(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023159632
(43)【公開日】2023-11-01
(54)【発明の名称】役務管理支援装置、役務管理支援方法、プログラム及び記録媒体
(51)【国際特許分類】
G06Q 10/0631 20230101AFI20231025BHJP
【FI】
G06Q10/06 302
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022069451
(22)【出願日】2022-04-20
(71)【出願人】
【識別番号】000232092
【氏名又は名称】NECソリューションイノベータ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100115255
【弁理士】
【氏名又は名称】辻丸 光一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100201732
【弁理士】
【氏名又は名称】松縄 正登
(74)【代理人】
【識別番号】100154081
【弁理士】
【氏名又は名称】伊佐治 創
(72)【発明者】
【氏名】新城 聡志
(72)【発明者】
【氏名】塚越 真
(72)【発明者】
【氏名】服部 陽次
(72)【発明者】
【氏名】児玉 千紘
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049AA09
(57)【要約】 (修正有)
【課題】顧客ニーズの変化に迅速に対応し、かつ、役務提供の管理が容易な役務管理支援装置、役務管理支援方法、プログラム及び記録媒体を提供する。
【解決手段】役務管理支援装置10Aは、顧客が提供を要求する顧客役務情報を取得する顧客情報取得部11と、役務提供者が提案する提供役務情報を取得する提供者情報取得部12と、顧客役務情報及び提供役務情報に基づき、顧客毎に、役務チケット情報を生成する役務チケット情報生成部13と、役務チケット情報を出力する役務情報出力部14と、を含む。顧客情報取得部11は、役務チケット情報中で顧客が購入した購入チケット情報を取得する。役務情報出力部14は、購入チケット情報を出力する。提供者情報取得部12は、購入チケット情報の中で役務提供完了の役務に関する消費チケット情報を取得する。役務管理部15は、消費チケット情報に基づき、提供者による役務の進捗状況を管理する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
顧客情報取得部、提供者情報取得部、役務チケット情報生成部、役務情報出力部、及び、役務情報出力部を含み、
前記顧客情報取得部は、顧客が提供を要求する顧客役務情報を取得し、
前記提供者情報取得部は、役務提供者が提案する提供役務情報を取得し、
前記役務チケット情報生成部は、前記顧客役務情報及び前記提供役務情報に基づき、前記顧客毎に、役務チケット情報を生成し、
前記役務情報出力部は、前記役務チケット情報を出力し、
前記顧客情報取得部は、前記役務チケット情報中で前記顧客が購入した購入チケット情報を取得し、
前記役務情報出力部は、前記購入チケット情報を出力し、
前記提供者情報取得部は、前記購入チケット情報の中で役務提供完了の役務に関する消費チケット情報を取得し、
前記役務管理部は、前記消費チケット情報に基づき、前記提供者による役務の進捗状況を管理する、
役務管理支援装置。
【請求項2】
前記役務管理部は、前記消費チケット情報に基づき、前記購入チケット情報の中で、役務提供未完了役務を特定し、特定した前記未完了役務から作業継続中役務情報を生成し、
かつ、前記役務チケット情報及び前記購入チケット情報から、未購入役務チケット情報を特定し、特定した前記未購入チケット情報から未着手役務情報を生成し、
前記役務情報出力部は、前記作業継続中役務情報及び前記未着手役務情報を出力する、
請求項1記載の役務管理支援装置。
【請求項3】
前記役務管理部は、前記購入チケット情報及び前記消費チケット情報に基づき、チケット残量を算出し、前記チケット残量が、前記顧客が要求する役務の遂行に足らないと判断した場合、チケット追加情報を生成し、
前記役務情報出力部は、前記チケット追加情報を出力する、
請求項1又は2記載の役務管理支援装置。
【請求項4】
前記顧客情報取得部は、前記役務チケット情報中で前記顧客が追加購入した追加購入チケット情報を取得し、
前記役務情報出力部は、前記追加購入チケット情報を出力する、
請求項3記載の役務管理支援装置。
【請求項5】
前記顧客情報取得部は、前記購入チケット情報の中で前記未完了役務に関する前記購入チケットを、前記チケット残量不足の前記役務の遂行に振り替えた振替チケット情報を生成し、
前記役務情報出力部は、前記振替チケット情報を出力する、
請求項3記載の役務管理支援装置。
【請求項6】
さらに、役務提供契約部を含み、
前記役務提供契約部は、前記購入チケット情報に基づき、購入された役務チケットに関する役務の提供について、前記顧客及び前記提供者の間で役務提供契約が締結された契約締結情報を生成し、
かつ、前記消費チケット情報に基づき、前記役務契約が終了したとする契約終了情報を生成し、
前記役務情報出力部は、前記契約締結情報及び前記契約終了情報の少なくとも一方を含む契約情報を出力する、
請求項1記載の役務管理支援装置。
【請求項7】
前記役務は、情報システム開発に関する役務である、
請求項1又は2記載の役務管理支援装置。
【請求項8】
前記提供者情報取得部は、前記情報システム開発の設計書情報を取得し、
前記前記役務管理部は、前記設計書情報を登録管理し、
前記役務情報出力部は、前記設計書情報を出力する、
請求項7記載の役務管理支援装置。
【請求項9】
顧客情報取得工程、提供者情報取得工程、役務チケット情報生成工程、役務情報出力工程、及び、役務情報出力工程を含み、
前記顧客情報取得工程は、顧客が提供を要求する顧客役務情報を取得し、
前記提供者情報取得工程は、役務提供者が提案する提供役務情報を取得し、
前記役務チケット情報生成工程は、前記顧客役務情報及び前記提供役務情報に基づき、前記顧客毎に、役務チケット情報を生成し、
前記役務情報出力工程は、前記役務チケット情報を出力し、
前記顧客情報取得工程は、前記役務チケット情報中で前記顧客が購入した購入チケット情報を取得し、
前記役務情報出力工程は、前記購入チケット情報を出力し、
前記提供者情報取得工程は、前記購入チケット情報の中で役務提供完了の役務に関する消費チケット情報を取得し、
前記役務管理工程は、前記消費チケット情報に基づき、前記提供者による役務の進捗状況を管理する、
役務管理支援方法。
【請求項10】
顧客情報取得手順、提供者情報取得手順、役務チケット情報生成手順、役務情報出力手順、及び、役務情報出力手順を含み、
前記顧客情報取得手順は、顧客が提供を要求する顧客役務情報を取得し、
前記提供者情報取得手順は、役務提供者が提案する提供役務情報を取得し、
前記役務チケット情報生成手順は、前記顧客役務情報及び前記提供役務情報に基づき、前記顧客毎に、役務チケット情報を生成し、
前記役務情報出力手順は、前記役務チケット情報を出力し、
前記顧客情報取得手順は、前記役務チケット情報中で前記顧客が購入した購入チケット情報を取得し、
前記役務情報出力手順は、前記購入チケット情報を出力し、
前記提供者情報取得手順は、前記購入チケット情報の中で役務提供完了の役務に関する消費チケット情報を取得し、
前記役務管理手順は、前記消費チケット情報に基づき、前記提供者による役務の進捗状況を管理し、
前記各手順をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、役務管理支援装置、役務管理支援方法、プログラム及び記録媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
システムインテグレーション(SI System Integration)は、情報システムの企画、開発、運用及び保守までの業務を請け負うサービス(役務)であり、対象となる情報システムが複雑かつ膨大になるほど、作業数の増加、複雑化、及び長期化する傾向にある。一方で、クラウドコンピューティング等の進展により、要求事項が常に変化していくため、いわゆるアジャイル(機敏、迅速)開発の要請がある。例えば、特許文献1には、ウォーターフォール型だけでなくアジャイル型のシステム開発であっても、自動的に設計を支援するシステム開発支援プログラムおよびシステム開発支援方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、アジャイル型のシステム開発であっても、顧客ニーズの変化に迅速に対応し、かつ、システム開発の管理が容易な技術はなかった。この問題は、情報システム開発だけでなく、顧客ニーズに応じてサービス(役務)を提供する分野に共通する。
【0005】
そこで、本発明は、顧客ニーズの変化に迅速に対応し、かつ、役務提供の管理が容易な役務管理支援装置、役務管理支援方法、及び、プログラムの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を達成するために、本発明の役務管理支援装置は、
顧客情報取得部、提供者情報取得部、役務チケット情報生成部、役務情報出力部、及び、役務情報出力部を含み、
前記顧客情報取得部は、顧客が提供を要求する顧客役務情報を取得し、
前記提供者情報取得部は、役務提供者が提案する提供役務情報を取得し、
前記役務チケット情報生成部は、前記顧客役務情報及び前記提供役務情報に基づき、前記顧客毎に、役務チケット情報を生成し、
前記役務情報出力部は、前記役務チケット情報を出力し、
前記顧客情報取得部は、前記役務チケット情報中で前記顧客が購入した購入チケット情報を取得し、
前記役務情報出力部は、前記購入チケット情報を出力し、
前記提供者情報取得部は、前記購入チケット情報の中で役務提供完了の役務に関する消費チケット情報を取得し、
前記役務管理部は、前記消費チケット情報に基づき、前記提供者による役務の進捗状況を管理する。
【0007】
本発明の役務管理支援方法は、
顧客情報取得工程、提供者情報取得工程、役務チケット情報生成工程、役務情報出力工程、及び、役務情報出力工程を含み、
前記顧客情報取得工程は、顧客が提供を要求する顧客役務情報を取得し、
前記提供者情報取得工程は、役務提供者が提案する提供役務情報を取得し、
前記役務チケット情報生成工程は、前記顧客役務情報及び前記提供役務情報に基づき、前記顧客毎に、役務チケット情報を生成し、
前記役務情報出力工程は、前記役務チケット情報を出力し、
前記顧客情報取得工程は、前記役務チケット情報中で前記顧客が購入した購入チケット情報を取得し、
前記役務情報出力工程は、前記購入チケット情報を出力し、
前記提供者情報取得工程は、前記購入チケット情報の中で役務提供完了の役務に関する消費チケット情報を取得し、
前記役務管理工程は、前記消費チケット情報に基づき、前記提供者による役務の進捗状況を管理する。
【0008】
本発明のプログラムは、
顧客情報取得手順、提供者情報取得手順、役務チケット情報生成手順、役務情報出力手順、及び、役務情報出力手順を含み、
前記顧客情報取得手順は、顧客が提供を要求する顧客役務情報を取得し、
前記提供者情報取得手順は、役務提供者が提案する提供役務情報を取得し、
前記役務チケット情報生成手順は、前記顧客役務情報及び前記提供役務情報に基づき、前記顧客毎に、役務チケット情報を生成し、
前記役務情報出力手順は、前記役務チケット情報を出力し、
前記顧客情報取得手順は、前記役務チケット情報中で前記顧客が購入した購入チケット情報を取得し、
前記役務情報出力手順は、前記購入チケット情報を出力し、
前記提供者情報取得手順は、前記購入チケット情報の中で役務提供完了の役務に関する消費チケット情報を取得し、
前記役務管理手順は、前記消費チケット情報に基づき、前記提供者による役務の進捗状況を管理し、
前記各手順をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、顧客ニーズの変化に迅速に対応し、かつ、役務提供の管理が容易となる。例えば、本発明を情報システム開発(例えば、SI)に適用すると、顧客ニーズの変化に迅速に対応でき、システム管理も容易となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】
図1は、実施形態1の役務管理支援装置の一例の構成を示すブロック図である。
【
図2】
図2は、実施形態1の役務管理支援装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
【
図3】
図3は、実施形態1の役務管理支援方法の処理の一例を示すフローチャートである。
【
図4】
図4は、実施形態2の役務管理支援装置の一例の構成を示すブロック図である。
【
図5】
図5は、実施形態2の役務管理支援装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
【
図6】
図6は、実施形態3の役務管理支援装置の一例を示す図である。
【
図7】
図7は、実施形態3の役務管理支援方法の一例を示す図である。
【
図8】
図8は、実施形態3の役務管理支援方法の一例を示す図である。
【
図9】
図9は、実施形態3の役務管理支援方法の一例を示す図である。
【
図10】
図10は、実施形態3の役務管理支援方法の一例を示す図である。
【
図12】
図12は、実施形態3の役務管理支援方法の一例を示す図である。
【0011】
本発明の役務管理支援装置において、例えば、
前記役務管理部は、前記消費チケット情報に基づき、前記購入チケット情報の中で、役務提供未完了役務を特定し、特定した前記未完了役務から作業継続中役務情報を生成し、
かつ、前記役務チケット情報及び前記購入チケット情報から、未購入役務チケット情報を特定し、特定した前記未購入チケット情報から未着手役務情報を生成し、
前記役務情報出力部は、前記作業継続中役務情報及び前記未着手役務情報を出力する、
という態様であってもよい。
【0012】
本発明の役務管理支援装置において、例えば、
前記役務管理部は、前記購入チケット情報及び前記消費チケット情報に基づき、チケット残量を算出し、前記チケット残量が、前記顧客が要求する役務の遂行に足らないと判断した場合、チケット追加情報を生成し、
前記役務情報出力部は、前記チケット追加情報を出力する、
という態様であってもよい。
【0013】
本発明の役務管理支援装置において、例えば、
前記顧客情報取得部は、前記役務チケット情報中で前記顧客が追加購入した追加購入チケット情報を取得し、
前記役務情報出力部は、前記追加購入チケット情報を出力する、
という態様であってもよい。
【0014】
本発明の役務管理支援装置において、例えば、
前記顧客情報取得部は、前記購入チケット情報の中で前記未完了役務に関する前記購入チケットを、前記チケット残量不足の前記役務の遂行に振り替えた振替チケット情報を生成し、
前記役務情報出力部は、前記振替チケット情報を出力する、
という態様であってもよい。
【0015】
本発明の役務管理支援装置において、例えば、
さらに、役務提供契約部を含み、
前記役務提供契約部は、前記購入チケット情報に基づき、購入された役務チケットに関する役務の提供について、前記顧客及び前記提供者の間で役務提供契約が締結された契約締結情報を生成し、
かつ、前記消費チケット情報に基づき、前記役務契約が終了したとする契約終了情報を生成し、
前記役務情報出力部は、前記契約締結情報及び前記契約終了情報の少なくとも一方を含む契約情報を出力する、
という態様であってもよい。
【0016】
本発明の役務管理支援装置において、例えば、
前記役務管理部は、前記契約情報に基づき、前記顧客による役務の発注、前記提供者による役務の受注、及び、提供者による役務の進捗状況を管理する、
という態様であってもよい。
【0017】
本発明の役務管理支援装置において、例えば、
前記役務は、情報システム開発に関する役務である、
という態様であってもよい。
【0018】
本発明の役務管理支援装置において、例えば、
前記提供者情報取得部は、前記情報システム開発の設計書情報を取得し、
前記前記役務管理部は、前記設計書情報を登録管理し、
前記役務情報出力部は、前記設計書情報を出力する、
という態様であってもよい。
【0019】
本発明の役務管理支援方法において、例えば、
前記役務管理工程は、前記消費チケット情報に基づき、前記購入チケット情報の中で、役務提供未完了役務を特定し、特定した前記未完了役務から作業継続中役務情報を生成し、
かつ、前記役務チケット情報及び前記購入チケット情報から、未購入役務チケット情報を特定し、特定した前記未購入チケット情報から未着手役務情報を生成し、
前記役務情報出力工程は、前記作業継続中役務情報及び前記未着手役務情報を出力する、
という態様であってもよい。
【0020】
本発明の役務管理支援方法において、例えば、
前記役務管理工程は、前記購入チケット情報及び前記消費チケット情報に基づき、チケット残量を算出し、前記チケット残量が、前記顧客が要求する役務の遂行に足らないと判断した場合、チケット追加情報を生成し、
前記役務情報出力工程は、前記チケット追加情報を出力する、
という態様であってもよい。
【0021】
本発明の役務管理支援方法において、例えば、
前記顧客情報取得工程は、前記役務チケット情報中で前記顧客が追加購入した追加購入チケット情報を取得し、
前記役務情報出力工程は、前記追加購入チケット情報を出力する、
という態様であってもよい。
【0022】
本発明の役務管理支援方法において、例えば、
前記顧客情報取得工程は、前記購入チケット情報の中で前記未完了役務に関する前記購入チケットを、前記チケット残量不足の前記役務の遂行に振り替えた振替チケット情報を生成し、
前記役務情報出力工程は、前記振替チケット情報を出力する、
という態様であってもよい。
【0023】
本発明の役務管理支援方法において、例えば、
さらに、役務提供契約工程を含み、
前記役務提供契約工程は、前記購入チケット情報に基づき、購入された役務チケットに関する役務の提供について、前記顧客及び前記提供者の間で役務提供契約が締結された契約締結情報を生成し、
かつ、前記消費チケット情報に基づき、前記役務契約が終了したとする契約終了情報を生成し、
前記役務情報出力工程は、前記契約締結情報及び前記契約終了情報の少なくとも一方を含む契約情報を出力する、
という態様であってもよい。
【0024】
本発明の役務管理支援方法において、例えば、
前記役務管理工程は、前記契約情報に基づき、前記顧客による役務の発注、前記提供者による役務の受注、及び、提供者による役務の進捗状況を管理する、
という態様であってもよい。
【0025】
本発明の役務管理支援方法において、例えば、
前記役務は、情報システム開発に関する役務である、
という態様であってもよい。
【0026】
本発明の役務管理支援方法において、例えば、
前記提供者情報取得工程は、前記情報システム開発の設計書情報を取得し、
前記前記役務管理工程は、前記設計書情報を登録管理し、
前記役務情報出力工程は、前記設計書情報を出力する、
という態様であってもよい。
【0027】
本発明のプログラムは、例えば、前記本発明の役務管理支援方法の各工程をコンピュータに実行させるためのプログラムである。また、本発明の記録媒体は、例えば、前記本発明のプログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0028】
本発明において、提供対象となる役務は、特に制限されず、例えば、情報システム開発(SI等)、コンサルティング、サーチ業務(先行文献サーチ等)、各種調査(環境調査、人口調査、健康調査、経営状態調査等)である。
【0029】
以下、本発明の実施形態について図を用いて説明する。本発明は、以下の実施形態には限定されない。以下の各図において、同一部分には、同一符号を付している。また、各実施形態の説明は、特に言及がない限り、互いの説明を援用でき、各実施形態の構成は、特に言及がない限り、組合せ可能である。
げられる。
【0030】
[実施形態1]
図1は、本実施形態の役務管理支援装置10Aの一例の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本装置10Aは、顧客情報取得部11、提供者情報取得部12、役務チケット情報生成部13、役務情報出力部14及び役務管理部15を含む。また、本装置10Aは、図示していないが、入力部、出力部、表示部及び/又は記憶部等を含んでもよい。
【0031】
本装置10Aは、例えば、前記各部を含む1つの装置でもよいし、前記各部が、通信回線網を介して接続可能な装置でもよい。また、本装置10Aは、前記通信回線網を介して、後述する外部装置と接続可能である。前記通信回線網は、特に制限されず、公知のネットワークを使用でき、例えば、有線でも無線でもよい。前記通信回線網は、例えば、インターネット回線、WWW(World Wide Web)、電話回線、LAN(Local Area Network)、SAN(Storage Area Network)、DTN(Delay Tolerant Networking)、LPWA(Low Power Wide Area)、L5G(ローカル5G)、等があげられる。無線通信としては、例えば、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、ローカル5G、LPWA等が挙げられる。前記無線通信としては、各装置が直接通信する形態(Ad Hoc通信)、インフラストラクチャ(infrastructure通信)、アクセスポイントを介した間接通信等であってもよい。本装置10Aは、例えば、システムとしてサーバに組み込まれていてもよい。また、本装置10Aは、例えば、本発明のプログラムがインストールされたパーソナルコンピュータ(PC、例えば、デスクトップ型、ノート型)、スマートフォン、タブレット端末等であってもよい。本装置10Aは、例えば、前記各部のうち少なくとも一つがサーバ上にあり、その他の前記各部が端末上にあるような、クラウドコンピューティングやエッジコンピューティング等の形態であってもよい。
【0032】
図2に、本装置10Aのハードウェア構成のブロック図を例示する。本装置10Aは、例えば、中央処理装置(CPU、GPU等)101、メモリ102、バス103、記憶装置104、入力装置105、出力装置106、通信デバイス107等を含む。本装置10Aの各部は、それぞれのインタフェース(I/F)により、バス103を介して相互に接続されている。
【0033】
中央処理装置101は、コントローラ(システムコントローラ、I/Oコントローラ等)等により、他の構成と連携動作し、本装置10Aの全体の制御を担う。本装置10Aにおいて、中央処理装置101により、例えば、本発明のプログラムやその他のプログラムが実行され、また、各種情報の読み込みや書き込みが行われる。具体的には、例えば、中央処理装置101が、顧客情報取得部11、提供者情報取得部12、役務チケット情報生成部13、役務情報出力部14及び役務管理部15として機能する。本装置10Aは、演算装置として、CPU、GPU(Graphics Processing Unit)、APU(Accelerated Processing Unit)等の他の演算装置を備えてもよいし、これらの組合せを備えてもよい。
【0034】
バス103は、例えば、外部装置とも接続できる。前記外部装置は、例えば、外部記憶装置(外部データベース等)、プリンタ、外部入力装置、外部表示装置、外部撮像装置等があげられる。本装置10Aは、例えば、バス103に接続された通信デバイス107により、外部ネットワーク(前記通信回線網)に接続でき、外部ネットワークを介して、他の装置と接続することもできる。
【0035】
メモリ102は、例えば、メインメモリ(主記憶装置)が挙げられる。中央処理装置101が処理を行う際には、例えば、後述する記憶装置104に記憶されている本発明のプログラム等の種々の動作プログラムを、メモリ102が読み込み、中央処理装置101は、メモリ102からデータを受け取って、プログラムを実行する。前記メインメモリは、例えば、RAM(ランダムアクセスメモリ)である。また、メモリ102は、例えば、ROM(読み出し専用メモリ)であってもよい。
【0036】
記憶装置104は、例えば、前記メインメモリ(主記憶装置)に対して、いわゆる補助記憶装置ともいう。前述のように、記憶装置104には、本発明のプログラムを含む動作プログラムが格納されている。記憶装置104は、例えば、記録媒体と、記録媒体に読み書きするドライブとの組合せであってもよい。前記記録媒体は、特に制限されず、例えば、内蔵型でも外付け型でもよく、HD(ハードディスク)、CD-ROM、CD-R、CD-RW、MO、DVD、フラッシュメモリー、メモリーカード等が挙げられる。記憶装置104は、例えば、記録媒体とドライブとが一体化されたハードディスクドライブ(HDD)、及びソリッドステートドライブ(SSD)であってもよい。本装置10Aが前記記憶部を含む場合、例えば、記憶装置104は、前記記憶部として機能する。前記記憶部は、例えば、本装置のユーザ(本装置所有者、本装置管理者、本装置利用者等)の情報(氏名、名称、担当者名、識別番号、属性情報(性別、年齢、所属組織、住所、連絡先等))、顧客のデータ、役務提供者のデータ、本装置が取得するデータ、及び、本装置で生成する情報等を記憶できる。
【0037】
本装置10Aにおいて、メモリ102及び記憶装置104は、ログ情報、外部データベース(図示せず)や外部の装置から取得した情報、本装置10Aによって生成した情報、本装置10Aが処理を実行する際に用いる情報等の種々の情報を記憶することも可能である。この場合、メモリ102及び記憶装置104は、例えば、前述の本装置のユーザの情報及び各種データ等を記憶していてもよい。なお、少なくとも一部の情報は、例えば、メモリ102及び記憶装置104以外の外部サーバに記憶されていてもよいし、複数の端末にブロックチェーン技術等を用いて分散して記憶されていてもよい。
【0038】
本装置10Aは、例えば、さらに、入力装置105、出力装置106を備える。入力装置105は、例えば、タッチパネル、トラックパッド、マウス等のポインティングデバイス;キーボード;カメラ、スキャナ等の撮像手段;ICカードリーダ、磁気カードリーダ等のカードリーダ;マイク等の音声入力手段;等があげられる。出力装置106は、例えば、LEDディスプレー、液晶ディスプレー等の表示装置;スピーカ等の音声出力装置;プリンタ;等があげられる。本実施形態1において、入力装置105と出力装置106とは、別個に構成されているが、入力装置105と出力装置106とは、タッチパネルディスプレーのように、一体として構成されてもよい。
【0039】
つぎに、本実施形態の役務管理支援方法の一例を、
図3のフローチャートS10に基づき説明する。本実施形態の役務管理支援方法は、例えば、
図1又は
図2の装置10Aを用いて、次のように実施する。なお、本実施形態の役務管理支援方法は、
図1又は
図2の装置10Aの使用には限定されない。
【0040】
まず、顧客情報取得部11により、顧客が提供を要求する顧客役務情報を取得する(S11、顧客情報取得工程)。次に、提供役務情報取得部12により、役務提供者が提案する提供役務情報を取得する(S12、提供役務情報取得工程)。次に、役務チケット情報生成部13により、顧客役務情報及び前記提供役務情報に基づき、顧客毎に、役務チケット情報を生成する(S13、役務チケット情報生成工程)。次に、役務情報出力部14により、前記役務チケット情報を出力する(S14,役務情報出力工程)。次に、顧客情報取得部11は、役務チケット情報中で顧客が購入した購入チケット情報を取得する(S15、顧客情報取得工程)。そして、役務情報出力部14により、購入チケット情報を出力する(S16、役務情報出力工程)。次に、提供者情報取得部12により、購入チケット情報の中で役務提供完了の役務に関する消費チケット情報を取得し(S17、提供者情報取得工程)、役務管理部15により、消費チケット情報に基づき、提供者による役務の進捗状況を管理する(S18、役務管理工程)。
【0041】
従来のサービス管理システムでは、提供者の提供リストから顧客が選択するだけであるが、本発明では、顧客及び役務提供者の双方の情報からチケットを生成するため、顧客ニーズに応じた役務提供が可能という効果がある。
【0042】
本発明において、「顧客役務情報」には、例えば、役務提供に関する質問、見積依頼、及び、相談等が含まれる。本発明において、「役務情報出力部」の出力先は、例えば、本装置内(例えば、表示装置等)、顧客端末、役務提供者の端末、その他の外部装置等であり、出力方法は、例えば、表示装置(ディスプレイ)での表示等である。
【0043】
[実施形態2]
次に、本発明の実施形態2について、
図4から
図5に基づき説明する。
【0044】
図4は、本実施形態の装置10Bの構成の一例を示すブロック図であり、
図5は、本装置10Bのハードウエアの構成の一例を示すブロック図であり、
図4及び
図5に示すように、本装置10Bは、顧客情報取得部11、提供者情報取得部12、役務チケット情報生成部13、役務情報出力部14、及び、役務管理部15に加え、さらに、役務提供契約部16、及び、顧客メニュー生成部17を含む。また、役務管理部15は、下記に示す機能を有する。これら以外は、実施形態1の装置10A及び処理S10と同じである。以下役務提供契約部16、顧客メニュー生成部17、及び、役務管理部15の順番により、各部の処理を説明する。なお、以下に説明する役務提供契約部16、顧客メニュー生成部17、及び、役務管理部15による処理は、例えば、前記実施形態1で説明した
図3のフローチャートS10における任意の位置に適宜挿入できる。
【0045】
まず、役務提供契約部16について説明する。役務提供契約部16は、購入チケット情報に基づき、購入された役務チケットに関する役務の提供について、前記顧客及び前記提供者の間で役務提供契約が締結された契約締結情報を生成し、かつ、前記購入チケット情報の中で役務提供完了の役務に関する消費チケット情報に基づき、前記役務契約が終了したとする契約終了情報を生成する。そして、役務情報出力部14は、契約締結情報及び契約終了情報の少なくとも一方を含む契約情報を出力する。
【0046】
次に、顧客メニュー生成部17について説明する。まず、提供役務情報が、提供役務リスト情報を含み、提供役務リスト情報は、顧客が提供を要求する1つ以上の要件情報、前記要件毎に関連付けた要件実現手段、前記要件実現手段に関連付けた実現手法、前記実現手法情報に関連付けた選択肢付きの具体的実現手法情報、及び、前記具体的実現手法情報に関連付けた提供役務メニュー情報を含む場合、役務チケット情報生成部13は、提供役務リスト情報に基づき、提供役務メニュー情報に関連付けた前記チケット情報を生成する。また、顧客役務情報が、前記顧客による前記選択肢の選択情報を含む場合に、顧客メニュー生成部17は、選択情報に基づき、提供役務リスト情報から顧客毎に顧客メニューを生成する。
【0047】
また、顧客役務情報は、顧客が要求する役務の優先度情報を含む場合、顧客メニュー生成部17は、優先度情報に基づき、前記提供役務メニューの優先度情報を含む顧客メニューを生成する。
【0048】
次に、役務管理部15について、説明する。まず、提供者情報取得部12が、購入チケット情報の中で役務提供完了の役務に関する消費チケット情報を取得した場合、役務管理部15は、消費チケット情報に基づき、前記提供者による役務の進捗状況を管理する。
【0049】
また、役務管理部15は、消費チケット情報に基づき、購入チケット情報の中で、役務提供未完了役務を特定し、特定した前記未完了役務から作業継続中役務情報を生成し、かつ、役務チケット情報及び購入チケット情報から、未購入役務チケット情報を特定し、特定した前記未購入チケット情報から未着手役務情報を生成してもよい。役務情報出力部14により、作業継続中役務情報及び未着手役務情報が出力される。
【0050】
そして、役務管理部15は、購入チケット情報及び消費チケット情報に基づき、チケット残量を算出し、チケット残量が、前記顧客が要求する役務の遂行に足らないと判断した場合、チケット追加情報を生成してもよい。役務情報出力部14により、チケット追加情報を出力される。本態様において、顧客情報取得部11は、役務チケット情報中で顧客が追加購入した追加購入チケット情報を取得し、役務情報出力部14は、追加購入チケット情報を出力してもよい。また、本態様において、顧客情報取得部11は、購入チケット情報の中で未完了役務に関する購入チケットを、チケット残量不足の前記役務の遂行に振り替えた振替チケット情報を生成してもよい。役務情報出力部14は、前記振替チケット情報を出力する。
【0051】
役務管理部15は、役務情報出力部14により出力された契約情報に基づき、前記顧客による役務の発注、前記提供者による役務の受注、及び、提供者による役務の進捗状況を管理してもよい。
【0052】
役務管理部15による役務管理は、特に制限されず、グラフ及び表などで進捗状況及びチケット情報を表示する方法、役務の進捗に応じアラーム等で期限を通知する方法等がある。
【0053】
[実施形態3]
次に、
図6から
図12に基づき、本発明の実施形態3について説明する。実施形態3は、役務が、情報システム開発に関する役務の例である。
【0054】
図6は、本実施形態の装置の例である。同図に示すように、本装置には、「SI相談・QAの実施」、「SIメニュー契約」、「チケットの発行・管理」、「SI進捗確認管理」及び「設計書管理」の各項目の機能があり、また、SI開発状況をグラフ等で表示する機能もある。顧客(顧客企業)は、顧客端末から、本装置に対し、「SI相談」、「QA(質問)」等を入力可能である。提供者(SIサービス提供企業)は、本装置から、「SI相談」等を取得可能である。提供者は、提供者端末から、本装置に対し、顧客の「SI相談」及び「QA」に対する回答を入力可能であり、顧客は、回答を取得可能である。また、提供者は、SIメニュー実施チケットを本装置に登録することができ、本装置に対し、SIメニュー実施を依頼できる。この結果、顧客と提供者の間で、SIチケットの購入、及び、SIサービスの提供が実施される。提供者は、チケットの消費状況を本装置に登録でき、また、設計書の更新も可能である。顧客は、SIの進捗状況を確認でき、また、チケット消費状況及び設計書を参照できる。
【0055】
次に、
図7から
図9に基づき、顧客メニューの生成について説明する。
【0056】
図7に、提供役務リスト情報の一例を示す。提供役務リスト情報は、提供者が本装置に登録した「課題・実現手段相関情報」及び「実現手段・SIメニュー対応情報」から生成される。同図に示すように、提供役務リスト情報には、まず、課題IDに関連付けた顧客が提供を要求する1つ以上の要件情報(課題)「お悩み、実現したいこと」が含まれる。「課題」には、例えば、「セキュリティを強化したい」、「コミュニケーション基盤を活用したい」等がある。次に、提供役務リスト情報には、要件(課題)毎に関連付けた(要件)実現手段が含まれる。(要件)実現手段は、例えば、「課題」が「セキュリティ強化」であれば、「暗号化する」、「デバイスとユーザの認証の導入」等である。次に、提供役務リスト情報には、(要件)実現手段に関連付けた実現手法「実現できること選択肢」が含まれる。実現手法には、四角のボックス(チェックボックス)が付され、ボックスをチェックすることで、ユーザ(顧客)が選択可能である。実現手法「実現できること選択肢」は、例えば、「AAAの導入」等である。
【0057】
次に、
図8に示すように、提供役務リスト情報には、実現手法「実現できること選択肢(詳細)」に関連付けた提供役務メニュー情報(SIメニュー)が含まれ、SIメニューには、SIメニューIDが付されている。SIメニューは、例えば、「AAAサービス構築導入」である。
【0058】
次に、
図9に示すように、本装置は、顧客が提供役務リスト情報において選択した情報(選択情報)を含む顧客入力情報に基づき、提供役務リスト情報から顧客毎に顧客メニュー(メニュー一覧)を生成する。また、顧客役務情報は、顧客が要求する役務の優先度情報(優先度付け情報)を含む場合、本装置は、優先度情報を参照し、優先度情報を含む顧客メニューを生成する。
図9に示すように、顧客メニュー(メニュー一覧)の左側において、SIメニュー毎に、優先度が星印の数によって示されている。
【0059】
次に、顧客メニューのSIメニューには、SIサービスのチケット(クレジット)数が定められている。
図10では、例えば、SIメニューにおいて、SIメニューIDがC001の場合、工程「要件定義」、概要「要件定義書作成」、作業ID「D001」、及び、項目「要件の定義(機能要件/非機能要件)のヒアリング」の作業内容において、「単価」、「必要数量」、「合価(合計価格)」、及び、「クレジット(チケット)換算」の各欄がある。クレジット(チケット)換算の欄には、チケット数が記入でき、
図10のSIメニューでは、作業の合計価格に応じ、チケット数が決定される。チケットの生成方法は、例えば、次の3つの方法がある。
【0060】
(チケット生成方法1)
生成方法1は、SIのフェーズ毎にチケットを用意する(フェーズで分類する)方法である。本方法では、対応時間、優先度で課金アップまたは乗率を設定も可能である。フェーズ毎のチケット生成方法は、例えば、「設計フェーズ」は「設計書ページ数」であり、「評価フェーズ」は、「テスト項目数」であり、「構築フェーズ」は「工数」であり、「問い合わせ」は「問い合わせ件数」である。
【0061】
(チケット生成方法2)
生成方法2は、チケットの種類を3種類用意する(内容で分類する)方法である。下記において、チケットの項番とメニューの項番((A)~(C))は対応している。
【0062】
チケット(プリペイド)種類
(A)コンサルチケット
コンサルチケットは、コンサルとの導入ソリューション計画や相談用に用いる。例えば、X万円/チケット等。時間単位でチケットを消費する。
(B)SL(ソリューション)チケット
SLチケットは、SL共通チケットであってもよい。また、導入ソリューションによって枚数変動してもよく、内容(SL)変更も可能。X万円/チケット等、チケット消費は変動(工数、ドキュメントページ数、項目数など)に応じる。
(C)QAチケット
QAチケットは、例えば、X万円/チケットに設定し、QAの時間に応じ、1チケットの単価を決めてもよい。
【0063】
メニュー
(A)コンサルメニュー
コンサルメニューチケットは、アセスメント、導入計画作成(要員確保)に使用し、作業時間、会議時間でチケットが消費される。
(B)SLメニュー
SLメニューチケットは、メニューに応じて、チケット消費単位が決まる。例えば、定例会議、ワークショップ(WS)及び分化会は時間、要件定義はページ数、基本設計はページ数、パラメータは項目数、システム構築は手順数及び/又は構築作業時間、評価は 項目数及び/又は評価時間、マニュアル作成はページ数である。
(C)QAメニュー
QAメニューチケットは、作業時間でチケット消費する。
【0064】
(チケット生成方法3)
生成方法3は、全て同じ共通チケット(1種類のみ)のみ用意する方法である。
【0065】
(チケット生成方法3-1)
生成方法3-1は、ドキュメントページ数、作業工数等の全ての費用を、共通で表す単位に換算する方法である。例えば、単位は、1チケット(クレジット又はポイント)をA万円又はB万円とし、各サービスの標準単価表をつくる。
a)作業(構築、検証、レビュー、会議)
(作業時間*作業単価)/1クレジット(A万円)=aaaクレジット
b)ドキュメント作成
(ページ単価*ページ数)/1クレジット(B万円)=bbbクレジット
c)教育
(教育単価*人数)/1クレジット(A万円)=cccクレジット
d)サポート対応
(1時間対応する単価*時間)/1クレジット(B万円)=dddクレジット
総クレジット数(aaa+bbb+ccc+ddd)を管理する。
【0066】
(チケット生成方法3-2)
チケット生成方法3-2では、作業時間を単位にする(3-1の方法の費用ではなくて工数でクレジットを換算する)。例えば、単位1クレジットを1時間とする。
【0067】
図11A及び
図11Bに、SIメニューのチケットの購入とチケットの消費を示す。なお、
図11A及び
図11Bにおいて、円で囲った「A」は、
図11A及び
図11B間における矢印のつながりを示す。顧客は、本装置を通じて、提供者のSIメニューのチケットを購入する。購入したチケットは、SIの対象となるので、提供者はSIメニューに応じて、SIを実施し、完了したSIメニューについては、本装置に完了登録をする。本装置では、SIメニューが完了したチケットは、消費チケットとして表示される。
図11Bの顧客用チケット管理情報の表には、SIメニューの作業ID毎に、「購入クレジット数」、「消費済みクレジット数」及び「残数クレジット」の各欄が設けられ、クレジット(チケット)数が表示されている。「消費済みクレジット数」が、作業が完了したSIメニューであり、「残数クレジット」が、作業未完了のSIであり、これらの数字で、SIの作業項目毎の進捗状況が管理できる。
【0068】
図12に、チケット残量が不足した場合の処理の一例を示す。本装置は、顧客用チケット管理情報の表のデータに従い、かつ、SI事業者入力情報(チケット消費情報)及び顧客入力情報(購入チケット情報(数量、用途等))から、チケット残量を管理演算し(残量計算開始)、「チケット残量計算」を実施する。そして、「残量不足か否か」を判断し、「不足あり」の場合は、「購入するか否か」を判断し、購入する場合は、「チケット残量計算」に戻る。購入しない場合は、「他SIチケット配置代え(振替)か否か」を判断し、配置変えする場合は、「チケット残量計算」に戻る。配置変えしない場合は、「残量不足か否か」の判断に戻る。「残量不足か否か」の判断で、不足なしの場合は、「終了」する。
【0069】
本実施形態において、サービス事業者(提供者)は、サービス管理システム(本装置)に、チケット消費数の登録、進捗状況の登録をすることができる。本実施形態において、サービス管理システム(本装置)では、顧客毎の情報表示画面(画面表示はwebやスマートデバイスのアプリなどで用意される)からサービス名、スケジュール、進捗状況、チケット状況などが確認できる。本実施形態において、サービス管理システム(本装置)では、顧客ごとの情報表示画面(画面表示はwebやスマートデバイスのアプリなどで用意される)からサービス名、スケジュール、進捗状況、チケット状況などが確認できる。本実施形態において、例えば、チケットは顧客が選択したサービス単位ではなく、顧客単位でまとめた数字でプールしており、一度購入済みでプールされたチケットは後日追加し増やすことができる。本実施形態において、SIメニューのチケットは、サービス単位ごとに割り振る(振替又は配置変え)ことができる。本実施形態において、SIメニューのチケットの配分(作業割り当て)は変更することができる(チケットは使用期限を設けることもできる)。配分したチケットが、実際の進捗状況が順調で未使用チケットが出た場合、プール(未使用チケットのプール)に戻されてもよい。顧客において、予定を超えるSIメニューのチケットが必要となった場合、プールから利用可能なチケットがある場合、再配分(振替又は配置変え)することができ、又は、別工程(別作業)からチケット配分を変更することもできる。
【0070】
[実施形態4]
本実施形態のプログラムは、前述の役務管理方法の各工程を、コンピュータに実行させるためのプログラムである。具体的に、本実施形態のプログラムは、コンピュータに、顧顧客情報取得手順、提供者情報取得手順、役務チケット情報生成手順、役務情報出力手順、及び、役務情報出力手順を実行させるためのプログラムである。
【0071】
前記顧客情報取得手順は、顧客が提供を要求する顧客役務情報を取得し、
前記提供者情報取得手順は、役務提供者が提案する提供役務情報を取得し、
前記役務チケット情報生成手順は、前記顧客役務情報及び前記提供役務情報に基づき、前記顧客毎に、役務チケット情報を生成し、
前記役務情報出力手順は、前記役務チケット情報を出力し、
前記顧客情報取得手順は、前記役務チケット情報中で前記顧客が購入した購入チケット情報を取得し、
前記役務情報出力手順は、前記購入チケット情報を出力し、
前記提供者情報取得手順は、前記購入チケット情報の中で役務提供完了の役務に関する消費チケット情報を取得し、
前記役務管理手順は、前記消費チケット情報に基づき、前記提供者による役務の進捗状況を管理する。
【0072】
また、本実施形態のプログラムは、コンピュータを、顧客情報取得手順、提供者情報取得手順、役務チケット情報生成手順、役務情報出力手順、及び、役務情報出力手順として機能させるプログラムということもできる。
【0073】
本実施形態のプログラムは、前記本発明の役務管理装置および役務管理方法における記載を援用できる。前記各手順は、例えば、「手順」を「処理」と読み替え可能である。また、本実施形態のプログラムは、例えば、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。前記記録媒体は、例えば、非一時的なコンピュータ可読記録媒体(non-transitory computer-readable storage medium)である。前記記録媒体は、特に制限されず、例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、ハードディスク(HD)、光ディスク、フロッピー(登録商標)ディスク(FD)等があげられる。
【0074】
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しうる様々な変更をできる。
【0075】
<付記>
上記の実施形態の一部または全部は、以下の付記のように記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
顧客情報取得部、提供者情報取得部、役務チケット情報生成部、役務情報出力部、及び、役務情報出力部を含み、
前記顧客情報取得部は、顧客が提供を要求する顧客役務情報を取得し、
前記提供者情報取得部は、役務提供者が提案する提供役務情報を取得し、
前記役務チケット情報生成部は、前記顧客役務情報及び前記提供役務情報に基づき、前記顧客毎に、役務チケット情報を生成し、
前記役務情報出力部は、前記役務チケット情報を出力し、
前記顧客情報取得部は、前記役務チケット情報中で前記顧客が購入した購入チケット情報を取得し、
前記役務情報出力部は、前記購入チケット情報を出力し、
前記提供者情報取得部は、前記購入チケット情報の中で役務提供完了の役務に関する消費チケット情報を取得し、
前記役務管理部は、前記消費チケット情報に基づき、前記提供者による役務の進捗状況を管理する、
役務管理支援装置。
(付記2)
前記役務管理部は、前記消費チケット情報に基づき、前記購入チケット情報の中で、役務提供未完了役務を特定し、特定した前記未完了役務から作業継続中役務情報を生成し、
かつ、前記役務チケット情報及び前記購入チケット情報から、未購入役務チケット情報を特定し、特定した前記未購入チケット情報から未着手役務情報を生成し、
前記役務情報出力部は、前記作業継続中役務情報及び前記未着手役務情報を出力する、
付記1記載の役務管理支援装置。
(付記3)
前記役務管理部は、前記購入チケット情報及び前記消費チケット情報に基づき、チケット残量を算出し、前記チケット残量が、前記顧客が要求する役務の遂行に足らないと判断した場合、チケット追加情報を生成し、
前記役務情報出力部は、前記チケット追加情報を出力する、
付記1又は2記載の役務管理支援装置。
(付記4)
前記顧客情報取得部は、前記役務チケット情報中で前記顧客が追加購入した追加購入チケット情報を取得し、
前記役務情報出力部は、前記追加購入チケット情報を出力する、
付記1から3のいずれか記載の役務管理支援装置。
(付記5)
前記顧客情報取得部は、前記購入チケット情報の中で前記未完了役務に関する前記購入チケットを、前記チケット残量不足の前記役務の遂行に振り替えた振替チケット情報を生成し、
前記役務情報出力部は、前記振替チケット情報を出力する、
付記1から4のいずれかに記載の役務管理支援装置。
(付記6)
さらに、役務提供契約部を含み、
前記役務提供契約部は、前記購入チケット情報に基づき、購入された役務チケットに関する役務の提供について、前記顧客及び前記提供者の間で役務提供契約が締結された契約締結情報を生成し、
かつ、前記消費チケット情報に基づき、前記役務契約が終了したとする契約終了情報を生成し、
前記役務情報出力部は、前記契約締結情報及び前記契約終了情報の少なくとも一方を含む契約情報を出力する、
付記1から5のいずれかに記載の役務管理支援装置。
(付記7)
前記役務管理部は、前記契約情報に基づき、前記顧客による役務の発注、前記提供者による役務の受注、及び、提供者による役務の進捗状況を管理する、
付記6記載の役務管理支援装置。
(付記8)
前記役務は、情報システム開発に関する役務である、
付記1から7のいずれかに記載の役務管理支援装置。
(付記9)
前記提供者情報取得部は、前記情報システム開発の設計書情報を取得し、
前記前記役務管理部は、前記設計書情報を登録管理し、
前記役務情報出力部は、前記設計書情報を出力する、
付記8記載の役務管理支援装置。
(付記10)
顧客情報取得工程、提供者情報取得工程、役務チケット情報生成工程、役務情報出力工程、及び、役務情報出力工程を含み、
前記顧客情報取得工程は、顧客が提供を要求する顧客役務情報を取得し、
前記提供者情報取得工程は、役務提供者が提案する提供役務情報を取得し、
前記役務チケット情報生成工程は、前記顧客役務情報及び前記提供役務情報に基づき、前記顧客毎に、役務チケット情報を生成し、
前記役務情報出力工程は、前記役務チケット情報を出力し、
前記顧客情報取得工程は、前記役務チケット情報中で前記顧客が購入した購入チケット情報を取得し、
前記役務情報出力工程は、前記購入チケット情報を出力し、
前記提供者情報取得工程は、前記購入チケット情報の中で役務提供完了の役務に関する消費チケット情報を取得し、
前記役務管理工程は、前記消費チケット情報に基づき、前記提供者による役務の進捗状況を管理する、
役務管理支援方法。
(付記11)
前記役務管理工程は、前記消費チケット情報に基づき、前記購入チケット情報の中で、役務提供未完了役務を特定し、特定した前記未完了役務から作業継続中役務情報を生成し、
かつ、前記役務チケット情報及び前記購入チケット情報から、未購入役務チケット情報を特定し、特定した前記未購入チケット情報から未着手役務情報を生成し、
前記役務情報出力工程は、前記作業継続中役務情報及び前記未着手役務情報を出力する、
付記10記載の役務管理支援方法。
(付記12)
前記役務管理工程は、前記購入チケット情報及び前記消費チケット情報に基づき、チケット残量を算出し、前記チケット残量が、前記顧客が要求する役務の遂行に足らないと判断した場合、チケット追加情報を生成し、
前記役務情報出力工程は、前記チケット追加情報を出力する、
付記10又は11記載の役務管理支援方法。
(付記13)
前記顧客情報取得工程は、前記役務チケット情報中で前記顧客が追加購入した追加購入チケット情報を取得し、
前記役務情報出力工程は、前記追加購入チケット情報を出力する、
付記10から12のいずれかに記載の役務管理支援方法。
(付記14)
前記顧客情報取得工程は、前記購入チケット情報の中で前記未完了役務に関する前記購入チケットを、前記チケット残量不足の前記役務の遂行に振り替えた振替チケット情報を生成し、
前記役務情報出力工程は、前記振替チケット情報を出力する、
付記10から13のいずれかに記載の役務管理支援方法。
(付記15)
さらに、役務提供契約工程を含み、
前記役務提供契約工程は、前記購入チケット情報に基づき、購入された役務チケットに関する役務の提供について、前記顧客及び前記提供者の間で役務提供契約が締結された契約締結情報を生成し、
かつ、前記消費チケット情報に基づき、前記役務契約が終了したとする契約終了情報を生成し、
前記役務情報出力工程は、前記契約締結情報及び前記契約終了情報の少なくとも一方を含む契約情報を出力する、
付記10から14のいずれかに記載の役務管理支援方法。
(付記16)
前記役務管理工程は、前記契約情報に基づき、前記顧客による役務の発注、前記提供者による役務の受注、及び、提供者による役務の進捗状況を管理する、
付記15記載の役務管理支援方法。
(付記17)
前記役務は、情報システム開発に関する役務である、
付記10から16のいずれかに記載の役務管理支援方法。
(付記18)
前記提供者情報取得工程は、前記情報システム開発の設計書情報を取得し、
前記前記役務管理工程は、前記設計書情報を登録管理し、
前記役務情報出力工程は、前記設計書情報を出力する、
付記17記載の役務管理支援方法。
(付記19)
顧客情報取得手順、提供者情報取得手順、役務チケット情報生成手順、役務情報出力手順、及び、役務情報出力手順を含み、
前記顧客情報取得手順は、顧客が提供を要求する顧客役務情報を取得し、
前記提供者情報取得手順は、役務提供者が提案する提供役務情報を取得し、
前記役務チケット情報生成手順は、前記顧客役務情報及び前記提供役務情報に基づき、前記顧客毎に、役務チケット情報を生成し、
前記役務情報出力手順は、前記役務チケット情報を出力し、
前記顧客情報取得手順は、前記役務チケット情報中で前記顧客が購入した購入チケット情報を取得し、
前記役務情報出力手順は、前記購入チケット情報を出力し、
前記提供者情報取得手順は、前記購入チケット情報の中で役務提供完了の役務に関する消費チケット情報を取得し、
前記役務管理手順は、前記消費チケット情報に基づき、前記提供者による役務の進捗状況を管理し、
前記各手順をコンピュータに実行させるためのプログラム。
(付記20)
前記役務管理手順は、前記消費チケット情報に基づき、前記購入チケット情報の中で、役務提供未完了役務を特定し、特定した前記未完了役務から作業継続中役務情報を生成し、
かつ、前記役務チケット情報及び前記購入チケット情報から、未購入役務チケット情報を特定し、特定した前記未購入チケット情報から未着手役務情報を生成し、
前記役務情報出力手順は、前記作業継続中役務情報及び前記未着手役務情報を出力する、
付記19記載のプログラム。
(付記21)
前記役務管理手順は、前記購入チケット情報及び前記消費チケット情報に基づき、チケット残量を算出し、前記チケット残量が、前記顧客が要求する役務の遂行に足らないと判断した場合、チケット追加情報を生成し、
前記役務情報出力手順は、前記チケット追加情報を出力する、
付記19又は20記載のプログラム。
(付記22)
前記顧客情報取得手順は、前記役務チケット情報中で前記顧客が追加購入した追加購入チケット情報を取得し、
前記役務情報出力手順は、前記追加購入チケット情報を出力する、
付記19から21のいずれかに記載のプログラム。
(付記23)
前記顧客情報取得手順は、前記購入チケット情報の中で前記未完了役務に関する前記購入チケットを、前記チケット残量不足の前記役務の遂行に振り替えた振替チケット情報を生成し、
前記役務情報出力手順は、前記振替チケット情報を出力する、
付記19から22のいずれかに記載のプログラム。
(付記24)
さらに、役務提供契約手順を含み、
前記役務提供契約手順は、前記購入チケット情報に基づき、購入された役務チケットに関する役務の提供について、前記顧客及び前記提供者の間で役務提供契約が締結された契約締結情報を生成し、
かつ、前記消費チケット情報に基づき、前記役務契約が終了したとする契約終了情報を生成し、
前記役務情報出力手順は、前記契約締結情報及び前記契約終了情報の少なくとも一方を含む契約情報を出力する、
付記19から23のいずれかに記載のプログラム。
(付記25)
前記役務管理手順は、前記契約情報に基づき、前記顧客による役務の発注、前記提供者による役務の受注、及び、提供者による役務の進捗状況を管理する、
付記24記載のプログラム。
(付記26)
前記役務は、情報システム開発に関する役務である、
付記19から25のいずれかに記載のプログラム。
(付記27)
前記提供者情報取得手順は、前記情報システム開発の設計書情報を取得し、
前記前記役務管理手順は、前記設計書情報を登録管理し、
前記役務情報出力手順は、前記設計書情報を出力する、
付記26記載のプログラム。
(付記28)
顧客情報取得手順、提供者情報取得手順、役務チケット情報生成手順、役務情報出力手順、及び、役務情報出力手順を含み、
前記顧客情報取得手順は、顧客が提供を要求する顧客役務情報を取得し、
前記提供者情報取得手順は、役務提供者が提案する提供役務情報を取得し、
前記役務チケット情報生成手順は、前記顧客役務情報及び前記提供役務情報に基づき、前記顧客毎に、役務チケット情報を生成し、
前記役務情報出力手順は、前記役務チケット情報を出力し、
前記顧客情報取得手順は、前記役務チケット情報中で前記顧客が購入した購入チケット情報を取得し、
前記役務情報出力手順は、前記購入チケット情報を出力し、
前記提供者情報取得手順は、前記購入チケット情報の中で役務提供完了の役務に関する消費チケット情報を取得し、
前記役務管理手順は、前記消費チケット情報に基づき、前記提供者による役務の進捗状況を管理し、
前記各手順をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記29)
前記役務管理手順は、前記消費チケット情報に基づき、前記購入チケット情報の中で、役務提供未完了役務を特定し、特定した前記未完了役務から作業継続中役務情報を生成し、
かつ、前記役務チケット情報及び前記購入チケット情報から、未購入役務チケット情報を特定し、特定した前記未購入チケット情報から未着手役務情報を生成し、
前記役務情報出力手順は、前記作業継続中役務情報及び前記未着手役務情報を出力する、
付記28記載の記録媒体。
(付記30)
前記役務管理手順は、前記購入チケット情報及び前記消費チケット情報に基づき、チケット残量を算出し、前記チケット残量が、前記顧客が要求する役務の遂行に足らないと判断した場合、チケット追加情報を生成し、
前記役務情報出力手順は、前記チケット追加情報を出力する、
付記28又は29記載の記録媒体。
(付記31)
前記顧客情報取得手順は、前記役務チケット情報中で前記顧客が追加購入した追加購入チケット情報を取得し、
前記役務情報出力手順は、前記追加購入チケット情報を出力する、
付記28から30のいずれかに記載の記録媒体。
(付記32)
前記顧客情報取得手順は、前記購入チケット情報の中で前記未完了役務に関する前記購入チケットを、前記チケット残量不足の前記役務の遂行に振り替えた振替チケット情報を生成し、
前記役務情報出力手順は、前記振替チケット情報を出力する、
付記30記載の記録媒体。
(付記33)
さらに、役務提供契約手順を含み、
前記役務提供契約手順は、前記購入チケット情報に基づき、購入された役務チケットに関する役務の提供について、前記顧客及び前記提供者の間で役務提供契約が締結された契約締結情報を生成し、
かつ、前記消費チケット情報に基づき、前記役務契約が終了したとする契約終了情報を生成し、
前記役務情報出力手順は、前記契約締結情報及び前記契約終了情報の少なくとも一方を含む契約情報を出力する、
付記28記載の記録媒体。
(付記34)
前記役務管理手順は、前記契約情報に基づき、前記顧客による役務の発注、前記提供者による役務の受注、及び、提供者による役務の進捗状況を管理する、
付記33記載の記録媒体。
(付記35)
前記役務は、情報システム開発に関する役務である、
付記28又は29記載の記録媒体。
(付記36)
前記提供者情報取得手順は、前記情報システム開発の設計書情報を取得し、
前記前記役務管理手順は、前記設計書情報を登録管理し、
前記役務情報出力手順は、前記設計書情報を出力する、
付記35記載の記録媒体。
【産業上の利用可能性】
【0076】
本発明は、例えば、情報システム開発(SI等)、コンサルティング、サーチ業務(先行文献サーチ等)、各種調査(環境調査、構造物劣化調査、保守点検調査、人口調査、健康調査、経営状態調査等)等の様々な役務提供の分野に適用可能である。
【符号の説明】
【0077】
10(10A、10B) 役務管理支援供装置
11 顧客情報取得部
12 提供者情報取得部
13 役務チケット情報生成部
14 役務情報出力部
15 役務管理部
16 役務提供契約部
17 顧客メニュー生成部
101 中央処理装置
102 メモリ
103 バス
104 記憶装置
105 入力装置
106 出力装置
107 通信デバイス