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特開2023-160228製造委託支援システム、製造委託支援プログラム、製造委託支援方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023160228
(43)【公開日】2023-11-02
(54)【発明の名称】製造委託支援システム、製造委託支援プログラム、製造委託支援方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/04 20120101AFI20231026BHJP
   G06Q 30/0601 20230101ALI20231026BHJP
【FI】
G06Q50/04
G06Q30/06 310
【審査請求】有
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022070427
(22)【出願日】2022-04-21
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2022-12-20
(71)【出願人】
【識別番号】716002725
【氏名又は名称】日本紙工株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100137338
【弁理士】
【氏名又は名称】辻田 朋子
(74)【代理人】
【識別番号】100196313
【弁理士】
【氏名又は名称】村松 大輔
(72)【発明者】
【氏名】佐野 智紀
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049BB55
5L049CC03
(57)【要約】      (修正有)
【課題】委託者が受託者から簡便に見積を取得し発注することができるシステム、プログラム及び方法を提供する。
【解決手段】製造委託支援システム1は、記憶手段と、仕様選択肢情報群送信手段、見積依頼情報受付手段、見積情報生成手段、見積情報編集手段及び見積情報送信手段を備える管理サーバと、を含む。記憶手段は、少なくとも製造委託製品の製品仕様情報を複数含む仕様選択肢情報群と、製品仕様情報に紐づけられた金額情報を記憶する。仕様選択肢情報群送信手段は、仕様選択肢情報群を委託者端末に送信する。見積依頼情報受付手段は、委託者端末から仕様選択情報と見積依頼情報を受け付ける。見積情報生成手段は、仕様選択情報から特定される製品仕様情報に紐づけられた金額情報に基づいて、見積情報を生成する。見積情報編集手段は、受託者端末から見積編集情報を受け付けて、見積情報を編集する。見積情報送信手段は、見積情報を委託者端末に送信する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
製造委託支援システムであって、
前記製造委託支援システムは、記憶手段と、仕様選択肢情報群送信手段と、仕様選択情報受付手段と、見積依頼情報受付手段と、見積情報生成手段と、見積情報編集手段と、見積情報送信手段と、を備える管理サーバを備え、
前記記憶手段は、少なくとも製造委託製品の製品仕様情報を複数含む仕様選択肢情報群と、前記製品仕様情報に紐づけられた金額情報を記憶する手段であり、
前記仕様選択肢情報群は、前記製品仕様情報がその属性に基づいて分類された情報群であり、
前記仕様選択肢情報群送信手段は、前記仕様選択肢情報群を委託者端末に送信する手段であり、
前記仕様選択情報受付手段は、委託者端末から仕様選択情報を受け付ける手段であり、
前記仕様選択情報は、前記仕様選択肢情報群に含まれる製品仕様情報から任意に選択された製品仕様情報であり、
前記見積依頼情報受付手段は、前記委託者端末から、見積依頼情報を受け付ける手段であり、
前記見積情報生成手段は、前記仕様選択情報から特定される製品仕様情報に紐づけられた前記金額情報に基づいて、見積情報を生成する手段であり、
前記見積情報編集手段は、受託者端末から見積編集情報を受け付けて、前記見積情報を編集する手段であり、
前記見積情報送信手段は、前記見積情報を委託者端末に送信する手段である、
製造委託支援システム。
【請求項2】
前記管理サーバは、さらに概算見積情報送信手段を備え、
前記概算見積情報送信手段は、前記仕様選択情報受付手段が前記仕様選択情報を受け付けたとき、前記委託者端末に概算見積情報を送信する手段であり、
前記概算見積情報は、前記仕様選択情報から特定される製品仕様情報と紐づけられた金額情報に基づいて生成された見積情報である、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記管理サーバは、さらに、仕様選択情報保存手段を備え、
前記仕様選択情報保存手段は、少なくとも1つ以上の前記仕様選択情報を保存する手段であり、
前記見積依頼情報受付手段は、前記仕様選択情報保存手段により2つ以上の仕様選択情報が保存されているときであって、前記委託者端末から前記見積依頼情報を受け付けたときは、前記仕様選択情報保存手段により保存された2つ以上の仕様選択情報にそれぞれ対応する2つ以上の見積依頼情報を受け付ける、
請求項1に記載のシステム。
【請求項4】
前記管理サーバは、さらに見積進捗情報送信手段を備え、
前記見積進捗情報送信手段は、前記見積依頼情報に紐づいた見積進捗情報を委託者端末に送信する手段である、請求項1に記載のシステム。
【請求項5】
前記管理サーバは、さらに外注依頼情報送信手段を備え、
前記外注依頼情報送信手段は、受託者端末から外注請求情報を受け付けると、当該外注請求情報で特定される他の受託者端末に外注依頼情報を送信する手段である、請求項1に記載のシステム。
【請求項6】
前記管理サーバは、さらに、受託者情報登録手段と、グループ登録手段と、を備え、
前記受託者情報登録手段は、受託者情報を受け付けて登録する手段であり、
前記グループ登録手段は、前記受託者情報登録手段に登録されている受託者情報で特定される受託者の受託者端末から送信されるグループ請求情報を受け付け、前記グループ請求情報においてグループを形成することを請求された受託者の群をグループとして登録する手段であり、
前記外注依頼情報送信手段は、前記受託者情報登録手段に登録されている受託者情報で特定される受託者が、他の受託者とグループとして前記グループ登録手段に登録されているとき、管理サーバが当該受託者の受託者端末から送信された外注請求情報を受け付けると、当該外注請求情報で特定された他の受託者の受託者端末に外注依頼情報を送信する手段である、
請求項5に記載のシステム。
【請求項7】
前記管理サーバは、さらに発注情報受付手段を備え、
前記発注受付手段は、前記見積情報送信手段により前記見積情報が送信された委託者の委託者端末から、発注情報を受け付ける手段である、
請求項1に記載のシステム。
【請求項8】
製造委託支援プログラムであって、コンピュータを、
記憶手段と、仕様選択肢情報群送信手段と、仕様選択情報受付手段と、見積依頼情報受付手段と、見積情報生成手段と、見積情報編集手段と、見積情報送信手段として動作させ、
前記記憶手段は、少なくとも製造委託製品の製品仕様情報を複数含む仕様選択肢情報群と、前記製品仕様情報に紐づけられた金額情報を記憶する手段であり、
前記仕様選択肢情報群は、前記製品仕様情報がその属性に基づいて分類された情報群であり、
前記仕様選択肢情報群送信手段は、前記仕様選択肢情報群を委託者端末に送信する手段であり、
前記仕様選択情報受付手段は、委託者端末から仕様選択情報を受け付ける手段であり、
前記仕様選択情報は、前記仕様選択肢情報群に含まれる製品仕様情報から任意に選択された製品仕様情報であり、
前記見積依頼情報受付手段は、見積依頼情報を受け付ける手段であり、
前記見積情報生成手段は、前記仕様選択情報から特定される製品仕様情報に紐づけられた前記金額情報に基づいて、見積情報を生成する手段であり、
前記見積情報編集手段は、受託者端末から見積編集情報を受け付けて、前記見積情報を編集する手段であり、
前記見積情報送信手段は、前記見積情報を委託者端末に送信する手段である、
製造委託支援プログラム。
【請求項9】
コンピュータが、
記憶ステップと、仕様選択肢情報群送信ステップと、仕様選択情報受付ステップと、見積依頼情報受付ステップと、見積情報生成ステップと、見積情報編集ステップと、見積情報送信ステップを実行し、
前記記憶ステップは、少なくとも製造委託製品の製品仕様情報を複数含む仕様選択肢情報群と、前記製品仕様情報に紐づけられた金額情報を記憶するステップであり、
前記仕様選択肢情報群は、前記製品仕様情報がその属性に基づいて分類された情報群であり、
前記仕様選択肢情報群送信ステップは、前記仕様選択肢情報群を委託者端末に送信するステップであり、
前記仕様選択情報受付ステップは、委託者端末から仕様選択情報を受け付けるステップであり、
前記仕様選択情報は、前記仕様選択肢情報群に含まれる製品仕様情報から任意に選択された製品仕様情報であり、
前記見積依頼情報受付ステップは、前記委託者端末から、仕様選択情報と、見積依頼情報を受け付けるステップであり、
前記見積情報生成ステップは、前記仕様選択情報から特定される製品仕様情報に紐づけられた前記金額情報に基づいて、見積情報を生成するステップであり、
前記見積情報編集ステップは、受託者端末から見積編集情報を受け付けて、前記見積情報を編集するステップであり、
前記見積情報送信ステップは、前記見積情報を委託者端末に送信するステップである、
製造委託支援方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、製造委託者が、製造受託者から簡便に見積を取得し、発注を行うことができるシステム、プログラム、マッチング方法に関する。
【背景技術】
【0002】
自前の工場を有していない会社(いわゆる、ファブレス)が、外部に製品の製造を委託することはごく一般的に行われている。代表的な委託の形式として、ODM(Original Design Manufacturing)、及びOEM(Original Equipment Manufacturing)がよく知られている。
【0003】
製造委託者(以下、単に委託者という)が製造受託者(以下、単に受託者という)に委託を依頼する一般的な流れは、まず、委託者が受託者にコントタクトを取り、大まかな製品の概要を伝えて、当該受託者が当該製品の製造が可能であるかを確認する。
その後、委託者と受託者とで打ち合わせを行い、詳細な製品仕様をヒアリングする。この時、委託者は、必要に応じて仕様書を作成しておき、受託者に開示する。ヒアリングが完了したら、受託者は委託者に見積を提示する。
【0004】
従来の方法では、見積の提示や製造が開始するまでの期間が長く、納品まで時間がかかるという問題があった。また、委託内容によっては、相談していた受託者が対応することができず、別の受託者を探す必要があるという手間があった。さらに、委託者は、詳細な仕様を受託者に伝えるために、資料をまとめなければならない手間があった。
【0005】
近年では、情報通信技術の発展に伴い、インタネートを利用して簡単に見積を取得できるシステムも登場してきた。
例えば、特許文献1には、部品の加工業者への製造委託を支援するための方法であって、発注者から送信された三次元CADデータ等の部品データに基づいて、見積価格を取得し、発注者端末に送信するステップを含む方法に関する発明が開示されている。
また、特許文献2には、製品製造の委託希望者に対して、ネットワークを介して製品製造の受託希望者を紹介する製造委託システムであって、委託希望者から製品の部品構成を記す製品仕様と製品製造方法を記す製造仕様を受信する手段と、両方の仕様を満たす製品の見積依頼をその両仕様とともに受託希望者の連絡先に通知する手段を備えるシステムに関する発明が開示されている。
【0006】
いずれの発明も、依頼から見積の送付までの期間を短くすることができるものであるが、委託者が詳細な仕様を用意して、受託者に提供する手間があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2019-102057
【特許文献2】特開2004-038818
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本願発明は、委託者が、簡便に見積を取得し、発注することができるシステム、プログラム、方法を提供することを課題とする。また、本発明は、受託者が簡便に見積を作成することができるシステム、プログラム、方法を提供することをさらなる課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記課題を解決する本発明は、
製造委託支援システムであって、
前記製造委託支援システムは、記憶手段と、仕様選択肢情報群送信手段と、仕様選択情報受付手段と、見積依頼情報受付手段と、見積情報生成手段と、見積情報編集手段と、見積情報送信手段と、を備える管理サーバを備え、
前記記憶手段は、少なくとも製造委託製品の製品仕様情報を複数含む仕様選択肢情報群と、前記製品仕様情報に紐づけられた金額情報を記憶する手段であり、
前記仕様選択肢情報群は、前記製品仕様情報がその属性に基づいて分類された情報群であり、
前記仕様選択肢情報群送信手段は、前記仕様選択肢情報群を委託者端末に送信する手段であり、
前記仕様選択情報受付手段は、委託者端末から仕様選択情報を受け付ける手段であり、
前記仕様選択情報は、前記仕様選択肢情報群に含まれる製品仕様情報から任意に選択された製品仕様情報であり、
前記見積依頼情報受付手段は、前記委託者端末から、見積依頼情報を受け付ける手段であり、
前記見積情報生成手段は、前記仕様選択情報から特定される製品仕様情報に紐づけられた前記金額情報に基づいて、見積情報を生成する手段であり、
前記見積情報編集手段は、受託者端末から見積編集情報を受け付けて、前記見積情報を編集する手段であり、
前記見積情報送信手段は、前記見積情報を委託者端末に送信する手段である。
【0010】
本発明のシステムは、あらかじめ受託者が設定した仕様の選択肢を委託者に提示し、委託者は、当該選択肢の中から仕様を選択し、見積依頼をすることで、簡便に見積を取得することができる。
また、本発明のシステムは、あらかじめ選択肢に含まれる仕様とその金額が紐づけて登録されているため、半自動的に見積を生成することができる。
【0011】
本発明の好ましい形態では、前記管理サーバは、さらに概算見積情報送信手段を備え、
前記概算見積情報送信手段は、前記仕様選択情報受付手段が前記仕様選択情報を受け付けたとき、前記委託者端末に概算見積情報を送信する手段であり、
前記概算見積情報は、前記仕様選択情報から特定される製品仕様情報と紐づけられた金額情報に基づいて生成された見積情報である。
【0012】
本発明のシステムによれば、正式な見積依頼を行う前のタイミング、すなわち、希望の仕様を選択したタイミングで、委託者は見積の概算を取得することができる。
【0013】
本発明の好ましい形態では、前記管理サーバは、さらに、仕様選択情報保存手段を備え、
前記仕様選択情報保存手段は、少なくとも1つ以上の前記仕様選択情報を保存する手段であり、
前記見積依頼情報受付手段は、前記仕様選択情報保存手段により2つ以上の仕様選択情報が保存されているときであって、前記委託者端末から前記見積依頼情報を受け付けたときは、前記仕様選択情報保存手段により保存された2つ以上の仕様選択情報にそれぞれ対応する2つ以上の見積依頼情報を受け付ける。
【0014】
本発明のシステムによれば、委託者は、複数の仕様における見積依頼を同時に送信することができる。
【0015】
本発明の好ましい形態では、前記管理サーバは、さらに見積進捗情報送信手段を備え、
前記見積進捗情報送信手段は、前記見積依頼情報に紐づいた見積進捗情報を委託者端末に送信する手段である、
【0016】
本発明のシステムによれば、委託者は、見積作成の進捗を確認することができる。
【0017】
本発明の好ましい形態では、前記管理サーバは、さらに外注依頼情報送信手段を備え、
前記外注依頼情報送信手段は、受託者端末から外注請求情報を受け付けると、当該外注請求情報で特定される他の受託者端末に外注依頼情報を送信する手段である。
【0018】
本発明のシステムによれば、受託者は、自身の設備では製造ができない案件や、案件が重なり受注ができない場合に、他の受託者に外注を依頼することができる。この機能により、機会損失を減少させることができる。また、委託者側からすれば、再度別の受託者に依頼をする手間を省くことができる。
【0019】
本発明の好ましい形態では、前記管理サーバは、さらに、受託者情報登録手段と、グループ登録手段と、を備え、
前記受託者情報登録手段は、受託者情報を受け付けて登録する手段であり、
前記グループ登録手段は、前記受託者情報登録手段に登録されている受託者情報で特定される受託者の受託者端末から送信されるグループ請求情報を受け付け、前記グループ請求情報においてグループを形成することを請求された受託者の群をグループとして登録する手段であり、
前記外注依頼情報送信手段は、前記受託者情報登録手段に登録されている受託者情報で特定される受託者が、他の受託者とグループとして前記グループ登録手段に登録されているとき、管理サーバが当該受託者の受託者端末から送信された外注請求情報を受け付けると、当該外注請求情報で特定された他の受託者の受託者端末に外注依頼情報を送信する手段である。
【0020】
本発明によれば、あらかじめグループとして登録された受託者同士で、案件のやり取りを行うことができる。
【0021】
本発明の好ましい形態では、前記管理サーバは、さらに発注情報受付手段を備え、
前記発注受付手段は、前記見積情報送信手段により前記見積情報が送信された委託者の委託者端末から、発注情報を受け付ける手段である。
【0022】
本発明のシステムによれば、本システム上で、見積の依頼から見積の送付、発注までワンストップで行うことができる。
【0023】
また、前記課題を解決する本発明は、製造委託支援プログラムであって、コンピュータを、
記憶手段と、仕様選択肢情報群送信手段と、仕様選択情報受付手段と、見積依頼情報受付手段と、見積情報生成手段と、見積情報編集手段と、見積情報送信手段として動作させ、
前記記憶手段は、少なくとも製造委託製品の製品仕様情報を複数含む仕様選択肢情報群と、前記製品仕様情報に紐づけられた金額情報を記憶する手段であり、
前記仕様選択肢情報群は、前記製品仕様情報がその属性に基づいて分類された情報群であり、
前記仕様選択肢情報群送信手段は、前記仕様選択肢情報群を委託者端末に送信する手段であり、
前記仕様選択情報受付手段は、委託者端末から仕様選択情報を受け付ける手段であり、
前記仕様選択情報は、前記仕様選択肢情報群に含まれる製品仕様情報から任意に選択された製品仕様情報であり、
前記見積依頼情報受付手段は、見積依頼情報を受け付ける手段であり、
前記見積情報生成手段は、前記仕様選択情報から特定される製品仕様情報に紐づけられた前記金額情報に基づいて、見積情報を生成する手段であり、
前記見積情報編集手段は、受託者端末から見積編集情報を受け付けて、前記見積情報を編集する手段であり、
前記見積情報送信手段は、前記見積情報を委託者端末に送信する手段である。
【0024】
また、前記課題を解決する本発明は、コンピュータが、
記憶ステップと、仕様選択肢情報群送信ステップと、仕様選択情報受付ステップと、見積依頼情報受付ステップと、見積情報生成ステップと、見積情報編集ステップと、見積情報送信ステップを実行し、
前記記憶ステップは、少なくとも製造委託製品の製品仕様情報を複数含む仕様選択肢情報群と、前記製品仕様情報に紐づけられた金額情報を記憶するステップであり、
前記仕様選択肢情報群は、前記製品仕様情報がその属性に基づいて分類された情報群であり、
前記仕様選択肢情報群送信ステップは、前記仕様選択肢情報群を委託者端末に送信するステップであり、
前記仕様選択情報受付ステップは、委託者端末から仕様選択情報を受け付けるステップであり、
前記仕様選択情報は、前記仕様選択肢情報群に含まれる製品仕様情報から任意に選択された製品仕様情報であり、
前記見積依頼情報受付ステップは、前記委託者端末から、仕様選択情報と、見積依頼情報を受け付けるステップであり、
前記見積情報生成ステップは、前記仕様選択情報から特定される製品仕様情報に紐づけられた前記金額情報に基づいて、見積情報を生成するステップであり、
前記見積情報編集ステップは、受託者端末から見積編集情報を受け付けて、前記見積情報を編集するステップであり、
前記見積情報送信ステップは、前記見積情報を委託者端末に送信するステップである。
【発明の効果】
【0025】
本発明のシステム、プログラム、方法によれば、あらかじめ受託者が設定した仕様の選択肢を委託者に提示し、委託者は当該選択肢の中から仕様を選択し、見積依頼をすることで、簡便に見積を取得することができる。
また、本発明のシステムは、あらかじめ選択肢に含まれる仕様とその金額が紐づけられているため、半自動的に見積を生成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
図1】本発明のシステムの概略図である。
図2】仕様選択肢情報群を作成する開発中の管理画面である。
図3】登録した仕様選択肢情報群の一覧を示す開発中の管理画面である。
図4】本実施形態に係るシステムのログイン画面である。
図5】本実施形態に係るシステムの開発中の製造仕様を選択する画面(選択前)である。
図6】本実施形態に係るシステムの開発中の製造仕様を選択する画面(選択後)である。
図7】本実施形態に係るシステムの開発中の選択した製造仕様の確認画面である。
図8】本実施形態に係るシステムの開発中の委託者(発注元)情報の入力画面である。
図9】本実施形態に係るシステムの開発中の見積依頼前の最終確認画面である。
図10】本実施形態に係るシステムの機能フロー図である。
図11】本実施形態に係るシステムにおける、他の受託者に外注依頼をする場合の機能フロー図である。
図12】本実施形態に係るシステムにおける、複数の見積依頼を同時に送信する場合の機能フロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下、図面を用いて、本発明の製造委託支援システムについて説明する。なお、以下に示す実施形態は本発明の一例であり、本発明は以下の実施形態に限定するものではなく、様々構成を採用することができる。
【0028】
例えば、本実施形態では、製造委託支援システム1の構成、動作等について説明するが、同様の構成の方法、装置、コンピュータプログラム等も、同様の作用効果を奏することができる。システムを構成する各装置も、本発明の概念に含まれる。また、プログラムは、記録媒体に記憶させてもよい。この記憶媒体を用いれば、例えばコンピュータにプログラムをインストールすることができる。ここで、プログラムを記憶した記録媒体は、例えばCD-ROM等の非一過性の記録媒体であってもよい。
【0029】
図1は、本実施形態に係る製造委託支援システム1の構成を示す図である。製造委託支援システム1は、管理サーバ2を備えており、管理サーバ2は、ネットワークNWを介して1以上の委託者端末3、及び1以上の受託者端末4と接続される。ネットワークNWとしてはインターネット等が想定される。
管理サーバ2としては、CPU(Central Processing Unit) やGPU(Graphics Processing Unit)等の演算装置、RAM(Random Access Memory)等の主記憶装置、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリ等の補助記憶装置、通信手段を含む種々の入出力装置等を備えた、サーバ装置等の一般的なコンピュータ装置を利用することができる。
【0030】
また、委託者端末3及び受託者端末4としては、演算装置、主記憶装置、補助記憶装置、ネットワークNWへの接続手段や、種々の入出力装置等を備えた、一般的なコンピュータ装置を利用することができる。本実施形態では、例えばスマートフォン、PC(Personal Computer)、タブレット端末等のような任意のコンピュータ装置を用いることを想定する。
【0031】
本発明の製造委託支援システムは、分野は問わず、あらゆる分野において活用することができる。例えば、工業製品の製造、加工、及び食品の製造等に限らず、システム構築等の分野においても活用することができる。
【0032】
管理サーバ2は、仕様選択肢送信手段201、仕様選択情報受付手段202、見積依頼情報受付手段203,見積情報生成手段204、見積情報編集手段205、見積情報送信手段206、概算見積情報送信手段207、仕様選択情報保存手段208、見積進捗情報送信手段209、外注依頼情報送信手段210、受託者情報登録手段211、及びグループ登録手段212を備える。また、本発明のシステム1は、記憶手段DBを備える。
【0033】
記憶手段DBは、少なくとも製造委託製品の製品仕様情報を複数含む仕様選択肢情報群と、前記製品仕様情報に紐づけられた金額情報を記憶している。
製品仕様情報は、製造委託製品の種類に応じて、製造委託製品の種類ごとに受託者が任意に設定することができる。
例えば、製造委託製品がティーバッグである場合には、形状が三角錐、形状が平型、サイズがS、サイズがM、サイズがL、内包する原料が緑茶、内包する原料が紅茶、原料の含有量が20g、原料の含有量が25g、タグの有無、フィルターの素材がナイロン紗、フィルターの素材が生分解性繊維、フィルターの支給の有無、原料の支給の有無、ティーバッグの個包装の有無、数量、希望納期等が、製品仕様情報として挙げられる。
記憶手段DBは、複数のデータベースから構築されていてもよい。
【0034】
前記仕様選択肢情報群は、前記製品仕様情報がその属性に基づいて分類された情報群である。すなわち、各仕様情報をその属性に応じてそれぞれの群として整理された情報群である。例えば、ティーバッグの形状が三角錐、平型、ドリップタイプという仕様情報がある場合、これらの仕様情報は、ティーバッグの形状という属性に基づいて、一つの情報群として整理され、この一つの情報群が、仕様選択肢情報群である。仕様選択肢情報群は、記憶手段DBに記憶される。属性は、文字列型、整数型等、常法により定義づけることができる。
記憶手段DBは、複数の仕様選択肢情報群を記憶することができる。
【0035】
図2に、受託者端末4から仕様選択肢情報群を作成するための開発中の管理画面を示す。
図2中の名称は、製造委託製品を示す名称である。図2中の「設問作成」ボタンをクリックすることで、仕様選択肢情報群を作成する画面に遷移する。
【0036】
図3に登録した仕様選択肢情報群の一覧を閲覧できる開発中の管理画面を示す。図3中の「希望形状」、「希望原料」等は、仕様選択肢情報群の名称である。詳細をクリックすることで、仕様選択肢情報群の各仕様情報(選択肢)を閲覧することができる。
【0037】
また、記憶手段DBは、金額情報を記憶する。金額情報は、各製品仕様情報に紐づけられて記憶される。例えば、ティーバッグのサイズが「S」、「M」、「L」という3種類の製品仕様情報がある場合、サイズが「S」という製品仕様情報には、「1個当たり50円」という金額情報が紐づけて記憶され、サイズが「M」であれば「1個当たり70円」、サイズが「L」であれば「1個当たり90円」という任意の金額情報が記憶される。
【0038】
なお、各製品仕様情報のすべてに、必ずしも金額情報が紐づけられて記憶されている必要はない。例えば、ティーバッグに取り付けられるタグの有無によって、金額が変わらない仕様とする場合には、「タグが有り」、「タグが無し」という製品仕様情報には、金額情報を紐づけて記憶する必要はない。
一方、各製品仕様情報のすべてに金額情報が紐づけられて記憶されている仕様とする場合には、「タグが有り」、「タグが無し」という製品仕様情報に、それぞれ「1個当たり0円」という金額情報を記憶させれば、実質的に同じ出力結果を得ることができる。
【0039】
仕様選択肢情報群送信手段201は、前記仕様選択肢情報群を、委託者端末に送信する手段である。送信する仕様選択肢情報群は、記憶手段DBに記憶されているすべての仕様選択肢情報群であってもよく、受託者が任意に設定した仕様選択肢情報群のみを送信する形態であってもよい。
【0040】
仕様選択情報受付手段202は、委託者端末2から仕様選択情報を受け付ける手段である。
仕様選択情報とは、委託者端末に送信した仕様選択肢情報群に含まれる製品仕様情報から、任意に選択された製品仕様情報である。委託者は、委託者端末に送信された仕様選択肢情報群から、自身が委託を依頼したい製品の製品仕様情報を選択する。
委託者は、一つの群である仕様選択肢情報群から、複数の製品仕様情報を選択することができる。例えば、ティーバッグの形状が「三角錐」のものを「5個」、ティーバッグの形状が「平型」のものを「3個」というように選択することが可能である。
【0041】
前記見積依頼情報受付手段203は、委託者端末2から見積依頼情報を受け付ける手段である。
委託者は、委託者端末に送信された仕様選択肢情報群から、自身が委託を依頼したい製品の製品仕様情報を選択した上で、見積依頼情報を送信する。
【0042】
見積情報生成手段204は、委託者端末から送信された仕様選択情報から特定される製品仕様情報に紐づけられた金額情報に基づいて、見積情報を生成する手段である。
例えば、ティーバッグの形状が「三角錐」のものを「5個」、ティーバッグの形状が「平型」のものを「8個」という仕様選択情報を仕様選択情報受付手段202が受け付けた場合、「三角錐」という製品仕様情報に紐づけられた金額情報が「1個あたり70円」であり、「平型」に紐づけられた金額情報が「1個あたり50円」である場合、見積情報生成手段は、三角錐のティーバッグの見積合計が350円、平型のティーバッグの見積合計が400円、総合計が750円という見積情報を生成することができる。見積情報を生成するためのアルゴリズムは、一般的なものを用いることができる。
【0043】
また、受託者の任意の設定により、あらかじめ値引きするための係数を、見積情報を生成するためのアルゴリズムに組み込むことができる。例えば、ティーバッグの総合計が10個以上の場合には、10%オフとなるようアルゴリズムを作成すれば、上記の例では、総合計が675円となる。
【0044】
見積情報生成手段204は、仕様選択情報を受け付けたときに、自動で見積情報を生成する形態であってもよく、受託者の任意のタイミングで、見積情報を生成することができる形態であってもよい。
【0045】
見積情報編集手段205は、受託者端末から見積編集情報を受け付けて、前記見積情報を編集する手段である。受託者は、受託者端末4から、見積編集情報を入力することができる。
例えば、大量の製造委託依頼があった場合、又は定期的に依頼がある委託者からの見積依頼があったときには、受託者の任意より見積額を減額することができる。
一方、納期が短く、製品の製造にあたり通常より人数を要する場合等には、受託者の任意より見積額を増額することができる。
見積情報の編集は、受託者の任意により実行することができ、編集を行わなくてもよい。
【0046】
見積情報送信手段206は、見積情報(編集された見積情報を含む、以下同様)を、委託者端末に送信する手段である。
委託者は、委託者端末2を用いて、送信された見積情報を確認することができる。
【0047】
概算見積情報送信手段207は、前記委託者端末から前記仕様選択情報が前記管理サーバに送信されたとき、前記委託者端末に概算見積情報を送信する手段である。
前記概算見積情報は、前記任意仕様選択情報から特定される製品仕様情報と紐づけられた金額情報に基づいて生成された見積情報である。
【0048】
本実施形態において、委託者が、各仕様情報の選択が完了すると、正式な見積依頼情報の送信の前に、委託者端末3から管理サーバ2に前述した仕様選択情報が送信される。
管理サーバは、仕様選択情報を受け付けると、上述の概算見積情報を委託者端末に送信する。
概算見積情報を生成するアルゴリズムは、上述した見積情報生成手段204が見積情報を生成するアルゴリズムと同一であってもよく、概算見積情報と見積情報が同一のものであってもよい。
すなわち、本実施形態に係るシステムは、正式な見積依頼を送信する前に、委託者の端末上で大まかな見積を確認することができる。
一方、概算見積情報と見積情報が異なるものであってもよい。また、概算見積情報を生成するアルゴリズムと見積情報を生成するアルゴリズムが異なっていてもよい。
【0049】
仕様選択情報保存手段208は、少なくとも1つ以上の仕様選択情報を保存する手段である。
委託者は、各仕様情報の選択が完了すると、その仕様選択情報を送信し、保存することができる。保存できる仕様選択情報の数は、特に限定されない。
管理サーバ上の仕様選択情報保存手段に、2つ以上の仕様選択情報が保存されているときに、委託者が委託者端末から見積依頼情報を送信すると、当該見積依頼情報を受け付けた管理サーバ2の見積依頼情報受付手段203は、前記仕様選択情報保存手段に保存されている2つ以上の仕様選択情報にそれぞれ対応する見積依頼情報を受け付ける。
すなわち、委託者は、複数の仕様選択情報を保存しておくことで、一度に複数の見積依頼をすることができる。
【0050】
この実施形態では、見積依頼情報受付手段203は、前記仕様選択情報保存手段に保存されているすべての仕様選択情報にそれぞれ対応する見積依頼情報を受け付けてもよく、前記仕様選択情報保存手段に保存されている仕様選択情報のなかから、委託者が任意に選択した仕様選択情報に対応する見積依頼情報を受け付ける形態であってもよい。
【0051】
見積進捗情報送信手段209は、前記見積依頼情報に紐づいた見積進捗情報を委託者端末に送信する手段である。委託者は、委託者端末3を用いて、当該見積進捗情報を確認することができる。
【0052】
見積進捗情報は、該当する見積依頼情報における見積作成の進捗を示す情報であれば、特に限定されない。見積進捗情報は、例えば、見積作成の進捗度合いを示す百分率、及びプログレスバー等が例示できる。
見積進捗情報は、見積作成の進捗に応じて更新される形態とすることができる。更新されるタイミングは、任意に設定することができ、例えば、受託者が受託者端末から見積依頼を確認したとき、見積情報を編集したとき、見積情報を責任者(担当者の上司等)が確認したとき、見積情報を委託者の委託者端末2に送信したとき等に更新される。また、後述する外注依頼情報送信手段210を用いた外注依頼を行ったとき等に更新されてもよい。
【0053】
外注依頼情報送信手段210は、管理サーバが、受託者端末4から外注請求情報を受け付けると、当該外注請求情報で特定される他の受託者端末4´に外注依頼情報を送信する手段である。
本実施形態に係るシステムによれば、見積依頼を受けた受託者が、自身の工場規模では対応できない場合、他の案件を複数受託しており、人手等が足りない場合、自身では原料を調達することができない等、自身では対応ができない場合、他の受託者に、外注を依頼することができる。
【0054】
外注請求情報は、管理サーバに、他の受託者の受託者端末4´に外注依頼情報の送信を請求する情報であり、少なくとも、当該他の受託者を特定するための情報を含む。他の受託者を特定するための情報としては、メールアドレス等が例示できる。また、他の受託者を特定するための情報としては、後述する受託者情報であってもよい。
【0055】
受託者情報登録手段211は、受託者端末4から受託者情報を受け付けて登録手段である。
受託者情報としては、名称、住所、所在地、メールアドレス、電話番号等の連絡先、対応可能分野、製造ライン数、受託可能ロット数、受託実績、OEM対応の可否、ODM対応の可否、個別ID等が挙げられる。
【0056】
グループ登録手段212は、受託者情報登録手段211に登録されている受託者情報で特定される受託者と、他の受託者とをグループとして登録する手段である。
グループ登録手段212は、受託者情報登録手段211に登録されている受託者情報で特定される受託者の受託者端末から送信されるグループ請求情報を受け付け、前記グループ請求情報においてグループを形成することを請求された受託者の群をグループとして登録する。
ここで、グループ請求情報とは、その送信者たる受託者と受託者情報登録手段211に登録されている受託者情報で特定される1又は2以上の他の受託者と、でグループを形成することを請求する情報である。
【0057】
グループ請求情報には、グループ登録を請求する受託者を特定するための情報を含む。
グループ登録が請求されている受託者を特定するための情報としては、受託者登録をした後に発行される個別のID等が挙げられる。
グループ請求情報には、グループ登録を請求する受託者を特定するための情報を複数含んでもよい。すなわち、一度に複数の別の受託者に対して、グループ登録を行うことを請求することができる。
【0058】
発注情報受付手段213は、委託者端末3から、発注情報を受け付ける手段である。
【0059】
本発明の一実施形態に係るシステムは、システムが受託者情報登録手段211,グループ登録手段212を備える場合、前記外注依頼情報送信手段210は、前記受託者情報登録手段211に登録されている受託者情報で特定される受託者が、他の受託者とグループとして前記グループ登録手段に登録されているとき、管理サーバが当該受託者の受託者端末4から送信された外注請求情報を受け付けると、当該外注請求情報で特定された他の受託者の受託者端末4´に外注依頼情報を送信する手段である。
すなわち、一実施形態に係るシステムにおいては、あらかじめグループとして登録されている他の受託者に対して、外注依頼情報を送信することができる。
【0060】
図4図9に、開発中の本実施形態に係る委託者側の操作画面を示す。
【0061】
まず、製造委託を考えている委託者は、委託者端末2から、所定のURLにアクセスして、ログイン画面を表示させる(図4)。ログインするためのユーザー名、及びパスワード等は、常法により事前に新規登録をしておくことで設定することができる。
【0062】
ログインすると、委託者端末3には、図5に示すように、製品仕様情報を選択する画面が表示される。すなわち、仕様選択肢情報群が委託者端末3に送信される。
【0063】
図6に、図5から委託者が製造仕様を選択した画面を示す。
委託者は、希望する製品仕様(図6においては、希望形状、希望原料、内容量、素材、サイズ、数量、セット作業、その他要望(任意)、添付ファイル(任意))を選択する。
すべての選択を終え、「確認ボタン」をクリックすると、自身の選択した製品仕様を確認する画面に遷移する(図7)。確認し、問題がなければ、「発注元情報入力」をクリックし、発注元(委託者)情報を入力する画面に遷移する。
【0064】
図8に発注元情報を入力する画面を示す。委託者は、企業名や担当者名、郵便番号・住所、メールアドレス、電話番号を入力し、「確認画面へ」をクリックする。
【0065】
図9に、最終確認画面を示す。最終確認画面には、入力した発注元情報、及び選択した製品仕様情報(見積依頼内容)が表示される。内容を確認し、問題がなければ「見積依頼」ボタンをクリックし、見積依頼情報を管理サーバ2に送信する。管理サーバ2の見積依頼情報受付手段203は、委託者端末3から送信された見積依頼情報を受け付ける。
本実施例では、見積依頼情報と併せて、仕様選択情報が委託者端末3から管理サーバ2に送信される。管理サーバ2の仕様選択情報受付手段202は、仕様選択情報を受け付ける。見積依頼情報と仕様選択情報は、一体の情報として取り扱われてもよく、見積依頼情報受付手段203と仕様選択情報受付手段202が、両機能を備える一体の手段であってもよい。
【0066】
次いで、図10に、本発明の一実施形態に係るシステムの流れを示す。
まず、委託者が委託者端末2から所定のURLにアクセスし、ログイン後、ステップS10にて、管理サーバ2の仕様選択肢情報群送信手段201は、委託者端末3に仕様選択肢情報群を送信する。委託者端末3の表示手段(図示せず)には、仕様選択肢情報群から特定される製品仕様の選択肢が表示される。委託者は、当該選択肢の中から、任意の製品仕様を選択する。
【0067】
選択が完了すると、委託者端末3から管理サーバ2に、仕様選択情報が送信され、ステップS20にて管理サーバ2は、当該仕様選択情報を受信する。次いで、ステップS30にて、管理サーバ2の概算見積情報送信手段207は、当該仕様選択情報に基づいた概算見積情報を委託者端末3に送信する。委託者端末3の表示手段には、概算見積情報から特定される概算見積が表示される。
概算見積情報は、例えば図7図9に示す確認画面、最終確認画面において表示する形態とすることができる。
【0068】
次いで、委託者端末3からの所定の操作により、見積依頼情報が送信されると、見積依頼情報受付手段203は、見積依頼情報を受け付ける。見積依頼情報は、記憶手段DBに記憶される。
【0069】
次いで、ステップS50にて、見積情報生成手段204は、受け付けた仕様選択情報から特定される製品仕様情報と紐づけられた金額情報に基づいて、見積情報を生成する。
受託者は、受託者端末4から、管理用のID、パスワードを用いて、管理用の画面にログインすると、ステップS60にて、管理サーバ2は受託者端末4に当該見積情報を送信する。受託者端末4の表示手段(図時せず)には、見積情報が表示される。
なお、上述の通り、受託者が受託者端末4を用いて管理用画面にログインしたあと、委託者端末4を操作することにより、見積情報が生成される形態であってもよい。
【0070】
ステップS61にて、受託者は、受託者端末4を用いて、必要に応じて見積編集情報を入力する。入力が完了すると、ステップS70にて、管理サーバ2は、委託者端末4から見積編集情報の送信を受け付ける。次いで、ステップS80にて、見積情報編集手段205は、見積編集情報に基づいて、記憶手段DBに記憶された見積情報の編集を行う。次いで、ステップS90にて、見積情報送信手段206は、委託者端末3に見積情報を送信する。
【0071】
委託者は、委託者端末3から見積を確認し、当該見積に合意して正式に依頼すると、ステップS100にて、管理サーバ2の発注情報受付手段213は、委託者端末3から発注情報を受け付ける。受け付けた発注情報は、記憶手段DBに記憶される。
【0072】
本実施形態において、概算見積情報送信ステップS30を行う例について説明したが、本発明のシステムは、概算見積情報送信ステップS30を行わなくともよい。すなわち、管理サーバ2は、概算見積情報を委託者端末3に送信しない形態であってもよい。
【0073】
次いで、図11に、受託者が他の受託者に外注を依頼する際の流れを示す。
まず、受託者は、受託者端末4を用いて、管理サーバ2にグループ請求情報を送信し、管理サーバ2は、ステップS110にて、グループ請求情報を受信する。次いで、ステップS111にて、当該グループ請求情報から特定される他の受託者の受託者端末4´に、グループ請求情報を送信する。
【0074】
他の受託者は、他の受託者端末4´から、グループ請求情報を確認し、グループ登録を承認する場合には、グループ請求承認情報を管理サーバ2に送信する。ステップS112にて、管理サーバ2のグループ登録手段212は、グループ請求承認情報を受信し、ステップS113にて、グループを形成することを請求された受託者の群をグループとして登録する。
【0075】
そして、上述したステップS10からステップS60まで進み、受託者が、自身で受託することができないと判断した場合には、受託者は、受託者端末4から外注請求情報を管理サーバ2に送信し、ステップS120にて、管理サーバ2の外注依頼情報送信手段210は外注請求情報を受信する。次いで、ステップS121にて、外注請求情報から特定される他の受託者の受託者端末4´に外注依頼情報を送信する。他の受託者は、受託者端末4´から外注依頼を確認し、承認する場合には、外注承認情報を送信する。ステップS122にて、外注依頼情報送信手段210は、外注承認情報を受信する。
外注承認情報を受信すると、管理サーバ2は、他の受託者端末4´に対して見積情報を送信する。
他の受託者は、受託者端末4´から見積編集情報を入力し、管理サーバ2に送信する。
【0076】
本実施形態において、他の受託者に対して外注依頼を行った場合、当該他の受託者が受託者端末4´から見積情報を編集して登録する形態を示したが、本発明のシステムはこれに限定されない。
例えば、見積情報の編集及び登録は、外注元の受託者が受託者端末4から行う形態であってもよい。また、外注先の受託者の受託者端末4´から見積情報を入力したあと、外注元の受託者の受託者端末4から見積情報を入力できる形態であってもよく、両者が同時期に入力できる形態であってもよい。
【0077】
次いで、図12を用いて、複数の見積依頼を同時に受け付ける形態について説明を加える。
【0078】
上述の通り、ステップS10~S30まで行ったあと、委託者が、仕様選択情報を保存する場合、管理サーバ2の仕様選択情報保存手段207は、ステップS20で受け付けた仕様選択情報を記憶手段DBに記憶する。
【0079】
委託者は、他の製品仕様でも見積を依頼したい場合、委託者端末3から再度所定のページにアクセスすることで、仕様選択肢情報群送信手段201は、仕様選択肢情報群を再度委託者端末3に送信する(ステップS11)。
委託者は、改めて製品仕様を選択し、選択が完了すると、ステップS21にて、管理サーバ2は、仕様選択情報を受信し、ステップS31にて、概算見積情報送信手段207は、概算見積情報を委託者端末3に送信する。
委託者は、再度受信した概算見積情報に基づく仕様選択情報を保存する場合、ステップS121にて、管理サーバ2の仕様選択情報保存手段208は、ステップS21で受け付けた仕様選択情報を保存する。
【0080】
そして、委託者が、委託者端末3から見積依頼情報が送信すると、管理サーバ2の見積依頼情報受付手段203は、前記仕様選択情報保存手段により保存された複数の仕様選択情報にそれぞれ対応する2つ以上の見積依頼情報を受け付ける。そして、見積情報生成手段204は、それぞれの仕様選択情報から特定される製品仕様情報に紐づけられた金額情報に基づいて、それぞれの見積情報を生成する。生成された見積情報は、記憶手段DBに記憶される。
【0081】
本実施形態のシステムによれば、委託者は、シミュレーションを繰り返しながら、正式な見積依頼をしたい仕様を選択して、見積依頼することができる。また、複数の仕様選択情報に基づく見積依頼を、同時に行うことができる。
【0082】
本発明のシステムは、委託者端末3に、要望を任意に入力できるフォームを表示させる機能を有していてもよい。この場合、管理サーバ2は、見積依頼情報と仕様選択情報に加えて、委託者が任意に入力した要望情報を受け付ける。
【0083】
本発明のシステムは、委託に関する支払方法を任意に選択することができる。例えば、銀行振込、クレジットカード決済、各種ポイント決済、及びデジタル通貨(暗号資産)決済等を選択することができる。
【0084】
本発明のシステムは、さらに、管理サーバが、請求書情報送信手段を備えていてもよい。請求書情報送信手段は、委託者端末に請求書情報を送信する手段である。請求書情報送信手段は、発注情報を受け付けた後、自動で、又は受託者端末からの操作により任意のタイミングで、請求書情報を送信することができる。また、請求書情報送信手段は、製造委託製品の納品後、受託者端末からの操作により請求書情報を送信することができる。
【0085】
本発明のシステムは、仕様選択肢情報群の一つとして、一括納入か、分割納入かの製品仕様情報を含むことができる。
分割納入が選択された場合、請求書情報送信手段は、請求書情報を任意のタイミングで複数回送信することができる。
例えば、分割して納入された製造委託製品の数量に応じた額の請求書情報を納入のタイミングで送信することができる。
【0086】
本発明のシステムは、前記管理サーバが、さらに製造進捗状況登録手段を備えることができる。製造進捗状況登録手段は、製造委託製品の製造進捗状況に関する情報を受け付けて登録する手段である。製造進捗状況に関する情報は、例えば、原料入手段階、金型完成段階、試作品製造段階、製造段階、出荷段階等の具体的な現在の状況を表す状況であってもよく、進捗度合いを示す百分率、及びプログレスバー等であってもよい。
製造進捗状況登録手段は、受託者端末から製造進捗状況に関する情報を受け付けて登録してもよく、ネットワークを介して、工場内に設置された製造実績収集部が収集した製造実績情報から、製造進捗状況に関する情報を受け付けて登録してもよい。
製造実績収集部としては、IoT機器が例示できる。
製造進捗状況に関する情報は、委託者端末、及び/又は受託者端末から確認することができる。
また、製造進捗状況登録手段は、受託者端末のみならず、委託者端末から少なくとも一部の製造進捗状況に関する情報を受け付けることができる手段であってもよい。
例えば、委託者は原料を委託者が支給する場合、委託者が原料を受託者やその工場に送付したということを示す情報を委託者端末を通じて入力することができる。
【0087】
また、本発明のシステムは、管理サーバが、在庫情報登録手段を備えることができる。
在庫情報とは、部品・原材料、仕掛品、半製品、完成品(製品)等の数量、保管場所に関する情報である。
在庫情報登録手段は、受託者端末から在庫情報の入力を受け付けて登録する手段であってもよく、委託者端末から在庫情報の入力を受け付けて登録する手段であってもよい。原料調達を受託者が行う場合には、受託者端末から在庫情報の入力を受け付けることができ、委託者が原料の提供を行う場合には、委託者端末から在庫情報の入力を受け付けることができる。なお、委託者が原料の提供を行う場合であっても、提供を受けた受託者が在庫情報を入力することもできる。
【0088】
また、在庫情報登録手段は、在庫の更新情報を受け付けて在庫情報を更新する手段としても用いることができる。
例えば、原材料の在庫数が30個、完成品の在庫数が0個という在庫情報が登録されている状態で、原材料を10個使用して完成品を10個製造した場合、原材料の在庫数が-10、完成品の在庫数が+10という更新情報を受託者端末から入力することで、在庫情報登録手段は、在庫情報を原材料の在庫数を20個、完成品の在庫数が10個という在庫情報に更新する。
また、在庫情報登録手段は、上述した製造実績収集部から取得した製造実績情報に基づいて、在庫情報の更新を行うことができる。
登録された在庫情報は、受託者端末のみならず、委託者端末から閲覧することができる。委託者が原料の提供を行う場合、在庫情報を確認して、追加の原料提供を行うタイミングを確認することができる。
【0089】
記憶手段DBは、上述してきた各情報を、常法に従い、案件毎に記憶することができる。例えば、委託者端末から見積依頼情報が送信されたときに、個別のIDを発行がされ、当該IDに紐づけられて各情報が記憶される形態とすることができる。
【0090】
委託者は、委託者端末から、見積進捗情報、製造進捗情報の他に、見積履歴や発注履歴等を確認することができる。
【産業上の利用可能性】
【0091】
本発明は、製造委託のプラットフォームとして活用することができる。
【符号の説明】
【0092】
1 製造委託システム
2 管理サーバ
3 委託者端末
4 受託者端末
4´ 受託者端末
201 仕様選択肢情報群送信手段
202 見積依頼情報受付手段
203 見積情報生成手段
204 見積情報編集手段
205 見積情報送信手段
206 概算見積情報送信手段
207 仕様選択情報保存手段
208 見積進捗情報送信手段
209 外注依頼情報送信手段
210 受託者情報登録手段
211 グループ登録手段
212 発注情報受付手段

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
【手続補正書】
【提出日】2022-08-02
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
製造委託支援システムであって、
前記製造委託支援システムは、記憶手段と、仕様選択肢情報群送信手段と、仕様選択情報受付手段と、見積依頼情報受付手段と、見積情報生成手段と、見積情報編集手段と、見積情報送信手段と、仕様選択情報保存手段と、を備える管理サーバを備え、
前記記憶手段は、少なくとも製造委託製品の製品仕様情報を複数含む仕様選択肢情報群と、前記製品仕様情報に紐づけられた金額情報を記憶する手段であり、
前記仕様選択肢情報群は、前記製品仕様情報がその属性に基づいて分類された情報群であり、
前記仕様選択肢情報群送信手段は、前記仕様選択肢情報群を委託者端末に送信する手段であり、
前記仕様選択情報受付手段は、委託者端末から仕様選択情報を受け付ける手段であり、
前記仕様選択情報は、前記仕様選択肢情報群に含まれる製品仕様情報から任意に選択された製品仕様情報であり、
前記見積依頼情報受付手段は、前記委託者端末から、見積依頼情報を受け付ける手段であり、
前記見積情報生成手段は、前記仕様選択情報から特定される製品仕様情報に紐づけられた前記金額情報に基づいて、見積情報を生成する手段であり、
前記見積情報編集手段は、受託者端末から見積編集情報を受け付けて、前記見積情報を編集する手段であり、
前記見積情報送信手段は、前記見積情報を委託者端末に送信する手段であ
前記仕様選択情報保存手段は、少なくとも1つ以上の前記仕様選択情報を保存する手段であり、
前記見積依頼情報受付手段は、前記仕様選択情報保存手段により2つ以上の仕様選択情報が保存されているときであって、前記委託者端末から前記見積依頼情報を受け付けたとき、前記仕様選択情報保存手段により保存された2つ以上の仕様選択情報にそれぞれ対応する2つ以上の見積依頼情報を受け付ける、
製造委託支援システム。
【請求項2】
前記管理サーバは、さらに概算見積情報送信手段を備え、
前記概算見積情報送信手段は、前記仕様選択情報受付手段が前記仕様選択情報を受け付けたとき、前記委託者端末に概算見積情報を送信する手段であり、
前記概算見積情報は、前記仕様選択情報から特定される製品仕様情報と紐づけられた金額情報に基づいて生成された見積情報である、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記管理サーバは、さらに見積進捗情報送信手段を備え、
前記見積進捗情報送信手段は、前記見積依頼情報に紐づいた見積進捗情報を委託者端末に送信する手段である、請求項1に記載のシステム。
【請求項4】
前記管理サーバは、さらに外注依頼情報送信手段を備え、
前記外注依頼情報送信手段は、受託者端末から外注請求情報を受け付けると、当該外注請求情報で特定される他の受託者端末に外注依頼情報を送信する手段である、請求項1に記載のシステム。
【請求項5】
前記管理サーバは、さらに、受託者情報登録手段と、グループ登録手段と、を備え、
前記受託者情報登録手段は、受託者情報を受け付けて登録する手段であり、
前記グループ登録手段は、前記受託者情報登録手段に登録されている受託者情報で特定される受託者の受託者端末から送信されるグループ請求情報を受け付け、前記グループ請求情報においてグループを形成することを請求された受託者の群をグループとして登録する手段であり、
前記外注依頼情報送信手段は、前記受託者情報登録手段に登録されている受託者情報で特定される受託者が、他の受託者とグループとして前記グループ登録手段に登録されているとき、管理サーバが当該受託者の受託者端末から送信された外注請求情報を受け付けると、当該外注請求情報で特定された他の受託者の受託者端末に外注依頼情報を送信する手段である、
請求項に記載のシステム。
【請求項6】
前記管理サーバは、さらに発注情報受付手段を備え、
前記発注受付手段は、前記見積情報送信手段により前記見積情報が送信された委託者の委託者端末から、発注情報を受け付ける手段である、
請求項1に記載のシステム。
【請求項7】
製造委託支援プログラムであって、コンピュータを、
記憶手段と、仕様選択肢情報群送信手段と、仕様選択情報受付手段と、見積依頼情報受付手段と、見積情報生成手段と、見積情報編集手段と、見積情報送信手段と、仕様選択情報保存手段として動作させ、
前記記憶手段は、少なくとも製造委託製品の製品仕様情報を複数含む仕様選択肢情報群と、前記製品仕様情報に紐づけられた金額情報を記憶する手段であり、
前記仕様選択肢情報群は、前記製品仕様情報がその属性に基づいて分類された情報群であり、
前記仕様選択肢情報群送信手段は、前記仕様選択肢情報群を委託者端末に送信する手段であり、
前記仕様選択情報受付手段は、委託者端末から仕様選択情報を受け付ける手段であり、
前記仕様選択情報は、前記仕様選択肢情報群に含まれる製品仕様情報から任意に選択された製品仕様情報であり、
前記見積依頼情報受付手段は、見積依頼情報を受け付ける手段であり、
前記見積情報生成手段は、前記仕様選択情報から特定される製品仕様情報に紐づけられた前記金額情報に基づいて、見積情報を生成する手段であり、
前記見積情報編集手段は、受託者端末から見積編集情報を受け付けて、前記見積情報を編集する手段であり、
前記見積情報送信手段は、前記見積情報を委託者端末に送信する手段であ
前記仕様選択情報保存手段は、少なくとも1つ以上の前記仕様選択情報を保存する手段であり、
前記見積依頼情報受付手段は、前記仕様選択情報保存手段により2つ以上の仕様選択情報が保存されているときであって、前記委託者端末から前記見積依頼情報を受け付けたときは、前記仕様選択情報保存手段により保存された2つ以上の仕様選択情報にそれぞれ対応する2つ以上の見積依頼情報を受け付ける、
製造委託支援プログラム。
【請求項8】
コンピュータが、
記憶ステップと、仕様選択肢情報群送信ステップと、仕様選択情報受付ステップと、見積依頼情報受付ステップと、見積情報生成ステップと、見積情報編集ステップと、見積情報送信ステップと、仕様選択情報保存ステップとを実行し、
前記記憶ステップは、少なくとも製造委託製品の製品仕様情報を複数含む仕様選択肢情報群と、前記製品仕様情報に紐づけられた金額情報を記憶するステップであり、
前記仕様選択肢情報群は、前記製品仕様情報がその属性に基づいて分類された情報群であり、
前記仕様選択肢情報群送信ステップは、前記仕様選択肢情報群を委託者端末に送信するステップであり、
前記仕様選択情報受付ステップは、委託者端末から仕様選択情報を受け付けるステップであり、
前記仕様選択情報は、前記仕様選択肢情報群に含まれる製品仕様情報から任意に選択された製品仕様情報であり、
前記見積依頼情報受付ステップは、前記委託者端末から、仕様選択情報と、見積依頼情報を受け付けるステップであり、
前記見積情報生成ステップは、前記仕様選択情報から特定される製品仕様情報に紐づけられた前記金額情報に基づいて、見積情報を生成するステップであり、
前記見積情報編集ステップは、受託者端末から見積編集情報を受け付けて、前記見積情報を編集するステップであり、
前記見積情報送信ステップは、前記見積情報を委託者端末に送信するステップであ
前記仕様選択情報保存ステップは、少なくとも1つ以上の前記仕様選択情報を保存するステップであり、
前記見積依頼情報受付ステップは、前記仕様選択情報保存ステップにより2つ以上の仕様選択情報が保存されているときであって、前記委託者端末から前記見積依頼情報を受け付けたときは、前記仕様選択情報保存ステップにより保存された2つ以上の仕様選択情報にそれぞれ対応する2つ以上の見積依頼情報を受け付ける、
製造委託支援方法。
【手続補正書】
【提出日】2022-11-07
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】請求項6
【補正方法】変更
【補正の内容】
【請求項6】
前記管理サーバは、さらに発注情報受付手段を備え、
前記発注情報受付手段は、前記見積情報送信手段により前記見積情報が送信された委託者の委託者端末から、発注情報を受け付ける手段である、
請求項1に記載のシステム。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0021】
発明の好ましい形態では、前記管理サーバは、さらに発注情報受付手段を備え、
前記発注情報受付手段は、前記見積情報送信手段により前記見積情報が送信された委託者の委託者端末から、発注情報を受け付ける手段である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0032】
管理サーバ2は、仕様選択肢情報群送信手段201、仕様選択情報受付手段202、見積依頼情報受付手段203,見積情報生成手段204、見積情報編集手段205、見積情報送信手段206、概算見積情報送信手段207、仕様選択情報保存手段208、見積進捗情報送信手段209、外注依頼情報送信手段210、受託者情報登録手段211、及びグループ登録手段212を備える。また、本発明のシステム1は、記憶手段DBを備える。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0092
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0092】
1 製造委託システム
2 管理サーバ
3 委託者端末
4 受託者端末
4´ 受託者端末
201 仕様選択肢情報群送信手段
202 仕様選択情報受付手段
20 見積依頼情報受付手段
20 見積情報生成手段
20 見積情報編集手段
20 見積情報送信手段
20 概算見積情報送信手段
20 仕様選択情報保存手段
20 見積進捗情報送信手段
10 外注依頼情報送信手段
21 受託者情報登録手段
21 グループ登録手段
21 発注情報受付手段