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▶ パテントフレア株式会社の特許一覧

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023158609
(43)【公開日】2023-10-30
(54)【発明の名称】焼却灰配合コンクリート
(51)【国際特許分類】
   C04B 28/02 20060101AFI20231023BHJP
   C04B 18/06 20060101ALI20231023BHJP
   E04B 1/04 20060101ALI20231023BHJP
【FI】
C04B28/02
C04B18/06 ZAB
E04B1/04 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2022088074
(22)【出願日】2022-04-18
(71)【出願人】
【識別番号】518440899
【氏名又は名称】パテントフレア株式会社
(72)【発明者】
【氏名】伊藤 学
【テーマコード(参考)】
4G112
【Fターム(参考)】
4G112PA26
(57)【要約】
【課題】従来のコンクリートの配合材料として使用されていた砂、砂利は、将来的な枯渇可能性、採掘による環境破壊、耐用年数の長期化などの課題があった。
又、廃棄物の多くは、再利用されず焼却され、焼却灰を処分場に埋立て処分していたが、処分場の確保が困難という課題があった。
【解決手段】コンクリートの配合材料として、従来使用されていた砂、砂利の代わりに廃棄物などを焼却して発生する焼却灰を使用する。
これにより、砂、砂利の将来的な枯渇可能性、採掘による環境破壊の課題が解決する。
又、砂、砂利の代わりに火山灰を使用するローマンコンクリートは、耐用年数が非常に長い。
同じように焼却灰を使用したコンクリートは、砂、砂利を使用したものより耐用年数が長くなるため、この課題も解決する。
さらに、今まで埋め立て処分されていた焼却灰を建材として有効利用することで、処分場確保の課題も解決する。
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンクリートの配合材料として、水、セメント(又は石灰)、焼却灰を使用する方法。
従来コンクリートは、水、セメント(又は石灰)、砂利を配合して作っていたが、砂利の代替材料として、焼却灰を使用する方法。
(焼却灰の材料(焼却物)は、限定されないが、放射性物質は、除く)
【請求項2】
請求項1に記載の方法を使用した製品、建材。
【請求項3】
請求項2に記載の製品、建材を使用した役務、事業。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンクリート製造の応用技術に関する。
【背景技術】
【0002】
コンクリート、モルタルなどの建材技術
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来のコンクリートの配合材料として使用されていた砂、砂利は、将来的枯渇可能性、採掘による環境破壊、自重などによる使用建造物の耐用年数の期限という課題があった。
又、廃棄物の多くは、再利用されず焼却され、焼却灰を処分場に埋立て処分していたが、処分場の確保が困難という課題があった。
【課題を解決するための手段】
【0004】
コンクリートの配合材料に、廃棄物などを焼却した際の焼却灰を使用することで課題を解決する。
従来のコンクリートは、セメント、水、砂、砂利を配合していたが、砂、砂利を使用しないことで将来的な枯渇可能性、採掘による環境破壊の課題を解決する。
使用建造物の耐用年数の期限については、砂、砂利の代わりに火山灰を使用するローマンコンクリートは、耐用年数が非常に長い。
同様に焼却灰を使用したコンクリートは、従来のものと比較して耐用年数が長くなるため、この課題も解決する。
さらに、今まで埋め立て処分されていた焼却灰を建材として有効利用することで、処分場確保の課題も解決する。自治体などで定常的に発生する焼却灰は、処分費用がかかるため、建材として引き取ることで従来の砂、砂利よりも低価格で入手でき、コンクリート製造の経費削減にも寄与する。