(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023161392
(43)【公開日】2023-11-07
(54)【発明の名称】軸受用保持器、及び軸受用保持器の製造方法
(51)【国際特許分類】
F16C 33/54 20060101AFI20231030BHJP
B21D 28/14 20060101ALI20231030BHJP
B21D 53/12 20060101ALI20231030BHJP
B21D 22/26 20060101ALI20231030BHJP
【FI】
F16C33/54 Z
B21D28/14 B
B21D53/12
B21D22/26 C
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022071752
(22)【出願日】2022-04-25
(71)【出願人】
【識別番号】000211695
【氏名又は名称】中西金属工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100177264
【弁理士】
【氏名又は名称】柳野 嘉秀
(74)【代理人】
【識別番号】100074561
【弁理士】
【氏名又は名称】柳野 隆生
(74)【代理人】
【識別番号】100124925
【弁理士】
【氏名又は名称】森岡 則夫
(74)【代理人】
【識別番号】100141874
【弁理士】
【氏名又は名称】関口 久由
(74)【代理人】
【識別番号】100163577
【弁理士】
【氏名又は名称】中川 正人
(72)【発明者】
【氏名】久重 亨
(72)【発明者】
【氏名】船越 淳治
【テーマコード(参考)】
3J701
4E048
4E137
【Fターム(参考)】
3J701AA02
3J701AA13
3J701AA16
3J701AA25
3J701AA32
3J701AA42
3J701AA52
3J701AA54
3J701AA62
3J701BA34
3J701BA44
3J701BA47
3J701BA49
3J701BA80
3J701DA09
3J701EA02
3J701FA44
3J701FA46
3J701XB03
3J701XB24
4E048FA04
4E137AA10
4E137AA15
4E137AA17
4E137AA30
4E137BA01
4E137BB01
4E137CA09
4E137CA26
4E137EA01
4E137GA12
4E137GA17
4E137GB20
4E137HA08
(57)【要約】
【課題】板金プレス加工で製造される軸受用保持器、及び前記軸受用保持器の製造方法において、製造コストの増大を抑制しながら、内径抜き工程を行った後に発生するバリにより生ずる不具合を解消する。
【解決手段】転がり軸受に用いる金属製の保持器であって、軸方向に離間した一対の大径リング部及び小径リング部3を複数の柱部により繋いだ形状を成す。小径リング部3の軸方向端面3Aの径方向内方RI側の端部に、前記大径リング部に向かって窪む円環状の凹部Aを有する。小径リング部3の内周面3BのバリBの先端は、軸方向端面3Aの軸方向最外部Eよりも前記大径リング部寄りにある。円環状の凹部Aの径方向外方ROの部分は、径方向内方へ行くにしたがって上昇する傾斜面C2を有する。傾斜面C2の傾斜角度は、回転軸Oに直交する平面に対して10度以上20度以下である。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
転がり軸受に用いる金属製の保持器であって、
軸方向に離間した一対の大径リング部及び小径リング部を複数の柱部により繋いだ形状を成し、
前記小径リング部の軸方向端面の径方向内方側の端部に、前記大径リング部に向かって窪む円環状の凹部を有し、
前記小径リング部の内周面のバリの先端は、前記軸方向端面の軸方向最外部よりも前記大径リング部寄りにある、
軸受用保持器。
【請求項2】
前記円環状の凹部の径方向外方の部分は、径方向内方へ行くにしたがって上昇する傾斜面を有し、
前記傾斜面の傾斜角度は、前記転がり軸受の回転軸に直交する平面に対して10度以上20度以下である、
請求項1に記載の軸受用保持器。
【請求項3】
転がり軸受に用いる金属製の保持器の製造方法であって、
前記保持器は、軸方向に離間した一対の大径リング部及び小径リング部を複数の柱部により繋いだ形状を成し、
円板状の素材から多段階のプレス加工を経て前記保持器を製造する工程内に、
絞り工程後の中間成形品に対して、前記小径リング部の径方向内方の底板部を打ち抜いて除去する内径抜き工程を有し、
前記内径抜き工程に用いる打抜きダイの径方向内方側端部の上面を、径方向内方へ行くにしたがって上昇する傾斜面とし、
前記傾斜面の傾斜角度は、前記転がり軸受の回転軸に直交する平面に対して10度以上20度以下である、
軸受用保持器の製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、板金プレス加工で製造される軸受用保持器、及び前記軸受用保持器の製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
円板状の素材(例えば、特許文献1の円形の金属製素板9)から多段階のプレス加工を経て製造される軸受用保持器がある(例えば、特許文献1及び2等参照)。このような金属製の軸受用保持器は、軸方向に離間した一対の大径リング部及び小径リング部を複数の柱部により繋いだ形状を成す。
【0003】
前記軸受用保持器の製造工程には、例えば特許文献1の
図3の(ニ)及び
図5の(ホ)のように、小径リング部の径方向内方の底板部を打ち抜いて除去する内径抜き工程がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平8-326761号公報
【特許文献2】実開昭55-28192号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前記軸受用保持器の前記底板部を打ち抜いて除去すると、前記底板部が打ち抜かれた小径リング部の内周面にバリが発生し、発生したバリは小径リング部の底面(軸方向端面)から突出する。小径リング部の底面からバリが突出していると、軸受を組み立てる際に作業者が受傷すること、及び前記保持器を組み込んだ軸受の使用中にバリが脱落して軸受に噛み込むこと等の不具合が生じる恐れがある。
【0006】
前記保持器の底面から突出したバリを除去するためには、プレス加工後にショットブラスト等の表面処理工程、又は面押し工程を行う必要があるので、その工程分の製造コストが増大する。また、前記保持器の底面からバリが突出しないように打ち抜き加工を行うには、精密なプレス加工が可能となるファインブランキングを行う必要がある。ファインブランキングは、高精度な専用金型及び複動油圧装置を配置した高価な専用機が必要になるので、その分の製造コストが増大する。製品形状によっては、前記ファインブランキングを行えない場合がある。
【0007】
本発明は、板金プレス加工で製造される軸受用保持器、及び前記軸受用保持器の製造方法において、製造コストの増大を抑制しながら、内径抜き工程を行った後に発生するバリにより生ずる不具合を解消することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の第1観点に係る軸受用保持器は、転がり軸受に用いる金属製の保持器であって、軸方向に離間した一対の大径リング部及び小径リング部を複数の柱部により繋いだ形状を成す。前記小径リング部の軸方向端面の径方向内方側の端部に、前記大径リング部に向かって窪む円環状の凹部を有する。前記小径リング部の内周面のバリの先端は、前記軸方向端面の軸方向最外部よりも前記大径リング部寄りにある。
【0009】
本発明の第2観点に係る軸受用保持器は、第1観点に係る軸受用保持器において、前記円環状の凹部の径方向外方の部分は、径方向内方へ行くにしたがって上昇する傾斜面を有する。前記傾斜面の傾斜角度は、前記転がり軸受の回転軸に直交する平面に対して10度以上20度以下である。
【0010】
本発明の第3観点に係る軸受用保持器の製造方法は、転がり軸受に用いる金属製の保持器の製造方法である。前記保持器は、軸方向に離間した一対の大径リング部及び小径リング部を複数の柱部により繋いだ形状を成す。円板状の素材から多段階のプレス加工を経て前記保持器を製造する工程内に、絞り工程後の中間成形品に対して、前記小径リング部の径方向内方の底板部を打ち抜いて除去する内径抜き工程を有する。前記内径抜き工程に用いる打抜きダイの径方向内方側端部の上面を、径方向内方へ行くにしたがって上昇する傾斜面とし、前記傾斜面の傾斜角度は、前記転がり軸受の回転軸に直交する平面に対して10度以上20度以下である。
【発明の効果】
【0011】
本発明に係る軸受用保持器、及び前記軸受用保持器の製造方法によれば、内径抜き工程を行った際に発生する前記保持器の小径リング部の内周面のバリの先端が、前記小径リング部の軸方向端面の軸方向最外部よりも前記保持器の大径リング部寄りにある。そのため、前記バリの先端が前記保持器の小径リング部の底面を越えて突出していないので、軸受組立前に前記バリが接触によって脱落し易い状態になることが避けられる。例えば、前記保持器をスタッキングしても前記保持器同士が干渉しないとともに、運搬等の際に前記バリが他の部品と接触することがない。
【0012】
したがって、前記バリを除去しなくても、軸受を組み立てる際に作業者が受傷すること、及び前記保持器を組み込んだ軸受の使用中にバリが脱落して軸受に噛み込むこと等の不具合を抑制できるので、前記バリを除去するためのショットブラスト等の表面処理、又は面押し工程を行う必要がなく、ファインブランキングを行う必要もないので、製造コストが増大しない。
【0013】
また、本発明の軸受用保持器の製造方法によれば、内径抜き工程の打抜きダイの上面の形状を変更するだけで、打抜きパンチ等の他の金型部品は従来の金型を使用でき、内径抜き工程も従来どおりの1工程のままなので、製造コストの上昇が抑えられる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】本発明の実施の形態に係る軸受用保持器である円錐ころ軸受用保持器の概略縦断面図である。
【
図2】絞り工程後の中間成形品を示す縦断面図である。
【
図3】内径抜き工程後の中間成形品の一例を示す縦断面図、及び要部拡大図である。
【
図4】内径抜き工程の金型説明用概略縦断面図である。
【
図6】前記軸受用保持器がアンギュラ玉軸受用保持器である場合の内径抜き工程後の中間成形品の一例を示す縦断面図、及び要部拡大図である。
【
図7】前記軸受用保持器が円筒ころ軸受用保持器である場合の内径抜き工程後の中間成形品の一例を示す縦断面図、及び要部拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
次に本発明の実施の形態を添付図面に基づき詳細に説明する。
【0016】
本明細書において、軸受用保持器を転がり軸受に組み付けた状態で、前記軸受の回転軸(図中の符号O参照)の方向に直交する方向を「径方向」(図中の矢印R参照)という。「径方向」において、前記回転軸から離れる方向を「径方向外方」(図中の矢印RO参照)、前記回転軸に近づく方向を「径方向内方」(図中の矢印RI参照)という。前記軸受の回転軸の方向に平行な方向を「軸方向」(図中の矢印J参照)という。前記回転軸の方向に対して「周方向」を定義する。
【0017】
<軸受用保持器>
図1の概略縦断面図に示す本発明の実施の形態に係る軸受用保持器1は、金属製の円錐ころ軸受用保持器1Aであり、SPCC(JIS規格:冷延鋼板)、SPHC(JIS規格:熱延鋼板)等の鋼板が使用される。円錐ころ軸受用保持器1Aは、軸方向Jに離間した一対の大径リング部2及び小径リング部3を、周方向等分に配置された複数の柱部4により繋いだ形状を成す。隣り合う柱部4,4間のポケット5に、転動体である円錐ころを収容する。
【0018】
図3の内径抜き工程後の中間成形品Ipの要部拡大図に示すように、小径リング部3の軸方向端面3Aの径方向内方RI側の端部に、大径リング部2(
図1参照)に向かって窪む円環状の凹部Aを有する。小径リング部3の内周面3BのバリBの先端は、小径リング部3の底面である軸方向端面3Aの軸方向最外部Eよりも大径リング部2寄りにある。板厚Tは、例えば、2.0mm以上3.5mm以下である。
【0019】
円環状の凹部Aの径方向外方ROの部分は、径方向内方RIへ行くにしたがって上昇する傾斜面C2を有する。傾斜面C2の、回転軸Oに直交する平面に対する傾斜角度βは、10度以上20度以下である。
【0020】
<軸受用保持器の製造方法>
軸受用保持器1である円錐ころ軸受用保持器1Aの製造方法は、板金プレス加工で保持器1Aを製造するものであり、円板状の素材から多段階のプレス加工を経て保持器1Aを製造する工程を有する。
【0021】
円錐ころ軸受用保持器1Aの製造方法は、絞り工程、ポケット孔打抜き工程、縁切り工程、及び内径抜き工程等を有する。前記絞り工程は、円板状の素材から
図2に示す中間成形品Idを絞り加工で成形する。前記ポケット孔打抜き工程は、
図1に示すポケット孔5をパンチで抜く。前記縁切り工程は、
図2及び
図3に示す上縁部Fを
図1のように平坦にする。前記内径抜き工程は、例えば
図2に示す絞り工程後の中間成形品Idを、
図3に示す中間成形品Ipのように、小径リング部3の径方向内方RIの底板部Hを打ち抜いて除去する。
【0022】
(内径抜き工程の詳細)
図4の概略縦断面図、及び
図5の要部拡大図を参照する。例えば、
図4に示すような、打抜きダイD及び打抜きパンチP、並びに第1ガイドリングG1及び第2ガイドリングG2を用いて前記内径抜き工程を行う。第2ガイドリングG2は、中間成形品Idをセットする際のガイド機能を有する。第1ガイドリングG1は、打抜きパンチPと中間成形品Idの中心位置を合わせる機能、及び成形後の中間成形品Ipを打抜きパンチPから外す機能を有する。
【0023】
図5に示すように、打抜きダイDの径方向内方RI側端部の上面を、径方向内方RIへ行くにしたがって上昇する傾斜面C1とし、傾斜面C1の、回転軸O(
図4参照)に直交する平面に対する傾斜角度αを、10度以上20度以下としている。傾斜角度αが10度未満の場合は、バリBの先端が、
図3に示す小径リング部3の底面3Aを越えて突出してしまう恐れがある。傾斜角度αが20度を超える場合は、後述するように打抜きパンチPの加圧力により、打抜きダイDの刃先付近に当接する小径リング部3が塑性変形して打抜きダイDの形状が転写される際に、塑性変形の量が多過ぎて保持器1に反りや変形が生じる等、保持器1における真円度等の形状精度が悪化し易い。
【0024】
図4及び
図5に示す、打抜きダイD、及び打抜きパンチP等を用いて内径抜き工程を行うと、打抜きパンチPの加圧力により、打抜きダイDの刃先付近に当接する保持器の小径リング部3が塑性変形し、打抜きダイDの形状が小径リング部3に転写される。前記内径抜き工程の完了により、円環状の凹部Aを有する
図3に示す内径抜き工程後の中間成形品Ipが得られる。中間成形品Ipの傾斜面C2は打抜きダイDの傾斜面C1によって成形され、傾斜面C2の傾斜角度βは打抜きダイDの傾斜面C1の傾斜角度αに対応する。
【0025】
<軸受用保持器の別のタイプの例>
本発明の実施の形態に係る軸受用保持器1は、円錐ころ軸受用保持器1Aに限定されるものではなく、板金プレス加工にて製造され内径抜き工程を行う金属製の保持器に適用でき、例えばアンギュラ玉軸受用保持器1B、又は円筒ころ軸受用保持器1C等であってもよい。
【0026】
軸受用保持器1がアンギュラ玉軸受用保持器1Bである場合の内径抜き工程後の中間成形品Ipの一例を、
図6の縦断面図、及び要部拡大図に示す。また、軸受用保持器1が円筒ころ軸受用保持器1Cである場合の内径抜き工程後の中間成形品Ipの一例を、
図7の縦断面図、及び要部拡大図に示す。
図6及び
図7において、
図1及び
図3と同一の符号は、同一又は対応する部分又は諸元である。
【0027】
図6のアンギュラ玉軸受用保持器1B、及び
図7の円筒ころ軸受用保持器1Cは、
図1及び
図3の円錐ころ軸受用保持器1Aと同様、小径リング部3の軸方向端面3Aの径方向内方RI側の端部に、大径リング部2に向かって窪む円環状の凹部Aを有する。小径リング部3の内周面3BのバリBの先端は、小径リング部3の底面である軸方向端面3Aの軸方向最外部Eよりも大径リング部2寄りにある。板厚Tは、例えば、2.0mm以上3.5mm以下である。
【0028】
円環状の凹部Aの径方向外方ROの部分は、径方向内方RIへ行くにしたがって上昇する傾斜面C2を有する。傾斜面C2の、回転軸Oに直交する平面に対する傾斜角度βは、10度以上20度以下である。
【0029】
<作用効果>
本発明の実施の形態に係る軸受用保持器1、及び軸受用保持器1の製造方法によれば、内径抜き工程を行った際に発生する保持器1の小径リング部3の内周面3BのバリBの先端が、小径リング部3の軸方向端面3Aの軸方向最外部Eよりも保持器1の大径リング部2寄りにある。そのため、バリBの先端が、保持器1の小径リング部3の底面3Aを越えて突出していないので、軸受組立前にバリBが接触によって脱落し易い状態になることが避けられる。例えば、保持器1をスタッキングしても保持器1同士が干渉しないとともに、運搬等の際にバリBが他の部品と接触することがない。
【0030】
したがって、バリBを除去しなくても、軸受を組み立てる際に作業者が受傷すること、及び保持器1を組み込んだ軸受の使用中にバリが脱落して軸受に噛み込むこと等の不具合を抑制できるので、バリBを除去するためのショットブラスト等の表面処理、又は面押し工程を行う必要がなく、ファインブランキングを行う必要もないので、製造コストが増大しない。
【0031】
また、本発明の軸受用保持器1の製造方法によれば、内径抜き工程の打抜きダイDの上面の形状を変更するだけで、打抜きパンチP等の他の金型部品は従来の金型を使用でき、内径抜き工程も従来どおりの1工程のままなので、製造コストの上昇が抑えられる。
【0032】
以上の実施の形態の記載はすべて例示であり、これに制限されるものではない。本発明の範囲から逸脱することなく種々の改良及び変更を施すことができる。
【符号の説明】
【0033】
1 軸受用保持器
1A 円錐ころ軸受用保持器
1B アンギュラ玉軸受用保持器
1C 円筒ころ軸受用保持器
2 大径リング部
3 小径リング部
3A 軸方向端面(底面)
3B 内周面
4 柱部
5 ポケット孔
A 円環状の凹部
B バリ
C1,C2 傾斜面
D 打抜きダイ
E 軸方向最外部
F 上縁部
G1 第1ガイドリング
G2 第2ガイドリング
H 底板部
Id 絞り工程後の中間成形品
Ip 内径抜き工程後の中間成形品
J 軸方向
O 回転軸
P 打抜きパンチ
R 径方向
RI 径方向内方
RO 径方向外方
T 板厚
α,β 傾斜角度