(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023161012
(43)【公開日】2023-11-02
(54)【発明の名称】電子機器、制御方法、プログラム、及び飛行装置
(51)【国際特許分類】
B64U 80/25 20230101AFI20231026BHJP
B64U 50/37 20230101ALI20231026BHJP
【FI】
B64U80/25
B64U50/37
【審査請求】有
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023149300
(22)【出願日】2023-09-14
(62)【分割の表示】P 2022140890の分割
【原出願日】2018-11-27
(71)【出願人】
【識別番号】000006633
【氏名又は名称】京セラ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100147485
【弁理士】
【氏名又は名称】杉村 憲司
(74)【代理人】
【識別番号】230118913
【弁護士】
【氏名又は名称】杉村 光嗣
(74)【代理人】
【識別番号】100132045
【弁理士】
【氏名又は名称】坪内 伸
(72)【発明者】
【氏名】神田 冬威
(57)【要約】
【課題】飛行装置の利便性を高める電子機器、制御方法、プログラム、及び飛行装置を提供する。
【解決手段】電子機器は、飛行装置に電力を供給する電力供給部と、飛行装置に関する情報に基づいて、飛行装置が電力を給電する飛行装置であると判断した場合に電力供給部から飛行装置に電力が供給されるように制御する制御部と、を備える。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
飛行装置に電力を供給する電力供給部と、
前記飛行装置に関する情報に基づいて、前記飛行装置が電力を給電する飛行装置であると判断した場合に前記電力供給部から前記飛行装置に電力が供給されるように制御する制御部と、
を備える、電子機器。
【請求項2】
前記制御部は、接近した前記飛行装置から、前記飛行装置に関する情報として該飛行装置の識別情報を取得し、該識別情報に基づいて、前記飛行装置が電力を給電する飛行装置であると判断した場合に前記電力供給部から前記飛行装置に電力が供給されるように制御する、請求項1記載の電子機器。
【請求項3】
飛行装置に電力を供給するステップと、
前記飛行装置に関する情報に基づいて、前記飛行装置が電力を給電する飛行装置であると判断した場合に、前記電力供給部から前記飛行装置に電力が供給されるように制御するステップと、
を備える、電子機器の制御方法。
【請求項4】
コンピュータに、
飛行装置に電力を供給するステップと、
前記飛行装置に関する情報に基づいて、前記飛行装置が電力を給電する飛行装置であると判断した場合に、前記電力供給部から前記飛行装置に電力が供給されるように制御するステップと、
を実行させる、プログラム。
【請求項5】
電力が供給される飛行装置であって、
前記飛行装置に関する情報に基づいて、前記飛行装置が電力を給電する飛行装置であると判断された場合に、飛行装置に電力を供給する電子機器から電力が供給される、飛行装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、電子機器、電子機器の制御方法、及び電子機器の制御プログラムに関する。より詳細には、例えばドローンのような飛行装置に関する情報を収集する電子機器、このような電子機器の制御方法、及び、このような電子機器の制御プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、例えばドローンのような、典型的には無人の飛行装置が、急速に普及しつつある。例えば、無人で小型のマルチコプターのような飛行装置に、カメラのような撮像デバイスを搭載させたものが市販されている。このような飛行装置によれば、人間が容易に到達できないような場所から静止画又は動画などを撮影することができる。今後、このような無人で小型の飛行装置は、用途の拡大及び法整備の進展に伴って、ますます普及することが期待されている。
【0003】
上述のような飛行装置がバッテリの電力によって駆動される場合、バッテリの電力がなくなる前に、所定の場所に着地することが求められる。このため、飛行装置が離着陸するための基地となり得る離着陸装置も提案されている。例えば、特許文献1は、飛行装置が正規の位置から少しずれて着陸したとしても、着陸位置を正規の位置に案内する離着陸装置を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
飛行装置を所定の場所に停留させる際などに、飛行装置に関する情報を適切に収集することができれば、利便性を高めることができる。
【0006】
本開示の目的は、飛行装置の利便性を高める電子機器、制御方法、プログラム、及び飛行装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
一実施形態に係る電子機器は、
飛行装置に電力を供給する電力供給部と、
前記飛行装置に関する情報に基づいて、前記飛行装置が電力を給電する飛行装置であると判断した場合に前記電力供給部から前記飛行装置に電力が供給されるように制御する制御部と、
を備える。
【0008】
一実施形態に係る電子機器の制御方法は、
飛行装置に電力を供給するステップと、
前記飛行装置に関する情報に基づいて、前記飛行装置が電力を給電する飛行装置であると判断した場合に、前記電力供給部から前記飛行装置に電力が供給されるように制御するステップと、
を備える。
【0009】
一実施形態に係るプログラムは、
コンピュータに、
飛行装置に電力を供給するステップと、
前記飛行装置に関する情報に基づいて、前記飛行装置が電力を給電する飛行装置であると判断した場合に、前記電力供給部から前記飛行装置に電力が供給されるように制御するステップと、
を実行させる。
【0010】
一実施形態に係る飛行装置は、
電力が供給される飛行装置であって、
前記飛行装置に関する情報に基づいて、前記飛行装置が電力を給電する飛行装置であると判断された場合に、飛行装置に電力を供給する電子機器から電力が供給される。
【発明の効果】
【0011】
一実施形態によれば、飛行装置の利便性を高める電子機器、制御方法、プログラム、及び飛行装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】一実施形態に係る電子機器及び飛行装置の外観を概略的に示す斜視図である。
【
図2】一実施形態に係る電子機器の構成を概略的に示す機能ブロック図である。
【
図3】一実施形態に係る電子機器の動作を説明するフローチャートである。
【
図4】一実施形態に係る電子機器の動作を説明するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0013】
一実施形態に係る電子機器は、飛行装置が接近した際に、当該飛行装置に関する情報を収集する装置とすることができる。また、一実施形態に係る電子機器は、飛行装置を停留させる停留装置としてもよい。ここで、飛行装置とは、例えばドローンのような、典型的には無人で小型の飛行装置とすることができる。また、飛行装置を停留させる停留装置とは、例えばドッキングステーションのような、飛行装置を停留させる基地のような用途で用いる装置としてよい。また、飛行装置を停留させる停留装置とは、例えばドッキングを行わずに、単に飛行装置を停留させるスペースを備えた基地のような装置としてもよい。この停留装置は、飛行装置が接近した際に、飛行装置と通信したりできるものとしてよい。また、この停留装置は、飛行装置を停留させることにより、飛行装置の故障状態を把握したり、飛行装置のバッテリの充電状態の情報を取得したり、飛行装置のバッテリを充電したりできるものとしてよい。このように、一実施形態に係る電子機器は、多種多様な構成とすることができる。以下、一実施形態に係る電子機器のいくつかの例について、図面を参照して詳細に説明する。
【0014】
図1は、一実施形態に係る電子機器のいくつかの例を、飛行装置とともに示す斜視図である。
【0015】
図1は、一実施形態に係る電子機器の例として、電子機器1A、電子機器1B、及び電子機器1Cを示している。また、電子機器1A、電子機器1B、及び電子機器1Cの近くには、それぞれ飛行装置100A、飛行装置100B、及び飛行装置100Cが飛行又は浮遊している。また、
図1に示すように、電子機器1A、電子機器1B、及び電子機器1Cは、それぞれ、ネットワークNを介して例えば外部のサーバ300に無線又は有線により接続されている。
【0016】
以下、電子機器1Aと、電子機器1Bと、電子機器1Cとをそれぞれ特に区別しない場合、これらを単に「電子機器1」と総称することがある。同様に、飛行装置100Aと、飛行装置100Bと、及び飛行装置100Cとをそれぞれ特に区別しない場合、これらを単に「飛行装置100」と総称することがある。
【0017】
一実施形態において、飛行装置100は、水平方向の移動速度が低くても空中に浮遊することが可能な各種の飛行機能を有する装置としてよい。例えば、飛行装置100は、典型的には無人で小型のヘリコプター、マルチコプター、ドローン、飛行船、気球、又は無人航空機(Unmanned Aerial Vehicles(UAV))と呼ばれる無人飛行体等としてよい。ここで、ドローンとは、軍事用のUAVに限定されず、軍事目的以外の種々の用途に使用されるものとしてよい。例えば、ドローンは、CCDイメージセンサを備え、飛行中の映像を撮像する用途を含むものとしてよい。また、ドローンは、例えば工場内で使用される部品を、ある場所から他の場所に運搬する用途を含むものとしてもよい。また、一実施形態において、飛行装置100は、無線による遠隔制御が可能なものとしてもよいし、自律制御(自動操縦)が可能なものとしてもよい。
【0018】
飛行装置100は、
図1に示すようなものに限定されず、任意の飛行装置としてよい。以下の説明において、飛行装置100は、
図1に示す4つのプロペラのような、1つ以上のプロペラ(ブレード又はローターなどとしてもよい)を含むドローンである例について説明する。
【0019】
一実施形態に係る電子機器1は、例えば
図1に示す電子機器1Aのように、単に飛行装置100Aのような飛行装置に関する情報を収集する装置としてもよい。この場合、電子機器1Aは、飛行装置100を停留させる機構を備えなくてもよい。例えば飛行装置100Aが電子機器1Aに所定の距離以内に接近すると、電子機器1Aは、飛行装置100Aに関する情報を収集する。また、電子機器1Aが飛行装置100Aに関する情報を収集している間、飛行装置100Aは、電子機器1Aの近傍を低速で飛行したり、電子機器1Aの近傍に浮遊したりするようにしてもよい。
図1に示す電子機器1Aは、
図1に示すような形状(外観)をしている必要はなく、飛行装置100Aのような飛行装置に関する情報を収集することができれば、任意の構成としてよい。
【0020】
一実施形態に係る電子機器1は、例えば
図1に示す電子機器1Bのように、任意の箇所から吊り下げた状態で設置することができる。また、
図1に示すように、電子機器1Bは、電子機器1Bの下方などから飛行装置100のアプローチを受けることができる。ここで、「下」方向とは、典型的には鉛直としてもよい。また、「下」方向とは、重力が向かう方向としてもよい。電子機器1Bは、例えば永久磁石又は電磁石のような付着機構の磁力によって、飛行装置100を電子機器1Bの本体下部などに付着させてもよい。また、電子機器1Bは、例えば機械的な係合機構によって、飛行装置100を電子機器1Bの本体下部などに係合させてもよい。このようにして、電子機器1Bは、飛行装置100を停留させることができる。また、飛行装置100Bが電子機器1Bの近傍を低速で飛行したり、電子機器1Bの近傍を浮遊している間に、電子機器1Bは、飛行装置100Bに関する情報を収集するようにしてもよい。
【0021】
図1に示す電子機器1Bは、
図1に示すような形状(外観)をしている必要はない。電子機器1Bは、飛行装置100Bのような飛行装置のアプローチを例えば下方から受ける際に、当該飛行装置に関する情報を収集することができれば、任意の構成としてよい。出願人は、
図1に示す電子機器1Bのような電子機器を、特願2018-102541として日本国に特許出願した。一実施形態に係る電子機器1Bは、例えば上記特許出願に係る明細書に開示のように構成してもよい。
【0022】
一実施形態に係る電子機器1は、例えば
図1に示す電子機器1Cのように、任意の箇所に設置することができる。また、
図1に示すように、電子機器1Cは、電子機器1Cの上方などから飛行装置100のアプローチを受けることができる。電子機器1Cは、
図1に示すように、飛行装置100を停留させる凹部を備えてもよい。このようにして、電子機器1Cは、飛行装置100を停留させることができる。また、飛行装置100Cが電子機器1Cの近傍を低速で飛行したり、電子機器1Cの近傍を浮遊している間に、電子機器1Cは、飛行装置100Cに関する情報を収集するようにしてもよい。
【0023】
図1に示す電子機器1Cは、
図1に示すような形状(外観)をしている必要はない。電子機器1Cは、飛行装置100Cのような飛行装置にアプローチされる際に、当該飛行装置に関する情報を収集することができれば、任意の構成としてよい。出願人は、
図1に示す電子機器1Cに類似する電子機器を、特願2018-102532として日本国に特許出願した。一実施形態に係る電子機器1Cは、例えば上記特許出願に係る明細書に開示のように構成してもよい。また、上記特許出願に係る明細書に開示の電子機器(電子機器1)は、移動手段に設置されている。電子機器1Cは、移動手段に設置されてもよいし、固定した箇所に設置されてもよい。
【0024】
一実施形態に係る電子機器1は、後述するように、通信部を備えている。また、飛行装置100も、適宜、通信部を備えてよい。したがって、
図1に示すように、電子機器1Aと飛行装置100Aとは、例えばネットワークNを介して、互いに無線通信を行うことができる。また、電子機器1Bと飛行装置100Bとは、例えばネットワークNを介して、互いに無線通信を行うことができる。さらに、電子機器1Cと飛行装置100Cとは、例えばネットワークNを介して、互いに無線通信を行うことができる。
【0025】
ネットワークNは、有線、無線若しくは有線と無線との任意の組み合わせにより構成される。サーバ300は、例えば電子機器1及び/又は飛行装置100を運行する事業者によって管理される各種のサーバとしてもよい。また、サーバ300は、例えばクラウドサーバなどとしてもよい。例えば、本開示において、電子機器1と飛行装置100との間、及び、飛行装置100とネットワークN間は無線であるとしてよい。また例えば、本開示において、サーバ300とネットワークNの少なくとも一部区間は有線であるとしてよい。本開示のネットワークNの構成としてこれら構成以外もとることができる。
【0026】
飛行装置100は、それぞれ、サーバ300と通信することで、電子機器1に関する各種情報をサーバ300に送信することができる。また、電子機器1及び飛行装置100は、それぞれ、サーバ300と通信することで、サーバ300から各種情報を受信することができる。これにより、例えば飛行装置100は、電子機器1から直接情報を受信できない場合であっても、サーバ300を介することによって、電子機器1から送信された情報を受信することができる。同様に、例えば電子機器1は、飛行装置100から直接情報を受信できない場合であっても、サーバ300を介することによって、飛行装置100から送信された情報を受信することができる。
【0027】
次に、一実施形態に係る電子機器1の機能的な構成について説明する。
【0028】
図2は、一実施形態に係る電子機器1の構成を概略的に示す機能ブロック図である。
図4に示すように、一実施形態に係る電子機器1は、制御部10と、記憶部14と、情報取得部18とを備える。さらに、一実施形態に係る電子機器1は、例えば、通信部12と、電力供給部16と、受信部20となどを、適宜備えてもよい。上述した制御部10、通信部12、記憶部14、電力供給部16、情報取得部18、及び受信部20は、電子機器1における任意の箇所に設置又は内蔵してよい。
【0029】
制御部10は、種々の機能を実行するための制御及び処理能力を提供するために、例えばCPU(Central Processing Unit)のような、少なくとも1つのプロセッサを含んでよい。制御部10は、まとめて1つのプロセッサで実現してもよいし、いくつかのプロセッサで実現してもよいし、それぞれ個別のプロセッサで実現してもよい。プロセッサは、単一の集積回路として実現されてよい。集積回路は、IC(Integrated Circuit)ともいう。プロセッサは、複数の通信可能に接続された集積回路及びディスクリート回路として実現されてよい。プロセッサは、他の種々の既知の技術に基づいて実現されてよい。一実施形態において、制御部10は、例えばCPU及び当該CPUで実行されるプログラムとして構成してよい。制御部10において実行されるプログラム、及び、制御部10において実行された処理の結果などは、記憶部14に記憶してよい。一実施形態に係る電子機器1の制御部10の動作については、さらに後述する。
【0030】
通信部12は、無線通信をはじめとする各種の機能を実現することができる。通信部12は、例えばLTE(Long Term Evolution)等の種々の通信方式による通信を実現してよい。通信部12は、例えばITU-T(International Telecommunication Union Telecommunication Standardization Sector)において通信方式が標準化されたモデムを含んでよい。また、通信部12は、例えばWiFi又はBluetooth(登録商標)等の種々の方式による無線通信を実現してもよい。通信部12は、例えばアンテナを介して、例えば飛行装置100の通信部と無線通信してもよい。また、通信部12は、例えばアンテナを介して、例えばサーバ300の通信部と無線通信してもよい。通信部12が送受信する各種の情報は、例えば記憶部14に記憶してもよい。通信部12は、例えば電波を送受信するアンテナ及び適当なRF部などを含めて構成してよい。通信部12は、無線通信を行うための既知の技術により構成することができるため、より詳細なハードウェアの説明は省略する。
【0031】
一実施形態において、通信部12は、電子機器1自身に関する各種の情報を、例えばサーバ300などの外部のデータベースに送信してもよい。例えば、通信部12は、電子機器1の任意の時刻における位置情報などの各種情報を、外部に送信してもよい。
【0032】
また、通信部12は、他の飛行装置の通信部と無線通信してもよい。この場合、通信部12は、電子機器1自身に関する各種の情報を、他の飛行装置に送信してもよい。例えば、通信部12は、他の飛行装置に、電子機器1自身の任意の時刻における位置情報などを送信してもよい。さらに、通信部12は、他の飛行装置に関する各種の情報を、当該他の飛行装置から受信してもよい。例えば、通信部12は、他の飛行装置から、当該他の飛行装置の任意の時刻における位置情報などの各種情報を受信してもよい。
【0033】
記憶部14は、制御部10及び通信部12などから取得した各種情報を記憶する。一実施形態において、記憶部14は、電子機器1が収集した飛行装置100に関する情報を記憶してよい。また記憶部14は、制御部10によって実行されるプログラム等を記憶する。その他、記憶部14は、例えば制御部10による演算結果などの各種データも記憶する。さらに、記憶部14は、制御部10が動作する際のワークメモリ等も含むことができるものとして、以下説明する。
【0034】
記憶部14は、例えば半導体メモリ又は磁気ディスク等により構成することができるが、これらに限定されず、任意の記憶装置とすることができる。また、例えば、記憶部14は、本実施形態に係る電子機器1に挿入されたメモリカードのような記憶媒体としてもよい。また、記憶部14は、制御部10として用いられるCPUの内部メモリであってもよい。
【0035】
電力供給部16は、飛行装置100に電力を供給する。例えば、電力供給部16は、飛行装置100を電子機器1に停留させている間などに、飛行装置100のバッテリに電力を供給してよい。この場合、制御部10は、電力供給部16から飛行装置100に電力が供給されるように制御してもよい。これにより、飛行装置100は、電子機器1に停留している間に、バッテリに電力を充電することができる。電力供給部16は、飛行装置100に対して無線による給電(無線充電)を行ってもよい。また、電力供給部16は、飛行装置100に給電する際に接続するための接点を備えてもよい。一実施形態において、飛行装置100が電子機器1に停留する際に、電力供給部16の接点が、電子機器1の接点に接触するように構成してもよい。また、一実施形態において、電子機器1は、例えば電子機器1が設置される場所において、適宜、電力の供給を受けることができるものとする。上述のように、電子機器1は、その構成によっては、飛行装置100を停留させる機構を備えなくてもよい。この場合、電子機器1は、電力供給部16を備えなくてもよい。
【0036】
情報取得部18は、飛行装置100に関する情報を取得する。情報取得部18は、電子機器1に接近する飛行装置100が送信する信号及び/又は情報に応じて、種々の構成を採用してよい。
【0037】
例えば、一実施形態に係る電子機器1において、情報取得部18は、接近する飛行装置100から、光信号に基づく情報を受信してよい。この場合、情報取得部18は、飛行装置100が発する光を受講して検出することができる例えばフォトダイオードなどのような機能部を含んで構成してもよい。
【0038】
例えば、飛行装置100は、発光ダイオード(LED)のような発光素子を備えることにより、電子機器1に接近した際に、電子機器1に向けて光の信号を発することができる。この場合、飛行装置100は、発光素子の点滅又は発光の強度などを調整することにより、所定の規則に基づく情報を送信することができる。ここで、発光素子の点滅又は発光の強度などを調整することにより送信される所定の規則に基づく情報とは、例えばモールス信号のような規則に基づく情報としてもよい。ここで、所定の規則とは、飛行装置100と電子機器1との間で共通化された規則であれば、任意の規則としてもよい。飛行装置100は、電子機器1に接近した際に、電子機器1において受信できるような光の信号を発するために、任意の数の発光素子を任意の箇所に備えてよい。また、電子機器1は、飛行装置100が接近した際に、飛行装置100が発する光の信号を受信するために、任意の数の情報取得部18を任意の箇所に備えてよい。また、電子機器1は、飛行装置100が発する光の信号を受信するために、情報取得部18の向きを変更可能な機構を備えてもよい。このように、一実施形態において、情報取得部18は、飛行装置100から到来する光の点滅による信号に基づく情報を取得してもよい。
【0039】
また、例えば、一実施形態に係る電子機器1において、情報取得部18は、接近する飛行装置100から、各種の識別コードなどに基づく情報を受信してよい。ここで、各種の識別コードとは、例えばバーコードのような一次元コードの識別子、又はQRコード(登録商標)のような二次元コードの識別子などとしてよい。この場合、情報取得部18は、バーコード又はQRコードなどを読み取ることができる例えばデジタルカメラなどのような撮像部を含んで構成してもよい。撮像部は、CCDイメージセンサなど、各種の撮像デバイスで構成してよい。
【0040】
例えば、飛行装置100は、バーコード又はQRコードなどのような識別情報を本体に表示することにより、電子機器1に接近した際に、電子機器1に向けて当該識別情報を示すことができる。この場合、飛行装置100は、飛行装置100の本体(例えば筐体)にバーコード又はQRコードなどを塗料などでペイントすることにより表示してもよい。また、飛行装置100は、飛行装置100の本体(例えば筐体)に例えば液晶ディスプレイ(LCD)のような表示部を備え、当該表示部にバーコード又はQRコードなどを表示してもよい。飛行装置100は、電子機器1に接近した際に、電子機器1において上述のような識別条情報が認識されるようにするために、任意の数の識別情報を任意の箇所に表示してよい。また、電子機器1は、飛行装置100が接近した際に、飛行装置100が発する光の信号を受信するために、任意の数の情報取得部18を任意の箇所に備えてよい。また、電子機器1は、飛行装置100に表示される識別情報を読み取るために、情報取得部18の向きを変更可能な機構を備えてもよい。このように、一実施形態において、情報取得部18は、飛行装置100に表示された識別コード(例えばバーコード又はQRコードなど)に基づく情報を取得してもよい。
【0041】
さらに、一実施形態に係る電子機器1において、情報取得部18は、接近する飛行装置100から、バーコード又はQRコード以外の情報を受信してよい。例えば、情報取得部18は、飛行装置100に表示された型番などの文字、記号、及び数字、並びに所定の標章(マーク)などの少なくともいずれかを撮像してもよい。この場合、制御部10は、撮像された画像を解析することにより、当該画像に対応する情報を取得してもよい。
【0042】
また、一実施形態に係る電子機器1において、情報取得部18は、例えば、飛行装置100が接近した際に、飛行装置100に貼り付けられたRFタグを読み取るリーダとしてもよい。また、一実施形態に係る電子機器1において、情報取得部18は、例えばBluetooth(登録商標)、WiFi、赤外線、NFC、無線LAN、及び他の任意の通信媒体又はこれらの任意の組み合わせにより無線通信を行う機能部としてもよい。
【0043】
一実施形態に係る電子機器1において、情報取得部18によって取得される、飛行装置100に関する情報は、各種の情報とすることができる。飛行装置100に関する情報は、例えば飛行装置100の管理者など(又は管理会社など)が複数の飛行装置をそれぞれ管理するために必要な各種の情報としてよい。
【0044】
例えば、一実施形態に係る電子機器1において、情報取得部18は、飛行装置100のバッテリ又は二次電池に関する情報を取得してもよい。ここで、飛行装置100のバッテリ又は二次電池に関する情報とは、当該バッテリ又は二次電池の電力の残量に関する情報としてもよい。また、飛行装置100の二次電池に関する情報は、当該二次電池の充電の状態に関する情報としてもよい。また、飛行装置100のバッテリ又は二次電池に関する情報とは、当該バッテリ又は二次電池が正常に機能しているか否かの情報としてもよい。
【0045】
また、例えば、一実施形態に係る電子機器1において、情報取得部18は、飛行装置100の識別情報、飛行装置100の所属に関する情報、及び飛行装置100の種別に関する情報の少なくともいずれかを取得してもよい。飛行装置100の識別情報とは、例えば飛行装置100の型番又はシリアル番号などのような情報としてもよい。また、飛行装置100の所属に関する情報とは、例えば飛行装置100の所有者に関する情報(例えば名前など)としてもよいし、飛行装置100を所有する団体又は会社などに関する情報(例えば団体名又は会社名など)としてもよい。また、飛行装置100の種別に関する情報とは、例えば飛行装置100が観測用途のものか、運送用途のものか、実験用途のものかなどに関する情報としてもよい。
【0046】
受信部20は、例えば飛行装置100が接近したことを検出するために、例えば電波及び超音波の少なくとも一方を受信してよい。例えば、受信部20が超音波を受信する場合、受信部20は、一般的な超音波センサに用いられるような受波器を含んで構成されてよい。また、受信部20が電波を受信する場合、受信部20は、受信する電波に対応したアンテナ及びRF部などを含んで構成されてよい。
【0047】
例えば、飛行装置100は、飛行中に周囲の障害物等を検知しそれとの衝突を回避するために超音波センサを備えてもよい。この場合、電子機器1は、超音波を受信して検出する受信部20を備えることにより、飛行装置100が電子機器1まで所定の距離内に接近したか否かを認識することができる。また、飛行装置100は、例えばBluetooth(登録商標)、WiFi、又は無線LANなどによって無線通信を行う1つ以上の無線通信部を備えてもよい。この場合、電子機器1は、電波を受信して検出する受信部20を備えることにより、飛行装置100が電子機器1まで所定の距離内に接近したか否かを認識することができる。このように、一実施形態に係る電子機器1において、制御部10は、飛行装置100から発される電波又は超音波に基づいて、電子機器1に飛行装置100が接近したと判定してもよい。
【0048】
次に、一実施形態に係る電子機器1の動作について説明する。
図3は、一実施形態に係る電子機器1の動作を説明するフローチャートである。
【0049】
一実施形態に係る電子機器1は、飛行装置100が接近すると、飛行装置100に関する情報を取得して記憶する。このようにして、一実施形態に係る電子機器1は、飛行装置100に関する情報を収集する。以下、このような動作について、さらに説明する。
【0050】
図3に示す動作は、一実施形態において、例えば電子機器1が起動又は始動するタイミングで開始してよい。また、
図3に示す動作は、一実施形態において、例えば所定の時刻の到来に基づいて開始してもよい。この場合、所定の時刻は、例えば制御部10において設定されてよい。
図3に示す動作は、電子機器1が飛行装置100に関する情報を収集しようとする時点で開始してもよい。
【0051】
図3に示す動作が開始すると、電子機器1の制御部10は、飛行装置100が接近したか否かを判定する(ステップS11)。ステップS11において、制御部10は、飛行装置100が電子機器1まで所定の距離以内に接近したか否かを判定してもよい。ステップS11において、制御部10は、受信部20が受信する超音波又は電波に基づいて、飛行装置100が接近したか否かを判定してもよい。例えば、制御部10は、受信部20が所定の超音波を受信したことに基づいて、飛行装置100が接近したと判定してもよい。また、例えば、制御部10は、受信部20が所定の強度の電波を受信したことに基づいて、飛行装置100が接近したと判定してもよい。
【0052】
ステップS11において、制御部10は、例えば情報取得部18から取得される情報、又は通信部12が受信する情報に基づいて、飛行装置100が接近したか否か判定してもよい。
【0053】
また、ステップS11において、制御部10は、例えばサーバ300などから取得した情報に基づいて、飛行装置100が接近したと判定してもよい。例えば、制御部10は、サーバ300などのような外部から、飛行装置100の現在位置及び飛行速度並びに飛行計画の情報の少なくともいずれかを取得してもよい。このように情報を取得することにより、制御部10は、飛行装置100が電子機器1に接近するタイミングを推定することができる。
【0054】
ステップS11において飛行装置100が接近したと判定されない場合、制御部10は、ステップS11の動作を繰り返す。この場合、制御部10は、飛行装置100が接近したと判定されるまで、飛行装置100に関する情報の収集に係る動作を行わなくてもよい。
【0055】
一方、ステップS11において飛行装置100が接近したと判定される場合、制御部10は、情報取得部18から、飛行装置100に関する情報を取得する(ステップS12)。ステップS12において、制御部10は、上述したように、各種の態様で、飛行装置100に関する情報を取得するように制御してよい。また、ステップS12において、制御部10は、上述したように、飛行装置100に関する各種の情報を取得するように制御してよい。ここで、本開示において、飛行装置に関する情報とは、例えば、飛行装置の飛行計画、飛行装置の速度情報、飛行装置の飛行航続距離の情報、飛行装置の位置情報、飛行装置のバッテリ残量、飛行装置の燃料残量、飛行装置の運搬可能量、飛行装置が運んでいる運搬物の重さ及び/又は種類などの情報、飛行装置の今までの経路情報の少なくとも一部、飛行装置の今後の経路情報の少なくとも一部、飛行装置の故障情報、飛行装置の故障箇所の情報、飛行装置近傍の他の飛行装置の情報、飛行装置の所有者の情報、飛行装置の監視者の情報、飛行装置の操作者の情報、飛行装置の国籍の情報、飛行装置の飛行可能エリアの情報、飛行装置の所属する会社や自治体などの組織の情報、飛行装置の識別番号、及び、飛行装置の名前その他の情報のうちの少なくとも一つを含むとしてよい。
【0056】
ステップS12において飛行装置100に関する情報が取得されたら、制御部10は、取得した情報を、記憶部14に記憶するように制御する(ステップS13)。ステップS13において、制御部10は、取得した情報に所定の加工を施してから、記憶部14に記憶するように制御してもよい。また、ステップS13において、制御部10は、取得した情報について取捨選択したものを、記憶部14に記憶するように制御してもよい。
【0057】
ステップS13において情報が記憶部14に記憶されたら、制御部10は、電力供給部16から飛行装置100に電力を供給してもよい(ステップS14)。また、ステップS13において情報が記憶部14に記憶されたら、制御部10は、記憶部14に記憶された情報を、例えばサーバ300のような外部機器に送信してもよい(ステップS15)。
【0058】
ステップS14の処理とステップS15の処理とは順序を逆にして実行してもよいし、同時に実行してもよい。また、ステップS14の処理及び/又はステップS15の処理は、適時行うものとして、ステップS13の直後のタイミングで行わなくてもよい。
【0059】
このように、一実施形態に係る電子機器1において、制御部10は、電子機器1に飛行装置100が接近する際に、情報取得部18が飛行装置100に関する情報を取得して記憶部14に記憶するように制御する。また、制御部10は、電子機器1に飛行装置100が接近すると、情報取得部18が飛行装置100に関する情報を取得して記憶部14に記憶するように制御してもよい。この場合、一実施形態に係る電子機器1において、制御部10は、飛行装置100の現在位置及び飛行計画の少なくとも一方の情報に基づいて、電子機器1に飛行装置100が接近したと判定してもよい。また、上述したように、一実施形態に係る電子機器1において、飛行装置100から発される電波又は超音波に基づいて、電子機器1に飛行装置100が接近したと判定してもよい。また、一実施形態に係る電子機器1において、制御部10は、記憶部14に記憶された飛行装置100に関する情報を、例えばサーバ300のような外部の情報処理装置に送信してもよい。
【0060】
一実施形態に係る電子機器1によれば、飛行装置100に関する各種の情報を、適切に収集することができる。また、このようにして収集された情報は、例えば飛行装置100の管理者などによって有効に利用され得る。したがって、一実施形態に係る電子機器1によれば、飛行装置の利便性を高めることができる。
【0061】
次に、一実施形態に係る電子機器1の他の動作について説明する。
図4は、一実施形態に係る電子機器1の他の動作を説明するフローチャートである。
【0062】
一実施形態に係る電子機器1は、飛行装置100が接近すると、飛行装置100に関する情報を取得して記憶する。しかしながら、電子機器1は、飛行装置100が接近していなくても常に稼働状態にすると、消費電力が増大することが懸念される。そこで、一実施形態に係る電子機器1は、通常はスリープ状態とし、飛行装置100が接近すると、スリープ状態を解除する。このようにして、一実施形態に係る電子機器1は、飛行装置100に関する情報を収集する。以下、このような動作について、さらに説明する。
【0063】
図4に示す動作は、
図3において説明した動作にいくつかの処理を追加するものである。以下、
図4に示す動作について説明するが、上述した
図3に示した動作と同一又は類似となる説明は、適宜、簡略化又は省略する。
【0064】
図4に示す動作が開始すると、電子機器1の制御部10は、電子機器1がスリープ状態になるように各種機能部を制御する(ステップS21)。ステップS21におけるスリープ状態とは、電子機器1を構成する各機能部の少なくとも一部を休止状態又はスタンバイ状態にするなどして、動作時よりも消費電力が少ない状態としてよい。例えば、スリープ状態とは、必ずしも電子機器1の全体がスタンバイ状態とならなくても、一部の機能のみがスタンバイ状態になるようにしてもよい。
【0065】
ステップS21において電子機器1がスリープ状態にされたら、制御部10は、飛行装置100が接近したか否かを判定する(ステップS11)。ステップS11において飛行装置100が接近したと判定されない場合、制御部10は、ステップS11の動作を繰り返す。
【0066】
一方、ステップS11において飛行装置100が接近したと判定される場合、制御部10は、ステップS21において開始した電子機器1のスリープ状態が解除されるように各種機能部を制御する(ステップS22)。ステップS22におけるスリープ状態の解除とは、ステップS21においてスリープ状態が開始される前の状態に戻すこととしてよい。
【0067】
ステップS22において電子機器1のスリープ状態が解除されたら、制御部10は、ステップS22以降の処理を行う。
【0068】
このように、一実施形態に係る電子機器1において、制御部10は、電子機器1の少なくとも一部の機能がスリープ状態になるように制御し、電子機器1に飛行装置100が接近するとスリープ状態が解除されるように制御してもよい。この場合、一実施形態に係る電子機器1において、制御部10は、飛行装置100の現在位置及び飛行計画の少なくとも一方の情報に基づいて、電子機器1に飛行装置100が接近したと判定してもよい。また、上述したように、一実施形態に係る電子機器1において、飛行装置100から発される電波又は超音波に基づいて、電子機器1に飛行装置100が接近したと判定してもよい。
【0069】
一実施形態に係る電子機器1によれば、各機能部の少なくとも一部が消費する電力を低減することができる。このため、一実施形態に係る電子機器1によれば、消費電力を低減したことによって電子機器1において消費されない電力を用いて、例えば飛行装置100に給電することができる。したがって、一実施形態に係る電子機器1によれば、飛行装置の利便性を高めることができる。
【0070】
図3又は
図4に示したような動作において、電子機器1は、例えば特定の飛行装置100が接近した際にのみ、当該飛行装置100に電力を給電してもよい。電子機器1は、特定の飛行装置100以外の飛行装置が接近した場合、当該飛行装置には電力を供給しないようにするのが望ましい場合も想定される。特に、電子機器1によって飛行装置100に電力を供給するようなサービスを運用する場合、予め契約した飛行装置100にのみ、電力を供給するのが望ましい。このような状況を想定して、一実施形態に係る電子機器1において、制御部10は、接近する飛行装置100に関する情報を取得して、飛行装置100が特定の飛行装置であるか否かを判定してもよい。この場合、制御部10は、飛行装置100が特定の飛行装置であると判定されたら、電力供給部16から飛行装置100に電力を供給するように制御してもよい。
【0071】
このように、一実施形態に係る電子機器1において、制御部10は、電子機器1に特定の飛行装置100が接近すると、電力供給部16から飛行装置100に電力が供給されるように制御してもよい。
【0072】
一実施形態に係る電子機器1によれば、予め決められた飛行装置100以外に無断で給電してしまうことは回避される。このように、一実施形態に係る電子機器1によれば、特定の飛行装置のみに電力を供給することにより、電力の無駄な供給を低減することができる。また、一実施形態に係る電子機器1によれば、無断で飛行装置に電力を供給しようとする不正な試みを阻止し得る。このため、一実施形態に係る電子機器1によれば、飛行装置を管理及び/又は運用するサービスなどを拡充することができる。したがって、一実施形態に係る電子機器1によれば、飛行装置の利便性を高めることができる。
【0073】
上述した実施形態において、飛行装置100は、自動操縦によって自律的に飛行又は浮遊するものとしてもよいし、遠隔操作によって人間が操縦するものとしてもよい。
【0074】
本開示を諸図面及び実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形又は修正を行うことが容易であることに注意されたい。したがって、これらの変形又は修正は本開示の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各機能部に含まれる機能などは論理的に矛盾しないように再配置可能である。複数の機能部等は、1つに組み合わせられたり、分割されたりしてよい。上述した本開示に係る各実施形態は、それぞれ説明した各実施形態に忠実に実施することに限定されるものではなく、適宜、各特徴を組み合わせたり、一部を省略したりして実施され得る。
【0075】
上述した実施形態は、電子機器1としての実施のみに限定されるものではない。例えば、上述した実施形態は、電子機器1のような機器の制御方法として実施してもよい。さらに、例えば、上述した実施形態は、電子機器1のような機器の制御プログラムとして実施してもよい。
【符号の説明】
【0076】
1 電子機器
10 制御部
12 通信部
14 記憶部
16 電力供給部
18 情報取得部
20 受信部
100 飛行装置(ドローン)