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特開2023-162082海底整地によるプレート境界型地震減災法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023162082
(43)【公開日】2023-11-08
(54)【発明の名称】海底整地によるプレート境界型地震減災法
(51)【国際特許分類】
   G01V 1/00 20060101AFI20231031BHJP
【FI】
G01V1/00 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2022092582
(22)【出願日】2022-04-26
(71)【出願人】
【識別番号】518440899
【氏名又は名称】パテントフレア株式会社
(72)【発明者】
【氏名】伊藤 学
(57)【要約】
【課題】従来、プレート境界型地震は、海洋プレートが、大陸プレートの下に沈み込み、この力を受けた大陸プレートにひずみが生じる(変形する)。
このひずみが元に戻る時に起こる振動が原因であると考えられていたが、これは誤りである。
プレート境界型地震の原因は、海洋プレートと大陸プレートの接地面の凸凹地形がプレートの移動によって破壊される。この時に起こる振動が原因である。
この両プレート接地面近辺の凸凹地形(海山や岩礁)を、平に整地することによって、プレート境界型地震の揺れを抑えることができ、防災、減災に寄与する。
【解決手段】海洋プレートと大陸プレートの接地面近辺の凸凹地形を平に整地する方法は、魚雷などによる破壊、レーザー光、ウォータージェットカッター、シールドマシンなどによる切削、切り崩しなどがあるが、その方法は、限定されない。
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
海洋プレートと大陸プレートの境界線(海溝、トラフなど)近辺にある海山や岩礁を、破壊、切削、切り崩しなどの方法で取り除きプレート境界型地震による被害を軽減する方法。
海溝やトラフなどの海洋プレートが大陸プレートの下に沈み込む海底エリア周辺にある海山や岩礁を、取り除き整地を行う(凸凹地形を平にする)。
このような海底における土木工事を行い、プレート境界型地震による被害を軽減する防災、減災方法。
(海底において、海山や岩礁を取り除く方法として、魚雷などによる破壊、レーザー光技術、ウォータージェットカッター、シールドマシンなどによる切削、切り崩しなどがあるが、その方法は限定されない。)
【請求項2】
請求項1に記載の方法で使用する装置、機器。
【請求項3】
請求項2に記載の装置、機器を使用した役務、事業。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、土木工事、鉱山開発などの応用技術に関する。
【背景技術】
【0002】
土木工事、鉱山開発の技術
【0003】
工業用切削加工技術
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来、プレート境界型地震の原因としては、海洋プレートが、大陸プレートの下に沈み込むことによって大陸プレートが、下方へ押し込まれひずみが生じ(変形し)、ひずみが限界に達すると、元に戻ろうとする力が働く。
ひずみが元に戻る(変形していたプレートが元の状態に戻る)時に生じる振動が原因であると考えられていたが、この考えは誤りである。
強固な大陸プレートの岩盤層が柔らかい樹脂のように、ひずみ(変形)と復元を繰り返すはずがない。
プレート境界型地震の原因は、海洋プレートと大陸プレート相方の凸凹地形が接触し、海洋プレートの沈み込む力によって、どちらかの又は相方のプレート地形の破壊で生じる振動にある。
そのため、海洋プレートと大陸プレートの境界近辺の整地を行う(凸凹地形を平にする)ことにより、プレート境界型地震の揺れを抑え、防災、減災効果が期待できる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
プレート境界近辺の凸凹地形(海底の海山や岩礁)を、整地して平にする方法としては、魚雷による破壊、レーザー光、ウォータージェットカッター、シールドマシンなどによる切削、切り崩しなどがあるが、その方法は限定されない。
又、大陸プレートと海洋プレートの間に大量の海水が流入し、この海水がプレート間の高温高圧状態におかれ、水素核融合現象による水素爆発が起こり、周辺の岩盤が破壊されることも地震の原因であるため、両プレート間に大量の海水が流入しないように、電動羽根車方式の排水機を設置することも防災、減災の効果があり、課題を解決する。