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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023160663
(43)【公開日】2023-11-02
(54)【発明の名称】シフト装置
(51)【国際特許分類】
   F16H 61/18 20060101AFI20231026BHJP
   B60K 20/02 20060101ALI20231026BHJP
   G05G 1/02 20060101ALI20231026BHJP
   F16H 59/12 20060101ALI20231026BHJP
   F16H 59/36 20060101ALI20231026BHJP
   G06F 3/04847 20220101ALI20231026BHJP
【FI】
F16H61/18
B60K20/02 G
G05G1/02 Z
F16H59/12
F16H59/36
G06F3/04847
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022071174
(22)【出願日】2022-04-22
(71)【出願人】
【識別番号】000003551
【氏名又は名称】株式会社東海理化電機製作所
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】弁理士法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】山本 誠
(72)【発明者】
【氏名】稲村 友峰
(72)【発明者】
【氏名】渡辺 琢也
(72)【発明者】
【氏名】小林 耕司
【テーマコード(参考)】
3D040
3J070
3J552
5E555
【Fターム(参考)】
3D040AA01
3D040AA10
3D040AA13
3D040AA34
3D040AC36
3D040AD05
3D040AF07
3J070AA07
3J070BA07
3J070BA34
3J070BA44
3J070BA51
3J070CC71
3J070DA01
3J552NA01
3J552PA18
3J552PA19
3J552PB10
3J552QC09
3J552QC10
3J552RA20
3J552RB17
3J552SB05
3J552TB13
3J552VA66W
3J552VA68W
3J552VA76W
3J552VB01W
5E555AA12
5E555BA23
5E555BB23
5E555CA08
5E555CB16
5E555CC01
5E555CC03
5E555DD11
5E555FA00
(57)【要約】
【課題】車両の操作性を向上させることができるシフト装置を得る。
【解決手段】シフト装置20は、操作手Fの接触により操作指示を与えるシフトスイッチ22を備えている。シフト装置20は、車両10の初動時に、ドライブスイッチ22Dとは別の前進走行系のシフトスイッチ22に操作手Fが接触した場合、ドライブスイッチ22Dの指示を与えるシフトポジション指示部36を備えている。車両10の初動時に、ドライバが誤ってドライブスイッチ22Dとは別の前進走行系のシフトスイッチ22を選択した場合であっても、車両10は、初動時にドライブモードで走行する。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
操作手の接触により操作指示を与えるシフトスイッチと、
車両の初動時に、ドライブスイッチとは別の前進走行系の前記シフトスイッチに操作手が接触した場合、前記ドライブスイッチの指示を与えるシフトポジション指示部と、
を備えるシフト装置。
【請求項2】
操作手の接触により操作指示を与えるシフトスイッチであって、一端側から他端側に向けて、ドライブスイッチと、前記ドライブスイッチとは別の前進走行系のシフトスイッチとが並んで配置されたシフトスイッチと、
車両の初動時に、操作手によって、前記ドライブスイッチを越えて前記ドライブスイッチとは別の前進走行系の前記シフトスイッチにスライドするなぞる操作がされた場合、前記ドライブスイッチの指示を与えるシフトポジション指示部と、
を備えるシフト装置。
【請求項3】
前記シフトポジション指示部は、車両の初動時に、前記ドライブスイッチとは別の前進走行系の前記シフトスイッチに操作手が接触した場合、所定の時間の経過後に、前記ドライブスイッチとは別の前進走行系の前記シフトスイッチの指示を受け付ける
請求項1又は請求項2に記載のシフト装置。
【請求項4】
前記シフトポジション指示部は、車両の初動時に、前記ドライブスイッチに操作手が接触した場合、所定の時間経過後に、前記ドライブスイッチとは別の前進走行系の前記シフトスイッチの指示を受け付ける
請求項1又は請求項2に記載のシフト装置。
【請求項5】
少なくとも前記ドライブスイッチと、前記ドライブスイッチとは別の前進走行系のシフトスイッチとは、フラット面に並んで配置されている
請求項1又は請求項2に記載のシフト装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、シフト装置に関する。
【背景技術】
【0002】
ドライバの操作手の接触によって、シフトポジションを切り替え可能なシフトバイワイヤ式のシフト装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1には、ドライバが複数のボタンのいずれか1つを操作して、所望のギアシフトを選択することにより、ギアシフトを変更可能なボタン式電子ギアシフト装置が開示されている。
【0004】
ところで、このようなシフト装置では、車両の操作性を向上させることが好ましい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】独国特許出願公開第102014009355号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上記事実を考慮し、車両の操作性を向上させることができるシフト装置を得ることが目的である。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第1態様のシフト装置は、操作手の接触により操作指示を与えるシフトスイッチと、車両の初動時に、ドライブスイッチとは別の前進走行系の前記シフトスイッチに操作手が接触した場合、前記ドライブスイッチの指示を与えるシフトポジション指示部と、を備える。
【0008】
本発明の第2態様のシフト装置では、操作手の接触により操作指示を与えるシフトスイッチであって、一端側から他端側に向けて、ドライブスイッチと、前記ドライブスイッチとは別の前進走行系のシフトスイッチとが並んで配置されたシフトスイッチと、車両の初動時に、操作手によって、前記ドライブスイッチを越えて前記ドライブスイッチとは別の前進走行系の前記シフトスイッチにスライドするなぞる操作がされた場合、前記ドライブスイッチの指示を与えるシフトポジション指示部と、を備える。
【0009】
本発明の第3態様のシフト装置では、本発明の第1態様又は第2態様のシフト装置において、前記シフトポジション指示部は、車両の初動時に、前記ドライブスイッチとは別の前進走行系の前記シフトスイッチに操作手が接触した場合、所定の時間の経過後に、前記ドライブスイッチとは別の前進走行系の前記シフトスイッチの指示を受け付ける。
【0010】
本発明の第4態様のシフト装置では、本発明の第1態様から第3態様のいずれか1つのシフト装置において、前記シフトポジション指示部は、車両の初動時に、前記ドライブスイッチに操作手が接触した場合、所定の時間経過後に、前記ドライブスイッチとは別の前進走行系の前記シフトスイッチの指示を受け付ける。
【0011】
本発明の第5態様のシフト装置では、本発明の第1態様から第4態様のいずれか1つのシフト装置において、少なくとも前記ドライブスイッチと、前記ドライブスイッチとは別の前進走行系のシフトスイッチとは、フラット面に並んで配置されている。
【発明の効果】
【0012】
本発明の第1態様のシフト装置では、車両の初動時に、ドライブスイッチとは別の前進走行系のシフトスイッチに操作手が接触した場合、ドライブスイッチの指示を与えることで、車両は、初動時に、ドライブモードで走行する。そのため、燃費が悪化したり、所望の車速が得られなかったりする事態が抑制される。その結果、車両の操作性を向上させることができる。
【0013】
本発明の第2態様のシフト装置では、
車両の初動時に、操作手によって、前記ドライブスイッチを越えて前記ドライブスイッチとは別の前進走行系の前記シフトスイッチにスライドするなぞる操作がされた場合、前記ドライブスイッチの指示を与えることで、車両は、初動時に、ドライブモードで走行する。そのため、燃費が悪化したり、所望の車速が得られなかったりする事態が抑制される。その結果、車両の操作性を向上させることができる。
【0014】
本発明の第3態様のシフト装置では、車両の初動時に、ドライブスイッチとは別の前進走行系のシフトスイッチに操作手が接触した場合、所定の時間の経過後に、ドライブスイッチとは別の前進走行系のシフトスイッチの指示を受け付けることで、車両の初動時に、ドライバがドライブスイッチとは別の前進走行系のシフトスイッチを選択し、所定の時間経過後に、再度ドライブスイッチとは別の前進走行系のシフトスイッチを選択することで、ドライブモードとは別の前進走行系モードに移行する。そのため、ドライバの意思により、ドライブスイッチとは別の前進走行系のシフトスイッチが選択された場合に、車両は、ドライブモードとは別の前進走行系モードで走行する。その結果、シフト切替の誤操作を抑制することができる。
【0015】
本発明の第4態様のシフト装置では、車両の初動時に、ドライブスイッチに操作手が接触した場合、所定の時間経過後に、ドライブスイッチとは別の前進走行系のシフトスイッチの指示を受け付けることで、車両の初動時に、ドライバがドライブスイッチを選択し、所定の時間経過後に、ドライブスイッチとは別の前進走行系のシフトスイッチを選択することで、ドライブモードとは別の前進走行系モードに移行する。そのため、ドライバの意思により、ドライブスイッチとは別の前進走行系のシフトスイッチが選択された場合に、車両は、ドライブモードとは別の前進走行系モードで走行する。その結果、シフト切替の誤操作を抑制することができる。
【0016】
本発明の第5態様のシフト装置では、少なくともドライブスイッチと、ドライブスイッチとは別の前進走行系のシフトスイッチとは、フラット面に並んで配置されている場合であっても、車両の初動時に、ドライバが、ドライブスイッチとは別の前進走行系のシフトスイッチを誤って選択してしまった際に、車両は、初動時に、ドライブモードで走行する。そのため、車両の操作性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本実施形態に係るシフト装置が設けられたインストルメントパネルを車室内から車両前方を見て示す概略図である。
図2】第1実施形態に係るシフト装置を示す斜視図である。
図3】第1実施形態に係るシフト装置を示す断面図であり、図2のA-A断面を示す。
図4】第1実施形態に係るシフト装置の機能構成を示すブロック図である。
図5】第1実施形態に係るシフト装置の操作を説明するための説明図ある。
図6】第1実施形態に係るシフト装置の操作を説明するための説明図ある。
図7】第1実施形態に係るシフト装置の初動シフト処理の流れを示すフローチャートである。
図8】第2実施形態に係るシフト装置の初動シフト処理の流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0018】
〔第1実施形態〕
以下、第1実施形態に係るシフト装置20について、図面を参照して説明する。第1実施形態では、シフト装置20を、シフトスイッチを選択することでシフト操作をするシフトバイワイヤ式の車両用シフト装置とする例を説明する。
【0019】
なお、各図において、矢印UPは、車両上方を示し、矢印RHは、車両右方を示し、矢印Dは、シフト装置20の長手方向Dを示している。また、単に一端側及び他端側を用いて説明する場合は、特に断りのない限り、シフト装置20の長手方向Dに対するものとする。
【0020】
[シフト装置の構成]
図1に示すように、第1実施形態に係るシフト装置20は、車両10の車室内の前側に設けられたインストルメントパネル14に配置されている。シフト装置20は、ステアリングホイール12の車両右側に、車両幅方向に延在したガーニッシュ16に沿って設けられている。
【0021】
図2に示すように、シフト装置20は、シフトスイッチ22としてのパーキングスイッチ22Aと、リバーススイッチ22Bと、ニュートラルスイッチ22Cと、ドライブスイッチ22Dと、マニュアルスイッチ22Eとが、長手方向Dの一端側から他端側に向けて、この順番で並んで配置されている。
【0022】
パーキングスイッチ22A、リバーススイッチ22B及びニュートラルスイッチ22Cは、非前進走行系のシフトスイッチ22を構成する。ドライブスイッチ22D及びマニュアルスイッチ22Eは、前進走行系のシフトスイッチ22を構成する。
【0023】
運転席に着座したドライバの操作手(手指)Fがシフトスイッチ22に接触することで、シフトポジションとしてのパーキングポジションPと、リバースポジションRと、ニュートラルポジションNと、ドライブポジションDと、マニュアルポジションMとを切り替える。
【0024】
ドライブポジションDでは、車速やアクセル開度等に応じて自動的にシフトアップ又はシフトダウンされるドライブモードとなる。マニュアルポジションMでは、ドライバの操作に応じてシフトアップ又はシフトダウンされるマニュアルモードとなる。
【0025】
図3に示すように、シフト装置20は、アッパーハウジング21と、接触検知部としての静電センサ24と、プリント基板28と、報知部としての光出力部26と、ケース29と、を備えている。
【0026】
(アッパーハウジング21)
アッパーハウジング21は、一辺が開口した矩形の箱状に形成されている。アッパーハウジング21は、意匠面を構成する天板21Aに、Pの文字を形成した文字部分Pと、Rの文字を形成した文字部分Rと、Nの文字を形成した文字部分Nと、Dの文字を形成した文字部分Dと、Mの文字を形成した文字部分Mと、が形成されている。
【0027】
文字部分Pは、パーキングスイッチ22Aを構成し、文字部分Rは、リバーススイッチ22Bを構成し、文字部分Cは、ニュートラルスイッチ22Cを構成し、文字部分Dは、ドライブスイッチ22Dを構成し、文字部分Mは、マニュアルスイッチ22Eを構成する。パーキングスイッチ22A、リバーススイッチ22B、ニュートラルスイッチ22C、ドライブスイッチ22D及びマニュアルスイッチ22Eは、長手方向Dに並んでフラット面に配置されている。
【0028】
アッパーハウジング21は、文字部分P、文字部分R、文字部分N、文字部分D及び文字部分Mが透明に形成されている。アッパーハウジング21は、例えば、透明な樹脂材で形成され、文字部分P、文字部分R、文字部分N、文字部分D及び文字部分M以外に不透明な塗料が塗布されることで形成することができる。
【0029】
(ケース29及びプリント基板28)
ケース29は、アッパーハウジング21の開口を塞ぐように配置されている。プリント基板28は、ケース29の上面に配置されている。
【0030】
(静電センサ24)
静電センサ24は、例えば、透明に形成され、アッパーハウジング21の天板21Aの裏面に取り付けられている。静電センサ24は、文字部分Pに対応する位置に配置された第1静電センサ24Aと、文字部分Rに対応する位置に配置された第2静電センサ24Bと、文字部分Nに対応する位置に配置された第3静電センサ24Cと、文字部分Dに対応する位置に配置された第4静電センサ24Dと、文字部分Mに対応する位置に配置された第5静電センサ24Eと、で構成されている。
【0031】
第1静電センサ24Aは、操作手Fのパーキングスイッチ22Aへの接触による静電容量の変化を検出する。第2静電センサ24Bは、操作手Fのリバーススイッチ22Bへの接触による静電容量の変化を検出する。第3静電センサ24Cは、操作手Fのニュートラルスイッチ22Cへの接触による静電容量の変化を検出する。第4静電センサ24Dは、操作手Fのドライブスイッチ22Dへの接触による静電容量の変化を検出する。第5静電センサ24Eは、操作手Fのマニュアルスイッチ22Eへの接触による静電容量の変化を検出する。
【0032】
(光出力部26)
光出力部26は、プリント基板28の上面に配置されている。光出力部26は、光を出力するLED(light-emitting diode)とすることができる。光出力部26は、文字部分Pに対応する位置に配置された第1光出力部26Aと、文字部分Rに対応する位置に配置された第2光出力部26Bと、文字部分Nに対応する位置に配置された第3光出力部26Cと、文字部分Dに対応する位置に配置された第4光出力部26Dと、文字部分Mに対応する位置に配置された第5光出力部26Eと、で構成されている。
【0033】
第1光出力部26Aが発光すると、文字部分Pが光り、第2光出力部26Bが発光すると、文字部分Rが光り、第3光出力部26Cが発光すると、文字部分Nが光り、第4光出力部26Dが発光すると、文字部分Dが光り、第5光出力部26Eが発光すると、文字部分Mが光るようになっている。
【0034】
[シフト装置の機能構成]
図4に示すように、シフト装置20は、機能的には、静電センサ24の検知情報が、制御部30に入力され、制御部30によって処理された情報が、光出力部26と車両制御装置40に出力されるようになっている。
【0035】
第1静電センサ24Aは、文字部分Pへの操作手Fの接触による静電容量の変化を測定する。第1静電センサ24Aの測定情報は制御部30に入力される。第2静電センサ24Bは、文字部分Rへの操作手Fの接触による静電容量の変化を測定する。第2静電センサ24Bの測定情報は制御部30に入力される。第3静電センサ24Cは、文字部分Nへの操作手Fの接触による静電容量の変化を測定する。第3静電センサ24Cの測定情報は制御部30に入力される。第4静電センサ24Dは、文字部分Dへの操作手Fの接触による静電容量の変化を測定する。第4静電センサ24Dの測定情報は制御部30に入力される。第5静電センサ24Eは、文字部分Mへの操作手Fの接触による静電容量の変化を測定する。第5静電センサ24Eの測定情報は制御部30に入力される。
【0036】
制御部30は、静電容量取得部31と、接触判定部32と、シフトポジション判定部33と、経過時間判定部34と、光出力指示部35と、シフトポジション指示部36と、を備えている。
【0037】
静電容量取得部31は、各静電センサ24が検知した静電容量を取得する。
【0038】
接触判定部32は、静電容量取得部31が取得した静電容量に基づいて、操作手Fがシフトスイッチ22に接触したか否かを判定する。具体的には、接触判定部34は、静電容量取得部31が取得した静電容量が所定の閾値より大きいか否かを判定する。
【0039】
シフトポジション判定部33は、静電容量を検知した静電センサ24に基づいて、シフトポジションを判定する。
【0040】
具体的には、第1静電センサ24Aが静電容量の変化を検知した場合、シフトポジション判定部33は、シフトポジションをパーキングポジションPと判定する。第2静電センサ24Bが静電容量の変化を検知した場合、シフトポジション判定部33は、シフトポジションをリバースポジションRと判定する。第3静電センサ24Cが静電容量の変化を検知した場合、シフトポジション判定部33は、シフトポジションをニュートラルポジションNと判定する。第4静電センサ24Dが静電容量の変化を検知した場合、シフトポジション判定部33は、シフトポジションをドライブポジションDと判定する。第5静電センサ24Eが静電容量の変化を検知した場合、シフトポジション判定部33は、シフトポジションをマニュアルポジションMと判定する。
【0041】
シフトポジション判定部33は、操作手Fが所定の時間(例えば、0.5秒~1秒)継続して、操作手Fが同じシフトスイッチ22に接触した場合に、シフトポジションを判定するようにすることができる。
【0042】
経過時間判定部34は、接触判定部32が接触したと判定した時刻から所定の時間(例えば、0.5秒~1秒)を経過したか否かを判定する。
【0043】
光出力指示部35は、接触判定部32の判定結果とシフトポジション判定部33との判定結果とに基づいて、第1光出力部26A~第5光出力部26Eの何れかを点灯する。
【0044】
具体的には、接触判定部32が操作手Fのシフトスイッチ22への接触を判定し、シフトポジション判定部33がパーキングポジションPと判定した場合、光出力指示部35は、第1光出力部26Aに対して出力指示を与える。接触判定部32が操作手Fのシフトスイッチ22への接触を判定し、シフトポジション判定部33がリバースポジションRと判定した場合、光出力指示部35は、第2光出力部26Bに対して出力指示を与える。接触判定部32が操作手Fのシフトスイッチ22への接触を判定し、シフトポジション判定部33がニュートラルポジションNと判定した場合、光出力指示部35は、第3光出力部26Cに対して出力指示を与える。接触判定部32が操作手Fのシフトスイッチ22への接触を判定し、シフトポジション判定部33がドライブポジションDと判定した場合、光出力指示部35は、第4光出力部26Dに対して出力指示を与える。接触判定部32が操作手Fのシフトスイッチ22への接触を判定し、シフトポジション判定部33がマニュアルポジションMと判定した場合、光出力指示部35は、第5光出力部26Eに対して出力指示を与える。
【0045】
シフトポジション指示部36は、シフトポジション判定部33の判定結果と接触判定部34の判定結果とに基づいて、所定の指示を車両制御装置40に与える。
【0046】
具体的には、シフトポジション判定部33が、パーキングポジションPと判定し、接触判定部34が、操作手Fのシフトスイッチ22への接触を判定した場合、シフトポジション指示部36は、車両制御装置40に対して、パーキングポジションPの指示を与える。シフトポジション判定部33が、リバースポジションRと判定し、接触判定部34が、操作手Fのシフトスイッチ22への接触を判定した場合、シフトポジション指示部36は、車両制御装置40に対して、リバースポジションRの指示を与える。シフトポジション判定部33が、ニュートラルポジションNと判定し、接触判定部34が、操作手Fのシフトスイッチ22への接触を判定した場合、シフトポジション指示部36は、車両制御装置40に対して、ニュートラルポジションNの指示を与える。シフトポジション判定部33が、ドライブポジションDと判定し、接触判定部34が、操作手Fのシフトスイッチ22への接触を判定した場合、シフトポジション指示部36は、車両制御装置40に対して、ドライブポジションDの指示を与える。シフトポジション判定部33が、マニュアルポジションMと判定し、接触判定部34が、操作手Fのシフトスイッチ22への接触を判定した場合、シフトポジション指示部36は、車両制御装置40に対して、マニュアルポジションMの指示を与える。
【0047】
シフトポジション指示部36は、車両10の初動時において、後述するタップ操作がされ、マニュアルスイッチ22Eに操作手Fが接触した場合、ドライブスイッチ22Dの指示を与える。
【0048】
シフトポジション指示部36は、車両10の初動時において、操作手Fによって、非前進走行系のシフトスイッチ22(パーキングスイッチ22A、リバーススイッチ22B又はニュートラルスイッチ22C)から、ドライブスイッチ22Dを越えてマニュアルスイッチ22Eにスライドする後述するなぞり操作がされ、マニュアルスイッチ22Eに操作手Fが接触した場合、ドライブスイッチ22Dの指示を与える。
【0049】
[シフト装置の操作]
(タップ操作)
タップ操作は、シフトスイッチ22を目掛けて、操作手Fをシフトスイッチ22に接近する方向に移動して、シフトスイッチ22に接触する操作である。具体的には、図5に示すように、タップ操作は、例えば、マニュアルスイッチ22Eを目掛けて、操作手Fをマニュアルスイッチ22Eに接近する方向に移動して、マニュアルスイッチ22Eに接触させる操作である。
【0050】
(なぞり操作)
なぞり操作(スワイプ操作)は、操作手Fがシフトスイッチ22に接触した状態から、操作手Fがシフトスイッチ22に接触した状態のまま、操作手Fをスライドさせる操作である。具体的には、図6に示すように、なぞり操作は、例えば、操作手Fがパーキングスイッチ22Aに接触した状態から、操作手Fがシフトスイッチ22に接触した状態のまま、操作手Fを他端側に移動して、マニュアルスイッチ22Eに接触する操作である。
【0051】
[シフト装置による初動シフト処理の流れ]
以下では、シフト装置20による初動シフト処理の一例として、停車時にパーキングスイッチ22Aが選択されている場合であって、車両10の初動時に、タップ操作又はなぞり操作により、マニュアルスイッチ22Eが選択された場合について説明する。具体的には、タップ操作においては、車両10の初動時に、操作手Fがマニュアルスイッチ22Eに接触した場合である。なぞり操作においては、車両10の初動時に、操作手Fによって、パーキングスイッチ22Aから、ドライブスイッチ22Dを越えてマニュアルスイッチ22Eに接触した場合である。車両10の初動とは、車両10が停車した状態から発進することをいう。
【0052】
図7に示すように、車両10が停車した状態において、初動シフト処理が開始されると、接触判定部32は、静電容量取得部31が取得した静電容量に基づいて、操作手Fのシフトスイッチ22への接触を判定する(ステップS101)。
【0053】
次いで、シフトポジション判定部33は、シフトポジションをマニュアルポジションMと判定する(ステップS102)。
【0054】
次いで、シフトポジション指示部36は、車両10の初動時において、マニュアルスイッチ22Eが選択されていることから、車両制御装置40にドライブスイッチ22Dの指示を与える(ステップS103)。この際、光出力指示部35は、第4光出力部26Dに対して出力指示を与え、文字部分Dを光らせてもよい。
【0055】
次いで、接触判定部32は、新たに操作手Fがシフトスイッチ22に接触したか否かを判定する(ステップS104)。新たに操作手Fがシフトスイッチ22に接触したと判定された場合(ステップS104でYES)、ステップS105に進む。一方、新たに操作手Fがシフトスイッチ22に接触していないと判定された場合(ステップS104でNO)、初動シフト処理を終了する。
【0056】
ステップS104に進むと、経過時間判定部34は、接触判定部32が接触したと判定した時刻から所定の時間(例えば、0.5秒~1秒)を経過したか否かを判定する(ステップS105)。接触判定部32が接触したと判定した時刻から所定の時間を経過したと判定された場合(ステップS105でYES)、ステップS106に進む。一方、接触判定部32が接触したと判定した時刻から所定の時間を経過していないと判定された場合(ステップS105でNO)、ステップS104に戻る。
【0057】
ステップS106に進むと、シフトポジション判定部33は、シフトポジションがマニュアルポジションMであるか否か判定する(ステップS106)。シフトポジションがマニュアルポジションMであると判定された場合(ステップS106でYES)、シフトポジション指示部36は、車両制御装置40にマニュアルポジションMの指示を与え(ステップS107)、初動シフト処理を終了する。この際、光出力指示部35は、第5光出力部26Eに対して出力指示を与え、文字部分Mを光らせてもよい。
【0058】
すなわち、シフトポジション指示部36は、車両10の初動時に、マニュアルスイッチ22Eに操作手Fが接触した場合、所定の時間の経過後に、マニュアルスイッチ22Eの指示を受け付ける。
【0059】
一方、シフトポジションがマニュアルポジションMでないと判定された場合(ステップS106でNO)、シフトポジション指示部36は、車両制御装置40に選択したポジションの指示を与え(ステップS108)、初動シフト処理を終了する。この際、光出力指示部35は、選択されたシフトスイッチ22に対応した光出力部26に対して出力指示を与え、選択されたシフトスイッチ22に対応する文字部分を光らせてもよい。
【0060】
[第1実施形態の作用]
第1実施形態のシフト装置20は、操作手Fの接触により操作指示を与えるシフトスイッチ22を備えている。シフト装置20は、車両10の初動時に、マニュアルスイッチ22Eに操作手Fが接触した場合、ドライブスイッチ22Dの指示を与えるシフトポジション指示部36を備えている(図4参照)。
【0061】
ところで、車両10の初動時に、例えば、ドライバが誤ってマニュアルスイッチ22Eを選択した場合、車両10は、低速ギアで走行される。そのため、燃費が悪化したり、所望の車速が得られなかったりして、車両の操作性が悪化する。
【0062】
第1実施形態では、車両10の初動時に、マニュアルスイッチ22Eに操作手Fが接触した場合、ドライブスイッチ22Dの指示を与えることで、車両10は、初動時に、ドライブモードで走行する。そのため、燃費が悪化したり、所望の車速が得られなかったりする事態が抑制される。そのため、車両10の操作性を向上させることができる。
【0063】
第1実施形態のシフト装置20では、シフトスイッチ22は、一端側から他端側に向けて、非前進走行系のシフトスイッチ22と、ドライブスイッチ22Dと、マニュアルスイッチ22Eとが並んで配置されている。シフト装置20は、車両10の初動時に、操作手Fによって、非前進走行系のシフトスイッチ22から、ドライブスイッチ22Dを越えてマニュアルスイッチ22Eにスライドするなぞる操作がされた場合、ドライブスイッチ22Dの指示を与えるシフトポジション指示部36を備えている(図6参照)。
【0064】
車両10の初動時に、操作手Fによって、非前進走行系のシフトスイッチ22から、ドライブスイッチ22Dを越えてマニュアルスイッチ22Eにスライドするなぞる操作がされた場合、ドライブスイッチ22Dの指示を与えることで、車両10は、初動時に、ドライブモードで走行する。そのため、燃費が悪化したり、所望の車速が得られなかったりする事態が抑制される。その結果、車両10の操作性を向上させることができる。
【0065】
第1実施形態のシフト装置20では、シフトポジション指示部36は、車両10の初動時に、マニュアルスイッチ22Eに操作手Fが接触した場合、所定の時間の経過後に、マニュアルスイッチ22Eの指示を受け付ける(図7参照)。
【0066】
車両10の初動時に、マニュアルスイッチ22Eに操作手Fが接触した場合、所定の時間の経過後に、マニュアルスイッチ22Eの指示を受け付けることで、車両10の初動時に、ドライバがマニュアルスイッチ22Eを選択し、所定の時間経過後に、再度マニュアルスイッチ22Eを選択することで、マニュアルモードに移行する。そのため、ドライバの意思により、マニュアルスイッチ22Eが選択された場合に、車両10は、マニュアルモードで走行する。その結果、シフト切替の誤操作を抑制することができる。
【0067】
第1実施形態のシフト装置20では、少なくともドライブスイッチ22Dと、マニュアルスイッチ22Eとは、フラット面に並んで配置されている(図3参照)。
【0068】
ところで、複数のシフトスイッチ22がフラット面に並んで配置されていると、各シフトスイッチ22の境目が分からなくなる。そのため、ドライバが目的のシフトスイッチ22を押し誤る可能性がある。
【0069】
第1実施形態では、ドライブスイッチ22Dと、マニュアルスイッチ22Eとは、フラット面に並んで配置されている場合であっても、車両10の初動時に、ドライバが、マニュアルスイッチ22Eを誤って選択してしまった際に、車両10は、初動時に、ドライブモードで走行する。そのため、車両10の操作性を向上させることができる。
【0070】
〔第2実施形態〕
第2実施形態のシフト装置は、車両の初動時に選択したシフトスイッチが異なる点で、第1実施形態のシフト装置と相違する。なお、第1実施形態で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については、同一用語又は符号を用いて説明する。
【0071】
[シフト装置による初動シフト処理の流れ]
以下では、シフト装置20による初動シフト処理の一例として、車両10の初動時に、タップ操作又はなぞり操作により、ドライブスイッチ22Dが選択された場合について説明する。具体的には、タップ操作においては、車両10の初動時に、操作手Fがドライブスイッチ22Dに接触した場合である。なぞり操作においては、車両10の初動時に、操作手Fによって、パーキングスイッチ22Aからドライブスイッチ22Dに接触した場合である。
【0072】
図8に示すように、車両10が停車した状態において、初動シフト処理が開始されると、接触判定部32は、静電容量取得部31が取得した静電容量に基づいて、操作手Fのシフトスイッチ22への接触を判定する(ステップS201)。
【0073】
次いで、シフトポジション判定部33は、シフトポジションをドライブポジションDと判定する(ステップS202)。
【0074】
次いで、シフトポジション指示部36は、車両制御装置40にドライブスイッチ22Dの指示を与える(ステップS203)。この際、光出力指示部35は、第4光出力部26Dに対して出力指示を与え、文字部分Dを光らせてもよい。
【0075】
次いで、接触判定部32は、新たに操作手Fがシフトスイッチ22に接触したか否かを判定する(ステップS204)。新たに操作手Fがシフトスイッチ22に接触したと判定された場合(ステップS204でYES)、ステップS205に進む。一方、新たに操作手Fがシフトスイッチ22に接触していないと判定された場合(ステップS204でNO)、初動シフト処理を終了する。
【0076】
ステップS204に進むと、経過時間判定部34は、接触判定部32が接触したと判定した時刻から所定の時間(例えば、0.5秒~1秒)を経過したか否かを判定する(ステップS205)。接触判定部32が接触したと判定した時刻から所定の時間を経過したと判定された場合(ステップS205でYES)、ステップS206に進む。一方、接触判定部32が接触したと判定した時刻から所定の時間を経過していないと判定された場合(ステップS205でNO)、ステップS204に戻る。
【0077】
ステップS206に進むと、シフトポジション判定部33は、シフトポジションがマニュアルポジションMであるか否か判定する(ステップS206)。シフトポジションがマニュアルポジションMであると判定された場合(ステップS206でYES)、シフトポジション指示部36は、車両制御装置40にマニュアルポジションMの指示を与え(ステップS207)、初動シフト処理を終了する。この際、光出力指示部35は、第5光出力部26Eに対して出力指示を与え、文字部分Mを光らせてもよい。
【0078】
すなわち、シフトポジション指示部36は、車両10の初動時に、ドライブスイッチ22Dに操作手Fが接触した場合、所定の時間の経過後に、マニュアルスイッチ22Eの指示を受け付ける。
【0079】
一方、シフトポジションがマニュアルポジションMでないと判定された場合(ステップS206でNO)、シフトポジション指示部36は、車両制御装置40に選択したポジションの指示を与え(ステップS208)、初動シフト処理を終了する。この際、光出力指示部35は、選択されたシフトスイッチ22に対応した光出力部26に対して出力指示を与え、選択されたシフトスイッチ22に対応する文字部分を光らせてもよい。
【0080】
[第2実施形態の作用]
第2実施形態のシフト装置20では、シフトポジション指示部36は、車両10の初動時に、ドライブスイッチ22Dに操作手Fが接触した場合、所定の時間経過後に、マニュアルスイッチ22Eの指示を受け付ける(図8参照)。
【0081】
車両10の初動時に、ドライブスイッチ22Dに操作手Fが接触した場合、所定の時間経過後に、マニュアルスイッチ22Eの指示を受け付けることで、車両10の初動時に、ドライバがドライブスイッチ22Dを選択し、所定の時間経過後に、マニュアルスイッチ22Eを選択することで、マニュアルモードに移行する。そのため、ドライバの意思により、マニュアルスイッチ22Eが選択された場合に、車両10は、初動時に、マニュアルモードで走行する。その結果、シフト切替の誤操作を抑制することができる。
【0082】
以上、本発明のシフト装置を、第1実施形態及び第2実施形態に基づき説明してきた。しかし、具体的な構成については、これらの実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更などは許容される。
【0083】
第1実施形態及び第2実施形態では、ドライブスイッチ22Dの他端側にマニュアルスイッチ22Eが配置される例を示した。しかし、ドライブスイッチ22Dの他端側に、前進走行系のシフトスイッチとしてのスポーツスイッチやローギアスイッチが配置されてもよい。また、ドライブスイッチ22Dの他端側に、2つ以上の前進走行系のシフトスイッチが配置されてもよい。
【0084】
第1実施形態及び第2実施形態のシフト装置20では、停車時にパーキングスイッチ22Aが選択されている場合であって、車両10の初動時に、タップ操作又はなぞり操作により、マニュアルスイッチ22Eが選択された例を示した。しかし、シフト装置は、停車時に、リバーススイッチ22B、ニュートラルスイッチ22C又はドライブスイッチ22Dが選択されている場合であって、車両10の初動時に、タップ操作又はなぞり操作により、マニュアルスイッチ22Eが選択された場合にも適用できる。
【0085】
第1実施形態では、マニュアルスイッチ22Eに操作手Fが接触した場合、所定の時間の経過後に、マニュアルスイッチ22Eの指示を受け付ける例を示した。この場合には、マニュアルスイッチ22Eに操作手Fが接触した状態で、所定の時間の経過したようなロングタップをした場合が含まれる。すなわち、マニュアルスイッチ22Eに操作手Fが接触した状態で、所定の時間の経過した場合、車両制御装置40にマニュアルポジションMの指示を与えてもよい。
【0086】
第1実施形態及び第2実施形態では、シフト装置20は、報知部としての光出力部26を備える例を示した。しかし、シフト装置は、報知部を備えていなくてもよいし、報知部としての音出力を備えていてもよい。
【0087】
第1実施形態及び第2実施形態では、シフトスイッチ22は、車両幅方向に並んで配置される例を示した。しかし、シフトスイッチは、この態様に限定されず、車両上下方向に並んで配置されてもよいし、L字状、十字状、環状に配置されてもよい。
【0088】
第1実施形態及び第2実施形態では、接触検知部を静電センサ24とする例を示した。しかし、接触検知部は、シフトスイッチへの操作手Fの接触を検知できるものであればよく、例えば、カメラとすることもできる。
【0089】
第1実施形態及び第2実施形態では、シフト装置20は、インストルメントパネル14に配置されている例を示した。しかし、シフト装置は、センターコンソール、ステアリングその他の車室内の部品に配置することができる。
【符号の説明】
【0090】
10・・・車両、20・・・シフト装置、22・・・シフトスイッチ、22A・・・パーキングスイッチ(非前進走行系のシフトスイッチの一例)、22B・・・リバーススイッチ(非前進走行系のシフトスイッチの一例)、22C・・・ニュートラルスイッチ(非前進走行系のシフトスイッチの一例)、22D・・・ドライブスイッチ(前進走行系のシフトスイッチの一例)、22E・・・マニュアルスイッチ(前進走行系のシフトスイッチの一例)、36・・・シフトポジション指示部、F・・・操作手
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8