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特開2023-159357レシートデータ管理装置及びそのプログラム並びにレシートデータ管理方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023159357
(43)【公開日】2023-10-31
(54)【発明の名称】レシートデータ管理装置及びそのプログラム並びにレシートデータ管理方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 20/20 20120101AFI20231024BHJP
【FI】
G06Q20/20
【審査請求】有
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023136442
(22)【出願日】2023-08-24
(62)【分割の表示】P 2021187787の分割
【原出願日】2016-10-24
(71)【出願人】
【識別番号】000003562
【氏名又は名称】東芝テック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110003708
【氏名又は名称】弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
(72)【発明者】
【氏名】南部 和哉
(72)【発明者】
【氏名】荒井 康博
(72)【発明者】
【氏名】吉村 真
(72)【発明者】
【氏名】長谷川 圭一
(57)【要約】      (修正有)
【課題】レシートデータを基に税控除対象の商品の購買情報を客に提供するレシートデータ管理装置、方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】電子レシートシステム100において、電子レシート管理装置として機能する電子レシート管理サーバは、検出手段、記憶手段及び情報出力手段を含む。検出手段は、POSシステムから電子レシート管理サーバへと出力されるレシートデータから税控除の対象となる商品の販売データを検出する。記憶手段は、検出された税控除の対象となる商品の販売データを、当該販売データを含むレシートデータに関連付けられた客識別情報と関連付けて記憶する。情報出力手段は、記客識別情報を含む閲覧要求に応答して、当該客識別情報と関連付けられて記憶されている税控除の対象となる商品の販売データに基づき、所定期間内に売買された税控除の対象となる商品の合計金額を閲覧要求元の情報端末50へと出力する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
客が購入した商品の販売データを含むレシートデータから税控除の対象となる商品の販売データを検出する検出手段と、
前記検出手段により検出された前記税控除の対象となる商品の販売データを、当該販売データを含む前記レシートデータに関連付けられた客識別情報と関連付けて記憶する記憶手段と、
前記客識別情報を含む閲覧要求に応答して、当該客識別情報と関連付けられて記憶されている前記税控除の対象となる商品の販売データに基づき、所定期間内に売買された前記税控除の対象となる商品の合計金額を閲覧要求元の機器へと出力する情報出力手段と、
を具備するレシートデータ管理装置。
【請求項2】
前記情報出力手段は、前記所定期間内に売買された前記税控除の対象となる商品のリストをさらに出力する、請求項1記載のレシートデータ管理装置。
【請求項3】
前記閲覧要求元の機器から前記リストの送信が指令されると、前記情報出力手段により出力したリストに基づくデータを所定の出力方法で出力するリスト出力手段、
をさらに具備する請求項2記載のレシートデータ管理装置。
【請求項4】
前記閲覧要求元の機器から前記リストに表示された商品の選択が指令されると、その選択された商品の販売データを含むレシートデータを前記閲覧要求元の機器へと出力するレシート出力手段、
をさらに具備する請求項2記載のレシートデータ管理装置。
【請求項5】
前記税控除の対象となる商品の販売データに含まれる価格が税抜価格である場合に、その税抜価格を税込価格に換算する換算手段、
をさらに具備し、
前記情報出力手段が出力する合計金額は、所定期間内に売買された前記税控除の対象となる商品の税込み価格の合計である、
請求項1乃至4のうちいずれか1に記載のレシートデータ管理装置。
【請求項6】
情報端末との通信手段を有するとともに客が購入した商品の販売データを含むレシートデータを取り込んで処理するコンピュータに、
前記レシートデータから税控除の対象となる商品の販売データを検出する機能と、
前記検出された前記税控除の対象となる商品の販売データを、当該販売データを含む前記レシートデータに関連付けられた客識別情報と関連付けて記憶する機能と、
前記客識別情報を含む閲覧要求に応答して、当該客識別情報と関連付けられて記憶されている前記税控除の対象となる商品の販売データに基づき、所定期間内に売買された前記税控除の対象となる商品の合計金額を閲覧要求元の機器へと出力する機能と、
を実現させるためのプログラム。
【請求項7】
サーバが、客が購入した商品の販売データを含むレシートデータから税控除の対象となる商品の販売データを検出し、
前記サーバが、前記検出された前記税控除の対象となる商品の販売データを、当該販売データを含む前記レシートデータに関連付けられた客識別情報と関連付けて記憶部に記憶させ、
前記サーバが、前記客識別情報を含む閲覧要求に応答して、前記記憶部に当該客識別情報と関連付けられて記憶されている前記税控除の対象となる商品の販売データに基づき、所定期間内に売買された前記税控除の対象となる商品の合計金額を閲覧要求元の機器へと出力させる、レシートデータ管理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、レシートデータ管理装置及びコンピュータを当該レシートデータ管理装置として機能させるためのプログラム並びにレシートデータ管理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
我が国では、セルフメディケーション(自主服薬)推進ために、2017年度からセルフメディケーション税制の導入が決定されている。セルフメディケーション税制は、医療用から転用された医薬品、いわゆるスイッチOTC(Over The Counter)医薬品(以下、単にOTC医薬品と称する)を、一年間に一世帯で購入した金額(消費税込)の合計が所定の下限額を超える場合に総所得から控除する税制度である。このような税制度に対応するために、納税者はOTC医薬品を購入した際に薬局等から発行されたレシートを管理する必要がある。
【0003】
レシートの管理には、電子レシートシステムが有効である。電子レシートシステムは、客が購入した商品の販売データを含むレシートデータをサーバに一定期間保存する。そして、その期間内であれば、サーバが客からの要求に応じて当該客が使用する情報端末にインターネット等を通じてレシートデータを配信するようにしたものである。このような電子レシートシステムを利用することにより、客は、薬局等から発行された紙媒体のレシートを管理する必要がなくなる。
【0004】
しかしながら、現行の電子レシートシステムは、セルフメディケーション税制に対応していない。セルフメディケーション税制に対応した電子レシートシステムを構築するためには、レシートデータ管理装置で管理されるレシートデータに基づき、納税者である客に税控除対象の商品の購買情報を提供できるようにすることが望ましい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2014‐229072号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の実施形態が解決しようとする課題は、レシートデータを基に税控除対象の商品の購買情報を客に提供できるレシートデータ管理装置及び管理方法を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
一実施形態において、レシートデータ管理装置は、検出手段、記憶手段、及び、情報出力手段、を含む。検出手段は、客が購入した商品の販売データを含むレシートデータから税控除の対象となる商品の販売データを検出する。記憶手段は、前記検出手段により検出された前記税控除の対象となる商品の販売データを、当該販売データを含む前記レシートデータに関連付けられた客識別情報と関連付けて記憶する。情報出力手段は、前記客識別情報を含む閲覧要求に応答して、当該客識別情報と関連付けられて記憶されている前記税控除の対象となる商品の販売データに基づき、所定期間内に売買された前記税控除の対象となる商品の合計金額を前記閲覧要求元の機器へと出力する。
【0008】
また一実施形態において、レシートデータ管理方法は、サーバが、以下の処理を実行する。すなわちサーバが、客が購入した商品の販売データを含むレシートデータから税控除の対象となる商品の販売データを検出し、前記検出された前記税控除の対象となる商品の販売データを、当該販売データを含む前記レシートデータに関連付けられた客識別情報と関連付けて記憶部に記憶させる。そして、前記客識別情報を含む閲覧要求に応答して、前記サーバが、前記記憶部に当該客識別情報と関連付けられて記憶されている前記税控除の対象となる商品の販売データに基づき、所定期間内に売買された前記税控除の対象となる商品の合計金額を前記閲覧要求元の機器へと出力させる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】電子レシートシステムの概略構成図。
図2】レシートデータの構造を示す模式図。
図3】電子レシート管理サーバの要部回路構成を示すブロック図。
図4】電子レシート管理サーバの補助記憶デバイスで記憶する主要なデータファイルを示す模式図。
図5】会員設定ファイルに記憶されるデータの構造を示す模式図。
図6】店舗情報ファイルに記憶されるデータの構造を示す模式図。
図7】月間集計ファイルに記憶されるデータの構造を示す模式図。
図8】OTC医薬品集計ファイルに記憶されるデータの構造を示す模式図。
図9】電子レシート管理サーバのCPUがレシートデータ受信時に実行する情報処理手順を示す流れ図。
図10図9の処理ステップ「解析」の処理手順を具体的に示す流れ図。
図11】電子レシート管理サーバのCPUが月間集計要求コマンド受信時に実行する情報処理手順の一部を示す流れ図。
図12】電子レシート管理サーバのCPUが月間集計要求コマンド受信時に実行する情報処理手順の一部を示す流れ図。
図13】電子レシート管理サーバのCPUが月間集計要求コマンド受信時に実行する情報処理手順の一部を示す流れ図。
図14】情報端末の表示デバイスに表示されるホーム画面の一表示例を示す模式図。
図15】情報端末の表示デバイスに表示されるレシート一覧画面の一表示例を示す模式図。
図16】情報端末の表示デバイスに表示される月間集計画面の一表示例を示す模式図。
図17】情報端末の表示デバイスに表示されるOTC医薬品一覧画面の一表示例を示す模式図。
図18】情報端末の表示デバイスに表示される電子レシート画面の一表示例を示す模式図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、レシートデータを基に税控除対象の商品の購買情報を客に提供できるレシートデータ管理装置及び管理方法の実施形態について、図面を用いて説明する。なお、以下に説明する実施形態では、図1に示す電子レシートシステム100の電子レシート管理サーバ10を電子レシート管理装置として機能させる。
【0011】
電子レシートシステム100は、図1に示すように、電子レシート管理サーバ10と、複数のPOS(Point Of Sales)システム20と、インターネット等の通信網30と、この通信網30に接続された複数の基地局40と、基地局40との間で無線通信が可能な複数の情報端末50と、を含む。電子レシート管理サーバ10は、電子レシートサービスを統括する電子レシート管理センタに構築される。POSシステム20は、電子レシートサービスに加盟する各店舗に構築される。情報端末50は、電子レシートサービスを受けるために会員登録を行った消費者が使用する。
【0012】
POSシステム20は、複数のPOS端末21とストアサーバ22とを含み、これらをLAN(Local Area Network)等の通信回線23で接続してなる。POS端末21は、商取引の決済端末として機能する。ストアサーバ22は、各POS端末21で決済された商取引のデータを基に、店舗全体の売上、在庫等を管理する。
【0013】
POS端末21は、決済者である客が購入した商品の販売データを含むレシートデータを生成する。またPOS端末21は、電子レシートサービスを受けるために会員登録を行った客に対して発行された会員IDの入力を受け付ける。
【0014】
POSシステム20は、POS端末21において会員IDの入力を受け付けると、その会員IDで識別される客を決済者とする商取引のレシートをテキスト化してレシートデータ24(図2を参照)を作成する。そしてPOSシステム20は、そのレシートデータ24を会員IDとともに通信網30を介して電子レシート管理サーバ10へと出力する。レシートのテキスト化は、POS端末21が行ってもよいし、ストアサーバ22が行ってもよい。レシートのテキスト化をPOS端末21が行う場合、レシートデータ24はPOS端末21から通信網30を介して電子レシート管理サーバ10に直接出力されてもよいし、ストアサーバ22を経由して出力されてもよい。レシートのテキスト化をストアサーバ22が行う場合には、レシートデータ24はストアサーバ22から通信網30を介して電子レシート管理サーバ10に出力される。なお、レシートのテキスト化及びレシートデータ24の生成については周知の技術であるので、ここでの詳細な説明は省略する。
【0015】
図2は、POSシステム20から電子レシート管理サーバ10へと出力されるレシートデータ24の構造を示す模式図である。レシートデータ24は、会員ID、店舗コード、取引日時、取引番号、商品販売データ及び決済データを含む。商品販売データは、商品コード、分類コード、商品名、単価、点数、価格等を含む。決済データは、決済金額、決済種別、支払情報等を含む。
【0016】
因みに、店舗コードは、各店舗を識別するために店舗毎に設定された一意のコードである。また取引日時は、例えばPOS端末21において商取引が開始された時点又は決済された時点の日付と時刻である。
【0017】
商品販売データの分類コードは、各商品の属性に基づく商品分類(食料品、日用品、医療品、衣料品等)を識別するために商品分類毎に設定された一意のコードである。なお、本実施形態では、医療品に関してOTC医薬品とそれ以外の医薬品とを分類するために、医薬品の分類コードの下位コードとしてOTC医薬品の小分類コードとその他医薬品の小分類コードとが設定されている。そしてOTC医療品の商品販売データには、医薬品の分類コードとOTC医薬品の小分類コードとが含まれる。同様にOTC医薬品以外の医薬品の商品販売データには、医薬品の分類コードとその他医薬品の小分類コードとが含まれる。
【0018】
価格は、単価に点数を乗算して算出された金額であり、単価が消費税込みの価格である場合は税込価格となり、消費税抜きの価格である場合には税抜価格となる。決済データの決済種別は、決済金額に対する支払いの種類(現金、クレジットカード、ポイント、金券等)を特定する情報である。
【0019】
図1に説明を戻す。
情報端末50は、少なくとも表示デバイスと、入力デバイスと、無線通信デバイスとを搭載する。また情報端末50は、Webブラウザを実装する。そして電子レシートサービスを受ける消費者は、専用のアプリケーションプログラムである電子レシート閲覧プログラムを情報端末50にインストールする。この電子レシート閲覧プログラムを情報端末50にインストールすることで、会員登録及びレシート画像の閲覧等が可能となる。会員登録を行うことで、情報端末50のメモリに形成された電子レシート閲覧プログラムの管理領域に会員IDが設定される。この種の情報端末50としては、スマートフォン、携帯電話、タブレット端末、ノートパソコン等の電子機器が使用される。
【0020】
電子レシート管理サーバ10は、各店舗のPOSシステム20から出力されるレシートデータ24を一定期間保存する。そして電子レシート管理サーバ10は、情報端末50からの閲覧要求に応答して、レシートデータ24に基づき作成される画像データを、閲覧要求元の情報端末50へと送信する。
【0021】
図3は、電子レシート管理サーバ10の要部回路構成を示すブロック図である。電子レシート管理サーバ10は、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM13、補助記憶デバイス14、時計部15及び通信ユニット16等を備える。CPU11と、ROM12、RAM13、補助記憶デバイス14、時計部15及び通信ユニット16とは、アドレスバス、データバス等のシステム伝送路17で接続される。
【0022】
電子レシート管理サーバ10は、CPU11、ROM12、RAM13及び補助記憶デバイス14と、これらを接続するシステム伝送路17とによってコンピュータを構成する。
CPU11は、コンピュータの中枢部分に相当する。CPU11は、オペレーティングシステムやアプリケーションプログラムに従って、電子レシート管理サーバ10としての各種の機能を実現するべく各部を制御する。
【0023】
ROM12は、上記コンピュータの主記憶部分に相当する。ROM12は、上記のオペレーティングシステムやアプリケーションプログラムを記憶する。ROM12は、CPU11が各部を制御するための処理を実行する上で必要なデータを記憶する場合もある。
【0024】
RAM13は、上記コンピュータの主記憶部分に相当する。RAM13は、CPU11が処理を実行する上で必要なデータを記憶する。またRAM13は、CPU11によって情報が適宜書き換えられるワークエリアとしても利用される。
【0025】
補助記憶デバイス14は、上記コンピュータの補助記憶部分に相当する。補助記憶デバイス14は、上記のオペレーティングシステムやアプリケーションプログラムを記憶する場合がある。また補助記憶デバイス14は、CPU11が各種の処理を行う上で使用するデータ、あるいはCPU11での処理によって生成されたデータを保存する場合がある。補助記憶デバイス14としては、例えばEEPROM(Electric Erasable Programmable Read-Only Memory)、HDD(Hard Disc Drive)、あるいはSSD(Solid State Drive)等を使用できる。
【0026】
時計部15は、現在の日付及び時刻を計時する。
通信ユニット16は、POSシステム20または情報端末50と通信網30を介して所定のプロトコルによりデータ通信を行う。
【0027】
かかる構成の電子レシート管理サーバ10は、図4に示すように、会員設定ファイル141、店舗情報ファイル142、電子レシートファイル143、月間集計ファイル144、OTC医薬品設定ファイル145及びOTC医薬品集計ファイル146を補助記憶デバイス14で記憶している。
【0028】
会員設定ファイル141は、電子レシートサービスを受けるために会員登録を行った消費者毎に作成される会員設定データ141R(図5を参照)を記憶する。会員設定データ141Rは、図5に示すように、会員ID、メールアドレス、パスワード等の情報を含む。メールアドレス、パスワードは、会員IDで識別される消費者が情報端末50を操作して任意に設定した情報である。
【0029】
店舗情報ファイル142は、電子レシートサービスに加盟する店舗毎に作成される店舗情報データ142R(図6を参照)を記憶する。店舗情報データ142Rは、図6に示すように、店舗コード、店舗名、税ステータス等の情報を含む。税ステータスは、店舗コードで識別される店舗が商品の価格を外税とする店なのか内税とする店なのかを示す情報である。外税とする店では、商品の価格は税抜価格である。内税とする店では、商品の価格は税込価格である。
【0030】
電子レシートファイル143は、各POSシステム20から通信網30を介して受信したレシートデータ24を会員ID別に一定期間記憶する。
【0031】
月間集計ファイル144は、電子レシートサービスを受けるために会員登録を行った消費者毎に年月別に作成される月間集計データ144R(図7を参照)を記憶する。月間集計データ144Rは、図7に示すように、会員ID及び年月をヘッダ情報とし、このヘッダ情報に付加して、月間合計と、小分類無しの商品分類に係る情報P1と、小分類有の商品分類に係る情報P2とを記憶する。
【0032】
月間合計は、ヘッダ情報の会員IDで識別される客が、電子レシートサービスに加盟する店舗で、同ヘッダ情報の年月で特定される一か月間に購入した商品の価格合計である。情報P1は、分類コード、分類名称、分類合計及び小分類数を含む。分類合計は、ヘッダ情報の会員IDで識別される消費者が、電子レシートサービスに加盟する店舗で、同ヘッダ情報の年月で特定される一か月間に購入した商品のうち、分類コードの商品分類に属する商品の価格合計である。小分類数は“0”である。情報P2は、分類コード、分類名称、分類合計及び小分類数に加えて、小分類の数だけ小分類コード、小分類名称及び小分類合計を含む。小分類合計は、ヘッダ情報の会員IDで識別される消費者が、電子レシートサービスに加盟する店舗で、同ヘッダ情報の年月で特定される一か月間に購入した商品のうち、小分類コードの商品分類に属する商品の価格合計である。
【0033】
OTC医薬品設定ファイル145は、厚生労働省からセルフメディケーション税制の対象品目として公表された全てのOTC医薬品の商品コード(例えばJANコード)を記憶する。
【0034】
OTC医薬品集計ファイル146は、電子レシートサービスを受けるために会員登録を行った消費者毎に年度別に作成されるOTC医薬品集計データ146R(図8を参照)を記憶する。OTC医薬品集計データ146Rは、図8に示すように、会員ID、OTC医薬品の小分類コード及び年度をヘッダ情報とし、このヘッダ情報に付加して、年度合計、控除フラグ及びOTC医薬品の購入明細データD1を記憶する。購入明細データD1は、ヘッダ情報の会員IDで識別される消費者が、同ヘッダ情報の年度で特定される一年間に、電子レシートサービスに加盟する店舗で購入したOTC医薬品のデータである。購入明細データD1は、OTC医薬品の商品コード、商品名及び価格と、その商品を購入した店舗の店舗コード及び購入日時(取引日時)を含む。価格は、消費税込の価格である。
【0035】
また、OTC医薬品集計データ146Rにおいて、年度合計は、同データ146Rに含まれる購入明細データD1の価格の合計である。控除フラグは、合計金額が控除対象の下限額(2017年度から導入のセルフメディケーション税制では12,000円)に達するまでは“0”にリセットされており、下限額を超えると“1”にセットされる。
【0036】
次に、電子レシート管理サーバ10のCPU11が通信ユニット16を介してレシートデータ24を受信した際の動作を、図9及び図10を用いて説明する。
図9及び図10は、CPU11が、ROM12又は補助記憶デバイス14に記憶されたアプリケーションプログラムの一種である制御プログラムにしたがって実行する情報処理手順を示す流れ図である。なお、図9及び図10に示すとともに以下に説明する処理の内容は一例であって、同様な結果を得ることが可能であればその処理手順及び処理内容は特に限定されるものではない。
【0037】
CPU11が通信ユニット16を介してレシートデータ24を受信すると、図9の流れ図に示す手順の情報処理を開始する。先ずCPU11は、Act1としてレシートデータ24をRAM13のワークエリアに記憶させる。次いでCPU11は、Act2としてレシートデータ24から会員IDと取引日時とを検出する。そしてCPU11は、Act3として月間集計ファイル144を検索して、Act2で検出した会員IDと取引日時の年月とをヘッダ情報とした月間集計データ144Rを取得する。そしてCPU11は、Act4としてこの月間集計データ144Rの月間合計を更新する。すなわちCPU11は、月間合計に、レシートデータ24に含まれる決済データの決済金額を加算する。
【0038】
次いでCPU11は、Act5としてレシートデータ24から1つの商品販売データを検出する。そしてCPU11は、Act6としてこの商品販売データの解析を行う。解析の処理手順については後述する。
【0039】
解析を終えると、CPU11は、Act7としてレシートデータ24に未解析の商品販売データが存在するか否かを確認する。未解析の商品販売データが存在する場合(Act7にてNO)、CPU11は、Act5の処理に戻る。すなわちCPU11は、レシートデータ24から未解析の商品販売データを検出し、解析を行う。
【0040】
こうして、レシートデータ24に含まれる全ての商品販売データについて解析を行い、未解析の商品販売データが存在しないことを確認すると(Act7にてYES)、CPU11は、Act8としてワークエリア内のレシートデータ24を電子レシートファイル143に保存させる。以上で、レシートデータ24を受信した際のCPU11の情報処理が終了する。
【0041】
図10は、図9のAct6で実行される解析の処理手順を示す流れ図である。CPU11は先ず、Act11として解析対象の商品販売データから分類コードを検出する。このとき、商品販売データに小分類コードも含まれる場合には、CPU11は、その小分類コードも検出する。そしてCPU11は、Act12として小分類コードを検出したか否かを判断する。小分類コードを検出していない場合(Act12にてNO)、CPU11は、Act13として、Act3の処理で取得した月間集計ファイル144の分類合計を更新する。すなわちCPU11は、Act12の処理で検出した分類コードがセットされた情報P1の分類合計に、解析対象の商品販売データに含まれる価格を加算する。以上で、CPU11は、解析を終了する。
【0042】
一方、小分類コードを検出した場合には(Act12にてYES)、CPU11は、Act14として、Act3の処理で取得した月間集計ファイル144の分類合計及び小分類合計を更新する。すなわちCPU11は、Act12の処理で検出した分類コードがセットされた情報P2の分類合計と、その情報P2中のAct12の処理で検出した小分類コードに対する小分類合計とに、解析対象の商品販売データに含まれる価格を加算する。
【0043】
次いでCPU11は、Act15として解析対象の商品販売データから商品コードを検出する。そしてCPU11は、Act16としてその商品コードでOTC医薬品設定ファイル145を検索して、同一の商品コードがOTC医薬品設定ファイル145に設定されているか否かを確認する。解析対象の商品販売データがOTC医薬品の販売データで無い場合、同一の商品コードがOTC医薬品設定ファイル145に設定されていない。この場合(Act16にてNO)、CPU11は、解析を終了する。
【0044】
これに対し、解析対象の商品販売データがOTC医薬品の販売データである場合には、同一の商品コードがOTC医薬品設定ファイル145に設定されている。この場合(Act16にてYES)、CPU11は、Act17としてレシートデータ24に含まれる店舗コードで店舗情報ファイル142を検索し、当該店舗コードで特定される店舗が商品の価格を外税とする店なのか内税とする店なのかを確認する。商品の価格を外税とする店の場合(Act17にてYES)、解析対象の商品販売データに含まれる価格は税抜価格であるので、CPU11は、Act18として解析対象の商品販売データに含まれる価格を税込価格に換算する。商品の価格を内税とする店の場合には(Act17にてNO)、解析対象の商品販売データに含まれる価格は税込価格であるので、CPU11は、Act18の処理を実行しない。
【0045】
次いでCPU11は、Act19としてOTC医薬品明細データD1を生成する。OTC医薬品明細データD1は、レシートデータ24に含まれる取引日時、店舗コード及び取引番号と、解析対象の商品販売データに含まれる商品コード、商品名及び価格とからなる。ただし価格は、Act18の処理が実行された場合にはその処理で算出された税込価格となる。
【0046】
OTC医薬品明細データD1を生成すると、CPU11は、Act20としてそのOTC医薬品明細データD1を、OTC医薬品集計ファイル146に保存する。すなわちCPU11は、レシートデータ24の会員番号と取引日時の年度とを含むOTC医薬品集計データ146Rに、OTC医薬品明細データD1を追加する。またCPU11は、Act21として同OTC医薬品集計データ146Rの年度合計を更新する。すなわちCPU11は、年度合計にOTC医薬品明細データD1の価格を加算する。
【0047】
次いでCPU11は、Act22として控除フラグが“1”にセットされているか否かを確認する。控除フラグが“1”にセットされている場合(Act22にてYES)、CPU11は、解析を終了する。
【0048】
控除フラグが“1”にセットされていない場合には(Act22にてNO)、CPU11は、Act23として更新後の年度合計が控除対象の下限額を超えたか否かを確認する。年度合計が下限額を超えていない場合(Act23にてNO)、CPU11は、解析処理を終了する。これに対し、年度合計が下限額を超えた場合には(Act23にてYES)、CPU11は、Act24として同OTC医薬品集計データ146Rの控除フラグを“1”にセットする。以上で、CPU11は、解析を終了する。
【0049】
このように、電子レシート管理サーバ10は、POSシステム20からレシートデータ24を受信する毎に、そのレシートデータ24を電子レシートファイル143に保存する(AAct8)。また電子レシート管理サーバ10は、そのレシートデータ24に含まれる会員IDと取引日時とから特定される月間集計ファイル144を更新する(Act2~Act7、Act11~Act14)。
【0050】
さらに、電子レシート管理サーバ10は、レシートデータ24にOTC医薬品の商品販売データが含まれているか否かを確認する(Act15~Act16)。そしてOTC医薬品の商品販売データが含まれている場合、電子レシート管理サーバ10は、そのOTC医薬品の商品販売データに基づいて、OTC医薬品集計ファイル146を更新する。具体的には、先ず、OTC医薬品の商品販売データが含まれている価格が税抜価格である場合、電子レシート管理サーバ10は、その税抜価格を税込価格に換算する(Act17~Act18)。次いで電子レシート管理サーバ10は、レシートデータ24に含まれる会員IDと取引日時の年度とから特定されるOTC医薬品集計データ146Rに、レシートデータ24を基に生成したOTC医薬品の購入明細データD1を追加する(Act19~Act20)。また、同OTC医薬品集計データ146Rの年度合計を、当該OTC医薬品の税込価格を加算した金額に更新する(Act21)。
【0051】
ここに、電子レシート管理サーバ10は、CPU11を主体とするコンピュータが図10のAct15~Act16の処理を実行することにより検出手段を構成する。また電子レシート管理サーバ10は、CPU11を主体とするコンピュータが図10のAct17~Act18の処理を実行することにより換算手段を構成する。さらに電子レシート管理サーバ10は、CPU11を主体とするコンピュータが補助記憶デバイス14と協働して図10のAct19~Act20の処理を実行することにより記憶手段を構成する。
【0052】
次に、税控除対象の商品であるOTC医薬品の購買情報を、電子レシートサービスの会員である閲覧者が情報端末50を使用して閲覧する場合について、図11乃至図18を用いて説明する。
【0053】
図11乃至図13は、電子レシート管理サーバ10のCPU11が、ROM12又は補助記憶デバイス14に記憶されたアプリケーションプログラムの一種である制御プログラムにしたがって実行する情報処理手順を示す流れ図である。また、図14乃至図18は、情報端末50の表示デバイス(タッチパネルとする)に表示される画面の遷移例である。なお、図11乃至図13に示すとともに以下に説明する処理の内容は一例であって、同様な結果を得ることが可能であればその処理手順及び処理内容は特に限定されるものではない。また、図14乃至図18に示すとともに以下に説明する画面の内容も一例であって、情報端末50のユーザである閲覧者が画面から必要な情報を得ることができるのであれば、その内容は特に限定されるものではない。
【0054】
OTC医薬品の購買情報を閲覧したい閲覧者は、先ず、情報端末50にインストールされている電子レシート閲覧プログラムを起動する。そうすると、情報端末50の表示デバイスにホーム画面SC1(図14を参照)が表示される。
ホーム画面SC1の一表示例を図14に示す。図示するようにホーム画面SC1には、会員IDを表すバーコードBCが表示されている。また、ホームアイコンIC1、レシートアイコンIC2及びその他アイコンIC3が表示されている。そしてホームアイコンIC1が選択状態となっており、レシートアイコンIC2とその他アイコンIC3とが非選択状態となっている。因みに、このホーム画面SC1のバーコードBCを、POS端末21に接続されたスキャナでスキャニングすることにより、POS端末21は会員IDを入力することができる。
【0055】
ホーム画面SC1を確認した閲覧者は、レシートアイコンIC2にタッチする。そうすると、情報端末50から電子レシート管理サーバ10にレシート一覧要求コマンドが送信される。このコマンドを含め、以後に説明する情報端末50からの種々のコマンドには、当該情報端末50に設定されている会員IDが含まれる。なお、必ずしもすべてのコマンドに会員IDが含まれていなくてもよい。電子レシート管理サーバ10に会員IDを知らせる必要のないコマンドには会員IDを含めなくてもよい。
【0056】
レシート一覧要求コマンドを受信した電子レシート管理サーバ10のCPU11は、電子レシートファイル143から当該コマンドに含まれる会員ID別に記憶されたレシートデータ24を検出する。そしてCPU11は、検出したレシートデータ24に基づいてレシート一覧画像を作成し、作成したレシート一覧画像をコマンド送信元の情報端末50へと送信する。かくして情報端末50では、表示デバイスの画面が、ホーム画面SC1からレシート一覧画面SC2(図15を参照)に切り替わる。
【0057】
レシート一覧画面SC2の一表示例を図15に示す。図示するように、レシート一覧画面SC2には、レシート一覧画像が表示される。また、レシートアイコンIC2が選択状態となり、ホームアイコンIC1とその他アイコンIC3とが非選択状態となる。
【0058】
レシート一覧画像は、一か月分のレシートの合計金額(図15では「1月 合計金額\99,999」)と、第1乃至第3の矢印アイコンM1,M2,M3とを含む。また、月間集計ボタンBT1が画面SC2に表示される。第1の矢印アイコンM1がタッチされると、一か月前のレシート一覧画像に切り替わる。第2の矢印アイコンM2がタッチされると、一か月後のレシート一覧画像に切り替わる。第3の矢印アイコンM3がタッチされると、その月に生成されたレシートデータ24のリストが表示される。
【0059】
レシート一覧画面SC2を確認した閲覧者は、月間集計ボタンBT1にタッチする。月間集計ボタンBT1がタッチされると、情報端末50から電子レシート管理サーバ10に月間集計要求コマンドが送信される。
【0060】
月間集計要求コマンドを受信した電子レシート管理サーバ10のCPU11は、図11乃至図13の流れ図に示す手順の情報処理を開始する。
先ずCPU11は、図11のAct31として時計部15で計時されている日時データから現時点の年月を検出する。次いでCPU11は、Act32として月間集計ファイル144を検索して、月間集計要求コマンドに含まれる会員IDとAct31の処理で検出した年月とをヘッダ情報とする月間集計データ144Rを検出する。
【0061】
月間集計データ144Rを検出したならば、CPU11は、Act33としてその月間集計データ144Rに基づいて月間集計画像を生成する。そしてCPU11は、Act34として月間集計画像をコマンド送信元の情報端末50へと送信する。かくして情報端末50では、表示デバイスの画面が、レシート一覧画面SC2から月間集計画面SC3(図16を参照)に切り替わる。
【0062】
月間集計画面SC3の一表示例を図16に示す。図示するように、月間集計画面SC3には、月間集計画像が表示される。レシートアイコンIC、ホームアイコンIC1及びその他アイコンIC3の状態は変化しない。
月間集計画像は、月間合計の金額(図16では「\99,999」)と、分類コード別の名称及び合計金額のリストL1と、矢印アイコンM5,M6とを含む。また、閲覧終了ボタンBT2が画面SC3に表示される。なお、リストL1において、OTC医薬品の小分類コードに対する小分類名称「OTC医薬品」には、テキスト「一覧表示」が付されている。
【0063】
閲覧者は、月間集計画像から、当月に電子レシートサービスの加盟店で購入した商品の合計金額と分類別の合計金額とを示す月間集計データを確認することができる。
【0064】
前月の月間集計データを閲覧したい場合、閲覧者は、矢印アイコンM5にタッチする。矢印アイコンM5がタッチされると、情報端末50は、電子レシート管理サーバ10に第1の年月変更コマンドを送信する。
翌月の月間集計データを閲覧したい場合、閲覧者は、矢印アイコンM6にタッチする。矢印アイコンM6がタッチされると、情報端末50は、電子レシート管理サーバ10に第2の年月変更コマンドを送信する。なお、翌月の月間集計データ144Rが存在しない場合には、矢印アイコンM6は無効化されており、タッチしても第2の年月変更コマンドは送信されない。
【0065】
OTC医薬品の購買情報を閲覧したい場合、閲覧者は、テキスト「一覧表示」にタッチする。テキスト「一覧表示」がタッチされると、情報端末50は、電子レシート管理サーバ10に一覧表示コマンドを送信する。
閲覧を終了する場合には、閲覧者は、閲覧終了ボタンBT2にタッチする。閲覧終了ボタンBT2がタッチされると、情報端末50は、電子レシート管理サーバ10に閲覧終了コマンドを送信する。
【0066】
月間集計画像を送信したCPU11は、Act35として第1又は第2の年月変更コマンドを受信したか否かを判断する。第1又は第2の年月変更コマンドを受信していない場合(Act35にてNO)、CPU11は、Act36として一覧表示コマンドを受信したか否かを判断する。一覧表示コマンドを受信していない場合(Act36にてNO)、CPU11は、Act37として閲覧終了コマンドを受信したか否かを判断する。閲覧終了コマンドを受信していない場合(Act37にてNO)、CPU11は、Act35の処理に戻る。したがってCPU11は、Act35乃至Act37の処理により、第1又は第2の年月変更コマンドを受信するか、一覧表示コマンドを受信するか、閲覧終了コマンドを受信するのを待ち受ける。
【0067】
Act35乃至Act37の待ち受け状態において、第1又は第2の年月変更コマンドを受信すると(Act35にてYES)、CPU11は、Act32の処理に戻る。そして第1の年月変更コマンドの場合には、CPU11は、月間集計ファイル144から前月の月間集計データ144Rを検出して、Act33以降の処理を実行する。第2の年月変更コマンドの場合には、CPU11は、月間集計ファイル144から翌月の月間集計データ144Rを検出して、Act33以降の処理を実行する。これにより、情報端末50においては、月間集計画面SC3に表示される画像が、前月又は翌月の月間集計画像に切り替わる。
【0068】
Act35乃至Act37の待ち受け状態において、閲覧終了コマンドを受信した場合には(Act37にてYES)、CPU11は、Act38としてコマンド送信元の情報端末50に対して消去コマンドを出力する。以上で、CPU11は、月間集計コマンドを受信した際の処理を終了する。因みに、消去コマンドを受信した情報端末50においては、表示デバイスの画面がホーム画面SC1に戻る。
【0069】
Act35乃至Act37の待ち受け状態において、一覧表示コマンドを受信した場合には(Act36にてYES)、CPU11は、Act39として、Act32で検出した月間集計データ144Rの年月から年度を検出する。そしてCPU11は、Act40として、OTC医薬品集計ファイル146を検索して、月間集計要求コマンドに含まれていた会員IDと、OTC医薬品の小分類コードと、Act39の処理で検出した年度とをヘッダ情報とするOTC医薬品集計データ146Rを検出する。
【0070】
OTC医薬品集計データ146Rを検出したならば、CPU11は、Act41としてそのOTC医薬品集計データ146Rに基づいてOTC医薬品一覧画像を生成する。またCPU11は、Act42としてOTC医薬品集計データ146Rの控除フラグを調べる。そして、控除フラグが“1”にセットされていた場合(Act42にてYES)、すなわち年度合計が控除対象の下限額を超えている場合には、CPU11は、Act43としてセルフメディケーション税制の控除を受けられることを閲覧者に報知するためのメッセージをOTC医薬品一覧画像に追加する。メッセージとしては、例えば「医療費控除対象です」、「セルフメディケーション税制による控除を受けられます」等が考えられる。控除フラグが“0”にリセットされている場合(Act42にてNO)、すなわち年度合計が控除対象の下限額を超えていない場合には、CPU11は、Act43の処理を実行しない。
【0071】
その後CPU11は、Act44としてOTC医薬品一覧画像をコマンド送信元の情報端末50へと送信する。かくして情報端末50では、表示デバイスの画面が、月間集計画面SC3からOTC医薬品一覧画面SC4(図17を参照)に切り替わる。
【0072】
OTC医薬品一覧画面SC4の一表示例を図17に示す。図示するように、OTC医薬品一覧画面SC4には、OTC医薬品一覧画像が表示される。レシートアイコンIC、ホームアイコンIC1及びその他アイコンIC3の状態は変化しない。
【0073】
OTC医薬品一覧画像は、年度合計の金額(図17では「合計:\99,999」)Aと、OTC医薬品の明細購入リストL2と、矢印アイコンM7,M8とを含む。また、一覧送信ボタンB3と閲覧終了ボタンBT4とが画面SC4に表示される。また、図17の画面SC4は、年度合計が控除対象の下限額を超えている場合である。すなわち、OTC医薬品一覧画像は、メッセージMS1を含む。
【0074】
明細購入リストL2は、OTC医薬品集計データ146Rに含まれる各購入明細データD1によって作成される。すなわち、1つの購入明細データD1の取引日時と商品名と税込価格とを1行(明細行と称する)で表わし、この明細行を全ての購入明細データD1の数だけ列方向に並べることで、明細購入リストL2が作成される。なお、取引日時については、図17に示すように日付のみ明細行に表示させてもよいし、時刻まで明細行に表示させてもよい。
【0075】
閲覧者は、OTC医薬品一覧画像から、この一年間に電子レシートサービスの加盟店で購入したOTC医薬品の合計金額と個々の明細(取引日時と商品名と税込価格)とを表すOTC医薬品購買情報を確認することができる。
【0076】
前年のOTC医薬品購買情報を閲覧したい場合、閲覧者は、矢印アイコンM7にタッチする。矢印アイコンM7がタッチされると、情報端末50は、電子レシート管理サーバ10に第1の年度変更コマンドを送信する。
翌年のOTC医薬品購買情報を閲覧したい場合、閲覧者は、矢印アイコンM8にタッチする。矢印アイコンM8がタッチされると、情報端末50は、電子レシート管理サーバ10に第2の年度変更コマンドを送信する。なお、翌年のOTC医薬品集計データ146Rが存在しない場合には、矢印アイコンM8は無効化されており、タッチしても第2の年度変更コマンドは送信されない。
【0077】
OTC医薬品購買情報のリストを取得したい場合、閲覧者は、一覧送信ボタンRT3にタッチする。一覧送信ボタンRT3がタッチされると、情報端末50は、電子レシート管理サーバ10に一覧送信コマンドを送信する。
【0078】
OTC医薬品購買情報を購入した際のレシートを取得したい場合、閲覧者は、所望の明細行にタッチする。明細行がタッチされると、情報端末50は、電子レシート管理サーバ10に明細選択コマンドを送信する。明細選択コマンドには、タッチされた明細行に表示されている取引日時、商品名及び税込価格が含まれる。
【0079】
閲覧を終了する場合には、閲覧者は、閲覧終了ボタンBT4にタッチする。閲覧終了ボタンBT2がタッチされると、情報端末50は、電子レシート管理サーバ10に閲覧終了コマンドを送信する。
【0080】
OTC医薬品一覧画像を送信したCPU11は、図12のAct51として閲覧終了コマンドを受信したか否かを判断する。閲覧終了コマンドを受信していない場合(Act51にてNO)、CPU11は、Act52として第1又は第2の年度変更コマンドを受信したか否かを判断する。第1又は第2の年度変更コマンドを受信していない場合(Act52にてNO)、CPU11は、Act53として明細選択コマンドを受信したか否かを判断する。明細選択コマンドを受信していない場合(Act53にてNO)、CPU11は、Act54として一覧送信コマンドを受信したか否かを判断する。一覧送信コマンドを受信していない場合(Act54にてNO)、CPU11は、Act51の処理に戻る。したがってCPU11は、Act51乃至Act54の処理により、閲覧終了コマンドを受信するか、第1又は第2の年度変更コマンドを受信するか、明細選択コマンドを受信するか、一覧送信コマンドを受信するのを待ち受ける。
【0081】
Act51乃至Act54の待ち受け状態において、閲覧終了コマンドを受信した場合(Act51にてYES)、CPU11は、図11のAct32の処理に戻る。これにより、情報端末50においては、表示デバイスの画面が、OTC医薬品一覧画面SC4から月間集計画面SC3に戻る。
【0082】
Act51乃至Act54の待ち受け状態において、第1又は第2の年度変更コマンドを受信した場合には(Act52にてYES)、CPU11は、図11のAct40の処理に戻る。そして第1の年度変更コマンドの場合、CPU11は、前年度のOTC医薬品集計データ146Rを検出して、Act41以降の処理を実行する。第2の年度変更コマンドの場合には、CPU11は、翌年度のOTC医薬品集計データ146Rを検出して、Act41以降の処理を実行する。これにより、情報端末50においては、OTC医薬品一覧画面SC4に表示される画像が、前年又は翌年のOTC医薬品一覧画像に切り替わる。
【0083】
Act51乃至Act54の待ち受け状態において、明細選択コマンドを受信した場合には(Act53にてYES)、CPU11は、図13のAct60としてその明細選択コマンドに含まれる取引日時、商品名及び価格を含む購入明細データD1をOTC医薬品集計データ146Rから検出する。次いでCPU11は、Act61として電子レシートファイル143を検索して、当該購入明細データD1から特定される1つのレシートデータ24を検出する。そしてCPU11は、Act62としてその検出されたレシートデータ24に基づいて電子レシート画像を生成する。
【0084】
電子レシート画像を生成したならば、CPU11は、Act63として電子レシート画像をコマンド送信元の情報端末50へと送信する。かくして情報端末50では、表示デバイスの画面が、OTC医薬品一覧画面SC4から電子レシート画面SC5(図18を参照)に切り替わる。
【0085】
電子レシート画面SC5の一表示例を図18に示す。図示するように、電子レシート画面SC5には、電子レシート画像Rが表示される。レシートアイコンIC、ホームアイコンIC1及びその他アイコンIC3の状態は変化しない。また、送信ボタンBT5と閲覧終了ボタンBT6とが電子レシート画面SC5に表示される。
【0086】
閲覧者は、電子レシート画像Rから、セルフメディケーション対象商品であることを示すマークが商品名に表示されているOTC医薬品を購入したときに店舗から発行されたレシートを確認することができる。そのレシートを取得したい場合、閲覧者は、送信ボタンBT5にタッチする。送信ボタンBT5がタッチされると、情報端末50は、電子レシート管理サーバ10に送信コマンドを送信する。
【0087】
電子レシート画像Rの閲覧を終了する場合、閲覧者は、閲覧終了ボタンBT6にタッチする。閲覧終了ボタンBT6がタッチされると、情報端末50は電子レシート管理サーバ10に閲覧終了コマンドを送信する。
【0088】
電子レシート画像を送信したCPU11は、Act64として閲覧終了コマンドを受信したか否かを判断する。閲覧終了コマンドを受信していない場合(Act64にてNO)、CPU11は、Act65として送信コマンドを受信したか否かを判断する。送信コマンドを受信していない場合、CPU11は、Act64の処理に戻る。したがってCPU11は、Act64及びAct65の処理により、閲覧終了コマンドを受信するか送信コマンドを受信するのを待ち受ける。
【0089】
Act64及びAct65の待ち受け状態において、閲覧終了コマンドを受信すると(Act64にてYES)、CPU11は、図11のAct40の処理に戻る。これにより、情報端末50においては、表示デバイスの画面が、電子レシート画面SC5からOTC医薬品一覧画面SC4に戻る。
【0090】
Act64及びAct65の待ち受け状態において、送信コマンド受信した場合(Act65にてYES)、CPU11は、Act67としてその送信コマンドに含まれる会員IDで特定される会員設定データ141Rからメールアドレスを検出する。そしてCPU11は、Act68として、Act62の処理で生成した電子レシート画像をPDF(Portable Document Format)ファイルのデータに変換する。そしてCPU11は、Act69としてメールソフトを起動して、PDFファイルのデータに変換された電子レシート画像を添付ファイルとする電子メールを作成し、Act67の処理で取得したメールアドレス宛てに送信する。その後、CPU11は、図11のAct40の処理に戻る。これにより、情報端末50においては、表示デバイスの画面が電子レシート画面SC5からOTC医薬品一覧画面SC4に戻る。
【0091】
図12のAct51乃至Act54の待ち受け状態において、一覧送信コマンドを受信すると(Act54にてYES)、CPU11は、Act55としてその送信コマンドに含まれる会員IDで特定される会員設定データ141Rからメールアドレスを検出する。またCPU11は、Act56として、Act40の処理で検出したOTC医薬品集計データ146Rに基づき、OTC医薬品購買リストの画像を生成する。このOTC医薬品購買リストにどのような項目が含まれるかは任意である。例えば会員ID、年度及び年度合計と、各購入明細データD1の取引日時、店舗コード、取引番号、商品コード、商品名及び税込価格のリストとを含むものであってもよい。また、リストから商品コードを省略したものであってもよい。また、リストの店舗コードの代わりに、店舗情報ファイル142に当該店舗コードと関連付けて設定されている店舗名を含むものであってもよい。
【0092】
OTC医薬品購買リストの画像を生成したならば、CPU11は、Act57としてこのOTC医薬品購買リストの画像をPDF(Portable Document Format)ファイルのデータに変換する。そしてCPU11は、Act58としてメールソフトを起動して、PDFファイルのデータに変換されたOTC医薬品購買リストの画像を添付ファイルとする電子メールを作成し、Act55の処理で取得したメールアドレス宛てに送信する。その後、CPU11は、Act51乃至Act54の待ち受け状態に戻る。
【0093】
ここに電子レシート管理サーバ10は、CPU11を主体とするコンピュータが図11のAct39~Act44の処理を実行することにより情報出力手段を構成する。また、電子レシート管理サーバ10は、CPU11を主体とするコンピュータが図12のAct54~Act58の処理を実行することによりリスト出力手段を構成する。また、電子レシート管理サーバ10は、CPU11を主体とするコンピュータが図12のAct65~Act69の処理を実行することによりレシート出力手段を構成する。
【0094】
このように本実施形態によれば、電子レシートサービスの会員である閲覧者は、電子レシート閲覧プログラムがインストールされた情報端末50を使用することにより、所望の一年間に購入したOTC医薬品に係る情報を確認することができる。ここで、OTC医薬品に係る情報とは、少なくともその一年間に購入したOTC医薬品の合計金額を含む。この合計金額が控除対象の下限額を超えると、閲覧者は、セルフメディケーション税制の控除を受けることができる。したがって閲覧者は、OTC医薬品に係る情報を閲覧することで、セルフメディケーション税制の控除を受けられるか否かを容易に確認することができる。
【0095】
OTC医薬品に係る情報は、一年間に購入したOTC医薬品毎の取引日、商品名及び税込価格等を含む明細購入リストL2を含むものであってもよい。OTC医薬品に係る情報に明細購入リストL2を含ませることによって、閲覧者は個々のOTC医薬品の購買履歴を容易に確認することができる。
【0096】
本実施形態では、明細購入リストL2の明細行がタッチされると、その明細行に表示されているOTC医薬品を購入した際に店舗から発行されたレシートの画像が情報端末50の表示デバイスに表示される。したがって閲覧者は、OTC医薬品を購入した際に店舗から発行されたレシートも電子レシートの形態で容易に確認することができる。
【0097】
また本実施形態では、レシート画像が表示された電子レシート画面SC5において、閲覧者が送信ボタンBT5にタッチすると、そのレシート画像がPDF形式に変換されて電子メールに添付され、閲覧者が指定するメールアドレス宛てに送信される。したがって、閲覧者は、OTC医薬品を購入した際に店舗から発行されたレシートを、例えば紙媒体で取得することができる。
【0098】
また本実施形態では、明細購入リストL2を含むOTC医薬品一覧画像が表示されたOTC医薬品一覧画面SC4において、閲覧者が一覧送信ボタンBT3にタッチすると、OTC医薬品購買リストの画像がPDF形式に変換されて電子メールに添付され、閲覧者が指定するメールアドレス宛てに送信される。したがって、閲覧者は、一年間に購入したOTC医薬品の購買履歴(取引日時、店舗名、商品名、税込価格等)を合計金額とともに表記したOTC医薬品購買リストを、例えば紙媒体で取得することができる。
【0099】
ところで本実施形態の電子レシート管理サーバ10においては、図10のAct17の処理でOTC医薬品を販売した店舗が外税方式なのか内税方式なのかを判定している。そして外税方式の場合には、OTC医薬品の価格を税込み価格に換算して、OTC医薬品集計ファイル146に集計するようにしている。したがって、外税方式の店舗と内税方式の店舗とが混在していても、本実施形態はセルフメディケーション税制に対応できるものである。
【0100】
以下、実施形態の変形例について説明する。
前記実施形態では、電子レシート管理サーバ10のCPU11が、図11のAct42において控除フラグを確認し、“1”にセットされている場合に、Act43として所定メッセージを追加した。このAct42及びAct43の処理を、図11のAct33とAct34との間で実行してもよい。こうすることにより、月間集計画面SC3において、閲覧者に対し、セルフメディケーション税制の控除を受けられることを報知することができる。
【0101】
前記実施形態では、電子レシート管理サーバ10のCPU11が、レシート画像及びOTC医薬品購買情報のリスト画像をPDFファイルに変換してメール送信した。その際のファイルは、PDFファイルに限定されるものではない。例えばOTC医薬品購買情報のリストについてはCSVファイルの形式に変換してメール送信してもよい。こうすることにより、閲覧者は、エクセルファイル等を利用してOTC医薬品購買情報のリストを加工することができる。
【0102】
また、レシート画像及びOTC医薬品購買情報のリスト画像を指定されたメールアドレス宛てにメール送信するのではなく、情報端末50にダウンロードしてもよい。あるいはプリンタに出力して直接印刷してもよい。ダウンロードの場合は、ダウンロードの指示があるとPDFファイルやCSVファイルを情報端末50に直接ダウンロードできるようにすればよい。印刷の場合は、印刷の指示があると情報端末50で指定されたプリンタにて印刷できるようにすればよい。
【0103】
前記実施形態では、電子レシート管理サーバ10のCPU11が、図12のAct56において、Act40の処理で検出したOTC医薬品集計データ146Rに基づき、OTC医薬品購買リストの画像を生成した。このAct56において、OTC医薬品購買リストの代わりに、各購入明細データD1から特定されるレシートデータに基づき電子レシート画像を生成してもよい。こうすることにより、閲覧者は、OTC医薬品を購入した際に店舗から発行されたレシートを一括して取得することができる。また、Act56において、OTC医薬品購買リストと電子レシート画像との両方を作成し、双方を電子メールで送信してもよいのは言うまでもないことである。
【0104】
この他、前記実施形態では、税控除対象の商品をOTC医薬品としたが、商品の分類は特に限定されるものではない。
【0105】
また、電子レシート管理サーバ10の譲渡は一般に、制御プログラム等のプログラムがROM12に記憶された状態にて行われる。しかしこれに限らず、電子レシート管理サーバ10が備える補助記憶デバイス14に、この電子レシート管理サーバ10とは個別に譲渡された制御プログラム等がユーザなどの操作に応じて書き込まれてもよい。制御プログラム等の譲渡は、リムーバブルな記録媒体に記録して、あるいはネットワークを介した通信により行うことができる。記録媒体は、CD-ROM,メモリカード等のようにプログラムを記憶でき、かつ装置が読み取り可能であれば、その形態は問わない。また、プログラムのインストールやダウンロードにより得る機能は、装置内部のOS(オペレーティング・システム)等と協働してその機能を実現させるものであってもよい。
【0106】
この他、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0107】
10…電子レシート管理サーバ、11…CPU、12…ROM、13…RAM、14…補助記憶デバイス、15…時計部、16…通信ユニット、20…POSシステム、30…通信網、40…基地局、50…情報端末、100…電子レシートシステム、141…会員設定ファイル、142…店舗情報ファイル、143…電子レシートファイル、144…月間集計ファイル、145…OTC医薬品設定ファイル、146…OTC医薬品集計ファイル。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18