(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023160071
(43)【公開日】2023-11-02
(54)【発明の名称】車両用照明装置
(51)【国際特許分類】
B60K 35/00 20060101AFI20231026BHJP
【FI】
B60K35/00 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022070135
(22)【出願日】2022-04-21
(71)【出願人】
【識別番号】000231512
【氏名又は名称】日本精機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002871
【氏名又は名称】弁理士法人坂本国際特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】井出 吉宣
【テーマコード(参考)】
3D344
【Fターム(参考)】
3D344AA03
3D344AA21
3D344AA26
3D344AC25
3D344AD13
(57)【要約】
【課題】 配線を複雑化させることなく、多くの光源の接続状態を確認可能な車両用表示装置を提供する。
【解決手段】 車両1に搭載される車両用照明装置10であって、制御部13と、制御部13に対して数珠繋ぎで接続され、制御部13から送信されるコマンドに応じて動作する複数の光源ユニット12と、を備え、制御部13は、起動時に複数の光源ユニット12に対して接続確認コマンドを送信し、接続確認コマンドに応じて光源ユニット12から送信される応答コマンドに基づいて、正常に接続された光源ユニット12の数を確認する。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両に搭載される車両用照明装置であって、
制御部と、
前記制御部に対して数珠繋ぎで接続され、前記制御部から送信されるコマンドに応じて動作する複数の光源ユニットと、を備え、
前記制御部は、起動時に複数の前記光源ユニットに対して接続確認コマンドを送信し、前記接続確認コマンドに応じて前記光源ユニットから送信される応答コマンドに基づいて、正常に接続された前記光源ユニットの数を確認する、車両用照明装置。
【請求項2】
前記制御部は、正常に接続された前記光源ユニットの数を確認した後、正常に接続されていると確認された前記光源ユニットに対して、所定の輝度で前記光源ユニットを点灯させる点灯コマンドを送信し、前記点灯コマンドを送信した後、前記光源ユニットの電圧値及び設定輝度値のうち、少なくとも1つを確認する、請求項1に記載の車両用照明装置。
【請求項3】
複数の前記光源ユニットは、表示領域毎のグループに分けられ、
前記制御部に対する前記光源ユニットの接続順序は、前記グループ単位で決められ、
重要度が高い表示領域の前記グループほど前記制御部に近い上流側に接続される、請求項1に記載の車両用照明装置。
【請求項4】
複数の前記光源ユニットは、表示領域毎のグループに分けられ、
前記制御部に対する前記光源ユニットの接続順序は、前記グループ単位で決められ、
前記制御部は、属するすべての前記光源ユニットが正常に接続されていると確認された前記グループだけを通常動作の制御対象とする、請求項1に記載の車両用照明装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、車両用照明装置に関する。
【背景技術】
【0002】
光源の故障を検出する機能を備えた車両用照明装置が知られている。例えば、特許文献1には、光源の駆動回路毎に、光源の断線を検出する検出回路を備えた車両用表示装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の車両用表示装置では、光源の数が増えるほど配線が複雑化してしまうという課題がある。
【0005】
そこで、本開示は、配線を複雑化させることなく、多くの光源の接続状態を確認可能な車両用表示装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
1つの側面では、以下のような解決手段を提供する。
(1)車両に搭載される車両用照明装置であって、制御部と、前記制御部に対して数珠繋ぎで接続され、前記制御部から送信されるコマンドに応じて動作する複数の光源ユニットと、を備え、前記制御部は、起動時に複数の前記光源ユニットに対して接続確認コマンドを送信し、前記接続確認コマンドに応じて前記光源ユニットから送信される応答コマンドに基づいて、正常に接続された前記光源ユニットの数を確認することを特徴とする。
(2)上記(1)の構成において、前記制御部は、正常に接続された前記光源ユニットの数を確認した後、正常に接続されていると確認された前記光源ユニットに対して、所定の輝度で前記光源ユニットを点灯させる点灯コマンドを送信し、前記点灯コマンドを送信した後、前記光源ユニットの電圧値及び設定輝度値のうち、少なくとも1つを確認することを特徴とする。
(3)上記(1)の構成において、複数の前記光源ユニットは、表示領域毎のグループに分けられ、前記制御部に対する前記光源ユニットの接続順序は、前記グループ単位で決められ、重要度が高い表示領域の前記グループほど前記制御部に近い上流側に接続されることを特徴とする。
(4)上記(1)の構成において、複数の前記光源ユニットは、表示領域毎のグループに分けられ、前記制御部に対する前記光源ユニットの接続順序は、前記グループ単位で決められ、前記制御部は、属するすべての前記光源ユニットが正常に接続されていると確認された前記グループだけを通常動作の制御対象とすることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、配線を複雑化させることなく、多くの光源の接続状態を確認可能な車両用表示装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図4】制御部による故障診断の全体的な流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照しながら本開示の車両用照明装置の実施形態について詳細に説明する。本開示の車両用照明装置は、自動車、二輪車、農業機械、建設機械、船舶等に搭載される照明装置に適用することができる。本実施形態においては、車両用照明装置が、車両から取得した各種情報等に基づいて所要の情報を表示する第1~第4の表示装置である例を用いて説明する。
【0010】
図1に示すように、車両1の車室前部には、車両1から取得した各種情報等に基づいて所要の情報を表示するヘッドアップディスプレイ装置(不図示)及び車両用照明装置10(
図2参照)が搭載されている。
【0011】
ヘッドアップディスプレイ装置は、車両1のインストルメントパネル2内に搭載される。ヘッドアップディスプレイ装置は、画像を示す表示光を車両1のウインドシールド3に照射する。車両1の搭乗者は、ウインドシールド3に照射された表示光の反射光を虚像Vとして視認する。
【0012】
図1及び
図2に示すように、車両用照明装置10は、第1~第4の表示装置11A~11D(表示領域)を構成する。第1の表示装置11Aは、例えば、死角に存在する歩行者等を検出した場合に、歩行者の存在を動的に表示する。第2の表示装置11B及び第3の表示装置11Cは、車両1の周辺の車や人の動きを検出した場合に、その動きに応じた表示光LB、LCをウインドシールド3に投影させる。表示光LB、LCの投影位置は、例えば、虚像Vの左右近傍であり、虚像Vを中心とした方向性のある表示を行うことができる。第4の表示装置11Dは、例えば、インストルメントパネル2の前端部、又はウインドシールド3の下端部に、左右方向略全幅に亘る表示幅の表示領域を有する。第4の表示装置11Dは、この幅広な表示領域を使用し、車両1の挙動や状態を光の動きで表示する。
【0013】
第1~第4の表示装置11A~11Dは、それぞれ複数の光源ユニット12を備える。複数の光源ユニット12は、1つの制御部13に対して数珠繋ぎ(デイジーチェーン)で接続され、制御部13から送信されるコマンドに応じて動作する。また、複数の光源ユニット12は、1つの電源部14に対して並列に接続され、電源部14から供給される電力で動作する。
【0014】
このような光源ユニット12としては、例えば、ISELED(登録商標)のLEDユニットを用いることができる。このLEDユニットには、
図3に示すように、複数色のLED(Light Emitting Diode)121R、121G、121Bと、これらのLED121R、121G、121Bを駆動制御するLEDコントローラ122と、が搭載されている。この種のLEDユニットは、単体のLEDとは異なり、キャリブレーションを行って製品化されているため、色や輝度のバラツキを抑制できる。また、この種のLEDユニットは、温度センサ(サーミスタ)を備え、温度係数を用いた補正処理により、温度変化に伴う色や輝度のバラツキを抑制できる。
【0015】
光源ユニット12を動作させるコマンドには、点灯コマンド、接続確認コマンド、電圧確認コマンド、エラー確認コマンド、設定輝度値確認コマンド等が含まれる。
【0016】
点灯コマンドは、指定した光源ユニット12を指定した色で点灯させるためのコマンドである。点灯コマンドには、各色のLED121R、121G、121Bの階調を指定する情報と、点灯させる光源ユニット12を指定する情報と、が含まれる。例えば、各色のLED121R、121G、121Bの階調は、256段階で指定される。また、点灯させる光源ユニット12は、制御部13から何番目かを示す数値により指定される。
【0017】
接続確認コマンドは、制御部13に対して光源ユニット12が正常に接続されていることを確認するためのコマンドである。光源ユニット12は、制御部13、又は上流側(制御部13側)に隣接する光源ユニット12から接続確認コマンドを受信すると、下流側に隣接する光源ユニット12に接続確認コマンドを送信する。下流側に隣接する光源ユニット12に正常に接続確認コマンドを送信できた場合は、順次、下流側の光源ユニット12に接続確認コマンドが送信される。一方、下流側に隣接する光源ユニット12に対する接続確認コマンドに失敗した場合や、下流側に隣接する光源ユニット12が存在しない場合は、制御部13に対して接続確認応答コマンドを送信する。つまり、正常に接続された最後の光源ユニット12のみが制御部13に対して接続確認応答コマンドを送信する。そして、接続確認応答コマンドには、最後の光源ユニット12を特定する情報(制御部13から何番目かを示す数値)が含まれるため、正常に接続されている光源ユニット12の数を制御部13側で把握することが可能になる。
【0018】
電圧確認コマンドは、光源ユニット12の各所の電圧値を確認するためのコマンドである。光源ユニット12は、制御部13から電圧確認コマンドを受信すると、各LED電圧値、レギュレータ電圧値、グランド電圧値等の各所の電圧値が正常範囲であるか否かを判定し、判定結果を電圧確認応答コマンドとして制御部13に送信する。
【0019】
エラー確認コマンドは、光源ユニット12の各種のエラー(故障)を確認するためのコマンドである。光源ユニット12は、制御部13からエラー確認コマンドを受信すると、各種のエラー判定を行い、判定結果をエラー確認応答コマンドとして制御部13に送信する。
【0020】
設定輝度値確認コマンドは、光源ユニット12の各種の設定輝度値(PWM値)が正常であるかを確認するためのコマンドである。光源ユニット12は、制御部13から設定輝度値確認コマンドを受信すると、各種の設定輝度値が正常範囲であるか否かを判定し、判定結果を設定輝度値確認応答コマンドとして制御部13に送信する。
【0021】
制御部13は、車両1のイグニッションスイッチのON操作に応じて起動すると、複数の光源ユニット12にコマンドを送信し、複数の光源ユニット12を動作させる。この動作には、起動時に実行される故障診断動作と、その後に実行される通常動作(表示動作)と、が含まれる。以下、本開示の要部である故障診断動作について説明する。
【0022】
制御部13は、起動時に複数の光源ユニット12に対して接続確認コマンドを送信し、接続確認コマンドに応じて光源ユニット12から送信される接続確認応答コマンドに基づいて、正常に接続された光源ユニット12の数を確認する。具体的には、正常に接続された最後の光源ユニット12のみが制御部13に対して接続確認応答コマンドを送信するので、最後の光源ユニット12を特定する情報に基づいて、正常に接続されている光源ユニット12の数を制御部13側で把握することができる。また、制御部13は、光源ユニット12の実際の接続数をあらかじめ記憶し、接続確認結果と比較することで、すべての光源ユニット12が正常に接続されているか否かを判定することができる。このような接続確認処理によれば、配線を複雑化させることなく、多くの光源ユニット12の接続状態を確認することが可能になる。
【0023】
また、制御部13は、正常に接続された光源ユニット12の数を確認した後、正常に接続されていると確認された光源ユニット12に対して、所定の輝度で光源ユニット12を点灯させる点灯コマンドを送信する。その後、制御部13は、点灯コマンドを送信した光源ユニット12に対して、電圧確認コマンド、設定輝度値確認コマンド及びエラー確認コマンドを順次送信する。そして、制御部13は、光源ユニット12から順次送り返される電圧確認応答コマンド、設定輝度値確認応答コマンド及びエラー確認応答コマンドに基づいて、光源ユニット12の電圧値、設定輝度値及びエラーを確認する。これにより、制御部13は、各光源ユニット12の接続状態だけでなく、各光源ユニット12の電圧値異常、設定輝度値異常、各種エラー等を確認することが可能になる。
【0024】
図2に示すように、複数の光源ユニット12は、表示装置11A~11D(表示領域)毎のグループに分けられており、制御部13に対する光源ユニット12の接続順序は、グループ単位で決められている。制御部13は、接続確認後、属するすべての光源ユニット12が正常に接続されていると確認されたグループだけを通常動作の制御対象とし、それ以外のグループは、通常動作の制御対象から除外し、消灯状態を維持させる。これにより、正常に動作可能な表示装置11A~11Dのみを動作させ、その他の表示装置11A~11Dによる誤表示を防止できる。
【0025】
上記のように、制御部13に対する光源ユニット12の接続順序を表示装置11A~11Dのグループ単位とする場合、重要度が高い表示装置11A~11Dのグループほど制御部13に近い上流側に接続することが望ましい。重要度が高いとは、例えば、表示装置が表示する情報の重要度(あるいは緊急度)が高いものである。詳述すると、表示装置11Aは、運転者が視認できない死角に関する警告情報であり、重要度が最も高い。次に、表示装置11B及び表示装置11Cは、運転者から視認できる箇所に関する警告情報であり、表示装置11Aの次に重要度が高い。そして、表示装置11Dは、表示装置11A~11Dの中で最も重要度が低い。このようにすると、通信ラインの断線等に起因する通信不良で重要度の高い表示装置11A~11Dが表示不能となる可能性を低減させることができる。
【0026】
つぎに、制御部13による故障診断の全体的な流れについて、
図4を参照して説明する。
【0027】
図4に示すように、制御部13は、車両1のイグニッションスイッチがON操作されると(S101)、接続された光源ユニット12に接続確認コマンドを送信し、正常に接続された光源ユニット12の数を確認する(S102)。つぎに、制御部13は、正常に接続された光源ユニット12の数が、あらかじめ記憶された光源ユニット12の実際の接続数と一致するかを判断し(S103)、この判断結果がYESの場合はステップS104に進み、NOの場合はステップS117に進む。
【0028】
制御部13は、ステップS104に進むと、制御部13から何番目の光源ユニット12であるかを示す変数xに1をセットし、かつ故障診断の繰り返し回数を示す変数Nに1をセットした後、ステップS105に進む。制御部13は、ステップS105において、x番目の光源ユニット12を白色点灯させる点灯コマンドを送信した後、ステップS106~S108を順次実行する。制御部13は、ステップS106において、白色点灯しているx番目の光源ユニット12に電圧確認コマンドを送信し、x番目の光源ユニット12の各所の電圧値が正常であるかを確認する。また、制御部13は、ステップS107において、白色点灯しているx番目の光源ユニット12にエラー確認コマンドを送信し、x番目の光源ユニット12におけるエラーの有無を確認する。また、制御部13は、ステップS108において、白色点灯しているx番目の光源ユニット12に設定輝度値確認コマンドを送信し、x番目の光源ユニット12の設定輝度値が正常であるかを確認する。
【0029】
その後、制御部13は、変数Nが所定数(例えば、5)に達したか否かを判断し(S109)、この判断結果がNOの場合は、変数Nをインクリメントした後(S110)、ステップS105~S108を繰り返す。また、制御部13は、変数Nが所定数に達していると判断した場合は、変数xが正常に接続された光源ユニット12の数に達しているか否かを判断する(S111)。制御部13は、この判断結果がNOの場合は、変数xをインクリメントした後(S112)、ステップS105~S109を繰り返す。また、制御部13は、変数xが正常に接続された光源ユニット12の数に達していると判断した場合は、ステップS113に進む。なお、同じ光源ユニット12について、故障診断をN回繰り返す理由は、偶発的な通信エラーによって誤った故障診断が行われることを防止するためである。
【0030】
制御部13は、ステップS113において、異常を示す光源ユニット12があったか否かを判断し、この判断結果がYESの場合は、該当する光源ユニット12に順次点灯コマンドを送り、該当する光源ユニット12を順番に点滅させる(S114)。これにより、ユーザは、異常を示す光源ユニット12を認識することができる。また、制御部13は、ステップS113において、異常を示す光源ユニット12がないと判断した場合は、故障診断を終了し(S115)、通常動作を開始する(S116)。
【0031】
なお、異常を示す光源ユニット12を点滅させる際の点灯色は、白色であることが好ましい。その理由は、いずれか1つのLED121R、121G、121Bを点灯させるようにした場合、そのLED121R、121G、121Bに不具合があると不点灯となり、異常の発生を報知できないからである。その点、白色点灯の場合は、3つのLED121R、121G、121Bを点灯させる必要があるため、いずれかのLED121R、121G、121Bに不具合があっても、白色以外の点灯色で異常の発生を報知することが可能になる。
【0032】
一方、制御部13は、ステップS103の判断結果がNOとなり、ステップS117に進んだ場合、ステップS104~S113と同等の処理をステップS117~S126において実行する。その後、制御部13は、正常に接続された光源ユニット12の数と、各表示装置11A~11Dの光源ユニット12の数と、に基づいて、通常動作させる表示装置11A~11Dの光源ユニット12を決定する(S127)。例えば、制御部13に対して最も上流側に接続される第1の表示装置11Aの光源ユニット12の数をA個とする。また、そのつぎに接続される第2の表示装置11Bの光源ユニット12の数をB個とする。また、そのつぎに接続される第3の表示装置11Cの光源ユニット12の数をC個とする。また、そのつぎに接続される第4の表示装置11Dの光源ユニット12の数をD個とする。この場合において、制御部13は、正常に接続された光源ユニット12の数がA未満の場合(S128)、故障診断終了後の通常動作において、すべての表示装置11A~11Dの光源ユニット12を不点灯とする(S129)。また、制御部13は、正常に接続された光源ユニット12の数がA以上、かつ(A+B)未満の場合(S130)、故障診断終了後の通常動作において、第1の表示装置11Aの光源ユニット12を点灯動作させる(S131)。また、制御部13は、正常に接続された光源ユニット12の数が(A+B)以上、かつ(A+B+C)未満の場合(S132)、故障診断終了後の通常動作において、第1の表示装置11A及び第2の表示装置11Bの光源ユニット12を点灯動作させる(S133)。また、制御部13は、正常に接続された光源ユニット12の数が(A+B+C)以上、かつ(A+B+C+D)未満の場合(S134)、故障診断終了後の通常動作において、第1~第3の表示装置11A~11Cの光源ユニット12を点灯動作させる(S135)。
【0033】
以上、各実施例について詳述したが、特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内において、種々の変形及び変更が可能である。また、前述した実施例の構成要素を全部又は複数を組み合わせることも可能である。
【符号の説明】
【0034】
1 車両
2 インストルメントパネル
3 ウインドシールド
10 車両用照明装置
11A 第1の表示装置
11B 第2の表示装置
11C 第3の表示装置
11D 第4の表示装置
12 光源ユニット
121R、121G、121B LED
122 LEDコントローラ
13 制御部
14 電源部