(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023015943
(43)【公開日】2023-02-01
(54)【発明の名称】気流搬送システムと気流搬送システムの組立方法
(51)【国際特許分類】
B65G 65/48 20060101AFI20230125BHJP
B65G 53/08 20060101ALI20230125BHJP
B21D 45/00 20060101ALN20230125BHJP
【FI】
B65G65/48 B
B65G53/08
B21D45/00 E
【審査請求】未請求
【請求項の数】24
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021120045
(22)【出願日】2021-07-20
(71)【出願人】
【識別番号】391039494
【氏名又は名称】株式会社エーエス
(74)【代理人】
【識別番号】100108497
【弁理士】
【氏名又は名称】小塚 敏紀
(72)【発明者】
【氏名】松本 誠進
(72)【発明者】
【氏名】横尾 淳一
【テーマコード(参考)】
3F047
3F075
【Fターム(参考)】
3F047BA01
3F075AA07
3F075BA01
3F075BB01
3F075CA06
3F075CA09
3F075CC15
3F075DA13
(57)【要約】
【課題】 気流搬送システムとその組立方法を提供しようとする。
【解決手段】
従来の気流搬送システムの組立方法にかわって、ホッパーと、前記ホッパーの下部から固体を受け入れて排出口から排出する構造であるシュータと、前記シュータの下部に当接する当接面を形成し固体発生装置に対して相対移動しない様にする構造をもち案内ガイドとを有するシュータ固定架台と、搬送配管と、を準備し、前記シュータ固定架台のシュータ固定架台本体を固体発生装置に対して相対移動しない様にし、前記シュータを前記シュータ固定架台に接近させて前記案内ガイドが前記シュータを水平方向の移動を拘束し上下方向に移動自在に案内して前記シュータケーシングの下部をシュータ固定当接面に当接させ、前記ホッパーを下部を前記シュータの取込口に挿入して固定し、前記搬送配管をその上流側の端部を前記シュータケーシングに脱着可能に結合する、ものとした。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
基礎に支持され固体を発生する装置である固体発生装置から固体を受け入れて気流に乗せて気流搬送できる気流搬送システムであって、
固体発生装置から固体を受け入れ下部から排出するホッパーと、
前記ホッパーの下部から固体を取込口に受け入れて排出口から排出する構造であって前記取込口と前記排出口を形成されるケーシングであるシュータケーシングを有するシュータと、
前記シュータケーシングの下部に当接する上向きの面である当接面を形成し固体発生装置に対して相対移動しない様に固定される構造をもつシュータ固定架台本体を有するシュータ固定架台と、
上流側の端部を前記シュータケーシングに脱着可能に結合して前記排出口に導通し固体を気流に乗せて搬送する搬送配管と、
を備えることを特徴とする気流搬送システム。
【請求項2】
シュータ固定架台が、前記シュータケーシングの下部に当接する上向きの面である当接面を形成し固体発生装置に対して相対移動しない様に固定される構造をもつシュータ固定架台本体とシュータ固定架台本体に支持されシュータを水平方向の移動を拘束し上下方向に移動自在に案内する案内ガイドとを有する、
ことを特徴とする請求項1に記載の気流搬送システム。
【請求項3】
前記シュータを支持し固定されると前記シュータ固定架台本体に対して相対移動不能になる様に着脱可能に固定される機構であるシュータ固定機構と、
を備えることを特徴とする請求項2に記載の気流搬送システム。
【請求項4】
前記シュータ固定機構が下部を前記シュータを揺動自在に支持し上部を固定されると前記シュータ固定架台本体に対し相対移動不能になる様に着脱可能に固定される1対のリンク機構である
ことを特徴とする請求項3に記載の気流搬送システム。
【請求項5】
搬送配管を水平方向に移動自在に案内する部材である搬送配管案内部材と、
を備え、
前記搬送配管が前記搬送配管案内部材に水平方向に移動自在に案内されて上流側の端部を前記シュータケーシングに脱着可能に結合する、
ことを特徴とする請求項4に記載の気流搬送システム。
【請求項6】
前記ホッパーの下部から固体を取込口に受け入れて排出口から排出するエゼクタ構造であって前記取込口と前記排出口を形成されるケーシングであるシュータケーシングと前記シュータケーシングの内部に組み込まれ前記排出口にノズル先端部を向けるエゼクタ用ノズルとを有するシュータと、
先端部を前記シュータケーシングに脱着可能に結合して前記エゼクタ用ノズルの背部に圧力をかける圧力配管と、
前記圧力配管を水平方向に移動自在に案内する部材である圧力配管案内部材と、
を備え、
前記圧力配管が前記圧力配管案内部材に水平方向に移動自在に案内されて先端部を前記シュータケーシングに脱着可能に結合する、
ことを特徴とする請求項5に記載の気流搬送システム。
【請求項7】
前記シュータケーシングがエゼクタ用ノズルを保持し前記排出口を形成する筒状構造と下部を前記筒状構造の上部に導通し上部に前記ホッパーの下部から固体を受け入れる取込口を形成するシュート状の構造であるシュータ構造とを持つ、
ことを特徴とする請求項6に記載の気流搬送システム。
【請求項8】
前記シュータを支持し固定されると前記シュータ固定架台本体に対して相対移動不能になる様に着脱可能に固定される機構であるシュータ固定機構と、
を備えることを特徴とする請求項1に記載の気流搬送システム。
【請求項9】
前記シュータ固定機構が下部を前記シュータを揺動自在に支持し上部を固定されると前記シュータ固定架台本体に対し相対移動不能になる様に着脱可能に固定される1対のリンク機構である
ことを特徴とする請求項8に記載の気流搬送システム。
【請求項10】
搬送配管を水平方向に移動自在に案内する部材である搬送配管案内部材と、
を備え、
前記搬送配管が前記搬送配管案内部材に水平方向に移動自在に案内されて上流側の端部を前記シュータケーシングに脱着可能に結合する、
ことを特徴とする請求項1に記載の気流搬送システム。
【請求項11】
前記ホッパーの下部から固体を取込口に受け入れて排出口から排出するエゼクタ構造であって前記取込口と前記排出口を形成されるケーシングであるシュータケーシングと前記シュータケーシングの内部に組み込まれ前記排出口にノズル先端部を向けるエゼクタ用ノズルとを有するシュータと、
先端部を前記シュータケーシングに脱着可能に結合して前記エゼクタ用ノズルの背部に圧力をかける圧力配管と、
前記圧力配管を水平方向に移動自在に案内する部材である圧力配管案内部材と、
を備え、
前記圧力配管が前記圧力配管案内部材に水平方向に移動自在に案内されて先端部を前記シュータケーシングに脱着可能に結合する、
ことを特徴とする請求項1に記載の気流搬送システム。
【請求項12】
前記シュータケーシングがエゼクタ用ノズルを保持し前記排出口を形成する筒状構造と下部を前記筒状構造の上部に導通し上部に前記ホッパーの下部から固体を受け入れる取込口を形成するシュート状の構造であるシュータ構造とを持つ、
ことを特徴とする請求項1に記載の気流搬送システム。
【請求項13】
基礎に支持され固体を発生する装置である固体発生装置から固体を受け入れて気流に乗せて気流搬送できる気流搬送システムの組立方法であって、
固体発生装置から固体を受け入れ下部から排出するホッパーと、
前記ホッパーの下部から固体を取込口に受け入れて排出口から排出する構造であって前記取込口と前記排出口を形成されるケーシングであるシュータケーシングを有するシュータと、
前記シュータケーシングの下部に当接する上向きの面である当接面を形成し固体発生装置に対して相対移動しない様に固定される構造をもつシュータ固定架台本体を有するシュータ固定架台と、
上流側の端部を前記シュータケーシングに脱着可能に結合して前記排出口に導通し固体を気流に乗せて搬送する搬送配管と、を有する気流搬送システムを準備する準備工程と、
前記シュータ固定架台のシュータ固定架台本体を固体発生装置に対して相対移動しない様に固定する第一工程と、
前記シュータを前記シュータ固定架台に上方から接近させて前記シュータケーシングの下部をシュータ固定当接面に当接させる第二工程と、
前記ホッパーを下部を前記シュータの取込口に挿入して固定する第三工程と、
前記搬送配管をその上流側の端部を前記シュータケーシングに脱着可能に結合して固定する第四工程と、
を備えることを特徴とする気流搬送システムの組立方法。
【請求項14】
前記シュータ固定架台が、前記シュータケーシングの下部に当接する上向きの面である当接面を形成し固体発生装置に対して相対移動しない様に固定される構造をもつシュータ固定架台本体とシュータ固定架台本体に支持されシュータを水平方向の移動を拘束し上下方向に移動自在に案内する案内ガイドとを有し、
第二工程が、前記シュータを前記シュータ固定架台に上方から接近させて前記案内ガイドが前記シュータを水平方向の移動を拘束し上下方向に移動自在に案内して前記シュータケーシングの下部をシュータ固定当接面に当接させる、
ことを特徴とする請求項13に記載の気流搬送システムの組立方法。
【請求項15】
気流搬送システムが、前記シュータを支持し固定されると前記シュータ固定架台本体に対して相対移動不能になる様に着脱可能に固定される機構であるシュータ固定機構とを有し、
第二工程が、前記シュータを前記シュータ固定架台に上方から接近させて前記案内ガイドが前記シュータを水平方向の移動を拘束し上下方向に移動自在に案内して前記シュータケーシングの下部をシュータ固定機構の当接面に当接させた後、前記シュータ固定機構を固定して前記シュータ固定架台本体に対して相対移動不能にする、
ことを特徴とする請求項14に記載の気流搬送システムの組立方法。
【請求項16】
前記シュータ固定機構が下部を前記シュータを揺動自在に支持し上部を固定されると前記シュータ固定架台本体に対し相対移動不能になる様に着脱可能に固定される1対のリンク機構であり、
前記第二工程が、前記シュータ固定機構の1対のリンク機構の下部を揺動させて、前記シュータを前記シュータ固定架台に上方から接近させて前記案内ガイドが前記シュータを水平方向の移動を拘束し上下方向に移動自在に案内して前記シュータケーシングの下部をシュータ固定機構の当接面に当接させた後、前記シュータ固定機構を固定して前記シュータ固定架台本体に対して相対移動不能にする、
ことを特徴とする請求項15に記載の気流搬送システムの組立方法。
【請求項17】
気流搬送システムが、搬送配管を水平方向に移動自在に案内する部材である搬送配管案内部材と、を有し、
前記搬送配管が上流側の端部を前記シュータケーシングに脱着可能に結合でき、
第四工程が前記搬送配管を前記搬送配管案内部材に水平方向に移動自在に案内させて上流側の端部を前記シュータケーシングに脱着可能に結合させる、
ことを特徴とする請求項16に記載の気流搬送システムの組立方法。
【請求項18】
気流搬送システムが、
前記ホッパーの下部から固体を取込口に受け入れて排出口から排出するエゼクタ構造であって前記取込口と前記排出口を形成されるケーシングであるシュータケーシングと前記シュータケーシングの内部に組み込まれ前記排出口にノズル先端部を向けるエゼクタ用ノズルとを有するシュータと、
先端部を前記シュータケーシングに脱着可能に結合して前記エゼクタ用ノズルの背部に圧力をかける圧力配管と、
前記圧力配管を水平方向に移動自在に案内する部材である圧力配管案内部材と、
を有し、
前記圧力配管が先端部を前記シュータケーシングに脱着可能に結合できる、
第五工程が前記圧力配管を前記圧力配管案内部材に水平方向に移動自在に案内させて先端部を前記シュータケーシングに脱着可能に結合させる、
ことを特徴とする請求項17に記載の気流搬送システムの組立方法。
【請求項19】
前記シュータケーシングがエゼクタ用ノズルを保持し前記排出口を形成する筒状構造と下部を前記筒状構造の上部に導通し上部に前記ホッパーの下部から固体を受け入れる取込口を形成するシュート状の構造であるシュータ構造とを持ち、
第三工程が、前記ホッパーを下部を前記シュータのシュータ構造の取込口に挿入して固体発生装置に固定し、
第一工程、第二工程、及び第三工程を、この順に実行する、
ことを特徴とする請求項18に記載の気流搬送システムの組立方法。
【請求項20】
気流搬送システムが、前記シュータを支持し固定されると前記シュータ固定架台本体に対して相対移動不能になる様に着脱可能に固定される機構であるシュータ固定機構とを有し、
第二工程が、前記シュータを前記シュータ固定架台に上方から接近させて前記案内ガイドが前記シュータを水平方向の移動を拘束し上下方向に移動自在に案内して前記シュータケーシングの下部をシュータ固定機構の当接面に当接させた後、前記シュータ固定機構を固定して前記シュータ固定架台本体に対して相対移動不能にする、
ことを特徴とする請求項13に記載の気流搬送システムの組立方法。
【請求項21】
前記シュータ固定機構が下部を前記シュータを揺動自在に支持し上部を固定されると前記シュータ固定架台本体に対し相対移動不能になる様に着脱可能に固定される1対のリンク機構であり、
前記第二工程が、前記シュータ固定機構の1対のリンク機構の下部を揺動させて、前記シュータを前記シュータ固定架台に上方から接近させて前記案内ガイドが前記シュータを水平方向の移動を拘束し上下方向に移動自在に案内して前記シュータケーシングの下部をシュータ固定機構の当接面に当接させた後、前記シュータ固定機構を固定して前記シュータ固定架台本体に対して相対移動不能にする、
ことを特徴とする請求項20に記載の気流搬送システムの組立方法。
【請求項22】
気流搬送システムが、搬送配管を水平方向に移動自在に案内する部材である搬送配管案内部材と、を有し、
前記搬送配管が上流側の端部を前記シュータケーシングに脱着可能に結合でき、
第四工程が前記搬送配管を前記搬送配管案内部材に水平方向に移動自在に案内させて上流側の端部を前記シュータケーシングに脱着可能に結合させる、
ことを特徴とする請求項13に記載の気流搬送システムの組立方法。
【請求項23】
気流搬送システムが、
前記ホッパーの下部から固体を取込口に受け入れて排出口から排出するエゼクタ構造であって前記取込口と前記排出口を形成されるケーシングであるシュータケーシングと前記シュータケーシングの内部に組み込まれ前記排出口にノズル先端部を向けるエゼクタ用ノズルとを有するシュータと、
先端部を前記シュータケーシングに脱着可能に結合して前記エゼクタ用ノズルの背部に圧力をかける圧力配管と、
前記圧力配管を水平方向に移動自在に案内する部材である圧力配管案内部材と、
を有し、
前記圧力配管が先端部を前記シュータケーシングに脱着可能に結合できる、
第五工程が前記圧力配管を前記圧力配管案内部材に水平方向に移動自在に案内させて先端部を前記シュータケーシングに脱着可能に結合させる、
ことを特徴とする請求項13に記載の気流搬送システムの組立方法。
【請求項24】
前記シュータケーシングがエゼクタ用ノズルを保持し前記排出口を形成する筒状構造と下部を前記筒状構造の上部に導通し上部に前記ホッパーの下部から固体を受け入れる取込口を形成するシュート状の構造であるシュータ構造とを持ち、
第三工程が、前記ホッパーを下部を前記シュータのシュータ構造の取込口に挿入して固体発生装置に固定し、
第一工程、第二工程、及び第三工程を、この順に実行する、
ことを特徴とする請求項13に記載の気流搬送システムの組立方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、固体発生装置から固体を受け入れて気流に乗せて気流搬送できる気流搬送システムとその組立方法とに係る。
【背景技術】
【0002】
固体を搬送するために、気流搬送システムが用いられる。
気流搬送システムは、搬送配管のなかに流れる気流に随伴して固体を搬送させる。
【0003】
例えば、プレスによって金属板から所望の形状のパーツを打ち抜くと、残りの切り屑が発生する。
発生した切り屑を気流搬送システムを用いて所望の箇所に搬送する。
気流搬送システムを用いてプレスからでた切り屑を溜める場所まで搬送する。プレスの設置位置から切り屑を溜める場所までの距離が長いとき、複数の気流搬送システムを途中に設ける。
【0004】
気流搬送システムは、プレスで発生し重力で落ちてきた切り屑をホッパーで受け入れ、シュータに案内し、搬送配管で必要な場所まで気流搬送する。
そのため、ホッパーとシュータとはプレスの下部に設けられる。
一般にプレスは剛性を高めるために、太い脚部をもつ。
ホッパーとシュータとはその脚部の隙間に収まる様に設計される。
狭い空間で容易に組み立てられる気流搬送システムが望まれていた。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上記の現象に鑑み、簡易な構成で組立が容易な気流搬送システムとその組立方法とを提供しようとする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明に係る基礎に支持され固体を発生する装置である固体発生装置から固体を受け入れて気流に乗せて気流搬送できる気流搬送システムであって、固体発生装置から固体を受け入れ下部から排出するホッパーと、前記ホッパーの下部から固体を取込口に受け入れて排出口から排出する構造であって前記取込口と前記排出口を形成されるケーシングであるシュータケーシング有するシュータと、前記シュータケーシングの下部に当接する上向きの面である当接面を形成し固体発生装置に対して相対移動しない様に固定される構造をもつシュータ固定架台本体を有するシュータ固定架台と、上流側の端部を前記シュータケーシングに脱着可能に結合して前記排出口に導通し固体を気流に乗せて搬送する搬送配管と、を備えるものとした。
【0007】
上記本発明の構成により、ホッパーが、固体発生装置から固体を受け入れ下部から排出する。シュータが、前記ホッパーの下部から固体を取込口に受け入れて排出口から排出する構造であって前記取込口と前記排出口を形成されるケーシングであるシュータケーシングを有する。シュータ固定架台が、前記シュータケーシングの下部に当接する上向きの面である当接面を形成し固体発生装置に対して相対移動しない様に固定される構造をもつシュータ固定架台本体 を有する。搬送配管が、上流側の端部を前記シュータケーシングに脱着可能に結合して前記排出口に導通し固体を気流に乗せて搬送する。
その結果、簡易に組立できる気流搬送システムを提供できる。
【0008】
以下に、本発明の実施形態に係る気流搬送システムを説明する。本発明は、以下に記載した実施形態のいずれか、またはそれらの中の二つ以上が組み合わされた態様を含む。
【0009】
本発明の実施形態に係る気流搬送システムは、シュータ固定架台が、前記シュータケーシングの下部に当接する上向きの面である当接面を形成し固体発生装置に対して相対移動しない様に固定される構造をもつシュータ固定架台本体とシュータ固定架台本体に支持されシュータを水平方向の移動を拘束し上下方向に移動自在に案内する案内ガイドとを有する。
上記の実施形態の構成により、シュータ固定架台が、前記シュータケーシングの下部に当接する上向きの面である当接面を形成し固体発生装置に対して相対移動しない様に固定される構造をもつシュータ固定架台本体とシュータ固定架台本体に支持されシュータを水平方向の移動を拘束し上下方向に移動自在に案内する案内ガイドとを有する。
その結果、簡易に組立できる気流搬送システムを提供できる。
【0010】
本発明の実施形態に係る気流搬送システムは、前記シュータを支持し固定されると前記シュータ固定架台本体に対して相対移動不能になる様に着脱可能に固定される機構であるシュータ固定機構と、を備える。
上記の実施形態の構成により、シュータ固定機構が、前記シュータを支持し固定されると前記シュータ固定架台本体に対して相対移動不能になる様に着脱可能に固定される機構である。
その結果、簡易にシュータを固定できる。
【0011】
本発明の実施形態に係る気流搬送システムは、前記シュータ固定機構が下部を前記シュータを揺動自在に支持し上部を固定されると前記シュータ固定架台本体に対して相対移動不能になる様に着脱可能に固定される1対のリンク機構である。
上記の実施形態の構成により、前記シュータ固定機構が下部を前記シュータを揺動自在に支持し上部を固定されると前記シュータ固定架台本体に対して相対移動不能になる様に着脱可能に固定される1対のリンク機構である。
その結果、組み立てる際にリンク機構でシュータを吊った状態で位置決めして固定できる。
【0012】
本発明の実施形態に係る気流搬送システムは、搬送配管を水平方向に移動自在に案内する部材である搬送配管案内部材と、を備え、前記搬送配管が上流側の端部を前記シュータケーシングに脱着可能に結合する。
上記の実施形態の構成により、搬送配管案内部材が、搬送配管を水平方向に移動自在に案内する部材である。
前記搬送配管が前記搬送配管案内部材に水平方向に移動自在に案内されて上流側の端部を前記シュータケーシングに脱着可能に結合する。
その結果、簡易に搬送配管を結合できる。
【0013】
本発明の実施形態に係る気流搬送システムは、前記ホッパーの下部から固体を取込口に受け入れて排出口から排出するエゼクタ構造であって前記取込口と前記排出口を形成されるケーシングであるシュータケーシングと前記シュータケーシングの内部に組み込まれ前記排出口にノズル先端部を向けるエゼクタ用ノズルとを有するシュータと、先端部を前記シュータケーシングに脱着可能に結合して前記エゼクタ用ノズルの背部に圧力をかける圧力配管と、前記圧力配管を水平方向に移動自在に案内する部材である圧力配管案内部材と、を備え、前記圧力配管が前記圧力配管案内部材に水平方向に移動自在に案内されて先端部を前記シュータケーシングに脱着可能に結合する。
上記の実施形態の構成により、シュータが、前記ホッパーの下部から固体を取込口に受け入れて排出口から排出するエゼクタ構造であって前記取込口と前記排出口を形成されるケーシングであるシュータケーシングと前記シュータケーシングの内部に組み込まれ前記排出口にノズル先端部を向けるエゼクタ用ノズルとを有する。
圧力配管が、先端部を前記シュータケーシングに脱着可能に結合して前記エゼクタ用ノズルの背部に圧力をかける。圧力配管案内部材が、前記圧力配管を水平方向に移動自在に案内する部材である。前記圧力配管が前記圧力配管案内部材に水平方向に移動自在に案内されて先端部を前記シュータケーシングに脱着可能に結合する。
その結果、簡易に圧力配管を結合できる。
【0014】
本発明の実施形態に係る気流搬送システムは、前記シュータケーシングがエゼクタ用ノズルを保持し前記排出口を形成する筒状構造と下部を前記筒状構造の上部に導通し上部に前記ホッパーの下部から固体を受け入れる取込口を形成するシュート状の構造であるシュータ構造とを持つ。
上記の実施形態の構成により、前記シュータケーシングがエゼクタ用ノズルを保持し前記排出口を形成する筒状構造と下部を前記筒状構造の上部に導通し上部に前記ホッパーの下部から固体を受け入れる取込口を形成するシュート状の構造であるシュータ構造とを持つ。
その結果、簡易にシュータとホッパーとを導通できる。
【0015】
上記目的を達成するため、本発明に係る基礎に支持され固体を発生する装置である固体発生装置から固体を受け入れて気流に乗せて気流搬送できる気流搬送システムの組立方法であって、固体発生装置から固体を受け入れ下部から排出するホッパーと、前記ホッパーの下部から固体を取込口に受け入れて排出口から排出する構造であって前記取込口と前記排出口を形成されるケーシングであるシュータケーシングを有するシュータと、前記シュータケーシングの下部に当接する上向きの面である当接面を形成し固体発生装置に対して相対移動しない様に固定される構造をもつシュータ固定架台本体を有するシュータ固定架台と、上流側の端部を前記シュータケーシングに脱着可能に結合して前記排出口に導通し固体を気流に乗せて搬送する搬送配管と、を有する気流搬送システムを準備する準備工程と、前記シュータ固定架台のシュータ固定架台本体を固体発生装置に対して相対移動しない様に固定する第一工程と、前記シュータを前記シュータ固定架台に上方から接近させて前記シュータケーシングの下部をシュータ固定当接面に当接させる第二工程と、前記ホッパーを下部を前記シュータの取込口に挿入して固定する第三工程と、前記搬送配管をその上流側の端部を前記シュータケーシングに脱着可能に結合して固定する第四工程と、
を備えるものとした。
【0016】
上記本発明の構成により、ホッパーが、固体発生装置から固体を受け入れ下部から排出する。シュータが、前記ホッパーの下部から固体を取込口に受け入れて排出口から排出する構造であって前記取込口と前記排出口を形成されるケーシングであるシュータケーシングを有する。シュータ固定架台が、前記シュータケーシングの下部に当接する上向きの面である当接面を形成し固体発生装置に対して相対移動しない様に固定される構造をもつシュータ固定架台本体を有する。搬送配管が、上流側の端部を前記シュータケーシングに脱着可能に結合して前記排出口に導通し固体を気流に乗せて搬送する。第一工程が、前記シュータ固定架台のシュータ固定架台本体を固体発生装置に対して相対移動しない様に固定する。第二工程が、前記シュータを前記シュータ固定架台に上方から接近させて前記シュータケーシングの下部をシュータ固定当接面に当接させる。第三工程が、前記ホッパーを下部を前記シュータの取込口に挿入して固定する。第四工程が、前記搬送配管をその上流側の端部を前記シュータケーシングに脱着可能に結合して固定する。
その結果、気流搬送システムを簡易に組立できる。
【0017】
以下に、本発明の実施形態に係る気流搬送システムの組立方法を説明する。本発明は、以下に記載した実施形態のいずれか、またはそれらの中の二つ以上が組み合わされた態様を含む。
【0018】
本発明の実施形態に係る気流搬送システムの組立方法は、前記シュータ固定架台が、前記シュータケーシングの下部に当接する上向きの面である当接面を形成し固体発生装置に対して相対移動しない様に固定される構造をもつシュータ固定架台本体とシュータ固定架台本体に支持されシュータを水平方向の移動を拘束し上下方向に移動自在に案内する案内ガイドとを有し、第二工程が、前記シュータを前記シュータ固定架台に上方から接近させて前記案内ガイドが前記シュータを水平方向の移動を拘束し上下方向に移動自在に案内して前記シュータケーシングの下部をシュータ固定当接面に当接させる。
上記の実施形態の構成により、前記シュータ固定架台が、前記シュータケーシングの下部に当接する上向きの面である当接面を形成し固体発生装置に対して相対移動しない様に固定される構造をもつシュータ固定架台本体とシュータ固定架台本体に支持されシュータを水平方向の移動を拘束し上下方向に移動自在に案内する案内ガイドとを有する。
第二工程が、前記シュータを前記シュータ固定架台に上方から接近させて前記案内ガイドが前記シュータを水平方向の移動を拘束し上下方向に移動自在に案内して前記シュータケーシングの下部をシュータ固定当接面に当接させる。
その結果、気流搬送システムを簡易に組立できる。
【0019】
本発明の実施形態に係る気流搬送システムの組立方法は、準備工程が、前記シュータを支持し固定されると前記シュータ固定架台本体に対して相対移動不能になる様に着脱可能に固定される機構であるシュータ固定機構と、を準備し、前記第二工程が、前記シュータを前記シュータ固定架台に上方から接近させて前記案内ガイドが前記シュータを水平方向の移動を拘束し上下方向に移動自在に案内して前記シュータケーシングの下部をシュータ固定機構の当接面に当接させた後、前記シュータ固定機構を固定して前記シュータ固定架台本体に対して相対移動不能にする。
上記の実施形態の構成により、シュータ固定機構が、前記シュータを支持し固定されると前記シュータ固定架台本体に対して相対移動不能になる様に着脱可能に固定される機構である。前記シュータ固定機構が前記シュータを前記シュータ固定架台に上方から接近させて前記案内ガイドが前記シュータを水平方向の移動を拘束し上下方向に移動自在に案内して前記シュータケーシングの下部をシュータ固定機構の当接面に当接させた後、前記シュータ固定機構を固定して前記シュータ固定架台本体に対して相対移動不能にする。
その結果、簡易にシュータを固定できる。
【0020】
本発明の実施形態に係る気流搬送システムの組立方法は、前記シュータ固定機構が下部を前記シュータを揺動自在に支持し上部を固定されると前記シュータ固定架台本体に対して相対移動不能になる様に着脱可能に固定される1対のリンク機構であり、前記第二工程が前記シュータ固定機構の1対のリンク機構の下部を揺動させて、前記シュータを前記シュータ固定架台に上方から接近させて前記案内ガイドが前記シュータを水平方向の移動を拘束し上下方向に移動自在に案内して前記シュータケーシングの下部をシュータ固定機構の当接面に当接させた後、前記シュータ固定機構を固定して前記シュータ固定架台本体に対して相対移動不能にする。
上記の実施形態の構成により、前記シュータ固定機構が下部を前記シュータを揺動自在に支持し上部を固定されると前記シュータ固定架台本体に対して相対移動不能になる様に着脱可能に固定される1対のリンク機構である。前記シュータ固定機構の1対のリンク機構の下部を揺動させて、前記シュータを前記シュータ固定架台に上方から接近させて前記案内ガイドが前記シュータを水平方向の移動を拘束し上下方向に移動自在に案内して前記シュータケーシングの下部をシュータ固定機構の当接面に当接させた後、前記シュータ固定機構を固定して前記シュータ固定架台本体に対して相対移動不能にする。
その結果、組み立てる際にリンク機構でシュータを吊った状態で位置決めして固定できる。
【0021】
本発明の実施形態に係る気流搬送システムの組立方法は、準備工程が、搬送配管を水平方向に移動自在に案内する部材である搬送配管案内部材と、を準備し、前記搬送配管が上流側の端部を前記シュータケーシングに脱着可能に結合でき、第五工程が前記搬送配管を前記搬送配管案内部材に水平方向に移動自在に案内させて上流側の端部を前記シュータケーシングに脱着可能に結合させる。
上記の実施形態の構成により、搬送配管案内部材が、搬送配管を水平方向に移動自在に案内する部材である。前記搬送配管が上流側の端部を前記シュータケーシングに脱着可能に結合できる。第五工程が前記搬送配管を前記搬送配管案内部材に水平方向に移動自在に案内させて上流側の端部を前記シュータケーシングに脱着可能に結合させる。
その結果、簡易に搬送配管を結合できる。
【0022】
本発明の実施形態に係る気流搬送システムの組立方法は、準備工程が、前記ホッパーの下部から固体を取込口に受け入れて排出口から排出するエゼクタ構造であって前記取込口と前記排出口を形成されるケーシングであるシュータケーシングと前記シュータケーシングの内部に組み込まれ前記排出口にノズル先端部を向けるエゼクタ用ノズルとを有するシュータと、先端部を前記シュータケーシングに脱着可能に結合して前記エゼクタ用ノズルの背部に圧力をかける圧力配管と、前記圧力配管を水平方向に移動自在に案内する部材である圧力配管案内部材と、を準備し、前記圧力配管が先端部を前記シュータケーシングに脱着可能に結合でき、第五工程が前記圧力配管を前記圧力配管案内部材に水平方向に移動自在に案内させて先端部を前記シュータケーシングに脱着可能に結合させる。
上記の実施形態の構成により、シュータが、前記ホッパーの下部から固体を取込口に受け入れて排出口から排出するエゼクタ構造であって前記取込口と前記排出口を形成されるケーシングであるシュータケーシング(と前記シュータケーシングの内部に組み込まれ前記排出口にノズル先端部を向けるエゼクタ用ノズルとを有する。圧力配管が、先端部を前記シュータケーシングに脱着可能に結合して前記エゼクタ用ノズルの背部に圧力をかける。圧力配管案内部材が、前記圧力配管を水平方向に移動自在に案内する部材である。前記圧力配管が先端部を前記シュータケーシングに脱着可能に結合できる。前記圧力配管を前記圧力配管案内部材に水平方向に移動自在に案内させて先端部を前記シュータケーシングに脱着可能に結合させる。
その結果、簡易に圧力配管を結合できる。
【0023】
本発明の実施形態に係る気流搬送システムの組立方法は、前記シュータケーシングがエゼクタ用ノズルを保持し前記排出口を形成する筒状構造と下部を前記筒状構造の上部に導通し上部に前記ホッパーの下部から固体を受け入れる取込口を形成するシュート状の構造であるシュータ構造とを持ち、第三工程が、前記ホッパーを下部を前記シュータのシュータ構造の取込口に挿入して固体発生装置に固定する、第一工程、第二工程、及び第三工程を、この順に実行する。
上記の実施形態の構成により、前記シュータケーシングがエゼクタ用ノズルを保持し前記排出口を形成する筒状構造と下部を前記筒状構造の上部に導通し上部に前記ホッパーの下部から固体を受け入れる取込口を形成するシュート状の構造であるシュータ構造とを持つ。第三工程が、前記ホッパーを下部を前記シュータのシュータ構造の取込口に挿入して固体発生装置に固定する、第一工程、第二工程、及び第三工程を、この順に実行する。
その結果、簡易にシュータとホッパーとを導通できる。
【発明の効果】
【0024】
以上説明したように、本発明に係る気流搬送システムは、その構成により、以下の効果を有する。
固定発生装置に対して相対移動しない様に固定されるシュータ固定架台の当接面に下部に当接されるシュータがホッパーを介して固体発生装置から固定を受け入れ、搬送配管が上流側の端部を前記シュータケーシングに脱着可能に結合して前記排出口に導通し固体を気流に乗せて搬送する様にしたので、簡易に組立できる気流搬送システムを提供できる。
固定発生装置に対して相対移動しない様に固定されるシュータ固定架台の案内ガイドに水平方向の移動を拘束され上下方向に移動自在に案内され当接面に下部に当接されるシュータがホッパーを介して固体発生装置から固定を受け入れ、搬送配管が上流側の端部を前記シュータケーシングに脱着可能に結合して前記排出口に導通し固体を気流に乗せて搬送する様にしたので、簡易に組立できる気流搬送システムを提供できる。
シュータ固定機構が、前記シュータを支持し固定されると前記シュータ固定架台本体に着脱可能に固定される様にしたので、簡易にシュータを固定できる。
前記シュータ固定機構が下部を前記シュータを揺動自在に支持し上部を固定されると前記シュータ固定架台本体に着脱可能に固定される1対のリンク機構である様にしたので、組み立てる際にリンク機構でシュータを吊った状態で位置決めして固定できる。
搬送配管案内部材が搬送配管を水平方向に移動自在に案内でき、前記搬送配管が上流側の端部を前記シュータケーシングに脱着可能に結合する、様にしたので、簡易に搬送配管を結合できる。
圧力配管案内部材が前記圧力配管を水平方向に移動自在に案内でき、前記圧力配管が先端部を前記シュータケーシングに脱着可能に結合できる様にしたので、簡易に圧力配管を結合できる。
下部をエゼクタ用ノズルを保持し前記排出口を形成する筒状構造の上部に導通し上部に前記ホッパーの下部から固体を受け入れる取込口を形成するシュータ構造を持つ様にしたので、簡易にシュータとホッパーとを導通できる。
【0025】
以上説明したように、本発明に係る気流搬送システムの組立方法は、その構成により、以下の効果を有する
固定発生装置に対して相対移動しない様に固定されるシュータ固定架台の案内ガイドに水平方向の移動を拘束され上下方向に移動自在に案内され当接面に下部に当接されるシュータがホッパーを介して固体発生装置から固定を受け入れ、圧力配管が先端部を前記シュータケーシングに脱着可能に結合して前記エゼクタ用ノズルの背部に圧力をかけ、搬送配管が上流側の端部を前記シュータケーシングに脱着可能に結合して前記排出口に導通し固体を気流に乗せて搬送する様にしたので、気流搬送システムを簡易に組立できる。
固定発生装置に対して相対移動しない様に固定されるシュータ固定架台の当接面に下部に当接されるシュータがホッパーを介して固体発生装置から固定を受け入れ、圧力配管が先端部を前記シュータケーシングに脱着可能に結合して前記エゼクタ用ノズルの背部に圧力をかけ、搬送配管が上流側の端部を前記シュータケーシングに脱着可能に結合して前記排出口に導通し固体を気流に乗せて搬送する様にしたので、気流搬送システムを簡易に組立できる。
シュータ固定機構が、前記シュータを支持し固定されると前記シュータ固定架台本体に着脱可能に固定される様にしたので、簡易にシュータを固定できる。
前記シュータ固定機構が下部を前記シュータを揺動自在に支持し上部を固定されると前記シュータ固定架台本体に着脱可能に固定される1対のリンク機構である様にしたので、組み立てる際にリンク機構でシュータを吊った状態で位置決めして固定できる。
搬送配管案内部材が搬送配管を水平方向に移動自在に案内でき、前記搬送配管が上流側の端部を前記シュータケーシングに脱着可能に結合する、様にしたので、簡易に搬送配管を結合できる。
圧力配管案内部材が前記圧力配管を水平方向に移動自在に案内でき、前記圧力配管が先端部を前記シュータケーシングに脱着可能に結合できる様にしたので、簡易に圧力配管を結合できる。
エゼクタ用ノズルを保持し前記排出口を形成する筒状構造の上部に導通し上部に前記ホッパーの下部から固体を受け入れる取込口を形成するシュータ構造を持つ様にしたので、簡易にシュータとホッパーとを導通できる。
従って、簡易な構成で組立が容易な気流搬送システムとその組立方法とを提供しようとする。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【
図1】本発明の実施形態に係る固体発生装置の全体図である。
【
図2】本発明の実施形態に係る気流搬送システムの概念図である。
【
図3】本発明の実施形態に係る気流搬送システムの組立図である。
【
図4】本発明の実施形態に係る気流搬送システムの部分図である。
【
図5】本発明の実施形態に係るシュータの断面図その1である。
【
図6】本発明の実施形態に係るシュータの断面図その2である。
【
図7】本発明の実施形態に係るシュータ固定機構の作用説明図その1である。
【
図8】本発明の実施形態に係るシュータ固定機構の作用説明図その2である。
【
図9】本発明の実施形態に係る配管案内部材の作用説明図である。
【
図10】本発明の実施形態に係る配管カプラとカプラ受けの作用説明図その1である。
【
図11】本発明の実施形態に係る配管カプラとカプラ受けの作用説明図その2の作用説明図である。
【
図12】本発明の実施形態に係る配管固定具の概念図である。
【
図13】本発明の実施形態に係る気流搬送システムの組立方法のフロー図その1である。
【
図14】本発明の実施形態に係る気流搬送システムの組立方法のフロー図その2である。
【
図15】本発明の実施形態に係る気流搬送システムの全体図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下、本発明を実施するための形態を、説明する。
最初に、本発明の実施形態に係る気流搬送システムを、図を基に、説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る固体発生装置の全体図である。
図2は、本発明の実施形態に係る気流搬送システムの概念図である。
図3は、本発明の実施形態に係る気流搬送システムの組立図である。
図4は、本発明の実施形態に係る気流搬送システムの部分図である。
図5は、本発明の実施形態に係るシュータの断面図その1である。
図6は、本発明の実施形態に係るシュータの断面図その2である。
図7は、本発明の実施形態に係るシュータ固定機構の作用説明図その1である。
図8は、本発明の実施形態に係るシュータ固定機構の作用説明図その2である。
図9は、本発明の実施形態に係る配管案内部材の作用説明図である。
図10は、本発明の実施形態に係る配管カプラとカプラ受けの作用説明図その1である。
図11は、本発明の実施形態に係る配管カプラとカプラ受けの作用説明図その2の作用説明図である。
図12は、本発明の実施形態に係る配管固定具の概念図である。
図13は、本発明の実施形態に係る気流搬送システムの組立方法のフロー図その1である。
図14は、本発明の実施形態に係る気流搬送システムの組立方法のフロー図その2である。
図15は、本発明の実施形態に係る気流搬送システムの全体図である。
【0028】
本発明の実施形態に係る気流搬送システムは、基礎に支持され固体を発生する装置である固体発生装置から固体を受け入れて気流に乗せて気流搬送できるシステムである。
本発明の実施形態に係る気流搬送システムは、ホッパー100とシュータ200とシュータ固定架台300と搬送配管500とで構成される。
本発明の実施形態に係る気流搬送システムは、ホッパー100とシュータ200とシュータ固定架台300と搬送配管500と圧力配管600とで構成されてもよい。
本発明の実施形態に係る気流搬送システムは、ホッパー100とシュータ200とシュータ固定架台300とシュータ固定機構400と搬送配管500とで構成されてもよい。
本発明の実施形態に係る気流搬送システムは、ホッパー100とシュータ200とシュータ固定架台300とシュータ固定機構400と搬送配管500と配管固定具800とで構成されてもよい。
本発明の実施形態に係る気流搬送システムは、ホッパー100とシュータ200とシュータ固定架台300とシュータ固定機構400と搬送配管500と圧力配管600とで構成されてもよい。
本発明の実施形態に係る気流搬送システムは、ホッパー100とシュータ200とシュータ固定架台300とシュータ固定機構400と搬送配管500と圧力配管600と配管案内部材700とで構成されてもよい。
本発明の実施形態に係る気流搬送システムは、ホッパー100とシュータ200とシュータ固定架台300とシュータ固定機構400と搬送配管500と圧力配管600と配管案内部材700と配管固定具800とで構成されてもよい。
【0029】
固体発生装置50は、固体を発生させる発生源である。
例えば、固体発生装置50は、切り屑を発生させる切り屑発生源である。
以下、説明の便宜上、固体発生装置50がプレス装置である場合を例に、説明する。
プレス装置は、金属板をダイで打ち抜いて必要な製品を作る。金属板から必要な製品を抜いた残りの部分が切り屑になる。
切り屑は破砕機により所望の大きさに裁断されてもよい。その結果、切り屑の大きさは所望の大きさ以下になる。
ホッパー100とシュータ200とが金型の下に配置される。
切り屑が、ホッパー100に案内されてシュータ200の中に落ちる。
切り屑が、気流に乗って後流の搬送配管500を通過して送られる。
【0030】
ホッパー100は、固体を上部から受け入れ下部へ排出する構造である。
例えば、ホッパー100は、固体発生装置50の内部に設けられる。
図2に、ホッパー100が固体発生装置50の内部に設けられる様子が示される。
例えば、ホッパー100は下に向かって細くなるテーパ状の構造である。
ホッパー100の下部が後述するシュータ200の上部に嵌合する。
【0031】
シュータ200は、ホッパー100の下部から固体を取込口Pに受け入れて排出口Rから排出する構造であって取込口Pと排出口Rを形成されるケーシングであるシュータケーシング210で構成される。
シュータ200は、ホッパー100の下部から固体を取込口Pに受け入れて排出口Rから排出するエゼクタ構造であって取込口Pと排出口Rを形成されるケーシングであるシュータケーシング210とシュータケーシング210の内部に組み込まれ排出口Rにノズル先端部Qを向けるエゼクタ用ノズル220とで構成されてもよい。
シュータ200は、ホッパー100の下部から固体を取込口Pに受け入れて排出口Rから排出するエゼクタ構造であって取込口Pと排出口Rを形成されるケーシングであるシュータケーシング210とシュータケーシング210の内部に組み込まれ排出口Rにノズル先端部Qを向けるエゼクタ用ノズル220とで構成されてもよい。
【0032】
シュータケーシング210は、筒状構造211とシュータ構造212とで構成される。
シュータケーシング210は、筒状構造211とシュータ構造212と切り出し機構213とで構成されてもよい。
シュータケーシング210は、筒状構造211とシュータ構造212と切り出し機構213と搬送配管カプラ受け214とで構成されてもよい。
シュータケーシング210は、筒状構造211とシュータ構造212と切り出し機構213と搬送配管カプラ受け214と圧力配管カプラ受け215とで構成されてもよい。
【0033】
図5に、シュータ200の構造の複数の例が示される。
図5(A)は、シュータ200がシュータケーシング210とエゼクタ用ノズル220とで構成され、シュータケーシング210が筒状構造211とシュータ構造212とで構成され、搬送配管500と圧力配管600が筒状構造211に導通する様子を示される。
図5(B)は、シュータ200がシュータケーシング210とエゼクタ用ノズル220とで構成され、シュータケーシング210が筒状構造211とシュータ構造212と切り出し機構213とで構成され、搬送配管500と圧力配管600が筒状構造211に導通する様子を示される。
図5(C)は、シュータケーシング210が筒状構造211とシュータ構造212とで構成され、搬送配管500が筒状構造211に導通する様子を示される。
図5の(A)(B)(C)、
図6の(D)は、搬送形態の違いを示す。
【0034】
筒状構造211は、排出口Rを形成する構造である。
筒状構造211は、エゼクタ用ノズルを保持し排出口Rを形成する構造であってもよい。
シュータ構造212は、下部を筒状構造211の上部に導通し上部にホッパー100の下部から固体を受け入れる取込口Pを形成するシュート状の構造である。
切り出し機構213は、筒状構造211とシュータ構造212との間に設けられて、固体を切りだす機構である。
例えば、切り出し機構213は、ロータリーフィーダ213aである。
例えば、切り出し機構213は、多段ダンパー213bである。
例えば、切り出し機構213は、シャッター213cである。
搬送配管カプラ受け214は、後述する搬送配管カプラ520を連結させて筒状構造211と搬送配管を導通する結合部材である。
圧力配管カプラ受け215は、後述する圧力配管カプラ620を連結させて筒状構造211と圧力配管を導通する結合部材である。
【0035】
シュータ固定架台300は、シュータ固定架台本体310で構成される。
シュータ固定架台300は、シュータ固定架台本体310と案内ガイド320とで構成される。
シュータ固定架台本体310は、シュータケーシング210の下部に当接する上向きの面である当接面Sを形成する構造である。
シュータ固定架台本体310は、シュータケーシング210の下部に当接する上向きの面である当接面Sを形成し固体発生装置に対して相対移動しない様に固定される構造であってもい。
シュータ固定架台本体と310は、シュータケーシング210の下部に当接する上向きの面である当接面Sを形成し固体発生装置に対して相対移動しない様に固体発生装置に固定される構造であってもよい。
案内ガイド320は、シュータ固定架台本体310に支持されシュータ200を水平方向の移動を拘束し上下方向に移動自在に案内するものである。
例えば、案内ガイド320は、先端が先細りのテーパ状になった棒状部材である。
例えば、案内ガイド320は、上下方向に沿った溝をもつ棒状部材であってもよい。
例えば、案内ガイド320は、上方向に誘い角のついたガイドバーを四方に配置したものであってもよい。
【0036】
シュータ固定機構400は、シュータ200を支持し上部が固定されるとシュータ固定架台本体310に対して相対移動不能になる様に着脱可能に固定される機構である。
シュータ固定機構400は、シュータ200を支持し上部がシュータ固定架台本体310に固定されるとシュータ固定架台本体310に対して相対移動不能になる様に着脱可能に固定される機構であってもよい。
シュータ固定機構400は、シュータ200を支持し上部が固体発生装置50に固定されるとシュータ固定架台本体310に対して相対移動不能になる様に着脱可能に固定される機構であってもよい。
シュータ固定機構400は、下部がシュータ200を揺動自在に支持し上部がシュータ固定架台本体310に着脱可能に固定される機構であってもよい。
シュータ固定機構400は、下部がシュータ200を揺動自在に支持し上部が固体発生装置50に着脱可能に固定される機構であってもよい。
シュータ固定機構400が、下部をシュータ200を揺動自在に支持し上部をシュータ固定架台本体310に着脱可能に固定される1対のリンク機構であってもよい。
シュータ固定機構400が、下部をシュータ200を揺動自在に支持し上部を固体発生装置50に着脱可能に固定される1対のリンク機構であってもよい。
図7に、シュータ固定機構400が、下部をシュータ200を揺動自在に支持し上部をシュータ固定架台本体310に着脱可能に固定される1対のリンク機構である様子が示される。
【0037】
シュータ固定機構400は、1対のリンク機構410とリンク固定機構420とで構成されてもよい。
リンク固定機構420は、1対のリンク機構410の上部をシュータ固定架台本体310または固体発生装置50に固定する機構である。
図7(A)は、リンク固定機構420のトグルリンクに駆動されるピンが1対のリンク機構410の上部を貫通する様子を示している。
図7(B)は、リンク固定機構420のトグルリンクに駆動されるピンが1対のリンク機構410の上部を抑える様子を示している。
図7(C)は、リンク固定機構420のばね付きのドックが1対のリンク機構410の上部を抑えるよう様子を示している。
図8(D)は、1対のリンク機構410の上部に設けられる手動により可動できるバーが、リンク固定機構420に設けられるあご状の部材に係合する様子が示される。
【0038】
搬送配管500は、上流側の端部をシュータケーシング210に脱着可能に結合して排出口Rに導通し固体を気流に乗せて搬送する配管である。
搬送配管500は、搬送配管本体510と搬送配管カプラ520とで構成されてもよい。
搬送配管本体510は、気流搬送をする気体と固体とを通す配管構造をもつ部材である。
搬送配管カプラ520は、搬送配管本体510の端部をシュータ200の搬送配管カプラ受け214に結合する部材である。
図10に、搬送配管カプラ520と搬送配管カプラ受け214とが結合する様子が示される。
図10(A)に、搬送配管カプラ520のテーパ状の凸部が搬送配管カプラ受け214のテーパ状の凹部に嵌合する様子が示される。
図10(B)に、搬送配管カプラ520のテーパ状の凸部が搬送配管カプラ受け214のテーパ状の凹部に嵌合し、搬送配管カプラ受け214に設けられたばねに付勢されたボール状の部材が搬送配管カプラ520の外周に設けられた溝に嵌まる様子が示される。
図10(C)に、搬送配管カプラ520のテーパ状の凸部が搬送配管カプラ受け214のテーパ状の凹部に嵌合し、搬送配管カプラ受け214に設けられた溝に搬送配管カプラ520に設けられたばねに付勢された爪が係合し、ロッド状の部材を引っ張ると溝と爪の係合が外れる様子が示される。
【0039】
圧力配管600は、先端部をシュータケーシング210に脱着可能に結合してエゼクタ用ノズル220の背部に圧力をかける配管系である。
圧力配管600は、圧力配管本体610と圧力配管カプラ620とで構成されてもよい。
圧力配管本体610は、エゼクタ用ノズル220の背部に圧力をかける配管構造をもつ部材である。
圧力配管カプラ620の構造は、搬送配管カプラ520の構造と同じなので、説明を省略する。
【0040】
配管案内部材700は、配管を水平方向に移動自在に案内する部材である。
配管圧力部材700は、搬送配管案内部材710と圧力配管案内部材720とで構成されてもよい。
搬送配管案内部材710は、搬送配管500をシュータケーシング210に導通する際に水平方向に移動自在に案内する部材である。
圧力配管案内部材720は、圧力配管600をシュータケーシング210に導通する際に水平方向に移動自在に案内する部材である。
配管案内部材700は、配管を支持して床面を移動できる配管支持部材701と配管支持部材を案内する配管支持部材案内702とで構成される。
図9は、配管案内部材700の構造をを示す。
図9(A)は、配管支持部材701が床面を転動する車輪に支持され配管を支持する部材であって、配管支持部材案内702が配管支持部材701の側面をガイドして水平方向に案内する部材である様子が示される。
図9(B)は、配管支持部材701が配管支持部材案内702にガイドされて転動する鍔付き車輪に支持され配管を支持する部材であって、配管支持部材案内702が配管支持部材701をガイドして水平方向に案内するレール部材である様子が示される。
【0041】
搬送配管500、圧力配管600は、配管の途中に回転できるジョイント部分を備えていてもよい。
図11は、配管の途中に回転できるジョイント部分を備える配管の様子が示される。
この様にすると、搬送配管カプラ520または圧力配管カプラ620が、搬送配管カプラ受け214または圧力配管カプラ受け215に嵌まる際に、搬送配管500、圧力配管600の高さを自動的に調整できる。
【0042】
配管固定具800は、搬送配管500、圧力配管600を固体発生装置50に固定する部材である。
図12は、 配管固定具800を示す。
【0043】
次に、本発明の実施形態に係る気流搬送システムの組立方法を、図を基に、説明する。
図13、11は、発明の実施形態に係る気流搬送システムの組立方法の手順を示す。
本発明の実施形態に係る気流搬送システムの組立方法は、準備工程と第一工程と第二工程と第三工程と第四工程とで構成される。
本発明の実施形態に係る気流搬送システムの組立方法は、準備工程と第一工程と第二工程と第三工程と第四工程と第五工程とで構成されてもよい。
本発明の実施形態に係る気流搬送システムの組立方法は、準備工程と第一工程と第二工程と第三工程と第四工程と第五工程と第六工程とで構成されてもよい。
【0044】
準備工程は、気流搬送システムを準備する工程である。
気流搬送システムの構造は、前述したものと同じなので、説明を省略する。
【0045】
第一工程は、シュータ固定架台300のシュータ固定架台本体310を固体発生装置50に対して相対移動しない様に固体発生装置50に固定する工程である。
図13(A)に、シュータ固定架台300のシュータ固定架台本体310を固体発生装置50に対して相対移動しない様に固体発生装置50に固定する様子が示される。
【0046】
第二工程は、シュータ200をシュータ固定架台300に上方から接近させて、シュータケーシング210の下部をシュータ固定機構300の当接面Sに当接させる工程である。
第二工程は、シュータ200をシュータ固定架台300に上方から接近させて案内ガイド320がシュータ200を水平方向の移動を拘束し上下方向に移動自在に案内してシュータケーシング210の下部をシュータ固定機構300の当接面Sに当接させる工程である。
第二工程は、シュータ200をシュータ固定架台300に上方から接近させて案内ガイド320がシュータ200を水平方向の移動を拘束し上下方向に移動自在に案内してシュータケーシング210の下部をシュータ固定機構300の当接面Sに当接させ、シュータ固定機構の1対のリンク機構の下部を揺動させて上部を固定してシュータ固定架台本体に相対移動不能になる様にする工程であってもよい。
図13(B)に、シュータ200をシュータ固定架台300に上方から接近させて案内ガイド320がシュータ200を水平方Sに当接させる様子が示される。
図13(C)に、シュータ固定機構の1対のリンク機構の下部を揺動させて上部をシュータ固定架台本体に着脱可能に固定する様子が示される。
【0047】
第三工程は、ホッパー下部をシュータの取込口Pに挿入して固定する工程である。
第三工程は、ホッパー下部をシュータの取込口Pに挿入して固体発生装置50に固定する工程であってもよい。
図13(C)は、ホッパー100を下部をシュータ200の取込口Pに挿入して固体発生装置50に固定する様子が示される。
【0048】
第四工程は、搬送配管500をその上流側の端部をシュータケーシング210に脱着可能に結合して固定する工程である。
第四工程は、搬送配管500を、搬送配管案内部材710に水平方向に移動自在に案内させて、その上流側の端部をシュータケーシングに脱着可能に結合して固定する工程であってもよい。
図13(D)は、搬送配管をその上流側の端部をシュータケーシング210に脱着可能に結合して固定する様子がしめされる。
【0049】
第五工程が、圧力配管600を先端部をシュータケーシング210に脱着可能に結合させる工程である。
第五工程が、圧力配管600を圧力配管案内部材720に水平方向に移動自在に案内させて先端部をシュータケーシング210に脱着可能に結合させる工程であってもうよい。
図13(D)は、圧力配管を圧力配管案内部材に水平方向に移動自在に案内させて先端部をシュータケーシング210に脱着可能に結合させる様子が示される。
【0050】
第六工程が、搬送配管500と圧力配管600を固体発生装置50に固定する工程である。
図14(E)は、搬送配管500と圧力配管600とを固体発生装置50に固定する様子が示される。
【0051】
上述のとおり、本発明の実施実施形態に係る気流搬送システムを用いれば、以下の効果を有する。
固体発生装置50に対して相対移動しない様に固定されるシュータ固定架台300の案内部材に水平方向の移動を拘束され上下方向に移動自在に案内され当接面に下部に当接されるシュータ200がホッパー100を介して固体発生装置50から固定を受け入れ、搬送配管が上流側の端部をシュータケーシング210に脱着可能に結合して排出口Rに導通し固体を気流に乗せて搬送する様にしたので、簡易に組立できる気流搬送システムを提供できる。
シュータ固定機構400が、シュータ200を支持し固定されるとシュータ固定架台本体310またはプレスソウチ50に着脱可能に固定される様にしたので、簡易にシュータ200を固定できる。
シュータ固定機構400が下部をシュータ200を揺動自在に支持し上部をシュータ固定架台本体310または固体発生装置50に着脱可能に固定される1対のリンク機構である様にしたので、組み立てる際にリンク機構でシュータ200を吊った状態で位置決めして固定できる。
搬送配管案内部材710が搬送配管500を水平方向に移動自在に案内でき、搬送配管500が上流側の端部をシュータケーシング210に脱着可能に結合する、様にしたので、簡易に搬送配管500を結合できる。
圧力配管案内部材720が圧力配管600を水平方向に移動自在に案内でき、圧力配管600が先端部をシュータケーシング210に脱着可能に結合できる様にしたので、簡易に圧力配管600を結合できる。
エゼクタ用ノズル220を保持し排出口を形成する筒状構造211の上部に下部を導通し上部にホッパー100の下部から固体を受け入れる取込口Rを形成するシュータ構造を持つ様にしたので、簡易にシュータ200とホッパー100とを導通できる。
【0052】
上述のとおり、本発明の実施実施形態に係る気流搬送システムの組立方法を用いれば、以下の効果を有する。
固体発生装置50に対して相対移動しない様に固定されるシュータ固定架台300の案内ガイド320に水平方向の移動を拘束され上下方向に移動自在に案内され当接面Sに下部に当接されるシュータ200がホッパー100を介して固体発生装置50から固体を受け入れ、搬送配管500が上流側の端部をシュータケーシング210に脱着可能に結合して排出口Rに導通し固体を気流に乗せて搬送する様にしたので、気流搬送システムを簡易に組立できる。
シュータ固定機構400が、シュータ200を支持しシュータ固定架台本体310または固体発生装置50に着脱可能に固定される様にしたので、簡易にシュータ200を固定できる。
シュータ固定機構400が下部をシュータ200を揺動自在に支持し上部をシュータ固定架台本体310または固体発生装置59に着脱可能に固定される1対のリンク機構である様にしたので、組み立てる際にリンク機構でシュータ200を吊った状態で位置決めして固定できる。
搬送配管案内部材710が搬送配管500を水平方向に移動自在に案内でき、搬送配管500が上流側の端部をシュータケーシング210に脱着可能に結合する、様にしたので、簡易に搬送配管500を結合できる。
圧力配管案内部材720が圧力配管600を水平方向に移動自在に案内でき、圧力配管600が先端部をシュータケーシング210に脱着可能に結合できる様にしたので、簡易に圧力配管600を結合できる。
エゼクタ用ノズル220を保持し排出口Rを形成する筒状構造211の上部に導通し上部にホッパーの下部から固体を受け入れる取込口Pを形成するシュータ構造212を持つ様にしたので、簡易にシュータ200とホッパー100とを導通できる。
【0053】
図15に、本発明の実施形態に係る気流搬送システムとその組立方法を採用したシステムが図示される。
固体発生装置50の下部に気流搬送システムが設けられ、固体発生装置50のから受け取った固体が気流搬送システムで気流搬送される様子が示される。
搬送距離が長い場合、ホッパー100とシュータ200と搬送配管500との組が直列に並ぶ様子が示される。終端のホッパー100の下に固体を溜めるバケットが設けられる。
【0054】
本発明は以上に述べた実施形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で各種の変更が可能である。
【符号の説明】
【0055】
S 当接面
P 取込口
Q ノズル先端部
R 排出口
50 固体発生装置
100 ホッパー
200 シュータ
210 シュータケーシング
211 筒状構造
212 シュータ構造
213 切り出し機構
214 搬送配管カプラ受け
215 圧力配管カプラ受け
220 エゼクタ用ノズル
300 シュータ固定架台
310 シュータ固定架台本体
320 案内ガイド
400 シュータ固定機構
410 リンク機構
420 リンク固定機構
500 搬送配管
510 搬送配管本体
520 搬送配管カプラ
600 圧力配管
610 圧力配管本体
620 圧力配管カプラ
700 配管案内部材
701 配管支持部材
702 配管支持部材案内
710 搬送配管案内部材
720 圧力配管案内部材
800 配管固定具
【先行技術文献】
【特許文献】
【0056】