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特開2023-16122ファイル保存システム、ファイル保存システムのプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023016122
(43)【公開日】2023-02-02
(54)【発明の名称】ファイル保存システム、ファイル保存システムのプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06F 16/90 20190101AFI20230126BHJP
   G06F 16/58 20190101ALI20230126BHJP
   H04L 51/02 20220101ALI20230126BHJP
   H04L 51/08 20220101ALI20230126BHJP
   G06F 16/16 20190101ALI20230126BHJP
【FI】
G06F16/90 100
G06F16/58
H04L51/02
H04L51/08
G06F16/16
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021120207
(22)【出願日】2021-07-21
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 令和2年10月1日にトップページにバナー掲載 https://www.sateraito.jp/ 令和2年10月1日に「サテライトオフィス・チャットで写真をクラウド保存機能」ページに掲載 https://www.sateraito.jp/Lineworks_Chat_Fileserver.html 令和2年10月18日にYouTubeページに掲載 https://www.youtube.com/watch?v=046MVyUCe9M 令和2年10月18日に「サテライトオフィス・チャットで写真をクラウド保存機能」ページに動画をアップロード https://www.sateraito.jp/Lineworks_Chat_Fileserver.html
(71)【出願人】
【識別番号】516346218
【氏名又は名称】株式会社サテライトオフィス
(74)【代理人】
【識別番号】100168538
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 来
(72)【発明者】
【氏名】原口 豊
(72)【発明者】
【氏名】原口 優
【テーマコード(参考)】
5B175
【Fターム(参考)】
5B175DA02
5B175EA01
5B175FB02
5B175FB03
(57)【要約】
【課題】ユーザーがファイルデータを簡単にサーバに保存することができるファイル保存システムを提供する。
【解決手段】ファイル保存システム100は、ユーザー端末110とサーバ120とを備えている。ユーザー端末のユーザーの通信する操作に基づいて、サーバのチャットボット121が、ユーザー端末と通信する。ユーザー端末のチャットボットとのチャット画面112におけるファイルデータを指定する操作に基づいて、チャットボットが、指定されたファイルデータをユーザー端末から受信する。ユーザー端末のチャットボットとのチャット画面における保存完了指示操作に基づいて、チャットボットが、指定されたファイルデータをサーバにおける所定フォルダ内に保存する。
【選択図】図1

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザー端末とサーバとを備えてユーザー端末に指定されたファイルデータをサーバに保存するファイル保存システムであって、
前記ユーザー端末のユーザーの通信する操作に基づいて、サーバのチャットボットが、ユーザー端末と通信し、
前記ユーザー端末のチャットボットとのチャット画面におけるファイルデータを指定する操作に基づいて、チャットボットが、指定されたファイルデータをユーザー端末から受信し、
前記ユーザー端末のチャットボットとのチャット画面における保存完了指示操作に基づいて、チャットボットが、指定されたファイルデータをサーバにおける所定フォルダ内に保存する構成であることを特徴とするファイル保存システム。
【請求項2】
前記ユーザー端末のチャットボットとのチャット画面におけるファイルデータを参照する操作に基づいて、チャットボットが、サーバにおける所定フォルダ内に保存されたファイルデータの一覧情報をボタン操作自在なリッチメッセージ形式でユーザー端末に送信する構成であることを特徴とする請求項1に記載のファイル保存システム。
【請求項3】
前記ユーザー端末のチャットボットとのチャット画面におけるファイルデータにコメント情報を付加する操作に基づいて、チャットボットが、指定されたファイルデータに対するコメント情報をユーザー端末から受信し、
前記ユーザー端末のチャットボットとのチャット画面における保存完了指示操作に基づいて、チャットボットが、指定されたファイルデータにコメント情報を付加してサーバにおける所定フォルダ内に保存する構成であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のファイル保存システム。
【請求項4】
前記所定フォルダが、所定メンバーに対して閲覧自在であり、
前記ファイルデータに対するコメント情報が、所定メンバーのユーザー端末からのコメント情報によって追加自在であり、追加されるコメント情報には、記入者情報、宛先情報、記入日時情報が含まれていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載のファイル保存システム。
【請求項5】
前記ユーザー端末のチャットボットとのチャット画面におけるファイルデータに位置情報を付加する操作に基づいて、チャットボットが、指定されたファイルデータに対する位置情報をユーザー端末から受信し、
前記ユーザー端末のチャットボットとのチャット画面における保存完了指示操作に基づいて、チャットボットが、指定されたファイルデータに位置情報を付加してサーバにおける所定フォルダ内に保存する構成であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載のファイル保存システム。
【請求項6】
ユーザー端末とサーバとを備えてユーザー端末に指定されたファイルデータをサーバに保存するファイル保存システムであって、
前記ユーザー端末のユーザーの通信する操作に基づいて、サーバのボットが、ユーザー端末と通信し、
前記ユーザー端末のボットとの通信画面におけるファイルデータを指定する操作に基づいて、ボットが、指定されたファイルデータをユーザー端末から受信し、
前記ユーザー端末のボットとの通信画面における保存完了指示操作に基づいて、ボットが、指定されたファイルデータをサーバにおける所定フォルダ内に保存する構成であることを特徴とするファイル保存システム。
【請求項7】
ユーザー端末とサーバとを備えてユーザー端末に指定されたファイルデータをサーバに保存するファイル保存システムのプログラムであって、
前記ユーザー端末のユーザーの通信する操作に基づいて、サーバのチャットボットが、ユーザー端末と通信し、ユーザー端末のチャットボットとのチャット画面におけるファイルデータを指定する操作に基づいて、チャットボットが、指定されたファイルデータをユーザー端末から受信するファイルデータ受信ステップと、
前記ユーザー端末のチャットボットとのチャット画面における保存完了指示操作に基づいて、チャットボットが、指定されたファイルデータをサーバにおける所定フォルダ内に保存するファイルデータ保存ステップとを具備していることを特徴とするファイル保存システムのプログラム。
【請求項8】
ユーザー端末とサーバとを備えてユーザー端末に指定されたファイルデータをサーバに保存するファイル保存システムのプログラムであって、
前記ユーザー端末のユーザーの通信する操作に基づいて、サーバのボットが、ユーザー端末と通信し、ユーザー端末のボットとの通信画面におけるファイルデータを指定する操作に基づいて、ボットが、指定されたファイルデータをユーザー端末から受信するファイルデータ受信ステップと、
前記ユーザー端末のボットとの通信画面における保存完了指示操作に基づいて、ボットが、指定されたファイルデータをサーバにおける所定フォルダ内に保存するファイルデータ保存ステップとを具備していることを特徴とするファイル保存システムのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ユーザー端末とサーバとを備えてユーザー端末に指定されたファイルデータをサーバに保存するファイル保存システム、および、そのプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ユーザーが使用する画像形成装置と、スキャンソリューションサーバと、ファイルサーバとを含んで構成されたファイル保存システムが知られている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2020-86770号公報(特に、段落0012~0015)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した従来のファイル保存システムは、画像形成装置に設けられた操作パネルにおいてユーザーによって指定されたファイルパスに従って、画像形成装置からスキャンソリューションサーバを介してファイルサーバが受信した画像ファイルを記憶装置に保存する構成であったため、保存場所の指定などのファイルを保存する手順が煩わしく、ユーザーにとって操作が煩わしいという問題があった。
【0005】
そこで、本発明は、前述したような従来技術の問題を解決するものであって、すなわち、本発明の目的は、ユーザーがファイルデータを簡単にサーバに保存することができるファイル保存システム、および、そのプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本請求項1に係る発明は、ユーザー端末とサーバとを備えてユーザー端末に指定されたファイルデータをサーバに保存するファイル保存システムであって、前記ユーザー端末のユーザーの通信する操作に基づいて、サーバのチャットボットが、ユーザー端末と通信し、前記ユーザー端末のチャットボットとのチャット画面におけるファイルデータを指定する操作に基づいて、チャットボットが、指定されたファイルデータをユーザー端末から受信し、前記ユーザー端末のチャットボットとのチャット画面における保存完了指示操作に基づいて、チャットボットが、指定されたファイルデータをサーバにおける所定フォルダ内に保存する構成であることにより、前述した課題を解決するものである。
【0007】
本請求項2に係る発明は、請求項1に記載されたファイル保存システムの構成に加えて、前記ユーザー端末のチャットボットとのチャット画面におけるファイルデータを参照する操作に基づいて、チャットボットが、サーバにおける所定フォルダ内に保存されたファイルデータの一覧情報をボタン操作自在なリッチメッセージ形式でユーザー端末に送信する構成であることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
【0008】
本請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に記載されたファイル保存システムの構成に加えて、前記ユーザー端末のチャットボットとのチャット画面におけるファイルデータにコメント情報を付加する操作に基づいて、チャットボットが、指定されたファイルデータに対するコメント情報をユーザー端末から受信し、前記ユーザー端末のチャットボットとのチャット画面における保存完了指示操作に基づいて、チャットボットが、指定されたファイルデータにコメント情報を付加してサーバにおける所定フォルダ内に保存する構成であることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
【0009】
本請求項4に係る発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載されたファイル保存システムの構成に加えて、前記所定フォルダが、所定メンバーに対して閲覧自在であり、前記ファイルデータに対するコメント情報が、所定メンバーのユーザー端末からのコメント情報によって追加自在であり、追加されるコメント情報には、記入者情報、宛先情報、記入日時情報が含まれていることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
【0010】
本請求項5に係る発明は、請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載されたファイル保存システムの構成に加えて、前記ユーザー端末のチャットボットとのチャット画面におけるファイルデータに位置情報を付加する操作に基づいて、チャットボットが、指定されたファイルデータに対する位置情報をユーザー端末から受信し、前記ユーザー端末のチャットボットとのチャット画面における保存完了指示操作に基づいて、チャットボットが、指定されたファイルデータに位置情報を付加してサーバにおける所定フォルダ内に保存する構成であることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
【0011】
本請求項6に係る発明は、ユーザー端末とサーバとを備えてユーザー端末に指定されたファイルデータをサーバに保存するファイル保存システムであって、前記ユーザー端末のユーザーの通信する操作に基づいて、サーバのボットが、ユーザー端末と通信し、前記ユーザー端末のボットとの通信画面におけるファイルデータを指定する操作に基づいて、ボットが、指定されたファイルデータをユーザー端末から受信し、前記ユーザー端末のボットとの通信画面における保存完了指示操作に基づいて、ボットが、指定されたファイルデータをサーバにおける所定フォルダ内に保存する構成であることにより、前述した課題を解決するものである。
【0012】
本請求項7に係る発明は、ユーザー端末とサーバとを備えてユーザー端末に指定されたファイルデータをサーバに保存するファイル保存システムのプログラムであって、前記ユーザー端末のユーザーの通信する操作に基づいて、サーバのチャットボットが、ユーザー端末と通信し、ユーザー端末のチャットボットとのチャット画面におけるファイルデータを指定する操作に基づいて、チャットボットが、指定されたファイルデータをユーザー端末から受信するファイルデータ受信ステップと、前記ユーザー端末のチャットボットとのチャット画面における保存完了指示操作に基づいて、チャットボットが、指定されたファイルデータをサーバにおける所定フォルダ内に保存するファイルデータ保存ステップとを具備していることにより、前述した課題を解決するものである。
【0013】
本請求項8に係る発明は、ユーザー端末とサーバとを備えてユーザー端末に指定されたファイルデータをサーバに保存するファイル保存システムのプログラムであって、前記ユーザー端末のユーザーの通信する操作に基づいて、サーバのボットが、ユーザー端末と通信し、ユーザー端末のボットとの通信画面におけるファイルデータを指定する操作に基づいて、ボットが、指定されたファイルデータをユーザー端末から受信するファイルデータ受信ステップと、前記ユーザー端末のボットとの通信画面における保存完了指示操作に基づいて、ボットが、指定されたファイルデータをサーバにおける所定フォルダ内に保存するファイルデータ保存ステップとを具備していることにより、前述した課題を解決するものである。
【発明の効果】
【0014】
本発明のファイル保存システムは、ユーザー端末とサーバとを備えていることにより、ユーザー端末とサーバとの間で通信することができるばかりでなく、以下のような特有の効果を奏することができる。
【0015】
本請求項1に係る発明のファイル保存システムによれば、ユーザー端末にあるファイルデータを指定して保存完了指示操作するだけでチャットボットによってサーバの所定フォルダ内にファイルデータが保存されるため、ユーザーはファイルデータを簡単にサーバに保存することができる。
つまり、サーバにファイルの保存する手順がチャットボットによって案内されてそれに沿って操作するだけでよいため、ユーザーはファイルデータを簡単にサーバに保存することができる。
また、チャットボットが保存先の所定フォルダを探すため、ユーザーは自らサーバの所定フォルダを探す手間を省くことができ、間違ったフォルダに保存してしまって後でファイルデータを検索することになってしまうリスクを回避することができる。
【0016】
本請求項2に係る発明のファイル保存システムによれば、請求項1に係る発明が奏する効果に加えて、チャットボットとのチャット画面においてファイルデータを参照する操作をするとサーバの所定フォルダ内に保存されたファイルデータの一覧情報がユーザー端末においてリッチメッセージ形式で表示されるため、ユーザーはファイルデータの一覧情報を簡単に確認することができる。
さらに、サーバの所定フォルダ内のファイルデータの一覧情報がリッチメッセージ形式で表示されるため、タップ・クリック操作するだけで各ファイルデータの詳細を簡単に確認することができる。
【0017】
本請求項3に係る発明のファイル保存システムによれば、請求項1または請求項2に係る発明が奏する効果に加えて、コメント情報を付加する操作および保存完了指示操作するだけでチャットボットによってサーバの所定フォルダ内にファイルデータとともにコメント情報が保存されるため、ユーザーはファイルデータとともにコメント情報を簡単にサーバに保存することができる。
【0018】
本請求項4に係る発明のファイル保存システムによれば、請求項1乃至請求項3のいずれか1つに係る発明が奏する効果に加えて、コメントによって所定メンバーの間でやりとり自在となるため、ファイルデータと関連付けて所定メンバーの間でやりとりしながら意見交換することができる。
【0019】
本請求項5に係る発明のファイル保存システムによれば、請求項1乃至請求項4のいずれか1つに係る発明が奏する効果に加えて、位置情報を付加する操作および保存完了指示操作するだけでチャットボットによってサーバの所定フォルダ内にファイルデータとともに位置情報が保存されるため、ユーザーはファイルデータとともに位置情報を簡単にサーバに保存することができる。
【0020】
本請求項6に係る発明のファイル保存システムによれば、請求項1に係る発明が奏する効果と同様、ユーザー端末にあるファイルデータを指定して保存完了指示操作するだけでボットによってサーバの所定フォルダ内にファイルデータが保存されるため、ユーザーはファイルデータを簡単にサーバに保存することができる。
つまり、サーバにファイルの保存する手順がボットによって案内されてそれに沿って操作するだけでよいため、ユーザーはファイルデータを簡単にサーバに保存することができる。
また、ボットが保存先の所定フォルダを探すため、ユーザーは自らサーバの所定フォルダを探す手間を省くことができ、間違ったフォルダに保存してしまって後でファイルデータを検索することになってしまうリスクを回避することができる。
【0021】
本請求項6に係る発明のファイル保存システムのプログラムによれば、請求項1に係る発明が奏する効果と同様、ユーザー端末にあるファイルデータを指定して保存完了指示操作するだけでチャットボットによってサーバの所定フォルダ内にファイルデータが保存されるため、ユーザーはファイルデータを簡単にサーバに保存することができる。
つまり、サーバにファイルの保存する手順がチャットボットによって案内されてそれに沿って操作するだけでよいため、ユーザーはファイルデータを簡単にサーバに保存することができる。
また、チャットボットが保存先の所定フォルダを探すため、ユーザーは自らサーバの所定フォルダを探す手間を省くことができ、間違ったフォルダに保存してしまって後でファイルデータを検索することになってしまうリスクを回避することができる。
【0022】
本請求項8に係る発明のファイル保存システムのプログラムによれば、請求項1に係る発明が奏する効果と同様、ユーザー端末にあるファイルデータを指定して保存完了指示操作するだけでボットによってサーバの所定フォルダ内にファイルデータが保存されるため、ユーザーはファイルデータを簡単にサーバに保存することができる。
つまり、サーバにファイルの保存する手順がボットによって案内されてそれに沿って操作するだけでよいため、ユーザーはファイルデータを簡単にサーバに保存することができる。
また、ボットが保存先の所定フォルダを探すため、ユーザーは自らサーバの所定フォルダを探す手間を省くことができ、間違ったフォルダに保存してしまって後でファイルデータを検索することになってしまうリスクを回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
図1】本発明の実施例であるファイル保存システムの概念を示す図。
図2】本発明の実施例であるファイル保存システムの動作例を示すチャート図。
図3】(A)(B)は本発明の実施例であるファイル保存システムのユーザー端末におけるチャットボットとのやりとりの例を示す図。
図4】(A)(B)は本発明の実施例であるファイル保存システムのユーザー端末におけるチャットボットとのやりとりでファイルデータを指定する際の様子を示す図。
図5】(A)(B)は本発明の実施例であるファイル保存システムのユーザー端末におけるチャットボットとのやりとりでコメント情報を入力する際の様子を示す図。
図6】(A)(B)は本発明の実施例であるファイル保存システムのユーザー端末におけるチャットボットとのやりとりでアップロード完了指示操作をした際の様子を示す図およびファイル参照操作をした際の様子を示す図。
図7】(A)(B)は本発明の実施例であるファイル保存システムのユーザー端末におけるチャットボットとのやりとりで指定したファイルを参照する操作をした際の様子を示す図。
図8】本発明の実施例であるファイル保存システムのユーザー端末におけるファイルデータに関連付けてコメント情報が追加される様子を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0024】
本発明のファイル保存システムは、ユーザー端末とサーバとを備え、ユーザー端末のユーザーの通信する操作に基づいて、サーバのチャットボット(ボット)が、ユーザー端末と通信し、ユーザー端末のチャットボット(ボット)とのチャット画面(通信画面)におけるファイルデータを指定する操作に基づいて、チャットボット(ボット)が、指定されたファイルデータをユーザー端末から受信し、ユーザー端末のチャットボット(ボット)とのチャット画面(通信画面)における保存完了指示操作に基づいて、チャットボット(ボット)が、指定されたファイルデータをサーバにおける所定フォルダ内に保存する構成であることにより、ユーザーはファイルデータを簡単にサーバに保存することができ、ユーザーは自らサーバの所定フォルダを探す手間を省くことができ、間違ったフォルダに保存してしまって後でファイルデータを検索することになってしまうリスクを回避することができるものであれば、その具体的な実施態様は、如何なるものであっても構わない。
また、本発明のファイル保存システムのプログラムであって、ユーザー端末のユーザーの通信する操作に基づいて、サーバのチャットボット(ボット)が、ユーザー端末と通信し、ユーザー端末のチャットボット(ボット)とのチャット画面(通信画面)におけるファイルデータを指定する操作に基づいて、チャットボット(ボット)が、指定されたファイルデータをユーザー端末から受信するファイルデータ受信ステップと、ユーザー端末のチャットボット(ボット)とのチャット画面(通信画面)における保存完了指示操作に基づいて、チャットボット(ボット)が、指定されたファイルデータをサーバにおける所定フォルダ内に保存するファイルデータ保存ステップとを具備していることにより、ユーザーはファイルデータを簡単にサーバに保存することができ、ユーザーは自らサーバの所定フォルダを探す手間を省くことができ、間違ったフォルダに保存してしまって後でファイルデータを検索することになってしまうリスクを回避することができるものであれば、その具体的な実施態様は、如何なるものであっても構わない。
【0025】
例えば、ユーザー端末は、ノート型パーソナルコンピュータ端末、スマートフォン端末、タブレット端末、腕時計型端末、眼鏡型端末など表示部と操作部とを備えて情報を送受信するものであって、所謂インターネットである広域ネットワーク、ローカルネットワーク、電話回線などを含む通信ネットワークによりサーバと接続自在なものであれば如何なるものであっても構わない。
また、サーバは、クラウド環境に作られたクラウドサーバでもよいし、サーバを構成する物理サーバの数は1つでも複数でもよい。
さらに、ファイルデータは、画像データ、動画データ、文書ファイルデータ、音声データなど、送受信自在な電子データであれば如何なるものであっても構わない。
また、チャット画面とは、チャットアプリケーションにおける所謂、トーク画面であり、同一のユーザーやチャットボットとのやりとり、または、同一のグループ内のやりとりを1つの画面で表示するものをいう。
さらに、通信画面とは、電子メールアプリケーションやチャットアプリケーションなどのメッセージ送受信アプリケーションにおける通信相手とのやりとりを表示するものをいう。
【実施例0026】
以下に、本発明の実施例であるファイル保存システム100について、図1乃至図8に基づいて説明する。
ここで、図1は、本発明の実施例であるファイル保存システム100の概念を示す図であり、図2は、本発明の実施例であるファイル保存システム100の動作例を示すチャート図であり、図3(A)は、本発明の実施例であるファイル保存システム100のユーザー端末110においてチャットボット121を選択する様子を示す図であり、図3(B)は、本発明の実施例であるファイル保存システム100のユーザー端末110におけるチャットボット121とのやりとりの例を示す図であり、図4(A)および図4(B)は、本発明の実施例であるファイル保存システム100のユーザー端末110におけるチャットボット121とのやりとりでファイルデータDTを指定する際の様子を示す図であり、図5(A)および図5(B)は、本発明の実施例であるファイル保存システム100のユーザー端末110におけるチャットボット121とのやりとりでコメント情報CTを入力する際の様子を示す図であり、図6(A)は、本発明の実施例であるファイル保存システム100のユーザー端末110におけるチャットボット121とのやりとりでアップロード完了指示操作をした際の様子を示す図であり、図6(B)は、本発明の実施例であるファイル保存システム100のユーザー端末110におけるチャットボット121とのやりとりでファイル参照操作をした際の様子を示す図であり、図7(A)および図7(B)は、本発明の実施例であるファイル保存システム100のユーザー端末110におけるチャットボット121とのやりとりで指定したファイルを参照する操作をした際の様子を示す図であり、図8は、本発明の実施例であるファイル保存システム100のユーザー端末110におけるファイルデータDTに関連付けてコメント情報CTが追加される様子を示す図である。
【0027】
本発明の実施例であるファイル保存システム100は、図1に示すように、ユーザー端末110と、サーバ120とを備えている。
そして、ユーザー端末110に指定されたファイルデータDTをサーバ120に保存するように構成されている。
より具体的には、ユーザー端末110のユーザーの通信する操作に基づいて、サーバ120のボットの一例であるチャットボット121が、ユーザー端末110と通信する。
【0028】
そして、ユーザー端末110のチャットボット121との通信画面の一例であるチャット画面112におけるファイルデータDTを指定する操作に基づいて、指定されたファイルデータDTが、ユーザー端末110からチャットボット121へ送信される。
さらに、ユーザー端末110のチャットボット121とのチャット画面112における保存完了指示操作に基づいて、保存完了指示が、ユーザー端末110からチャットボット121へ送信される。
すると、チャットボット121が、指定されたファイルデータDTをサーバ120における所定フォルダ内に保存するように構成されている。
【0029】
これにより、ユーザー端末110にあるファイルデータDTを指定して保存完了指示操作するだけでチャットボット121によってサーバ120の所定フォルダ内にファイルデータDTが保存される。
つまり、サーバ120にファイルの保存する手順がチャットボット121によって案内されてそれに沿って操作するだけでよい。
その結果、ユーザーはファイルデータDTを簡単にサーバ120に保存することができる。
また、チャットボット121が保存先の所定フォルダを探す。
その結果、ユーザーは自らサーバ120の所定フォルダを探す手間を省くことができ、間違ったフォルダに保存してしまって後でファイルデータDTを検索することになってしまうリスクを回避することができる。
【0030】
続いて、ファイル保存システム100の動作について、より詳しく説明する。
図2に示すように、ステップS1では、ユーザー端末110のユーザーの通信する操作に基づいて、ユーザー端末110が、サーバ120のチャットボット121と通信する。
より具体的には、図3(A)に示すように、ユーザー端末110においてチャットアプリケーションを起動し、ユーザー端末110の表示部111において、予めインストール済みのチャットボット121である「ファイルアップロードボット」を選択する。
すると、図3(B)に示すように、ユーザー端末110においてユーザーとチャットボット121とのチャット画面112(トーク画面ともいう)が表示される。
【0031】
ここで、一例として表示されたリッチメニューの「ファイルアップロード」ボタン113を選択する。
すると、「ファイルアップロード」のテキストデータが、ユーザー端末110からチャットボット121へ送信される。
そして、チャットボット121が、一例として「アップロードしたいファイルを選択または撮影してください。ファイルは複数アップロードできます。」の旨のメッセージをユーザー端末110へ送信する。
すると、その旨のメッセージが、ユーザー端末110におけるチャット画面112に表示される。
【0032】
そして、ファイルデータ指定操作判定ステップとして、ユーザー端末110が、チャットボット121とのチャット画面112におけるファイルデータDTを指定する操作の有無を判定する。
指定する操作ありと判定した場合はステップS2へ進み、他方、まだなしと判定した場合はステップS1を繰り返す。
一例として、図4(A)に示すように、ユーザーが、タップ・クリック操作によってファイルアイコン115を操作すると、表示部111に画像ファイルなどのファイルデータDTのプレビューが表示される。
そして、プレビューの箇所をタップ・クリック操作することにより、1つまたは複数のファイルデータDTを選択・指定し、表示された送信ボタンをタップ・クリック操作する。
【0033】
ステップS2では、ファイルデータ受信ステップとして、ユーザー端末110のチャットボット121とのチャット画面112におけるファイルデータDTを指定する操作に基づいて、チャットボット121が、指定されたファイルデータDTをユーザー端末110から受信する。
一例として、図4(A)に示すように、表示部111に表示された画像ファイルなどのファイルデータDTのプレビューを選択・指定して送信ボタンを操作する。
すると、図4(B)に示すように、選択・指定されたファイルデータDTが、ユーザー端末110からサーバ120のチャットボット121へ送信される。
チャットボット121は、選択・指定されたファイルデータDTをユーザー端末110から受信すると、次のアクションを促すために、アクション選択のリッチメッセージをユーザー端末110へ送信する。
【0034】
一例として、アクション選択のリッチメッセージには、「位置情報登録」ボタン117、「コメント登録」ボタン118、「アップロード完了」ボタン119、「キャンセル」ボタンが設けられている。
そして、図5(A)に示すように、ユーザーが「コメント登録」ボタン118をタップ・クリック操作すると、「コメント登録」のメッセージが、コメント登録指示としてユーザー端末110からサーバ120のチャットボット121へ送信される。
すると、チャットボット121が、一例として、「写真にコメントを保存したい場合は入力してください。」の旨のメッセージをユーザー端末110へ送信する。
【0035】
そして、ユーザーが、一例として「資料写真案クジラ」と入力欄に入力して送信操作をすると、コメント情報CTである「資料写真案クジラ」のテキストデータが、ユーザー端末110からサーバ120のチャットボット121へ送信される。
図5(B)に示すように、チャットボット121は、テキストデータをユーザー端末110から受信すると、次のアクションを促すために、アクション選択のリッチメッセージをユーザー端末110へ送信する。
コメント情報CTについては送信済みであるため、アクション選択のリッチメッセージには、残りの「位置情報登録」ボタン117、「アップロード完了」ボタン119、「キャンセル」ボタンが表示されるように構成されている。
【0036】
ステップS3では、保存完了指示操作判定ステップとして、ユーザー端末110が、ユーザー端末110のチャットボット121とのチャット画面112における保存完了指示操作の有無を判定する。
操作ありと判定した場合はステップS4へ進み、他方、まだなしと判定した場合はステップS3を繰り返す。
一例として、図6(A)に示すように、ユーザーが、タップ・クリック操作によってリッチメッセージの「アップロード完了」ボタン119を操作すると、保存完了指示として「アップロード完了」のテキストデータが、ユーザー端末110からサーバ120のチャットボット121へ送信される。
【0037】
ステップS4では、ファイルデータ保存ステップとして、ユーザー端末110のチャットボット121とのチャット画面112における保存完了指示操作に基づいて、チャットボット121が、指定されたファイルデータDTをサーバ120における所定フォルダ内に保存する。
チャットボット121は、ユーザー端末110から受信した「アップロード完了」の指示に基づいて、先ほど受信したファイルデータDTを、サーバ120の所定フォルダ内に保存するコマンドを実行開始する。
【0038】
この際、チャットボット121は、一例として「ファイルをアップロードしております。少々お待ちください。」の旨をユーザー端末110へ送信して、保存するコマンドを実行開始した旨を通知する。
そして、チャットボット121が、ファイルデータDTの所定フォルダ内への保存を完了する。
この際、チャットボット121は、一例として「1つのファイルのアップロードに成功しました。」の旨をユーザー端末110へ送信して、保存するコマンドの実行が完了した旨を通知する。
【0039】
これにより、前述したように、ユーザー端末110にあるファイルデータDTを指定して保存完了指示操作するだけでチャットボット121によってサーバ120の所定フォルダ内にファイルデータDTが保存される。
つまり、サーバ120にファイルの保存する手順がチャットボット121によって案内されてそれに沿って操作するだけでよい。
その結果、ユーザーはファイルデータDTを簡単にサーバ120に保存することができる。
また、チャットボット121が保存先の所定フォルダを探す。
その結果、ユーザーは自らサーバ120の所定フォルダを探す手間を省くことができ、間違ったフォルダに保存してしまって後でファイルデータDTを検索することになってしまうリスクを回避することができる。
【0040】
さらに、本実施例では、ファイルデータDTを参照する操作として、図3(A)に示すリッチメニューの「ファイル参照」ボタン114を、ユーザーが操作したとする。
すると、図6(B)に示すように、「ファイル参照」のテキストデータが、ファイルデータDTの一覧情報LTの表示指示として、ユーザー端末110からサーバ120のチャットボット121へ送信される。
これに基づいて、チャットボット121が、サーバ120における所定フォルダ内に保存されたファイルデータDTの一覧情報LTをボタン操作自在なリッチメッセージ形式でユーザー端末110に送信するように構成されている。
【0041】
これにより、チャットボット121とのチャット画面112においてファイルデータDTを参照する操作をするとサーバ120の所定フォルダ内に保存されたファイルデータDTの一覧情報LTがユーザー端末110においてリッチメッセージ形式で表示される。
その結果、ユーザーはファイルデータDTの一覧情報LTを簡単に確認することができる。
さらに、タップ・クリック操作するだけで各ファイルデータDTの詳細を簡単に確認することができる。
例えば、図6(B)に示すリッチメッセージのファイルデータDTの一覧の中のクジラの画像の欄またはこの欄の「ファイル参照」ボタン114を、ユーザーがタップ・クリック操作したとする。
【0042】
すると、図7(A)に示すように、クジラの画像の欄の箇所に設定されたリンク情報やクリックアクションに基づいて、「ファイル参照:20200101.jpg」の旨のファイルデータDTを特定するファイルデータ特定情報と、ファイル参照指示とがセットでユーザー端末110からサーバ120のチャットボット121へ送信される。
これに基づいて、チャットボット121が、所定ファイル内に保存されたファイルデータDTと、これに関連付けて保存されたコメント情報CTとをユーザー端末110に送信する。
ユーザーが、さらに詳細を知りたい場合、リッチメッセージの「詳細を表示」ボタンをタップ・クリック操作する。
【0043】
すると、「詳細を表示」の旨のテキストデータが、詳細表示指示としてユーザー端末110からサーバ120のチャットボット121へ送信されるとともに、「詳細を表示」ボタンの箇所に設定されたファイルデータ特定情報が、ユーザー端末110からサーバ120のチャットボット121へ送信される。
なお、図7(B)において、ファイルデータ特定情報の送信は、チャット画面112に表示されていないが、表示されるように構成してもよい。
これに基づいて、チャットボット121が、ファイルデータDTについての詳細情報として、ファイル名情報、アップロード日時情報、コメント情報CTなど、所定フォルダ内においてファイルデータDTと関連付けて保存されている詳細情報を、ユーザー端末110へ送信する。
【0044】
なお、ユーザー端末110の一例としてスマートフォン端末を例にして行ったが、所謂、デスクトップコンピュータ端末やノート型コンピュータ端末でも同様にチャットボット121とやりとりしてファイルデータDTをサーバ120の所定フォルダ内に保存することができる。
また、サーバ120の所定フォルダ内のファイルデータDTの参照について、チャットボット121とのやりとりでチャット画面112に表示させる構成としたが、これ以外でも参照可能である。
【0045】
例えば、サーバ120にアクセスするアプリケーションを起動させ、ブラウザにおいて、サーバ120にある所定フォルダを表示させ、所定フォルダを選択して所定フォルダ内のファイルデータDTの一覧を表示させることも可能である。
そして、選択したファイルデータDTの詳細情報をタップ・クリック操作などによって表示させることも可能である。
また、図4(A)に示すチャット画面112のファイルアイコン115の操作によってファイルデータDTのプレビューを表示させてからユーザー端末110に保存されたファイルデータDTを選択・指定したが、例えば、チャット画面112のカメラアイコン116の操作によってユーザー端末110のカメラを起動して、カメラで撮影して、この撮影したファイルデータDTを指定してサーバ120に保存するようにチャットボット121に指示してもよい。
【0046】
また、本実施例では、図5(A)および図5(B)を用いて説明したように、ユーザー端末110のチャットボット121とのチャット画面112におけるファイルデータDTにコメント情報CTを付加する操作である「コメント登録」ボタン118の操作およびコメントのテキスト入力・送信操作に基づいて、チャットボット121が、指定されたファイルデータDTに対するコメント情報CTをユーザー端末110から受信する。
そして、図6(A)を用いて説明したように、ユーザー端末110のチャットボット121とのチャット画面112における保存完了指示操作である「アップロード完了」ボタン119のタップ・クリック操作に基づいて、チャットボット121が、指定されたファイルデータDTにコメント情報CTを付加してサーバ120における所定フォルダ内に保存するように構成されている。
【0047】
これにより、コメント情報CTを付加する操作および保存完了指示操作するだけでチャットボット121によってサーバ120の所定フォルダ内にファイルデータDTとともにコメント情報CTが保存される。
その結果、ユーザーは、ファイルデータDTとともにコメント情報CTを簡単にサーバ120に保存することができる。
【0048】
さらに、本実施例では、所定フォルダが、所定メンバーに対して閲覧自在であってもよい。
また、図8に示すように、ファイルデータDTに対するコメント情報CTが、所定メンバーのユーザー端末110からのコメント情報CTによって追加自在である。
そして、追加されるコメント情報CTには、記入者情報CT1、宛先情報CT2、記入日時情報CT3が含まれている。
これにより、コメントによって所定メンバーの間でやりとり自在となる。
その結果、ファイルデータDTと関連付けて所定メンバーの間でやりとりしながら意見交換することができる。
【0049】
また、本実施例では、図4(B)および図5(B)に示すように、アクション選択のリッチメッセージには、「位置情報登録」ボタン117が設けられている。
ユーザー端末110のチャットボット121とのチャット画面112におけるファイルデータDTに位置情報を付加する操作として「位置情報登録」ボタン117をタップ・クリック操作する。
すると、ユーザー端末110の現在の位置情報を、ユーザー端末110が取得し、位置情報をチャット画面112の入力欄に入力して送信する。
【0050】
これに基づいて、チャットボット121が、指定されたファイルデータDTに対する位置情報をユーザー端末110から受信する。
そして、図6(A)を用いて説明したように、ユーザー端末110のチャットボット121とのチャット画面112における保存完了指示操作である「アップロード完了」ボタン119のタップ・クリック操作に基づいて、チャットボット121が、指定されたファイルデータDTに位置情報を付加してサーバ120における所定フォルダ内に保存するように構成されている。
【0051】
これにより、位置情報を付加する操作および保存完了指示操作するだけでチャットボット121によってサーバ120の所定フォルダ内にファイルデータDTとともに位置情報が保存される。
その結果、ユーザーはファイルデータDTとともに位置情報を簡単にサーバ120に保存することができる。
例えば、カメラ撮影時に位置情報を画像データに付加しない設定である場合であっても位置情報が画像データに付加されるので有効である。
また、カメラ撮影時に位置情報を画像データに付加する設定であっても、アップロードするときの位置情報を付加したい場合に有効である。
【0052】
なお、本実施例では、チャットアプリケーションにおけるチャットボット121を用いて説明したが、チャットアプリケーションに限らない。
電子メールなどメッセージを送受信するメッセージ送受信アプリケーションであれば如何なるものでもよい。
サーバ120のボット(121)に対するファイルデータDTの指定、保存完了指示の仕方については、チャットボット121に対する仕方と同様に電子メールにおいてリッチメッセージ形式で選択・指定して、ファイルデータDT、保存完了指示がボットに対して送信されるように構成してもよいし、電子メールにおいてファイルデータDTを添付、保存完了指示やコメント情報CTを入力してボットに対して送信することでボットが受信するように構成してもよい。
メッセージ送受信アプリケーションにおいてボットを用いてボットとの通信画面における操作によりサーバ120にファイルデータDTを簡単に保存することができる。
【0053】
このようにして得られた本発明の実施例であるファイル保存システム100は、ユーザー端末110とサーバ120とを備え、ユーザー端末110のユーザーの通信する操作としてチャットボット121である図3(A)に示す「ファイルアップロードボット」を選択する操作に基づいて、サーバ120のチャットボット121が、ユーザー端末110と通信し、ユーザー端末110のチャットボット121とのチャット画面112におけるファイルデータDTを指定する操作として図4(A)に示すプレビューの箇所のタップ・クリック操作および送信ボタン(図示せず)のタップ・クリック操作に基づいて、チャットボット121が、指定されたファイルデータDTをユーザー端末110から受信し、ユーザー端末110のチャットボット121とのチャット画面112における保存完了指示操作として「アップロード完了」ボタン119のタップ・クリック操作に基づいて、チャットボット121が、指定されたファイルデータDTをサーバ120における所定フォルダ内に保存する構成であることにより、ユーザーはファイルデータDTを簡単にサーバ120に保存することができ、ユーザーは自らサーバ120の所定フォルダを探す手間を省くことができ、間違ったフォルダに保存してしまって後でファイルデータDTを検索することになってしまうリスクを回避することができる。
【0054】
さらに、ユーザー端末110のチャットボット121とのチャット画面112におけるファイルデータDTを参照する操作として図3(B)に示す「ファイル参照」ボタン114の操作に基づいて、チャットボット121が、サーバ120における所定フォルダ内に保存されたファイルデータDTの一覧情報LTをボタン操作自在なリッチメッセージ形式でユーザー端末110に送信する構成であることにより、ユーザーはファイルデータDTの一覧情報LTを簡単に確認することができ、タップ・クリック操作するだけで各ファイルデータDTの詳細を簡単に確認することができる。
【0055】
また、ユーザー端末110のチャットボット121とのチャット画面112におけるファイルデータDTにコメント情報CTを付加する操作として図4(B)に示す「コメント登録」ボタン118の操作に基づいて、チャットボット121が、指定されたファイルデータDTに対するコメント情報CTをユーザー端末110から受信し、ユーザー端末110のチャットボット121とのチャット画面112における保存完了指示操作として「アップロード完了」ボタン119のタップ・クリック操作に基づいて、チャットボット121が、指定されたファイルデータDTにコメント情報CTを付加してサーバ120における所定フォルダ内に保存する構成であることにより、ユーザーはファイルデータDTとともにコメント情報CTを簡単にサーバ120に保存することができる。
【0056】
さらに、所定フォルダが、所定メンバーに対して閲覧自在であり、ファイルデータDTに対するコメント情報CTが、所定メンバーのユーザー端末110からのコメント情報CTによって追加自在であり、追加されるコメント情報CTには、記入者情報CT1、宛先情報CT2、記入日時情報CT3が含まれていることにより、ファイルデータDTと関連付けて所定メンバーの間でやりとりしながら意見交換することができる。
【0057】
また、ユーザー端末110のチャットボット121とのチャット画面112におけるファイルデータDTに位置情報を付加する操作として図4(B)および図5(B)に示す「位置情報登録」ボタン117のタップ・クリック操作に基づいて、チャットボット121が、指定されたファイルデータDTに対する位置情報をユーザー端末110から受信し、ユーザー端末110のチャットボット121とのチャット画面112における保存完了指示操作として「アップロード完了」ボタン119のタップ・クリック操作に基づいて、チャットボット121が、指定されたファイルデータDTに位置情報を付加してサーバ120における所定フォルダ内に保存する構成であることにより、ユーザーはファイルデータDTとともに位置情報を簡単にサーバ120に保存することができる。
【0058】
さらに、本発明の実施例であるファイル保存システム100のプログラムは、ユーザー端末110のユーザーの通信する操作としてチャットボット121である図3(A)に示す「ファイルアップロードボット」を選択する操作に基づいて、サーバ120のチャットボット121が、ユーザー端末110と通信し、ユーザー端末110のチャットボット121とのチャット画面112におけるファイルデータDTを指定する操作として図4(A)に示すプレビューの箇所のタップ・クリック操作および送信ボタン(図示せず)のタップ・クリック操作に基づいて、チャットボット121が、指定されたファイルデータDTをユーザー端末110から受信するファイルデータ受信ステップS2と、ユーザー端末110のチャットボット121とのチャット画面112における保存完了指示操作として「アップロード完了」ボタン119のタップ・クリック操作に基づいて、チャットボット121が、指定されたファイルデータDTをサーバ120における所定フォルダ内に保存するファイルデータ保存ステップS4とを具備していることにより、ユーザーはファイルデータDTを簡単にサーバ120に保存することができ、ユーザーは自らサーバ120の所定フォルダを探す手間を省くことができ、間違ったフォルダに保存してしまって後でファイルデータDTを検索することになってしまうリスクを回避することができるなど、その効果は甚大である。
【符号の説明】
【0059】
100 ・・・ ファイル保存システム
110 ・・・ ユーザー端末
111 ・・・ 表示部
112 ・・・ (チャットボットとの)チャット画面
113 ・・・ 「ファイルアップロード」ボタン
114 ・・・ 「ファイル参照」ボタン
115 ・・・ ファイルアイコン
116 ・・・ カメラアイコン
117 ・・・ 「位置情報登録」ボタン
118 ・・・ 「コメント登録」ボタン
119 ・・・ 「アップロード完了」ボタン
120 ・・・ サーバ
121 ・・・ チャットボット
DT ・・・ ファイルデータ
LT ・・・ (所定フォルダ内に保存されたファイルデータの)一覧情報
CT ・・・ コメント情報
CT1 ・・・ 記入者情報
CT2 ・・・ 宛先情報
CT3 ・・・ 記入日時情報
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8