(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023158689
(43)【公開日】2023-10-31
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法、並びにプログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/20 20120101AFI20231024BHJP
G16Y 10/55 20200101ALI20231024BHJP
G16Y 20/40 20200101ALI20231024BHJP
【FI】
G06Q50/20
G16Y10/55
G16Y20/40
【審査請求】未請求
【請求項の数】20
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022068609
(22)【出願日】2022-04-19
(71)【出願人】
【識別番号】000002185
【氏名又は名称】ソニーグループ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100121131
【弁理士】
【氏名又は名称】西川 孝
(74)【代理人】
【識別番号】100082131
【弁理士】
【氏名又は名称】稲本 義雄
(74)【代理人】
【識別番号】100168686
【弁理士】
【氏名又は名称】三浦 勇介
(72)【発明者】
【氏名】佐塚 直也
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC34
(57)【要約】
【課題】マインドフルネスな状態の検出状況を、可視化した情報で提示できるようにする。
【解決手段】ユーザの生体情報を取得する取得部と、取得部により取得された生体情報を解析し、ユーザのマインドフルネスな状態を検出する検出部と、検出部により検出されたマインドフルネスな状態に関する情報をユーザに提示する画面の画像データを生成する生成部とを備える。本技術は、例えば、マインドフルネスな状態になるような学習を行っている学習者や指導者に、マインドフルネスな状態の検出状況を可視化した情報として提示する情報処理装置に適用できる。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザの生体情報を取得する取得部と、
前記取得部により取得された前記生体情報を解析し、前記ユーザのマインドフルネスな状態を検出する検出部と、
前記検出部により検出されたマインドフルネスな状態に関する情報を前記ユーザに提示する画面の画像データを生成する生成部と
を備える情報処理装置。
【請求項2】
前記画面は、前記マインドフルネスな状態であった時間と、前記マインドフルネスな状態ではなかった時間とを示したグラフを含む
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記画面は、所定の期間における前記マインドフルネスな状態であった時間の割合を提示する画面を含む
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記画面は、所定の期間の前半と後半のそれぞれにおける前記マインドフルネスな状態であった時間の割合を提示する画面を含む
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記画面は、前記マインドフルネスな状態と前記マインドフルネスな状態ではない状態との間を遷移した回数を提示する画面を含む
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記画面は、前記マインドフルネスな状態が継続した最大の時間を提示する画面を含む
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記画面は、前記生体情報を測定していた測定時間内に前記ユーザを撮影した動画像を表示する画面を含む
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記動画像は、前記マインドフルネスな状態、前記マインドフルネスではない状態、前記マインドフルネスの状態と前記マインドフルネスな状態との間を遷移したときの状態のいずれかを撮影した動画像である
請求項7に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記画面は、前記ユーザが前記マインドフルネスの学習に関するメモを記載する欄を含む
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記画面は、前記ユーザの前記マインドフルネスに関する学習におけるレベルを提示する画面を含む
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項11】
前記画面は、複数の期間における前記マインドフルネスな状態であった時間の割合を時系列に並べたグラフを含む
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項12】
前記画面は、前記ユーザを学習者とし、前記学習者に対して前記マインドフルネスに関する指導を行う指導者に対する画面であり、複数の学習者の学習時間における前記マインドフルネスな状態であった時間の割合を提示する画面を含む
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項13】
前記画面は、前記ユーザを学習者とし、前記学習者に対して前記マインドフルネスに関する指導を行う指導者に対する画面であり、複数の学習者の前記マインドフルネスな状態と前記マインドフルネスな状態ではない状態との間を遷移した回数を提示する画面を含む
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項14】
前記画面は、前記ユーザを学習者とし、前記学習者に対して前記マインドフルネスに関する指導を行う指導者に対する画面であり、複数の学習者の前記マインドフルネスな状態が継続した最大の時間を提示する画面を含む
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項15】
前記画面は、前記ユーザを学習者とし、前記学習者に対して前記マインドフルネスに関する指導を行う指導者に対する画面であり、複数の学習者の学習時間における前記マインドフルネスな状態であった時間の割合のグラフを重畳した画面を含む
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項16】
前記画面は、前記ユーザを学習者とし、前記学習者に対して前記マインドフルネスに関する指導を行う指導者に対する画面であり、複数の学習者の前記マインドフルネスな状態と前記マインドフルネスな状態ではない状態との間を遷移した回数のグラフを重畳した画面を含む
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項17】
前記画面は、前記ユーザを学習者とし、前記学習者に対して前記マインドフルネスに関する指導を行う指導者に対する画面であり、複数の学習者の前記マインドフルネスな状態が継続した最大の時間のグラフを重畳した画面を含む
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項18】
前記画面は、前記ユーザを学習者とし、前記学習者に対して前記マインドフルネスに関する指導を行う指導者に対する画面であり、前記指導者が前記学習に対する指導に関するメモを記載する欄を含む
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項19】
情報処理装置が、
ユーザの生体情報を取得し、
取得された前記生体情報を解析し、前記ユーザのマインドフルネスな状態を検出し、
検出されたマインドフルネスな状態に関する情報を前記ユーザに提示する画面の画像データを生成する
情報処理方法。
【請求項20】
コンピュータに、
ユーザの生体情報を取得し、
取得された前記生体情報を解析し、前記ユーザのマインドフルネスな状態を検出し、
検出されたマインドフルネスな状態に関する情報を前記ユーザに提示する画面の画像データを生成する
ステップを含む処理を実行させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本技術は情報処理装置、情報処理方法、並びにプログラムに関し、例えば、マインドフルネス中の状態を客観的に評価できるようにした情報処理装置、情報処理方法、並びにプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、人の内的又は外的な経験に注意を向ける心理的な過程を通して、自己認識や自己啓発などを実現するマインドフルネスが注目されている。このような背景を受けて、マインドフルネスを支援する装置に関する提案がされている(例えば、特許文献1,2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2020-103879号公報
【特許文献2】特開2019-208876号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
マインドフルネスな状態を検出した結果を、マインドフルネスについて学習している学習者や指導者に適切に提示することが望まれている。
【0005】
本技術は、このような状況に鑑みてなされたものであり、マインドフルネスな状態を検出した結果を適切に提示することができるようにするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本技術の一側面の情報処理装置は、ユーザの生体情報を取得する取得部と、前記取得部により取得された前記生体情報を解析し、前記ユーザのマインドフルネスな状態を検出する検出部と、前記検出部により検出されたマインドフルネスな状態に関する情報を前記ユーザに提示する画面の画像データを生成する生成部とを備える情報処理装置である。
【0007】
本技術の一側面の情報処理方法は、情報処理装置が、ユーザの生体情報を取得し、取得された前記生体情報を解析し、前記ユーザのマインドフルネスな状態を検出し、検出されたマインドフルネスな状態に関する情報を前記ユーザに提示する画面の画像データを生成する情報処理方法である。
【0008】
本技術の一側面のプログラムは、コンピュータに、ユーザの生体情報を取得し、取得された前記生体情報を解析し、前記ユーザのマインドフルネスな状態を検出し、検出されたマインドフルネスな状態に関する情報を前記ユーザに提示する画面の画像データを生成するステップを含む処理を実行させるためのプログラムである。
【0009】
本技術の一側面の情報処理装置、情報処理方法、並びにプログラムにおいては、ユーザの生体情報が取得され、取得された前記生体情報が解析され、前記ユーザのマインドフルネスな状態が検出され、検出されたマインドフルネスな状態に関する情報を前記ユーザに提示する画面の画像データが生成される。
【0010】
なお、情報処理装置は、独立した装置であっても良いし、1つの装置を構成している内部ブロックであっても良い。
【0011】
なお、プログラムは、伝送媒体を介して伝送することにより、または、記録媒体に記録して、提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】本技術を適用した情報処理システムの一実施の形態の構成を示す図である。
【
図4】情報処理装置の動作について説明するためのフローチャートである。
【
図5】第1の画面について説明するための図である。
【
図6】第1のグラフ表示部に表示される他のグラフを示す図である。
【
図7】第2の画面について説明するための図である。
【
図8】第3の画面について説明するための図である。
【
図9】第4の画面について説明するための図である。
【
図10】第5の画面について説明するための図である。
【
図11】第6の画面について説明するための図である。
【
図12】第7の画面について説明するための図である。
【
図13】通知するタイミングについて説明するための図である。
【
図14】第8の画面について説明するための図である。
【
図15】第9の画面について説明するための図である。
【
図16】第10の画面について説明するための図である。
【
図17】第11の画面について説明するための図である。
【
図18】第12の画面について説明するための図である。
【
図19】第13の画面について説明するための図である。
【
図20】第14の画面について説明するための図である。
【
図21】第15の画面について説明するための図である。
【
図22】第16の画面について説明するための図である。
【
図23】第17の画面について説明するための図である。
【
図24】第18の画面について説明するための図である。
【
図25】第19の画面について説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下に、本技術を実施するための形態(以下、実施の形態という)について説明する。
【0014】
<情報処理システムの構成>
図1は、本技術を適用した情報処理システムの一実施の形態の構成を示す図である。
【0015】
図1に示した情報処理システム1は、学習者用端末11、測定装置12、情報処理装置13、指導者用端末14、ネットワーク15を含む構成とされている。ネットワーク15は、インターネットに代表される通信ネットワークであり、学習者用端末11、測定装置12、情報処理装置13、指導者用端末14の相互通信を実現する。
【0016】
図1に示した情報処理システム1は、学習者Aがマインドフルネスな状態であることを検出し、その検出結果を、学習者Aにフィードバックするシステムである。フィードバックは、学習者Aに直接的に行われ場合や、指導者がフィードバックの結果を見て、学習者Aに指示を出すような場合にも用いられる。以下に説明するように、情報処理システム1は、学習者Aや指導者などのユーザが、マインドフルネスに関する学習を行い、上達するのに用いて好適なシステムである。
【0017】
学習者用端末11は、学習者Aの端末であり、スマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピュータ(PC : Personal Computer)、スマートウォッチなどである。
【0018】
測定装置12は、マインドフルネスな状態を検出するために用いられる学習者Aの生体情報を取得するセンサや所定の装置である。測定装置12は、例えば、心拍計、脳波計、血圧計、体温計、発汗量を測る発汗計(皮膚電位を計測する皮膚電位計)、脳波を測る脳波計などである。これらの生体に関する情報を取得する生体センサのうちの1つを用いて、または複数用いてマインドフルネスな状態の検出が行われる。これらのセンサは、頭に装着されるセンサ(頭部センサ)、眼鏡型のセンサ(アイグラスセンサ)、手首に装着されるセンサ(手首センサ)などであり、装着される部位は、どのような部位であっても良い。
【0019】
測定装置12には、撮像装置が含まれていても良い。撮像装置から得られる映像を解析することで、例えば、学習者Aの顔色、表情、動き、音声(呼吸音)などが解析され、その解析結果が、マインドフルネスな状態の検出に用いられるようにしても良い。
【0020】
測定装置12として、FMRI(Functional Magnetic Resonance Imaging)を用いることもできる。例えば、以下の文献では、FMRIを用いてマインドフルネスな状態を検出することが提案されている。
Weng, H. Y., Feldman, J. L., Leggio, L., Napadow, V., Park, J., & Price, C. J. (2021). Interventions and manipulations of interoception. Trends in Neurosciences, 44(1), 52-62.
【0021】
測定装置12は、学習者用端末11と一体化されている装置であっても良い。例えば、スマートウォッチのような装置であり、スマートウォッチに備えられているセンサを測定装置12として用いることもできる。
【0022】
情報処理装置13は、ネットワーク15を介して、測定装置12からの測定結果を取得し、学習者Aがマインドフルネスな状態であるか否かを判定し、その判定結果を用いた画像データを生成する。詳細は後述するが、例えば、マインドフルネスな状態であった時間の統計を取り、その統計結果をグラフや表にまとめた画像の画像データを生成する。
【0023】
情報処理装置13により生成された画像データは、学習者用端末11に供給され、学習者用端末11のディスプレイ(表示部)に表示される。学習者Aは、表示部に表示されたグラフや表を見ることで、自己のマインドフルネスな状態を認識し、より良いマインドフルネスな状態を実現するための資料として用いることができる。
【0024】
情報処理装置13により生成された画像データは、指導者用端末14にも供給される。指導者用端末14は、学習者Aを指導する指導者の端末であり、学習者Aのマインドフルネスな状態に関するグラフや表を見ることで、指導の参考とすることができる。
【0025】
学習者と先生は、1対1でも良いし、複数対1でも良い。
図1では、学習者Aと指導者(学習者用端末11と指導者用端末14)を示しているが、複数の学習者用端末11や指導者用端末14が、ネットワーク15には接続されている。
【0026】
情報処理装置13が有する機能を、学習者用端末11や指導者用端末14が有し、学習者用端末11や指導者用端末14が、測定装置12からの測定結果を取得し、解析し、画像データを生成し、表示するといった一連の処理を行うような構成とすることもできる。上記したように測定装置12は、学習者用端末11が備える構成とすることもでき、このような構成の場合、測定装置12で測定し、その測定結果を解析し、画像データを生成し、表示するといった一連の処理を行うような構成とすることもできる。
【0027】
以下の説明では、主に
図1に示したような情報処理システム1の構成を有し、情報処理装置13が、測定装置12からの測定結果を取得し、解析し、画像データを生成する場合を例に挙げて説明をする。
【0028】
<情報処理装置の構成>
図2は、情報処理装置13の構成例を示す図である。情報処理装置13は、パーソナルコンピュータで構成することができる。
【0029】
情報処理装置13において、CPU(Central Processing Unit)31、ROM(Read Only Memory)32、RAM(Random Access Memory)33は、バス34により相互に接続されている。バス34には、さらに、入出力インタフェース35が接続されている。入出力インタフェース35には、入力部36、出力部37、記憶部38、通信部39、及びドライブ40が接続されている。
【0030】
入力部36は、キーボード、マウス、マイクロフォンなどよりなる。出力部37は、ディスプレイ、スピーカなどよりなる。記憶部38は、ハードディスクや不揮発性のメモリなどよりなる。通信部39は、ネットワークインタフェースなどよりなる。ドライブ40は、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、又は半導体メモリなどのリムーバブル記録媒体41を駆動する。
【0031】
以上のように構成される情報処理装置13では、CPU31が、例えば、記憶部38に記憶されているプログラムを、入出力インタフェース35及びバス34を介して、RAM33にロードして実行することにより、上述した一連の処理が行われる。
【0032】
情報処理装置13(CPU31)が実行するプログラムは、例えば、パッケージメディア等としてのリムーバブル記録媒体41に記録して提供することができる。また、プログラムは、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の伝送媒体を介して提供することができる。
【0033】
情報処理装置13では、プログラムは、リムーバブル記録媒体41をドライブ40に装着することにより、入出力インタフェース35を介して、記憶部38にインストールすることができる。また、プログラムは、有線または無線の伝送媒体を介して、通信部39で受信し、記憶部38にインストールすることができる。その他、プログラムは、ROM32や記憶部38に、あらかじめインストールしておくことができる。
【0034】
情報処理装置13は、通信部39を介して測定装置12による測定結果を取得しても良いし、リムーバブル記録媒体41に記録された測定装置12による測定結果を取得しても良い。
【0035】
学習者用端末11や指導者用端末14も、
図2に示した情報処理装置13と同様の構成とすることができる。
【0036】
<情報処理装置の機能>
図3は、情報処理装置13の機能を表す図である。情報処理装置13は、通信制御部61、測定情報取得部62、解析部63、画像データ生成部64を備える。
【0037】
通信制御部61は、通信部39(
図2)を制御して、ネットワーク15を介した他の装置との通信を制御する。測定情報取得部62は、通信制御部61の制御により、測定装置12からネットワーク15を介して取得される測定情報を取得する。
【0038】
解析部63は、測定情報取得部62で取得された測定情報を解析し、学習者Aのマインドフルネスな状態を検出する。ここでは、マインドフルネスな状態であるか、またはマインドフルネスな状態ではない(以下、その他の状態と記述する)の2状態に分けて検出する場合を例に挙げて説明する。
【0039】
本技術は、2状態を検出する場合に適用されることを示す記載ではなく、複数の状態を検出する場合にも適用できる。例えば、マインドフルネスな状態が深いレベルでの状態、中程度のレベルの状態、浅いレベルでの状態の3状態に分け、それらの状態のいずれに該当するかも検出されるようにしても良い。その他の状態も、複数の状態、例えば、他の事に興味を持った状態、外部刺激があった状態などに分けて、検出されるようにしても良い。
【0040】
解析部63は、例えば、測定装置12がFMRIである場合、FMRIにより得られる情報を解析して、学習者Aのマインドフルネスな状態を検出する。解析部63は、測定装置12が、脳波や呼吸を計測するセンサである場合、そのセンサから得られた情報を用いて、学習者Aのマインドフルネスな状態を検出する。この場合、解析部63は、機械学習により得られた学習モデルを有し、その学習モデルとセンサからの情報を用いて、学習者Aのマインドフルネスな状態を検出するように構成することもできる。
【0041】
例えば、解析部63は、測定装置12から得られる測定情報を用いて、学習者が呼吸に集中している状態であるか否かを検出し、呼吸に集中している状態であることが検出できたときには、マインドフルネスな状態が検出したとの解析結果を出すようにすることができる。
【0042】
画像データ生成部64は、
図5以降を参照して説明する学習者Aや指導者に対して提示される画面の画像データを生成する。生成された画像データは、通信制御部61の制御により、学習者用端末11または/および指導者用端末14に供給される。
【0043】
図3に示した各機能は、学習者用端末11が有している構成とすることもできる。学習者用端末11が
図3に示した各機能を有している場合、学習者用端末11自体が、測定装置12からの測定情報を取得し、解析し、画像データを生成し、その画像データに基づく画面を学習者Aに提示する。
【0044】
指導者用端末14が
図3に示した各機能を有している場合、指導者用端末14が、測定装置12からの測定情報を取得し、解析し、画像データを生成し、その画像データに基づく画面を指導者に提示する。この画面は、指導者に適した画面となるように、画像データが生成されるようにすることもできる。
【0045】
<情報処理装置の動作について>
図4のフローチャートを参照し、
図3に示したような機能を有する情報処理装置13の動作について説明する。
【0046】
ステップS11において、情報処理装置13は、測定装置12からの測定情報を取得する。測定情報取得部62は、通信制御部61の制御により、測定装置12からネットワーク15を介して供給される学習者Aのマインドフルネスな状態を検出するのに必要な測定情報を取得する。
【0047】
ステップS12において、情報処理装置13の解析部63は、測定情報取得部62により取得された測定情報を用いて、学習者Aがマインドフルネスな状態であるか否かを判定する。
【0048】
ステップS13において、画像データ生成部64は、解析部63の解析結果(マインドフルネスな状態であるか否かの判定結果)を用いて、学習者Aや指導者に提供するグラフや表を含む画面の画像データを生成する。
【0049】
このような処理により生成された画像データに基づく画面について
図5以降の図面を参照し、説明を加える。画像データに基づく画面は、後述するようにマインドフルネスな状態に関する情報が表示された画面である。マインドフルネスな状態に関する情報には、マインドフルネスな状態だった時間やその割合といった情報が含まれ、マインドフルネスの習熟度を表す情報なども含まれる。
【0050】
<画面例>
図5は、学習者用端末11の表示部101に表示される画面(適宜、第1の画面と記述する)の一例を示す図である。ここでは、学習者用端末11に表示される画面であるとして説明を続けるが、指導者用端末14に表示される画面でもある。すなわち、学習者用端末11と指導者用端末14には、同一の画面が表示される。後述するように、指導者用端末14には、指導者に適した画面、換言すれば、学習者用端末11に表示される画面とは異なる画面が表示されるようにすることもできる。
【0051】
表示部101は、学習者用端末11のディスプレイを含む構成とされ、UI(User Interface)を表示する表示部としても機能する。
【0052】
図5に示した画面例を参照するに、表示部101の上部から順に、日付表示部121、第1のグラフ表示部122、第1の表表示部123、第2の表表示部124、第1の情報表示部125、第1のメモ入力部126が設けられている。
【0053】
日付表示部121には、マインドフルネスな状態を測定した日時が表示される。例えば学習者Aは、マインドフルネスな状態を維持するための学習を行っている場合、その学習を行った日付が表示される。
【0054】
第1のグラフ表示部122は、横軸が時間を表し、縦軸が2状態を表す。2状態は、グラフ中上側がマインドフルな状態を表し、グラフ中下側がその他の状態を表す。第1のグラフ表示部122に表示されるグラフは、マインドフルネスな状態が継続された時間と、その他の状態が継続された時間とが、横棒で表されたグラフである。
【0055】
図5に示したグラフから、始めはその他の状態であり、その後マインドフルネスな状態が所定の時間継続し、その後、その他の状態になり、その他の状態が所定の時間継続し、といったマインドフルネスな状態とその他の状態が切り替わりながら所定の時間が経過したことが読み取れる。
【0056】
図5に示した例では、第1のグラフ表示部122の横軸には、時刻が記載されていないが、時刻が記載されていても良い。表示される時刻としては、実際に学習を行っていた時刻であっても良いし、学習の開始時を0とした経過時間であっても良い。
図5に示した例では、マインドフルネスな状態が継続した時間や、その他の状態が継続した時間に関しては、第1のグラフ表示部122以下に表示されている表にまとめられているため、その表を参考にすることもできる。
【0057】
図5に示した第1のグラフ表示部122には、マインドフルネスな状態とその他の状態の2状態を検出する場合に表示されるグラフを示した。例えば、マインドフルネスな状態でも、深いマインドフルネスの状態や浅いマインドフルネスの状態など、複数の状態を検出できるようにし、その複数の状態の遷移状態を表すグラフが、第1のグラフ表示部122に表示されるようにしても良い。
【0058】
図6は、第1のグラフ表示部122に表示される他のグラフの一例を示す図である。
図6に示したグラフは、マインドフルネスな状態やその他の状態を細かく検出できるようにし、連続値で表すようにした場合のグラフの一例である。
図6に示したようなグラフによれば、例えば、マインドフルネスな状態の細かな遷移状態を把握することができる。学習者Aは、
図6に示したようなグラフを参照し、例えば、マインドフルネスな状態のところのグラフがより平坦になる、すなわちマインドフルネスな状態が維持されるように心がけて学習を行うことができる。
【0059】
第1の表表示部123には、マインドフルネスな状態が継続していた合計時間とその割合、その他の状態が継続していた合計時間とその割合が記載された表が表示される。
図5に示した第1の表表示部123の表は、マインドフルネスな状態が、12分であり、その割合は60%であること記載され、その他の状態が、8分であり、その割合が40%であることが記載されている。
【0060】
このときの学習では、20分の学習時間であり、そのうち、60%の12分は、マインドフルネスな状態であり、40%の8分は、マインドフルネスではない状態であることが読み取れる。学習時間は、測定装置12により学習者Aの生体情報を取得するために生体情報を測定していた時間に相当する。
【0061】
このように、マインドフルネスな状態であるか否かを計測していた所定の期間(この場合、学習時間に相当)におけるマインドフルネスな状態の割合に関する情報が表示される。なおここではマインドフルネスな状態を維持するための学習を行っている場合を例に挙げて説明しているが、学習時以外の所定の期間におけるマインドフルネスな状態が計測されるような場合にも本技術は適用できる。
【0062】
第2の表表示部124には、マインドフルネスな状態が継続していた合計時間を前半と後半に分け、前半と後半のそれぞれの期間におけるマインドフルネスな状態の割合が記載された表が表示される。
図5に示した第2の表表示部124の表は、第1の表表示部123の表に記載されていた合計時間を前半と後半に分けるため、20分のうちの前半の10分は、70%の時間がマインドフルネスな状態であり、20分のうちの後半の10分は、50%の時間がマインドフルネスな状態であることが読み取れる表とされている。
【0063】
第1の情報表示部125には、テキストベースでの情報が記載される。
図5に示した例では、状態遷移回数として5回という情報と、マインドフルネスな状態の最大継続時間として5分という情報が記載されている。状態遷移回数とは、その他の状態からマインドフルネスな状態に遷移した回数と、マインドフルネスな状態からその他の状態に遷移した回数の合計であり、遷移回数が少ないほど、マインドフルネスな状態を維持でき、上達していることを示す値である。
【0064】
マインドフルネスな状態の継続時間は、長いほど良い。学習者Aは、第1の情報表示部125に表示されている情報を見ることで、状態遷移回数が少なく、マインドフルネスな状態の継続時間が長くなるようにするには、どのようにすれば良いかを考えることができる。
【0065】
第1のメモ入力部126は、学習者Aが主観を入力するために設けられている。学習者Aは、マインドフルネスの学習の結果、良くできたまたは良くできなかったといった、自分で、自分の状態を主観的に見て気づいた事を第1のメモ入力部126に入力する。第1のメモ入力部126に入力したことと、第1のグラフ表示部122、第1の表表示部123、第2の表表示部124、第1の情報表示部125のそれぞれに表示されていることを比較して、自分の認識と実際の結果とを比較して、一致点や相違点を判断することででき、次の学習に役立てることができる。
【0066】
第1のメモ入力部126には、学習者Aが、第1のメモ入力部126より上側に表示されているグラフや表を見て、それらの情報を参考にして思うことを記載しても良いし、それらの情報と異なる感覚であった場合、その感覚を記載しても良い。第1のメモ入力部126を、グラフや表を表示しない状態で表示し、学習者Aが、グラフや表から得られる情報を参考にせずに、まずは学習後に自己が感じたことを記載できるように表示の順番や表示の仕方を適宜変更することも可能である。
【0067】
第1のメモ入力部126に限らず、
図5に示した第1の画面の画面例は一例であり、限定を示す記載ではない。以下に説明する画面例も、限定を示す記載ではなく、適宜、配置や大きさ、表示される内容、表示の順番などは変更可能である。
【0068】
<第2の画面>
図7は、学習者用端末11の表示部101に表示される画面(適宜、第2の画面と記述する)の一例を示す図である。
図7に示した第2の画面は、
図5に示した第1の画面をスクロールすると閲覧できる画面であっても良いし、第1の画面とは異なる画面として提示される画面であっても良い。以下に説明する画面例も、単独で提示される画面であっても良いし、スクロールなどされることで連続して提示される画面であっても良い。
【0069】
図7に示した第2の画面は、上部から順に、日付表示部131、第2のグラフ表示部132、第2のメモ入力部133、第1の動画像表示部134、第3の表表示部135、第4の表表示部136、第2の情報表示部137が設けられている。
【0070】
日付表示部131には、マインドフルネスな状態の検出(学習)したときの日時が表示される。
【0071】
第2のグラフ表示部132には、第1の画面(
図5)の第1のグラフ表示部122に表示されるとして説明したグラフが表示される。第2の画面においては、学習中に撮影された動画像を再生する第1の動画像表示部134が設けられているため、第2のグラフ表示部132に表示されているグラフの下部(横軸の下側)には、シークバーが表示されている。このシークバー上に表示されているカーソル(図中三角形状)を移動させることで、学習者Aは、所望とする動画像、例えば、マインドフルネスな状態のときの動画像を見ることができるように構成されている。
【0072】
第1の動画像表示部134は、学習中の学習者Aを撮影した動画像が表示される。第1の動画像表示部134には、例えば、再生マークが表示され、その再生マークが操作されると動画像が再生される。上記したように、再生されている箇所は、第2のグラフ表示部132に表示されているシークバーのカーソルの位置で示されるように構成されており、学習者Aは、カーソルの位置を確認することで、マインドフルネスな状態のときの動画像であるのか、その他の状態のときの動画像であるのかを認識することができる。
【0073】
第2のグラフ表示部132と第1の動画像表示部134との間には、第2のメモ入力部133が設けられている。第2のメモ入力部133は、第1の画面(
図5)における第1のメモ入力部126と同じく、学習者Aが主観を入力する欄として設けられている。このように、第2のメモ入力部133が表示される位置は、画面内の任意の位置とすることができる。
【0074】
第1の動画像表示部134の下側には、第3の表表示部135、第4の表表示部136、および第2の情報表示部137が設けられている。第3の表表示部135と第4の表表示部136はそれぞれ、第1の画面(
図5)における第1の表表示部123と第2の表表示部124に該当しているが、
図7に示した第2の画面においては、折り畳まれており、表は表示されていない状態である。
【0075】
学習者Aは、表を表示させたい場合、“マインドフルネスな状態の割合”とのテキストの図中左側に表示されている展開ボタン(図中三角形状で示したボタン)を操作する。展開ボタンが操作されることで、例えば、
図5の第1の表表示部123に表示されているような表が表示される。同じく学習者Aは、グラフを表示させたい場合、“マインドフルネスな状態の割合(前後半)”とのテキストの図中左側に表示されている展開ボタン(図中三角形状で示したボタン)を操作する。展開ボタンが操作されることで、例えば、
図5の第2の表表示部124に表示されているような表が表示される。
【0076】
“マインドフルネスな状態の割合”とのテキストや、“マインドフルネスな状態の割合(前後半)”とのテキストを、展開ボタンとし、これらのテキストが操作された場合に、表が表示される構成とすることもできる。
【0077】
第2の情報表示部137は、第1の画面(
図5)における第1の情報表示部125に該当し、マインドフルネスな状態とその他の状態との間を遷移した回数を示す状態遷移回数やマインドフルネスな状態の最大継続時間が表示される。
【0078】
第2の画面のように、動画像が表示されるようにしたり、グラフや表が、学習者Aからの指示があったときに展開されるようにしたりする構成とすることができる。
【0079】
<第3の画面>
図8は、学習者用端末11の表示部101に表示される画面(適宜、第3の画面と記述する)の一例を示す図である。
【0080】
図8に示した第3の画面には、上部から順に、日付表示部141、第3のグラフ表示部142、第2の動画像表示部143、第3の動画像表示部144、および第4の動画像表示部145が設けられている。
【0081】
日付表示部141には、マインドフルネスな状態の検出(学習)したときの日時が表示される。
【0082】
第3のグラフ表示部142には、第2の画面(
図7)の第2のグラフ表示部132に表示されるとして説明したグラフとシークバーが表示されている。
【0083】
図8に示した第3の画面では、3つの動画像表示部が設けられている。マインドフルネスな状態のときの動画像を表示する第2の動画像表示部143、その他の状態のときの動画像を表示する第3の動画像表示部144、および遷移状態のときの動画像を表示する第4の動画像表示部145が設けられている。
【0084】
図8に示した第3の画面のように、動画像が主に表示される画面が、学習者Aや指導者に提示されるようにしても良い。異なる状態のときの動画像を、それぞれ再生する領域を設けることで、例えば、異なる状態を比較しながら閲覧し、比較検討することができるようになる。
【0085】
<第4の画面>
図9は、学習者用端末11の表示部101に表示される画面(適宜、第4の画面と記述する)の一例を示す図である。
【0086】
図9に示した第4の画面には、日付表示部151とレベル表示部152が設けられている。日付表示部151には、マインドフルネスな状態の検出(学習)したときの日時が表示される。
【0087】
レベル表示部152には、表、グラフ、情報などとして学習者Aに提供した各パラメータから算出されるレベルが表示される。パラメータとしては、学習時間におけるマインドフルネスな状態とその他の状態との時間や割合、遷移回数、マインドフルネスの最大継続時間などである。これらのパラメータを総合的に判断して得られるレベルが、レベル表示部152に表示される。
【0088】
例えば、マインドフルネスな状態の割合をレベルに換算し、そのレベルが3である場合、
図9に示したように、レベル表示部152に“3”という表示がされる。レベル表示部152の数字の下側には、1乃至7の数字が記載されたゲージが表示され、レベルの点数が他の点数と区別が付く表示とされている。
図9では、7段階評価のうちの3であることが示されている。この評価は、学習者Aのマインドフルネスの習熟度を表す情報として用いられるようにしても良い。この場合、習熟度を7段階で示し、学習者Aは3段階目に到達していることを示している。
【0089】
学習者Aは、第4の画面を見ることで、自己のレベルを把握し、レベルを上げるためには、どのようにしたら良いかを、第1乃至第3の画面に表示されていた情報から考察することができる。指導者に対して、第4の画面を提示することも可能であり、指導者が第4の画面を見ることで、学習者Aのレベルを知ることができ、学習者Aをどのように指導するかの参考とすることができる。
【0090】
<第5の画面>
図10は、学習者用端末11の表示部101に表示される画面(適宜、第5の画面と記述する)の一例を示す図である。
【0091】
図10に示した第5の画面は、マインドフルネスに関する複数回の学習が行われた後に、それらの情報をまとめて表示するときの画面の一例である。
図10に示した第5の画面の上部から順に、日付表示部161、第4のグラフ表示部162、第5の動画像表示部163、第6の動画像表示部164、および第7の動画像表示部165が設けられている。
【0092】
日付表示部161には、学習を行った期間のうち、第5の画面として情報を表示する期間が表示されている。例えば、
図10に示した例のように、1月~2月といった表示がされる。
【0093】
第4のグラフ表示部162には、横軸がマインドフルネスを行った日時、縦軸がマインドフルネス中のマインドフルネスな状態の割合としたグラフが表示される。例えば、第1の画面(
図5)において、第1の表表示部123に表示されている表の情報が用いられて、第4のグラフ表示部162に表示されているグラフが生成される。
【0094】
学習者Aや指導者は、第4のグラフ表示部162に表示されているグラフから、マインドフルネスな状態の割合が学習を重ねることにより、どのように変化したかを認識することができる。例えば、マインドフルネスな状態の割合が増える傾きにより上達度を確認することができる。グラフ上にある円形で示したマークは、第5の動画像表示部163、第6の動画像表示部164、および第7の動画像表示部165のそれぞれで表示される動画像の日時に該当する位置に表示されている。
【0095】
図10に示した例では、第5の動画像表示部163には、1月20日の学習の動画像が表示され、第6の動画像表示部164には、1月25日の学習の動画像が表示され、第7の動画像表示部165には、2月2日の学習の動画像が表示される。表示される動画像は、マインドフルネスな状態のときの動画像、その他の状態のときの動画像、遷移状態のときの動画像のいずれかが表示されるようにしても良い。
【0096】
学習者Aや指導者に、動画像を提示することで、過去に測定した状況の詳細を複数比較することができ、例えば、マインドフルネスな状態のときの異なる日時における比較を、動画像を見ながら行えるようになり、今後の学習に対する改善点などを考えることができる。
【0097】
<第6の画面>
図11は、学習者用端末11の表示部101に表示される画面(適宜、第6の画面と記述する)の一例を示す図である。
【0098】
図11に示した第6の画面は、第5の画面(
図10)と同じく、マインドフルネスに関する複数回の学習が行われた後に、それらの情報をまとめて表示するときの画面の一例である。
図11に示した第6の画面の上部から順に、日付表示部171、第5のグラフ表示部172、第6のグラフ表示部173、第7のグラフ表示部174、および第8のグラフ表示部175が設けられている。
【0099】
日付表示部171には、学習を行った期間のうち、第6の画面として情報を表示する期間が表示されている。例えば、
図10に示した例のように、1月~2月といった表示がされる。
【0100】
第5のグラフ表示部172には、第5の画面(
図10)の第4のグラフ表示部162に表示されているグラフが表示される。第5のグラフ表示部172に表示されているグラフを見ることで、学習者Aや指導者は、マインドフルネスな状態の割合が増える傾きにより上達度を確認することができる。
【0101】
第6のグラフ表示部173には、1月20日の学習のグラフが表示され、第7のグラフ表示部174には、1月25日の学習のグラフが表示され、第8のグラフ表示部175には、2月2日の学習のグラフが表示される。これらのグラフは、第1の画面(
図5)の第1のグラフ表示部122に表示されていたグラフである。
【0102】
学習者Aや指導者に、第6の画面を提示することで、過去に測定した状況の詳細を複数比較することができ、例えば、マインドフルネスな状態のときの異なる日時における比較が行えるようになり、今後の学習に対する改善点などを考えることができる。
【0103】
<第7の画面>
図12は、学習者用端末11の表示部101に表示される画面(適宜、第7の画面と記述する)の一例を示す図である。
【0104】
図12に示した第7の画面は、第5の画面(
図10)と同じく、マインドフルネスに関する複数回の学習が行われた後に、それらの情報をまとめて表示するときの画面の一例である。
図12に示した第7の画面の上部から順に、日付表示部181、第9のグラフ表示部182、第10のグラフ表示部183、第11のグラフ表示部184、および第12のグラフ表示部185が設けられている。
【0105】
日付表示部181には、学習を行った期間のうち、第7の画面としてグラフを表示する期間が表示されている。例えば、
図12に示した例のように、1月~2月といった表示がされる。
【0106】
第9のグラフ表示部182には、横軸がマインドフルネスの学習を行った日時を表し、縦軸がレベルを表すグラフが表示される。第9のグラフ表示部182に表示されるレベルに関するグラフは、第4の画面(
図9)で学習者Aや指導者に提示されるレベルを、日時毎に並べたグラフである。第9のグラフ表示部182に表示されるレベルに関するグラフから、レベルの変化が一目でわかり、上達の具合を確認することができる。
【0107】
第10のグラフ表示部183には、横軸がマインドフルネスの学習を行った日時を表し、縦軸がマインドフルネスな状態の割合を表すグラフが表示される。第10のグラフ表示部183に表示されているグラフは、マインドフルネスな状態の割合が増えることで上達度を確認することができるグラフである。
【0108】
第11のグラフ表示部184には、横軸がマインドフルネスの学習を行った日時を表し、縦軸が状態遷移回数を表すグラフが表示される。第11のグラフ表示部184に表示されるグラフは、例えば、第1の画面(
図5)の第1の情報表示部125に表示されている状態遷移回数の情報が用いられて生成される。第11のグラフ表示部184に表示されているグラフは、状態遷移回数が減ることで上達度を確認することができるグラフである。
【0109】
第12のグラフ表示部185には、横軸がマインドフルネスの学習を行った日時を表し、縦軸がマインドフルネスな状態の最大継続時間を表すグラフが表示される。第12のグラフ表示部185に表示されるグラフは、例えば、第1の画面(
図5)の第1の情報表示部125に表示されているマインドフルネスな状態の最大継続時間の情報が用いられて生成される。第12のグラフ表示部185に表示されているグラフは、最大継続時間が長くなることで上達度を確認することができるグラフである。
【0110】
このように、上達に必要な各パラメータの時間経過における推移がわかるグラフをまとめて表示する画面を学習者Aや指導者に提示することができる。このような第7の画面を参照することで、上達度を様々な角度から検証することができ、上達している、または停滞しているなどの状態を把握することができ、今後の学習に対する改善点などを考えることができる。
【0111】
<リアルタイムでの通知>
上述した第1乃至第7の画面は、学習終了後に提示される画面である。学習者Aがマインドフルネスに関する学習をしているときに、状態遷移が起きた場合に、学習者Aにそのことを通知するようにしても良い。
【0112】
図13は、リアルタイムに学習者Aに対して通知を行う場合の通知を行うタイミングについて説明するための図である。
図13に示したグラフは、第1の画面(
図5)の第1のグラフ表示部122に表示されているグラフの一部である。時刻t2のときが現時点であるとした場合、その後はまだ計測されていない状態である。
【0113】
時刻t1のとき、マインドフルネスな状態から、その他の状態に遷移した。その他の状態に遷移した時刻を時刻t2とする。時刻t1と時刻t2は、同時刻または少しずれた時刻である。マインドフルネスな状態から、その他の状態に遷移したタイミング、この場合、時刻t1か時刻t2のときに、学習者Aに対して、状態が遷移したことを通知する。
【0114】
マインドフルネスな状態からその他の状態に遷移しそうな状況を検出するようにし、そのような状況になったときに、マインドフルネスな状態にとどまるように努力させるために通知を行う場合、時刻t1において通知が出される。
【0115】
マインドフルネスな状態からその他の状態に遷移した状況を検出するようにし、そのような状況になったときに、マインドフルネスな状態に戻るように努力させるために通知を行う場合、時刻t2において通知が出される。
【0116】
マインドフルネスに関する学習しているときは、目をつぶっている場合があると想定できるため、通知は、音や振動により行われる。音と振動が組み合わされた通知が行われても良いし、音または振動のみで通知が行われても良い。
【0117】
このような通知は、指導者に対して行われ、指導者が通知を受け取ったとき、学習者Aに対して指導者が指示を出すようにしても良い。また指導者に対して通知を行う場合、
図13に示したようなグラフを指導者に提示するようにし、指導者が、提示されたグラフを参照して、適切なタイミングで指示を出すようにしても良い。
【0118】
このようにリアルタイムで状態を検出し、何らかの通知を行うシステムを構築することもできる。
【0119】
<指導者の画面について>
第1乃至第7の画面は、学習者Aや指導者に対して提示される画面であるとして説明した。指導者は、1対1で学習者を指導することもあれば、複数の学習者を指導することもある。指導者に提示する画面は、指導者に適した画面とすることができる。また学習者用の画面も、指導者がいる場合には指導者がいる場合に適した画面とすることができる。
【0120】
<第8の画面>
図14は、指導者がいる場合の学習者Aに提示される画面(第8の画面とする)の一例を示す図であり、
図15は、第8の画面に対応する指導者に提示される画面(第9の画面とする)の一例を示す図である。
【0121】
図14に示した学習者Aに提示される第8の画面について説明を加える。
図14に示した第8の画面を参照するに、表示部101の上部から順に、日付表示部191、第13のグラフ表示部192、第5の表表示部193、第6の表表示部194、第3の情報表示部195、個人メモ入力部196、および指導者メモ表示部197が設けられている。
【0122】
図14に示した第8の画面は、基本的に、
図5に示した第1の画面と同様の構成をしているため、適宜説明は省略する。日付表示部191と、第13のグラフ表示部192は、第1の画面(
図5)の日付表示部121と第1のグラフ表示部122と同じく、学習を行った日付と、そのときの学習の結果を表すグラフを表示する領域である。
【0123】
第5の表表示部193と第6の表表示部194は、第1のグラフ表示部122と第1の表表示部123(
図5)に該当するが、
図14に示した画面では、最小化されて表示されているため、表自体は表示されていない。テキストの左側に表示されている展開ボタンが操作されると、第1のグラフ表示部122(
図5)に表示されている表や、第1の表表示部123(
図5)に表示されている表と同様の表が表示される状態となる。
【0124】
第3の情報表示部195は、第1の情報表示部125(
図5)と同じく、状態遷移回数やマインドフルネスな状態の最大継続時間が表示される。
【0125】
個人メモ入力部196は、第1のメモ入力部126(
図5)と同じく、学習者Aが主観、感想、気になった点などをメモしておく欄である。
【0126】
指導者メモ表示部197は、指導者が、指導者用端末14を用いて入力したメモが表示される。
図14に示した例では、“前回より上手にできています。この調子でがんばってください。最初に2分の呼吸への意識を高める練習をするとより良いでしょう”というメモが表示されている。
【0127】
このように、学習者側に提示される画面には、学習者自身がメモを入力する個人メモ入力部196と、指導者からのメッセージが表示される指導者メモ表示部197が設けられている。
【0128】
<第9の画面>
図15に示した指導者に提示される第9の画面について説明を加える。第9の画面は、指導者用端末14の表示部201に表示される画面である。
【0129】
図15に示した第9の画面を参照するに、表示部201の上部から順に、日付表示部211、第14のグラフ表示部212、第7の表表示部213、第8の表表示部214、第4の情報表示部215、および第1の指導者メモ入力部216が設けられている。
【0130】
日付表示部211には、学習者名、その学習者が学習を行った日付が表示されている。
【0131】
第14のグラフ表示部212、第7の表表示部213、第8の表表示部214、および第4の情報表示部215には、学習者用の第8の画面(
図14)の、第13のグラフ表示部192、第5の表表示部193、第6の表表示部194、第3の情報表示部195と同じく、グラフ、表、情報が表示される。
図15に示した画面例では、第14のグラフ表示部212、第7の表表示部213、第8の表表示部214にそれぞれ表示されるグラフと表は、展開された状態で表示されている例を示したが、最小化された状態での表示であっても良い。
【0132】
第1の指導者メモ入力部216には、指導者が学習者Aに対して、学習者Aがどの程度上達しているか、さらに上達させるにはどのような指導をしたらいいか、今回の学習で気になった点などの指導者の主観的な評価などのメモを記載しておく欄である。
図15に示した例では、“全体的にうまくいっていた。遷移回数が多いことが気になる。次回は注意して観察したい”といったメモが記載されている。
【0133】
指導者側の画面に、学習者Aが入力したメモが表示されるようにしても良い。この場合、プライバシーを考慮し、学習者Aの承諾があった場合のみ指導者側の画面に表示される、学習者A自体が指導者に伝えたいとして入力したメモのみが表示されるなどの仕組みを設けても良い。
【0134】
図14、
図15を参照して説明したように、学習者Aには、学習者に適した画面が表示され、指導者には、指導者に適した画面が表示されるようにすることもできる。
【0135】
<第10の画面>
図16は、指導者用の他の画面例(第10の画面とする)を示す図である。
図16以降に示す画面例は、1人の指導者が複数の学習者を指導している場合に、複数の学習者の情報をまとめて表示する画面例である。
【0136】
図16以降に示す画面例において、A,B,C,D,Eとの記載は、それぞれ、学習者A、学習者B、学習者C、学習者D、学習者Eを表し、実際の画面においては、学習者の名前や、顔写真などが表示される。
【0137】
図16に示した第10の画面には、日付表示部221、第15のグラフ表示部222、第16のグラフ表示部223、第17のグラフ表示部224、第18のグラフ表示部225、および第2の指導者メモ入力部226が設けられている。
【0138】
日付表示部221には、複数の学習者が学習を行った日時や期間が表示される。
【0139】
第15のグラフ表示部222には、学習者A乃至Eのマインドフルネスな状態の割合の棒グラフが表示されている。第16のグラフ表示部223には、学習者A乃至Eのマインドフルネスな状態の割合(前後半)に関するグラフが最小化された状態で表示されているため、項目名だけが表示された状態となっている。マインドフルネスな状態の割合(前後半)とのテキストの左側のマークが操作されると、グラフが表示される。
【0140】
第17のグラフ表示部224には、学習者A乃至Eの状態遷移回数の棒グラフが表示されている。第18のグラフ表示部225には、学習者A乃至Eのマインドフルネスな状態の最大継続時間の棒グラフが表示されている。
【0141】
これらのグラフを参照することで、学習者A乃至Eの上達度を比較検討することができる。比較検討の結果を、第2の指導者メモ入力部226に入力しておくことができる。
図16に示した例では、第2の指導者メモ入力部226には、“Cさんは熟練している。Aさんは指導が必要。Eさんは全体的に良いが遷移回数が多い”といったメモが入力されている。
【0142】
<第11の画面>
図17は、指導者用の他の画面例(第11の画面とする)を示す図である。
図17に示した第11の画面には、日付表示部231、第1のテーブル表示部232、第19のグラフ表示部233、第20のグラフ表示部234、および第3の指導者メモ入力部235が設けられている。
【0143】
図17に示した第11の画面は、基本的に
図16に示した第10の画面と同様であるが、第15のグラフ表示部222に表示されていたマインドフルネスな状態の割合に関するグラフと、第17のグラフ表示部224に表示されていた遷移回数に関するグラフが、第1のテーブル表示部232に、テーブルとしてまとめてられて表示されている点が異なる。
【0144】
第1のテーブル表示部232には、学習者A乃至Eのそれぞれのマインドフルネスな状態の割合、マインドフルネスな状態の合計時間、状態遷移回数が関連付けられたテーブルが表示されている。
【0145】
このように、テーブルで複数の学習者の学習結果が表示されるようにしても良い。テーブルで表示するか、グラフで表示するか、または表とグラフの両方を表示するかは、指導者により選択できる構成とすることもできる。
【0146】
<第12の画面>
図18は、指導者用の他の画面例(第12の画面とする)を示す図である。
図18に示した第12の画面には、日付表示部241、第21のグラフ表示部242、第22のグラフ表示部243、第23のグラフ表示部244、第24のグラフ表示部245、および第4の指導者メモ入力部246が設けられている。
【0147】
図18に示した第12の画面は、
図16に示した第10の画面と同様の構成であるが、表示されるグラフが、上達度順に配置されている点が異なる。
【0148】
第21のグラフ表示部242には、学習者A乃至Eのマインドフルネスな状態の割合の棒グラフが表示されている。この棒グラフは、上達度順に配置されている。
図18に示した例では、学習者C、学習者E、学習者B、学習者D、学習者Aの順に配置されている。
【0149】
第21のグラフ表示部242には、上達度の基準を表す基準線が表示され、この基準線よりも上に棒グラフが位置する学習者は、所定の上達度に達していることが一目で認識できるような表示とされている。上達度の基準としては、マインドフルネスな状態の割合が50%以上とすることができ、50%に該当する位置に基準線が表示されている。
【0150】
なおここでは、基準として50%を一例として記載したが、この基準は、50%に限定される記載ではなく、他の基準が設けられても良い。また例えば、この基準は、指導者が任意に設定できる仕組みを設けても良い。
【0151】
図18に示した例では、学習者Cと学習者Eが、基準となる上達度に達していることがわかる。基準となる上達度に達している学習者の棒グラフは、基準となる上達度に達していない学習者の棒グラフと区別が付くような表示、例えば、異なる色で表示されるようにしても良い。
【0152】
第22のグラフ表示部243には、学習者A乃至Eのマインドフルネスな状態の割合(前後半)に関するグラフが最小化された状態で表示されているため、項目名だけが表示された状態となっている。マインドフルネスな状態の割合(前後半)とのテキストの左側のマークが操作されると、グラフが表示される。
【0153】
第23のグラフ表示部244には、学習者A乃至Eの状態遷移回数の棒グラフが表示されている。この棒グラフも、上達度順に配置されており、
図18に示した例では、学習者C、学習者A、学習者B、学習者D、学習者Eの順に配置されている。
【0154】
第23のグラフ表示部244には、上達度の基準を表す基準線が表示され、この基準線よりも下に棒グラフが位置する学習者は、所定の上達度に達していることが一目で認識できるような表示とされている。上達度の基準としては、状態遷移回数が6回以下とすることができ、6回に該当する位置に基準線が表示されている。
図18に示した例では、学習者Cと学習者Aは、基準となる状態遷移回数よりも少なく、基準となる上達度に達していることがわかる。
【0155】
なおここでは、基準として6回を一例として記載したが、この基準は、6回に限定される記載ではなく、他の基準が設けられても良い。また例えば、この基準は、指導者が任意に設定できる仕組みを設けても良い。
【0156】
第24のグラフ表示部245には、学習者A乃至Eのマインドフルネスな状態の最大継続時間の棒グラフが表示されている。この棒グラフも、上達度順に配置されており、
図18に示した例では、学習者C、学習者E、学習者B、学習者D、学習者Aの順に配置されている。
【0157】
第24のグラフ表示部245には、上達度の基準を表す基準線が表示され、この基準線よりも上に棒グラフが位置する学習者は、所定の上達度に達していることが一目で認識できるような表示とされている。上達度の基準としては、マインドフルネスな状態の最大継続時間が5分以上とすることができ、5分に該当する位置に基準線が表示されている。
図18に示した例では、学習者Cと学習者Eが、マインドフルネスな状態が継続していた時間が長く、基準となる上達度に達していることがわかる。
【0158】
なおここでは、基準として5分を一例として記載したが、この基準は、5分に限定される記載ではなく、他の基準が設けられても良い。また例えば、この基準は、指導者が任意に設定できる仕組みを設けても良い。
【0159】
このように、パラメータ毎に、上達度順に学習者を並べて表示することで、熟練度の高い人と低い人と分けて比較検討することが可能となる。比較検討の結果を、第4の指導者メモ入力部246に入力しておくことができる。
【0160】
<第13の画面>
図19は、指導者用の他の画面例(第13の画面とする)を示す図である。
図19に示した第13の画面には、日付表示部251、第2のテーブル表示部252、第25のグラフ表示部253、第26のグラフ表示部254、および第5の指導者メモ入力部255が設けられている。
【0161】
図19に示した第13の画面は、
図17に示した第11の画面と同様の構成であるが、表示されるテーブルが、上達度順に配置されている点が異なる。
【0162】
第2のテーブル表示部252には、学習者A乃至Eのそれぞれのマインドフルネスな状態の割合、マインドフルネスな状態の合計時間、状態遷移回数が関連付けられたテーブルであり、学習者の上達度順に数値が配置されたテーブルが表示されている。
図19に示した例では、マインドフルネスな状態の割合が高い順に学習者A乃至Eが配置されている例を示したが、マインドフルネスな状態であった総時間や、状態遷移回数により学習者A乃至Eが配置されてもよい。
【0163】
図19に示した例では、学習者C,学習者E、学習者B、学習者D、学習者Aの順で上達度、この場合、マインドフルネスな状態の割合が高いため、この順で各パラメータが関連付けられて表示されている。
【0164】
図19に示した例では、第26のグラフ表示部254に表示されているマインドフルネスな状態の最大継続時間に関するグラフは、上達度順には表示されていない例を示したが、
図18に示した第24のグラフ表示部245に表示されているグラフのように、上達度順に表示されても良い。またグラフではなく、テーブルで表示されても良い。
【0165】
<第14の画面>
図20は、指導者用の他の画面例(第14の画面とする)を示す図である。
図20に示した第14の画面には、日付表示部261、第27のグラフ表示部262、第28のグラフ表示部263、および第29のグラフ表示部264が設けられている。
【0166】
図20に示した第14の画面に表示されるグラフは、複数の学習者、この場合、学習者A乃至Eの上達具合を表す折れ線グラフが重畳されて表示されている。
【0167】
第27のグラフ表示部262には、マインドフルネスな状態の割合の学習者A乃至Eの折れ線グラフが重畳されたグラフが表示されている。マインドフルネスな状態の割合のグラフは、値が大きくなるほど良いため、右肩上がりになるグラフであると、上達していることがわかるグラフである。
【0168】
第28のグラフ表示部263には、状態遷移回数の学習者A乃至Eの折れ線グラフが重畳されたグラフが表示されている。状態遷移回数のグラフは、値が小さくなるほどよいため、右肩下がりになるグラフであると、上達していることがわかるグラフである。
【0169】
第29のグラフ表示部264には、マインドフルネスな状態の最大継続時間の学習者A乃至Eの折れ線グラフが重畳されたグラフが表示されている。マインドフルネスな状態の最大継続時間のグラフは、値が大きくなるほど良いため、右肩上がりになるグラフであると、上達していることがわかるグラフである。
【0170】
指導者は、これらのグラフを見ることで、学習者の上達具合を、学習者同士を比較しながら検討することができる。例えば、グラフの傾きが大きい学習者ほど、状態(熟達)が早いことが読み取れる。読み取った情報に基づき、指導者は、メモを入力することもできる。
図20では図示していないが、指導者メモ入力部が設けられ、その入力部にメモを入力することができるように構成されている。以下の画面においても、図示していなくても、指導者メモ入力部は設けられおり、指導者がメモを残せるように構成されている。
【0171】
<第15の画面>
図21は、指導者用の他の画面例(第15の画面とする)を示す図である。
図21に示した第15の画面には、日付表示部271、第30のグラフ表示部272、第31のグラフ表示部273、および第32のグラフ表示部274が設けられている。
【0172】
図21に示した第15の画面に表示されるグラフは、複数の学習者、この場合、学習者A乃至Eの上達具合を表す折れ線グラフが重畳されて表示されている点で、
図20に示した第14の画面に表示されるグラフと同様であり、それらのグラフに、平均値のグラフや中央値のグラフなどの参考となるグラフが追加表示されている点が異なる。
【0173】
第30のグラフ表示部272には、マインドフルネスな状態の割合の学習者A乃至Eの折れ線グラフが重畳されたグラフが表示され、さらに例えば、平均値を表すグラフが重畳されて表示されている。
【0174】
第31のグラフ表示部273には、状態遷移回数の学習者A乃至Eの折れ線グラフが重畳されたグラフが表示され、さらに例えば、平均値を表すグラフが重畳されて表示されている。
【0175】
第32のグラフ表示部274には、マインドフルネスな状態の最大継続時間の学習者A乃至Eの折れ線グラフが重畳されたグラフが表示され、さらに例えば、平均値を表すグラフが重畳されて表示されている。
【0176】
このように、学習者のグラフだけではなく、参考となるグラフを学習者のグラフに重畳して表示するようにしても良い。このような参考となるグラフを重畳して表示することで、学習者の上達度をより比較検討しやすくなる。
【0177】
<第16の画面>
図22は、指導者用の他の画面例(第16の画面とする)を示す図である。
図22に示した第16の画面には、日付表示部281、第33のグラフ表示部282、第34のグラフ表示部283、および第35のグラフ表示部284が設けられている。
【0178】
図22に示した第16の画面に表示されるグラフは、複数の学習者、この場合、学習者A乃至Eの上達具合を表す折れ線グラフ、および平均値のグラフや中央値のグラフなどの参考となるグラフが重畳されて表示されている点で、
図21に示した第15の画面に表示されるグラフと同様であり、それらのグラフに、さらに四分位範囲や標準偏差等のばらつきの範囲を追加したグラフが表示されている点が異なる。
【0179】
第33のグラフ表示部282には、マインドフルネスな状態の割合の学習者A乃至Eの折れ線グラフが重畳されたグラフが表示され、例えば、平均値を表すグラフが重畳され、その平均値の例えば標準偏差等のばらつきの範囲が、平均値を表すグラフに重畳されて表示されている。
【0180】
第34のグラフ表示部283には、状態遷移回数の学習者A乃至Eの折れ線グラフが重畳されたグラフが表示され、例えば、平均値を表すグラフが重畳され、その平均値の例えば標準偏差等のばらつきの範囲が、平均値を表すグラフに重畳されて表示されている。
【0181】
第35のグラフ表示部284には、マインドフルネスな状態の最大継続時間の学習者A乃至Eの折れ線グラフが重畳されたグラフが表示され、例えば、平均値を表すグラフが重畳され、その平均値の例えば標準偏差等のばらつきの範囲が、平均値を表すグラフに重畳されて表示されている。
【0182】
このように、学習者のグラフだけではなく、参考となるグラフを学習者のグラフや、その参考となるグラフのばらつき具合を表す表示を重畳して表示するようにしても良い。このような参考となるグラフを重畳して表示することで、学習者の上達度をより比較検討しやすくなる。
【0183】
<第17の画面>
図23は、指導者用の他の画面例(第17の画面とする)を示す図である。
図23に示した第17の画面には、日付表示部291、第1の傾き表表示部292、第36のグラフ表示部293、第37のグラフ表示部294が設けられている。
【0184】
図23に示した第17の画面は、第1の傾き表表示部292が設けられ、傾きに関する表が表示されている。
図23に示した例では、例えば、
図22の第33のグラフ表示部282に表示されている学習者毎のマインドフルネスな状態の割合に関するグラフの傾きが、表として第1の傾き表表示部292に表示されている。この傾きは、指定された区間(期間)におけるグラフの傾きである。区間の指定は、指導者からされるようにしても良いし、予め設定されている区間であっても良い。また例えば、所定の区間での傾きではなく、所定の学習者のグラフの最も大きい傾きが記載された表が表示されるようにしても良い。
【0185】
図23に示した第1の傾き表表示部292の例では、学習者Aの傾きは1.2、学習者Bの傾きは3.0、学習者Cの傾きは5.3、学習者Dの傾きは3.1、学習者Eの傾きは4.4であることが記載され、それらの平均値が3.4であることが記載された表が表示されている。傾きが大きい程、上達具合が高いことを示している。
【0186】
図23に示した第36のグラフ表示部293には、
図22に示した第34のグラフ表示部293に表示されているグラフと同じグラフが表示されている例を示したが、第1の傾き表表示部292と同じく、状態遷移回数に関するグラフの傾きが学習者毎に記載された表が表示されるように構成しても良い。
【0187】
図23に示した第37のグラフ表示部294には、
図22に示した第35のグラフ表示部294に表示されているグラフと同じグラフが表示されている例を示したが、第1の傾き表表示部292と同じく、マインドフルネスな状態の最大継続時間に関するグラフの傾きが学習者毎に記載された表が表示されるように構成しても良い。
【0188】
このように、グラフだけではなく、表で学習者毎を比較できる情報が指導者に提示されるようにすることもできる。グラフを表示するか、表を表示するかは、指導者により選択される仕組みを設けても良い。
【0189】
<第18の画面>
図24は、指導者用の他の画面例(第18の画面とする)を示す図である。
図24に示した第18の画面には、日付表示部301、第38のグラフ表示部302、第39のグラフ表示部303、および第40のグラフ表示部304が設けられている。
【0190】
図24に示した第18の画面は、
図21に示した第15の画面と同じであるが、表示されているグラフのうち、基準を超えたグラフは、基準を超えていない他のグラフと区別が付くような表示がなされている点が第14の画面と異なる。基準を超えたグラフとは、上達度が一定以上のグラフであるといえる。
【0191】
第38のグラフ表示部302には、マインドフルネスな状態の割合の学習者A乃至Eの折れ線グラフが重畳されたグラフが表示され、そのうち2本のグラフ(図中実線で示したグラフ)は、基準を超えているため、残りの3本のグラフ(図中点線で示したグラフ)とは異なる表示がされている。
【0192】
マインドフルネスな状態の割合のグラフは、値が大きくなるほど良いため、平均値や中央値よりも大きいグラフは上達度が高い学習者のグラフとして、例えば、色が付けられて表示される。
図24に示した例では、基準を超えている2本のグラフは実線で示され、残りの3本は、点線で示されている。太線の実線は、平均値または中央値を表すグラフである。
【0193】
第39のグラフ表示部303には、状態遷移回数の学習者A乃至Eの折れ線グラフが重畳されたグラフが表示され、そのうち2本のグラフは、基準を超えているため、残りの3本のグラフとは異なる表示がされている。状態遷移回数のグラフは、値が小さくなるほど良いため、平均値や中央値よりも小さいグラフは上達度が高い学習者のグラフとして、例えば、色が付けられて表示される。
【0194】
第40のグラフ表示部304には、マインドフルネスな状態の最大継続時間の学習者A乃至Eの折れ線グラフが重畳されたグラフが表示され、そのうち2本のグラフは、基準を超えているため、残りの3本のグラフとは異なる表示がされている。マインドフルネスな状態の最大継続時間のグラフは、値が大きくなるほど良いため、平均値や中央値よりも大きいグラフは上達度が高い学習者のグラフとして、例えば、色が付けられて表示される。
【0195】
このように、上達傾向の良い学習者のグラフと、上達傾向の悪い学習者のグラフとが一目で認識できるような表示が行われるようにしても良い。このような表示がなされることで上達傾向の良い学習者と、上達傾向の悪い学習者とを分けて比較検討することが可能となる。
【0196】
なお、
図24に示した第18の画面において、
図22に示した16の画面と同じく、平均値や中央値のグラフにばらつきを表す領域を重畳したグラフが表示されるようにしても良い。
【0197】
<第19の画面>
図25は、指導者用の他の画面例(第19の画面とする)を示す図である。
図25に示した第19の画面には、日付表示部311、第2の傾き表表示部312、第41のグラフ表示部313、第42のグラフ表示部314が設けられている。
【0198】
図25に示した第19の画面は、
図23に示した第17の画面と同じであるが、第2の傾き表表示部312に表示されている傾きに関する表において、基準値を超えている傾きと学習者名は、基準値を越えていない傾きと学習者名と区別がつく表示がなされている点が異なる。
【0199】
図25に示した第2の傾き表表示部312に表示されている表示においては、学習者Cの傾き5.3と、学習者Eの傾き4.4が、基準値、例えば3.5を超えていたため、学習者Cと学習者Eのところは、例えば、色が付けられて表示されている。
【0200】
図25に示した例では、第41のグラフ表示部313と第42のグラフ表示部314にそれぞれ表示されているグラフは、
図23の第36のグラフ表示部293、第37のグラフ表示部294にそれぞれ表示されているグラフと同じグラフが表示される例を示したが、
図24の第39のグラフ表示部303と第40のグラフ表示部304にそれぞれ表示されているグラフと同じように、基準値を超えたグラフは、基準値を超えていないグラフと異なる表示がなされるように構成しても良い。
【0201】
図25に示した例では、第41のグラフ表示部313と第42のグラフ表示部314にはそれぞれグラフが表示されている例を示したが、第2の傾き表表示部312に表示されている表のように、傾きに関する表が表示されるようにしても良い。傾きに関する表が表示されるようにし、基準値を超えている傾きとその傾きに該当する学習者名は、他の傾きや学習者名と区別が付くような表示がなされるようにしても良い。
【0202】
本技術によれば、学習者および/または指導者が、マインドフルネス中の状態を客観的に評価するための情報を提供することができる。例えば、マインドフルネスな状態に関する可視化された情報を提供することができ、その提供される可視化された情報を見ることで、マインドフルネス中の状態を客観的に評価することができる。マインドフルネスな状態に関する可視化された情報を見ることで、学習者が、定量的に振り返り、経時的な上達に役立てることができる。
【0203】
例えば、学習者は、所定の期間内の達成値を自己で設定し、その設定した達成値を達成したか否かを、可視化された情報を見ることで判断することができるようになる。また、指導者は、達成度が所定の値に達した学習者を指導者として認定するなどの処理も、可視化された情報を見ることで行うことが容易となる。
【0204】
マインドフルネスな状態に関する可視化された情報として、例えば、マインドフルネス中の状態(呼吸に集中しているマインドフルな状態とその他の状態)の長さ、マインドフルネスを実施している時間中の長さ、状態切り替え数などを定量的に知ることができる情報を提供することができる。推定した状態の結果を可視化する、また経時的な状態を可視化する、熟練度を定義し可視化することもできる。
【0205】
外部から測定しやすい脳波や呼吸等からマインドフルネスな状態を推定することができ、マインドフルネスな状態を、簡易的に評価することも可能となる。
【0206】
マインドフルネスの学習中に、リアルタイムにフィードバックすることもでき、マインドフルネスな状態に戻るように促すことができ、マインドフルネスな状態を維持できるようにすることができる。例えば呼吸に集中した状態から脱した際に(もしくは脱しそうになった時に)、リアルタイムで音声または振動等でフィードバックすることができ、呼吸に集中した状態に戻れるように促すことができる。
【0207】
なお、コンピュータが実行するプログラムは、本明細書で説明する順序に沿って時系列に処理が行われるプログラムであっても良いし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで処理が行われるプログラムであっても良い。
【0208】
本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
【0209】
なお、本明細書に記載された効果はあくまで例示であって限定されるものでは無く、また他の効果があってもよい。
【0210】
なお、本技術の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本技術の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
【0211】
なお、本技術は以下のような構成も取ることができる。
(1)
ユーザの生体情報を取得する取得部と、
前記取得部により取得された前記生体情報を解析し、前記ユーザのマインドフルネスな状態を検出する検出部と、
前記検出部により検出されたマインドフルネスな状態に関する情報を前記ユーザに提示する画面の画像データを生成する生成部と
を備える情報処理装置。
(2)
前記画面は、前記マインドフルネスな状態であった時間と、前記マインドフルネスな状態ではなかった時間とを示したグラフを含む
前記(1)に記載の情報処理装置。
(3)
前記画面は、所定の期間における前記マインドフルネスな状態であった時間の割合を提示する画面を含む
前記(1)または(2)に記載の情報処理装置。
(4)
前記画面は、所定の期間の前半と後半のそれぞれにおける前記マインドフルネスな状態であった時間の割合を提示する画面を含む
前記(1)乃至(3)のいずれかに記載の情報処理装置。
(5)
前記画面は、前記マインドフルネスな状態と前記マインドフルネスな状態ではない状態との間を遷移した回数を提示する画面を含む
前記(1)乃至(4)のいずれかに記載の情報処理装置。
(6)
前記画面は、前記マインドフルネスな状態が継続した最大の時間を提示する画面を含む
前記(1)乃至(5)のいずれかに記載の情報処理装置。
(7)
前記画面は、前記生体情報を測定していた測定時間内に前記ユーザを撮影した動画像を表示する画面を含む
前記(1)乃至(6)のいずれかに記載の情報処理装置。
(8)
前記動画像は、前記マインドフルネスな状態、前記マインドフルネスではない状態、前記マインドフルネスの状態と前記マインドフルネスな状態との間を遷移したときの状態のいずれかを撮影した動画像である
前記(7)に記載の情報処理装置。
(9)
前記画面は、前記ユーザが前記マインドフルネスの学習に関するメモを記載する欄を含む
前記(1)乃至(8)のいずれかに記載の情報処理装置。
(10)
前記画面は、前記ユーザの前記マインドフルネスに関する学習におけるレベルを提示する画面を含む
前記(1)乃至(9)のいずれかに記載の情報処理装置。
(11)
前記画面は、複数の期間における前記マインドフルネスな状態であった時間の割合を時系列に並べたグラフを含む
前記(1)乃至(10)のいずれかに記載の情報処理装置。
(12)
前記画面は、前記ユーザを学習者とし、前記学習者に対して前記マインドフルネスに関する指導を行う指導者に対する画面であり、複数の学習者の学習時間における前記マインドフルネスな状態であった時間の割合を提示する画面を含む
前記(1)乃至(11)のいずれかに記載の情報処理装置。
(13)
前記画面は、前記ユーザを学習者とし、前記学習者に対して前記マインドフルネスに関する指導を行う指導者に対する画面であり、複数の学習者の前記マインドフルネスな状態と前記マインドフルネスな状態ではない状態との間を遷移した回数を提示する画面を含む
前記(1)に記載の情報処理装置。
(14)
前記画面は、前記ユーザを学習者とし、前記学習者に対して前記マインドフルネスに関する指導を行う指導者に対する画面であり、複数の学習者の前記マインドフルネスな状態が継続した最大の時間を提示する画面を含む
前記(1)または(13)に記載の情報処理装置。
(15)
前記画面は、前記ユーザを学習者とし、前記学習者に対して前記マインドフルネスに関する指導を行う指導者に対する画面であり、複数の学習者の学習時間における前記マインドフルネスな状態であった時間の割合のグラフを重畳した画面を含む
前記(1)、(13)、(14)のいずれかに記載の情報処理装置。
(16)
前記画面は、前記ユーザを学習者とし、前記学習者に対して前記マインドフルネスに関する指導を行う指導者に対する画面であり、複数の学習者の前記マインドフルネスな状態と前記マインドフルネスな状態ではない状態との間を遷移した回数のグラフを重畳した画面を含む
前記(1)、(13)乃至(15)のいずれかに記載の情報処理装置。
(17)
前記画面は、前記ユーザを学習者とし、前記学習者に対して前記マインドフルネスに関する指導を行う指導者に対する画面であり、複数の学習者の前記マインドフルネスな状態が継続した最大の時間のグラフを重畳した画面を含む
前記(1)、(13)乃至(16)のいずれかに記載の情報処理装置。
(18)
前記画面は、前記ユーザを学習者とし、前記学習者に対して前記マインドフルネスに関する指導を行う指導者に対する画面であり、前記指導者が前記学習に対する指導に関するメモを記載する欄を含む
前記(1)、(13)乃至(17)のいずれかに記載の情報処理装置。
(19)
情報処理装置が、
ユーザの生体情報を取得し、
取得された前記生体情報を解析し、前記ユーザのマインドフルネスな状態を検出し、
検出されたマインドフルネスな状態に関する情報を前記ユーザに提示する画面の画像データを生成する
情報処理方法。
(20)
コンピュータに、
ユーザの生体情報を取得し、
取得された前記生体情報を解析し、前記ユーザのマインドフルネスな状態を検出し、
検出されたマインドフルネスな状態に関する情報を前記ユーザに提示する画面の画像データを生成する
ステップを含む処理を実行させるためのプログラム。
【符号の説明】
【0212】
1 情報処理システム, 11 学習者用端末, 12 測定装置, 13 情報処理装置, 14 指導者用端末, 15 ネットワーク, 61 通信制御部, 62 測定情報取得部, 63 解析部, 64 画像データ生成部, 101 表示部, 122 第1のグラフ表示部, 123 第1の表表示部, 124 第2の表表示部, 125 第1の情報表示部, 126 第1のメモ入力部, 134 第1の動画像表示部, 152 レベル表示部, 196 個人メモ入力部, 197 指導者メモ表示部, 201 表示部, 212 第14のグラフ表示部, 213 第7の表表示部, 214 第8の表表示部, 215 第4の情報表示部, 216 第1の指導者メモ入力部, 232 第1のテーブル表示部, 292 第1の傾き表表示部