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特開2023-158198オストミー装具用のベースプレート及びベースプレート用のセンサ組立体部分、並びに、ベースプレート及びセンサ組立体部分を製造するための方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023158198
(43)【公開日】2023-10-26
(54)【発明の名称】オストミー装具用のベースプレート及びベースプレート用のセンサ組立体部分、並びに、ベースプレート及びセンサ組立体部分を製造するための方法
(51)【国際特許分類】
   A61F 5/445 20060101AFI20231019BHJP
   A61F 5/44 20060101ALI20231019BHJP
【FI】
A61F5/445
A61F5/44 S
【審査請求】有
【請求項の数】22
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023146760
(22)【出願日】2023-09-11
(62)【分割の表示】P 2020533210の分割
【原出願日】2018-12-20
(31)【優先権主張番号】PA201770984
(32)【優先日】2017-12-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】DK
(31)【優先権主張番号】PA201770998
(32)【優先日】2017-12-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】DK
(31)【優先権主張番号】PA201870101
(32)【優先日】2018-02-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】DK
(71)【出願人】
【識別番号】500085884
【氏名又は名称】コロプラスト アクティーゼルスカブ
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【弁理士】
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100147555
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 公一
(74)【代理人】
【識別番号】100160705
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 健太郎
(72)【発明者】
【氏名】ヤイス アスク ハンスン
(72)【発明者】
【氏名】ラース エロプ ラースン
(57)【要約】
【課題】オストミー装具用のベースプレート、及びベースプレートを製造するための方法が開示されている。
【解決手段】ベースプレートは、上層と、第1の接着層と、複数の電極を含む電極組立体であって、第1の部分であって、複数の電極の接続部を含む第1の部分と、第2の部分であって、第1の接着層と上層との間に配置されている第2の部分と、を有する電極組立体と、ベースプレートをモニタデバイスに接続するように構成されたモニタインターフェースであって、モニタデバイスのそれぞれの端子との電気接続を形成するように構成された複数の端子を含むモニタインターフェースと、を含む。上層は、電極組立体の複数の電極と、モニタデバイスの端子との間を接続させるように構成された上層開口部を含む。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
オストミー装具用のベースプレートを製造するための方法であって、
-上層を設けることと、
-複数の電極を含む電極組立体であって、第1の部分であって、前記複数の電極をモニタデバイスの端子に接続するように構成された前記複数の電極の接続部を含む前記第1の部分と、第2の部分と、を有する前記電極組立体を設けることと、
-1つ又は複数の水溶性又は水膨潤性の親水コロイドを含む第1の接着層を設けることと、
-前記電極組立体の前記第2の部分が、前記第1の接着層と前記上層との間に配置されるように、前記上層、前記電極組立体、及び前記第1の接着層を組み立てることと、
を含む前記方法であるとともに、
-前記上層に上層開口部であって、前記複数の電極の前記接続部と、前記モニタデバイスの端子との間を接続させるように構成された前記上層開口部を設けることをさらに含む前記方法。
【請求項2】
前記上層が上層ストーマ開口部を含み、前記第1の接着層が第1の接着性のストーマ開口部を含むとともに、前記上層、前記電極組立体、及び前記第1の接着層を組み立てることが、前記上層ストーマ開口部及び前記第1の接着性のストーマ開口部を位置合わせして、ユーザのストーマからの排泄物を通過させるように構成された前記ベースプレートのストーマ開口部を形成することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記上層開口部が、前記上層、前記電極組立体、及び前記第1の接着層を組み立てることの後に前記上層に設けられる、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記上層開口部が、前記上層、前記電極組立体、及び前記第1の接着層を組み立てることの前に前記上層に設けられる、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項5】
前記上層開口部が、前記上層にU字型の切り込みを入れることによって設けられる、請求項1~4の何れか一項に記載の方法。
【請求項6】
オストミー装具用のベースプレートであって、
-上層と、
-1つ又は複数の水溶性又は水膨潤性の親水コロイドを含む第1の接着層と、
-複数の電極を含む電極組立体であって、第1の部分であって、前記複数の電極をモニタデバイスの端子に接続するように構成された、前記複数の電極の接続部を含む前記第1の部分と、第2の部分であって、前記第1の接着層と前記上層との間に配置されている前記第2の部分と、を有する前記電極組立体と、
-前記ベースプレートをモニタデバイスに接続するように構成されたモニタインターフェースであって、前記モニタデバイスのそれぞれの端子との電気接続を形成するように構成された複数の端子を含む前記モニタインターフェースと、
を含むとともに、
前記上層が、前記電極組立体の前記複数の電極と、前記モニタデバイスの端子との間を接続させるように構成された上層開口部を含む前記ベースプレート。
【請求項7】
前記上層の上層ストーマ開口部、及び前記第1の接着層の第1の接着性のストーマ開口部によって少なくとも部分的に形成されたストーマ開口部を含み、前記ベースプレートの前記ストーマ開口部が、ユーザのストーマからの排泄物を通過させるように構成されている、請求項6に記載のベースプレート。
【請求項8】
前記接続部が、前記モニタインターフェースの前記複数の端子を形成する、請求項6又は7に記載のベースプレート。
【請求項9】
前記電極組立体の前記第1の部分が、前記上層開口部を貫通して延在する、請求項6~8の何れか一項に記載のベースプレート。
【請求項10】
前記電極組立体が、近位側及び遠位側を含むとともに、前記複数の電極が前記近位側に配置され、且つ、前記電極組立体の前記第1の部分が、前記ベースプレートの遠位側で前記複数の電極の前記接続部を露出させるように折り返されている、請求項9に記載のベースプレート。
【請求項11】
前記電極組立体が、近位側及び遠位側を含むとともに、前記複数の電極が前記近位側に配置され、且つ、前記複数の電極のそれぞれの前記接続部が、前記電極組立体の前記近位側から、例えば、前記電極組立体の支持層を貫通して、前記電極組立体の前記遠位側まで延在する、請求項6~9の何れか一項に記載のベースプレート。
【請求項12】
前記上層開口部がU字型である、請求項6~11の何れか一項に記載のベースプレート。
【請求項13】
前記モニタインターフェースが、前記モニタデバイスと前記ベースプレートとの間で、解放可能な連結など、機械的接続を形成するように構成された結合部を含む、請求項6~12の何れか一項に記載のベースプレート。
【請求項14】
前記結合部が、前記電極組立体の前記遠位側など、前記電極組立体に取り付けられているとともに、前記結合部が、前記上層開口部を貫通して延在する、請求項13に記載のベースプレート。
【請求項15】
前記結合部が、前記上層の前記遠位側など、前記上層に取り付けられている、請求項13に記載のベースプレート。
【請求項16】
前記電極組立体の前記第1の部分が、前記結合部内へと延在している、請求項11~13の何れか一項に記載のベースプレート。
【請求項17】
前記電極組立体が補強要素を含むとともに、前記補強要素が、前記電極組立体の前記第1の部分の少なくとも一部を形成している、請求項6~16の何れか一項に記載のベースプレート。
【請求項18】
前記補強要素が、前記複数の電極の前記接続部を形成するために前記複数の電極に接続された複数の導電路を含む、請求項17に記載のベースプレート。
【請求項19】
前記補強要素がフレックス回路である、請求項17又は18に記載のベースプレート。
【請求項20】
前記上層と前記電極組立体との間に第2の接着層を含むとともに、前記第2の接着層が、前記上層開口部と位置合わせされた第2の接着層開口部を含み、且つ、前記電極組立体の前記複数の電極と、前記モニタデバイスの端子との間を電気接続させるように構成され、前記第2の接着層が、1つ又は複数の水溶性又は水膨潤性の親水コロイドを含む請求項6~19の何れか一項に記載のベースプレート。
【請求項21】
請求項1~5の何れか一項に記載の方法によって得ることができるオストミー装具用のベースプレート。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、オストミーシステム、そのデバイス、オストミー装具を製造する方法及びオストミー装具を監視する方法に関する。オストミー装具システムは、オストミー装具及びオストミーモニタデバイスを含む。特に、本開示は、オストミー装具の漏出分類並びに/又はオストミー装具の動作の検出及び監視に関する。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0002】
添付図面は、実施形態の更なる理解を提供するために含まれており、本明細書に組み込まれて本明細書の一部をなす。図面は、実施形態を示し、説明と共に実施形態の原理を説明する役割を果たす。他の実施形態及び実施形態の意図される利点の多くは、以下の詳細な説明を参照することにより、よりよく理解されるにつれて容易に認識されるであろう。図面の要素は、必ずしも互いに対して一定の縮尺で描かれているわけではない。同様の参照符号は、対応する同様の部分を示す。
【図面の簡単な説明】
【0003】
図1図1は、例示的なオストミーシステムを示す。
図2図2は、オストミーシステムの例示的なモニタデバイスを示す。
図3図3は、オストミー装具のベースプレートの分解組立図である。
図4図4は、例示的な電極組立体の分解組立図である。
図5図5は、ベースプレートの部分及び/又はセンサ組立体部分の近位図である。
図6図6は、例示的な電極構成の遠位図である。
図7図7は、例示的なマスキング要素の遠位図である。
図8図8は、例示的な第1の接着層の遠位図である。
図9図9は、図8の第1の接着層の近位図である。
図10図10は、モニタインターフェースを含むベースプレートの部分及び/又はセンサ組立体部分の遠位図である。
図11図11は、例示的なベースプレートの分解組立図を示す。
図12図12は、例示的な電極組立体の分解組立図を示す。
図13図13は、例示的な電極組立体の分解組立図を示す。
図14図14は、例示的な電極構成を示す。
図15図15は、ベースプレートの部分及び/又はセンサ組立体部分の概略表現を示す。
図16図16は、ベースプレートの部分及び/又はセンサ組立体部分の概略表現を示す。
図17図17は、ベースプレートの部分及び/又はセンサ組立体部分の概略表現を示す。
図18図18は、例示的な方法のフローチャートを示す。
【発明を実施するための形態】
【0004】
種々の例示的な実施形態及び詳細について、関連する場合、図を参照して以下に説明する。図は、一定の縮尺で描かれていることも又はいないこともあり、同様の構造又は機能の要素は、図全体を通して同様の参照符号で表されることに留意されたい。図は、実施形態の説明の促進のみを目的としていることにも留意されたい。図は、本発明の網羅的な説明として又は本発明の範囲への限定として意図されない。加えて、示された実施形態は、示される態様又は利点の全てを有する必要があるわけではない。特定の実施形態と併せて説明される態様又は利点は、必ずしも実施形態に限定されず、そのように示されない場合又はそのように明示的に説明されない場合でも任意の他の実施形態で実施することが可能である。
【0005】
本開示全体を通して、「ストーマ」及び「オストミー」という用語は、人の腸又は泌尿器系統をバイパスする、外科的に造られた開口部を示すのに使用される。これらの用語は、同義で使用され、区別の意味を意図されない。これらの用語に由来する任意の用語又は句、例えば「ストーマの」、「複数のオストミー」等にも同じことが当てはまる。また、ストーマから出る固形廃棄物及び液体廃棄物は、ストーマ「排出物」、「廃棄物」及び「流体」の両方を同義で指すことができる。オストミー手術を受けた対象者は、「オストミスト」又は「オストメイト」 - 更に「患者」又は「ユーザ」とも呼ばれ得る。しかしながら、幾つかの場合、「ユーザ」は、外科医又はオストミーケア看護師等の医療従事者(HCP)に関連するか又はHCPを指すこともある。それらの場合、「ユーザ」が「患者」自身でないと明示的に述べられるか、又は文脈から暗黙的であるかの何れかである。
【0006】
以下では、層、要素、デバイス又はデバイスの部分の近位側又は近位面を指すときには常に、その参照は、ユーザがオストミー装具を装着するとき、皮膚に面する側又は表面への参照である。同様に、層、要素、デバイス又はデバイスの部分の遠位側又は遠位面を指すときには常に、その参照は、ユーザがオストミー装具を装着しているとき、皮膚とは逆に面する側又は表面への参照である。換言すれば、装具がユーザに装着されているとき、近位側又は近位面とは、ユーザに最も近い側又は表面であり、遠位側は逆側又は逆の表面 - 使用中のユーザから最も遠く離れた側又は表面 - である。
【0007】
軸方向は、ユーザが装具を装着しているとき、ストーマの方向として定義される。したがって、軸方向は、一般に、ユーザの皮膚又は腹部表面に直交する。
【0008】
半径方向は、軸方向に直交するものとして定義される。文章により、「内部」及び「外部」という用語が使用されることがある。これらの修飾語句は、一般に、「外部」要素への参照が、その要素が「内部」と参照される要素よりもオストミー装具の中心部部分から離れていることを意味するような半径方向に関して認識されるべきである。加えて、「最も内側」は、構成要素の中心を形成する構成要素の部分及び/又は構成要素の中心に隣接する部分として解釈されるべきである。同様に、「最も外側」は、構成要素の外縁若しくは外側輪郭を形成する構成要素の部分及び/又はその外縁若しくは外側輪郭に隣接する部分として解釈されるべきである。
【0009】
本開示における特定の特徴又は効果への修飾語句としての「実質的に」という用語の使用は、任意の逸脱が、通常、関連する技術分野の当業者により予期される許容差内であることを単に意味することが意図される。
【0010】
本開示における特定の特徴又は効果への修飾語句としての「概して」という用語の使用は、構造的特徴の場合、そのような特徴の大半又は大部分が問題となっている特性を示し、機能的特徴又は効果の場合、その特性に関わる結果の大半がその効果を提供するが、例外的な結果がその効果を提供しないことを単に意味することが意図される。
【0011】
本開示は、オストミーシステム及びオストミー装具等のオストミーシステムのデバイス、オストミー装具のベースプレート、モニタデバイス及び任意選択的に1つ又は複数の付属デバイスに関する。更に、オストミーシステム及びオストミーシステムのデバイスに関連する方法が開示される。付属デバイス(外部デバイスとも呼ばれる)は、携帯電話又は他のハンドヘルドデバイスであり得る。付属デバイスは、腕時計又は他の手首装着電子デバイス等、例えばウェアラブルな個人電子デバイスであり得る。付属デバイスは、ドッキングステーションであり得る。ドッキングステーションは、モニタデバイスをドッキングステーションに電気的且つ/又は機械的に結合するように構成され得る。ドッキングステーションは、モニタデバイスを充電するように構成され得、且つ/又はモニタデバイスとドッキングステーションとの間でデータを転送するように構成され得る。オストミーシステムは、サーバデバイスを含み得る。サーバデバイスは、オストミー装具製造業者及び/又はサービスセンタにより運用且つ/又は制御され得る。
【0012】
本開示は、ベースプレートのユーザの皮膚表面への取り付けを提供する接着材料中の水分伝搬の性質、激しさ及び迅速性の信頼性の高い特定を単独で又は一緒になって促進するオストミーシステム及びオストミー装具等のオストミーシステムのデバイス、オストミー装具のベースプレート、モニタデバイス及び任意選択的に1つ又は複数の付属デバイスに関する。接着剤中の水分伝搬パターンの性質に応じて、オストミーシステム及びそのデバイスは、障害の種類についての情報をユーザに提供できるようにし、また激しい漏出を経験せず、且つ/又は皮膚ダメージなしで、激しさ、したがってオストミー装具を交換するための残り時間枠の指示をユーザに提供できるようにする。
【0013】
オストミー装具は、ベースプレート及びオストミーパウチ(オストミーバッグとも呼ばれる)を含む。オストミー装具は、人工肛門装具、回腸ストーマ装具又は人工膀胱装具であり得る。オストミー装具は、二品型オストミー装具であり得、すなわち、ベースプレート及びオストミーパウチは、例えば、機械的且つ/又は接着的な結合を用いて解放可能に結合され得、それにより例えば複数のオストミーパウチを1つのベースプレートで利用(交換)できるようにする。更に、二品型オストミー装具は、皮膚へのベースプレートの正確な適用を促進し得る。例えば、ストーマ領域のユーザ視覚の改善を促進し得る。オストミー装具は、単品型オストミー装具であり得、すなわち、ベースプレート及びオストミーパウチは、互いに固定して取り付けられ得る。ベースプレートは、ユーザのストーマ及び/又は周囲皮膚エリア等のストーマ周囲の皮膚に結合するように構成される。
【0014】
オストミー装具は、例えば、センサ組立体部分と統合されたモノリシックなワンピース型ベースプレート等のベースプレート又はベースプレート及びベースプレートに続けて適用されるセンサ組立体部分等の別個のセンサ組立体部分を含む。例えば、従来のベースプレート等の任意のベースプレートが、本明細書に記載される特徴を達成できるようにするためである。本明細書においてベースプレートに関して説明する特徴は、例えば、ユーザによりベースプレートに適用されるセンサ組立体部分により提供され得る。センサ組立体部分は、オストミープレートに接着するように適合され得る。
【0015】
ベースプレートをユーザのストーマ及び/又は周囲皮膚エリア等のストーマ周囲の皮膚に取り付ける開示される方法は、センサ組立体部分をベースプレートに取り付けることと、例えば取り付けられたセンサ組立体部分と一緒にベースプレートをユーザのストーマ及び/又は周囲皮膚エリア等のストーマ周囲の皮膚に取り付けることとを含み得る。代替的に、ベースプレートをユーザのストーマ及び/又はストーマ周囲の皮膚に取り付ける方法は、センサ組立体部分をユーザのストーマ及び/又はストーマ周囲の皮膚に取り付けることと、ベースプレートをユーザのストーマ及び/又は取り付けられたセンサ組立体部分の上のストーマ周囲の皮膚に取り付けることとを含み得る。
【0016】
ベースプレート及び/又はセンサ組立体部分は、中心接着層とも示される第1の接着層を含む。使用中、第1の接着層は、ユーザの皮膚(周囲エリア)並びに/又は封止ペースト、封止テープ及び/若しくは封止リング等の追加の封止に接着する。したがって、第1の接着層は、ベースプレート及び/又はセンサ組立体部分をユーザの皮膚表面に取り付けるように構成され得る。第1の接着層は、中心点を有する、第1の接着性ストーマ開口部等のストーマ開口部を有し得る。
【0017】
第1の接着層は、第1の組成物で作製され得る。第1の組成物は、1つ又は複数のポリイソブテン及び/又はスチレン-イソプレン-スチレンを含み得る。第1の組成物は、1つ又は複数の親水コロイドを含み得る。
【0018】
第1の組成物は、1つ又は複数の水溶性又は水膨張性親水コロイドを含み得る。第1の組成物は、弾性エラストマーベース及び1つ又は複数の水溶性又は水膨張性親水コロイドを含む、医療目的に適した感圧性接着組成物であり得る。第1の組成物は、1つ若しくは複数のポリブテン、1つ若しくは複数のスチレン共重合体、1つ若しくは複数の親水コロイド又はそれらの任意の組合せを含み得る。ポリブテンの接着性と親水コロイドの吸収性との組合せは、第1の組成物をオストミー装具の使用に適したものにする。スチレン共重合体は、例えば、スチレン-ブタジエン-スチレンブロック共重合体又はスチレン-イソプレン-スチレンブロック共重合体であり得る。好ましくは、1つ又は複数のスチレン-イソプレン-スチレン(SIS)ブロック型共重合体が利用される。スチレンブロック共重合体の量は、接着組成物全体の5%~20%であり得る。ブテン成分は、適宜、ポリブタジエン、ポリイソプレンから選択される共役ブタジエン重合体である。ポリブテンは、好ましくは、接着組成物全体の35%~50%の量で存在する。好ましくは、ポリブテンは、ポリイソブチレン(PIB)である。第1の組成物への組み込みに適した親水コロイドは、天然起源の親水コロイド、半合成親水コロイド及び合成親水コロイドから選択される。第1の組成物は、20%~60%の親水コロイドを含み得る。好ましい親水コロイドは、カルボキシメチルセルロース(CMC)である。第1の組成物は、任意選択的に、充填剤、粘着付与剤、可塑剤及び他の添加剤等の他の成分を含み得る。
【0019】
第1の接着層は、複数のセンサ点開口部を有し得る。第1の接着層のセンサ点開口部は、任意選択的に、電極の一部に重なり、例えばセンサ点を形成するように構成される。
【0020】
第1の接着層のセンサ点開口部は、一次センサ点開口部を含み得る。一次センサ点開口部は、1つ又は複数の第1の一次センサ点開口部及び1つ又は複数の第2の一次センサ点開口部を含み得、第1の一次センサ点開口部は、電極の部分に重なるように構成され、第2の一次センサ点開口部は、第1の一次センサ点開口部が少なくとも部分的に重なる電極と異なる別の電極の部分に重なるように構成される。
【0021】
第1の接着層のセンサ点開口部は、二次センサ点開口部を含み得る。二次センサ点開口部は、1つ又は複数の第1の二次センサ点開口部及び1つ又は複数の第2の二次センサ点開口部を含み得、第1の二次センサ点開口部は、電極の部分に重なるように構成され、第2の二次センサ点開口部は、第1の二次センサ点開口部が少なくとも部分的に重なる電極と異なる別の電極の部分に重なるように構成される。
【0022】
第1の接着層のセンサ点開口部は、三次センサ点開口部を含み得る。三次センサ点開口部は、1つ又は複数の第1の三次センサ点開口部及び1つ又は複数の第2の三次センサ点開口部を含み得、第1の三次センサ点開口部は、電極の部分に重なるように構成され、第2の三次センサ点開口部は、第1の三次センサ点開口部が少なくとも部分的に重なる電極と異なる別の電極の部分に重なるように構成される。
【0023】
第1の接着層は、実質的に均一な厚さを有し得る。第1の接着層は、0.1mm~1.5mmの範囲内の厚さ、例えば0.2mm~1.2mmの範囲内の厚さを有し得る。
【0024】
第1の接着層は、第1の接着層の一次部分、例えばストーマ開口部の中心点から一次半径方向距離又は一次半径方向距離範囲内の一次領域において一次厚を有し得る。一次厚は、約1.0mm等の0.2mm~1.5mmの範囲内であり得る。一次半径方向距離は、25mm~35mmの範囲内等の20mm~50mmの範囲内であり得、例えば30mmであり得る。
【0025】
第1の接着層は、第1の接着層の二次部分、例えばストーマ開口部の中心点から二次半径方向距離又は二次半径方向距離範囲だけ離れた二次領域において二次厚を有し得る。二次厚は、約0.5mm等の0.2mm~1.0mmの範囲内であり得る。二次半径方向距離は、25mm~35mmの範囲内等の20mm~50mmの範囲内であり得、例えば30mmであり得る。
【0026】
ベースプレート及び/又はセンサ組立体部分は、第2の層を含み得る。第2の層は、リム接着層とも示される第2の接着層であり得る。第2の層は、少なくともベースプレート及び/又はセンサ組立体部分の第1の角度範囲において、第1の接着層の第1の半径方向広がりよりも大きい第2の半径方向広がりを有し得る。したがって、第2の層の近位面の部分は、ユーザの皮膚表面に取り付けられるように構成され得る。ユーザの皮膚表面に取り付けられるように構成された第2の層の近位面の部分は、第2の接着層の皮膚取り付け面とも示される。第2の層は、中心点を有する、第2の層のストーマ開口部及び/又は第2の接着性ストーマ開口部等のストーマ開口部を有し得る。
【0027】
第2の接着層は、第2の組成物で作製され得る。第2の組成物は、1つ又は複数のポリイソブテン及び/又はスチレン-イソプレン-スチレンを含み得る。第2の組成物は、1つ又は複数の親水コロイドを含み得る。
【0028】
第2の組成物は、1つ又は複数の水溶性又は水膨張性親水コロイドを含み得る。第2の組成物は、弾性エラストマーベース及び1つ又は複数の水溶性又は水膨張性親水コロイドを含む、医療目的に適した感圧性接着組成物であり得る。第2の組成物は、1つ若しくは複数のポリブテン、1つ若しくは複数のスチレン共重合体、1つ若しくは複数の親水コロイド又はそれらの任意の組合せを含み得る。ポリブテンの接着性と親水コロイドの吸収性との組合せは、第2の組成物をオストミー装具の使用に適したものにする。スチレン共重合体は、例えば、スチレンブタジエンスチレンブロック共重合体又はスチレン-イソプレン-スチレンブロック共重合体であり得る。好ましくは、1つ又は複数のスチレン-イソプレン-スチレン(SIS)ブロック型共重合体が利用される。スチレンブロック共重合体の量は、接着組成物全体の5%~20%であり得る。ブテン成分は、適宜、ポリブタジエン、ポリイソプレンから選択される共役ブタジエン重合体である。ポリブテンは、好ましくは、接着組成物全体の35%~50%の量で存在する。好ましくは、ポリブテンは、ポリイソブチレン(PIB)である。第2の組成物への組み込みに適した親水コロイドは、天然起源の親水コロイド、半合成親水コロイド及び合成親水コロイドから選択される。第2の組成物は、20%~60%の親水コロイドを含み得る。好ましい親水コロイドは、カルボキシメチルセルロース(CMC)である。第2の組成物は、任意選択的に、充填剤、粘着付与剤、可塑剤及び他の添加剤等の他の成分を含み得る。
【0029】
異なる比率の含有量は、第1及び/又は第2の接着層の特性を変え得る。第2の接着層及び第1の接着層は、異なる特性を有し得る。第2の接着層(第2の組成物)及び第1の接着層(第1の組成物)は、異なる比率のポリイソブテン、スチレン-イソプレン-スチレン及び/又は親水コロイドを有し得る。例えば、第2の接着層は、第1の接着層により提供される皮膚への取り付けと比較して、皮膚へのより強力な接着を提供し得る。代替又は追加として、第2の接着層は、第1の接着層よりも薄いことができる。代替又は追加として、第2の接着層は、第1の接着層よりも吸収する水及び/又は汗が少ないことができる。代替又は追加として、第2の接着層は、第1の接着層よりも成形性が低いことができる。第2の接着層は、第2の耐漏出バリアを提供し得る。
【0030】
第2の層は、実質的に均一な厚さを有し得る。第2の層は、0.5mm、0.6mm又は0.7mm等の0.1mm~1.5mmの範囲内の厚さ、例えば0.2mm~1.0mmの範囲内の厚さを有し得る。
【0031】
ベースプレート及び/又はセンサ組立体部分は、2、3、4、5、6又は7つ以上の電極等の複数の電極等の1つ又は複数の電極を含み得る。センサ組立体部分は、ベースプレートに適用されて、それにより例えばベースプレートに1つ又は複数の電極を提供し得る。
【0032】
電極、例えば幾つか又は全ての電極は、第1の接着層と第2の接着層との間に配置され得る。電極は、電極組立体、例えば電極層に配置され得る。電極は、電極を他の構成要素及び/又はインターフェース端子に接続する接続部を含む。電極は、1つ又は複数の導体部分及び/又は1つ又は複数の検知部を含み得る。電極組立体は、第1の接着層と第2の接着層との間に配置され得る。ベースプレート及び/又はセンサ組立体部分、例えば電極組立体は、第1の電極、第2の電極及び任意選択的に第3の電極を含み得る。ベースプレート及び/又はセンサ組立体部分、例えば電極組立体は、第4の電極及び/又は第5の電極を含み得る。ベースプレート及び/又はセンサ組立体部分、例えば電極組立体は、任意選択的に、第6の電極を含む。ベースプレート及び/又はセンサ組立体部分、例えば電極組立体は、接地電極を含み得る。接地電極は、第1の電極部を含み得る。接地電極の第1の電極部は、第1の電極の接地を形成し得る。接地電極は、第2の電極部を含み得る。接地電極の第2の電極部は、第2の電極の接地を形成し得る。接地電極は、第3の電極部を含み得る。接地電極の第3の電極部は、第3の電極の接地を形成し得る。接地電極は、第4の電極部を含み得る。接地電極の第4の電極部は、第4の電極及び/又は第5の電極の接地を形成し得る。
【0033】
接地電極又は接地電極の電極部は、電極組立体の他の電極の幾つか又は全ての(共通)基準電極として構成され得るか、又は(共通)基準電極を形成し得る。接地電極は、基準電極と示されることもある。
【0034】
電極は、導電性であり、金属材料(例えば、銀、銅、金、チタン、アルミニウム、ステンレス鋼)、セラミック材料(例えば、ITO)、重合体材料(例えば、PEDOT、PANI、PPy)及び炭素質材料(例えば、カーボンブラック、カーボンナノチューブ、カーボン繊維、グラフェン、グラファイト)の1つ又は複数を含み得る。
【0035】
電極組立体の2つの電極は、センサを形成し得る。第1の電極及び接地電極(例えば、接地電極の第1の電極部)は、第1のセンサ又は第1の電極対を形成し得る。第2の電極及び接地電極(例えば、接地電極の第2の電極部)は、第2のセンサ又は第2の電極対を形成し得る。第3の電極及び接地電極(例えば、接地電極の第3の電極部)は、第3のセンサ又は第3の電極対を形成し得る。第4の電極及び接地電極(例えば、接地電極の第4の電極部)は、第4のセンサ又は第4の電極対を形成し得る。第5の電極及び接地電極(例えば、接地電極の第5の電極部)は、第5のセンサ又は第5の電極対を形成し得る。
【0036】
第1の電極は、開ループを形成し得る。第2の電極は、開ループを形成し得、且つ/又は第3の電極は、開ループを形成し得る。第4の電極は、開ループを形成し得る。第5の電極は、開ループを形成し得る。開ループ電極は、少数又は1つの電極層への電極配置を可能にする。
【0037】
電極組立体は、支持膜とも記される支持層を含み得る。1つ又は複数の電極は、支持層の近位側に形成、例えばプリントされ得る。1つ又は複数の電極は、支持層の遠位側に形成、例えばプリントされ得る。電極組立体の支持層等の電極組立体は、中心点を有する、電極組立体ストーマ開口部及び/又は支持層ストーマ開口部等のストーマ開口部を有し得る。
【0038】
支持層は、重合体材料(例えば、ポリウレタン、PTFE、PVDF)及び/又はセラミック材料(例えば、アルミナ、シリカ)を含み得る。1つ又は複数の例示的なベースプレート及び/又はセンサ組立体部分では、支持層は、熱可塑性ポリウレタン(TPU)で作製される。支持層材料は、ポリエステル、熱可塑性エラストマー(TPE)、ポリアミド、ポリイミド、エチレン酢酸ビニル(EVA)、ポリ尿素及びシリコーンの1つ又は複数で作製され得るか、又はそれらの1つ又は複数を含み得る。
【0039】
支持層の例示的な熱可塑性エラストマーは、スチレンブロック共重合体(TPS、TPE-s)、熱可塑性ポリオレフィンエラストマー(TPO、TPE-o)、熱可塑性加硫ゴム(TPV、TPE-v)、熱可塑性ポリウレタン(TPU)、熱可塑性共ポリエステル(TPC、TPE-E)及び熱可塑性ポリアミド(TPA、TPE-A)である。
【0040】
ベースプレート及び/又は電極組立体等のセンサ組立体部分は、ベースプレート及び/又はセンサ組立体部分の第1の接着層から電極の少なくとも部分を絶縁するように構成されたマスキング要素を含み得る。マスキング要素は、1つ又は複数等の2つ以上のセンサ点開口部を含み得る。センサ点開口部は、一次センサ点開口部及び/又は二次センサ点開口部を含み得る。センサ点開口部は、三次センサ点開口部を含み得る。センサ点開口部は、四次センサ点開口部を含み得る。マスキング要素のセンサ点開口部は、軸方向において見たとき、電極組立体の電極の少なくとも1つに重なり、それにより例えばセンサ点を形成する。例えば、一次センサ点開口部は、接地電極の部分及び/又は第4の電極の部分に重なり得る。二次センサ点開口部は、第4の電極の部分及び/又は第5の電極の部分に重なり得る。三次センサ点開口部は、第5の電極の部分及び/又は接地電極の部分に重なり得る。
【0041】
マスキング要素は、1つ又は複数等の2つ以上の端子開口部を含み得る。マスキング要素は、重合体材料(例えば、ポリウレタン、PTFE、PVDF)及び/又はセラミック材料(例えば、アルミナ、シリカ)を含み得る。1つ又は複数の例示的なベースプレート及び/又はセンサ組立体部分では、マスキング要素は、熱可塑性ポリウレタン(TPU)で作製されるか又はTPUを含む。1つ又は複数の例示的なベースプレート及び/又はセンサ組立体部分では、マスキング要素は、ポリエステルで作製されるか又はポリエステルを含む。マスキング要素材料は、ポリエステル、熱可塑性エラストマー(TPE)、ポリアミド、ポリイミド、エチレン酢酸ビニル(EVA)、ポリ尿素及びシリコーンの1つ又は複数で作製され得るか、又はそれらの1つ又は複数を含み得る。
【0042】
マスキング要素の例示的な熱可塑性エラストマーは、スチレンブロック共重合体(TPS、TPE-s)、熱可塑性ポリオレフィンエラストマー(TPO、TPE-o)、熱可塑性加硫ゴム(TPV、TPE-v)、熱可塑性ポリウレタン(TPU)、熱可塑性共ポリエステル(TPC、TPE-E)及び熱可塑性ポリアミド(TPA、TPE-A)である。
【0043】
ベースプレート及び/又はセンサ組立体部分は、第1の中間要素を含み得る。第1の中間要素は、電極/電極層と第1の接着層との間及び/又は第2の層と第1の接着層との間に配置され得る。第1の中間層は、絶縁材料で作製され得る。
【0044】
ベースプレート及び/又はセンサ組立体部分は、剥離ライナーを含み得る。剥離ライナーは、輸送及び貯蔵中、接着層を保護する保護層であり、ベースプレート及び/又はセンサ組立体部分を皮膚に適用する前にユーザにより剥がされる。剥離ライナーは、中心点を有する、剥離ライナーストーマ開口部等のストーマ開口部を有し得る。
【0045】
ベースプレート及び/又はセンサ組立体部分は、上層を含み得る。上層は、ユーザがオストミー装具を装着したとき、外部歪み及び応力から接着層を保護する保護層である。電極、例えば電極の幾つか又は全ては、第1の接着層と上層との間に配置され得る。上層は、中心点を有する、上層ストーマ開口部等のストーマ開口部を有し得る。上層は、0.04mm等の0.01mm~1.0mmの範囲の厚さ、例えば0.02mm~0.2mmの範囲の厚さを有し得る。
【0046】
ベースプレート及び/又はセンサ組立体部分は、モニタインターフェースを含み得る。モニタインターフェースは、オストミー装具(ベースプレート及び/又はセンサ組立体部分)をモニタデバイスに電気的且つ/又は機械的に接続するように構成され得る。モニタインターフェースは、オストミー装具(ベースプレート及び/又はセンサ組立体部分)をモニタデバイスに無線接続するように構成され得る。したがって、ベースプレート及び/又はセンサ組立体部分のモニタインターフェースは、オストミー装具とモニタデバイスとを電気的且つ/又は機械的に結合するように構成される。
【0047】
ベースプレート及び/又はセンサ組立体部分のモニタインターフェースは、例えば、モニタインターフェースの第1のコネクタの一部として、モニタデバイスとベースプレート及び/又はセンサ組立体部分との間の解放可能な結合等の機械的接続を形成する結合部を含み得る。結合部は、モニタデバイスをベースプレート及び/又はセンサ組立体部分に解放可能に結合するモニタデバイス結合部と係合するように構成され得る。
【0048】
ベースプレート及び/又はセンサ組立体部分のモニタインターフェースは、例えば、モニタインターフェースの第1のコネクタの一部として、モニタデバイスの各端子との電気接続を形成する、2、3、4、5、6又は7つ以上の端子等の複数の端子を含み得る。モニタインターフェースは、接地端子を形成する接地端子要素を含み得る。モニタインターフェースは、第1の端子を形成する第1の端子要素、第2の端子を形成する第2の端子要素及び任意選択的に第3の端子を形成する第3の端子要素を含み得る。モニタインターフェースは、第4の端子を形成する第4の端子要素及び/又は第5の端子を形成する第5の端子要素を含み得る。モニタインターフェースは、任意選択的に、第6の端子を形成する第6の端子要素を含む。モニタインターフェースの端子要素は、ベースプレート及び/又は電極組立体等のセンサ組立体部分のベースプレート及び/又はセンサ組立体部分の各電極に接触し得る。第1の中間要素は、端子要素と第1の接着層との間に配置され得る。第1の中間要素は、軸方向において見たとき、ベースプレート及び/又はセンサ組立体部分の端子要素を覆うか又はそれと重なり得る。したがって、第1の接着層は、ベースプレート及び/又はセンサ組立体部分の端子要素から保護されるか、又は端子要素からのより均等に分布した機械的応力を受け、それにより端子要素が第1の接着層を貫通するリスク又は第1の接着層を他の方法で破損するリスクを低減し得る。第1の中間要素は、ベースプレート及び/又はセンサ組立体部分の端子要素から第1の接着層を保護するか又は機械的且つ/又は電気的にシールドし得る。
【0049】
接地端子要素、第1の端子要素、第2の端子要素、第3の端子要素、第4の端子要素、第5の端子要素及び/又は第6の端子要素等の端子要素は、先端部及び基端部を含み得る。接地端子要素、第1の端子要素、第2の端子要素、第3の端子要素、第4の端子要素、第5の端子要素及び/又は第6の端子要素等の端子要素は、遠位部分、中心部分及び/又は近位部分を含み得る。遠位部分は、先端部と中心部分との間にあり得る。近位部分は、基端部と中心部分との間にあり得る。接地端子要素、第1の端子要素、第2の端子要素、第3の端子要素、第4の端子要素、第5の端子要素及び/又は第6の端子要素等の端子要素は、金メッキされた銅であり得る。
【0050】
ベースプレートは、オストミーパウチをベースプレート(二品型オストミー装具)に結合する結合リング又は他の結合部材を含み得る。中心点は、結合リングの中心として定義され得る。
【0051】
ベースプレート及び/又はセンサ組立体部分は、例えば、中心点を有するストーマ開口部を有し得る。ベースプレート及び/又はセンサ組立体部分のストーマ開口部は、集合的に、上層、第1の接着層、第2の層及び/又はセンサ組立体部分等のベースプレート及び/又はセンサ組立体部分の層のストーマ開口部で形成され得る。上層、第1の接着層、第2の層及び/又はセンサ組立体部分等のベースプレート及び/又はセンサ組立体部分の層のストーマ開口部は、位置合わせされて、ベースプレート及び/又はセンサ組立体部分のストーマ開口部を形成し得る。ストーマ開口部は、ベースプレート及び/又はセンサ組立体部分の貫通通路であり得る。ストーマ開口部は、ベースプレート及び/又はセンサ組立体部分の実質的に中心に配置され得る。ベースプレート及び/又はセンサ組立体部分の層のストーマ開口部は、各層の実質的に中心に配置され得る。ストーマ開口部は、ユーザのストーマを受けるように構成され得、且つ/又はストーマ開口部は、ストーマからストーマ開口部を通り、ベースプレートに取り付けられたオストミーパウチに排出できるようにするように構成され得る。例えば、ストーマ開口部は、排出物がベースプレート及び/又はセンサ組立体部分の近位側からベースプレート及び/又はセンサ組立体部分の遠位側に通過できるようにするように構成され得る。ストーマ開口部のサイズ及び/又は形状は、通常、オストミー装具を適用する前にユーザのストーマに適合するようにユーザ又は看護師により調整され得る。1つ又は複数の例示的なベースプレート又はセンサ組立体部分では、ユーザは、適用に向けてベースプレート及び/又はセンサ組立体部分を準備する間、ストーマ開口部を形成する。
【0052】
モニタデバイスは、プロセッサと、第1のインターフェース及び/又は第2のインターフェース等の1つ又は複数のインターフェースとを含む。モニタデバイスは、オストミーデータを記憶するメモリを含み得る。
【0053】
1つ又は複数の例示的なモニタデバイスでは、プロセッサは、処理方式を適用するように構成され、第1のインターフェースは、プロセッサ及びメモリに接続され、第1のインターフェースは、第1のインターフェースに結合されたベースプレート及び/又はセンサ組立体部分からオストミーデータを収集するように構成される。オストミーデータは、ベースプレート及び/又はセンサ組立体部分の第1の電極対からの第1のオストミーデータ、ベースプレート及び/又はセンサ組立体部分の第2の電極対からの第2のオストミーデータ並びにベースプレート及び/又はセンサ組立体部分の第3の電極対からの第3のオストミーデータの1つ又は全て等の複数を含み得る。第2のインターフェースは、プロセッサに接続される。処理方式を適用することは、第1のオストミーデータに基づいて第1のパラメータデータを取得すること、第2のオストミーデータに基づいて第2のパラメータデータを取得すること、及び第3のオストミーデータに基づいて第3のパラメータデータを取得することの1つ又は複数を含み得る。処理様式を適用することは、第1のパラメータデータ、第2のパラメータデータ及び第3のパラメータデータの1つ又は全て等の複数に基づいてオストミー装具のベースプレートの動作状態を判断することを含み得る。動作状態は、第1の接着層等のベースプレート、及び/又はセンサ組立体部分の半径方向浸食の程度、及び/又はオストミー装具の深刻な漏出リスクを示し得る。モニタデバイスは、動作状態が第1の動作状態であるとの判断に従って、第2のインターフェースを介してベースプレートの第1の動作状態を示すモニタデータを含む第1のモニタ信号を送信し、且つ/又は動作状態が第2の動作状態であるとの判断に従って、第2のインターフェースを介してベースプレートの第2の動作状態を示すモニタデータを含む第2のモニタ信号を送信するように構成される。
【0054】
1つ又は複数の例示的なモニタデバイスでは、ベースプレートの第1の動作状態は、ベースプレート及び/又はセンサ組立体部分の第1の接着層が第1の程度の半径方向漏出を受けた、例えば第1の接着層が第1の電極対の第1の半径方向距離まで浸食されたが、第2の電極対の第2の半径方向距離まで浸食されていない状況に対応する。
【0055】
1つ又は複数の例示的なモニタデバイスでは、ベースプレートの第2の動作状態は、ベースプレート及び/又はセンサ組立体部分の第1の接着層が第2の程度の半径方向漏出を受けた、例えば第1の接着層が第2の電極対の第2の半径方向距離まで浸食されたが、第3の電極対の第3の半径方向距離まで浸食されていない状況に対応する。
【0056】
第1のオストミーデータに基づいて第1のパラメータデータを取得することは、第1のオストミーデータに基づいて1つ又は複数の第1のパラメータを特定することを含み得る。第2のオストミーデータに基づいて第2のパラメータデータを取得することは、第2のオストミーデータに基づいて1つ又は複数の第2のパラメータを特定することを含み得る。第3のオストミーデータに基づいて第3のパラメータデータを取得することは、第3のオストミーデータに基づいて1つ又は複数の第3のパラメータを特定することを含み得る。1つ又は複数の例示的なモニタデバイスでは、動作状態の判断は、第1のパラメータデータの第1の一次パラメータ及び/又は第1の二次パラメータ等の1つ又は複数の第1のパラメータに基づき得る。1つ又は複数の例示的なモニタデバイスでは、動作状態の判断は、第2のパラメータデータの第2の一次パラメータ及び/又は第2の二次パラメータ等の1つ又は複数の第2のパラメータに基づき得る。1つ又は複数の例示的なモニタデバイスでは、動作状態の判断は、第3のパラメータデータの第3の一次パラメータ及び/又は第3の二次パラメータ等の1つ又は複数の第3のパラメータに基づき得る。1つ又は複数の例示的なモニタデバイスでは、動作状態の判断は、第4のパラメータデータの第4の一次パラメータ及び/又は第4の二次パラメータ等の1つ又は複数の第4のパラメータに基づき得る。
【0057】
第1のパラメータデータ、第2のパラメータデータ及び第3のパラメータデータは、第1の電極対、第2の電極対及び第3の電極対のそれぞれの間での抵抗を示し得る。
【0058】
第1のパラメータデータ、第2のパラメータデータ及び第3のパラメータデータは、第1の電極対、第2の電極対及び第3の電極対のそれぞれの間での抵抗変化率を示し得る。
【0059】
1つ又は複数の例示的なモニタデバイスでは、ベースプレートの動作状態を判断することは、第1のパラメータデータ及び/又は第2のパラメータデータに基づく第1の基準セットに基づき、第1の基準セットが満たされる場合、動作状態は、第1の動作状態であると判断される。第1の基準セットは、第1のパラメータデータ、第2のパラメータデータ及び第3のパラメータデータの1つ又は複数に基づく1つ又は複数の第1の基準を含み得る。第1の基準セットは、第1のパラメータデータに基づく第1の一次基準を含み得る。第1の基準セットは、第2のパラメータデータに基づく第1の二次基準を含み得る。第1の基準セットは、第3のパラメータデータに基づく第1の三次基準を含み得る。
【0060】
1つ又は複数の例示的なモニタデバイスでは、ベースプレートの動作状態を判断することは、第1の閾値の1つ又は複数を含む第1の閾値セットに基づき得る。第1の閾値セットは、例えば、第1の基準セットに適用すべき閾値の1つ又は複数を含み得る。第1の閾値セットは、第1の一次閾値を含み得る。第1の閾値セットは、第1の二次閾値を含み得る。第1の閾値セットは、第1の三次閾値を含み得る。
【0061】
第1の基準セットは、
(P_1_1<TH_1_1)、
(P_2_1>TH_1_2)、及び
(P_3_1>TH_1_3)
により与えられ得、式中、P_1_1は、第1のパラメータデータに基づく第1の一次パラメータであり、TH_1_1は、第1の一次閾値であり、P_2_1は、第2のパラメータデータに基づく第2の一次パラメータであり、TH_1_2は、第1の二次閾値であり、P_3_1は、第3のパラメータデータに基づく第3の一次パラメータであり、TH_1_3は、第1の三次閾値であり、第1の動作状態は、ベースプレート及び/又はセンサ組立体部分での低度の半径方向漏出を示す。第1の閾値(TH_1_1、TH_1_2及びTH_1_3)は、例えば、ベースプレート及び/又はセンサ組立体部分の電極構成に応じて同じであるか又は異なり得る。第1の三次基準(P_3_1<TH_1_3)は、第1の基準セットから省かれ得る。
【0062】
第1の一次パラメータP_1_1は、ベースプレート及び/又はセンサ組立体部分の第1の電極対(第1の電極及び接地電極の第1の電極部)間の抵抗を示し得る。
【0063】
第2の一次パラメータは、ベースプレート及び/又はセンサ組立体部分の第2の電極対(第2の電極及び接地電極の第2の電極部)間の抵抗を示し得る。
【0064】
第3の一次パラメータは、ベースプレート及び/又はセンサ組立体部分の第3の電極対(第3の電極及び接地電極の第3の電極部)間の抵抗を示し得る。
【0065】
1つ又は複数の例示的なモニタデバイスでは、ベースプレートの動作状態を判断することは、第2のパラメータデータ及び/又は第3のパラメータデータに基づく第2の基準セットに基づき、第2の基準セットが満たされる場合、動作状態は、第2の動作状態であると判断される。第2の基準セットは、第1のパラメータデータに基づき得る。
【0066】
第2の基準セットは、第1のパラメータデータ、第2のパラメータデータ及び第3のパラメータデータの1つ又は複数に基づく1つ又は複数の第2の基準を含み得る。第2の基準セットは、第1のパラメータデータに基づく第2の一次基準を含み得る。第2の基準セットは、第2のパラメータデータに基づく第2の二次基準を含み得る。第2の基準セットは、第3のパラメータデータに基づく第2の三次基準を含み得る。
【0067】
1つ又は複数の例示的なモニタデバイスでは、ベースプレートの動作状態を判断することは、第2の閾値の1つ又は複数を含む第2の閾値セットに基づく。第2の閾値セットは、例えば、第2の基準セットに適用すべき閾値の1つ又は複数を含み得る。第2の閾値セットは、第2の一次閾値を含み得る。第2の閾値セットは、第2の二次閾値を含み得る。第2の閾値セットは、第2の三次閾値を含み得る。
【0068】
第2の基準セットは、
(P_1_1<TH_2_1)、
(P_2_1<TH_2_2)、及び
(P_3_1>TH_2_3)
により与えられ得、式中、P_1_1は、第1のパラメータデータに基づく第1の一次パラメータであり、第1の電極対間の抵抗を示し、TH_2_1は、第2の一次閾値であり、P_2_1は、第2のパラメータデータに基づく第2の一次パラメータであり、第2の電極対間の抵抗を示し、TH_2_2は、第2の二次閾値であり、P_3_1は、第3のパラメータデータに基づく第3の一次パラメータであり、第3の電極対間の抵抗を示し、TH_2_3は、第2の三次閾値であり、第2の動作状態は、ベースプレート及び/又はセンサ組立体部分での中度の半径方向漏出を示す。第2の閾値(TH_2_1、TH_2_2及びTH_2_3)は、例えば、ベースプレート及び/又はセンサ組立体部分の電極構成に応じて同じであるか又は異なり得る。第2の一次基準(P_1_1<TH_2_1)及び/又は第2の三次基準(P_3_1>TH_2_3)は、第2の基準セットから省かれ得る。
【0069】
1つ又は複数の例示的なモニタデバイスでは、ベースプレートの動作状態を判断することは、第1のパラメータデータに基づくデフォルト基準セットに基づき、デフォルト基準セットが満たされる場合、動作状態は、デフォルト動作状態であると判断され、動作状態がデフォルト動作状態であるとの判断に従って、オストミー装具のデフォルト動作状態を示すモニタデータを含むデフォルトモニタ信号を送信する。
【0070】
デフォルト基準セットは、
(P_1_1>TH_D_1)、
(P_2_1>TH_D_2)、及び
(P_3_1>TH_D_3)
により与えられ得、式中、P_1_1は、第1のパラメータデータに基づく第1の一次パラメータであり、第1の電極対間の抵抗を示し、TH_D_1は、デフォルト一次閾値であり、P_2_1は、第2のパラメータデータに基づく第2の一次パラメータであり、第2の電極対間の抵抗を示し、TH_D_2は、デフォルト二次閾値であり、P_3_1は、第3のパラメータデータに基づく第3の一次パラメータであり、第3の電極対間の抵抗を示し、TH_D_3は、デフォルト三次閾値であり、デフォルト動作状態は、ベースプレート及び/又はセンサ組立体部分での半径方向漏出がないか又は非常に低度であることを示す。デフォルト閾値(TH_D_1、TH_D_2及びTH_D_3)は、例えば、ベースプレート及び/又はセンサ組立体部分の電極構成に応じて同じであるか又は異なり得る。
【0071】
1つ又は複数の例示的なモニタデバイスでは、ベースプレートの動作状態を判断することは、第3のパラメータデータに基づく第3の基準セットに基づき、第3の基準セットが満たされる場合、動作状態は、第3の動作状態であると判断され、動作状態が第3の動作状態であるとの判断に従って、オストミー装具の第3の動作状態を示すモニタデータを含む第3のモニタ信号を送信する。
【0072】
1つ又は複数の例示的なモニタデバイスでは、ベースプレートの第3の動作状態は、ベースプレート及び/又はセンサ組立体部分の第1の接着層が第3の程度の半径方向漏出を受けた状況、例えば、第1の接着層が第3の電極対の第3の半径方向距離まで漏出した状況に対応する。
【0073】
第3の基準セットは、
(P_1_1<TH_3_1)、
(P_2_1<TH_3_2)、及び
(P_3_1<TH_3_3)
により与えられ得、式中、P_1_1は、第1のパラメータデータに基づく第1の一次パラメータであり、第1の電極対間の抵抗を示し、TH_3_1は、第3の一次閾値であり、P_2_1は、第2のパラメータデータに基づく第2の一次パラメータであり、第2の電極対間の抵抗を示し、TH_3_2は、第3の二次閾値であり、P_3_1は、第3のパラメータデータに基づく第3の一次パラメータであり、第3の電極対間の抵抗を示し、TH_3_3は、第3の三次閾値であり、第3の動作状態は、ベースプレート及び/又はセンサ組立体部分での高度の半径方向漏出を示す。第3の閾値(TH_3_1、TH_3_2及びTH_3_3)は、例えば、ベースプレート及び/又はセンサ組立体部分の電極構成に応じて同じであるか又は異なり得る。第3の一次基準(P_1_1<TH_3_1)及び/又は第3の二次基準(P_2_1<TH_3_2)は、第3の基準セットから省から得る。
【0074】
1つ又は複数の例示的なモニタデバイスでは、オストミーデータは、ベースプレート及び/又はセンサ組立体部分の第4の電極対からの第4のオストミーデータを含む。処理方式を適用することは、第4のオストミーデータに基づく第4のパラメータデータを取得することと、第4のパラメータデータに基づいてオストミー装具のベースプレートの動作状態を判断することとを含み得る。モニタデバイスは、動作状態が第4の動作状態であるとの判断に従って、オストミー装具の第4の動作状態を示すモニタデータを含む第4のモニタ信号を送信するように構成され得る。
【0075】
1つ又は複数の例示的なモニタデバイスでは、ベースプレートの第4の動作状態は、第4の電極対が第1の接着層の遠位面とユーザの皮膚との間で第4の半径方向距離での排出物等の流体を検出する状況に対応し、したがって第4の動作状態ではオストミー装具からの高い漏出リスクがある。
【0076】
第4の基準セットは、
(P_4_1<TH_4_4)
により与えられ得、P_4_1は、第4のパラメータデータに基づく第4の一次パラメータであり、第4の電極対間の抵抗を示し、TH_4_4は、第4の四次閾値であり、第4の動作状態は、オストミー装具からの高い漏出リスクを示す。
【0077】
モニタデバイスは、任意選択的にプラスチック材料で作製されたモニタデバイス筐体を含む。モニタデバイス筐体は、第1の端部及び第2の端部を有する長尺状筐体であり得る。モニタデバイス筐体は、1cm~15cmの範囲内の長手方向軸に沿って長さ又は最大の広がりを有し得る。モニタデバイス筐体は、0.5cm~3cmの範囲内の長手方向軸に直交して幅又は最大の広がりを有し得る。モニタデバイス筐体は、湾曲形状であり得る。
【0078】
モニタデバイスは、第1のインターフェースを含む。第1のインターフェースは、モニタデバイスをオストミー装具に電気的且つ/又は機械的に接続する装具インターフェースとして構成され得る。したがって、装具インターフェースは、モニタデバイスとオストミー装具とを電気的且つ/又は機械的に結合するように構成される。第1のインターフェースは、モニタデバイスをドッキングステーション等の付属デバイスに電気的且つ/又は機械的に接続する付属デバイスインターフェースとして構成され得る。第1のインターフェースは、オストミーシステムのドッキングステーションに結合して、例えばモニタデバイスを充電し、且つ/又はモニタデバイスとドッキングステーションとの間でデータを転送するように構成され得る。
【0079】
モニタデバイスの第1のインターフェースは、オストミー装具の各端子及び/又は電極と電気接続を形成する、2、3、4、5、6又は7つ以上の端子等の複数の端子を含み得る。第1のインターフェースの1つ又は複数の端子は、付属デバイス、例えばドッキングステーションの各端子と電気接続を形成するように構成され得る。第1のインターフェースは、接地端子を含み得る。第1のインターフェースは、第1の端子、第2の端子及び任意選択的に第3の端子を含み得る。第1のインターフェースは、第4の端子及び/又は第5の端子を含み得る。第1のインターフェースは、任意選択的に、第6の端子を含む。1つ又は複数の例示的なモニタデバイスでは、第1のインターフェースは、M個の端子を有し、ここで、Mは、4~8の範囲内の整数である。
【0080】
モニタデバイスの第1のインターフェースは、モニタデバイスとベースプレート及び/又はセンサ組立体部分との間の解放可能な結合等の機械的接続を形成する結合部(代替的にデバイス結合部又はモニタデバイス結合部と記されることもある)を含み得る。第1のインターフェースの結合部及び端子は、モニタデバイス(の少なくとも一部)の第1のコネクタを形成する。
【0081】
モニタデバイスは、モニタデバイスに給電する電力ユニットを含む。電力ユニットは、電池を含み得る。電力ユニットは、電池及び第1のインターフェースの端子に接続されて、第1のインターフェース、例えば第1のコネクタを介して電池を充電する充電回路を含み得る。第1のインターフェースは、電池を充電するために別個の充電端子を含み得る。
【0082】
モニタデバイスは、1つ又は複数のセンサを有するセンサユニットを含み得る。センサユニットは、プロセッサに接続されて、センサデータをプロセッサに供給する。センサユニットは、加速度を検知し、加速度データをプロセッサに提供する加速度計を含み得る。センサユニットは、温度データをプロセッサに提供する温度センサを含み得る。
【0083】
モニタデバイスは、プロセッサに接続された第2のインターフェースを含む。第2のインターフェースは、モニタデバイスを1つ又は複数の付属デバイスに接続、例えば無線接続する付属インターフェースとして構成され得る。第2のインターフェースは、例えば、2.4GHz~2.5GHzの範囲の周波数における無線通信向けに構成されたアンテナ及び無線送受信機を含み得る。無線送受信機は、Bluetooth(登録商標)送受信機であり得、すなわち、無線送受信機は、Bluetooth(登録商標)プロトコル、例えばBluetooth(登録商標) Low Energy、Bluetooth(登録商標) 4.0、Bluetooth(登録商標) 5による無線通信向けに構成され得る。第2のインターフェースは、任意選択的に、オーディオ信号及び/又は触覚フィードバックをユーザにそれぞれ提供するラウドスピーカ及び/又は触覚フィードバック要素を含む。
【0084】
1つ又は複数の例示的なオストミーシステムでは、モニタデバイスは、オストミー装具の統合部分を形成し、例えば、モニタデバイスは、オストミー装具のベースプレート及び/又はセンサ組立体部分の統合部分を形成し得る。
【0085】
オストミーシステムは、オストミーシステムの付属デバイスを形成するドッキングステーションを含み得る。ドッキングステーションは、モニタデバイスをドッキングステーションに電気的且つ/又は機械的に結合するように構成され得る。
【0086】
ドッキングステーションは、ドッキングモニタインターフェースを含み得る。ドッキングモニタインターフェースは、モニタデバイスをドッキングステーションに電気的且つ/又は機械的に接続するように構成され得る。ドッキングモニタインターフェースは、モニタデバイスをドッキングステーションに無線接続するように構成され得る。ドッキングステーションのドッキングモニタインターフェースは、ドッキングステーションとモニタデバイスとを電気的且つ/又は機械的に結合するように構成され得る。
【0087】
ドッキングステーションのドッキングモニタインターフェースは、例えば、ドッキングモニタインターフェースの第1のコネクタの一部として、モニタデバイスとドッキングステーションとの間の解放可能な結合等の機械的接続を形成する結合部を含み得る。結合部は、モニタデバイスの結合部と係合して、モニタデバイスをドッキングステーションに解放可能に結合するように構成され得る。
【0088】
ドッキングステーションのドッキングモニタインターフェースは、例えば、ドッキングモニタインターフェースの第1のコネクタの一部として、モニタデバイスの各端子との電気接続を形成する、2、3、4、5、6又は7つ以上の端子等の複数の端子を含み得る。ドッキングモニタインターフェースは、接地端子を含み得る。ドッキングモニタインターフェースは、第1の端子及び/又は第2の端子を含み得る。ドッキングステーションは、第3の端子を含み得る。ドッキングモニタインターフェースは、第4の端子及び/又は第5の端子を含み得る。ドッキングモニタインターフェースは、任意選択的に、第6の端子を含む。
【0089】
上述したベースプレートのような、オストミー装具用のベースプレートが開示されている。また、ベースプレートに付けるためのセンサ組立体部分のような、オストミー装具用のセンサ組立体部分も開示されている。ベースプレート及び/又はセンサ組立体部分は、上層、第1の接着層、複数の電極を含む電極組立体と、ベースプレート及び/又はセンサ組立体部分をモニタデバイスに接続するように、例えば、ベースプレート及び/又はセンサ組立体部分をモニタデバイスに機械的に接続、及び/又は電気的に接続するように構成された、モニタインターフェースと、を含むことができる。ベースプレート及び/又はセンサ組立体部分は、追加の層及び/又は上記の特徴を含むことができる。
【0090】
電極組立体は、第1の部分及び第2の部分を有することができる。第1の部分は、例えば、複数の電極をモニタデバイスの端子に接続するように構成された、複数の電極の接続部を含むことができる。第2の部分は、複数の電極からなる検知部を含むことができる。電極組立体の第2の部分などの電極組立体は、第1の接着層と、上層との間に配置することができる。
【0091】
モニタインターフェースは、複数の電極に電気的に接続された複数の端子であって、モニタデバイスのそれぞれの端子と接続するように構成された複数の端子を含むことができる。接続部は、モニタインターフェースの複数の端子を形成することができる。
【0092】
上層は、例えば、電極組立体の複数の電極とモニタデバイスの端子との間で、電気接続など、接続させるように構成された上層開口部を含むことができる。
【0093】
また、上記で開示したベースプレートのような、オストミー装具のベースプレート及び/又はセンサ組立体部分に接続するためのデバイスも開示されている。デバイスは、例えば、上記で開示したモニタデバイスのような、モニタデバイスとすることができる。モニタデバイスは、ベースプレート及び/又はセンサ組立体部分の電極を用いて、電気的パラメータを測定するように構成することができる。デバイスは、電子回路を含むことができる。電子回路は、プロセッサを含むことができる。電子回路は、デバイス筐体によって封入することができる。
【0094】
デバイスは、例えば、デバイスをベースプレート及び/又はセンサ組立体部分に接続するように構成された、装具のインターフェースを含むことができる。装具のインターフェースは、例えば、ベースプレート及び/又はセンサ組立体部分の複数の電極との電気接続を形成するための、複数の端子を含むことができる。装具のインターフェースは、デバイス結合部を含むことができる。デバイス結合部は、デバイスとベースプレートとの間に連結を提供することができる。
【0095】
また、上記で開示したベースプレート又はセンサ組立体部分のような、オストミー装具用のベースプレート又はセンサ組立体部分のような、ベースプレート又はセンサ組立体部分を製造するための方法も開示されている。
【0096】
方法は、上層を設けることと、複数の電極を含む電極組立体を設けることと、第1の接着層を設けることと、を含むことができる。
【0097】
電極組立体は、第1の部分及び第2の部分を有することができる。第1の部分は、例えば、複数の電極をモニタデバイスの端子に接続するように構成された、複数の電極の接続部を含むことができる。第2の部分は、複数の電極からなる検知部を含むことができる。
【0098】
方法は、例えば、電極組立体の第2の部分などの電極組立体が、第1の接着層と上層との間に配置されるように、上層、電極組立体、及び第1の接着層を組み立てることをさらに含むことができる。
【0099】
方法は、上層に上層開口部を設けることをさらに含むことができる。上層開口部は、電極組立体の複数の電極とモニタデバイスの端子との間を、電気接続など、接続させるように構成することができる。
【0100】
上層に上層開口部を設けることによって、電極組立体の電極は、ベースプレート及び/又はセンサ組立体部分の外部のモニタデバイスを、電極組立体に接続させるようにアクセス可能とすることができる。例えば、モニタデバイスの複数の端子が、上層開口部を貫通して、電極組立体の複数の電極に、例えば、電極組立体の接続部及び/又は端子に接続可能とすることができる。
【0101】
上層、電極組立体及び/又は第1の接着層は、実質的に平坦とすることができる。上層、電極組立体及び/又は第1の接着層は、ベースプレート平面で、及び/又はセンサ組立体部分平面で延在することができる。
【0102】
剥離ライナーは、第1の接着層の近位側に設けることができる。第1の接着層には、第1の接着層の近位側に剥離ライナーを設けることができる。剥離ライナーは、第1の接着層に面する遠位側を有することができる。第1の接着層は、例えば、第1の接着性組成物などの第1の組成物からなる薄層を削り取って、剥離ライナー上に第1の接着層を形成することによって、剥離ライナーの遠位側などの剥離ライナー上に形成するなどして、設けることができる。第1の接着層は、上層、電極組立体、及び第1の接着層を組み立てる前に、剥離ライナーに形成することができる。
【0103】
電極組立体の第2の部分などの電極組立体は、上層と、第1の接着層との間に設けることができる。電極組立体は、近位側及び/又は遠位側を含むことができる。電極組立体の遠位側は、上層に面していてもよい。電極組立体の近位側は、第1の接着層に面していてもよい。
【0104】
電極組立体の第1の部分は、上層開口部を貫通して延在することができる。電極組立体の第1の部分は、例えば、ベースプレート平面で、及び/又はセンサ組立体部分平面で、2つの実質的に平行な側面を有することができる。
【0105】
複数の電極は、電極組立体の近位側に設けること、及び/又は配置することができる。電極組立体は、支持層を含むことができる。複数の電極は、支持層の近位側に設けること、及び/又は配置することができる。例えば、複数の電極は、支持層の近位側にプリントすることができる。複数の電極は、第1の接着層に面することができる。複数の電極は、第1の接着層に接触することができる。
【0106】
電極組立体の第1の部分は、一次側を有することができる。電極組立体の第1の部分は、二次側を有することができる。電極組立体の第1の部分の一次側は、電極組立体の第1の部分の近位側とすることができる。電極組立体の第1の部分の二次側は、電極組立体の第1の部分の遠位側とすることができる。電極組立体の第1の部分の一次側は、最初は電極組立体の第1の部分の近位側とすることができる。電極組立体の第1の部分の二次側は、最初は電極組立体の第1の部分の遠位側とすることができる。電極組立体の第1の部分は、例えば、ベースプレート及び/又はセンサ組立体部分の遠位側で複数の電極の接続部を露出させるように、折り返すことができる。例えば、第1の部分は、例えば、電極組立体の第1の部分の一次側が遠位方向に面するように、例えば、170~190度の間に、例えば、180度に曲げることができる。したがって、電極組立体の第1の部分の一次側は、少なくとも部分的に、遠位方向に面していることができる。電極組立体の第1の部分は、上層開口部を貫通して折り返すことができる。電極組立体の第1の部分を折り返すことは、複数の電極が電極組立体の近位側に設けられる場合に、特に適切な場合がある。
【0107】
複数の電極のそれぞれの接続部は、電極組立体の支持層を貫通するなどして、電極組立体の近位側から電極組立体の遠位側まで延在することができる。例えば、支持層には、電極組立体の第1の部分に小さい穴を設けて、電極組立体の遠位側で、接続部と接続させることができる。
【0108】
モニタインターフェースは、モニタデバイスと、ベースプレート及び/又はセンサ組立体部分との間で、解放可能な連結など、機械的接続を形成するように構成された、結合部を含むことができる。例えば、結合部は、剛性の結合部とすることができる。結合部は、結合部に連結されているモニタデバイスと、電極組立体の複数の電極との間を、モニタインターフェース及びモニタデバイスの複数の端子を介するなどして、電気接続させることができる。
【0109】
結合部は、上層に、例えば、上層の遠位側に取り付けることができる。代替又は追加として、結合部は、電極組立体に、例えば、電極組立体の支持層の遠位側など、電極組立体の遠位側に取り付けることができる。結合部は、接着又は溶接によって上層及び/又は電極組立体に取り付けることができる。結合部は、上層開口部を貫通して延在することができる。
【0110】
結合部は、複数の電極の接続部と位置合わせすることができる。電極組立体の第1の部分は、結合部内へと延在することができる。結合部は、複数の電極の接続部を被覆するように位置決めすることができる。代替又は追加として、複数の電極の接続部は、結合部によって画定された端子インターフェース領域内で位置決めすることができる。端子インターフェース領域は、例えば、ベースプレート及び/又はセンサ組立体部分の端子が、モニタデバイスのそれぞれの端子と、機械的接続及び/又は電気的接続など、接続することができる領域とすることができる。端子インターフェース領域は、構造上の境界が定められた領域及び/又は目で見える領域である必要はない。端子インターフェース領域は、結合部に隣接した領域とすることができる。代替又は追加として、端子インターフェース領域は、結合部によって取り囲まれた領域のように、結合部によって取り囲むことができる。端子インターフェース領域は、結合部の半径20mm以内、例えば、結合部の半径10mm以内、例えば、結合部の半径5mm以内、例えば、結合部の半径1mm以内とすることができる。結合部は、端子インターフェース領域を取り囲むことができる。結合部は、第1の外側を含む1つ又は複数の外側を有することができる。端子インターフェース領域は、結合部の外側、例えば、第1の外側に隣接することができる。
【0111】
電極組立体は、補強要素を含むことができる。補強要素は、電極組立体の第1の部分の少なくとも一部を形成していてもよい。補強要素は、電極組立体の第1の部分を提供、及び/又は強化して、例えば、モニタデバイスの端子と、複数の電極の取り付け部との間の直接接触により良く対処することができる。さらに、補強要素は、電極組立体の第1の部分を曲げ易くして、例えば、遠位方向に面するように、電極組立体の第1の部分の一次側の向きを変えることができる。
【0112】
補強要素は、複数の導電路を含むことができる。複数の導電路は、複数の電極に接続させて、例えば、複数の電極の接続部を形成することができる。例えば、補強要素は、フレックス回路とすることができる。複数の導電路は、補強要素の全長に沿って延在することができる。
【0113】
及び/又は、センサ組立体部分は、先に開示したような第2の接着層のような、第2の接着層を含むことができる。第2の接着層は、近位側及び/又は遠位側を有することができる。第2の接着層の近位側は、電極組立体の遠位側に面していてもよい。第2の接着層の遠位側は、結合部に面していてもよい。第2の接着層は、上層と、電極組立体との間にあってもよい。方法は、第2の接着層を設けることを含むことができる。方法は、第2の接着層を、例えば、近位側が電極組立体の遠位側に面した状態で位置決めすることを含むことができる。第2の接着層は、上層の近位側に形成するなどして、設けることができることで、例えば、第2の接着層の遠位側が上層の近位側に面しているようになっている。第2の接着層の遠位側は、上層の近位側に面していてもよい。第2の接着層は、第2の接着性組成物などの第2の組成物からなる薄層を削り取って、上層の近位側などの上層上に第2の接着層を形成することによって、上層上に設けることができる。
【0114】
第2の接着層は、例えば、上層開口部と位置合わせされた第2の接着層開口部を含むことができる。第2の接着層開口部は、電極組立体の複数の電極とモニタデバイスの端子との間を、電気接続など、接続させるように構成することができる。例えば、電極組立体の複数の電極とモニタデバイスの端子との間の、電気接続などの接続は、上層開口部及び第2の接着層開口部を貫通して設けることができる。
【0115】
第2の接着層は、ベースプレート平面で、及び/又はセンサ組立体部分平面で、第1の接着層よりも大きな面積にわたって延在することができる。例えば、第2の接着層は、ベースプレート平面/センサ組立体平面で、例えば、第1の接着層が第1の面積にわたって延在する場合に、第1の面積よりも大きい第2の面積、及び/又は、第1の面積を被覆する第2の面積にわたって延在することができる。
【0116】
上層開口部及び/又は第2の接着層開口部は、U字型とすることができる。例えば、上層開口部及び/又は第2の接着層開口部は、上層及び/又は第2の接着層にU字型の切り込みを入れることによって、設けることができる。例えば、上層開口部及び/又は第2の接着層開口部は、上層及び/又は第2の接着層、並びに、上層の下にある電極組立体の向きを変えて、例えば、電極組立体の第1の部分などの電極組立体が上層開口部を貫通して延在させ、且つ/又は電極組立体の第1の部分の一次側が遠位方向に面するようにさせるU字型の切り込みによって設けることができる。
【0117】
上層開口部及び/又は第2の接着層開口部は、上層、電極組立体、及び第1の接着層、並びに、任意選択的に、第2の接着層を組み立てることの後に、上層及び/又は第2の接着層に設けることができる。
【0118】
ベースプレート及び/又はセンサ組立体部分は、バック要素を含むことができる。バック要素は、第1の接着層と、電極組立体及び/又は電極組立体の複数の電極との間に設けることができる。バック要素は、第1の接着層と、電極組立体の第1の部分との間に設けることができる。バック要素は、電極組立体の第1の部分などの電極組立体の一部が、第1の接着層に付着しにくくして、例えば、電極組立体の第1の部分のような部分の向きを変えて、例えば、上層開口部を貫通して延在させることができる。バック要素は、U字型の切り込みのような、開口部の切り込みに対するストップとして使用することができる。
【0119】
代替又は追加として、上層開口部及び/又は第2の接着層開口部は、上層、電極組立体、及び第1の接着層、並びに、任意選択的に、第2の接着層を組み立てることの前に、例えば、上層及び/又は第2の接着層を、電極組立体及び/又は第1の接着層とともに組み立てることの前に、上層及び/又は第2の接着層に設けることができる。例えば、上層開口部及び/又は第2の接着層開口部は、上層及び/又は第2の接着層に切り込みを入れるか、又は穴を打ち抜きすることによって、設けることができる。上層開口部及び第2の接着層開口部は、同時に設けることができる。
【0120】
ベースプレート及び/又はセンサ組立体部分は、例えば、上層、電極組立体、及び/又は第1の接着層を含む組み立てられた層から切り出すことができる。方法は、ベースプレート及び/又はセンサ組立体部分を、組み立てられた上層、電極組立体、及び第1の接着層から打ち抜くなどして、切り出すことを含むことができる。切り出すことにより、ベースプレート及び/又はセンサ組立体部分の輪郭を得ることができる。切り出すことは、電極組立体の第1の部分を折り返す前に行うことができる。
【0121】
ベースプレート及び/又はセンサ組立体部分は、中心点を有するストーマ開口部を含むことができる。例えば、上層、第2の粘着剤、電極組立体、第1の粘着剤及び/又は剥離ライナーは、中心点を有するストーマ開口部を含むことができ、例えば、ベースプレート及び/又はセンサ組立体部分の中心点を有するストーマ開口部を一括して形成している。
【0122】
ベースプレート平面及び/又はセンサ組立体平面の水平軸は、例えば、ストーマ開口部の中心点で交差することができる。水平軸は、ベースプレートを意図されるように着用した際に、実質的に水平に、例えば、地面と平行に向けることができる。ベースプレートの上側半部は、ベースプレートを意図されるように着用した際に、水平軸の上方のベースプレート平面にベースプレートの一部として画定することができる。ベースプレートの下側半部は、ベースプレートを意図されるように着用した際に、水平軸よりも下のベースプレート平面にベースプレートの一部として画定することができる。
【0123】
結合部及び/又は電極組立体の第1の部分は、ベースプレート及び/又はセンサ組立体部分の上側半部に位置決めすることができる。結合部及び/又は電極組立体の第1の部分は、水平軸からの角度間隔内の、例えば、ベースプレートの中心点に対して45度~135度の、例えば、45度~90度の、又は90度~135度の、ベースプレート及び/又はセンサ組立体部分の上側半部に位置決めすることができる。結合部及び/又は電極組立体の第1の部分をこのように位置決することにより、モニタデバイスなどのデバイスが、オストミーバッグに対してほとんど、又はまったく干渉せずに結合部及び/又は電極組立体の第1の部分に連結することができるようになる。さらに、これにより、デバイスをベースプレートに取り付け易くすることができる。
【0124】
図1は、例示的なオストミーシステムを示す。オストミーシステム1は、ベースプレート4を含むオストミー装具2を含む。ベースプレート4は、オストミーパウチ(図示せず)を支持するように適合される。更に、オストミーシステム1は、モニタデバイス6及び付属デバイス8(携帯電話)を含む。モニタデバイス6は、モニタデバイス6及びベースプレート4のそれぞれの第1のコネクタを介してベースプレート4に接続可能である。モニタデバイス6は、付属デバイス8と無線通信するように構成される。任意選択的に、付属デバイス8は、例えば、ネットワーク12を介してオストミーシステム1のサーバデバイス10と通信するように構成される。サーバデバイス10は、オストミー装具製造業者及び/又はサービスセンタにより動作及び/又は制御され得る。オストミーデータ又はオストミーデータに基づくパラメータデータは、モニタデバイス6を有するオストミー装具2の電極/センサから取得される。モニタデバイス6は、オストミーデータ及び/又はオストミーデータに基づくパラメータデータを処理して、付属デバイス8に送信されるモニタデータを特定する。示されるオストミーシステムでは、付属デバイス8は、携帯電話であるが、付属デバイス8は、タブレットデバイス又は腕時計若しくは他の手首装着電子デバイス等のウェアラブル等の別のハンドヘルドデバイスとして実施され得る。したがって、モニタデバイス6は、モニタデータを特定し、付属デバイス8に送信するように構成される。ベースプレート4は、オストミーパウチ(図示せず)をベースプレート(二品型オストミー装具)に結合する結合リング16の形態の結合部材14を含む。ベースプレートは、ストーマ中心点を有するストーマ受け開口部18を有する。ストーマ開口部18のサイズ及び/又は形状は、通常、オストミー装具の適用前にユーザのストーマに適合するようにユーザ又は看護師により調整される。
【0125】
オストミーシステム1は、任意選択的に、オストミーシステム1の付属デバイスを形成するドッキングステーション20を含む。ドッキングステーション20は、モニタデバイス6をドッキングステーション20に電気的且つ/又は機械的に接続するように構成された第1のコネクタ22を含むドッキングモニタインターフェースを含む。ドッキングモニタインターフェースは、モニタデバイスをドッキングステーションに無線接続するように構成され得る。ドッキングステーション20は、ユーザ入力を受信し、且つ/又はドッキングステーション20の動作状態についてのフィードバックをユーザに提供するユーザインターフェース24を含む。ユーザインターフェース24は、タッチスクリーンを含み得る。ユーザインターフェース24は、1つ又は複数の物理的なボタン及び/又は発光ダイオード等の1つ又は複数の視覚インジケータを含み得る。
【0126】
図2は、例示的なモニタデバイスの概略ブロック図である。モニタデバイス6は、モニタデバイス筐体100、プロセッサ101及び1つ又は複数のインターフェースを含み、1つ又は複数のインターフェースは、第1のインターフェース102(装具インターフェース)及び第2のインターフェース104(付属インターフェース)を含む。モニタデバイス6は、オストミーデータ及び/又はオストミーデータに基づくパラメータデータを記憶するメモリ106を含む。メモリ106は、プロセッサ101及び/又は第1のインターフェース102に接続される。
【0127】
第1のインターフェース102は、モニタデバイス6をオストミー装具、例えばオストミー装具2に電気的且つ/又は機械的に接続する装具インターフェースとして構成される。第1のインターフェース102は、オストミー装具2(ベースプレート4)の各端子との電気接続を形成する複数の端子を含む。第1のインターフェース102は、接地端子108、第1の端子110、第2の端子112及び第3の端子114を含む。第1のインターフェース102は、任意選択的に、第4の端子116及び第5の端子118を含む。モニタデバイス6の第1のインターフェース102は、モニタデバイスとベースプレートとの解放可能な結合等の機械的接続を形成する結合部120を含む。結合部120並びに第1のインターフェース102の端子108、110、112、114、116及び118は、モニタデバイス6の第1のコネクタ(の少なくとも一部)を形成する。
【0128】
モニタデバイス6は、モニタデバイス及びその能動構成要素に給電する電力ユニット121を含み、すなわち、電力ユニット121は、プロセッサ101、第1のインターフェース102、第2のインターフェース104及びメモリ106に接続される。電力ユニットは、電池及び充電回路を含む。充電回路は、電池及び第1のインターフェース102の端子に接続されて、第1のインターフェースの端子、例えば第1のコネクタの端子を介して電池を充電する。
【0129】
モニタデバイスの第2のインターフェース104は、付属デバイス8等の1つ又は複数の付属デバイスにモニタデバイス6を接続する付属インターフェースとして構成される。第2のインターフェース104は、付属デバイスと無線通信するように構成されたアンテナ122及び無線送受信機124を含む。任意選択的に、第2のインターフェース104は、オーディオ信号及び/又は触覚フィードバックをユーザにそれぞれ提供するラウドスピーカ126及び/又は触覚フィードバック要素128を含む。
【0130】
モニタデバイス6は、プロセッサ101に接続されたセンサユニット140を含む。センサユニット140は、温度データをプロセッサに供給する温度センサ及び加速度データをプロセッサ101に供給するGセンサ又は加速度計を含む。
【0131】
プロセッサ101は、処理方式を適用するように構成され、第1のインターフェース102は、第1のインターフェースに結合されたベースプレートからオストミーデータを収集するように構成され、オストミーデータは、ベースプレートの第1の電極対からの第1のオストミーデータ、ベースプレートの第2の電極対からの第2のオストミーデータ及びベースプレートの第3の電極対からの第3のオストミーデータを含む。オストミーデータは、メモリ106に記憶し得、且つ/又はパラメータデータを得るためにプロセッサ101において処理され得る。パラメータデータは、メモリ106に記憶され得る。プロセッサ101は、処理方式を適用するように構成され、処理方式を適用することは、第1のオストミーデータに基づく第1のパラメータデータを取得すること、第2のオストミーデータに基づく第2のパラメータデータを取得すること、第3のオストミーデータに基づく第3のパラメータデータを取得することを含む。換言すれば、プロセッサ101は、それぞれ第1、第2及び第3のオストミーデータに基づく第1、第2及び第3のパラメータデータを取得するように構成される。処理方式を適用することは、第1のパラメータデータ、第2のパラメータデータ及び第3のパラメータデータの1つ又は複数、例えば全てに基づいてオストミー装具のベースプレートの動作状態を判断することを含み、動作状態は、ベースプレートの半径方向浸食の程度及び/又はオストミー装具の深刻な漏出リスクを示す。モニタデバイス6は、動作状態が第1の動作状態であるとの判断に従って、第2のインターフェースを介してベースプレートの第1の動作状態を示すモニタデータを含む第1のモニタ信号を送信し、動作状態が第2の動作状態であるとの判断に従って、第2のインターフェースを介してベースプレートの第2の動作状態を示すモニタデータを含む第2のモニタ信号を送信するように構成される。
【0132】
図3は、オストミー装具の例示的なベースプレートの分解組立図を示す。ベースプレート4は、第1の接着層200を含む。使用中、第1の接着層200の近位面は、ストーマ周囲エリアにおけるユーザの皮膚、及び/又は封止ペースト、封止テープ、及び/又は封止リング等の追加の封止に付着する。ベースプレート4は、任意選択的に、リム接着層とも示される第2の接着層202を含む。ベースプレート4は、電極組立体204に配置された複数の電極を含む。電極組立体204は、第1の接着層200と第2の接着層202との間に配置される。電極組立体204は、支持層の近位面に形成された電極を有する支持層を含む。ベースプレート4は、ベースプレート4を皮膚に適用する前にユーザにより剥がされる剥離ライナー206を含む。ベースプレート4は、上層208と、オストミーパウチをベースプレート4に結合する結合リング209とを含む。上層208は、使用中、第2の接着層202を外部歪み及び応力から保護する保護層である。
【0133】
ベースプレート4は、モニタインターフェースを含む。モニタインターフェースは、オストミー装具(ベースプレート4)をモニタデバイスに電気的且つ/又は機械的に接続するように構成される。ベースプレートのモニタインターフェースは、モニタデバイスとベースプレートとの間の解放可能な結合等の機械的接続を形成する結合部210を含む。結合部210は、モニタデバイスの結合部と係合して、モニタデバイスをベースプレート4に解放可能に結合するように構成される。更に、ベースプレート4のモニタインターフェースは、モニタデバイスの各端子と電気接続を形成する複数の端子212をそれぞれ形成する複数の端子を含む。結合部210及び端子212は、ベースプレート4の第1のコネクタ211を形成する。ベースプレート4は、電極組立体の近位側に第1の中間要素213を含む。第1の中間要素213は、端子212を形成する端子要素と第1の接着層(図示せず)との間に配置される。第1の中間要素213は、軸方向において見たとき、ベースプレート4の端子212を形成する端子要素を覆い、ベースプレートの端子要素からの機械的応力から第1の接着層を保護する。
【0134】
上述したように、示されるベースプレート4の幾つかの部分は、既存のベースプレートに適用される別個の組立体として提供され得、例えば上述した構成要素の1つ又は複数を含み得、それにより上述したベースプレート4のようなベースプレートを提供等する。例えば、例えば電極組立体204、第1のコネクタ211、第1の中間要素213、第1の接着層200及び剥離ライナー206を含むセンサ組立体部分700を提供し得る。更に、センサ組立体部分700は、第2の接着層202及び/又は上層208を含むこともできる。ユーザが、ベースプレートの層に、センサ組立体部分700が適用される穴を提供し得、それによりセンサ組立体部分700の第1のコネクタ211をベースプレートの層を通って突出させ、そこにセンサ組立体部分700を適用できるようにすることが考えられ得る。代替的に、センサ組立体部分700は、第1のコネクタ211がベースプレートの周縁外に位置するようにベースプレートに適用し得る。
【0135】
図4は、ベースプレートの例示的な電極組立体204及び/又はセンサ組立体部分の分解組立図を示す。電極組立体204は、遠位側204A及び近位側204Bを有する。電極組立体は、近位面214Bを有する支持層214と、電極216とを含み、電極216は、接地電極、第1の電極、第2の電極、第3の電極、第4の電極及び第5の電極を含み、各電極は、電極216をモニタインターフェースの各端子要素に接続する各接続部217を有する。電極216は、支持層214の近位側214Bに形成される等、提供され、例えば、電極216は、支持層の近位側214Bに位置し得る。更に、電極組立体204は、近位面218Bを有し、ベースプレートの第1の接着層及び/又はセンサ組立体部分から電極216の電極部を絶縁するように構成されたマスキング要素218を含む。マスキング要素218は、軸方向において見たとき、電極216の部分を覆うか又はそれと重なる。
【0136】
図5は、第1の接着層及び剥離ライナーがないベースプレート4のベースプレート部分及び/又はセンサ組立体部分700の近位面の近位図である。ベースプレート4及び/又はセンサ組立体部分700は、電極組立体の近位側、すなわち電極組立体204と第1の接着層(図示せず)との間に第1の中間要素213を含む。第1の中間要素213は、軸方向において見たとき、ベースプレート4の端子要素を覆い、ベースプレート及び/又はセンサ組立体部分の端子要素からの機械的応力から第1の接着層を保護する。
【0137】
図6は、電極組立体204の電極216の例示的な電極構成220の遠位図である。電極組立体204の電極構成220等の電極組立体204は、接地電極222、第1の電極224、第2の電極226、第3の電極228、第4の電極230及び第5の電極232を含む。接地電極222は、接地接続部222Aを含み、第1の電極224は、第1の接続部224Aを含む。第2の電極226は、第2の接続部226Aを含み、第3の電極228は、第3の接続部228Aを含む。第4の電極230は、第4の接続部230Aを含み、第5の電極232は、第5の接続部232Aを含む。
【0138】
第4の電極230は、第4の検知部230Bを含む。第5の電極232は、第5の検知部232Bを含む。
【0139】
接地電極222は、第1の電極224の接地を形成する第1の電極部234を含む。接地電極222は、第2の電極226の接地を形成する第2の電極部236を含む。接地電極222は、第3の電極228の接地を形成する第3の電極部238を含む。接地電極222は、第4の電極230及び第5の電極232の接地を形成する第4の電極部240を含む。接地電極222の第4の電極部240は、接地検知部222Bを含む。
【0140】
図7は、例示的なマスキング要素の遠位図である。マスキング要素218は、任意選択的に、6つの端子開口部を含む複数の端子開口部を有する。複数の端子開口部は、接地端子開口部242、第1の端子開口部244、第2の端子開口部246、第3の端子開口部248、第4の端子開口部250及び第5の端子開口部252を含む。マスキング要素218の端子開口部242、244、246、248、250、252は、電極組立体の電極の各接続部222A、224A、226A、228A、230A、232Aに重なり、且つ/又は位置合わせされるように構成される。
【0141】
マスキング要素218は、複数のセンサ点開口部を有する。センサ点開口部は、点線254内に示される一次センサ点開口部を含み、各一次センサ点開口部は、接地電極222の部分及び/又は第4の電極230の部分に重なるように構成される。一次センサ点開口部254は、示される例示的なマスキング要素では、接地電極222の部分に重なるようにそれぞれ構成された5つの第1の一次センサ点開口部254Aを含む。一次センサ点開口部254は、示される例示的なマスキング要素では、第4の電極230の部分に重なるようにそれぞれ構成された4つの第2の一次センサ点開口部254Bを含む。センサ点開口部は、点線256内に示される二次センサ点開口部を含み、各二次センサ点開口部は、第4の電極230の部分及び/又は第5の電極232の部分に重なるように構成される。二次センサ点開口部256は、示される例示的なマスキング要素では、第5の電極232の部分に重なるようにそれぞれ構成された5つの第1の二次センサ点開口部256Aを含む。二次センサ点開口部256は、示される例示的なマスキング要素では、第4の電極230の部分に重なるようにそれぞれ構成された4つの第2の二次センサ点開口部256Bを含む。センサ点開口部は、点線258内に示される三次センサ点開口部を含み、各三次センサ開口部は、第5の電極232の部分及び/又は接地電極222の部分に重なるように構成される。三次センサ点開口部258は、示される例示的なマスキング要素では、第5の電極232の部分に重なるようにそれぞれ構成された5つの第1の三次センサ点開口部258Aを含む。三次センサ点開口部258は、示される例示的なマスキング要素では、接地電極222の部分に重なるようにそれぞれ構成された4つの第2の三次センサ点開口部258Bを含む。
【0142】
図8は、例示的な第1の接着層の遠位図である。第1の接着層200は、複数のセンサ点開口部を有する。第1の接着層のセンサ点開口部は、点線260内に示される一次センサ点開口部を含み、各一次センサ点開口部は、電極組立体の接地電極222の部分及び/又は第4の電極230の部分に重なるように構成される。一次センサ点開口部260は、示される例示的な第1の接着層では、接地電極222の部分に重なるようにそれぞれ構成された5つの第1の一次センサ点開口部260Aを含む。一次センサ点開口部260は、示される例示的な第1の接着層では、第4の電極230の部分に重なるようにそれぞれ構成された4つの第2の一次センサ点開口部260Bを含む。第1の接着層のセンサ点開口部は、点線262内に示される二次センサ点開口部を含み、各二次センサ点開口部は、電極組立体の第4の電極230の部分及び/又は第5の電極232の部分に重なるように構成される。二次センサ点開口部262は、示される例示的な第1の接着層では、第5の電極232の部分に重なるようにそれぞれ構成された5つの第1の二次センサ点開口部262Aを含む。二次センサ点開口部262は、示される例示的な第1の接着層では、第4の電極230の部分に重なるようにそれぞれ構成された4つの第2の二次センサ点開口部262Bを含む。第1の接着層のセンサ点開口部は、点線264内に示される三次センサ点開口部を含み、各三次センサ開口部は、電極組立体の第5の電極232の部分及び/又は接地電極222の部分に重なるように構成される。三次センサ点開口部264は、示される例示的な第1の接着層では、第5の電極232の部分に重なるようにそれぞれ構成された5つの第1の三次センサ点開口部264Aを含む。三次センサ点開口部264は、示される例示的な第1の接着層では、接地電極222の部分に重なるようにそれぞれ構成された4つの第2の三次センサ点開口部264Bを含む。図9は、図8の第1の接着層の近位図である。
【0143】
図10は、ベースプレート4の部分及び/又はセンサ組立体部分700のより詳細な遠位図である。ベースプレート4及び/又はセンサ組立体部分700は、モニタインターフェース207を含む。モニタインターフェース207は、第1のコネクタ211を含む。第1のコネクタ211は、モニタデバイスをベースプレート4及び/又はセンサ組立体部分700に解放可能に結合し、それにより解放可能な結合を形成するように構成される結合部210を含む。モニタインターフェース207の第1のコネクタ211は、モニタデバイスの各端子との各電気接続を形成する各端子要素により形成された複数の端子を含む。
【0144】
モニタインターフェース207の第1のコネクタ211の複数の端子は、接地端子282Aを形成する接地端子要素282、第1の端子284を形成する第1の端子要素284、第2の端子286Aを形成する第2の端子要素286及び第3の端子288Aを形成する第3の端子要素288を含む。モニタインターフェース207は、任意選択的に、第4の端子290Aを形成する第4の端子要素290及び/又は第5の端子290を形成する第5の端子要素292を含む。端子要素282、284、286、288、290、292は、電極222、224、226、228、230、232の各接続部222A、224A、226A、228A、230a、232Aに接触する。
【0145】
図11は、オストミー装具の例示的なベースプレート4の分解組立図を示す。ベースプレート4は、第1の接着層200を含む。ベースプレート4は、任意選択的に、リム接着層とも記される第2の接着層202を含む。ベースプレート4は、電極組立体204に配置される複数の電極216を含む。電極組立体204は、第1の接着層200と第2の接着層202との間に配置される。電極組立体204は、任意選択的に支持層214を含む。電極は、導電性インクのプリント等により支持層214の近位側に形成され得る。電極組立体204は、任意選択的に、例えば電極216の近位側から軸方向において見たとき、例えば電極216の部分を覆うか又はそれと重なるマスキング要素218を含む。電極組立体は、複数の電極216の接続部217を含む第1の部分302を有する。電極組立体は、第2の部分303を有する。ベースプレート4は、剥離ライナー206を含む。ベースプレート4は、上層208を含む。ベースプレート4は、任意選択的に、オストミーパウチをベースプレート4に結合する結合リング209を含む。代替的に、例えば単品型オストミー装具の場合、オストミーパウチは、ベースプレート4に直接固定され得る。
【0146】
ベースプレート4は、ベースプレートをモニタデバイスに機械的且つ/又は電子的に接続する等、接続するように構成されたモニタインターフェースを含む。モニタインターフェースは、モニタデバイスの各端子との電気接続を形成するように構成された複数の端子212を含む。例えば、示されるように、接続部217は、モニタインターフェースの複数の端子212を形成し得る。代替的に、例えば図3に示されるように、端子要素は、複数の端子を形成するように提供され得る。
【0147】
上層208は、上層開口部304を含む。第2の接着層202は、第2の接着層開口部306を含む。上層開口部304及び第2の接着層開口部306は、電極組立体204の複数の電極216と、ベースプレート4に結合されているモニタデバイスの端子とを接続できるようにするように構成される。例えば、電極組立体216の第1の部分302は、上層開口部304及び第2の接着層開口部306を通って延在し得る。
【0148】
図3に関して説明したように、図示されているベースプレート4の一部は、別々の組立体として設けて、既存のベースプレート、例えば、上述した構成要素のうちの1つ又は複数を含むベースプレートに付けて、例えば、上述したベースプレート4のようなベースプレートを設けることができる。例として、例えば、電極組立体204と、第1の接着層200と、剥離ライナー206と、を含むセンサ組立体部分700を設けることができる。これに加えて、センサ組立体部分700は、第2の接着層202及び/又は上層208を含んでもまたよい。ユーザが、センサ組立体部分700を付けることになるベースプレートの層に穴を設けて、電極組立体204の複数の電極216と、ベースプレート4に連結されているモニタデバイスの端子との間を接続させることが想定され得る。
【0149】
図12は、図11のベースプレート4及び/又はセンサ組立体部分700等のベースプレート及び/又はセンサ組立体部分の例示的な電極組立体204の分解組立図を示す。電極組立体は、遠位側204A及び近位側204Bを有する。電極組立体204は、近位側214B及び遠位側214Aを有する支持層214を含む。電極組立体204は、複数の電極216を含む。複数の電極216の各電極は、電極216をモニタインターフェースの各端子要素に接続する各接続部217を有する。電極216は、支持層214の近位側214Bに形成される等、提供され、例えば、電極216は、支持層214の近位側214Bに位置し得る。更に、電極組立体204は、任意選択的に、近位側218Bを有し、ベースプレート4及び/又はセンサ組立体部分700の第1の接着層200から電極216の電極部を絶縁するように構成されるマスキング要素218を含む(図11を参照されたい)。マスキング要素218は、例えば、近位側204Bから軸方向において見たとき、電極216の部分を覆うか又はそれと重なる。マスキング要素218は、複数の電極の接続部217を覆わないか又はそれと重ならないように構成され得る。
【0150】
図12の電極組立体204等の幾つかの例示的な電極組立体204では、電極組立体204は、補強要素308を含む。補強要素308は、複数の電極216の複数の接続部217の近傍等の複数の電極216の近傍等、電極組立体216の近傍に位置決めされ得る。補強要素308は、電極組立体204の第1の部分の少なくとも一部を形成し得る。補強要素308に開口部310が設けられ得、それにより補強要素308の近位側308Bと遠位側308Aとの間等の補強要素308の両側間に導電経路を提供する。
【0151】
図13は、補強要素308が複数の導電路311を含む図12の代替を示す。例えば、補強要素308は、フレックス回路であり得る。複数の導電路311は、複数の電極216に接続され得る。それにより、複数の導電路311は、複数の電極216の接続部217を形成し得る。複数の導電路311は、補強要素308の近位側308Bと遠位側308Aとの間に導電経路を提供し得る。
【0152】
図14は、図6に示される電極構成220のようであるが、接地接続部222A、第1の接続部224A、第2の接続部226A、第3の接続部228A、第4の接続部230A及び/又は第5の接続部232A等の接続部217が直線コネクタ部である、複数の電極216の例示的な電極構成220を示す。
【0153】
図15は、ベースプレート4の部分及び/又はセンサ組立体部分700の断面概略表現を示す。ベースプレート4及び/又はセンサ組立体部分700は、第1の接着層200、任意選択的な第2の接着層202及び上層208を含む。複数の電極216を含む電極組立体が第1の接着層200と第2の接着層202との間等の第1の接着層200と上層208との間に配置される。例えば、電極組立体の第2の部分は、第1の接着層、第2の接着層202及び/又は上層208間に配置される。電極組立体は、任意選択的な補強要素308を更に含む。
【0154】
上層208及び第2の接着層202は、開口部304、306を含む。上層208は、上層開口部304を含む。第2の接着層202は、第2の接着層開口部306を含む。電極組立体の第1の部分302は、上層開口部304及び第2の接着層開口部306を通って延在する。第1の部分302は、複数の電極及び補強要素308の接続路を含む。第1の部分302は、支持層214又は支持層の一部を含み得る。複数の電極の接続部217への接続は、補強要素308及び/又は支持層214を通して提供され得る。
【0155】
図16は、図15に示されるベースプレートの部分4及び/又はセンサ組立体部分700の断面概略表現を示し、ベースプレート4及び/又はセンサ組立体部分700は、結合部210を含む。結合部210は、モニタデバイスとベースプレート4及び/又はセンサ組立体部分700との間に機械的接続を形成するように構成される。電極組立体の第1の部分302は、結合部210内に延在し、例えばモニタデバイスの端子等のモニタデバイスをベースプレート4及び/又はセンサ組立体部分700の電極216に接続できるようにする。
【0156】
示される例では、結合部210は、上層208に取り付けられる。しかしながら、代替の例では、結合部210は、電極組立体に取り付けられ、そのような状況では、結合部210は、上層開口部304及び第2の接着層開口部306を通って延在し得る。
【0157】
図17は、ベースプレート4の部分及び/又はセンサ組立体部分700の断面概略表現を示す。ベースプレート4及び/又はセンサ組立体部分700は、第1の接着層200、任意選択的な第2の接着層202及び上層208を含む。複数の電極216を含む電極組立体が第1の接着層200と第2の接着層202との間等の第1の接着層200と上層208との間に配置される。例えば、電極組立体の第2の部分は、第1の接着層、第2の接着層202及び/又は上層208間に配置される。
【0158】
上層208は、上層開口部304を含む。第2の接着層202は、第2の接着層開口部306を含む。上層開口部304及び第2の接着層開口部306は、U字形カットにより提供される。電極組立体の第1の部分302は、上層208及び第2の接着層202の部分と一緒にU字形カット内部に折り返されて、ベースプレート4及び/又はセンサ組立体部分700の遠位側で複数の電極216の接続部217を露出する。第1の部分302は、複数の電極の接続部217を含み、上層開口部304及び第2の接着層開口部306を通って延在する。それにより、モニタデバイスは、複数の接続部217に接続され得る。図17に示されていないが、電極組立体は、例えば、図15及び図16に示されるように、任意選択的な補強要素308を更に含み得、且つ/又はベースプレート4及び/又はセンサ組立体部分700には、例えば図16に示されるように結合部210が提供され得る。
【0159】
ベースプレート4及び/又はセンサ組立体部分700は、バック要素312を含む。バック要素312は、第1の接着層200と電極組立体の第1の部分302との間等の第1の接着層200と電極組立体及び/又は電極組立体の複数の電極216との間に提供される。バック要素312は、電極組立体の第1の部分302が第1の接着層に付着せず、それにより電極組立体の第1の部分302をターン等できるようにすることを促進し得る。バック要素312は、同様に、図15及び/又は図16に関連して説明したように、例示的なベースプレート及び/又はセンサ組立体部分に適用することもできる。
【0160】
図18は、例示的な方法1000、例えば、オストミー装具用のベースプレート又はセンサ組立体部分を製造するための方法のフローチャートを示す。方法は、上層を設けること1002と、任意選択的に、第2の接着層を設けること1004と、複数の電極を含む電極組立体であって、第1の部分であって、複数の電極の接続部を含む第1の部分と、第2の部分と、を有する電極組立体を設けること1006と、を含む。方法は、第1の接着層を設けること1008と、上層、任意選択的な第2の接着層、電極組立体、及び第1の接着層を組み立てること1010と、上層に上層開口部を、及び任意選択的に、第2の接着層に第2の接着層開口部を設けること1012と、をさらに含む。
【0161】
上層、任意選択的な第2の接着層、電極組立体、及び第1の接着層を組み立てること1010は、電極組立体が、第1の接着層と上層との間に、及び/又は、第1の接着層と任意選択的な第2の接着層との間に配置されるように、組み立てることを含む。例えば、上層、任意選択的な第2の接着層、電極組立体、及び第1の接着層を組み立てること1010は、例えば、複数の電極からなる検知部を含む電極組立体の第2の部分が、第1の接着層と第2の接着層/上層との間に配置されるように、組み立てることを含む。
【0162】
上層開口部、及び任意選択的な第2の接着層開口部を設けること1012は、上層開口部、及び任意選択的な第2の接着層開口部が、電極組立体の複数の電極と、モニタデバイスの端子との間を接続させるように構成されるように、上層開口部、及び任意選択的な第2の接着層開口部を設けること1012を含む。
【0163】
方法1000は、さらに任意選択的に、電極組立体の第1の部分を上層開口部、及び任意選択的な第2の接着層開口部を貫通するように方向付けること1014を含む。電極組立体の第1の部分を上層開口部、及び任意選択的な第2の接着層を貫通するように方向付けること1014は、電極組立体の第1の部分を折り返して、例えば、ベースプレート及び/又はセンサ組立体部分の遠位側で複数の電極の接続部を露出させることを含むことができる。
【0164】
方法1000は、さらに任意選択的に、ベースプレート及び/又はセンサ組立体部分に結合部を設けること1016を含む。結合部は、上層開口部、及び任意選択的な第2の接着層開口部と位置合わせされるように設けること1016ができる。結合部は、電極組立体の第1の部分と位置合わせされるように設けること1016ができる。
【0165】
図示したように、上層開口部、及び任意選択的な第2の接着層開口部は、組み立てること1008の後に設けること1010ができる。或いは、上層開口部、及び任意選択的な第2の接着層開口部は、組み立てること1008の前に設けること1010ができる。
【0166】
例えば、上層開口部、及び任意選択的な第2の接着層開口部は、電極組立体を設けることの前に設けることができる。上層開口部、及び任意選択的な第2の接着層開口部は、例えば、上層及び第2の接着層の両方を貫通して切り込むことによって、同時に設けることができる。
【0167】
ベースプレート及び/又はセンサ組立体部分の第1のコネクタの位置、端子の数、及び結合部の端子の位置は、ベースプレート及び/又はセンサ組立体部分の電極組立体で使用される電極構成に適合させることができる。
【0168】
「第1」、「第2」、「第3」及び「第4」、「一次」、「二次」、「三次」等の用語の使用は、いかなる特定の順序も暗示せず、個々の要素を識別するために含まれている。更に、「第1」、「第2」、「第3」及び「第4」、「一次」、「二次」、「三次」等の用語の使用は、いかなる順序又は重要性も示さず、むしろ「第1」、「第2」、「第3」及び「第4」、「一次」、「二次」、「三次」等の用語は、ある要素を別の要素から区別するために使用される。なお、「第1」、「第2」、「第3」及び「第4」、「一次」、「二次」、「三次」等の言葉は、本明細書及び他の箇所において、ラベル目的でのみ使用され、いかなる特定の空間的又は時間的順序を示すことも意図しない。更に、第1の要素のラベルは、第2の要素の存在を暗示せず、逆も同様である。
【0169】
特定の特徴を示し、説明してきたが、これらの特徴は、特許請求された本発明を限定するようには意図されないことが理解されよう。また、特許請求された本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく、様々な変更及び修正が行われ得ることが当業者にとって明白となるであろう。それに応じて、本明細書及び図面は、限定的する意味合いではなく、例示的な意味合いで考慮されるものとする。特許請求された本発明は、代替的選択肢、修正、及び均等物をすべて包含するように意図されている。
【0170】
本開示の例示的な実施形態を以下の項目において記載する。
【0171】
1.オストミー装具用のベースプレートであって、
-上層と、
-第1の接着層と、
-複数の電極を含む電極組立体であって、第1の部分であって、複数の電極の接続部を含む第1の部分と、第2の部分であって、第1の接着層と上層との間に配置されている第2の部分と、を有する電極組立体と、
-ベースプレートをモニタデバイスに接続するように構成されたモニタインターフェースであって、モニタデバイスのそれぞれの端子との電気接続を形成するように構成された複数の端子を含むモニタインターフェースと、
を含むとともに、
上層が、電極組立体の複数の電極と、モニタデバイスの端子との間を接続させるように構成された上層開口部を含むベースプレート。
【0172】
2.接続部が、モニタインターフェースの複数の端子を形成する、項目1に記載のベースプレート。
【0173】
3.電極組立体の第1の部分が、上層開口部を貫通して延在する、項目1又は2の何れかに記載のベースプレート。
【0174】
4.電極組立体が近位側及び遠位側を含むとともに、複数の電極が近位側に配置され、且つ、電極組立体の第1の部分が、ベースプレートの遠位側で複数の電極の接続部を露出させるように、折り返されている、項目3に記載のベースプレート。
【0175】
5.電極組立体が近位側及び遠位側を含むとともに、複数の電極が近位側に配置され、且つ、複数の電極のそれぞれの接続部が、電極組立体の近位側から、例えば、電極組立体の支持層を貫通して、電極組立体の遠位側まで延在する、項目1~3の何れかに記載のベースプレート。
【0176】
6.上層開口部がU字型である、項目1~5の何れかに記載のベースプレート。
【0177】
7.モニタインターフェースが、モニタデバイスとベースプレートとの間で、解放可能な連結など、機械的接続を形成するように構成された結合部を含む、項目1~6の何れかに記載のベースプレート。
【0178】
8.結合部が、電極組立体の遠位側など、電極組立体に取り付けられているとともに、結合部が上層開口部を貫通して延在する、項目7に記載のベースプレート。
【0179】
9.結合部が、上層の遠位側など、上層に取り付けられている、項目7に記載のベースプレート。
【0180】
10.電極組立体の第1の部分が、結合部内へと延在している、項目7~9の何れかに記載のベースプレート。
【0181】
11.電極組立体が補強要素を含むとともに、補強要素が電極組立体の第1の部分の少なくとも一部を形成している、項目1~10の何れかに記載のベースプレート。
【0182】
12.補強要素が、複数の電極の接続部を形成するために複数の電極に接続された複数の導電路を含む、項目11に記載のベースプレート。
【0183】
13.補強要素がフレックス回路である、項目11又は12の何れかに記載のベースプレート。
【0184】
14.上層と電極組立体との間に第2の接着層を含むとともに、第2の接着層が、上層開口部と位置合わせされた第2の接着層開口部を含み、且つ、電極組立体の複数の電極と、モニタデバイスの端子との間を電気接続させるように構成された、項目1~13の何れかに記載のベースプレート。
【0185】
15.オストミー装具用のベースプレート又はセンサ組立体部分を製造するための方法であって、
-上層を設けることと、
-複数の電極を含む電極組立体であって、第1の部分であって、複数の電極の接続部を含む第1の部分と、第2の部分と、を有する電極組立体を設けることと、
-第1の接着層を設けることと、
-電極組立体の第2の部分が、第1の接着層と上層との間に配置されるように、上層、電極組立体、及び第1の接着層を組み立てることと、
を含む方法であるとともに、
-上層における上層開口部であって、電極組立体の複数の電極と、モニタデバイスの端子との間を接続させるように構成された上層開口部を設けること、をさらに含む方法。
【0186】
16.上層開口部が、上層、電極組立体、及び第1の接着層を組み立てることの後に上層に設けられる、項目15に記載の方法。
【0187】
17.上層開口部が、上層、電極組立体、及び第1の接着層を組み立てることの前に上層に設けられる、項目15に記載の方法。
【0188】
18.上層開口部が、上層にU字型の切り込みを入れることによって、設けられる項目15~17の何れかに記載の方法。
【0189】
19.オストミー装具用のセンサ組立体部分であって、
-上層と、
-第1の接着層と、
-複数の電極を含む電極組立体であって、第1の部分であって、複数の電極の接続部を含む第1の部分と、第2の部分であって、第1の接着層と上層との間に配置されている第2の部分と、を有する電極組立体と、
-センサ組立体部分をモニタデバイスに接続するように構成されたモニタインターフェースであって、モニタデバイスのそれぞれの端子との電気接続を形成するように構成された複数の端子を含むモニタインターフェースと、
を含むとともに、
上層が、電極組立体の複数の電極と、モニタデバイスの端子との間を接続させるように構成された上層開口部を含むセンサ組立体部分。
【0190】
20.接続部が、モニタインターフェースの複数の端子を形成する、項目19に記載のセンサ組立体部分。
【0191】
21.電極組立体の第1の部分が、上層開口部を貫通して延在する、項目19又は20の何れかに記載のセンサ組立体部分。
【0192】
22.電極組立体が近位側及び遠位側を含むとともに、複数の電極が近位側に配置され、且つ、センサ組立体部分の遠位側で複数の電極の接続部を露出させるように、電極組立体の第1の部分が折り返されている、項目21に記載のセンサ組立体部分。
【0193】
23.電極組立体が近位側及び遠位側を含むとともに、複数の電極が近位側に配置され、且つ、複数の電極のそれぞれの接続部が、電極組立体の近位側から、例えば、電極組立体の支持層を貫通して、電極組立体の遠位側まで延在する、項目19~21の何れかに記載のセンサ組立体部分。
【0194】
24.上層開口部がU字型である、項目19~23の何れかに記載のセンサ組立体部分。
【0195】
25.モニタインターフェースが、モニタデバイスとセンサ組立体部分との間で、解放可能な連結など、機械的接続を形成するように構成された結合部を含む、項目19~24の何れかに記載のセンサ組立体部分。
【0196】
26.結合部が、電極組立体の遠位側など、電極組立体に取り付けられているとともに、結合部が上層開口部を貫通して延在する、項目25に記載のセンサ組立体部分。
【0197】
27.結合部が、上層の遠位側など、上層に取り付けられている、項目25に記載のセンサ組立体部分。
【0198】
28.電極組立体の第1の部分が、結合部内へと延在している、項目25~27の何れかに記載のセンサ組立体部分。
【0199】
29.電極組立体が補強要素を含むとともに、補強要素が電極組立体の第1の部分の少なくとも一部を形成している、項目19~28の何れかに記載のセンサ組立体部分。
【0200】
30.補強要素が、複数の電極の接続部を形成するために複数の電極に接続された複数の導電路を含む、項目29に記載のセンサ組立体部分。
【0201】
31.補強要素がフレックス回路である、項目29又は30の何れかに記載のセンサ組立体部分。
【0202】
32.上層と電極組立体との間に第2の接着層を含むとともに、第2の接着層が、上層開口部と位置合わせされた第2の接着層開口部を含み、且つ、電極組立体の複数の電極と、モニタデバイスの端子との間を電気接続させるように構成された、項目19~31の何れかに記載のセンサ組立体部分。
【符号の説明】
【0203】
1 オストミーシステム
2 オストミー装具
4 ベースプレート
6 モニタデバイス
8 付属デバイス
10 サーバデバイス
12 ネットワーク
14 結合部材
16 連結リング
18 ストーマ受け開口部
100 モニタデバイス筐体
101 プロセッサ
102 第1のインターフェース
104 第2のインターフェース
106 メモリ
108 モニタデバイスの接地端子
110 モニタデバイスの第1の端子
112 モニタデバイスの第2の端子
114 モニタデバイスの第3の端子
116 モニタデバイスの第4の端子
118 モニタデバイスの第5の端子
120 結合部
122 アンテナ
124 無線送受信機
126 ラウドスピーカ
128 触覚フィードバック要素
200 第1の接着層
200A 第1の接着層の遠位側/遠位面
200B 第1の接着層の近位側/近位面
202 第2の接着層
202A 第2の接着層の遠位側/遠位面
202B 第2の接着層の近位側/近位面
204 電極組立体
204A 電極組立体の遠位側/遠位面
204B 電極組立体の近位側/近位面
206 剥離ライナー
206A 剥離ライナーの遠位側/遠位面
206B 剥離ライナーの近位側/近位面
207 モニタインターフェース
208 上層
208A 上層の遠位側/遠位面
208B 上層の近位側/近位面
209 連結リング
210 第1のコネクタの結合部
211 第1のコネクタ
212 第1のコネクタの端子
213 第1の中間要素
213A 第1の中間要素の遠位側/遠位面
213B 第1の中間要素の近位側/近位面
214 電極組立体の支持層
214A 支持層の遠位側/遠位面
214B 支持層の近位側/近位面
216 電極組立体の電極
217 接続部
218 マスキング要素
218A マスキング要素の遠位側/遠位面
218B マスキング要素の近位側/近位面
220 電極構成
222 接地電極
222A 接地接続部
222B 接地検知部
224 第1の電極
224A 第1の接続部
226 第2の電極
226A 第2の接続部
228 第3の電極
228A 第3の接続部
230 第4の電極
230A 第4の接続部
230B 第4の検知部
232 第5の電極
232A 第5の接続部
232B 第5の検知部
234 接地電極の第1の電極部
236 接地電極の第2の電極部
238 接地電極の第3の電極部
240 接地電極の第4の電極部
242 接地端子開口部
244 第1の端子開口部
246 第2の端子開口部
248 第3の端子開口部
250 第4の端子開口部
252 第5の端子開口部
254 マスキング要素の一次センサ点開口部
254A 一次第1センサ点開口部
254B 一次第2センサ点開口部
256 マスキング要素の二次センサ点開口部
256A 二次第1センサ点開口部
256B 二次第2センサ点開口部
258 マスキング要素の三次センサ点開口部
258A 三次第1センサ点開口部
258B 三次第2センサ点開口部
260 第1の接着層の一次センサ点開口部
260A 一次第1センサ点開口部
260B 一次第2センサ点開口部
262 第1の接着層の二次センサ点開口部
262A 二次第1センサ点開口部
262B 二次第2センサ点開口部
264 第1の接着層の三次センサ点開口部
264A 三次第1センサ点開口部
264B 三次第2センサ点開口部
270 端子インターフェース領域
272 端子要素
272A 端子要素の遠位端部
272B 端子要素の近位端部
274A 端子要素の遠位部分
274B 端子要素の近位部分
276A 遠位端子要素の屈曲部
276B 近位端子要素の屈曲部
278 ガイド穴
282 接地端子要素
282A 接地端子
284 第1の端子要素
284A 第1の端子
286 第2の端子要素
286A 第2の端子
288 第3の端子要素
288A 第3の端子
290 第4の端子要素
290A 第4の端子
292 第5の端子要素
292A 第5の端子
302 電極組立体の第1の部分
303 電極組立体の第2の部分
304 上層開口部
306 第2の接着層開口部
308 補強要素
308A 補強要素の遠位側
308B 補強要素の近位側
310 開口部
311 導電路
312 バック要素
700 センサ組立体部分
1000 方法
1002 上層を設けること
1004 第2の接着層を設けること
1006 電極組立体を設けること
1008 第1の接着層を設けること
1010 層を組み立てること
1012 層開口部を設けること
1014 電極組立体の一部を方向付けること
1016 結合部を設けること
M モニタデバイスの第1のインターフェースの端子の数
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
【手続補正書】
【提出日】2023-09-11
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0202
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0202】
32.上層と電極組立体との間に第2の接着層を含むとともに、第2の接着層が、上層開口部と位置合わせされた第2の接着層開口部を含み、且つ、電極組立体の複数の電極と、モニタデバイスの端子との間を電気接続させるように構成された、項目19~31の何れかに記載のセンサ組立体部分。
本開示は更に以下の態様を含んでいる:
《態様1》
オストミー装具用のベースプレートを製造するための方法であって、
-上層を設けることと、
-複数の電極を含む電極組立体であって、第1の部分であって、前記複数の電極をモニタデバイスの端子に接続するように構成された前記複数の電極の接続部を含む前記第1の部分と、第2の部分と、を有する前記電極組立体を設けることと、
-1つ又は複数の水溶性又は水膨潤性の親水コロイドを含む第1の接着層を設けることと、
-前記電極組立体の前記第2の部分が、前記第1の接着層と前記上層との間に配置されるように、前記上層、前記電極組立体、及び前記第1の接着層を組み立てることと、
を含む前記方法であるとともに、
-前記上層に上層開口部であって、前記複数の電極の前記接続部と、前記モニタデバイスの端子との間を接続させるように構成された前記上層開口部を設けることをさらに含む前記方法。
《態様2》
前記上層が上層ストーマ開口部を含み、前記第1の接着層が第1の接着性のストーマ開口部を含むとともに、前記上層、前記電極組立体、及び前記第1の接着層を組み立てることが、前記上層ストーマ開口部及び前記第1の接着性のストーマ開口部を位置合わせして、ユーザのストーマからの排泄物を通過させるように構成された前記ベースプレートのストーマ開口部を形成することを含む、態様1に記載の方法。
《態様3》
前記上層開口部が、前記上層、前記電極組立体、及び前記第1の接着層を組み立てることの後に前記上層に設けられる、態様1又は2に記載の方法。
《態様4》
前記上層開口部が、前記上層、前記電極組立体、及び前記第1の接着層を組み立てることの前に前記上層に設けられる、態様1又は2に記載の方法。
《態様5》
前記上層開口部が、前記上層にU字型の切り込みを入れることによって設けられる、態様1~4の何れか一つに記載の方法。
《態様6》
オストミー装具用のベースプレートであって、
-上層と、
-1つ又は複数の水溶性又は水膨潤性の親水コロイドを含む第1の接着層と、
-複数の電極を含む電極組立体であって、第1の部分であって、前記複数の電極をモニタデバイスの端子に接続するように構成された、前記複数の電極の接続部を含む前記第1の部分と、第2の部分であって、前記第1の接着層と前記上層との間に配置されている前記第2の部分と、を有する前記電極組立体と、
-前記ベースプレートをモニタデバイスに接続するように構成されたモニタインターフェースであって、前記モニタデバイスのそれぞれの端子との電気接続を形成するように構成された複数の端子を含む前記モニタインターフェースと、
を含むとともに、
前記上層が、前記電極組立体の前記複数の電極と、前記モニタデバイスの端子との間を接続させるように構成された上層開口部を含む前記ベースプレート。
《態様7》
前記上層の上層ストーマ開口部、及び前記第1の接着層の第1の接着性のストーマ開口部によって少なくとも部分的に形成されたストーマ開口部を含み、前記ベースプレートの前記ストーマ開口部が、ユーザのストーマからの排泄物を通過させるように構成されている、態様6に記載のベースプレート。
《態様8》
前記接続部が、前記モニタインターフェースの前記複数の端子を形成する、態様6又は7に記載のベースプレート。
《態様9》
前記電極組立体の前記第1の部分が、前記上層開口部を貫通して延在する、態様6~8の何れか一つに記載のベースプレート。
《態様10》
前記電極組立体が、近位側及び遠位側を含むとともに、前記複数の電極が前記近位側に配置され、且つ、前記電極組立体の前記第1の部分が、前記ベースプレートの遠位側で前記複数の電極の前記接続部を露出させるように折り返されている、態様9に記載のベースプレート。
《態様11》
前記電極組立体が、近位側及び遠位側を含むとともに、前記複数の電極が前記近位側に配置され、且つ、前記複数の電極のそれぞれの前記接続部が、前記電極組立体の前記近位側から、例えば、前記電極組立体の支持層を貫通して、前記電極組立体の前記遠位側まで延在する、態様6~9の何れか一つに記載のベースプレート。
《態様12》
前記上層開口部がU字型である、態様6~11の何れか一つに記載のベースプレート。
《態様13》
前記モニタインターフェースが、前記モニタデバイスと前記ベースプレートとの間で、解放可能な連結など、機械的接続を形成するように構成された結合部を含む、態様6~12の何れか一つに記載のベースプレート。
《態様14》
前記結合部が、前記電極組立体の前記遠位側など、前記電極組立体に取り付けられているとともに、前記結合部が、前記上層開口部を貫通して延在する、態様13に記載のベースプレート。
《態様15》
前記結合部が、前記上層の前記遠位側など、前記上層に取り付けられている、態様13に記載のベースプレート。
《態様16》
前記電極組立体の前記第1の部分が、前記結合部内へと延在している、態様11~13の何れか一つに記載のベースプレート。
《態様17》
前記電極組立体が補強要素を含むとともに、前記補強要素が、前記電極組立体の前記第1の部分の少なくとも一部を形成している、態様6~16の何れか一つに記載のベースプレート。
《態様18》
前記補強要素が、前記複数の電極の前記接続部を形成するために前記複数の電極に接続された複数の導電路を含む、態様17に記載のベースプレート。
《態様19》
前記補強要素がフレックス回路である、態様17又は18に記載のベースプレート。
《態様20》
前記上層と前記電極組立体との間に第2の接着層を含むとともに、前記第2の接着層が、前記上層開口部と位置合わせされた第2の接着層開口部を含み、且つ、前記電極組立体の前記複数の電極と、前記モニタデバイスの端子との間を電気接続させるように構成され、前記第2の接着層が、1つ又は複数の水溶性又は水膨潤性の親水コロイドを含む態様6~19の何れか一つに記載のベースプレート。
《態様21》
態様1~5の何れか一つに記載の方法によって得ることができるオストミー装具用のベースプレート。
【手続補正2】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
オストミー装具用のベースプレートを製造するための方法であって、
-上層を設けることと、
-複数の電極を含む電極組立体であって、第1の部分であって、前記複数の電極をモニタデバイスの端子に接続するように構成された前記複数の電極の接続部を含む前記第1の部分と、第2の部分と、を有する前記電極組立体であるとともに、支持層を含む前記電極組立体を設けることと、
前記複数の電極を前記支持層の近位側に設けること、及び/又は配置することと、
-1つ又は複数の水溶性又は水膨潤性の親水コロイドを含む第1の接着層を設けることと、
-前記電極組立体の前記第2の部分が、前記第1の接着層と前記上層との間に配置されるように、前記上層、前記電極組立体、及び前記第1の接着層を組み立てることと、
を含む前記方法であるとともに、
-前記上層に上層開口部であって、前記複数の電極の前記接続部と、前記モニタデバイスの端子との間を接続させるように構成された前記上層開口部を設けることをさらに含んでおり、
前記電極組立体の前記複数の電極は、前記第1の接着層と物理的に接触している、
前記方法。
【請求項2】
前記上層が上層ストーマ開口部を含み、前記第1の接着層が第1の接着性のストーマ開口部を含むとともに、前記上層、前記電極組立体、及び前記第1の接着層を組み立てることが、前記上層ストーマ開口部及び前記第1の接着性のストーマ開口部を位置合わせして、ユーザのストーマからの排泄物を通過させるように構成された前記ベースプレートのストーマ開口部を形成することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記上層開口部が、前記上層、前記電極組立体、及び前記第1の接着層を組み立てることの後に前記上層に設けられる、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記上層開口部が、前記上層、前記電極組立体、及び前記第1の接着層を組み立てることの前に前記上層に設けられる、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項5】
前記上層開口部が、前記上層にU字型の切り込みを入れることによって設けられる、請求項1~4の何れか一項に記載の方法。
【請求項6】
オストミー装具用のベースプレートであって、
-上層と、
-1つ又は複数の水溶性又は水膨潤性の親水コロイドを含む第1の接着層と、
-複数の電極を含む電極組立体であって、第1の部分であって、前記複数の電極をモニタデバイスの端子に接続するように構成された、前記複数の電極の接続部を含む前記第1の部分と、第2の部分であって、前記第1の接着層と前記上層との間に配置されている前記第2の部分と、を有する前記電極組立体であるとともに、
支持層を含み、前記複数の電極が、前記支持層の近位側に設けられ、且つ/又は配置されている前記電極組立体と、
-前記ベースプレートをモニタデバイスに接続するように構成されたモニタインターフェースであって、前記モニタデバイスのそれぞれの端子との電気接続を形成するように構成された複数の端子を含む前記モニタインターフェースと、
を含み、
前記上層が、前記電極組立体の前記複数の電極と、前記モニタデバイスの端子との間を接続させるように構成された上層開口部を含んでおり、
前記電極組立体の前記複数の電極は、前記第1の接着層と物理的に接触している、
前記ベースプレート。
【請求項7】
前記複数の電極が前記支持層の前記近位側にプリントされる、請求項6に記載のベースプレート。
【請求項8】
前記上層の上層ストーマ開口部、及び前記第1の接着層の第1の接着性のストーマ開口部によって少なくとも部分的に形成されたストーマ開口部を含み、前記ベースプレートの前記ストーマ開口部が、使用者のストーマからの排泄物を通過させるように構成されている、請求項6に記載のベースプレート。
【請求項9】
前記接続部が、前記モニタインターフェースの前記複数の端子を形成する、請求項6~8の何れか一項に記載のベースプレート。
【請求項10】
前記電極組立体の前記第1の部分が、前記上層開口部を貫通して延在する、請求項6~9の何れか一項に記載のベースプレート。
【請求項11】
前記電極組立体が、近位側及び遠位側を含むとともに、前記複数の電極が前記近位側に配置され、且つ、前記電極組立体の前記第1の部分が、前記ベースプレートの遠位側で前記複数の電極の前記接続部を露出させるように折り返されている、請求項10に記載のベースプレート。
【請求項12】
前記電極組立体が、近位側及び遠位側を含むとともに、前記複数の電極が前記近位側に配置され、且つ、前記複数の電極のそれぞれの前記接続部が、前記電極組立体の前記近位側から、前記電極組立体の前記遠位側まで延在する、請求項6~10の何れか一項に記載のベースプレート。
【請求項13】
前記上層開口部がU字型である、請求項6~12の何れか一項に記載のベースプレート。
【請求項14】
前記モニタインターフェースが、前記モニタデバイスと前記ベースプレートとの間で機械的接続を形成するように構成された結合部を含む、請求項6~13の何れか一項に記載のベースプレート。
【請求項15】
前記結合部が、前記電極組立体に取り付けられているとともに、前記結合部が、前記上層開口部を貫通して延在する、請求項14に記載のベースプレート。
【請求項16】
前記結合部が、前記上層に取り付けられている、請求項14に記載のベースプレート。
【請求項17】
前記電極組立体の前記第1の部分が、前記結合部内へと延在している、請求項14に記載のベースプレート。
【請求項18】
前記電極組立体が補強要素を含むとともに、前記補強要素が、前記電極組立体の前記第1の部分の少なくとも一部を形成している、請求項6~17の何れか一項に記載のベースプレート。
【請求項19】
前記補強要素が、前記複数の電極の前記接続部を形成するために前記複数の電極に接続された複数の導電路を含む、請求項18に記載のベースプレート。
【請求項20】
前記補強要素がフレックス回路である、請求項18又は19に記載のベースプレート。
【請求項21】
前記上層と前記電極組立体との間に第2の接着層を含むとともに、前記第2の接着層が、前記上層開口部と位置合わせされた第2の接着層開口部を含み、且つ、前記電極組立体の前記複数の電極と、前記モニタデバイスの端子との間を電気接続させるように構成され、前記第2の接着層が、1つ又は複数の水溶性又は水膨潤性の親水コロイドを含む請求項6~20の何れか一項に記載のベースプレート。
【請求項22】
請求項1~5の何れか一項に記載の方法によって得ることができるオストミー装具用のベースプレート。