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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023161121
(43)【公開日】2023-11-07
(54)【発明の名称】段積みトレイ群包装システム
(51)【国際特許分類】
   B65B 5/06 20060101AFI20231030BHJP
   B65B 35/30 20060101ALI20231030BHJP
【FI】
B65B5/06
B65B35/30
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022071286
(22)【出願日】2022-04-25
(71)【出願人】
【識別番号】000162238
【氏名又は名称】共和機械株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】592219640
【氏名又は名称】昭和フェニックス工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000729
【氏名又は名称】弁理士法人ユニアス国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】松本 二郎
(72)【発明者】
【氏名】宇野 勝士
(72)【発明者】
【氏名】浅見 勝也
【テーマコード(参考)】
3E003
3E054
【Fターム(参考)】
3E003AA01
3E003AB10
3E003BA03
3E003BC07
3E003BD08
3E003BE02
3E003CB06
3E003CB07
3E003DA04
3E003DA07
3E054AA16
3E054BA06
3E054BA07
3E054BA09
3E054DC02
3E054DC11
3E054DC13
3E054DC16
3E054DC17
3E054DD01
3E054DD11
3E054DE04
3E054FB01
3E054FC04
3E054FC07
3E054FC13
3E054FE04
3E054GA06
3E054GB03
3E054GB04
3E054GC06
3E054HA04
3E054HA05
3E054HA10
3E054JA02
3E054JA10
(57)【要約】
【課題】複数種類のトレイ群が混在した状態でもラップラウンド包装でき、製品箱に識別情報を付与できる段積みトレイ群包装システムを提供する。
【解決手段】段積みトレイ群包装システムA1は、少なくとも2以上設置される第i段積手段であって、上流から搬送される製品が収納されているトレイを、製品の種類あるいはトレイの種類に対応して予め設定されている所定段数に段積みする第i段積手段と、段積みトレイ群を搬送する第i搬送手段と、前記第i搬送手段のぞれぞれで搬送される前記段積みトレイ群を、包装位置へ送るための送込手段5と、前記送込手段で送り込まれた前記段積みトレイ群をラップラウンド包装する包装装置6とを備える。
【選択図】図1A
【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも2以上設置される第i段積手段(i=2からn、n<20)であって、上流から搬送される製品が収納されているトレイを、製品の種類あるいはトレイの種類に対応して予め設定されている所定段数に段積みする第i段積手段と、
前記段積みトレイ群を搬送する第i搬送手段と、
前記第i搬送手段のぞれぞれで搬送される前記段積みトレイ群を、包装位置へ送るための送込手段と、
前記送込手段で送り込まれた前記段積みトレイ群をラップラウンド包装する包装装置と、
前記包装装置で包装される前に、製品識別情報を取得する製品識別情報取得部と、
前記製品識別情報取得手段で取得された製品識別情報に対応して、封函済製品情報を前記包装装置でラップラウンド包装して得られ、かつ前記製品識別情報に対応している第i製品箱に付与する封函済製品情報付与手段と、
を備える、
段積みトレイ群包装システム。
【請求項2】
前記第i段積手段のそれぞれで段積みされた段積みトレイ群の上に蓋部を載置する第i蓋載置手段を、さらに備える、
請求項1に記載の段積みトレイ群包装システム。
【請求項3】
前記第i段積手段で所定段数に段積みされた段積みトレイ群のいずれかのトレイあるいは蓋部に、製品の種類あるいはトレイの種類に対応した製品識別情報を付与する第i製品識別情報付与手段をさらに備え、
前記製品識別情報取得部は、前記第i製品識別情報付与手段で付与された製品識別情報を取得する、
請求項1または2に記載の段積みトレイ群包装システム。
【請求項4】
前記第i段積手段のそれぞれ、第i搬送手段のそれぞれ、および送込手段のうち1種以上の手段に重量計測部が設けられている、請求項1または2に記載の段積みトレイ群包装システム。
【請求項5】
単一の段積手段であって、上流から搬送される製品が収納されているトレイを、製品の種類あるいはトレイの種類に対応して予め設定されている所定段数に段積みする段積手段と、
前記段積みトレイ群を搬送する搬送手段と、
前記搬送手段で搬送される前記段積みトレイ群を、包装位置へ送るための送込手段と、
前記送込手段で送り込まれた前記段積みトレイ群をラップラウンド包装する包装装置と、
封函済製品情報を前記包装装置でラップラウンド包装して得られた製品箱に付与する封函済製品情報付与手段と、
を備える、
段積みトレイ群包装システム。
【請求項6】
前記段積手段のそれぞれで段積みされた段積みトレイ群の上に蓋部を載置する蓋載置手段を、さらに備える、
請求項5に記載の段積みトレイ群包装システム。
【請求項7】
前記段積手段、搬送手段および送込手段のうち1種以上の手段に重量計測部が設けられている、請求項5または6に記載の段積みトレイ群包装システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、段積みトレイ群包装システムに関する。包装システムの包装装置としてラップラウンドケーサーが使用される。
【背景技術】
【0002】
一般的な業務用鶏卵では、段ボール箱に鶏卵入り紙モールドトレイあるいはプラスチックトレイを4段あるいは5段に重ねて入れ、鶏卵10kg箱として取引されることが多い。
特許文献1では、段ボール箱の4枚の側壁に囲まれた空間内を上下方向に移動可能な可動底板上に1段ずつ卵の入った容器を積み重ねる収納装置を開示している。この収納装置は、段ボール箱の上面開放部の上方を覆う閉鎖位置及び上面開放部から退避させた開放位置との間でスライド移動可能なシャッターと、閉鎖位置にあるシャッターで保持された容器と共に載せられて容器の水平方向の移動を規制する拘束具と、空間を上下方向に移動可能であり、開放位置に退避するシャッターから端から順番に落下した容器を受け取る可動底板とを備える。
特許文献2では、ロボットを用いて段ボール箱の中に卵パックあるいは鶏卵入りトレイを積み重ねる装置を開示している。
特許文献3から5は、一般的なラップラウンドケーサーを開示している。ラップラウンドケーサーは、一般的には、コピー用紙、缶飲料、ペットボトルなどの段ボール包装に利用されてる。発明者が知る限り、鶏卵製品(パック、トレイ)への適用は確認されていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第6795181号公報
【特許文献2】国際特許公開WO2019/004198号公報
【特許文献3】特許第2749633号公報
【特許文献4】特開2020-189682号公報
【特許文献5】特開2019-104528号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献2は、異なるトレイに対応する際には、トレイの種類に対応したハンド部への切り替え(ツールチェンジ)が必要である。あるいは、トレイの種類に対応したロボットを複数台設置する必要がある。
また、複数段に積み重ねた状態の段積みされた卵トレイ群をラップラウンドケーサーへ送り込むことの困難性や、複数種類の卵サイズに対応してラップラウンドされた製品箱への識別性付与、段積みされた鶏卵トレイ群の重量(製品箱に収納された鶏卵重量あるいは鶏卵トレイを含む重量)を監視する等の課題がある。
【0005】
本発明の第一目的は、複数に段積みされたトレイ群をラップラウンド包装することができる段積みトレイ群包装システムを提供する。
第二の目的は、複数種類のトレイ群が混在した状態でもラップラウンド包装でき、製品箱に識別情報を付与できる段積みトレイ群包装システムを提供する。
第三の目的は、段積みトレイ群の重量(製品箱に収納された製品の重量あるいはトレイを含む重量)を監視できる段積みトレイ群包装システムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明において、段積みトレイに収納される製品は、例えば、卵が例示されるが、卵に限定されない。
【0007】
第一の段積みトレイ群包装システム(A1、A2)は、
少なくとも2以上設置される第i段積手段(i=2からn、n<20)であって、上流から搬送される製品(例えば、卵E)が収納されているトレイ(T1、T2、T3、T4、T5)を、製品(例えば、卵)の種類あるいはトレイの種類に対応して予め設定されている所定段数に段積みする第i段積手段(11、12、13、14、15)と、
前記第i段積手段のそれぞれで段積みされた段積みトレイ群の上に蓋部(F1、F2、F3、F4、F5)を載置する第i蓋載置手段(21、22、23、24、25)と、
前記段積みトレイ群を搬送する第i搬送手段(41、42、43、44、45)と、
前記第i搬送手段のぞれぞれで搬送される前記段積みトレイ群を、包装位置(例えば、展開されている包装資材(例えばダンボールシート800)の所定位置)へ送るための送込手段(5)と、
前記送込手段で送り込まれた前記段積みトレイ群をラップラウンド包装する包装装置(6)(例えば、ラップラウンドケーサー)と、
前記包装装置(6)で包装される前に、製品識別情報(例えば、色付きトレイの色、色付き蓋の色、2次元バーコード、ICタグ情報など)を取得する製品識別情報取得部(7)と、
前記製品識別情報取得手段(7)で取得された製品識別情報に対応して、封函済製品情報(ID)(例えば、サイズ、重量、製造日付、ロット番号など)を前記包装装置(6)でラップラウンド包装して得られ、かつ前記製品識別情報に対応している第i製品箱(P1、P2、P3、P4、P5)に付与する封函済製品情報付与手段(8)と、
を備える。
前記第一の段積みトレイ群包装システム(A1、A2)は、
前記第i段積手段(11、12、13、14、15)で所定段数に段積みされた段積みトレイ群(T11、T21、T31、T41、T51)のいずれかのトレイあるいは蓋部に、製品(例えば、卵)の種類あるいはトレイの種類に対応した製品識別情報(例えば、サイズ、重量など)を付与する第i製品識別情報付与手段(31、32、33、34、35)をさらに備え、前記製品識別情報取得部(7)は、前記第i製品識別情報付与手段(31、32、33、34、35)で付与された製品識別情報を取得してもよい。
前記第一の段積みトレイ群包装システム(A1、A2)は、前記第i段積手段、第i蓋載置手段、第i製品識別情報付与手段、第i搬送手段の組は、2つ以上10未満で構成されていてもよい。
前記第一の段積みトレイ群包装システム(A1、A2)は、前記送込手段、前記製品識別情報取得手段、前記包装装置、および封函済製品情報付与手段の組が、1つ以上で構成されていてもよい。
前記第一の段積みトレイ群包装システム(A1、A2)は、第i製品箱(P1、P2、P3、P4、P5)を、前記製品識別情報に対応して区別してあるいは混在して、輸送ラックあるいはパレットに積み込む積込装置(例えば、パレタイザなど)を、備えていてもよい。
前記第一の段積みトレイ群包装システム(A1、A2)は、第i製品箱(P1、P2、P3、P4、P5)を、前記製品識別情報に対応して区別するように、前記包装装置の排出部と連結する搬送手段から複数の搬送手段へ振り分ける振分手段を備えていてもよい。前記包装装置が、前記複数の搬送手段と前記振分手段を備えていてもよい。
【0008】
第二の段積みトレイ群包装システム(B1)は、
単一の段積手段であって、上流から搬送される製品(例えば、卵E)が収納されているトレイ(T1)を、製品(例えば、卵)の種類あるいはトレイの種類に対応して予め設定されている所定段数に段積みする段積手段(11)と、
前記段積手段で段積みされた段積みトレイ群の上に蓋部(F1)を載置する蓋載置手段(21)と、
前記段積みトレイ群を搬送する搬送手段(41)と、
前記搬送手段で搬送される前記段積みトレイ群を、包装位置(例えば、展開されている包装資材(例えばダンボールシート800)の所定位置800a)へ送るための送込手段(5)と、
前記送込手段で送り込まれた前記段積みトレイ群をラップラウンド包装する包装装置(6)(例えば、ラップラウンドケーサー)と、
封函済製品情報(ID)(例えば、サイズ、重量、製造日付、ロット番号など)を前記包装装置(6)でラップラウンド包装して得られた製品箱(P1)に付与する封函済製品情報付与手段(8)と、
を備える。
第二の段積みトレイ群包装システム(B1)は、さらに、
前記段積手段(11)で所定段数に段積みされた段積みトレイ群(T11)のいずれかのトレイあるいは蓋部に、製品(例えば、卵)の種類あるいはトレイの種類に対応した製品識別情報(例えば、サイズ、重量など)を付与する製品識別情報付与手段(31)と、
前記包装装置(6)で包装される前に、前記製品識別情報付与手段(31)で付与された製品識別情報を取得する製品識別情報取得手段(7)と、を備えていてもよい。
【0009】
第三の段積みトレイ群包装システム(C1)は、
製品(例えば、卵)の種類あるいはトレイの種類に対応して予め設定されている所定段数に段積みされた段積みトレイ群(その上に蓋部も載置されている)を搬送する搬送手段(41)と、
前記搬送手段で搬送される前記段積みトレイ群を、包装位置(例えば、展開されている包装資材(例えばダンボールシート800)の所定位置800a)へ送るための送込手段(5)と、
前記送込手段で送り込まれた前記段積みトレイ群をラップラウンド包装する包装装置(6)(例えば、ラップラウンドケーサー)と、
封函済製品情報(例えば、サイズ、重量、製造日付、ロット番号など)を前記包装装置(6)でラップラウンド包装して得られた製品箱(P1)に付与する封函済製品情報付与手段(8)と、
を備える。
トレイを所定段数に段積みする処理は、作業者によって行われる。
前記第三の段積みトレイ群包装システム(C1)は、作業者による段済み作業位置の作業位置搬送手段を駆動する駆動ボタンを有し、駆動ボタンにより作業位置搬送手段が駆動し、段積みトレイ群を、作業位置搬送手段から搬送手段(41)へ送り込んでもよい。
【0010】
第一、第二、第三の段積みトレイ群包装システム(A1、B1、C1)が備える構成要素は以下の機能を備えていてもよい。
前記トレイは、製品(例えば、卵)の種類に対応して異なる色に設定されている色付き(一部あるいは全部が色付き)のトレイであってもよい。トレイは、紙モールドトレイ、プラスチックトレイであってもよい。
前記トレイは、平面視矩形であり、製品の種類に応じて異なる矩形サイズであってもよく、すべて製品で種類に関係なく同じ矩形サイズであってもよい。同じ矩形サイズであれば、段積み高さを同じあるいは略同じ(最大段積み高さから所定低い位置(許容される隙間であればよい))に設定することで、同じラップラウンドの包装資材を共有して使用できる。異なる矩形サイズである場合には、その矩形サイズに対応した包装装置および包装資材で構成されていてもよく、複数種の包装資材が供給できる供給手段(一つあるいは複数台)を備えた包装装置で構成されていてもよい。
前記蓋部は、製品(例えば、卵)の種類に対応して異なる色に設定されている色付き(一部あるいは全部が色付き)の蓋であってもよい。
前記段積手段あるいは前記第i段積手段のそれぞれは、トレイを段積する際に、下のトレイとその上のトレイとが、互いに180°回転させて積む構成であってもよい。これにより、収納されている製品が鶏卵の場合に、鈍端と鈍端との間の窪部にトレイ底部の凸部が配置され、トレイの4側面が垂直方向で一致あるいは略一致させることができる。ラップラウンド資材の面積および製品箱のサイズを小さくできる。
また、各段積手段の手前で、水平面で180度回転する回転機構部を有していてもよい。回転機構部として、トレイ1枚分の長さ程度の水平回転式コンベヤ(搬送方向は正方向とその逆方向の搬送方向の切替が可能)が例示される。
また、手作業で段積みを行う手前の位置で水平回転式コンベヤが設けられていてもよい。
前記段積手段あるいは前記第i段積手段のそれぞれは、段済み位置の段積搬送手段を有し、段積み完了後(蓋部も載置後)に、段積位置搬送手段が駆動し、段積みトレイ群を、搬送手段(41)あるいは第i搬送手段へ送り込んでもよい。
前記段積手段あるいは前記第i段積手段のそれぞれは、撮像手段と、撮像手段で得られた画像を解析してトレイあるいは製品の種類を識別する識別部とを有していてもよい。
前記段積手段あるいは前記第i段積手段のそれぞれは、トレイに設けられたICタグあるいは2次元コードを読み取る読取部を有し、読取部で読み取られた情報からトレイあるいは製品の種類を識別してもよい。
前記段積手段あるいは前記第i段積手段のそれぞれは、段積みトレイ群の上に蓋部を載置する蓋載置手段を備えていてもよい。
前記段積手段あるいは前記第i段積手段のそれぞれは、ロードセルなどの重量計測部を備えていてもよい。
前記送込手段あるいは前記第i搬送手段のそれぞれは、ロードセルなどの重量計測部を備えていてもよい。
前記製品識別情報付与手段あるいは前記第i製品識別情報付与手段のそれぞれは、例えば、ICタグへ情報を書き込む書込手段、トレイや箱に情報を印刷する印刷手段などで構成されていてよい。
前記封函済製品情報付与手段(8)は、例えば、ICタグへ情報を書き込む書込手段、トレイや箱に情報を印刷する印刷手段などで構成されていてよい。
前記製品識別情報付与手段あるいは前記第i製品識別情報付与手段のそれぞれは、製品識別情報に替えてあるいは追加で重量計測部で測定された重量情報を付与してもよい。
前記製品識別情報付与手段あるいは前記第i製品識別情報付与手段のそれぞれは、停止した状態あるいは搬送した状態で、各情報を付与してもよい。
前記送込手段(5)は、前記第i搬送手段で搬送される段積みトレイ群のそれぞれを合流させて搬送するメイン搬送部(51a)を有していてもよい。
前記送込手段は、段積みトレイ群を前記第i搬送手段から前記メイン搬送部に移送する第iトレイ群移送部(521、522、523、524、525)を有していてもよい。第iトレイ群移送部は、段積みトレイ群を平面視で90°回転(水平回転)して前記メイン搬送部へ移送してもよい。
前記送込手段(5)は、前記メイン搬送部(51a)から前記展開されている包装資材の所定位置(62)へ載置するトレイ群載置部(53)を有していてもよい。
前記製品識別情報取得手段は、撮像手段と、撮像手段で得られた画像を解析してトレイあるいは製品の種類、または製品識別情報を識別する識別部とを有していてもよい。
前記製品識別情報取得手段は、トレイあるいは蓋部に設けられたICタグあるいは2次元コードを読み取る読取部を有し、読取部で読み取られた情報からトレイあるいは製品の種類、または製品識別情報を識別してもよい。
【0011】
前記包装装置は、例えば、ラップラウンドケーサーが例示される。前記包装装置は、包装資材(ダンボールシート)を供給する供給装置と、封函後の製品箱の重量を測定する重量計測部とを備えていてもよい。
【0012】
段積みトレイ群包装システム(A1、A2、B1)の上流側には、原卵洗浄装置、乾燥装置、整列装置、卵をトレイへ移送する移送装置などが設けられ、各種搬送手段で接続されていてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1A】第一段積みトレイ群包装システム(A1)の構成例を示す。
図1B】別実施形態の第一段積みトレイ群包装システム(A2)の構成例を示す。
図2】第二段積みトレイ群包装システム(B1)の構成例を示す。
図3A】段積処理の一例を示す。
図3B】搬送手段からメイン搬送部に移送する処理の一例を示す。
図3C】メイン搬送部から包装資材の所定位置へ載置する処理の一例を示す。
図3D】ラップラウンド包装処理の一例を示す。
図4】第一段積みトレイ群包装システム(A1)に重量計測部を備える構成の一例を示す。
【発明を実施するための形態】
【0014】
(第一段積みトレイ群包装システム)
図1Aに第一段積みトレイ群包装システムA1の構成図を示す。
【0015】
第一段積みトレイ群包装システムA1は、5種類のサイズの鶏卵(2L、L、M、MS、S)を収載しているトレイT1、T2、T3、T4、T5のそれぞれを所定段数で段積みし、ラップランド包装する。
第一段積みトレイ群包装システムA1は、第一から第五段積手段11、12、13、14、15、第1から第5蓋載置手段21、22、23、24、25、第一から第五製品識別情報付与手段31、32、33、34、35、第一から第五搬送手段41、42、43、44、45、送込手段5、包装装置6、製品識別情報取得手段7、封函済製品情報付与手段8を備える。
送込手段5は、メイン搬送部51a、第一から第五トレイ群移送部521、522、523、524、525と、トレイ群載置部53を備える。
【0016】
本実施形態では、第一段積手段11、第一蓋載置手段21、第一製品識別情報付与手段31、第一搬送手段41、第一トレイ群移送部521は、2Lサイズ鶏卵を収載しているトレイT1を段積みし、メイン搬送部51aへ移送するための機能構成である。第二段積手段12、第二蓋載置手段22、第二製品識別情報付与手段32、第二搬送手段42、第二トレイ群移送部522は、Lサイズ鶏卵を収載しているトレイT2を段積みし、メイン搬送部51aへ移送するための機能構成である。第三段積手段13、第三蓋載置手段23、第三製品識別情報付与手段33、第三搬送手段43、第三トレイ群移送部523は、Mサイズ鶏卵を収載しているトレイT3を段積みし、メイン搬送部51aへ移送するための機能構成である。第四段積手段14、第四蓋載置手段24、第四製品識別情報付与手段34、第四搬送手段44、第四トレイ群移送部524は、MSサイズ鶏卵を収載しているトレイT4を段積みし、メイン搬送部51aへ移送するための機能構成である。第五段積手段15、第五蓋載置手段25、第五製品識別情報付与手段35、第五搬送手段45、第五トレイ群移送部525は、Sサイズ鶏卵を収載しているトレイT5を段積みし、メイン搬送部51aへ移送するための機能構成である。以下において、第一段積手段11、第一蓋載置手段21、第一製品識別情報付与手段31、第一搬送手段41、第一トレイ群移送部521の機能を説明するが、他の機能構成も同様であるので説明を省略する。
各搬送手段、各搬送部は、無端ベルトコンベアで構成されていてもよい。各搬送手段、各搬送部は、所定位置に近接センサあるいは光電センサが設置され、各トレイあるいは各トレイ群を検知し、搬送開始・停止・スピードが制御されてもよい。各トレイあるいは各トレイ群が検知された検知信号は、各段積手段、各トレイ群移送部へ送られ、検知信号に対応した処理が実行されてもよい。
各製品識別付与手段は、蓋部あるいは任意の段目のトレイの表面に色あるいは印字する印刷手段(インクジェットプリンター)であってもよい。
【0017】
図3Aから3Dを参照しながら説明する。
第一段積手段11は、矩形上の本体11aと、お互いの間隔が拡縮移動可能な対向する一対のハンド11b、11cと、本体11aの内部に配置される負圧吸着手段11d(鶏卵載置の位置に対応した位置)とを備える。第一段積手段11は、一対のハンドの幅を拡縮するための直動アクチュエータおよびその駆動装置、エア吸引装置(不図示)を備える。
第一段積手段11は、上流搬送手段600から搬送されてきたトレイT1の卵あるいはトレイ表面を吸着手段11dで吸着し、一対のハンド11b、11cの幅を縮めてトレイT1の底部にひっかけて持ち上げ、第一搬送手段41の段積位置41aに移送し、載置する。次のトレイT1を直前のトレイT1の上に段積する際に、180°水平回転させて下のトレイT1に載置する。本実施形態では4段積みする(図3Aのステップ1からステップ5参照)。
次に、第一蓋載置手段21は、アーム部とアーム部先端に設けられた吸着手段あるいは把持手段とを備えていてもよい。アーム部を駆動して、蓋部F1が複数収納されているマガジンから、吸着手段あるいは把持手段で、蓋部F1を1つずつ取り出し、蓋部F1を最上段のトレイT1の上に載置する(図3Aのステップ6参照)。第一蓋載置手段21に替えて、第一段積手段11がマガジンから蓋部F1を1つずつ取り出し、蓋部F1を最上段のトレイT1の上に載置してもよい。
【0018】
次に、第一搬送手段41は、段積位置41aから下流側へ搬送を開始する。第一蓋載置手段21あるいは第一段積手段11は、蓋部F1を載置したら、トレイ群の搬送開始信号を第一搬送手段41の段積位置41aのベルトコンベアを駆動し、段積みトレイ群T51を下流側の第一搬送手段41のベルトコンベアへ送り、段積位置41aのベルトコンベアは停止する。下流側の第一搬送手段41は、段積みトレイ群T51を下流側の第一製品識別情報付与手段31の製品識別情報付与位置へ搬送する。
第一製品識別情報付与手段31は、インクジェットプリンターを有し、製品識別情報付与位置にきた段積みトレイ群T51の蓋部F1あるいは任意の段目のトレイT1の表面に、鶏卵の種類に紐づいた色あるいは印字(製品識別情報の付与)を行う(図3Bのステップ11参照)。第一製品識別情報付与手段31は、製品識別情報付与位置に配置された近接センサあるいは光電センサの検知信号を受信し、付与処理が実行されてもよい。付与処理は、搬送しながらでもよく第一搬送手段41を停止して実行されてもよい。付与処理後、段積みトレイ群T51は、第一トレイ群移送部521の移送待機位置へ搬送される。
【0019】
第一トレイ群移送部521は、お互いの間隔が拡縮移動可能な対向する一対のハンド521a、521bと、第一搬送手段41の終端に設けられる停止部521cとを有する。
第一トレイ群移送部521の移送位置で、段積みトレイ群T51が停止部521cに接触して停止する(ステップ12参照)。第一トレイ群移送部521は、一対のハンド521a、521bの幅を縮めて段積みトレイ群T51の底部にひっかけて持ち上げ、移送位置から、メイン搬送部51aに移動させる。停止部521cは、搬送面よりも下に移動する(ステップ13参照)。移動の際に、90°水平回転させてメイン搬送部51aの表面に載置する(ステップ14参照)。一対のハンドの引っ掛け位置での持ち上げ高さが10から20mm程度にして、最下段のトレイT1の底面中央部は搬送表面と接した状態で持ち上げ、搬送表面に接した状態で移動してもよい。移動時において接触した状態であれば、第一搬送手段41も駆動することで、段積みトレイ群T51の重量を分散させ、かつ移動を補助することもできる。移動後、一対のハンド521a、521bは幅を広げ、原位置へ戻る(ステップ15参照)。
【0020】
次に、メイン搬送部51aは、段積みトレイ群T51を、下流側の送込位置搬送部51bへ搬送する(図3Cのステップ16参照)。
製品識別情報取得手段7は、撮像手段と、撮像手段で得られた画像を解析して製品識別情報を識別する識別部とを有する。製品識別情報取得手段7は、第1製品識別情報付与手段31で印刷された製品識別情報を撮像手段で撮像し、識別部が、撮像手段で得られた画像を解析して鶏卵の種類を識別する(図3Cのステップ17参照)。識別された製品識別情報(2Lサイズ)は、送込位置搬送部51bに送られてきた順番の情報と共に、封函済製品情報付与手段8へ送られる。製品識別情報取得手段7は、送込位置搬送部51bの待機位置に配置された近接センサあるいは光電センサの検知信号を受信し、取得処理が実行されてもよい。
【0021】
トレイ群載置部53は、お互いの間隔が拡縮移動可能な対向する一対のハンド531a、531bを有する。トレイ群載置部53は、一対のハンドの幅を拡縮するための直動アクチュエータおよびその駆動装置(不図示)を備える。
トレイ群載置部53は、一対のハンド531a、531bの幅を縮めて、送込位置搬送部51bで停止している状態の段積みトレイ群T51の底部にひっかけて持ち上げ、送込位置搬送部51bの位置から、所定の形状に展開されているダンボールシート800の所定位置800aに、移動する(図3Cのステップ17、18、19)。送込位置搬送部51bの待機位置に配置された近接センサあるいは光電センサの検知信号を受信し、移動処理が実行されてもよい。
一対のハンドの引っ掛け位置での持ち上げ高さが10から20mm程度にして、最下段のトレイT1の底面中央部は搬送表面と接した状態で持ち上げ、搬送表面に接した状態で移動してもよい。移動時において接触した状態であれば、送込位置搬送部51bも駆動することで、段積みトレイ群T51の重量を分散させ、かつ移動を補助することもできる。移動後、一対のハンド531a、531bは幅を広げ、原位置へ戻る(図3Dのステップ20参照)。
【0022】
ダンボールシート800は、包装装置6の資材供給部61から自動的に供給され、所定の形状に展開されている。所定位置800aは、製品箱P1の底面に相当する。
包装装置6は、第一、第二左右側面フラップ800b、800cを閉じ(図3Dのステップ21参照)、天面フラップ800dを閉じるとともに、第一、第二左右側面フラップ800b、800cの表面にホットメルトを付けてから、第一、第二上下側面フラップ800e、800fを重ねて閉じる。次いで、側面閉じフラップ800gにホットメルトを付けて側面800hに重ねて閉じる(図3Dのステップ22参照)。以上の工程により、ラップラウンド包装により製品箱P1が完成する(図3Dのステップ23参照)。
【0023】
搬送部62は、製品箱P1を封函済製品情報付与手段8の付与位置へ送る。
封函済製品情報付与手段8は、インクジェットプリンターを有し、付与位置にきた製品箱P1の側面に、封函済製品情報ID(例えば、サイズ、重量、製造日付、ロット番号など)を印刷する(図3Dのステップ24参照)。第封函済製品情報付与手段8は、付与位置に配置された近接センサあるいは光電センサの検知信号を受信し、付与処理が実行されてもよい。付与処理は、搬送しながらでもよく搬送部62を停止して実行されてもよい。付与処理後、搬送部62は、製品箱P1を下流へ搬送する。
【0024】
(別実施形態)
図1Bに、別実施形態の第一段積みトレイ群包装システムA2を示す。図1Aと異なる構成について説明する。
第一トレイ群移送部521は、一対のハンド521a、521bの幅を縮めて段積みトレイ群T51の底部にひっかけて持ち上げ、移送位置から、メイン搬送部51aに移動させる。移動の際に、90°水平回転させずにメイン搬送部51aの表面に載置する。
包装装置6の配置が、図1Aと異なり、メイン搬送部51aの搬送方向と同じ方向に配置されている。
【0025】
(第二段積みトレイ群包装システム)
図2に第二段積みトレイ群包装システムB1の構成図を示す。第二段積みトレイ群包装システムB1は、単一の段積手段11と、蓋載置手段21と、搬送手段41と、送込手段5と、包装装置6と、封函済製品情報付与手段8を備える。
別実施形態として、包装装置6の配置が、図2と異なり、メイン搬送部51aの搬送方向と同じ方向に配置されていてもよい。
【0026】
(第三段積みトレイ群包装システム)
第三の段積みトレイ群包装システムは、製品(例えば、卵)の種類あるいはトレイの種類に対応して予め設定されている所定段数に段積みされた段積みトレイ群(その上に蓋部も載置されている)を搬送する搬送手段(1つ以上でもよい)と、前記搬送手段で搬送される前記段積みトレイ群を、包装位置へ送るための送込手段と、前記送込手段で送り込まれた前記段積みトレイ群をラップラウンド包装する包装装置(例えば、ラップラウンドケーサー)と、封函済製品情報(例えば、サイズ、重量、製造日付、ロット番号など)を前記包装装置でラップラウンド包装して得られた製品箱に付与する封函済製品情報付与手段とを備える。
トレイの段積み作業および蓋の載置は、作業者が行う。
【0027】
(第一、第二、第三段積みトレイ群包装システムの別実施形態)
(1)包装装置8のラップラウンドケーサーは、ボトム封函方式に制限されず、別の封函方式(ストーレート式など)であってもよい。
(2)各製品識別情報付与手段は、例えば、蓋あるいはトレイに付与されているICタグへ情報を書き込む書込手段で構成されていてよい。
(3)封函済製品情報付与手段は、例えば、ダンボールシートに付与されているICタグへ情報を書き込む書込手段で構成されていてよい。
(4)各段積手段は、ロードセルなどの重量計測部を備えていてもよい。計測された重量は、製品識別情報あるいは封函済製品情報に含まれていてもよい。段積みトレイ群の重量が良品重量範囲でないときに、搬送手段から排出される処理、警報処理などが行われてもよい。図4Aに各段積手段に重量計測部401、402、403、404、405が設けられ、最上段のトレイを積んだ際の重量を計測した結果が、良品重量でない際に警報出力部(音、ライト、モニターで表示)によって警報がなされてもよい。最上段のトレイを積んだ時点で重量を確認し、重量の過不足を確認して最上段のトレイから卵の抜き取りまたは追加を作業者が行うことができる。
なお、各段積手段に追加して、あるいは代わりに、各搬送手段41、42、43、44、45(各トレイ群移送部の移送待機位置でもよい)に重量計測部(例えば計量コンベア)が設置されており、搬送しながら計測した重量が、良品重量でない際に警報出力部(音、ライト、モニターで表示)によって警報がなされてもよい。検品や重量調整が不要な場合、重量の確認の用途のみで、重量不足の場合のみ警告を発して、作業者に対処を促すことができる。
(5)各送込位置搬送部は、ロードセルなどの重量計測部を備えていてもよい。計測された重量は、製品識別情報あるいは封函済製品情報に含まれていてもよい。段積みトレイ群の重量が良品重量範囲でないときに、搬送手段から排出される処理、警報処理などが行われてもよい。送込位置搬送部の待機位置に、搬送された際に重量が計測され、計測した結果が、良品重量でない際に警報出力部(音、ライト、モニターで表示)によって警報がなされてもよい。検品や重量調整が不要な場合、重量の確認の用途のみで、重量不足の場合のみ警告を発して、作業者に対処を促すことができる。
(6)メイン搬送部51aと各トレイ群載置部との間に重量計測部(例えば計量コンベア)を配置してもよい。検品や重量調整が不要な場合、重量の確認の用途のみで、重量不足の場合のみ警告を発して、作業者に対処を促すことができる。他の位置に重量計測部を配置せずに、ここのみに配置して、重量計測部の数を減らすことができる。重量不足をチェックでき、計量した重量の情報を封函済製品情報付与手段に送り、印字(情報付与)することも可能である。
(7)搬送部62と封函済製品情報付与手段8との間に重量計測部(例えば計量コンベア)を配置してもよい。計量した重量を封函済製品情報付与手段で製品箱に情報付与することができる。
(8)第一段積みトレイ群包装システムA1、A2は、5種類のサイズの鶏卵(2L、L、M、MS、S)に対応していたが、これに制限されず、2種、3種、4種、7種に対応していてよい。また、サイズに限定されず、赤玉、白玉などの色の種類に対応した包装も可能である。
(9)各段積手段は、上記実施例に限定されず、例えば、特開平07-172581号公報に開示されている装置を用いてもよい。この装置において、トレイの水平を保持しながら、鉛直上昇、横移動、鉛直下降を繰り返して段積みを行なう機構を有する。トレイを1段ごとに、180度向きを反転させる機構をさらに有する。段積装置の手前で、水平面で180度回転する回転機構部を有していてもよい。回転機構部として、トレイ1枚分の長さ程度の水平回転式コンベヤ(搬送方向は正方向とその逆方向の搬送方向の切替が可能)が例示される。
水平回転式コンベアは、上流からトレイ1枚を受け取り一枚目はそのまま通過(搬送方向正転)。
二枚目は上流からトレイ1枚を受け取り(搬送方向正転)、このコンベヤに完全に乗り移った状態で停止し、コンベヤはトレイを載せた状態で180度回転し、次いでコンベヤを直前の搬送方向と逆転させて、トレイを下流に送り出す。三枚目はその状態のままそのまま通過(搬送方向はそのまま)させる。四枚目は上流からトレイ1枚を受け取り、このコンベヤに完全に乗り移った状態で停止し、コンベヤはトレイを載せた状態で180度回転、コンベヤを正転させ下流に送り出す。
【符号の説明】
【0028】
A1 第一段積みトレイ群包装システム
11 第一段積手段
21 第一蓋載置手段
31 第一製品識別情報付与手段
41 第一搬送手段
5 送込手段
51a メイン搬送部
521 第一トレイ群移送部
53 トレイ群載置部
6 包装装置
7 製品識別情報取得手段
8 封函済製品情報付与手段
800 ダンボールシート
P1 製品箱
図1A
図1B
図2
図3A
図3B
図3C
図3D
図4