(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023158699
(43)【公開日】2023-10-31
(54)【発明の名称】サムネイル画像データとテキストデータとを含むメッセージをメッセージ共有サービスに投稿するユーザ作業を補助するメッセージ投稿補助サービスに利用される方法
(51)【国際特許分類】
H04L 51/07 20220101AFI20231024BHJP
G11B 27/00 20060101ALI20231024BHJP
G11B 27/02 20060101ALI20231024BHJP
H04N 21/478 20110101ALI20231024BHJP
【FI】
H04L51/07
G11B27/00 B
G11B27/02 A
H04N21/478
【審査請求】有
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022068627
(22)【出願日】2022-04-19
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2022-08-23
(71)【出願人】
【識別番号】517265082
【氏名又は名称】光原 享志
(74)【代理人】
【識別番号】110002424
【氏名又は名称】ケー・ティー・アンド・エス弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】光原 享志
【テーマコード(参考)】
5C164
5D110
【Fターム(参考)】
5C164MA04S
5C164MA09S
5C164MC11S
5C164UB26S
5C164UD61P
5D110AA27
5D110AA29
5D110BC14
5D110BC15
5D110CA43
5D110DA01
5D110DA20
5D110FA02
5D110FA09
(57)【要約】
【課題】動画共有サービスおよびメッセージ共有サービスの仕様のアップデートに影響されにくいメッセージ投稿補助サービスを提供する。
【解決手段】
本方法は、第1ウィンドウ、および、実行ボタンを含むメッセージ投稿補助ページを描画するためのページデータをユーザ端末に提供することを含む。本方法は、また、第1ウィンドウを通じてテキストデータを受け付けることを含む。本方法は、さらに、第1ウィンドウを通じて動画データを特定するための動画URLを受け付けることを含む。本方法は、さらに、実行ボタンの単一の押下に応答して、自動処理を実行することを含む。自動処理は、(a)テキストデータを、第1ウィンドウからユーザ端末のクリップボードに移動または複製することと、(b)動画URLに基づいてサムネイル画像データを動画共有サービスからダウンロードし、サムネイル画像データをユーザ端末の画像フォルダに保存することとを含む。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
動画共有サービスに投稿された動画データに関連するサムネイル画像データとユーザ端末により受け付けられたテキストデータとを含むメッセージを、前記動画共有サービスとは異なるメッセージ共有サービスに投稿するユーザ作業を補助するメッセージ投稿補助サービスに利用される方法であって、
第1ウィンドウ、および、実行ボタンを含むメッセージ投稿補助ページを描画するためのページデータを前記ユーザ端末に提供することと、
前記第1ウィンドウを通じて前記テキストデータを受け付けることと、
前記第1ウィンドウを通じて前記動画データを特定するための動画URLを受け付けることと、
前記実行ボタンの単一の押下に応答して、(a)前記テキストデータを、前記第1ウィンドウから前記ユーザ端末のクリップボードに移動または複製することと、(b)前記動画URLに基づいて前記サムネイル画像データを前記動画共有サービスからダウンロードし、前記サムネイル画像データを前記ユーザ端末の画像フォルダに保存することと、を含む自動処理を実行することと、
を含む方法。
【請求項2】
前記自動処理は、さらに、(c)前記メッセージ共有サービスを起動することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記メッセージ投稿補助ページは、さらに、第2ウィンドウを含み、
前記方法は、さらに、
前記第2ウィンドウに少なくとも1つの推奨ハッシュタグを提示することと、
前記少なくとも1つの推奨ハッシュタグの押下に応答して、前記第2ウィンドウから前記第1ウィンドウに、前記少なくとも1つの推奨ハッシュタグを移動または複製すること
を含む請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記メッセージ投稿補助ページは、前記動画共有サービスを起動するための第1アイコンと、前記メッセージ共有サービスを起動するための第2アイコンと、を含む
請求項1に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、サムネイル画像データおよびテキストデータを含むメッセージをメッセージ共有サービスに投稿するユーザ作業を補助するメッセージ投稿補助サービスに利用される方法に関する。
【背景技術】
【0002】
ソーシャルネットワーキングサービスは、主に動画を共有する動画共有サービス、および、主にメッセージを共有するメッセージ共有サービスを含む。動画共有サービスは、例えば、YouTube(登録商標)を含む。メッセージ共有サービスは、例えば、Twitter(登録商標)を含む。
【0003】
ユーザは、動画共有サービスにアカウントを有し、かつ、メッセージ共有サービスにもアカウントを有し得る。ユーザは、動画共有サービスへの動画の投稿を、メッセージ共有サービスを利用してそのユーザのフォロワーに周知することを望むことがある。
【0004】
特許文献1は、ユーザが動画を投稿したことをソーシャルネットワーキングサービス(SNS)やウェブサイトを通じてフォロワーに通知する動画投稿システムを開示している。動画投稿システムは、投稿サーバおよび配信者端末を備える。投稿サーバは、配信者端末から動画を受信する受信部と、受信した動画を動画投稿サービスに投稿する投稿部と、動画を投稿したことを示すメッセージを作成する作成部と、メッセージをSNSおよびウェブサイトに投稿する通知部とを備える。作成部は、例えば、キーワード情報に基づいて通知内容を作成したり、投稿動画のサムネイル画像を作成したり、投稿動画のごく一部を抽出したりして、通知内容、サムネイル画像、および投稿動画の一部や投稿動画へのリンクのうちの少なくともいずれかを含むメッセージを作成する。
【0005】
特許文献1に開示された動画投稿システムは、サムネイル画像データおよびテキストデータを含むメッセージをメッセージ共有サービスに投稿するユーザ作業を補助する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
動画共有サービスは、動画共有サービスプロバイダにより運営されている。メッセージ共有サービスは、メッセージ共有サービスプロバイダにより運営されている。特許文献1に開示された動画投稿システム(メッセージ投稿補助サービス)は、メッセージ投稿補助サービスプロバイダにより運営されている。
【0008】
動画共有サービスプロバイダは、定期的または不定期に動画共有サービスをアップデートする。同様に、メッセージ共有サービスプロバイダも、定期的または不定期に動画共有サービスをアップデートする。メッセージ投稿補助サービスプロバイダは、動画共有サービスまたはメッセージ共有サービスのアップデートがメッセージ投稿補助サービスに影響する場合、それらのアップデートに追随してメッセージ投稿補助サービスをアップデートしなければならない。
【0009】
メッセージ投稿補助サービスプロバイダの負担を軽減するため、メッセージ投稿補助サービスは、動画共有サービスおよびメッセージ共有サービスのアップデートに影響されにくいことが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本開示の一態様に係る方法は、動画共有サービスに投稿された動画データに関連するサムネイル画像データとユーザ端末により受け付けられたテキストデータとを含むメッセージを、前記動画共有サービスとは異なるメッセージ共有サービスに投稿するユーザ作業を補助するメッセージ投稿補助サービスに利用される方法である。本方法は、第1ウィンドウ、および、実行ボタンを含むメッセージ投稿補助ページを描画するためのページデータを前記ユーザ端末に提供することを含む。本方法は、また、前記第1ウィンドウを通じて前記テキストデータを受け付けることを含む。この方法は、さらに、前記第1ウィンドウを通じて前記動画データを特定するための動画URLを受け付けることを含む。本方法は、さらに、前記実行ボタンの単一の押下に応答して、自動処理を実行することを含む。自動処理は、(a)前記テキストデータを、前記第1ウィンドウから前記ユーザ端末のクリップボードに移動または複製することと、(b)前記動画URLに基づいて前記サムネイル画像データを前記動画共有サービスからダウンロードし、前記サムネイル画像データを前記ユーザ端末の画像フォルダに保存することと、を含む。
【発明の効果】
【0011】
上記方法は、動画共有サービスおよびメッセージ共有サービスの仕様のアップデートに影響されにくいメッセージ投稿補助サービスを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図2】
図2は、メッセージ投稿補助サービスにより実行される処理を例示するフローチャートである。
【
図3】
図3は、動画URLを受け付ける処理を例示するフローチャートである。
【
図4】
図4は、メッセージ投稿補助サービスにより提供されるメッセージ投稿補助ページを例示する。
【
図5】
図5は、メッセージ共有サービスにより提供されるメインページを例示する。
【
図6】
図6は、メッセージ共有サービスにより提供されるメッセージ新規作成ページを例示する。
【
図7】
図7は、動画共有サービスにより提供されるメインページを例示する。
【発明を実施するための形態】
【0013】
図1に示されるように、システム1は、動画共有サービス3、メッセージ共有サービス4およびメッセージ投稿補助サービス7を含む。本実施形態では、動画共有サービス3は、動画共有サービスプロバイダにより運営されている。メッセージ共有サービス4は、動画共有サービスプロバイダとは異なるメッセージ共有サービスプロバイダにより運営されている。メッセージ投稿補助サービス7は、動画共有サービスプロバイダともメッセージ共有サービスプロバイダとも異なるメッセージ投稿補助サービスプロバイダにより運営されている。
【0014】
システム1は、さらに、ユーザ端末5およびユーザ端末6を含む。ユーザ端末5は、インターネット2を介して動画共有サービス3、メッセージ共有サービス4およびメッセージ投稿補助サービス7にアクセス可能である。ユーザ端末5は、ウェブブラウザを有し、ウェブブラウザによりウェブページを描画可能である。ユーザ端末5は、テキストデータ、画像データ、その他のデータを一時的に保存するクリップボードを有する。ユーザ端末5は、さらに、画像データを長期的に保存する画像フォルダを有する。ユーザ端末5は、例えば、スマートフォンまたはパーソナルコンピュータである。ユーザ端末6は、ユーザ端末5と同様である。
【0015】
本実施形態では、ユーザ端末5は、動画データ11およびメッセージ13を投稿する投稿者により保有されている。ユーザ端末6は、動画データ11およびメッセージ13を閲覧する閲覧者により保有されている。
【0016】
動画共有サービス3は、動画データ11と動画データ11に基づいて生成されたサムネイル画像データ12とを保存する。動画データ11は、システム1内の論理または物理リソースを特定するための動画URL(Universal Resource Locator)を有する。サムネイル画像データ12も、同様に、サムネイル画像URLを有する。動画共有サービス3は、動画URLおよびサムネイル画像URLを管理している。
【0017】
動画共有サービス3は、ユーザ端末5から動画データ11を受信し、受信された動画データ11を保存する。動画共有サービス3は、ユーザ端末6から動画データ11の配信要求を受信し、動画データ11をユーザ端末6に送信する。つまり、投稿者は、動画を動画共有サービス3に投稿できる。閲覧者は、投稿者により投稿された動画を、動画共有サービス3を通じて閲覧できる。
【0018】
動画共有サービス3は、また、ユーザ端末5から動画URLを含むサムネイル画像配信要求を受信し、動画URLからサムネイル画像URLを特定し、サムネイル画像URLからサムネイル画像データ12を特定し、サムネイル画像データ12をユーザ端末5に送信する。
【0019】
メッセージ共有サービス4は、ユーザ端末5からメッセージ13を受信し、ユーザ端末6からアクセス可能にメッセージ13を保存する。つまり、投稿者は、メッセージ13をメッセージ共有サービス4に投稿できる。閲覧者は、メッセージ13を、メッセージ共有サービス4を通じて閲覧できる。
【0020】
メッセージ13は、例えば、投稿者により作成されたテキストデータと、動画共有サービス3により作成されたサムネイル画像データ12とを含む。テキストデータは、例えば、投稿者が動画データ11を動画共有サービス3に投稿したことを閲覧者に周知するための文章を含んでもよい。
【0021】
メッセージ投稿補助サービス7は、メッセージ13を投稿するユーザ作業を補助するサービスを提供する。メッセージ投稿補助サービス7は、メッセージ投稿補助ページを描画するためのページデータ14を保存している。
【0022】
メッセージ投稿補助サービス7は、少なくとも1つのプロセッサと、この少なくとも1つのプロセッサに接続されたメモリとを含むコンピュータにより提供されてもよい。メモリは、以下に示される処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを保存していてもよい。
【0023】
図2は、メッセージ投稿補助サービス7により実行される処理を例示するフローチャートである。
【0024】
ブロック201では、メッセージ投稿補助サービス7(コンピュータ)は、ページデータをユーザ端末5に提供する。例えば、メッセージ投稿補助サービス7は、ユーザ端末5からの要求に応じて、ページデータ14をユーザ端末5に送信する。
図4に示されるように、ユーザ端末5は、ブラウザを利用して、ページデータ14に基づいてメッセージ投稿補助ページ400を描画する。
【0025】
メッセージ投稿補助ページ400は、第1ウィンドウ401、第2ウィンドウ402および第3ウィンドウ403を含んでもよい。第1ウィンドウ401は、投稿者からテキストデータ15および動画URL16を受け付けるためのウィンドウである。第2ウィンドウ402は、投稿者に推奨ハッシュタグを提示するためのウィンドウである。第3ウィンドウ403は、サムネイル画像データ12のプレビューを表示するためのウィンドウである。
【0026】
メッセージ投稿補助ページ400は、さらに、第1アイコン404、第2アイコン405および実行ボタン406を含んでもよい。第1アイコン404は、動画共有サービス3を起動するためのアイコンである。第2アイコン405は、メッセージ共有サービスを起動するためのアイコンである。実行ボタン406は、投稿者から自動処理の実行指示を受け付けるためのボタンである。メッセージ投稿補助サービス7は、第1アイコン404の押下を検出して、動画共有サービス3のアプリケーションを起動する(あるいは、ブラウザを通じて動画共有サービス3を起動する)。メッセージ投稿補助サービス7は、第2アイコン405の押下を検出して、メッセージ共有サービス4のアプリケーションを起動する(あるいは、ブラウザを通じてメッセージ共有サービス4を起動する)。
【0027】
図2に戻り、ブロック202では、メッセージ投稿補助サービス7は、メッセージ投稿補助ページ400を通じて(より具体的には、第1ウィンドウ401を通じて)テキストデータ15を受け付ける。テキストデータ15は、ユーザ端末5に表示されたキーボードを通じて、投稿者により記入されてもよい。
【0028】
図4に示されるように、メッセージ投稿補助サービス7は、第2ウィンドウ402に少なくとも1つの推奨ハッシュタグ17を提示してもよい。メッセージ投稿補助サービス7は、投稿者により過去に利用されたハッシュタグを保存し、保存されたハッシュタグを第2ウィンドウ402に提示してもよい。メッセージ投稿補助サービス7は、テキストデータ15、動画データ11、ユーザ端末5の地理的位置データ、その他のデータに関連するハッシュタグを自動で生成し、生成されたハッシュタグを第2ウィンドウ402に提示してもよい。メッセージ投稿補助サービス7は、第2ウィンドウ402内のいずれかのハッシュタグの押下を検出し、押下されたハッシュタグを第2ウィンドウ402から第1ウィンドウ401に移動または複製してもよい。
【0029】
ブロック203では、メッセージ投稿補助サービス7は、メッセージ投稿補助ページ400を通じて(より具体的には、第1ウィンドウ401を通じて)、動画データ11を特定するための動画URL16を受け付ける。
【0030】
ブロック204では、メッセージ投稿補助サービス7は、メッセージ投稿補助ページ400内の実行ボタン406の単一の押下を検出する。
【0031】
ブロック205では、メッセージ投稿補助サービス7は、実行ボタン406の単一の押下を検出して、自動処理を実行する。
【0032】
自動処理は、(a)第1ウィンドウ401からユーザ端末5のクリップボードにテキストデータ15を移動または複製することを含む。自動処理は、さらに、(b)動画URL16に基づいてサムネイル画像データ12を動画共有サービス3からダウンロードし、サムネイル画像データ12をユーザ端末5の画像フォルダに保存することを含む。メッセージ投稿補助サービス7は、ダウンロードされたサムネイル画像データ12のサイズ、解像度、画像圧縮形式の少なくとも1つを変更し、変更されたサムネイル画像データ12を画像フォルダに保存してもよい。上記の自動処理により、サムネイル画像データ12およびテキストデータ15を含むメッセージ13をメッセージ共有サービス4に投稿する準備が整う。
【0033】
メッセージ共有サービス4は、例えば、
図5に示されるメインページ500をユーザ端末5に提供する。メインページ500は、メッセージ501およびメッセージ502を含む。メインページ500は、さらに、メッセージ新規作成ボタン503を含む。メッセージ共有サービス4は、メッセージ新規作成ボタン503の押下を検出して、
図6に示されるメッセージ新規作成ページ600をユーザ端末5に提供する。
【0034】
メッセージ新規作成ページ600は、第4ウィンドウ601を含む。第4ウィンドウ601は、メッセージ13を作成するためのウィンドウである。テキストデータ15は、既にクリップボードに保存されている。メッセージ共有サービス4は、例えば、第4ウィンドウ601の押下を検出し、クリップボードに保存されたデータを第4ウィンドウ601に移動または複製する指示を受け付けるボタンを提示する。メッセージ共有サービス4は、ボタンの押下を検出して、テキストデータ15をクリップボードから第4ウィンドウ601に移動または複製する。つまり、投稿者は、ボタンの押下だけで、第4ウィンドウ601にテキストデータ15を記入できる。
【0035】
メッセージ新規作成ページ600は、さらに、第5ウィンドウ602を含む。第5ウィンドウ602は、ユーザ端末5の画像フォルダに保存された画像データを提示するためのウィンドウである。サムネイル画像データ12は、既に画像フォルダに保存されている。メッセージ共有サービス4は、例えば、第5ウィンドウ602内に提示されたサムネイル画像データ12の押下を検出して、サムネイル画像データ12を画像フォルダから第4ウィンドウ601に移動または複製する。つまり、投稿者は、サムネイル画像データ12の押下だけで、第4ウィンドウ601にサムネイル画像データ12を移動または複製できる。
【0036】
メッセージ新規作成ページ600は、さらに、キーボード603を含む。メッセージ新規作成ページ600は、さらに、実行ボタン604を含む。メッセージ共有サービス4は、実行ボタン604の押下を検出して、第4ウィンドウ601に記入されたメッセージ13(サムネイル画像データ12およびテキストデータ15を含む)を投稿する。
【0037】
上述の通り、メッセージ投稿補助サービス7は、実行ボタン406の単一の押下の検出を受けて、テキストデータ15をユーザ端末5のクリップボードに保存し、かつ、サムネイル画像データ12をユーザ端末5の画像フォルダに保存する。ユーザ端末5のクリップボードは、動画共有サービス3およびメッセージ共有サービス4の仕様のアップデートに影響されにくい。また、ユーザ端末5の画像フォルダは、動画共有サービス3およびメッセージ共有サービス4の仕様のアップデートに影響されにくい。つまり、メッセージ投稿補助サービス7は、動画共有サービス3およびメッセージ共有サービス4のアップデートに影響されにくい。
【0038】
加えて、実行ボタン406の単一の押下が、テキストデータ15のクリップボードへの保存とサムネイル画像データ12の画像フォルダへの保存を可能とする。メッセージ投稿補助サービス7は、投稿者によるメッセージ13の作成の負担を軽減できる。
【0039】
上記実施形態では、メッセージ投稿補助サービス7は、メッセージ投稿補助ページ400内に第2アイコン405と独立して実行ボタン406を提供している。実行ボタン406は、これに限らず、他のボタンまたはアイコンと共用されてもよい。例えば、実行ボタン406は、第2アイコン405であってもよい。すなわち、自動処理は、さらに、さらに、(c)メッセージ共有サービス4を起動することを含んでもよい。
【0040】
自動処理は、さらに、メッセージ共有サービス4の起動を受けて、(d)テキストデータ15を、クリップボードからメッセージ新規作成ページ600の第4ウィンドウ601に移動または複製することを含んでもよい。
【0041】
自動処理は、さらに、サムネイル画像データ12のダウンロードを受けて、(e)サムネイル画像データ12を第3ウィンドウ403にプレビュー表示することを含んでもよい。
【0042】
上述の通り、
図2のブロック203において、メッセージ投稿補助サービス7は、メッセージ投稿補助ページ400を通じて動画URL16を受け付ける。動画URL16は、ユーザ端末5に表示されたキーボードを通じて、投稿者により記入されてもよい。あるいは、動画URL16は、以下に示すように、動画共有サービス3から複製されてもよい。
【0043】
図3は、動画URLを受け付ける処理を例示するフローチャートである。
【0044】
ブロック301では、メッセージ投稿補助サービス7は、メッセージ投稿補助ページ400の第1アイコン404の押下を検出する。第1アイコン404は、上述の通り、動画共有サービス3にアクセスするためのアイコンである。
【0045】
ブロック302では、メッセージ投稿補助サービス7は、第1アイコン404の押下の検出を受けて、ユーザ端末5に動画共有サービス3にアクセスさせる。動画共有サービス3は、例えば、
図7に示されるメインページ700をユーザ端末5に提供する。メインページ700は、例えば、サムネイル画像701および共有ボタン702を含む。投稿者は、メインページ700から、閲覧者に通知したい動画を探し出すことができる。本実施形態では、サムネイル画像701は、サムネイル画像データ12により生成される。共有ボタン702は、動画URL16をユーザ端末5のクリップボードに複製するためのボタンである。
【0046】
図3に戻り、ブロック303では、動画共有サービス3は、共有ボタン702の押下を検出して、サムネイル画像データ12に関連付けられた動画データ11の動画URL16を特定し、動画URL16をユーザ端末5のクリップボードに複製する。投稿者は、再度、メッセージ投稿補助ページ400に戻る。
【0047】
ブロック304では、メッセージ投稿補助サービス7は、第1ウィンドウ401の押下を検出する。
【0048】
ブロック305では、メッセージ投稿補助サービス7は、第1ウィンドウ401の押下の検出を受けて、クリップボードから第1ウィンドウ401に動画URL16を移動または複製する。
【0049】
メッセージ投稿補助ページ400は、動画共有サービス3を起動するための第1アイコン404と、メッセージ共有サービス4を起動するための第2アイコン405とを含む。すなわち、メッセージ投稿補助ページ400は、動画共有サービス3およびメッセージ共有サービス4への容易なアクセスをユーザに提供できる。
【0050】
ある実施形態では、システム1は、複数の異なる動画共有サービスを含む。メッセージ投稿補助ページ400は、複数の異なる動画共有サービスを個別に起動するため、複数の第1アイコン404を含んでもよい。
【0051】
ある実施形態では、システム1は、複数の異なるメッセージ共有サービスを含む。メッセージ投稿補助ページ400は、複数の異なるメッセージ共有サービスを個別に起動するため、複数の第2アイコン405を含んでもよい。
【0052】
ある実施形態では、メッセージ投稿補助ページ400は、投稿者からテキストデータ15を受け付けるためのウィンドウと、動画URL16を受け付けるためのウィンドウとを個別に含んでもよい。
【0053】
ある実施形態では、メッセージ投稿補助サービス7は、第1ウィンドウ401で動画URL16を受け付けたことに応答して、動画URL16に基づいて動画共有サービス3からサムネイル画像データ12をダウンロードし、サムネイル画像データ12をユーザ端末5の画像フォルダに保存してもよい。すなわち、この実施形態に係る方法は、動画共有サービスに投稿された動画データに関連するサムネイル画像データとユーザ端末により受け付けられたテキストデータとを含むメッセージを、前記動画共有サービスとは異なるメッセージ共有サービスに投稿するユーザ作業を補助するメッセージ投稿補助サービスに利用される方法である。本方法は、第1ウィンドウ、および、実行ボタンを含むメッセージ投稿補助ページを描画するためのページデータを前記ユーザ端末に提供することを含む。本方法は、さらに、前記第1ウィンドウを通じて前記テキストデータを受け付けることを含む。本方法は、前記第1ウィンドウを通じて前記動画データを特定するための動画URLを受け付けることを含む。本方法は、さらに、前記第1ウィンドウを通じて動画URLを受け付けたことに応答して、前記動画URLに基づいて前記サムネイル画像データを前記動画共有サービスからダウンロードし、前記サムネイル画像データを前記ユーザ端末の画像フォルダに保存することを含む。本方法は、さらに、前記実行ボタンの押下に応答して、前記テキストデータを、前記第1ウィンドウから前記ユーザ端末のクリップボードに移動または複製することを含む。
【符号の説明】
【0054】
1 システム
2 インターネット
3 動画共有サービス
4 メッセージ共有サービス
5 ユーザ端末
6 ユーザ端末
7 メッセージ投稿補助サービス
11 動画データ
12 サムネイル画像データ
13 メッセージ
14 ページデータ
15 テキストデータ
16 動画URL
17 推奨ハッシュタグ
400 メッセージ投稿補助ページ
401 第1ウィンドウ
402 第2ウィンドウ
403 第3ウィンドウ
404 第1アイコン
405 第2アイコン
406 実行ボタン