な端末である。ユーザ端末5は、ユーザの移動に伴い移動可能な端末である。ユーザ端末5は、ショッピングカートCに搭載して用いる端末でもよいし、ショッピングカートCに搭載することなく用いる端末でもよい。ユーザ端末5は、店舗で貸し出される端末でもよいし、ユーザの所有する端末でもよい。ユーザ端末5は、タブレット端末又はスマートフォン等でもよいし、タブレット端末又はスマートフォンと外部機器とを合わせたものでもよい。ユーザは、客を含む。ユーザ端末5は、端末の一例である。ユーザ端末5は、情報処理端末の一例である。
【0016】
複数のユーザ端末5-1は、店舗内で使用される複数のユーザ端末5のうちの一部である。複数のユーザ端末5-1は、後述するグループ化処理により、ユーザ設定に基づいて複数のユーザ端末5から1つのグループを構成するために選択された複数のユーザ端末である。複数のユーザ端末5-1のうちの全部のユーザ端末5-1が商品登録可能なユーザ端末であってもよいし、一部のユーザ端末5-1が商品登録可能なユーザ端末であってもよい。以下では、複数のユーザ端末5-1で構成される1つのグループは、第1のグループともいう。複数のユーザ端末5-1は、第1のユーザ端末5-1-1を含む。以下では、第1のユーザ端末5-1-1のユーザは、第1のユーザともいう。複数のユーザ端末5-1は、第1のユーザ端末5-1-1とは異なる他のユーザ端末として、第2のユーザ端末5-1-2を含む。第2のユーザ端末5-1-2は、第1のユーザ端末5-1-1からみて他のユーザ端末の一例である。以下では、第2のユーザ端末5-1-2のユーザは、第2のユーザともいう。以下では、特に断りのない限り、第1のユーザ端末5-1-1及び第2のユーザ端末5-1-2は、1つのグループに属するユーザ端末であるものとして説明する。
【0017】
サーバ1の構成例について説明する。
図2は、サーバ1を例示するブロック図である。
【0018】
サーバ1は、プロセッサ10、メインメモリ11、補助記憶デバイス12及び通信インタフェース13を備える。
図2では、インタフェースは、「I/F」と記載されている。
【0019】
プロセッサ10は、サーバ1の中枢部分に相当する。プロセッサ10は、サーバ1のコンピュータを構成する要素である。例えば、プロセッサ10は、CPU(Central Processing Unit)であるが、これに限定されない。プロセッサ10は、種々の回路で構成されていてもよい。プロセッサ10は、メインメモリ11又は補助記憶デバイス12に記憶されているプログラムをメインメモリ11に展開する。プログラムは、サーバ1のプロセッサ10に後述する各部を実現し、プロセッサ10に各部の処理を実行させるためのプログラムである。プロセッサ10は、メインメモリ11に展開されるプログラムを実行することで、種々の処理を実行する。
【0020】
メインメモリ11は、サーバ1の主記憶部分に相当する。メインメモリ11は、サーバ1のコンピュータを構成する要素である。メインメモリ11は、不揮発性のメモリ領域及び揮発性のメモリ領域を含む。メインメモリ11は、不揮発性のメモリ領域ではオペレーティングシステム又はプログラムを記憶する。メインメモリ11は、揮発性のメモリ領域を、プロセッサ10によってデータが適宜書き換えられるワークエリアとして使用する。例えば、メインメモリ11は、不揮発性のメモリ領域としてROM(Read Only Memory)を含む。例えば、メインメモリ11は、揮発性のメモリ領域としてRAM(Random Access Memory)を含む。
【0021】
補助記憶デバイス12は、サーバ1の補助記憶部分に相当する。補助記憶デバイス12は、サーバ1のコンピュータを構成する要素である。補助記憶デバイス12は、EEPROM(登録商標)(Electric Erasable Programmable Read-Only Memory)、HDD(Hard Disc Drive)又はSSD(Solid State Drive)等である。補助記憶デバイス12は、上述のプログラム、プロセッサ10が各種の処理を行う上で使用するデータ及びプロセッサ10での処理によって生成されるデータを記憶する。補助記憶デバイス12は、記憶部の一例である。
【0022】
補助記憶デバイス12は、商品管理データ記憶領域121を含む。商品管理データ記憶領域121は、商品管理データを記憶する。商品管理データは、店舗で販売される各商品に関する商品データを含む。例えば、商品データは、商品ID、商品名及び価格等のデータを含む。商品IDは、各商品を個々に識別するために商品毎に設定された一意のコードである。商品IDは、商品識別情報の一例である。商品名は、商品IDに関連付けられた商品の名称である。価格は、商品IDに関連付けられた商品の1点当たりの販売価格である。商品データは、商品の情報の一例である。商品管理データの構成例については後述する。
【0023】
補助記憶デバイス12は、端末管理データ記憶領域122を含む。端末管理データ記憶領域122は、端末管理データを記憶する。端末管理データは、店舗で使用される各ユーザ端末に関するユーザ端末データを含む。ユーザ端末データは、端末ID、会員ID、取引ID、登録リスト、端末種別及び位置情報履歴等のデータを含む。ユーザ端末データは、会員IDを含んでいなくてもよい。端末IDは、各ユーザ端末を個々に識別するためにユーザ端末毎に設定された一意のコードである。端末IDは、端末識別情報の一例である。会員IDは、各ユーザを個々に識別するためにユーザ毎に設定された一意のコードである。会員IDは、会員識別情報の一例である。会員IDは、ログインしたユーザの会員IDである。取引IDは、取引を識別するために取引毎に発番された一意のコードである。取引は、ユーザと店舗との間での商品の受け渡しを成立させるための商取引である。取引は、商品の登録を含む。商品の登録は、ユーザ端末5を用いて取引の対象となる商品の商品IDを取得することを含む。取引は、ユーザ端末5を用いて登録された商品の会計を含む。以下では、ユーザ端末5を用いて登録された商品は、登録商品ともいう。取引IDは、取引識別情報の一例である。登録リストは、端末IDで特定されるユーザ端末5を用いて登録された各登録商品の登録商品データをリスト化したデータである。
【0024】
端末種別は、端末種別に応じて異なる制御をするための情報である。端末種別は、第1の種別及び第2の種別を含む。例えば、第1の種別は、大人が使用するユーザ端末5であることを示す情報であり、第2の種別は、子供が使用するユーザ端末5であることを示す情報である。第1の種別及び第2の種別は、これらに限定されない。端末種別は、予め設定されていてもよい。端末種別は、端末IDで特定されるユーザ端末5を介した入力に基づいて設定されてもよい。端末種別は、端末IDで特定されるユーザ端末5とは異なるユーザ端末5を介した入力に基づいて設定されてもよい。
【0025】
位置情報履歴は、ユーザの位置情報が検出日時とともに時系列で記憶されるユーザの位置情報の履歴である。ユーザの位置情報は、公知の技術により取得される店舗内におけるユーザが使用するユーザ端末5の位置情報を示す。位置情報履歴は、ユーザの位置情報が取得される毎に更新され得る。端末管理データの構成例については後述する。
【0026】
例えば、登録商品データは、登録商品ID、登録商品名、点数及び金額等のデータを含む。登録商品IDは、登録商品についての上述の商品IDである。登録商品IDは、登録商品識別情報の一例である。登録商品名は、登録商品IDに関連付けられた登録商品の名称である。点数は、同一の登録商品IDで特定される登録商品の数である。金額は、同一の登録商品IDで特定される登録商品の合計金額である。金額は、登録商品IDで特定される登録商品の価格と点数との積で求まる値である。登録商品データは、登録商品の情報の一例である。登録リストの構成例については後述する。
【0027】
補助記憶デバイス12は、店内マップデータ記憶領域123を含む。店内マップデータ記憶領域123は、店内マップデータを記憶する。店内マップデータは、店舗内の棚の設置位置等を示すデータである。
【0028】
通信インタフェース13は、所定の通信プロトコルに従い、ネットワーク6を介して、サーバ1を他の電子機器と通信可能に接続する種々のインタフェースを含む。
【0029】
なお、サーバ1のハードウェア構成は、上述の構成に限定されるものではない。サーバ1は、適宜、上述の構成要素の省略及び変更並びに新たな構成要素の追加を可能とする。
【0030】
上述のプロセッサ10に実現される各部について説明する。
プロセッサ10は、通信部101、グループ化処理部102、記憶制御部103、表示制御部104、取得部105及び検出部106を実現する。プロセッサ10に実現される各部は、各機能ということもできる。プロセッサ10に実現される各部は、プロセッサ10及びメインメモリ11を含む制御部に実現されるということもできる。
【0031】
通信部101は、ネットワーク6を介して、複数のユーザ端末5から情報を取得する。
【0032】
グループ化処理部102は、ユーザ設定に基づいて複数のユーザ端末を1つのグループにグループ化する。グループは、複数のユーザ端末のそれぞれを用いて登録された各商品を1つの取引として扱うための複数のユーザ端末の集合である。例えば、グループは、店舗に訪れた複数人の家族を対象として構成されてもよいし、店舗に訪れた複数人の仲間を対象として構成されてもよい。符号を付さない「複数のユーザ端末」の表記は、複数のユーザ端末5のうちの任意の複数台のユーザ端末を指す。例えば、グループ化処理部102は、ユーザ設定に基づいて複数のユーザ端末5-1を1つのグループにグループ化する。複数のユーザ端末5-1は、上述のように第1のユーザ端末5-1-1及び第2のユーザ端末5-1-2を含む。第1のユーザ端末5-1-1は、商品登録可能なユーザ端末である。第1のユーザ端末5-1-1の端末種別は、第1の種別とする。第2のユーザ端末5-1-2は、商品登録可能なユーザ端末であってもよいし、商品登録不可能なユーザ端末であってもよい。第2のユーザ端末5-1-2の端末種別は、第2の種別とする。
【0033】
記憶制御部103は、ユーザ端末5を用いて登録された商品の登録商品データを補助記憶デバイス12に保存する。例えば、記憶制御部103は、複数のユーザ端末5-1のうちの何れかのユーザ端末5-1を用いて登録された商品の登録商品データを第1のグループの取引に関連付けて補助記憶デバイス12に保存する。記憶制御部103は、第1制御部の一例である。
【0034】
表示制御部104は、ネットワーク6を介して、アテンダント端末4又はユーザ端末5の表示のためのデータ又は情報を出力する。表示制御部104は、第2制御部の一例である。
【0035】
取得部105は、複数のユーザ端末5のそれぞれの位置情報を取得する。
【0036】
検出部106は、ユーザ端末5から取得される音声データに基づいてユーザ端末5のユーザの状態を検出する。
【0037】
商品管理データ記憶領域121に記憶される商品管理データの構成例について説明する。
図3は、商品管理データのデータ構造を例示する図である。
商品管理データは、各商品について、商品ID、商品名及び価格等を互いに関連付けた商品データを含む。
【0038】
端末管理データ記憶領域122に記憶される端末管理データの構成例について説明する。
図4は、端末管理データのデータ構造を例示する図である。
端末管理データは、各ユーザ端末5について、端末ID、会員ID、取引ID、登録リスト、端末種別及び位置情報履歴等を互いに関連付けたユーザ端末データを含む。
【0039】
図5は、ユーザ端末データに含まれる登録リストのデータ構造を例示する図である。
登録リストは、各登録商品について、登録商品ID、登録商品名、点数及び金額等を互いに関連付けた登録商品データを含む。
【0040】
ユーザ端末5の構成例について説明する。
図6は、ユーザ端末5を例示するブロック図である。
【0041】
ユーザ端末5は、プロセッサ50、メインメモリ51、補助記憶デバイス52、通信インタフェース53、表示デバイス54、入力デバイス55、スピーカ56、マイク57、カメラ58及びスキャナ59を含む。ユーザ端末5を構成する各部は、互いに信号を入出力可能に接続されている。
図6では、インタフェースは、「I/F」と記載されている。
【0042】
プロセッサ50は、ユーザ端末5の中枢部分に相当する。プロセッサ50は、ユーザ端末5のコンピュータを構成する要素である。プロセッサ50は、上述のプロセッサ10と同様のハードウェア構成であってもよい。プロセッサ50は、メインメモリ51又は補助記憶デバイス52に記憶されているプログラムをメインメモリ51に展開する。プログラムは、ユーザ端末5のプロセッサ50に後述する各部を実現し、プロセッサ50に各部の処理を実行させるためのプログラムである。プロセッサ50は、メインメモリ51に展開されるプログラムを実行することで、種々の処理を実行する。
【0043】
メインメモリ51は、ユーザ端末5の主記憶部分に相当する。メインメモリ51は、ユーザ端末5のコンピュータを構成する要素である。メインメモリ51は、上述のメインメモリ11と同様のハードウェア構成であってもよい。メインメモリ51は、上述のプログラムを記憶する。
【0044】
補助記憶デバイス52は、ユーザ端末5の補助記憶部分に相当する。補助記憶デバイス52は、ユーザ端末5のコンピュータを構成する要素である。補助記憶デバイス52は、上述の補助記憶デバイス12と同様のハードウェア構成であってもよい。補助記憶デバイス52は、上述のプログラムを記憶する。
【0045】
通信インタフェース53は、所定の通信プロトコルに従い、ユーザ端末5を他の電子機器と通信可能に接続する種々のインタフェースを含む。
【0046】
表示デバイス54は、プロセッサ50の制御により種々の画像を表示可能なデバイスである。表示デバイス54は、液晶ディスプレイまたはEL(Electroluminescence)ディスプレイ等である。表示デバイス54は、タッチパネルを含む。表示デバイス54は、ディスプレイの一例である。表示デバイス54は、表示部の一例である。
【0047】
入力デバイス55は、ユーザの操作に基づいて指示を入力可能なデバイスである。入力デバイス55は、ボタン式の入力キーを含んでもよい。入力デバイス55は、入力キーを実現可能なタッチパネルを含んでもよい。
【0048】
スピーカ56は、ユーザ端末5の制御により音声を出力可能なデバイスである。
【0049】
マイク57は、音声を入力可能なデバイスである。
【0050】
カメラ58は、撮影機能を有し、撮影に基づいて撮影画像データを取得する電子機器である。例えば、カメラ58は、撮影されたコードシンボルからデータを取得可能なデバイスである。コードシンボルは、バーコードシンボル又はQRコード(登録商標)等の二次元コードシンボル等である。コードシンボルは、商品IDを格納した商品のコードシンボルでもよい。例えば、カメラ58は、商品に付されたコードシンボルを読み取り、コードシンボルから商品IDを取得する。コードシンボルは、会員IDを格納した会員のコードシンボルでもよい。例えば、カメラ58は、会員カードに付されたコードシンボル又は端末に表示されたコードシンボルを読み取り、コードシンボルから会員IDを取得する。カメラ58は、データを取得するセンシングデバイスの一例である。
【0051】
スキャナ59は、光学的に種々のコードシンボルを読み取り、コードシンボルからデータを取得可能なデバイスである。例えば、スキャナ59は、商品に付されたコードシンボルを読み取り、コードシンボルから商品IDを取得する。例えば、スキャナ59は、会員カードに付されたコードシンボル又は端末に表示されたコードシンボルを読み取り、コードシンボルから会員IDを取得する。スキャナ59は、データを取得するセンシングデバイスの一例である。
【0052】
なお、ユーザ端末5のハードウェア構成は、上述の構成に限定されるものではない。ユーザ端末5は、適宜、上述の構成要素の省略及び変更並びに新たな構成要素の追加を可能とする。ユーザ端末5は、1つの電子機器で構成されることに限定されない。ユーザ端末5は、複数の電子機器で構成されていてもよい。例えば、表示デバイス54、入力デバイス55、スピーカ56、マイク57、カメラ58及びスキャナ59のうちの少なくとも1つは、プロセッサ50等を含む電子機器とは別体であってもよい。
【0053】
上述のプロセッサ50に実現される各部について説明する。
プロセッサ50は、通信部501、グループ化処理部502及び表示制御部503を実現する。プロセッサ50に実現される各部は、各機能ということもできる。プロセッサ50に実現される各部は、プロセッサ50及びメインメモリ51を含む制御部に実現されるということもできる。
【0054】
通信部501は、ネットワーク6を介して、サーバ1から情報を取得する。通信部501は、ネットワーク6を介して、サーバ1に情報を出力する。通信部501は、ユーザ端末5がGPS(Global Positioning system)情報等を用いてユーザ端末5の位置情報を取得する場合、通信部501は、ネットワーク6を介して、サーバ1にユーザ端末5の位置情報を出力してもよい。
グループ化処理部502は、ユーザ設定に基づいて複数のユーザ端末5-1を1つのグループにグループ化する。
表示制御部503は、表示デバイス54の表示を制御する。
【0055】
(動作例)
次に、以上のように構成された商品販売システムSの動作例を説明する。
なお、以下で説明する処理手順は一例に過ぎず、各処理は可能な限り変更されてよい。また、以下で説明する処理手順について、実施形態に応じて、適宜、ステップの省略、置換、及び追加が可能である。
【0056】
まず、サーバ1による処理について説明する。
サーバ1によるグループ化処理について説明する。
ここでは、第1のユーザ端末5-1-1におけるユーザ設定を例にして説明する。なお、複数のユーザ端末5-1のうちの何れのユーザ端末5-1におけるユーザ設定も、第1のユーザ端末5-1-1におけるユーザ設定と同様である。
【0057】
図7は、サーバ1によるグループ化処理の一例を示すフローチャートである。
ここでは、サーバ1が第1のユーザ端末5-1-1におけるユーザ設定に基づいて複数のユーザ端末5-1を第1のグループにグループ化する例を示す。
【0058】
表示制御部104は、買物開始設定画像のデータを第1のユーザ端末5-1-1に出力する(ACT1)。買物開始設定画像は、買物開始指示を入力可能な画像である。買物開始指示は、第1のユーザ端末5-1-1を用いた買物を開始することに関する指示である。買物開始設定画像の例については後述する。
【0059】
ACT1では、例えば、表示制御部104は、買物開始設定画像のデータを生成する。表示制御部104は、生成した買物開始設定画像のデータを第1のユーザ端末5-1-1に出力する。第1のユーザ端末5-1-1は、買物開始設定画像のデータをサーバ1から取得する。第1のユーザ端末5-1-1は、サーバ1から取得した買物開始設定画像のデータに基づいて買物開始設定画像を表示デバイス54に表示する。
【0060】
表示制御部104は、第1のユーザ端末5-1-1を介して入力された買物開始指示に基づいて、第1のグループ化設定画像のデータを第1のユーザ端末5-1-1に出力する(ACT2)。第1のグループ化設定画像は、グループの設定指示又はグループの非設定指示を入力可能な画像である。グループの設定指示は、第1のグループを設定することに関する指示である。グループの非設定指示は、第1のグループを設定しないことに関する指示である。第1のグループ化設定画像の例については後述する。
【0061】
ACT2では、例えば、通信部101は、開始要求を第1のユーザ端末5-1-1から取得する。開始要求は、第1のユーザにより第1のユーザ端末5-1-1を介して入力された買物開始指示に基づいて第1のユーザ端末5-1-1から出力される要求である。表示制御部104は、通信部101によって取得された開始要求に基づいて、第1のグループ化設定画像のデータを生成する。表示制御部104は、生成した第1のグループ化設定画像のデータを第1のユーザ端末5-1-1に出力する。第1のユーザ端末5-1-1は、第1のグループ化設定画像のデータをサーバ1から取得する。第1のユーザ端末5-1-1は、サーバ1から取得した第1のグループ化設定画像のデータに基づいて、第1のグループ化設定画像を表示デバイス54に表示する。
【0062】
表示制御部104は、第1のユーザにより第1のユーザ端末5-1-1を介してグループの設定指示又はグループの非設定指示の何れを入力されたのかを判断する(ACT3)。ACT3では、例えば、通信部101は、グループの設定要求を第1のユーザ端末5-1-1から取得する。グループの設定要求は、グループの設定指示に基づいて第1のユーザ端末5-1-1から出力される要求である。通信部101は、グループの非設定要求を第1のユーザ端末5-1-1から取得する。グループの非設定要求は、グループの非設定指示に基づいて第1のユーザ端末5-1-1から出力される要求である。表示制御部104は、通信部101によって取得されたグループの設定要求に基づいて、第1のユーザ端末5-1-1を介してグループの設定指示を入力されたと判断する。表示制御部104は、通信部101によって取得されたグループの非設定要求に基づいて、第1のユーザ端末5-1-1を介してグループの非設定指示を入力されたと判断する。第1のユーザ端末5-1-1を介してグループの設定指示を入力された場合(ACT3、YES)、処理は、ACT3からACT4へ遷移する。第1のユーザ端末5-1-1を介してグループの非設定指示を入力された場合(ACT3、NO)、処理は終了する。
【0063】
表示制御部104は、第1のユーザ端末5-1-1を介して入力されたグループの設定指示に基づいて、第2のグループ化設定画像のデータを第1のユーザ端末5-1-1に出力する(ACT4)。第2のグループ化設定画像は、第1のグループを構成する複数のユーザ端末5-1の設定指示を入力可能な画像である。第2のグループ化設定画像の例については後述する。
【0064】
ACT4では、例えば、表示制御部104は、通信部101によって取得されたグループの設定要求に基づいて、第2のグループ化設定画像のデータを生成する。表示制御部104は、生成した第2のグループ化設定画像のデータを第1のユーザ端末5-1-1に出力する。第1のユーザ端末5-1-1は、第2のグループ化設定画像のデータをサーバ1から取得する。第1のユーザ端末5-1-1は、サーバ1から取得した第2のグループ化設定画像のデータに基づいて、第2のグループ化設定画像を表示デバイス54に表示する。
【0065】
グループ化処理部102は、ユーザ設定に基づいて複数のユーザ端末5-1を第1のグループにグループ化する(ACT5)。ACT5では、例えば、通信部101は、第1のグループを構成する複数のユーザ端末5-1の複数の端末IDを第1のユーザ端末5-1-1から取得する。複数のユーザ端末5-1の複数の端末IDは、第1のユーザにより第1のユーザ端末5-1-1を介して入力された複数のユーザ端末5-1の設定指示に基づいて第1のユーザ端末5-1-1から出力される情報である。グループ化処理部102は、通信部101によって取得された複数のユーザ端末5-1の複数の端末IDに共通の取引IDを設定する。以下では、複数のユーザ端末の複数の端末IDに共通に設定された取引IDは、共通取引IDともいう。複数のユーザ端末5-1の複数の端末IDに共通に設定された取引IDは、第1の共通取引IDともいう。グループ化処理部102は、複数のユーザ端末5-1のそれぞれの端末IDに第1の共通取引IDを設定することにより、複数のユーザ端末5-1を第1のグループにグループ化する。グループ化処理部102は、複数のユーザ端末5-1のそれぞれの端末IDに関連付けて第1の共通取引IDを端末管理データ記憶領域122に保存する。グループ化処理部102は、第1の共通取引IDの保存に基づいてユーザ端末データを更新する。
【0066】
表示制御部104は、グループ化処理部102による複数のユーザ端末5-1のグループ化に基づいて、グループ化完了画像のデータを第1のユーザ端末5-1-1に出力する(ACT6)。グループ化完了画像は、複数のユーザ端末5-1のグループ化の完了を示す画像である。グループ化完了画像の例については後述する。
【0067】
ACT6では、例えば、表示制御部104は、グループ化処理部102による複数のユーザ端末5-1のグループ化に基づいて、グループ化完了画像のデータを生成する。表示制御部104は、生成したグループ化完了画像のデータを第1のユーザ端末5-1-1に出力する。第1のユーザ端末5-1-1は、グループ化完了画像のデータをサーバ1から取得する。第1のユーザ端末5-1-1は、サーバ1から取得したグループ化完了画像のデータに基づいて、グループ化完了画像を表示デバイス54に表示する。
【0068】
なお、複数のユーザ端末5-1がBluetooth(登録商標)等により直接的に通信可能である場合、ACT4の処理は省略されてもよい。この例では、第1のユーザ端末5-1-1は、他のユーザ端末5-1とのペアリングを完了することにより、他のユーザ端末5-1の端末IDを取得してもよい。第1のユーザ端末5-1-1は、取得した複数のユーザ端末5-1の複数の端末IDをサーバ1に出力してもよい。
【0069】
サーバ1によるユーザ端末5-1に対する表示処理について説明する。
まず、サーバ1によるユーザ端末5-1に対する登録商品の表示処理について説明する。
【0070】
図8は、サーバ1によるユーザ端末5-1に対する登録商品の表示処理の一例を示すフローチャートである。
ここでは、サーバ1が第1の共通取引IDに関連付けられた各登録商品の登録商品データを複数のユーザ端末5-1に表示可能に出力する例を示す。
【0071】
通信部101は、複数のユーザ端末5-1のうちの何れかのユーザ端末5-1を用いて登録された商品の商品IDを、商品登録に用いられたユーザ端末5-1から取得する(ACT11)。ACT11では、例えば、通信部101は、ユーザ端末5-1を用いた商品登録に基づいて、ユーザ端末5-1で取得された商品IDをユーザ端末5-1から取得する。
【0072】
記憶制御部103は、ユーザ端末5-1を用いて登録された商品の登録商品データを、当該商品を登録したユーザ端末5-1を識別する端末ID及び第1のグループの取引に関連付けて補助記憶デバイス12に保存する(ACT12)。ACT12では、例えば、記憶制御部103は、通信部101によって取得された商品IDに基づいて、商品登録に用いられたユーザ端末5-1の端末IDに関連付けられた登録リストを更新する。登録リストが通信部101によって取得された商品IDの登録商品データを含まない場合、記憶制御部103は、新たな登録商品データを登録リストに保存する。登録商品データは、通信部101によって取得された商品IDを登録商品IDとして含む。登録商品データは、商品データにおいて通信部101によって取得された商品IDに関連付けられた商品名を含む。登録商品データは、点数を含む。点数は、商品登録毎に1ずつカウントアップされてもよいし、商品登録に用いられたユーザ端末5-1を介して入力された値でもよい。登録商品データは、商品データにおいて通信部101によって取得された商品IDに関連付けられた価格と点数に基づいて得られる金額を含む。登録リストが通信部101によって取得された商品IDの登録商品データを含む場合、記憶制御部103は、更新した登録商品データを登録リストに保存する。記憶制御部103は、登録商品データに含まれる点数及び金額を更新する。ユーザ端末5-1を用いて登録された商品の登録商品データは、ユーザ端末データにおいて、第1の共通取引IDに関連付けられている。これにより、ユーザ端末5-1を用いて登録された商品の登録商品データは、複数のユーザ端末5-1で構成される第1のグループの1つの取引に関連付けられている。このように、記憶制御部103は、第1の共通取引IDに関連付けて記憶される商品の登録商品データを、当該商品を登録したユーザ端末5-1を識別する端末IDと関連付けて補助記憶デバイス12に保存する。記憶制御部103は、登録リストの更新に基づいて、端末管理データを更新する。
【0073】
表示制御部104は、端末管理データの更新に基づいて、第1の共通取引IDに関連付けられた各登録商品の登録商品データをグループ化された複数のユーザ端末5-1に表示可能に出力する(ACT13)。ACT13では、例えば、表示制御部104は、第1の共通取引IDに関連付けられた各登録商品の登録商品データを複数のユーザ端末5-1のうちの全部又は一部のユーザ端末5-1に表示可能に出力する。ここでは、表示制御部104が第1の共通取引IDに関連付けられた各登録商品の登録商品データを第1のユーザ端末5-1-1に表示可能に出力する例について説明する。
【0074】
表示制御部104は、第1の共通取引IDに関連付けられた各登録商品の登録商品データを端末管理データから取得する。第1の共通取引IDに関連付けられた各登録商品の登録商品データは、複数のユーザ端末5-1のうちの何れかのユーザ端末5-1を用いて登録された各商品の登録商品データである。第1の共通取引IDに関連付けられた各登録商品の登録商品データは、第1の共通取引IDに関連付けられた全ての登録商品のそれぞれの登録商品データである。第1の共通取引IDに関連付けられた全ての登録商品は、複数のユーザ端末5-1を用いて登録された全ての登録商品である。共通取引IDに関連付けられていることは、複数のユーザ端末で構成される1つのグループの取引に関連付けられていることの一例である。共通取引IDに関連付けられていることは、1つのグループに関連付けられていることの一例である。第1の共通取引IDに関連付けられていることは、複数のユーザ端末5-1で構成される第1のグループの取引に関連付けられていることの一例である。第1の共通取引IDに関連付けられていることは、第1のグループに関連付けられていることの一例である。
【0075】
表示制御部104は、第1の共通取引IDに関連付けられた各登録商品の登録商品データを第1のユーザ端末5-1-1に表示可能に出力する。第1の共通取引IDに関連付けられた各登録商品の登録商品データは、第1のユーザ端末5-1-1を用いて登録された各商品の登録商品データを含む。第1の共通取引IDに関連付けられた各登録商品の登録商品データは、複数のユーザ端末5-1のうち第1のユーザ端末5-1-1以外のユーザ端末5-1を用いて登録された各商品の登録商品データを含む。第1のユーザ端末5-1-1は、第1の共通取引IDに関連付けられた各登録商品の登録商品データをサーバ1から取得する。第1のユーザ端末5-1-1は、サーバ1から取得した第1の共通取引IDに関連付けられた各登録商品の登録商品データに基づいて、登録商品画像を表示デバイス54に表示する。登録商品画像は、第1の共通取引IDに関連付けられた各登録商品の登録商品データを示す画像である。登録商品画像の例については後述する。
【0076】
なお、表示制御部104は、第1の共通取引IDに関連付けられた各登録商品の登録商品データについて、商品登録に用いられたユーザ端末5-1を認識可能な態様で第1のユーザ端末5-1-1に表示可能に出力してもよい。認識可能な態様は、文字、マーク又は色彩等により認識可能にする態様でもよい。認識可能な態様は、各登録商品の登録商品データについて商品登録に用いられた各ユーザ端末5-1を区別可能な態様を含む。
【0077】
第1のユーザ端末5-1-1と第2のユーザ端末5-1-2との関係を例にして、ACT13の処理を説明する。表示制御部104は、第1のユーザ端末5-1-1を用いて登録された各商品の登録商品データを第1のユーザ端末5-1-1に表示可能に出力する。表示制御部104は、第2のユーザ端末5-1-2を用いて登録された各商品の登録商品データを第1のユーザ端末5-1-1に表示可能に出力する。表示制御部104は、第1のユーザ端末5-1-1を用いて登録された各商品の登録商品データについて、第1のユーザ端末5-1-1を商品登録に用いられたユーザ端末5-1として認識可能な態様で第1のユーザ端末5-1-1に表示可能に出力する。表示制御部104は、第2のユーザ端末5-1-2を用いて登録された各商品の登録商品データについて、第2のユーザ端末5-1-2を商品登録に用いられたユーザ端末5-1として認識可能な態様で第1のユーザ端末5-1-1に表示可能に出力する。ここでは、サーバ1から第1のユーザ端末5-1-1への登録商品データの出力を例にして説明したが、サーバ1から第2のユーザ端末5-1-2への登録商品データの出力についても同様である。表示制御部104は、第1のユーザ端末5-1-1を用いて登録された各商品の登録商品データを第2のユーザ端末5-1-2に表示可能に出力してもよい。表示制御部104は、第1のユーザ端末5-1-1を用いて登録された各商品の登録商品データについて、第1のユーザ端末5-1-1を商品登録に用いられたユーザ端末5-1として認識可能な態様で第2のユーザ端末5-1-2に表示可能に出力してもよい。
【0078】
次に、サーバ1によるユーザ端末5-1に対する位置関係に応じた画像の表示処理について説明する。
ここでは、第1のユーザ端末5-1-1及び第2のユーザ端末5-1-2における表示処理を例にして説明する。なお、複数のユーザ端末5-1が複数の第2のユーザ端末5-1-2を含む場合、サーバ1は、複数の第2のユーザ端末5-1-2に対して同様の処理を行ってもよい。
【0079】
図9は、サーバ1によるユーザ端末5-1に対する位置関係に応じた画像の表示処理の一例を示すフローチャートである。
ここでは、サーバ1が位置関係に応じた画像のデータを出力するまでの流れを示す。
【0080】
取得部105は、複数のユーザ端末5-1のそれぞれの位置情報を取得する(ACT21)。ACT21では、例えば、取得部105は、複数のユーザ端末5-1のそれぞれの位置情報を時系列に取得する。取得部105は、第1のユーザ端末5-1-1の位置情報を取得する。取得部105は、第2のユーザ端末5-1-2の位置情報を取得する。取得部105は、取得した複数のユーザ端末5-1のそれぞれの位置情報を、ユーザの位置情報として端末管理データ記憶領域122に保存する。
【0081】
取得部105は、ネットワーク6を介して、複数のユーザ端末5-1のそれぞれから位置情報を取得してもよい。取得部105は、店舗内に設置されたセンサ、又はビーコン信号を用いて検出されるユーザ端末5-1の位置情報を取得してもよい。この例では、商品販売システムSは、複数のセンサを含んでもよい。複数のセンサは、入店している複数のユーザの位置をそれぞれ検出するものである。センサは、例えば店舗の天井にそれぞれ取り付けられている。センサは、例えば店舗内の客通路に沿って設けられていてもよい。センサとしては、光学カメラ、赤外線カメラ、TOF(Time of Flight)カメラ、ステレオカメラ等の周知のカメラセンサを用いることができる。また、電波でIDを含むビーコン信号を発信するビーコン端末を店舗内の各所に配置し、サーバ1は、ユーザ端末5-1と組み合わせてユーザの位置を検出してもよい。ユーザ端末5-1が発信するビーコン信号を受信する電子機器を店舗内の各所に配置し、サーバ1は、ユーザ端末5-1と組み合わせてユーザの位置を検出してもよい。
【0082】
表示制御部104は、第1の位置と第2の位置との位置関係を取得する(ACT23)。第1の位置は、第1のユーザ端末5-1-1の位置情報で示される位置である。第2の位置は、第2のユーザ端末5-1-2の位置情報で示される位置である。ACT23では、例えば、表示制御部104は、第1の位置と第2の位置との位置関係を時系列に取得する。位置関係は、第1の位置と第2の位置との関係性である。表示制御部104は、第1の位置及び第2の位置に基づいて、位置関係を取得してもよい。表示制御部104は、第1の位置、第2の位置及び店内マップデータに基づいて、位置関係を取得してもよい。
【0083】
位置関係は、距離に関する位置関係を含んでもよい。距離に関する位置関係は、第1の位置及び第2の位置に基づく距離である。第1の位置及び第2の位置に基づく距離は、第1の位置と第2の位置との間の直線距離でもよい。第1の位置及び第2の位置に基づく距離は、店舗内の棚の設置位置等を考慮した第1の位置から第2の位置までの経路(ルート)の距離でもよい。位置関係は、死角に関する位置関係を含んでもよい。死角に関する位置関係は、第1のユーザと第2のユーザとが互いに視認することのできる関係か否かでもよい。位置関係は、距離に関する位置関係及び死角に関する位置関係の両方を含んでもよい。
【0084】
表示制御部104は、位置関係に応じた画像のデータを第1のユーザ端末5-1-1及び第2のユーザ端末5-1-2のうちの少なくとも何れか一方に出力する(ACT23)。ACT23では、例えば、表示制御部104は、位置関係に応じた画像のデータを生成する。表示制御部104は、生成した位置関係に応じた画像のデータを第1のユーザ端末5-1-1に出力する。第1のユーザ端末5-1-1は、位置関係に応じた画像のデータをサーバ1から取得する。第1のユーザ端末5-1-1は、サーバ1から取得した位置関係に応じた画像のデータに基づいて位置関係に応じた画像を表示デバイス54に表示する。表示制御部104は、生成した位置関係に応じた画像のデータを第2のユーザ端末5-1-2に出力する。第2のユーザ端末5-1-2は、位置関係に応じた画像のデータをサーバ1から取得する。第2のユーザ端末5-1-2は、サーバ1から取得した位置関係に応じた画像のデータに基づいて位置関係に応じた画像を表示デバイス54に表示する。
【0085】
以下では、ACT23の処理のいくつかの例について説明する。
【0086】
図10は、サーバ1によるユーザ端末5-1に対するアラート画像の表示処理の一例を示すフローチャートである。
ここでは、サーバ1がアラート画像のデータを第1のユーザ端末5-1-1に出力した後、ユーザによる指示に基づいて店内マップ画像のデータを第1のユーザ端末5-1-1に出力する例を示す。
【0087】
表示制御部104は、位置関係が条件を満たすか否かを判定する(ACT31)。ACT31では、例えば、表示制御部104は、位置関係を時系列に取得する毎に、位置関係が条件を満たすか否かを判定する。条件は、第2のユーザが第1のユーザからはぐれた可能性を判定するための条件である。条件は、適宜設定可能である。位置関係が距離に関する位置関係を含む場合、条件は、距離に関する条件を含む。距離に関する条件は、距離の閾値でもよい。位置関係が死角に関する位置関係を含む場合、条件は、死角に関する条件を含む。死角に関する条件は、第1のユーザと第2のユーザとが互いに視認することのできる関係であることでもよい。
【0088】
位置関係が条件を満たすことは、距離に関する位置関係が距離に関する条件を満たすことを含む。距離に関する位置関係が距離に関する条件を満たすことは、距離に関する位置関係が距離の閾値未満であることである。位置関係が条件を満たさないことは、距離に関する位置関係が距離に関する条件を満たさないことを含む。距離に関する位置関係が距離に関する条件を満たさないことは、距離に関する位置関係が距離の閾値以上であることである。なお、表示制御部104は、距離に関する位置関係が距離の閾値以上を所定時間継続した場合に、距離に関する位置関係が距離に関する条件を満たさないと判定してもよい。
【0089】
位置関係が条件を満たすことは、死角に関する位置関係が死角に関する条件を満たすことを含む。死角に関する位置関係が死角に関する条件を満たすことは、死角に関する位置関係が第1のユーザと第2のユーザとが互いに視認することのできる関係であることである。位置関係が条件を満たさないことは、死角に関する位置関係が死角に関する条件を満たさないことを含む。死角に関する位置関係が死角に関する条件を満たさないことは、死角に関する位置関係が第1のユーザと第2のユーザとが互いに視認することのできない関係であることである。なお、表示制御部104は、死角に関する位置関係が第1のユーザと第2のユーザとが互いに視認することのできない関係を所定時間継続した場合に、死角に関する位置関係が死角に関する条件を満たさないと判定してもよい。
【0090】
表示制御部104によって位置関係が条件を満たすと判定された場合(ACT31、YES)、処理は終了する。表示制御部104によって位置関係が条件を満たさないと判定された場合(ACT31、NO)、処理は、ACT31からACT32へ遷移する。
【0091】
表示制御部104は、位置関係が条件を満たさない場合、アラート画像のデータを第1のユーザ端末5-1-1に出力する(ACT32)。アラート画像は、位置関係が条件を満たさないことに関する画像である。例えば、アラート画像は、第2のユーザが第1のユーザから離れていることを示す画像である。アラート画像は、店内マップ画像の表示指示を入力可能なオブジェクトを含む。アラート画像は、位置関係に応じた画像の一例である。アラート画像の例については後述する。
【0092】
店内マップ画像は、第1の位置及び第2の位置を示す画像である。例えば、店内マップ画像は、第1の位置にいる親が第2の位置にいる子供のカートCを探すために用いる画像である。店内マップ画像は、店内マップデータに基づく店内マップ、第1の位置を示すオブジェクト及び第2の位置を示すオブジェクトを含む。第1の位置を示すオブジェクト及び第2の位置を示すオブジェクトの表示位置は、時間経過に伴い変化し得る。店内マップ画像は、第1の位置と第2の位置との間の経路を示すオブジェクトを含んでもよい。店内マップは、店内の入口、出口、レジ、及び棚の配置を含む。店内マップ画像は、位置関係に応じた画像の一例である。店内マップ画像の例については後述する。
【0093】
ACT32では、例えば、表示制御部104は、アラート画像のデータを生成する。表示制御部104は、生成したアラート画像のデータを第1のユーザ端末5-1-1に出力する。第1のユーザ端末5-1-1は、アラート画像のデータをサーバ1から取得する。第1のユーザ端末5-1-1は、サーバ1から取得したアラート画像のデータに基づいて、アラート画像を表示デバイス54に表示する。
【0094】
表示制御部104は、位置関係が条件を満たすか否かを判定する(ACT33)。ACT33では、例えば、表示制御部104は、位置関係を時系列に取得する毎に、位置関係が条件を満たすか否かを判定する。表示制御部104によって位置関係が条件を満たすと判定された場合(ACT33、YES)、処理は、ACT33からACT34へ遷移する。表示制御部104によって位置関係が条件を満たさないと判定された場合(ACT33、NO)、処理は、ACT33からACT35へ遷移する。
【0095】
表示制御部104は、アラート画像のデータを第1のユーザ端末5-1-1に出力した後に位置関係が条件を満たす場合、第1のユーザ端末5-1-1においてアラート画像を非表示にするための信号を出力する(ACT34)。以下では、非表示にするための信号は、非表示信号ともいう。ACT34では、例えば、表示制御部104は、アラート画像の非表示信号を第1のユーザ端末5-1-1に出力する。第1のユーザ端末5-1-1は、非表示信号をサーバ1から取得する。第1のユーザ端末5-1-1は、サーバ1から取得した非表示信号に基づいて表示デバイス54においてアラート画像を非表示にする。非表示にすることは、消去することを含む。
【0096】
表示制御部104は、第1のユーザにより第1のユーザ端末5-1-1を介して店内マップ画像の表示指示を入力されたか否かを判断する(ACT35)。ACT35では、例えば、通信部101は、店内マップ画像の表示要求を第1のユーザ端末5-1-1から取得する。店内マップ画像の表示要求は、第1のユーザにより第1のユーザ端末5-1-1を介して入力された店内マップ画像の表示指示に基づいて第1のユーザ端末5-1-1から出力される要求である。表示制御部104は、通信部101によって取得された店内マップ画像の表示要求に基づいて、第1のユーザ端末5-1-1を介して店内マップ画像の表示指示を入力されたと判断する。
【0097】
表示制御部104によって店内マップ画像の表示指示を入力されたと判断された場合(ACT35、YES)、処理は、ACT35からACT36へ遷移する。表示制御部104によって店内マップ画像の表示指示を入力されていないと判断された場合(ACT35、NO)、処理は、ACT35からACT33へ遷移する。
【0098】
表示制御部104は、アラート画像のデータを第1のユーザ端末5-1-1に出力した後に第1のユーザ端末5-1-1を介して入力された店内マップ画像の表示指示に基づいて、店内マップ画像のデータを第1のユーザ端末5-1-1に出力する(ACT36)。例えば、店内マップ画像は、上述のように、第1の位置にいる親が第2の位置にいる子供のカートCを探すために用いる画像である。ACT36では、例えば、表示制御部104は、店内マップ画像のデータを生成する。表示制御部104は、生成した店内マップ画像のデータを第1のユーザ端末5-1-1に出力する。第1のユーザ端末5-1-1は、店内マップ画像のデータをサーバ1から取得する。第1のユーザ端末5-1-1は、サーバ1から取得した店内マップ画像のデータに基づいて店内マップ画像を表示デバイス54に表示する。
【0099】
表示制御部104は、位置関係が条件を満たすか否かを判定する(ACT37)。ACT37では、例えば、表示制御部104は、位置関係を時系列に取得する毎に、位置関係が条件を満たすか否かを判定する。表示制御部104によって位置関係が条件を満たすと判定された場合(ACT37、YES)、処理は、ACT37からACT38へ遷移する。表示制御部104によって位置関係が条件を満たさないと判定された場合(ACT37、NO)、処理は、ACT37を継続する。
【0100】
表示制御部104は、店内マップ画像のデータを第1のユーザ端末5-1-1に出力した後に位置関係が条件を満たす場合、第1のユーザ端末5-1-1において店内マップ画像を非表示にするための非表示信号を出力する(ACT38)。ACT38では、例えば、表示制御部104は、店内マップ画像の非表示信号を第1のユーザ端末5-1-1に出力する。第1のユーザ端末5-1-1は、非表示信号をサーバ1から取得する。第1のユーザ端末5-1-1は、サーバ1から取得した非表示信号に基づいて表示デバイス54において店内マップ画像を非表示にする。なお、ACT38では、表示制御部104は、店内マップ画像のデータを第1のユーザ端末5-1-1に出力した後に位置関係が条件を満たす場合、店内マップ画像を非表示にすることを確認する通知を第1のユーザ端末5-1-1に出力してもよい。この例では、表示制御部104は、当該通知を第1のユーザ端末5-1-1に出力した後に第1のユーザ端末5-1-1を介して店内マップ画像の非表示指示を入力された場合、非表示信号を第1のユーザ端末5-1-1に出力してもよい。
【0101】
図11は、サーバ1によるユーザ端末5-1に対する店内マップ画像の表示処理の一例を示すフローチャートである。
ここでは、
図10の例とは異なり、サーバ1がアラート画像のデータを出力することなく、最初から店内マップ画像のデータを第1のユーザ端末5-1-1に出力する例を示す。
【0102】
表示制御部104は、位置関係が条件を満たすか否かを判定する(ACT41)。ACT41では、例えば、表示制御部104は、位置関係を時系列に取得する毎に、位置関係が条件を満たすか否かを判定する。表示制御部104によって位置関係が条件を満たすと判定された場合(ACT41、YES)、処理は終了する。表示制御部104によって位置関係が条件を満たさないと判定された場合(ACT41、NO)、処理は、ACT41からACT42へ遷移する。
【0103】
表示制御部104は、位置関係が条件を満たさない場合、店内マップ画像のデータを第1のユーザ端末5-1-1に出力する(ACT42)。ACT42の処理は、ACT36の処理と同様であってもよい。
【0104】
表示制御部104は、位置関係が条件を満たすか否かを判定する(ACT43)。ACT43では、例えば、表示制御部104は、位置関係を時系列に取得する毎に、位置関係が条件を満たすか否かを判定する。表示制御部104によって位置関係が条件を満たすと判定された場合(ACT43、YES)、処理は、ACT43からACT44へ遷移する。表示制御部104によって位置関係が条件を満たさないと判定された場合(ACT43、NO)、処理は、ACT43を継続する。
【0105】
表示制御部104は、店内マップ画像のデータを第1のユーザ端末5-1-1に出力した後に位置関係が条件を満たす場合、第1のユーザ端末5-1-1において店内マップ画像を非表示にするための非表示信号を出力する(ACT44)。ACT44の処理は、ACT38の処理と同様であってもよい。
【0106】
図12は、サーバ1によるユーザ端末5-1に対する店内マップ画像の表示処理の別の例を示すフローチャートである。
ここでは、位置関係が条件を満たさない場合に、サーバ1が第2のユーザの音声データに基づいて第2のユーザの状態が所定の状態であると検出することで、店内マップ画像のデータを第1のユーザ端末5-1-1に出力する例を示す。
【0107】
表示制御部104は、位置関係が条件を満たすか否かを判定する(ACT51)。ACT51では、例えば、表示制御部104は、位置関係を時系列に取得する毎に、位置関係が条件を満たすか否かを判定する。表示制御部104によって位置関係が条件を満たすと判定された場合(ACT51、YES)、処理は終了する。表示制御部104によって位置関係が条件を満たさないと判定された場合(ACT51、NO)、処理は、ACT51からACT52へ遷移する。
【0108】
通信部101は、ネットワーク6を介して、第2のユーザの音声データを第2のユーザ端末5-1-2から取得する(ACT52)。第2のユーザの音声データは、第2のユーザ端末5-1-2のマイク57を介して入力された第2のユーザの音声に基づくデータである。
【0109】
検出部106は、通信部101によって第2のユーザ端末5-1-2から取得された音声データに基づいて第2のユーザの状態を検出する(ACT53)。ACT53では、例えば、検出部106は、公知の音声データの解析技術に基づいて、第2のユーザの状態を検出する。第2のユーザの状態は、泣いている状態、泣いていない状態又は不安な状態等の音声データに基づいて検出可能な種々の状態である。
【0110】
検出部106は、第2のユーザの状態が所定状態か否かを検出する(ACT54)。例えば、所定状態は、第2のユーザが第1のユーザからはぐれた可能性を検出するための状態である。所定状態は、泣いている状態又は不安な状態であってもよい。所定状態は、適宜設定可能である。検出部106によって第2のユーザの状態が所定状態であると検出された場合(ACT54、YES)、処理は、ACT54からACT55へ遷移する。検出部106によって第2のユーザの状態が所定状態ではないと検出された場合(ACT54、NO)、処理は終了する。
【0111】
表示制御部104は、位置関係が条件を満たさない場合、かつ、第2のユーザの状態が所定状態である場合、店内マップ画像のデータを第1のユーザ端末5-1-1に出力する(ACT55)。ACT55の処理は、ACT36の処理と同様であってもよい。
【0112】
通信部101は、位置関係が条件を満たさない場合、かつ、第2のユーザの状態が所定状態である場合、アラートをアテンダント端末4に出力する(ACT56)。アラートは、アテンダント端末4を介して、位置関係が条件を満たさないユーザの存在をアテンダントに通知するための信号である。アテンダント端末4は、サーバ1からのアラートに基づいて、位置関係が条件を満たさないユーザの存在に関するメッセージを表示してもよい。アテンダント端末4は、サーバ1からのアラートに基づいて、位置関係が条件を満たさないユーザの存在に関するメッセージを音声出力してもよい。アテンダント端末4は、サーバ1からのアラートに基づいて、ランプを点灯してもよい。アテンダント端末4は、複数のユーザ端末5-1とは異なる端末の一例である。
【0113】
表示制御部104は、位置関係が条件を満たすか否かを判定する(ACT57)。ACT57では、例えば、表示制御部104は、位置関係を時系列に取得する毎に、位置関係が条件を満たすか否かを判定する。表示制御部104によって位置関係が条件を満たすと判定された場合(ACT57、YES)、処理は、ACT57からACT58へ遷移する。表示制御部104によって位置関係が条件を満たさないと判定された場合(ACT57、NO)、処理は、ACT57を継続する。
【0114】
表示制御部104は、店内マップ画像のデータを第1のユーザ端末5-1-1に出力した後に位置関係が条件を満たす場合、店内マップ画像を非表示にするための非表示信号を出力する(ACT58)。ACT58の処理は、ACT38の処理と同様であってもよい。
【0115】
図13は、サーバ1によるユーザ端末5-1に対する位置関係画像の表示処理の一例を示すフローチャートである。
ここでは、位置関係のレベルが変化する毎に、サーバ1が位置関係のレベルを認識可能な態様で示す位置関係画像のデータを第1のユーザ端末5-1-1に出力する例を示す。
【0116】
表示制御部104は、位置関係画像のデータを第1のユーザ端末5-1-1に出力する(ACT61)。位置関係画像は、位置関係のレベルを認識可能な態様で示す画像である。位置関係のレベルは、位置関係に応じた複数のレベルのうちの一つのレベルである。位置関係に応じた複数のレベルの段階は、2以上の段階である。位置関係に応じた複数のレベルは、第1のユーザと第2のユーザとが互いに視認することのできない関係に対応する死角に関するレベルを含んでもよい。この例では、死角に関する位置関係が第1のユーザと第2のユーザとが互いに視認することのできない関係である場合、位置関係のレベルは、死角に関するレベルである。位置関係に応じた複数のレベルは、第1の位置及び第2の位置に基づく距離に応じた互いに重複しない複数の距離範囲に対応する複数の距離に関するレベルを含んでもよい。この例では、死角に関する位置関係が第1のユーザと第2のユーザとが互いに視認することのできる関係である場合、位置関係のレベルは、距離に関する位置関係で示される距離に対応する一つの距離に関するレベルである。認識可能な態様は、文字、マーク、色彩及び点滅等の視覚的な要素うちの少なくとも一つにより認識可能にする態様でもよい。位置関係画像は、アラート画像と同様に、店内マップ画像の表示指示を入力可能なオブジェクトを含む。位置関係画像は、位置関係に応じた画像の一例である。位置関係画像の例については後述する。
【0117】
ACT61では、例えば、表示制御部104は、位置関係を時系列に取得する毎に、位置関係に基づいて位置関係のレベルを求める。表示制御部104は、位置関係に基づいて求めた位置関係のレベルを認識可能な態様で示す位置関係画像のデータを生成する。表示制御部104は、生成した位置関係画像のデータを第1のユーザ端末5-1-1に出力する。第1のユーザ端末5-1-1は、位置関係画像のデータをサーバ1から取得する。第1のユーザ端末5-1-1は、サーバ1から取得した位置関係画像のデータに基づいて、位置関係画像を表示デバイス54に表示する。表示制御部104は、グループ化処理後等のタイミングに、第1のユーザ端末5-1-1における第1のユーザの操作を要することなく、位置関係画像のデータの出力を開始してもよい。
【0118】
表示制御部104は、位置関係画像のデータを登録商品画像のデータと共に第1のユーザ端末5-1-1に出力してもよい。これにより、第1のユーザは、登録商品を把握しつつ、第2のユーザとの位置関係のレベルを把握することができる。
【0119】
表示制御部104は、位置関係のレベルが変化したか否かを判定する(ACT62)。ACT62では、例えば、表示制御部104は、位置関係を時系列に取得する毎に、位置関係に基づいて位置関係のレベルを求める。表示制御部104は、位置関係に基づいて求めた位置関係のレベルが変化したか否かを判定する。表示制御部104によって位置関係のレベルが変化したと判定された場合(ACT62、YES)、処理は、ACT62からACT63へ遷移する。表示制御部104によって位置関係のレベルが変化していないと判定された場合(ACT62、NO)、処理は、ACT62からACT64へ遷移する。
【0120】
表示制御部104は、位置関係のレベルが変化した場合、位置関係画像のデータを更新する(ACT63)。ACT63では、例えば、表示制御部104は、位置関係のレベルが変化する毎に、位置関係画像のデータを更新する。表示制御部104は、位置関係のレベルが変化する毎に、変化後の位置関係のレベルを認識可能な態様で示す位置関係画像のデータを第1のユーザ端末5-1-1に出力する。第1のユーザ端末5-1-1は、位置関係のレベルが変化する毎に、位置関係画像のデータをサーバ1から取得する。第1のユーザ端末5-1-1は、位置関係画像のデータに基づいて位置関係画像を更新しながら表示デバイス54に表示する。
【0121】
表示制御部104は、第1のユーザにより第1のユーザ端末5-1-1を介して位置関係画像の非表示指示を入力されたか否かを判断する(ACT64)。ACT64では、例えば、通信部101は、位置関係画像の非表示要求を第1のユーザ端末5-1-1から取得する。位置関係画像の非表示要求は、位置関係画像の非表示指示に基づいて第1のユーザ端末5-1-1から出力される要求である。表示制御部104は、通信部101によって取得された位置関係画像の非表示要求に基づいて、位置関係画像の非表示指示を入力されたと判断する。
【0122】
表示制御部104によって位置関係画像の非表示指示を入力されたと判断された場合(ACT64、YES)、処理は、ACT64からACT65へ遷移する。表示制御部104によって位置関係画像の非表示指示を入力されていないと判断された場合(ACT64、NO)、処理は、ACT64からACT66へ遷移する。
【0123】
表示制御部104は、第1のユーザ端末5-1-1を介して入力された位置関係画像の非表示指示に基づいて、第1のユーザ端末5-1-1において位置関係画像を非表示にするための非表示信号を出力する(ACT65)。ACT65では、例えば、表示制御部104は、位置関係画像の非表示信号を第1のユーザ端末5-1-1に出力する。第1のユーザ端末5-1-1は、非表示信号をサーバ1から取得する。第1のユーザ端末5-1-1は、サーバ1から取得した非表示信号に基づいて表示デバイス54において位置関係画像を非表示にする。
【0124】
表示制御部104は、第1のユーザにより第1のユーザ端末5-1-1を介して店内マップ画像の表示指示を入力されたか否かを判断する(ACT66)。ACT66の処理は、ACT35の処理と同様であってもよい。
【0125】
表示制御部104によって店内マップ画像の表示指示を入力されたと判断された場合(ACT66、YES)、処理は、ACT66からACT67へ遷移する。表示制御部104によって店内マップ画像の表示指示を入力されていないと判断された場合(ACT66、NO)、処理は、ACT66からACT62へ遷移する。
【0126】
表示制御部104は、位置関係画像のデータを第1のユーザ端末5-1-1に出力した後に第1のユーザ端末5-1-1を介して入力された店内マップ画像の表示指示に基づいて、店内マップ画像のデータを第1のユーザ端末5-1-1に出力する(ACT67)。ACT67の処理は、ACT36の処理と同様であってもよい。
【0127】
表示制御部104は、第1のユーザにより第1のユーザ端末5-1-1を介して店内マップ画像の非表示指示を入力されたか否かを判断する(ACT68)。ACT68では、例えば、通信部101は、店内マップ画像の非表示要求を第1のユーザ端末5-1-1から取得する。店内マップ画像の非表示要求は、店内マップ画像の非表示指示に基づいて第1のユーザ端末5-1-1から出力される要求である。表示制御部104は、通信部101によって取得された店内マップ画像の非表示要求に基づいて、店内マップ画像の非表示指示を入力されたと判断する。
【0128】
表示制御部104によって店内マップ画像の非表示指示を入力されたと判断された場合(ACT68、YES)、処理は、ACT68からACT69へ遷移する。表示制御部104によって店内マップ画像の非表示指示を入力されていないと判断された場合(ACT68、NO)、処理は、ACT68を継続する。
【0129】
表示制御部104は、第1のユーザ端末5-1-1を介して入力された店内マップ画像の非表示指示に基づいて、第1のユーザ端末5-1-1において店内マップ画像を非表示にするための非表示信号を出力する(ACT69)。ACT69の処理は、ACT38の処理と同様であってもよい。
【0130】
図14は、サーバ1によるユーザ端末5-1に対する案内画像の表示処理の一例を示すフローチャートである。
ここでは、第1のユーザ及び第2のユーザが互いを見つけることができるように、サーバ1が異なる案内画像のデータを第1のユーザ端末5-1-1及び第2のユーザ端末5-1-2に出力する例を示す。
【0131】
表示制御部104は、位置関係が条件を満たすか否かを判定する(ACT71)。ACT71では、例えば、表示制御部104は、位置関係を時系列に取得する毎に、位置関係が条件を満たすか否かを判定する。表示制御部104によって位置関係が条件を満たすと判定された場合(ACT71、YES)、処理は終了する。表示制御部104によって位置関係が条件を満たさないと判定された場合(ACT71、NO)、処理は、ACT71から、ACT72へ遷移する。
【0132】
表示制御部104は、位置関係が条件を満たさない場合、第1の案内画像のデータを第1のユーザ端末5-1-1に出力する(ACT72)。第1の案内画像は、第1の位置から第2の位置へ誘導するための画像である。例えば、第1の案内画像は、第1のユーザ端末5-1-1のカメラ58を介して撮影された店内の画像に重畳するAR(Augmented Reality)画像であってもよい。第1の案内画像は、矢印等により、第1のユーザを第1の経路に沿って第1の位置から第2の位置へ誘導するための画像であってもよい。矢印は、第1の位置から第1の経路に沿う方向を示す。第1の案内画像は、案内画像の一例である。第1の経路は、経路の一例である。第1の案内画像は、位置関係に応じた画像の一例である。第1の案内画像の例については後述する。
【0133】
ACT72では、例えば、表示制御部104は、第1の位置、第2の位置及び店内マップデータに基づいて、第1の経路を求める。表示制御部104は、求めた第1の経路を示す第1の案内画像のデータを生成する。表示制御部104は、第1のユーザ端末5-1-1の位置情報履歴に基づいて、第1のユーザの進行方向を判定し、ユーザの進行方向及び第1の経路に基づいて第1の案内画像のデータを生成してもよい。第1のユーザの進行方向は、ショッピングカートCに搭載された第1のユーザ端末5-1-1の向きに対応する。表示制御部104は、時系列に第1の位置及び第2の位置を取得する毎に、第1の案内画像のデータを更新してもよい。例えば、第1の案内画像で示される矢印の指す方向は、第1のユーザの移動に伴う第1のユーザの位置の変化に基づいて変化し得る。第1の案内画像で示される矢印の指す方向は、第2のユーザの移動に伴う第1の経路の変化に基づいて変化し得る。表示制御部104は、第1の案内画像のデータを第1のユーザ端末5-1-1に出力する。第1のユーザ端末5-1-1は、第1の案内画像のデータをサーバ1から取得する。第1のユーザ端末5-1-1は、サーバ1から取得した第1の案内画像のデータに基づいて、第1の案内画像を表示デバイス54に表示する。
【0134】
なお、ACT72では、表示制御部104は、店内マップ画像に第1の案内画像を表示可能とするように、第1の案内画像のデータと共に店内マップ画像のデータを第1のユーザ端末5-1-1に出力してもよい。この例では、第1のユーザ端末5-1-1は、第1の案内画像のデータ及び店内マップ画像のデータに基づいて、店内マップ画像上に第1の案内画像を重畳して表示デバイス54に表示してもよい。
【0135】
表示制御部104は、位置関係が条件を満たさない場合、第2の案内画像のデータを第2のユーザ端末5-1-2に出力する(ACT73)。第2の案内画像は、第2の位置から第1の位置へ誘導するための画像である。例えば、第2の案内画像は、第2のユーザ端末5-1-2のカメラ58を介して撮影された店内の画像に重畳するAR画像であってもよい。第2の案内画像は、矢印等により、第2のユーザを第2の経路に沿って第2の位置から第1の位置へ誘導するための画像であってもよい。矢印は、第2の位置から第2の経路に沿う方向を示す。第2の案内画像は、案内画像の一例である。第2の経路は、経路の一例である。第2の案内画像は、位置関係に応じた画像の一例である。第2の案内画像の例については後述する。
【0136】
ACT73では、例えば、表示制御部104は、第1の位置、第2の位置及び店内マップデータに基づいて、第2の経路を求める。表示制御部104は、求めた第2の経路を示す第2の案内画像のデータを生成する。表示制御部104は、第2のユーザ端末5-1-2の位置情報履歴に基づいて、第2のユーザの進行方向を判定し、ユーザの進行方向及び第2の経路に基づいて第2の案内画像のデータを生成してもよい。第2のユーザの進行方向は、ショッピングカートCに搭載された第2のユーザ端末5-1-2の向きに対応する。表示制御部104は、時系列に第1の位置及び第2の位置を取得する毎に、第2の案内画像のデータを更新してもよい。例えば、第2の案内画像で示される矢印の指す方向は、第2のユーザの移動に伴う第2のユーザの位置の変化に基づいて変化し得る。第2の案内画像で示される矢印の指す方向は、第1のユーザの移動に伴う第2の経路の変化に基づいて変化し得る。表示制御部104は、第2の案内画像のデータを第2のユーザ端末5-1-2に出力する。第2のユーザ端末5-1-2は、第2の案内画像のデータをサーバ1から取得する。第2のユーザ端末5-1-2は、サーバ1から取得した第2の案内画像のデータに基づいて、第2の案内画像を表示デバイス54に表示する。
【0137】
表示制御部104は、位置関係が条件を満たすか否かを判定する(ACT74)。ACT74では、例えば、表示制御部104は、位置関係を時系列に取得する毎に、位置関係が条件を満たすか否かを判定する。表示制御部104によって位置関係が条件を満たすと判定された場合(ACT74、YES)、処理は、ACT74からACT75へ遷移する。表示制御部104によって位置関係が条件を満たさないと判定された場合(ACT74、NO)、処理は、ACT74を継続する。
【0138】
表示制御部104は、第1の案内画像のデータを第1のユーザ端末5-1-1に出力した後に位置関係が条件を満たす場合、第1のユーザ端末5-1-1において第1の案内画像を非表示にするための非表示信号を出力する(ACT75)。ACT75では、例えば、表示制御部104は、第1の案内画像の非表示信号を第1のユーザ端末5-1-1に出力する。第1のユーザ端末5-1-1は、非表示信号をサーバ1から取得する。第1のユーザ端末5-1-1は、サーバ1から取得した非表示信号に基づいて表示デバイス54において第1の案内画像を非表示にする。なお、ACT75では、表示制御部104は、第1の案内画像のデータを第1のユーザ端末5-1-1に出力した後に位置関係が条件を満たす場合、第1の案内画像を非表示にすることを確認する通知を第1のユーザ端末5-1-1に出力してもよい。この例では、表示制御部104は、当該通知を第1のユーザ端末5-1-1に出力した後に第1のユーザ端末5-1-1を介して第1の案内画像の非表示指示を入力された場合、非表示信号を第1のユーザ端末5-1-1に出力してもよい。
【0139】
表示制御部104は、第2の案内画像のデータを第2のユーザ端末5-1-2に出力した後に位置関係が条件を満たす場合、第2のユーザ端末5-1-2において第2の案内画像を非表示にするための非表示信号を出力する(ACT76)。ACT76では、例えば、表示制御部104は、第2の案内画像の非表示信号を第2のユーザ端末5-1-2に出力する。第2のユーザ端末5-1-2は、非表示信号をサーバ1から取得する。第2のユーザ端末5-1-2は、サーバ1から取得した非表示信号に基づいて表示デバイス54において第2の案内画像を非表示にする。なお、ACT76では、表示制御部104は、第2の案内画像のデータを第2のユーザ端末5-1-2に出力した後に位置関係が条件を満たす場合、第2の案内画像を非表示にすることを確認する通知を第2のユーザ端末5-1-2に出力してもよい。この例では、表示制御部104は、当該通知を第2のユーザ端末5-1-2に出力した後に第2のユーザ端末5-1-2を介して第2の案内画像の非表示指示を入力された場合、非表示信号を第2のユーザ端末5-1-2に出力してもよい。
【0140】
なお、ACT72では、プロセッサ10は、第1の案内画像の表示に合わせて、第1の経路に沿った案内の音声データを第1のユーザ端末5-1-1に出力してもよい。第1のユーザ端末5-1-1は、音声データに基づいて、第1の経路に沿った案内をスピーカ56から音声出力する。ACT73では、プロセッサ10は、第2の案内画像の表示に合わせて、第2の経路に沿った案内の音声データを第2のユーザ端末5-1-2に出力してもよい。第2のユーザ端末5-1-2は、音声データに基づいて、第2の経路に沿った案内をスピーカ56から音声出力する。
【0141】
図15は、サーバ1によるユーザ端末5-1に対する案内画像の表示処理の別の例を示すフローチャートである。
ここでは、
図15の例とは異なり、サーバ1が第2の案内画像のデータに加えて、通話指示を入力可能な第1の通話画像のデータを第2のユーザ端末5-1-2に出力する例を示す。
【0142】
表示制御部104は、位置関係が条件を満たすか否かを判定する(ACT81)。ACT81では、例えば、表示制御部104は、位置関係を時系列に取得する毎に、位置関係が条件を満たすか否かを判定する。表示制御部104によって位置関係が条件を満たすと判定された場合(ACT81、YES)、処理は終了する。表示制御部104によって位置関係が条件を満たさないと判定された場合(ACT81、NO)、処理は、ACT81から、ACT82へ遷移する。
【0143】
表示制御部104は、位置関係が条件を満たさない場合、第2の案内画像のデータを第2のユーザ端末5-1-2に出力する(ACT82)。ACT82の処理は、ACT73の処理と同様であってもよい。
【0144】
表示制御部104は、位置関係が条件を満たさない場合、第1の通話用画像のデータを第2のユーザ端末5-1-2に出力する(ACT83)。第1の通話用画像は、第1のユーザ端末5-1-1と第2のユーザ端末5-1-2との間の通話指示を入力可能な画像である。通話指示は、第1のユーザ端末5-1-1と第2のユーザ端末5-1-2との間の通話を開始するための指示である。第1の通話用画像は、通話指示を入力可能なオブジェクトを含む。第1の通話用画像は、通話用画像の一例である。第1の通話用画像は、位置関係に応じた画像の一例である。第1の通話用画像の例については後述する。
【0145】
ACT83では、例えば、表示制御部104は、第1の通話用画像のデータを生成する。表示制御部104は、生成した第1の通話用画像のデータを第2のユーザ端末5-1-2に出力する。第2のユーザ端末5-1-2は、第1の通話用画像のデータをサーバ1から取得する。第2のユーザ端末5-1-2は、サーバ1から取得した第1の通話用画像のデータに基づいて、第1の通話用画像を表示デバイス54に表示する。
【0146】
表示制御部104は、第1の通話用画像のデータを第2の案内画像のデータと共に第2のユーザ端末5-1-2に出力してもよい。これにより、第2のユーザは、第2の案内画像を見ても第1のユーザまでたどり着けない場合に、容易に通話指示を入力することができる。
【0147】
表示制御部104は、第2のユーザにより第2のユーザ端末5-1-2を介して通話指示を入力されたか否かを判断する(ACT84)。ACT84では、例えば、通信部101は、通話要求を第2のユーザ端末5-1-2から取得する。通話要求は、通話指示に基づいて第2のユーザ端末5-1-2から出力される要求である。表示制御部104は、通信部101によって取得された通話要求に基づいて、第2のユーザ端末5-1-2を介して通話指示を入力されたと判断する。
【0148】
表示制御部104によって通話指示を入力されたと判断された場合(ACT84、YES)、処理は、ACT84からACT85へ遷移する。表示制御部104によって通話指示を入力されていないと判断された場合(ACT84、NO)、処理は、ACT84からACT86へ遷移する。なお、通信部101は、第2のユーザ端末5-1-2を介して入力された通話指示に基づいて、第1のユーザ端末5-1-1と第2のユーザ端末5-1-2との間の通話を制御する。通信部101は、第1のユーザ端末5-1-1における第1のユーザの操作を要することなく通話可能となるように第1のユーザ端末5-1-1を制御してもよい。
【0149】
表示制御部104は、位置関係が条件を満たさない場合、第2のユーザ端末5-1-2を介して入力された通話指示に基づいて、第1の案内画像のデータを第1のユーザ端末5-1-1に出力する(ACT85)。ACT85の処理は、ACT72の処理と同様であってもよい。なお、表示制御部104は、第2のユーザ端末5-1-2を介して入力された通話指示に基づいて、第1の案内画像のデータを第1のユーザ端末5-1-1に出力する前に通話開始画像のデータを第1のユーザ端末5-1-1に出力してもよい。通話開始画像は、第1のユーザ端末5-1-1における第1のユーザの操作を要することなく通話可能となることを示す画像である。通話開始画像は、通話可能となるまでの時間をカウントダウンしながら示してもよい。通話開始画像の例については後述する。この例では、表示制御部104は、通話開始画像のデータを第1のユーザ端末5-1-1に出力した後に通話可能となった場合、第1のユーザ端末5-1-1において通話開始画像を非表示にするための非表示信号を出力する。表示制御部104は、通話開始画像の非表示信号を第1のユーザ端末5-1-1に出力した後に、第1の案内画像のデータを第1のユーザ端末5-1-1に出力する。
【0150】
なお、表示制御部104は、第1の案内画像のデータと共に、アラートをアテンダント端末4に出力するための指示を入力可能なオブジェクトを含む画像のデータを第1のユーザ端末5-1-1に出力してもよい。これにより、第1のユーザは、第2のユーザとの会話に基づいて、必要に応じてアテンダントへ容易に迷子を通知することができる。
【0151】
表示制御部104は、位置関係が条件を満たすか否かを判定する(ACT86)。ACT86では、例えば、表示制御部104は、位置関係を時系列に取得する毎に、位置関係が条件を満たすか否かを判定する。表示制御部104によって位置関係が条件を満たすと判定された場合(ACT86、YES)、処理は、ACT86からACT87へ遷移する。表示制御部104によって位置関係が条件を満たさないと判定された場合(ACT86、NO)、処理は、ACT86からACT84へ遷移する。
【0152】
表示制御部104は、第1の案内画像のデータを第1のユーザ端末5-1-1に出力した後に位置関係が条件を満たす場合、第1のユーザ端末5-1-1において第1の案内画像を非表示にするための非表示信号を出力する(ACT87)。ACT87の処理は、ACT75の処理と同様であってもよい。
【0153】
表示制御部104は、第2の案内画像のデータを第2のユーザ端末5-1-2に出力した後に位置関係が条件を満たす場合、第2のユーザ端末5-1-2において第2の案内画像を非表示にするための非表示信号を出力する(ACT88)。ACT88の処理は、ACT76の処理と同様であってもよい。
【0154】
表示制御部104は、第1の通話用画像のデータを第2のユーザ端末5-1-2に出力した後に位置関係が条件を満たす場合、第2のユーザ端末5-1-2において第1の通話用画像を非表示にするための非表示信号を出力する(ACT89)。ACT89では、例えば、表示制御部104は、第1の通話用画像の非表示信号を第2のユーザ端末5-1-2に出力する。第2のユーザ端末5-1-2は、非表示信号をサーバ1から取得する。第2のユーザ端末5-1-2は、サーバ1から取得した非表示信号に基づいて表示デバイス54において第1の通話用画像を非表示にする。なお、ACT89では、表示制御部104は、第1の通話用画像のデータを第2のユーザ端末5-1-2に出力した後に位置関係が条件を満たす場合、第1の通話用画像を非表示にすることを確認する通知を第2のユーザ端末5-1-2に出力してもよい。この例では、表示制御部104は、当該通知を第2のユーザ端末5-1-2に出力した後に第2のユーザ端末5-1-2を介して第1の通話用画像の非表示指示を入力された場合、非表示信号を第2のユーザ端末5-1-2に出力してもよい。
【0155】
サーバ1によるユーザ端末5-1間の通話処理について説明する。
【0156】
図16は、サーバ1よるユーザ端末5-1間の通話処理の一例を示すフローチャートである。
ここでは、第2のユーザ端末5-1-2が通話指示を入力可能な第2の通話画像を常に表示するように、サーバ1が第2の通話画像のデータを第2のユーザ端末5-1-2に出力する例を示す。
【0157】
表示制御部104は、第2の通話用画像のデータを第2のユーザ端末5-1-2に出力する(ACT91)。第2の通話用画像は、第1のユーザ端末5-1-1と第2のユーザ端末5-1-2との間の通話指示を入力可能な画像である。第2の通話用画像は、通話指示を入力可能なオブジェクトを含む。第2の通話用画像は、通話用画像の一例である。第2の通話用画像の例については後述する。
【0158】
ACT91では、例えば、表示制御部104は、第2の通話用画像のデータを生成する。表示制御部104は、生成した第2の通話用画像のデータを第2のユーザ端末5-1-2に出力する。第2のユーザ端末5-1-2は、第2の通話用画像のデータをサーバ1から取得する。第2のユーザ端末5-1-2は、サーバ1から取得した第2の通話用画像のデータに基づいて、第2の通話用画像を表示デバイス54に表示する。表示制御部104は、第2のユーザ端末5-1-2を介して入力された第2の通話用画像の表示指示に基づいて、第2の通話用画像のデータを第2のユーザ端末5-1-2に出力してもよい。表示制御部104は、グループ化処理後等のタイミングに、第2のユーザ端末5-1-2における第2のユーザの操作を要することなく、第2の通話用画像のデータを第2のユーザ端末5-1-2に出力してもよい。
【0159】
表示制御部104は、第2のユーザにより第2のユーザ端末5-1-2を介して通話指示を入力されたか否かを判断する(ACT92)。ACT92の処理は、ACT84の処理と同様であってもよい。表示制御部104によって通話指示を入力されたと判断された場合(ACT92、YES)、処理は、ACT92からACT93へ遷移する。表示制御部104によって通話指示を入力されていないと判断された場合(ACT92、NO)、処理は、ACT92を継続する。
【0160】
通信部101は、第2のユーザ端末5-1-2を介して入力された通話指示に基づいて、第1のユーザ端末5-1-1と第2のユーザ端末5-1-2との間の通話を制御する(ACT93)。ACT93では、例えば、通信部101は、第1のユーザ端末5-1-1における第1のユーザの操作を要することなく通話可能となるように第1のユーザ端末5-1-1を制御してもよい。
【0161】
なお、表示制御部104は、通話可能となった場合、アラートをアテンダント端末4に出力するための指示を入力可能なオブジェクトを含む画像のデータを第1のユーザ端末5-1-1に出力してもよい。これにより、第1のユーザは、第2のユーザとの会話に基づいて、必要に応じてアテンダントへ容易に迷子を通知することができる。
【0162】
なお、表示制御部104が第2の通話用画像のデータを第2のユーザ端末5-1-2に出力する例について説明したが、これに限定されない。表示制御部104は、第2の通話用画像のデータを第1のユーザ端末5-1-1に出力してもよい。この例では、第1のユーザは、第1のユーザ端末5-1-1を介して通話指示を入力することができる。通信部101は、第1のユーザ端末5-1-1を介して入力された通話指示に基づいて、第1のユーザ端末5-1-1と第2のユーザ端末5-1-2との間の通話を制御する。通信部101は、第2のユーザ端末5-1-2における第2のユーザの操作を要することなく通話可能となるように第2のユーザ端末5-1-2を制御してもよい。
【0163】
次に、ユーザ端末5-1による処理について説明する。
【0164】
ユーザ端末5-1によるグループ化処理について説明する。
ここでは、第1のユーザ端末5-1-1におけるユーザ設定を例にして説明する。なお、複数のユーザ端末5-1のうちの何れのユーザ端末5-1におけるユーザ設定も、第1のユーザ端末5-1-1におけるユーザ設定と同様である。
【0165】
図17は、第1のユーザ端末5-1-1によるグループ化処理の一例を示すフローチャートである。
ここでは、第1のユーザ端末5-1-1がユーザ設定に基づいて複数のユーザ端末5-1を第1のグループにグループ化する例を示す。
【0166】
表示制御部503は、買物開始設定画像を表示デバイス54に表示する(ACT101)。ACT101では、例えば、通信部501は、買物開始設定画像のデータをサーバ1から取得する。表示制御部503は、買物開始設定画像のデータに基づいて買物開始設定画像を表示デバイス54に表示する。
【0167】
通信部501は、第1のユーザにより入力デバイス55を介して入力された買物開始指示に基づいて、開始要求をサーバ1に出力する(ACT102)。
【0168】
表示制御部503は、買物開始指示に基づいて、第1のグループ化設定画像を表示デバイス54に表示する(ACT103)。ACT103では、例えば、通信部501は、開始要求の出力に対する応答として、第1のグループ化設定画像のデータをサーバ1から取得する。表示制御部503は、第1のグループ化設定画像のデータに基づいて第1のグループ化設定画像を表示デバイス54に表示する。
【0169】
表示制御部503は、第1のユーザにより入力デバイス55を介してグループの設定指示又はグループの非設定指示の何れを入力されたのかを判断する(ACT104)。第1のユーザにより入力デバイス55を介してグループの設定指示を入力された場合(ACT104、YES)、処理は、ACT104からACT105へ遷移する。第1のユーザにより入力デバイス55を介してグループの非設定指示を入力された場合(ACT104、NO)、処理は終了する。グループの非設定指示を入力された場合、通信部501は、グループの非設定指示に基づいて、グループの非設定要求をサーバ1に出力する。
【0170】
通信部501は、グループの設定指示に基づいて、グループの設定要求をサーバ1に出力する(ACT105)。
【0171】
表示制御部503は、グループの設定指示に基づいて、第2のグループ化設定画像を表示デバイス54に表示する(ACT106)。ACT106では、例えば、通信部501は、グループの設定要求の出力に対する応答として、第2のグループ化設定画像のデータをサーバ1から取得する。表示制御部503は、第2のグループ化設定画像のデータに基づいて第2のグループ化設定画像を表示デバイス54に表示する。
【0172】
グループ化処理部502は、ユーザ設定に基づいて複数のユーザ端末5-1を第1のグループにグループ化する(ACT107)。ACT107では、例えば、グループ化処理部502は、第1のユーザにより入力デバイス55を介して入力された複数のユーザ端末5-1の設定指示に基づいて、複数のユーザ端末5-1の複数の端末IDを取得する。グループ化処理部502は、複数のユーザ端末5-1の複数の端末IDの取得に基づいて、複数のユーザ端末5-1を第1のグループにグループ化する。第1のユーザ端末5-1-1が複数のユーザ端末5-1を第1のグループにグループ化することは、第1のユーザ端末5-1-1及び第1のユーザ端末5-1-1とは異なる他のユーザ端末5-1を第1のグループにグループ化することを含む。
【0173】
通信部501は、グループ化処理部502による複数のユーザ端末5-1のグループ化に基づいて、複数のユーザ端末5-1の複数の端末IDをサーバ1に出力する(ACT108)。
【0174】
表示制御部503は、グループ化処理部502による複数のユーザ端末5-1のグループ化に基づいて、グループ化完了画像を表示デバイス54に表示する(ACT109)。ACT109では、例えば、通信部501は、複数の端末IDの出力に対する応答として、グループ化完了画像のデータをサーバ1から取得する。表示制御部503は、グループ化完了画像のデータに基づいてグループ化完了画像を表示デバイス54に表示する。
【0175】
なお、複数のユーザ端末5-1がBluetooth等により直接的に通信可能である場合、ACT105及びACT106の処理は省略されてもよい。この例では、第1のユーザ端末5-1-1は、第1のユーザによる入力デバイス55を介した設定に基づいて他のユーザ端末5-1とのペアリングを完了することにより、他のユーザ端末5-1の端末IDを取得してもよい。グループ化処理部502は、ユーザ設定に基づいて複数のユーザ端末5-1の複数の端末IDの取得することにより、複数のユーザ端末5-1を第1のグループにグループ化する。
【0176】
ユーザ端末5-1による表示処理について説明する。
ここでは、第1のユーザ端末5-1-1又は第2のユーザ端末5-1-2における表示処理を例にして説明する。
【0177】
まず、第1のユーザ端末5-1-1による登録商品の表示処理について説明する。
【0178】
図18は、第1のユーザ端末5-1-1による登録商品の表示処理の一例を示すフローチャートである。
ここでは、第1のユーザ端末5-1-1が第1の共通取引IDに関連付けられた各登録商品の登録商品データを表示する例を示す。
【0179】
通信部501は、第1の共通取引IDに関連付けられた各登録商品の登録商品データをサーバ1から取得する(ACT111)。
【0180】
表示制御部503は、第1の共通取引IDに関連付けられた各登録商品の登録商品データに基づいて、登録商品画像を表示デバイス54に表示する(ACT112)。表示制御部503は、登録商品画像を表示デバイス54に表示することにより、第1の共通取引IDに関連付けられた各登録商品の登録商品データを表示デバイス54に表示する。
【0181】
なお、表示制御部503は、第1の共通取引IDに関連付けられた各登録商品の登録商品データについて、商品登録に用いられたユーザ端末5-1を認識可能な態様で表示デバイス54に表示してもよい。認識可能な態様は、文字、マーク又は色彩等により認識可能にする態様でもよい。認識可能な態様は、各登録商品の登録商品データについて商品登録に用いられた各ユーザ端末5-1を区別可能な態様を含む。
【0182】
第1のユーザ端末5-1-1と第2のユーザ端末5-1-2との関係を例にして、ACT112の処理を説明する。表示制御部503は、第1のユーザ端末5-1-1を用いて登録された各商品の登録商品データを表示デバイス54に表示する。表示制御部503は、第2のユーザ端末5-1-2を用いて登録された各商品の登録商品データを表示デバイス54に表示する。表示制御部503は、第1のユーザ端末5-1-1を用いて登録された各商品の登録商品データについて、第1のユーザ端末5-1-1を商品登録に用いられたユーザ端末5-1として認識可能な態様で表示デバイス54に表示してもよい。表示制御部503は、第2のユーザ端末5-1-2を用いて登録された各商品の登録商品データについて、第2のユーザ端末5-1-2を商品登録に用いられたユーザ端末5-1として認識可能な態様で表示デバイス54に表示してもよい。
【0183】
次に、第1のユーザ端末5-1-1による位置関係に応じた画像の表示処理について説明する。
表示制御部503は、位置関係に応じた画像を表示デバイス54に表示する。
以下では、位置関係に応じた画像の表示処理のいくつかの例について説明する。
【0184】
図19は、第1のユーザ端末5-1-1によるアラート画像の表示処理の一例を示すフローチャートである。
ここでは、第1のユーザ端末5-1-1がアラート画像を表示した後、ユーザによる指示に基づいて店内マップ画像を表示する例を示す。
【0185】
表示制御部503は、位置関係が条件を満たさない場合、アラート画像を表示デバイス54に表示する(ACT121)。ACT121では、例えば、通信部501は、位置関係が条件を満たさない場合、アラート画像のデータをサーバ1から取得する。表示制御部503は、アラート画像のデータに基づいてアラート画像を表示デバイス54に表示する。
【0186】
なお、第1のユーザ端末5-1-1は、サーバ1と同様に、位置関係に関する処理機能を有していてもよい。この例では、第1のユーザ端末5-1-1は、第1のユーザ端末5-1-1の位置情報を時系列に取得する。第1のユーザ端末5-1-1は、GPS情報等を用いて第1のユーザ端末5-1-1の位置情報を時系列に取得してもよい。第1のユーザ端末5-1-1は、ネットワーク6を介して、第1のユーザ端末5-1-1の位置情報を時系列にサーバ1から取得してもよい。第1のユーザ端末5-1-1は、第2のユーザ端末5-1-2の位置情報を時系列に取得する。第1のユーザ端末5-1-1は、ネットワーク6を介して、第2のユーザ端末5-1-2の位置情報を時系列にサーバ1から取得してもよい。この例では、補助記憶デバイス52は、第1のユーザ端末5-1-1の位置情報及び第2のユーザ端末5-1-2の位置情報を時系列に記憶する。表示制御部503は、第1の位置と第2の位置との位置関係を時系列に取得する。表示制御部503は、第1の位置及び第2の位置に基づいて、位置関係を取得する。表示制御部104は、第1の位置、第2の位置及び店内マップデータに基づいて、位置関係を取得する。この例では、補助記憶デバイス52は、第1のユーザ端末5-1-1がサーバ1から取得した店内マップデータを記憶する。表示制御部503は、位置関係を時系列に取得する毎に、位置関係が条件を満たすか否かを判定する。表示制御部503は、アラート画像のデータを補助記憶デバイス52から取得してもよい。表示制御部503は、アラート画像のデータをサーバ1に要求することにより、アラート画像のデータをサーバ1から取得してもよい。
【0187】
位置関係が条件を満たす場合(ACT122、YES)、処理は、ACT122からACT123へ遷移する。位置関係が条件を満たさない場合(ACT122、NO)、処理は、ACT122からACT124へ遷移する。
【0188】
表示制御部503は、表示デバイス54におけるアラート画像の表示後に位置関係が条件を満たす場合、表示デバイス54においてアラート画像を非表示にする(ACT123)。ACT123では、例えば、通信部501は、ネットワーク6を介して、アラート画像の非表示信号をサーバ1から取得する。表示制御部503は、非表示信号に基づいて表示デバイス54においてアラート画像を非表示にする。なお、上述のように第1のユーザ端末5-1-1が位置関係に関する処理機能を有する場合、表示制御部503は、サーバ1からの非表示信号を要することなく、表示デバイス54においてアラート画像を非表示にしてもよい。
【0189】
表示制御部503は、第1のユーザにより入力デバイス55を介して店内マップ画像の表示指示を入力されたか否かを判断する(ACT124)。ACT124では、例えば、表示制御部503は、第1のユーザによる入力デバイス55を介した店内マップ画像の表示指示の入力を検出する。
【0190】
表示制御部503によって店内マップ画像の表示指示を入力されたと判断された場合(ACT124、YES)、処理は、ACT124からACT125へ遷移する。表示制御部503によって店内マップ画像の表示指示を入力されていないと判断された場合(ACT124、NO)、処理は、ACT124からACT122へ遷移する。
【0191】
表示制御部503は、アラート画像の表示後に第1のユーザにより入力デバイス55を介して入力された店内マップ画像の表示指示に基づいて、店内マップ画像を表示デバイス54に表示する(ACT125)。ACT125では、例えば、通信部501は、店内マップ画像の表示指示に基づく店内マップ画像の表示要求をサーバ1に出力する。通信部501は、店内マップ画像の表示要求に対する応答として、店内マップ画像のデータをサーバ1から取得する。表示制御部503は、店内マップ画像のデータに基づいて店内マップ画像を表示デバイス54に表示する。なお、上述のように第1のユーザ端末5-1-1が位置関係に関する処理機能を有する場合、表示制御部503は、店内マップ画像のデータを生成してもよい。表示制御部503は、生成した店内マップ画像のデータに基づいて店内マップ画像を表示デバイス54に表示してもよい。
【0192】
位置関係が条件を満たす場合(ACT126、YES)、処理は、ACT126からACT127へ遷移する。位置関係が条件を満たさない場合(ACT126、NO)、処理は、ACT126を継続する。
【0193】
表示制御部503は、表示デバイス54における店内マップ画像の表示後に位置関係が条件を満たす場合、表示デバイス54において店内マップ画像を非表示にする(ACT127)。ACT127では、例えば、通信部501は、ネットワーク6を介して、店内マップ画像の非表示信号をサーバ1から取得する。表示制御部503は、非表示信号に基づいて表示デバイス54において店内マップ画像を非表示にする。なお、表示制御部503は、表示デバイス54における店内マップ画像の表示後に位置関係が条件を満たす場合、店内マップ画像を非表示にすることを確認する通知を表示デバイス54に表示してもよい。この例では、通信部501は、ネットワーク6を介して、当該通知をサーバ1から取得する。表示制御部503は、取得した通知を表示デバイス54に表示する。通信部501は、第1のユーザ端末5-1-1を介して店内マップ画像の非表示指示を入力された場合、店内マップ画像の非表示信号をサーバ1から取得する。なお、上述のように第1のユーザ端末5-1-1が位置関係に関する処理機能を有する場合、表示制御部503は、サーバ1からの非表示信号を要することなく、表示デバイス54において店内マップ画像を非表示にしてもよい。
【0194】
図20は、第1のユーザ端末5-1-1による店内マップ画像の表示処理の一例を示すフローチャートである。
ここでは、
図19の例とは異なり、第1のユーザ端末5-1-1がアラート画像を表示することなく、最初から店内マップ画像を表示する例を示す。
【0195】
表示制御部503は、位置関係が条件を満たさない場合、店内マップ画像を表示デバイス54に表示する(ACT131)。ACT131は、例えば、通信部501は、位置関係が条件を満たさない場合、店内マップ画像のデータをサーバ1から取得する。表示制御部503は、店内マップ画像のデータに基づいて店内マップ画像を表示デバイス54に表示する。なお、上述のように第1のユーザ端末5-1-1が位置関係に関する処理機能を有する場合、表示制御部503は、店内マップ画像のデータを生成してもよい。表示制御部503は、生成した店内マップ画像のデータに基づいて店内マップ画像を表示デバイス54に表示してもよい。
【0196】
位置関係が条件を満たす場合(ACT132、YES)、処理は、ACT132からACT133へ遷移する。位置関係が条件を満たさない場合(ACT132、NO)、処理は、ACT132を継続する。
【0197】
表示制御部503は、表示デバイス54における店内マップ画像の表示後に位置関係が条件を満たす場合、表示デバイス54において店内マップ画像を非表示にする(ACT133)。ACT133の処理は、ACT127の処理と同様であってもよい。
【0198】
なお、ACT131では、表示制御部104は、位置関係が条件を満たさない場合、かつ、第2のユーザの状態が所定状態である場合、店内マップ画像を表示デバイス54に表示してもよい。この例では、通信部501は、位置関係が条件を満たさない場合、かつ、第2のユーザの状態が所定状態である場合、店内マップ画像のデータをサーバ1から取得する。表示制御部503は、店内マップ画像のデータに基づいて店内マップ画像を表示デバイス54に表示する。なお、上述のように第1のユーザ端末5-1-1が位置関係に関する処理機能を有する場合、通信部501は、第2のユーザの状態が所定状態であることを示す信号をサーバ1から取得してもよい。この例では、サーバ1は、位置関係が条件を満たさない場合、かつ、第2のユーザの状態が所定状態である場合、第2のユーザの状態が所定状態であることを示す信号を第1のユーザ端末5-1-1に出力してもよい。表示制御部503は、第2のユーザの状態が所定状態であることを示す信号に基づいて、店内マップ画像のデータを生成してもよい。表示制御部503は、生成した店内マップ画像のデータに基づいて店内マップ画像を表示デバイス54に表示してもよい。
【0199】
図21は、第1のユーザ端末5-1-1による位置関係画像の表示処理の一例を示すフローチャートである。
ここでは、第1のユーザ端末5-1-1が位置関係のレベルを認識可能な態様で示す位置関係画像を位置関係のレベルが変化する毎に更新しながら表示する例を示す。
【0200】
表示制御部503は、位置関係画像を表示デバイス54に表示する(ACT141)。ACT141では、例えば、通信部501は、位置関係画像のデータをサーバ1から取得する。表示制御部503は、位置関係画像のデータに基づいて位置関係画像を表示デバイス54に表示する。なお、上述のように第1のユーザ端末5-1-1が位置関係に関する処理機能を有する場合、表示制御部503は、位置関係を時系列に取得する毎に、位置関係に基づいて位置関係のレベルを求めてもよい。表示制御部503は、位置関係に基づいて求めた位置関係のレベルを認識可能な態様で示す位置関係画像のデータを生成してもよい。表示制御部503は、生成した位置関係画像のデータに基づいて位置関係画像を表示デバイス54に表示してもよい。表示制御部503は、グループ化処理後等のタイミングに、入力デバイス55における第1のユーザの操作を要することなく、位置関係画像の表示を開始してもよい。表示制御部503は、位置関係画像を登録商品画像と共に表示デバイス54に表示してもよい。これにより、第1のユーザは、登録商品を把握しつつ、第2のユーザとの位置関係のレベルを把握することができる。
【0201】
位置関係のレベルが変化した場合(ACT142、YES)、処理は、ACT142からACT143へ遷移する。位置関係のレベルが変化していない場合(ACT142、NO)、処理は、ACT142からACT144へ遷移する。
【0202】
表示制御部503は、位置関係のレベルが変化した場合、位置関係画像を更新する(ACT143)。ACT143では、例えば、通信部501は、位置関係のレベルが変化する毎に、変化後の位置関係のレベルを認識可能な態様で示す位置関係画像のデータをサーバ1から取得する。表示制御部503は、位置関係のレベルが変化する毎に、位置関係画像のデータに基づいて位置関係画像を更新しながら表示デバイス54に表示する。なお、上述のように第1のユーザ端末5-1-1が位置関係に関する処理機能を有する場合、表示制御部503は、位置関係のレベルが変化する毎に、位置関係画像のデータを生成してもよい。表示制御部503は、生成した位置関係画像のデータに基づいて位置関係画像を表示デバイス54に表示することで、位置関係画像を更新してもよい。
【0203】
表示制御部503は、第1のユーザにより入力デバイス55を介して位置関係画像の非表示指示を入力されたか否かを判断する(ACT144)。ACT144では、例えば、表示制御部503は、第1のユーザによる入力デバイス55を介した位置関係画像の非表示指示の入力を検出する。
【0204】
表示制御部503によって位置関係画像の非表示指示を入力されたと判断された場合(ACT144、YES)、処理は、ACT144からACT145へ遷移する。表示制御部503によって位置関係画像の非表示指示を入力されていないと判断された場合(ACT144、NO)、処理は、ACT144からACT146へ遷移する。
【0205】
表示制御部503は、入力デバイス55を介して入力された位置関係画像の非表示指示に基づいて、表示デバイス54において位置関係画像を非表示にする(ACT145)。ACT145では、例えば、通信部501は、位置関係画像の非表示指示に基づく位置関係画像の非表示要求をサーバ1に出力する。通信部501は、位置関係画像の非表示要求に対する応答として、位置関係画像の非表示信号をサーバ1から取得する。表示制御部503は、非表示信号に基づいて表示デバイス54において位置関係画像を非表示にする。なお、表示制御部503は、サーバ1からの非表示信号を要することなく、表示デバイス54において位置関係画像を非表示にしてもよい。
【0206】
表示制御部503は、第1のユーザにより入力デバイス55を介して店内マップ画像の表示指示を入力されたか否かを判断する(ACT146)。ACT146の処理は、ACT124の処理と同様であってもよい。表示制御部503によって店内マップ画像の表示指示を入力されたと判断された場合(ACT146、YES)、処理は、ACT146からACT147へ遷移する。表示制御部503によって店内マップ画像の表示指示を入力されていないと判断された場合(ACT146、NO)、処理は、ACT146からACT142へ遷移する。
【0207】
表示制御部503は、位置関係画像の表示後に入力デバイス55を介して入力された店内マップ画像の表示指示に基づいて、店内マップ画像を表示デバイス54に表示する(ACT147)。ACT147の処理は、ACT125の処理と同様であってもよい。
【0208】
表示制御部503は、第1のユーザにより入力デバイス55を介して店内マップ画像の非表示指示を入力されたか否かを判断する(ACT148)。ACT148では、例えば、表示制御部503は、第1のユーザによる入力デバイス55を介した店内マップ画像の非表示指示の入力を検出する。
【0209】
表示制御部503によって店内マップ画像の非表示指示を入力されたと判断された場合(ACT148、YES)、処理は、ACT148からACT149へ遷移する。表示制御部503によって店内マップ画像の非表示指示を入力されていないと判断された場合(ACT148、NO)、処理は、ACT148を継続する。
【0210】
表示制御部503は、入力デバイス55を介して入力された店内マップ画像の非表示指示に基づいて、表示デバイス54において店内マップ画像を非表示にする(ACT149)。ACT149では、例えば、通信部501は、店内マップ画像の非表示指示に基づく店内マップ画像の非表示要求をサーバ1に出力する。通信部501は、店内マップ画像の非表示要求に対する応答として、店内マップ画像の非表示信号をサーバ1から取得する。表示制御部503は、非表示信号に基づいて表示デバイス54において店内マップ画像を非表示にする。なお、表示制御部503は、サーバ1からの非表示信号を要することなく、表示デバイス54において店内マップ画像を非表示にしてもよい。
【0211】
図22は、第1のユーザ端末5-1-1による第1の案内画像の表示処理の一例を示すフローチャートである。
ここでは、位置関係が条件を満たさない場合に、第1のユーザ端末5-1-1が第1の案内画像を表示する例を示す。
【0212】
表示制御部503は、位置関係が条件を満たさない場合、第1の案内画像を表示デバイス54に表示する(ACT151)。例えば、通信部501は、位置関係が条件を満たさない場合、第1の案内画像のデータをサーバ1から取得する。表示制御部503は、第1の案内画像のデータに基づいて第1の案内画像を表示デバイス54に表示する。表示制御部503は、通信部501により第1の案内画像のデータを取得される毎に第1の案内画像を更新しながら表示デバイス54に表示する。なお、表示制御部503は、店内マップ画像上に第1の案内画像を重畳して表示デバイス54に表示してもよい。この例では、通信部501は、第1の案内画像のデータと共に店内マップ画像のデータをサーバ1から取得する。表示制御部503は、第1の案内画像のデータ及び店内マップ画像のデータに基づいて、店内マップ画像上に第1の案内画像を重畳して表示デバイス54に表示する。なお、上述のように第1のユーザ端末5-1-1が位置関係に関する処理機能を有する場合、表示制御部503は、第1の案内画像のデータを生成してもよい。表示制御部503は、生成した第1の案内画像を表示デバイス54に表示する。表示制御部503は、時系列に第1の位置及び第2の位置を取得する毎に、第1の案内画像を更新しながら表示デバイス54に表示してもよい。表示制御部503は、店内マップ画像のデータを生成してもよい。
【0213】
位置関係が条件を満たす場合(ACT152、YES)、処理は、ACT152からACT153へ遷移する。位置関係が条件を満たさない場合(ACT152、NO)、処理は、ACT152を継続する。
【0214】
表示制御部503は、表示デバイス54における第1の案内画像の表示後に位置関係が条件を満たす場合、表示デバイス54において第1の案内画像を非表示にする(ACT153)。ACT153では、例えば、通信部501は、ネットワーク6を介して、第1の案内画像の非表示信号をサーバ1から取得する。表示制御部503は、非表示信号に基づいて表示デバイス54において第1の案内画像を非表示にする。なお、表示制御部503は、表示デバイス54における第1の案内画像の表示後に位置関係が条件を満たす場合、第1の案内画像を非表示にすることを確認する通知を表示デバイス54に表示してもよい。この例では、通信部501は、ネットワーク6を介して、当該通知をサーバ1から取得する。表示制御部503は、取得した通知を表示デバイス54に表示する。通信部501は、第1のユーザ端末5-1-1を介して第1の案内画像の非表示指示を入力された場合、第1の案内画像の非表示信号をサーバ1から取得する。なお、上述のように第1のユーザ端末5-1-1が位置関係に関する処理機能を有する場合、表示制御部503は、サーバ1からの非表示信号を要することなく、表示デバイス54において第1の案内画像を非表示にしてもよい。
【0215】
なお、ACT151では、表示制御部503は、位置関係が条件を満たさない場合、第2のユーザ端末5-1-2を介して入力された通話指示に基づいて、第1の案内画像を表示デバイス54に表示してもよい。この例では、通信部501は、位置関係が条件を満たさない場合、第2のユーザ端末5-1-2を介して入力された通話指示に基づいて、第1の案内画像のデータをサーバ1から取得する。表示制御部503は、第1の案内画像のデータに基づいて第1の案内画像を表示デバイス54に表示する。上述のように第1のユーザ端末5-1-1が位置関係に関する処理機能を有する場合、通信部501は、第2のユーザ端末5-1-2を介して入力された通話指示に基づいて、通話開始を示す信号をサーバ1から取得してもよい。表示制御部503は、位置関係が条件を満たさない場合、通話開始を示す信号に基づいて、第1の案内画像のデータを生成してもよい。
【0216】
なお、ACT151では、表示制御部503は、位置関係が条件を満たさない場合、第2のユーザ端末5-1-2を介して入力された通話指示に基づいて、第1の案内画像を表示デバイス54に表示する前に通話開始画像を表示デバイス54に表示してもよい。この例では、通信部501は、位置関係が条件を満たさない場合、第2のユーザ端末5-1-2を介して入力された通話指示に基づいて、通話開始画像のデータをサーバ1から取得する。表示制御部503は、通話開始画像のデータに基づいて通話開始画像を表示デバイス54に表示する。表示制御部503は、表示デバイス54における通話開始画像の表示後に通話可能となった場合、表示デバイス54において通話開始画像を非表示にする。表示制御部503は、表示デバイス54における通話開始画像の非表示後に、第1の案内画像を表示デバイス54に表示する。上述のように第1のユーザ端末5-1-1が位置関係に関する処理機能を有する場合、通信部501は、サーバ1からの通話開始を示す信号に基づいて、第1の案内画像を表示デバイス54に表示する前に通話開始画像を表示デバイス54に表示してもよい。表示制御部503は、第1の案内画像と共に、アラートをアテンダント端末4に出力するための指示を入力可能なオブジェクトを含む画像を表示デバイス54に表示してもよい。これにより、第1のユーザは、第2のユーザとの会話に基づいて、必要に応じてアテンダントへ容易に迷子を通知することができる。
【0217】
なお、ACT151ではプロセッサ50は、第1の案内画像の表示に合わせて、第1の経路に沿った案内をスピーカ56から音声出力するように制御してもよい。この例では、プロセッサ50は、ネットワーク6を介して、第1の経路に沿った案内の音声データをサーバ1から取得する。
【0218】
図23は、第2のユーザ端末5-1-2による第2の案内画像の表示処理の一例を示すフローチャートである。
ここでは、位置関係が条件を満たさない場合に、第2のユーザ端末5-1-2が第2の案内画像及び第1の通話用画像を表示する例を示す。
【0219】
表示制御部503は、位置関係が条件を満たさない場合、第2の案内画像を表示デバイス54に表示する(ACT161)。ACT161の処理は、ACT151の処理と同様であってもよい。この場合、第2のユーザ端末5-1-2は、第1のユーザ端末5-1-1と同様に位置関係に関する処理機能を有する。
【0220】
表示制御部503は、位置関係が条件を満たさない場合、第1の通話用画像を表示デバイス54に表示する(ACT161)。例えば、通信部501は、位置関係が条件を満たさない場合、第1の通話用画像のデータをサーバ1から取得する。表示制御部503は、第1の通話用画像のデータに基づいて第1の通話用画像を表示デバイス54に表示する。上述のように第2のユーザ端末5-1-2が位置関係に関する処理機能を有する場合、表示制御部503は、第1の通話用画像を表示デバイス54に表示してもよい。表示制御部503は、第1の通話用画像を第2の案内画像と共に表示デバイス54に表示してもよい。これにより、第2のユーザは、第2の案内画像を見ても第1のユーザまでたどり着けない場合に、容易に通話指示を入力することができる。
【0221】
位置関係が条件を満たす場合(ACT163、YES)、処理は、ACT163からACT164へ遷移する。位置関係が条件を満たさない場合(ACT163、NO)、処理は、ACT163を継続する。
【0222】
表示制御部503は、表示デバイス54における第2の案内画像の表示後に位置関係が条件を満たす場合、表示デバイス54において第2の案内画像を非表示にする(ACT164)。ACT164の処理は、ACT153の処理と同様であってもよい。なお、表示制御部503は、表示デバイス54における第2の案内画像の表示後に位置関係が条件を満たす場合、第2の案内画像を非表示にすることを確認する通知を表示デバイス54に表示してもよい。この例では、通信部501は、ネットワーク6を介して、当該通知をサーバ1から取得する。表示制御部503は、取得した通知を表示デバイス54に表示する。通信部501は、第2のユーザ端末5-1-2を介して第2の案内画像の非表示指示を入力された場合、第2の案内画像の非表示信号をサーバ1から取得する。
【0223】
表示制御部503は、表示デバイス54における第1の通話用画像の表示後に位置関係が条件を満たす場合、表示デバイス54において第1の通話用画像を非表示にする(ACT165)。ACT165では、例えば、表示制御部503は、サーバ1からの第1の通話用画像の非表示信号に基づいて表示デバイス54において第1の通話用画像を非表示にする。なお、上述のように第2のユーザ端末5-1-2が位置関係に関する処理機能を有する場合、表示制御部503は、サーバ1からの非表示信号を要することなく、表示デバイス54において第1の通話用画像を非表示にしてもよい。なお、表示制御部503は、表示デバイス54における第1の通話用画像の表示後に位置関係が条件を満たす場合、第1の通話用画像を非表示にすることを確認する通知を表示デバイス54に表示してもよい。この例では、通信部501は、ネットワーク6を介して、当該通知をサーバ1から取得する。表示制御部503は、取得した通知を表示デバイス54に表示する。通信部501は、第2のユーザ端末5-1-2を介して第1の通話用画像の非表示指示を入力された場合、第1の通話用画像の非表示信号をサーバ1から取得する。
【0224】
なお、ACT161では、プロセッサ50は、第2の案内画像の表示に合わせて、第2の経路に沿った案内をスピーカ56から音声出力するように制御してもよい。この例では、プロセッサ50は、ネットワーク6を介して、第2の経路に沿った案内の音声データをサーバ1から取得する。
【0225】
(変形例)
上述の実施形態では、位置関係に応じた画像を非表示にするための条件が位置関係に応じた画像を表示するための条件と同じである例について説明したが、これに限定されない。位置関係に応じた画像を表示するための条件を第1の条件とする。位置関係に応じた画像を非表示にするための条件を第2の条件とする。第2の条件は、第1の条件よりも緩和した条件であってもよい。例えば、第2の条件が含む距離の閾値は、第1の条件が含む距離の閾値よりも短い。これにより、第1のユーザと第2のユーザとの距離が近づくまで、位置関係に応じた画像の表示は維持される。
【0226】
上述の実施形態では、位置関係が条件を満たさない場合にサーバ1が位置関係に応じた画像のデータを第1のユーザ端末5-1-1及び第2のユーザ端末5-1-2のうちの少なくとも何れか一方に出力する例について説明したが、これに限定されない。表示制御部104は、第2のユーザの状態が所定状態である場合、位置関係に応じた画像のデータを第1のユーザ端末5-1-1及び第2のユーザ端末5-1-2のうちの少なくとも何れか一方に出力してもよい。この例では、表示制御部104は、位置関係が条件を満たすか否かによらず、位置関係に応じた画像のデータを出力する。なお、表示制御部104は、位置関係に応じた画像のデータに代えて又は位置関係に応じた画像のデータと共に、以下のような画像のデータを出力してもよい。表示制御部104は、第2のユーザの状態が所定状態であることを示す画像のデータを第1のユーザ端末5-1-1に出力してもよい。表示制御部104は、第1のユーザ端末5-1-1で撮影された第1のユーザの撮影画像のデータを第2のユーザ端末5-1-2に出力してもよい。表示制御部104は、「待っててね」等のメッセージ画像のデータを第2のユーザ端末5-1-2に出力してもよい。通信部101は、第2のユーザの状態が所定状態である場合、アラートをアテンダント端末4に出力してもよい。
【0227】
(表示例)
ユーザ端末5-1における画像の表示例について説明する。
ここでは、第1のユーザ端末5-1-1及び第2のユーザ端末5-1-2における画像の表示を例にして説明する。
【0228】
図24は、第1のユーザ端末5-1-1に表示される買物開始設定画像の一例を示す図である。
第1のユーザ端末5-1-1の表示デバイス54は、買物開始設定画像701を表示する。買物開始設定画像701は、買物開始指示を入力可能なオブジェクト801を含む。オブジェクト801は、タッチボタンでもよい。
【0229】
図25は、第1のユーザ端末5-1-1に表示される第1のグループ化設定画像の一例を示す図である。
第1のユーザ端末5-1-1の表示デバイス54は、第1のグループ化設定画像702を表示する。第1のグループ化設定画像702は、グループの設定指示を入力可能なオブジェクト802及びグループの非設定指示を入力可能なオブジェクト803を含む。オブジェクト802は、タッチボタンでもよい。オブジェクト803は、タッチボタンでもよい。
【0230】
図26は、第1のユーザ端末5-1-1に表示される第2のグループ化設定画像の一例を示す図である。
第1のユーザ端末5-1-1の表示デバイス54は、第2のグループ化設定画像703を表示する。第2のグループ化設定画像703は、複数のユーザ端末5-1の設定指示を入力可能な複数のオブジェクト804を含む。オブジェクト804は、タッチボタンでもよい。第2のグループ化設定画像703は、複数のユーザ端末5-1の設定指示の入力後に複数のユーザ端末5-1を第1のグループにグループ化することの確定指示を入力可能なオブジェクト805を含む。オブジェクト805は、タッチボタンでもよい。
【0231】
図27は、第1のユーザ端末5-1-1に表示されるグループ化完了画像の一例を示す図である。
第1のユーザ端末5-1-1の表示デバイス54は、グループ化完了画像704を表示する。グループ化完了画像704は、複数のユーザ端末5-1のグループ化の完了を示す。
【0232】
図28は、第1のユーザ端末5-1-1に表示されるペアリング中画像の一例を示す図である。
第1のユーザ端末5-1-1の表示デバイス54は、ペアリング中画像705を表示する。ペアリング中画像705は、第1のユーザ端末5-1-1が他のユーザ端末5-1とペアリング中であることを示す画像である。
【0233】
図29は、第1のユーザ端末5-1-1に表示されるペアリング完了画像の一例を示す図である。
第1のユーザ端末5-1-1の表示デバイス54は、ペアリング完了画像706を表示する。ペアリング完了画像706は、第1のユーザ端末5-1-1と他のユーザ端末5-1とのペアリングが完了したことを示す画像である。
【0234】
図30は、第1のユーザ端末5-1-1に表示される登録商品画像の一例を示す図である。
第1のユーザ端末5-1-1の表示デバイス54は、登録商品画像707を表示する。登録商品画像707は、第1の共通取引IDに関連付けられた各登録商品の登録商品データを示す。登録商品画像707は、第1のグループを構成する複数のユーザ端末5-1の台数を示す通知901を含む。この例では、通知901は、第1のグループが第1のユーザ端末5-1-1及び第2のユーザ端末5-1-2の2台で構成されていることを示す。登録商品画像707は、商品登録に用いられたユーザ端末5-1を認識可能な態様で示すマーク902を含む。この例では、マーク902により示される「1」は、第1のユーザ端末5-1-1を示す。マーク902により示される「2」は、第2のユーザ端末5-1-2を示す。マーク902は、商品登録された各商品がそれぞれどのユーザ端末5-1で商品登録されたものかがわかるように登録商品毎に表示される。マーク902は、ユーザ端末5-1を搭載したショッピングカートCの番号を示してもよい。なお、登録商品画像707は、ユーザ端末5-1毎に、ユーザ端末5-1を用いて登録された各登録商品を合計した点数を表示してもよい。この例では、マーク902は、各点数がそれぞれどのユーザ端末5-1で商品登録されたものかが分かるように点数毎に表示される。例えば、登録商品画像707は、第1のユーザ端末5-1-1を用いて登録された各登録商品を合計した点数及び第2のユーザ端末5-1-2を用いて登録された各登録商品を合計した点数を表示する。マーク902により示される「1」は、第1のユーザ端末5-1-1を用いて登録された各登録商品を合計した点数に関連付けて表示される。マーク902により示される「2」は、第2のユーザ端末5-1-2を用いて登録された各登録商品を合計した点数に関連付けて表示される。
【0235】
登録商品画像707は、第1の共通取引IDに関連付けられた各登録商品を合計した合計点数「X」及び第1の共通取引IDに関連付けられた各登録商品の金額を合計した合計金額「¥xxxxx」を示す通知903を含む。通知903は、合計点数の内訳として、ユーザ端末5-1毎に、ユーザ端末5-1を用いて登録された各登録商品を合計した点数を示す。例えば、通知903は、合計点数「X」の内訳「X=Y+Z」として、第1のユーザ端末5-1-1を用いて登録された各登録商品を合計した点数「Y」及び第2のユーザ端末5-1-2を用いて登録された各登録商品を合計した点数「Z」を示す。なお、通知903が合計点数の内訳を示す場合、登録商品画像707は、上述のようにユーザ端末5-1毎の点数をマーク902に関連付けて表示することを要しない。登録商品画像707は、会計指示を入力可能なオブジェクト806を含む。オブジェクト806は、タッチボタンでもよい。
【0236】
なお、
図30に示す例では、登録商品画像707は、各登録商品の登録商品データを時系列順に表示しているが、これに限定されない。登録商品画像707は、ユーザ端末5-1毎に各登録商品の登録商品データをまとめた態様で表示してもよい。登録商品画像707は、自身のユーザ端末5-1を用いて登録された各登録商品の登録商品データを最上部に表示してもよい。例えば、登録商品画像707は、第1のユーザ端末5-1-1を用いて登録された各登録商品の登録商品データのまとまりと、第2のユーザ端末5-1-2を用いて登録された各登録商品の登録商品データのまとまりとを分けて表示してもよい。登録商品画像707は、第1のユーザ端末5-1-1を用いて登録された各登録商品の登録商品データのまとまりを、第2のユーザ端末5-1-2を用いて登録された各登録商品の登録商品データのまとまりよりも上側に表示してもよい。上述のような各登録商品の登録商品データの表示順は、入力デバイス55を介した表示順の変更指示の入力に基づいて切り替え可能であってもよい。
【0237】
図31は、第1のユーザ端末5-1-1に表示されるアラート画像の一例を示す図である。
第1のユーザ端末5-1-1の表示デバイス54は、アラート画像708を表示する。アラート画像708は、位置関係が条件を満たさないことに関する通知904を含む。アラート画像708は、店内マップ画像の表示指示を入力可能なオブジェクト807を含む。オブジェクト807は、タッチボタンでもよい。
【0238】
図32は、第1のユーザ端末5-1-1に表示される店内マップ画像の一例を示す図である。
第1のユーザ端末5-1-1の表示デバイス54は、店内マップ画像709を表示する。店内マップ画像709は、店内マップ808を含む。店内マップ画像709は、第1の位置を示すオブジェクト809を含む。店内マップ画像709は、第2の位置を示すオブジェクト810を含む。
【0239】
図33は、第1のユーザ端末5-1-1に表示される位置関係画像の一例を示す図である。
第1のユーザ端末5-1-1の表示デバイス54は、位置関係画像710を表示する。第1のユーザ端末5-1-1の表示デバイス54は、位置関係画像710を登録商品画像707と共に表示してもよい。位置関係画像710は、位置関係のレベルを認識可能な態様で示す文字「近くにいます」を含む。位置関係画像710は、文字に代えて又は文字と共に、色彩又は点灯等により位置関係のレベルを示してもよい。位置関係画像710は、店内マップ画像の表示指示を入力可能なオブジェクト811を含む。オブジェクト811は、タッチボタンでもよい。
【0240】
図34は、第1のユーザ端末5-1-1に表示される第1の案内画像の一例を示す図である。
第1のユーザ端末5-1-1の表示デバイス54は、第1の案内画像711を表示する。第1の案内画像711は、第1のユーザ端末5-1-1のカメラ58を介して撮影された店内の画像に重畳するAR画像である。第1のユーザ端末5-1-1の表示デバイス54は、第1の案内画像711と共に第1の案内画像711を説明するメッセージ画像712を表示してもよい。
【0241】
図35は、第1のユーザ端末5-1-1に表示される通話開始画像の一例を示す図である。
第1のユーザ端末5-1-1の表示デバイス54は、通話開始画像713を表示する。通話開始画像713は、通話可能となるまでの時間をカウントダウンしながら示す。
【0242】
図36は、第2のユーザ端末5-1-2に表示される第2の案内画像及び第1の通話用画像の一例を示す図である。
第2のユーザ端末5-1-2の表示デバイス54は、第2の案内画像714及び第1の通話用画像715を表示する。第2の案内画像714は、第2のユーザ端末5-1-2のカメラ58を介して撮影された店内の画像に重畳するAR画像である。第1の通話用画像715は、通話指示を入力可能なオブジェクト812を含む。オブジェクト812は、タッチボタンでもよい。第2のユーザ端末5-1-2の表示デバイス54は、第2の案内画像714と共に第2の案内画像714を説明するメッセージ画像716を表示してもよい。
【0243】
図37は、第2のユーザ端末5-1-2に表示される第2の通話用画像の一例を示す図である。
第2のユーザ端末5-1-2の表示デバイス54は、第2の通話用画像717を表示する。第2の通話用画像717は、通話指示を入力可能なオブジェクト813を含む。オブジェクト813は、タッチボタンでもよい。
【0244】
(効果)
サーバ1を例に説明した情報処理装置について説明する。
情報処理装置のグループ化処理部は、ユーザ設定に基づいて商品登録可能な第1の端末及び第2の端末を含む複数の端末を1つのグループにグループ化する。情報処理装置の取得部は、第1の端末の位置情報を取得し、第2の端末の位置情報を取得する。情報処理装置の表示制御部は、第1の端末の位置情報で示される第1の位置と第2の端末の位置情報で示される第2の位置との位置関係に応じた画像のデータを第1の端末及び第2の端末のうちの少なくとも何れか一方に出力する。
これにより、情報処理装置は、グループ化された端末のユーザ間の位置関係に関する情報を第1の端末のユーザ及び第2の端末のユーザのうちの少なくとも何れか一方に通知することができる。第1の端末のユーザ又は第2の端末のユーザは、位置関係に応じた画像を確認することで、買物中に迷子になる前又は迷子になったとき等に、互いに適切な行動をとることができる。このように、情報処理装置は、複数人での買物の利便性を向上させることができる。
【0245】
情報処理装置の表示制御部は、位置関係が条件を満たさない場合、アラート画像のデータを第1の端末に出力する。
これにより、第1の端末のユーザは、アラート画像により、第2の端末のユーザが離れていることを容易に把握することができる。
【0246】
アラート画像は、第1の位置及び第2の位置を示す店内マップ画像の表示指示を入力可能なオブジェクトを含む。情報処理装置の表示制御部は、アラート画像のデータを出力した後にユーザによる指示に基づいて、店内マップ画像のデータを第1の端末に出力する。
これにより、第1の端末のユーザは、容易に店内マップ画像の表示指示を入力することができる。第1の端末のユーザは、店内マップ画像により、容易に自身の位置及び第2の端末のユーザの位置を把握することができる。
【0247】
情報処理装置の表示制御部は、位置関係が条件を満たさない場合、第1の位置及び第2の位置を示す店内マップ画像のデータを第1の端末に出力する。
これにより、第1の端末のユーザは、位置関係が条件を満たさない場合に、入力操作を要することなく、店内マップ画像を確認することができる。
【0248】
情報処理装置の表示制御部は、位置関係が条件を満たさない場合、第1の位置から第2の位置へ誘導するための案内画像のデータを第1の端末に出力する。
これにより、情報処理装置は、容易に経路に沿った方向を把握可能な画像のデータを第1の端末に出力することができる。そのため、第1の端末のユーザは、案内画像に沿って、第2の端末のユーザの位置までたどり着くことができる。
【0249】
情報処理装置の表示制御部は、位置関係が条件を満たさない場合、第2の端末を介して入力された第1の端末と第2の端末との間の通話指示に基づいて、第1の位置から第2の位置へ誘導するための案内画像のデータを第1の端末に出力する。
これにより、情報処理装置は、第2の端末のユーザによる通話指示があった場合に、経路に沿った方向を把握可能な画像のデータを第1の端末に出力することができる。そのため、情報処理装置は、第2の端末のユーザが迷子の可能性のあるような適切なタイミングで、経路に沿った方向を把握可能な画像のデータを第1の端末に出力することができる。また、第1の端末のユーザは、第2の端末のユーザが通話をしたい状況下にいる場合に、表示指示の入力操作を要することなく、案内画像を確認することができる。第1の端末のユーザは、通話しながら、案内画像に沿って、第2の端末のユーザの位置までたどり着くことができる。
【0250】
情報処理装置の通信部は、第2の端末のユーザの音声データを第2の端末から取得する。情報処理装置の検出部は、音声データに基づいて第2の端末のユーザの状態を検出する。情報処理装置の表示制御部は、位置関係が条件を満たさない場合、かつ、第2の端末のユーザの状態が所定状態である場合、第1の位置及び第2の位置を示す店内マップ画像のデータを第1の端末に出力する。
これにより、情報処理装置は、第2の端末のユーザが迷子で泣いている可能性のあるような適切なタイミングで、店内マップ画像のデータを第1の端末に出力することができる。そのため、第1の端末のユーザは、入力操作を要することなく、店内マップ画像を確認し、第1の端末のユーザを探しに行くことができる。
【0251】
情報処理装置の表示制御部は、位置関係のレベルを認識可能な態様で示す画像のデータを第1の端末に出力する。
これにより、情報処理装置は、位置関係のレベルを示す画像のデータを出力することにより、継続的に第1の端末のユーザに注意喚起を与えることができる。そのため、第1の端末のユーザは、第2の端末のユーザが離れてしまう前に、離れないように対処することができる。
【0252】
位置関係のレベルを認識可能な態様で示す画像は、第1の位置及び第2の位置を示す店内マップ画像の表示指示を入力可能なオブジェクトを含む。情報処理装置の表示制御部は、ユーザによる指示に基づいて、店内マップ画像のデータを第1の端末に出力する。
これにより、第1の端末のユーザは、位置関係のレベルを継続的に確認しつつ、必要な場合に店内マップ画像の表示指示を入力することができる。画像は、位置関係のレベルと店内マップ画像の表示指示を入力可能なオブジェクトとを含むので、第1の端末のユーザは、容易に、店内マップ画像の表示指示を入力することができる。
【0253】
情報処理装置の表示制御部は、位置関係が条件を満たさない場合、第2の位置から第1の位置へ誘導するための案内画像のデータを第2の端末に出力する。
これにより、情報処理装置は、第2の端末のユーザが子供であったとしても、子供でも容易に経路に沿った方向を把握可能な画像のデータを第2の端末に出力することができる。そのため、第2の端末のユーザは、案内画像に沿って、第1の端末のユーザの位置までたどり着くことができる。
【0254】
情報処理装置の表示制御部は、位置関係が条件を満たさない場合、第1の端末と第2の端末との間の通話指示を入力可能な画像のデータを第2の端末に出力する。
これにより、情報処理装置は、第2の端末のユーザが第1の端末のユーザと通話したいタイミングで、通話指示を入力可能な画像のデータを第2の端末に出力することができる。そのため、第2の端末のユーザは、容易に通話指示を入力することができる。
【0255】
情報処理装置の通信部は、第2の端末のユーザの音声データを第2の端末から取得する。情報処理装置の検出部は、音声データに基づいて第2の端末のユーザの状態を検出する。情報処理装置の通信部は、位置関係が条件を満たさない場合、かつ、第2の端末のユーザの状態が所定状態である場合、アラートを複数の端末とは異なる端末に出力する。
これにより、情報処理装置は、迷子の可能性のユーザがいる場合に、アラートをアテンダント端末等の端末に出力することができる。そのため、アテンダントは、ユーザからの連絡を待つことなく、すぐに迷子に対処することができる。
【0256】
ユーザ端末5-1を例に説明した情報処理端末について説明する。
情報処理端末のグループ化処理部は、ユーザ設定に基づいて情報処理端末及び情報処理端末とは異なる他の端末を1つのグループにグループ化する。情報処理端末の表示制御部は、情報処理端末の位置情報で示される第1の位置と他の端末の位置情報で示される第2の位置との位置関係に応じた画像を表示部に表示する。
これにより、情報処理端末は、グループ化された端末のユーザ間の位置関係に関する情報を情報処理端末のユーザに通知することができる。情報処理端末のユーザは、位置関係に応じた画像を確認することで、グループ化された別の端末のユーザが買物中に迷子になる前又は迷子になったとき等に、適切な行動をとることができる。このように、情報処理装置は、複数人での買物の利便性を向上させることができる。
【0257】
情報処理端末の表示制御部は、位置関係が条件を満たさない場合、アラート画像を表示部に表示する。
これにより、情報処理端末のユーザは、アラート画像により、グループ化された別の端末のユーザが離れていることを容易に把握することができる。
【0258】
アラート画像は、第1の位置及び第2の位置を示す店内マップ画像の表示指示を入力可能なオブジェクトを含む。情報処理端末の表示制御部は、アラート画像の表示後にユーザによる指示に基づいて、店内マップ画像を表示部に表示する。
これにより、情報処理端末のユーザは、容易に店内マップ画像の表示指示を入力することができる。情報処理端末のユーザは、店内マップ画像により、容易に自身の位置及びグループ化された別の端末のユーザの位置を把握することができる。
【0259】
情報処理端末の表示制御部は、位置関係が条件を満たさない場合、第1の位置及び第2の位置を示す店内マップ画像を表示部に表示する。
これにより、情報処理端末のユーザは、位置関係が条件を満たさない場合に、入力操作を要することなく、店内マップ画像を確認することができる。
【0260】
情報処理端末の表示制御部は、位置関係が条件を満たさない場合、第1の位置から第2の位置へ誘導するための案内画像を表示部に表示する。
これにより、情報処理端末は、容易に経路に沿った方向を把握可能な画像を表示することができる。そのため、情報処理端末のユーザは、案内画像に沿って、グループ化された別の端末のユーザの位置までたどり着くことができる。
【0261】
情報処理端末の表示制御部は、位置関係が条件を満たさない場合、他の端末を介して入力された情報処理端末と他の端末との間の通話指示に基づいて、第1の位置から第2の位置へ誘導するための案内画像を表示部に表示する。
これにより、情報処理端末は、グループ化された別の端末のユーザによる通話指示があった場合に、経路に沿った方向を把握可能な画像を表示することができる。そのため、情報処理端末は、グループ化された別の端末のユーザが迷子の可能性のあるような適切なタイミングで、経路に沿った方向を把握可能な画像を表示することができる。情報処理端末のユーザは、グループ化された別の端末のユーザが通話をしたい状況下にいる場合に、表示指示の入力操作を要することなく、案内画像を確認することができる。情報処理端末のユーザは、通話しながら、案内画像に沿って、グループ化された別の端末のユーザの位置までたどり着くことができる。
【0262】
情報処理端末の表示制御部は、位置関係のレベルを認識可能な態様で示す画像を表示部に表示する。
これにより、情報処理端末は、位置関係のレベルを表示することにより、継続的に情報処理端末のユーザに注意喚起を与えることができる。そのため、情報処理端末のユーザは、グループ化された別の端末のユーザが離れてしまう前に、離れないように対処することができる。
【0263】
位置関係のレベルを認識可能な態様で示す画像は、第1の位置及び第2の位置を示す店内マップ画像の表示指示を入力可能なオブジェクトを含む。情報処理端末の表示制御部は、ユーザによる指示に基づいて、店内マップ画像を表示部に表示する。
これにより、情報処理端末のユーザは、位置関係のレベルを継続的に確認しつつ、必要な場合に店内マップ画像の表示指示を入力することができる。画像は、位置関係のレベルと店内マップ画像の表示指示を入力可能なオブジェクトとを含むので、情報処理端末のユーザは、容易に、店内マップ画像の表示指示を入力することができる。
【0264】
[他の実施形態]
上述の実施形態は、以下のように構成されてもよい。
[1] ユーザ設定に基づいて商品登録可能な第1の端末及び第2の端末を含む複数の端末を1つのグループにグループ化するグループ化処理部と、
前記第1の端末の位置情報を取得し、前記第2の端末の位置情報を取得する取得部と、
前記第1の端末の位置情報で示される第1の位置と前記第2の端末の位置情報で示される第2の位置との位置関係に応じた画像のデータを前記第1の端末及び前記第2の端末のうちの少なくとも何れか一方に出力する表示制御部と、
を備える情報処理装置。
[2] 前記表示制御部は、前記位置関係が条件を満たさない場合、アラート画像のデータを前記第1の端末に出力する、
[1]に記載の情報処理装置。
[3] 前記アラート画像は、前記第1の位置及び前記第2の位置を示す店内マップ画像の表示指示を入力可能なオブジェクトを含み、
前記表示制御部は、前記アラート画像のデータを出力した後にユーザによる指示に基づいて、前記店内マップ画像のデータを前記第1の端末に出力する、
[2]に記載の情報処理装置。
[4] 前記表示制御部は、前記位置関係が条件を満たさない場合、前記第1の位置及び前記第2の位置を示す店内マップ画像のデータを前記第1の端末に出力する、
[1]に記載の情報処理装置。
[5] 前記表示制御部は、前記位置関係が条件を満たさない場合、前記第1の位置から前記第2の位置へ誘導するための案内画像のデータを前記第1の端末に出力する、
[1]に記載の情報処理装置。
[6] 前記表示制御部は、前記位置関係が条件を満たさない場合、前記第2の端末を介して入力された前記第1の端末と前記第2の端末との間の通話指示に基づいて、前記第1の位置から前記第2の位置へ誘導するための案内画像のデータを前記第1の端末に出力する、
[1]に記載の情報処理装置。
[7] 前記第2の端末のユーザの音声データを前記第2の端末から取得する通信部と、
前記音声データに基づいて前記第2の端末のユーザの状態を検出する検出部と、
をさらに備え、
前記表示制御部は、前記位置関係が条件を満たさない場合、かつ、前記第2の端末のユーザの状態が所定状態である場合、前記第1の位置及び前記第2の位置を示す店内マップ画像のデータを前記第1の端末に出力する、
[1]に記載の情報処理装置。
[8] 前記表示制御部は、前記位置関係のレベルを認識可能な態様で示す画像のデータを前記第1の端末に出力する、[1]に記載の情報処理装置。
[9] 前記位置関係のレベルを認識可能な態様で示す画像は、前記第1の位置及び前記第2の位置を示す店内マップ画像の表示指示を入力可能なオブジェクトを含み、
前記表示制御部は、ユーザによる指示に基づいて、前記店内マップ画像のデータを前記第1の端末に出力する、
[8]に記載の情報処理装置。
[10] 前記表示制御部は、前記位置関係が条件を満たさない場合、前記第2の位置から前記第1の位置へ誘導する案内画像のデータを前記第2の端末に出力する、
[1]に記載の情報処理装置。
[11] 前記表示制御部は、前記位置関係が条件を満たさない場合、前記第1の端末と前記第2の端末との間の通話指示を入力可能な画像のデータを前記第2の端末に出力する、
[1]に記載の情報処理装置。
[12] 前記第2の端末のユーザの音声データを前記第2の端末から取得する通信部と、
前記音声データに基づいて前記第2の端末のユーザの状態を検出する検出部と、
を備え、
前記通信部は、前記位置関係が条件を満たさない場合、かつ、前記第2の端末のユーザの状態が所定状態である場合、アラートを前記複数の端末とは異なる端末に出力する、
[1]に記載の情報処理装置。
[13] コンピュータに、
ユーザ設定に基づいて商品登録可能な第1の端末及び第2の端末を含む複数の端末を1つのグループにグループ化する機能と、
前記第1の端末の位置情報を取得し、前記第2の端末の位置情報を取得する機能と、
前記第1の端末の位置情報で示される第1の位置と前記第2の端末の位置情報で示される第2の位置との位置関係に応じた画像のデータを前記第1の端末及び前記第2の端末のうちの少なくとも何れか一方に出力する機能と、
を実行させるための情報処理プログラム。
[14] 商品登録可能な情報処理端末であって、
ユーザ設定に基づいて前記情報処理端末及び前記情報処理端末とは異なる他の端末を1つのグループにグループ化するグループ化処理部と、
前記情報処理端末の位置情報で示される第1の位置と前記他の端末の位置情報で示される第2の位置との位置関係に応じた画像を表示部に表示する表示制御部と、
を備える情報処理端末。
[15] 前記表示制御部は、前記位置関係が条件を満たさない場合、アラート画像を前記表示部に表示する、
[14]に記載の情報処理端末。
[16] 前記アラート画像は、前記第1の位置及び前記第2の位置を示す店内マップ画像の表示指示を入力可能なオブジェクトを含み、
前記表示制御部は、前記アラート画像の表示後にユーザによる指示に基づいて、前記店内マップ画像を前記表示部に表示する、
[15]に記載の情報処理端末。
[17] 前記表示制御部は、前記位置関係が条件を満たさない場合、前記第1の位置及び前記第2の位置を示す店内マップ画像を前記表示部に表示する、
[14]に記載の情報処理端末。
[18] 前記表示制御部は、前記位置関係が条件を満たさない場合、前記第1の位置から前記第2の位置へ誘導するための案内画像を前記表示部に表示する、
[14]に記載の情報処理端末。
[19] 前記表示制御部は、前記位置関係が条件を満たさない場合、前記他の端末を介して入力された前記情報処理端末と前記他の端末との間の通話指示に基づいて、前記第1の位置から前記第2の位置へ誘導するための案内画像を前記表示部に表示する、
[14]に記載の情報処理端末。
[20] 前記表示制御部は、前記位置関係のレベルを認識可能な態様で示す画像を前記表示部に表示する、[14]に記載の情報処理端末。
[21] 前記位置関係のレベルを認識可能な態様で示す画像は、前記第1の位置及び前記第2の位置を示す店内マップ画像の表示指示を入力可能なオブジェクトを含み、
前記表示制御部は、ユーザによる指示に基づいて、前記店内マップ画像を前記表示部に表示する、
[20]に記載の情報処理端末。
[22] 商品登録可能な情報処理端末のコンピュータに、
ユーザ設定に基づいて前記情報処理端末及び前記情報処理端末とは異なる他の端末を1つのグループにグループ化する機能と、
前記情報処理端末の位置情報で示される第1の位置と前記他の端末の位置情報で示される第2の位置との位置関係に応じた画像を表示部に表示する機能と、
を実行させるための情報処理プログラム。
【0265】
情報処理装置は、サーバ1のような1つの電子機器で実現されてもよいし、機能を分散させた複数の電子機器で実現されてもよい情報処理端末は、ユーザ端末5のような1つの電子機器で実現されてもよいし、機能を分散させた複数の電子機器で実現されてもよい。
【0266】
プログラムは、電子機器に記憶された状態で譲渡されてよいし、電子機器に記憶されていない状態で譲渡されてもよい。後者の場合は、プログラムは、ネットワークを介して譲渡されてよいし、記録媒体に記録された状態で譲渡されてもよい。記録媒体は、非一時的な有形の媒体である。記録媒体は、コンピュータ可読媒体である。記録媒体は、CD-ROM、メモリカード等のプログラムを記憶可能かつコンピュータで読取可能な媒体であればよく、その形態は問わない。
【0267】
この他、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0268】
1…サーバ、2…会計機、3…アクセスポイント、4…アテンダント端末、5…ユーザ端末、5-1…ユーザ端末、5-1-1…第1のユーザ端末、5-1-2…第2のユーザ端末、6…ネットワーク、10…プロセッサ、11…メインメモリ、12…補助記憶デバイス、13…通信インタフェース、50…プロセッサ、51…メインメモリ、52…補助記憶デバイス、53…通信インタフェース、54…表示デバイス、55…入力デバイス、56…スピーカ、57…マイク、58…カメラ、59…スキャナ、101…通信部、102…グループ化処理部、103…記憶制御部、104…表示制御部、105…取得部、106…検出部、121…商品管理データ記憶領域、122…端末管理データ記憶領域、123…店内マップデータ記憶領域、501…通信部、502…グループ化処理部、503…表示制御部、701…買物開始設定画像、702…第1のグループ化設定画像、703…第2のグループ化設定画像、704…グループ化完了画像、705…ペアリング中画像、706…ペアリング完了画像、707…登録商品画像、708…アラート画像、709…店内マップ画像、710…位置関係画像、711…第1の案内画像、712…メッセージ画像、713…通話開始画像、714…第2の案内画像、715…第1の通話用画像、716…メッセージ画像、717…第2の通話用画像、801~807…オブジェクト、808…店内マップ、809~813…オブジェクト、901…通知、902…マーク、903…通知、904…通知、C…ショッピングカート。