(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023161531
(43)【公開日】2023-11-07
(54)【発明の名称】遠心力を利用した発電機
(51)【国際特許分類】
F03G 3/00 20060101AFI20231030BHJP
F03G 3/08 20060101ALI20231030BHJP
【FI】
F03G3/00 D
F03G3/08 D
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2022081161
(22)【出願日】2022-04-25
(71)【出願人】
【識別番号】506295171
【氏名又は名称】豊川 一雄
(72)【発明者】
【氏名】豊川 一雄
(57)【要約】
【課題】 従来から利用されている自然エネルギーの発電方法は、天候・設置場所等に問題があり、安定的な電力の供給には問題があります。
【解決手段】 上記を解決するために、小さな動力をいくらかでも増力させてそれを電力に変換させるために遠心力を利用し、その遠心力得るためにトグル・グラスファイバー等を使用することで解決することとする。
発電設備の建設コストと耐用年数等に対し、たとえ少量の発電量であっても、プラスになるとすれば、積極的に導入すべきと考えます。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
油圧装置・トグル等を利用して、重りを付けたグラスファイバー等をゆすることにより重りを回転させて、その遠心力を利用して大きな力を発生させる。
【請求項2】
グラスファイバー等をゆするために、油圧とトグル等を利用すると省力化につながるものとなる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、弾力性・柔軟性・耐久性等のあるカーボン・グラスファイバー等の特性を利用して、その先端に取り付けた球体の重りを回転させてその回転の力を発電の力に利用するものである。
【背景技術】
【0002】
現在まで利用されている自然エネルギー利用の発電機は、風力・太陽光その他の発電方法が活発に行われてきている。
【先行技術文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
現在の電力供給の面では、安全性・環境問題等に問題があり、小型の自然ネルギーの利用には供給の安定性・設置場所等に問題がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、弾力性・復元性・耐久性のある、グラスファイバーやカーボン等又は同様の性能を持つ鉄柱(5)(以下はまとめてグラスファイバーと称します。)を使って、その先端に円球の重り(9)をワイヤー又は鎖(8)によってつなぎます。グラスファイバーの中途部をトグルシリンダー(4)により、前後にゆすることにより、円球の重りが、それを中心とて回転することにより遠心力を発生させ、その回転力をワイヤー(10)により下部の回転盤(11)につなぎ、発電するものである。グラスファイバーをゆする際には油圧装置(1)等又は電動機等を使う方法と、トグル装置(3)を使って省力化を考える方法がある。
グラスファイバーは重りが回転することにより、自身も回転することから相当の荷重がかかることとなるので、摩擦の緩和等のために中等部にはスベリ軸受(6)を設け、その下部にはころがり軸受(7)を設ける。
最下部に設けた回転盤は、その回転力をギア又はプーリとベルト(12)(13)等により発電機(15)に伝え発電するものである。
グラスファイバー等の長さ・太さ・強度等により、重りの重量等を調整して発電の量を決定することとなる。
【発明の効果】
【0006】
規模が小さく小規模な発電であるが、設置場所を比較的に選ばない、天候と時間等に左右されない発電が可能と考えます。地方の各地に於いて、数十基又は数百基の設置により、その規模に合わせた発電と送電ロス等が避けられることもメリットとなります。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
【図面の簡単な説明】
【0008】
【符号の説明】
【0009】
1 油圧装置
2 油圧シリンダー
3 トグル装置
4 トグルシリンダー
5 グラスファイバー等
6 スベリ軸受
7 ころがり軸受
8 重り牽引用ワイヤー
9 重り
10 回転盤牽引用ワイヤー
11 回転盤
12 ベルト
13 発電機用プーリ
14 回転盤支え
15 発電機