IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 株式会社ネットアプリの特許一覧

<>
  • 特開-飲料用演出グラス 図1
  • 特開-飲料用演出グラス 図2
  • 特開-飲料用演出グラス 図3
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023157810
(43)【公開日】2023-10-26
(54)【発明の名称】飲料用演出グラス
(51)【国際特許分類】
   A47G 19/22 20060101AFI20231019BHJP
【FI】
A47G19/22 S
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2022076773
(22)【出願日】2022-04-14
(71)【出願人】
【識別番号】510286433
【氏名又は名称】株式会社ネットアプリ
(72)【発明者】
【氏名】西田 誠
【テーマコード(参考)】
3B001
【Fターム(参考)】
3B001AA02
3B001BB10
3B001CC02
3B001CC40
3B001DA01
(57)【要約】
【課題】 本発明はユーザーがグラス側面に固定された映像表示装置の画像をそのグラス内の異なる2種類の飲料に透過させながらそのグラス越しに視認することが可能な飲料用演出グラスを提供することを課題とする。
【解決手段】
本発明の飲料用演出グラスは、上部開口を有する有底の筒状体である第一グラス本体と、上部開口を有する有底の筒状体である第二グラス本体と、映像表示装置を前記第一グラス本体及び/又前記第二グラス本体の側面に固定する固定機構とを備え、前記第一グラス本体と前記第二グラス本体は鉛直方向に並んだ状態で接合されており、前記第一グラス本体の側面に水平方向に湾曲した第一透明部を備え、前記第二グラス本体の側面に水平方向に湾曲した第二透明部を備え、前記映像表示装置の画像が前記第一グラス本体内部と前記第二グラス本体内部を透過することを特徴とする。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
上部開口を有する有底の筒状体である第一グラス本体と、
上部開口を有する有底の筒状体である第二グラス本体と、
映像表示装置を前記第一グラス本体及び/又前記第二グラス本体の側面に固定する固定機構と
を備え、
前記第一グラス本体と前記第二グラス本体は鉛直方向に並んだ状態で接合されており、
前記第一グラス本体の上部と前記第二グラス本体の底部が接合されており、
前記第一グラス本体の側面は水平方向に湾曲しており、
前記第二グラス本体の側面は水平方向に湾曲しており、
前記第一グラス本体の側面に水平方向に湾曲した第一透明部を備え、
前記第二グラス本体の側面に水平方向に湾曲した第二透明部を備え、
前記第一グラス本体内部に飲料充填時には前記第一グラス本体内部の飲料は水平方向に湾曲している形状になり、
前記第二グラス本体内部に飲料充填時には前記第二グラス本体内部の飲料は水平方向に湾曲している形状になり、
前記第一グラス本体内部と前記第二グラス本体内部は前記第二グラス本体の底面により仕切られており、
前記映像表示装置の画像が前記第一グラス本体内部と前記第一透明部を透過して前記第一グラス本体の外部に至り、
前記映像表示装置の画像が前記第二グラス本体内部と前記第二透明部を透過して前記第二グラス本体の外部に至ることを特徴とする飲料用演出グラス。
【請求項2】
前記第一グラス本体の上部開口に前記第二グラス本体の底部を螺入又は挿入することを特徴とする請求項1に記載の飲料用演出グラス。
【請求項3】
前記第一グラス本体の内部に反射鏡を備え、
前記第二グラス本体の底面は透明な材料から成り、
前記反射鏡で反射された前記映像表示装置の画像が前記第二グラス本体の底面を透過して前記第二グラス本体の上部開口に至ることを特徴とする請求項1~2のいずれか一項に記載の飲料用演出グラス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、飲料用演出グラスに関する。
【背景技術】
【0002】
飲料を入れる機能以外に様々な機能を持ったグラスが開発されている。
例えば特許文献1には本願発明者が発明した飲料用演出グラスが開示されている。この飲料用演出グラスは、グラス側面に固定された映像表示装置と、水平方向に湾曲したグラス本体とを備えてりおり、映像表示装置の映像をグラス内部の飲料を用いて縦横比の歪み無く拡大することが可能なグラスである。
例えば特許文献2には本願発明者が発明した飲料用演出グラスが開示されている。この飲料用演出グラスは、グラス側面に固定された映像表示装置と、グラス本体内部に配置された反射鏡とを備えてりおり、映像表示装置の映像を疑似的にグラス内部に投影する演出が可能なグラスである。
特許文献3には本願発明者が発明した飲料用演出グラスが開示されている。この飲料用演出グラスは、グラス側面に固定された映像表示装置と、グラス本体内部に配置されたビームスプリッターとを備えてりおり、映像表示装置の映像を疑似的にグラス内部に投影する演出が可能なグラスである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第6797447号
【特許文献2】特許第6488049号
【特許文献3】特許第6528162号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上記特許文献1~3は、ユーザーはグラス側面に固定された映像表示装置の画像を異なる2種類の飲料に透過させながらそのグラス越しに視認することが不可能という問題を有する。
【0005】
本発明は上記問題を鑑み、ユーザーがグラス側面に固定された映像表示装置の画像をそのグラス内の異なる2種類の飲料に透過させながらそのグラス越しに視認することが可能な飲料用演出グラスを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の飲料用演出グラスは、上部開口を有する有底の筒状体である第一グラス本体と、上部開口を有する有底の筒状体である第二グラス本体と、映像表示装置を前記第一グラス本体及び/又前記第二グラス本体の側面に固定する固定機構とを備え、前記第一グラス本体と前記第二グラス本体は鉛直方向に並んだ状態で接合されており、前記第一グラス本体の上部と前記第二グラス本体の底部が接合されており、前記第一グラス本体の側面は水平方向に湾曲しており、前記第二グラス本体の側面は水平方向に湾曲しており、前記第一グラス本体の側面に水平方向に湾曲した第一透明部を備え、前記第二グラス本体の側面に水平方向に湾曲した第二透明部を備え、前記第一グラス本体内部に飲料充填時には前記第一グラス本体内部の飲料は水平方向に湾曲している形状になり、前記第二グラス本体内部に飲料充填時には前記第二グラス本体内部の飲料は水平方向に湾曲している形状になり、前記第一グラス本体内部と前記第二グラス本体内部は前記第二グラス本体の底面により仕切られており、前記映像表示装置の画像が前記第一グラス本体内部と前記第一透明部を透過して前記第一グラス本体の外部に至り、前記映像表示装置の画像が前記第二グラス本体内部と前記第二透明部を透過して前記第二グラス本体の外部に至ることを特徴とする。
また、前記第一グラス本体の上部開口に前記第二グラス本体の底部を螺入又は挿入することを特徴とする。
また、前記第一グラス本体の内部に反射鏡を備え、前記第二グラス本体の底面は透明な材料から成り、前記反射鏡で反射された前記映像表示装置の画像が前記第二グラス本体の底面を透過して前記第二グラス本体の上部開口に至ることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明の飲料用演出グラスは2つの飲料用グラスを鉛直方向(縦方向)にスタックした状態でそれら飲料用グラス内部の飲料に画像を透過させる方式のため、それら2つの飲料用グラス内部に互いに異なる色の飲料を充填することによりその2つの色(飲料色)で画像を演色(色付け)することが可能である。
本発明の飲料用演出グラスを構成する2つの飲料用グラスは水平方向に湾曲した透明部をその側面に備えるため、それら飲料用グラス内部の飲料は水平方向に湾曲した形状になる(つまり各飲料は断面が凸レンズと同じ形状となる)。水の光の屈折率は空気の光の屈折率に比して大きい為、2つの飲料用グラス内部で水平方向に湾曲した飲料は凸レンズとして機能するため飲料用グラス側面の映像表示装置の画像を拡大させることが可能である。
本発明の飲料用演出グラスは2つの飲料用グラスを鉛直方向(縦方向)にスタックした状態でそれら飲料用グラス内部の飲料に画像を透過させるため、それら飲料用グラスの内どちらか一方を空の状態(飲料が入っていない状態)にして画像を透過させる事が可能である。例えば縦方向にスタック(積み重ね)した2つの飲料用グラスの内、上に配置された飲料用グラスだけ飲料を空の状態にすれば、映像表示装置の画像の下部分近傍のエリアのみを飲料レンズで拡大する事も可能である。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】第1の実施の形態の飲料用演出グラスを示す斜視図(a)と断面図(b)
図2】第一グラス本体内部の飲料有りの場合の正面図(a)と無しの場合の正面図(b)
図3】第2の実施の形態の飲料用演出グラスを示す断面図
【発明を実施するための形態】
【0009】
[飲料用演出グラスの第1の実施の形態]
以下、本発明の飲料用演出グラスの第1の実施の形態を図面を用いて示す。
図1(a)や図1(b)に示すように、本実施の形態の飲料用演出グラス1は第一グラス本体10と第二グラス本体20とそれらに映像表示装置80を固定するための固定機構15とから概略構成される。
第一グラス本体10は上部開口11を有する有底の筒状体であり、その内部に飲料を充填する事が出来る飲料用容器である。第一グラス本体10はガラスやアクリル樹脂等の透明な材料から成る。第一グラス本体10の形状としては図1(a)のような通常のコップ型の形状の他に、取っ手を備えるビールジョッキ等が挙げられる。なお、第一グラス本体10はその側面に水平方向に湾曲した第一透明部12を備えており、第一グラス本体10は通常のコップやビールジョッキと同じく水平方向に湾曲している(つまり第一グラス本体10の形状は通常のコップやビールジョッキと同じく円筒形状の筒状体である)。第一グラス本体10の側面は通常のコップやビールジョッキと同じく透明な材料から成る。なお、第一グラス本体10は必ずしも側面全体が透明である必要は無く映像表示装置80の画像82を透過させるエリアのみ透明であれば良い。
第二グラス本体20は上部開口21を有する有底の筒状体であり、(第一グラス本体10と同じく)その内部に飲料を充填する事が出来る飲料用容器である。第二グラス本体20はガラスやアクリル樹脂等の透明な材料から成る。第二グラス本体20はその側面に水平方向に湾曲した第二透明部22を備えており、第二グラス本体20は通常のコップやビールジョッキと同じく水平方向に湾曲している(つまり第二グラス本体20の形状は通常のコップやビールジョッキと同じく円筒形状の筒状体である)。第二グラス本体20の側面は通常のコップやビールジョッキと同じく透明な材料から成る。なお、第二グラス本体12は必ずしも側面全体が透明である必要は無く映像表示装置80の画像82を透過させるエリアのみ透明であれば良い。
固定機構15はスマートフォンや小型のディスプレイデバイス等の映像表示装置80を第一グラス本体10又は第一グラス本体20の側面(又は側面近傍)に固定するための固定機構である。図1(a)や図1(b)の例では固定機構15としてポケット機構を用いて映像表示装置80を第一グラス本体10側面に固定している。固定機構15としてポケット機構以外にマグネット機構やネジ等を用いても良い。なお、図1(a)や図1(b)では映像表示装置80を第一グラス本体10に固定している例を示しているが、本発明の飲料用演出グラス1は第一グラス本体10と第二グラス本体20は接合(又は連結)して一体化するため第二グラス本体20に映像表示装置80を固定しても良い。
本発明の飲料用演出グラス1では図1(a)や図1(b)のように第一グラス本体10と第二グラス本体20は鉛直方向(縦方向)に並んだ状態で接合されている(つまりは前記第一グラス本体の上部と前記第二グラス本体の底部が接合されている)。なお、第一グラス本体10と第二グラス本体20の接合方法はマグネット機構、ネジ機構、係止爪機構等を用いても良い。第一グラス本体10内部(より厳密には内部空間)と第二グラス本体20内部(より厳密には内部空間)は第二グラス本体20の底面24(又は底部23)により仕切られており、第一グラス本体10内部と第二グラス本体20内部は各々独立した空間になっている。
【0010】
本発明の飲料用演出グラス1を構成する第一グラス本体10は水平方向に湾曲しているため、第一グラス本体10内部に飲料L1を充填時にはその飲料L1の形状は水平方向に湾曲した形状になる。同じく第二グラス本体20はその側面は水平方向に湾曲しているため、第二グラス本体20内部に飲料L2を充填時にはその飲料L2の形状は水平方向に湾曲した形状になる。
水平方向に湾曲した第一グラス本体10や第二グラス本体20により各グラス本体内部の飲料L1と飲料L2は水平方向に湾曲するため飲料L1と飲料L2の断面の形状は図1(a)のように凸レンズの断面と同じく円形又は(各グラス本体外側方向に)凸形状になる。
光の屈折率が空気の光の屈折率よりも大きい材料から成る断面が円形もしくは凸形状の物体は光学やレンズの基本原理により物体の像を拡大させる凸レンズとして機能する(詳細は光学やレンズの専門書を参考されたい)。水の光の屈折率は約1.33であり空気の光の屈折率に比して大きいため飲料L1と飲料L2はレンズとして機能する。
図1(a)や図1(b)のように映像表示装置80の画像82は飲料レンズである飲料L1や飲料L2を透過(通過)することにより拡大されてユーザーUに視認される。
なお、図1(a)や図1(b)内の破線P1は映像表示装置80から投射された画像82(厳密には画像82の下半分のエリア)の光の光路P1のイメージを説明のために図示した物であり、光路P1のように映像表示装置80(より厳密には映像表示面81)に表示された画像82は第一グラス本体10内部の飲料L1と第一透明部12を透過(又は通過)して第一グラス本体10の外部に至る。また、光路P2は飲料L2を透過する画像82(厳密には画像82の上半分のエリア)の光の光路のイメージを説明のため図示した物であり、光路P2のように映像表示装置80(より厳密には映像表示面81)に表示された画像82は第二グラス本体20内部の飲料L2と第二透明部22を透過(又は通過)して第二グラス本体20の外部に至る。つまりユーザーUの視点から見ると、本発明の飲料用演出グラス1越しに(飲料L1又は飲料L2を以って拡大された)画像82の拡大像を視認する事が可能である。
本発明の飲料用演出グラス1は第一グラス本体10と第二グラス本体20が鉛直方向に並んで配置された状態で結合されているため、第一グラス本体10内部の飲料L1と第二グラス本体20内部の飲料L2を別々に制御することにより映像表示装置80の画像82の上半分のエリアと下半分エリアの拡大率を別々に制御する事が可能である。例えば図2(b)のように第一グラス本体10のみを空っぽにする(飲料L1のみを排出する)ことより画像82の下半分だけを拡大しないように制御する事が出来る(つまり、図2(a)や図2(b)のように画像82の下半分のエリアの拡大を司るレンズである飲料L1の有りと無しの状態を切り替えることにより画像82の下半分のエリアの拡大のON-OFFを制御することが可能である)。また、第二グラス本体20内部の飲料L2と光の屈折率が違う飲料L1を第一グラス本体10内部に充填することにより画像82の上半分のエリアと下半分のエリアの拡大率が異なるように制御する事も可能である。
本発明の飲料用演出グラス1は図1(a)や図1(b)のように第一グラス本体10と第二グラス本体20は鉛直方向(縦方向)に並んだ状態で接合されているため、第二グラス本体20内部の飲料L2と違う色の飲料L1を第一グラス本体10内部に充填することにより画像82の上半分と下半分の色が異なるようにする事が可能である。例えば飲料L2を赤ワインにして、飲料L1を真水にすれば画像82の上半分のエリアを赤く演色する事が可能である。
【0011】
第一グラス本体10と第二グラス本体20の接合方法は第一グラス本体10と第二グラス本体20が接合(又は連結)さえ出来ればどのような方法や機構を用いても良い。第一グラス本体10と第二グラス本体20の接合方法はマグネット機構、ゴムパッキン機構等を用いても良い。第一グラス本体10と第二グラス本体20の接合方法は第一グラス本体10の上部開口11に第二グラス本体20の底部23を螺入又は挿入する事により接合しても良い。上部開口11に第二グラス本体20の底部23を螺入又は挿入する場合は第一グラス本体10と第二グラス本体20の接合部の接合強度を高めるために接合部にネジ切り加工を施しても良いし、ゴム等の摩擦係数の大きい物体をその接合部の間に挟み込んでも良い。上部開口11に第二グラス本体20の底部23を螺入又は挿入後に他の接合方法を用いても良い。
なお、第一グラス本体10と第二グラス本体20は両方とも有底の筒状体であり各々の内部に飲料を充填出来るため第一グラス本体10と第二グラス本体20の接合(又は連結)解除時にはこれらグラス本体は2つの完全に独立した飲料用グラスとして機能する。
【0012】
[飲料用演出グラスの第2の実施の形態]
以下、本発明の飲料用演出グラスの第2の実施の形態を図面を用いて示すが、上記第1の実施の形態の飲料用演出グラス1と同一の構成となる箇所については同一の符号を付してその説明を省略する。
図3に示すように、本実施の形態の飲料用演出グラス1では映像表示装置80に表示される画像82を第二グラス本体20の上部開口11(つまり第二グラス本体20外側)に反射するための反射鏡30を第一グラス本体10の内部に備える。
図3に示すように第一グラス本体10内に配置された反射鏡30は映像表示装置80(又は映像表示面81)に表示されている画像82を上部開口21方向に反射するように第一グラス本体10底面24(又は映像表示面81)に対して傾斜して配置されており、ユーザーUは反射鏡30を介して(映像表示装置80の)画像82を上部開口21(第二グラス本体20の外側)より視認する事が出来る。なお、図3内の破線P3は映像表示装置80から投射された画像82(厳密には画像82の下半分のエリア)の光の光路P3のイメージを説明のために図示した物であり、光路P3のように映像表示装置80に表示された画像82は反射鏡30で反射した後に第二グラス本体20の底面24を透過して上部開口21(つまり第一グラス本体20の外部)に至る。なお、反射鏡30は着脱可能にしても良い。また、反射鏡30は光の一部を透過させるビームスプリッターを用いても良い(こうする事によりユーザーUは画像82の下半分のエリアを透明部12と上部開口21の両方から視認可能になる)。
【産業上の利用可能性】
【0013】
本発明は、2つ飲料用グラス(グラス本体)を鉛直方向にスタック(積み重ね)して接合した状態で画像を透過させる機構を備えており、それら2つの飲料用グラス(グラス本体)内の飲料を独立して変更(又は制御)することにより、飲料グラスを透過する画像の色や拡大率を上部エリアと下部エリアに分けて別々に変更又は制御することが可能である。以上より本発明は産業上の利用可能性を有する。
【符号の説明】
【0014】
U ユーザー
a なす角
P1 光路
P2 光路
P3 光路
L1 飲料
L2 飲料
1 飲料用演出グラス
10 第一グラス本体
11 上部開口
12 第一透明部(湾曲部)
13 底部(第一グラスの底部)
15 固定機構(ポケット機構)
20 第二グラス本体
21 上部開口
22 第二透明部(湾曲部)
23 底部(第二グラスの底部)
24 底面(第一グラスの底面)
30 反射鏡
80 映像表示装置
81 映像表示面
82 画像(映像表示装置の画像)
100 光透過装置
図1
図2
図3