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  • 特開-連続分液装置及び連続分液方法 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023160683
(43)【公開日】2023-11-02
(54)【発明の名称】連続分液装置及び連続分液方法
(51)【国際特許分類】
   B01D 17/12 20060101AFI20231026BHJP
   G01F 23/292 20060101ALI20231026BHJP
   B01D 17/025 20060101ALI20231026BHJP
   B01D 17/032 20060101ALI20231026BHJP
【FI】
B01D17/12 B
G01F23/292 A
B01D17/025 502D
B01D17/032
B01D17/025 502A
B01D17/025 502B
B01D17/032 501B
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022071203
(22)【出願日】2022-04-23
(71)【出願人】
【識別番号】000236573
【氏名又は名称】浜理薬品工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100124039
【弁理士】
【氏名又は名称】立花 顕治
(72)【発明者】
【氏名】増田 茂明
(72)【発明者】
【氏名】大平 雅之
(72)【発明者】
【氏名】川本 哲治
(72)【発明者】
【氏名】石原 雄二
【テーマコード(参考)】
2F014
【Fターム(参考)】
2F014FA03
(57)【要約】
【課題】簡易な構成で連続的な分液が可能な連続分液装置及び連続分液方法を提供する。
【解決手段】本発明に係る連続分液は、第1液と、前記第1液と非相溶であり、且つ前記第1液よりも比重の大きい第2液とを分離する連続分液装置であって、前記第1液と前記第2液との混合液が供給され、下部に第1排出部を有し、前記第1排出部よりも高い位置に配置された第2排出部を有する、液体を収容可能な分液槽と、前記第1排出部を開閉するように構成されたバルブと、前記分液槽に収容された液体の、前記第2排出部よりも低い第1水位を検出する第1センサと、前記分液槽に収容された液体の、前記第1水位よりも低く、前記第1排出部より高い、第2水位を検出する第2センサと、を備えている。
【選択図】図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1液と、前記第1液と非相溶であり、且つ前記第1液よりも比重の大きい第2液とを分離する連続分液装置であって、
前記第1液と前記第2液との混合液が供給され、下部に第1排出部を有し、前記第1排出部よりも高い位置に配置された第2排出部を有する、液体を収容可能な分液槽と、
前記第1排出部を開閉するように構成されたバルブと、
前記分液槽に収容された液体の、前記第2排出部よりも低い第1水位を検出する第1センサと、
前記分液槽に収容された液体の、前記第1水位よりも低く、前記第1排出部より高い、第2水位を検出する第2センサと、
を備えている、連続分液装置。
【請求項2】
前記第2排出部には、当該第2排出部を超える水位の液体を排出する、オーバーフロー管が連結されている、請求項1に記載の連続分液装置。
【請求項3】
前記第1センサ及び前記第2センサは、光電子センサであり、
前記分液槽において、少なくとも前記第1センサ及び前記第2センサからの光が照射される部分は、透光性の材料で形成されている、請求項1または2に記載の連続分液装置。
【請求項4】
前記分液槽と隣接し、前記分液槽の上下方向に延びる側管をさらに備え、
前記側管は、前記第2排出部よりも下方の少なくとも上下方向の2カ所において、前記分液槽と連通しており、
前記第1センサ及び前記第2センサは、光電子センサであり、前記側管に充填された液体の水位を検出するように構成されており、
前記側管において、少なくとも前記第1センサ及び前記第2センサからの光が照射される部分は、透光性の材料で形成されている、請求項1または2に記載の連続分液装置。
【請求項5】
第1液と、前記第1液と非相溶であり、且つ前記第1液よりも比重の大きい第2液とを分離する連続分液方法であって、
下部に第1排出部を有し、前記第1排出部よりも高い位置に配置された第2排出部を有する、液体を収容可能な分液槽において、前記第1排出部を閉じるステップと、
前記分液槽に、前記第1液と前記第2液との混合液を連続的に供給するステップと、
前記分液槽に供給された混合液が前記第1液と前記第2液に分離しながら収容されているとき、前記第2排出部を超える水位の前記第1液を、当該第2排出部から排出するステップと、
前記第2液の水位が、前記第2排出部よりも低い第1水位に達したとき、前記第1排出部を開き、前記第2液を前記第1排出部から排出するステップと、
前記第2液の水位が前記第1排出部よりも高く、前記第1水位よりも低い第2水位に達したとき、前記第1排出部を閉じるステップと、
を備えている、連続分液方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、連続分液装置及び連続分液方法に関する。
【背景技術】
【0002】
非相溶性の液体を分離する種々の装置が提案されている。例えば、特許文献1には、分液槽に収容された非相溶性の2以上の液体を排出する際に、排出液の超音波の速度を計測し、速度の変化を検知しながら、液界面で開閉弁を自動的に切り替えることで、分液を行うことが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平7-308511号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記の装置は、バッチ処理により分液を行うものであるため、分液槽には所定時間おきに液体を供給しなければならない。したがって、連続的な分液を行うことはできなかった。本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、簡易な構成で連続的な分液が可能な連続分液装置及び連続分液方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係る連続分液は、第1液と、前記第1液と非相溶であり、且つ前記第1液よりも比重の大きい第2液とを分離する連続分液装置であって、前記第1液と前記第2液との混合液が供給され、下部に第1排出部を有し、前記第1排出部よりも高い位置に配置された第2排出部を有する、液体を収容可能な分液槽と、前記第1排出部を開閉するように構成されたバルブと、前記分液槽に収容された液体の、前記第2排出部よりも低い第1水位を検出する第1センサと、前記分液槽に収容された液体の、前記第1水位よりも低く、前記第1排出部より高い、第2水位を検出する第2センサと、を備えている。
【0006】
上記連続分液装置において、前記第2排出部には、当該第2排出部を超える水位の液体を排出する、オーバーフロー管を連結することができる。
【0007】
上記連続分液装置において、前記第1センサ及び前記第2センサは、光電子センサとすることができ、前記分液槽において、少なくとも前記第1センサ及び前記第2センサからの光が照射される部分は、透光性の材料で形成することができる。
【0008】
上記連続分液装置において、前記分液槽と隣接し、前記分液槽の上下方向に延びる側管をさらに備えることができ、前記側管は、前記第2排出部よりも下方の少なくとも上下方向の2カ所において、前記分液槽と連通しており、前記第1センサ及び前記第2センサは、光電子センサであり、前記側管に充填された液体の水位を検出するように構成されており、前記側管において、少なくとも前記第1センサ及び前記第2センサからの光が照射される部分は、透光性の材料で形成することができる。
【0009】
本発明に係る連続分液方法は、第1液と、前記第1液と非相溶であり、且つ前記第1液よりも比重の大きい第2液とを分離する連続分液方法であって、下部に第1排出部を有し、前記第1排出部よりも高い位置に配置された第2排出部を有する、液体を収容可能な分液槽において、前記第1排出部を閉じるステップと、前記分液槽に、前記第1液と前記第2液との混合液を連続的に供給するステップと、前記分液槽に供給された混合液が前記第1液と前記第2液に分離しながら収容されているとき、前記第2排出部を超える水位の前記第1液を、当該第2排出部から排出するステップと、前記第2液の水位が、前記第2排出部よりも低い第1水位に達したとき、前記第1排出部を開き、前記第2液を前記第1排出部から排出するステップと、前記第2液の水位が前記第1排出部よりも高く、前記第1水位よりも低い第2水位に達したとき、前記第1排出部を閉じるステップと、を備えている。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、簡易な構成で、連続的な分液を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本発明の一実施形態に係る連続分液装置の概略図である。
図2図1の連続分液装置の動作を説明する図である。
図3図1の連続分液装置の動作を説明する図である。
図4図1の連続分液装置の動作を説明する図である。
図5図1の連続分液装置の動作を説明する図である。
図6】本発明の連続分液装置の他の例を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明に係る連続分液装置の一実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
【0013】
<1.連続分液装置の構造>
この連続分液装置は、非相溶性の第1液Aと第2液Bとを分離するためのものである。第2液Bは第1液Aよりも比重が大きい液体である。これらの液体は特には限定されないが、例えば、以下の組み合わせの液体を分離することができる。なお、以下の表1に示す「水溶液」としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、リン酸、塩酸、硫酸などの無機塩基及び無機酸の水溶液、または、クエン酸、コハク酸、マレイン酸、トリエチルアミン、ピリジンなどの有機酸及び有機塩基の水溶液が挙げられる。
【表1】
【0014】
図1は、本実施形態に係る連続分液装置の一実施形態を示す概略図である。図1に示すように、この連続分液装置は、上部が開口する円筒状の分液槽1、第1センサ2、第2センサ3、及びこの装置を制御する制御部4と、を備えている。分液槽1には、第1液Aと第2液Bとの混合液が流れる供給管5を介して、上部開口から混合液が連続的に供給されるようになっている。供給された混合液は、分液槽1の内部で、第1液A及び第2液Bに分離されて溜まっていく。すなわち、比重の大きい第2液Bが下方に溜まり、この第2液Bの上に第1液Aが溜まっていく。
【0015】
分液槽1の下端部には、第1排出部11が設けられており、この第1排出部11に排出管6が連結されている。この第1排出部11からは、後述するように、分離された第2液Bが排出され、排出管6に流れるようになっている。また、第1排出部11には、電磁弁等のバルブ14が設けられており、制御部4によってこのバルブ14が開閉されるようになっている。
【0016】
一方、分液槽1の上端部の側面には、第2排出部13が設けられており、この第2排出部13にはオーバーフロー管7が連結されている。この第2排出部13からは、後述するように、分離された第1液Aが排出され、オーバーフロー管7に流れるようになっている。
【0017】
分液槽1の上部には、第2排出部13よりも下方に第1水位101が設定されており、分液槽1に収容された第1液Aと第2液Bとの境界が第1水位101に達したとき、第2液Bを第1センサ2によって検出するようになっている。そして、第1センサ2が第2液Bを検出したときには、制御部4がバルブ14を開くようになっている。
【0018】
また、分液槽1の下部には、第1排出部11よりも上方で、且つ第1水位101より下部に第2水位102が設定されており、分液槽1に収容された第1液Aと第2液Bとの境界が第2水位102に達したとき、第1液Aを第2センサ3によって検出するようになっている。そして、第2センサ3が第1液Aを検出したときには、制御部4がバルブ14を閉じるようになっている。
【0019】
第1センサ2及び第2センサ3は、投光部及び受光部を有する公知の光電子センサで構成されている。例えば、第1液Aが水または水溶液である場合、投光部から照射された光は水または水溶液に吸収されるため、受光部で受光できない。一方、第2液Bが有機材料である場合には、投光部から照射された光は吸収されずに受光部で受光される。これにより、第1液Aと第2液Bとを区別して検出することができる。
【0020】
この場合、各センサ2,3から照射される光を透過するため、分液槽1において、各センサ2,3から光が照射される箇所は、ガラス、透明樹脂などの透光性の材料で形成する必要がある。あるいは、分液槽全体を光が透過可能な材料で形成することもできる。また、制御部4は、公知のコンピュータやPLCなどで構成することができる。
【0021】
<2.連続分液装置の動作>
次に、上記のように構成された連続分液装置の動作について、図2図4を参照しつつ説明する。まず、制御部4によりバルブ14を閉じ、分液槽1に混合液が溜まるようにする。次に、図2に示すように、供給管5から分液槽1に混合液を供給する。上記のように、供給された混合液は、分液槽1の内部で第1液A及び第2液Bに分離され、第2液Bが下方に溜まり、この第2液Bの上に第1液Aが溜まっていく。そして、図3に示すように、上側にある第1液Aの水位が第2排出部13の下限を超えたときには、第1液Aは第2排出部13を介してオーバーフロー管7に流れていく。したがって、第1液Aが混合液から分離される。
【0022】
この間も混合液は分液槽1に供給されるが、図4に示すように、第1液Aと第2液Bの境界が第1水位101に達し、B液が第1センサ2で検出されると、制御部4はバルブ14を開く。これにより、第1排出部11から下側に溜まっている第2液Bが排出管6に排出されていく。したがって、第2液Bが混合液から分離される。なお、上記のようにバルブ14が開いた後、第1液Aと第2液Bの境界が下がっていく途中で、この境界が第1水位101に達した場合はバルブ開のままである。
【0023】
第2液Bの排出に伴って、第1液Aと第2液Bの境界の水位は下がっていくが、図5に示すように、この境界の水位が第2水位102に達し、A液が第2センサ3で検出されると、制御部4はバルブ14を閉じる。これにより、第2液Bの排出が停止される。その後、混合液の供給を続けながら、バルブ14の開閉を繰り返し、第1液Aと第2液Bとを分離する。なお、上記のようにバルブ14が閉じた後、第1液Aと第2液Bの境界が再び上がっていく途中で、この境界が第2水位102に達した場合はバルブ閉のままである。
【0024】
<3.特徴>
以上のように、本実施形態によれば、主として2個のセンサ2,3を用いた簡易な構成で連続的な分液を行うことができる。したがって、メンテナンスも容易である。また、上記連続分液装置では、第1液Aはオーバーフローにより排出し、第2液Bは水位を検出しながら、バルブ14を開閉して排出するため、分液槽1に供給される混合液の量を詳細に制御する必要がなく、分液の制御が容易である。
【0025】
第1センサ2及び第2センサ3が光電子センサで構成されているため、これらのセンサ2,3は、分液槽1の外部に取り付けることができる。したがって、例えば、分液槽1の内部に取り付けられ、液体に接触するセンサと比べると、センサ2,3に異物が混入するのが防止され、さらには取付及びメンテナンスが容易であるという利点がある。
【0026】
分液槽1の大きさ、センサ2,3(第1水位101及び第2水位102)の位置、混合液の供給量等は、分液する液体の種類や、処理速度等によって適宜変更することができるが、例えば、分液槽1の容量を220mL(内径4cm,高さ35cm)、第1水位101と第2水位102の高さの差を15cm、第1排出部11と第2水位102との高さの差を12cm、第2排出部13と第1水位101との高さの差を13cm、混合液の供給量を36L/minとすることができる。この場合、一例として、11時間の間に連続的に供給された23Lの混合液を16Lの水(第1液)と7Lの油(第2液)に分離できることを確認した。試験では装置は10時間以上連続して運転でき、バルブは300回以上開閉を繰り返した。
【0027】
<4.変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。なお、以下の変形例は適宜、組み合わせることができる。
【0028】
(1)上記実施形態では、分液槽の収容されている液体の水位を検出しているが、次のように構成することもできる。図6に示す例では、分液槽1に隣接し、上下方向に延びる側管8を備えている。この側管8は、ガラスや透明樹脂などの透光性の材料で形成されており、分液槽1よりも内径が小さい管である。この側管8は、上下の2カ所において連結管81,82を介して分液槽1と連通している。したがって、分液槽1に供給される混合液は、側管8にも、分液槽1と同様の水位で溜まっていく。なお、下側の連結管81は、第1排出部11よりも上方で分液槽1に連結されており、上側の連結管82は、第2排出部13よりも下方で分液槽1に連結されている。
【0029】
また、第1センサ2及び第2センサ3は、光電子センサによって構成され、側管8に収容される第1液A及び第2液Bの境界の水位を検出するようになっている。すなわち、第1センサ2は、上側の連結管82よりも下方に配置され、第2センサ3は、第1センサ2よりも下方で、且つ下側の連結管81よりも上方に配置されている。
【0030】
このように構成された連続分液装置も、上記実施形態のものと同様に動作する。但し、第1センサ2及び第2センサ3は、側管8に溜まった第1液Aと第2液Bとの境界を検出する点のみ相違する。
【0031】
以上の構成によれば、分液槽1の水位を各センサ2,3で直接検出せず、側管8に溜まった液体の水位を各センサ2,3で検出するようにしている。そのため、各センサ2,3を光電子センサで構成しても、分液槽1に透光部分を設ける必要がなく、側管8において水位を検出することができる。側管8は内径の小さい管で構成できるため、分液槽1に透光部分を設けるよりもコストを安くすることができる。したがって、安価で精度の高い光電子センサを用いたときの装置コストを低減することができる。例えば、分液槽1の容量を250L(内径40cm,高さ200cm)としたとき、側管8の容量を22L(内径20cm,高さ70cm)とすることができる。
【0032】
(2)第1センサ2及び第2センサ3は、特には限定されず、第1液Aと第2液Bの境界が第1水位101及び第2水位102に達したときに、第1液Aまたは第2液Bを検出できるものであればよい。例えば、液体の静電容量を検出し、これによって2液の境界を検出する静電容量センサや、2液の界面を検出する超音波センサ等を用いることができる。したがって、分液槽1の外部に設けるもの以外に、分液槽1の内部に取り付け、直接液体と接することで境界を検出するセンサであってもよい。また、光の透過性の程度や屈折率の違いで、第1液Aと第2液Bとの境界を検出できるようなセンサであってもよい。
【0033】
(3)オーバーフロー管7にポンプを設け、分液槽1の第1液を吸引することもできる。また、第2排出部13にバルブを設け、第1液の排出量を制御することもできる。
【0034】
(4)分液槽1の形状は特には限定されず、円筒状以外の角筒状など、種々の形状にすることができる。例えば、上記実施形態では、分液槽1の上部は開口しているが、閉じていてもよく、混合液を供給するための供給管5が連結されていればよい。また、上記実施形態では、分液槽1の上方に供給管5を設け、分液槽1の上方から混合液を供給しているが、例えば、分液槽1の第1水位101と第2水位102との間に供給管5を連結し、ここから混合液を供給してもよい。また、分液槽1に設けられるバルブ14も特には限定されず、センサ2,3による検出に連動して開閉できるバルブであればよい。
【符号の説明】
【0035】
1 分液槽
11 第1排出部
13 第2排出部
14 バルブ
2 第1センサ
3 第2センサ
7 オーバーフロー管
8 側管
101 第1水位
102 第2水位
A 第1液
B 第2液
図1
図2
図3
図4
図5
図6