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特開2023-157582情報処理装置及び情報処理プログラム
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023157582
(43)【公開日】2023-10-26
(54)【発明の名称】情報処理装置及び情報処理プログラム
(51)【国際特許分類】
   G07G 1/12 20060101AFI20231019BHJP
   G07G 1/01 20060101ALI20231019BHJP
   G06Q 30/06 20230101ALI20231019BHJP
【FI】
G07G1/12 361E
G07G1/01 301D
G06Q30/06
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022067574
(22)【出願日】2022-04-15
(71)【出願人】
【識別番号】000003562
【氏名又は名称】東芝テック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110003708
【氏名又は名称】弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100108855
【弁理士】
【氏名又は名称】蔵田 昌俊
(74)【代理人】
【識別番号】100179062
【弁理士】
【氏名又は名称】井上 正
(74)【代理人】
【識別番号】100075672
【弁理士】
【氏名又は名称】峰 隆司
(74)【代理人】
【識別番号】100153051
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 直樹
(74)【代理人】
【識別番号】100162570
【弁理士】
【氏名又は名称】金子 早苗
(72)【発明者】
【氏名】大熊 裕美子
【テーマコード(参考)】
3E142
5L049
【Fターム(参考)】
3E142AA01
3E142CA12
3E142CA17
3E142DA08
3E142EA04
3E142FA31
3E142GA16
3E142GA22
3E142GA41
3E142JA01
5L049BB72
(57)【要約】
【課題】複数人での買物の利便性を向上させる技術を提供する。
【解決手段】情報処理装置は、グループ化処理部と、通信部と、設定部とを備える。グループ化処理部は、ユーザ設定に基づいて商品登録可能な第1の端末及び第2の端末を含む複数の端末を1つのグループにグループ化する。通信部は、第2の端末におけるユーザ操作に基づくポイントを、第2の端末から取得する。設定部は、ポイントに基づいて、第1の端末のユーザに割引情報を設定する。
【選択図】 図19
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ設定に基づいて商品登録可能な第1の端末及び第2の端末を含む複数の端末を1つのグループにグループ化するグループ化処理部と、
前記第2の端末におけるユーザ操作に基づくポイントを、前記第2の端末から取得する通信部と、
前記ポイントに基づいて、前記第1の端末のユーザに割引情報を設定する設定部と、
を備える情報処理装置。
【請求項2】
前記割引情報を前記第1の端末に表示可能に出力する表示制御部をさらに備える、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記表示制御部は、前記ポイントの更新に基づいて更新された前記割引情報を前記第1の端末に表示可能に出力する、
請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
ゲーム画像のデータを前記第2の端末に出力する表示制御部をさらに備え、
前記ポイントは、前記第2の端末におけるユーザ操作に基づいて得られるスコアである、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記割引情報は、会計に適用可能なポイントである、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
コンピュータに、
ユーザ設定に基づいて商品登録可能な第1の端末及び第2の端末を含む複数の端末を1つのグループにグループ化する機能と、
前記第2の端末におけるユーザ操作に基づくポイントを、前記第2の端末から取得する機能と、
前記ポイントに基づいて、前記第1の端末のユーザに割引情報を設定する機能と、
を実行させるための情報処理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、情報処理装置及び情報処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
商業施設等の店舗において、客自身が端末を用いて商品を登録し、客自身が会計機で会計するPOS(Point Of Sales)システムが知られている。このようなPOSシステムは、客の買物の利便性を向上させることが期待されている。
【0003】
子連れ等の複数人での買物でもPOSシステムは用いられるが、子連れの買物では、子供が退屈した場合には、親は子供の面倒を見ながら買物をしなければならず、依然として、買物を効率的に行うことができないといった課題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2019-153088号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の実施形態が解決しようとする課題は、複数人での買物の利便性を向上させる技術を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一実施形態において、情報処理装置は、グループ化処理部と、通信部と、設定部とを備える。グループ化処理部は、ユーザ設定に基づいて商品登録可能な第1の端末及び第2の端末を含む複数の端末を1つのグループにグループ化する。通信部は、第2の端末におけるユーザ操作に基づくポイントを、第2の端末から取得する。設定部は、ポイントに基づいて、第1の端末のユーザに割引情報を設定する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1図1は、実施形態に係る商品販売システムを例示するブロック図である。
図2図2は、実施形態に係るサーバを例示するブロック図である。
図3図3は、実施形態に係る商品管理データのデータ構造を例示する図である。
図4図4は、実施形態に係る端末管理データのデータ構造を例示する図である。
図5図5は、実施形態に係る登録リストのデータ構造を例示する図である。
図6図6は、実施形態に係るユーザ端末を例示するブロック図である。
図7図7は、実施形態に係るサーバによるグループ化処理の一例を示すフローチャートである。
図8図8は、実施形態に係るサーバによるユーザ端末に対する登録商品の表示処理の一例を示すフローチャートである。
図9図9は、実施形態に係るサーバによるユーザ端末に対する商品リストの表示処理の一例を示すフローチャートである。
図10図10は、実施形態に係るサーバによるユーザ端末に対する会計に関する表示処理の一例を示すフローチャートである。
図11図11は、実施形態に係るサーバによるユーザ端末に対する会計に関する表示処理の別の例を示すフローチャートである。
図12図12は、実施形態に係るサーバによるポイント換算処理の一例を示すフローチャートである。
図13図13は、実施形態に係るユーザ端末に表示される買物開始設定画像の一例を示す図である。
図14図14は、実施形態に係るユーザ端末に表示される第1のグループ化設定画像の一例を示す図である。
図15図15は、実施形態に係るユーザ端末に表示される第2のグループ化設定画像の一例を示す図である。
図16図16は、実施形態に係るユーザ端末に表示されるグループ化完了画像の一例を示す図である。
図17図17は、実施形態に係るユーザ端末に表示されるペアリング中画像の一例を示す図である。
図18図18は、実施形態に係るユーザ端末に表示されるペアリング完了画像の一例を示す図である。
図19図19は、実施形態に係るユーザ端末に表示される登録商品画像の一例を示す図である。
図20図20は、実施形態に係るユーザ端末に表示される会計用画像の一例を示す図である。
図21図21は、実施形態に係るユーザ端末に表示される終了画像の一例を示す図である。
図22図22は、実施形態に係るユーザ端末に表示される会計対象設定画像の一例を示す図である。
図23図23は、実施形態に係るユーザ端末に表示されるイベント画像の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を用いていくつかの実施形態について説明する。各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
【0009】
(構成例)
図1は、商品販売システムSを例示するブロック図である。
商品販売システムSは、店舗における商品の販売に関するシステムである。商品販売システムSは、ユーザがユーザ端末5を用いて商品を登録し、ユーザが会計機2で会計することを実現するシステムである。
【0010】
商品販売システムSは、サーバ1、複数の会計機2、アクセスポイント3、アテンダント端末4及び複数のユーザ端末5を含む。サーバ1、複数の会計機2及びアクセスポイント3は、ネットワーク6を介して互いに通信自在に接続する。例えば、ネットワーク6は、LAN(Local Area Network)等である。図1では、複数台の会計機2が例示されているが、商品販売システムSは、1台の会計機2を含んでもよい。図1では、1台のアクセスポイント3が例示されているが、商品販売システムSは、複数台のアクセスポイント3を含んでもよい。図1では、1台のアテンダント端末4が例示されているが、商品販売システムSは、複数台のアテンダント端末4を含んでもよい。商品販売システムSは、少なくとも2つの電子機器を含むシステムを指すこともある。商品販売システムSは、情報処理システムの一例である。
【0011】
サーバ1は、商品販売システムSを管理する情報処理可能な電子機器である。サーバ1の構成例については後述する。サーバ1は、情報処理装置の一例である。
【0012】
会計機2は、ユーザ端末5を用いて登録した商品の会計を処理可能な電子機器である。
【0013】
アクセスポイント3は、アテンダント端末4又はユーザ端末5と通信可能な電子機器である。
【0014】
アテンダント端末4は、アテンダントによって使用される情報処理可能な端末である。アテンダント端末4は、PC(Personal Computer)、タブレット端末又はスマートフォン等であるが、これらに限定されない。アテンダントは、店員等の店舗のスタッフを含む。
【0015】
ユーザ端末5は、ユーザによって店舗内で使用される情報処理可能な電子機器である。ユーザ端末5は、商品を登録可能な端末であってもよい。ユーザ端末5は、ユーザの移動に伴い移動可能な端末である。ユーザ端末5は、ショッピングカートCに搭載して用いる端末でもよいし、ショッピングカートCに搭載することなく用いる端末でもよい。ユーザ端末5は、店舗で貸し出される端末でもよいし、ユーザの所有する端末でもよい。ユーザ端末5は、タブレット端末又はスマートフォン等でもよいし、タブレット端末又はスマートフォンと外部機器とを合わせたものでもよい。ユーザは、客を含む。ユーザ端末5は、端末の一例である。ユーザ端末5は、情報処理端末の一例である。
【0016】
複数のユーザ端末5-1は、店舗内で使用される複数のユーザ端末5のうちの一部である。複数のユーザ端末5-1は、後述するグループ化処理により、ユーザ設定に基づいて複数のユーザ端末5から1つのグループを構成するために選択された複数のユーザ端末である。複数のユーザ端末5-1のうちの全部のユーザ端末5-1が商品登録可能なユーザ端末であってもよいし、一部のユーザ端末5-1が商品登録可能なユーザ端末であってもよい。以下では、複数のユーザ端末5-1で構成される1つのグループは、第1のグループともいう。複数のユーザ端末5-1は、第1のユーザ端末5-1-1を含む。以下では、第1のユーザ端末5-1-1のユーザは、第1のユーザともいう。複数のユーザ端末5-1は、第1のユーザ端末5-1-1とは異なる他のユーザ端末として、第2のユーザ端末5-1-2を含む。第2のユーザ端末5-1-2は、第1のユーザ端末5-1-1からみて他のユーザ端末の一例である。以下では、第2のユーザ端末5-1-2のユーザは、第2のユーザともいう。以下では、特に断りのない限り、第1のユーザ端末5-1-1及び第2のユーザ端末5-1-2は、1つのグループに属するユーザ端末であるものとして説明する。
【0017】
サーバ1の構成例について説明する。
図2は、サーバ1を例示するブロック図である。
【0018】
サーバ1は、プロセッサ10、メインメモリ11、補助記憶デバイス12及び通信インタフェース13を備える。図2では、インタフェースは、「I/F」と記載されている。
【0019】
プロセッサ10は、サーバ1の中枢部分に相当する。プロセッサ10は、サーバ1のコンピュータを構成する要素である。例えば、プロセッサ10は、CPU(Central Processing Unit)であるが、これに限定されない。プロセッサ10は、種々の回路で構成されていてもよい。プロセッサ10は、メインメモリ11又は補助記憶デバイス12に記憶されているプログラムをメインメモリ11に展開する。プログラムは、サーバ1のプロセッサ10に後述する各部を実現し、プロセッサ10に各部の処理を実行させるためのプログラムである。プロセッサ10は、メインメモリ11に展開されるプログラムを実行することで、種々の処理を実行する。
【0020】
メインメモリ11は、サーバ1の主記憶部分に相当する。メインメモリ11は、サーバ1のコンピュータを構成する要素である。メインメモリ11は、不揮発性のメモリ領域及び揮発性のメモリ領域を含む。メインメモリ11は、不揮発性のメモリ領域ではオペレーティングシステム又はプログラムを記憶する。メインメモリ11は、揮発性のメモリ領域を、プロセッサ10によってデータが適宜書き換えられるワークエリアとして使用する。例えば、メインメモリ11は、不揮発性のメモリ領域としてROM(Read Only Memory)を含む。例えば、メインメモリ11は、揮発性のメモリ領域としてRAM(Random Access Memory)を含む。
【0021】
補助記憶デバイス12は、サーバ1の補助記憶部分に相当する。補助記憶デバイス12は、サーバ1のコンピュータを構成する要素である。補助記憶デバイス12は、EEPROM(登録商標)(Electric Erasable Programmable Read-Only Memory)、HDD(Hard Disc Drive)又はSSD(Solid State Drive)等である。補助記憶デバイス12は、上述のプログラム、プロセッサ10が各種の処理を行う上で使用するデータ及びプロセッサ10での処理によって生成されるデータを記憶する。補助記憶デバイス12は、記憶部の一例である。
【0022】
補助記憶デバイス12は、商品管理データ記憶領域121を含む。商品管理データ記憶領域121は、商品管理データを記憶する。商品管理データは、店舗で販売される各商品に関する商品データを含む。例えば、商品データは、商品ID、商品名及び価格等のデータを含む。商品IDは、各商品を個々に識別するために商品毎に設定された一意のコードである。商品IDは、商品識別情報の一例である。商品名は、商品IDに関連付けられた商品の名称である。価格は、商品IDに関連付けられた商品の1点当たりの販売価格である。商品データは、商品の情報の一例である。商品管理データの構成例については後述する。
【0023】
補助記憶デバイス12は、端末管理データ記憶領域122を含む。端末管理データ記憶領域122は、端末管理データを記憶する。端末管理データは、店舗で使用される各ユーザ端末に関するユーザ端末データを含む。ユーザ端末データは、端末ID、会員ID、取引ID、登録リスト及び端末種別等のデータを含む。ユーザ端末データは、会員IDを含んでいなくてもよい。端末IDは、各ユーザ端末を個々に識別するためにユーザ端末毎に設定された一意のコードである。端末IDは、端末識別情報の一例である。会員IDは、各ユーザを個々に識別するためにユーザ毎に設定された一意のコードである。会員IDは、会員識別情報の一例である。会員IDは、ログインしたユーザの会員IDである。取引IDは、取引を識別するために取引毎に発番された一意のコードである。取引は、ユーザと店舗との間での商品の受け渡しを成立させるための商取引である。取引は、商品の登録を含む。商品の登録は、ユーザ端末5を用いて取引の対象となる商品の商品IDを取得することを含む。取引は、ユーザ端末5を用いて登録された商品の会計を含む。以下では、ユーザ端末5を用いて登録された商品は、登録商品ともいう。取引IDは、取引識別情報の一例である。登録リストは、端末IDで特定されるユーザ端末5を用いて登録された各登録商品の登録商品データをリスト化したデータである。
【0024】
端末種別は、端末種別に応じて異なる制御をするための情報である。端末種別は、第1の種別及び第2の種別を含む。例えば、第1の種別は、大人が使用するユーザ端末5であることを示す情報であり、第2の種別は、子供が使用するユーザ端末5であることを示す情報である。第1の種別及び第2の種別は、これらに限定されない。端末種別は、予め設定されていてもよい。端末種別は、端末IDで特定されるユーザ端末5を介した入力に基づいて設定されてもよい。端末種別は、端末IDで特定されるユーザ端末5とは異なるユーザ端末5を介した入力に基づいて設定されてもよい。端末管理データの構成例については後述する。
【0025】
例えば、登録商品データは、登録商品ID、登録商品名、点数及び金額等のデータを含む。登録商品IDは、登録商品についての上述の商品IDである。登録商品IDは、登録商品識別情報の一例である。登録商品名は、登録商品IDに関連付けられた登録商品の名称である。点数は、同一の登録商品IDで特定される登録商品の数である。金額は、同一の登録商品IDで特定される登録商品の合計金額である。金額は、登録商品IDで特定される登録商品の価格と点数との積で求まる値である。登録商品データは、登録商品の情報の一例である。登録リストの構成例については後述する。
【0026】
通信インタフェース13は、所定の通信プロトコルに従い、ネットワーク6を介して、サーバ1を他の電子機器と通信可能に接続する種々のインタフェースを含む。
【0027】
なお、サーバ1のハードウェア構成は、上述の構成に限定されるものではない。サーバ1は、適宜、上述の構成要素の省略及び変更並びに新たな構成要素の追加を可能とする。
【0028】
上述のプロセッサ10に実現される各部について説明する。
プロセッサ10は、通信部101、グループ化処理部102、記憶制御部103、表示制御部104、制限処理部105及び設定部106を実現する。プロセッサ10に実現される各部は、各機能ということもできる。プロセッサ10に実現される各部は、プロセッサ10及びメインメモリ11を含む制御部に実現されるということもできる。
【0029】
通信部101は、ネットワーク6を介して、複数のユーザ端末5から情報を取得する。
【0030】
グループ化処理部102は、ユーザ設定に基づいて複数のユーザ端末を1つのグループにグループ化する。グループは、複数のユーザ端末のそれぞれを用いて登録された各商品を1つの取引として扱うための複数のユーザ端末の集合である。例えば、グループは、店舗に訪れた複数人の家族を対象として構成されてもよいし、店舗に訪れた複数人の仲間を対象として構成されてもよい。符号を付さない「複数のユーザ端末」の表記は、複数のユーザ端末5のうちの任意の複数台のユーザ端末を指す。例えば、グループ化処理部102は、ユーザ設定に基づいて複数のユーザ端末5-1を1つのグループにグループ化する。複数のユーザ端末5-1は、上述のように第1のユーザ端末5-1-1及び第2のユーザ端末5-1-2を含む。第1のユーザ端末5-1-1は、商品登録可能なユーザ端末である。第1のユーザ端末5-1-1の端末種別は、第1の種別とする。第2のユーザ端末5-1-2は、商品登録可能なユーザ端末であってもよいし、商品登録不可能なユーザ端末であってもよい。第2のユーザ端末5-1-2の端末種別は、第2の種別とする。
【0031】
記憶制御部103は、ユーザ端末5を用いて登録された商品の登録商品データを補助記憶デバイス12に保存する。例えば、記憶制御部103は、複数のユーザ端末5-1のうちの何れかのユーザ端末5-1を用いて登録された商品の登録商品データを第1のグループの取引に関連付けて補助記憶デバイス12に保存する。
【0032】
表示制御部104は、ネットワーク6を介して、アテンダント端末4又はユーザ端末5の表示のためのデータ又は情報を出力する。
【0033】
制限処理部105は、ユーザ端末5を用いた商品登録を制限する。
【0034】
設定部106は、ユーザに割引情報を設定する。割引情報は、商品の購入に関するインセンティブの情報である。例えば、割引情報は、割引ポイントである。割引ポイントは、商品の合計金額から割引される金額を示す。ここでは、割引ポイントを割引情報の例にして説明するが、割引情報は、割引ポイントに限定されない。
【0035】
商品管理データ記憶領域121に記憶される商品管理データの構成例について説明する。
図3は、商品管理データのデータ構造を例示する図である。
商品管理データは、各商品について、商品ID、商品名及び価格等を互いに関連付けた商品データを含む。
【0036】
端末管理データ記憶領域122に記憶される端末管理データの構成例について説明する。
図4は、端末管理データのデータ構造を例示する図である。
端末管理データは、各ユーザ端末5について、端末ID、会員ID、取引ID、登録リスト及び端末種別等を互いに関連付けたユーザ端末データを含む。
【0037】
図5は、ユーザ端末データに含まれる登録リストのデータ構造を例示する図である。
登録リストは、各登録商品について、登録商品ID、登録商品名、点数及び金額等を互いに関連付けた登録商品データを含む。
【0038】
ユーザ端末5の構成例について説明する。
図6は、ユーザ端末5を例示するブロック図である。
【0039】
ユーザ端末5は、プロセッサ50、メインメモリ51、補助記憶デバイス52、通信インタフェース53、表示デバイス54、入力デバイス55、スピーカ56、マイク57、カメラ58及びスキャナ59を含む。ユーザ端末5を構成する各部は、互いに信号を入出力可能に接続されている。図6では、インタフェースは、「I/F」と記載されている。
【0040】
プロセッサ50は、ユーザ端末5の中枢部分に相当する。プロセッサ50は、ユーザ端末5のコンピュータを構成する要素である。プロセッサ50は、上述のプロセッサ10と同様のハードウェア構成であってもよい。プロセッサ50は、メインメモリ51又は補助記憶デバイス52に記憶されているプログラムをメインメモリ51に展開する。プログラムは、ユーザ端末5のプロセッサ50に後述する各部を実現し、プロセッサ50に各部の処理を実行させるためのプログラムである。プロセッサ50は、メインメモリ51に展開されるプログラムを実行することで、種々の処理を実行する。
【0041】
メインメモリ51は、ユーザ端末5の主記憶部分に相当する。メインメモリ51は、ユーザ端末5のコンピュータを構成する要素である。メインメモリ51は、上述のメインメモリ11と同様のハードウェア構成であってもよい。メインメモリ51は、上述のプログラムを記憶する。
【0042】
補助記憶デバイス52は、ユーザ端末5の補助記憶部分に相当する。補助記憶デバイス52は、ユーザ端末5のコンピュータを構成する要素である。補助記憶デバイス52は、上述の補助記憶デバイス12と同様のハードウェア構成であってもよい。補助記憶デバイス52は、上述のプログラムを記憶する。
【0043】
通信インタフェース53は、所定の通信プロトコルに従い、ユーザ端末5を他の電子機器と通信可能に接続する種々のインタフェースを含む。
【0044】
表示デバイス54は、プロセッサ50の制御により種々の画像を表示可能なデバイスである。表示デバイス54は、液晶ディスプレイまたはEL(Electroluminescence)ディスプレイ等である。表示デバイス54は、タッチパネルを含む。表示デバイス54は、ディスプレイの一例である。表示デバイス54は、表示部の一例である。
【0045】
入力デバイス55は、ユーザの操作に基づいて指示を入力可能なデバイスである。入力デバイス55は、ボタン式の入力キーを含んでもよい。入力デバイス55は、入力キーを実現可能なタッチパネルを含んでもよい。
【0046】
スピーカ56は、ユーザ端末5の制御により音声を出力可能なデバイスである。
【0047】
マイク57は、音声を入力可能なデバイスである。
【0048】
カメラ58は、撮影機能を有し、撮影に基づいて撮影画像データを取得する電子機器である。例えば、カメラ58は、撮影されたコードシンボルからデータを取得可能なデバイスである。コードシンボルは、バーコードシンボル又はQRコード(登録商標)等の二次元コードシンボル等である。コードシンボルは、商品IDを格納した商品のコードシンボルでもよい。例えば、カメラ58は、商品に付されたコードシンボルを読み取り、コードシンボルから商品IDを取得する。コードシンボルは、会員IDを格納した会員のコードシンボルでもよい。例えば、カメラ58は、会員カードに付されたコードシンボル又は端末に表示されたコードシンボルを読み取り、コードシンボルから会員IDを取得する。カメラ58は、データを取得するセンシングデバイスの一例である。
【0049】
スキャナ59は、光学的に種々のコードシンボルを読み取り、コードシンボルからデータを取得可能なデバイスである。例えば、スキャナ59は、商品に付されたコードシンボルを読み取り、コードシンボルから商品IDを取得する。例えば、スキャナ59は、会員カードに付されたコードシンボル又は端末に表示されたコードシンボルを読み取り、コードシンボルから会員IDを取得する。スキャナ59は、データを取得するセンシングデバイスの一例である。
【0050】
なお、ユーザ端末5のハードウェア構成は、上述の構成に限定されるものではない。ユーザ端末5は、適宜、上述の構成要素の省略及び変更並びに新たな構成要素の追加を可能とする。ユーザ端末5は、1つの電子機器で構成されることに限定されない。ユーザ端末5は、複数の電子機器で構成されていてもよい。例えば、表示デバイス54、入力デバイス55、スピーカ56、マイク57、カメラ58及びスキャナ59のうちの少なくとも1つは、プロセッサ50等を含む電子機器とは別体であってもよい。
【0051】
(動作例)
次に、以上のように構成された商品販売システムSの動作例を説明する。
なお、以下で説明する処理手順は一例に過ぎず、各処理は可能な限り変更されてよい。また、以下で説明する処理手順について、実施形態に応じて、適宜、ステップの省略、置換、及び追加が可能である。
【0052】
サーバ1によるグループ化処理について説明する。
ここでは、第1のユーザ端末5-1-1におけるユーザ設定を例にして説明する。なお、複数のユーザ端末5-1のうちの何れのユーザ端末5-1におけるユーザ設定も、第1のユーザ端末5-1-1におけるユーザ設定と同様である。
【0053】
図7は、サーバ1によるグループ化処理の一例を示すフローチャートである。
ここでは、サーバ1が第1のユーザ端末5-1-1におけるユーザ設定に基づいて複数のユーザ端末5-1を第1のグループにグループ化する例を示す。
【0054】
表示制御部104は、買物開始設定画像のデータを第1のユーザ端末5-1-1に出力
する(ACT1)。買物開始設定画像は、買物開始指示を入力可能な画像である。買物開始指示は、第1のユーザ端末5-1-1を用いた買物を開始することに関する指示である。買物開始設定画像の例については後述する。
【0055】
ACT1では、例えば、表示制御部104は、買物開始設定画像のデータを生成する。表示制御部104は、生成した買物開始設定画像のデータを第1のユーザ端末5-1-1に出力する。第1のユーザ端末5-1-1は、買物開始設定画像のデータをサーバ1から取得する。第1のユーザ端末5-1-1は、サーバ1から取得した買物開始設定画像のデータに基づいて買物開始設定画像を表示デバイス54に表示する。
【0056】
表示制御部104は、第1のユーザ端末5-1-1を介して入力された買物開始指示に基づいて、第1のグループ化設定画像のデータを第1のユーザ端末5-1-1に出力する(ACT2)。第1のグループ化設定画像は、グループの設定指示又はグループの非設定指示を入力可能な画像である。グループの設定指示は、第1のグループを設定することに関する指示である。グループの非設定指示は、第1のグループを設定しないことに関する指示である。第1のグループ化設定画像の例については後述する。
【0057】
ACT2では、例えば、通信部101は、開始要求を第1のユーザ端末5-1-1から取得する。開始要求は、第1のユーザにより第1のユーザ端末5-1-1を介して入力された買物開始指示に基づいて第1のユーザ端末5-1-1から出力される要求である。表示制御部104は、通信部101によって取得された開始要求に基づいて、第1のグループ化設定画像のデータを生成する。表示制御部104は、生成した第1のグループ化設定画像のデータを第1のユーザ端末5-1-1に出力する。第1のユーザ端末5-1-1は、第1のグループ化設定画像のデータをサーバ1から取得する。第1のユーザ端末5-1-1は、サーバ1から取得した第1のグループ化設定画像のデータに基づいて、第1のグループ化設定画像を表示デバイス54に表示する。
【0058】
表示制御部104は、第1のユーザにより第1のユーザ端末5-1-1を介してグループの設定指示又はグループの非設定指示の何れを入力されたのかを判断する(ACT3)。ACT3では、例えば、通信部101は、グループの設定要求を第1のユーザ端末5-1-1から取得する。グループの設定要求は、グループの設定指示に基づいて第1のユーザ端末5-1-1から出力される要求である。通信部101は、グループの非設定要求を第1のユーザ端末5-1-1から取得する。グループの非設定要求は、グループの非設定指示に基づいて第1のユーザ端末5-1-1から出力される要求である。表示制御部104は、通信部101によって取得されたグループの設定要求に基づいて、第1のユーザ端末5-1-1を介してグループの設定指示を入力されたと判断する。表示制御部104は、通信部101によって取得されたグループの非設定要求に基づいて、第1のユーザ端末5-1-1を介してグループの非設定指示を入力されたと判断する。第1のユーザ端末5-1-1を介してグループの設定指示を入力された場合(ACT3、YES)、処理は、ACT3からACT4へ遷移する。第1のユーザ端末5-1-1を介してグループの非設定指示を入力された場合(ACT3、NO)、処理は終了する。
【0059】
表示制御部104は、第1のユーザ端末5-1-1を介して入力されたグループの設定指示に基づいて、第2のグループ化設定画像のデータを第1のユーザ端末5-1-1に出力する(ACT4)。第2のグループ化設定画像は、第1のグループを構成する複数のユーザ端末5-1の設定指示を入力可能な画像である。第2のグループ化設定画像の例については後述する。
【0060】
ACT4では、例えば、表示制御部104は、通信部101によって取得されたグループの設定要求に基づいて、第2のグループ化設定画像のデータを生成する。表示制御部104は、生成した第2のグループ化設定画像のデータを第1のユーザ端末5-1-1に出力する。第1のユーザ端末5-1-1は、第2のグループ化設定画像のデータをサーバ1から取得する。第1のユーザ端末5-1-1は、サーバ1から取得した第2のグループ化設定画像のデータに基づいて、第2のグループ化設定画像を表示デバイス54に表示する。
【0061】
グループ化処理部102は、ユーザ設定に基づいて複数のユーザ端末5-1を第1のグループにグループ化する(ACT5)。ACT5では、例えば、通信部101は、第1のグループを構成する複数のユーザ端末5-1の複数の端末IDを第1のユーザ端末5-1-1から取得する。複数のユーザ端末5-1の複数の端末IDは、第1のユーザにより第1のユーザ端末5-1-1を介して入力された複数のユーザ端末5-1の設定指示に基づいて第1のユーザ端末5-1-1から出力される情報である。グループ化処理部102は、通信部101によって取得された複数のユーザ端末5-1の複数の端末IDに共通の取引IDを設定する。以下では、複数のユーザ端末の複数の端末IDに共通に設定された取引IDは、共通取引IDともいう。複数のユーザ端末5-1の複数の端末IDに共通に設定された取引IDは、第1の共通取引IDともいう。グループ化処理部102は、複数のユーザ端末5-1のそれぞれの端末IDに第1の共通取引IDを設定することにより、複数のユーザ端末5-1を第1のグループにグループ化する。グループ化処理部102は、複数のユーザ端末5-1のそれぞれの端末IDに関連付けて第1の共通取引IDを端末管理データ記憶領域122に保存する。グループ化処理部102は、第1の共通取引IDの保存に基づいてユーザ端末データを更新する。
【0062】
表示制御部104は、グループ化処理部102による複数のユーザ端末5-1のグループ化に基づいて、グループ化完了画像のデータを第1のユーザ端末5-1-1に出力する(ACT6)。グループ化完了画像は、複数のユーザ端末5-1のグループ化の完了を示す画像である。グループ化完了画像の例については後述する。
【0063】
ACT6では、例えば、表示制御部104は、グループ化処理部102による複数のユーザ端末5-1のグループ化に基づいて、グループ化完了画像のデータを生成する。表示制御部104は、生成したグループ化完了画像のデータを第1のユーザ端末5-1-1に出力する。第1のユーザ端末5-1-1は、グループ化完了画像のデータをサーバ1から取得する。第1のユーザ端末5-1-1は、サーバ1から取得したグループ化完了画像のデータに基づいて、グループ化完了画像を表示デバイス54に表示する。
【0064】
なお、複数のユーザ端末5-1がBluetooth(登録商標)等により直接的に通信可能である場合、ACT4の処理は省略されてもよい。この例では、第1のユーザ端末5-1-1は、他のユーザ端末5-1とのペアリングを完了することにより、他のユーザ端末5-1の端末IDを取得してもよい。第1のユーザ端末5-1-1は、取得した複数のユーザ端末5-1の複数の端末IDをサーバ1に出力してもよい。
【0065】
サーバ1によるユーザ端末5-1に対する表示処理について説明する。
まず、サーバ1によるユーザ端末5-1に対する登録商品の表示処理について説明する。
【0066】
図8は、サーバ1によるユーザ端末5-1に対する登録商品の表示処理の一例を示すフローチャートである。
ここでは、サーバ1が第1の共通取引IDに関連付けられた各登録商品の登録商品データを複数のユーザ端末5-1に表示可能に出力する例を示す。
【0067】
通信部101は、複数のユーザ端末5-1のうちの何れかのユーザ端末5-1を用いて登録された商品の商品IDを、商品登録に用いられたユーザ端末5-1から取得する(ACT11)。ACT11では、例えば、通信部101は、ユーザ端末5-1を用いた商品登録に基づいて、ユーザ端末5-1で取得された商品IDをユーザ端末5-1から取得する。
【0068】
記憶制御部103は、ユーザ端末5-1を用いて登録された商品の登録商品データを、当該商品を登録したユーザ端末5-1を識別する端末ID及び第1のグループの取引に関連付けて補助記憶デバイス12に保存する(ACT12)。ACT12では、例えば、記憶制御部103は、通信部101によって取得された商品IDに基づいて、商品登録に用いられたユーザ端末5-1の端末IDに関連付けられた登録リストを更新する。登録リストが通信部101によって取得された商品IDの登録商品データを含まない場合、記憶制御部103は、新たな登録商品データを登録リストに保存する。登録商品データは、通信部101によって取得された商品IDを登録商品IDとして含む。登録商品データは、商品データにおいて通信部101によって取得された商品IDに関連付けられた商品名を含む。登録商品データは、点数を含む。点数は、商品登録毎に1ずつカウントアップされてもよいし、商品登録に用いられたユーザ端末5-1を介して入力された値でもよい。登録商品データは、商品データにおいて通信部101によって取得された商品IDに関連付けられた価格と点数に基づいて得られる金額を含む。登録リストが通信部101によって取得された商品IDの登録商品データを含む場合、記憶制御部103は、更新した登録商品データを登録リストに保存する。記憶制御部103は、登録商品データに含まれる点数及び金額を更新する。ユーザ端末5-1を用いて登録された商品の登録商品データは、ユーザ端末データにおいて、第1の共通取引IDに関連付けられている。これにより、ユーザ端末5-1を用いて登録された商品の登録商品データは、複数のユーザ端末5-1で構成される第1のグループの1つの取引に関連付けられている。このように、記憶制御部103は、第1の共通取引IDに関連付けて記憶される商品の登録商品データを、当該商品を登録したユーザ端末5-1を識別する端末IDと関連付けて補助記憶デバイス12に保存する。記憶制御部103は、登録リストの更新に基づいて、端末管理データを更新する。
【0069】
表示制御部104は、端末管理データの更新に基づいて、第1の共通取引IDに関連付けられた各登録商品の登録商品データをグループ化された複数のユーザ端末5-1に表示可能に出力する(ACT13)。ACT13では、例えば、表示制御部104は、第1の共通取引IDに関連付けられた各登録商品の登録商品データを複数のユーザ端末5-1のうちの全部又は一部のユーザ端末5-1に表示可能に出力する。ここでは、表示制御部104が第1の共通取引IDに関連付けられた各登録商品の登録商品データを第1のユーザ端末5-1-1に表示可能に出力する例について説明する。
【0070】
表示制御部104は、第1の共通取引IDに関連付けられた各登録商品の登録商品データを端末管理データから取得する。第1の共通取引IDに関連付けられた各登録商品の登録商品データは、複数のユーザ端末5-1のうちの何れかのユーザ端末5-1を用いて登録された各商品の登録商品データである。第1の共通取引IDに関連付けられた各登録商品の登録商品データは、第1の共通取引IDに関連付けられた全ての登録商品のそれぞれの登録商品データである。第1の共通取引IDに関連付けられた全ての登録商品は、複数のユーザ端末5-1を用いて登録された全ての登録商品である。共通取引IDに関連付けられていることは、複数のユーザ端末で構成される1つのグループの取引に関連付けられていることの一例である。共通取引IDに関連付けられていることは、1つのグループに関連付けられていることの一例である。第1の共通取引IDに関連付けられていることは、複数のユーザ端末5-1で構成される第1のグループの取引に関連付けられていることの一例である。第1の共通取引IDに関連付けられていることは、第1のグループに関連付けられていることの一例である。
【0071】
表示制御部104は、第1の共通取引IDに関連付けられた各登録商品の登録商品データを第1のユーザ端末5-1-1に表示可能に出力する。第1の共通取引IDに関連付けられた各登録商品の登録商品データは、第1のユーザ端末5-1-1を用いて登録された各商品の登録商品データを含む。第1の共通取引IDに関連付けられた各登録商品の登録商品データは、複数のユーザ端末5-1のうち第1のユーザ端末5-1-1以外のユーザ端末5-1を用いて登録された各商品の登録商品データを含む。第1のユーザ端末5-1-1は、第1の共通取引IDに関連付けられた各登録商品の登録商品データをサーバ1から取得する。第1のユーザ端末5-1-1は、サーバ1から取得した第1の共通取引IDに関連付けられた各登録商品の登録商品データに基づいて、登録商品画像を表示デバイス54に表示する。登録商品画像は、第1の共通取引IDに関連付けられた各登録商品の登録商品データを示す画像である。登録商品画像の例については後述する。
【0072】
なお、表示制御部104は、第1の共通取引IDに関連付けられた各登録商品の登録商品データについて、商品登録に用いられたユーザ端末5-1を認識可能な態様で第1のユーザ端末5-1-1に表示可能に出力してもよい。認識可能な態様は、文字、マーク又は色彩等により認識可能にする態様でもよい。認識可能な態様は、各登録商品の登録商品データについて商品登録に用いられた各ユーザ端末5-1を区別可能な態様を含む。
【0073】
第1のユーザ端末5-1-1と第2のユーザ端末5-1-2との関係を例にして、ACT13の処理を説明する。表示制御部104は、第1のユーザ端末5-1-1を用いて登録された各商品の登録商品データを第1のユーザ端末5-1-1に表示可能に出力する。表示制御部104は、第2のユーザ端末5-1-2を用いて登録された各商品の登録商品データを第1のユーザ端末5-1-1に表示可能に出力する。表示制御部104は、第1のユーザ端末5-1-1を用いて登録された各商品の登録商品データについて、第1のユーザ端末5-1-1を商品登録に用いられたユーザ端末5-1として認識可能な態様で第1のユーザ端末5-1-1に表示可能に出力する。表示制御部104は、第2のユーザ端末5-1-2を用いて登録された各商品の登録商品データについて、第2のユーザ端末5-1-2を商品登録に用いられたユーザ端末5-1として認識可能な態様で第1のユーザ端末5-1-1に表示可能に出力する。ここでは、サーバ1から第1のユーザ端末5-1-1への登録商品データの出力を例にして説明したが、サーバ1から第2のユーザ端末5-1-2への登録商品データの出力についても同様である。表示制御部104は、第1のユーザ端末5-1-1を用いて登録された各商品の登録商品データを第2のユーザ端末5-1-2に表示可能に出力してもよい。表示制御部104は、第1のユーザ端末5-1-1を用いて登録された各商品の登録商品データについて、第1のユーザ端末5-1-1を商品登録に用いられたユーザ端末5-1として認識可能な態様で第2のユーザ端末5-1-2に表示可能に出力してもよい。
【0074】
次に、サーバ1によるユーザ端末5-1に対する商品リストの表示処理について説明する。
商品リストは、登録リストに商品登録する予定の1つ以上の購入予定商品を示すメモの電子データである。商品リストは、複数のユーザが間で共有することにより買物中に効率よく商品登録するためにユーザによって作成される。
【0075】
例えば、商品リストは、1以上の購入予定商品を示すリストである。商品リストは、複数のユーザ端末5-1のうちの何れのユーザ端末5-1を介して入力されてもよい。商品リストの送信先は、複数のユーザ端末5-1のうちの全部のユーザ端末5-1でもよい。商品リストの送信先は、商品リストを入力されたユーザ端末5-1で設定された1台以上のユーザ端末5-1でもよい。
【0076】
図9は、サーバ1によるユーザ端末5-1に対する商品リストの表示処理の一例を示すフローチャートである。
ここでは、サーバ1が第1のユーザ端末5-1-1を介して入力された商品リストのデータを第2のユーザ端末5-1-2に出力する例を示す。
【0077】
通信部101は、第1のユーザ端末5-1-1を介して入力された商品リストのデータを第1のユーザ端末5-1-1から取得する(ACT21)。
【0078】
表示制御部104は、通信部101により取得された商品リストのデータを第2のユーザ端末5-1-2に出力する(ACT22)。ACT22では、例えば、表示制御部104は、商品リストのデータを第2のユーザ端末5-1-2に出力する。第2のユーザ端末5-1-2は、商品リストのデータをサーバ1から取得する。第2のユーザ端末5-1-2は、サーバ1から取得した商品リストのデータに基づいて商品リストの画像を表示デバイス54に表示する。
【0079】
次に、サーバ1によるユーザ端末5-1に対する会計に関する表示処理について説明する。
ここでは、第1のユーザ端末5-1-1を用いた会計を例にして説明する。なお、複数のユーザ端末5-1のうちの何れのユーザ端末5-1を用いた会計も、第1のユーザ端末5-1-1を用いた会計と同様である。
【0080】
図10は、サーバ1によるユーザ端末5-1に対する会計に関する表示処理の一例を示すフローチャートである。
ここでは、サーバ1が第1のユーザ端末5-1-1を介して入力された会計指示に基づいて会計用画像のデータを第1のユーザ端末5-1-1に出力する例を示す。
【0081】
表示制御部104は、第1のユーザにより第1のユーザ端末5-1-1を介して会計指示を入力されたかを判断する(ACT31)。会計指示は、第1の共通取引IDに関連付けられた登録商品の会計の指示である。会計指示は、登録商品画像で入力可能であってもよい。ACT32では、例えば、通信部101は、会計要求を第1のユーザ端末5-1-1から取得する。会計要求は、会計指示に基づいて第1のユーザ端末5-1-1から出力される要求である。表示制御部104は、通信部101による会計要求の取得に基づいて、第1のユーザ端末5-1-1を介して会計指示を入力されたと判断する。
【0082】
第1のユーザ端末5-1-1を介して会計指示を入力された場合(ACT31、YES)、処理は、ACT31からACT32へ遷移する。第1のユーザ端末5-1-1を介して会計指示を入力されない場合(ACT31、NO)、表示制御部104は、ACT31の処理を継続する。
【0083】
表示制御部104は、第1のユーザ端末5-1-1を介して入力された会計指示に基づいて、第1のグループの取引を識別する会計用画像のデータを第1のユーザ端末5-1-1に出力する(ACT32)。第1のグループの取引を識別する会計用画像は、第1の共通取引IDを特定するための画像であって、第1の共通取引IDに関連付けられた各登録商品の会計処理を実行するための画像である。第1の共通取引IDに関連付けられた各登録商品の合計金額は、第1の共通取引IDに関連付けられた全ての登録商品のそれぞれの金額を合計した金額である。第1のグループの取引を識別する会計用画像は、第1の共通取引IDに関連付けられた各登録商品の合計金額を会計機2で会計するためのコードシンボルを含む。第1のユーザは、第1のグループの取引を識別する会計用画像に含まれるコードシンボルを会計機2で読み取らせることで、第1の共通取引IDに関連付けられた各登録商品をまとめて会計することができる。会計用画像の例については後述する。
【0084】
ACT32では、例えば、通信部101は、会計要求を第1のユーザ端末5-1-1から取得する。会計要求は、第1のユーザにより第1のユーザ端末5-1-1を介して入力された会計指示に基づいて第1のユーザ端末5-1-1から出力される要求である。表示制御部104は、通信部101によって取得された会計要求に基づいて、端末管理データに基づいて第1のグループの取引を識別する会計用画像のデータを生成する。表示制御部104は、生成した第1のグループの取引を識別する会計用画像のデータを第1のユーザ端末5-1-1に出力する。第1のユーザ端末5-1-1は、第1のグループの取引を識別する会計用画像のデータをサーバ1から取得する。第1のユーザ端末5-1-1は、サーバ1から取得した第1のグループの取引を識別する会計用画像のデータに基づいて、第1のグループの取引を識別する会計用画像を表示デバイス54に表示する。
【0085】
表示制御部104は、第1のユーザ端末5-1-1を介して第1の共通取引IDに関連付けられた第1のグループの取引に関する会計処理が開始された場合に、終了画像のデータを複数のユーザ端末5-1のうち第1のユーザ端末5-1-1以外のユーザ端末5-1に出力する(ACT33)。第1のグループの取引に関する会計処理は、コードシンボルを会計機2に読み取らせることにより開始する。終了画像は、商品登録を終了する旨の通知を含む画像である。例えば、終了画像は、第1のグループを一つの取引とするための商品登録を終了する旨の通知を含む画像である。これに代えて又はこれと共に、終了画像は、会計処理が開始された旨又は会計処理中である旨の通知を含む画像でもよい。終了画像の例については後述する。
【0086】
ACT33では、例えば、通信部501は、第1のユーザ端末5-1-1を介した会計処理の開始に関する情報を会計機2から取得する。表示制御部104は、第1のユーザ端末5-1-1を介した会計処理の開始に基づいて、終了画像のデータを複数のユーザ端末5-1のうち第1のユーザ端末5-1-1以外のユーザ端末5-1に出力する。例えば、第1のユーザ端末5-1-1以外のユーザ端末5-1は、第2のユーザ端末5-1-2等の第1のユーザ端末5-1-1以外の全てのユーザ端末5-1である。第1のユーザ端末5-1-1以外のユーザ端末5-1は、終了画像のデータをサーバ1から取得する。第1のユーザ端末5-1-1以外のユーザ端末5-1は、サーバ1から取得した終了画像のデータに基づいて、終了画像を表示デバイス54に表示する。
【0087】
制限処理部105は、第1のユーザ端末5-1-1を介した第1の共通取引IDに関連付けられた各登録商品の会計指示を受け付けると、複数のユーザ端末5-1のうち第1のユーザ端末5-1-1以外のユーザ端末5-1を用いた商品登録を制限する(ACT34)。ACT34では、例えば、制限処理部105は、第1のユーザ端末5-1-1以外のユーザ端末5-1に対して、第1のグループを一つの取引とするための商品登録又は会計操作をすることができないようにするための制御信号を出力する。第1のユーザ端末5-1-1以外のユーザ端末5-1は、サーバ1からの制御信号に基づいて、第1のグループを一つの取引とするための商品登録又は会計操作をすることができないように制御する。第1のユーザ端末5-1-1以外のユーザ端末5-1は、終了画像の表示を非表示にしないことで、第1のグループを一つの取引とするための商品登録又は会計操作をすることができないように制御してもよい。商品登録をすることができないようにする制御態様は、限定されない。
【0088】
図11は、サーバ1によるユーザ端末5-1に対する会計に関する表示処理の別の例を示すフローチャートである。
ここでは、サーバ1が第1のユーザ端末5-1-1を介して入力された会計指示に基づいて、会計用画像のデータを出力する前に、会計対象設定画像のデータを第1のユーザ端末5-1-1に出力する例を示す。
【0089】
表示制御部104は、第1のユーザにより第1のユーザ端末5-1-1を介して会計指示を入力されたかを判断する(ACT41)。ACT41の処理は、ACT31と同様であってもよい。第1のユーザ端末5-1-1を介して会計指示を入力された場合(ACT41、YES)、処理は、ACT41からACT42へ遷移する。第1のユーザ端末5-1-1を介して会計指示を入力されない場合(ACT41、NO)、表示制御部104は、ACT41の処理を継続する。
【0090】
表示制御部104は、第1のユーザ端末5-1-1を介して入力された会計指示に基づいて、会計対象設定画像のデータを第1のユーザ端末5-1-1に出力する(ACT42)。会計対象設定画像は、第1の共通取引IDに関連付けられた各登録商品のうち会計対象をユーザ端末単位で設定するための画像である。会計対象は、第1のグループを構成する複数のユーザ端末5-1のうちの少なくとも1台のユーザ端末5-1を用いて登録された各登録商品である。会計対象は、複数のユーザ端末5-1のうちの一部のユーザ端末5-1を用いて登録された各登録商品であってもよい。一部のユーザ端末5-1は、1台のユーザ端末5-1でもよいし、2台以上のユーザ端末5-1でもよい。会計対象は、複数のユーザ端末5-1のうちの全てのユーザ端末5-1を用いて登録された各登録商品であってもよい。会計対象設定画像の例については後述する。
【0091】
ACT42では、例えば、通信部101は、会計要求を第1のユーザ端末5-1-1から取得する。表示制御部104は、通信部101によって取得された会計要求に基づいて、会計対象設定画像のデータを生成する。表示制御部104は、生成した会計対象設定画像のデータを第1のユーザ端末5-1-1に出力する。第1のユーザ端末5-1-1は、会計対象設定画像のデータをサーバ1から取得する。第1のユーザ端末5-1-1は、サーバ1から取得した会計対象設定画像のデータに基づいて、会計対象設定画像を表示デバイス54に表示する。
【0092】
表示制御部104は、第1のユーザ端末5-1-1を介して入力された会計対象に基づいて、会計対象の会計用画像のデータを第1のユーザ端末5-1-1に出力する(ACT43)。会計対象の会計用画像は、会計対象の各登録商品の会計処理を実行するための画像である。会計対象の各登録商品の合計金額は、会計対象の全ての登録商品のそれぞれの金額を合計した金額である。会計対象が一部のユーザ端末5-1を用いて登録された各登録商品である場合、会計対象の合計金額は、一部のユーザ端末5-1を用いて登録された各登録商品の合計金額である。一部のユーザ端末5-1を用いて登録された各登録商品の合計金額は、一部のユーザ端末5-1の端末IDに関連付けられた全ての登録商品のそれぞれの金額を合計した金額である。会計対象が全てのユーザ端末5-1を用いて登録された各登録商品である場合、会計対象の合計金額は、全てのユーザ端末5-1を用いて登録された各登録商品の合計金額である。全てのユーザ端末5-1を用いて登録された各登録商品の合計金額は、全てのユーザ端末5-1の端末IDに関連付けられた全ての登録商品のそれぞれの金額を合計した金額である。会計対象の会計用画像は、会計対象の合計金額を会計機2で会計するためのコードシンボルを含む。第1のユーザは、会計対象の会計用画像に含まれるコードシンボルを会計機2で読み取らせることで、会計対象について会計することができる。
【0093】
ACT43では、例えば、通信部101は、会計対象を示す情報を第1のユーザ端末5-1-1から取得する。会計対象を示す情報は、第1のユーザにより第1のユーザ端末5-1-1を介して入力された会計対象に基づいて第1のユーザ端末5-1-1から出力される情報である。表示制御部104は、通信部101によって取得された会計対象を示す情報に基づいて、会計対象の会計用画像のデータを第1のユーザ端末5-1-1に出力する。第1のユーザ端末5-1-1は、会計対象の会計用画像のデータをサーバ1から取得する。第1のユーザ端末5-1-1は、サーバ1から取得した会計対象の会計用画像のデータに基づいて、会計対象の会計用画像を表示デバイス54に表示する。
【0094】
サーバ1によるポイント換算処理について説明する。
【0095】
図12は、サーバ1によるポイント換算処理の一例を示すフローチャートである。
ここでは、第1のユーザ端末5-1-1と第2のユーザ端末5-1-2におけるポイント換算処理を例にして説明する。なお、サーバ1は、複数の第2のユーザ端末5-1-2に対して同様の処理を行ってもよい。
【0096】
サーバ1は、ユーザ端末5-1を介して入力されたイベント開始指示に基づいて、以下の情報処理を行う。イベント開始指示は、第2のユーザ端末5-1-2においてイベントを開始することに関する指示である。イベント開始指示は、第1のユーザ端末5-1-1を介して入力されてもよいし、第2のユーザ端末5-1-2を介して入力されてもよい。イベント開始指示が第1のユーザ端末5-1-1を介して入力された場合、サーバ1は、イベント開始指示に基づいて、第2のユーザ端末5-1-2と通信を行う。イベント開始指示が第2のユーザ端末5-1-2を介して入力された場合、サーバ1は、イベント開始指示に基づいて、第2のユーザ端末5-1-2においてイベントが開始されることを示す情報を第1のユーザ端末5-1-1に表示可能に出力してもよい。
【0097】
例えば、イベントは、第2のユーザ端末5-1-2におけるユーザ操作に基づいて第2のユーザ端末5-1-2においてイベントポイントを獲得可能なゲーム等である。イベントは、第2のユーザ端末5-1-2における再生操作に基づいて第2のユーザ端末5-1-2においてイベントポイントを獲得可能な動画の再生でもよい。第2のユーザ端末5-1-2におけるユーザ操作は、第2のユーザによる第2のユーザ端末5-1-2の入力デバイス55を介した操作である。イベントポイントは、第2のユーザ端末5-1-2におけるユーザ操作に基づいてイベントにおいて得られるポイントである。イベントがゲームである場合、イベントポイントは、第2のユーザ端末5-1-2におけるユーザ操作に基づいて得られるスコアである。イベントポイントは、公知の技術に基づいてイベントの進行に従う第2のユーザ端末5-1-2におけるユーザ操作に基づいて算出される。イベントポイントは、ポイントの一例である。イベントポイントは、第2のユーザ端末5-1-2で算出されてもよいし、サーバ1で算出されてもよい。
【0098】
表示制御部104は、ユーザ端末5-1を介して入力されたイベント開始指示に基づいて、イベント画像のデータを第2のユーザ端末5-1-2に出力する(ACT51)。イベント画像は、第2のユーザ端末5-1-2において操作可能なイベントの画像である。イベント画像は、第2のユーザ端末5-1-2のカメラ58を介して撮影された店内の画像に重畳するAR(Augmented Reality)画像であってもよい。イベント画像は、ゲームのゲーム画像でもよいし、動画を再生する画像でもよい。
【0099】
ACT51では、例えば、表示制御部104は、イベント要求をユーザ端末5-1から取得する。イベント要求は、ユーザ端末5-1を介して入力されたイベント指示に基づいてユーザ端末5-1から出力される要求である。表示制御部104は、通信部101によって取得されたイベント要求に基づいて、イベント画像のデータを第2のユーザ端末5-1-2に出力する。第2のユーザ端末5-1-2は、イベント画像のデータをサーバ1から取得する。第2のユーザ端末5-1-2は、取得したイベント画像のデータに基づいてイベント画像を表示デバイス54に表示する。イベントがゲームである場合、表示制御部104は、ゲーム画像のデータを第2のユーザ端末5-1-2に出力する。
【0100】
通信部101は、通信インタフェース13を介して、第2のユーザ端末5-1-2におけるユーザ操作に基づくイベントポイントを第2のユーザ端末5-1-2から取得する(ACT52)。ACT52では、例えば、通信部101は、第2のユーザ端末5-1-2におけるユーザ操作に伴い第2のユーザ端末5-1-2において得られるイベントポイントが更新される毎に、イベントポイントを第2のユーザ端末5-1-2から取得する。通信部101は、第2のユーザ端末5-1-2によりイベントが終了されたことに基づいて、第2のユーザ端末5-1-2におけるユーザ操作に基づくイベントポイントを第2のユーザ端末5-1-2から取得してもよい。複数のユーザ端末5-1が複数の第2のユーザ端末5-1-2を含む場合、通信部101は、複数の第2のユーザ端末5-1-2のそれぞれからイベントポイントを取得してもよい。通信部101は、イベントポイントを端末管理データ記憶領域122に保存してもよい。
【0101】
なお、通信部101は、第2のユーザ端末5-1-2において獲得可能なイベントポイントの上限を設定してもよい。例えば、通信部101は、第2のユーザ端末5-1-2による一回のイベントにおいて獲得可能なイベントポイントの上限を設定してもよい。通信部101は、第1の共通取引IDに関連付けられた各登録商品の合計金額に基づいて、第2のユーザ端末5-1-2により獲得可能なイベントポイントの上限を設定してもよい。この例では、第1の共通取引IDに関連付けられた各登録商品の合計金額が高くなるにつれて、第2のユーザ端末5-1-2により獲得可能なイベントポイントの上限は高くなってもよい。例えば、第2のユーザ端末5-1-2により取得可能なイベントポイントの上限は、第1の共通取引IDに関連付けられた各登録商品の合計金額が所定の金額以上である場合の方が所定の金額未満である場合よりも高い。
【0102】
通信部101は、第2のユーザ端末5-1-2において得られたイベントポイントが、獲得可能なイベントポイントの上限に達した場合、第2のユーザ端末5-1-2に通知を出力してもよい。例えば、通知は、イベントポイントの上限に達したことを示す通知であってもよいし、イベントを終了することを示す通知であってもよい。
【0103】
設定部106は、第2のユーザ端末5-1-2のイベントポイントに基づいて、第1のユーザ端末5-1-1の第1のユーザに割引ポイントを設定する(ACT53)。ACT53では、例えば、設定部106は、所定のポイント換算方法に基づいて、イベントポイントから割引ポイントを算出する。所定のポイント換算方法は、予め設定されていてもよいし、管理者等により適宜設定、又は更新されてもよい。
【0104】
所定のポイント換算方法は、第1のユーザのユーザ情報に基づいて変更されてもよい。例えば、ユーザ情報は、会員ランクの情報を含む。会員ランクは、購入履歴等に基づくランクである。端末管理データ記憶領域122は、第1のユーザ端末5-1-1に関連付けて第1のユーザのユーザ情報を記憶してもよい。この例では、第1のユーザの会員ランクが高くなるにつれて、ポイント換算率は高くなってもよい。例えば、ポイント換算率は、第1のユーザの会員ランクが所定のランク以上である場合の方が所定のランク未満である場合よりも高い。
【0105】
所定のポイント換算方法は、第1の共通取引IDに関連付けられた各登録商品の合計金額に基づいて変更されてもよい。この例では、第1の共通取引IDに関連付けられた各登録商品の合計金額が高くなるにつれて、ポイント換算率は高くなってもよい。例えば、ポイント換算率は、第1の共通取引IDに関連付けられた各登録商品の合計金額が所定の金額以上である場合の方が所定の金額未満である場合よりも高い。
【0106】
設定部106は、第2のユーザ端末5-1-2において得られるイベントポイントが更新される毎に、更新後のイベントポイントから割引ポイントを算出してもよい。この例では、設定部106は、イベントポイントの更新に基づいて割引ポイントを更新する。設定部106は、第2のユーザ端末5-1-2によりイベントが終了されたことに基づいて、第2のユーザ端末5-1-2において得られたイベントポイントから割引ポイントを算出してもよい。複数のユーザ端末5-1が複数の第2のユーザ端末5-1-2を含む場合、設定部106は、複数の第2のユーザ端末5-1-2のそれぞれにおいて得られた複数のイベントポイントから割引ポイントを算出してもよい。この例では、設定部106は、複数のイベントポイントを合算したイベントポイントに基づいて、割引ポイントを算出してもよい。設定部106は、第1のユーザに、算出した割引ポイントを設定する。設定部106は、算出した割引ポイントを第1のユーザに関連付けて端末管理データ記憶領域122に保存してもよい。
【0107】
表示制御部104は、割引ポイントの情報を第1のユーザ端末5-1-1に表示可能に出力する(ACT54)。ACT54では、例えば、表示制御部104は、設定部106により設定された割引ポイントの情報を第1のユーザ端末5-1-1に表示可能に出力する。第1のユーザ端末5-1-1は、割引ポイントの情報をサーバ1から取得する。第1のユーザ端末5-1-1は、取得した割引ポイントの情報を表示デバイス54に表示する。表示制御部104は、イベントポイントの更新に基づいて更新された割引ポイントの情報を第1のユーザ端末5-1-1に表示可能に出力してもよい。この例では、表示制御部104は、イベントポイントが更新される毎に、更新後の割引ポイントの情報を第1のユーザ端末5-1-1に表示可能に出力してもよい。表示制御部104は、第2のユーザ端末5-1-2によりイベントが終了されたことに基づいて、割引ポイントの情報を第1のユーザ端末5-1-1に表示可能に出力してもよい。
【0108】
表示制御部104は、割引ポイントの情報を登録商品画像に表示可能に、第1のユーザ端末5-1-1に出力してもよい。表示制御部104は、設定部106により割引ポイントが更新される毎に、更新後の割引ポイントの情報をポップアップ通知として第1のユーザ端末5-1-1に表示可能に出力してもよい。表示制御部104は、割引ポイントの情報を第2のユーザ端末5-1-2に表示可能に出力してもよい。表示制御部104は、設定部106により割引ポイントが更新される毎に、更新後の割引ポイントの情報をポップアップ通知として第2のユーザ端末5-1-2に表示可能に出力してもよい。
【0109】
なお、第2のユーザ端末5-1-2において会員登録がされ、ログインされた状態でイベント開始指示が入力された場合、表示制御部104は、第2のユーザのユーザ情報に基づいてイベント画像のデータを第2のユーザ端末5-1-2に出力してもよい。この例では、ユーザ情報は、第2のユーザ端末5-1-2において実行されたイベントの履歴情報を含む。例えば、イベントの履歴情報は、第2のユーザが第2のユーザ端末5-1-2において過去にプレイしたゲームの情報を含む。端末管理データ記憶領域122は、第2のユーザ端末5-1-2に関連付けて第2のユーザのユーザ情報を記憶してもよい。表示制御部104は、イベントの履歴情報に基づいて、過去にプレイされたゲームとは異なるゲームのイベント画像のデータを第2のユーザ端末5-1-2に出力してもよい。表示制御部104は、イベントの履歴情報に基づいて、ゲームの難易度を変更してもよい。これにより、第2のユーザは、飽きることなくイベントを楽しむことができ、イベントの興趣性を高めることができる。
【0110】
(表示例)
ユーザ端末5-1における画像の表示例について説明する。
ここでは、主として第1のユーザ端末5-1-1における画像の表示を例にして説明する。なお、複数のユーザ端末5-1のうちの何れのユーザ端末5-1における画像の表示も、第1のユーザ端末5-1-1における画像の表示と同様である。
【0111】
図13は、第1のユーザ端末5-1-1に表示される買物開始設定画像の一例を示す図である。
第1のユーザ端末5-1-1の表示デバイス54は、買物開始設定画像701を表示する。買物開始設定画像701は、買物開始指示を入力可能なオブジェクト801を含む。オブジェクト801は、タッチボタンでもよい。
【0112】
図14は、第1のユーザ端末5-1-1に表示される第1のグループ化設定画像の一例を示す図である。
第1のユーザ端末5-1-1の表示デバイス54は、第1のグループ化設定画像702を表示する。第1のグループ化設定画像702は、グループの設定指示を入力可能なオブジェクト802及びグループの非設定指示を入力可能なオブジェクト803を含む。オブジェクト802は、タッチボタンでもよい。オブジェクト803は、タッチボタンでもよい。
【0113】
図15は、第1のユーザ端末5-1-1に表示される第2のグループ化設定画像の一例を示す図である。
第1のユーザ端末5-1-1の表示デバイス54は、第2のグループ化設定画像703を表示する。第2のグループ化設定画像703は、複数のユーザ端末5-1の設定指示を入力可能な複数のオブジェクト804を含む。オブジェクト804は、タッチボタンでもよい。第2のグループ化設定画像703は、複数のユーザ端末5-1の設定指示の入力後に複数のユーザ端末5-1を第1のグループにグループ化することの確定指示を入力可能なオブジェクト805を含む。オブジェクト805は、タッチボタンでもよい。
【0114】
図16は、第1のユーザ端末5-1-1に表示されるグループ化完了画像の一例を示す図である。
第1のユーザ端末5-1-1の表示デバイス54は、グループ化完了画像704を表示する。グループ化完了画像704は、複数のユーザ端末5-1のグループ化の完了を示す。
【0115】
図17は、第1のユーザ端末5-1-1に表示されるペアリング中画像の一例を示す図である。
第1のユーザ端末5-1-1の表示デバイス54は、ペアリング中画像705を表示する。ペアリング中画像705は、第1のユーザ端末5-1-1が他のユーザ端末5-1とペアリング中であることを示す画像である。
【0116】
図18は、第1のユーザ端末5-1-1に表示されるペアリング完了画像の一例を示す図である。
第1のユーザ端末5-1-1の表示デバイス54は、ペアリング完了画像706を表示する。ペアリング完了画像706は、第1のユーザ端末5-1-1と他のユーザ端末5-1とのペアリングが完了したことを示す画像である。
【0117】
図19は、第1のユーザ端末5-1-1に表示される登録商品画像の一例を示す図である。
第1のユーザ端末5-1-1の表示デバイス54は、登録商品画像707を表示する。登録商品画像707は、第1のグループを構成する複数のユーザ端末5-1の台数を示す通知901を含む。この例では、通知901は、第1のグループが第1のユーザ端末5-1-1及び第2のユーザ端末5-1-2の2台で構成されていることを示す。登録商品画像707は、商品登録に用いられたユーザ端末5-1を認識可能な態様で示すマーク902を含む。この例では、マーク902により示される「1」は、第1のユーザ端末5-1-1を示す。マーク902により示される「2」は、第2のユーザ端末5-1-2を示す。マーク902は、商品登録された各商品がそれぞれどのユーザ端末5-1で商品登録されたものかがわかるように登録商品毎に表示される。マーク902は、ユーザ端末5-1を搭載したショッピングカートCの番号を示してもよい。なお、登録商品画像707は、ユーザ端末5-1毎に、ユーザ端末5-1を用いて登録された各登録商品を合計した点数を表示してもよい。この例では、マーク902は、各点数がそれぞれどのユーザ端末5-1で商品登録されたものかが分かるように点数毎に表示される。例えば、登録商品画像707は、第1のユーザ端末5-1-1を用いて登録された各登録商品を合計した点数及び第2のユーザ端末5-1-2を用いて登録された各登録商品を合計した点数を表示する。マーク902により示される「1」は、第1のユーザ端末5-1-1を用いて登録された各登録商品を合計した点数に関連付けて表示される。マーク902により示される「2」は、第2のユーザ端末5-1-2を用いて登録された各登録商品を合計した点数に関連付けて表示される。
【0118】
登録商品画像707は、第1の共通取引IDに関連付けられた各登録商品の登録商品データを表示する登録商品情報表示領域903を含む。登録商品情報表示領域903は、登録商品毎に、登録商品名、点数及び金額等を表示する領域である。登録商品情報表示領域903は、各登録商品の登録商品データを時系列順に表示しているが、これに限定されない。登録商品情報表示領域903は、ユーザ端末5-1毎に各登録商品の登録商品データをまとめた態様で表示してもよい。登録商品情報表示領域903は、自身のユーザ端末5-1を用いて登録された各登録商品の登録商品データを最上部に表示してもよい。例えば、登録商品情報表示領域903は、第1のユーザ端末5-1-1を用いて登録された各登録商品の登録商品データのまとまりと、第2のユーザ端末5-1-2を用いて登録された各登録商品の登録商品データのまとまりとを分けて表示してもよい。登録商品情報表示領域903は、第1のユーザ端末5-1-1を用いて登録された各登録商品の登録商品データのまとまりを、第2のユーザ端末5-1-2を用いて登録された各登録商品の登録商品データのまとまりよりも上側に表示してもよい。上述のような各登録商品の登録商品データの表示順は、入力デバイス55を介した表示順の変更指示の入力に基づいて切り替え可能であってもよい。
【0119】
登録商品画像707は、ポイント表示領域904を含む。ポイント表示領域904は、イベントポイントに基づく割引ポイントの情報を表示する領域である。ポイント表示領域904は、第2のユーザにより獲得されたイベントポイントの情報を表示する領域であってもよい。例えば、イベントポイント「10ポイント」が「10円」の割引ポイントに換算される場合について説明する。ポイント表示領域904は、イベントポイントの情報「30ポイント」と、イベントポイントに基づく割引ポイントの情報「30円値引き」を表示する。割引ポイントの情報は、「円」表示に限られず、割引率を示す「xxパーセント割引」等の情報であってもよい。
【0120】
金額表示領域905は、第1の共通取引IDに関連付けられた各登録商品を合計した合計点数「X」及び第1の共通取引IDに関連付けられた各登録商品の金額を合計した合計金額「¥xxxxx」を示す領域である。合計金額は、割引ポイントが適用された金額でもよいし、割引ポイントが適用される前の金額でもよい。金額表示領域905は、合計点数の内訳として、ユーザ端末5-1毎に、ユーザ端末5-1を用いて登録された各登録商品を合計した点数を示す。例えば、金額表示領域905は、合計点数「X」の内訳「X=Y+Z」として、第1のユーザ端末5-1-1を用いて登録された各登録商品を合計した点数「Y」及び第2のユーザ端末5-1-2を用いて登録された各登録商品を合計した点数「Z」を示す。なお、金額表示領域905が合計点数の内訳を示す場合、登録商品画像707は、上述のようにユーザ端末5-1毎の点数をマーク902に関連付けて表示することを要しない。登録商品画像707は、会計指示を入力可能なオブジェクト806を含む。オブジェクト806は、タッチボタンでもよい。
【0121】
図20は、第1のユーザ端末5-1-1に表示される会計用画像の一例を示す図である。
ユーザ端末5-1の表示デバイス54は、会計用画像708を表示する。会計用画像708は、合計金額を会計機2で会計するためのコードシンボルである会計バーコードを含む。会計バーコ―ドは、ユーザ端末5で商品登録された取引を識別するための情報である。会計バーコードは、例えば、取引IDまたは共通取引IDを含む。
【0122】
図21は、ユーザ端末5-1に表示される終了画像の一例を示す図である。
ユーザ端末5-1の表示デバイス54は、終了画像709を表示する。終了画像709は、商品登録の終了を示す。第1のユーザが第1のユーザ端末5-1-1を用いて第1のグループの取引を識別する会計用画像に含まれる会計バーコードを会計機2で読み取らせると、第1のユーザ端末5-1-1以外のユーザ端末5-1は、終了画像709を表示する。
【0123】
図22は、第1のユーザ端末5-1-1に表示される会計対象設定画像の一例を示す図である。
第1のユーザ端末5-1-1の表示デバイス54は、会計対象設定画像710を表示する。ここでは、第1のグループは、第1のユーザ端末5-1-1及び第2のユーザ端末5-1-2の2台で構成されているものとする。会計対象設定画像710は、第1のユーザ端末5-1-1を用いて登録された各登録商品を会計対象とする設定を入力可能なオブジェクト807を含む。第1のユーザがオブジェクト807を押下した場合、第1のユーザ端末5-1-1は、第1のユーザ端末5-1-1を用いて登録された各登録商品が会計対象の会計用画像を表示デバイス54に表示する。第1のユーザは、当該会計対象の会計用画像に含まれる会計バーコードを会計機2で読み取らせることで、第1のユーザ端末5-1-1を用いて登録された各登録商品について会計することができる。会計対象設定画像710は、第2のユーザ端末5-1-2を用いて登録された各登録商品を会計対象とする設定を入力可能なオブジェクト808を含む。第1のユーザがオブジェクト808を押下した場合、第1のユーザ端末5-1-1は、第2のユーザ端末5-1-2を用いて登録された各登録商品が会計対象の会計用画像を表示デバイス54に表示する。第1のユーザは、当該会計対象の会計用画像に含まれる会計バーコードを会計機2で読み取らせることで、第2のユーザ端末5-1-2を用いて登録された各登録商品について会計することができる。会計対象設定画像710は、第1のユーザ端末5-1-1及び第2のユーザ端末5-1-2を用いて登録された各登録商品を会計対象とする設定を入力可能なオブジェクト809を含む。第1のユーザがオブジェクト809を押下した場合、第1のユーザ端末5-1-1は、第1のユーザ端末5-1-1及び第2のユーザ端末5-1-2を用いて登録された各登録商品が会計対象の会計用画像を表示デバイス54に表示する。第1のユーザは、当該会計対象の会計用画像に含まれる会計バーコードを会計機2で読み取らせることで、第1のユーザ端末5-1-1及び第2のユーザ端末5-1-2を用いて登録された各登録商品について会計することができる。オブジェクト807、オブジェクト808及びオブジェクト809は、タッチボタンでもよい。
【0124】
図23は、第2のユーザ端末5-1-2に表示されるイベント画像の一例を示す図である。
図23は、イベント画像がゲーム画像である場合の例を示す。ゲームは、店内の画像に隠れた動物を見つけるゲームである。イベントポイントは、動物を見つけるごとに増加する。例えば、イベントポイントは、動物を一匹見つける毎に10ポイント加算される。イベント画像は、メッセージ表示領域906、ポイント表示領域907及び複数のオブジェクト908を含む。メッセージ表示領域906は、イベントの内容を示すメッセージを表示する領域である。例えば、メッセージは、「どうぶつをさがそう!」等のテキストデータである。ポイント表示領域907は、第2のユーザ端末5-1-2において得られたイベントポイントの情報を表示する領域である。例えば、ポイント表示領域907は、「3びきみつけたよ」、「30ポイント」等のテキストデータを表示する。複数のオブジェクト908は、イベントに関するオブジェクトである。例えば、複数のオブジェクト908は、動物のオブジェクトである。
【0125】
第2のユーザは、イベント画像に従ってゲームをプレイし、イベントポイントを獲得することができる。
ユーザ操作に基づいてイベントポイントに加算される加算ポイントは、第1のユーザのユーザ情報に基づいて設定されてもよい。この例では、第1のユーザの会員ランクが高くなるにつれて、加算ポイントは高くなってもよい。例えば、加算ポイントは、第1のユーザの会員ランクが所定のランク以上である場合の方が所定のランク未満である場合よりも高い。加算ポイントは、第2のユーザのユーザ情報に基づいて設定されてもよい。この例では、ユーザ情報は、第2のユーザにより第2のユーザ端末5-1-2において過去に獲得されイベントポイントの情報を含む。第2のユーザにより過去に獲得されたイベントポイントが高くなるにつれて、加算ポイントは高くなってもよい。例えば、加算ポイントは、第2のユーザにより過去に獲得されたイベントポイントが所定のポイント以上である場合の方が所定のポイント未満である場合よりも高い。
【0126】
(効果)
実施形態に係る情報処理装置は、ユーザ設定に基づいて商品登録可能な第1の端末及び第2の端末を含む複数の端末を1つのグループにグループ化し、第2の端末におけるユーザ操作に基づくポイントを、第2の端末から取得し、ポイントに基づいて、第1の端末のユーザに割引情報を設定することができる。
これにより、情報処理装置は、第2の端末において取得したポイントを割引情報に換算し、第1のユーザに適用することができる。例えば、第2の端末が子供により使用される端末であり、第1の端末が親により使用される端末である場合、親が買物中に子供はゲーム等のイベントを楽しむことができる。そのため、親子で買物をする際、子供が退屈せず、親は買物を効率的に行うことができ、買物の利便性を向上することができる。このように、情報処理装置は、複数人での買物の利便性を向上することができる。
【0127】
実施形態に係る情報処理装置は、割引情報を第1の端末に表示可能に出力することができる。
これにより、情報処理装置は、割引情報を第1の端末のユーザに認識させることができる。上述の例では、親は、子供がイベントにより獲得したポイントとそれに基づく割引情報を認識することができる。また、親は、子供のイベントに関する行動を把握することができる。親は、子供の行動とそれに基づき得られる割引情報を容易に認識することができるため、親は買物を効率的に行うことができる。このように、情報処理装置は、複数人での買物の利便性を向上することができる。
【0128】
実施形態に係る情報処理装置は、ポイントの更新に基づいて更新された割引情報を第1の端末に表示可能に出力することができる。
これにより、情報処理装置は、更新された割引情報を第1の端末のユーザに認識させることができる。上述の例では、親は、子供がイベントにより獲得したポイントの更新に基づいて、更新された割引情報を認識することができる。親は、子供のイベントに関する行動をタイムリーに把握することができる。親は、子供の行動とそれに基づき得られる割引情報を容易に認識することができるため、親は買物を効率的に行うことができる。このように、情報処理装置は、複数人での買物の利便性を向上することができる。
【0129】
[他の実施形態]
情報処理装置は、サーバ1のような1つの電子機器で実現されてもよいし、機能を分散させた複数の電子機器で実現されてもよい。
【0130】
プログラムは、電子機器に記憶された状態で譲渡されてよいし、電子機器に記憶されていない状態で譲渡されてもよい。後者の場合は、プログラムは、ネットワークを介して譲渡されてよいし、記録媒体に記録された状態で譲渡されてもよい。記録媒体は、非一時的な有形の媒体である。記録媒体は、コンピュータ可読媒体である。記録媒体は、CD-ROM、メモリカード等のプログラムを記憶可能かつコンピュータで読取可能な媒体であればよく、その形態は問わない。
【0131】
この他、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0132】
1…サーバ、2…会計機、3…アクセスポイント、4…アテンダント端末、5…ユーザ端末、5-1…ユーザ端末、5-1-1…第1のユーザ端末、5-1-2…第2のユーザ端末、6…ネットワーク、10…プロセッサ、11…メインメモリ、12…補助記憶デバイス、13…通信インタフェース、50…プロセッサ、51…メインメモリ、52…補助記憶デバイス、53…通信インタフェース、54…表示デバイス、55…入力デバイス、56…スピーカ、57…マイク、58…カメラ、59…スキャナ、101…通信部、102…グループ化処理部、103…記憶制御部、104…表示制御部、105…制限処理部、106…設定部、121…商品管理データ記憶領域、122…端末管理データ記憶領域、701…買物開始設定画像、702…第1のグループ化設定画像、703…第2のグループ化設定画像、704…グループ化完了画像、705…ペアリング中画像、706…ペアリング完了画像、707…登録商品画像、708…会計用画像、709…終了画像、801~809…オブジェクト、901…通知、902…マーク、903…登録商品情報表示領域、904…ポイント表示領域、905…金額表示領域、906…メッセージ表示領域、907…ポイント表示領域、908…オブジェクト、C…ショッピングカート。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23