IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ クアルコム,インコーポレイテッドの特許一覧

特開2023-157926セル固有基準信号(CRS)ミューティングをサポートしないユーザ機器によるCRSミュート型キャリアへのキャンプオンの防止
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023157926
(43)【公開日】2023-10-26
(54)【発明の名称】セル固有基準信号(CRS)ミューティングをサポートしないユーザ機器によるCRSミュート型キャリアへのキャンプオンの防止
(51)【国際特許分類】
   H04W 48/16 20090101AFI20231019BHJP
   H04W 72/044 20230101ALI20231019BHJP
   H04W 72/23 20230101ALI20231019BHJP
【FI】
H04W48/16
H04W72/044 110
H04W72/23
【審査請求】有
【請求項の数】10
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2023129239
(22)【出願日】2023-08-08
(62)【分割の表示】P 2020561856の分割
【原出願日】2019-04-23
(31)【優先権主張番号】62/668,100
(32)【優先日】2018-05-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】16/390,420
(32)【優先日】2019-04-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】507364838
【氏名又は名称】クアルコム,インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100163522
【弁理士】
【氏名又は名称】黒田 晋平
(72)【発明者】
【氏名】プラサド・カディリ
(72)【発明者】
【氏名】アルベルト・リコ・アルバリーノ
(72)【発明者】
【氏名】ウメシュ・プヤル
(72)【発明者】
【氏名】テ・ミン・キム
(72)【発明者】
【氏名】マンガル・シン・ダンダ
(57)【要約】
【課題】セル固有基準信号ミューティングをサポートしないユーザ機器がCRSミュート型キャリアにキャンプオンすることを防止する。
【解決手段】いくつかの態様では、ユーザ機器(UE)は、第1の情報要素(IE)および第2のIEを受信することであって、第1のIEが、セル固有基準信号(CRS)ミューティングをサポートしないすべてのUEがキャリアから除外されているかどうかを示し、第2のIEが、CRSミューティングをサポートするすべてのUEがキャリアから除外されているかどうかを示すことと、第1のIEまたは第2のIEのうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づいてキャリアに選択的にアクセスすることとを行ってよい。いくつかの態様では、UEは、UEがセル固有基準信号(CRS)ミューティングをサポートするかどうかを決定し得、UEがCRSミューティングをサポートするかどうかを示す能力報告を基地局へ送信し得る。数多くの他の態様が提供される。
【選択図】図7
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ機器(UE)によって実行されるワイヤレス通信の方法であって、
第1の情報要素(IE)および第2のIEを受信するステップであって、前記第1のIEが、セル固有基準信号(CRS)ミューティングをサポートしないすべてのUEがキャリアから除外されているかどうかを示し、前記第2のIEが、CRSミューティングをサポートするすべてのUEが前記キャリアから除外されているかどうかを示す、ステップと、
前記第1のIEまたは前記第2のIEのうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づいて前記キャリアに選択的にアクセスするステップと
を備える方法。
【請求項2】
前記UEがCRSミューティングをサポートせず、かつ前記第1のIEが、CRSミューティングをサポートしないすべてのUEが前記キャリアから除外されていることを示すとき、前記キャリアがアクセスされず、または前記UEがCRSミューティングをサポートせず、かつ前記第1のIEが、CRSミューティングをサポートしないすべてのUEが前記キャリアから除外されていないことを示すとき、前記キャリアがアクセスされる、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記UEがCRSミューティングをサポートし、かつ前記第2のIEが、CRSミューティングをサポートするすべてのUEが前記キャリアから除外されていることを示すとき、前記キャリアがアクセスされず、または前記UEがCRSミューティングをサポートし、かつ前記第2のIEが、CRSミューティングをサポートするすべてのUEが前記キャリアから除外されていないことを示すとき、前記キャリアがアクセスされる、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記UEがCRSミューティングをサポートし、かつ前記第2のIEが、CRSミューティングをサポートするすべてのUEが前記キャリアから除外されていないことを示すとき、前記第1のIEの表示にかかわらず前記キャリアがアクセスされる、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記第1のIEまたは前記第2のIEのうちの少なくとも1つが、5Gコアネットワークと通信できないUE用である、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記第1のIEまたは前記第2のIEのうちの少なくとも1つが、5Gコアネットワークと通信できるUE用である、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
第3のIEを受信するステップであって、前記第3のIEが、CRSミューティングをサポートしアクセスクラスの特定のセットの中にあるUEが前記キャリアから除外されているかどうかを示す、ステップと、
前記第1のIE、前記第2のIE、または前記第3のIEのうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づいて、前記キャリアに選択的にアクセスするステップと
をさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記第3のIEの表示が、パブリックランドモバイルネットワーク(PLMN)固有である、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記第3のIEが、5Gコアネットワークと通信できないUE用である、請求項7に記載の方法。
【請求項10】
前記第3のIEが、5Gコアネットワークと通信できるUE用である、請求項7に記載の方法。
【請求項11】
CRSミューティングを使用する、近隣基地局の1つまたは複数のキャリアの表示をサービング基地局から受信するステップと、
前記UEがCRSミューティングをサポートするかどうかに少なくとも部分的に基づいて前記1つまたは複数のキャリアのうちの少なくとも1つに選択的にアクセスするステップと
をさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記表示が、近隣セルリスト、システム情報、無線リソース制御メッセージ、またはそれらの組合せのうちの少なくとも1つの中で受信される、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記UEがCRSミューティングをサポートするかどうかを示す能力報告を送信するステップをさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
基地局によって実行されるワイヤレス通信の方法であって、
前記基地局に関連するキャリアがセル固有基準信号(CRS)ミューティングを使用するかどうかを決定するステップと、
前記キャリアがCRSミューティングを使用するかどうかを決定することに少なくとも部分的に基づいて第1の情報要素(IE)および第2のIEを構成するステップであって、前記第1のIEが、CRSミューティングをサポートしないすべてのユーザ機器(UE)が前記キャリアから除外されているかどうかを示し、前記第2のIEが、CRSミューティングをサポートするすべてのUEが前記キャリアから除外されているかどうかを示す、ステップと、
前記第1のIEおよび前記第2のIEをUEへ送信するステップと
を備える方法。
【請求項15】
前記キャリアがCRSミューティングを使用するという決定に少なくとも部分的に基づいて、前記第1のIEが、CRSミューティングをサポートしないすべてのUEが前記キャリアから除外されていることを示すように構成され、前記第2のIEが、CRSミューティングをサポートするすべてのUEが前記キャリアから除外されていないことを示すように構成される、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記第1のIEまたは前記第2のIEのうちの少なくとも1つが、5Gコアネットワークと通信できないUE用である、請求項14に記載の方法。
【請求項17】
前記第1のIEまたは前記第2のIEのうちの少なくとも1つが、5Gコアネットワークと通信できるUE用である、請求項14に記載の方法。
【請求項18】
前記キャリアがCRSミューティングを使用するかどうかを決定することに少なくとも部分的に基づいて第3のIEを構成するステップであって、前記第3のIEが、CRSミューティングをサポートしアクセスクラスの特定のセットの中にあるUEが前記キャリアから除外されているかどうかを示す、ステップと、
前記第3のIEを前記UEへ送信するステップと
をさらに備える、請求項14に記載の方法。
【請求項19】
前記キャリアがCRSミューティングを使用し、かつ前記キャリアへのアクセスが事業者使用のために予約されることになるという決定に、少なくとも部分的に基づいて、前記第1のIEが、CRSミューティングをサポートしないすべてのUEが前記キャリアから除外されていることを示すように構成され、前記第2のIEが、CRSミューティングをサポートするすべてのUEが前記キャリアから除外されていることを示すように構成され、前記第3のIEが、前記キャリアへのアクセスが、アクセスクラスの前記特定のセットの中にないUEのために予約されていることを示すように構成される、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記第3のIEの表示が、パブリックランドモバイルネットワーク(PLMN)固有である、請求項18に記載の方法。
【請求項21】
前記第3のIEが、5Gコアネットワークと通信できないUE用である、請求項18に記載の方法。
【請求項22】
前記第3のIEが、5Gコアネットワークと通信できるUE用である、請求項18に記載の方法。
【請求項23】
CRSミューティングを使用する、近隣基地局の1つまたは複数のキャリアの表示を前記近隣基地局から受信するステップと、
CRSミューティングを使用する、前記近隣基地局の前記1つまたは複数のキャリアを識別する情報を前記UEへ送信するステップと
をさらに備える、請求項14に記載の方法。
【請求項24】
前記情報が、近隣セルリスト、システム情報、無線リソース制御メッセージ、またはそれらの組合せのうちの少なくとも1つの中で送信される、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
前記UEがCRSミューティングをサポートするかどうかを示す能力報告を受信するステップをさらに備える、請求項14に記載の方法。
【請求項26】
ユーザ機器(UE)によって実行されるワイヤレス通信の方法であって、
マスタ情報ブロック(MIB)または物理ブロードキャストチャネル(PBCH)を受信するステップと、
第1のスクランブリングシーケンスに少なくとも部分的に基づいて前記MIBまたは前記PBCHをデスクランブルすることがエラーをもたらすことを決定するステップと、
前記第1のスクランブリングシーケンスに少なくとも部分的に基づいて前記MIBまたは前記PBCHをデスクランブルすることが前記エラーをもたらすことを決定することに少なくとも部分的に基づいて、第2のスクランブリングシーケンスに少なくとも部分的に基づいて前記MIBまたは前記PBCHをデスクランブルするステップと
を備える方法。
【請求項27】
前記第1のスクランブリングシーケンスが、物理セル識別子に少なくとも部分的に基づき、前記第2のスクランブリングシーケンスが、既定の値を加算した物理セル識別子に少なくとも部分的に基づく、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
前記UEがセル固有基準信号(CRS)ミューティングをサポートするという決定に少なくとも部分的に基づいて、前記MIBまたは前記PBCHが、前記第2のスクランブリングシーケンスに少なくとも部分的に基づいてデスクランブルされる、請求項26に記載の方法。
【請求項29】
ユーザ機器(UE)によって実行されるワイヤレス通信の方法であって、
1次同期信号(PSS)または2次同期信号(SSS)が、対応する第1のシンボルまたは第2のシンボルの中に存在しないことを決定するステップと、
前記PSSまたは前記SSSが、前記対応する第1のシンボルまたは第2のシンボルの中に存在しないことを決定することに少なくとも部分的に基づいて、前記PSSを求めて第3のシンボルを、かつ前記SSSを求めて第4のシンボルを監視するステップとを備え、前記第3のシンボルが、リソースブロック内で前記第1のシンボルとは異なるシンボル位置を有し、前記第4のシンボルが、前記リソースブロック内で前記第2のシンボルとは異なるシンボル位置を有する、
方法。
【請求項30】
前記第3のシンボルが、前記リソースブロック内で前記第2のシンボルと同じシンボル位置を有し、前記第4のシンボルが、前記リソースブロック内で前記第1のシンボルと同じシンボル位置を有する、請求項29に記載の方法。
【請求項31】
前記UEがセル固有基準信号(CRS)ミューティングをサポートするという決定に少なくとも部分的に基づいて、前記第3のシンボルおよび前記第4のシンボルが監視される、請求項29に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
米国特許法第119条に基づく関連出願の相互参照
本出願は、参照により本明細書に明確に組み込まれる、「TECHNIQUES AND APPARATUSES FOR PREVENTING USER EQUIPMENT THAT DOES NOT SUPPORT CELL-SPECIFIC REFERENCE SIGNAL (CRS) MUTING FROM CAMPING ON CRS MUTED CARRIERS」と題する2018年5月7日に出願された米国仮特許出願第62/668,100号、および「PREVENTING USER EQUIPMENT THAT DOES NOT SUPPORT CELL-SPECIFIC REFERENCE SIGNAL (CRS) MUTING FROM CAMPING ON CRS MUTED CARRIERS」と題する2019年4月22日に出願された米国非仮特許出願第16/390,420号の優先権を主張する。
【0002】
本開示の態様は、一般に、ワイヤレス通信、ならびにセル固有基準信号(CRS:cell-specific reference signal)ミューティングをサポートしないユーザ機器がCRSミュート型キャリアにキャンプオンすることを防止するための技法および装置に関する。
【背景技術】
【0003】
ワイヤレス通信システムは、電話、ビデオ、データ、メッセージング、およびブロードキャストなどの、様々な電気通信サービスを提供するために広く展開されている。典型的なワイヤレス通信システムは、利用可能なシステムリソース(たとえば、帯域幅、送信電力など)を共有することによって複数のユーザとの通信をサポートできる多元接続技術を採用し得る。そのような多元接続技術の例は、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、直交周波数分割多元接続(OFDMA)システム、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC-FDMA)システム、時分割同期符号分割多元接続(TD-SCDMA)システム、およびロングタームエボリューション(LTE)を含む。LTE/LTEアドバンストは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標))によって公表されたユニバーサルモバイル電気通信システム(UMTS)モバイル規格に対する拡張のセットである。
【0004】
ワイヤレス通信ネットワークは、いくつかのユーザ機器(UE)のための通信をサポートできるいくつかの基地局(BS)を含んでよい。ユーザ機器(UE)は、ダウンリンクおよびアップリンクを介して基地局(BS)と通信し得る。ダウンリンク(または順方向リンク)はBSからUEへの通信リンクを指し、アップリンク(または逆方向リンク)はUEからBSへの通信リンクを指す。本明細書でより詳細に説明するように、BSは、ノードB、gNB、アクセスポイント(AP)、ラジオヘッド、送受信ポイント(TRP)、ニューラジオ(NR)BS、5GノードBなどと呼ばれることがある。
【0005】
上記の多元接続技術は、都市レベル、国家レベル、地域レベル、さらには世界レベルで様々なユーザ機器が通信することを可能にする共通プロトコルを提供するために、様々な電気通信規格において採用されている。5Gと呼ばれることもあるニューラジオ(NR)は、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)によって公表されたLTEモバイル規格に対する拡張のセットである。NRは、スペクトル効率を改善すること、コストを下げること、サービスを改善すること、新たなスペクトルを利用すること、ならびにサイクリックプレフィックス(CP)を伴う直交周波数分割多重化(OFDM)(CP-OFDM)をダウンリンク(DL)上で使用し、CP-OFDMおよび/またはSC-FDM(たとえば、離散フーリエ変換拡散OFDM(DFT-s-OFDM)とも呼ばれる)をアップリンク(UL)上で使用して、他のオープン規格とより良好に統合されること、ならびにビームフォーミング、多入力多出力(MIMO)アンテナ技術、およびキャリアアグリゲーションをサポートすることによって、モバイルブロードバンドインターネットアクセスをより良好にサポートするように設計されている。しかしながら、モバイルブロードバンドアクセスを求める需要が高まり続けるにつれて、LTE技術およびNR技術のさらなる改善が必要である。好ましくは、これらの改善は、これらの技術を採用する他の多元接続技術および電気通信規格に適用可能であるべきである。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0006】
いくつかの態様では、基地局によって実行されるワイヤレス通信の方法は、基地局に関連するキャリアがセル固有基準信号(CRS)ミューティングを使用するかどうかを決定することと、キャリアがCRSミューティングを使用するかどうかに少なくとも部分的に基づいて、キャリアのMIBまたはPBCHをスクランブルするために使用されるべきマスタ情報ブロック(MIB:master information block)スクランブリングシーケンスまたは物理ブロードキャストチャネル(PBCH:physical broadcast channel)スクランブリングシーケンスを決定することと、MIBまたはPBCHを送信することとを含んでよく、MIBまたはPBCHは、決定されたMIBスクランブリングシーケンスまたは決定されたPBCHスクランブリングシーケンスを使用してスクランブルされる。
【0007】
いくつかの態様では、ワイヤレス通信のための基地局は、メモリおよび1つまたは複数のプロセッサを含んでよく、プロセッサは、基地局に関連するキャリアがセル固有基準信号(CRS)ミューティングを使用するかどうかを決定し、キャリアがCRSミューティングを使用するかどうかに少なくとも部分的に基づいて、キャリアのMIBまたはPBCHをスクランブルするために使用されるべきマスタ情報ブロック(MIB)スクランブリングシーケンスまたは物理ブロードキャストチャネル(PBCH)スクランブリングシーケンスを決定し、MIBまたはPBCHを送信するように構成され、MIBまたはPBCHは、決定されたMIBスクランブリングシーケンスまたは決定されたPBCHスクランブリングシーケンスを使用してスクランブルされる。
【0008】
いくつかの態様では、非一時的コンピュータ可読媒体は、ワイヤレス通信のための1つまたは複数の命令を記憶し得る。1つまたは複数の命令は、基地局の1つまたは複数のプロセッサによって実行されたとき、1つまたは複数のプロセッサに、基地局に関連するキャリアがセル固有基準信号(CRS)ミューティングを使用するかどうかを決定することと、キャリアがCRSミューティングを使用するかどうかに少なくとも部分的に基づいて、キャリアのMIBまたはPBCHをスクランブルするために使用されるべきマスタ情報ブロック(MIB)スクランブリングシーケンスまたは物理ブロードキャストチャネル(PBCH)スクランブリングシーケンスを決定することと、MIBまたはPBCHを送信することとをさせてよく、MIBまたはPBCHは、決定されたMIBスクランブリングシーケンスまたは決定されたPBCHスクランブリングシーケンスを使用してスクランブルされる。
【0009】
いくつかの態様では、ワイヤレス通信のための装置は、装置に関連するキャリアがセル固有基準信号(CRS)ミューティングを使用するかどうかを決定するための手段と、キャリアがCRSミューティングを使用するかどうかに少なくとも部分的に基づいて、キャリアのMIBまたはPBCHをスクランブルするために使用されるべきマスタ情報ブロック(MIB)スクランブリングシーケンスまたは物理ブロードキャストチャネル(PBCH)スクランブリングシーケンスを決定するための手段と、MIBまたはPBCHを送信するための手段とを含んでよく、MIBまたはPBCHは、決定されたMIBスクランブリングシーケンスまたは決定されたPBCHスクランブリングシーケンスを使用してスクランブルされる。
【0010】
いくつかの態様では、UEによって実行されるワイヤレス通信の方法は、マスタ情報ブロック(MIB)または物理ブロードキャストチャネル(PBCH)を受信することと、第1のスクランブリングシーケンスに少なくとも部分的に基づいてMIBまたはPBCHをデスクランブルすることがエラーをもたらすことを決定することと、第1のスクランブリングシーケンスに少なくとも部分的に基づいてMIBまたはPBCHをデスクランブルすることがエラーをもたらすことを決定することに少なくとも部分的に基づいて、第2のスクランブリングシーケンスに少なくとも部分的に基づいてMIBまたはPBCHをデスクランブルすることとを含んでよい。
【0011】
いくつかの態様では、ワイヤレス通信のためのUEは、メモリおよび1つまたは複数のプロセッサを含んでよく、プロセッサは、マスタ情報ブロック(MIB)または物理ブロードキャストチャネル(PBCH)を受信し、第1のスクランブリングシーケンスに少なくとも部分的に基づいてMIBまたはPBCHをデスクランブルすることがエラーをもたらすことを決定し、第1のスクランブリングシーケンスに少なくとも部分的に基づいてMIBまたはPBCHをデスクランブルすることがエラーをもたらすことを決定することに少なくとも部分的に基づいて、第2のスクランブリングシーケンスに少なくとも部分的に基づいてMIBまたはPBCHをデスクランブルするように構成される。
【0012】
いくつかの態様では、非一時的コンピュータ可読媒体は、ワイヤレス通信のための1つまたは複数の命令を記憶し得る。1つまたは複数の命令は、UEの1つまたは複数のプロセッサによって実行されたとき、1つまたは複数のプロセッサに、マスタ情報ブロック(MIB)または物理ブロードキャストチャネル(PBCH)を受信することと、第1のスクランブリングシーケンスに少なくとも部分的に基づいてMIBまたはPBCHをデスクランブルすることがエラーをもたらすことを決定することと、第1のスクランブリングシーケンスに少なくとも部分的に基づいてMIBまたはPBCHをデスクランブルすることがエラーをもたらすことを決定することに少なくとも部分的に基づいて、第2のスクランブリングシーケンスに少なくとも部分的に基づいてMIBまたはPBCHをデスクランブルすることとをさせてよい。
【0013】
いくつかの態様では、ワイヤレス通信のための装置は、マスタ情報ブロック(MIB)または物理ブロードキャストチャネル(PBCH)を受信するための手段と、第1のスクランブリングシーケンスに少なくとも部分的に基づいてMIBまたはPBCHをデスクランブルすることがエラーをもたらすことを決定するための手段と、第1のスクランブリングシーケンスに少なくとも部分的に基づいてMIBまたはPBCHをデスクランブルすることがエラーをもたらすことを決定することに少なくとも部分的に基づいて、第2のスクランブリングシーケンスに少なくとも部分的に基づいてMIBまたはPBCHをデスクランブルするための手段とを含んでよい。
【0014】
いくつかの態様では、基地局によって実行されるワイヤレス通信の方法は、基地局に関連するキャリアがセル固有基準信号(CRS)ミューティングを使用するかどうかを決定することと、キャリアがCRSミューティングを使用するかどうかに少なくとも部分的に基づいて、1次同期信号(PSS:primary synchronization signal)を送信するために使用されるべき第1のシンボルおよび2次同期信号(SSS:secondary synchronization signal)を送信するために使用されるべき第2のシンボルを決定することと、第1のシンボルの中でPSSを、かつ第2のシンボルの中でSSSを送信することとを含んでよい。
【0015】
いくつかの態様では、ワイヤレス通信のための基地局は、メモリおよび1つまたは複数のプロセッサを含んでよく、プロセッサは、基地局に関連するキャリアがセル固有基準信号(CRS)ミューティングを使用するかどうかを決定し、キャリアがCRSミューティングを使用するかどうかに少なくとも部分的に基づいて、1次同期信号(PSS)を送信するために使用されるべき第1のシンボルおよび2次同期信号(SSS)を送信するために使用されるべき第2のシンボルを決定し、第1のシンボルの中でPSSを、かつ第2のシンボルの中でSSSを送信するように構成される。
【0016】
いくつかの態様では、非一時的コンピュータ可読媒体は、ワイヤレス通信のための1つまたは複数の命令を記憶し得る。1つまたは複数の命令は、基地局の1つまたは複数のプロセッサによって実行されたとき、1つまたは複数のプロセッサに、基地局に関連するキャリアがセル固有基準信号(CRS)ミューティングを使用するかどうかを決定することと、キャリアがCRSミューティングを使用するかどうかに少なくとも部分的に基づいて、1次同期信号(PSS)を送信するために使用されるべき第1のシンボルおよび2次同期信号(SSS)を送信するために使用されるべき第2のシンボルを決定することと、第1のシンボルの中でPSSを、かつ第2のシンボルの中でSSSを送信することとをさせてよい。
【0017】
いくつかの態様では、ワイヤレス通信のための装置は、装置に関連するキャリアがセル固有基準信号(CRS)ミューティングを使用するかどうかを決定するための手段と、キャリアがCRSミューティングを使用するかどうかに少なくとも部分的に基づいて、1次同期信号(PSS)を送信するために使用されるべき第1のシンボルおよび2次同期信号(SSS)を送信するために使用されるべき第2のシンボルを決定するための手段と、第1のシンボルの中でPSSを、かつ第2のシンボルの中でSSSを送信するための手段とを含んでよい。
【0018】
いくつかの態様では、UEによって実行されるワイヤレス通信の方法は、1次同期信号(PSS)または2次同期信号(SSS)が、対応する第1のシンボルまたは第2のシンボルの中に存在しないことを決定することと、PSSまたはSSSが、対応する第1のシンボルまたは第2のシンボルの中に存在しないことを決定することに少なくとも部分的に基づいて、PSSを求めて第3のシンボルを、かつSSSを求めて第4のシンボルを監視することとを含んでよく、第3のシンボルは、リソースブロック内で第1のシンボルとは異なるシンボル位置を有し、第4のシンボルは、リソースブロック内で第2のシンボルとは異なるシンボル位置を有する。
【0019】
いくつかの態様では、ワイヤレス通信のためのUEは、メモリおよび1つまたは複数のプロセッサを含んでよく、プロセッサは、1次同期信号(PSS)または2次同期信号(SSS)が、対応する第1のシンボルまたは第2のシンボルの中に存在しないことを決定し、PSSまたはSSSが、対応する第1のシンボルまたは第2のシンボルの中に存在しないことを決定することに少なくとも部分的に基づいて、PSSを求めて第3のシンボルを、かつSSSを求めて第4のシンボルを監視するように構成され、第3のシンボルは、リソースブロック内で第1のシンボルとは異なるシンボル位置を有し、第4のシンボルは、リソースブロック内で第2のシンボルとは異なるシンボル位置を有する。
【0020】
いくつかの態様では、非一時的コンピュータ可読媒体は、ワイヤレス通信のための1つまたは複数の命令を記憶し得る。1つまたは複数の命令は、UEの1つまたは複数のプロセッサによって実行されたとき、1つまたは複数のプロセッサに、1次同期信号(PSS)または2次同期信号(SSS)が、対応する第1のシンボルまたは第2のシンボルの中に存在しないことを決定することと、PSSまたはSSSが、対応する第1のシンボルまたは第2のシンボルの中に存在しないことを決定することに少なくとも部分的に基づいて、PSSを求めて第3のシンボルを、かつSSSを求めて第4のシンボルを監視することとをさせてよく、第3のシンボルは、リソースブロック内で第1のシンボルとは異なるシンボル位置を有し、第4のシンボルは、リソースブロック内で第2のシンボルとは異なるシンボル位置を有する。
【0021】
いくつかの態様では、ワイヤレス通信のための装置は、1次同期信号(PSS)または2次同期信号(SSS)が、対応する第1のシンボルまたは第2のシンボルの中に存在しないことを決定するための手段と、PSSまたはSSSが、対応する第1のシンボルまたは第2のシンボルの中に存在しないことを決定することに少なくとも部分的に基づいて、PSSを求めて第3のシンボルを、かつSSSを求めて第4のシンボルを監視するための手段とを含んでよく、第3のシンボルは、リソースブロック内で第1のシンボルとは異なるシンボル位置を有し、第4のシンボルは、リソースブロック内で第2のシンボルとは異なるシンボル位置を有する。
【0022】
いくつかの態様では、基地局によって実行されるワイヤレス通信の方法は、基地局に関連するキャリアがセル固有基準信号(CRS)ミューティングを使用するかどうかを決定することと、キャリアがCRSミューティングを使用するかどうかを決定することに少なくとも部分的に基づいて第1の情報要素(IE:information element)および第2のIEを構成することであって、第1のIEが、CRSミューティングをサポートしないすべてのユーザ機器(UE)がキャリアから除外されているかどうかを示し、第2のIEが、CRSミューティングをサポートするすべてのUEがキャリアから除外されているかどうかを示すことと、第1のIEおよび第2のIEをUEへ送信することとを含んでよい。
【0023】
いくつかの態様では、ワイヤレス通信のための基地局は、メモリおよび1つまたは複数のプロセッサを含んでよく、プロセッサは、基地局に関連するキャリアがセル固有基準信号(CRS)ミューティングを使用するかどうかを決定することと、キャリアがCRSミューティングを使用するかどうかを決定することに少なくとも部分的に基づいて第1の情報要素(IE)および第2のIEを構成することであって、第1のIEが、CRSミューティングをサポートしないすべてのユーザ機器(UE)がキャリアから除外されているかどうかを示し、第2のIEが、CRSミューティングをサポートするすべてのUEがキャリアから除外されているかどうかを示すことと、第1のIEおよび第2のIEをUEへ送信することとを行うように構成される。
【0024】
いくつかの態様では、非一時的コンピュータ可読媒体は、ワイヤレス通信のための1つまたは複数の命令を記憶し得る。1つまたは複数の命令は、基地局の1つまたは複数のプロセッサによって実行されたとき、1つまたは複数のプロセッサに、基地局に関連するキャリアがセル固有基準信号(CRS)ミューティングを使用するかどうかを決定することと、キャリアがCRSミューティングを使用するかどうかを決定することに少なくとも部分的に基づいて第1の情報要素(IE)および第2のIEを構成することであって、第1のIEが、CRSミューティングをサポートしないすべてのユーザ機器(UE)がキャリアから除外されているかどうかを示し、第2のIEが、CRSミューティングをサポートするすべてのUEがキャリアから除外されているかどうかを示すことと、第1のIEおよび第2のIEをUEへ送信することとをさせてよい。
【0025】
いくつかの態様では、ワイヤレス通信のための装置は、装置に関連するキャリアがセル固有基準信号(CRS)ミューティングを使用するかどうかを決定するための手段と、キャリアがCRSミューティングを使用するかどうかを決定することに少なくとも部分的に基づいて第1の情報要素(IE)および第2のIEを構成するための手段であって、第1のIEが、CRSミューティングをサポートしないすべてのユーザ機器(UE)がキャリアから除外されているかどうかを示し、第2のIEが、CRSミューティングをサポートするすべてのUEがキャリアから除外されているかどうかを示す、手段と、第1のIEおよび第2のIEをUEへ送信するための手段とを含んでよい。
【0026】
いくつかの態様では、UEによって実行されるワイヤレス通信の方法は、第1の情報要素(IE)および第2のIEを受信することであって、第1のIEが、セル固有基準信号(CRS)ミューティングをサポートしないすべてのUEがキャリアから除外されているかどうかを示し、第2のIEが、CRSミューティングをサポートするすべてのUEがキャリアから除外されているかどうかを示すことと、第1のIEまたは第2のIEのうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づいてキャリアに選択的にアクセスすることとを含んでよい。
【0027】
いくつかの態様では、ワイヤレス通信のためのUEは、メモリおよび1つまたは複数のプロセッサを含んでよく、プロセッサは、第1の情報要素(IE)および第2のIEを受信することであって、第1のIEが、セル固有基準信号(CRS)ミューティングをサポートしないすべてのUEがキャリアから除外されているかどうかを示し、第2のIEが、CRSミューティングをサポートするすべてのUEがキャリアから除外されているかどうかを示すことと、第1のIEまたは第2のIEのうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づいてキャリアに選択的にアクセスすることとを行うように構成される。
【0028】
いくつかの態様では、非一時的コンピュータ可読媒体は、ワイヤレス通信のための1つまたは複数の命令を記憶し得る。1つまたは複数の命令は、UEの1つまたは複数のプロセッサによって実行されたとき、1つまたは複数のプロセッサに、第1の情報要素(IE)および第2のIEを受信することであって、第1のIEが、セル固有基準信号(CRS)ミューティングをサポートしないすべてのUEがキャリアから除外されているかどうかを示し、第2のIEが、CRSミューティングをサポートするすべてのUEがキャリアから除外されているかどうかを示すことと、第1のIEまたは第2のIEのうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づいてキャリアに選択的にアクセスすることとをさせてよい。
【0029】
いくつかの態様では、ワイヤレス通信のための装置は、第1の情報要素(IE)および第2のIEを受信するための手段であって、第1のIEが、セル固有基準信号(CRS)ミューティングをサポートしないすべてのUEがキャリアから除外されているかどうかを示し、第2のIEが、CRSミューティングをサポートするすべてのUEがキャリアから除外されているかどうかを示す、手段と、第1のIEまたは第2のIEのうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づいてキャリアに選択的にアクセスするための手段とを含んでよい。
【0030】
いくつかの態様では、基地局によって実行されるワイヤレス通信の方法は、セル固有基準信号(CRS)ミューティングを使用する、近隣基地局の1つまたは複数のキャリアの表示を近隣基地局から受信することと、CRSミューティングを使用する、近隣基地局の1つまたは複数のキャリアを識別する情報をユーザ機器(UE)へ送信することとを含んでよい。
【0031】
いくつかの態様では、ワイヤレス通信のための基地局は、メモリおよび1つまたは複数のプロセッサを含んでよく、プロセッサは、セル固有基準信号(CRS)ミューティングを使用する、近隣基地局の1つまたは複数のキャリアの表示を近隣基地局から受信し、CRSミューティングを使用する、近隣基地局の1つまたは複数のキャリアを識別する情報をユーザ機器(UE)へ送信するように構成される。
【0032】
いくつかの態様では、非一時的コンピュータ可読媒体は、ワイヤレス通信のための1つまたは複数の命令を記憶し得る。1つまたは複数の命令は、基地局の1つまたは複数のプロセッサによって実行されたとき、1つまたは複数のプロセッサに、セル固有基準信号(CRS)ミューティングを使用する、近隣基地局の1つまたは複数のキャリアの表示を近隣基地局から受信することと、CRSミューティングを使用する、近隣基地局の1つまたは複数のキャリアを識別する情報をユーザ機器(UE)へ送信することとをさせてよい。
【0033】
いくつかの態様では、ワイヤレス通信のための装置は、セル固有基準信号(CRS)ミューティングを使用する、近隣基地局の1つまたは複数のキャリアの表示を近隣基地局から受信するための手段と、CRSミューティングを使用する、近隣基地局の1つまたは複数のキャリアを識別する情報をユーザ機器(UE)へ送信するための手段とを含んでよい。
【0034】
いくつかの態様では、UEによって実行されるワイヤレス通信の方法は、セル固有基準信号(CRS)ミューティングを使用する、近隣基地局の1つまたは複数のキャリアの表示をサービング基地局から受信することと、UEがCRSミューティングをサポートするかどうかに少なくとも部分的に基づいて1つまたは複数のキャリアのうちの少なくとも1つに選択的にアクセスすることとを含んでよい。
【0035】
いくつかの態様では、ワイヤレス通信のためのUEは、1つまたは複数のプロセッサを含んでよく、プロセッサは、セル固有基準信号(CRS)ミューティングを使用する、近隣基地局の1つまたは複数のキャリアの表示をサービング基地局から受信し、UEがCRSミューティングをサポートするかどうかに少なくとも部分的に基づいて1つまたは複数のキャリアのうちの少なくとも1つに選択的にアクセスするように構成される。
【0036】
いくつかの態様では、非一時的コンピュータ可読媒体は、ワイヤレス通信のための1つまたは複数の命令を記憶し得る。1つまたは複数の命令は、UEの1つまたは複数のプロセッサによって実行されたとき、1つまたは複数のプロセッサに、セル固有基準信号(CRS)ミューティングを使用する、近隣基地局の1つまたは複数のキャリアの表示をサービング基地局から受信することと、UEがCRSミューティングをサポートするかどうかに少なくとも部分的に基づいて1つまたは複数のキャリアのうちの少なくとも1つに選択的にアクセスすることとをさせてよい。
【0037】
いくつかの態様では、ワイヤレス通信のための装置は、セル固有基準信号(CRS)ミューティングを使用する、近隣基地局の1つまたは複数のキャリアの表示をサービング基地局から受信するための手段と、装置がCRSミューティングをサポートするかどうかに少なくとも部分的に基づいて1つまたは複数のキャリアのうちの少なくとも1つに選択的にアクセスするための手段とを含んでよい。
【0038】
いくつかの態様では、基地局によって実行されるワイヤレス通信の方法は、ユーザ機器(UE)がセル固有基準信号(CRS)ミューティングをサポートするかどうかを示す能力報告をUEから受信することと、基地局がCRSミューティングをサポートするかどうかを決定することと、キャリアに対して、UEがCRSミューティングをサポートするかどうか、および基地局がCRSミューティングをサポートするかどうかに少なくとも部分的に基づいて、そのキャリア上でUEを選択的にページングすることとを含んでよい。
【0039】
いくつかの態様では、ワイヤレス通信のための基地局は、メモリおよび1つまたは複数のプロセッサを含んでよく、プロセッサは、ユーザ機器(UE)がセル固有基準信号(CRS)ミューティングをサポートするかどうかを示す能力報告をUEから受信し、基地局がCRSミューティングをサポートするかどうかを決定し、キャリアに対して、UEがCRSミューティングをサポートするかどうか、および基地局がCRSミューティングをサポートするかどうかに少なくとも部分的に基づいて、そのキャリア上でUEを選択的にページングするように構成される。
【0040】
いくつかの態様では、非一時的コンピュータ可読媒体は、ワイヤレス通信のための1つまたは複数の命令を記憶し得る。1つまたは複数の命令は、基地局の1つまたは複数のプロセッサによって実行されたとき、1つまたは複数のプロセッサに、ユーザ機器(UE)がセル固有基準信号(CRS)ミューティングをサポートするかどうかを示す能力報告をUEから受信することと、基地局がCRSミューティングをサポートするかどうかを決定することと、キャリアに対して、UEがCRSミューティングをサポートするかどうか、および基地局がCRSミューティングをサポートするかどうかに少なくとも部分的に基づいて、そのキャリア上でUEを選択的にページングすることとをさせてよい。
【0041】
いくつかの態様では、ワイヤレス通信のための装置は、ユーザ機器(UE)がセル固有基準信号(CRS)ミューティングをサポートするかどうかを示す能力報告をUEから受信するための手段と、装置がCRSミューティングをサポートするかどうかを決定するための手段と、キャリアに対して、UEがCRSミューティングをサポートするかどうか、および装置がCRSミューティングをサポートするかどうかに少なくとも部分的に基づいて、そのキャリア上でUEを選択的にページングするための手段とを含んでよい。
【0042】
いくつかの態様では、UEによって実行されるワイヤレス通信の方法は、UEがセル固有基準信号(CRS)ミューティングをサポートするかどうかを決定することと、UEがCRSミューティングをサポートするかどうかを示す能力報告を基地局へ送信することとを含んでよい。
【0043】
いくつかの態様では、ワイヤレス通信のためのUEは、メモリおよび1つまたは複数のプロセッサを含んでよく、プロセッサは、UEがセル固有基準信号(CRS)ミューティングをサポートするかどうかを決定し、UEがCRSミューティングをサポートするかどうかを示す能力報告を基地局へ送信するように構成される。
【0044】
いくつかの態様では、非一時的コンピュータ可読媒体は、ワイヤレス通信のための1つまたは複数の命令を記憶し得る。1つまたは複数の命令は、UEの1つまたは複数のプロセッサによって実行されたとき、1つまたは複数のプロセッサに、UEがセル固有基準信号(CRS)ミューティングをサポートするかどうかを決定することと、UEがCRSミューティングをサポートするかどうかを示す能力報告を基地局へ送信することとをさせてよい。
【0045】
いくつかの態様では、ワイヤレス通信のための装置は、装置がセル固有基準信号(CRS)ミューティングをサポートするかどうかを決定するための手段と、UEがCRSミューティングをサポートするかどうかを示す能力報告を基地局へ送信するための手段とを含んでよい。
【0046】
態様は、概して、添付図面および本明細書を参照しながら本明細書で十分に説明するとともに添付図面および本明細書によって示すような、方法、装置、システム、コンピュータプログラム製品、非一時的コンピュータ可読媒体、ユーザ機器、基地局、ワイヤレス通信デバイス、および処理システムを含む。
【0047】
上記は、以下の詳細な説明がよりよく理解され得るように、本開示による例の特徴および技術的利点をかなり広範に概説している。追加の特徴および利点が以下で説明される。開示する概念および具体例は、本開示の同じ目的を実行するための他の構造を修正または設計するための基礎として容易に利用され得る。そのような均等な構成は、添付の特許請求の範囲から逸脱しない。本明細書で開示する概念の特性、それらの編成と動作方法の両方が、関連する利点とともに、添付の図に関して検討されると以下の説明からよりよく理解されよう。図の各々は、例示および説明のために提供され、特許請求の範囲の限定の定義として提供されるものではない。
【0048】
本開示の上述した特徴が詳細に理解され得るように、そのいくつかが添付の図面に示される態様を参照することによって、上記で簡単に要約したより詳細な説明が得られ得る。しかしながら、本説明は他の等しく効果的な態様に通じ得るので、添付の図面が、本開示のいくつかの典型的な態様のみを示し、したがって、本開示の範囲を限定するものと見なされるべきではないことに、留意されたい。異なる図面における同じ参照番号は、同じかまたは類似の要素を識別し得る。
【図面の簡単な説明】
【0049】
図1】本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信ネットワークの一例を概念的に示すブロック図である。
図2】本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信ネットワークの中で基地局がユーザ機器(UE)と通信している一例を概念的に示すブロック図である。
図3A】本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信ネットワークにおけるフレーム構造の一例を概念的に示すブロック図である。
図3B】本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信ネットワークにおける例示的な同期通信階層を概念的に示すブロック図である。
図4】本開示の様々な態様による、ノーマルサイクリックプレフィックスを伴う例示的なスロットフォーマットを概念的に示すブロック図である。
図5】本開示の様々な態様による、CRSミューティングをサポートしないUEがCRSミュート型キャリアにキャンプオンすることを防止することに関係する例を示す図である。
図6】本開示の様々な態様による、CRSミューティングをサポートしないUEがCRSミュート型キャリアにキャンプオンすることを防止することに関係する例を示す図である。
図7】本開示の様々な態様による、CRSミューティングをサポートしないUEがCRSミュート型キャリアにキャンプオンすることを防止することに関係する例を示す図である。
図8】本開示の様々な態様による、CRSミューティングをサポートしないUEがCRSミュート型キャリアにキャンプオンすることを防止することに関係する例を示す図である。
図9】本開示の様々な態様による、CRSミューティングをサポートしないUEがCRSミュート型キャリアにキャンプオンすることを防止することに関係する例を示す図である。
図10】本開示の様々な態様による、CRSミューティングをサポートしないUEがCRSミュート型キャリアにキャンプオンすることを防止することに関係する例を示す図である。
図11】本開示の様々な態様による、CRSミューティングをサポートしないUEがCRSミュート型キャリアにキャンプオンすることを防止することに関係する例示的なプロセスを示す図である。
図12】本開示の様々な態様による、CRSミューティングをサポートしないUEがCRSミュート型キャリアにキャンプオンすることを防止することに関係する例示的なプロセスを示す図である。
図13】本開示の様々な態様による、CRSミューティングをサポートしないUEがCRSミュート型キャリアにキャンプオンすることを防止することに関係する例示的なプロセスを示す図である。
図14】本開示の様々な態様による、CRSミューティングをサポートしないUEがCRSミュート型キャリアにキャンプオンすることを防止することに関係する例示的なプロセスを示す図である。
図15】本開示の様々な態様による、CRSミューティングをサポートしないUEがCRSミュート型キャリアにキャンプオンすることを防止することに関係する例示的なプロセスを示す図である。
図16】本開示の様々な態様による、CRSミューティングをサポートしないUEがCRSミュート型キャリアにキャンプオンすることを防止することに関係する例示的なプロセスを示す図である。
図17】本開示の様々な態様による、CRSミューティングをサポートしないUEがCRSミュート型キャリアにキャンプオンすることを防止することに関係する例示的なプロセスを示す図である。
図18】本開示の様々な態様による、CRSミューティングをサポートしないUEがCRSミュート型キャリアにキャンプオンすることを防止することに関係する例示的なプロセスを示す図である。
図19】本開示の様々な態様による、CRSミューティングをサポートしないUEがCRSミュート型キャリアにキャンプオンすることを防止することに関係する例示的なプロセスを示す図である。
図20】本開示の様々な態様による、CRSミューティングをサポートしないUEがCRSミュート型キャリアにキャンプオンすることを防止することに関係する例示的なプロセスを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0050】
LTEなどのいくつかの無線アクセス技術では、すべてのサブフレームの中などで(たとえば、1msごとに)、基地局によってセル固有基準信号(CRS)が周期的にブロードキャストされ得る。たとえば、CRSは、ダウンリンク信号の中に挿入されたパイロット信号であってよい。CRSは、すべてのキャリア周波数においてすべてのリソースブロック(RB)にわたってブロードキャストされてよく、タイミングおよび周波数同期のために、無線リソース管理(RRM)測定(たとえば、RSRP測定、RSRQ測定、SINR測定など)のために、時間領域および周波数領域チャネル推定のために、コヒーレント復調のために、チャネル状態情報(CSI)測定(たとえば、チャネル品質インジケータ(CQI)測定、プリコーディング行列インジケータ(PMI)測定、ランクインジケータ(RI)測定など)などのために、UEによって使用され得る。
【0051】
基地局による、すべてのRBにわたるCRSのこの周期的なブロードキャスティングは、近隣基地局への干渉を引き起こすことがあり、近隣セルUEの復調性能、近隣セル容量、近隣セルの中でのRRM測定、近隣セルの中でのCSI測定などに、悪影響を及ぼすことがある。さらに、すべてのRBにわたってCRSをブロードキャストすることは、著しいネットワークリソースオーバーヘッドを消費することがある。これらの問題を軽減するために、CRSミューティングが使用されてよい。CRSミューティングでは、CRSは、キャリアのすべてのPRBにわたるのではなく、キャリア帯域幅の中心の6個の物理リソースブロック(PRB)の中のみで、ブロードキャストされてよく、CRSは、キャリアの中心の6個のPRBの外部ではミュートされてよい(たとえば、送信されなくてよい)。追加または代替として、CRSミューティングでは、PDSCHスケジューリングなどのために、UEのアクティブな間欠受信(DRX)期間の間、ページング、システム情報取得、リソース割振りなどのために、必要に応じてキャリアのすべてのPRBの中でCRSが送信されてもよい。
【0052】
CRSミューティングは、CRSミューティングをサポートする(たとえば、キャリアのすべてのPRBではなく、CRSを求めて中心の6個のPRBしか監視しないように構成されることが可能であり、かつ/または必要に応じてCRSを求めてすべてのPRBを監視するためにアクティブ化もしくは非アクティブ化されることが可能である)UEに対する性能を改善し得るが、いくつかのUE(たとえば、レガシーUE)は、CRSミューティングをサポートしないことがある。たとえば、これらのレガシーUEは、CRSを求めてキャリアのすべてのPRBを監視するように構成されることがある。追加または代替として、これらのレガシーUEは、場合によっては中心の6個のPRBのみを、かつ必要に応じてキャリアのすべてのPRBを監視するように構成されることが可能でない場合がある。その結果、これらのレガシーUEは、CRSミューティングを使用するキャリア上で受信された通信を復調および/または復号できない場合がある。本明細書で説明するいくつかの技法および装置は、CRSミューティングをサポートしないようなレガシーUEが、CRSミューティングを使用するキャリアにキャンプオンすることを防止することによって、レガシーUEへのこの悪影響を防止する。このことは、ネットワーク動作を改善し得、不必要にキャリアを監視することおよび/または不必要にキャリアにキャンプオンすることなどによって本来なら浪費されることになる、UEリソース(たとえば、バッテリー電力、処理リソース、メモリリソースなど)を温存し得る。追加の詳細が以下で説明される。
【0053】
本開示の様々な態様が、添付図面を参照しながら以下でより十分に説明される。しかしながら、本開示は、多くの異なる形態で具現されてよく、本開示全体にわたって提示される任意の特定の構造または機能に限定されるものと解釈されるべきではない。むしろ、これらの態様は、本開示が周到で完全になり、本開示の範囲を当業者に十分に伝えるように与えられる。本明細書の教示に基づいて、本開示の範囲が、本開示の任意の他の態様とは無関係に実装されるにせよ、本開示の任意の他の態様と組み合わせて実装されるにせよ、本明細書で開示する本開示の任意の態様を包含するものであることを、当業者は諒解されたい。たとえば、本明細書に記載する任意の数の態様を使用して、装置が実装されてよくまたは方法が実践されてよい。加えて、本開示の範囲は、本明細書に記載する開示の様々な態様に加えて、またはそうした態様以外の、他の構造、機能、または構造および機能を使用して実践されるそのような装置または方法を包含するものである。本明細書で開示する本開示のいかなる態様も、請求項の1つまたは複数の要素によって具現され得ることを理解されたい。
【0054】
次に、様々な装置および技法を参照しながら電気通信システムのいくつかの態様が提示される。これらの装置および技法は、以下の発明を実施するための形態において説明され、様々なブロック、モジュール、構成要素、回路、ステップ、プロセス、アルゴリズムなど(「要素」と総称される)によって添付図面に示される。これらの要素は、ハードウェア、ソフトウェア、またはそれらの組合せを使用して実装され得る。そのような要素がハードウェアとして実装されるのかそれともソフトウェアとして実装されるのかは、特定の適用例および全体的なシステムに課される設計制約に依存する。
【0055】
3Gおよび/または4Gワイヤレス技術に一般的に関連する用語を使用して態様が本明細書で説明されることがあるが、本開示の態様が、NR技術を含む5G以降などの他の世代ベースの通信システムにおいて適用され得ることに留意されたい。
【0056】
図1は、本開示の態様が実践され得るネットワーク100を示す図である。ネットワーク100は、LTEネットワーク、または5GもしくはNRネットワークなどのいくつかの他のワイヤレスネットワークであってよい。ワイヤレスネットワーク100は、いくつかのBS110(BS110a、BS110b、BS110c、およびBS110dとして示される)、および他のネットワークエンティティを含んでよい。BSは、ユーザ機器(UE)と通信するエンティティであり、基地局、NR BS、ノードB、gNB、5GノードB(NB)、アクセスポイント、送受信ポイント(TRP)などと呼ばれることもある。各BSは、特定の地理的エリアに通信カバレージを提供し得る。3GPPでは、「セル」という用語は、その用語が使用されるコンテキストに応じて、BSのカバレージエリアおよび/またはこのカバレージエリアにサービスするBSサブシステムを指すことができる。
【0057】
BSは、マクロセル、ピコセル、フェムトセル、および/または別のタイプのセルのための通信カバレージを提供し得る。マクロセルは、比較的大きい地理的エリア(たとえば、半径数キロメートル)をカバーしてよく、サービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にし得る。ピコセルは、比較的小さい地理的エリアをカバーしてよく、サービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にし得る。フェムトセルは、比較的小さい地理的エリア(たとえば、自宅)をカバーしてよく、フェムトセルとの関連付けを有するUE(たとえば、限定加入者グループ(CSG)の中のUE)による制限付きアクセスを可能にし得る。マクロセル用のBSは、マクロBSと呼ばれることがある。ピコセル用のBSは、ピコBSと呼ばれることがある。フェムトセル用のBSは、フェムトBSまたはホームBSと呼ばれることがある。図1に示す例では、BS110aはマクロセル102a用のマクロBSであってよく、BS110bはピコセル102b用のピコBSであってよく、BS110cはフェムトセル102c用のフェムトBSであってよい。BSは、1つまたは複数(たとえば、3つ)のセルをサポートし得る。「eNB」、「基地局」、「NR BS」、「gNB」、「TRP」、「AP」、「ノードB」、「5G NB」、および「セル」という用語が、本明細書では互換的に使用され得る。
【0058】
いくつかの例では、セルは、必ずしも固定であり得るとは限らず、セルの地理的エリアは、モバイルBSのロケーションに従って移動することがある。いくつかの例では、BSは、任意の好適なトランスポートネットワークを使用して、直接物理接続、仮想ネットワークなどの様々なタイプのバックホールインターフェースを通じて、アクセスネットワーク100の中で互いにかつ/または1つもしくは複数の他のBSもしくはネットワークノード(図示せず)に相互接続され得る。
【0059】
ワイヤレスネットワーク100はまた、中継局を含んでよい。中継局とは、上流局(たとえば、BSまたはUE)からデータの送信を受信することができ、かつそのデータの送信を下流局(たとえば、UEまたはBS)へ送ることができるエンティティである。中継局はまた、他のUEのための送信を中継できるUEであってよい。図1に示す例では、中継局110dは、BS110aとUE120dとの間の通信を容易にするために、マクロBS110aおよびUE120dと通信し得る。中継局は、中継BS、中継基地局、リレーなどと呼ばれることもある。
【0060】
ワイヤレスネットワーク100は、異なるタイプのBS、たとえば、マクロBS、ピコBS、フェムトBS、中継BSなどを含む、異種ネットワークであってよい。これらの異なるタイプのBSは、異なる送信電力レベル、異なるカバレージエリア、およびワイヤレスネットワーク100における干渉に対する異なる影響を有してよい。たとえば、マクロBSは送信電力レベルが高くてよいが(たとえば、5~40ワット)、ピコBS、フェムトBS、および中継BSは、送信電力レベルがもっと低くてよい(たとえば、0.1~2ワット)。
【0061】
ネットワークコントローラ130は、BSのセットに結合することがあり、これらのBSのための協調および制御を行ってよい。ネットワークコントローラ130は、バックホールを介してBSと通信し得る。BSはまた、たとえば、ワイヤレスまたはワイヤラインのバックホールを介して直接または間接的に互いに通信し得る。
【0062】
UE120(たとえば、120a、120b、120c)は、ワイヤレスネットワーク100全体にわたって分散されてよく、各UEは、固定式または移動式であってよい。UEは、アクセス端末、端末、移動局、加入者ユニット、局などと呼ばれることもある。UEは、セルラーフォン(たとえば、スマートフォン)、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレスモデム、ワイヤレス通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、ラップトップコンピュータ、コードレスフォン、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、タブレット、カメラ、ゲームデバイス、ネットブック、スマートブック、ウルトラブック、医療デバイスもしくは医療機器、生体センサー/生体デバイス、ウェアラブルデバイス(スマートウォッチ、スマートクロージング、スマートグラス、スマートリストバンド、スマートジュエリー(たとえば、スマートリング、スマートブレスレット))、エンターテインメントデバイス(たとえば、音楽デバイスもしくはビデオデバイス、または衛星ラジオ)、車両構成要素もしくは車両センサー、スマートメーター/スマートセンサー、産業用製造機器、全地球測位システムデバイス、またはワイヤレスもしくは有線の媒体を介して通信するように構成される任意の他の好適なデバイスであってよい。
【0063】
いくつかのUEは、マシンタイプ通信(MTC)UE、または発展型もしくは拡張マシンタイプ通信(eMTC)UEと見なされてよい。MTC UEおよびeMTC UEは、たとえば、基地局、別のデバイス(たとえば、リモートデバイス)、またはいくつかの他のエンティティと通信し得る、ロボット、ドローン、センサー、メーター、モニタ、ロケーションタグなどのリモートデバイスを含む。ワイヤレスノードは、たとえば、有線通信リンクまたはワイヤレス通信リンクを介して、ネットワーク(たとえば、インターネットまたはセルラーネットワークなどのワイドエリアネットワーク)のための、またはそうしたネットワークへの、接続性を提供し得る。いくつかのUEは、モノのインターネット(IoT)デバイスと見なされてよく、かつ/またはNB-IoT(狭帯域モノのインターネット)デバイスとして実装されてよい。いくつかのUEは、顧客構内機器(CPE)と見なされてよい。UE120は、プロセッサ構成要素、メモリ構成要素などのUE120の構成要素を収容するハウジングの内側に含められてよい。
【0064】
一般に、任意の数のワイヤレスネットワークが、所与の地理的エリアの中で展開され得る。各ワイヤレスネットワークは、特定のRATをサポートしてよく、1つまたは複数の周波数上で動作し得る。RATは、無線技術、エアインターフェースなどと呼ばれることもある。周波数は、キャリア、周波数チャネルなどと呼ばれることもある。各周波数は、異なるRATのワイヤレスネットワークの間での干渉を回避するために、所与の地理的エリアの中で単一のRATをサポートし得る。場合によっては、NRまたは5G RATネットワークが展開され得る。
【0065】
いくつかの例では、エアインターフェースへのアクセスがスケジュールされてよく、スケジューリングエンティティ(たとえば、基地局)は、スケジューリングエンティティのサービスエリアまたはセル内の一部または全部のデバイスおよび機器の間での通信のために、リソースを割り振る。本開示内では、以下でさらに説明するように、スケジューリングエンティティは、1つまたは複数の従属エンティティのためのリソースをスケジュールすること、割り当てること、再構成すること、および解放することを担当し得る。すなわち、スケジュールされた通信に対して、従属エンティティは、スケジューリングエンティティによって割り振られたリソースを利用する。
【0066】
基地局は、スケジューリングエンティティとして機能し得る唯一のエンティティではない。すなわち、いくつかの例では、UEが、1つまたは複数の従属エンティティ(たとえば、1つまたは複数の他のUE)のためのリソースをスケジュールする、スケジューリングエンティティとして機能し得る。この例では、UEはスケジューリングエンティティとして機能しており、他のUEは、ワイヤレス通信のためにUEによってスケジュールされたリソースを利用する。UEは、ピアツーピア(P2P)ネットワークの中で、かつ/またはメッシュネットワークの中で、スケジューリングエンティティとして機能し得る。メッシュネットワーク例では、UEは、スケジューリングエンティティと通信することに加えて、随意に互いに直接通信し得る。
【0067】
したがって、時間周波数リソースへのスケジュール型アクセスを伴い、セルラー構成、P2P構成、およびメッシュ構成を有するワイヤレス通信ネットワークでは、スケジューリングエンティティおよび1つまたは複数の従属エンティティは、スケジュールされたリソースを利用して通信し得る。
【0068】
いくつかの態様では、2つ以上のUE120(たとえば、UE120aおよびUE120eとして示される)は、1つまたは複数のサイドリンクチャネルを使用して(たとえば、互いに通信するための媒介として基地局110を使用することなく)直接通信し得る。たとえば、UE120は、ピアツーピア(P2P)通信、デバイス間(D2D)通信、(たとえば、車両間(V2V)プロトコル、路車間(V2I)プロトコルなどを含んでよい)ビークルツーエブリシング(V2X)プロトコル、メッシュネットワークなどを使用して通信し得る。この場合、UE120は、スケジューリング動作、リソース選択動作、および/または基地局110によって実行されるものとして本明細書の他の場所で説明する他の動作を実行し得る。
【0069】
上記に示すように、図1は一例として提供されるにすぎない。他の例が可能であり、図1に関して説明したものとは異なってよい。
【0070】
図2は、図1における基地局のうちの1つおよびUEのうちの1つであってよい基地局110およびUE120の設計200のブロック図を示す。基地局110はT個のアンテナ234a~234tが装備されてよく、UE120はR個のアンテナ252a~252rが装備されてよく、ただし、一般にT≧1かつR≧1である。
【0071】
基地局110において、送信プロセッサ220は、1つまたは複数のUEに対してデータソース212からデータを受け取ってよく、UEから受信されたチャネル品質インジケータ(CQI)に少なくとも部分的に基づいてUEごとに1つまたは複数の変調およびコーディング方式(MCS)を選択してよく、UEのために選択されたMCSに少なくとも部分的に基づいてUEごとにデータを処理(たとえば、符号化および変調)してよく、データシンボルをすべてのUEに提供してよい。送信プロセッサ220はまた、(たとえば、半静的リソース区分情報(SRPI)などに対する)システム情報、および制御情報(たとえば、CQI要求、許可、上位レイヤシグナリングなど)を処理してよく、オーバーヘッドシンボルおよび制御シンボルを提供してよい。送信プロセッサ220はまた、基準信号(たとえば、セル固有基準信号(CRS))および同期信号(たとえば、1次同期信号(PSS)および2次同期信号(SSS))用の基準シンボルを生成してよい。送信(TX)多入力多出力(MIMO)プロセッサ230は、適用可能な場合、データシンボル、制御シンボル、オーバーヘッドシンボル、および/または基準シンボルに対して空間処理(たとえば、プリコーディング)を実行してよく、T個の出力シンボルストリームをT個の変調器(MOD)232a~232tに提供し得る。各変調器232は、それぞれの出力シンボルストリームを(たとえば、OFDM用などに)処理して出力サンプルストリームを取得し得る。各変調器232は、出力サンプルストリームをさらに処理(たとえば、アナログに変換、増幅、フィルタ処理、およびアップコンバート)してダウンリンク信号を取得し得る。変調器232a~232tからのT個のダウンリンク信号は、それぞれ、T個のアンテナ234a~234tを介して送信され得る。以下でより詳細に説明する様々な態様によれば、同期信号は、追加の情報を伝達するためにロケーション符号化を用いて生成され得る。
【0072】
UE120において、アンテナ252a~252rは、基地局110および/または他の基地局からダウンリンク信号を受信してよく、それぞれ、受信された信号を復調器(DEMOD)254a~254rに提供してよい。各復調器254は、受信信号を調整(たとえば、フィルタ処理、増幅、ダウンコンバート、およびデジタル化)して入力サンプルを取得し得る。各復調器254は、入力サンプルを(たとえば、OFDM用などに)さらに処理して受信シンボルを取得し得る。MIMO検出器256は、すべてのR個の復調器254a~254rから受信シンボルを取得してよく、適用可能な場合、受信シンボルに対してMIMO検出を実行してよく、検出されたシンボルを提供してよい。受信プロセッサ258は、検出されたシンボルを処理(たとえば、復調および復号)してよく、UE120のための復号データをデータシンク260に提供してよく、復号された制御情報およびシステム情報をコントローラ/プロセッサ280に提供してよい。チャネルプロセッサは、基準信号受信電力(RSRP)、受信信号強度インジケータ(RSSI)、基準信号受信品質(RSRQ)、チャネル品質インジケータ(CQI)などを決定し得る。
【0073】
アップリンク上では、UE120において、送信プロセッサ264は、データソース262からデータを、またコントローラ/プロセッサ280から(たとえば、RSRP、RSSI、RSRQ、CQIなどを備える報告用の)制御情報を受け取ってよく、それらを処理してよい。送信プロセッサ264はまた、1つまたは複数の基準信号用の基準シンボルを生成し得る。送信プロセッサ264からのシンボルは、適用可能な場合、TX MIMOプロセッサ266によってプリコーディングされてよく、変調器254a~254rによって(たとえば、DFT-s-OFDM、CP-OFDM用などに)さらに処理されてよく、基地局110へ送信されてよい。基地局110において、UE120および他のUEからのアップリンク信号は、アンテナ234によって受信され、復調器232によって処理され、適用可能な場合、MIMO検出器236によって検出され、かつ受信プロセッサ238によってさらに処理されて、UE120によって送られた復号されたデータおよび制御情報を取得し得る。受信プロセッサ238は、復号データをデータシンク239に、また復号された制御情報をコントローラ/プロセッサ240に提供し得る。基地局110は、通信ユニット244を含んでよく、通信ユニット244を介してネットワークコントローラ130に通信し得る。ネットワークコントローラ130は、通信ユニット294、コントローラ/プロセッサ290、およびメモリ292を含んでよい。
【0074】
いくつかの態様では、UE120の1つまたは複数の構成要素は、ハウジングの中に含められてよい。基地局110のコントローラ/プロセッサ240、UE120のコントローラ/プロセッサ280、および/または図2の任意の他の構成要素は、本明細書の中の他の場所でより詳細に説明するように、CRSミューティングをサポートしないUEがCRSミュート型キャリアにキャンプオンすることを防止することに関連する1つまたは複数の技法を実行し得る。たとえば、基地局110のコントローラ/プロセッサ240、UE120のコントローラ/プロセッサ280、および/または図2の任意の他の構成要素は、たとえば、図11のプロセス1100、図12のプロセス1200、図13のプロセス1300、図14のプロセス1400、図15のプロセス1500、図16のプロセス1600、図17のプロセス1700、図18のプロセス1800、図19のプロセス1900、図20のプロセス2000、および/または本明細書で説明するような他のプロセスを実行し得るか、またはそれらの動作を指示し得る。メモリ242および282は、それぞれ、基地局110およびUE120のためのデータおよびプログラムコードを記憶し得る。スケジューラ246は、ダウンリンク上および/またはアップリンク上でのデータ送信のためにUEをスケジュールし得る。
【0075】
記憶されるプログラムコードは、プロセッサ280ならびに/またはUE120における他のプロセッサおよびモジュールによって実行されたとき、図12のプロセス1200、図14のプロセス1400、図16のプロセス1600、図18のプロセス1800、図20のプロセス2000、および/または本明細書で説明するような他のプロセスに関して説明する動作をUE120に実行させてよい。記憶されるプログラムコードは、プロセッサ240ならびに/または基地局110における他のプロセッサおよびモジュールによって実行されたとき、図11のプロセス1100、図13のプロセス1300、図15のプロセス1500、図17のプロセス1700、図19のプロセス1900、および/または本明細書で説明するような他のプロセスに関して説明する動作を基地局110に実行させてよい。スケジューラ246は、ダウンリンク上および/またはアップリンク上でのデータ送信のためにUEをスケジュールし得る。
【0076】
いくつかの態様では、UE120は、マスタ情報ブロック(MIB)または物理ブロードキャストチャネル(PBCH)を受信するための手段と、第1のスクランブリングシーケンスに少なくとも部分的に基づいてMIBまたはPBCHをデスクランブルすることがエラーをもたらすことを決定するための手段と、第1のスクランブリングシーケンスに少なくとも部分的に基づいてMIBまたはPBCHをデスクランブルすることがエラーをもたらすことを決定することに少なくとも部分的に基づいて、第2のスクランブリングシーケンスに少なくとも部分的に基づいてMIBまたはPBCHをデスクランブルするための手段などを含んでよい。追加または代替として、UE120は、1次同期信号(PSS)または2次同期信号(SSS)が、対応する第1のシンボルまたは第2のシンボルの中に存在しないことを決定するための手段と、PSSまたはSSSが、対応する第1のシンボルまたは第2のシンボルの中に存在しないことを決定することに少なくとも部分的に基づいて、PSSを求めて第3のシンボルを、かつSSSを求めて第4のシンボルを監視するための手段などを含んでよく、第3のシンボルは、リソースブロック内で第1のシンボルとは異なるシンボル位置を有し、第4のシンボルは、リソースブロック内で第2のシンボルとは異なるシンボル位置を有する。
【0077】
追加または代替として、UE120は、第1の情報要素(IE)および第2のIEを受信するための手段であって、第1のIEが、セル固有基準信号(CRS)ミューティングをサポートしないすべてのUEがキャリアから除外されているかどうかを示し、第2のIEが、CRSミューティングをサポートするすべてのUEがキャリアから除外されているかどうかを示す、手段と、第1のIEまたは第2のIEのうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づいてキャリアに選択的にアクセスするための手段などを含んでよい。追加または代替として、UE120は、セル固有基準信号(CRS)ミューティングを使用する、近隣基地局の1つまたは複数のキャリアの表示をサービング基地局から受信するための手段と、UE120がCRSミューティングをサポートするかどうかに少なくとも部分的に基づいて1つまたは複数のキャリアのうちの少なくとも1つに選択的にアクセスするための手段などを含んでよい。追加または代替として、UE120は、装置がセル固有基準信号(CRS)ミューティングをサポートするかどうかを決定するための手段と、UEがCRSミューティングをサポートするかどうかを示す能力報告を基地局へ送信するための手段などを含んでよい。いくつかの態様では、そのような手段は、図2に関して説明するUE120の1つまたは複数の構成要素を含んでよい。
【0078】
いくつかの態様では、基地局110は、基地局110に関連するキャリアがセル固有基準信号(CRS)ミューティングを使用するかどうかを決定するための手段と、キャリアがCRSミューティングを使用するかどうかに少なくとも部分的に基づいて、キャリアのMIBまたはPBCHをスクランブルするために使用されるべきマスタ情報ブロック(MIB)スクランブリングシーケンスまたは物理ブロードキャストチャネル(PBCH)スクランブリングシーケンスを決定するための手段と、MIBまたはPBCHを送信するための手段などを含んでよく、MIBまたはPBCHは、決定されたMIBスクランブリングシーケンスまたは決定されたPBCHスクランブリングシーケンスを使用してスクランブルされる。追加または代替として、基地局110は、基地局110に関連するキャリアがセル固有基準信号(CRS)ミューティングを使用するかどうかを決定するための手段と、キャリアがCRSミューティングを使用するかどうかに少なくとも部分的に基づいて、1次同期信号(PSS)を送信するために使用されるべき第1のシンボルおよび2次同期信号(SSS)を送信するために使用されるべき第2のシンボルを決定するための手段と、第1のシンボルの中でPSSを、かつ第2のシンボルの中でSSSを送信するための手段などを含んでよい。
【0079】
追加または代替として、基地局110は、装置に関連するキャリアがセル固有基準信号(CRS)ミューティングを使用するかどうかを決定するための手段と、キャリアがCRSミューティングを使用するかどうかを決定することに少なくとも部分的に基づいて第1の情報要素(IE)および第2のIEを構成するための手段であって、第1のIEが、CRSミューティングをサポートしないすべてのユーザ機器(UE)がキャリアから除外されているかどうかを示し、第2のIEが、CRSミューティングをサポートするすべてのUEがキャリアから除外されているかどうかを示す、手段と、第1のIEおよび第2のIEをUEへ送信するための手段などを含んでよい。追加または代替として、基地局110は、セル固有基準信号(CRS)ミューティングを使用する、近隣基地局の1つまたは複数のキャリアの表示を近隣基地局から受信するための手段と、CRSミューティングを使用する、近隣基地局の1つまたは複数のキャリアを識別する情報をユーザ機器(UE)へ送信するための手段などを含んでよい。追加または代替として、基地局110は、ユーザ機器(UE)がセル固有基準信号(CRS)ミューティングをサポートするかどうかを示す能力報告をUEから受信するための手段と、基地局110がCRSミューティングをサポートするかどうかを決定するための手段と、キャリアに対して、UEがCRSミューティングをサポートするかどうか、および基地局110がCRSミューティングをサポートするかどうかに少なくとも部分的に基づいて、そのキャリア上でUEを選択的にページングするための手段などを含んでよい。いくつかの態様では、そのような手段は、図2に関して説明する基地局110の1つまたは複数の構成要素を含んでよい。
【0080】
図2の中のブロックは異なる構成要素として図示されるが、ブロックに関して上記で説明した機能は、単一のハードウェア構成要素、ソフトウェア構成要素、もしくは組合せ構成要素で、または構成要素の様々な組合せで実装され得る。たとえば、送信プロセッサ264、受信プロセッサ258、および/またはTX MIMOプロセッサ266に関して説明した機能は、プロセッサ280によって実行されてよく、またはプロセッサ280の制御下にあってよい。
【0081】
上記に示すように、図2は一例として提供されるにすぎない。他の例が可能であり、図2に関して説明したものとは異なってよい。
【0082】
図3Aは、電気通信システム(たとえば、NR)におけるFDD用の例示的なフレーム構造300を示す。ダウンリンクおよびアップリンクの各々に対する送信タイムラインは、無線フレーム(フレームと呼ばれることがある)の単位に区分され得る。各無線フレームは、所定の持続時間(たとえば、10ミリ秒(ms))を有してよく、(たとえば、0~Z-1というインデックスを有する)Z個(Z≧1)のサブフレームのセットに区分され得る。各サブフレームは、所定の持続時間(たとえば、1ms)を有してよく、スロットのセットを含んでよい(たとえば、サブフレーム当り2m個のスロットが図3Aに示され、ただし、mは、0、1、2、3、4などの、送信のために使用されるヌメロロジーである)。各スロットは、L個のシンボル期間のセットを含んでよい。たとえば、各スロットは、(たとえば、図3Aに示すように)14個のシンボル期間、7個のシンボル期間、または別の個数のシンボル期間を含んでよい。サブフレームが2つのスロットを含む場合には(たとえば、m=1のとき)、サブフレームは2L個のシンボル期間を含んでよく、ここで、各サブフレームの中の2L個のシンボル期間は、0~2L-1というインデックスが割り当てられてよい。いくつかの態様では、FDD用のスケジューリング単位は、フレームベース、サブフレームベース、スロットベース、シンボルベースなどであってよい。
【0083】
いくつかの技法がフレーム、サブフレーム、スロットなどに関して本明細書で説明されるが、これらの技法は、5G NRにおいて「フレーム」、「サブフレーム」、「スロット」以外の用語などを使用して呼ばれることがある、他のタイプのワイヤレス通信構造に等しく適用され得る。いくつかの態様では、ワイヤレス通信構造とは、ワイヤレス通信規格および/またはプロトコルによって規定された周期的な時間限定の通信単位を指すことがある。追加または代替として、図3Aに示すものとは異なる、ワイヤレス通信構造の構成が使用されてよい。
【0084】
いくつかの電気通信(たとえば、NR)では、基地局は同期信号を送信し得る。たとえば、基地局は、基地局によってサポートされるセルごとにダウンリンク上で1次同期信号(PSS)、2次同期信号(SSS)などを送信してよい。PSSおよびSSSは、セル探索および捕捉のためにUEによって使用され得る。たとえば、PSSは、シンボルタイミングを決定するためにUEによって使用されてよく、SSSは、基地局に関連付けられた物理セル識別子、およびフレームタイミングを決定するために、UEによって使用されてよい。基地局はまた、物理ブロードキャストチャネル(PBCH)を送信してよい。PBCHは、UEによる初期アクセスをサポートするシステム情報などの、いくつかのシステム情報を搬送し得る。
【0085】
いくつかの態様では、基地局は、図3Bに関して以下で説明するように、複数の同期通信(たとえば、SSブロック)を含む同期通信階層(たとえば、同期信号(SS)階層)に従って、PSS、SSS、および/またはPBCHを送信してよい。
【0086】
図3Bは、同期通信階層の一例である例示的なSS階層を概念的に示すブロック図である。図3Bに示すように、SS階層はSSバーストセットを含んでよく、SSバーストセットは複数のSSバースト(SSバースト0~SSバーストB-1として識別され、ただし、Bは、基地局によって送信され得るSSバーストの最大反復回数である)を含んでよい。さらに図示するように、各SSバーストは、1つまたは複数のSSブロック(SSブロック0~SSブロック(bmax_SS-1)として識別され、ただし、bmax_SS-1は、SSバーストによって搬送され得るSSブロックの最大個数である)を含んでよい。いくつかの態様では、異なるSSブロックは、異なってビームフォーミングされてよい。SSバーストセットは、図3Bに示すように、Xミリ秒ごとなどでワイヤレスノードによって周期的に送信され得る。いくつかの態様では、SSバーストセットは、図3Bの中でYミリ秒として示される、固定のまたは動的な長さを有してよい。
【0087】
図3Bに示すSSバーストセットは同期通信セットの一例であり、本明細書で説明する技法に関して他の同期通信セットが使用されてよい。さらに、図3Bに示すSSブロックは同期通信の一例であり、本明細書で説明する技法に関して他の同期通信が使用されてよい。
【0088】
いくつかの態様では、SSブロックは、PSS、SSS、PBCH、ならびに/または他の同期信号(たとえば、3次同期信号(TSS:tertiary synchronization signal))および/もしくは同期チャネルを搬送する、リソースを含む。いくつかの態様では、複数のSSブロックがSSバーストの中に含まれ、PSS、SSS、および/またはPBCHは、SSバーストの各SSブロックにわたって同じであってよい。いくつかの態様では、単一のSSブロックがSSバーストの中に含まれてよい。いくつかの態様では、SSブロックは、少なくとも長さが4シンボル期間であってよく、ここで、各シンボルは、(たとえば、1シンボルを占有する)PSS、(たとえば、1シンボルを占有する)SSS、および/または(たとえば、2シンボルを占有する)PBCHのうちの1つまたは複数を搬送する。
【0089】
いくつかの態様では、図3Bに示すように、SSブロックのシンボルは連続している。いくつかの態様では、SSブロックのシンボルは連続していない。同様に、いくつかの態様では、SSバーストの1つまたは複数のSSブロックは、1つまたは複数のスロットの間の連続した無線リソース(たとえば、連続したシンボル期間)の中で送信されてよい。追加または代替として、SSバーストの1つまたは複数のSSブロックは、連続していない無線リソースの中で送信されてもよい。
【0090】
いくつかの態様では、SSバーストはバースト期間を有してよく、それによって、SSバーストのSSブロックは、バースト期間に従って基地局によって送信される。言い換えれば、SSブロックは、各SSバーストの間、反復され得る。いくつかの態様では、SSバーストセットは、バーストセット周期性を有してよく、それによって、SSバーストセットのSSバーストは、固定のバーストセット周期性に従って基地局によって送信される。言い換えれば、SSバーストは、各SSバーストセットの間、反復され得る。
【0091】
基地局は、いくつかのスロットの中の物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)上で、システム情報ブロック(SIB)などのシステム情報を送信してよい。基地局は、スロットのC個のシンボル期間の中の物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)上で制御情報/データを送信してよく、ここで、Bはスロットごとに構成可能であってよい。基地局は、各スロットの残りのシンボル期間の中のPDSCH上でトラフィックデータおよび/または他のデータを送信してよい。
【0092】
上記に示すように、図3Aおよび図3Bは例として提供される。他の例が可能であり、図3Aおよび図3Bに関して説明したものとは異なってよい。
【0093】
図4は、ノーマルサイクリックプレフィックスを伴う例示的なスロットフォーマット410を示す。利用可能な時間周波数リソースは、リソースブロックに区分され得る。各リソースブロックは、1つのスロットの中でサブキャリアのセット(たとえば、12本のサブキャリア)をカバーしてよく、いくつかのリソース要素を含んでよい。各リソース要素は、(たとえば、時間における)1つのシンボル期間の中で1本のサブキャリアをカバーしてよく、実数値または複素数値であり得る1つの変調シンボルを送るために使用されてよい。
【0094】
いくつかの電気通信システム(たとえば、NR)では、FDD用のダウンリンクおよびアップリンクの各々に対してインターレース構造が使用され得る。たとえば、0~Q-1というインデックスを有するQ個のインターレースが規定されてよく、ただし、Qは、4、6、8、10、またはいくつかの他の値に等しくてよい。各インターレースは、Q個のフレームだけ離間されているスロットを含んでよい。詳細には、インターレースqは、スロットq、q+Q、q+2Qなどを含んでよく、ただし、q∈{0,...,Q-1}である。
【0095】
UEは、複数のBSのカバレージ内に位置してよい。これらのBSのうちの1つが、UEにサービスするように選択され得る。サービングBSは、受信信号強度、受信信号品質、経路損失などの様々な基準に少なくとも部分的に基づいて選択され得る。受信信号品質は、信号対雑音干渉比(SINR)もしくは基準信号受信品質(RSRQ)またはいくつかの他のメトリックによって定量化され得る。UEは、干渉している1つまたは複数のBSから大きい干渉をUEが観測することがある支配的干渉シナリオにおいて動作し得る。
【0096】
本明細書で説明する例の態様はNRまたは5G技術に関連することがあるが、本開示の態様は他のワイヤレス通信システムに適用可能であり得る。ニューラジオ(NR)とは、(たとえば、直交周波数分割多元接続(OFDMA)ベースのエアインターフェース以外の)新たなエアインターフェースまたは(たとえば、インターネットプロトコル(IP)以外の)固定のトランスポートレイヤに従って動作するように構成された無線を指すことがある。態様では、NRは、CPを伴うOFDM(本明細書では、サイクリックプレフィックスOFDMまたはCP-OFDMと呼ばれる)および/またはSC-FDMをアップリンク上で利用してよく、CP-OFDMをダウンリンク上で利用してよく、TDDを使用する半二重動作に対するサポートを含んでよい。態様では、NRは、たとえば、CPを伴うOFDM(本明細書では、CP-OFDMと呼ばれる)および/または離散フーリエ変換拡散直交周波数分割多重化(DFT-s-OFDM)をアップリンク上で利用してよく、CP-OFDMをダウンリンク上で利用してよく、TDDを使用する半二重動作に対するサポートを含んでよい。NRは、広い帯域幅(たとえば、80メガヘルツ(MHz)以上)を目標とする拡張モバイルブロードバンド(eMBB)サービス、高いキャリア周波数(たとえば、60ギガヘルツ(GHz))を目標とするミリ波(mmW)、後方互換性がないMTC技法を目標とするマッシブMTC(mMTC)、および/または超高信頼低レイテンシ通信(URLLC)サービスを目標とするミッションクリティカルを含んでよい。
【0097】
いくつかの態様では、100MHZという単一のコンポーネントキャリア帯域幅がサポートされ得る。NRリソースブロックは、0.1ミリ秒(ms)の持続時間にわたって、サブキャリア帯域幅が60または120キロヘルツ(kHz)の12本のサブキャリアに及んでよい。各無線フレームは、40個のスロットを含んでよく、長さが10msであってよい。したがって、各スロットは、長さが0.25msであってよい。各スロットは、データ送信に対するリンク方向(たとえば、DLまたはUL)を示してよく、スロットごとのリンク方向は動的に切り替えられてよい。各スロットは、DL/ULデータならびにDL/UL制御データを含んでよい。
【0098】
ビームフォーミングがサポートされてよく、ビーム方向は動的に構成されてよい。プリコーディングを伴うMIMO送信もサポートされてよい。DLにおけるMIMO構成は、最大8ストリームのマルチレイヤDL送信を伴う最大8本の送信アンテナ、およびUE当り最大2ストリームをサポートし得る。UE当り最大2ストリームを用いるマルチレイヤ送信がサポートされてよい。複数のセルのアグリゲーションは、最大8個のサービングセルとともにサポートされ得る。代替として、NRは、OFDMベースのインターフェース以外の異なるエアインターフェースをサポートしてよい。NRネットワークは、中央ユニットまたは分散ユニットなどのエンティティを含んでよい。
【0099】
上記に示すように、図4は一例として提供される。他の例が可能であり、図4に関して説明したものとは異なってよい。
【0100】
LTEなどのいくつかの無線アクセス技術では、すべてのサブフレームの中などで(たとえば、1msごとに)、基地局によってセル固有基準信号(CRS)が周期的にブロードキャストされ得る。たとえば、CRSは、ダウンリンク信号の中に挿入されたパイロット信号であってよい。CRSは、すべてのキャリア周波数においてすべてのリソースブロック(RB)にわたってブロードキャストされてよく、タイミングおよび周波数同期のために、無線リソース管理(RRM)測定(たとえば、RSRP測定、RSRQ測定、SINR測定など)のために、時間領域および周波数領域チャネル推定のために、コヒーレント復調のために、チャネル状態情報(CSI)測定(たとえば、チャネル品質インジケータ(CQI)測定、プリコーディング行列インジケータ(PMI)測定、ランクインジケータ(RI)測定など)などのために、UEによって使用され得る。
【0101】
基地局による、すべてのRBにわたるCRSのこの周期的なブロードキャスティングは、近隣基地局への干渉を引き起こすことがあり、近隣セルUEの復調性能、近隣セル容量、近隣セルの中でのRRM測定、近隣セルの中でのCSI測定などに、悪影響を及ぼすことがある。さらに、すべてのRBにわたってCRSをブロードキャストすることは、著しいネットワークリソースオーバーヘッドを消費することがある。これらの問題を軽減するために、CRSミューティングが使用されてよい。CRSミューティングでは、CRSは、キャリアのすべてのPRBにわたるのではなく、キャリア帯域幅の中心の6個の物理リソースブロック(PRB)の中のみで、ブロードキャストされてよく、CRSは、キャリアの中心の6個のPRBの外部ではミュートされてよい(たとえば、送信されなくてよい)。追加または代替として、CRSミューティングでは、PDSCHスケジューリングなどのために、UEのアクティブな間欠受信(DRX)期間の間、ページング、システム情報取得、リソース割振りなどのために、必要に応じてキャリアのすべてのPRBの中でCRSが送信されてもよい。
【0102】
CRSミューティングは、CRSミューティングをサポートする(たとえば、キャリアのすべてのPRBではなく、CRSを求めて中心の6個のPRBしか監視しないように構成されることが可能であり、必要に応じてCRSを求めてすべてのPRBを監視するためにアクティブ化または非アクティブ化されることが可能であり、CRSミューティングを使用するキャリア上で通信することが可能であるなどの)UEに対する性能を改善し得るが、いくつかのUE(たとえば、レガシーUE)は、CRSミューティングをサポートしないことがある(たとえば、CRSミューティングを使用するキャリア上で通信できない場合がある)。たとえば、これらのレガシーUEは、CRSを求めてキャリアのすべてのPRBを監視するように構成されることがある。追加または代替として、これらのレガシーUEは、場合によっては中心の6個のPRBのみを、かつ必要に応じてキャリアのすべてのPRBを監視するように構成されることが可能でない場合がある。その結果、これらのレガシーUEは、CRSミューティングを使用するキャリア上で受信された通信を復調および/または復号できない場合がある。本明細書で説明するいくつかの技法および装置は、CRSミューティングをサポートしないようなレガシーUEが、CRSミューティングを使用するキャリアにキャンプオンすることを防止することによって、レガシーUEへのこの悪影響を防止する。追加の詳細が以下で説明される。
【0103】
図5は、本開示の様々な態様による、CRSミューティングをサポートしないUEがCRSミュート型キャリアにキャンプオンすることを防止することに関係する一例500を示す図である。
【0104】
参照番号510によって示すように、基地局110は、キャリアがCRSミューティングを使用するかどうかに少なくとも部分的に基づいて、キャリアのMIBおよび/またはPBCHをスクランブルするために使用されるべきマスタ情報ブロック(MIB)スクランブリングシーケンスおよび/または物理ブロードキャストチャネル(PBCH)スクランブリングシーケンスを決定し得る。たとえば、基地局110は、基地局110のキャリアがCRSミューティングを使用するかどうかを決定してよい。基地局110は、キャリアがCRSミューティングを使用しない場合、第1のMIBおよび/もしくはPBCHスクランブリングシーケンスを使用してよく、またはキャリアがCRSミューティングを使用する場合、第2のMIBおよび/もしくはPBCHスクランブリングシーケンスを使用してよい。
【0105】
いくつかの態様では、第1のMIBおよび/またはPBCHスクランブリングシーケンスは、
【数1】
によって表される物理セル識別子を使用して生成され得る第1のスクランブリングシーケンス初期化(たとえば、cinit)に少なくとも部分的に基づいて生成され得る。たとえば、キャリアがCRSミューティングを使用しないとき、基地局110は、レガシーLTE動作に整合する
【数2】
に少なくとも部分的に基づいてMIBスクランブリングシーケンスおよび/またはPBCHスクランブリングシーケンスを生成してよい。
【0106】
いくつかの態様では、第2のMIBおよび/またはPBCHスクランブリングシーケンスは、
【数3】
などの、既定の値を加算した物理セル識別子を使用して生成され得る第2のスクランブリングシーケンス初期化(たとえば、cinit)に少なくとも部分的に基づいて生成され得る。たとえば、キャリアがCRSミューティングを使用するとき、基地局110は、レガシーLTE動作から区別するために、
【数4】
に少なくとも部分的に基づいてMIBスクランブリングシーケンスおよび/またはPBCHスクランブリングシーケンスを生成してよい。
【0107】
参照番号520によって示すように、キャリア上でMIBおよび/またはPBCHを基地局110が送信してよくUE120が受信してよい。上記で説明したように、MIBおよび/またはPBCHは、決定されたMIBおよび/またはPBCHスクランブリングシーケンスを使用してスクランブルされ得る。したがって、MIBおよび/またはPBCHは、MIBおよび/またはPBCHがそれを介して送信されるキャリアがCRSミューティングを使用するかどうかに少なくとも部分的に基づいて、異なるスクランブリングシーケンスを使用してスクランブルされ得る。
【0108】
参照番号530によって示すように、UE120は、第1のスクランブリングシーケンスがMIBおよび/またはPBCHを正しくデスクランブルすることに失敗したことを決定することがあり、第1のデスクランブリングシーケンスがMIBおよび/またはPBCHを正しくデスクランブルすることに失敗したことを決定することに少なくとも部分的に基づいて、第2のスクランブリングシーケンスを使用してMIBおよび/またはPBCHをデスクランブルしてよい。たとえば、UE120は、上記で説明した第1のMIBスクランブリングシーケンスおよび/または第1のPBCHスクランブリングシーケンスが、MIBおよび/またはPBCHをスクランブルするために使用されたという想定(たとえば、仮説)を使用して、MIBおよび/またはPBCHをデスクランブルすることを最初に試みてよい。そのようなデスクランブリングが失敗する(たとえば、エラーをもたらす)場合、UE120は、上記で説明した第2のMIBスクランブリングシーケンスおよび/または第2のPBCHスクランブリングシーケンスが、MIBおよび/またはPBCHをスクランブルするために使用されたという想定を使用して、MIBおよび/またはPBCHをデスクランブルすることを試みてよい。いくつかの態様では、UE120は、両方のスクランブリングシーケンス(たとえば、CRSミューティングをサポートするキャリアに対応する
【数5】
によって初期化されたスクランブリングシーケンス、およびレガシーキャリアに対応する
【数6】
によって初期化されたスクランブリングシーケンス)を用いて、MIBおよび/またはPBCHをデスクランブルすることを試みてよい。
【0109】
いくつかの態様では、UE120は、UE120がCRSミューティングをサポートする場合のみ(たとえば、UE120が、CRSミューティングを使用するキャリア上で通信できる場合のみ)、第2のスクランブリングシーケンスに少なくとも部分的に基づいてMIBをデスクランブルしてよい。たとえば、CRSミューティングをサポートするUE120は、上記で説明した順次的なデスクランブリングを実行するように構成され得るが、CRSミューティングをサポートしないUE120は、第2のスクランブリングシーケンスではなく第1のスクランブリングシーケンスのみに少なくとも部分的に基づいてデスクランブリングを試みるように構成されることがある。この場合、MIBは、MIBをデスクランブルすることを試みるためにUE120によって使用されない第2のデスクランブリングシーケンスを使用するので、CRSミューティングをサポートしないUE120は、CRSミューティングをサポートするキャリアのMIBをデスクランブルすることに失敗することがある。その結果、CRSミューティングをサポートしないUE120は、CRSミューティングをサポートするキャリアにアクセスすること(たとえば、そのシステム情報を読み取ること、そこにキャンプオンすることなど)ができない場合があり、それによって、本明細書の中の他の場所で説明する悪影響を防止する。
【0110】
上記に示すように、図5は一例として提供される。他の例が可能であり、図5に関して説明したものとは異なってよい。
【0111】
図6は、本開示の様々な態様による、CRSミューティングをサポートしないUEがCRSミュート型キャリアにキャンプオンすることを防止することに関係する別の例600を示す図である。
【0112】
参照番号610によって示すように、基地局110は、キャリアがCRSミューティングを使用するかどうかに少なくとも部分的に基づいて、PSSがその中で送信されるべきシンボルを決定し得、かつ/またはSSSがその中で送信されるべき別のシンボルを決定し得る。たとえば、基地局110は、基地局110のキャリアがCRSミューティングを使用するかどうかを決定してよい。いくつかの態様では、基地局110は、キャリアがCRSミューティングを使用しない場合に対してキャリアがCRSミューティングを使用する場合、PSSの送信のために異なるシンボルを使用してよい。追加または代替として、基地局110は、キャリアがCRSミューティングを使用しない場合に対してキャリアがCRSミューティングを使用する場合、SSSの送信のために異なるシンボルを使用してよい。
【0113】
たとえば、参照番号620によって示すように、周波数分割複信(FDD)構成において、キャリアがCRSミューティングを使用しない場合、PSSはスロットの最後のシンボルの中で送信されてよく、SSSはスロットの最後から2つ目の(たとえば、PSSを搬送するシンボルの直前の)シンボルの中で送信されてよい。しかしながら、参照番号630によって示すように、FDD構成において、キャリアがCRSミューティングを使用する場合、SSSはスロットの最後のシンボルの中で送信されてよく、PSSはスロットの最後から2つ目の(たとえば、SSSを搬送するシンボルの直前の)シンボルの中で送信されてよい。いくつかの態様では、FDD構成において、PSSとSSS両方は、フレームのスロット0(たとえば、1番目のスロット)およびスロット10(たとえば、11番目のスロット)の中で送信されてよい。
【0114】
別の例として、時分割複信(TDD)構成では、キャリアがCRSミューティングを使用しない場合、SSSはスロットの最後のシンボルの中で送信されてよく、PSSは引き続く次の(たとえば、SSSを搬送するスロットの直後の)スロットの3番目のシンボルの中で送信されてよい。この場合、SSSはフレームのサブフレーム0かつスロット1(たとえば、1番目のサブフレームかつ2番目のスロット)の中で送信されてよく、PSSはフレームのサブフレーム1かつスロット2(たとえば、2番目のサブフレームかつ3番目のスロット)の中で送信されてよい。さらに、SSSはフレームのサブフレーム5かつスロット11(たとえば、6番目のサブフレームかつ12番目のスロット)の中で送信されてよく、PSSはフレームのサブフレーム6かつスロット12(たとえば、7番目のサブフレームかつ13番目のスロット)の中で送信されてよい。しかしながら、TDD構成では、キャリアがCRSミューティングを使用する場合、PSSはスロットの最後のシンボルの中で送信されてよく、SSSは引き続く次の(たとえば、PSSを搬送するスロットの直後の)スロットの3番目のシンボルの中で送信されてよい。この場合、PSSはフレームのサブフレーム0かつスロット1(たとえば、1番目のサブフレームかつ2番目のスロット)の中で送信されてよく、SSSはフレームのサブフレーム1かつスロット2(たとえば、2番目のサブフレームかつ3番目のスロット)の中で送信されてよい。さらに、PSSはフレームのサブフレーム5かつスロット11(たとえば、6番目のサブフレームかつ12番目のスロット)の中で送信されてよく、SSSはフレームのサブフレーム6かつスロット12(たとえば、7番目のサブフレームかつ13番目のスロット)の中で送信されてよい。
【0115】
参照番号640によって示すように、決定されたシンボルの中でPSSおよびSSSを基地局110が送信してよくUE120が受信してよい。たとえば、上記で説明したように、PSSおよびSSSがその中で送信されるシンボルは、キャリアがCRSミューティングを使用しないときに対してキャリアがCRSミューティングを使用するときは取り替えられてよい。この場合、上記で説明したように、キャリアがCRSミューティングを使用しないとき、PSSおよびSSSの送信のために第1のシンボル構成が使用されてよく、キャリアがCRSミューティングを使用するとき、PSSおよびSSSの送信のために第2のシンボル構成が使用されてよい。
【0116】
参照番号650によって示すように、UE120は、PSSおよび/またはSSSが第1のシンボル構成を使用して取得されなかったことを決定することがあり、PSSおよび/またはSSSが第1のシンボル構成を使用して取得されなかったことを決定することに少なくとも部分的に基づいて、第2のシンボル構成を使用してPSSおよび/またはSSSを求めて監視してよい。たとえば、UE120は、第1のシンボルの中でPSSを求めて監視してよく、第2のシンボルの中でSSSを求めて監視してよい。(たとえば、PSSまたはSSSが、対応する第1または第2のシンボルの中に存在しないので)この監視がPSSおよび/またはSSSを取得することに失敗する場合、UE120は、第3のシンボルの中でPSSを求めて監視してよく、かつ/または第4のシンボルの中でSSSを求めて監視してよい。
【0117】
上記で説明したように、第1のシンボルおよび第2のシンボルは第1のシンボル構成に従ってよく、第3のシンボルおよび第4のシンボルは第2のシンボル構成に従ってよい。たとえば、第3のシンボルは、(たとえば、RB、サブフレーム、スロットなどの中で)第1のシンボルとは異なるシンボル位置にあってよく、第4のシンボルは、第2のシンボルとは異なるシンボル位置にあってよい。第1のシンボル構成と比較して第2のシンボル構成においてPSS用およびSSS用のシンボルが取り替えられる場合には、第3のシンボルは第2のシンボルと同じシンボル位置にあってよく、第4のシンボルは第1のシンボルと同じシンボル位置にあってよい。この場合、UE120は、第1のシンボルおよび第2のシンボルを2回監視することがあるが、受信された信号を異なって(たとえば、PSS対SSS)解釈してよい。
【0118】
追加または代替として、UE120は、信号がPSSであるという想定を用いて最初に第1のシンボルの中で信号を復号することを試みてよい。このことが失敗する場合、UE120は、信号がSSSであるという想定を用いて第1のシンボルの中で信号を復号することを試みてよい。同様に、UE120は、信号がSSSであるという想定を用いて最初に第2のシンボルの中で信号を復号することを試みてよい。このことが失敗する場合、UE120は、信号がPSSであるという想定を用いて第2のシンボルの中で信号を復号することを試みてよい。
【0119】
いくつかの態様では、UE120は、UE120がCRSミューティングをサポートする場合のみ(たとえば、UE120が、CRSミューティングを使用するキャリア上で通信できる場合のみ)、PSSを求めて第3のシンボルを、かつSSSを求めて第4のシンボルを監視してよい。追加または代替として、UE120は、UE120がCRSミューティングをサポートする場合のみ、第2のシンボル構成を使用してPSSおよび/またはSSSを取得することを試みてよい。追加または代替として、UE120は、UE120がCRSミューティングをサポートする場合のみ、第1および/または第2のシンボルの中でPSSおよび/またはSSSを取得するために、異なる復号想定を使用してよい。たとえば、CRSミューティングをサポートするUE120は、上記で説明した技法を実行するように構成され得るが、CRSミューティングをサポートしないUE120は、第1のシンボルの中でのみPSSを、また第2のシンボルの中でのみSSSを取得することを試みるように構成されることがある。この場合、CRSミューティングをサポートしないUE120は、(たとえば、PSSおよびSSSのシンボル位置が取り替えられるときなどのエラーに起因して)CRSミューティングをサポートするキャリアのPSSおよび/またはSSSを取得することに失敗することがある。その結果、CRSミューティングをサポートしないUE120は、CRSミューティングをサポートするキャリアにアクセスすること(たとえば、そのシステム情報を読み取ること、そこにキャンプオンすることなど)ができない場合があり、それによって、本明細書の中の他の場所で説明する悪影響を防止する。
【0120】
上記に示すように、図6は一例として提供される。他の例が可能であり、図6に関して説明したものとは異なってよい。
【0121】
図7は、本開示の様々な態様による、CRSミューティングをサポートしないUEがCRSミュート型キャリアにキャンプオンすることを防止することに関係する別の例700を示す図である。
【0122】
参照番号710によって示すように、基地局110は、基地局110に関連するキャリアがCRSミューティングを使用するかどうかを決定することに少なくとも部分的に基づいて、第1の情報要素(IE)、第2のIE、および/または第3のIEを構成し得る(たとえば、それらの値を設定し得る)。いくつかの態様では、第1のIE(たとえば、cellBarredとして示される)は、CRSミューティングをサポートしないすべてのUE120がキャリアから除外されているかどうかを示してよい。第2のIE(たとえば、cellBarredCRS-Muting-r15として示される)は、CRSミューティングをサポートするすべてのUE120がキャリアから除外されているかどうかを示してよい。
【0123】
第3のIE(たとえば、cellReservedForOperatorUseCRS-Muting-r15として示される)は、CRSミューティングをサポートしアクセスクラスの特定のセットの中にあるUE120がキャリアから除外されているかどうかを示してよい。たとえば、いくつかの態様では、1つまたは複数のキャリアは、アクセスクラスの第1のセット(たとえば、アクセスクラス11および15)の中のUE120による使用のために予約されてよく、アクセスクラスの第2のセット(たとえば、アクセスクラス0~9および12~14)の中のUE120は、1つまたは複数のキャリアから除外されてよい。いくつかの態様では、第1のIEおよび/または第2のIEは、すべてのパブリックランドモバイルネットワーク(PLMN)に適用され得る。追加または代替として、第3のIEはPLMN固有であってよくPLMNごとに構成されてよい。
【0124】
たとえば、基地局110が、基地局110のキャリアがCRSミューティングを使用することを決定する場合、基地局110は、CRSミューティングをサポートしないすべてのUEがキャリアから除外されていることを示すように、(たとえば、第1のIEを「Barred」などの第1の値に設定することによって)第1のIEを構成してよい。追加または代替として、基地局110が、基地局110のキャリアがCRSミューティングを使用することを決定する場合、基地局110は、CRSミューティングをサポートするすべてのUEがキャリアから除外されていないことを示すように、(たとえば、第2のIEを「Not Barred」などの第2の値に設定することによって)第2のIEを構成してよい。このようにして、CRSミューティングをサポートしないレガシーUE120は、CRSミューティングを使用する、基地局110の1つまたは複数のキャリア(および/または基地局110のすべてのキャリア)から除外され得るが、CRSミューティングをサポートするUE120は、これらのキャリアにアクセスすることが許容され得る。
【0125】
別の例として、基地局110が、基地局110のキャリアがCRSミューティングを使用しないことを決定する場合、基地局110は、CRSミューティングをサポートしないすべてのUEがキャリアから除外されていないことを示すように、(たとえば、第1のIEを「Not Barred」などの第2の値に設定することによって)第1のIEを構成してよい。追加または代替として、基地局110が、基地局110のキャリアがCRSミューティングを使用しないことを決定する場合、基地局110はまた、CRSミューティングをサポートするすべてのUEがキャリアから除外されていないことを示すように、(たとえば、第2のIEを「Not Barred」などの第2の値に設定することによって)第2のIEを構成してよい。このようにして、レガシーUE120と、CRSミューティングをサポートするUE120の両方は、CRSミューティングを使用しないキャリアにアクセスすることが許容され得る。
【0126】
別の例として、基地局110が、基地局110のキャリアがCRSミューティングを使用すること、およびキャリアへのアクセスが(たとえば、事業者使用のために、アクセスクラスの特定のセットによる使用などのために)予約されることになることを決定する場合、基地局110は、CRSミューティングをサポートしないUEがキャリアから除外されていることを示すように第1のIEを構成してよく、CRSミューティングをサポートするすべてのUEがキャリアから除外されていることを示すように第2のIEを構成してよく、キャリアへのアクセスが、CRSミューティングをサポートしアクセスクラスの予約済みのセット(たとえば、アクセスクラス11および15)の中にあるUEのために予約されていることを示すように、第3のIEを構成してよい。このようにして、CRSミューティングをサポートし予約済みのアクセスクラスの中にあるUE120だけが、キャリアにアクセスし得る。
【0127】
参照番号720によって示すように、第1のIE、第2のIE、および/または第3のIEを、基地局110が送信してよくUE120が受信してよい。いくつかの態様では、第1のIE、第2のIE、および/または第3のIEは、システム情報(たとえば、MIB、システム情報ブロック(SIB)、残存最小システム情報(RMSI)、他のシステム情報(OSI)など)の中で送信されてよい。
【0128】
参照番号730によって示すように、UE120は、第1のIE、第2のIE、および/または第3のIEに少なくとも部分的に基づいて、基地局110の1つまたは複数のキャリアに選択的にアクセスしてよい(たとえば、そこから情報を読み取ること、そこにキャンプオンすること、それを監視することなどを行ってよい)。
【0129】
たとえば、UE120がCRSミューティングをサポートしない場合、UE120は、第1のIEが、CRSミューティングをサポートしないすべてのUEがキャリアから除外されていることを示す場合、キャリアにアクセスしなくてよい。しかしながら、UE120がCRSミューティングをサポートしない場合、UE120は、第1のIEが、CRSミューティングをサポートしないすべてのUEがキャリアから除外されていないことを示す場合、キャリアにアクセスしてよい。
【0130】
別の例として、UE120がCRSミューティングをサポートする場合、UE120は、第2のIEが、CRSミューティングをサポートするすべてのUEがキャリアから除外されていることを示す場合、キャリアにアクセスしなくてよい。しかしながら、UE120がCRSミューティングをサポートする場合、UE120は、第2のIEが、CRSミューティングをサポートするすべてのUEがキャリアから除外されていないことを示す場合、キャリアにアクセスしてよい。この場合、UE120がCRSミューティングをサポートする場合、UE120は、第2のIEが、CRSミューティングをサポートするすべてのUEがキャリアから除外されていないことを示す場合、第1のIEの表示にかかわらずキャリアにアクセスしてよい。
【0131】
別の例として、UE120がCRSミューティングをサポートしアクセスクラスの予約済みのセットの中にある(たとえば、アクセスクラス11または15の中にある)場合、UE120は、第2のIEが、CRSミューティングをサポートするすべてのUE120がキャリアから除外されていることを示すが、第3のIEが、CRSミューティングをサポートしアクセスクラスの予約済みのセットの中にあるすべてのUE120がキャリアから除外されていないことを示す場合、キャリアにアクセスしてよい。しかしながら、UE120がCRSミューティングをサポートしアクセスクラスの予約済みのセットの中にない(たとえば、アクセスクラス0~9または12~14の中にある)場合、UE120は、第2のIEが、CRSミューティングをサポートするすべてのUE120がキャリアから除外されていることを示し、かつ第3のIEが、CRSミューティングをサポートしアクセスクラスの予約済みのセットの中にあるすべてのUE120がキャリアから除外されていないことを示す場合、キャリアにアクセスしなくてよい。
【0132】
上記のIEを使用することによって、CRSミューティングをサポートしないUE120は、CRSミューティングをサポートするキャリアにアクセスすることが防止されてよく、それによって、本明細書の中の他の場所で説明する悪影響を防止する。
【0133】
いくつかの態様では、第1のIE、第2のIE、および/または第3のIEは、5Gコアネットワークと通信できないUE120(たとえば、非拡張LTE(non-eLTE)UE120)のために構成されてよい。いくつかの態様では、第1のIE、第2のIE、および/または第3のIEは、5Gコアネットワークと通信できるUE120(たとえば、eLTE UE120)のために構成されてよい。いくつかの態様では、5Gコアネットワークと通信できないUE120のために1つのIEが使用され、かつ5Gコアネットワークと通信できるUE120のために別のIEが使用されて、第2のIEに対応する2つの異なるIEが使用されてよい。追加または代替として、5Gコアネットワークと通信できないUE120のために1つのIEが使用され、かつ5Gコアネットワークと通信できるUE120のために別のIEが使用されて、第3のIEに対応する2つの異なるIEが使用されてよい。追加の詳細が図8に関して以下で説明される。
【0134】
上記に示すように、図7は一例として提供される。他の例が可能であり、図7に関して説明したものとは異なってよい。
【0135】
図8は、本開示の様々な態様による、CRSミューティングをサポートしないUEがCRSミュート型キャリアにキャンプオンすることを防止することに関係する別の例800を示す図である。
【0136】
参照番号810によって示すように、図7に関して上記で説明したような類似の方法で、基地局110は、基地局110に関連するキャリアがCRSミューティングを使用するかどうかを決定することに少なくとも部分的に基づいて、第1の情報要素(IE)、第2のIE、および/または第3のIEを構成し得る(たとえば、それらの値を設定し得る)。いくつかの態様では、第1のIE(たとえば、cellBarred-5GCとして示される)は、5Gコアネットワークと通信することができ、かつCRSミューティングをサポートしないすべてのUE120が、キャリアから除外されているかどうかを示してよい。第2のIE(たとえば、cellBarred5GC-CRS-Mutingとして示される)は、5Gコアネットワークと通信することができ、かつCRSミューティングをサポートするすべてのUE120が、キャリアから除外されているかどうかを示してよい。
【0137】
図7に関して上記で説明したような類似の方法で、第3のIE(たとえば、cellReservedForOperatorUs5GCeCRS-Mutingとして示される)は、5Gコアネットワークと通信することができ、CRSミューティングをサポートし、かつアクセスクラスの特定のセットの中にあるUE120が、キャリアから除外されているかどうかを示してよい。いくつかの態様では、第1のIEおよび/または第2のIEは、すべてのパブリックランドモバイルネットワーク(PLMN)に適用され得る。追加または代替として、第3のIEはPLMN固有であってよくPLMNごとに構成されてよい。
【0138】
図7に関して上記で説明したような類似の方法で、基地局110は、5Gコアネットワークと通信できるUE120のために、第1のIE、第2のIE、および/または第3のIEを構成し得る。
【0139】
参照番号820によって示すように、第1のIE、第2のIE、および/または第3のIEを、基地局110が送信してよくUE120が受信してよい。いくつかの態様では、図7に関して上記で説明したように、第1のIE、第2のIE、および/または第3のIEは、システム情報(たとえば、MIB、システム情報ブロック(SIB)、残存最小システム情報(RMSI)、他のシステム情報(OSI)など)の中で送信されてよい。
【0140】
図7に関して上記で説明したような類似の方法で、参照番号830によって示すように、UE120は、第1のIE、第2のIE、および/または第3のIEに少なくとも部分的に基づいて、基地局110の1つまたは複数のキャリアに選択的にアクセスしてよい(たとえば、そこから情報を読み取ること、そこにキャンプオンすること、それを監視することなどを行ってよい)。いくつかの態様では、UE120は、UE120が5Gコアネットワークを使用して通信できない場合、IEの第1のセット(たとえば、図7に示しかつ/または図7に関して説明したIEのうちの1つまたは複数)を読み取ってよく、またはUE120が5Gコアネットワークを使用して通信できる場合、IEの第2のセット(たとえば、図8に示しかつ/または図8に関して説明したIEのうちの1つまたは複数)を読み取ってよい。いくつかの態様では、UE120が5Gコアネットワークと4Gコアネットワークの両方と通信できる場合、UE120はIEの両方のセット(たとえば、第1のセットおよび第2のセット)を読み取ってよい。
【0141】
いくつかの態様では、IEは、CRSミューティングをサポートし、5Gコアネットワークにアクセスすることができず、かつ予約済みでないかまたは通常のアクセスクラスに属するUE120が、キャリアにキャンプオンすることから除外されているのかそれとも除外されていないのかを示してよい。別のIEは、CRSミューティングをサポートし、5Gコアネットワークにアクセスすることができず、かつ予約済みかまたは特別なアクセスクラスに属するUE120が、キャリアにキャンプオンすることから除外されているのかそれとも除外されていないのかを示してよい。別のIEは、CRSミューティングをサポートし、5Gコアネットワークにアクセスすることができ、かつ予約済みでないかまたは通常のアクセスクラスに属するUE120が、キャリアにキャンプオンすることから除外されているのかそれとも除外されていないのかを示してよい。別のIEは、CRSミューティングをサポートし、5Gコアネットワークにアクセスすることができ、かつ予約済みかまたは特別なアクセスクラスに属するUE120が、キャリアにキャンプオンすることから除外されているのかそれとも除外されていないのかを示してよい。
【0142】
上記のIEを使用することによって、CRSミューティングをサポートしないUE120は、CRSミューティングをサポートするキャリアにアクセスすることが防止されてよく、それによって、本明細書の中の他の場所で説明する悪影響を防止する。
【0143】
上記に示すように、図8は一例として提供される。他の例が可能であり、図8に関して説明したものとは異なってよい。
【0144】
図9は、本開示の様々な態様による、CRSミューティングをサポートしないUEがCRSミュート型キャリアにキャンプオンすることを防止することに関係する別の例900を示す図である。
【0145】
参照番号910によって示すように、近隣基地局110-2は、CRSミューティングを使用する、近隣基地局110-2の1つまたは複数のキャリアを決定し得る。
【0146】
参照番号920によって示すように、CRSミューティングを使用する、近隣基地局110-2の1つまたは複数のキャリアの表示を、近隣基地局110-2が送信してよくサービング基地局110-1が受信してよい。キャリアは、たとえば、CRSミューティングをサポートするキャリアのセットを識別するキャリア識別子の第1のセット、CRSミューティングをサポートしないキャリアのセットを識別するキャリア識別子の第2のセット、CRSミューティングをサポートする任意のキャリアを近隣基地局110-2が有するかどうかというバイナリ表示などを使用して示されてよい。場合によっては、表示は、異なる動作周波数(たとえば、帯域、E-UTRA絶対無線周波数番号(EARFCN)など)に対して別々の表示を備えてよい。
【0147】
参照番号930によって示すように、CRSミューティングを使用する、近隣基地局110-2の1つまたは複数のキャリアの表示を、サービング基地局110-1が送信してよくUE120が受信してよい。追加または代替として、近隣基地局110-2の任意のキャリアがCRSミューティングを使用するかどうかという表示を、基地局110が送信してよくUE120が受信してよい。いくつかの態様では、表示は近隣セルリストの中に含まれてよい。追加または代替として、表示はシステム情報、RRCメッセージなどの中に含まれてよい。
【0148】
参照番号940によって示すように、UE120は、UE120がCRSミューティングをサポートするかどうかに少なくとも部分的に基づいて、CRSミューティングをサポートする近隣基地局110-2の1つまたは複数のキャリアのうちの少なくとも1つに選択的にアクセスしてよい。たとえば、UE120は、UE120がCRSミューティングをサポートする場合、CRSミューティングをサポートする1つまたは複数のキャリアのうちの少なくとも1つにアクセスしてよい。代替として、UE120は、UE120がCRSミューティングをサポートしない場合、CRSミューティングをサポートする1つまたは複数のキャリアのうちのいずれにもアクセスしなくてよい。このようにして、CRSミューティングをサポートしないUE120のリソースは、そのようなUE120がCRSミューティングを使用するキャリアにアクセスすることを防止することによって温存され得る。
【0149】
上記に示すように、図9は一例として提供される。他の例が可能であり、図9に関して説明したものとは異なってよい。
【0150】
図10は、本開示の様々な態様による、CRSミューティングをサポートしないUEがCRSミュート型キャリアにキャンプオンすることを防止することに関係する別の例1000を示す図である。
【0151】
参照番号1010によって示すように、UE120は、UE120がCRSミューティングをサポートするかどうかを決定し得る。たとえば、この決定はUE120の構成に少なくとも部分的に基づいてよい。
【0152】
参照番号1020によって示すように、UE120がCRSミューティングをサポートするかどうかを示す能力報告(たとえば、UE能力報告など)を、UE120が送信してよく基地局110が受信してよい。いくつかの態様では、UE120がCRSミューティングをサポートするかどうかを(たとえば、バイナリ表示を使用して)示すために、能力報告の中の1ビットが使用され得る。いくつかの態様では、能力報告は、基地局110からモビリティ管理エンティティ(MME)または他のネットワークエンティティへ送信されてよい。
【0153】
参照番号1030によって示すように、基地局110は、基地局110がCRSミューティングをサポートするかどうかを決定し得る。たとえば、この決定は、基地局110の構成、基地局110の1つもしくは複数のキャリアおよび/または任意のキャリアがCRSミューティングを使用するかどうかという決定などに、少なくとも部分的に基づいてよい。
【0154】
参照番号1040によって示すように、基地局110および/またはMME(または、類似のネットワークエンティティ)は、キャリアに対して、UE120がCRSミューティングをサポートするかどうか、および基地局110がCRSミューティングをサポートするかどうかに少なくとも部分的に基づいて、そのキャリア上でUE120を選択的にページングし得る。いくつかの態様では、基地局110がCRSミューティングをサポートし、かつUE120がCRSミューティングをサポートしない場合、基地局110は、いかなるキャリア上でもUE120をページングしなくてよい。代替として、基地局110がCRSミューティングをサポートし、かつUE120がCRSミューティングをサポートしない場合、基地局110は、CRSミューティングを使用するキャリア上でUE120をページングしなくてよいが、CRSミューティングを使用しないキャリア上でUE120をページングしてよい。場合によっては、基地局110および/またはMMEは、CRSミューティングをサポートしないキャリアおよび/または基地局110のみにおいて、CRSミューティングをサポートしないUE120をページングしてよい。
【0155】
いくつかの態様では、基地局110は、基地局110がCRSミューティングをサポートし、かつUE120がCRSミューティングをサポートする場合、UE120をページングしてよい。追加または代替として、基地局110は、基地局110がCRSミューティングをサポートせず、かつUE120がCRSミューティングをサポートしない場合、UE120をページングしてよい。追加または代替として、基地局110は、基地局110がCRSミューティングをサポートせず、かつUE120がCRSミューティングをサポートする場合、UE120をページングしてよい。
【0156】
いくつかの態様では、コアネットワークがページを開始することがあるが、コアネットワークにUE能力が通知されないことがある。この場合、コアネットワークは、UE120をページングするように基地局110に命令してよいが、基地局110は、基地局110がCRSミューティングをサポートし、かつUE120がCRSミューティングをサポートしないとき、(たとえば、CRSミューティングを使用するキャリア上での)ページを廃棄してよい。いくつかの態様では(たとえば、RRC非アクティブ機能がアクティブ化される場合)、基地局110がページを開始することがある。この場合、基地局110は、基地局110がCRSミューティングをサポートし、かつUE120がCRSミューティングをサポートしないとき、UE120に宛てられたページの開始および/または送信を防止してよい。
【0157】
上記で説明したようにCRSミューティングに関するUE能力をシグナリングすることによって、基地局110のリソースは、不必要なページの送信を防止することによって温存され得る。さらに、本来ならそれらのページのために使用されることになるネットワークリソースも温存され得る。
【0158】
上記に示すように、図10は一例として提供される。他の例が可能であり、図10に関して説明したものとは異なってよい。
【0159】
図11は、本開示の様々な態様による、たとえば、基地局によって実行される、例示的なプロセス1100を示す図である。例示的なプロセス1100は、CRSミューティングをサポートしないUEがCRSミュート型キャリアにキャンプオンすることを防止することに関連する動作を基地局(たとえば、基地局110など)が実行する一例である。
【0160】
図11に示すように、いくつかの態様では、プロセス1100は、基地局に関連するキャリアがセル固有基準信号(CRS)ミューティングを使用するかどうかを決定することを含んでよい(ブロック1110)。たとえば、図5に関して上記で説明したように、基地局は(たとえば、コントローラ/プロセッサ240などを使用して)、基地局に関連するキャリアがCRSミューティングを使用するかどうかを決定し得る。
【0161】
さらに図11に示すように、いくつかの態様では、プロセス1100は、キャリアがCRSミューティングを使用するかどうかに少なくとも部分的に基づいて、キャリアのMIBまたはPBCHをスクランブルするために使用されるべきマスタ情報ブロック(MIB)スクランブリングシーケンスまたは物理ブロードキャストチャネル(PBCH)スクランブリングシーケンスを決定することを含んでよい(ブロック1120)。たとえば、図5に関して上記で説明したように、基地局は(たとえば、コントローラ/プロセッサ240などを使用して)、キャリアがCRSミューティングを使用するかどうかに少なくとも部分的に基づいて、キャリアのMIBおよび/またはPBCHをスクランブルするために使用されるべきMIBスクランブリングシーケンスおよび/またはPBCHスクランブリングシーケンスを決定し得る。
【0162】
さらに図11に示すように、いくつかの態様では、プロセス1100は、MIBまたはPBCHを送信することを含んでよく、MIBまたはPBCHは、決定されたMIBスクランブリングシーケンスまたは決定されたPBCHスクランブリングシーケンスを使用してスクランブルされる(ブロック1130)。たとえば、図5に関して上記で説明したように、基地局は(たとえば、コントローラ/プロセッサ240、送信プロセッサ220、TX MIMOプロセッサ230、MOD232、アンテナ234などを使用して)、MIBおよび/またはPBCHを送信し得る。いくつかの態様では、MIBは、決定されたMIBスクランブリングシーケンスを使用してスクランブルされ、かつ/またはPBCHは、決定されたPBCHスクランブリングシーケンスを使用してスクランブルされる。
【0163】
プロセス1100は、以下で説明する任意の単一の態様または態様の任意の組合せなどの、かつ/あるいは本明細書の中の他の場所で説明する1つまたは複数の他のプロセスに関して、追加の態様を含んでよい。
【0164】
第1の態様では、MIBスクランブリングシーケンスまたはPBCHスクランブリングシーケンスは、キャリアがCRSミューティングを使用しないとき、第1のスクランブリングシーケンス初期化を使用して生成される。
【0165】
第2の態様では、単独で、または第1の態様と組み合わせて、MIBスクランブリングシーケンスまたはPBCHスクランブリングシーケンスは、キャリアがCRSミューティングを使用するとき、第2のスクランブリングシーケンス初期化を使用して生成される。
【0166】
第3の態様では、単独で、あるいは第1および第2の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、第1のスクランブリングシーケンス初期化は、物理セル識別子を使用する。
【0167】
第4の態様では、単独で、あるいは第1~第3の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、第2のスクランブリングシーケンス初期化は、既定の値を加算した物理セル識別子を使用する。
【0168】
図11はプロセス1100の例示的なブロックを示すが、いくつかの態様では、プロセス1100は、追加のブロック、もっと少数のブロック、異なるブロック、または図11に示すブロックとは異なって構成されたブロックを含んでよい。追加または代替として、プロセス1100のブロックのうちの2つ以上が並行して実行されてよい。
【0169】
図12は、本開示の様々な態様による、たとえば、UEによって実行される、例示的なプロセス1200を示す図である。例示的なプロセス1200は、CRSミューティングをサポートしないUEがCRSミュート型キャリアにキャンプオンすることを防止することに関連する動作をUE(たとえば、UE120など)が実行する一例である。
【0170】
図12に示すように、いくつかの態様では、プロセス1200は、マスタ情報ブロック(MIB)または物理ブロードキャストチャネル(PBCH)を受信することを含んでよい(ブロック1210)。たとえば、図5に関して上記で説明したように、UEは(たとえば、アンテナ252、DEMOD254、MIMO検出器256、受信プロセッサ258、コントローラ/プロセッサ280などを使用して)、MIBおよび/またはPBCHを受信し得る。
【0171】
さらに図12に示すように、いくつかの態様では、プロセス1200は、第1のスクランブリングシーケンスに少なくとも部分的に基づいてMIBまたはPBCHをデスクランブルすることがエラーをもたらすことを決定することを含んでよい(ブロック1220)。たとえば、図5に関して上記で説明したように、UEは(たとえば、コントローラ/プロセッサ280などを使用して)、第1のスクランブリングシーケンスに少なくとも部分的に基づいてMIBおよび/またはPBCHをデスクランブルすることがエラーをもたらすことを決定し得る。
【0172】
さらに図12に示すように、いくつかの態様では、プロセス1200は、第1のスクランブリングシーケンスに少なくとも部分的に基づいてMIBまたはPBCHをデスクランブルすることがエラーをもたらすことを決定することに少なくとも部分的に基づいて、第2のスクランブリングシーケンスに少なくとも部分的に基づいてMIBまたはPBCHをデスクランブルすることを含んでよい(ブロック1230)。たとえば、図5に関して上記で説明したように、UEは(たとえば、アンテナ252、DEMOD254、MIMO検出器256、受信プロセッサ258、コントローラ/プロセッサ280などを使用して)、第1のスクランブリングシーケンスに少なくとも部分的に基づいてMIBおよび/またはPBCHをデスクランブルすることがエラーをもたらすことを決定することに少なくとも部分的に基づいて、第2のスクランブリングシーケンスに少なくとも部分的に基づいてMIBおよび/またはPBCHをデスクランブルし得る。
【0173】
プロセス1200は、以下で説明する任意の単一の態様または態様の任意の組合せなどの、かつ/あるいは本明細書の中の他の場所で説明する1つまたは複数の他のプロセスに関して、追加の態様を含んでよい。
【0174】
第1の態様では、第1のスクランブリングシーケンスは、物理セル識別子に少なくとも部分的に基づく。
【0175】
第2の態様では、単独で、または第1の態様と組み合わせて、第2のスクランブリングシーケンスは、既定の値を加算した物理セル識別子に少なくとも部分的に基づく。
【0176】
第3の態様では、単独で、あるいは第1および第2の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、UEがセル固有基準信号(CRS)ミューティングをサポートするという決定に少なくとも部分的に基づいて、MIBまたはPBCHは、第2のスクランブリングシーケンスに少なくとも部分的に基づいてデスクランブルされる。
【0177】
図12はプロセス1200の例示的なブロックを示すが、いくつかの態様では、プロセス1200は、追加のブロック、もっと少数のブロック、異なるブロック、または図12に示すブロックとは異なって構成されたブロックを含んでよい。追加または代替として、プロセス1200のブロックのうちの2つ以上が並行して実行されてよい。
【0178】
図13は、本開示の様々な態様による、たとえば、基地局によって実行される、例示的なプロセス1300を示す図である。例示的なプロセス1300は、CRSミューティングをサポートしないUEがCRSミュート型キャリアにキャンプオンすることを防止することに関連する動作を基地局(たとえば、基地局110など)が実行する一例である。
【0179】
図13に示すように、いくつかの態様では、プロセス1300は、基地局に関連するキャリアがセル固有基準信号(CRS)ミューティングを使用するかどうかを決定することを含んでよい(ブロック1310)。たとえば、図6に関して上記で説明したように、基地局は(たとえば、コントローラ/プロセッサ240などを使用して)、基地局に関連するキャリアがCRSミューティングを使用するかどうかを決定し得る。
【0180】
さらに図13に示すように、いくつかの態様では、プロセス1300は、キャリアがCRSミューティングを使用するかどうかに少なくとも部分的に基づいて、1次同期信号(PSS)を送信するために使用されるべき第1のシンボルおよび2次同期信号(SSS)を送信するために使用されるべき第2のシンボルを決定することを含んでよい(ブロック1320)。たとえば、図6に関して上記で説明したように、基地局は(たとえば、コントローラ/プロセッサ240などを使用して)、キャリアがCRSミューティングを使用するかどうかに少なくとも部分的に基づいて、PSSを送信するために使用されるべき第1のシンボルおよびSSSを送信するために使用されるべき第2のシンボルを決定し得る。
【0181】
さらに図13に示すように、いくつかの態様では、プロセス1300は、第1のシンボルの中でPSSを、かつ第2のシンボルの中でSSSを送信することを含んでよい(ブロック1330)。たとえば、図6に関して上記で説明したように、基地局は(たとえば、コントローラ/プロセッサ240、送信プロセッサ220、TX MIMOプロセッサ230、MOD232、アンテナ234などを使用して)、第1のシンボルの中でPSSを、かつ第2のシンボルの中でSSSを送信し得る。
【0182】
プロセス1300は、以下で説明する任意の単一の態様または態様の任意の組合せなどの、かつ/あるいは本明細書の中の他の場所で説明する1つまたは複数の他のプロセスに関して、追加の態様を含んでよい。
【0183】
第1の態様では、第1のシンボルおよび第2のシンボルは、キャリアがCRSミューティングを使用しないとき、第1のシンボル構成に従う。
【0184】
第2の態様では、単独で、または第1の態様と組み合わせて、第1のシンボルおよび第2のシンボルは、キャリアがCRSミューティングを使用するとき、第2のシンボル構成に従う。
【0185】
第3の態様では、単独で、あるいは第1および第2の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、第2のシンボルは、第1のシンボル構成の中で第1のシンボルに先行する。
【0186】
第4の態様では、単独で、あるいは第1~第3の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、第1のシンボルは、第2のシンボル構成の中で第2のシンボルに先行する。
【0187】
図13はプロセス1300の例示的なブロックを示すが、いくつかの態様では、プロセス1300は、追加のブロック、もっと少数のブロック、異なるブロック、または図13に示すブロックとは異なって構成されたブロックを含んでよい。追加または代替として、プロセス1300のブロックのうちの2つ以上が並行して実行されてよい。
【0188】
図14は、本開示の様々な態様による、たとえば、UEによって実行される、例示的なプロセス1400を示す図である。例示的なプロセス1400は、CRSミューティングをサポートしないUEがCRSミュート型キャリアにキャンプオンすることを防止することに関連する動作をUE(たとえば、UE120など)が実行する一例である。
【0189】
図14に示すように、いくつかの態様では、プロセス1400は、1次同期信号(PSS)または2次同期信号(SSS)が、対応する第1のシンボルまたは第2のシンボルの中に存在しないことを決定することを含んでよい(ブロック1410)。たとえば、図6に関して上記で説明したように、UEは(たとえば、コントローラ/プロセッサ280などを使用して)、PSSまたはSSSが、対応する第1のシンボルまたは第2のシンボルの中に存在しないことを決定し得る。
【0190】
さらに図14に示すように、いくつかの態様では、プロセス1400は、PSSまたはSSSが、対応する第1のシンボルまたは第2のシンボルの中に存在しないことを決定することに少なくとも部分的に基づいて、PSSを求めて第3のシンボルを、かつSSSを求めて第4のシンボルを監視することを含んでよく、第3のシンボルは、リソースブロック内で第1のシンボルとは異なるシンボル位置を有し、第4のシンボルは、リソースブロック内で第2のシンボルとは異なるシンボル位置を有する(ブロック1420)。たとえば、図6に関して上記で説明したように、UEは(たとえば、アンテナ252、DEMOD254、MIMO検出器256、受信プロセッサ258、コントローラ/プロセッサ280などを使用して)、PSSまたはSSSが、対応する第1のシンボルまたは第2のシンボルの中に存在しないことを決定することに少なくとも部分的に基づいて、PSSを求めて第3のシンボルを、かつSSSを求めて第4のシンボルを監視し得る。いくつかの態様では、第3のシンボルは、リソースブロック内で第1のシンボルとは異なるシンボル位置を有する。いくつかの態様では、第4のシンボルは、リソースブロック内で第2のシンボルとは異なるシンボル位置を有する。
【0191】
プロセス1400は、以下で説明する任意の単一の態様または態様の任意の組合せなどの、かつ/あるいは本明細書の中の他の場所で説明する1つまたは複数の他のプロセスに関して、追加の態様を含んでよい。
【0192】
第1の態様では、第3のシンボルは、リソースブロック内で第2のシンボルと同じシンボル位置を有する。
【0193】
第2の態様では、単独で、または第1の態様と組み合わせて、第4のシンボルは、リソースブロック内で第1のシンボルと同じシンボル位置を有する。
【0194】
第3の態様では、単独で、あるいは第1および第2の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、UEがCRSミューティングをサポートするという決定に少なくとも部分的に基づいて、第3のシンボルおよび第4のシンボルが監視される。
【0195】
図14はプロセス1400の例示的なブロックを示すが、いくつかの態様では、プロセス1400は、追加のブロック、もっと少数のブロック、異なるブロック、または図14に示すブロックとは異なって構成されたブロックを含んでよい。追加または代替として、プロセス1400のブロックのうちの2つ以上が並行して実行されてよい。
【0196】
図15は、本開示の様々な態様による、たとえば、基地局によって実行される、例示的なプロセス1500を示す図である。例示的なプロセス1500は、CRSミューティングをサポートしないUEがCRSミュート型キャリアにキャンプオンすることを防止することに関連する動作を基地局(たとえば、基地局110など)が実行する一例である。
【0197】
図15に示すように、いくつかの態様では、プロセス1500は、基地局に関連するキャリアがセル固有基準信号(CRS)ミューティングを使用するかどうかを決定することを含んでよい(ブロック1510)。たとえば、図7図8に関して上記で説明したように、基地局は(たとえば、コントローラ/プロセッサ240などを使用して)、基地局に関連するキャリアがCRSミューティングを使用するかどうかを決定し得る。
【0198】
さらに図15に示すように、いくつかの態様では、プロセス1500は、キャリアがCRSミューティングを使用するかどうかを決定することに少なくとも部分的に基づいて第1の情報要素(IE)および第2のIEを構成することを含んでよく、第1のIEは、CRSミューティングをサポートしないすべてのユーザ機器(UE)がキャリアから除外されているかどうかを示し、第2のIEは、CRSミューティングをサポートするすべてのUEがキャリアから除外されているかどうかを示す(ブロック1520)。たとえば、図7図8に関して上記で説明したように、基地局は(たとえば、コントローラ/プロセッサ240などを使用して)、キャリアがCRSミューティングを使用するかどうかを決定することに少なくとも部分的に基づいて第1の情報要素(IE)および第2のIEを構成し得る。いくつかの態様では、第1のIEは、CRSミューティングをサポートしないすべてのUEがキャリアから除外されているかどうかを示す。いくつかの態様では、第2のIEは、CRSミューティングをサポートするすべてのUEがキャリアから除外されているかどうかを示す。
【0199】
さらに図15に示すように、いくつかの態様では、プロセス1500は、第1のIEおよび第2のIEをUEへ送信することを含んでよい(ブロック1530)。たとえば、図7図8に関して上記で説明したように、基地局は(たとえば、コントローラ/プロセッサ240、送信プロセッサ220、TX MIMOプロセッサ230、MOD232、アンテナ234などを使用して)、第1のIEおよび第2のIEをUEへ送信し得る。
【0200】
プロセス1500は、以下で説明する任意の単一の態様または態様の任意の組合せなどの、かつ/あるいは本明細書の中の他の場所で説明する1つまたは複数の他のプロセスに関して、追加の態様を含んでよい。
【0201】
第1の態様では、キャリアがCRSミューティングを使用するという決定に少なくとも部分的に基づいて、第1のIEは、CRSミューティングをサポートしないすべてのUEがキャリアから除外されていることを示すように構成され、第2のIEは、CRSミューティングをサポートするすべてのUEがキャリアから除外されていないことを示すように構成される。
【0202】
第2の態様では、単独で、または第1の態様と組み合わせて、第1のIEまたは第2のIEのうちの少なくとも1つは、5Gコアネットワークと通信できないUE用である。
【0203】
第3の態様では、単独で、あるいは第1および第2の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、第1のIEまたは第2のIEのうちの少なくとも1つは、5Gコアネットワークと通信できるUE用である。
【0204】
第4の態様では、単独で、あるいは第1~第3の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、基地局は、キャリアがCRSミューティングを使用するかどうかを決定することに少なくとも部分的に基づいて第3のIEを構成することであって、第3のIEが、CRSミューティングをサポートしアクセスクラスの特定のセットの中にあるUEがキャリアから除外されているかどうかを示すことを行ってよく、第3のIEをUEへ送信してよい。
【0205】
第5の態様では、単独で、あるいは第1~第4の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、キャリアがCRSミューティングを使用し、かつキャリアへのアクセスが事業者使用のために予約されることになるという決定に、少なくとも部分的に基づいて、第1のIEは、CRSミューティングをサポートしないすべてのUEがキャリアから除外されていることを示すように構成され、第2のIEは、CRSミューティングをサポートするすべてのUEがキャリアから除外されていることを示すように構成され、第3のIEは、キャリアへのアクセスが、アクセスクラスの特定のセットの中にないUEのために予約されていることを示すように構成される。
【0206】
第6の態様では、単独で、あるいは第1~第5の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、第3のIEの表示は、パブリックランドモバイルネットワーク(PLMN)固有である。
【0207】
第7の態様では、単独で、あるいは第1~第6の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、第3のIEは、5Gコアネットワークと通信できないUE用である。
【0208】
第8の態様では、単独で、あるいは第1~第7の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、第3のIEは、5Gコアネットワークと通信できるUE用である。
【0209】
第9の態様では、単独で、あるいは第1~第8の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、プロセス1500は、CRSミューティングを使用する、近隣基地局の1つまたは複数のキャリアの表示を近隣基地局から受信することと、CRSミューティングを使用する、近隣基地局の1つまたは複数のキャリアを識別する情報をUEへ送信することとを含む。
【0210】
第10の態様では、単独で、あるいは第1~第9の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、情報は、近隣セルリスト、システム情報、無線リソース制御メッセージ、またはそれらの組合せのうちの少なくとも1つの中で送信される。
【0211】
第11の態様では、単独で、あるいは第1~第10の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、プロセス1500は、UEがCRSミューティングをサポートするかどうかを示す能力報告を受信することを含む。
【0212】
図15はプロセス1500の例示的なブロックを示すが、いくつかの態様では、プロセス1500は、追加のブロック、もっと少数のブロック、異なるブロック、または図15に示すブロックとは異なって構成されたブロックを含んでよい。追加または代替として、プロセス1500のブロックのうちの2つ以上が並行して実行されてよい。
【0213】
図16は、本開示の様々な態様による、たとえば、UEによって実行される、例示的なプロセス1600を示す図である。例示的なプロセス1600は、CRSミューティングをサポートしないUEがCRSミュート型キャリアにキャンプオンすることを防止することに関連する動作をUE(たとえば、UE120など)が実行する一例である。
【0214】
図16に示すように、いくつかの態様では、プロセス1600は、第1の情報要素(IE)および第2のIEを受信することを含んでよく、第1のIEは、セル固有基準信号(CRS)ミューティングをサポートしないすべてのUEがキャリアから除外されているかどうかを示し、第2のIEは、CRSミューティングをサポートするすべてのUEがキャリアから除外されているかどうかを示す(ブロック1610)。たとえば、図7図8に関して上記で説明したように、UEは(たとえば、アンテナ252、DEMOD254、MIMO検出器256、受信プロセッサ258、コントローラ/プロセッサ280などを使用して)、第1のIEおよび第2のIEを受信し得る。いくつかの態様では、第1のIEは、CRSミューティングをサポートしないすべてのUEがキャリアから除外されているかどうかを示す。いくつかの態様では、第2のIEは、CRSミューティングをサポートするすべてのUEがキャリアから除外されているかどうかを示す。
【0215】
さらに図16に示すように、いくつかの態様では、プロセス1600は、第1のIEまたは第2のIEのうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づいてキャリアに選択的にアクセスすることを含んでよい(ブロック1620)。たとえば、図7図8に関して上記で説明したように、UEは(たとえば、アンテナ252、DEMOD254、MIMO検出器256、受信プロセッサ258、コントローラ/プロセッサ280などを使用して)、第1のIEまたは第2のIEのうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づいてキャリアに選択的にアクセスし得る。
【0216】
プロセス1600は、以下で説明する任意の単一の態様または態様の任意の組合せなどの、かつ/あるいは本明細書の中の他の場所で説明する1つまたは複数の他のプロセスに関して、追加の態様を含んでよい。
【0217】
第1の態様では、UEがCRSミューティングをサポートせず、かつ第1のIEが、CRSミューティングをサポートしないすべてのUEがキャリアから除外されていることを示すとき、キャリアはアクセスされない。
【0218】
第2の態様では、単独で、または第1の態様と組み合わせて、UEがCRSミューティングをサポートせず、かつ第1のIEが、CRSミューティングをサポートしないすべてのUEがキャリアから除外されていないことを示すとき、キャリアはアクセスされる。
【0219】
第3の態様では、単独で、あるいは第1および第2の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、UEがCRSミューティングをサポートし、かつ第2のIEが、CRSミューティングをサポートするすべてのUEがキャリアから除外されていることを示すとき、キャリアはアクセスされない。
【0220】
第4の態様では、単独で、あるいは第1~第3の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、UEがCRSミューティングをサポートし、かつ第2のIEが、CRSミューティングをサポートするすべてのUEがキャリアから除外されていないことを示すとき、キャリアはアクセスされる。
【0221】
第5の態様では、単独で、あるいは第1~第4の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、UEがCRSミューティングをサポートし、かつ第2のIEが、CRSミューティングをサポートするすべてのUEがキャリアから除外されていないことを示すとき、第1のIEの表示にかかわらずキャリアはアクセスされる。
【0222】
第6の態様では、単独で、あるいは第1~第5の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、第1のIEまたは第2のIEのうちの少なくとも1つは、5Gコアネットワークと通信できないUE用である。
【0223】
第7の態様では、単独で、あるいは第1~第6の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、第1のIEまたは第2のIEのうちの少なくとも1つは、5Gコアネットワークと通信できるUE用である。
【0224】
第8の態様では、単独で、あるいは第1~第7の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、UEは、第3のIEを受信することであって、第3のIEが、CRSミューティングをサポートしアクセスクラスの特定のセットの中にあるUEがキャリアから除外されているかどうかを示すことを行ってよく、第1のIE、第2のIE、または第3のIEのうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づいて、キャリアに選択的にアクセスしてよい。
【0225】
第9の態様では、単独で、あるいは第1~第8の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、第3のIEの表示は、パブリックランドモバイルネットワーク(PLMN)固有である。
【0226】
第10の態様では、単独で、あるいは第1~第9の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、第3のIEは、5Gコアネットワークと通信できないUE用である。
【0227】
第11の態様では、単独で、あるいは第1~第10の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、第3のIEは、5Gコアネットワークと通信できるUE用である。
【0228】
第12の態様では、単独で、または第1~第11の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、プロセス1600は、CRSミューティングを使用する、近隣基地局の1つまたは複数のキャリアの表示をサービング基地局から受信することと、UEがCRSミューティングをサポートするかどうかに少なくとも部分的に基づいて1つまたは複数のキャリアのうちの少なくとも1つに選択的にアクセスすることとを含む。
【0229】
第13の態様では、単独で、あるいは第1~第12の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、表示は、近隣セルリスト、システム情報、無線リソース制御メッセージ、またはそれらの組合せのうちの少なくとも1つの中で受信される。
【0230】
第14の態様では、単独で、あるいは第1~第13の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、プロセス1600は、UEがCRSミューティングをサポートするかどうかを示す能力報告を送信することを含む。
【0231】
図16はプロセス1600の例示的なブロックを示すが、いくつかの態様では、プロセス1600は、追加のブロック、もっと少数のブロック、異なるブロック、または図16に示すブロックとは異なって構成されたブロックを含んでよい。追加または代替として、プロセス1600のブロックのうちの2つ以上が並行して実行されてよい。
【0232】
図17は、本開示の様々な態様による、たとえば、基地局によって実行される、例示的なプロセス1700を示す図である。例示的なプロセス1700は、CRSミューティングをサポートしないUEがCRSミュート型キャリアにキャンプオンすることを防止することに関連する動作を基地局(たとえば、基地局110など)が実行する一例である。
【0233】
図17に示すように、いくつかの態様では、プロセス1700は、セル固有基準信号(CRS)ミューティングを使用する、近隣基地局の1つまたは複数のキャリアの表示を近隣基地局から受信することを含んでよい(ブロック1710)。たとえば、図9に関して上記で説明したように、基地局は(たとえば、アンテナ234、DEMOD232、MIMO検出器236、受信プロセッサ238、コントローラ/プロセッサ240などを使用して)、CRSミューティングを使用する、近隣基地局の1つまたは複数のキャリアの表示を近隣基地局から受信し得る。
【0234】
さらに図17に示すように、いくつかの態様では、プロセス1700は、CRSミューティングを使用する、近隣基地局の1つまたは複数のキャリアを識別する情報をユーザ機器(UE)へ送信することを含んでよい(ブロック1720)。たとえば、図9に関して上記で説明したように、基地局は(たとえば、コントローラ/プロセッサ240、送信プロセッサ220、TX MIMOプロセッサ230、MOD232、アンテナ234などを使用して)、CRSミューティングを使用する、近隣基地局の1つまたは複数のキャリアを識別する情報をUEへ送信し得る。
【0235】
プロセス1700は、以下で説明する任意の単一の態様または態様の任意の組合せなどの、かつ/あるいは本明細書の中の他の場所で説明する1つまたは複数の他のプロセスに関して、追加の態様を含んでよい。
【0236】
第1の態様では、情報は、近隣セルリストの中で送信される。
【0237】
第2の態様では、単独で、または第1の態様と組み合わせて、情報は、システム情報、無線リソース制御(RRC)メッセージ、またはそれらの何らかの組合せのうちの少なくとも1つの中で送信される。
【0238】
図17はプロセス1700の例示的なブロックを示すが、いくつかの態様では、プロセス1700は、追加のブロック、もっと少数のブロック、異なるブロック、または図17に示すブロックとは異なって構成されたブロックを含んでよい。追加または代替として、プロセス1700のブロックのうちの2つ以上が並行して実行されてよい。
【0239】
図18は、本開示の様々な態様による、たとえば、UEによって実行される、例示的なプロセス1800を示す図である。例示的なプロセス1800は、CRSミューティングをサポートしないUEがCRSミュート型キャリアにキャンプオンすることを防止することに関連する動作をUE(たとえば、UE120など)が実行する一例である。
【0240】
図18に示すように、いくつかの態様では、プロセス1800は、セル固有基準信号(CRS)ミューティングを使用する、近隣基地局の1つまたは複数のキャリアの表示をサービング基地局から受信することを含んでよい(ブロック1810)。たとえば、図9に関して上記で説明したように、UEは(たとえば、アンテナ252、DEMOD254、MIMO検出器256、受信プロセッサ258、コントローラ/プロセッサ280などを使用して)、CRSミューティングを使用する、近隣基地局の1つまたは複数のキャリアの表示をサービング基地局から受信し得る。
【0241】
さらに図18に示すように、いくつかの態様では、プロセス1800は、UEがCRSミューティングをサポートするかどうかに少なくとも部分的に基づいて1つまたは複数のキャリアのうちの少なくとも1つに選択的にアクセスすることを含んでよい(ブロック1820)。たとえば、図9に関して上記で説明したように、UEは(たとえば、アンテナ252、DEMOD254、MIMO検出器256、受信プロセッサ258、コントローラ/プロセッサ280などを使用して)、UEがCRSミューティングをサポートするかどうかに少なくとも部分的に基づいて1つまたは複数のキャリアのうちの少なくとも1つに選択的にアクセスし得る。
【0242】
プロセス1800は、以下で説明する任意の単一の態様または態様の任意の組合せなどの、かつ/あるいは本明細書の中の他の場所で説明する1つまたは複数の他のプロセスに関して、追加の態様を含んでよい。
【0243】
第1の態様では、表示は、近隣セルリストの中で受信される。
【0244】
第2の態様では、単独で、または第1の態様と組み合わせて、表示は、システム情報、無線リソース制御(RRC)メッセージ、またはそれらの何らかの組合せのうちの少なくとも1つの中で受信される。
【0245】
第3の態様では、単独で、あるいは第1および第2の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、1つまたは複数のキャリアのうちの少なくとも1つは、UEがCRSミューティングをサポートするとき、アクセスされる。
【0246】
第4の態様では、単独で、あるいは第1~第3の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、1つまたは複数のキャリアは、UEがCRSミューティングをサポートしないとき、アクセスされない。
【0247】
図18はプロセス1800の例示的なブロックを示すが、いくつかの態様では、プロセス1800は、追加のブロック、もっと少数のブロック、異なるブロック、または図18に示すブロックとは異なって構成されたブロックを含んでよい。追加または代替として、プロセス1800のブロックのうちの2つ以上が並行して実行されてよい。
【0248】
図19は、本開示の様々な態様による、たとえば、基地局によって実行される、例示的なプロセス1900を示す図である。例示的なプロセス1900は、CRSミューティングをサポートしないUEがCRSミュート型キャリアにキャンプオンすることを防止することに関連する動作を基地局(たとえば、基地局110など)が実行する一例である。
【0249】
図19に示すように、いくつかの態様では、プロセス1900は、ユーザ機器(UE)がセル固有基準信号(CRS)ミューティングをサポートするかどうかを示す能力報告をUEから受信することを含んでよい(ブロック1910)。たとえば、図10に関して上記で説明したように、基地局は(たとえば、アンテナ234、DEMOD232、MIMO検出器236、受信プロセッサ238、コントローラ/プロセッサ240などを使用して)、UEがCRSミューティングをサポートするかどうかを示す能力報告をUEから受信し得る。
【0250】
さらに図19に示すように、いくつかの態様では、プロセス1900は、基地局がCRSミューティングをサポートするかどうかを決定することを含んでよい(ブロック1920)。たとえば、図10に関して上記で説明したように、基地局は(たとえば、コントローラ/プロセッサ240などを使用して)、基地局がCRSミューティングをサポートするかどうかを決定し得る。
【0251】
さらに図19に示すように、いくつかの態様では、プロセス1900は、キャリアに対して、UEがCRSミューティングをサポートするかどうか、および基地局がCRSミューティングをサポートするかどうかに少なくとも部分的に基づいて、そのキャリア上でUEを選択的にページングすることを含んでよい(ブロック1930)。たとえば、図10に関して上記で説明したように、基地局は(たとえば、コントローラ/プロセッサ240、送信プロセッサ220、TX MIMOプロセッサ230、MOD232、アンテナ234などを使用して)、キャリアに対して、UEがCRSミューティングをサポートするかどうか、および基地局がCRSミューティングをサポートするかどうかに少なくとも部分的に基づいて、そのキャリア上でUEを選択的にページングし得る。
【0252】
プロセス1900は、以下で説明する任意の単一の態様または態様の任意の組合せなどの、かつ/あるいは本明細書の中の他の場所で説明する1つまたは複数の他のプロセスに関して、追加の態様を含んでよい。
【0253】
第1の態様では、UEは、基地局がCRSミューティングをサポートし、かつUEがCRSミューティングをサポートしないとき、キャリア上でページングされない。
【0254】
第2の態様では、単独で、または第1の態様と組み合わせて、基地局は、基地局がCRSミューティングをサポートし、かつUEがCRSミューティングをサポートしないとき、コアネットワークから受信されUEに宛てられたページを廃棄する。
【0255】
第3の態様では、単独で、あるいは第1および第2の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、基地局は、基地局がCRSミューティングをサポートし、かつUEがCRSミューティングをサポートしないとき、基地局によるページの開始を防止する。
【0256】
第4の態様では、単独で、あるいは第1~第3の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、基地局は、基地局がキャリア上でCRSミューティングをサポートし、かつUEがCRSミューティングをサポートしないとき、CRSミューティングを使用しない異なるキャリア上でUEをページングする。
【0257】
第5の態様では、単独で、あるいは第1~第4の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、基地局がCRSミューティングをサポートしUEがCRSミューティングをサポートするか、基地局がCRSミューティングをサポートせずUEがCRSミューティングをサポートしないか、または基地局がCRSミューティングをサポートせずUEがCRSミューティングをサポートするとき、UEはページングされる。
【0258】
図19はプロセス1900の例示的なブロックを示すが、いくつかの態様では、プロセス1900は、追加のブロック、もっと少数のブロック、異なるブロック、または図19に示すブロックとは異なって構成されたブロックを含んでよい。追加または代替として、プロセス1900のブロックのうちの2つ以上が並行して実行されてよい。
【0259】
図20は、本開示の様々な態様による、たとえば、UEによって実行される、例示的なプロセス2000を示す図である。例示的なプロセス2000は、CRSミューティングをサポートしないUEがCRSミュート型キャリアにキャンプオンすることを防止することに関連する動作をUE(たとえば、UE120など)が実行する一例である。
【0260】
図20に示すように、いくつかの態様では、プロセス2000は、UEがセル固有基準信号(CRS)ミューティングをサポートするかどうかを決定することを含んでよい(ブロック2010)。たとえば、図10に関して上記で説明したように、UEは(たとえば、コントローラ/プロセッサ280などを使用して)、UEがCRSミューティングをサポートするかどうかを決定し得る。
【0261】
さらに図20に示すように、いくつかの態様では、プロセス2000は、UEがCRSミューティングをサポートするかどうかを示す能力報告を基地局へ送信することを含んでよい(ブロック2020)。たとえば、図10に関して上記で説明したように、UEは(たとえば、コントローラ/プロセッサ280、送信プロセッサ264、TX MIMOプロセッサ266、MOD254、アンテナ252などを使用して)、UEがCRSミューティングをサポートするかどうかを示す能力報告を基地局へ送信し得る。
【0262】
プロセス2000は、本明細書の中の他の場所で説明する1つまたは複数の他のプロセスに関して説明する、任意の単一の態様または態様の任意の組合せなどの、追加の態様を含んでよい。
【0263】
図20はプロセス2000の例示的なブロックを示すが、いくつかの態様では、プロセス2000は、追加のブロック、もっと少数のブロック、異なるブロック、または図20に示すブロックとは異なって構成されたブロックを含んでよい。追加または代替として、プロセス2000のブロックのうちの2つ以上が並行して実行されてよい。
【0264】
上記の開示は、例示および説明を提供するものであり、網羅的なものでもなく、または開示する厳密な形態に態様を限定するものでもない。修正および変形は、上記の開示に照らして可能であり、または態様の実践から得られ得る。
【0265】
本明細書で使用する「構成要素」という用語は、ハードウェア、ファームウェア、またはハードウェアとソフトウェアとの組合せとして広く解釈されるものである。本明細書で使用する「プロセッサ」は、ハードウェア、ファームウェア、またはハードウェアとソフトウェアとの組合せで実装される。
【0266】
いくつかの態様が、本明細書ではしきい値に関して説明される。本明細書で使用する「しきい値を満たすこと」は、値が、しきい値よりも大きいこと、しきい値以上であること、しきい値未満であること、しきい値以下であること、しきい値に等しいこと、しきい値に等しくないことなどを指すことがある。
【0267】
本明細書で説明したシステムおよび/または方法が、様々な形態のハードウェア、ファームウェア、またはハードウェアとソフトウェアとの組合せで実装され得ることが明らかである。これらのシステムおよび/または方法を実施するために使用される実際の専用制御ハードウェアまたはソフトウェアコードは、態様を限定するものではない。したがって、システムおよび/または方法の動作および挙動が、特定のソフトウェアコードを参照することなく本明細書で説明された- ソフトウェアおよびハードウェアが、本明細書での説明に少なくとも部分的に基づいてシステムおよび/または方法を実施するように設計され得ることを理解されたい。
【0268】
特徴の特定の組合せが特許請求の範囲において記載され、かつ/または本明細書で開示されても、これらの組合せは、可能な態様の開示を限定するものではない。実際には、これらの特徴の多くが、特許請求の範囲において詳細には記載されずかつ/または本明細書で開示されない方法で、組み合わせられてよい。以下に列挙する各従属請求項は1つの請求項のみに直接依存し得るが、可能な態様の開示は、各従属請求項が請求項セットの中のあらゆる他の請求項と組み合わせられることを含む。項目の列挙「のうちの少なくとも1つ」を指す句は、単一のメンバーを含む、それらの項目の任意の組合せを指す。一例として、「a、b、またはcのうちの少なくとも1つ」は、a、b、c、a-b、a-c、b-c、およびa-b-c、ならびに複数の同じ要素による任意の組合せ(たとえば、a-a、a-a-a、a-a-b、a-a-c、a-b-b、a-c-c、b-b、b-b-b、b-b-c、c-c、およびc-c-c、またはa、b、およびcの任意の他の順序)を包含することが意図される。
【0269】
本明細書で使用する要素、行為、または命令はいずれも、そのように明示的に説明されない限り、重要または必須として見なされるべきでない。また、本明細書で使用する冠詞「a」および「an」は、1つまたは複数の項目を含むものであり、「1つまたは複数の」と互換的に使用されてよい。さらに、本明細書で使用する「セット」および「グループ」という用語は、1つまたは複数の項目(たとえば、関連する項目、関連しない項目、関連する項目と関連しない項目との組合せなど)を含むものであり、「1つまたは複数の」と互換的に使用されてよい。1つの項目のみが意図される場合、「1つの」という用語または類似の言葉が使用される。また、本明細書で使用する「有する(has)」、「有する(have)」、「有すること(having)」などの用語は、オープンエンドな用語であることを意図する。さらに、「に基づいて」という句は、別段に明記されていない限り、「に少なくとも部分的に基づいて」を意味するものである。
【符号の説明】
【0270】
100 ネットワーク、アクセスネットワーク
102a マクロセル
102b ピコセル
102c フェムトセル
110 基地局(BS)
110a BS、マクロBS
110b BS、ピコBS
110c BS、フェムトBS
110d BS、中継局、中継BS
110-1 サービング基地局
110-2 近隣基地局
120 ユーザ機器(UE)
130 ネットワークコントローラ
212 データソース
220 送信プロセッサ
230 送信(TX)多入力多出力(MIMO)プロセッサ
232 変調器(MOD)/復調器(DEMOD)
234 アンテナ
236 MIMO検出器
238 受信プロセッサ
239 データシンク
240 コントローラ/プロセッサ
242 メモリ
244 通信ユニット
246 スケジューラ
252 アンテナ
254 変調器(MOD)/復調器(DEMOD)
256 MIMO検出器
258 受信プロセッサ
260 データシンク
262 データソース
264 送信プロセッサ
266 送信(TX)多入力多出力(MIMO)プロセッサ
280 コントローラ/プロセッサ
282 メモリ
290 コントローラ/プロセッサ
292 メモリ
294 通信ユニット
300 フレーム構造
410 スロットフォーマット
図1
図2
図3A
図3B
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
【手続補正書】
【提出日】2023-09-06
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ機器(UE)によって実行されるワイヤレス通信の方法であって、
マスタ情報ブロック(MIB)または物理ブロードキャストチャネル(PBCH)を受信するステップと、
第1のスクランブリングシーケンスに少なくとも部分的に基づいて前記MIBまたは前記PBCHをデスクランブルすることがエラーをもたらすことを決定するステップと、
前記第1のスクランブリングシーケンスに少なくとも部分的に基づいて前記MIBまたは前記PBCHをデスクランブルすることが前記エラーをもたらすことを決定することに少なくとも部分的に基づいて、第2のスクランブリングシーケンスに少なくとも部分的に基づいて前記MIBまたは前記PBCHをデスクランブルするステップと
を備える方法。
【請求項2】
前記第1のスクランブリングシーケンスが、物理セル識別子に少なくとも部分的に基づき、前記第2のスクランブリングシーケンスが、既定の値を加算した物理セル識別子に少なくとも部分的に基づく、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記UEがセル固有基準信号(CRS)ミューティングをサポートするという決定に少なくとも部分的に基づいて、前記MIBまたは前記PBCHが、前記第2のスクランブリングシーケンスに少なくとも部分的に基づいてデスクランブルされる、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
ユーザ機器(UE)によって実行されるワイヤレス通信の方法であって、
1次同期信号(PSS)または2次同期信号(SSS)が、対応する第1のシンボルまたは第2のシンボルの中に存在しないことを決定するステップと、
前記PSSまたは前記SSSが、前記対応する第1のシンボルまたは第2のシンボルの中に存在しないことを決定することに少なくとも部分的に基づいて、前記PSSを求めて第3のシンボルを、かつ前記SSSを求めて第4のシンボルを監視するステップとを備え、前記第3のシンボルが、リソースブロック内で前記第1のシンボルとは異なるシンボル位置を有し、前記第4のシンボルが、前記リソースブロック内で前記第2のシンボルとは異なるシンボル位置を有する、
方法。
【請求項5】
前記第3のシンボルが、前記リソースブロック内で前記第2のシンボルと同じシンボル位置を有し、前記第4のシンボルが、前記リソースブロック内で前記第1のシンボルと同じシンボル位置を有する、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記UEがセル固有基準信号(CRS)ミューティングをサポートするという決定に少なくとも部分的に基づいて、前記第3のシンボルおよび前記第4のシンボルが監視される、請求項4に記載の方法。
【請求項7】
請求項1から3のうちのいずれか一項に記載の方法を実行するための手段を備える、ユーザ機器。
【請求項8】
請求項4から6のうちのいずれか一項に記載の方法を実行するための手段を備える、ユーザ機器。
【請求項9】
請求項1から3のうちのいずれか一項に記載の方法を前記ユーザ機器に実行させるための命令を含む、コンピュータプログラム。
【請求項10】
請求項4から6のうちのいずれか一項に記載の方法を前記ユーザ機器に実行させるための命令を含む、コンピュータプログラム。
【外国語明細書】