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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023161115
(43)【公開日】2023-11-07
(54)【発明の名称】メモリアル・ボックスの提供方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20231030BHJP
   A47G 35/00 20060101ALI20231030BHJP
   A47G 33/02 20060101ALI20231030BHJP
   A47G 33/00 20060101ALI20231030BHJP
   B65D 25/20 20060101ALI20231030BHJP
【FI】
G06Q50/10
A47G35/00 Z
A47G33/02 Z
A47G33/00 M
B65D25/20 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】16
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022071278
(22)【出願日】2022-04-25
(71)【出願人】
【識別番号】522166035
【氏名又は名称】植松 美咲
(74)【代理人】
【識別番号】100110799
【弁理士】
【氏名又は名称】丸山 温道
(72)【発明者】
【氏名】植松 美咲
【テーマコード(参考)】
3E062
5L049
【Fターム(参考)】
3E062AA09
3E062AB20
3E062AC02
5L049CC11
(57)【要約】
【課題】人またはペットの記念となる物を投入して清潔な状態で美しく飾ることができるメモリアル・ボックスを容易に提供できる方法を提案する。
【解決手段】メモリアル・ボックスの提供者が、注文者のコンピュータのウェブ注文画面を通して、注文者からメモリアル・ボックスの注文を受けるとともに、人またはペットの名前を含む情報の提供を受け、受注した提供者は、人またはペットの記念となる物を入れるためのクリアケースを用意し、造花、ドライフラワーまたはプリザーブドフラワーからなる少なくともいずれかの花を用意し、前記クリアケースの表面に、前記人またはペットの名前を書き入れ、前記名前の書かれたクリアケース(「メモリアル・ボックス」という)を、前記花の入った状態で、前記注文者に送付する。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
メモリアル・ボックスの提供者が、コンピュータのウェブ注文画面を通して、注文者からメモリアル・ボックスの注文を受けるステップと、
メモリアル・ボックスの提供者が、前記注文者から、人またはペットの名前を含む情報の提供を受けるステップと、
メモリアル・ボックスの提供者が、人またはペットの記念となる物を入れるためのクリアケースを用意するステップと、
メモリアル・ボックスの提供者が、前記クリアケースの表面に、前記人またはペットの名前を書き入れるステップと、
メモリアル・ボックスの提供者が、前記名前の書かれたクリアケース(「メモリアル・ボックス」という)を、前記注文者に送付するステップとを含む、メモリアル・ボックスの提供方法。
【請求項2】
メモリアル・ボックスの提供者が、花または布を用意するステップと、前記花または布を前記メモリアル・ボックスとともに前記注文者に送付するステップとをさらに含む、請求項1に記載のメモリアル・ボックスの提供方法。
【請求項3】
メモリアル・ボックスの提供者が、前記花または布を用意するステップにおいて、前記花は、造花、ドライフラワーまたはプリザーブドフラワーからなる少なくともいずれかの花を含む、請求項2に記載のメモリアル・ボックスの提供方法。
【請求項4】
メモリアル・ボックスの提供者が、前記花または布を用意するステップにおいて、前記布は、オーガンジーまたはチュールを含む、請求項2に記載のメモリアル・ボックスの提供方法。
【請求項5】
メモリアル・ボックスの提供者が宝石を用意するステップと、前記宝石を前記メモリアル・ボックスとともに前記注文者に送付するステップとをさらに含む、請求項1に記載のメモリアル・ボックスの提供方法。
【請求項6】
メモリアル・ボックスの提供者が、メモリアル・ボックスおよび前記花または布を前記注文者に送付する前記ステップは、メモリアル・ボックスの提供者が、前記花または布を前記メモリアル・ボックスの中に投入した状態で前記注文者に送付することを含む、請求項2に記載のメモリアル・ボックスの提供方法。
【請求項7】
前記クリアケースは、複数の片で構成されており、いずれかの片を開き内容物を入れて、片どうしを嵌め合わせた状態で、平面上に立てることができる形状を備えている、請求項1に記載のメモリアル・ボックスの提供方法。
【請求項8】
前記クリアケースは、一体に形成されたケース本体に、内容物を入れることのできる大きさの開口が設けられ、平面上に立てることができる形状を備えている、請求項1に記載のメモリアル・ボックスの提供方法。
【請求項9】
メモリアル・ボックスの提供者が、メモリアル・ボックスの中に入る入れ物であって、人またはペットの記念となる小物を入れることのできる入れ物を用意するステップと、
メモリアル・ボックスの提供者が、前記入れ物を前記メモリアル・ボックスとともに前記注文者に送付するステップとをさらに含む、請求項1に記載のメモリアル・ボックスの提供方法。
【請求項10】
メモリアル・ボックスの提供者が注文者から、(1)人またはペットの生涯で記念すべき月、日または時刻を特定する情報、(2)メッセージ、(3)人またはペットの生涯で記念すべき月、日または時刻における、身長、体重、手形または足形の情報、の少なくともいずれかの提供を受け、
メモリアル・ボックスの提供者が、前記クリアケースの表面に前記(1)から(3)の情報のうち少なくともいずれかを書き入れるステップをさらに含む、請求項1に記載のメモリアル・ボックスの提供方法。
【請求項11】
メモリアル・ボックスの提供者が注文者から、(1)人またはペットの生涯で記念すべき月、日または時刻を特定する情報、(2)メッセージ、(3)人またはペットの生涯で記念すべき月、日または時刻における、身長、体重、手形または足形の情報、の少なくともいずれかの提供を受け、
メモリアル・ボックスの提供者がメッセージカードを用意し、当該メッセージカードに前記(1)から(3)の情報の少なくともいずれかを書き入れるステップと、メモリアル・ボックスの提供者が、前記メッセージカードを前記注文者に送付するステップとをさらに含む、請求項1に記載のメモリアル・ボックスの提供方法。
【請求項12】
メモリアル・ボックスの提供者が注文者から受ける情報は、人またはペットの誕生日または誕生月の情報をさらに含み、
メモリアル・ボックスの提供者が、前記花または布を用意するステップにおいて、前記花の種類は前記人またはペットの誕生日花または誕生月花である、請求項2に記載のメモリアル・ボックスの提供方法。
【請求項13】
メモリアル・ボックスの提供者が注文者から受ける情報は、人またはペットの誕生日または誕生月の情報をさらに含み、
メモリアル・ボックスの提供者が、前記宝石を用意するステップにおいて、前記宝石の種類は前記人またはペットの誕生日石または誕生月石である、請求項5に記載のメモリアル・ボックスの提供方法。
【請求項14】
メモリアル・ボックスの提供者が、メモリアル・ボックスの中に入る基台であって、人またはペットの写真等を飾るための基台を用意するステップと、
メモリアル・ボックスの提供者が、前記基台を前記メモリアル・ボックスとともに前記注文者に送付するステップとをさらに含む、請求項1に記載のメモリアル・ボックスの提供方法。
【請求項15】
メモリアル・ボックスの提供者が、メモリアル・ボックスの中に入る基台であって、人またはペットの写真等を飾るための基台を用意するステップと、
メモリアル・ボックスの提供者が、前記注文者から、人またはペットの写真データを取得するステップと、
メモリアル・ボックスの提供者が、前記基台に前記人またはペットの写真を設置するステップと、
メモリアル・ボックスの提供者が、前記人またはペットの写真が設置された基台を前記メモリアル・ボックスとともに前記注文者に送付するステップとをさらに含む、請求項1に記載のメモリアル・ボックスの提供方法。
【請求項16】
前記メモリアル・ボックスを前記注文者に送付するステップは、メモリアル・ボックスの提供者が前記メモリアル・ボックスを包装箱に収納して送付するステップを含み、
前記包装箱は、前蓋を外すことができる構造または前開きの構造を有し、前記メモリアル・ボックスを入れたままの状態でインテリアとして飾ることが可能である、請求項1から請求項15のいずれか1項に記載のメモリアル・ボックスの提供方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、人もしくは愛玩動物(以下「ペット」という)の記念となる物を投入して、インテリアとして飾るためのメモリアル・ボックスに関する。人またはペットの記念となる物として、人の身体から離れた記念となる物、人が愛用していた記念となる物、ペットの身体から離れた記念となる物、およびペットが使っていた記念となる物があげられる。ここで「人」とは、乳幼児、子供、大人、成人、老人を問わない。人またはペットは、生存しているか、死亡したかの区別も問わない。
【背景技術】
【0002】
人の身体の一部であった物(髪の毛、歯、骨など)、人が愛用していたアクセサリなどの小物、ペットの身体の一部であった物(毛、歯、骨など)、またはペットが使っていた首輪など記念となる物を清潔で美しい状態で保管しておきたいという要望がある。
【0003】
従来、このような要望に応じて、赤ちゃんの髪の毛で作った記念の筆を収納するのに適した記念筆収納ポケット付きアルバムが知られている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】実用新案登録第3076318号公報
【特許文献2】実用新案登録第3228565号公報
【特許文献3】特開2019-088736号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
記念筆収納ポケット付きアルバムを作ろうと思えば、髪の毛を製作者のもとに持参しまたは送りつけ、髪の毛でできた筆を製作してもらう必要がある。
【0006】
しかしながら、筆を作るには所定量の髪の毛が必要となるので、所定量の髪の毛が切り取れることが条件となる。また髪の毛を製作者のもとに持参しまたは送らなければならない。
【0007】
そのような手間をかけずに、たとえ少ない量であっても、人またはペットの記念となる物を手軽に飾れ、清潔できれいな状態で保管することができれば望ましい。
【0008】
そこで本発明は、人またはペットの記念となる物を清潔な状態で美しく飾ることができるメモリアル・ボックスを容易に提供できる方法を提案する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明のメモリアル・ボックスの提供方法は、メモリアル・ボックスの提供者が、コンピュータのウェブ注文画面を通して、注文者からメモリアル・ボックスの注文を受けるステップと、メモリアル・ボックスの提供者が、前記注文者から、人またはペットの名前を含む情報の提供を受けるステップと、メモリアル・ボックスの提供者が、人またはペットの記念となる物を入れるためのクリアケースを用意するステップと、メモリアル・ボックスの提供者が、前記クリアケースの表面に、前記人またはペットの名前を書き入れるステップと、メモリアル・ボックスの提供者が、前記名前の書かれたクリアケース(「メモリアル・ボックス」という)を、前記注文者に送付するステップとを含む、方法である。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、注文者がコンピュータのウェブ注文画面を通して、人またはペットの名前を開示して、手軽にメモリアル・ボックスを注文することができる。注文者には、提供者が用意した人またはペットの名前が書き入れられたメモリアル・ボックスが送られてくるので、注文者は、人またはペットの記念となる物を前記メモリアル・ボックスに入れて、清潔な状態でインテリアとして飾ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本発明の実施の形態に係るクリアケースを示す分解斜視図である。
図2A】上側部と下側部とを嵌め合わせた状態のクリアケースを示す正面図である。
図2B】上側部と下側部とを嵌め合わせた状態のクリアケースを示す側面図である。
図3】内容物が入った状態で、上側部と下側部とを嵌め合わせて一体とし、床の上に置いたメモリアル・ボックスを写した写真である。
図4A】コンピュータのウェブ注文画面を示す。
図4B】コンピュータのウェブ注文画面を示す。
図5A】包装箱の中にメモリアル・ボックスを挿入した状態を示す正面図である。
図5B】メモリアル・ボックスを中に挿入した状態の包装箱を示す側面図である。
図5C】メモリアル・ボックスが中に入った包装箱の本体に蓋を取り付けた状態を示す側面図である。
図5D】注文者の元に届いたメモリアル・ボックスを包装箱の本体に入れて、家具の天板、棚、テーブルなどの水平な面の上に置いて、飾っている状態を示す正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。
まず、人またはペットの記念となる物を入れて清潔な状態で美しく飾ることのできるメモリアル・ボックスを注文する者を「注文者」という。注文を受けて、すなわち受注して、メモリアル・ボックスを製作し注文者に提供する者を「提供者」という。
【0013】
メモリアル・ボックスは、ケースと内容物とから構成される。ケースは透明な樹脂製または透明なガラス製のケース(以下「クリアケース」という)であり、その中に入った内容物を外から目で確認することができる。前記透明な樹脂として例えばアクリル樹脂やポリカーボネート樹脂があげられる。
【0014】
図1は、この発明の実施の形態に係るクリアケースの形状を示す分解斜視図である。クリアケースは上側部1と下側部2とに分かれて構成される。上側部1は、上本体片1aと上キャップ片1bとから構成され、下側部2は、下本体片2aと下キャップ片2bとから構成される。
【0015】
上本体片1aは下半分が開いたほぼ直方体の形状であり、上本体片1aの一側面には上キャップ片1bが横に突出するように形成されている。上本体片1a、上キャップ片1bともに、下面が開いている。開いた下面の輪郭はつながっていて、閉じた輪郭を形成する。輪郭は1枚の仮想的な平面に隙間なく密接する。上本体片1aの、上キャップ片1bが形成されている側面と反対側の側面を符号1cで示す。
【0016】
下本体片2aは上本体片1aと対称的な形状を有し、下本体片2aの一側面には下キャップ片2bが横に突出するように形成されている。下本体片2a、下キャップ片2bともに、上半分が開いている。それらの開いた面の輪郭はつながっていて、閉じた輪郭を形成する。輪郭は1枚の仮想的な平面に隙間なく密接する。下本体片2aの、下キャップ片2bが形成されている側面と反対側の側面を符号2cで示す。
【0017】
上部分1の上本体片1aおよび上キャップ片1bの輪郭と、下部分2の下本体片2aおよび下キャップ片2bの輪郭とは互いに嵌合可能な構造になっており、嵌め合わせて、キャップ付きのように見える密閉型のクリアケースとなる。ただし、このキャップは通常のようにねじって開けることはできず(「疑似キャップ」という)、内容物を出し入れするには、クリアケースの上側部1と下側部2との嵌合を離さないといけない。
【0018】
このように1つまたは複数の内容物を入れてクリアケースの上側部1と下側部2とを嵌め合わせることにより、内容物が収納された状態で設置および持ち運びが可能となる。また、嵌め合わされて一体となったクリアケースの側面1c,2cを底面として、平面台の上に立てた状態で設置することも可能である。このクリアケースの底面に、それぞれ平面台に接触する複数個の突起が付いていてもよい。
【0019】
図2Aは、上側部1と下側部2とを嵌め合わせたクリアケースを示す正面図である。図2Bはクリアケースを示す側面図である。
【0020】
図2Bに示すように、ケースを立てた状態で、上本体片1aのある側を「表側」、下本体片2aのある側を「裏側」という。上本体片1aの表側を向いた面を符号12で示し、「ケースの正面12」あるいは「正面12」という。また上本体片2aの裏側を向いた面を符号13で示し、「ケースの裏面13」あるいは「裏面13」という。また、クリアケースの側面1c,2cが合体して、ケースが起立した状態で、底面を形成する面を「ケースの底面14」あるいは「底面14」という。
【0021】
また、図2Bからわかるように、上本体片1aおよび上キャップ片1bの輪郭と、下本体片2aおよび下キャップ片2bの輪郭とが、嵌め合わせられて1つの連続した輪郭11を形成している。
【0022】
今まで説明したクリアケースの形状は、疑似キャップが付いた直方体型のクリアケースであったが、その形状は直方体型に限定されない。例えば球型もしくは円筒型であってもよい。疑似キャップはあってもなくてもよい。
【0023】
また、今まで説明したクリアケースの形状は、2片に分かれ、内容物を入れて、2片を嵌め合わせるものであったが、片の数は2つとは限らず、1つであっても、複数であってもよい。
【0024】
クリアケースの片の数が2つまたはそれ以上の複数の場合、複数の片のうち少なくとも1片を開くことができ、内容物を入れて、片どうしを嵌め合わせた状態で、底面が平らになっていてまたは底面に複数個の突起が付いていて、平面上に立てることができる任意の形状のクリアケースであってよい。
【0025】
また、片の数が1つの場合、クリアケースの形状は、一体に形成されたケース本体に、所定の大きさの開口が設けられた形状となる。開口の大きさは、後述する花または布などの内容物を入れことができる大きさである必要がある。
【0026】
開口には蓋が付属していることが好ましい。蓋は、クリアケースと分離できるようになっていて、開口に当てて、開口を閉じることができるものであってもよく、クリアケースに連結されていて開口を開閉することができるものであってもよい。
【0027】
蓋の材質は変形可能な柔らかい物であっても、硬い物であってもよい。柔らかい物である場合、その材質として例えば弾力のある樹脂(例えばエラストマー)、ゴム、または柔らかい木(例えばコルク)があげられる。蓋の材質が硬い物である場合は、少なくとも蓋の周りの開口に当たる部分が弾力のある物、例えば弾力のある樹脂(例えばエラストマー)、ゴム、または柔らかい木(例えばコルク)でできていることが好ましい。
【0028】
図3は、内容物3~5が入った状態で、上側部1と下側部2とを嵌め合わせて一体とし、床の上に置いたメモリアル・ボックス10を示す。6は装飾のため、疑似キャップに巻きつけられたリボンである。メモリアル・ボックス10の内容物は限定されないが、この実施の形態では、バッグ3、髪の毛等をあしらうための花または布4、および写真等を飾るための基台5となっている。
【0029】
さらに、メモリアル・ボックス10の内容物として、白紙のメッセージカードが追加されてもよい。または、後述するように「入れたい文字」を注文者が提示している場合、その「入れたい文字」を書き込んだメッセージカードが追加されてもよい。もちろんメッセージカードを使わない実施も可能である。
【0030】
バッグ3は、この実施の形態では、真珠を模した多数のビーズと糸を使って製作した、小さな手提げバッグの形をしている。しかしバッグ3の形状はこれに限定されず、例えば折り畳み袋、巾着袋、籠であってもよい。バッグ3の製作材料もビーズに限られることはなく、ビーズのほかに不織布、編み物(ニット)、織布(布帛)、籐、竹などがあげられる。
【0031】
バッグ3の中に、人またはペットの身体から離れた物、例えば乳幼児、子供もしくはペットの身体の一部であった記念となる物、例えば抜けた歯を入れてもよい。また、亡き人や亡きペットの身体から離れた記念となる物、例えば遺骨の一部(例:喉仏の骨)を入れてもよい。なお、 この実施の形態では人またはペットの身体から離れた物をバッグ3に入れているが、バッグ3を利用せずに、人またはペットの身体から離れた物をメモリアル・ボックス10の中に直接入れてもよい。
【0032】
花または布4のうち、「花」は、造花、ドライフラワー(セミドライフラワーを含む)およびプリザーブドフラワーの中から選ばれる1つまたは複数の花であってもよい。「布」は、装飾効果のある布であことが望ましく、例えばオーガンジー(生地が半透明になっている、薄手で軽く光沢感のある平織織物、シルク(絹)で出来たものは「オーガンジー・シルク」と呼ばれる)であってもよく、チュール(六角形または菱形の小さな網が連なり、遠くから見ると布地のように見える、粗い編み物)であってもよい。これらの布を使って花や動物の形を作ってもよい。
【0033】
前記花の種類は、人またはペットの誕生月花もしくは誕生日花であってもよい。また誕生月、誕生日に限らず、人またはペットの生涯で記念すべき月、日にちなむ花であってもよい。また注文者が花の種類を指定したときは、その指定された花であってもよい。
【0034】
人またはペットの毛や髪の毛は、メモリアル・ボックス10が届いた後に、注文者が花または布4に添わせるようにしてメモリアル・ボックス10の中に投入してもよい。
【0035】
写真等を飾るための基台5は、人またはペットの写真、絵、記念となる石粒、宝石粒など(以下「写真等」という)を設置して飾るための台である。基台5の材質は金属、樹脂を問わない。基台5の形状は、図示の形態では楕円形(オーバル)であるが、円形(ラウンド)、四角形(スクエア)、ハート型など任意の形状をしていてもよい。
【0036】
基台5に写真等を設置する作業は、提供者が行ってもよく注文者が行ってもよい。注文者が行う場合、提供者は、何も加工していない基台5をメモリアル・ボックス10の中に入れた状態で注文者に渡す。図3には、メモリアル・ボックス10の中に、何も設置されていないミール皿が示されている。
【0037】
注文者は、メモリアル・ボックス10の中の、何も加工していない基台5を利用して写真等をDIYで設置してもよい。
【0038】
しかし注文者は、基台5を使用せずに写真等をそのまま飾る実施も可能である。すなわち、基台5を利用して写真等を飾ることに代えて、あるいは基台5に写真等を飾ることに加えて、届けられたメモリアル・ボックス10の中に、現像した記念となる写真を、基台を利用しないでそのまま入れて飾ってもよく、または現像後カットして(例:証明写真サイズ)入れて飾ってもよい。
【0039】
注文者が人またはペットの写真を提供者に用意した場合は、提供者が基台5に写真を設置する作業を行う。この作業工程は後述する。
【0040】
なお、提供者は、基台5に写真を設置することに加えて、あるいは基台5に写真を設置することに代えて、注文者から用意された写真を、基台を使わずにそのままの大きさで、またはカットして(例:証明写真サイズ)、メモリアル・ボックス10とともに注文者に送付してもよい。
【0041】
また、提供者がメモリアル・ボックス10に入れる、または添える内容物には、バッグ3、花または布4、基台5以外にも、次のようなものがある。
【0042】
例えば、メモリアル・ボックス10に、リボンやパール(コットンパールも含む)、ビーズを入れてもよい。
【0043】
また、提供者は花または布4に代えて、または花または布4とともに、宝石を入れてもよい。宝石の形状は、原石であってもよくカットした石であってもよい。宝石の種類は、人またはペットの誕生月にちなむ誕生石であってもよい。例えば1月はガーネット、2月はアメジストなどである。また、人またはペットの誕生日にちなむ誕生日石を提供してもよい。
【0044】
誕生石や誕生日石を提供する場合、花または布4の色を誕生石や誕生日石の色に合わせてもよい。誕生石や誕生日石の色に合わせたリボンやパール(コットンパールも含む)、ビーズを入れてもよい。
【0045】
次に、提供者が注文者からインターネットなどのウェブ注文画面を通じてメモリアル・ボックスを受注する手順を説明する。受注に先立って注文者は、提供者の販売サイトでネット会員登録をしており、提供者は注文者の少なくとも名前、住所、電子メールアドレスがわかっているものとする。
【0046】
図4A図4Bとは、注文者のコンピュータ上のウェブ注文画面の例を示す。前記コンピュータとして、スマートフォン、ノートパソコン、デスクトップパソコンなどがあげられる。前記注文者のコンピュータは、インターネットなどのネットワークを通して、提供者の管理するウェブ・サーバとつながっている。
【0047】
図4Aは、注文者が見る商品画像の画面21を示し、 提供者が提供可能な、所定の色あい(「メインカラー」という。デフォルトではベージュ)のメモリアル・ボックスの写真見本23が示されている。
【0048】
写真見本23の下に「メモリアル・ボックスのメインカラーを選択してください」というボタン24が設けられている。その下に、価格表示25が示されている。この価格表示25は、オプションのない場合のメモリアル・ボックスの購入価格になる。注文者が前記ボタン24を押すと図4Bの画面に移る。
【0049】
なお注文者がメモリアル・ボックスをいますぐ注文しない場合は、画面21の「お気に入りに追加すると、再入荷の通知を受け取ることができます。」という説明にしたがって「お気に入り」のボタン26を押すと、後日、電子メールでの案内が送られてくる。
【0050】
図4Bは、注文者が見る種類・オプションの選択画面31を示す。商品画像の写真32とともに、メインカラーの選択ボタン33、クリアケースに手書き、印刷もしくは刻印されるべき人またはペットの「名前」を入力する欄34、クリアケースに記入される「名前」の色を指定する欄39、クリアケースまたはメッセージカードに手書き、印刷もしくは刻印されるべき「入れたい文字」を入力する欄35、注文者からの飾りたい写真の提供の有無を表示するチェックボックス36、および価格表示38が表示される。価格表示38は、始めオプションのない場合のメモリアル・ボックスの購入価格を示すが、オプションが指定されると、オプションを含む場合のメモリアル・ボックスの購入価格に変わる。
【0051】
図4Bで、メインカラーとして、ベージュ、アイス・ブルー、アンティーク・ホワイトの3種類が選択できる。ただし、このメインカラーの3色は例示であって、他の色を提示してもよい。また選択可能な色の数も3つに限られるものではなく、1つでもよく、複数あってもよい。1つに固定される場合は、メインカラーとしてデフォルトのカラーを(例えばベージュ)採用してもよい。
【0052】
注文者は、メモリアル・ボックスのメインカラーを選択すれば、商品画像32が当該選択した色に対応する花または布が含まれるメモリアル・ボックスの画像に変化する。
【0053】
その下に、人またはペットの「名前」を入力する欄34がある。注文者はアルファベット、漢字など希望の表記を使って人またはペットの名前を入力する。名前は、本名のほか、別称、愛称、あだ名、ニックネームなどであってもよい。
【0054】
注文者は「名前」を入力した後、クリアケースに記入される「名前」の色を指定することもできる。このために、図4Bに示すように、「名前」を入力する欄の下に、「色」を選択する欄39が設けられる。注文者から指定のない場合、デフォルトの色(例えば黒)が「名前」に使用される。
【0055】
さらにその下に、「入れたい文字」を入力する欄35がある。入れたい文字の内容として、人またはペットの生涯で記念すべき月、日または時刻を特定する情報、例えば誕生月、誕生日、誕生時刻、亡くなった年月日、亡くなった時刻があげられる。さらに、人またはペットの生涯で記念すべき月、日または時刻における、例えば体重、身長、BMI(Body Mass Index)、体脂肪率、手形(手の大きさ)または足形(足の大きさ)の情報があげられる。実施例をあげると、(1)赤ちゃんの誕生時の体重または身長、(2)満一歳時点の体重または身長、(3)数え三歳、数え五歳または数え七歳(七五三)時点の体重または身長がある。
【0056】
この実施の形態では「入れたい文字」をアルファベットまたは数字で入力するようになっている。ただし、他の実施の形態として、かな、漢字を含めて入力することを許容してもよい。
【0057】
この欄35への入力は任意的である。この欄への入力があるかないかで、メモリアル・ボックスの価格表示38が変動してもよい。
【0058】
飾りたい写真のチェックボックス36は、注文者が提供者に、人またはペットの写真を飾る作業を希望するときにチェックされる。チェックありの場合、写真を飾る作業は提供者が行う。
【0059】
この欄への入力も任意的である。この欄にチェックが入るか入らないかで、メモリアル・ボックスの価格表示38が変動してもよい。
【0060】
以上の入力が終われば、「選択」ボタン37を押す。これで注文確定となる。注文が確定すると、提供者から注文者に、注文確認の電子メールが送信される。
【0061】
注文が確認されると、提供者は、クリアケースとともに、バッグ、髪の毛をあしらうための花または布、写真等を飾るための基台、宝石、リボン、パール(コットンパールも含む)、ビーズなどを必要に応じて用意する。花の種類が指定されている場合は、その種類の花を選択する。提供者は、注文者から選択されたメインカラーに合わせて、クリアケースに入れる花または布の色、宝石の色などを選択する。クリアケースに添えるリボンの色をこの花または布の色に合わせてもよい。
【0062】
提供者は、クリアケースの表面の所定箇所、例えば、ケースの正面12、ケースの裏面13またはケースの底面14に、ウェブ注文画面の欄34で入力されたアルファベット、かな、漢字などの「名前」を手書き、印刷もしくは刻印する。ここで「手書き」とは、絵の具もしくはインクで名前を手書きすることを含む。名前を書き入れる色が指定されている場合は、その色の絵の具もしくはインクを使用する。例えば、絵の具として、アクリル絵の具、ガラス絵の具、インクとして、アクリルインクがあげられる。
【0063】
オプションとしての、アルファベットまたは数字などの「入れたい文字」があれば、それもメモリアル・ボックスの表面の所定箇所、例えば、ケースの正面12、ケースの裏面13あるいはケースの底面14に、手書き、印刷もしくは刻印する。ここで「手書き」とは、絵の具やインクで名前や文字を手書きすることを含む。名前を書き入れる色が指定されている場合、その色で「入れたい文字」を手書き、印刷もしくは刻印してもよい。
【0064】
また提供者は、「入れたい文字」をケースの表面に手書き、印刷もしくは刻印することに加えて、またはそれに代えて、「入れたい文字」をメッセージカードに手書きもしくは印刷して、当該メッセージカードをメモリアル・ボックスに追加してもよい。「入れたい文字」をメッセージカードに手書きもしくは印刷するとともに、「名前」をメッセージカードに手書きもしくは印刷してもよい。もちろん、メッセージカードを使わない実施の形態も採用可能である。
【0065】
次に、飾りたい写真のチェックボックス36にチェックが入っている場合、提供者は、注文者に、当該写真データの送信を促す。具体的には、前述したように、提供者から注文者に注文確認の電子メールが送信されるが、注文者はこの電子メールに返信するとき、添付する形で当該写真のデータを提供者に送ることができる。送信する写真のデータ形式は「.jpg」「.png」「.gif」などであってもよい。
【0066】
写真等を飾るための基台は、現像した写真を貼り付け、または写真を直接印刷できるものであればよい。基台の材質は、例えば、金属板(例えば銅板、真鍮板、鉄板)であってもよく、樹脂板(例えばアクリル板)であってもよい。金属板、樹脂板とも、表面の形状は平面、凸状、凹状を問わない。金属板の場合、金属板の上に現像した写真を設置してその上から硬化性樹脂を塗布して硬化させてもよく、金属板の上に写真を直接印刷してもよい。直接印刷する方式としては、銀塩印刷、インクジェット印刷、レーザー印刷などがあげられる。樹脂板の場合、2枚の樹脂板の間に現像した写真を設置して止めてもよく、樹脂板の上に写真を設置してその上から別の硬化性樹脂で覆って固めてもよく、樹脂板の上に写真を直接印刷してもよい。金属板もしくは樹脂板の上に写真を直接印刷する場合、上から保護樹脂膜で覆ってもよい。このようにして、メモリアル・ボックスの中に入れるべき写真付きの基台ができあがる。
【0067】
以下、金属板としてミール皿を用い、紫外線硬化樹脂で覆って固める方法を解説する。提供者は注文者から、インターネット経由で人またはペットの写真データを受信すると、提供者がその写真を飾る作業を行う。提供者は、ミール皿に人またはペットの顔が入るように写真データ全体を縮小する。縮小した写真データを、堅牢な紙(例えば耐水性の光沢紙)やフィルムに印刷する。次に、ミール皿の外形に合わせて、写真の顔の部分が中心になるようにして周りを切り取る。所定の大きさに写真を切ったら、ミール皿に写真をはめて、表面が少し膨らむ程度に紫外線硬化樹脂をたらし、紫外線ライトで硬化させる。このようにして硬化した樹脂で固めた写真入りのミール皿が完成する。
【0068】
なお、提供者が、写真付きの基台を用意することに加えて、あるいは写真付きの基台を用意することに代えて、注文者から提供された写真を現像して基台を使わずに、そのままの大きさで利用し、またはカットして(例:証明写真サイズ)メモリアル・ボックスに投入し、もしくは添わせることも考えられる。
【0069】
提供者は、メモリアル・ボックスを包装箱41に入れて、注文者に宅配便などで送付する。包装箱41に入れる前に、メモリアル・ボックスの中に乾燥剤を入れておくことが好ましい。入れる乾燥剤の種類は任意であるが、シリカゲル、酸化カルシウム(生石灰)、塩化カルシウムなどがあげられる。この中でも、容量の小ささからシリカゲルが好ましい。また、メモリアル・ボックスの疑似キャップにリボンを巻きつけてもよい。
【0070】
内容物であるバッグ、花または布、写真等が飾られた基台、宝石、上に述べた現像写真などは、あらかじめメモリアル・ボックスの中に入れて同一包装として送付してもよい。しかし、内容物の一部または全部をメモリアル・ボックスの中に入れずに別包装として注文者に送付してもよい。
【0071】
前記包装箱41には、この発明の実施の形態では貼り箱を用いてもよい。「貼り箱」とは、厚紙で作った厚さ1~2mm程度の芯になる箱材、例えばボール紙を、上紙と呼ばれる紙または布で包んで、糊で貼り付けた作った化粧箱のことをいう。上紙として、色のついた紙もしくは布および/またはテクスチャのある紙もしくは布を選定することにより、美しく高級感のある貼り箱ができあがる。上紙に所定の模様を印刷したり、風合いのある色紙を箔押しをしたりしてもよい。
【0072】
図5Aは、包装箱41の中にメモリアル・ボックス10を挿入した状態を示す正面図である。包装箱41は、この実施の形態では、上板42、底板43、側板45、後板46を含み、全体として正面の開いた直方体状の包装箱41が組み立てられる。包装箱41の正面側には蓋となる前板が当てられるが、図5Aではこの蓋の図示は省略している。包装箱41の蓋47を除外したものを「包装箱41の本体」という。
【0073】
図5Bは、メモリアル・ボックス10を中に挿入した状態の包装箱41を示す側面図である。中に入っているメモリアル・ボックス10は破線で描かれ、包装箱41の正面を閉ざすための蓋47が離れて描かれている。
【0074】
図5Bでは、包装箱41の上板42および底板43の正面側の辺51が前に突出しており、蓋47にはこの突出した辺51が嵌る横溝52が形成されている。突出辺51は、図示のように上板42および底板43の辺に設けられた横長の形状でもよいが、これに限られず、側板45の正面側の辺に設けられた縦長の形状でもよい。この場合、蓋47にはこの突出辺が嵌る縦溝を形成する。また、正面方向に突出した円柱状のもの(ダボ)を上板42、底板43または側板45の正面側の辺に設けてもよい。蓋47にはダボの嵌る丸穴が形成される。また、これとは逆に、蓋47の所定の位置にダボを設け、包装箱41の本体側の上板42、底板43または側板45にダボの嵌る丸穴を形成してもよい。
【0075】
いままで説明した実施の形態では、包装箱41の正面を閉じるための蓋は、図5Bの場合、包装箱41の本体と分離可能に設けられているが、本発明はこの構成に限られず、蓋47のいずれかの一辺と、包装箱41の上板42、底板43または側板45の前辺とが上紙によって連続してつながり、蓋47が包装箱41の正面を片開きすることができるようになっていてもよい。または蓋47の一辺と、包装箱41の上板42、底板43または側板45の前辺とがヒンジ金具によって連結され、蓋47が包装箱41の正面を片開きすることができるようになっていてもよい。蓋は2つに分割されていてもよく、この場合、蓋は包装箱41の正面を左右または上下に両開きする構造、いわゆる観音開きの構造となる。いずれの場合も、蓋47を閉じたまま開かないようにするための金具または部材が、蓋47および包装箱41の本体に取り付けられてもよい。
【0076】
図5Cは、メモリアル・ボックス10が中に入った包装箱41の本体に蓋47を取り付けた状態を示す。提供者は、この状態で、メモリアル・ボックス10の周りに緩衝物となる物を詰め、全体を包装紙で包装して、注文者に送付する。もしメモリアル・ボックス10と、内容物であるバッグ、花または布、写真等が飾られた基台などを別包装としている場合は、各包装を1つにまとめて注文者に送付してもよく、あるいは別々に注文者に送付してもよい。
【0077】
図5Dは、注文者の元に届いたメモリアル・ボックス10を包装箱41の本体に入れたまま、家具の天板、棚、テーブルなどの水平な面61の上に置いて、飾っている状態を示す。包装箱41の蓋47は取り除いているのでメモリアル・ボックス10が常に見える状態にある。
【0078】
このように、提供者からの送付用に使われた包装箱41をそのまま利用して、メモリアル・ボックス10を飾る飾り箱として有効に活用することができる。特に、包装箱41が貼り箱でできている場合は、包装箱41自体もインテリアとしての要素が十分にあり、メモリアル・ボックス10を包装箱41に入れたままインテリアとして飾ることが可能である。
【0079】
注文者のもとに届いたメモリアル・ボックス10に、注文者が内容物を任意に追加することも可能である。例えば、乳幼児が初めて着用した物や退院時やお宮参り時に着用した物等のうち、メモリアル・ボックスに入る大きさのもの、例えば、乳幼児の靴下、ヘアバンド、ヘアゴム、ヘアピンを追加してもよく、ペットが使っていた首輪などを追加してもよい。また注文者は、メッセージカードに言葉を任意に書き込んで追加してもよい。メッセージカードは提供者から提供されたメッセージカードであってもよく、注文者が用意したメッセージカードであってもよい。また注文者は記念となる写真を追加してもよい。
【実施例0080】
「名前」、「入れたい文字」の記載例
記載例A Manami Jan. 7th, 2022 AM 5:21
記載例B Coco 2021.3.18 PM 2:40
記載例C Hinata R3.5.15 15:30 2,866g 50.0cm Thank you for being born.
【0081】
本発明の権利範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲およびその均等の意味でのすべての変更が含まれることが意図されている。
【符号の説明】
【0082】
1 クリアケースの上側部
1a 上本体片
1b 上キャップ片
2 クリアケースの下側部
2a 下本体片
2b 下キャップ片
3 バッグ
4 花または布
5 写真等を飾るための基台
10 メモリアル・ボックス
21 ウェブ注文画面(商品画像の画面)
31 ウェブ注文画面(種類・オプションの選択画面)
41 包装箱
47 包装箱の蓋
図1
図2A
図2B
図3
図4A
図4B
図5A
図5B
図5C
図5D