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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023158616
(43)【公開日】2023-10-30
(54)【発明の名称】アーケードマシン
(51)【国際特許分類】
   A63F 13/90 20140101AFI20231023BHJP
   G06F 1/16 20060101ALI20231023BHJP
   A63F 13/24 20140101ALI20231023BHJP
   H05K 7/18 20060101ALI20231023BHJP
【FI】
A63F13/90
G06F1/16 312C
G06F1/16 313A
G06F1/16 312L
A63F13/24
H05K7/18 B
【審査請求】有
【請求項の数】10
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2022130886
(22)【出願日】2022-08-19
(31)【優先権主張番号】202220920597.1
(32)【優先日】2022-04-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】17/864,177
(32)【優先日】2022-07-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】522330898
【氏名又は名称】クァンバ ユーエスエー,リミティド ライアビリティ カンパニー
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【弁理士】
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100092624
【弁理士】
【氏名又は名称】鶴田 準一
(74)【代理人】
【識別番号】100114018
【弁理士】
【氏名又は名称】南山 知広
(74)【代理人】
【識別番号】100153729
【弁理士】
【氏名又は名称】森本 有一
(72)【発明者】
【氏名】チョン シアンロン
(72)【発明者】
【氏名】タン コアンホア
(57)【要約】      (修正有)
【課題】アーケードマシンの取り扱いの困難さを効果的に低減することができかつアーケードマシンの運搬に関連するコストを低減することができる、アーケードマシンの提供。
【解決手段】アーケードマシンは、支持ブラケットと、該支持ブラケットに着脱自在に接続されたゲームテーブルと、該ゲームテーブルに連結されたコントロールユニットとを有する。コントロールユニットは、制御回路基板と、ジョイスティックと、コントロールボタンと、制御回路基板に電気的に接続された接続インターフェイスとを有する。制御回路基板とジョイスティックとコントロールボタンは、ゲームテーブル上に配置されており、接続インターフェイスは、ディスプレイスクリーンと接続するように構成されたビデオインターフェイスと、コンピュータ又はゲーム機に接続するように構成された双方向インターフェイスとを有している。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
アーケードマシンにおいて、
前記アーケードマシンは、
支持ブラケットと、
前記支持ブラケットに着脱自在に接続されたゲームテーブルと、
前記ゲームテーブルに連結されたコントロールユニットであって、前記コントロールユニットは、制御回路基板と、ジョイスティックと、複数のコントロールボタンと、前記制御回路基板に電気的に接続された接続インターフェイスとを備え、前記制御回路基板と前記ジョイスティックと前記コントロールボタンとが前記ゲームテーブル上に配置され、前記接続インターフェイスは、ディスプレイスクリーンと、コンピュータ又はゲーム機と接続するように構成された双方向インターフェイスとを備える、コントロールユニットとを備える、アーケードマシン。
【請求項2】
前記支持ブラケットは、主ブラケットと、前記主ブラケットに接続されている接続ブラケットとを備え、
前記ゲームテーブルは、前記主ブラケット上にありかつ前記接続ブラケットに係合しており、
前記接続ブラケットは、ディスプレイを支持するように構成された支持面を備える、請求項1に記載のアーケードマシン。
【請求項3】
前記制御回路基板は、異なるゲーム機又はコンピュータの運転モードに適合するようにビデオ切替ソフトウェアを備え、
前記コントロールユニットは、前記ビデオ切替ソフトウェアに対応する切替制御部をさらに備える、請求項2に記載のアーケードマシン。
【請求項4】
前記切替制御部は前記接続ブラケット上にある、請求項3に記載のアーケードマシン。
【請求項5】
前記接続ブラケットは、担体と複数の支持部材とを備え、前記複数の支持部材の内の第1の支持部材が、前記担体の第1の端部に接続されており、前記複数の支持部材の内の第2の支持部材が前記担体の第2の端部に接続されており、
前記主ブラケットとは反対を向いている前記担体の側面は前記支持面であり、
前記担体とは反対を向いている前記複数の支持部材の内の各支持部材の側面が前記主ブラケットに接続されており、
前記複数の支持部材の内の各支持部材の側面が前記ゲームテーブルに係合するように構成された係合部を備える、請求項2に記載のアーケードマシン。
【請求項6】
前記担体は、担持板と、前記担持板の周縁に接続された周囲縁部とを備え、前記担持板と前記周囲縁部は、収容空洞を画定し、前記収容空洞には、充填板が設けられており、前記担持板とは反対を向いている前記充填板の表面が、前記担体とは反対を向いている前記周囲縁部の側面と面一である、請求項5に記載のアーケードマシン。
【請求項7】
前記ゲームテーブルは、配置エリアとゲームエリアとを備え、前記ゲームエリアは、前記配置エリアの前記接続ブラケットから離れた側に位置し、前記配置エリアは、キーボードを配置するように構成されており、前記ジョイスティック及び前記コントロールボタンは、操作エリアに配置されている、請求項2に記載のアーケードマシン。
【請求項8】
前記主ブラケットは、互いに着脱自在に接続されている複数の分岐ブラケットを備え、前記複数の分岐ブラケットの各々は、矩形の断面を有する複数の中空ロッドを備える、請求項2に記載のアーケードマシン。
【請求項9】
前記ゲームテーブルは、箱体と、前記箱体に着脱自在に接続されたコントロールパネルとを備え、前記制御回路基板は、前記箱体内に配置されており、前記ジョイスティック及び前記複数のコントロールボタンが前記コントロールパネル上に配置されている、請求項1に記載のアーケードマシン。
【請求項10】
前記コントロールパネルは、カバー部材によって前記箱体に着脱自在に接続されており、前記コントロールパネルは、前記カバー部材に固定的に接続されており、前記カバー部材は、係合端部と、前記係合端部とは反対側にある螺着端部とを備え、前記係合端部は前記箱体に係合されており、前記螺着端部は前記箱体に螺着されている、請求項9に記載のアーケードマシン。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、2022年4月18日付出願の中国特許出願番号202220920597.1号についての優先権を主張し、その内容の全体を参照することにより本明細書に組み込まれる。
【0002】
本開示は、アーケードマシンに関する。
【背景技術】
【0003】
既存のアーケードマシンは、ラックと、ゲームテーブルと、ラックに取り付けられたディスプレイスクリーンとを有しうる。また、ラックとゲームテーブルとディスプレイスクリーンは、固定的に接続されて完成機として販売することができる。既存のアーケードマシンの設計では、アーケードマシンの取り扱いを困難にし、運搬に高価になりうる。
【発明の概要】
【0004】
本開示は、アーケードマシンの取り扱いの困難さを効果的に低減することができかつアーケードマシンの運搬に関連するコストを低減することができる、着脱可能ゲームテーブルを有する、様々な実施形態のアーケードキャビネットに関する。本開示の様々な態様のアーケードキャビネットは、コンピュータ及び様々なゲーム機に接続して適合することができ、この広範な適合性は、ゲームモードの追加の選択及び経験を提供することができ、それによって、アーケードマシンの利用可能性を向上させることができる。
【0005】
一実施形態では、アーケードマシンは、支持ブラケットと、該支持ブラケットに着脱自在に接続されたゲームテーブルと、該ゲームテーブルに連結されたコントロールユニットとを有する。コントロールユニットは、制御回路基板と、ジョイスティックと、コントロールボタンと、制御回路基板に電気的に接続されている接続インターフェイスとを有する。制御回路基板とジョイスティックとコントロールボタンは、ゲームテーブル上に配置されており、接続インターフェイスは、ディスプレイスクリーンと接続するように構成されたビデオインターフェイスと、コンピュータ又はゲーム機に接続するように構成された双方向インターフェイスとを有している。
【0006】
いくつかの実施形態では、支持ブラケットは、主ブラケットと、該主ブラケットに接続された接続ブラケットとを有することができ、ゲームテーブルは、該主ブラケット上にあり、該接続ブラケットと係合する。接続ブラケットは、ディスプレイを支持するように構成された支持面を有しうる。
【0007】
いくつかの実施形態では、制御回路基板は、異なるゲーム機又はコンピュータの運転モードに適合するように内蔵ビデオ切替ソフトウェアを有することができ、コントロールユニットは、ビデオ切替ソフトウェアに対応する切替制御部をさらに有しうる。
【0008】
いくつかの実施形態では、切替制御部は、接続ブラケット上に設けられうる。
【0009】
いくつかの実施形態では、接続ブラケットは、担体の両端を接続する、担体及び支持部材を有し、主ブラケットとは反対を向いている担体の側面が支持面であり、担体とは反対を向いている各支持部材の側面が主ブラケットに接続されており、各支持部材の側面が、ゲームテーブルに係合するように構成された係合部と共に突出されている。
【0010】
いくつかの実施形態では、担体は、担持板と、担持板の周囲に接続された周囲縁部とを有する。担持板及び周囲縁部は、収容空洞を形成するように包囲される。収容空洞には充填板が設けられており、担持板とは反対を向いている充填板の表面は、担体とは反対を向いている周囲縁部の側面と面一にある。
【0011】
いくつかの実施形態では、ゲームテーブルは、配置エリア及びゲームエリアが設けられている。前記ゲームエリアは、前記配置エリアの前記接続ブラケットから離れた側に位置し、かつ、前記配置エリアは、キーボードを配置するように構成されている。ジョイスティックとコントロールボタンは、操作エリア内又は操作エリア上に配置されている。
【0012】
いくつかの実施形態では、主ブラケットは、着脱自在に接続されている一連の分岐ブラケットを有し、これら分岐ブラケットの各々は、矩形の断面を有する一連の中空ロッドを有する。
【0013】
いくつかの実施形態では、ゲームテーブルは、箱体と、着脱自在に接続されたコントロールパネルとを有する。制御回路基板が箱体内に配置され、ジョイスティックと操縦ボタンがコントロールパネル配置される。
【0014】
いくつかの実施形態では、コントロールパネルは、カバー部材を介して箱体に着脱自在に接続されており、コントロールパネルはカバー部材に固定的に接続されており、カバー部材は、係合端部と、係合端部とは反対側にある螺着端部とを備える。係合端部は箱体に係合し、螺着端部は箱体に螺着される。
【0015】
本開示の実施形態をより明確に説明するために、本開示の実施形態又は従来技術を説明するために使用できる添付の図面に関する簡単な説明を以下に示す。以下に記載される添付図面は、本開示のいくつかの実施形態のみである。当業者には理解されるように、他の実施形態に及ぶように、本図面を変形させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1図1は、本開示の一実施形態のアーケードマシンの第1の構造概略図である。
図2図2は、図1に示す実施形態のアーケードマシンの構造の分解概略図である。
図3図3は、本開示の一実施形態のゲームテーブルの分解概略図である。
図4図4は、本開示の一実施形態のゲームテーブルの断面図である。
図5図5は、本開示の一実施形態の支持ブラケットの構造概略図である。
図6図6は、本開示の一実施形態のアーケードマシンの第2の構造概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
本開示の目的、技術的解決策及び利点をより明確かつより理解しやすくするために、本開示は、添付の図面及び実施形態を参照しつつ以下にさらに詳細に説明される。本明細書に記載される特定の実施形態は、単に本開示を例示することを意図するものであるが、本開示を限定するものではないことを理解されたい。
【0018】
ある構成要素が別の構成要素「に固定されている(fixed to)」又は「上に配置されている(disposed on)」と呼ばれる場合、その構成要素が別の構成要素上に直接的又は間接的に存在し得ることに留意されたい。また、ある構成要素が別の構成要素に「接続されている(connected to)」と呼ばれる場合、その構成要素が別の構成要素に直接的又は間接的に接続することができる。
【0019】
本開示の説明において、「長さ(length)」、「幅(width)」、「上方へ(up)」、「下方へ(down)」、「前(front)」、「後(rear)」、「左(left)」、「右(right)」、「垂直(vertical)」、「水平(horizontal)」、「上部(top)」、「下部(bottom)」、「内側(部)」、「外側(outside)」等の用語によって示される方向又は位置関係は、添付の図面に示される方向又は位置関係であることを理解する必要がある。これらの用語は、本開示を簡便に記載しかつ記載を簡略化することのみを目的としたものであるが、指示された装置又は構成要素が特定の位置を有していなければならず、又は特定の位置に従って構築及び操作されなければならないことを示す又は意味するものではなく、したがって、これらの用語は、本開示に対するいかなる制限としても考慮されるべきではない。
【0020】
さらに、「第1の(the first)」及び「第2の(the second)」という用語は、記載目的にのみ使用され、何らかの相対的重要性を示す又は意味するものとして、又は、指示された技術的特徴の数を暗示しているとみなすべきではない。「第1の」又は「第2の」によって制限される技術的特徴(複数可)は、1つ以上の当該技術的特徴(複数可)を明示的又は暗示的に含みうる。本開示の説明において、「複数(a plurality of)」とは、さらなる明示的及び特定の制限がない限り、2つ以上を意味する。
【0021】
図1図6を参照して、ここで、本開示によって提供されるアーケードマシンを例示的に説明する。
【0022】
アーケードマシンは、支持ブラケット10と、ゲームテーブル20と、コントロールユニット30とを有しうる。ゲームテーブル20は、支持ブラケット10に着脱自在に接続されうる。
【0023】
コントロールユニット30は、制御回路基板(図示せず)と、ジョイスティック31と、コントロールボタン32と、制御回路基板に電気的に接続された接続インターフェイス(図示せず)とを有することができる。また、制御回路基板、ジョイスティック31及びコントロールボタン32は、ゲームテーブル20内又は上に配置することができる。接続インターフェイスは、ディスプレイスクリーン40に接続するためのビデオインターフェイスと、コンピュータ又はゲーム機に接続するための双方向インターフェイスとを有しうる。ビデオインターフェイスがディスプレイスクリーン40に接続され、双方向インターフェイスがコンピュータ又はゲーム機に接続された後、操作者はゲームプログラムを開始することができる。そして、ゲームのコンテンツをディスプレイスクリーン40上に表示することができ、操作者はジョイスティック31及び/又はコントロールボタン32を操作してゲームをプレイする。
【0024】
いくつかの実施形態では、接続インターフェイスは、ビデオ信号の伝送を実現できる限り、VGA、DVI、HDMI(登録商標)又はDPなどのインターフェイスとしうる。
【0025】
いくつかの実施形態では、ビデオインターフェイスをディスプレイスクリーン40に接続することができる。ディスプレイスクリーン40は、画像情報を受信してその画像情報をディスプレイスクリーン上に表示することができる限り、コンピュータモニタ、テレビ画面、LEDディスプレイスクリーン又はLCDディスプレイスクリーン等とすることができる。双方向インターフェイスは、コンピュータやゲーム機と接続されており、これにより、コントロールユニット30をコンピュータやゲーム機と接続してゲーム制御操作を行うことができる。言い換えれば、実施形態で提供されているアーケードマシンは、より多くのゲームモードの選択及び経験を提供するように、コンピュータ及び様々なゲーム機に接続され且つ適合性を有しうる。さらに、いくつかの実施形態では、アーケードマシンは、接続インターフェイス(すなわち、それぞれ、ビデオインターフェイス及び双方向インターフェイス)の設定を介して、既存のディスプレイスクリーン及び既存のゲーム機/コンピュータに接続することができる。つまり、アーケードマシンは、ディスプレイスクリーン40やゲーム機/コンピュータを備える必要がなく、別売りとすることができるので、アーケードマシンの構造を小さくすることができ、梱包サイズを低減することができ、運送費を低減することができる。
【0026】
いくつかの実施形態において、コントロールユニット30の各構造において、制御回路基板、ジョイスティック31及び操作制御部は、全て、ゲームテーブル20上に設けることができ、接続インターフェイスはゲームテーブル20上又は支持ブラケット10上に設けることができる。ビデオインターフェイス及び/又は双方向インターフェイスが支持ブラケット10内に設けられる場合、ビデオインターフェイス及び/又は双方向インターフェイスは、ケーブルを介して制御回路基板と電気的に接続されている。
【0027】
いくつかの実施形態では、コントロールユニット30は、ゲームテーブル20上に一体的に固定されうる。ゲームテーブル20と支持ブラケット10との着脱自在な接続設計と組み合わせることで、運搬時の運搬や取り扱いのためにアーケードマシンを2つの別々のパッケージに分割することができる。従って、関連の技術システムと比較して、取り扱いの困難さ及び運送費を効果的に低減することができる。
【0028】
いくつかの実施形態では、コントロールユニット30の主構造(制御回路基板、ジョイスティック31及びコントロールボタン32)をゲームテーブル20上に配置することができ、構造の一部(例えば、接続インターフェイス)を支持ブラケット10上に固定することができ、支持ブラケット10上に固定された構造のこの部分(例えば、接続インターフェイス)をケーブルによって主構造に接続することができる。いくつかの実施形態では、接続部は着脱自在の接続部とすることができる。ケーブルを着脱自在に接続する場合には、ゲームテーブル20と支持ブラケット10との着脱自在な接続設計と組み合わせることにより、運搬及び運搬中の取り扱いのためにアーケードマシンを2つの別個のパッケージに分割することができ、取り扱いの困難さを効果的に低減し、運送費を低減することができる。なお、ケーブルが着脱可能でない場合には、ゲームテーブル20と支持ブラケット10とをケーブルで物理的に接続することができる。ゲームテーブル20が支持ブラケット10から取り外された後、ゲームテーブル20の位置は、ケーブル長さの許容範囲内で調整されうる。例えば、ゲームテーブル20を支持ブラケット10の複数のロッド間の収納空間内に配置することができ、これにより、アーケードマシンの梱包サイズを効果的に低減することができ、取り扱いの困難さ及び運送費を低減することができる。
【0029】
以上のことから、様々な態様により提供されるアーケードマシンは、コンピュータ及び様々なゲーム機に接続されかつ適合することができ、これにより、ゲームモードのより多くの選択及び経験を提供することができる。これにより、アーケードマシンの適合性が向上する。また、アーケードキャビネットのサイズも、ゲームテーブル20を支持ブラケット10からの着脱自在である設計により、効果的に低減される。これにより、取り扱いの困難さが低減され、運送費が低減される。
【0030】
図1に示す構造では、ゲームテーブル20は、一人での操作に適することができ、それに対応して、一組のジョイスティック31及びコントロールボタンとすることができる。図6に示す構造では、ゲームテーブルは、2人操作に適することができ、それに対応して、二組のジョイスティック31及びコントロールボタン32とすることができる。
【0031】
本開示の別の実施形態では、図1及び図2を参照すると、支持ブラケット10は、主ブラケット11と、主ブラケット11に接続する接続ブラケット12とを有しうる。ゲームテーブル20は、主ブラケット11上に載置することができ、接続ブラケット12に係合することができる。接続ブラケット12は、ディスプレイが配置される支持面101を設けることができる。
【0032】
図5を参照すると、係合部1221は、接続ブラケット12の表面(例えば、前面)から突出しており、ゲームテーブル20に面している。なお、ゲームテーブル20は、係合部1221の位置に対応するスロットを設けることができる。ゲームテーブル20が支持ブラケット10に接続されると、ゲームテーブル20の移動を制限するように係合部1221をスロットに挿入することができる。他の実施形態では、係合部1221をゲームテーブル20上に設けることもでき、スロットを接続ブラケット12内に設けることもできる。いくつかの実施形態において、係合部1221(又は、代替的に、スロット)は、接続ブラケット12の上端に位置し、スロット(又は代替的に、係合部1221)は、ゲームテーブル20の上端に位置する。
【0033】
いくつかの実施形態において、ゲームテーブル20は、主ブラケット11に支持されうる。また、接続ブラケット12は、主ブラケット11の上側に固定することができ、ゲームテーブル20に係合されることでゲームテーブル20の移動を制限することができる。いくつかの実施形態において、接続ブラケット12とゲームテーブル20とは、同一の水平面上に位置しており(例えば、両者が主ブラケット11の上面上に載置されており)、ゲームテーブル20の側面にスロットが設けられている。ゲームテーブル20を組み立てる際の基準方向として接続ブラケット12の前側でゲームテーブル20を用い、ゲームテーブル20を主ブラケット11上に載置した後、係合部1221がスロット内に挿入されるように後方に移動させ、ゲームテーブル20と接続ブラケット12との係合を完了させることができる。ゲームテーブル20の下側にスロットと係合部1221の接続位置を配置するのに比べて、ゲームテーブル20と接続ブラケット12が共に係合する操作中にスロットと係合部1221の位置合わせがゲームテーブル20によって妨げられず、組み立ての利便性を向上させる。
【0034】
いくつかの実施形態において、主ブラケット11とは反対に面している接続ブラケット12の表面(上面)は、ディスプレイを支持する支持面101である。支持面101は、ディスプレイを支持するために使用され、ディスプレイを支持する能力を有することのみが要求され、実際の使用においてディスプレイを接続ブラケット12上に載置することは要求されないということに留意すべきである。いくつかの用途によっては、ディスプレイを他の支持構造によって固定したり、Cクランプ50によって接続ブラケット12上に固定することができる。接続ブラケット12は、ディスプレイの直接的な又は間接的な支持構造として使用することができる。ゲームテーブル20上のコントロールボタン32又は他の構造が修理又は別の方法で点検修理されるとき、ゲームテーブル20は、ディスプレイの固定支持体に影響を与えることなく、支持ブラケット10から取り外すことができる。さらに、接続ブラケット12を主ブラケット11に固定的に接続することができ(例えば、溶接接続を用いることができ)、ゲームテーブル20上にディスプレイを配置する場合と比較してディスプレイの安定性を向上させることができる。
【0035】
いくつかの実施形態では、ゲームテーブル20と主ブラケット11は、締結具によって着脱自在に接続することができる。主ブラケット11には組立用穴が設けられている。ゲームテーブル20が主ブラケット11に載置されて接続ブラケット12に係合した後、締結具が組立用穴を通過してゲームテーブル20と主ブラケット11との着脱自在な接続を実現するようにゲームテーブル20に螺着される。いくつかの実施形態では、締結具はネジとしうる。
【0036】
本開示の別の実施形態では、図5を参照すると、接続ブラケット12は、担体121と、担体121の両端を接続する支持部材122とを有しうる。主ブラケット11とは反対に面している担体121の表面がディスプレイを支持する支持面101であり、担体121とは反対を向いている支持部材122の側面が主ブラケット11に接続され、ゲームテーブル20に面する支持部材122の側面がゲームテーブル20と係合する係合部1221と共に突出している。
【0037】
なお、構造の美観効果を向上させるために、担体121の上面をゲームテーブル20の上面と面一(又は実質的に面一)にしうる。ゲームテーブル20はある程度の厚みを有するので、接続ブラケット12は支持ブラケット10や担体121の形状に適合し、板全体(例えば厚板やブロック)に比べて材料消費を低減できる。
【0038】
係合部1221は、担体121の構造的一体性を保証し、設計を簡素化し、美的効果を向上させるように、支持部材122上に設けられる。いくつかの実施形態において、係合部1221は、支持部材122の上端側に近接している。他の実施形態では、係合部1221は、ゲームテーブル20が係合している限り、支持部材122の中央に配置することもできる。
【0039】
いくつかの実施形態において、支持部材122及び担体121は板金部品であり、ステンレス鋼及び冷延板などの金属板をプレス加工することによって形成することができる。支持部材122及び担体121は、板金部品として設計されており、これにより、構造重量を低減しつつ構造強度を保証することができ、製造コスト及び運送費を低減することができる。
【0040】
本開示のいくつかの実施形態では、図4を参照すると、担体121は、担持板と、担持板の周縁に接続された周囲縁部とを有する。担持板及び周囲縁部は、収容空洞を形成するように包囲され、収容空洞は、充填板(図示せず)で構成される。担持板とは反対に面している充填板の表面は、担体121と反対に面している周囲の側面と面一(又は実質的に面一)である。
【0041】
いくつかの実施形態において、担体121は板金部品であり、金属板部品の周囲は、穿孔されて折り曲げられて周囲縁部を形成し、折り曲げ線の内側は担体板である。周囲縁部は、収容空洞を形成するように包囲されている。図示の実施形態では、充填板は、収容空洞内に配置され、充填板の厚さは、充填板の下面が、周囲縁部の下側縁部と面一(又は実質的に面一)になるように、収容空洞の高さと等しい(又は実質的に等しい)。このような構成により、担体121は、充填板の位置でCクランプ50のクランプ位置として機能することが可能になる(例えば、担体の上面及び充填板の下面はCクランプ50のクランプ面である)。ディスプレイは、Cクランプ50を通して担体121上に固定される。
【0042】
いくつかの実施形態では、充填板はPVC製板であり、当業者は、充填板として木製板や複合材料板等を選択することもでき、これは本明細書で限定されるものではない。
【0043】
本開示のいくつかの実施形態では、図1及び図4を参照すると、ゲームテーブル20には、配置エリア201及びゲームエリア202が設けられている。ゲームエリア202は、配置エリア201の接続ブラケット12から離れた側に位置する(例えば、配置エリア201は、接続ブラケット12とゲームエリア202の間にある)。配置エリア201は、キーボードを配置するために使用される。ジョイスティック31及びコントロールボタン32は、ゲームエリア202上に配置されている。
【0044】
操作を容易にするために、ジョイスティック31及びコントロールボタン32が配置されているゲームエリア202は、使用者に近接しており、ディスプレイスクリーン40は、使用者から離れた接続ブラケット12の配置位置に配置され、快適性を向上させる。ゲームエリア202と支持面101の間にキーボードを配置するために配置エリア201を配置することで、ゲームテーブル20の空間を最大限に使用することができ、アーケードマシンの実用性が効果的に向上する。
【0045】
本開示の別の実施形態では、図3を参照すると、ゲームテーブル20は、箱体21(例えば、ハウジング)と、コントロールパネル22とを有しうる。制御回路基板が箱体21内に配置されている。ジョイスティック31及びコントロールボタン32は、コントロールパネル22上に配置されており、コントロールパネル22を箱体21に着脱自在に接続することができる。コントロールパネル22は、箱体21に着脱自在に接続することができ、これにより、コントロールパネル22は、制御回路基板、ジョイスティック31、及び/又は、コントロールボタン32のメンテナンス又は交換のために開くことができる。
【0046】
いくつかの実施形態では、コントロールパネル22は、カバー部材23を介して箱体21に着脱自在に接続することができる。いくつかの実施形態において、カバー部材23には、挿入されるべきコントロールパネル22のための収容穴が設けられている。コントロールパネル22は、収容穴内に配置され、溶接又は他の任意の適切な方法でカバー部材23と固定的に接続されうる。カバー部材23は、締結具又は他の任意の適切な方法で箱体21に着脱自在に接続することができる。締結具は、ネジとしうる。カバー部材23はカスタム形状の構造であり、この構造は異なる箱体21の構成に応じて設計される。コントロールパネル22は、ジョイスティック31及びコントロールボタン32などの構造を一体化する必要があるため、コントロールパネル22をカバー部材23から分離することで、ジョイスティック31やコントロールボタン32などの構造の一体化した組立を容易にし、ゲームテーブル20の全体的な生産効率を向上させることができる。
【0047】
いくつかの実施形態において、図3及び図4を参照すると、カバー部材23には、係合端部Aと、反対側に配置された締結(例えば、螺着)端Bとが設けられている。また、カバー部材23の係合端部Aは箱体21に係合し、螺着端部Bは箱体21に螺着されてカバー部材23と箱体21の着脱自在かつ固定的な接続を実現している。他の実施形態では、カバー部材23は、ヒンジ留め端部と、反対側に配置された螺着端部とを有することができ、カバー部材23は、箱体21を開閉するために、ヒンジ留め端部で箱体21と回転可能に接続されうる。カバー部材23が箱体21を閉塞すると、カバー部材23は、(例えば、カバー部材23を閉塞した構成に維持するように)カバー部材23が回転しないように螺着端部で箱体21と螺着され、カバー部材23と箱体21の締結を実現する。他の実施形態では、カバー部材23と箱体21は、螺着又は他の締結によってのみ着脱自在に接続されうる。
【0048】
いくつかの実施形態では、主ブラケット11は、矩形の断面を有する複数の中空ロッドを接続することによって形成することができ、構造的強度を保証しつつ構造的重量を低減する。これにより、取り扱いの利便性が向上し、運送費を削減する。
【0049】
図5を参照すると、主ブラケット11は、着脱自在に接続され得る複数の分岐ブラケットを有する。複数の分岐ブラケットは、左側ブラケット111と、右側ブラケット112と、後ブラケット113と、上ブラケット114とを有しうる。なお、左側ブラケット111及び右側ブラケット112は、それぞれ、左右対称に配置することができ、後ブラケット113は、左側ブラケット111の後側に接続することができ、また、上ブラケット114は、左側ブラケット111の上側に接続されうる。左側ブラケット111と右側ブラケット112とは、共に、溶接して複数の上記ロッドで接続して一体のフレームを形成することができ、後ブラケット113と上ブラケット114は、上記ロッドを溶接してI型フレームを形成するように形成することができる。左側ブラケット111、右側ブラケット112、後ブラケット113及び上ブラケット114は、締結具によって着脱自在に接続することができる。いくつかの実施形態では、締結具はネジとしうる。この構成により、主ブラケット11を複数の独立した分岐ブラケットに分解し、取り扱いを容易にし、運送費を低減することができる。
【0050】
主ブラケット11を構成するロッドは、同一仕様のロッドとすることができる、すなわち、ロッドの断面形状やサイズは同一であるということに留意すべきである。主ブラケット11を構成するロッドは、異なる仕様及び異なるサイズのロッドとすることができ、例えば、主に圧力に耐える垂直ロッドは、比較的に大きなサイズのロッドとすることができ、主に均一な荷重に耐える上ブラケット114は、比較的に小さなサイズのロッドとすることができる。当業者は、実際の必要性に応じて、ロッドの材料、量、サイズ及び位置を設定することができ、これらは本明細書で限定されるものではない。
【0051】
いくつかの実施形態において、図5を参照すると、主ブラケット11は、下部支持板115をさらに有し、下部支持板115の2つの側面が、左側ブラケット111及び右側ブラケット112にそれぞれ接続されている。下部支持板115の配置は、一方では、構造の全体的な強度を向上させるために主ブラケット11の一部としての役割を果たし、他方では、品物を配置するためのプラットフォームとしての役割を果たすことができる。下部支持板115は、締結具を介して左側ブラケット111と右側ブラケット112に着脱自在に接続することができる。いくつかの実施形態では、締結具はネジとしうる。同様に、主ブラケット11に、左側ブラケット111と右側ブラケット112の間かつ下部支持板115の上方に中間支持板116を付加的に設けることができる。中間支持板116は、締結具を介して左側ブラケット111及び右側ブラケット112と着脱自在に接続することができる。いくつかの実施形態では、締結具はネジとしうる。
【0052】
いくつかの実施形態では、図5を参照すると、左側ブラケット111及び/又は右側ブラケット112に収納バスケット117をさらに設けることができ、収納バスケット117は、例えば、水用カップ、イヤホン及びゲームハンドルなどの品物を配置するために使用される。収納バスケット117は、締結具を介して左側ブラケット111及び/又は右側ブラケット112に着脱自在に接続することができる。
【0053】
いくつかの実施形態において、図5を参照すると、主ブラケット11の下側は、複数の支持脚118を有することができ、支持脚118の高さは調節可能としうる。図示の構造では、左側ブラケット111と右側ブラケット112はそれぞれ2つの支持脚118で接続することができ、4つの支持脚118はアーケードマシンを共同で支持する。操作者が異なる地面の状態に適合する様々な必要性に応じて各支持脚118の高さを調節することができ、アーケードマシンのゲームテーブル20及び支持面101が水平状態にあることを保証することができるように、支持脚118の高さは調節可能とすることができる。支持脚118は、詳細には説明しない既存の支持脚を使用することができる。また、当業者は、支持脚118の一部又は全部を、自己係止構造を有する回し車/ユニバーサルホイールに置き換えることができるが、これは本明細書では限定されるものではない。
【0054】
本開示のいくつかの実施形態では、制御回路基板は、異なるゲーム機又はコンピュータの運転モードに適合するように内蔵ビデオ切替ソフトウェアを有することができ、コントロールユニット30は、ビデオ切替ソフトウェアに対応する切替制御部33をさらに有しうる。ビデオ切替ソフトウェアは、切替制御部33に電気的に接続されている。切替制御部33がオンされると、制御回路基板は、ビデオ切替ソフトウェアの作用により、双方向インターフェイスから接続されたコンピュータ/ゲーム機に対応する運転モードに切り替わり、対応するビデオ出力をディスプレイスクリーン40に変換する。
【0055】
ビデオ切替ソフトウェア及び切替制御部33の配置により、アーケードマシンは、異なる家庭用ゲーム機、ゲームボックス、ゲーム携帯電話等に適用することができ、アーケードマシンの機能性及び実用性を向上させることができる。
【0056】
本開示のいくつかの実施形態において、図1を参照すると、切替制御部33は、接続ブラケット12に(例えば、接続ブラケット12上又は接続ブラケット12内に)設けられうる。なお、切替制御部33は、一般に、ゲームが開始する前に切替操作を行うことが理解できる。ジョイスティック31及びコントロールボタン32が配置されているゲームエリア202から離れた接続ブラケット12において切替制御部33を配置することにより、ゲーム中に使用者が誤って切替制御部33に触れることを防止し、ひいては、偶発的にゲームを終了させることを防止することができる。いくつかの実施形態では、使用者がアーケードマシンの上方から切替制御部33を作動させることを可能にするために、切替制御部33を接続ブラケット12の担持板上に設けることができる。
【0057】
図1に示す構造では、切替制御部33は、支持面101の右側に配置することができ、他の実施形態では、切替制御部33は、支持面101の左側に配置することができる。当業者であれば、切替制御部33をゲームテーブル20上に設定することもでき、例えば、切替制御部33を、ゲームエリア202又は配置エリア201上に設定することができるが、本明細書では限定されるものではない。
【0058】
本開示の別の実施形態では、図1を参照すると、コントロールユニットは、制御回路基板に電気的に接続された機能ボタン34をさらに有することができ、機能ボタン34はゲームエリア202上に配置されうる。ジョイスティック31とコントロールボタン32と機能ボタン34は、完全なセットで配置することができる(例えば、ジョイスティック31とコントロールボタン32と機能ボタン34が共に一組の制御構造を形成する)。
【0059】
図1は、一組の制御構造に対応する、一人で操作するアーケードマシンを示す。ジョイスティック31及びコントロールボタン32は、ゲームエリア202の中央に配置することができ、使用者の操作習慣や人間工学に適合するように、左から右に(例えば、左又は右に偏らされて)間隔をあけて配置されうる。機能ボタン34は、ゲームエリア202の右上の位置(例えば、ジョイスティック31及びコントロールボタン32の右上の位置)に配置されうる。他の実施形態では、機能ボタン34は、ゲームエリア202の左上の位置に配置されうるが、本明細書では限定されるものではない。
【0060】
図6は、2組の制御構造に対応する、2人で操作するアーケードマシンを示す。2組の制御構造は、左右に間隔を置いて配置されうる。任意の組の制御構造において、ジョイスティック31とコントロールボタン32は左右に間隔を置いて配置され、機能ボタン34はコントロールボタン32の左上に配置されるが、これは本明細書では限定されるものではない。
【0061】
上記説明は、本開示の好ましい実施形態のみであり、本開示を限定することを意図したものではない。本開示の精神及び原理の範囲内で行われるいかなる修正、均等の置換及び改良も、本開示の保護の範囲内に含まれるものとする。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
【外国語明細書】