(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023158333
(43)【公開日】2023-10-30
(54)【発明の名称】蒸気発生装置
(51)【国際特許分類】
A61H 33/10 20060101AFI20231023BHJP
A61H 33/06 20060101ALI20231023BHJP
【FI】
A61H33/10 A
A61H33/06 C
A61H33/10 B
A61H33/06 F
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022068109
(22)【出願日】2022-04-18
(71)【出願人】
【識別番号】591148174
【氏名又は名称】日精オーバル株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100108442
【弁理士】
【氏名又は名称】小林 義孝
(72)【発明者】
【氏名】吉田 正四
(72)【発明者】
【氏名】山元 倫浩
(72)【発明者】
【氏名】佐藤 寛之
(72)【発明者】
【氏名】中島 正尭
【テーマコード(参考)】
4C094
【Fターム(参考)】
4C094AA01
4C094DD08
4C094EE02
4C094EE05
4C094EE08
4C094EE17
4C094EE32
(57)【要約】 (修正有)
【課題】発生した水蒸気の拡散方向を制御することができ、所定の方向へ水蒸気を拡散させることができる蒸気発生装置を提供する。
【解決手段】通気孔を有する第1水平プレート22と上下方向へ延びる内壁プレート23b、dとから形成されてサウナストーンを収容する第1収容スペース11と、水平プレート22の下方に設置された蒸発プレート17と、水平プレート22と蒸発プレート17との間に設置された赤外線ヒーター16a~16cと、収容スペース11の側方に形成されて空気が通流する空気流路と、蒸発プレート17の下方に設置されたシロッコファン18とを有し、それら赤外線ヒーター16a~16cによって高温に加熱されたそれらサウナストーンに水をかけることで水蒸気が発生し、サウナストーンによって発生した水蒸気がシロッコファン18によって空気流路から上方へ放出される気流に乗って収容スペース11から上方へ拡散する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
高温に加熱されたサウナストーンに水をかけて水蒸気を発生させる蒸気発生装置において、
前記蒸気発生装置が、複数の通気孔を有する水平プレートと前記水平プレートの周縁から上下方向上方へ延びる内周壁とから形成されて複数のサウナストーンを収容する所定容積の収容スペースと、前記水平プレートの下方に設置されて前記収容スペースを通過した水を蒸発させる蒸発プレートと、前記水平プレートと前記蒸発プレートとの間に設置されて前記サウナストーン及び前記蒸発プレートを加熱する熱源と、前記収容スペースの側方に形成されて空気が通流する空気流路と、前記蒸発プレートの下方に設置されて前記空気流路に沿って下方から上方へ向かう気流を発生させる送風ファンとを有し、
前記蒸気発生装置では、前記熱源によって高温に加熱されたそれらサウナストーンに水をかけることで水蒸気が発生し、それらサウナストーンによって発生した水蒸気が前記送風ファンによって前記空気流路から上方へ放出される気流に乗って前記収容スペースから上方へ拡散することを特徴とする蒸気発生装置。
【請求項2】
前記蒸気発生装置が、前記収容スペースの上方から該収容スペースに収容されたそれらサウナストーンに向かって水を散水する散水ノズルを備えた給水装置を含む請求項1に記載の蒸気発生装置。
【請求項3】
前記蒸気発生装置が、前記内周壁の径方向外側に位置して上下方向へ延びる外周壁と、前記内周壁と前記外周壁との間に形成されて上下方向へ延びていて前記蒸発プレートにおいて発生した水蒸気が通流する水蒸気流路とを含み、前記蒸気発生装置では、前記収容スペースを通過した水が前記蒸発プレートによって蒸発し、該蒸発プレートにおいて発生した水蒸気が前記水蒸気流路を通流して該水蒸気流路から上方へ放出される請求項1又は請求項2に記載の蒸気発生装置。
【請求項4】
前記蒸気発生装置が、前記蒸発プレートに対向する前記外周壁に穿孔された複数の外側通気孔と、前記蒸発プレートに対向する前記内周壁に穿孔された複数の内側通気孔とを含み、前記蒸気発生装置では、前記外側通気孔から流入した空気が前記内側通気孔から前記収容スペースに進入して前記熱源の放熱及び前記サウナストーンの対流放熱及び赤外線放熱によって熱気となり、その熱気が前記収容スペースから上方へ放出される請求項3に記載の蒸気発生装置。
【請求項5】
前記蒸気発生装置は、前記蒸発プレートが前記熱源によって高温に加熱され、前記水をかぶって温度が低下したそれらサウナストーンが前記熱源からの放熱と前記蒸発プレートの対流放熱及び赤外線放熱とによって加熱される請求項1ないし請求項4いずれかに記載の蒸気発生装置。
【請求項6】
前記蒸発プレートが、40~60mmの厚さ寸法を有する鉄板であり、前記収容スペースの平面面積と略同一の平面面積を有する請求項5に記載の蒸気発生装置。
【請求項7】
前記熱源が、赤外線ヒーターであり、前記蒸気発生装置では、複数の前記赤外線ヒーターを水平方向へずらした状態でそれら赤外線ヒーターが上下方向へ重なるように並べられている請求項1ないし請求項6いずれかに記載の蒸気発生装置。
【請求項8】
前記サウナストーンを収容する収容スペースの容積の割合が、前記熱源及び前記蒸発プレートを収容した収容スペースの容積と前記サウナストーンを収容する収容スペースの容積とを加えた全容積の割合に対して50~70%の範囲にある請求項1ないし請求項7いずれかに記載の蒸気発生装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、高温に加熱されたサウナストーンに水をかけて水蒸気を発生させる蒸気発生装置に関する。
【背景技術】
【0002】
サウナストーブと、サウナストーブの上方に設置されてサウナストーブに対して水を供給する散水部とを備え、散水部がそれぞれ排水口が設けられた複数の分岐管及び複数の分岐管の上部が接続される接続部を有するウォーターガイドエレメントを備え、サウナ装置を鉛直方向に見たときに、複数の分岐管のそれぞれの排水口がサウナストーブに重なる範囲内で異なる位置に位置し、接続部との接続部分における複数の分岐管の水平方向の分散範囲が複数の分岐管の排水口の水平方向の分散範囲よりも狭いサウナ装置が開示されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記特許文献1に開示のサウナ装置は、サウナストーブの周囲への水の飛散を抑制しつつ、サウナストーンに対して満遍なく水を散布することができる。サウナストーンに水が散布されると、その水が高温のサウナストーンによって瞬時に蒸発し、多量の水蒸気が発生し、その水蒸気がサウナ室に充満する。このサウナ装置では、発生した水蒸気がサウナストーブの四方に拡散するが、水蒸気の拡散方向を制御することができず、所定の方向へ水蒸気を拡散させることができない。又、水によって冷やされて温度が低下したサウナストーンは所定の加熱手段によって加熱されるが、再び高温になるまでに時間を要し、サウナストーンを迅速に高温にすることが難しい。
【0005】
本発明の目的は、発生した水蒸気の拡散力を強めることができ、サウナ室全域に水蒸気を満遍なく拡散させることができる蒸気発生装置を提供することにある。本発明の他の目的は、温度が低下したサウナストーンを迅速に高温にすることができる蒸気発生装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するための本発明の前提は、高温に加熱されたサウナストーンに水をかけて水蒸気を発生させる蒸気発生装置である。
【0007】
前記前提における本発明の特徴は、蒸気発生装置が、複数の通気孔を有する水平プレートと水平プレートの周縁から上下方向上方へ延びる内周壁とから形成されて複数のサウナストーンを収容する所定容積の収容スペースと、水平プレートの下方に設置されて収容スペースを通過した水を蒸発させる蒸発プレートと、水平プレートと蒸発プレートとの間に設置されてサウナストーン及び蒸発プレートを加熱する熱源と、収容スペースの側方に形成されて空気が通流する空気流路と、蒸発プレートの下方に設置されて空気流路に沿って下方から上方へ向かう気流を発生させる送風ファンとを有し、蒸気発生装置では、熱源によって高温に加熱されたそれらサウナストーンに水をかけることで水蒸気が発生し、それらサウナストーンによって発生した水蒸気が送風ファンによって空気流路から上方へ放出される気流に乗って収容スペースから上方へ拡散することにある。
【0008】
本発明の一例としては、蒸気発生装置が、収容スペースの上方から収容スペースに収容されたそれらサウナストーンに向かって水を散水する散水ノズルを備えた給水装置を含む。
【0009】
本発明の他の一例としては、蒸気発生装置が、内周壁の径方向外側に位置して上下方向へ延びる外周壁と、内周壁と外周壁との間に形成されて上下方向へ延びていて蒸発プレートにおいて発生した水蒸気が通流する水蒸気流路とを含み、蒸気発生装置では、収容スペースを通過した水が蒸発プレートによって蒸発し、蒸発プレートにおいて発生した水蒸気が水蒸気流路を通流して水蒸気流路から上方へ放出される。
【0010】
本発明の他の一例としては、蒸気発生装置が、蒸発プレートに対向する外周壁に穿孔された複数の外側通気孔と、蒸発プレートに対向する内周壁に穿孔された複数の内側通気孔とを含み、蒸気発生装置では、外側通気孔から流入した空気が内側通気孔から収容スペースに進入して熱源の放熱及びサウナストーンの対流放熱及び赤外線放熱によって熱気となり、その熱気が収容スペースから上方へ放出される。
【0011】
本発明の他の一例として、蒸気発生装置は、蒸発プレートが熱源によって高温に加熱され、水をかぶって温度が低下したそれらサウナストーンが熱源からの放熱と蒸発プレートの対流放熱及び赤外線放熱とによって加熱される。
【0012】
本発明の他の一例としては、蒸発プレートが、40~60mmの厚さ寸法を有する鉄板であり、収容スペースの平面面積と略同一の平面面積を有する。
【0013】
本発明の他の一例としては、熱源が、赤外線ヒーターであり、蒸気発生装置では、複数の赤外線ヒーターを水平方向へずらした状態でそれら赤外線ヒーターが上下方向へ重なるように並べられている。
【0014】
本発明の他の一例としては、サウナストーンを収容する収容スペースの容積の割合が、熱源及び蒸発プレートを収容した収容スペースの容積とサウナストーンを収容する収容スペースの容積とを加えた全容積の割合に対して50~70%の範囲にある。
【発明の効果】
【0015】
本発明に係る蒸気発生装置によれば、熱源によって高温に加熱されたそれらサウナストーンに水をかけることで水蒸気が発生し、発生した水蒸気が送風ファンによって空気流路から上方へ放出される気流に乗って収容スペースから上方へ拡散するから、発生した水蒸気の拡散力を強めることができるとともに、ロウリュー感覚を増加させることができ、送風ファンによって作られた上昇気流を利用することで、サウナストーンを収容した収容スペースの上方(サウナ室の全域)へ水蒸気を拡散させることができる。蒸気発生装置は、発生した水蒸気を収容スペースから上方へ拡散させることができるから、水蒸気がサウナ室の全域に素早く拡散し、水蒸気をサウナ室の全域に迅速に充満させることができ、その水蒸気によってサウナ室を所定温度に温めることができる。蒸気発生装置は、多量の水を散布することでサウナストーンにおいて気化しない水があったとしても、その水が収容スペースを通過して蒸発プレートに落下し、蒸発プレートにおいて瞬時に気化するから、散水された水にすべてを水蒸気にすることができる。
【0016】
収容スペースの上方から収容スペースに収容されたそれらサウナストーンに向かって水を散水する散水ノズルを備えた給水装置を含む蒸気発生装置は、給水装置の散水ノズルから収容スペースに収容されたそれらサウナストーンに向かって水を散水することで、自動的に水蒸気を発生させることができ、発生させた水蒸気を送風ファンによって作られた上昇気流に乗せることで、水蒸気をサウナ室の全域に素早く拡散させることができ、水蒸気をサウナ室の全域に迅速に充満させてその水蒸気によってサウナ室を所定温度に温めることができる。
【0017】
内周壁の径方向外側に位置して上下方向へ延びる外周壁と、内周壁と外周壁との間に形成されて上下方向へ延びていて蒸発プレートにおいて発生した水蒸気が通流する水蒸気流路とを含み、収容スペースを通過した水が蒸発プレートによって蒸発し、蒸発プレートにおいて発生した水蒸気が水蒸気流路を通流して水蒸気流路から上方へ放出される蒸気発生装置は、多量の水を散布することでサウナストーンにおいて気化しない水があり、その水が収容スペースを通過して蒸発プレートに落下し、蒸発プレートにおいて瞬時に気化し、蒸発プレートにおいて発生した水蒸気が内周壁と外周壁との間の水蒸気流路を通って水蒸気流路から上方へ放出されるから、蒸発プレートにおいて発生した水蒸気を水蒸気流路から上方(サウナ室の全域)へ拡散させることができ、蒸発プレートにおいて発生した水蒸気をサウナ室の全域に迅速に充満させることができ、その水蒸気によってサウナ室を所定温度に温めることができる。
【0018】
蒸発プレートに対向する外周壁に穿孔された複数の外側通気孔と、蒸発プレートに対向する内周壁に穿孔された複数の内側通気孔とを含み、外側通気孔から流入した空気が内側通気孔から収容スペースに進入して熱源の放熱及びサウナストーンの対流放熱及び赤外線放熱によって熱気となり、その熱気が収容スペースから上方へ放出される蒸気発生装置は、それらサウナストーンに水を散水しないときに、外側通気孔から流入して内側通気孔から収容スペースに進入した空気が熱気の放熱とサウナストーンの対流放熱及び赤外線放熱(蓄熱)とによって温められて熱気となり、その熱気が上昇して収容スペースから上方へ放出されるから、水蒸気が充満したサウナ室をその熱気によって温めることができるとともに、その熱気によってサウナ室の温度を所定の高温に保持することができる。蒸気発生装置は、熱気を送風ファンによって作られた上昇気流に乗せることで、熱気をサウナ室の全域に素早く拡散させることができ、熱気をサウナ室全体に迅速に充満させてその熱気によってサウナ室を所定温度に温めることができるとともに、サウナ室の全域において効果的なロウリュー感覚を得ることができる。
【0019】
蒸発プレートが熱源によって高温に加熱され、水をかぶって温度が低下したそれらサウナストーンが熱源からの放熱と蒸発プレートの対流放熱及び赤外線放熱とによって加熱される蒸気発生装置は、底壁と蒸発プレートとの間に設置された熱源の放熱によって蒸発プレートが高温に加熱されるから、多量の水を散布することでサウナストーンにおいて気化しない水があったとしても、その水が高温に加熱された蒸発プレートにおいて瞬時に気化し、蒸発プレートにおいて水蒸気が発生するから、サウナストーンとともに蒸発プレートを利用することで、多量の水蒸気を発生させることができ、多量の水蒸気によってサウナ室を所定温度に迅速に温めることができるとともに、サウナ室の全域において効果的なロウリュー感覚を得ることができる。蒸気発生装置は、それらサウナストーンが熱源からの放熱と蒸発プレートの対流放熱及び赤外線放熱(蓄熱)とによって加熱されるから、水をかぶって温度が低下したそれらサウナストーンを熱源からの放熱と蒸発プレートの対流放熱及び赤外線放熱とによって迅速に高温に戻すことができ、熱源からの放熱と蒸発プレートの対流放熱及び赤外線放熱とによって高温に加熱されたそれらサウナストーンよって短い周期で水蒸気を発生させることがきる。
【0020】
蒸発プレートが40~60mmの厚さ寸法を有する鉄板であり、収容スペースの平面面積と略同一の平面面積を有する蒸気発生装置は、蒸発プレートが前記厚さ寸法の鉄板であって内側収容スペースの平面面積と略同一の平面面積を有するから、蒸発プレート(鉄板)の熱伝導率が高く、熱源によって蒸発プレート(鉄板)を高温に素早く加熱することができる。蒸気発生装置は、蒸発プレート(鉄板)が高い蓄熱効果を有し、一度熱せられた蒸発プレート(鉄板)が冷えにくく、サウナストーンにおいて気化しない水があったとしても、その水を蒸発プレートにおいて瞬時に気化させて多量の水蒸気を発生させることができる。
【0021】
熱源が赤外線ヒーターであり、複数の赤外線ヒーターを水平方向へずらした状態でそれら赤外線ヒーターが上下方向へ重なるように並べられている蒸気発生装置は、それら赤外線ヒーターが隙間を最小限にした状態で上下方向へ並ぶことで、赤外線ヒーターから放射される熱を十分に利用することができ、それら赤外線ヒーターによって収容スペースに収容されたそれらサウナストーン全て及び蒸発プレート全体を満遍なく加熱することができ、それらサウナストーン及び蒸発プレートを迅速に高温に加熱することができる。
【0022】
サウナストーンを収容する収容スペースの容積の割合が熱源及び蒸発プレートを収容した収容スペースの容積とサウナストーンを収容する収容スペースの容積とを加えた全容積の割合に対して50~70%の範囲にある蒸気発生装置は、サウナストーンを収容する収容スペースの容積の割合が前記範囲にあることで、収容スペースに多量のサウナストーンを収容することができ、多量のサウナストーンを利用して多量の水蒸気を発生させることができ、多量の水蒸気を利用してサウナ室を所定温度に迅速に温めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【
図9】第1~第3赤外線ヒーター(熱源)及び蒸発プレートを示す上面図。
【
図11】蒸気発生装置における熱風の流れを説明する図。
【
図12】蒸気発生装置における水蒸気の流れを説明する図。
【発明を実施するための形態】
【0024】
一例として示す蒸気発生装置10の正面図である
図1等の添付の図面を参照し、本発明に係る蒸気発生装置の詳細を説明すると、以下のとおりである。尚、
図2は、蒸気発生装置10の背面図であり、
図3は、蒸気発生装置10の右側面図である。
図4は、蒸気発生装置10の左側面図であり、
図5は、蒸気発生装置10の上面図である。
図6は、第1水平プレート22(網)を示す上面図であり、
図7は、蒸発プレート17を示す上面図である。
図8は、第3水平プレート42(ファン吸込板)を示す上面図である。
図1~
図5では、サウナストーン14の図示を省略している。
図1~
図4では、上下方向(垂直方向)を矢印A、前後方向(水平方向)を矢印Bで示し、幅方向(水平方向)を矢印Cで示す。
【0025】
蒸気発生装置10は、所定容積のサウナ室(図示せず)に設置され、第1収容スペース11(収容スペース)に収容された複数のサウナストーン14(
図11,12参照)に水W(
図12参照)を散水し、その水が瞬時に気化することで水蒸気を発生させ、水蒸気をサウナ室に充満させる。蒸気発生装置10は、最上部に形成された所定容積の第1収容スペース11(収容スペース)と、第1収容スペース11の直下に形成された所定容積の第2収容スペース12(収容スペース)と、第2収容スペース12の直下に形成された所定容積の第3収容スペース13(収容スペース)とを備えている。
【0026】
蒸気発生装置10は、第1収容スペース11に収容された複数のサウナストーン14と、それらサウナストーン14に水Wを散水する自動給水装置15(給水装置)と、第2収容スペース12に収容された複数の第1~第3赤外線ヒーター16a~16c(熱源)と、第2収容スペース12に収容された蒸発プレート17と、第3収容スペース13に収容されたシロッコファン18(送風ファン)と、第1~第4水蒸気流路19a~19d(水蒸気流路)及び空気流路20とを有する。
【0027】
第1収容スペース11は、第1水平プレート22(水平プレート)(火格子)と、第1~第4内壁プレート23a~23d(内周壁)とから形成されている(作られている)。第1~第4内壁プレート23a~23dの径方向外側には、第1~第4外壁プレート24a~24d(外周壁)が配置されている。第1水平プレート22には、
図6に示すように、複数の通気孔25を有するステンレス製のエクスパンドメタル21(金網)が使用されている。尚、第1水平プレート22として、エクスパンドメタル21の他に、ステンレス製のラス(金網)やステンレス製のプレートに複数の通気孔25を穿孔した有孔プレート、ステンレス製のグレーチング等を使用することもできる。
【0028】
第1水平プレート22は、その平面形状(上面形状)が四角形に成形され、幅方向へ延びる前後端縁部26,27と、前後方向へ延びる両側縁部28,29とを有する。第1水平プレート22は、前端縁部26が第1内壁プレート23aの中間部の内周面から径方向内方へ延出する第1フランジ30aの上に載置され、後端縁部26が第3内壁プレート23cの中間部の内周面から径方向内方へ延出する第3フランジ30cの上に載置されているとともに、一方の側縁部28が第2内壁プレート23bの中間部の内周面から径方向内方へ延出する第2フランジ30bの上に載置され、他方の側縁部29が第4内壁プレートの中間部の内周面から径方向内方へ延出する第4フランジ30dの上に載置されている。
【0029】
第1~第4内壁プレート23a~23dは、所定厚みを有するステンレス製のプレートから作られ、その側面形状が上下方向へ長い四角形(長方形)に成形されている。第1~第4内壁プレート23a~23dでは、第1内壁プレート23aと第3内壁プレート23cとが前後方向へ対向し、第2内壁プレート23bと第4内壁プレート23dとが幅方向へ対向している。第1内壁プレート23a(正面内壁)は、第1水平プレート22の前端縁(周縁)から上下方向上方と上下方向下方とへ延びている。第2内壁プレート23b(側面内壁)は、第1水平プレート22の一方の側縁(周縁)から上下方向上方と上下方向下方とへ延びている。第3内壁プレート23c(背面内壁)は、第1水平プレート22の後端縁(周縁)から上下方向上方と上下方向下方とへ延びている。第4内壁プレート23d(側面内壁)は、第1水平プレート22の他方の側縁(周縁)から上下方向上方と上下方向下方とへ延びている。
【0030】
第1内壁プレート23aに対して第2内壁プレート23bが直交するように配置(溶接)され、第1内壁プレート23aの他方の側縁部と第2内壁プレート23bの一方の側縁部とが所定の固定手段(固定ボルト及びナット、リベット等)によって着脱可能に連結されている。第2内壁プレート23bに対して第3内壁プレート23cが直交するように配置され、第2内壁プレート23bの他方の側縁部と第3内壁プレート23cの一方の側縁部とが前記所定の固定手段によって着脱可能に連結されている。
【0031】
第3内壁プレート23cに対して第4内壁プレート23dが直交するように配置(溶接)され、第3内壁プレート23cの他方の側縁部と第4内壁プレート23dの一方の側縁部とが前記所定の固定手段によって着脱可能に連結されている。第4内壁プレート23dに対して第1内壁プレート23aが直交するように配置され、第4内壁プレート23dの他方の側縁部と第1内壁のプレート23a一方の側縁部とが前記所定の固定手段によって着脱可能に連結されている。
【0032】
蒸気発生装置10では、第1水平プレート22と第1~第4内壁プレート23a~23dとに囲繞された所定容積の第1収容スペース11(収容スペース)が画成されている。第1収容スペース11には、第1~第4内壁プレート23a~23dの上端縁に囲繞された頂部開口31が形成されている。第1収容スペースには、頂部開口31からその内部に複数のサウナストーン14が収容される。サウナストーン14が第1収容スペース11に収容されると、それらサウナストーン14の間に熱気(空気)や水蒸気が通流する間隙が形成される。
【0033】
第2収容スペース12(収容スペース)は、第2水平プレート32(無孔水平プレート)(底壁)と、第1水平プレート22の前後端縁及び両側縁から上下方向下方へ延びる第1~第4内壁プレート23a~23d(内周壁)とから形成されている(作られている)。第2水平プレート32には、
図7に示すように、所定厚みを有する鉄製又はステンレス製のプレートが使用されている。第2水平プレート32は、その平面形状(上面形状)が四角形に成形され、幅方向へ延びる前後端縁部33,34と、前後方向へ延びる両側縁部35,36とを有する。
【0034】
第1内壁プレート23は、その下端縁が第2水平プレート32の前端縁部33の上面に所定の固定手段(固定ボルト及びナット、リベット等)によって着脱可能に連結されている。第2内壁プレート23bは、その下端縁が第2水平プレート32の一方の側縁部35の上面に前記所定の固定手段によって着脱可能に連結されている。第3内壁プレート23cは、その下端縁が第2水平プレート32の後端縁部34の上面に前記所定の固定手段によって着脱可能に連結されている。第4内壁プレート23dは、その下端縁が第2水平プレート32の他方の側縁部36の上面に前記所定の固定手段によって着脱可能に連結されている。
【0035】
第2収容スペース12を形成する第1内壁プレート23aの下部(蒸発プレート17に対向する第1内壁(内周壁)の下部)には、幅方向へ並ぶ複数の内側通気孔37が穿孔(形成)されている。第2収容スペース12を形成する第2内壁プレート23bの下部(蒸発プレート17に対向する第2内壁(内周壁)の下部)には、前後方向へ並ぶ複数の内側通気孔37が穿孔(形成)されている。第2収容スペース12を形成する第3内壁プレート23cの下部(蒸発プレート17に対向する第3内壁(内周壁)の下部)には、幅方向へ並ぶ複数の内側通気孔37が穿孔(形成)されている。第2収容スペース12を形成する第4内壁プレート23dの下部(蒸発プレート17に対向する第4内壁(内周壁)の下部)には、前後方向へ並ぶ複数の内側通気孔37が穿孔(形成)されている。
【0036】
第1~第4外壁プレート24a~24dは、所定厚みを有するステンレス製のプレートから作られ、その側面形状が上下方向へ長い四角形(長方形)に成形されている。第1外壁プレート24a(正面外壁)は、第1内壁プレート23aの径方向外側(前後方向前方)へ所定寸法離間して配置され、第1内壁プレート23aと前後方向へ対向している。第1内壁プレート23aと第1外壁プレート24aとの間には、上下方向へ延びる第1水蒸気流路19a(水蒸気流路)が形成されている。
【0037】
第1外壁プレート24a(外周壁)の下部(蒸発プレート17に対向する第1外壁(外周壁)の下部)には、幅方向へ並ぶ複数の外側通気孔39が穿孔(形成)されている。第1外壁プレート24aは、その下端縁が第2水平プレート32の前端縁部33の上面に所定の固定手段(固定ボルト及びナット、リベット等)によって着脱可能に連結されている。第1外壁プレート24aは、第4外壁プレート24dと直交するように配置されている。第4外壁プレート24dの他方の側縁部と第1外壁プレート24aの一方の側縁部とが前記所定の固定手段によって着脱可能に連結されている。
【0038】
第2外壁プレート24b(側面外壁)は、第2内壁プレート23bの径方向外側(幅方向側方)へ所定寸法離間して配置され、第2内壁プレート23bと幅方向へ対向している。第2内壁プレート23bと第2外壁プレート24bとの間には、上下方向へ延びる第2水蒸気流路19b(水蒸気流路)が形成されている。第2外壁プレート24b(外周壁)の下部(蒸発プレート17に対向する第2外壁(外周壁)の下部)には、前後方向へ並ぶ複数の外側通気孔39が穿孔(形成)されている。第2外壁プレート24bは、その下端縁が第2水平プレート32の一方の側縁部35の上面に所定の固定手段(固定ボルト及びナット、リベット等)によって着脱可能に連結されている。第2外壁プレート24bは、第1外壁プレート24aと直交するように配置されている。第1外壁プレート24aの他方の側縁部と第2外壁プレート24bの一方の側縁部とが前記所定の固定手段によって着脱可能に連結されている。
【0039】
第3外壁プレート24c(背面外壁)は、第3内壁プレート23cの径方向外側(前後方向後方)へ所定寸法離間して配置され、第3内壁プレート23cと前後方向へ対向している。第3内壁プレート23cと第3外壁プレート24cとの間には、上下方向へ延びる第3水蒸気流路19c(水蒸気流路)が形成されている。第3外壁プレート24c(外周壁)の下部(蒸発プレート17に対向する第3外壁(外周壁)の下部)には、幅方向へ並ぶ複数の外側通気孔39が穿孔(形成)されている。第3外壁プレート24cは、その下端縁が第2水平プレート32の後端縁部34の上面に所定の固定手段(固定ボルト及びナット、リベット等)によって着脱可能に連結されている。第3外壁プレート24cは、第2外壁プレート24bと直交するように配置されている。第2外壁プレート24bの他方の側縁部と第3外壁プレート24cの一方の側縁部とが前記所定の固定手段によって着脱可能に連結されている。
【0040】
第4外壁プレート24d(側面外壁)は、第4内壁プレート23dの径方向外側(幅方向側方)へ所定寸法離間して配置され、第4内壁プレート23dと幅方向へ対向している。第4内壁プレート23dと第4外壁プレート24dとの間には、上下方向へ延びる第4水蒸気流路19d(水蒸気流路)が形成されている。第4外壁プレート24d(外周壁)の下部(蒸発プレート17に対向する第4外壁(外周壁)の下部)には、前後方向へ並ぶ複数の外側通気孔39が穿孔(形成)されている。第4外壁プレート24dは、その下端縁が第2水平プレート32の他方の側縁部36の上面に所定の固定手段(固定ボルト及びナット、リベット等)によって着脱可能に連結されている。第4外壁プレート24dは、第3外壁プレート24cと直交するように配置されている。第3外壁プレート24cの他方の側縁部と第4外壁プレート24dの一方の側縁部とが前記所定の固定手段によって着脱可能に連結されている。
【0041】
第1内壁プレート23aの上端縁と第1外壁プレート24aの上端縁との間、第2内壁プレート23bの上端縁と第2外壁プレート24bの上端縁との間、第3内壁プレート23cの上端縁と第3外壁プレート24cの上端縁との間、第4内壁プレート23dの上端縁と第4外壁プレート24dの上端縁との間には、
図5に示すように、蓋プレート40が配置・固定されている。蓋プレート40は、第1~第4内壁プレート23a~23dの上端縁及び第1~第4外壁プレート24a~24dの上端縁に前記所定の固定手段によって着脱可能に連結されている。蓋プレート40には、前後方向及び幅方向へ並ぶ円形の複数の水蒸気通気孔41が穿孔(形成)されている。
【0042】
第3収容スペース13(収容スペース)は、上下方向へ並ぶ第3~第5水平プレート42~44と、上下方向へ延びる第1~第4垂直ロッド45a~45d(第1~第4垂直支柱)と、第1~第4垂直プレート46a~46d(第1~第4垂直カバー)とから形成されている(作られている)。第1~第4垂直ロッド45a~45dには、所定厚みを有するステンレス製のロッド(角パイプ)が使用されている。第1垂直ロッド45aは、第2水平プレート32の前端縁部33と他方の側縁部36とが交差する角部に配置され、第2水平プレート32の角部の下面に前記所定の固定手段によって着脱可能に連結されている。
【0043】
第2垂直ロッド45bは、第2水平プレート32の前端縁部33と一方の側縁部35とが交差する角部に配置され、第2水平プレート32の角部の下面に前記所定の固定手段によって着脱可能に連結されている。第3垂直ロッド45cは、第2水平プレート32の後端縁部34と一方の側縁部35とが交差する角部に配置され、第2水平プレート32の角部の下面に前記所定の固定手段によって着脱可能に連結されている。第4垂直ロッド45dは、第2水平プレート32の後端縁部34と他方の側縁部36とが交差する角部に配置され、第2水平プレート32の角部の下面に前記所定の固定手段によって着脱可能に連結されている。
【0044】
第3水平プレート42には、所定厚みを有するステンレス製のプレートが使用されている。第3水平プレート42は、第2水平プレート32の下方(直下)に配置され、第2水平プレート32から下方へ所定寸法離間して位置している。第2水平プレート32と第3水平プレート42との間には、前後方向及び幅方向へ延びる空気が通流する空気通流間隙47(空気通流スペース)が形成されている。第3水平プレート42には、その中央に円形の吸気開口48が穿孔(形成)されている。第3水平プレート42は、その平面形状(上面形状)が四角形に成形され、幅方向へ延びる前後端縁部49,50と、前後方向へ延びる両側縁部51,52とを有する。
【0045】
第3水平プレート42は、前端縁部49(前端縁)と一方の側縁部51(一方の側縁)とが交差する角部の下面が第1垂直ロッド45a(第1垂直支柱)の上端縁部に前記所定の固定手段によって着脱可能に連結されている。後端縁部50(後端縁)と一方の側縁部51(一方の側縁)とが交差する角部の下面が第2垂直ロッド45b(第2垂直支柱)の上端縁部に前記所定の固定手段によって着脱可能に連結されている。
【0046】
第3水平プレート42は、後端縁部50(後端縁)と他方の側縁部52(他方の側縁)とが交差する角部の下面が第3垂直ロッド45c(第3垂直支柱)の上端縁部に前記所定の固定手段によって着脱可能に連結されている。前端縁部49(前端縁)と他方の側縁部52(他方の側縁)とが交差する角部の下面が第4垂直ロッド45d(第4垂直支柱)の上端縁部に前記所定の固定手段によって着脱可能に連結されている。
【0047】
第4水平プレート43は、第3水平プレート42の下方に配置されている。第4水平プレートには、所定厚みを有するステンレス製のプレートが使用されている。第4水平プレート43には、その中央に円形のモーターシャフト挿通孔53が穿孔(形成)されている。第4水平プレート43は、その平面形状(上面形状)が四角形に成形され、幅方向へ延びる前後端縁部54,55と、前後方向へ延びる両側縁部56,57とを有する。
【0048】
第4水平プレート43は、前端縁部54(前端縁)と一方の側縁部56(一方の側縁)とが交差する角部が第1垂直ロッド45aの中間部に前記所定の固定手段によって着脱可能に連結されている。後端縁部55(後端縁)と一方の側縁部56(一方の側縁)とが交差する角部が第2垂直ロッド45bの中間部に前記所定の固定手段によって着脱可能に連結されている。
【0049】
第4水平プレート43は、後端縁部55(後端縁)と他方の側縁部57(他方の側縁)とが交差する角部が第3垂直ロッド45cの中間部に前記所定の固定手段によって着脱可能に連結されている。前端縁部54(前端縁)と他方の側縁部57(他方の側縁)とが交差する角部が第4垂直ロッド45dの中間部に前記所定の固定手段によって着脱可能に連結されている。
【0050】
第5水平プレート44は、第4水平プレート43の下方に配置されている。第5水平プレート44には、所定厚みを有するステンレス製のプレートが使用されている。第5水平プレート44は、その平面形状(上面形状)が四角形に成形され、幅方向へ延びる前後端縁部58,59と、前後方向へ延びる両側縁部60,61とを有する。第5水平プレート44は、前端縁部58(前端縁)と一方の側縁部60(一方の側縁)とが交差する角部の上面が第1垂直ロッド45aの下端部(下端縁)に前記所定の固定手段によって着脱可能に連結されている。後端縁部59(後端縁)と一方の側縁部60(一方の側縁)とが交差する角部の上面が第2垂直ロッド45bの下端部(下端縁)に前記所定の固定手段によって着脱可能に連結されている。
【0051】
第5水平プレート44は、後端縁部59(後端縁)と他方の側縁部61(他方の側縁)とが交差する角部の上面が第3垂直ロッド45cの下端部(下端縁)に前記溶接技術によって溶接され又は前記所定の固定手段によって着脱可能に連結されている。前端縁部58(前端縁)と他方の側縁部61(他方の側縁)とが交差する角部の上面が第4垂直ロッド45cの下端部(下端縁)に前記所定の固定手段によって着脱可能に連結されている。
【0052】
第1垂直プレート46aには、所定厚みを有するステンレス製のプレートが使用されている。第1垂直プレート46aは、四角形に成形され、第1内壁プレート23a(正面内壁)の下方に位置し、第1垂直ロッド45aと第2垂直ロッド45bとの間に配置されている。第1垂直プレート46aは、第1及び第2垂直ロッド46a,46bに前記所定の固定手段によって着脱可能に連結されている。第2垂直プレート46bには、所定厚みを有するステンレス製のプレートが使用されている。第2垂直プレート46bは、四角形に成形され、第2内壁プレート23b(側面内壁)の下方に位置し、第2垂直ロッド45bと第3垂直ロッド45cとの間に配置されている。第2垂直プレート46bは、第2及び第3垂直ロッド45b,45cに前記所定の固定手段によって着脱可能に連結されている。
【0053】
第3垂直プレート46cには、所定厚みを有するステンレス製のプレートが使用されている。第3垂直プレート46cは、四角形に成形され、第3内壁プレート23c(背面内壁)の下方に位置し、第3垂直ロッド45cと第4垂直ロッド45dとの間に配置されている。第3垂直プレート46cは、第3及び第4垂直ロッド45c,45dに前記所定の固定手段によって着脱可能に連結されている。第4垂直プレート46dには、所定厚みを有するステンレス製のプレートが使用されている。第4垂直プレート46dは、四角形に成形され、第4内壁プレート23d(側面内壁)の下方に位置し、第4垂直ロッド45dと第1垂直ロッド45aとの間に配置されている。第4垂直プレート46dは、第1及び第4垂直ロッド45a,45dに前記所定の固定手段によって着脱可能に連結されている。
【0054】
第4垂直プレート46dは、第1~第3垂直プレート45a~45cの上下方向の寸法よりも短く、第4垂直プレート46dの上端が第4水平プレート43の後端縁に当接している。第4垂直プレート46dの上方における第3水平プレート42の後端縁と第4水平プレート43の後端縁との間(第3内壁プレート23cの側の第3水平プレート42と第4水平プレート43との間)には、シロッコファン18の後記する吐出口68から流出した空気が通る空気通流開口62が形成されている。
【0055】
自動給水装置15は、給水配管63a及び散水ノズル63bと、開閉弁(電磁弁)(図示せず)とを有する。自動給水装置15は、タイマー機能を備え、所定の時間間隔で開閉弁を開閉し、所定の時間間隔で水を自動的に給水する。開閉弁には、電源が連結されている。給水配管63aは、第3内壁プレート23cと第3外壁プレート24cとの間の第3水蒸気流路19cに位置して上下方向へ延びているとともに、第3内壁プレート23cの上端縁と第3外壁プレート24cの上端縁との間に延びる蓋プレート40から外部に露出し、蓋プレート40から上方へ延びている。更に、前後方向前方に向かって延びた後、第1収容スペース11の中央において下方へ向かって延びている。
【0056】
給水配管63aは、その基端部が第3外壁プレート24cに連結されて第3外壁プレート24cを貫通し、水道連結口38が第3外壁プレート24cの外面に露出している。水道連結口38には、水道給水管(図示せず)が着脱可能に連結される。給水配管63aの先端部には、散水ノズル63bが取り付けられている。散水ノズル63bは、第1収容スペース11の全域に水が散水されるように、水Wを放射状に散水する。散水ノズル63bは、第1収容スペース11の上方から第1収容スペース11に収容されたそれらサウナストーン14に向かって水Wを散水する。開閉弁が開になると、水Wが給水配管63aを通って散水ノズル63bからサウナストーン14に散水される。
【0057】
尚、蒸気発生装置10では、サウナストーン14を収容する第1収容スペース11(収容スペース)の容積の割合が第1~第3赤外線ヒーター16a~16c(熱源)及び蒸発プレート17を収容した第2収容スペース12(収容スペース)の容積とサウナストーン14を収容する第1収容スペース11の容積とを加えた全容積の割合に対して50~70%の範囲にある。蒸気発生装置10は、サウナストーン14を収容する第1収容スペース11の容積の割合が前記範囲にあるから、第1収容スペース11に多量のサウナストーン14を収容することができ、多量のサウナストーン14を利用して多量の水蒸気を発生させることができる。更に、多量の水蒸気を利用してサウナ室を所定温度に迅速に温めることができ、サウナ室の全域において効果的なロウリュー感覚を得ることができる。
【0058】
図9は、第1~第3赤外線ヒーター16a~16c(熱源)及び蒸発プレート17を示す上面図であり、
図10は、第1~第4フランジ30a~30dを示す上面図である。
図9では、3つの第1~第3赤外線ヒーター16a~16cを図示しているが、赤外線ヒーターの本数に限定はなく、4本以上の赤外線ヒーターを使用することもできる。第1~第3赤外線ヒーター16a~16c(熱源)は、第2収容スペース12に収容され、第1水平プレート22と蒸発プレート17との間に設置(配置)されている。第1~第3赤外線ヒーター16a~16cの直上に第1水平プレート22が位置し、第1~第3赤外線ヒーター16a~16cの直下に蒸発プレート17が位置している。第1~第3赤外線ヒーター16a~16cには、電源が連結されている。第1~第3赤外線ヒーター16a~16cは、それら稼働中にそれらの表面温度が500℃以上になる。第1~第3赤外線ヒーター16a~16cによってサウナストーン14及び蒸発プレート17が高温に加熱される。
【0059】
第1赤外線ヒーター16aは、U字状に成形され、その両端部が第1水平プレート22の前端縁から下方に延びる第1内壁プレート23aに所定の固定手段によって引き抜き可能(着脱可能)に連結されている。第2赤外線ヒーター16bは、U字状に成形され、その両端部が第1水平プレート22の前端縁から下方に延びる第1内壁プレート23aに所定の固定手段によって引き抜き可能(着脱可能)に連結されている。第3赤外線ヒーター16cは、U字状に成形され、その両端部が第1水平プレート22の前端縁から下方に延びる第1内壁プレート23aに所定の固定手段によって引き抜き可能(着脱可能)に連結されている。
【0060】
第2赤外線ヒーター16bが第1赤外線ヒーター16aの直下に配置され、第1赤外線ヒーター16aに対して第2赤外線ヒーター16bが幅方向(水平方向)へずれた状態で第1赤外線ヒーター16aと第2赤外線ヒーター16bとが上下方向へ重なるように並んでいる。第3赤外線ヒーター16cが第2赤外線ヒーター16bの直下に配置され、第1赤外線ヒーター16a及び第2赤外線ヒーター16bに対して第3赤外線ヒーター16cが幅方向(水平方向)へずれた状態で第2赤外線ヒーター16bと第3赤外線ヒーター16cとが上下方向へ重なるように並んでいる。
【0061】
蒸気発生装置10は、第1~第3赤外線ヒーター16a~16c(複数の赤外線ヒーター)を水平方向へずらした状態でそれら赤外線ヒーター16a~16cが上下方向へ重なるように並べられ、それら赤外線ヒーター16a~16cが隙間を最小限にした状態で上下方向へ並ぶことで、赤外線ヒーター16a~16cから放射される熱を十分に利用することができ、第1~第3赤外線ヒーター16a~16cによって第1収容スペース11に収容されたそれらサウナストーン14全て及び蒸発プレート17全体を満遍なく加熱することができ、それらサウナストーン14及び蒸発プレート17を迅速に高温に加熱することができる。
【0062】
蒸発プレート17は、第2収容スペース12に収容され、第1~第3赤外線ヒーター16a~16cと第2水平プレート32との間に設置されている。蒸発プレート17は、台座64に載置され、その台座64が第2水平プレート32に所定の固定手段(固定ボルト及びナット、リベット等)によって連結されることで、第2水平プレート32に連結固定されている。蒸発プレート17は、優れた熱伝導率を備えた鉄から作られた鉄板であり、四角柱状に成形されている。蒸発プレート17は、上下方向へ所定の厚み寸法を有するとともに、第1及び第2収容スペース11,12の平面面積(上面面積)と略同一の平面面積(上面面積)を有する。
【0063】
蒸発プレート17は、第1~第3赤外線ヒーター16a~16cによって加熱されて蓄熱(予熱)し、第1収容スペース11を通過(落下)した水Wを蒸発させて水蒸気を発生させる。蒸発プレート17の厚み寸法は、40~60mmの範囲にある。蒸発プレート17の厚み寸法が40mm未満では、第1~第3赤外線ヒーター16a~16cの加熱によって蓄熱(予熱)したとしても、第1収容スペース11を通過(落下)した水Wによって冷やされた後、所定の温度に上昇するまでに時間を要し、次の水Wが収容スペース11を通過(落下)したときにその水Wを気化させることができない場合がある。
【0064】
シロッコファン18(送風ファン)は、モーター65、羽根車66、吸込口67、吐出口68を備えている。シロッコファン18は、羽根車66を上にするとともに吸込口67が上方を向いた状態で第3収容スペース13に収容され、蒸発プレート17(第3水平プレート42)の下方に設置されている。シロッコファン18は、そのモーター軸(モーターシャフト)が第4水平プレート43のモーターシャフト挿通孔53に挿通されている。シロッコファン18は、モーター軸の回転によって羽根車66が回転し、空気が吸込口67から吸気された後、空気が吐出口68から流出する。シロッコファン18のモーター65には、電源が連結されている。
【0065】
空気流路20は、第3外壁プレート24c(背面外壁)の直後(第1及び第2収容スペース11,12の側方)に形成されている。空気流路20は、第3水平プレート42の後端縁から径方向外側へ向かって上り勾配に傾斜する第1傾斜プレート69と、第4水平プレート43の後端縁から径方向外側へ向かって上り勾配に傾斜する第2傾斜プレート70と、第3外壁プレート24cの径方向外側に位置して上下方向へ延びる第5垂直プレート71とから形成されている(作られている)。
【0066】
第1傾斜プレート69の上端縁部が第3外壁プレート24cの下端縁部に所定の固定手段(固定ボルト及びナット、リベット等)によって着脱可能に連結され、第2傾斜プレート70の上端縁部が第5垂直プレート71の下端縁部に前記所定の固定手段によって着脱可能に連結されている。第1傾斜プレート69の下端縁部が第3水平プレート42の後端縁部50に前記所定の固定手段によって着脱可能に連結され、第2傾斜プレート70の下端縁部が第4水平プレート43の後端縁部55に前記所定の固定手段によって着脱可能に連結されている。
【0067】
第5垂直プレート71の両側縁部が第3外壁プレート24cの両側縁部に所定の固定手段(固定ボルト及びナット、リベット等)によって着脱可能に連結されている。第1及び第2傾斜プレート69,70が空気通流開口62につながり、第1傾斜プレート69と第2傾斜プレート70との間に上り勾配に傾斜する空気流路20が形成されているとともに、第3外壁プレート24cと第5垂直プレート71との間に上下方向へ延びる空気流路20が形成されている。
【0068】
図11は、蒸気発生装置10における熱風の流れを説明する図であり、
図12は、蒸気発生装置10における水蒸気の流れを説明する図である。蒸気発生装置10のスイッチ(図示せず)がONになり、蒸気発生装置10が起動すると、電源から第1~第3赤外線ヒーター16a~16c(熱源)に電気が給電される。第1~第3赤外線ヒーター16a~16cが稼働し、第1~第3赤外線ヒーター16a~16cが第2収容スペース12の上方及び下方に向かって放熱し、それら赤外線ヒーター16a~16cによって第1収容スペース11に収容されたそれらサウナストーン14が加熱され、第2収容スペース12に収容された蒸発プレート17が加熱される。一定時間経過した後、電源から電磁弁に電気が給電されるとともに、電源からシロッコファン18(送風ファン)に電気が給電される。尚、サウナストーン14及び蒸発プレート17が所定温度に加熱されるまで、電磁弁の弁機構が閉鎖し、自動給水装置15の散水ノズル63bから水Wは散水されない。
【0069】
第1~第3赤外線ヒーター16a~16cによってサウナストーン14が加熱されることで、それらサウナストーン14が次第に蓄熱(予熱)し、所定時間経過後にそれらサウナストーン14の温度が高温(例えば、約450~500℃)になる。第1~第3赤外線ヒーター16a~16cによって蒸発プレート17が加熱されることで、蒸発プレート17が次第に蓄熱(予熱)し、所定時間経過後に蒸発プレート17の温度が高温(例えば、約450~500℃)になる。
【0070】
シロッコファン18のモーター65が稼働して羽根車66が回転すると、
図11に矢印で示すように、空気が第2水平プレート32と第3水平プレート42との間に形成された空気通流間隙47(空気通流スペース)から第3水平プレート42の中央に形成された円形の吸気開口48に向かい、空気が吸気開口48を通ってシロッコファン18の羽根車66の吸込口67に流入し、吐出口68から流出する。吐出口68から流出した空気は、第3水平プレート42の後端縁と第4水平プレート43の後端縁との間に形成された空気通流開口62を通って空気流路20に流入し、空気流路20を上方へ向かった後、空気流路20からサウナ室の上方へ放出され、サウナ室に上昇気流を作る。
【0071】
それらサウナストーン14が高温に加熱されると、第1収容スペース11に上昇気流が発生し、空気が第1~第4外壁プレート24a~24dに穿孔(形成)された外側通気孔39から第1~第4外壁プレート24a~24d(外周壁)と第1~第4内壁プレート23a~23d(内周壁)との間の第1~第4水蒸気流路19a~19d(水蒸気流路)に流入した後、第1~第4内壁プレート23a~23dに穿孔(形成)された内側通気孔37から第1収容スペース11の下部に流入する。
【0072】
第1収容スペース11の下部に流入した空気は、蒸発プレート17によって加熱された後、第1収容スペース11の下部から上部に向かって上方へ流動し、第1~第3赤外線ヒーター16a~16cを通流することで、それら赤外線ヒーター16a~16cによって加熱されるとともに、第1水平プレート22の通気孔25を通ってそれらサウナストーン14の間の間隙を通流することで、それらサウナストーン14によって加熱されて熱気(熱風)となる。熱気は、第1収容スペース11の頂部開口31からサウナ室に向かって放出されるととともに、シロッコファン18によって空気流路20からサウナ室の上方へ放出された空気の上昇気流に乗ってサウナ室の上方へ流動し、サウナ室の全域に満遍なく放出(放散)される。サウナ室は、第1収容スペース11の頂部開口31から放出された熱気(熱風)によって温められる。
【0073】
蒸気発生装置10は、自動給水装置15からそれらサウナストーン14に水Wを散水しないときに、外側通気孔39から流入して内側通気孔37から第1収容スペース11に進入した空気が第1~第3赤外線ヒーター16a~16cの放熱やサウナストーン14の対流放熱及び赤外線放熱(蓄熱)、蒸発プレート17の対流放熱及び赤外線放熱(蓄熱)によって温められて熱気(熱風)となり、その熱気が上昇して第1収容スペース11の頂部開口31から上方へ放出されるとともに、熱風をシロッコファン18(送風ファン)によって作られた上昇気流に乗せることで、熱風をサウナ室の全域に素早く拡散させることができる。蒸気発生装置10は、熱気(熱風)をサウナ室の全域に迅速に放散(充満)させてその熱気によってサウナ室を所定温度に温めることができ、熱気によってサウナ室の高低温度差を小さくする攪拌効果を得ることができるとともに、その熱気によってサウナ室の温度を所定の高温に保持することができる。
【0074】
それらサウナストーン14が高温に加熱され、自動給水装置15のタイマー機能が作動して所定時間経過した場合、自動給水装置15の開閉弁が開放されて散水ノズル63bから水が第1収容スペース11の頂部開口31に向かって散水され、水Wがそれらサウナストーン14に散水される(かけられる)。それらサウナストーン14に散水された水Wは、高温のそれらサウナストーン14によって瞬時に気化し、水蒸気(蒸気)となる。それらサウナストーン14によって発生した水蒸気は、第1収容スペース11の頂部開口31からサウナ室に向かって放出されるとともに、シロッコファン18(送風ファン)によって空気流路20から上方へ放出される空気の上昇気流に乗ってサウナ室の全域に拡散し、サウナ室全域に充満する。散水が開始されてから所定時間経過後に開閉弁が閉鎖されて散水ノズル63bからの水の散水が停止する。
【0075】
散水ノズル63bからの水Wの散水中に、それらサウナストーン14によって気化しない水が発生した場合、その水がサウナストーン14の間隙を通過するとともに第1水平プレート22の通気孔25を通過し、蒸発プレート17の上面に落下する。蒸発プレート17の上面に落下した水Wは、高温に加熱された蒸発プレート17によって瞬時に気化して水蒸気(蒸気)となる。蒸発プレート17によって発生した水蒸気は、内側通気孔37を通過して第1~第4内壁プレート23a~23d(内周壁)と第1~第4外壁プレート24a~24d(外周壁)との間に形成された第1~第4水蒸気流路19a~19d(水蒸気流路)に流入し、第1~第4水蒸気流路19a~19dの下方から上方に向かって流動して蓋プレート40に穿孔(形成)された水蒸気通気孔41からサウナ室に向かって放出されるとともに、シロッコファン18(送風ファン)によって作られた上昇気流に乗ってサウナ室の全域に拡散する。
【0076】
蒸気発生装置10は、第1~第3赤外線ヒーター16a~16c(熱源)によって高温に加熱されたそれらサウナストーン14に自動給水装置15の散水ノズル63bから水Wを散水する(かける)ことで、それらサウナストーン14によって水Wが気化して水蒸気(蒸気)が発生し、発生した水蒸気がシロッコファン18(送風ファン)によって空気流路20から上方へ放出される空気の上昇気流に乗って第1収容スペース11(収容スペース)から上方へ拡散するから、発生した水蒸気の拡散力を強めることができるとともに、ロウリュー感覚を増加させることができ、シロッコファン18(送風ファン)によって作られた上昇気流を利用することで、サウナストーン14を収容した第1収容スペース11(収容スペース)の上方(サウナ室の全域)へ水蒸気を拡散させることができる。
【0077】
蒸気発生装置10は、発生した水蒸気(蒸気)を第1収容スペース11(収容スペース)からサウナ室の上方(サウナ室の全域)へ拡散させることができるから、水蒸気がサウナ室の全域に素早く拡散し、水蒸気をサウナ室の全域に迅速に充満させることができ、その水蒸気によってサウナ室を所定温度に温めることができるとともに、サウナ室の全域において効果的なロウリュー感覚を得ることができる。
【0078】
蒸気発生装置10は、蒸発プレート17が40~60mmの厚さ寸法を有する鉄板であって第1収容スペース11(収容スペース)の平面面積と略同一の平面面積を有するから、蒸発プレート17(鉄板)の熱伝導率が高く、第1~第3赤外線ヒーター16a~16c(熱源)によって蒸発プレート17(鉄板)を高温に素早く加熱することができる。蒸気発生装置10は、多量の水Wを散布することでサウナストーン14において気化しない水Wがあったとしても、その水Wが第1収容スペース11を通過して蒸発プレート17に落下し、水Wが蒸発プレート17において瞬時に気化するから、自動給水装置15の散水ノズル63bから散水された水Wにすべてを水蒸気にすることができる。
【0079】
蒸気発生装置10は、自動給水装置15から多量の水Wを散布することでサウナストーン14において気化しない水Wがあり、その水Wが第1収容スペース11(収容スペース)を通過して蒸発プレート17に落下し、蒸発プレート17において瞬時に気化し、蒸発プレート17において発生した水蒸気が第1~第4内壁プレート23a~23d(内周壁)と第1~第4外壁プレート24a~24d(外周壁)との間の第1~第4水蒸気流路19a~19d(水蒸気流路)を通ってそれら水蒸気流路19a~19dから上方へ放出されるから、蒸発プレート17において発生した水蒸気をそれら水蒸気流路19a~19dからサウナ室の上方(サウナ室の全域)へ拡散させることができ、蒸発プレート17において発生した水蒸気をサウナ室の全域に迅速に充満させることができ、その水蒸気によってサウナ室を所定温度に温めることができる。
【0080】
蒸気発生装置10は、それらサウナストーン14が第1~第3赤外線ヒーター16a~16c(熱源)からの放熱と蒸発プレート17の蓄熱(予熱)とによって加熱されるから、水Wをかぶって温度が低下したそれらサウナストーン14を第1~第3赤外線ヒーター16a~16c(熱源)からの放熱と蒸発プレート17の対流放熱及び赤外線放熱(蓄熱)とによって迅速に高温に戻すことができ、第1~第3赤外線ヒーター16a~16c(熱源)からの放熱と蒸発プレート17の対流放熱及び赤外線放熱(蓄熱)とによって高温に加熱されたそれらサウナストーン14によって短い周期で水蒸気(蒸気)を発生させることがきる。
【符号の説明】
【0081】
10 蒸気発生装置
11 第1収容スペース(収容スペース)
12 第2収容スペース(収容スペース)
13 第3収容スペース(収容スペース)
14 サウナストーン
15 自動給水装置(給水装置)
16a~16c 第1~第3赤外線ヒーター(熱源)
17 蒸発プレート
18 シロッコファン(送風ファン)
19a~19d 第1~第4水蒸気流路(水蒸気流路)
20 空気流路
21 エクスパンドメタル(金網)
22 第1水平プレート(水平プレート)
23a~23d 第1~第4内壁プレート(内周壁)
24a~24d 第1~第4外壁プレート(外周壁)
25 通気孔
26 前端縁部
27 後端縁部
28 側縁部
29 側縁部
30a~30c 第1~第4フランジ
31 頂部開口
32 第2水平プレート(底壁)
33 前端縁部
34 後端縁部
35 側縁部
36 側縁部
37 内側通気孔
38 水道連結口
39 外側通気孔
40 蓋プレート
41 水蒸気通気孔
42 第3水平プレート
43 第4水平プレート
44 第5水平プレート
45a~45d 第1~第4垂直ロッド
46a~46d 第1~第4垂直プレート
47 空気通流間隙(空気通流スペース)
48 吸気開口
49 前端縁部
50 後端縁部
51 側縁部
52 側縁部
53 モーターシャフト挿通孔
54 前端縁部
55 後端縁部
56 側縁部
57 側縁部
58 前端縁部
59 後端縁部
60 側縁部
61 側縁部
62 空気通流開口
63a 配管
63b 散水ノズル
64 台座
65 モーター
66 羽根車
67 吸込口
68 吐出口
69 第1傾斜プレート
70 第2傾斜プレート
71 第5垂直プレート
W 水