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特開2023-158655マルチカテーテルシステムを動作させるためのスイッチングユニット
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023158655
(43)【公開日】2023-10-30
(54)【発明の名称】マルチカテーテルシステムを動作させるためのスイッチングユニット
(51)【国際特許分類】
   A61B 5/304 20210101AFI20231023BHJP
   A61B 5/33 20210101ALI20231023BHJP
   A61B 5/367 20210101ALI20231023BHJP
   A61B 18/02 20060101ALN20231023BHJP
【FI】
A61B5/304
A61B5/33 100
A61B5/367
A61B18/02
【審査請求】未請求
【請求項の数】12
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2023067042
(22)【出願日】2023-04-17
(31)【優先権主張番号】17/722,664
(32)【優先日】2022-04-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】511099630
【氏名又は名称】バイオセンス・ウエブスター・(イスラエル)・リミテッド
【氏名又は名称原語表記】Biosense Webster (Israel), Ltd.
(74)【代理人】
【識別番号】100088605
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 公延
(74)【代理人】
【識別番号】100130384
【弁理士】
【氏名又は名称】大島 孝文
(72)【発明者】
【氏名】アサフ・ゴバリ
(72)【発明者】
【氏名】バディム・グリナー
(72)【発明者】
【氏名】アンドレス・クラウディオ・アルトマン
【テーマコード(参考)】
4C127
4C160
【Fターム(参考)】
4C127AA02
4C127BB05
4C127LL08
4C160KK04
4C160MM38
(57)【要約】
【課題】複数のカテーテルを有する医療システムを動作させるための方法及びシステムを提供すること。
【解決手段】システムであって、(a)スイッチングユニットであって、(i)スイッチングユニットと1つ以上のカテーテルのチャネルとの間を接続するように構成されている第1のソケットと、(ii)スイッチングユニットを介して、第1のソケットとコンソールとの間を接続するように構成されている第2のソケットと、(iii)制御信号に基づいて、チャネル内を伝導される信号を第1のソケットと第2のソケットとの間でルーティングするように構成されているスイッチと、を備える、(a)スイッチングユニットと、(b)1つ以上のカテーテルから受信された情報に基づいて、信号のルーティングのための制御信号を生成するように構成されている回路とを備える、システム。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
システムであって、
スイッチングユニットであって、
前記スイッチングユニットと1つ以上のカテーテルのチャネルとの間を接続するように構成されている第1のソケットと、
前記スイッチングユニットを介して、前記第1のソケットとコンソールとの間を接続するように構成されている第2のソケットと、
制御信号に基づいて、前記チャネル内で伝導される信号を前記第1のソケットと前記第2のソケットとの間でルーティングするように構成されているスイッチと、を備える、スイッチングユニットと、
前記1つ以上のカテーテルから受信された情報に基づいて、前記信号のルーティングのための前記制御信号を生成するように構成されている回路とを備える、システム。
【請求項2】
前記コンソールが第3のソケットを備え、前記第1のソケット、前記第2のソケット、及び前記第3のソケットが、前記信号を伝導するように構成されている第1の相互接続部、第2の相互接続部、及び第3の相互接続部をそれぞれ備え、前記第1のソケットが、前記第2の相互接続部の第2の数とは異なる第1の数の前記第1の相互接続部を備える、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記第3のソケットが、前記第2の数の前記第3の相互接続部を有する、請求項2に記載のシステム。
【請求項4】
前記1つ以上のカテーテルのうちの少なくとも1つが、前記情報を格納するように構成されているメモリデバイスを備える、請求項1に記載のシステム。
【請求項5】
前記メモリデバイスが、電気的消去可能プログラム可能読み取り専用メモリ(EEPROM)を備える、請求項4に記載のシステム。
【請求項6】
前記1つ以上のカテーテルが、第1のカテーテルと第2のカテーテルとを備え、前記回路が、前記情報に基づいて、(i)前記第1のカテーテルがアクティブであり、前記第2のカテーテルが非アクティブであることを検出し、(ii)前記第1のカテーテルと前記コンソールとの間を接続し、前記第2のカテーテルと前記コンソールとの間を切断するように前記スイッチングユニットを制御する前記制御信号を生成するように構成されている、請求項1に記載のシステム。
【請求項7】
方法であって、
1つ以上のカテーテルから信号及び情報を受信し、前記情報に基づいて、(i)スイッチングユニットと前記1つ以上のカテーテルのチャネルとの間を接続するための第1のソケットと、(ii)前記スイッチングユニットを介して前記第1のソケットとコンソールとの間を接続するための第2のソケットとを有する前記スイッチングユニット内で前記信号をルーティングするための制御信号を生成することと、
前記制御信号を、前記チャネル内で伝導される前記信号を前記第1のソケットと前記第2のソケットとの間でルーティングするためのスイッチに印加することとを含む、方法。
【請求項8】
前記コンソールが第3のソケットを備え、前記第1のソケット、前記第2のソケット、及び前記第3のソケットが、前記信号を伝導するための第1の相互接続部、第2の相互接続部、及び第3の相互接続部をそれぞれ備え、前記第1のソケットが、前記第2の相互接続部の第2の数とは異なる第1の数の前記第1の相互接続部を備える、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記第3のソケットが、前記第2の数の前記第3の相互接続部を有する、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記1つ以上のカテーテルのうちの少なくとも1つが、前記情報を格納するためのメモリデバイスを備え、前記情報が、前記メモリデバイスから受信される、請求項7に記載の方法。
【請求項11】
前記メモリデバイスが、電気的消去可能プログラム可能読み取り専用メモリ(EEPROM)を備える、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記1つ以上のカテーテルが、第1のカテーテルと第2のカテーテルとを備え、前記情報を受信することが、前記第1のカテーテルがアクティブであり、前記第2のカテーテルが非アクティブであることを検出することを含み、前記制御信号を生成することが、前記第1のカテーテルと前記コンソールとの間を接続し、前記第2のカテーテルと前記コンソールとの間を切断するように前記スイッチングユニットを制御することを含む、請求項7に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は一般に、医療デバイスに関し、具体的には、複数のカテーテルを有する医療システムを動作させるための方法及びシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
医療カテーテルシステムを動作させるための種々の技術が公開されている。
【0003】
例えば、米国特許出願公開第2018/0168729号は、身体の組織部分をアブレーションし、アブレーションをリアルタイムで可視化するためのカテーテルシステムを説明する。
【0004】
以下の本開示の実施例の詳細な説明を図面と一緒に読むことで、本開示のより完全な理解が得られるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0005】
図1】本開示の一実施例による、カテーテルベースの位置追跡及びアブレーションシステムの概略描写図である。
図2】本開示の一実施例による、図1のシステムのスイッチングユニット(SU)の概略描写図である。
図3】本開示の実施例による、図2のSUを使用してマルチカテーテルシステムを動作させるための方法を概略的に示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0006】
概説
電気生理学(EP)などのいくつかの医療処置は、EPシステムの複数のカテーテルを使用することを必要とし、カテーテルの各々は、典型的には、複数のチャネルを有する。EPシステムの動作コンソールは、典型的には、カテーテルに利用可能な固定数のソケット及びチャネルを有する。場合によっては、(i)カテーテルに必要とされるソケット及び/又はチャネルの数と、(ii)コンソール内で利用可能なソケット及び/又はチャネルの数との間に不一致がある。そのような場合、EPシステムのユーザは、コンソールから所与のカテーテルのプラグを引き抜き、その後、所与のカテーテルをコンソールに再度プラグを差し込まなければならない可能性があり、これは時間がかかり、EP処置を妨げる。
【0007】
以下に説明される本開示の実施例は、複数のカテーテルを有する医療システムを動作させ、処置中にユーザにカテーテルのプラグの抜き差しを強いることなく、全てのチャネルを管理するための改善された技術を提供する。
【0008】
いくつかの実施例では、複数のマルチチャネルカテーテルを有するシステムは、スイッチングユニットと、回路とを備える。スイッチングユニットは、(i)スイッチングユニットと1つ以上のカテーテルのチャネルとの間を接続するように構成されている第1のソケットと、(ii)スイッチングユニットを介して第1のソケットの間でコンソールを接続するように構成されている第2のソケットとを備える。
【0009】
いくつかの実施例では、システムは、電気的消去可能プログラム可能読み取り専用メモリ(EEPROM)デバイスなどのメモリデバイスを備え、メモリデバイスの各々は、マルチチャネルカテーテルのそれぞれのカテーテルに連結される。EEPROMは、それぞれのカテーテルのチャネルについての情報を格納するように構成されている。情報は、例えば、信号の特性、並びに各チャネルの信号の送信元及び送信先を含んでもよい。
【0010】
いくつかの実施例では、回路は、1つ以上のカテーテルのEEPROMデバイスから受信された情報に基づいて、信号をルーティングするための制御信号を生成するように構成されている。言い換えれば、回路は、第1のソケットにプラグを差し込まれた各カテーテルの各チャネルのための信号をどのようにルーティングするかについての命令をスイッチングユニットに提供するように構成されている。
【0011】
いくつかの実施例では、スイッチングユニットはスイッチを備え、スイッチは、回路から受信された制御信号に基づいて、第1のソケットと第2のソケットとの間のチャネル内で伝導される信号をルーティングするように構成され、その結果、各信号は、送信元と、それぞれのEEPROMデバイスに格納された送信先との間でルーティングされる。
【0012】
いくつかの実施例では、コンソールは第3のソケットを備え、その結果、第1のソケット、第2のソケット、及び第3のソケットは、信号を伝導するように構成されている第1の相互接続部、第2の相互接続部、及び第3の相互接続部をそれぞれ備える。いくつかの実施例では、第1の相互接続部の数は、第2の相互接続部の数と異なってもよく、第3の相互接続部の数は、第2の相互接続部の数と同様である。そのような実施例では、システムのユーザは、任意の数のカテーテルをスイッチングユニットの第1のソケットにプラグを差し込むことができ、信号は、送信元と送信先との間で自動的にルーティングされる。
【0013】
いくつかの実施例では、第1のカテーテルと第2のカテーテルとがスイッチングユニットにプラグを差し込まれると、回路は、第1のカテーテルがアクティブであり、第2のカテーテルが非アクティブであることを検出し、それに応じて、スイッチングユニットを制御して、第1のカテーテルとコンソールとの間を接続し、第2のカテーテルとコンソールとの間を切断する制御信号を生成するように構成されている。更に、回路は、チャネルレベルで接続及び切断を実行するようにスイッチングユニットを制御するように構成されている。言い換えれば、アクティブチャネルを接続し、非アクティブチャネルを一時的に切断することである。所与のチャネル及び/又は所与のカテーテルがアクティブである(例えば、信号を送信及び/又は受信することが意図されている)ときはいつでも、回路は、所与のチャネル及び/又はカテーテルを再接続するように構成されていることに留意されたい。
【0014】
本開示の技術は、マルチカテーテル医療システムの汎用性及び使いやすさを改善し、複数のマルチチャネルカテーテルを使用することを必要とする医療処置中の信号伝送の堅牢性を改善する。
【0015】
システムの説明
図1は、本開示の一実施例による、カテーテルベースの位置追跡及びアブレーションシステム20の概略描写図である。
【0016】
いくつかの実施例では、システム20は、複数の1つ以上の種類のカテーテルを動作させるように構成されているマルチカテーテルシステムを備える。本実施例では、システム20は、心臓手術を実行するように構成されている複数の心臓カテーテル22と、制御コンソール24とを備える。本明細書に説明される実施例では、カテーテル22は、電気解剖学的信号を感知すること、及び/又は心臓26内の組織のアブレーションなど、任意の好適な治療目的及び/又は診断目的で使用される可能性がある。
【0017】
いくつかの実施例では、コンソール24は、カテーテル22を介して信号を受信し、かつ本明細書に記載のシステム20の他の構成要素を制御する、好適なフロントエンド回路及びインターフェース回路を有するプロセッサ33、典型的には汎用コンピュータを備える。コンソール24は、プロセッサ33から心臓26のマップ27などの画像表示項目及び/又はテキスト表示項目を受信して、マップ27に表示するように構成されているユーザディスプレイ35を更に備える。
【0018】
いくつかの実施例では、マップ27は、任意の好適な技術を使用して生成された任意の好適な種類の三次元(3D)解剖学的マップを備えてもよい。例えば、解剖学的マップは、好適な医療撮像システムを使用することによって生成された解剖学的画像を使用して、又はBiosense Webster Inc.(Irvine,Calif.)によって製造されているCARTO商標システムで利用可能な高速解剖学的マッピング(FAM)技術を使用して、又は任意の他の好適な技術を使用して、若しくは上記の任意の好適な組み合わせを使用して、生成されてもよい。
【0019】
いくつかの実施例では、コンソール24は、CARTO商標の故障及び/又は特定の電極のペーシングの故障の場合に記録するように構成されている記録ユニット38と、取得され処理される位置及び心電図(ECG)信号を示す信号を生成するように構成されている患者インターフェースユニット(PIU)44とを備える。
【0020】
いくつかの実施例では、システム20は、コンソール24のPIU 44に接続され、カテーテル22とそれぞれ接続するための1つ以上のソケット66を有するスイッチングユニット(SU)55を備える。図1の実施例では、明確にするために、1個のカテーテル22のみがそれぞれのソケット66に接続されている。典型的には、全てのカテーテル22の近位端は、SU 55のそれぞれのソケット66に接続されている。
【0021】
いくつかの実施例では、SU 55は、カテーテル22とコンソール24との間で信号をルーティングするように構成されている。SU 55の構造及び機能は、以下の図2に詳細に説明される。
【0022】
他の実施例では、PIU及びスイッチングユニットは、システム20のユーザがカテーテル及び他の構成要素を一体化されたエンティティに差し込む(及びプラグを引き抜く)ように一体化されてもよい。
【0023】
ここで、挿入図23を参照する。いくつかの実施例では、アブレーション処置を実行する前に、医師30は、心臓26内の対象とする組織の電気解剖学的(EA)マッピングを実行するように、テーブル29上に横たわる患者28の血管系を通ってカテーテル22などの1つ以上のカテーテルを挿入する。
【0024】
いくつかの実施例では、カテーテル22は、複数の感知電極(図示せず)を有する遠位端アセンブリ40を備える。例えば、遠位端アセンブリ40は、(i)複数のスプラインを有するバスケットカテーテルであって、それぞれのスプラインが複数の感知電極を有する、バスケットカテーテル、(ii)バルーンの表面上に配置された複数の感知電極を有するバルーンカテーテル、又は(iii)複数の感知電極を有するフォーカルカテーテル、を備え得る。それぞれの感知電極は、心臓26の組織における電気生理学的(EP)信号の感知に応答して、感知されたEP信号を示す1つ以上の信号を生成するように構成されている。
【0025】
図1の実施例では、3個のカテーテル22が心臓26に挿入されているが、他の実施例では、任意の他の好適な数のカテーテルが対象とする臓器に挿入されてもよい。例えば、カテーテル挿入処置は、約5~8個のカテーテルの挿入を必要とする可能性がある。更に、異なる種類のカテーテル、例えば、(複数の位置で感知及び/又はアブレーションを実行するための)バルーン又はバスケットカテーテルが、(単一の位置で組織を感知又はアブレーションするための)フォーカルカテーテルとともに、同時に挿入及び使用されてもよい。
【0026】
いくつかの実施例では、カテーテル22の近位端は、とりわけPIUのインターフェース回路(図示せず)、又はSU 55に(図1の実施例に示すように)に接続され、EAマッピングを実行するために、これらの信号をプロセッサ33に転送する。
【0027】
本開示の文脈において及び特許請求の範囲において、任意の数値や数値の範囲について用いられる「約」又は「およそ」という用語は、構成要素の部分又は構成要素の集合が、本明細書において述べるその意図された目的に沿って機能することを可能とする、好適な寸法の許容誤差を示すものである。
【0028】
他の実施例では、カテーテル22は、遠位端アセンブリ40に連結されている1つ以上のアブレーション電極(図示せず)を備えてもよい。アブレーション電極は、心臓26に対象とする組織のEAマッピングの分析に基づいて判定される、心臓26の標的位置において組織をアブレーションするように構成されている。アブレーション計画を判定した後、医師30は、例えば、カテーテル22を操作するためのマニピュレータ32を使用することによって、心臓26内の標的位置のすぐ近くに遠位端アセンブリ40をナビゲートする。その後、医師30は、(選択されたカテーテルの)アブレーション電極のうちの1つ以上を標的組織と接触させて置き、組織に1つ以上のアブレーション信号を印加する。その代わりに又は更に、医師30は、前述のアブレーション計画を実行するように、心臓26の組織をアブレーションするための任意の異なる種類の好適なカテーテルを使用してもよい。
【0029】
いくつかの実施例では、心腔内の遠位端アセンブリ40の位置は、磁気位置追跡システムの位置センサ(図示せず)を使用して測定される。本実施例では、コンソール24は、駆動回路41を備えており、これは、テーブル29に横たわっている患者28の外部の既知の位置、例えば、患者の胴体の下に配置された磁場発生装置36を駆動するように構成されている。位置センサは、遠位端に連結されており、磁界発生装置36からの感知された外部磁界に応答して位置信号を発生するように構成されている。位置信号は、位置追跡システムの座標系におけるカテーテル22の遠位端の位置を示す。
【0030】
位置検知のこの方法は、種々の医療用途、例えば、Biosense Webster Inc.(Irvine,Calif.)によって製造されているCARTO(商標)システムに実装されており、米国特許第5,391,199号、同第6,690,963号、同第6,484,118号、同第6,239,724号、同第6,618,612号、及び同第6,332,089号、国際公開第96/05768号、並びに米国特許出願公開第2002/0065455(A1)号、同第2003/0120150(A1)号、及び同第2004/0068178(A1)号に詳細に記載されており、これらの開示は全て、参照により本明細書に組み込まれている。
【0031】
いくつかの実施例では、位置追跡システムの座標系は、システム20及びマップ27の座標系と位置合わせされており、その結果、プロセッサ33は、解剖学的マップ又はEAマップ(例えば、マップ27)の上方に遠位端アセンブリ40の位置を表示するよう構成されている。
【0032】
いくつかの実施例では、プロセッサ33は、典型的には、本明細書に記載の機能を実行するソフトウェアにプログラムされている汎用コンピュータを備える。このソフトウェアは、例えばネットワーク上で、コンピュータに電子形態でダウンロードしてもよく、その代わりに又は更に、磁気メモリ、光メモリ若しくは電子メモリなどの非一時的有形媒体に提供し且つ/又は格納してもよい。
【0033】
システム20のこの特定の構成は、本開示の実施例によって対処される特定の問題を示し、そのようなシステムの性能を向上させる際のこれらの実施例の応用を実証するために、例として示されている。しかしながら、本開示の実施例は、この特定の種類の例示的なシステムに決して限定されるものではなく、本明細書に記載の原理は、他の種類の医療システムにも同様に適用されてもよい。
【0034】
複数のカテーテルからの信号をルーティングするためのスイッチングユニット
図2は、本開示の一実施例による、カテーテル22とコンソール24のPIU 44との間を接続するスイッチングユニット(SU)55の概略描写図である。
【0035】
いくつかの実施例では、SU 55は、SU 55と1つ以上のカテーテルのチャネルとの間を接続するように構成されているソケット66aと、66bと、66cとを備える。本実施例では、3個のカテーテル22a、22b及び22cが、それぞれソケット66a、66b及び66cを介してSU 55に接続されている。本実施例では、各ソケット66は、約8個のチャネル77を備えるが、他の実施例では、各ソケット66は、任意の好適な数のチャネルを有する可能性がある(例えば、ソケット66aは、約8個のチャネル77を有する可能性があり、ソケット66bは、約20個のチャネル77を有する可能性がある)。カテーテル22a、22b及び22cは、それぞれ、ソケット66a、66b及び66cにぴったりと嵌合するように構成されている好適なプラグを備えることに留意されたい。各ソケット及びプラグは、それぞれ、カテーテル22a、22b及び22cとソケット66a、66b及び66cとの間で信号を交換するように構成されている任意の好適な数のチャネルを有する可能性がある。
【0036】
いくつかの実施例では、SU 55は、SU 55を介して、コンソール24のソケット66とPIU 44との間を接続するように構成されているソケット99を備える。他の実施例では、PIU 44は、ソケット99がソケット66とコンソール24との間を直接接続するように構成されているようにSU 55と一体化されてもよい。本実施例では、SU 55は、約4個のチャネル77を有するソケット99aと、約6個のチャネル77を有するソケット99bとを備える。更に、図2の実施例では、コンソール24のPIU 44(又はコンソール24の任意の他のインターフェース)は、ソケット98a及び98bを有する。
【0037】
いくつかの実施例では、ソケット99a及び98aは、同じ数のチャネル77(例えば、約4個のチャネル)を有し、ソケット99b及び98bは、同じ数のチャネル77(例えば、約6個のチャネル)を有する。本実施例では、SU 55とPIU 44との間の接続は、同じ数のチャネルによって可能にされる1対1接続を含む。そのような実施例では、チャネルの各対は、ケーブル70を使用して相互接続される。
【0038】
他の実施例では、一対のソケット(例えば、ソケット99a及び98a)及びケーブル70の代わりに、システム20は一対のプラグ及びソケットを備える。例えば、SU 55とPIU 44との間でチャネル77内の信号を伝導するように、ソケット99aの代わりに、ソケット98aに嵌合するように構成されているプラグ、又は逆もまた同様。
【0039】
更に他の実施例では、ソケット66及び99の一方又は両方の代わりに、SU 55はそれぞれのプラグを備えてもよい。例えば、カテーテル22(及び/又はケーブル68)のうちの少なくとも1つは、ソケットを有してもよく、SU 55は、それぞれのカテーテル22とSU 55との間を接続するための好適なプラグを有してもよい。
【0040】
いくつかの実施例では、各カテーテル22は、約3~500個のチャネル77を有する可能性がある。例えば、フォーカルカテーテル22は、約3個の(例えば、位置センサ、並びに1つ又は2つの心電図(ECG)及び/又は温度センサ用の)チャネル77を有してもよく、一方、多電極バスケットカテーテル22は、約500個の(例えば、位置センサ、温度センサ、ECGセンサ、接触力センサ、及びアブレーション電極用の)チャネル77を有してもよい。
【0041】
いくつかの実施例では、カテーテル22のうちの少なくとも1つ、典型的には各カテーテル22は、メモリデバイスを備える。本実施例では、カテーテル22a、22b、及び22cは、それぞれ、電気的消去可能プログラム可能読み取り専用メモリ(EEPROM)デバイス42a、42b、及び42cを備える。それぞれのカテーテル22のEEPROMデバイス42は、カテーテル識別、カテーテルの各チャネル内で伝導されることが意図される信号の種類、及び各信号の送信先などであるが、それらに限定されない、それぞれのカテーテル22に関連する情報を格納するように構成されている。
【0042】
いくつかの実施例では、システム20は、各EEPROMデバイス42から、チャネル77の数、信号の種類、及び各それぞれのチャネル77内で伝導される各信号の送信先についての情報を受信するように構成されている回路64を備える。本実施例では、情報は、カテーテル22のケーブル68を介して受信され、各カテーテル22及びそれぞれのソケット66について、チャネル77のうちの1つをそれぞれのEEPROMデバイス42から受信された情報に割り当ててもよい。
【0043】
いくつかの実施例では、回路64は、カテーテル22a、22b、及び22cのそれぞれのEEPROMデバイス42a、42b、及び42cから情報を受信するように構成されている。EEPROMデバイス42から受信された情報に基づいて、回路64は、カテーテル22とコンソール24との間で信号をルーティングするように、ソケット66とソケット99との間で信号をルーティングするための制御信号を生成するように構成されている。言い換えれば、回路64は、ソケット66にプラグを差し込まれた各カテーテルの各チャネルに対する信号をどのようにルーティングするかについての命令をSU 55に提供するように構成されている。
【0044】
いくつかの実施例では、SU 55は、制御信号に基づいて、チャネル77内で伝導される信号をソケット66とソケット99との間でルーティングするように構成されているスイッチ88を備える。本実施例では、スイッチ88は、各チャネル77とそれぞれのチャネル99との間の信号ルーティングを実行するように構成されている約3個の内部スイッチ(IS)60を備える。
【0045】
場合によっては、カテーテル22のうちの少なくとも1つ(例えば、カテーテル22a)は、アクティブであり、カテーテル22のうちの少なくとも1つ(例えば、カテーテル22c)は、非アクティブである。いくつかの実施例では、EEPROMデバイス42から受信された情報に基づいて、回路64は、カテーテル22aがアクティブであり、カテーテル22cが非アクティブであることを検出するように構成されている。そのような実施例では、回路64は、SU 55のスイッチ88を制御する制御信号を生成して、カテーテル22aとコンソール24との間を接続し、カテーテル22cとコンソール24との間を切断するように構成されている。カテーテル22cがアクティブであることを示す信号をEEPROMデバイス42cから受信することに応答して、回路64は、カテーテル22cとコンソール24との間を再接続するようにSU 55のスイッチ88を制御する更なる制御信号を生成するように構成されていることに留意されたい。
【0046】
いくつかの実施例では、回路64は、典型的には、本明細書に記載の機能を実行するソフトウェアにプログラムされている汎用プロセッサを備える。ソフトウェアは、例えば、ネットワークを介して電子形態でプロセッサにダウンロードされてもよく、その代わりに又は更に、磁気メモリ、光メモリ若しくは電子メモリなどの非一時的有形媒体に提供し且つ/又は格納してもよい。
【0047】
図3は、本開示の実施例による、SU 55を使用してシステム20を動作させるための方法を概略的に示すフローチャートである。
【0048】
本方法は、カテーテル挿入ステップ100で始まり、医師30は、複数のカテーテル22を患者の臓器(例えば、心臓26)に挿入し、回路64は、上記の図2で詳細に説明したように、EEPROMデバイス42から、それぞれのカテーテル22及び信号についての信号及び情報を受信する。
【0049】
制御信号生成ステップ102において、EEPROMデバイス42から受信された情報に基づいて、回路64は、(i)SU 55とカテーテル22のチャネルとの間を接続するためのソケット66と、(ii)SU 55を介して、ソケット66とコンソール24のPIU 44のソケット98との間を接続するためのソケット99とを有するSU 55内で信号をルーティングするための1つ以上の制御信号を生成する。SU 55の制御信号生成並びに構造及び機能は、上記の図2において詳細に説明されている。
【0050】
本方法を終了する信号ルーティングステップ102において、制御信号は、ソケット66とソケット99との間でチャネル77内で伝導される信号をルーティングするためのスイッチ88に印加される。いくつかの実施例では、制御信号は、カテーテル22の各チャネルから受信された信号の各々に対するルーティング命令を含む。制御信号に基づいて、スイッチ88は、それぞれの信号を(制御信号で定義されたチャネルを介して)コンソール24内の送信先にルーティングするように構成されている。例えば、位置センサからの信号は位置追跡システム又はモジュールにルーティングされ、ECG信号はプロセッサ33にルーティングされてもよく、アブレーション信号は、例えばコンソール24内に実装された高周波(RF)発生装置(図示せず)からそれぞれのカテーテル22のアブレーション電極にルーティングされてもよい。
【0051】
いくつかの実施例では、医師30は、全てのカテーテル22をSU 55のソケット66にプラグを差し込み、SU 55は、チャネルを異なるカテーテル22からPIU 44に、又は必要に応じてシステム20の他の部分(例えば、RF発生装置、又は不可逆電気穿孔(IRE)発生装置、又はプロセッサ33)にルーティングする。SU 55とPIU 44との間のハードワイヤ接続(例えば、ソケット99及び98)、及びシステム20の任意の他の部分(例えば、IRE発生装置及びプロセッサ33)の構成は、変化せず、カテーテル22の種類及びソケット66にプラグを差し込まれる各カテーテル22のチャネル77の数によって影響されないことに留意されたい。
【0052】
いくつかの実施例では、ステップ102及び104において、カテーテル22aがアクティブであり、カテーテル22cが非アクティブであることを検出することに応答して、回路64は、上記の図2で説明したように、SU 55のスイッチ88を制御してカテーテル22aとコンソール24との間を接続し、カテーテル22cとコンソール24との間を切断する制御信号を生成するように構成されている。
【0053】
本明細書に記載の実施例は、主に電気生理学的処置に対処するが、本明細書に記載の方法及びシステムは、カテーテルとそれぞれの医療システムの他の部分との間でルーティングされるように意図された複数の信号を有する複数のカテーテル又はプローブを使用する任意のカテーテル挿入処置などの他の応用にも使用することができる。
【0054】
実施例1:
システム(20)であって、
(a)スイッチングユニット(55)であって、(i)スイッチングユニット(55)と1つ以上のカテーテル(22a、22b、22c)のチャネル(77)との間を接続するように構成されている第1のソケット(66a、66b、66c)と、(ii)スイッチングユニット(55)を介して、第1のソケット(66a、66b、66c)とコンソール(24)との間を接続するように構成されている第2のソケット(99a、99b)と、(iii)制御信号に基づいて、チャネル(77)内で伝導される信号を第1のソケット(66a、66b、66c)と第2のソケット(99a、99b)との間でルーティングするように構成されているスイッチ(88)と、を含むスイッチングユニット(55)と、
(b)1つ以上のカテーテル(22a、22b、22c)から受信された情報に基づいて、信号のルーティングのための制御信号を生成するように構成されている回路(64)とを含む、システム(20)。
【0055】
実施例2:
コンソールが第3のソケットを含み、第1のソケット、第2のソケット、及び第3のソケットが、信号を伝導するように構成されている第1の相互接続部、第2の相互接続部、及び第3の相互接続部をそれぞれ含み、第1のソケットが、第2の相互接続部の第2の数とは異なる第1の数の第1の相互接続部を含む、実施例1に記載のシステム。
【0056】
実施例3:
第3のソケットが、第2の数の第3の相互接続部を有する、実施例2に記載のシステム。
【0057】
実施例4:
カテーテルのうちの少なくとも1つが、情報を格納するように構成されているメモリデバイスを含む、実施例1に記載のシステム。
【0058】
実施例5:
メモリデバイスが、電気的消去可能プログラム可能読み取り専用メモリ(EEPROM)を含む、実施例4に記載のシステム。
【0059】
実施例6:
カテーテルが、第1のカテーテルと第2のカテーテルとを含み、回路が、情報に基づいて、(i)第1のカテーテルがアクティブであり、第2のカテーテルが非アクティブであることを検出し、(ii)第1のカテーテルとコンソールとの間を接続し、第2のカテーテルとコンソールとの間を切断するようにスイッチングユニットを制御する、制御信号を生成するように構成されている、実施例1に記載のシステム。
【0060】
実施例7:
方法であって、
1つ以上のカテーテルから信号及び情報を受信し、情報に基づいて、(i)スイッチングユニットと1つ以上のカテーテルのチャネルとの間を接続するための第1のソケットと、(ii)スイッチングユニットを介して第1のソケットとコンソールとの間を接続するための第2のソケットとを有するスイッチングユニット内で信号をルーティングするための制御信号を生成することと、
制御信号を、チャネル内で伝導される信号を第1のソケットと第2のソケットとの間でルーティングするためのスイッチに印加することとを含む、方法。
【0061】
実施例8:
コンソールが第3のソケットを含み、第1のソケット、第2のソケット、及び第3のソケットが、信号を伝導するための第1の相互接続部、第2の相互接続部、及び第3の相互接続部をそれぞれ含み、第1のソケットが、第2の相互接続部の第2の数とは異なる第1の数の第1の相互接続部を含む、実施例7に記載の方法。
【0062】
実施例9:
第3のソケットが、第2の数の第3の相互接続部を有する、実施例8に記載の方法。
【0063】
実施例10:
カテーテルのうちの少なくとも1つが、情報を格納するためのメモリデバイスを含み、情報が、メモリデバイスから受信される、実施例7に記載の方法。
【0064】
実施例11:
メモリデバイスが、電気的消去可能プログラム可能読み取り専用メモリ(EEPROM)を含む、実施例10に記載の方法。
【0065】
実施例12:
カテーテルが、第1のカテーテルと第2のカテーテルとを含み、情報を受信することが、第1のカテーテルがアクティブであり、第2のカテーテルが非アクティブであることを検出することを含み、制御信号を生成することが、第1のカテーテルとコンソールとの間を接続し、第2のカテーテルとコンソールとの間を切断するようにスイッチングユニットを制御することを含む、実施例7に記載の方法。
【0066】
したがって、上に説明される実施例は、例として挙げたものであり、本開示は、本明細書の上記で具体的に図示及び説明されるものに限定されない点が理解されよう。むしろ、本発明の範囲は、本明細書の上に説明されている様々な特徴の組み合わせ及び部分的組み合わせの双方、並びに前述の説明を一読すると当業者に想到されるであろう、先行技術において開示されていないそれらの変形例及び変更例を含むものである。参照により本特許出願に援用される文献は、これらの援用文献において、いずれかの用語が本明細書において明示的又は暗示的になされた定義と矛盾して定義されている場合には、本明細書における定義のみを考慮するものとする点を除き、本出願の一部とみなすものとする。
【0067】
〔実施の態様〕
(1) システムであって、
スイッチングユニットであって、
前記スイッチングユニットと1つ以上のカテーテルのチャネルとの間を接続するように構成されている第1のソケットと、
前記スイッチングユニットを介して、前記第1のソケットとコンソールとの間を接続するように構成されている第2のソケットと、
制御信号に基づいて、前記チャネル内で伝導される信号を前記第1のソケットと前記第2のソケットとの間でルーティングするように構成されているスイッチと、を備える、スイッチングユニットと、
前記1つ以上のカテーテルから受信された情報に基づいて、前記信号のルーティングのための前記制御信号を生成するように構成されている回路とを備える、システム。
(2) 前記コンソールが第3のソケットを備え、前記第1のソケット、前記第2のソケット、及び前記第3のソケットが、前記信号を伝導するように構成されている第1の相互接続部、第2の相互接続部、及び第3の相互接続部をそれぞれ備え、前記第1のソケットが、前記第2の相互接続部の第2の数とは異なる第1の数の前記第1の相互接続部を備える、実施態様1に記載のシステム。
(3) 前記第3のソケットが、前記第2の数の前記第3の相互接続部を有する、実施態様2に記載のシステム。
(4) 前記1つ以上のカテーテルのうちの少なくとも1つが、前記情報を格納するように構成されているメモリデバイスを備える、実施態様1に記載のシステム。
(5) 前記メモリデバイスが、電気的消去可能プログラム可能読み取り専用メモリ(EEPROM)を備える、実施態様4に記載のシステム。
【0068】
(6) 前記1つ以上のカテーテルが、第1のカテーテルと第2のカテーテルとを備え、前記回路が、前記情報に基づいて、(i)前記第1のカテーテルがアクティブであり、前記第2のカテーテルが非アクティブであることを検出し、(ii)前記第1のカテーテルと前記コンソールとの間を接続し、前記第2のカテーテルと前記コンソールとの間を切断するように前記スイッチングユニットを制御する前記制御信号を生成するように構成されている、実施態様1に記載のシステム。
(7) 方法であって、
1つ以上のカテーテルから信号及び情報を受信し、前記情報に基づいて、(i)スイッチングユニットと前記1つ以上のカテーテルのチャネルとの間を接続するための第1のソケットと、(ii)前記スイッチングユニットを介して前記第1のソケットとコンソールとの間を接続するための第2のソケットとを有する前記スイッチングユニット内で前記信号をルーティングするための制御信号を生成することと、
前記制御信号を、前記チャネル内で伝導される前記信号を前記第1のソケットと前記第2のソケットとの間でルーティングするためのスイッチに印加することとを含む、方法。
(8) 前記コンソールが第3のソケットを備え、前記第1のソケット、前記第2のソケット、及び前記第3のソケットが、前記信号を伝導するための第1の相互接続部、第2の相互接続部、及び第3の相互接続部をそれぞれ備え、前記第1のソケットが、前記第2の相互接続部の第2の数とは異なる第1の数の前記第1の相互接続部を備える、実施態様7に記載の方法。
(9) 前記第3のソケットが、前記第2の数の前記第3の相互接続部を有する、実施態様8に記載の方法。
(10) 前記1つ以上のカテーテルのうちの少なくとも1つが、前記情報を格納するためのメモリデバイスを備え、前記情報が、前記メモリデバイスから受信される、実施態様7に記載の方法。
【0069】
(11) 前記メモリデバイスが、電気的消去可能プログラム可能読み取り専用メモリ(EEPROM)を備える、実施態様10に記載の方法。
(12) 前記1つ以上のカテーテルが、第1のカテーテルと第2のカテーテルとを備え、前記情報を受信することが、前記第1のカテーテルがアクティブであり、前記第2のカテーテルが非アクティブであることを検出することを含み、前記制御信号を生成することが、前記第1のカテーテルと前記コンソールとの間を接続し、前記第2のカテーテルと前記コンソールとの間を切断するように前記スイッチングユニットを制御することを含む、実施態様7に記載の方法。
図1
図2
図3
【外国語明細書】