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特開2023-158630契約管理プログラム、情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023158630
(43)【公開日】2023-10-30
(54)【発明の名称】契約管理プログラム、情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法
(51)【国際特許分類】
G06Q 10/10 20230101AFI20231023BHJP
【ＦＩ】
G06Q10/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】21
【出願形態】ＯＬ
(21)【出願番号】P 2023025862
(22)【出願日】2023-02-22
(62)【分割の表示】P 2022068057の分割
【原出願日】2022-04-18
(71)【出願人】
【識別番号】505392916
【氏名又は名称】弁護士ドットコム株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002815
【氏名又は名称】ＩＰＴｅｃｈ弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】河原塚 有希彦
【テーマコード（参考）】
5L049
【Ｆターム（参考）】
5L049BB67
(57)【要約】 （修正有）
【課題】ユーザが利便性よく複数の電子契約サービスを利用することができる契約管理プログラム、情報処理装置、情報処理システム及び情報処理方法を提供する。
【解決手段】ネットワークを介して接続されたサーバ、複数のユーザ端末及び外部サーバを備える情報処理システムにおいて、サーバの契約管理部が実行する契約管理プログラムは、外部の契約締結サービスに記憶された契約情報を特定するためのエンドポイントを含むリクエストを受け付ける受付ステップＳ５０２と、受付ステップにおいて受け付けたエンドポイントに基づきサーバが提供する所定のウェブページへアクセスし、エンドポイントにより特定される契約情報を取得する契約取得ステップＳ５０４と、契約取得ステップにおいて取得した契約情報を記憶する契約記憶ステップＳ５０６と、を含む。
【選択図】図１５
【解決手段】ネットワークを介して接続されたサーバ、複数のユーザ端末及び外部サーバを備える情報処理システムにおいて、サーバの契約管理部が実行する契約管理プログラムは、外部の契約締結サービスに記憶された契約情報を特定するためのエンドポイントを含むリクエストを受け付ける受付ステップＳ５０２と、受付ステップにおいて受け付けたエンドポイントに基づきサーバが提供する所定のウェブページへアクセスし、エンドポイントにより特定される契約情報を取得する契約取得ステップＳ５０４と、契約取得ステップにおいて取得した契約情報を記憶する契約記憶ステップＳ５０６と、を含む。
【選択図】図１５
【特許請求の範囲】
【請求項1】
プロセッサと、記憶部とを備え、コンピュータにユーザ間の電子的な契約手続きを記憶させるための契約管理プログラムであって、
前記契約管理プログラムは、前記プロセッサに、
外部の契約締結サービスに記憶された契約情報を特定するためのエンドポイントを含むリクエストを受け付ける受付ステップと、
前記受付ステップにおいて受け付けた前記エンドポイントに基づきアクセスし、前記エンドポイントにより特定される前記契約情報を取得する契約取得ステップと、
前記契約取得ステップにおいて取得した前記契約情報を記憶する契約記憶ステップと、
を実行させる契約管理プログラム。
前記契約管理プログラムは、前記プロセッサに、
外部の契約締結サービスに記憶された契約情報を特定するためのエンドポイントを含むリクエストを受け付ける受付ステップと、
前記受付ステップにおいて受け付けた前記エンドポイントに基づきアクセスし、前記エンドポイントにより特定される前記契約情報を取得する契約取得ステップと、
前記契約取得ステップにおいて取得した前記契約情報を記憶する契約記憶ステップと、
を実行させる契約管理プログラム。
【請求項2】
前記受付ステップは、ユーザから、前記外部の契約締結サービスに記憶された契約情報を特定するためのエンドポイントを受け付けるステップである、
請求項１記載の契約管理プログラム。
請求項１記載の契約管理プログラム。
【請求項3】
前記受付ステップは、前記ユーザから、前記エンドポイントが記載された電子メールを受信することにより、前記エンドポイントを含む前記リクエストを受け付けるステップである、
請求項２記載の契約管理プログラム。
請求項２記載の契約管理プログラム。
【請求項4】
前記受付ステップは、前記ユーザから、前記ユーザが所属する組織または会社のドメイン名を有するメールアドレスを介して、前記エンドポイントが記載された電子メールを受信することにより、前記エンドポイントを含む前記リクエストを受け付けるステップである、
請求項３記載の契約管理プログラム。
請求項３記載の契約管理プログラム。
【請求項5】
前記受付ステップは、前記ユーザから、チャットサービスを介して、前記エンドポイントが記載されたメッセージを受信することにより、前記エンドポイントを含む前記リクエストを受け付けるステップである、
請求項２記載の契約管理プログラム。
請求項２記載の契約管理プログラム。
【請求項6】
前記契約管理プログラムは、前記プロセッサに、
ユーザにより参照可能な１または複数の前記契約情報のそれぞれに関連づけられた１または複数のエンドポイントの一覧を取得する一覧取得ステップと、
前記一覧取得ステップにおいて取得した前記１または複数のエンドポイントに含まれる、少なくとも１の所定のエンドポイントを特定する契約特定ステップと、
を実行させ、
前記受付ステップは、前記契約特定ステップにおいて特定された前記所定のエンドポイントを含む前記リクエストを受け付けるステップである、
請求項１記載の契約管理プログラム。
ユーザにより参照可能な１または複数の前記契約情報のそれぞれに関連づけられた１または複数のエンドポイントの一覧を取得する一覧取得ステップと、
前記一覧取得ステップにおいて取得した前記１または複数のエンドポイントに含まれる、少なくとも１の所定のエンドポイントを特定する契約特定ステップと、
を実行させ、
前記受付ステップは、前記契約特定ステップにおいて特定された前記所定のエンドポイントを含む前記リクエストを受け付けるステップである、
請求項１記載の契約管理プログラム。
【請求項7】
前記契約管理プログラムは、前記プロセッサに、
前記一覧取得ステップにおいて取得した前記１または複数のエンドポイントのうち、前記契約記憶ステップにおいて既に記憶された前記契約情報に対応する１または複数の除外対象のエンドポイントを特定する除外特定ステップと、
を実行させ、
前記契約特定ステップは、前記一覧取得ステップにおいて取得した前記１または複数のエンドポイントから、前記除外特定ステップにおいて特定した前記除外対象のエンドポイントを除いたエンドポイントから、少なくとも１の前記所定のエンドポイントを特定するステップである、
請求項６記載の契約管理プログラム。
前記一覧取得ステップにおいて取得した前記１または複数のエンドポイントのうち、前記契約記憶ステップにおいて既に記憶された前記契約情報に対応する１または複数の除外対象のエンドポイントを特定する除外特定ステップと、
を実行させ、
前記契約特定ステップは、前記一覧取得ステップにおいて取得した前記１または複数のエンドポイントから、前記除外特定ステップにおいて特定した前記除外対象のエンドポイントを除いたエンドポイントから、少なくとも１の前記所定のエンドポイントを特定するステップである、
請求項６記載の契約管理プログラム。
【請求項8】
前記一覧取得ステップは、所定の期間ごとに自動的に実行される、
請求項６記載の契約管理プログラム。
請求項６記載の契約管理プログラム。
【請求項9】
前記一覧取得ステップは、前記ユーザまたは管理者からの指示に応じて実行される、
請求項６記載の契約管理プログラム。
請求項６記載の契約管理プログラム。
【請求項10】
前記契約管理プログラムは、前記プロセッサに、
前記受付ステップにおいて受け付けた前記電子メールの送信先の電子メールアドレスに基づき分類情報を特定する分類特定ステップと、
前記記憶ステップにおいて記憶された前記契約情報に、前記分類特定ステップにおいて特定された前記分類情報を関連づけて記憶する分類記憶ステップと、
を実行させる、
請求項３記載の契約管理プログラム。
前記受付ステップにおいて受け付けた前記電子メールの送信先の電子メールアドレスに基づき分類情報を特定する分類特定ステップと、
前記記憶ステップにおいて記憶された前記契約情報に、前記分類特定ステップにおいて特定された前記分類情報を関連づけて記憶する分類記憶ステップと、
を実行させる、
請求項３記載の契約管理プログラム。
【請求項11】
前記契約管理プログラムは、前記プロセッサに、
前記受付ステップにおいて受け付けた前記電子メールの送信元の電子メールアドレスに基づき分類情報を特定する分類特定ステップと、
前記記憶ステップにおいて記憶された前記契約情報に、前記分類特定ステップにおいて特定された前記分類情報を関連づけて記憶する分類記憶ステップと、
を実行させる、
請求項３記載の契約管理プログラム。
前記受付ステップにおいて受け付けた前記電子メールの送信元の電子メールアドレスに基づき分類情報を特定する分類特定ステップと、
前記記憶ステップにおいて記憶された前記契約情報に、前記分類特定ステップにおいて特定された前記分類情報を関連づけて記憶する分類記憶ステップと、
を実行させる、
請求項３記載の契約管理プログラム。
【請求項12】
前記契約管理プログラムは、前記プロセッサに、
前記受付ステップにおいて受け付けた前記電子メールの件名、本文または添付ファイルの少なくとも１つに基づき分類情報を特定する分類特定ステップと、
前記記憶ステップにおいて記憶された前記契約情報に、前記分類特定ステップにおいて特定された前記分類情報を関連づけて記憶する分類記憶ステップと、
を実行させる、
請求項３記載の契約管理プログラム。
前記受付ステップにおいて受け付けた前記電子メールの件名、本文または添付ファイルの少なくとも１つに基づき分類情報を特定する分類特定ステップと、
前記記憶ステップにおいて記憶された前記契約情報に、前記分類特定ステップにおいて特定された前記分類情報を関連づけて記憶する分類記憶ステップと、
を実行させる、
請求項３記載の契約管理プログラム。
【請求項13】
前記契約管理プログラムは、前記プロセッサに、
前記受付ステップにおいて受け付けた前記メッセージにおいてメンションされたアカウント情報に基づき分類情報を特定する分類特定ステップと、
前記記憶ステップにおいて記憶された前記契約情報に、前記分類特定ステップにおいて特定された前記分類情報を関連づけて記憶する分類記憶ステップと、
を実行させる、
請求項５記載の契約管理プログラム。
前記受付ステップにおいて受け付けた前記メッセージにおいてメンションされたアカウント情報に基づき分類情報を特定する分類特定ステップと、
前記記憶ステップにおいて記憶された前記契約情報に、前記分類特定ステップにおいて特定された前記分類情報を関連づけて記憶する分類記憶ステップと、
を実行させる、
請求項５記載の契約管理プログラム。
【請求項14】
前記契約管理プログラムは、前記プロセッサに、
前記受付ステップにおいて受け付けた前記メッセージの送信元のアカウント情報に基づき分類情報を特定する分類特定ステップと、
前記記憶ステップにおいて記憶された前記契約情報に、分類情報を関連づけて記憶する分類記憶ステップと、
を実行させる、
請求項５記載の契約管理プログラム。
前記受付ステップにおいて受け付けた前記メッセージの送信元のアカウント情報に基づき分類情報を特定する分類特定ステップと、
前記記憶ステップにおいて記憶された前記契約情報に、分類情報を関連づけて記憶する分類記憶ステップと、
を実行させる、
請求項５記載の契約管理プログラム。
【請求項15】
前記契約記憶ステップは、前記受付ステップにおいて受信した前記電子メールに添付されている前記契約情報を記憶するステップである、
請求項３記載の契約管理プログラム。
請求項３記載の契約管理プログラム。
【請求項16】
前記契約記憶ステップは、前記契約情報を、前記契約情報を特定するためのエンドポイントと関連づけて記憶する、
請求項１記載の契約管理プログラム。
請求項１記載の契約管理プログラム。
【請求項17】
前記契約管理プログラムは、前記プロセッサに、
前記受付ステップにおいて受け付けた前記エンドポイントへアクセスするためのアクセス権限情報を取得する権限取得ステップと、
を実行させ、
前記契約取得ステップは、前記受付ステップにおいて受け付けた前記エンドポイントに、前記権限取得ステップにおいて取得した前記アクセス権限情報に基づきアクセスし、前記契約情報を取得するステップであり、
前記権限取得ステップは、前記受付ステップにおいて受け付けた前記エンドポイントへアクセスするための前記アクセス権限情報を取得することができなかった場合に、ユーザまたは管理者へ所定の通知を行う通知ステップを含む、
請求項１記載の契約管理プログラム。
前記受付ステップにおいて受け付けた前記エンドポイントへアクセスするためのアクセス権限情報を取得する権限取得ステップと、
を実行させ、
前記契約取得ステップは、前記受付ステップにおいて受け付けた前記エンドポイントに、前記権限取得ステップにおいて取得した前記アクセス権限情報に基づきアクセスし、前記契約情報を取得するステップであり、
前記権限取得ステップは、前記受付ステップにおいて受け付けた前記エンドポイントへアクセスするための前記アクセス権限情報を取得することができなかった場合に、ユーザまたは管理者へ所定の通知を行う通知ステップを含む、
請求項１記載の契約管理プログラム。
【請求項18】
前記契約管理プログラムは、前記プロセッサに、
前記権限取得ステップは、前記通知ステップにおいて通知が行われた前記ユーザまたは管理者から、前記通知が行われた後に受け付けた前記アクセス権限情報を取得するステップを含み、
前記契約取得ステップは、前記権限取得ステップにおいて、前記通知が行われた後に、前記ユーザまたは管理者から前記アクセス権限情報を取得したことを検知して、前記契約情報を取得するステップである、
請求項１７記載の契約管理プログラム。
前記権限取得ステップは、前記通知ステップにおいて通知が行われた前記ユーザまたは管理者から、前記通知が行われた後に受け付けた前記アクセス権限情報を取得するステップを含み、
前記契約取得ステップは、前記権限取得ステップにおいて、前記通知が行われた後に、前記ユーザまたは管理者から前記アクセス権限情報を取得したことを検知して、前記契約情報を取得するステップである、
請求項１７記載の契約管理プログラム。
【請求項19】
プロセッサと、記憶部とを備える情報処理装置であって、
前記プロセッサに、請求項１から１８のいずれか記載の契約管理プログラムを実行させる、
情報処理装置。
前記プロセッサに、請求項１から１８のいずれか記載の契約管理プログラムを実行させる、
情報処理装置。
【請求項20】
プロセッサと、記憶部とを備える情報処理装置を含む情報処理システムであって、
前記プロセッサに、請求項１から１８のいずれか記載の契約管理プログラムを実行させる、情報処理システム。
前記プロセッサに、請求項１から１８のいずれか記載の契約管理プログラムを実行させる、情報処理システム。
【請求項21】
プロセッサと、記憶部とを備えるコンピュータにより実行される情報処理方法であって、
前記プロセッサに、請求項１から１８のいずれか記載の契約管理プログラムを実行させる、
情報処理方法。
前記プロセッサに、請求項１から１８のいずれか記載の契約管理プログラムを実行させる、
情報処理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、契約管理プログラム、情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
コンピュータ技術の発達および普及に伴い、これまでは紙媒体が利用されていた書類が電子化されつつある。例えば、当事者の署名および押印が必要となる契約書といった書類も、電子データで管理することが考えられている。
特許文献１には、外部システムとネットワークを介して通信可能に接続されている情報処理システムが開示されている。
特許文献２には、銀行などの金融機関にとって口座開設の処理にかかる手間や時間を少なくすることができる新規口座開設方法及びシステムが開示されている。
特許文献３には、バイヤが、そのバイヤの行った様々な商取引及びそれらの決済に関する情報を一括して管理できる技術が開示されている。
特許文献１には、外部システムとネットワークを介して通信可能に接続されている情報処理システムが開示されている。
特許文献２には、銀行などの金融機関にとって口座開設の処理にかかる手間や時間を少なくすることができる新規口座開設方法及びシステムが開示されている。
特許文献３には、バイヤが、そのバイヤの行った様々な商取引及びそれらの決済に関する情報を一括して管理できる技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開２０２２－０２３４０９号公報
【特許文献2】特開２００３－１２２９２２号公報
【特許文献3】特開２００５－３１７０３９号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ユーザによっては、複数の電子契約サービスを利用している場合がある。特に、電子契約サービスにおいては、契約締結にあたり、契約締結の当事者双方が同じ電子契約サービスを利用する必要性がある。そのため、ユーザが電子契約サービスを利用して締結した契約情報はそれぞれの電子契約サービス内に記憶し、管理されるため、ユーザは自身が締結した契約情報を複数の電子契約サービスに跨がって管理する必要があり、ユーザの利便性に乏しかった。
そこで、本開示は、上記課題を解決すべくなされたものであって、その目的は、ユーザに対して、利便性よく複数の電子契約サービスを利用する技術を提供することである。
そこで、本開示は、上記課題を解決すべくなされたものであって、その目的は、ユーザに対して、利便性よく複数の電子契約サービスを利用する技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
プロセッサと、記憶部とを備え、コンピュータにユーザ間の電子的な契約手続きを記憶させるための契約管理プログラムであって、契約管理プログラムは、プロセッサに、外部の契約締結サービスに記憶された契約情報を特定するためのエンドポイントを含むリクエストを受け付ける受付ステップと、受付ステップにおいて受け付けたエンドポイントに基づきアクセスし、エンドポイントにより特定される契約情報を取得する契約取得ステップと、契約取得ステップにおいて取得した契約情報を記憶する契約記憶ステップと、を実行させる契約管理プログラム。
【発明の効果】
【0006】
本開示によれば、ユーザは利便性よく複数の電子契約サービスを利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】情報処理システム１の機能構成を示すブロック図である。
【図2】サーバ１０の機能構成を示すブロック図である。
【図3】第１ユーザ端末２０の機能構成を示すブロック図である。
【図4】第２ユーザ端末３０の機能構成を示すブロック図である。
【図5】外部サーバ４０の機能構成を示すブロック図である。
【図6】ユーザテーブル１０１２のデータ構造を示す図である。
【図7】グループテーブル１０１３のデータ構造を示す図である。
【図8】書類テーブル１０１４のデータ構造を示す図である。
【図9】確認テーブル１０１５のデータ構造を示す図である。
【図10】入力項目テーブル１０１６のデータ構造を示す図である。
【図11】アクセス権限テーブル１０１７のデータ構造を示す図である。
【図12】契約書グループテーブル１０１８のデータ構造を示す図である。
【図13】契約書作成処理の動作を示すフローチャートである。
【図14】契約書確認処理の動作を示すフローチャートである。
【図15】契約書管理処理（第一実施例）の動作を示すフローチャートである。
【図16】契約書管理処理（第二実施例）の動作を示すフローチャートである。
【図17】契約書管理処理（第三実施例）の動作を示すフローチャートである。
【図18】契約書作成処理の動作を示す画面例である。
【図19】第２ユーザ端末３０に通知される確認依頼メッセージを示す画面例である。
【図20】契約書確認処理の動作を示す画面例である。
【図21】第２ユーザ端末３０に通知される締結完了メッセージを示す画面例である。
【図22】契約書管理処理の動作を示す画面例である。
【図23】コンピュータ９０の基本的なハードウェア構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本開示の実施形態について図面を参照して説明する。実施形態を説明する全図において、共通の構成要素には同一の符号を付し、繰り返しの説明を省略する。なお、以下の実施形態は、特許請求の範囲に記載された本開示の内容を不当に限定するものではない。また、実施形態に示される構成要素のすべてが、本開示の必須の構成要素であるとは限らない。また、各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。
【0009】
＜情報処理システム１の構成＞
本開示における情報処理システム１は、複数のユーザ間において締結された契約情報を記憶、管理するサービスを実現するための情報処理システムである。
情報処理システム１は、ネットワークＮを介して接続された、サーバ１０、第１ユーザ端末２０、第２ユーザ端末３０、外部サーバ４０の情報処理装置を備える。
図１は、情報処理システム１の機能構成を示すブロック図である。
図２は、サーバ１０の機能構成を示すブロック図である。
図３は、第１ユーザ端末２０の機能構成を示すブロック図である。
図４は、第２ユーザ端末３０の機能構成を示すブロック図である。
図５は、外部サーバ４０の機能構成を示すブロック図である。
本開示における情報処理システム１は、複数のユーザ間において締結された契約情報を記憶、管理するサービスを実現するための情報処理システムである。
情報処理システム１は、ネットワークＮを介して接続された、サーバ１０、第１ユーザ端末２０、第２ユーザ端末３０、外部サーバ４０の情報処理装置を備える。
図１は、情報処理システム１の機能構成を示すブロック図である。
図２は、サーバ１０の機能構成を示すブロック図である。
図３は、第１ユーザ端末２０の機能構成を示すブロック図である。
図４は、第２ユーザ端末３０の機能構成を示すブロック図である。
図５は、外部サーバ４０の機能構成を示すブロック図である。
【0010】
各情報処理装置は演算装置と記憶装置とを備えたコンピュータにより構成されている。コンピュータの基本ハードウェア構成および、当該ハードウェア構成により実現されるコンピュータの基本機能構成は後述する。サーバ１０、第１ユーザ端末２０、第２ユーザ端末３０、外部サーバ４０のそれぞれについて、後述するコンピュータの基本ハードウェア構成およびコンピュータの基本機能構成と重複する説明は省略する。
【0011】
＜サーバ１０の構成＞
サーバ１０は、複数のユーザ間において電子的な契約締結サービスを提供する情報処理装置である。サーバ１０は、複数のユーザ間において締結された契約情報を記憶、管理するサービスを提供する情報処理装置である。
サーバ１０は、記憶部１０１、制御部１０４を備える。
サーバ１０は、複数のユーザ間において電子的な契約締結サービスを提供する情報処理装置である。サーバ１０は、複数のユーザ間において締結された契約情報を記憶、管理するサービスを提供する情報処理装置である。
サーバ１０は、記憶部１０１、制御部１０４を備える。
【0012】
＜サーバ１０の記憶部１０１の構成＞
サーバ１０の記憶部１０１は、アプリケーションプログラム１０１１、ユーザテーブル１０１２、グループテーブル１０１３、書類テーブル１０１４、確認テーブル１０１５、入力項目テーブル１０１６、アクセス権限テーブル１０１７、契約書グループテーブル１０１８を備える。
サーバ１０の記憶部１０１は、アプリケーションプログラム１０１１、ユーザテーブル１０１２、グループテーブル１０１３、書類テーブル１０１４、確認テーブル１０１５、入力項目テーブル１０１６、アクセス権限テーブル１０１７、契約書グループテーブル１０１８を備える。
【0013】
アプリケーションプログラム１０１１は、サーバ１０の制御部１０４を各機能ユニットとして機能させるためのプログラムである。
【0014】
ユーザテーブル１０１２は、サービスを利用する会員ユーザ（以下、ユーザ）の情報を記憶し管理するテーブルである。ユーザは、サービスの利用登録を行うことで、当該ユーザの情報がユーザテーブル１０１２の新しいレコードに記憶される。
これにより、ユーザは本開示にかかるサービスを利用できるようになる。なお、本開示においてサービスを利用するユーザは、必ずしもユーザテーブル１０１２に登録されている必要はない。
ユーザテーブル１０１２は、ユーザＩＤを主キーとして、ユーザＩＤ、ユーザ名、メールアドレス、グループＩＤ、承認権限のカラムを有するテーブルである。
図６は、ユーザテーブル１０１２のデータ構造を示す図である。
これにより、ユーザは本開示にかかるサービスを利用できるようになる。なお、本開示においてサービスを利用するユーザは、必ずしもユーザテーブル１０１２に登録されている必要はない。
ユーザテーブル１０１２は、ユーザＩＤを主キーとして、ユーザＩＤ、ユーザ名、メールアドレス、グループＩＤ、承認権限のカラムを有するテーブルである。
図６は、ユーザテーブル１０１２のデータ構造を示す図である。
【0015】
ユーザＩＤは、ユーザを識別するためのユーザ識別情報を記憶する項目である。ユーザ識別情報は、ユーザごとにユニークな値が設定されている項目である。
ユーザ名は、ユーザの氏名を記憶する項目である。ユーザ名は、氏名ではなく、ニックネームなど任意の文字列を設定しても良い。
メールアドレスは、ユーザのメールアドレスを記憶する項目である。
グループＩＤは、ユーザが所属するグループのグループ識別情報を記憶する項目である。グループは、後述するグループテーブル１０１３により定義され、ユーザは、複数のグループに所属するものとしても構わない。
承認権限は、ユーザの承認締結に関する権限情報を記憶する項目である。契約締結を承認する権限（承認権限）を有するユーザには、Ｔｒｕｅなど契約締結を承認する権限を有する情報が記憶される。一方、契約締結を承認する権限を有さないユーザには、Ｆａｌｓｅ、ブランク、ヌル値など契約締結を承認する権限を有さない情報が記憶される。
契約情報に応じて承認権限を設定できる構成としても良い。例えば、ユーザＡは、特定の契約情報Ａに対して承認権限を有するが、特定の契約情報Ｂに対して承認権限を有さない構成としても良い。
秘密保持契約、共同研究契約、請負契約などの契約情報の種別（契約情報種別）に応じて承認権限を設定できる構成としても良い。例えば、ユーザＡは、秘密保持契約に対して承認権限を有するが、請負契約に対しては承認権限を有さない構成としても良い。
その他、ユーザの所属部署、役所などに応じて複数段階（レベル、ランク）の権限情報を記憶する構成としても良い。例えば、派遣社員などはＣ、一般社員はＢ、管理職はＡ、役員はＳという情報を承認権限の項目に記憶し、契約情報の契約種別情報、契約金額などに応じて、所定のランク以上（例えば、秘密保持契約はＡ以上など）の承認権限を有するユーザのみ契約締結を承認することができる構成としても良い。
ユーザ名は、ユーザの氏名を記憶する項目である。ユーザ名は、氏名ではなく、ニックネームなど任意の文字列を設定しても良い。
メールアドレスは、ユーザのメールアドレスを記憶する項目である。
グループＩＤは、ユーザが所属するグループのグループ識別情報を記憶する項目である。グループは、後述するグループテーブル１０１３により定義され、ユーザは、複数のグループに所属するものとしても構わない。
承認権限は、ユーザの承認締結に関する権限情報を記憶する項目である。契約締結を承認する権限（承認権限）を有するユーザには、Ｔｒｕｅなど契約締結を承認する権限を有する情報が記憶される。一方、契約締結を承認する権限を有さないユーザには、Ｆａｌｓｅ、ブランク、ヌル値など契約締結を承認する権限を有さない情報が記憶される。
契約情報に応じて承認権限を設定できる構成としても良い。例えば、ユーザＡは、特定の契約情報Ａに対して承認権限を有するが、特定の契約情報Ｂに対して承認権限を有さない構成としても良い。
秘密保持契約、共同研究契約、請負契約などの契約情報の種別（契約情報種別）に応じて承認権限を設定できる構成としても良い。例えば、ユーザＡは、秘密保持契約に対して承認権限を有するが、請負契約に対しては承認権限を有さない構成としても良い。
その他、ユーザの所属部署、役所などに応じて複数段階（レベル、ランク）の権限情報を記憶する構成としても良い。例えば、派遣社員などはＣ、一般社員はＢ、管理職はＡ、役員はＳという情報を承認権限の項目に記憶し、契約情報の契約種別情報、契約金額などに応じて、所定のランク以上（例えば、秘密保持契約はＡ以上など）の承認権限を有するユーザのみ契約締結を承認することができる構成としても良い。
【0016】
グループテーブル１０１３は、ユーザが所属するグループに関する情報（グループ情報）を記憶し、管理するテーブルである。グループは、法人、会社、サークル、団体、会社内の部署など、ユーザが所属する任意のグループを定義することができる。
グループテーブル１０１３は、グループＩＤを主キーとして、グループＩＤ、グループ名、管理者ＩＤのカラムを有するテーブルである。
図７は、グループテーブル１０１３のデータ構造を示す図である。
グループテーブル１０１３は、グループＩＤを主キーとして、グループＩＤ、グループ名、管理者ＩＤのカラムを有するテーブルである。
図７は、グループテーブル１０１３のデータ構造を示す図である。
【0017】
グループＩＤは、グループを識別するためのグループ識別情報を記憶する項目である。グループ識別情報は、グループごとにユニークな値が設定されている項目である。
グループ名は、グループの名称を記憶する項目である。グループ名は、任意の文字列を設定することができる。
管理者ＩＤは、グループにおいて管理者権限を有するユーザのユーザ識別情報を記憶する項目である。管理者権限を有するユーザは、組織などのグループにおいて所定以上の地位や権限などを有するユーザを任意に定めて設定することができる。
グループ名は、グループの名称を記憶する項目である。グループ名は、任意の文字列を設定することができる。
管理者ＩＤは、グループにおいて管理者権限を有するユーザのユーザ識別情報を記憶する項目である。管理者権限を有するユーザは、組織などのグループにおいて所定以上の地位や権限などを有するユーザを任意に定めて設定することができる。
【0018】
書類テーブル１０１４は、作成者と受信者との間で取り交わされる電子契約に関する情報（契約情報）を記憶し、管理するためのテーブルである。
書類テーブル１０１４は、書類ＩＤを主キーとして、書類ＩＤ、書類データ、作成者ＩＤ、エンドポイントのカラムを有するテーブルである。
図８は、書類テーブル１０１４のデータ構造を示す図である。
書類テーブル１０１４は、書類ＩＤを主キーとして、書類ＩＤ、書類データ、作成者ＩＤ、エンドポイントのカラムを有するテーブルである。
図８は、書類テーブル１０１４のデータ構造を示す図である。
【0019】
書類ＩＤは、契約情報を識別するための書類識別情報を記憶する項目である。書類識別情報は、契約情報ごとにユニークな値が設定されている項目である。
書類データは、契約情報（バイナリまたはテキストデータ）を記憶する項目である。具体的に、書類データは、ＰＤＦ（Ｐｏｒｔａｂｌｅ Ｄｏｃｕｍｅｎｔ Ｆｏｒｍａｔ）、Ｗｏｒｄ、ＸＭＬ（ＥｘｔｅｎＳｉｂｌｅ Ｍａｒｋｕｐ Ｌａｎｇｕａｇｅ）などの任意のデータ形式のデータが含まれる。
作成者ＩＤ、契約情報の作成者であるユーザを識別するためのユーザ識別情報を記憶する項目である。
エンドポイントは、契約情報が外部の電子契約サービスから取得した契約情報である場合に、当該契約情報を取得する際に参照した外部の電子契約サービスにおける当該契約情報を特定するためのエンドポイントを記憶する項目である。具体的には、契約情報を特定するページのＵＲＬ等の、ユーザが契約情報を参照するためのウェブページを特定するための文字列等が記憶される。
書類データは、契約情報（バイナリまたはテキストデータ）を記憶する項目である。具体的に、書類データは、ＰＤＦ（Ｐｏｒｔａｂｌｅ Ｄｏｃｕｍｅｎｔ Ｆｏｒｍａｔ）、Ｗｏｒｄ、ＸＭＬ（ＥｘｔｅｎＳｉｂｌｅ Ｍａｒｋｕｐ Ｌａｎｇｕａｇｅ）などの任意のデータ形式のデータが含まれる。
作成者ＩＤ、契約情報の作成者であるユーザを識別するためのユーザ識別情報を記憶する項目である。
エンドポイントは、契約情報が外部の電子契約サービスから取得した契約情報である場合に、当該契約情報を取得する際に参照した外部の電子契約サービスにおける当該契約情報を特定するためのエンドポイントを記憶する項目である。具体的には、契約情報を特定するページのＵＲＬ等の、ユーザが契約情報を参照するためのウェブページを特定するための文字列等が記憶される。
【0020】
確認テーブル１０１５は、契約情報の確認者となるユーザのメールアドレスを含む情報（確認者情報）を記憶し、管理するテーブルである。
確認テーブル１０１５は、書類ＩＤ、確認順序、確認者メールアドレス、確認フラグ、言語データ、アクセスコード、日時のカラムを有するテーブルである。
図９は、確認テーブル１０１５のデータ構造を示す図である。
確認テーブル１０１５は、書類ＩＤ、確認順序、確認者メールアドレス、確認フラグ、言語データ、アクセスコード、日時のカラムを有するテーブルである。
図９は、確認テーブル１０１５のデータ構造を示す図である。
【0021】
書類ＩＤは、確認者により確認対象となる契約情報の書類識別情報を記憶する項目である。
確認順序は、確認者により契約情報が確認される際の確認順序に関する情報を記憶する項目である。作成者により記憶された契約情報は、確認順序の順番に確認者に回覧され、確認が行われる。
確認者メールアドレスは、契約情報の確認者のメールアドレスを記憶する項目である。確認者のメールアドレスは、本開示にかかるサービスの利用にあたり予めユーザ登録を行う必要はない。つまり、確認者メールアドレスは、ユーザテーブル１０１２に含まれている必要はない。
確認フラグは、確認者による契約情報の確認手続きの完了有無を識別するための確認識別情報を記憶する項目である。確認者により契約情報の確認が完了すると、確認フラグの項目にＴｒｕｅの値などの確認が完了したことを示す情報が記憶される。
言語データは、確認者の言語に関する情報（言語情報）を記憶する項目である。
アクセスコードは、確認者に対して設定されたアクセスコードを記憶する項目である。
日時は、確認者による契約情報の確認手続きが行われた日時を記憶する項目である。具体的には、確認識別情報が確認フラグの項目に記憶された日時が記憶される。
確認順序は、確認者により契約情報が確認される際の確認順序に関する情報を記憶する項目である。作成者により記憶された契約情報は、確認順序の順番に確認者に回覧され、確認が行われる。
確認者メールアドレスは、契約情報の確認者のメールアドレスを記憶する項目である。確認者のメールアドレスは、本開示にかかるサービスの利用にあたり予めユーザ登録を行う必要はない。つまり、確認者メールアドレスは、ユーザテーブル１０１２に含まれている必要はない。
確認フラグは、確認者による契約情報の確認手続きの完了有無を識別するための確認識別情報を記憶する項目である。確認者により契約情報の確認が完了すると、確認フラグの項目にＴｒｕｅの値などの確認が完了したことを示す情報が記憶される。
言語データは、確認者の言語に関する情報（言語情報）を記憶する項目である。
アクセスコードは、確認者に対して設定されたアクセスコードを記憶する項目である。
日時は、確認者による契約情報の確認手続きが行われた日時を記憶する項目である。具体的には、確認識別情報が確認フラグの項目に記憶された日時が記憶される。
【0022】
入力項目テーブル１０１６は、電子契約情報に関連付けられた入力項目に関する情報（入力項目情報）を記憶し、管理するテーブルである。
入力項目テーブル１０１６は、入力項目ＩＤ、書類ＩＤ、入力者ＩＤ、入力データ、入力規則、日時のカラムを有するテーブルである。
図１０は、入力項目テーブル１０１６のデータ構造を示す図である。
入力項目テーブル１０１６は、入力項目ＩＤ、書類ＩＤ、入力者ＩＤ、入力データ、入力規則、日時のカラムを有するテーブルである。
図１０は、入力項目テーブル１０１６のデータ構造を示す図である。
【0023】
入力項目ＩＤは、入力項目を識別するための入力項目識別情報を記憶する項目である。
書類ＩＤは、入力項目が関連付けられる電子契約情報の書類識別情報を記憶する項目である。
入力者ＩＤは、入力項目に対して入力データを入力した入力者のユーザ識別情報またはメールアドレスを記憶する項目である。具体的に、入力者ＩＤには、作成者ＩＤ、作成者ＩＤにより特定されるユーザのメールアドレス、確認者メールアドレスなどが記憶される。
入力データは、入力者により入力項目に入力された入力データを記憶する項目である。
入力規則は、入力項目の入力規則に関する入力規則情報を記憶する項目である。入力規則としては、日付（ｄａｔｅ）、日時（ｄａｔｅｔｉｍｅ）、文字列（ｔｅｘｔ）、数値（ｉｎｔｅｇｅｒ）などのデータ型のほか、文字列であれば文字数、文字列の正規表現など任意の入力項目の入力規則に関する入力規則情報を記憶することができる。
日時は、入力者により入力項目に入力データが入力された日時を記憶する項目である。
書類ＩＤは、入力項目が関連付けられる電子契約情報の書類識別情報を記憶する項目である。
入力者ＩＤは、入力項目に対して入力データを入力した入力者のユーザ識別情報またはメールアドレスを記憶する項目である。具体的に、入力者ＩＤには、作成者ＩＤ、作成者ＩＤにより特定されるユーザのメールアドレス、確認者メールアドレスなどが記憶される。
入力データは、入力者により入力項目に入力された入力データを記憶する項目である。
入力規則は、入力項目の入力規則に関する入力規則情報を記憶する項目である。入力規則としては、日付（ｄａｔｅ）、日時（ｄａｔｅｔｉｍｅ）、文字列（ｔｅｘｔ）、数値（ｉｎｔｅｇｅｒ）などのデータ型のほか、文字列であれば文字数、文字列の正規表現など任意の入力項目の入力規則に関する入力規則情報を記憶することができる。
日時は、入力者により入力項目に入力データが入力された日時を記憶する項目である。
【0024】
アクセス権限テーブル１０１７は、アクセス権限に関する情報（アクセス権限情報）を記憶し管理するためのテーブルである。
アクセス権限テーブル１０１７は、ユーザＩＤ、サービスＩＤ、アクセストークンのカラムを有するテーブルである。
図１１は、アクセス権限テーブル１０１７のデータ構造を示す図である。
アクセス権限テーブル１０１７は、ユーザＩＤ、サービスＩＤ、アクセストークンのカラムを有するテーブルである。
図１１は、アクセス権限テーブル１０１７のデータ構造を示す図である。
【0025】
ユーザＩＤは、ユーザを識別するためのユーザ識別情報を記憶する項目である。
サービスＩＤは、サービスを識別するためのサービス識別情報を記憶する項目である。具体的に、サービスＩＤは、外部の電子契約サービスごとに、当該電子契約サービスを識別するための文字列等が記憶される。
アクセストークンは、ユーザがサービスＩＤにより特定される外部の電子契約サービスへアクセスする際のアクセス権限情報を記憶する項目である。具体的に、アクセストークンは、外部の電子契約サービスにおいてユーザに対して発行される文字列を記憶する。外部の電子契約サービスへアクセスする際に、アクセストークンを送信することにより、外部の電子契約サービスは、アクセストークンの文字列に基づきユーザを識別するとともに、当該ユーザに対して各種情報サービスを提供する。アクセストークンは、ユーザＩＤ、パスワード等の、一般的なウェブサービスへログインし、アクセスする際に要求される認証情報を含んでも良い。
サービスＩＤは、サービスを識別するためのサービス識別情報を記憶する項目である。具体的に、サービスＩＤは、外部の電子契約サービスごとに、当該電子契約サービスを識別するための文字列等が記憶される。
アクセストークンは、ユーザがサービスＩＤにより特定される外部の電子契約サービスへアクセスする際のアクセス権限情報を記憶する項目である。具体的に、アクセストークンは、外部の電子契約サービスにおいてユーザに対して発行される文字列を記憶する。外部の電子契約サービスへアクセスする際に、アクセストークンを送信することにより、外部の電子契約サービスは、アクセストークンの文字列に基づきユーザを識別するとともに、当該ユーザに対して各種情報サービスを提供する。アクセストークンは、ユーザＩＤ、パスワード等の、一般的なウェブサービスへログインし、アクセスする際に要求される認証情報を含んでも良い。
【0026】
契約書グループテーブル１０１８は、契約書グループに関する情報（契約書グループ情報）を記憶し管理するためのテーブルである。契約情報は、契約情報を管理するための１または複数のキャビネット（分類情報）と関連づけられて記憶され、管理することができる。情報処理サービスに応じて、キャビネットは、グループ、タグ、ラベル等と呼ばれることがある。
契約書グループテーブル１０１８は、書類ＩＤ、キャビネットＩＤのカラムを有するテーブルである。
図１２は、契約書グループテーブル１０１８のデータ構造を示す図である。
契約書グループテーブル１０１８は、書類ＩＤ、キャビネットＩＤのカラムを有するテーブルである。
図１２は、契約書グループテーブル１０１８のデータ構造を示す図である。
【0027】
書類ＩＤは、契約情報を識別するための書類識別情報を記憶する項目である。
キャビネットＩＤは、キャビネットを識別するためのキャビネット識別情報を記憶する。キャビネットＩＤは、契約情報を管理、分類するための分類情報である。
キャビネットＩＤは、キャビネットを識別するためのキャビネット識別情報を記憶する。キャビネットＩＤは、契約情報を管理、分類するための分類情報である。
【0028】
＜サーバ１０の制御部１０４の構成＞
サーバ１０の制御部１０４は、ユーザ登録制御部１０４１、契約作成部１０４２、契約確認部１０４３、契約管理部１０４４を備える。制御部１０４は、記憶部１０１に記憶されたアプリケーションプログラム１０１１を実行することにより、各機能ユニットが実現される。
サーバ１０の制御部１０４は、ユーザ登録制御部１０４１、契約作成部１０４２、契約確認部１０４３、契約管理部１０４４を備える。制御部１０４は、記憶部１０１に記憶されたアプリケーションプログラム１０１１を実行することにより、各機能ユニットが実現される。
【0029】
ユーザ登録制御部１０４１は、本開示に係るサービスの利用を希望するユーザの情報をユーザテーブル１０１２に記憶する処理を行う。
ユーザテーブル１０１２に記憶される情報は、ユーザが任意の情報処理端末からサービス提供者が運営するウェブページなどを開き、所定の入力フォームに情報を入力しサーバ１０へ送信する。ユーザ登録制御部１０４１は、受信した情報をユーザテーブル１０１２の新しいレコードに記憶し、ユーザ登録が完了する。これにより、ユーザテーブル１０１２に記憶されたユーザはサービスを利用することができるようになる。
ユーザ登録制御部１０４１によるユーザ情報のユーザテーブル１０１２への登録に先立ち、サービス提供者は所定の審査を行いユーザによるサービス利用可否を制限しても良い。
ユーザＩＤは、ユーザを識別できる任意の文字列または数字で良く、ユーザが希望する任意の文字列または数字、もしくはユーザ登録制御部１０４１が自動的に任意の文字列または数字を設定しても良い。
ユーザテーブル１０１２に記憶される情報は、ユーザが任意の情報処理端末からサービス提供者が運営するウェブページなどを開き、所定の入力フォームに情報を入力しサーバ１０へ送信する。ユーザ登録制御部１０４１は、受信した情報をユーザテーブル１０１２の新しいレコードに記憶し、ユーザ登録が完了する。これにより、ユーザテーブル１０１２に記憶されたユーザはサービスを利用することができるようになる。
ユーザ登録制御部１０４１によるユーザ情報のユーザテーブル１０１２への登録に先立ち、サービス提供者は所定の審査を行いユーザによるサービス利用可否を制限しても良い。
ユーザＩＤは、ユーザを識別できる任意の文字列または数字で良く、ユーザが希望する任意の文字列または数字、もしくはユーザ登録制御部１０４１が自動的に任意の文字列または数字を設定しても良い。
【0030】
契約作成部１０４２は、契約書作成処理を実行する。詳細は後述する。
【0031】
契約確認部１０４３は、契約書確認処理を実行する。詳細は後述する。
【0032】
契約管理部１０４４は、契約書管理処理（第一実施例）、契約書管理処理（第二実施例）、契約書管理処理（第三実施例）を実行する。詳細は後述する。
【0033】
＜第１ユーザ端末２０の構成＞
第１ユーザ端末２０は、サービスを利用するユーザが操作する情報処理装置である。第１ユーザ端末２０は、例えば、据え置き型のＰＣ（Ｐｅｒｓｏｎａｌ Ｃｏｍｐｕｔｅｒ）、ラップトップＰＣであってもよいし、スマートフォン、タブレット等の携帯端末でもよい。また、ＨＭＤ（Ｈｅａｄ Ｍｏｕｎｔ Ｄｉｓｐｌａｙ）、腕時計型端末等のウェアラブル端末であってもよい。
第１ユーザ端末２０は、記憶部２０１、制御部２０４、入力装置２０６、出力装置２０８を備える。
第１ユーザ端末２０は、サービスを利用するユーザが操作する情報処理装置である。第１ユーザ端末２０は、例えば、据え置き型のＰＣ（Ｐｅｒｓｏｎａｌ Ｃｏｍｐｕｔｅｒ）、ラップトップＰＣであってもよいし、スマートフォン、タブレット等の携帯端末でもよい。また、ＨＭＤ（Ｈｅａｄ Ｍｏｕｎｔ Ｄｉｓｐｌａｙ）、腕時計型端末等のウェアラブル端末であってもよい。
第１ユーザ端末２０は、記憶部２０１、制御部２０４、入力装置２０６、出力装置２０８を備える。
【0034】
＜第１ユーザ端末２０の記憶部２０１の構成＞
第１ユーザ端末２０の記憶部２０１は、第１ユーザＩＤ２０１１、アプリケーションプログラム２０１２を備える。
第１ユーザ端末２０の記憶部２０１は、第１ユーザＩＤ２０１１、アプリケーションプログラム２０１２を備える。
【0035】
第１ユーザＩＤ２０１１はユーザのアカウントＩＤである。ユーザは、第１ユーザ端末２０から第１ユーザＩＤ２０１１を、サーバ１０へ送信する。サーバ１０は、第１ユーザＩＤ２０１１に基づきユーザを識別し、本開示にかかるサービスをユーザに対して提供する。なお、第１ユーザＩＤ２０１１には、第１ユーザ端末２０を利用しているユーザを識別するにあたりサーバ１０から一時的に付与されるセッションＩＤなどの情報を含む。
【0036】
アプリケーションプログラム２０１２は、記憶部２０１に予め記憶されていても良いし、通信ＩＦを介してサービス提供者が運営するウェブサーバ等からダウンロードする構成としても良い。
アプリケーションプログラム２０１２は、ウェブブラウザアプリケーションなどのアプリケーションを含む。
アプリケーションプログラム２０１２は、第１ユーザ端末２０に記憶されているウェブブラウザアプリケーション上で実行されるＪａｖａＳｃｒｉｐｔ（登録商標）などのインタープリター型プログラミング言語を含む。
アプリケーションプログラム２０１２は、ウェブブラウザアプリケーションなどのアプリケーションを含む。
アプリケーションプログラム２０１２は、第１ユーザ端末２０に記憶されているウェブブラウザアプリケーション上で実行されるＪａｖａＳｃｒｉｐｔ（登録商標）などのインタープリター型プログラミング言語を含む。
【0037】
＜第１ユーザ端末２０の制御部２０４の構成＞
第１ユーザ端末２０の制御部２０４は、入力制御部２０４１、出力制御部２０４２を備える。制御部２０４は、記憶部２０１に記憶されたアプリケーションプログラム２０１２を実行することにより、各機能ユニットが実現される。
第１ユーザ端末２０の制御部２０４は、入力制御部２０４１、出力制御部２０４２を備える。制御部２０４は、記憶部２０１に記憶されたアプリケーションプログラム２０１２を実行することにより、各機能ユニットが実現される。
【0038】
＜第１ユーザ端末２０の入力装置２０６の構成＞
第１ユーザ端末２０の入力装置２０６は、カメラ２０６１、マイク２０６２、位置情報センサ２０６３、モーションセンサ２０６４、タッチデバイス２０６５を備える。
第１ユーザ端末２０の入力装置２０６は、カメラ２０６１、マイク２０６２、位置情報センサ２０６３、モーションセンサ２０６４、タッチデバイス２０６５を備える。
【0039】
＜第１ユーザ端末２０の出力装置２０８の構成＞
第１ユーザ端末２０の出力装置２０８は、ディスプレイ２０８１、スピーカ２０８２を備える。
第１ユーザ端末２０の出力装置２０８は、ディスプレイ２０８１、スピーカ２０８２を備える。
【0040】
＜第２ユーザ端末３０の構成＞
第２ユーザ端末３０は、サービスを利用するユーザが操作する情報処理装置である。第２ユーザ端末３０は、例えば、据え置き型のＰＣ（Ｐｅｒｓｏｎａｌ Ｃｏｍｐｕｔｅｒ）、ラップトップＰＣであってもよいし、スマートフォン、タブレット等の携帯端末でもよい。また、ＨＭＤ（Ｈｅａｄ Ｍｏｕｎｔ Ｄｉｓｐｌａｙ）、腕時計型端末等のウェアラブル端末であってもよい。
第２ユーザ端末３０は、記憶部３０１、制御部３０４、入力装置３０６、出力装置３０８を備える。
第２ユーザ端末３０は、サービスを利用するユーザが操作する情報処理装置である。第２ユーザ端末３０は、例えば、据え置き型のＰＣ（Ｐｅｒｓｏｎａｌ Ｃｏｍｐｕｔｅｒ）、ラップトップＰＣであってもよいし、スマートフォン、タブレット等の携帯端末でもよい。また、ＨＭＤ（Ｈｅａｄ Ｍｏｕｎｔ Ｄｉｓｐｌａｙ）、腕時計型端末等のウェアラブル端末であってもよい。
第２ユーザ端末３０は、記憶部３０１、制御部３０４、入力装置３０６、出力装置３０８を備える。
【0041】
＜第２ユーザ端末３０の記憶部３０１の構成＞
第２ユーザ端末３０の記憶部３０１は、第２ユーザＩＤ３０１１、アプリケーションプログラム３０１２を備える。
第２ユーザ端末３０の記憶部３０１は、第２ユーザＩＤ３０１１、アプリケーションプログラム３０１２を備える。
【0042】
第２ユーザＩＤ３０１１はユーザのアカウントＩＤである。ユーザは、第２ユーザ端末３０から第２ユーザＩＤ３０１１を、サーバ１０へ送信する。サーバ１０は、第２ユーザＩＤ３０１１に基づきユーザを識別し、本開示にかかるサービスをユーザに対して提供する。なお、第２ユーザＩＤ３０１１には、第２ユーザ端末３０を利用しているユーザを識別するにあたりサーバ１０から一時的に付与されるセッションＩＤなどの情報を含む。
【0043】
アプリケーションプログラム３０１２は、記憶部３０１に予め記憶されていても良いし、通信ＩＦを介してサービス提供者が運営するウェブサーバ等からダウンロードする構成としても良い。
アプリケーションプログラム３０１２は、ウェブブラウザアプリケーションなどのアプリケーションを含む。
アプリケーションプログラム３０１２は、第２ユーザ端末３０に記憶されているウェブブラウザアプリケーション上で実行されるＪａｖａＳｃｒｉｐｔ（登録商標）などのインタープリター型プログラミング言語を含む。
アプリケーションプログラム３０１２は、ウェブブラウザアプリケーションなどのアプリケーションを含む。
アプリケーションプログラム３０１２は、第２ユーザ端末３０に記憶されているウェブブラウザアプリケーション上で実行されるＪａｖａＳｃｒｉｐｔ（登録商標）などのインタープリター型プログラミング言語を含む。
【0044】
＜第２ユーザ端末３０の制御部３０４の構成＞
第２ユーザ端末３０の制御部３０４は、入力制御部３０４１、出力制御部３０４２を備える。制御部３０４は、記憶部３０１に記憶されたアプリケーションプログラム３０１２を実行することにより、各機能ユニットが実現される。
第２ユーザ端末３０の制御部３０４は、入力制御部３０４１、出力制御部３０４２を備える。制御部３０４は、記憶部３０１に記憶されたアプリケーションプログラム３０１２を実行することにより、各機能ユニットが実現される。
【0045】
＜第２ユーザ端末３０の入力装置３０６の構成＞
第２ユーザ端末３０の入力装置３０６は、カメラ３０６１、マイク３０６２、位置情報センサ３０６３、モーションセンサ３０６４、キーボード３０６５を備える。
第２ユーザ端末３０の入力装置３０６は、カメラ３０６１、マイク３０６２、位置情報センサ３０６３、モーションセンサ３０６４、キーボード３０６５を備える。
【0046】
＜第２ユーザ端末３０の出力装置３０８の構成＞
第２ユーザ端末３０の出力装置３０８は、ディスプレイ３０８１、スピーカ３０８２を備える。
第２ユーザ端末３０の出力装置３０８は、ディスプレイ３０８１、スピーカ３０８２を備える。
【0047】
＜外部サーバ４０の構成＞
外部サーバ４０は、本開示にかかる電子契約締結サービスを運営する事業主体とは異なる他の事業主体が運営する情報処理装置である。外部サーバ４０は、記憶部４０１、制御部４０４を備える。外部サーバ４０が備える各構成要素は、それぞれ、サーバ１０が備える各構成要素と同様であるため詳細な説明は省略する。
外部サーバ４０は、本開示にかかる電子契約締結サービスを運営する事業主体とは異なる他の事業主体が運営する情報処理装置である。外部サーバ４０は、記憶部４０１、制御部４０４を備える。外部サーバ４０が備える各構成要素は、それぞれ、サーバ１０が備える各構成要素と同様であるため詳細な説明は省略する。
【0048】
＜外部サーバ４０の記憶部４０１の構成＞
外部サーバ４０の記憶部４０１は、アプリケーションプログラム４０１１、ユーザテーブル４０１２、グループテーブル４０１３、書類テーブル４０１４、確認テーブル４０１５、入力項目テーブル４０１６を備える。
外部サーバ４０の記憶部４０１は、アプリケーションプログラム４０１１、ユーザテーブル４０１２、グループテーブル４０１３、書類テーブル４０１４、確認テーブル４０１５、入力項目テーブル４０１６を備える。
【0049】
＜外部サーバ４０の制御部４０４の構成＞
外部サーバ４０の制御部４０４は、ユーザ登録制御部４０４１、契約作成部４０４２、契約確認部４０４３を備える。制御部４０４は、記憶部４０１に記憶されたアプリケーションプログラム４０１１を実行することにより、各機能ユニットが実現される。
外部サーバ４０の制御部４０４は、ユーザ登録制御部４０４１、契約作成部４０４２、契約確認部４０４３を備える。制御部４０４は、記憶部４０１に記憶されたアプリケーションプログラム４０１１を実行することにより、各機能ユニットが実現される。
【0050】
＜情報処理システム１の動作＞
以下、情報処理システム１の各処理について説明する。
図１３は、契約書作成処理の動作を示すフローチャートである。
図１４は、契約書確認処理の動作を示すフローチャートである。
図１５は、契約書管理処理（第一実施例）の動作を示すフローチャートである。
図１６は、契約書管理処理（第二実施例）の動作を示すフローチャートである。
図１７は、契約書管理処理（第三実施例）の動作を示すフローチャートである。
図１８は、契約書作成処理の動作を示す画面例である。
図１９は、第２ユーザ端末３０に通知される確認依頼メッセージを示す画面例である。
図２０は、契約書確認処理の動作を示す画面例である。
図２１は、第２ユーザ端末３０に通知される締結完了メッセージを示す画面例である。
図２２は、契約書管理処理の動作を示す画面例である。
以下、情報処理システム１の各処理について説明する。
図１３は、契約書作成処理の動作を示すフローチャートである。
図１４は、契約書確認処理の動作を示すフローチャートである。
図１５は、契約書管理処理（第一実施例）の動作を示すフローチャートである。
図１６は、契約書管理処理（第二実施例）の動作を示すフローチャートである。
図１７は、契約書管理処理（第三実施例）の動作を示すフローチャートである。
図１８は、契約書作成処理の動作を示す画面例である。
図１９は、第２ユーザ端末３０に通知される確認依頼メッセージを示す画面例である。
図２０は、契約書確認処理の動作を示す画面例である。
図２１は、第２ユーザ端末３０に通知される締結完了メッセージを示す画面例である。
図２２は、契約書管理処理の動作を示す画面例である。
【0051】
本開示において、サーバ１０における契約書作成処理、契約書確認処理を以下に説明する。外部サーバ４０も同様の契約書作成処理、契約書確認処理を実行することが可能である。外部サーバ４０における契約書作成処理、契約書確認処理は、それぞれ、サーバ１０における契約書作成処理、契約書確認処理と同様であるため説明を省略する。
【0052】
＜契約書作成処理＞
契約書作成処理は、作成者が電子契約情報を作成し、確認者に対して送信する処理である。
契約書作成処理は、作成者が電子契約情報を作成し、確認者に対して送信する処理である。
【0053】
図１８は、契約書作成処理の動作を示す画面例である。第１ユーザ端末２０のディスプレイ２０８１に表示される、契約情報を作成するための画面５０には、現在の契約情報の作成状況を示すステータス５１０、入力項目を指定するためのボタン５２１、５２２、５２３、契約情報表示エリア５３０、書類データ５３１、入力項目５３２、５３３、５３４、送信ボタン５４０が表示される。
【0054】
＜契約書作成処理の概要＞
契約書作成処理は、作成者が電子契約情報を作成し、電子契約情報の宛先となる確認者を設定し、電子契約情報に対する入力項目を設定し、入力項目に対する入力規則を設定し、作成者から入力項目に対する入力データを受け付け、設定した確認者に対して電子契約情報を送付する一連の処理である。
契約書作成処理は、作成者が電子契約情報を作成し、電子契約情報の宛先となる確認者を設定し、電子契約情報に対する入力項目を設定し、入力項目に対する入力規則を設定し、作成者から入力項目に対する入力データを受け付け、設定した確認者に対して電子契約情報を送付する一連の処理である。
【0055】
＜契約書作成処理の詳細＞
ステップＳ１０１において、サーバ１０の契約作成部１０４２は、作成者から確認者との間で契約締結の対象となる契約情報を受け付ける。
具体的に、第１ユーザは、第１ユーザ端末２０の入力装置２０６などを操作し、契約書に関する書類データを含む契約情報を作成する。書類データは、ＰＤＦ（Ｐｏｒｔａｂｌｅ Ｄｏｃｕｍｅｎｔ Ｆｏｒｍａｔ）、Ｗｏｒｄ、ＸＭＬ（ＥｘｔｅｎＳｉｂｌｅ Ｍａｒｋｕｐ Ｌａｎｇｕａｇｅ）などの任意のデータ形式の書類データを契約情報に含めることができる。
第１ユーザは、第１ユーザ端末２０の入力装置２０６などを操作し、作成した書類データ、第１ユーザＩＤ２０１１をサーバ１０へ送信する。サーバ１０の契約作成部１０４２は、受信した第１ユーザＩＤ２０１１、書類データを受け付け、それぞれ、書類テーブル１０１４の新たなレコードの作成者ＩＤ、書類データの項目に記憶する。これにより、サーバ１０の契約作成部１０４２は、新たな契約情報を書類テーブル１０１４に記憶する。
ステップＳ１０１において、サーバ１０の契約作成部１０４２は、作成者から確認者との間で契約締結の対象となる契約情報を受け付ける。
具体的に、第１ユーザは、第１ユーザ端末２０の入力装置２０６などを操作し、契約書に関する書類データを含む契約情報を作成する。書類データは、ＰＤＦ（Ｐｏｒｔａｂｌｅ Ｄｏｃｕｍｅｎｔ Ｆｏｒｍａｔ）、Ｗｏｒｄ、ＸＭＬ（ＥｘｔｅｎＳｉｂｌｅ Ｍａｒｋｕｐ Ｌａｎｇｕａｇｅ）などの任意のデータ形式の書類データを契約情報に含めることができる。
第１ユーザは、第１ユーザ端末２０の入力装置２０６などを操作し、作成した書類データ、第１ユーザＩＤ２０１１をサーバ１０へ送信する。サーバ１０の契約作成部１０４２は、受信した第１ユーザＩＤ２０１１、書類データを受け付け、それぞれ、書類テーブル１０１４の新たなレコードの作成者ＩＤ、書類データの項目に記憶する。これにより、サーバ１０の契約作成部１０４２は、新たな契約情報を書類テーブル１０１４に記憶する。
【0056】
契約情報を作成するための画面５０には、書類テーブル１０１４に記憶された書類データ５３１が表示される。
【0057】
ステップＳ１０２において、第１ユーザは、第１ユーザ端末２０の入力装置２０６などを操作し、契約情報の確認者（受信者）となるユーザを選択し特定する。本開示において、第１ユーザは、受信者として第２ユーザを選択し特定するものとする。
第１ユーザは、第１ユーザ端末２０の入力装置２０６などを操作し、確認者となる第２ユーザのメールアドレスを入力し、サーバ１０へ送信する。サーバ１０の契約作成部１０４２は、受信したメールアドレス、ステップＳ１０１において作成し、記憶した契約情報の書類ＩＤを、それぞれ確認テーブル１０１５の確認者メールアドレス、書類ＩＤの項目に記憶し、契約情報と第２ユーザのメールアドレスとを関連付けて記憶する。なお、第１ユーザは、第２ユーザの言語、アクセスコードを設定し、第２ユーザのメールアドレスと関連付けて記憶しても良い。
このとき、確認テーブル１０１５の確認順序の項目には１の値を記憶する。ステップＳ１０２において、第１ユーザは、複数の確認者となるユーザを選択し設定できるものとしても良い。この場合、選択順序に応じて、確認者となるユーザの確認順序の項目の値が１つずつインクリメントされ記憶される。これにより、後述する契約書確認処理における確認者の回覧順序が設定される。なお、回覧順序の設定は必須ではない。
第１ユーザは、第１ユーザ端末２０の入力装置２０６などを操作し、確認者となる第２ユーザのメールアドレスを入力し、サーバ１０へ送信する。サーバ１０の契約作成部１０４２は、受信したメールアドレス、ステップＳ１０１において作成し、記憶した契約情報の書類ＩＤを、それぞれ確認テーブル１０１５の確認者メールアドレス、書類ＩＤの項目に記憶し、契約情報と第２ユーザのメールアドレスとを関連付けて記憶する。なお、第１ユーザは、第２ユーザの言語、アクセスコードを設定し、第２ユーザのメールアドレスと関連付けて記憶しても良い。
このとき、確認テーブル１０１５の確認順序の項目には１の値を記憶する。ステップＳ１０２において、第１ユーザは、複数の確認者となるユーザを選択し設定できるものとしても良い。この場合、選択順序に応じて、確認者となるユーザの確認順序の項目の値が１つずつインクリメントされ記憶される。これにより、後述する契約書確認処理における確認者の回覧順序が設定される。なお、回覧順序の設定は必須ではない。
【0058】
ステップＳ１０３において、第１ユーザは、第１ユーザ端末２０の入力装置２０６などを操作し、契約情報に対する入力項目を設定する。
具体的に、第１ユーザは、第１ユーザ端末２０の入力装置２０６などを操作し、ステップＳ１０１において作成し、記憶した契約情報に対して複数の入力項目を設定する。入力項目は、印鑑データを押印する押印欄、署名データなどのテキストデータを入力する入力欄、チェック項目を選択できるチェックボックス欄、日付を入力する日付欄など任意の入力項目を設定することができる。
第１ユーザは、第１ユーザ端末２０の入力装置２０６などを操作し、入力項目を追加するリクエストをサーバ１０へ送信する。サーバ１０の契約作成部１０４２は、リクエストを受信すると、契約情報の書類ＩＤを、入力項目テーブル１０１６の新たなレコードの書類ＩＤに記憶する。これにより、新たに追加された入力項目情報が、契約情報と関連付けられ記憶される。なお、第１ユーザは、複数の入力項目情報を、契約情報と関連づけ記憶することができる。
具体的に、第１ユーザは、第１ユーザ端末２０の入力装置２０６などを操作し、ステップＳ１０１において作成し、記憶した契約情報に対して複数の入力項目を設定する。入力項目は、印鑑データを押印する押印欄、署名データなどのテキストデータを入力する入力欄、チェック項目を選択できるチェックボックス欄、日付を入力する日付欄など任意の入力項目を設定することができる。
第１ユーザは、第１ユーザ端末２０の入力装置２０６などを操作し、入力項目を追加するリクエストをサーバ１０へ送信する。サーバ１０の契約作成部１０４２は、リクエストを受信すると、契約情報の書類ＩＤを、入力項目テーブル１０１６の新たなレコードの書類ＩＤに記憶する。これにより、新たに追加された入力項目情報が、契約情報と関連付けられ記憶される。なお、第１ユーザは、複数の入力項目情報を、契約情報と関連づけ記憶することができる。
【0059】
ステップＳ１０４において、第１ユーザは、追加するそれぞれの入力項目に対して入力規則を設定する。第１ユーザは、第１ユーザ端末２０の入力装置２０６などを操作することにより、ステップＳ１０３において設定した入力項目情報ごとの入力規則を指定し、サーバ１０へ送信する。サーバ１０の契約作成部１０４２は、受信した入力規則を、入力項目テーブル１０１６のそれぞれの入力項目情報のレコードの入力規則の項目に記憶する。これにより、入力項目ごとの入力規則を設定することができる。
【0060】
ステップＳ１０５において、サーバ１０の契約作成部１０４２は、第１ユーザが入力した複数の入力項目に対する入力データを受け付ける。
具体的に、第１ユーザは、第１ユーザ端末２０の入力装置２０６などを操作することにより、ステップＳ１０４において設定した入力項目ごとに入力データを入力する。例えば、第１ユーザは、管理番号が設定された入力項目に、自身が所属するグループにおける整理番号などの契約情報を管理するための番号の入力データを入力しても良い。第１ユーザは、契約締結日が設定された入力項目に、当該契約情報の契約締結日の日付の入力データを入力しても良い。第１ユーザは、入力項目への入力データの入力が完了したら、サーバ１０へ入力項目ごとの入力項目ＩＤ、入力データを送信する。
サーバ１０の契約作成部１０４２は、入力項目ごとの入力項目ＩＤ、入力データを受信し、受け付ける。サーバ１０の契約作成部１０４２は、受信した入力項目ＩＤで特定される入力項目テーブル１０１６の入力項目情報の入力データの項目に、受信した入力データを記憶する。これにより、第１ユーザが入力した入力データが、入力項目テーブル１０１６に記憶される。
具体的に、第１ユーザは、第１ユーザ端末２０の入力装置２０６などを操作することにより、ステップＳ１０４において設定した入力項目ごとに入力データを入力する。例えば、第１ユーザは、管理番号が設定された入力項目に、自身が所属するグループにおける整理番号などの契約情報を管理するための番号の入力データを入力しても良い。第１ユーザは、契約締結日が設定された入力項目に、当該契約情報の契約締結日の日付の入力データを入力しても良い。第１ユーザは、入力項目への入力データの入力が完了したら、サーバ１０へ入力項目ごとの入力項目ＩＤ、入力データを送信する。
サーバ１０の契約作成部１０４２は、入力項目ごとの入力項目ＩＤ、入力データを受信し、受け付ける。サーバ１０の契約作成部１０４２は、受信した入力項目ＩＤで特定される入力項目テーブル１０１６の入力項目情報の入力データの項目に、受信した入力データを記憶する。これにより、第１ユーザが入力した入力データが、入力項目テーブル１０１６に記憶される。
【0061】
サーバ１０の契約作成部１０４２は、第１ユーザから、第２ユーザに対して契約情報に対する契約締結を依頼する指示を受け付ける。
具体的に、第１ユーザは、第１ユーザ端末２０の入力装置２０６を操作し、契約情報を作成するための画面５０に、表示された送信ボタン５４０を押下することにより、契約情報を送信するリクエストをサーバ１０へ送信する。
具体的に、第１ユーザは、第１ユーザ端末２０の入力装置２０６を操作し、契約情報を作成するための画面５０に、表示された送信ボタン５４０を押下することにより、契約情報を送信するリクエストをサーバ１０へ送信する。
【0062】
ステップＳ１０６において、サーバ１０の契約作成部１０４２は、第１ユーザから契約情報の確認依頼が送信されたことを通知するメッセージを第２ユーザへ送信する。具体的に、サーバ１０の契約作成部１０４２は、確認テーブル１０１５の確認順序の項目を検索し、確認順序の項目に記憶された値が最も小さい最初の確認者となるユーザ（第１確認ユーザ）を特定する。本開示において第１確認ユーザは、一例として、第２ユーザとする。サーバ１０の契約作成部１０４２は、第２ユーザのメールアドレスへ、第１ユーザから契約情報の確認依頼が送信されたことを通知するメッセージをメールなどの連絡手段にて送信する。
第２ユーザへ通知するメッセージには、契約情報を特定するための書類ＩＤを含むＵＲＬ（Ｕｎｉｆｏｒｍ ＲｅＳｏｕｒｃｅ Ｌｏｃａｔｏｒ）の情報を含める。ＵＲＬは、書類ＩＤを直接含んでも良いし、書類ＩＤに対し任意の暗号化を行った文字列、その他、不図示のテーブルを参照して書類ＩＤを特定可能な文字列などの情報を含んでも良い。また、ＵＲＬには第２ユーザを特定するための情報を含めても良い。例えば、第２ユーザが本開示にかかるサービスにユーザ登録していない場合には、ＵＲＬに第２ユーザを特定するための情報を含める必要がある。
第２ユーザへ通知するメッセージには、契約情報を特定するための書類ＩＤを含むＵＲＬ（Ｕｎｉｆｏｒｍ ＲｅＳｏｕｒｃｅ Ｌｏｃａｔｏｒ）の情報を含める。ＵＲＬは、書類ＩＤを直接含んでも良いし、書類ＩＤに対し任意の暗号化を行った文字列、その他、不図示のテーブルを参照して書類ＩＤを特定可能な文字列などの情報を含んでも良い。また、ＵＲＬには第２ユーザを特定するための情報を含めても良い。例えば、第２ユーザが本開示にかかるサービスにユーザ登録していない場合には、ＵＲＬに第２ユーザを特定するための情報を含める必要がある。
【0063】
第１ユーザは、第２ユーザに対してアクセスコードを設定した場合は、別途メールなどの手段によりアクセスコードを第２ユーザに対して伝える。これにより、第２ユーザへ通知されるメッセージが第三者に取得された場合においても、第三者はアクセスコードを入手しない限り契約書確認処理を実行することができない。
【0064】
図１９は、第２ユーザ端末３０に通知されるメッセージを示す画面例である。第２ユーザ端末３０のディスプレイ３０８１に表示される、メッセージ画面６０には、メッセージ６１、契約情報を特定するための書類ＩＤを含むＵＲＬ６２の情報が含まれる。
【0065】
＜変形例＞
第１ユーザは、ステップＳ１０２において複数の確認者を選択し設定する場合には、複数の確認者のそれぞれに対して、ステップＳ１０３において異なる入力項目情報をそれぞれに独立して設定できる構成としても構わない。例えば、第１ユーザが、確認者として第２ユーザ、第９ユーザの２人のユーザを設定する場合に、契約開始日、契約終了日の入力項目を第２ユーザに対して設定し、契約締結日の入力項目を第９ユーザに対して設定しても良い。この場合、後述する契約書確認処理において、第２ユーザは、契約開始日、契約終了日の入力項目に対して入力データを入力できるが、契約締結日の入力項目に対しては入力データを入力することができない。一方、第９ユーザは、契約開始日、契約終了日の入力項目に対して入力データを入力できないが、契約締結日の入力項目に対しては入力データを入力することができる。１つの入力項目情報に対して、複数の確認者を重複して選択し設定できる構成としても構わない。
第１ユーザは、ステップＳ１０２において複数の確認者を選択し設定する場合には、複数の確認者のそれぞれに対して、ステップＳ１０３において異なる入力項目情報をそれぞれに独立して設定できる構成としても構わない。例えば、第１ユーザが、確認者として第２ユーザ、第９ユーザの２人のユーザを設定する場合に、契約開始日、契約終了日の入力項目を第２ユーザに対して設定し、契約締結日の入力項目を第９ユーザに対して設定しても良い。この場合、後述する契約書確認処理において、第２ユーザは、契約開始日、契約終了日の入力項目に対して入力データを入力できるが、契約締結日の入力項目に対しては入力データを入力することができない。一方、第９ユーザは、契約開始日、契約終了日の入力項目に対して入力データを入力できないが、契約締結日の入力項目に対しては入力データを入力することができる。１つの入力項目情報に対して、複数の確認者を重複して選択し設定できる構成としても構わない。
【0066】
契約情報を作成するための画面５０には、描画オブジェクトとして入力項目５３２、５３３、５３４が描画される。入力項目５３２、５３３には、割当として、入力項目を入力することが選択し設定されたユーザのユーザ識別情報「ＵＳＥＲ－Ｂ」、入力項目の種別として「テキスト」という項目が描画されている。押印に関する入力項目５３４には、割当として、押印することが選択し設定されたユーザのユーザ識別情報「ＵＳＥＲ－Ｃ」、入力項目の種別として「印」という項目が描画されている。
【0067】
＜契約書確認処理＞
契約書確認処理は、確認者が、作成者から受信した電子契約情報の内容を確認する処理である。
契約書確認処理は、確認者が、作成者から受信した電子契約情報の内容を確認する処理である。
【0068】
＜契約書確認処理の概要＞
契約書確認処理は、確認者からのアクセスを受け付け、契約情報を表示する確認画面を確認者に対して提示し、確認者から入力項目に対する入力データを受け付け、確認者から契約情報の確認に関するデータを受け付ける一連の処理である。
契約書確認処理は、確認者からのアクセスを受け付け、契約情報を表示する確認画面を確認者に対して提示し、確認者から入力項目に対する入力データを受け付け、確認者から契約情報の確認に関するデータを受け付ける一連の処理である。
【0069】
＜契約書確認処理の詳細＞
ステップＳ３０１において、確認者となる第２ユーザは、第２ユーザ端末３０の入力装置３０６などを操作して受信したメッセージに記載されたＵＲＬを選択することにより、第２ユーザ端末３０のブラウザアプリケーションにより当該ＵＲＬにより指定されたウェブページを開くことができる。これにより、第２ユーザ端末３０は、契約書確認処理を実行させるためのリクエストをサーバ１０へ送信する。
ステップＳ３０１において、確認者となる第２ユーザは、第２ユーザ端末３０の入力装置３０６などを操作して受信したメッセージに記載されたＵＲＬを選択することにより、第２ユーザ端末３０のブラウザアプリケーションにより当該ＵＲＬにより指定されたウェブページを開くことができる。これにより、第２ユーザ端末３０は、契約書確認処理を実行させるためのリクエストをサーバ１０へ送信する。
【0070】
確認テーブル１０１５の第２ユーザのレコードにアクセスコードの項目が記憶されている場合には、第２ユーザに対してアクセスコードの入力を要求し、当該入力されたアクセスコードと確認テーブル１０１５の第２ユーザのレコードに記憶されたアクセスコードとを照合することにより、第２ユーザに対する認証処理を実行することができる。
具体的に、サーバ１０は、アクセスコードを認証するための入力画面を第２ユーザ端末３０へ送信する。第２ユーザは、第２ユーザ端末３０の入力装置３０６を操作し、アクセスコードを入力しサーバ１０へ送信する。サーバ１０の契約確認部１０４３は、受信したアクセスコードと、確認テーブル１０１５の第２ユーザのレコードに記憶されたアクセスコードとが一致するか否かを判定し、一致する場合は契約書確認処理を継続する。一方、一致しない場合には、契約書確認処理を中止する。なお、アクセスコードによる認証処理は省略しても構わない。
具体的に、サーバ１０は、アクセスコードを認証するための入力画面を第２ユーザ端末３０へ送信する。第２ユーザは、第２ユーザ端末３０の入力装置３０６を操作し、アクセスコードを入力しサーバ１０へ送信する。サーバ１０の契約確認部１０４３は、受信したアクセスコードと、確認テーブル１０１５の第２ユーザのレコードに記憶されたアクセスコードとが一致するか否かを判定し、一致する場合は契約書確認処理を継続する。一方、一致しない場合には、契約書確認処理を中止する。なお、アクセスコードによる認証処理は省略しても構わない。
【0071】
サーバ１０の契約確認部１０４３は、受信したリクエストに含まれる書類ＩＤに基づき、書類テーブル１０１４の書類ＩＤの項目を検索し、契約情報を取得する。サーバ１０の契約確認部１０４３は、受信したリクエストに含まれる書類ＩＤに基づき、確認テーブル１０１５の書類ＩＤの項目を検索し、確認者情報を取得する。サーバ１０の契約確認部１０４３は、受信したリクエストに含まれる書類ＩＤに基づき、入力項目テーブル１０１６の書類ＩＤの項目を検索し、契約情報に関連づけられた入力項目情報を取得する。
【0072】
ステップＳ３０２において、サーバ１０の契約確認部１０４３は、第２ユーザを特定し、第２ユーザの承認権限情報を取得する。第２ユーザは、第２ユーザ端末３０から受信したリクエストに含まれる第２ユーザＩＤ３０１１に基づき特定しても良いし、ＵＲＬに含まれる第２ユーザを識別するための識別情報に基づき特定しても良い。第２ユーザが本開示にかかるサービスにユーザ登録していない場合には、ＵＲＬから第２ユーザを特定する必要がある。例えば、ＵＲＬには第２ユーザを特定する情報として第２ユーザのメールアドレス、ユーザＩＤなどが含まれていても良い。
【0073】
サーバ１０の契約確認部１０４３は、特定された第２ユーザのユーザ識別情報に基づき、ユーザテーブル１０１２のユーザＩＤの項目を検索し、第２ユーザの承認権限の項目を取得する。なお、本開示において、第２ユーザの承認権限はユーザテーブル１０１２に記憶される構成としたが、第２ユーザの承認権限は第２ユーザが所属するグループごとに記憶されていても良いし、契約情報ごと、契約情報種別ごとに記憶されても構わない。サーバ１０の契約確認部１０４３は、対象となる契約情報に対し、第２ユーザの承認権限情報を取得する。
また、第２ユーザが本開示にかかるサービスにユーザ登録していない場合は、第２ユーザを、承認権限を有さないユーザとみなして処理を実行しても良い。
また、第２ユーザが本開示にかかるサービスにユーザ登録していない場合は、第２ユーザを、承認権限を有さないユーザとみなして処理を実行しても良い。
【0074】
ステップＳ３０３において、サーバ１０の契約確認部１０４３は、取得した契約情報、確認者情報（第２ユーザを特定する情報）、入力項目情報、確認者の承認権限情報に基づき、確認画面を生成し第２ユーザ端末３０に送信する。
【0075】
具体的に、第２ユーザ端末３０のディスプレイ３０８１は、第２ユーザに対して、契約情報を承認する操作を受け付ける確認画面を提示する。第２ユーザは、第２ユーザ端末３０のディスプレイ３０８１に表示された契約情報を確認し承認する。
なお、第２ユーザに提示される確認画面は、確認テーブル１０１５の第２ユーザのレコードの言語データの項目に記憶された言語情報に基づき、確認者に対して指定された言語表記で第２ユーザに対して提示する構成としても良い。
なお、第２ユーザに提示される確認画面は、確認テーブル１０１５の第２ユーザのレコードの言語データの項目に記憶された言語情報に基づき、確認者に対して指定された言語表記で第２ユーザに対して提示する構成としても良い。
【0076】
図２０は、契約書確認処理の動作を示す確認画面の画面例である。第２ユーザ端末３０のディスプレイ３０８１に表示される、契約情報を承認するための確認画面７０には、現在の契約情報の作成状況を示すステータス７１０、契約情報表示エリア７３０、書類データ７３１、入力項目７３２、７３３、７３４、７３５、７３６、同意ボタン７４０が表示される。
【0077】
具体的に、サーバ１０の契約確認部１０４３は、ステップＳ３０２において取得した第２ユーザの承認権限情報に、契約締結を承認する権限を有する情報が記憶されている場合は、第２ユーザが受け付けた契約情報の契約締結を承認することができるユーザと判定し、第２ユーザに対して確認画面を提示しステップＳ３０４に進む。
【0078】
一方、第２ユーザが、受け付けた契約情報の契約締結を承認することができないユーザである場合は、契約書確認処理を終了する。
【0079】
ステップＳ３０４において、サーバ１０の契約確認部１０４３は、契約情報の１または複数の入力項目に対する入力を受け付ける。
具体的に、第２ユーザは、第２ユーザ端末３０の入力装置３０６などを操作し、契約情報に設定された入力項目７３２、７３３、７３４、７３５に対し入力データを入力する。なお、本開示においては入力項目７３６に対しては、第２ユーザによる入力が割当られていないため、第２ユーザは入力データを入力できないことが視覚的に識別可能に表示される。
具体的に、第２ユーザは、第２ユーザ端末３０の入力装置３０６などを操作し、契約情報に設定された入力項目７３２、７３３、７３４、７３５に対し入力データを入力する。なお、本開示においては入力項目７３６に対しては、第２ユーザによる入力が割当られていないため、第２ユーザは入力データを入力できないことが視覚的に識別可能に表示される。
【0080】
ステップＳ３０５において、サーバ１０の契約確認部１０４３は、第２ユーザから、第１ユーザから受け付けた契約情報の契約締結に同意し承認する指示を受け付ける。
第２ユーザは、第２ユーザ端末３０のディスプレイ３０８１に表示された契約情報および入力データを確認し、内容に同意また承諾する場合には、第２ユーザ端末３０の入力装置３０６などを操作し、契約情報を確認するための確認画面７０に、表示された同意ボタン７４０を押下することにより、書類ＩＤ、第２ユーザを特定する情報、ステップＳ３０５において入力した入力項目ごとの入力データを含むリクエストをサーバ１０へ送信する処理を実行させる。第２ユーザを特定する情報は、第２ユーザＩＤ３０１１でも構わない。
サーバ１０の契約確認部１０４３は、受信したリクエストに基づき第２ユーザが契約情報を確認したことを示す情報を記憶する。具体的に、サーバ１０の契約確認部１０４３は、受信した書類ＩＤ、第２ユーザを特定する情報に基づき、確認テーブル１０１５を検索し、当該レコードの確認フラグの項目にＴｒｕｅの値を記憶する。例えば、第２ユーザを特定する情報がメールアドレスである場合には、確認テーブル１０１５の書類ＩＤ、確認者メールアドレスの項目を検索し、当該レコードの確認フラグの項目にＴｒｕｅの値を記憶する。第２ユーザを特定する情報がユーザ識別情報である場合には、ユーザテーブル１０１２のユーザＩＤの項目を検索することにより特定される第２ユーザのメールアドレスに基づき、確認テーブル１０１５の書類ＩＤ、確認者メールアドレスの項目を検索し、当該レコードの確認フラグの項目にＴｒｕｅの値を記憶する。
サーバ１０の契約確認部１０４３は、受信した入力データを、当該入力データと関連付けられた入力項目ＩＤで特定される入力項目テーブル１０１６の入力データの項目に記憶する。これにより、ステップＳ３０５において、第２ユーザにより入力された入力データが、入力項目テーブル１０１６の入力項目情報として記憶される。
第２ユーザは、第２ユーザ端末３０のディスプレイ３０８１に表示された契約情報および入力データを確認し、内容に同意また承諾する場合には、第２ユーザ端末３０の入力装置３０６などを操作し、契約情報を確認するための確認画面７０に、表示された同意ボタン７４０を押下することにより、書類ＩＤ、第２ユーザを特定する情報、ステップＳ３０５において入力した入力項目ごとの入力データを含むリクエストをサーバ１０へ送信する処理を実行させる。第２ユーザを特定する情報は、第２ユーザＩＤ３０１１でも構わない。
サーバ１０の契約確認部１０４３は、受信したリクエストに基づき第２ユーザが契約情報を確認したことを示す情報を記憶する。具体的に、サーバ１０の契約確認部１０４３は、受信した書類ＩＤ、第２ユーザを特定する情報に基づき、確認テーブル１０１５を検索し、当該レコードの確認フラグの項目にＴｒｕｅの値を記憶する。例えば、第２ユーザを特定する情報がメールアドレスである場合には、確認テーブル１０１５の書類ＩＤ、確認者メールアドレスの項目を検索し、当該レコードの確認フラグの項目にＴｒｕｅの値を記憶する。第２ユーザを特定する情報がユーザ識別情報である場合には、ユーザテーブル１０１２のユーザＩＤの項目を検索することにより特定される第２ユーザのメールアドレスに基づき、確認テーブル１０１５の書類ＩＤ、確認者メールアドレスの項目を検索し、当該レコードの確認フラグの項目にＴｒｕｅの値を記憶する。
サーバ１０の契約確認部１０４３は、受信した入力データを、当該入力データと関連付けられた入力項目ＩＤで特定される入力項目テーブル１０１６の入力データの項目に記憶する。これにより、ステップＳ３０５において、第２ユーザにより入力された入力データが、入力項目テーブル１０１６の入力項目情報として記憶される。
【0081】
サーバ１０の契約確認部１０４３は、すべての承認権限を有する確認者による契約書確認処理が実行されたことを判定する。具体的に、サーバ１０の契約確認部１０４３は、確認テーブル１０１５において、承認権限を有する確認者のレコードの確認フラグにＴｒｕｅの値が記憶されている場合に、すべての承認権限を有する確認者による契約書確認処理が実行されたと判定する。つまり、承認権限を有さない確認者のレコードの確認フラグの値は無視して判定を行う。
サーバ１０の契約確認部１０４３は、すべての承認権限を有する確認者による契約書確認処理が実行されると、契約書確認処理が完了したことを通知するメッセージを第１ユーザへ送信する。なお、同様に、サーバ１０の契約確認部１０４３は、契約書確認処理が完了したことを通知するメッセージを第２ユーザへ送信しても良い。
サーバ１０の契約確認部１０４３は、すべての承認権限を有する確認者による契約書確認処理が実行されると、契約書確認処理が完了したことを通知するメッセージを第１ユーザへ送信する。なお、同様に、サーバ１０の契約確認部１０４３は、契約書確認処理が完了したことを通知するメッセージを第２ユーザへ送信しても良い。
【0082】
具体的に、サーバ１０の契約確認部１０４３は、第１ユーザのメールアドレスへ、第２ユーザが契約情報の確認を完了したことを通知するメッセージをメールなどの連絡手段にて送信する。つまり、第１ユーザに対して、第２ユーザにより契約締結の承認がなされたことを通知する。これにより、第１ユーザは、第２ユーザとの間で契約締結が完了したことを知ることができる。
第１ユーザへ通知するメッセージには、契約情報を特定するための書類ＩＤを含むエンドポイントであるＵＲＬの情報を含めても良い。
第１ユーザへ通知するメッセージには、契約情報を特定するための書類ＩＤを含むエンドポイントであるＵＲＬの情報を含めても良い。
【0083】
図２１は、第１ユーザ端末２０に通知されるメッセージを示す画面例である。第１ユーザ端末２０のディスプレイ２０８１に表示される、メッセージ画面８０には、メッセージ８１、契約情報を特定するための書類ＩＤを含むＵＲＬ８２の情報が含まれる。
【0084】
同様に、サーバ１０の契約確認部１０４３は、不図示のチャットサービス等を用いて、第２ユーザが契約情報の確認を完了したことを通知するメッセージに、第１ユーザへのメンションを含めて送信しても良い。つまり、第１ユーザに対して、チャットサービスを介して、第２ユーザにより契約締結の承認がなされたことを通知する。これにより、第１ユーザは、第２ユーザとの間で契約締結が完了したことを知ることができる。
第１ユーザへ通知するメッセージには、契約情報を特定するための書類ＩＤを含むエンドポイントであるＵＲＬの情報を含めても良い。
第１ユーザへ通知するメッセージには、契約情報を特定するための書類ＩＤを含むエンドポイントであるＵＲＬの情報を含めても良い。
【0085】
第１ユーザは、第１ユーザ端末２０のブラウザアプリケーションにより、受信したメッセージに含まれるＵＲＬにより指定されたウェブページを開くことができる。第１ユーザ端末２０は、契約情報を参照し、照会するためのリクエストをサーバ１０へ送信する。サーバ１０の契約確認部１０４３は、契約情報を参照し、照会するためのウェブページを生成し第１ユーザ端末２０へ送信する。第１ユーザは、第１ユーザ端末２０のディスプレイ２０８１に表示された、ウェブページ画面から、契約情報に含まれる書類データをダウンロード等により取得することができる。
【0086】
サーバ１０の契約確認部１０４３は、複数のユーザが確認者として設定されている場合には、最後に契約書確認処理を実行したユーザ以外の確認者にかかるユーザへ契約書確認処理が完了したことを通知するメッセージを送信しても良い。これにより、確認者にかかるユーザも、すべての確認者により契約書確認処理の実行が完了したことの通知を受けることができる。
また、サーバ１０の契約確認部１０４３は、複数の確認者が所属するグループにおいて管理者に相当する権限を有するユーザへ契約書確認処理が完了したことを通知するメッセージを送信しても良い。
なお、メッセージは、メール、チャットサービス等を介して送信しても良い。
これにより、確認者にかかるユーザが所属するグループにおける管理者が、契約書確認処理の実行が完了したことの通知を受けることができる。
また、サーバ１０の契約確認部１０４３は、複数の確認者が所属するグループにおいて管理者に相当する権限を有するユーザへ契約書確認処理が完了したことを通知するメッセージを送信しても良い。
なお、メッセージは、メール、チャットサービス等を介して送信しても良い。
これにより、確認者にかかるユーザが所属するグループにおける管理者が、契約書確認処理の実行が完了したことの通知を受けることができる。
【0087】
具体的に、サーバ１０の契約確認部１０４３は、ユーザＩＤまたはメールアドレスに基づきユーザテーブル１０１２の、ユーザＩＤまたはメールアドレスの項目を検索することにより、グループＩＤの項目を取得する。サーバ１０の契約確認部１０４３は、取得したグループＩＤの項目に基づき、グループテーブル１０１３のグループＩＤの項目を検索し、管理者ＩＤの項目を取得し、管理者ＩＤに基づき、管理者に相当する権限を有するユーザをユーザテーブル１０１２のユーザＩＤを検索することにより特定し、契約書確認処理が完了したことを通知するメッセージを送信する。
【0088】
＜電子署名処理＞
ステップＳ３０５に、電子署名処理を含めても良い。サーバ１０の契約確認部１０４３は、ステップＳ３０５において第２ユーザから受け付けた契約締結を承認する指示に応じて、第１ユーザから受け付けた契約情報に、契約情報の契約締結が承認されたことを示す電子署名を付与して記憶する。
具体的に、サーバ１０の契約確認部１０４３は、受信したリクエストに基づき、契約情報に対し、電子署名を付与し記憶する。サーバ１０の契約確認部１０４３は、書類ＩＤに基づき、書類テーブル１０１４の書類ＩＤの項目を検索し、契約情報を取得する。
サーバ１０の契約確認部１０４３は、取得した契約情報に電子署名を付与し、書類テーブル１０１４の書類データの項目に記憶する。なお、サーバ１０の契約確認部１０４３は、電子署名を付与した契約情報により書類データの項目を更新（上書き）しても良いし、電子署名付与前の契約情報を別途不図示の記憶装置に記憶しても構わない。
サーバ１０の契約確認部１０４３は、電子署名に、書類ＩＤ、第１ユーザのメールアドレス、第２ユーザのメールアドレス、承認日時、確認日時、承認日時の認証方法、確認日時の認証方法、入力項目ごとの入力データの値、第１ユーザ、第２ユーザの同意（承認）、タイムスタンプなどのいずれかの情報を含めても良い。
これにより、サーバ１０の契約確認部１０４３は、契約情報に第２ユーザが契約情報の契約締結を承認したことを示す電子署名を付与して記憶する。契約情報に対する第三者によるなりすましや改ざんを防ぐことができる。
ステップＳ３０５に、電子署名処理を含めても良い。サーバ１０の契約確認部１０４３は、ステップＳ３０５において第２ユーザから受け付けた契約締結を承認する指示に応じて、第１ユーザから受け付けた契約情報に、契約情報の契約締結が承認されたことを示す電子署名を付与して記憶する。
具体的に、サーバ１０の契約確認部１０４３は、受信したリクエストに基づき、契約情報に対し、電子署名を付与し記憶する。サーバ１０の契約確認部１０４３は、書類ＩＤに基づき、書類テーブル１０１４の書類ＩＤの項目を検索し、契約情報を取得する。
サーバ１０の契約確認部１０４３は、取得した契約情報に電子署名を付与し、書類テーブル１０１４の書類データの項目に記憶する。なお、サーバ１０の契約確認部１０４３は、電子署名を付与した契約情報により書類データの項目を更新（上書き）しても良いし、電子署名付与前の契約情報を別途不図示の記憶装置に記憶しても構わない。
サーバ１０の契約確認部１０４３は、電子署名に、書類ＩＤ、第１ユーザのメールアドレス、第２ユーザのメールアドレス、承認日時、確認日時、承認日時の認証方法、確認日時の認証方法、入力項目ごとの入力データの値、第１ユーザ、第２ユーザの同意（承認）、タイムスタンプなどのいずれかの情報を含めても良い。
これにより、サーバ１０の契約確認部１０４３は、契約情報に第２ユーザが契約情報の契約締結を承認したことを示す電子署名を付与して記憶する。契約情報に対する第三者によるなりすましや改ざんを防ぐことができる。
【0089】
契約書管理処理（第一実施例）、契約書管理処理（第二実施例）、契約書管理処理（第三実施例）を以下の通り説明する。なお、本開示においては、一例として第１ユーザによる契約書管理処理を例示するが、契約書管理処理は第２ユーザも、第１ユーザと同様に実行することが可能である。
【0090】
＜契約書管理処理（第一実施例）＞
契約書管理処理（第一実施例）は、外部の電子契約サービスに記憶された契約情報を取得し、記憶、管理する処理である。
契約書管理処理（第一実施例）は、外部の電子契約サービスに記憶された契約情報を取得し、記憶、管理する処理である。
【0091】
＜契約書管理処理（第一実施例）の概要＞
契約書管理処理（第一実施例）は、外部の電子契約サービスにおいて契約締結が完了したことを示すメールを受信し、当該メールに基づき契約情報を特定するためのエンドポイントを受け付け、ユーザを特定し、外部サーバから契約情報を取得し、当該契約情報を関連づけるキャビネットを特定し、当該キャビネットと契約情報とを関連づけて記憶する一連の処理である。なお、メールは電子メールの他に、ＳＭＳ（Ｓｈｏｒｔ Ｍｅｓｓａｇｅ Ｓｅｒｖｉｃｅ）等の、電話番号を宛先として介されるメッセージサービスも含む。
契約書管理処理（第一実施例）は、外部の電子契約サービスにおいて契約締結が完了したことを示すメールを受信し、当該メールに基づき契約情報を特定するためのエンドポイントを受け付け、ユーザを特定し、外部サーバから契約情報を取得し、当該契約情報を関連づけるキャビネットを特定し、当該キャビネットと契約情報とを関連づけて記憶する一連の処理である。なお、メールは電子メールの他に、ＳＭＳ（Ｓｈｏｒｔ Ｍｅｓｓａｇｅ Ｓｅｒｖｉｃｅ）等の、電話番号を宛先として介されるメッセージサービスも含む。
【0092】
＜契約書管理処理（第一実施例）の詳細＞
以下に、契約書管理処理（第一実施例）の詳細を説明する。
以下に、契約書管理処理（第一実施例）の詳細を説明する。
【0093】
ステップＳ５０１において、第１ユーザは、第１ユーザ端末２０の入力装置２０６などを操作することにより、契約書確認処理のステップＳ３０５において外部サーバ４０から受信した契約書確認処理が完了したことを通知するメッセージを含むメールを、本開示にかかる契約書管理処理を実行するための所定のメールアドレスへ転送する。
なお、第１ユーザは、外部サーバ４０において、契約書確認処理のステップＳ３０５において外部サーバ４０から送信される、契約書確認処理が完了したことを通知するメッセージを含むメールの宛先に、契約書管理処理を実行するための所定のメールアドレスを含めるよう事前に設定しても良い。このように設定することにより、第１ユーザは、メール転送作業を行うことなしに、契約書管理処理を実行するための所定のメールアドレスへ、契約書確認処理が完了したことを通知するメッセージを含むメールを送信することができる。これにより、第１ユーザによるメール転送忘れを防ぐことができる。
サーバ１０の契約管理部１０４４は、第１ユーザから、契約書管理処理を実行するための所定のメールアドレスを介してメールを受信する。具体的に、サーバ１０の契約管理部１０４４は、契約書管理処理を実行するための所定のメールアドレスを管理するメールサーバにアクセスし、メールを受信する。
なお、第１ユーザは、外部サーバ４０において、契約書確認処理のステップＳ３０５において外部サーバ４０から送信される、契約書確認処理が完了したことを通知するメッセージを含むメールの宛先に、契約書管理処理を実行するための所定のメールアドレスを含めるよう事前に設定しても良い。このように設定することにより、第１ユーザは、メール転送作業を行うことなしに、契約書管理処理を実行するための所定のメールアドレスへ、契約書確認処理が完了したことを通知するメッセージを含むメールを送信することができる。これにより、第１ユーザによるメール転送忘れを防ぐことができる。
サーバ１０の契約管理部１０４４は、第１ユーザから、契約書管理処理を実行するための所定のメールアドレスを介してメールを受信する。具体的に、サーバ１０の契約管理部１０４４は、契約書管理処理を実行するための所定のメールアドレスを管理するメールサーバにアクセスし、メールを受信する。
【0094】
また、第１ユーザは、契約書確認処理のステップＳ３０５において外部サーバ４０から受信した契約書確認処理が完了したことを通知するメッセージを含むメールを、第１ユーザが所属する組織、会社等が管理するメールサーバ等のメールアドレスへ転送しても良い。具体的に、第１ユーザが所属する組織、会社等が予め設定した、組織、会社等のドメイン名を有するメールアドレスへ転送しても良い。
これにより、第１ユーザが所属する組織、会社等において社外へのメール転送に制限が課されている場合においても、第１ユーザは外部サーバ４０から受信した契約書確認処理が完了したことを通知するメッセージを含むメールを、転送することができる。
この場合、サーバ１０の契約管理部１０４４は、第１ユーザが所属する組織、会社等が管理するメールサーバにアクセスし、メールを受信することができる。
これにより、第１ユーザが所属する組織、会社等において社外へのメール転送に制限が課されている場合においても、第１ユーザは外部サーバ４０から受信した契約書確認処理が完了したことを通知するメッセージを含むメールを、転送することができる。
この場合、サーバ１０の契約管理部１０４４は、第１ユーザが所属する組織、会社等が管理するメールサーバにアクセスし、メールを受信することができる。
【0095】
ステップＳ５０２において、サーバ１０の契約管理部１０４４は、外部の契約締結サービスに記憶された契約情報を特定するためのエンドポイントを含むリクエストを受け付ける受付ステップを実行する。受付ステップは、ユーザから、外部の契約締結サービスに記憶された契約情報を特定するためのエンドポイントを受け付けるステップを実行する。受付ステップは、ユーザから、エンドポイントが記載された電子メールを受信することにより、エンドポイントを含むリクエストを受け付けるステップを実行する。
具体的に、サーバ１０の契約管理部１０４４は、ステップＳ５０１において受信したメールに含まれるメッセージを解析し、メッセージに含まれる外部サーバ４０において所定の契約情報を特定するための書類ＩＤを含むＵＲＬ８２を特定し受け付ける。
サーバ１０の契約管理部１０４４は、正規表現等のパターンマッチング、任意の機械学習、深層学習モデル等を用いて、受信したメールに含まれるメッセージを入力データとして、契約情報を特定するための書類ＩＤを含むＵＲＬ８２を出力データとして取得し、受け付けることができる。
具体的に、サーバ１０の契約管理部１０４４は、ステップＳ５０１において受信したメールに含まれるメッセージを解析し、メッセージに含まれる外部サーバ４０において所定の契約情報を特定するための書類ＩＤを含むＵＲＬ８２を特定し受け付ける。
サーバ１０の契約管理部１０４４は、正規表現等のパターンマッチング、任意の機械学習、深層学習モデル等を用いて、受信したメールに含まれるメッセージを入力データとして、契約情報を特定するための書類ＩＤを含むＵＲＬ８２を出力データとして取得し、受け付けることができる。
【0096】
なお、受付ステップは、ユーザから、ユーザが所属する組織または会社のドメイン名を有するメールアドレスを介して、エンドポイントが記載された電子メールを受信することにより、エンドポイントを含むリクエストを受け付けるステップを実行しても良い。
【0097】
ステップＳ５０３において、サーバ１０の契約管理部１０４４は、受付ステップにおいて受け付けたエンドポイントへアクセスするためのアクセス権限情報を取得する権限取得ステップを実行する。
【0098】
具体的に、サーバ１０の契約管理部１０４４は、ステップＳ５０１において受信したメールの送信元のメールアドレスに基づき、ユーザテーブル１０１２のメールアドレスの項目を検索し、ユーザＩＤを取得することにより、ステップＳ５０１においてメールの転送を行った第１ユーザを特定する。
サーバ１０の契約管理部１０４４は、ステップＳ５０２において特定したエンドポイントに第１ユーザＩＤを特定するための文字列が含まれている場合には、当該文字列などに基づき、ステップＳ５０１においてメールの転送を行った第１ユーザを特定しても良い。
サーバ１０の契約管理部１０４４は、ステップＳ５０１において受信したメールの件名、本文、ヘッダ情報等のメール情報に第１ユーザＩＤを特定するための文字列が含まれている場合には、当該文字列などに基づき、ステップＳ５０１においてメールの転送を行った第１ユーザを特定しても良い。
また、サーバ１０の契約管理部１０４４は、ステップＳ５０１において受信したメールの件名、本文、ヘッダ情報等のメール情報に基づき、外部サーバ４０により提供される外部の電子契約サービスのサービス識別情報であるサービスＩＤを特定する。
サーバ１０の契約管理部１０４４は、ステップＳ５０２において特定したエンドポイントにサービスＩＤを特定するための文字列が含まれている場合には、当該文字列などに基づき、外部サーバ４０により提供される外部の電子契約サービスのサービス識別情報であるサービスＩＤを特定しても良い。
サーバ１０の契約管理部１０４４は、ステップＳ５０２において特定したエンドポイントに第１ユーザＩＤを特定するための文字列が含まれている場合には、当該文字列などに基づき、ステップＳ５０１においてメールの転送を行った第１ユーザを特定しても良い。
サーバ１０の契約管理部１０４４は、ステップＳ５０１において受信したメールの件名、本文、ヘッダ情報等のメール情報に第１ユーザＩＤを特定するための文字列が含まれている場合には、当該文字列などに基づき、ステップＳ５０１においてメールの転送を行った第１ユーザを特定しても良い。
また、サーバ１０の契約管理部１０４４は、ステップＳ５０１において受信したメールの件名、本文、ヘッダ情報等のメール情報に基づき、外部サーバ４０により提供される外部の電子契約サービスのサービス識別情報であるサービスＩＤを特定する。
サーバ１０の契約管理部１０４４は、ステップＳ５０２において特定したエンドポイントにサービスＩＤを特定するための文字列が含まれている場合には、当該文字列などに基づき、外部サーバ４０により提供される外部の電子契約サービスのサービス識別情報であるサービスＩＤを特定しても良い。
【0099】
サーバ１０の契約管理部１０４４は、特定した第１ユーザの第１ユーザＩＤ、サービスＩＤに基づき、アクセス権限テーブル１０１７のユーザＩＤ、サービスＩＤの項目を検索し、アクセストークンの項目を取得する。これにより、サーバ１０の契約管理部１０４４は、ステップＳ５０２において受け付けたエンドポイントへアクセスするためのアクセス権限情報を取得し、ステップＳ５０４に進む。
【0100】
ステップＳ５０３において、権限取得ステップは、受付ステップにおいて受け付けたエンドポイントへアクセスするためのアクセス権限情報を取得することができなかった場合に、ユーザまたは管理者へ所定の通知を行う通知ステップを含む。
具体的に、サーバ１０の契約管理部１０４４は、サーバ１０の契約管理部１０４４は、特定した第１ユーザの第１ユーザＩＤ、サービスＩＤに基づき、アクセス権限テーブル１０１７のユーザＩＤ、サービスＩＤの項目を検索したものの、該当するレコードがない場合には、ステップＳ５０２において受け付けたエンドポイントへアクセスするためのアクセス権限情報が取得できなかったと判定する。このとき、サーバ１０の契約管理部１０４４は、第１ユーザまたは、第１ユーザが所属するグループにおける管理者へ、アクセス権限情報が取得できなかったことを通知するメッセージを送信する。サーバ１０の契約管理部１０４４は、契約書管理処理（第一実施例）を停止し、ステップＳ５０４に進まない。
具体的に、サーバ１０の契約管理部１０４４は、サーバ１０の契約管理部１０４４は、特定した第１ユーザの第１ユーザＩＤ、サービスＩＤに基づき、アクセス権限テーブル１０１７のユーザＩＤ、サービスＩＤの項目を検索したものの、該当するレコードがない場合には、ステップＳ５０２において受け付けたエンドポイントへアクセスするためのアクセス権限情報が取得できなかったと判定する。このとき、サーバ１０の契約管理部１０４４は、第１ユーザまたは、第１ユーザが所属するグループにおける管理者へ、アクセス権限情報が取得できなかったことを通知するメッセージを送信する。サーバ１０の契約管理部１０４４は、契約書管理処理（第一実施例）を停止し、ステップＳ５０４に進まない。
【0101】
具体的に、サーバ１０の契約管理部１０４４は、第１ユーザＩＤまたは第１ユーザのメールアドレスに基づきユーザテーブル１０１２の、ユーザＩＤまたはメールアドレスの項目を検索することにより、グループＩＤの項目を取得する。サーバ１０の契約管理部１０４４は、取得したグループＩＤの項目に基づき、グループテーブル１０１３のグループＩＤの項目を検索し、管理者ＩＤの項目を取得し、管理者ＩＤに基づき、管理者に相当する権限を有するユーザをユーザテーブル１０１２のユーザＩＤを検索することにより特定し、アクセス権限情報が取得できなかったことを通知するメッセージを送信する。
【0102】
ステップＳ５０３において、権限取得ステップは、通知ステップにおいて通知が行われたユーザまたは管理者から、通知が行われた後に受け付けたアクセス権限情報を取得するステップを含み。
具体的に、アクセス権限情報が取得できなかったことを通知するメッセージを受信した、第１ユーザまたは管理者は、サーバ１０が提供する所定のウェブページへアクセスし、第１ユーザのユーザＩＤ、サービスＩＤ、アクセストークンを入力することにより、サーバ１０へアクセス権限情報を送信することができる。サーバ１０の契約管理部１０４４は、受信した、ユーザＩＤ、サービスＩＤ、アクセストークンを、それぞれ、アクセス権限テーブル１０１７のユーザＩＤ、サービスＩＤ、アクセストークンの項目に記憶する。
これにより、サーバ１０の契約管理部１０４４は、ステップＳ５０２において受け付けたエンドポイントへアクセスするためのアクセス権限情報を、新たにアクセス権限テーブル１０１７に記憶することができる。
サーバ１０の契約管理部１０４４は、ステップＳ５０２において受け付けたエンドポイントへアクセスするためのアクセス権限情報が記憶されたことを検知すると、当該アクセス権限情報を取得し、ステップＳ５０４に進む。
具体的に、アクセス権限情報が取得できなかったことを通知するメッセージを受信した、第１ユーザまたは管理者は、サーバ１０が提供する所定のウェブページへアクセスし、第１ユーザのユーザＩＤ、サービスＩＤ、アクセストークンを入力することにより、サーバ１０へアクセス権限情報を送信することができる。サーバ１０の契約管理部１０４４は、受信した、ユーザＩＤ、サービスＩＤ、アクセストークンを、それぞれ、アクセス権限テーブル１０１７のユーザＩＤ、サービスＩＤ、アクセストークンの項目に記憶する。
これにより、サーバ１０の契約管理部１０４４は、ステップＳ５０２において受け付けたエンドポイントへアクセスするためのアクセス権限情報を、新たにアクセス権限テーブル１０１７に記憶することができる。
サーバ１０の契約管理部１０４４は、ステップＳ５０２において受け付けたエンドポイントへアクセスするためのアクセス権限情報が記憶されたことを検知すると、当該アクセス権限情報を取得し、ステップＳ５０４に進む。
【0103】
ステップＳ５０４において、サーバ１０の契約管理部１０４４は、受付ステップにおいて受け付けたエンドポイントに基づきアクセスし、エンドポイントにより特定される契約情報を取得する契約取得ステップを実行する。契約取得ステップは、受付ステップにおいて受け付けたエンドポイントに、権限取得ステップにおいて取得したアクセス権限情報に基づきアクセスし、契約情報を取得するステップを実行する。
具体的に、サーバ１０の契約管理部１０４４は、ステップＳ５０３において取得したアクセス権限情報に含まれるアクセストークンを含むリクエストを生成し、ステップＳ５０２において受け付けたエンドポイントへ送信する。これにより、サーバ１０の契約管理部１０４４は、リクエストを外部サーバ４０へ送信する。
具体的に、サーバ１０の契約管理部１０４４は、ステップＳ５０３において取得したアクセス権限情報に含まれるアクセストークンを含むリクエストを生成し、ステップＳ５０２において受け付けたエンドポイントへ送信する。これにより、サーバ１０の契約管理部１０４４は、リクエストを外部サーバ４０へ送信する。
【0104】
ステップＳ５０４において、契約取得ステップは、権限取得ステップにおいて、通知が行われた後に、ユーザまたは管理者からアクセス権限情報を取得したことを検知して、契約情報を取得するステップを実行する。
具体的に、ステップＳ５０３において、エンドポイントへアクセスするためのアクセス権限情報が取得できなかったと判定された場合は、第１ユーザまたは管理者によりアクセス権限情報が記憶されたことを検知すると、サーバ１０の契約管理部１０４４は、ステップＳ５０３において取得したアクセス権限情報に含まれるアクセストークンを含むリクエストを生成し、ステップＳ５０２において受け付けたエンドポイントへ送信する。これにより、サーバ１０の契約管理部１０４４は、リクエストを外部サーバ４０へ送信する。
第１ユーザまたは管理者によりアクセス権限情報が記憶されたことを検知されなかった場合は、サーバ１０の契約管理部１０４４は、リクエストを送信しない。
具体的に、ステップＳ５０３において、エンドポイントへアクセスするためのアクセス権限情報が取得できなかったと判定された場合は、第１ユーザまたは管理者によりアクセス権限情報が記憶されたことを検知すると、サーバ１０の契約管理部１０４４は、ステップＳ５０３において取得したアクセス権限情報に含まれるアクセストークンを含むリクエストを生成し、ステップＳ５０２において受け付けたエンドポイントへ送信する。これにより、サーバ１０の契約管理部１０４４は、リクエストを外部サーバ４０へ送信する。
第１ユーザまたは管理者によりアクセス権限情報が記憶されたことを検知されなかった場合は、サーバ１０の契約管理部１０４４は、リクエストを送信しない。
【0105】
サーバ１０の契約管理部１０４４は、リクエストに対するレスポンスとして外部サーバ４０から契約情報を受信し、取得する。
【0106】
また、ステップＳ５０４において、契約取得ステップは、受付ステップにおいて受け付けたエンドポイントに、権限取得ステップにおいて取得したアクセス権限情報に基づきアクセスし、ウェブページ等のマークアップ言語により記述されたページを取得するページ取得ステップと、ページ取得ステップにより取得したページに含まれる契約情報に関連づけられたリンクを特定するステップと、特定したエンドポイントにアクセスし、契約情報を取得するステップを実行しても良い。
具体的に、外部サーバ４０は、リクエストに対するレスポンスとして、ウェブページなどのＨＴＭＬ（Ｈｙｐｅｒｔｅｘｔ Ｍａｒｋｕｐ Ｌａｎｇｕａｇｅ）、ＸＭＬをレスポンスとして送信する場合がある。このような場合は、サーバ１０の契約管理部１０４４は、正規表現等のパターンマッチング、任意の機械学習、深層学習モデル等を用いて、外部サーバ４０から受信したＨＴＭＬ、ＸＭＬなどを入力データとして、契約情報をダウンロードするためのリンクを出力データとして取得し、特定し、当該リンクから契約情報をダウンロードすることにより受信し、取得しても良い。これにより、サーバ１０の契約管理部１０４４は、契約情報をエンドポイントから取得することができる。
具体的に、外部サーバ４０は、リクエストに対するレスポンスとして、ウェブページなどのＨＴＭＬ（Ｈｙｐｅｒｔｅｘｔ Ｍａｒｋｕｐ Ｌａｎｇｕａｇｅ）、ＸＭＬをレスポンスとして送信する場合がある。このような場合は、サーバ１０の契約管理部１０４４は、正規表現等のパターンマッチング、任意の機械学習、深層学習モデル等を用いて、外部サーバ４０から受信したＨＴＭＬ、ＸＭＬなどを入力データとして、契約情報をダウンロードするためのリンクを出力データとして取得し、特定し、当該リンクから契約情報をダウンロードすることにより受信し、取得しても良い。これにより、サーバ１０の契約管理部１０４４は、契約情報をエンドポイントから取得することができる。
【0107】
ステップＳ５０５において、サーバ１０の契約管理部１０４４は、受付ステップにおいて受け付けた電子メールの送信先の電子メールアドレスに基づき分類情報を特定する分類特定ステップを実行する。
具体的に、サーバ１０の契約管理部１０４４は、ステップＳ５０１において受信したメールの送信先のメールアドレスに基づき、不図示のテーブル等を参照し、当該メールアドレスに関連づけられたキャビネットＩＤを特定する。
例えば、ステップＳ５０１において、契約書管理処理を実行するための所定のメールアドレスとして、キャビネットごとに複数のメールアドレスを予め設定することができる。例えば、メールアドレスＡ、メールアドレスＢ、メールアドレスＣ、をそれぞれ、キャビネットＡ、キャビネットＢ、キャビネットＣに関連づけて設定する。
ステップＳ５０１において、サーバ１０の契約管理部１０４４は、第１ユーザからメールアドレスＡを介して、メールを受信した場合には、キャビネットＡを特定する。同様に、サーバ１０の契約管理部１０４４は、第１ユーザからメールアドレスＢ、メールアドレスＣを介して、メールを受信した場合には、それぞれ、キャビネットＢ、キャビネットＣを特定する。これにより、第１ユーザは、メールの転送先を切り替えることにより、契約情報を関連づけるキャビネットＩＤを選択することができ、契約情報の分類忘れなどを防ぐことができる。
なお、第１ユーザは複数のメールアドレスを指定することができ、その場合には、複数のメールアドレスのそれぞれに対応するキャビネットに関連づけられて契約情報が記憶される構成としても良い。
具体的に、サーバ１０の契約管理部１０４４は、ステップＳ５０１において受信したメールの送信先のメールアドレスに基づき、不図示のテーブル等を参照し、当該メールアドレスに関連づけられたキャビネットＩＤを特定する。
例えば、ステップＳ５０１において、契約書管理処理を実行するための所定のメールアドレスとして、キャビネットごとに複数のメールアドレスを予め設定することができる。例えば、メールアドレスＡ、メールアドレスＢ、メールアドレスＣ、をそれぞれ、キャビネットＡ、キャビネットＢ、キャビネットＣに関連づけて設定する。
ステップＳ５０１において、サーバ１０の契約管理部１０４４は、第１ユーザからメールアドレスＡを介して、メールを受信した場合には、キャビネットＡを特定する。同様に、サーバ１０の契約管理部１０４４は、第１ユーザからメールアドレスＢ、メールアドレスＣを介して、メールを受信した場合には、それぞれ、キャビネットＢ、キャビネットＣを特定する。これにより、第１ユーザは、メールの転送先を切り替えることにより、契約情報を関連づけるキャビネットＩＤを選択することができ、契約情報の分類忘れなどを防ぐことができる。
なお、第１ユーザは複数のメールアドレスを指定することができ、その場合には、複数のメールアドレスのそれぞれに対応するキャビネットに関連づけられて契約情報が記憶される構成としても良い。
【0108】
ステップＳ５０５において、サーバ１０の契約管理部１０４４は、受付ステップにおいて受け付けた電子メールの送信元の電子メールアドレスに基づき分類情報を特定する分類特定ステップを実行する。
具体的に、サーバ１０の契約管理部１０４４は、ステップＳ５０１において受信したメールの送信元のメールアドレスに基づき、不図示のテーブル等を参照し、当該メールアドレスに関連づけられたキャビネットＩＤを特定する。
サーバ１０の契約管理部１０４４は、ステップＳ５０１において受信したメールの送信元のメールアドレスに基づき、ユーザテーブル１０１２のメールアドレスの項目を検索し、ユーザＩＤを取得し、特定し、当該ユーザＩＤに基づき、不図示のテーブル等を参照し、当該メールアドレスに関連づけられたキャビネットＩＤを特定する構成としても良い。
例えば、サーバ１０の契約管理部１０４４は、第１ユーザの所属部署等に応じて、所定のキャビネットＩＤを特定しても良い。例えば、サーバ１０の契約管理部１０４４は、第１ユーザの役職等に応じて、所定のキャビネットＩＤを特定しても良い。
これにより、第１ユーザから受け付けた情報に対して、自動的に所定の分類情報であるキャビネットＩＤを付与し、管理することができる。
具体的に、サーバ１０の契約管理部１０４４は、ステップＳ５０１において受信したメールの送信元のメールアドレスに基づき、不図示のテーブル等を参照し、当該メールアドレスに関連づけられたキャビネットＩＤを特定する。
サーバ１０の契約管理部１０４４は、ステップＳ５０１において受信したメールの送信元のメールアドレスに基づき、ユーザテーブル１０１２のメールアドレスの項目を検索し、ユーザＩＤを取得し、特定し、当該ユーザＩＤに基づき、不図示のテーブル等を参照し、当該メールアドレスに関連づけられたキャビネットＩＤを特定する構成としても良い。
例えば、サーバ１０の契約管理部１０４４は、第１ユーザの所属部署等に応じて、所定のキャビネットＩＤを特定しても良い。例えば、サーバ１０の契約管理部１０４４は、第１ユーザの役職等に応じて、所定のキャビネットＩＤを特定しても良い。
これにより、第１ユーザから受け付けた情報に対して、自動的に所定の分類情報であるキャビネットＩＤを付与し、管理することができる。
【0109】
ステップＳ５０５において、サーバ１０の契約管理部１０４４は、受付ステップにおいて受け付けた電子メールの件名、本文または添付ファイルの少なくとも１つに基づき分類情報を特定する分類特定ステップを実行する。
具体的に、サーバ１０の契約管理部１０４４は、ステップＳ５０１において受信したメールの件名、本文、ヘッダ情報、添付ファイル等のメール情報に基づき、所定のキャビネットＩＤを特定しても良い。例えば、サーバ１０の契約管理部１０４４は、正規表現等のパターンマッチング、任意の機械学習、深層学習モデル等を用いて、件名、本文、ヘッダ情報、添付ファイル等を入力データとして、キャビネットＩＤを出力データとして取得し、特定しても良い。
具体的に、サーバ１０の契約管理部１０４４は、ステップＳ５０１において受信したメールの件名、本文、ヘッダ情報、添付ファイル等のメール情報に基づき、所定のキャビネットＩＤを特定しても良い。例えば、サーバ１０の契約管理部１０４４は、正規表現等のパターンマッチング、任意の機械学習、深層学習モデル等を用いて、件名、本文、ヘッダ情報、添付ファイル等を入力データとして、キャビネットＩＤを出力データとして取得し、特定しても良い。
【0110】
ステップＳ５０５において、サーバ１０の契約管理部１０４４は、契約取得ステップにおいて取得した契約情報に基づき分類情報を特定する分類特定ステップを実行する。
具体的に、サーバ１０の契約管理部１０４４は、ステップＳ５０４において取得した契約情報に含まれる書類データ、書類データに含まれる秘密保持契約、研究開発契約、業務委託契約等の契約種別、締結者の氏名、その他、契約情報に関する付帯的な属性情報等に基づき、所定のキャビネットＩＤを特定しても良い。
具体的に、サーバ１０の契約管理部１０４４は、ステップＳ５０４において取得した契約情報に含まれる書類データ、書類データに含まれる秘密保持契約、研究開発契約、業務委託契約等の契約種別、締結者の氏名、その他、契約情報に関する付帯的な属性情報等に基づき、所定のキャビネットＩＤを特定しても良い。
【0111】
また、ステップＳ５０５において、サーバ１０の契約管理部１０４４は、ページ取得ステップにより取得したページに基づき分類情報を特定する分類特定ステップを実行する。
具体的に、サーバ１０の契約管理部１０４４は、ステップＳ５０４において外部サーバ４０から受信したＨＴＭＬ、ＸＭＬなどのページ情報に基づき、所定のキャビネットＩＤを特定しても良い。例えば、サーバ１０の契約管理部１０４４は、正規表現等のパターンマッチング、任意の機械学習、深層学習モデル等を用いて、ページ情報を入力データとして、キャビネットＩＤを出力データとして取得し、特定しても良い。
具体的に、サーバ１０の契約管理部１０４４は、ステップＳ５０４において外部サーバ４０から受信したＨＴＭＬ、ＸＭＬなどのページ情報に基づき、所定のキャビネットＩＤを特定しても良い。例えば、サーバ１０の契約管理部１０４４は、正規表現等のパターンマッチング、任意の機械学習、深層学習モデル等を用いて、ページ情報を入力データとして、キャビネットＩＤを出力データとして取得し、特定しても良い。
【0112】
なお、サーバ１０の契約管理部１０４４は、分類特定ステップにより分類が特定できなかった場合はステップＳ５０５をスキップし、ステップＳ５０６に進む。
【0113】
ステップＳ５０６において、サーバ１０の契約管理部１０４４は、契約取得ステップにおいて取得した契約情報を記憶する契約記憶ステップを実行する。契約記憶ステップは、契約情報を、契約情報を特定するためのエンドポイントと関連づけて記憶する。
具体的に、サーバ１０の契約管理部１０４４は、ステップＳ５０２において受け付けたエンドポイント、ステップＳ５０４において取得した契約情報に含まれる書類データを、それぞれ、書類テーブル１０１４の、新たなレコードの書類データ、エンドポイントの項目に記憶する。なお、ステップＳ５０３において特定した第１ユーザＩＤを、不図示のテーブル等を用いて、当該契約情報と関連づけて記憶しても良い。
具体的に、サーバ１０の契約管理部１０４４は、ステップＳ５０２において受け付けたエンドポイント、ステップＳ５０４において取得した契約情報に含まれる書類データを、それぞれ、書類テーブル１０１４の、新たなレコードの書類データ、エンドポイントの項目に記憶する。なお、ステップＳ５０３において特定した第１ユーザＩＤを、不図示のテーブル等を用いて、当該契約情報と関連づけて記憶しても良い。
【0114】
ステップＳ５０６において、サーバ１０の契約管理部１０４４は、記憶ステップにおいて記憶された契約情報に、分類特定ステップにおいて特定された分類情報を関連づけて記憶する分類記憶ステップを実行する。
具体的に、サーバ１０の契約管理部１０４４は、書類テーブル１０１４の新たなレコードの書類ＩＤ、ステップＳ５０５において特定されたキャビネットＩＤを、それぞれ、契約書グループテーブル１０１８の新たなレコードの書類ＩＤ、キャビネットＩＤの項目に記憶する。これにより、サーバ１０の契約管理部１０４４は、契約情報を分類情報に関連づけて記憶することができる。
具体的に、サーバ１０の契約管理部１０４４は、書類テーブル１０１４の新たなレコードの書類ＩＤ、ステップＳ５０５において特定されたキャビネットＩＤを、それぞれ、契約書グループテーブル１０１８の新たなレコードの書類ＩＤ、キャビネットＩＤの項目に記憶する。これにより、サーバ１０の契約管理部１０４４は、契約情報を分類情報に関連づけて記憶することができる。
【0115】
ステップＳ５０６において、契約記憶ステップは、受付ステップにおいて受信した電子メールに添付されている契約情報を記憶するステップを実行する。
具体的に、契約書確認処理のステップＳ３０５において外部サーバ４０から受信した契約書確認処理が完了したことを通知するメッセージに、ＰＤＦ形式等の書類データが添付されている場合がある。そのような場合に、サーバ１０の契約管理部１０４４は、ステップＳ５０１において受信したメールから添付されている書類データを取得し、特定する。サーバ１０の契約管理部１０４４は、取得した書類データを、書類テーブル１０１４の、新たなレコードの書類データの項目に記憶する。なお、ステップＳ５０３において特定した第１ユーザＩＤを、不図示のテーブル等を用いて、当該契約情報と関連づけて記憶しても良い。
なお、この場合、サーバ１０の契約管理部１０４４は、ステップＳ５０２において受け付けたエンドポイントを、書類テーブル１０１４において書類データと関連づけて記憶しても良い。また、この場合、ステップＳ５０４における契約情報の取得処理を省略しても良い。
具体的に、契約書確認処理のステップＳ３０５において外部サーバ４０から受信した契約書確認処理が完了したことを通知するメッセージに、ＰＤＦ形式等の書類データが添付されている場合がある。そのような場合に、サーバ１０の契約管理部１０４４は、ステップＳ５０１において受信したメールから添付されている書類データを取得し、特定する。サーバ１０の契約管理部１０４４は、取得した書類データを、書類テーブル１０１４の、新たなレコードの書類データの項目に記憶する。なお、ステップＳ５０３において特定した第１ユーザＩＤを、不図示のテーブル等を用いて、当該契約情報と関連づけて記憶しても良い。
なお、この場合、サーバ１０の契約管理部１０４４は、ステップＳ５０２において受け付けたエンドポイントを、書類テーブル１０１４において書類データと関連づけて記憶しても良い。また、この場合、ステップＳ５０４における契約情報の取得処理を省略しても良い。
【0116】
＜契約書管理処理（第二実施例）＞
契約書管理処理（第二実施例）は、外部の電子契約サービスに記憶された契約情報を取得し、記憶、管理する処理である。
契約書管理処理（第二実施例）は、外部の電子契約サービスに記憶された契約情報を取得し、記憶、管理する処理である。
【0117】
＜契約書管理処理（第二実施例）の概要＞
契約書管理処理（第二実施例）は、外部の電子契約サービスにおいて契約締結が完了したことを示すメッセージを受信し、当該メッセージに基づき契約情報を特定するためのエンドポイントを受け付け、ユーザを特定し、外部サーバから契約情報を取得し、当該契約情報を関連づけるキャビネットを特定し、当該キャビネットと契約情報とを関連づけて記憶する一連の処理である。
契約書管理処理（第二実施例）は、外部の電子契約サービスにおいて契約締結が完了したことを示すメッセージを受信し、当該メッセージに基づき契約情報を特定するためのエンドポイントを受け付け、ユーザを特定し、外部サーバから契約情報を取得し、当該契約情報を関連づけるキャビネットを特定し、当該キャビネットと契約情報とを関連づけて記憶する一連の処理である。
【0118】
＜契約書管理処理（第二実施例）の詳細＞
以下に、契約書管理処理（第二実施例）の詳細を説明する。
以下に、契約書管理処理（第二実施例）の詳細を説明する。
【0119】
ステップＳ５０１において、第１ユーザは、第１ユーザ端末２０の入力装置２０６などを操作することにより、契約書確認処理のステップＳ３０５において外部サーバ４０から受信した契約書確認処理が完了したことを通知するメッセージを含むメールの内容を、チャットサービスを介して、送信する。チャットサービスとしては、Ｓｌａｃｋ、ｃｈａｔｗｏｒｋ、Ｍｉｃｒｏｓｏｆｔ Ｔｅａｍｓ、ＬＩＮＥ ＷＯＲＫＳなどがある。
具体的に、第１ユーザは、第１ユーザ端末２０の入力装置２０６などを操作することにより、チャットサービスにおいて、本開示にかかる契約書管理処理を実行するための所定のチャンネルを選択し、当該チャンネルにおいて、契約書確認処理が完了したことを通知するメールの件名、本文を含むメッセージを送信する。なお、契約書管理処理を実行するための所定のチャンネルは、第１ユーザが所属するグループにおける管理者などが予め作成し、第１ユーザ、サーバ１０などに関連づけられたアカウントを招待し、第１ユーザがチャンネルにメッセージを送信し、投稿できるとともに、第１ユーザにより投稿されたメッセージをサーバ１０の制御部１０４が取得し読み込めるよう設定しておくものとする。
なお、第１ユーザは、外部サーバ４０において、契約書確認処理のステップＳ３０５において外部サーバ４０から送信される、契約書確認処理が完了したことを通知するメールの件名、本文を自動的に、本開示にかかる契約書管理処理を実行するための所定のチャンネルに自動的に投稿するよう設定しても良い。第１ユーザによる転送忘れを防ぐことができる。
サーバ１０の契約管理部１０４４は、チャットサービスへアクセスし、本開示にかかる契約書管理処理を実行するための所定のチャンネルを選択し、第１ユーザにより投稿された契約書管理処理を実行するためのメッセージを取得し、読み込む。これにより、サーバ１０の契約管理部１０４４は、契約書管理処理を実行するためのメッセージを受信する。
具体的に、第１ユーザは、第１ユーザ端末２０の入力装置２０６などを操作することにより、チャットサービスにおいて、本開示にかかる契約書管理処理を実行するための所定のチャンネルを選択し、当該チャンネルにおいて、契約書確認処理が完了したことを通知するメールの件名、本文を含むメッセージを送信する。なお、契約書管理処理を実行するための所定のチャンネルは、第１ユーザが所属するグループにおける管理者などが予め作成し、第１ユーザ、サーバ１０などに関連づけられたアカウントを招待し、第１ユーザがチャンネルにメッセージを送信し、投稿できるとともに、第１ユーザにより投稿されたメッセージをサーバ１０の制御部１０４が取得し読み込めるよう設定しておくものとする。
なお、第１ユーザは、外部サーバ４０において、契約書確認処理のステップＳ３０５において外部サーバ４０から送信される、契約書確認処理が完了したことを通知するメールの件名、本文を自動的に、本開示にかかる契約書管理処理を実行するための所定のチャンネルに自動的に投稿するよう設定しても良い。第１ユーザによる転送忘れを防ぐことができる。
サーバ１０の契約管理部１０４４は、チャットサービスへアクセスし、本開示にかかる契約書管理処理を実行するための所定のチャンネルを選択し、第１ユーザにより投稿された契約書管理処理を実行するためのメッセージを取得し、読み込む。これにより、サーバ１０の契約管理部１０４４は、契約書管理処理を実行するためのメッセージを受信する。
【0120】
ステップＳ６０２において、受付ステップは、ユーザから、チャットサービスを介して、エンドポイントが記載されたメッセージを受信することにより、エンドポイントを含むリクエストを受け付けるステップを実行する。サーバ１０の契約管理部１０４４は、外部の契約締結サービスに記憶された契約情報を特定するためのエンドポイントを含むリクエストを受け付ける受付ステップを実行する。受付ステップは、ユーザから、外部の契約締結サービスに記憶された契約情報を特定するためのエンドポイントを受け付けるステップを実行する。受付ステップは、ユーザから、チャットサービスを介して、エンドポイントが記載されたメッセージを受信することにより、エンドポイントを含むリクエストを受け付けるステップを実行する。
具体的に、サーバ１０の契約管理部１０４４は、ステップＳ６０１においてチャットサービスを介して受信したメッセージを解析し、メッセージに含まれる外部サーバ４０において所定の契約情報を特定するための書類ＩＤを含むＵＲＬ８２を特定し受け付ける。
サーバ１０の契約管理部１０４４は、正規表現等のパターンマッチング、任意の機械学習、深層学習モデル等を用いて、メッセージを入力データとして、契約情報を特定するための書類ＩＤを含むＵＲＬ８２を出力データとして取得し、受け付けることができる。
具体的に、サーバ１０の契約管理部１０４４は、ステップＳ６０１においてチャットサービスを介して受信したメッセージを解析し、メッセージに含まれる外部サーバ４０において所定の契約情報を特定するための書類ＩＤを含むＵＲＬ８２を特定し受け付ける。
サーバ１０の契約管理部１０４４は、正規表現等のパターンマッチング、任意の機械学習、深層学習モデル等を用いて、メッセージを入力データとして、契約情報を特定するための書類ＩＤを含むＵＲＬ８２を出力データとして取得し、受け付けることができる。
【0121】
ステップＳ６０３において、サーバ１０の契約管理部１０４４は、受付ステップにおいて受け付けたエンドポイントへアクセスするためのアクセス権限情報を取得する権限取得ステップを実行する。
【0122】
具体的に、サーバ１０の契約管理部１０４４は、ステップＳ６０１において受信したメッセージの送信元のアカウントに基づき、不図示のテーブル等を介して関連づけられた第１ユーザのユーザＩＤを取得することにより、ステップＳ６０１においてメッセージを送信した第１ユーザを特定する。
サーバ１０の契約管理部１０４４は、ステップＳ６０２において特定したエンドポイントに第１ユーザＩＤを特定するための文字列が含まれている場合には、当該文字列などに基づき、ステップＳ６０１においてメッセージを送信した第１ユーザを特定しても良い。
サーバ１０の契約管理部１０４４は、ステップＳ６０１において受信したメッセージの本文等のメッセージ情報に第１ユーザＩＤを特定するための文字列が含まれている場合には、当該文字列などに基づき、ステップＳ６０１においてメールの転送を行った第１ユーザを特定しても良い。
また、サーバ１０の契約管理部１０４４は、ステップＳ６０１において受信したメッセージの本文等のメッセージ情報に基づき、外部サーバ４０により提供される外部の電子契約サービスのサービス識別情報であるサービスＩＤを特定する。
サーバ１０の契約管理部１０４４は、ステップＳ６０２において特定したエンドポイントにサービスＩＤを特定するための文字列が含まれている場合には、当該文字列などに基づき、外部サーバ４０により提供される外部の電子契約サービスのサービス識別情報であるサービスＩＤを特定しても良い。
サーバ１０の契約管理部１０４４は、ステップＳ６０２において特定したエンドポイントに第１ユーザＩＤを特定するための文字列が含まれている場合には、当該文字列などに基づき、ステップＳ６０１においてメッセージを送信した第１ユーザを特定しても良い。
サーバ１０の契約管理部１０４４は、ステップＳ６０１において受信したメッセージの本文等のメッセージ情報に第１ユーザＩＤを特定するための文字列が含まれている場合には、当該文字列などに基づき、ステップＳ６０１においてメールの転送を行った第１ユーザを特定しても良い。
また、サーバ１０の契約管理部１０４４は、ステップＳ６０１において受信したメッセージの本文等のメッセージ情報に基づき、外部サーバ４０により提供される外部の電子契約サービスのサービス識別情報であるサービスＩＤを特定する。
サーバ１０の契約管理部１０４４は、ステップＳ６０２において特定したエンドポイントにサービスＩＤを特定するための文字列が含まれている場合には、当該文字列などに基づき、外部サーバ４０により提供される外部の電子契約サービスのサービス識別情報であるサービスＩＤを特定しても良い。
【0123】
サーバ１０の契約管理部１０４４は、特定した第１ユーザの第１ユーザＩＤ、サービスＩＤに基づき、アクセス権限テーブル１０１７のユーザＩＤ、サービスＩＤの項目を検索し、アクセストークンの項目を取得する。これにより、サーバ１０の契約管理部１０４４は、ステップＳ６０２において受け付けたエンドポイントへアクセスするためのアクセス権限情報を取得し、ステップＳ６０４に進む。
【0124】
ステップＳ６０３において、権限取得ステップは、受付ステップにおいて受け付けたエンドポイントへアクセスするためのアクセス権限情報を取得することができなかった場合に、ユーザまたは管理者へ所定の通知を行う通知ステップを含む。本開示においては、契約書管理処理（第一実施例）のステップＳ５０３と処理内容が同様であるため、説明を省略する。
【0125】
ステップＳ６０４は、契約書管理処理（第一実施例）のステップＳ５０４と同様であるため説明を省略する。
【0126】
ステップＳ６０５において、サーバ１０の契約管理部１０４４は、受付ステップにおいて受け付けたメッセージにおいてメンションされたアカウント情報に基づき分類情報を特定する分類特定ステップを実行する。
具体的に、サーバ１０の契約管理部１０４４は、ステップＳ６０１において受信したメッセージに含まれるメンションと呼ばれる、メッセージの宛先を指定する情報に基づき、不図示のテーブル等を参照し、当該メンションに関連づけられたキャビネットＩＤを特定する。
例えば、ステップＳ６０１において、サーバ１０が、チャットサービスにおいて、契約書管理処理を実行するための所定のアカウントとして、キャビネットごとに複数のアカウントを予め設定することができる。例えば、アカウントＡ、アカウントＢ、アカウントＣ、をそれぞれ、キャビネットＡ、キャビネットＢ、キャビネットＣに関連づけて設定する。
ステップＳ６０１において、サーバ１０の契約管理部１０４４は、第１ユーザからアカウントＡをメンションしたメッセージを受信した場合には、キャビネットＡを特定する。同様に、サーバ１０の契約管理部１０４４は、第１ユーザからアカウントＢ、アカウントＣをメンションしたメールを受信した場合には、それぞれ、キャビネットＢ、キャビネットＣを特定する。これにより、第１ユーザは、メッセージに含めるメンションするアカウントを切り替えることにより、契約情報を関連づけるキャビネットＩＤを選択することができ、契約情報の分類忘れなどを防ぐことができる。
なお、第１ユーザは複数のアカウントをメンションすることができ、その場合には、複数のアカウントのそれぞれに対応するキャビネットに関連づけられて契約情報が記憶される構成としても良い。
具体的に、サーバ１０の契約管理部１０４４は、ステップＳ６０１において受信したメッセージに含まれるメンションと呼ばれる、メッセージの宛先を指定する情報に基づき、不図示のテーブル等を参照し、当該メンションに関連づけられたキャビネットＩＤを特定する。
例えば、ステップＳ６０１において、サーバ１０が、チャットサービスにおいて、契約書管理処理を実行するための所定のアカウントとして、キャビネットごとに複数のアカウントを予め設定することができる。例えば、アカウントＡ、アカウントＢ、アカウントＣ、をそれぞれ、キャビネットＡ、キャビネットＢ、キャビネットＣに関連づけて設定する。
ステップＳ６０１において、サーバ１０の契約管理部１０４４は、第１ユーザからアカウントＡをメンションしたメッセージを受信した場合には、キャビネットＡを特定する。同様に、サーバ１０の契約管理部１０４４は、第１ユーザからアカウントＢ、アカウントＣをメンションしたメールを受信した場合には、それぞれ、キャビネットＢ、キャビネットＣを特定する。これにより、第１ユーザは、メッセージに含めるメンションするアカウントを切り替えることにより、契約情報を関連づけるキャビネットＩＤを選択することができ、契約情報の分類忘れなどを防ぐことができる。
なお、第１ユーザは複数のアカウントをメンションすることができ、その場合には、複数のアカウントのそれぞれに対応するキャビネットに関連づけられて契約情報が記憶される構成としても良い。
【0127】
ステップＳ６０５において、サーバ１０の契約管理部１０４４は、受付ステップにおいて受け付けたメッセージの送信元のアカウント情報に基づき分類情報を特定する分類特定ステップを実行する。
具体的に、サーバ１０の契約管理部１０４４は、ステップＳ６０１において受信したメッセージの送信元のアカウントに基づき、不図示のテーブル等を参照し、当該アカウントに関連づけられたキャビネットＩＤを特定する。
例えば、サーバ１０の契約管理部１０４４は、第１ユーザの所属部署等に応じて、所定のキャビネットＩＤを特定しても良い。例えば、サーバ１０の契約管理部１０４４は、第１ユーザの役職等に応じて、所定のキャビネットＩＤを特定しても良い。
これにより、第１ユーザから受け付けた情報に対して、自動的に所定の分類情報であるキャビネットＩＤを付与し、管理することができる。
具体的に、サーバ１０の契約管理部１０４４は、ステップＳ６０１において受信したメッセージの送信元のアカウントに基づき、不図示のテーブル等を参照し、当該アカウントに関連づけられたキャビネットＩＤを特定する。
例えば、サーバ１０の契約管理部１０４４は、第１ユーザの所属部署等に応じて、所定のキャビネットＩＤを特定しても良い。例えば、サーバ１０の契約管理部１０４４は、第１ユーザの役職等に応じて、所定のキャビネットＩＤを特定しても良い。
これにより、第１ユーザから受け付けた情報に対して、自動的に所定の分類情報であるキャビネットＩＤを付与し、管理することができる。
【0128】
ステップＳ６０５において、サーバ１０の契約管理部１０４４は、受付ステップにおいて受け付けたメッセージの本文または添付ファイルの少なくとも１つに基づき分類情報を特定する分類特定ステップを実行する。
具体的に、サーバ１０の契約管理部１０４４は、ステップＳ６０１において受信したメッセージの本文、添付ファイル等のメッセージ情報に基づき、所定のキャビネットＩＤを特定しても良い。例えば、サーバ１０の契約管理部１０４４は、正規表現等のパターンマッチング、任意の機械学習、深層学習モデル等を用いて、本文、添付ファイル等を入力データとして、キャビネットＩＤを出力データとして取得し、特定しても良い。
具体的に、サーバ１０の契約管理部１０４４は、ステップＳ６０１において受信したメッセージの本文、添付ファイル等のメッセージ情報に基づき、所定のキャビネットＩＤを特定しても良い。例えば、サーバ１０の契約管理部１０４４は、正規表現等のパターンマッチング、任意の機械学習、深層学習モデル等を用いて、本文、添付ファイル等を入力データとして、キャビネットＩＤを出力データとして取得し、特定しても良い。
【0129】
ステップＳ６０５において、サーバ１０の契約管理部１０４４は、契約取得ステップにおいて取得した契約情報に基づき分類情報を特定する分類特定ステップを実行する。
具体的に、サーバ１０の契約管理部１０４４は、ステップＳ６０４において取得した契約情報に含まれる書類データ、書類データに含まれる秘密保持契約、研究開発契約、業務委託契約等の契約種別、締結者の氏名、その他、契約情報に関する付帯的な属性情報等に基づき、所定のキャビネットＩＤを特定しても良い。
具体的に、サーバ１０の契約管理部１０４４は、ステップＳ６０４において取得した契約情報に含まれる書類データ、書類データに含まれる秘密保持契約、研究開発契約、業務委託契約等の契約種別、締結者の氏名、その他、契約情報に関する付帯的な属性情報等に基づき、所定のキャビネットＩＤを特定しても良い。
【0130】
また、ステップＳ６０５において、サーバ１０の契約管理部１０４４は、ページ取得ステップにより取得したページに基づき分類情報を特定する分類特定ステップを実行する。
具体的に、サーバ１０の契約管理部１０４４は、ステップＳ６０４において外部サーバ４０から受信したＨＴＭＬ、ＸＭＬなどのページ情報に基づき、所定のキャビネットＩＤを特定しても良い。例えば、サーバ１０の契約管理部１０４４は、正規表現等のパターンマッチング、任意の機械学習、深層学習モデル等を用いて、ページ情報を入力データとして、キャビネットＩＤを出力データとして取得し、特定しても良い。
具体的に、サーバ１０の契約管理部１０４４は、ステップＳ６０４において外部サーバ４０から受信したＨＴＭＬ、ＸＭＬなどのページ情報に基づき、所定のキャビネットＩＤを特定しても良い。例えば、サーバ１０の契約管理部１０４４は、正規表現等のパターンマッチング、任意の機械学習、深層学習モデル等を用いて、ページ情報を入力データとして、キャビネットＩＤを出力データとして取得し、特定しても良い。
【0131】
なお、サーバ１０の契約管理部１０４４は、分類特定ステップにより分類が特定できなかった場合はステップＳ６０５をスキップし、ステップＳ６０６に進む。
【0132】
ステップＳ６０６は、契約書管理処理（第一実施例）のステップＳ５０６と同様であるため説明を省略する。
【0133】
＜契約書管理処理（第三実施例）＞
契約書管理処理（第二実施例）は、外部の電子契約サービスに記憶された契約情報を取得し、記憶、管理する処理である。
契約書管理処理（第二実施例）は、外部の電子契約サービスに記憶された契約情報を取得し、記憶、管理する処理である。
【0134】
＜契約書管理処理（第三実施例）の概要＞
契約書管理処理（第三実施例）は、ユーザを特定し、定期的に外部の電子契約サービスから、締結が完了した契約情報の一覧を取得し、取得した契約情報の一覧から既に記憶されている契約情報を除外し、契約情報を取得するためのエンドポイントを特定し、契約情報を特定するためのエンドポイントを受け付け、外部サーバから契約情報を取得し、当該契約情報を関連づけるキャビネットを特定し、当該キャビネットと契約情報とを関連づけて記憶する一連の処理である。
契約書管理処理（第三実施例）は、ユーザを特定し、定期的に外部の電子契約サービスから、締結が完了した契約情報の一覧を取得し、取得した契約情報の一覧から既に記憶されている契約情報を除外し、契約情報を取得するためのエンドポイントを特定し、契約情報を特定するためのエンドポイントを受け付け、外部サーバから契約情報を取得し、当該契約情報を関連づけるキャビネットを特定し、当該キャビネットと契約情報とを関連づけて記憶する一連の処理である。
【0135】
＜契約書管理処理（第三実施例）の詳細＞
以下に、契約書管理処理（第三実施例）の詳細を説明する。
以下に、契約書管理処理（第三実施例）の詳細を説明する。
【0136】
ステップＳ７０１において、サーバ１０の契約管理部１０４４は、契約書管理処理（第三実施例）を実行するユーザを特定する。
具体的に、サーバ１０の契約管理部１０４４は、アクセス権限テーブル１０１７を参照し、ユーザＩＤ、サービスＩＤ、アクセストークンを含むアクセス権限情報を取得する。本開示においては、簡単のため所定の１のユーザＩＤ、サービスＩＤ、アクセストークンを対象とした契約書管理処理（第三実施例）を説明する。
なお、サーバ１０の契約管理部１０４４は、取得した全てのユーザＩＤ、サービスＩＤ、アクセストークンごとに契約書管理処理（第三実施例）を実行しても良い。
具体的に、サーバ１０の契約管理部１０４４は、アクセス権限テーブル１０１７を参照し、ユーザＩＤ、サービスＩＤ、アクセストークンを含むアクセス権限情報を取得する。本開示においては、簡単のため所定の１のユーザＩＤ、サービスＩＤ、アクセストークンを対象とした契約書管理処理（第三実施例）を説明する。
なお、サーバ１０の契約管理部１０４４は、取得した全てのユーザＩＤ、サービスＩＤ、アクセストークンごとに契約書管理処理（第三実施例）を実行しても良い。
【0137】
契約書管理処理（第三実施例）は、所定の期間ごとに自動的に実行される構成としても良い。契約書管理処理（第三実施例）は、ユーザ、管理者からの指示に応じて、実行される構成としても良い。
【0138】
ステップＳ７０２において、サーバ１０の契約管理部１０４４は、ユーザにより参照可能な１または複数の契約情報のそれぞれに関連づけられた１または複数のエンドポイントの一覧を取得する一覧取得ステップを実行する。一覧取得ステップは、所定の期間ごとに自動的に実行される。また、一覧取得ステップは、ユーザまたは管理者からの指示に応じて実行される構成としても良い。
具体的に、サーバ１０の契約管理部１０４４は、ステップＳ７０１において取得したサービスＩＤに基づき、不図示のテーブル等を参照して、契約情報一覧を取得するためのエンドポイント（一覧取得エンドポイント）を特定し、取得する。一覧取得エンドポイントは、ユーザが契約情報の一覧を参照し、取得するためのウェブページを特定するためのＵＲＬ等の文字列である。また、一覧取得エンドポイントは、サービスＩＤにより特定される外部の契約締結サービスが提供する所定のＡＰＩ（Ａｐｐｌｉｃａｔｉｏｎ Ｐｒｏｇｒａｍｍｉｎｇ Ｉｎｔｅｒｆａｃｅ）にアクセスすることにより取得しても良い。
例えば、一覧取得エンドポイントは、「ｈｔｔｐｓ：／／ｃｏｎｔｒａｃｔ．ｓｅｒｖｉｃｅ／ｇｅｔ＿ａｌｌ＿ｄｏｃｕｍｅｎｔｓ／」などのＵＲＬ等の文字列である。
具体的に、サーバ１０の契約管理部１０４４は、ステップＳ７０１において取得したサービスＩＤに基づき、不図示のテーブル等を参照して、契約情報一覧を取得するためのエンドポイント（一覧取得エンドポイント）を特定し、取得する。一覧取得エンドポイントは、ユーザが契約情報の一覧を参照し、取得するためのウェブページを特定するためのＵＲＬ等の文字列である。また、一覧取得エンドポイントは、サービスＩＤにより特定される外部の契約締結サービスが提供する所定のＡＰＩ（Ａｐｐｌｉｃａｔｉｏｎ Ｐｒｏｇｒａｍｍｉｎｇ Ｉｎｔｅｒｆａｃｅ）にアクセスすることにより取得しても良い。
例えば、一覧取得エンドポイントは、「ｈｔｔｐｓ：／／ｃｏｎｔｒａｃｔ．ｓｅｒｖｉｃｅ／ｇｅｔ＿ａｌｌ＿ｄｏｃｕｍｅｎｔｓ／」などのＵＲＬ等の文字列である。
【0139】
サーバ１０の契約管理部１０４４は、一覧取得エンドポイントへ、ステップＳ７０１において取得したアクセス権限情報に基づきアクセスし、契約情報一覧を取得するステップを実行する。
具体的に、サーバ１０の契約管理部１０４４は、ステップＳ７０１において取得したアクセス権限情報に含まれるアクセストークンを含むリクエストを生成し、一覧取得エンドポイントへ送信する。これにより、サーバ１０の契約管理部１０４４は、リクエストを外部サーバ４０へ送信する。
外部サーバ４０は、リクエストを受信すると、アクセストークンに基づきユーザＩＤを特定する。外部サーバ４０は、特定したユーザＩＤに基づき、書類テーブル４０１４の作成者ＩＤの項目を検索し、書類ＩＤを取得する。同様に、外部サーバ４０は、特定したユーザＩＤに基づき、外部サーバ４０のユーザテーブル４０１２のユーザＩＤの項目を検索し、メールアドレスを取得する。外部サーバ４０は、取得したメールアドレスに基づき、外部サーバ４０の確認テーブル４０１５の確認者メールアドレスの項目を検索し、書類ＩＤを取得する。
外部サーバ４０は、取得した１または複数の書類ＩＤに基づき、書類ＩＤごとのエンドポイントを生成し、特定し、取得する。外部サーバ４０は、１または複数の書類ＩＤ、書類ＩＤごとのエンドポイントを、リクエストに対するレスポンスとしてサーバ１０へ送信する。
サーバ１０の契約管理部１０４４は、リクエストに対するレスポンスとして外部サーバ４０から契約情報の一覧（契約一覧情報）を受信し、取得する。
具体的に、サーバ１０の契約管理部１０４４は、ステップＳ７０１において取得したアクセス権限情報に含まれるアクセストークンを含むリクエストを生成し、一覧取得エンドポイントへ送信する。これにより、サーバ１０の契約管理部１０４４は、リクエストを外部サーバ４０へ送信する。
外部サーバ４０は、リクエストを受信すると、アクセストークンに基づきユーザＩＤを特定する。外部サーバ４０は、特定したユーザＩＤに基づき、書類テーブル４０１４の作成者ＩＤの項目を検索し、書類ＩＤを取得する。同様に、外部サーバ４０は、特定したユーザＩＤに基づき、外部サーバ４０のユーザテーブル４０１２のユーザＩＤの項目を検索し、メールアドレスを取得する。外部サーバ４０は、取得したメールアドレスに基づき、外部サーバ４０の確認テーブル４０１５の確認者メールアドレスの項目を検索し、書類ＩＤを取得する。
外部サーバ４０は、取得した１または複数の書類ＩＤに基づき、書類ＩＤごとのエンドポイントを生成し、特定し、取得する。外部サーバ４０は、１または複数の書類ＩＤ、書類ＩＤごとのエンドポイントを、リクエストに対するレスポンスとしてサーバ１０へ送信する。
サーバ１０の契約管理部１０４４は、リクエストに対するレスポンスとして外部サーバ４０から契約情報の一覧（契約一覧情報）を受信し、取得する。
【0140】
ステップＳ７０３において、サーバ１０の契約管理部１０４４は、一覧取得ステップにおいて取得した１または複数のエンドポイントのうち、契約記憶ステップにおいて既に記憶された契約情報に対応する１または複数の除外対象のエンドポイントを特定する除外特定ステップを実行する。
具体的に、サーバ１０の契約管理部１０４４は、ステップＳ７０２において取得した１または複数のエンドポイントに基づき、書類テーブル１０１４のエンドポイントの項目を検索し、エンドポイントが既に書類テーブル１０１４に記憶されているか否かを判定する。サーバ１０の契約管理部１０４４は、ステップＳ７０２において取得した１または複数のエンドポイントのうち、書類テーブル１０１４のエンドポイントの項目に既に記憶されているエンドポイントを除外する。これにより、既に、書類テーブル１０１４に記憶されている契約情報を取得対象から除外することができる。
具体的に、サーバ１０の契約管理部１０４４は、ステップＳ７０２において取得した１または複数のエンドポイントに基づき、書類テーブル１０１４のエンドポイントの項目を検索し、エンドポイントが既に書類テーブル１０１４に記憶されているか否かを判定する。サーバ１０の契約管理部１０４４は、ステップＳ７０２において取得した１または複数のエンドポイントのうち、書類テーブル１０１４のエンドポイントの項目に既に記憶されているエンドポイントを除外する。これにより、既に、書類テーブル１０１４に記憶されている契約情報を取得対象から除外することができる。
【0141】
ステップＳ７０４において、サーバ１０の契約管理部１０４４は、一覧取得ステップにおいて取得した１または複数のエンドポイントに含まれる、少なくとも１の所定のエンドポイントを特定する契約特定ステップを実行する。
【0142】
ステップＳ７０４において、契約特定ステップは、一覧取得ステップにおいて取得した１または複数のエンドポイントから、除外特定ステップにおいて特定した除外対象のエンドポイントを除いたエンドポイントから、少なくとも１の所定のエンドポイントを特定するステップを実行する。
具体的に、サーバ１０の契約管理部１０４４は、ステップＳ７０２において取得した１または複数のエンドポイントのうち、ステップＳ７０３において書類テーブル１０１４に既に記憶されているエンドポイントを除外して契約情報を特定する。
具体的に、サーバ１０の契約管理部１０４４は、ステップＳ７０２において取得した１または複数のエンドポイントのうち、ステップＳ７０３において書類テーブル１０１４に既に記憶されているエンドポイントを除外して契約情報を特定する。
【0143】
ステップＳ７０５において、受付ステップは、契約特定ステップにおいて特定された所定のエンドポイントを含むリクエストを受け付けるステップを実行する。
具体的に、サーバ１０の契約管理部１０４４は、ステップＳ７０３において特定した１または複数のエンドポイントを受け付ける。
具体的に、サーバ１０の契約管理部１０４４は、ステップＳ７０３において特定した１または複数のエンドポイントを受け付ける。
【0144】
ステップＳ７０６において、サーバ１０の契約管理部１０４４は、受付ステップにおいて受け付けた１または複数のエンドポイントに基づきアクセスし、１または複数のエンドポイントにより特定される１または複数の契約情報を取得する契約取得ステップを実行する。
契約取得ステップは、受付ステップにおいて受け付けたエンドポイントに、権限取得ステップにおいて取得したアクセス権限情報に基づきアクセスし、契約情報を取得するステップを実行する。
具体的に、サーバ１０の契約管理部１０４４は、ステップＳ７０１において取得したアクセス権限情報に含まれるアクセストークンを含むリクエストを生成し、ステップＳ７０５において受け付けたエンドポイントへ送信する。これにより、サーバ１０の契約管理部１０４４は、リクエストを外部サーバ４０へ送信する。
サーバ１０の契約管理部１０４４は、リクエストに対するレスポンスとして外部サーバ４０から１または複数の契約情報を受信し、取得する。
契約取得ステップは、受付ステップにおいて受け付けたエンドポイントに、権限取得ステップにおいて取得したアクセス権限情報に基づきアクセスし、契約情報を取得するステップを実行する。
具体的に、サーバ１０の契約管理部１０４４は、ステップＳ７０１において取得したアクセス権限情報に含まれるアクセストークンを含むリクエストを生成し、ステップＳ７０５において受け付けたエンドポイントへ送信する。これにより、サーバ１０の契約管理部１０４４は、リクエストを外部サーバ４０へ送信する。
サーバ１０の契約管理部１０４４は、リクエストに対するレスポンスとして外部サーバ４０から１または複数の契約情報を受信し、取得する。
【0145】
また、ステップＳ７０６において、契約取得ステップは、受付ステップにおいて受け付けたエンドポイントに、権限取得ステップにおいて取得したアクセス権限情報に基づきアクセスし、ウェブページ等のマークアップ言語により記述されたページを取得するページ取得ステップと、ページ取得ステップにより取得したページに含まれる契約情報に関連づけられたリンクを特定するステップと、特定したエンドポイントにアクセスし、契約情報を取得するステップを実行しても良い。
具体的に、外部サーバ４０は、リクエストに対するレスポンスとして、ウェブページなどのＨＴＭＬ（Ｈｙｐｅｒｔｅｘｔ Ｍａｒｋｕｐ Ｌａｎｇｕａｇｅ）、ＸＭＬをレスポンスとして送信する場合がある。このような場合は、サーバ１０の契約管理部１０４４は、正規表現等のパターンマッチング、任意の機械学習、深層学習モデル等を用いて、外部サーバ４０から受信したＨＴＭＬ、ＸＭＬなどを入力データとして、契約情報をダウンロードするためのリンクを出力データとして取得し、特定し、当該リンクから契約情報をダウンロードすることにより受信し、取得しても良い。これにより、サーバ１０の契約管理部１０４４は、契約情報をエンドポイントから取得することができる。
具体的に、外部サーバ４０は、リクエストに対するレスポンスとして、ウェブページなどのＨＴＭＬ（Ｈｙｐｅｒｔｅｘｔ Ｍａｒｋｕｐ Ｌａｎｇｕａｇｅ）、ＸＭＬをレスポンスとして送信する場合がある。このような場合は、サーバ１０の契約管理部１０４４は、正規表現等のパターンマッチング、任意の機械学習、深層学習モデル等を用いて、外部サーバ４０から受信したＨＴＭＬ、ＸＭＬなどを入力データとして、契約情報をダウンロードするためのリンクを出力データとして取得し、特定し、当該リンクから契約情報をダウンロードすることにより受信し、取得しても良い。これにより、サーバ１０の契約管理部１０４４は、契約情報をエンドポイントから取得することができる。
【0146】
ステップＳ７０７において、サーバ１０の契約管理部１０４４は、ステップＳ７０１において特定したユーザＩＤに基づき分類情報を特定する分類特定ステップを実行する。
具体的に、サーバ１０の契約管理部１０４４は、ステップＳ７０１において特定したユーザＩＤに基づき、不図示のテーブル等を参照し、当該ユーザＩＤに関連づけられたキャビネットＩＤを特定する。
例えば、サーバ１０の契約管理部１０４４は、ユーザの所属部署等に応じて、所定のキャビネットＩＤを特定しても良い。例えば、サーバ１０の契約管理部１０４４は、ユーザの役職等に応じて、所定のキャビネットＩＤを特定しても良い。
これにより、ユーザから受け付けた情報に対して、自動的に所定の分類情報であるキャビネットＩＤを付与し、管理することができる。
具体的に、サーバ１０の契約管理部１０４４は、ステップＳ７０１において特定したユーザＩＤに基づき、不図示のテーブル等を参照し、当該ユーザＩＤに関連づけられたキャビネットＩＤを特定する。
例えば、サーバ１０の契約管理部１０４４は、ユーザの所属部署等に応じて、所定のキャビネットＩＤを特定しても良い。例えば、サーバ１０の契約管理部１０４４は、ユーザの役職等に応じて、所定のキャビネットＩＤを特定しても良い。
これにより、ユーザから受け付けた情報に対して、自動的に所定の分類情報であるキャビネットＩＤを付与し、管理することができる。
【0147】
ステップＳ７０７において、サーバ１０の契約管理部１０４４は、契約取得ステップにおいて取得した契約情報に基づき分類情報を特定する分類特定ステップを実行する。
具体的に、サーバ１０の契約管理部１０４４は、ステップＳ７０６において取得した契約情報に含まれる書類データ、書類データに含まれる秘密保持契約、研究開発契約、業務委託契約等の契約種別、締結者の氏名、その他、契約情報に関する付帯的な属性情報等に基づき、所定のキャビネットＩＤを特定しても良い。
本開示においては、１または複数の契約情報に対して、それぞれ、異なるキャビネットＩＤが特定される構成としても良い。
具体的に、サーバ１０の契約管理部１０４４は、ステップＳ７０６において取得した契約情報に含まれる書類データ、書類データに含まれる秘密保持契約、研究開発契約、業務委託契約等の契約種別、締結者の氏名、その他、契約情報に関する付帯的な属性情報等に基づき、所定のキャビネットＩＤを特定しても良い。
本開示においては、１または複数の契約情報に対して、それぞれ、異なるキャビネットＩＤが特定される構成としても良い。
【0148】
また、ステップＳ７０７において、サーバ１０の契約管理部１０４４は、ページ取得ステップにより取得したページに基づき分類情報を特定する分類特定ステップを実行する。
具体的に、サーバ１０の契約管理部１０４４は、ステップＳ７０６において外部サーバ４０から受信したＨＴＭＬ、ＸＭＬなどのページ情報に基づき、所定のキャビネットＩＤを特定しても良い。例えば、サーバ１０の契約管理部１０４４は、正規表現等のパターンマッチング、任意の機械学習、深層学習モデル等を用いて、ページ情報を入力データとして、キャビネットＩＤを出力データとして取得し、特定しても良い。
本開示においては、１または複数の契約情報に対して、それぞれ、異なるキャビネットＩＤが特定される構成としても良い。
なお、サーバ１０の契約管理部１０４４は、分類特定ステップにより分類が特定できなかった場合はステップＳ７０７をスキップし、ステップＳ７０８に進む。
具体的に、サーバ１０の契約管理部１０４４は、ステップＳ７０６において外部サーバ４０から受信したＨＴＭＬ、ＸＭＬなどのページ情報に基づき、所定のキャビネットＩＤを特定しても良い。例えば、サーバ１０の契約管理部１０４４は、正規表現等のパターンマッチング、任意の機械学習、深層学習モデル等を用いて、ページ情報を入力データとして、キャビネットＩＤを出力データとして取得し、特定しても良い。
本開示においては、１または複数の契約情報に対して、それぞれ、異なるキャビネットＩＤが特定される構成としても良い。
なお、サーバ１０の契約管理部１０４４は、分類特定ステップにより分類が特定できなかった場合はステップＳ７０７をスキップし、ステップＳ７０８に進む。
【0149】
ステップＳ７０８において、サーバ１０の契約管理部１０４４は、契約取得ステップにおいて取得した１または複数の契約情報を記憶する契約記憶ステップを実行する。契約記憶ステップは、１または複数の契約情報を、それぞれ、１または複数の契約情報を特定するためのエンドポイントと関連づけて記憶する。
具体的に、サーバ１０の契約管理部１０４４は、ステップＳ７０５において受け付けた１または複数のエンドポイント、ステップＳ７０６において取得した１または複数の契約情報に含まれる１または複数の書類データを、それぞれ、書類テーブル１０１４の、新たなレコードの書類データ、エンドポイントの項目に記憶する。なお、ステップＳ７０１において特定したユーザＩＤを、不図示のテーブル等を用いて、当該契約情報と関連づけて記憶しても良い。
具体的に、サーバ１０の契約管理部１０４４は、ステップＳ７０５において受け付けた１または複数のエンドポイント、ステップＳ７０６において取得した１または複数の契約情報に含まれる１または複数の書類データを、それぞれ、書類テーブル１０１４の、新たなレコードの書類データ、エンドポイントの項目に記憶する。なお、ステップＳ７０１において特定したユーザＩＤを、不図示のテーブル等を用いて、当該契約情報と関連づけて記憶しても良い。
【0150】
ステップＳ７０８において、サーバ１０の契約管理部１０４４は、記憶ステップにおいて記憶された１または複数の契約情報に、それぞれ、分類特定ステップにおいて特定された１または複数の分類情報を関連づけて記憶する分類記憶ステップを実行する。
具体的に、サーバ１０の契約管理部１０４４は、書類テーブル１０１４の新たなレコードの１または複数の書類ＩＤ、ステップＳ７０７において書類ＩＤごとに特定された１または複数のキャビネットＩＤを、それぞれ、契約書グループテーブル１０１８の新たなレコードの書類ＩＤ、キャビネットＩＤの項目に記憶する。これにより、サーバ１０の契約管理部１０４４は、契約情報を分類情報に関連づけて記憶することができる。
具体的に、サーバ１０の契約管理部１０４４は、書類テーブル１０１４の新たなレコードの１または複数の書類ＩＤ、ステップＳ７０７において書類ＩＤごとに特定された１または複数のキャビネットＩＤを、それぞれ、契約書グループテーブル１０１８の新たなレコードの書類ＩＤ、キャビネットＩＤの項目に記憶する。これにより、サーバ１０の契約管理部１０４４は、契約情報を分類情報に関連づけて記憶することができる。
【0151】
本開示において、ユーザは、ユーザ端末を用いてサーバ１０へアクセスすることにより契約書管理処理によりサーバ１０の記憶部１０１に記憶された契約情報を表示させることができる。本開示においては、一例として第１ユーザによる処理を例示するが、第２ユーザも、第１ユーザと同様に実行することが可能である。
第１ユーザは、第１ユーザ端末２０のブラウザアプリケーションにおいて、第１ユーザ端末２０の入力装置２０６などを操作することにより、所定のＵＲＬを入力する。第１ユーザ端末２０の制御部２０４は、契約情報を一覧表示させるためのリクエストをサーバ１０へ送信する。サーバ１０は、リクエストを受信すると、書類テーブル１０１４から、第１ユーザに関連づけられた１または複数の契約情報を取得し、第１ユーザ端末２０へ送信する。具体的に、第１ユーザ端末２０へ送信する契約情報は、書類ＩＤ、契約情報の書類テーブル１０１４への記憶日時を含めても良い。
第１ユーザ端末２０の制御部２０４は、受信した１または複数の契約情報を第１ユーザ端末２０のディスプレイ２０８１等に表示し、外部の契約締結サービスから取得した契約締結前の契約情報を、第１ユーザに提示する。
第１ユーザは、第１ユーザ端末２０のブラウザアプリケーションにおいて、第１ユーザ端末２０の入力装置２０６などを操作することにより、所定のＵＲＬを入力する。第１ユーザ端末２０の制御部２０４は、契約情報を一覧表示させるためのリクエストをサーバ１０へ送信する。サーバ１０は、リクエストを受信すると、書類テーブル１０１４から、第１ユーザに関連づけられた１または複数の契約情報を取得し、第１ユーザ端末２０へ送信する。具体的に、第１ユーザ端末２０へ送信する契約情報は、書類ＩＤ、契約情報の書類テーブル１０１４への記憶日時を含めても良い。
第１ユーザ端末２０の制御部２０４は、受信した１または複数の契約情報を第１ユーザ端末２０のディスプレイ２０８１等に表示し、外部の契約締結サービスから取得した契約締結前の契約情報を、第１ユーザに提示する。
【0152】
図２２は、第１ユーザ端末２０に一覧提示される契約情報を示す一覧表示画面８４の画面例である。
一覧表示画面８４は、契約情報の一覧をリスト形式で表示するテーブル８４１を含む。テーブル８４１は、行ごとに契約情報８５１、８５２・・・がリスト形式で表示されている。テーブル８４１は、契約情報８５１ごとに、契約情報を選択するためのアイコン等の描画オブジェクト８５１１、書類ＩＤ８５１２、記憶日８５１３、取得元８５１５などの描画オブジェクトを含む。
第１ユーザは、第１ユーザ端末２０の入力装置２０６などを操作することにより、描画オブジェクト８５１１を選択することにより、書類テーブル１０１４に記憶されている契約情報を確認することができる。例えば、第１ユーザは、第１ユーザ端末２０の入力装置２０６などを操作することにより、描画オブジェクト８５１１を選択すると、書類ＩＤを含むリクエストをサーバ１０へ送信する。サーバ１０の契約管理部１０４４は、受信した書類ＩＤに基づき、書類テーブル１０１４、確認テーブル１０１５の書類ＩＤの項目を検索し契約情報、確認者情報を取得し、確認画面を生成し第１ユーザ端末２０に送信する。
具体的に、第１ユーザ端末２０のディスプレイ２０８１は、第１ユーザに対して、契約情報を承認する操作を受け付ける確認画面を提示する。確認画面は、図２０に図示される契約書確認処理の確認画面７０と同様であるが、同意ボタン７４０は非表示または選択できない状態とする。
これにより、第１ユーザは、契約書管理処理により記憶された契約情報を一覧して確認することができる。
一覧表示画面８４は、契約情報の一覧をリスト形式で表示するテーブル８４１を含む。テーブル８４１は、行ごとに契約情報８５１、８５２・・・がリスト形式で表示されている。テーブル８４１は、契約情報８５１ごとに、契約情報を選択するためのアイコン等の描画オブジェクト８５１１、書類ＩＤ８５１２、記憶日８５１３、取得元８５１５などの描画オブジェクトを含む。
第１ユーザは、第１ユーザ端末２０の入力装置２０６などを操作することにより、描画オブジェクト８５１１を選択することにより、書類テーブル１０１４に記憶されている契約情報を確認することができる。例えば、第１ユーザは、第１ユーザ端末２０の入力装置２０６などを操作することにより、描画オブジェクト８５１１を選択すると、書類ＩＤを含むリクエストをサーバ１０へ送信する。サーバ１０の契約管理部１０４４は、受信した書類ＩＤに基づき、書類テーブル１０１４、確認テーブル１０１５の書類ＩＤの項目を検索し契約情報、確認者情報を取得し、確認画面を生成し第１ユーザ端末２０に送信する。
具体的に、第１ユーザ端末２０のディスプレイ２０８１は、第１ユーザに対して、契約情報を承認する操作を受け付ける確認画面を提示する。確認画面は、図２０に図示される契約書確認処理の確認画面７０と同様であるが、同意ボタン７４０は非表示または選択できない状態とする。
これにより、第１ユーザは、契約書管理処理により記憶された契約情報を一覧して確認することができる。
【0153】
＜コンピュータの基本ハードウェア構成＞
図２３は、コンピュータ９０の基本的なハードウェア構成を示すブロック図である。コンピュータ９０は、プロセッサ９０１、主記憶装置９０２、補助記憶装置９０３、通信ＩＦ９９１（インタフェース、Interface）を少なくとも備える。これらは通信バス９２１により相互に電気的に接続される。
図２３は、コンピュータ９０の基本的なハードウェア構成を示すブロック図である。コンピュータ９０は、プロセッサ９０１、主記憶装置９０２、補助記憶装置９０３、通信ＩＦ９９１（インタフェース、Interface）を少なくとも備える。これらは通信バス９２１により相互に電気的に接続される。
【0154】
プロセッサ９０１とは、プログラムに記述された命令セットを実行するためのハードウェアである。プロセッサ９０１は、演算装置、レジスタ、周辺回路等から構成される。
【0155】
主記憶装置９０２とは、プログラム、及びプログラム等で処理されるデータ等を一時的に記憶するためのものである。例えば、ＤＲＡＭ（Dynamic Random Access Memory）等の揮発性のメモリである。
【0156】
補助記憶装置９０３とは、データ及びプログラムを保存するための記憶装置である。例えば、フラッシュメモリ、ＨＤＤ（Hard Disc Drive）、光磁気ディスク、ＣＤ－ＲＯＭ、ＤＶＤ－ＲＯＭ、半導体メモリ等である。
【0157】
通信ＩＦ９９１とは、有線又は無線の通信規格を用いて、他のコンピュータとネットワークを介して通信するための信号を入出力するためのインタフェースである。
ネットワークは、インターネット、ＬＡＮ、無線基地局等によって構築される各種移動通信システム等で構成される。例えば、ネットワークには、３Ｇ、４Ｇ、５Ｇ移動通信システム、ＬＴＥ（Long Term Evolution）、所定のアクセスポイントによってインターネットに接続可能な無線ネットワーク（例えばWi-Fi（登録商標））等が含まれる。無線で接続する場合、通信プロトコルとして例えば、Ｚ－Ｗａｖｅ（登録商標）、ＺｉｇＢｅｅ（登録商標）、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）等が含まれる。有線で接続する場合は、ネットワークには、ＵＳＢ（Universal Serial Bus）ケーブル等により直接接続するものも含む。
ネットワークは、インターネット、ＬＡＮ、無線基地局等によって構築される各種移動通信システム等で構成される。例えば、ネットワークには、３Ｇ、４Ｇ、５Ｇ移動通信システム、ＬＴＥ（Long Term Evolution）、所定のアクセスポイントによってインターネットに接続可能な無線ネットワーク（例えばWi-Fi（登録商標））等が含まれる。無線で接続する場合、通信プロトコルとして例えば、Ｚ－Ｗａｖｅ（登録商標）、ＺｉｇＢｅｅ（登録商標）、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）等が含まれる。有線で接続する場合は、ネットワークには、ＵＳＢ（Universal Serial Bus）ケーブル等により直接接続するものも含む。
【0158】
なお、各ハードウェア構成の全部または一部を複数のコンピュータ９０に分散して設け、ネットワークを介して相互に接続することによりコンピュータ９０を仮想的に実現することができる。このように、コンピュータ９０は、単一の筐体、ケースに収納されたコンピュータ９０だけでなく、仮想化されたコンピュータシステムも含む概念である。
【0159】
＜コンピュータ９０の基本機能構成＞
コンピュータ９０の基本ハードウェア構成（図２３）により実現されるコンピュータの機能構成を説明する。コンピュータは、制御部、記憶部、通信部の機能ユニットを少なくとも備える。
コンピュータ９０の基本ハードウェア構成（図２３）により実現されるコンピュータの機能構成を説明する。コンピュータは、制御部、記憶部、通信部の機能ユニットを少なくとも備える。
【0160】
なお、コンピュータ９０が備える機能ユニットは、それぞれの機能ユニットの全部または一部を、ネットワークで相互に接続された複数のコンピュータ９０に分散して設けても実現することができる。コンピュータ９０は、単一のコンピュータ９０だけでなく、仮想化されたコンピュータシステムも含む概念である。
【0161】
制御部は、プロセッサ９０１が補助記憶装置９０３に記憶された各種プログラムを読み出して主記憶装置９０２に展開し、当該プログラムに従って処理を実行することにより実現される。制御部は、プログラムの種類に応じて様々な情報処理を行う機能ユニットを実現することができる。これにより、コンピュータは情報処理を行う情報処理装置として実現される。
【0162】
記憶部は、主記憶装置９０２、補助記憶装置９０３により実現される。記憶部は、データ、各種プログラム、各種データベースを記憶する。また、プロセッサ９０１は、プログラムに従って記憶部に対応する記憶領域を主記憶装置９０２または補助記憶装置９０３に確保することができる。また、制御部は、各種プログラムに従ってプロセッサ９０１に、記憶部に記憶されたデータの追加、更新、削除処理を実行させることができる。
【0163】
データベースは、リレーショナルデータベースを指し、行と列によって構造的に規定された表形式のテーブル、マスタと呼ばれるデータ集合を、互いに関連づけて管理するためのものである。データベースでは、表をテーブル、マスタ、表の列をカラム、表の行をレコードと呼ぶ。リレーショナルデータベースでは、テーブル、マスタ同士の関係を設定し、関連づけることができる。
通常、各テーブル、各マスタにはレコードを一意に特定するための主キーとなるカラムが設定されるが、カラムへの主キーの設定は必須ではない。制御部は、各種プログラムに従ってプロセッサ９０１に、記憶部に記憶された特定のテーブル、マスタにレコードを追加、削除、更新を実行させることができる。
通常、各テーブル、各マスタにはレコードを一意に特定するための主キーとなるカラムが設定されるが、カラムへの主キーの設定は必須ではない。制御部は、各種プログラムに従ってプロセッサ９０１に、記憶部に記憶された特定のテーブル、マスタにレコードを追加、削除、更新を実行させることができる。
【0164】
なお、本開示におけるデータベース、マスタは、情報が構造的に規定された任意のデータ構造体（リスト、辞書、連想配列、オブジェクトなど）を含み得る。データ構造体には、データと、任意のプログラミング言語により記述された関数、クラス、メソッドなどを組み合わせることにより、データ構造体と見なし得るデータも含むものとする。
【0165】
通信部は、通信ＩＦ９９１により実現される。通信部は、ネットワークを介して他のコンピュータ９０と通信を行う機能を実現する。通信部は、他のコンピュータ９０から送信された情報を受信し、制御部へ入力することができる。制御部は、各種プログラムに従ってプロセッサ９０１に、受信した情報に対する情報処理を実行させることができる。また、通信部は、制御部から出力された情報を他のコンピュータ９０へ送信することができる。
【0166】
＜付記＞
以上の各実施形態で説明した事項を以下に付記する。
以上の各実施形態で説明した事項を以下に付記する。
【0167】
（付記１）
プロセッサと、記憶部とを備え、コンピュータにユーザ間の電子的な契約手続きを記憶させるための契約管理プログラムであって、契約管理プログラムは、プロセッサに、外部の契約締結サービスに記憶された契約情報を特定するためのエンドポイントを含むリクエストを受け付ける受付ステップ（Ｓ５０２，Ｓ６０２，Ｓ７０５）と、受付ステップにおいて受け付けたエンドポイントに基づきアクセスし、エンドポイントにより特定される契約情報を取得する契約取得ステップ（Ｓ５０４，Ｓ６０４，Ｓ７０６）と、契約取得ステップにおいて取得した契約情報を記憶する契約記憶ステップ（Ｓ５０６，Ｓ６０６，Ｓ７０８）と、を実行させる契約管理プログラム。
これにより、外部の契約締結サービスにおいて締結された契約情報を記憶し、管理することができる。具体的に、複数の外部契約締結サービスを介して締結された契約情報を取得し、記憶、管理することができる。
プロセッサと、記憶部とを備え、コンピュータにユーザ間の電子的な契約手続きを記憶させるための契約管理プログラムであって、契約管理プログラムは、プロセッサに、外部の契約締結サービスに記憶された契約情報を特定するためのエンドポイントを含むリクエストを受け付ける受付ステップ（Ｓ５０２，Ｓ６０２，Ｓ７０５）と、受付ステップにおいて受け付けたエンドポイントに基づきアクセスし、エンドポイントにより特定される契約情報を取得する契約取得ステップ（Ｓ５０４，Ｓ６０４，Ｓ７０６）と、契約取得ステップにおいて取得した契約情報を記憶する契約記憶ステップ（Ｓ５０６，Ｓ６０６，Ｓ７０８）と、を実行させる契約管理プログラム。
これにより、外部の契約締結サービスにおいて締結された契約情報を記憶し、管理することができる。具体的に、複数の外部契約締結サービスを介して締結された契約情報を取得し、記憶、管理することができる。
【0168】
（付記２）
受付ステップ（Ｓ５０２，Ｓ６０２）は、ユーザから、外部の契約締結サービスに記憶された契約情報を特定するためのエンドポイントを受け付けるステップである、付記１記載の契約管理プログラム。
これにより、ユーザから受け付けたエンドポイントにより特定される、外部の契約締結サービスにおいて締結された契約情報を取得し、記憶、管理することができる。
受付ステップ（Ｓ５０２，Ｓ６０２）は、ユーザから、外部の契約締結サービスに記憶された契約情報を特定するためのエンドポイントを受け付けるステップである、付記１記載の契約管理プログラム。
これにより、ユーザから受け付けたエンドポイントにより特定される、外部の契約締結サービスにおいて締結された契約情報を取得し、記憶、管理することができる。
【0169】
（付記３）
受付ステップ（Ｓ５０２）は、ユーザから、エンドポイントが記載された電子メールを受信することにより、エンドポイントを含むリクエストを受け付けるステップである、付記２記載の契約管理プログラム。
これにより、ユーザから電子メールを介して受け付けたエンドポイントにより特定される、外部の契約締結サービスにおいて締結された契約情報を記憶し、管理することができる。ユーザは特別な設定等を行うことなしに、契約情報を取得し、記憶、管理することができる。
受付ステップ（Ｓ５０２）は、ユーザから、エンドポイントが記載された電子メールを受信することにより、エンドポイントを含むリクエストを受け付けるステップである、付記２記載の契約管理プログラム。
これにより、ユーザから電子メールを介して受け付けたエンドポイントにより特定される、外部の契約締結サービスにおいて締結された契約情報を記憶し、管理することができる。ユーザは特別な設定等を行うことなしに、契約情報を取得し、記憶、管理することができる。
【0170】
（付記４）
受付ステップ（Ｓ５０２）は、ユーザから、ユーザが所属する組織または会社のドメイン名を有するメールアドレスを介して、エンドポイントが記載された電子メールを受信することにより、エンドポイントを含むリクエストを受け付けるステップである、付記３記載の契約管理プログラム。
これにより、ユーザからチャットサービスを介して受け付けたエンドポイントにより特定される、外部の契約締結サービスにおいて締結された契約情報を記憶し、管理することができる。ユーザは特別な設定等を行うことなしに、契約情報を取得し、記憶、管理することができる。
受付ステップ（Ｓ５０２）は、ユーザから、ユーザが所属する組織または会社のドメイン名を有するメールアドレスを介して、エンドポイントが記載された電子メールを受信することにより、エンドポイントを含むリクエストを受け付けるステップである、付記３記載の契約管理プログラム。
これにより、ユーザからチャットサービスを介して受け付けたエンドポイントにより特定される、外部の契約締結サービスにおいて締結された契約情報を記憶し、管理することができる。ユーザは特別な設定等を行うことなしに、契約情報を取得し、記憶、管理することができる。
【0171】
（付記５）
受付ステップ（Ｓ６０２）は、ユーザから、チャットサービスを介して、エンドポイントが記載されたメッセージを受信することにより、エンドポイントを含むリクエストを受け付けるステップである、付記２記載の契約管理プログラム。
これにより、ユーザは特別な操作を行うことなしに、外部の契約締結サービスにおいて締結された契約情報を取得し、記憶、管理することができる。
受付ステップ（Ｓ６０２）は、ユーザから、チャットサービスを介して、エンドポイントが記載されたメッセージを受信することにより、エンドポイントを含むリクエストを受け付けるステップである、付記２記載の契約管理プログラム。
これにより、ユーザは特別な操作を行うことなしに、外部の契約締結サービスにおいて締結された契約情報を取得し、記憶、管理することができる。
【0172】
（付記６）
契約管理プログラムは、プロセッサに、ユーザにより参照可能な１または複数の契約情報のそれぞれに関連づけられた１または複数のエンドポイントの一覧を取得する一覧取得ステップ（Ｓ７０２）と、一覧取得ステップにおいて取得した１または複数のエンドポイントに含まれる、少なくとも１の所定のエンドポイントを特定する契約特定ステップ（Ｓ７０４）と、を実行させ、受付ステップ（Ｓ７０５）は、契約特定ステップにおいて特定された所定のエンドポイントを含むリクエストを受け付けるステップである、付記１記載の契約管理プログラム。
これにより、既に記憶された契約情報を除いて、外部の契約締結サービスにおいて締結された契約情報を取得し、記憶、管理することができる。
契約管理プログラムは、プロセッサに、ユーザにより参照可能な１または複数の契約情報のそれぞれに関連づけられた１または複数のエンドポイントの一覧を取得する一覧取得ステップ（Ｓ７０２）と、一覧取得ステップにおいて取得した１または複数のエンドポイントに含まれる、少なくとも１の所定のエンドポイントを特定する契約特定ステップ（Ｓ７０４）と、を実行させ、受付ステップ（Ｓ７０５）は、契約特定ステップにおいて特定された所定のエンドポイントを含むリクエストを受け付けるステップである、付記１記載の契約管理プログラム。
これにより、既に記憶された契約情報を除いて、外部の契約締結サービスにおいて締結された契約情報を取得し、記憶、管理することができる。
【0173】
（付記７）
契約管理プログラムは、プロセッサに、一覧取得ステップにおいて取得した１または複数のエンドポイントのうち、契約記憶ステップにおいて既に記憶された契約情報に対応する１または複数の除外対象のエンドポイントを特定する除外特定ステップ（Ｓ７０３）と、を実行させ、契約特定ステップ（Ｓ７０４）は、一覧取得ステップにおいて取得した１または複数のエンドポイントから、除外特定ステップにおいて特定した除外対象のエンドポイントを除いたエンドポイントから、少なくとも１の所定のエンドポイントを特定するステップである、付記６記載の契約管理プログラム。
これにより、ユーザは特別な操作を行うことなしに、外部の契約締結サービスにおいて締結された契約情報を定期的に取得し、記憶、管理することができる。
契約管理プログラムは、プロセッサに、一覧取得ステップにおいて取得した１または複数のエンドポイントのうち、契約記憶ステップにおいて既に記憶された契約情報に対応する１または複数の除外対象のエンドポイントを特定する除外特定ステップ（Ｓ７０３）と、を実行させ、契約特定ステップ（Ｓ７０４）は、一覧取得ステップにおいて取得した１または複数のエンドポイントから、除外特定ステップにおいて特定した除外対象のエンドポイントを除いたエンドポイントから、少なくとも１の所定のエンドポイントを特定するステップである、付記６記載の契約管理プログラム。
これにより、ユーザは特別な操作を行うことなしに、外部の契約締結サービスにおいて締結された契約情報を定期的に取得し、記憶、管理することができる。
【0174】
（付記８）
一覧取得ステップ（Ｓ７０２）は、所定の期間ごとに自動的に実行される、付記６記載の契約管理プログラム。
これにより、ユーザは契約情報の内容等に応じて、所望の電子メールアドレスを送信先に指定してエンドポイントを含むメッセージを電子メールで送信することにより、外部の契約締結サービスにおいて締結された契約情報を特別な操作等を行うことなしに、分類し、記憶することができる。
一覧取得ステップ（Ｓ７０２）は、所定の期間ごとに自動的に実行される、付記６記載の契約管理プログラム。
これにより、ユーザは契約情報の内容等に応じて、所望の電子メールアドレスを送信先に指定してエンドポイントを含むメッセージを電子メールで送信することにより、外部の契約締結サービスにおいて締結された契約情報を特別な操作等を行うことなしに、分類し、記憶することができる。
【0175】
（付記９）
一覧取得ステップ（Ｓ７０２）は、ユーザまたは管理者からの指示に応じて実行される、付記６記載の契約管理プログラム。
これにより、ユーザの電子メールアドレスに応じて、特別な操作を行うことなしに、外部の契約締結サービスにおいて締結された契約情報を分類し、記憶することができる。
一覧取得ステップ（Ｓ７０２）は、ユーザまたは管理者からの指示に応じて実行される、付記６記載の契約管理プログラム。
これにより、ユーザの電子メールアドレスに応じて、特別な操作を行うことなしに、外部の契約締結サービスにおいて締結された契約情報を分類し、記憶することができる。
【0176】
（付記１０）
契約管理プログラムは、プロセッサに、受付ステップにおいて受け付けた電子メールの送信先の電子メールアドレスに基づき分類情報を特定する分類特定ステップ（Ｓ５０５）と、記憶ステップにおいて記憶された契約情報に、分類特定ステップにおいて特定された分類情報を関連づけて記憶する分類記憶ステップ（Ｓ５０６）と、を実行させる、付記３記載の契約管理プログラム。
これにより、ユーザの電子メールの件名、本文、添付ファイル等に応じて、特別な操作を行うことなしに、外部の契約締結サービスにおいて締結された契約情報を分類し、記憶することができる。
契約管理プログラムは、プロセッサに、受付ステップにおいて受け付けた電子メールの送信先の電子メールアドレスに基づき分類情報を特定する分類特定ステップ（Ｓ５０５）と、記憶ステップにおいて記憶された契約情報に、分類特定ステップにおいて特定された分類情報を関連づけて記憶する分類記憶ステップ（Ｓ５０６）と、を実行させる、付記３記載の契約管理プログラム。
これにより、ユーザの電子メールの件名、本文、添付ファイル等に応じて、特別な操作を行うことなしに、外部の契約締結サービスにおいて締結された契約情報を分類し、記憶することができる。
【0177】
（付記１１）
契約管理プログラムは、プロセッサに、受付ステップにおいて受け付けた電子メールの送信元の電子メールアドレスに基づき分類情報を特定する分類特定ステップ（Ｓ５０５）と、記憶ステップにおいて記憶された契約情報に、分類特定ステップにおいて特定された分類情報を関連づけて記憶する分類記憶ステップ（Ｓ５０６）と、を実行させる、付記３記載の契約管理プログラム。
これにより、ユーザは契約情報の内容等に応じて、所望のアカウント情報をメンションしてエンドポイントを含むメッセージをチャットサービスで送信することにより、外部の契約締結サービスにおいて締結された契約情報を特別な操作等を行うことなしに、分類し、記憶することができる。
契約管理プログラムは、プロセッサに、受付ステップにおいて受け付けた電子メールの送信元の電子メールアドレスに基づき分類情報を特定する分類特定ステップ（Ｓ５０５）と、記憶ステップにおいて記憶された契約情報に、分類特定ステップにおいて特定された分類情報を関連づけて記憶する分類記憶ステップ（Ｓ５０６）と、を実行させる、付記３記載の契約管理プログラム。
これにより、ユーザは契約情報の内容等に応じて、所望のアカウント情報をメンションしてエンドポイントを含むメッセージをチャットサービスで送信することにより、外部の契約締結サービスにおいて締結された契約情報を特別な操作等を行うことなしに、分類し、記憶することができる。
【0178】
（付記１２）
契約管理プログラムは、プロセッサに、受付ステップにおいて受け付けた電子メールの件名、本文または添付ファイルの少なくとも１つに基づき分類情報を特定する分類特定ステップ（Ｓ５０５）と、記憶ステップにおいて記憶された契約情報に、分類特定ステップにおいて特定された分類情報を関連づけて記憶する分類記憶ステップ（Ｓ５０６）と、を実行させる、付記３記載の契約管理プログラム。
これにより、ユーザのアカウント情報に応じて、特別な操作を行うことなしに、外部の契約締結サービスにおいて締結された契約情報を分類し、記憶することができる。
契約管理プログラムは、プロセッサに、受付ステップにおいて受け付けた電子メールの件名、本文または添付ファイルの少なくとも１つに基づき分類情報を特定する分類特定ステップ（Ｓ５０５）と、記憶ステップにおいて記憶された契約情報に、分類特定ステップにおいて特定された分類情報を関連づけて記憶する分類記憶ステップ（Ｓ５０６）と、を実行させる、付記３記載の契約管理プログラム。
これにより、ユーザのアカウント情報に応じて、特別な操作を行うことなしに、外部の契約締結サービスにおいて締結された契約情報を分類し、記憶することができる。
【0179】
（付記１３）
契約管理プログラムは、プロセッサに、受付ステップにおいて受け付けたメッセージにおいてメンションされたアカウント情報に基づき分類情報を特定する分類特定ステップ（Ｓ６０５）と、記憶ステップにおいて記憶された契約情報に、分類特定ステップにおいて特定された分類情報を関連づけて記憶する分類記憶ステップ（Ｓ６０６）と、を実行させる、付記５記載の契約管理プログラム。
これにより、エンドポイントへアクセスすることなしに、契約情報を記憶、管理することができる。
契約管理プログラムは、プロセッサに、受付ステップにおいて受け付けたメッセージにおいてメンションされたアカウント情報に基づき分類情報を特定する分類特定ステップ（Ｓ６０５）と、記憶ステップにおいて記憶された契約情報に、分類特定ステップにおいて特定された分類情報を関連づけて記憶する分類記憶ステップ（Ｓ６０６）と、を実行させる、付記５記載の契約管理プログラム。
これにより、エンドポイントへアクセスすることなしに、契約情報を記憶、管理することができる。
【0180】
（付記１４）
契約管理プログラムは、プロセッサに、受付ステップにおいて受け付けたメッセージの送信元のアカウント情報に基づき分類情報を特定する分類特定ステップ（Ｓ６０５）と、記憶ステップにおいて記憶された契約情報に、分類情報を関連づけて記憶する分類記憶ステップ（Ｓ６０６）と、を実行させる、付記５記載の契約管理プログラム。
これにより、契約情報をエンドポイントと関連づけて記憶することができる。例えば、同一エンドポイントに関連づけられた契約情報の二重登録等を防ぐことができる。
契約管理プログラムは、プロセッサに、受付ステップにおいて受け付けたメッセージの送信元のアカウント情報に基づき分類情報を特定する分類特定ステップ（Ｓ６０５）と、記憶ステップにおいて記憶された契約情報に、分類情報を関連づけて記憶する分類記憶ステップ（Ｓ６０６）と、を実行させる、付記５記載の契約管理プログラム。
これにより、契約情報をエンドポイントと関連づけて記憶することができる。例えば、同一エンドポイントに関連づけられた契約情報の二重登録等を防ぐことができる。
【0181】
（付記１５）
契約記憶ステップ（Ｓ５０６）は、受付ステップにおいて受信した電子メールに添付されている契約情報を記憶するステップである、付記３記載の契約管理プログラム。
これにより、契約情報へアクセスするためのアクセス権限情報を有さないエンドポイントを含むリクエストを受け付けた場合において、ユーザまたは管理者は所定の通知に応じて、適切なアクセス権限の設定を行うことができる。
契約記憶ステップ（Ｓ５０６）は、受付ステップにおいて受信した電子メールに添付されている契約情報を記憶するステップである、付記３記載の契約管理プログラム。
これにより、契約情報へアクセスするためのアクセス権限情報を有さないエンドポイントを含むリクエストを受け付けた場合において、ユーザまたは管理者は所定の通知に応じて、適切なアクセス権限の設定を行うことができる。
【0182】
（付記１６）
契約記憶ステップ（Ｓ５０６，Ｓ６０６，Ｓ７０８）は、契約情報を、契約情報を特定するためのエンドポイントと関連づけて記憶する、付記１記載の契約管理プログラム。
これにより、契約情報へアクセスするためのアクセス権限情報を有さないエンドポイントを含むリクエストを受け付けた場合において、ユーザまたは管理者からのアクセス権限情報の受け付けに応じて、外部の契約締結サービスにおいて締結された契約情報を記憶し、管理することができる。
契約記憶ステップ（Ｓ５０６，Ｓ６０６，Ｓ７０８）は、契約情報を、契約情報を特定するためのエンドポイントと関連づけて記憶する、付記１記載の契約管理プログラム。
これにより、契約情報へアクセスするためのアクセス権限情報を有さないエンドポイントを含むリクエストを受け付けた場合において、ユーザまたは管理者からのアクセス権限情報の受け付けに応じて、外部の契約締結サービスにおいて締結された契約情報を記憶し、管理することができる。
【0183】
（付記１７）
契約管理プログラムは、プロセッサに、受付ステップにおいて受け付けたエンドポイントへアクセスするためのアクセス権限情報を取得する権限取得ステップ（Ｓ５０３，Ｓ６０３，Ｓ７０１）と、を実行させ、契約取得ステップ（Ｓ５０４，Ｓ６０４，Ｓ７０６）は、受付ステップにおいて受け付けたエンドポイントに、権限取得ステップにおいて取得したアクセス権限情報に基づきアクセスし、契約情報を取得するステップであり、権限取得ステップ（Ｓ５０３，Ｓ６０３，Ｓ７０１）は、受付ステップにおいて受け付けたエンドポイントへアクセスするためのアクセス権限情報を取得することができなかった場合に、ユーザまたは管理者へ所定の通知を行う通知ステップを含む、付記１記載の契約管理プログラム。
これにより、外部の契約締結サービスにおいて締結された契約情報を記憶し、管理することができる。具体的に、複数の外部契約締結サービスを介して締結された契約情報を取得し、記憶、管理することができる。
契約管理プログラムは、プロセッサに、受付ステップにおいて受け付けたエンドポイントへアクセスするためのアクセス権限情報を取得する権限取得ステップ（Ｓ５０３，Ｓ６０３，Ｓ７０１）と、を実行させ、契約取得ステップ（Ｓ５０４，Ｓ６０４，Ｓ７０６）は、受付ステップにおいて受け付けたエンドポイントに、権限取得ステップにおいて取得したアクセス権限情報に基づきアクセスし、契約情報を取得するステップであり、権限取得ステップ（Ｓ５０３，Ｓ６０３，Ｓ７０１）は、受付ステップにおいて受け付けたエンドポイントへアクセスするためのアクセス権限情報を取得することができなかった場合に、ユーザまたは管理者へ所定の通知を行う通知ステップを含む、付記１記載の契約管理プログラム。
これにより、外部の契約締結サービスにおいて締結された契約情報を記憶し、管理することができる。具体的に、複数の外部契約締結サービスを介して締結された契約情報を取得し、記憶、管理することができる。
【0184】
（付記１８）
契約管理プログラムは、プロセッサに、権限取得ステップ（Ｓ５０３，Ｓ６０３，Ｓ７０１）は、通知ステップにおいて通知が行われたユーザまたは管理者から、通知が行われた後に受け付けたアクセス権限情報を取得するステップを含み、契約取得ステップ（Ｓ５０４，Ｓ６０４，Ｓ７０６）は、権限取得ステップにおいて、通知が行われた後に、ユーザまたは管理者からアクセス権限情報を取得したことを検知して、契約情報を取得するステップである、付記１７記載の契約管理プログラム。
これにより、外部の契約締結サービスにおいて締結された契約情報を記憶し、管理することができる。具体的に、複数の外部契約締結サービスを介して締結された契約情報を取得し、記憶、管理することができる。
契約管理プログラムは、プロセッサに、権限取得ステップ（Ｓ５０３，Ｓ６０３，Ｓ７０１）は、通知ステップにおいて通知が行われたユーザまたは管理者から、通知が行われた後に受け付けたアクセス権限情報を取得するステップを含み、契約取得ステップ（Ｓ５０４，Ｓ６０４，Ｓ７０６）は、権限取得ステップにおいて、通知が行われた後に、ユーザまたは管理者からアクセス権限情報を取得したことを検知して、契約情報を取得するステップである、付記１７記載の契約管理プログラム。
これにより、外部の契約締結サービスにおいて締結された契約情報を記憶し、管理することができる。具体的に、複数の外部契約締結サービスを介して締結された契約情報を取得し、記憶、管理することができる。
【0185】
（付記１９）
プロセッサと、記憶部とを備える情報処理装置であって、プロセッサに、付記１から１８のいずれか記載の契約管理プログラムを実行させる、情報処理装置。
これにより、外部の契約締結サービスにおいて締結された契約情報を記憶し、管理することができる。具体的に、複数の外部契約締結サービスを介して締結された契約情報を取得し、記憶、管理することができる。
プロセッサと、記憶部とを備える情報処理装置であって、プロセッサに、付記１から１８のいずれか記載の契約管理プログラムを実行させる、情報処理装置。
これにより、外部の契約締結サービスにおいて締結された契約情報を記憶し、管理することができる。具体的に、複数の外部契約締結サービスを介して締結された契約情報を取得し、記憶、管理することができる。
【符号の説明】
【0186】
１ 情報処理システム、１０ サーバ、１０１ 記憶部、１０４ 制御部、１０６ 入力装置、１０８ 出力装置、２０ 第１ユーザ端末、２０１ 記憶部、２０４ 制御部、２０６ 入力装置、２０８ 出力装置、３０ 第２ユーザ端末、３０１ 記憶部、３０４ 制御部、３０６ 入力装置、３０８ 出力装置
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
