(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023162241
(43)【公開日】2023-11-08
(54)【発明の名称】屋内農場を遠隔で制御するためのシステム及び方法、ならびにそのためのユーザインターフェース
(51)【国際特許分類】
A01G 9/24 20060101AFI20231031BHJP
A01G 9/14 20060101ALI20231031BHJP
【FI】
A01G9/24 Z
A01G9/14 Z
【審査請求】有
【請求項の数】22
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2023130029
(22)【出願日】2023-08-09
(62)【分割の表示】P 2021568144の分割
【原出願日】2020-05-13
(31)【優先権主張番号】62/847,195
(32)【優先日】2019-05-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.ANDROID
2.PYTHON
3.VISUAL BASIC
4.ZIGBEE
(71)【出願人】
【識別番号】521491613
【氏名又は名称】80・エーカーズ・アーバン・アグリカルチャー・インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】80 ACRES URBAN AGRICULTURE INC.
(74)【代理人】
【識別番号】110001195
【氏名又は名称】弁理士法人深見特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ポルテッロ,ジョセフ・マイケル
(72)【発明者】
【氏名】ゼルカインド,マイケル
(72)【発明者】
【氏名】リビングストン,パトリシア
(57)【要約】 (修正有)
【課題】屋内農業モジュールの操作を自動的に監視及び制御する方法を提供する。
【解決手段】コンピュータネットワークを介して、屋内農業モジュール106に設けられた複数のデバイスから、水リザーバの水位、灌漑システム114のpHレベル、屋内農業モジュール106の温度、湿度、二酸化炭素及び電力リレーの状態のデータを受信するステップと、フィルタリングフィールドに基づいてリモートコンピュータ132上で受信された複数のデータをフィルタリングするステップと、複数のデバイスから受信されたフィルタリングされたデータを複数のパネルに表示するステップと、複数のデバイスに対して、複数のスケジュールである、灌漑スケジュール、照明スケジュール、及びデータ収集スケジュールの少なくとも1つを構成するステップと、構成された複数のスケジュールを屋内農業モジュール106の1つ以上のコントローラ120に送信するステップと、を含む方法。
【選択図】
図1A
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の屋内農業設備を遠隔で制御する方法であって、
コンピュータネットワークを介して、屋内農業モジュールに設けられた複数のデバイスから、水リザーバの水位、灌漑システムのpHレベル、屋内農業モジュールの温度、屋内農業モジュールの湿度レベル、屋内農業モジュールの二酸化炭素(CO2)レベル、及び電力リレーの状態の少なくとも1つと関連する複数のデータを受信するステップと、
フィルタリングフィールドに基づいて、リモートコンピュータ上で受信された複数のデータをフィルタリングするステップと、
複数のデバイスから受信されたフィルタリングされたデータを複数のパネルに表示するステップと、
複数のデバイスに対して、複数のスケジュールである、灌漑スケジュール、照明スケジュール、及びデータ収集スケジュールの少なくとも1つを構成するステップと、
構成された複数のスケジュールを屋内農業モジュールの1つ以上のコントローラに送信するステップと、を含む方法。
【請求項2】
前記受信されたデータは、所定の期間における温度及び湿度の記録を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記複数のスケジュールに対して繰り返し間隔を構成するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記複数のスケジュールは、複数の関連する電力リレーを制御するように構成される、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
記録された温度の第1の曲線と、記録された湿度レベルの第2の曲線とを表示するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記複数のデバイスのそれぞれの情報リストを表示するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記情報リストは、前記複数のデバイスの少なくとも1つのタイプ、状態、IPアドレス、最近のアクティビティ、及びタグの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
コンピュータネットワークを介して、複数の屋内農業設備を遠隔で制御するシステムであって、
複数の屋内農業設備の1つ以上の屋内農業モジュールをコンピュータネットワークに結合するように構成されたネットワーク通信インタフェースと、
ネットワーク通信インターフェースに結合され、1つ以上の屋内農業モジュールで複数のカートを独立して積み下ろしするための命令をリモートサーバから受信するように構成されたトレイ処理システムと、
1つ以上の屋内農業モジュールのそれぞれの水位、pHレベル、温度、湿度レベル、及び二酸化炭素(CO2)レベルを感知するように構成された複数のデバイスと、を含み、
前記リモートサーバは、コンピュータネットワークに結合され、1つ以上の屋内農業モジュールのそれぞれにおいて複数のデバイスにより備えられるデータ情報を分析するための命令及び環境パラメータを記憶するためのデータベースをさらに含む、システム。
【請求項9】
前記複数のデバイスは、水位センサ、pHセンサ、導電度センサ、温度センサ、CO2センサ、湿度センサ、及び電力リレーの少なくとも1つを含む、請求項8に記載のシステム。
【請求項10】
前記トレイ処理システムは、多関節ロボット、ライナー移送システム、及びロボットコントローラをさらに含む、請求項8に記載のシステム。
【請求項11】
前記トレイ処理システムは、1つ以上の屋内農業モジュールの少なくとも1つのシャーシから所定のカートを所定の位置に移送するようにさらに構成される、請求項8に記載のシステム。
【請求項12】
前記電力リレーは、水ポンプ、弁、光源、センサ、及び空気除湿ユニットの少なくとも1つに対する複数の電力供給を制御するように構成される、請求項8に記載のシステム。
【請求項13】
複数のデバイスは、所定の期間における温度及び湿度の記録を記録するようにさらに構成される、請求項8に記載のシステム。
【請求項14】
前記複数のデバイスは、コンピュータネットワークを介して受信された複数のスケジュールに基づいて制御される、請求項8に記載のシステム。
【請求項15】
記録された温度の第1の曲線と、記録された湿度レベルの第2の曲線とを表示するように構成されたディスプレイをさらに含む、請求項8に記載のシステム。
【請求項16】
コンピュータにより実行される際、前記コンピュータが、
コンピュータネットワークを介して、屋内農業モジュールに設けられた複数のデバイスから、水リザーバの水位、灌漑システムのpHレベル、屋内農業モジュールの温度、屋内農業モジュールの湿度レベル、屋内農業モジュールの二酸化炭素(CO2)レベル、及び電力リレーの状態の少なくとも1つと関連する複数のデータを受信するステップと、
1つ以上のハードウェアプロセッサを使用して、フィルタリングフィールドに基づいてリモートコンピュータ上で受信された複数のデータをフィルタリングするステップと、
複数のデバイスから受信されたフィルタリングされたデータを複数のパネルに表示するステップと、
複数のデバイスに対して、複数のスケジュールである、灌漑スケジュール、照明スケジュール、及びデータ収集スケジュールの少なくとも1つを構成するステップと、
構成された複数のスケジュールを屋内農業モジュールの1つ以上のコントローラに送信するステップと、を含む方法を実行させるコンピュータで実行可能な命令を記憶する、非一時的なコンピュータ可読媒体。
【請求項17】
前記受信されたデータは、所定の期間における温度及び湿度の記録を含む、請求項16に記載の非一時的なコンピュータ可読媒体。
【請求項18】
前記命令は、複数のスケジュールに対して繰り返し間隔を構成するステップをさらに含む、請求項16に記載の非一時的なコンピュータ可読媒体。
【請求項19】
前記複数のスケジュールは、複数の関連する電力リレーを制御するように構成される、請求項16に記載の非一時的なコンピュータ可読媒体。
【請求項20】
前記命令は、記録された温度の第1の曲線と、記録された湿度レベルの第2の曲線とを表示するステップをさらに含む、請求項16に記載の非一時的なコンピュータ可読媒体。
【請求項21】
初期位置にあるプロットに複数の植物を配置するステップと、
視覚システムを使用してプロット内の複数の植物種を識別するステップと、
生育区域に位置する複数のセンサから1つ以上の環境変数を受信するステップと、
受信された1つ以上の環境変数が所定の制約条件内にあるか否かを決定するステップと、
前記1つ以上の環境変数の少なくとも1つが所定の制約条件内にないという決定に基づいて、環境コントローラに変更要請を送信するステップと、
複数の植物の生育条件を決定することに基づいて、トレイ処理システムに移動信号を送信するステップと、を含み、
前記移動信号は、現在の位置から生育区域の内部または外部の次の位置へ複数の植物を移送するための命令を含むステップである、自動化された屋内農業。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2019年5月13日に出願された米国仮特許出願番号62/847,195の利益を主張し、その全体が本明細書に参照として組み込まれる。
【0002】
本発明は、屋内農場の操作及び環境パラメータを遠隔で制御するためのシステム及び方法に関する。
【背景技術】
【0003】
世界の食糧生産システムは、今後数十年の重要な課題を解決する必要がある。農業活動の環境的影響を減らしながら、世界の増加する人口に食糧を供給する方法を見出すことは非常に重要である。屋内垂直農業としても知られる環境制御型農業 (CEA:Cont
rolled Environment Agriculture)は、一部の作物について従来の生産に対して現実的な代案を提供する。屋内垂直農業により、季節を問わずより早く、より制御された生産が可能になる。さらに、屋内垂直農業は、害虫、汚染、重金属及び病原菌などのその他の環境変動の影響を受けることがない。また、屋内垂直農業は、栄養素の損失をゼロにする、必要な土地を減らす、廃棄物をより良く制御する、生産損失を減らす、輸送コストを削減する、清浄な水の使用量を減らすことによって、環境への影響を軽減することができる。したがって、屋内垂直農業は非常に重要な課題への対処の一助となることができる。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
本明細書に開示されている例示的な実施形態は、従来の技術で提示された1つ以上の問題と関連するイシューを解決し、また、添付の図面と組み合わせると、以下の詳細な説明を参照することによって容易に明らかになるさらなる特徴を備えることに関する。様々な実施形態に従って、例示的なシステム、方法、及びコンピュータプログラム製品が本明細書に開示されている。しかし、これらの実施形態は、限定ではなく例として提示されることが理解され、本発明を読む当業者にとって、開示されている実施形態について、様々な修正が本発明の範囲内にとどまって行われることが明らかであるはずである。
【0005】
一部の実施形態において、ユーザインターフェース(UI)が、リモートコンピュータが位置する遠隔場所でのユーザが屋内農場の様々な操作を監視及び制御することができるリモートコンピュータに備えられる。かかる操作の例は、作物を含む屋内農業モジュールトレイからの取り外しまたは挿入するステップと、屋内農業モジュール内で作物の灌漑を開始及び/または停止するステップと、屋内農業モジュール内の温度、湿度及び/または照明を調整するステップなどと、を含む。
【0006】
本発明の態様は、添付の図面とともに読む際に、以下の詳細な説明から最もよく理解される。なお、様々な特徴は必ずしも原寸に比例するとは限らない。実際、様々な特徴の寸法及び幾何学的形状は、例示の明確性のために任意に大きくする、または小さくする場合がある。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1A】本発明の一部の実施形態による、遠隔場所から1つ以上の屋内農業モジュールの操作及び環境パラメータを監視及び制御するシステムのシステムブロック図を示す。
【
図1B】本発明の一部の実施形態による、設備管理システムのトップページの例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図2】本発明の一部の実施形態による、設備管理システムのデバイスぺージの例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図3A】本発明の一部の実施形態による、設備管理システムで電力リレー(Power relay)を制御及び監視するための例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図3B】本発明の一部の実施形態による、設備管理システムにおける温度/湿度センサを制御及び監視するための例示的なユーザインターフェースを示す。
【
図4A】本発明の一部の実施形態による、設備管理システムにおけるレポートの例示的なユーザインターフェースを示す。
【
図4B】本発明の一部の実施形態による、設備管理システムにおけるレポートの例示的なユーザインターフェースを示す。
【
図5A】本発明の一部の実施形態による、設備管理システムにおけるスケジュールの例示的なユーザインターフェースを示す。
【
図5B】本発明の一部の実施形態による、設備管理システムにおけるスケジュールの例示的なユーザインターフェースを示す。
【
図5C】本発明の一部の実施形態による、設備管理システムにおけるスケジュールの例示的なユーザインターフェースを示す。
【
図5D】本発明の一部の実施形態による、設備管理システムにおけるスケジュールの例示的なユーザインターフェースを示す。
【
図6】本発明の一部の実施形態による、注文管理システムのトップページの例示的なユーザインターフェースを示す。
【
図7A】本発明の一部の実施形態による、注文管理システムを使用して製造注文(MO;manufacturing order)を作成するための例示的なユーザインターフェースを示す。
【
図7B】本発明の一部の実施形態による、注文管理システムを使用して製造注文(MO;manufacturing order)を作成するための例示的なユーザインターフェースを示す。
【
図7C】本発明の一部の実施形態による、注文管理システムを使用して製造注文(MO;manufacturing order)を作成するための例示的なユーザインターフェースを示す。
【
図7D】本発明の一部の実施形態による、注文管理システムを使用して製造注文(MO;manufacturing order)を作成するための例示的なユーザインターフェースを示す。
【
図7E】本発明の一部の実施形態による、注文管理システムを使用して製造注文(MO;manufacturing order)を作成するための例示的なユーザインターフェースを示す。
【
図8】本発明の一部の実施形態による、注文管理システムの製造注文(MO)状態のページの例示的なユーザインターフェースを示す。
【
図9A】本発明の一部の実施形態による、注文管理システムを使用して収穫注文(HO;Harvest order)を作成するための例示的なユーザインターフェースを示す。
【
図9B】本発明の一部の実施形態による、注文管理システムを使用して収穫注文(HO;Harvest order)を作成するための例示的なユーザインターフェースを示す。
【
図10】本発明の一部の実施形態による、注文管理システムにおけるパックアウト注文(PO;packout order)のためのトップページの例示的なユーザインターフェースを示す。
【
図11A】本発明の一部の実施形態による、注文管理システムを使用してパックアウト注文(PO)を作成するための例示的なユーザインターフェースを示す。
【
図11B】本発明の一部の実施形態による、注文管理システムを使用してパックアウト注文(PO)を作成するための例示的なユーザインターフェースを示す。
【
図11C】本発明の一部の実施形態による、注文管理システムを使用してパックアウト注文(PO)を作成するための例示的なユーザインターフェースを示す。
【
図12A】本発明の一部の実施形態による、注文管理システムにおけるパックアウト注文(PO)で生産物を作成するための例示的なユーザインターフェースを示す。
【
図12B】本発明の一部の実施形態による、注文管理システムにおけるパックアウト注文(PO)で生産物を満たすための例示的なユーザインターフェースを示す。
【
図12C】本発明の一部の実施形態による、注文管理システムにおけるパックアウト注文(PO)で生産物を満たすための例示的なユーザインターフェースを示す。
【
図13】本発明の一部の実施形態による、注文管理システムにおいて少なくとも1つのラベルを作成するための例示的なユーザインターフェースを示す。
【
図14A】本発明の一部の実施形態によると、注文管理システムにおける生育区域の生産を追跡するためのトップページの例示的なユーザインターフェース1400を示す。
【
図14B】本発明の一部の実施形態による、注文管理システムの区域のプロットにおける製造注文(MO)の例示的なユーザインターフェースを示す。
【
図15】本発明の一部の実施形態によると、屋内農業設備におけるコントローラの例示的なブロック図を示す。
【
図16】屋内自動化農法の例示的なダイヤグラムを示す。
【
図17】本発明の一部の実施形態による、屋内農場の操作及び環境パラメータを設定するための管理者パネルの例示的なユーザインターフェースを示す。
【
図18A】本発明の一部の実施形態による、プロット管理のための例示的なユーザインターフェースを示す。
【
図18B】本発明の一部の実施形態による、例示的なユーザインターフェースの新たなプロット登録の特徴を示す。
【
図19A】本発明の一部の実施形態による、屋内農業で生育される作物を規定するための例示的なユーザインターフェースを示す。
【
図19B】本発明の一部の実施形態による、例示的なユーザインターフェースの新たなレシピ登録の特徴を示す。
【
図19C】本発明の一部の実施形態による、新たな作物の詳細事項を表示するように構成された例示的なユーザインターフェースを示す。
【
図19D】本発明の一部の実施形態による、例示的なユーザインターフェースの新たなレシピ登録の特徴を示す。
【
図19E】本発明の一部の実施形態による、例示的なユーザインターフェースの収穫可能な生産物登録の特徴のリストを示す。
【
図20A】本発明の一部の実施形態による、品目を生産するのに使用される材料を表示及び指定するための例示的なユーザインターフェースを示す。
【
図20B】本発明の一部の実施形態による、例示的なユーザインターフェースの新たなレシピ登録の特徴を示す。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明の様々な例示的な実施形態は、添付の図面を参照して当業者が本発明を作り、且つ使用できるように、以下に記載する。当業者に明らかなように、本発明を読んだ後、本発明の範囲を逸脱することなく、本明細書に記載の実施例に対する様々な変更または修正を行うことができる。よって、本発明は、本明細書に記載するまたは示す例示的な実施形態及び用途に限定されるものではない。また、本明細書に開示される方法においてステップの特定の順序または階層は、単に例示的な手法にすぎない。設計の選好に基づき、開示される方法またはプロセスのステップにおける特定の順序または階層は、本発明の範囲内にとどまって再配置することができる。よって、当業者は、本明細書に開示される方法及
び技術がサンプル的な順序で様々なステップまたは行為を提示し、明示的に別段の記載がない限り、本発明は提示された特定の順序または階層に限定されないことを理解するであろう。
【0009】
本発明の実施形態を添付の図面を参照しながら詳細に説明する。同一または類似の構成要素は、異なる図面に示されているとしても、同一または類似の参照番号で示されることがある。当該技術分野で公知の構造または工程の詳細な説明は、本発明の主題を曖昧にすることを避けるために省略され得る。また、用語は、本発明の実施形態においてその機能性を考慮して定義されており、ユーザまたはオペレータの意図、用途などにより異なり得る。したがって、定義は、本明細書の全体的な内容に基づいて行うべきである。
【0010】
図1Aは、本発明の一部の実施形態による、遠隔場所から1つ以上の屋内農業モジュールの操作及び環境パラメータを監視及び制御するシステム100のシステムブロック図を示している。前記システム100は、単に例示であるだけで、本発明を限定しようとする意図ではない点に留意すべきである。したがって、さらなる機能ブロックが
図1Aのシステム100に備えられるかまたは結合され得、本明細書において、一部の他の機能ブロックが省略または簡略に説明され得ることが理解される。また、システム100の構成要素及びモジュールそれぞれに備えられた機能は、1つ以上のモジュールに組み合わせたり分離できる点にも留意すべきである。
【0011】
一部の実施形態において、システム100は、複数の屋内農業設備102、すなわち、第1の屋内農業設備102-1、第2の屋内農業設備102-2、第3の屋内農業設備102-3、第4の屋内農業設備102-4、及び第5の屋内農業設備102-5を含む。一部の実施形態において、複数の屋内農業設備102のそれぞれは、トレイ処理システム104と、少なくとも1つの屋内農業モジュール106とを含む。例示的な実施形態において、第5の屋内農業設備102-5は、4つの列で配列された8つの屋内農業モジュール106を含み、各列は、2つの積層された屋内農業モジュール106を含む。一部の実施形態において、複数の屋内農業設備それぞれは、通信ネットワーク130(例えば、インターネット)を介したリモートコンピュータ132にさらに結合される。一部の実施形態において、リモートコンピュータ132はモバイルデバイスである。代替実施形態において、リモートコンピュータ132は、それぞれの屋内農業モジュール106の各サブシステムによって備えられるデータ情報を分析するための命令と、環境パラメータ及び他のデータを記憶するためのデータベースに結合された少なくとも1つのサーバコンピュータと、を含み、その後、前記屋内農業モジュール106の操作を自動的に監視及び制御するためのさらなる命令を備える。
【0012】
例示的な実施形態において、トレイ処理システム104は、屋内農業モジュール106の第1端を介してカートを自動的に積み下ろしするように設計されている。例示的な実施形態において、トレイ処理システム104は、多関節ロボットと、ライナー移送システムと、ロボットコントローラとを含む。一部の実施形態において、トレイ処理システム104は、所定のカートを、屋内農業モジュール106のシャーシから所定の位置(例えば、収納ラック)に移送するように構成される。一部の実施形態において、新たな作物を屋内農業モジュール106に入れる際、トレイ処理システム104は、所定のカートを収納ラックから屋内農業モジュール106のシャーシに移送するように構成される。
【0013】
一部の実施形態において、屋内農業モジュール106は、空気循環システム110、照明システム112、灌漑システム114、液体循環システム118、コントローラ120、及びローカルコンピュータ122などのサブシステムの少なくとも1つを含む。一部の実施形態において、液体循環システム118は、屋内農業モジュール106の外部に構成される。一部の実施形態において、液体循環システム118は、2つの積層された屋内農
業モジュール106により共有することができ、屋内農業モジュール106のコントローラ120のうちの1つにより制御することができる。
【0014】
一部の実施形態において、空気循環システム110は、送風ユニット、空調ユニット、空気除湿ユニットを含む。一部の実施形態において、空気循環システム110は、気流調節のためのドロップシーリング(drop ceiling)をさらに含む。一部の実施
形態において、送風ユニット、空調ユニット、空気除湿ユニット、及びドロップシーリングは、屋内農業モジュール106の生育区域におけるシャーシの異なる段(tier)で複数のカートのそれぞれに対する複数の植物について、湿度、CO2レベル、気流、及び温度の効果的に調整するように構成される。
【0015】
一部の実施形態において、灌漑システム114は、複数の液体供給導管、複数の液体戻り導管、複数の排水導管、及び複数の液体分散管アセンブリを含む。一部の実施形態において、灌漑システム114は、複数の液体分散管アセンブリの位置を制御するための弁及びステッパモータをさらに含む。一部の実施形態において、灌漑システム114は、液体循環システム118に直接結合される。
【0016】
他の実施形態において、液体循環システム118は、排水リザーバ、少なくとも1つのフィルタ、少なくとも1つの水リザーバ、少なくとも1つの栄養素リザーバ、ポンプ、複数のセンサ、及び複数の制御ユニットを含み得る。一部の実施形態において、複数のセンサは、温度センサ、導電度センサ、及びO2レベルセンサを含む。一部の実施形態において、複数の制御ユニットは、複数の液体供給導管及び/または複数の液体戻り導管に操作可能にそれぞれ結合された温度制御ユニット、pH制御ユニット、酸素レベル制御ユニットの少なくとも1つを含み、灌漑システム114を通って流れる液体の含有量及び特性(例えば、温度、pHなど)を制御する。一部の実施形態において、液体循環システム118は、灌液内の栄養素レベル、酸素レベル、pHレベル、温度及び粒子レベルを調節して、屋内農業モジュール106のトレイ内の植物の生育を支援する。
【0017】
例示的な実施形態において、照明システム112は、複数の照明モジュールを含み、複数の照明モジュールのそれぞれは、白熱灯、蛍光灯、ハロゲン灯、高圧ナトリウム灯、プラズマ灯、及び発光ダイオード(LED)灯などの光子源の少なくとも1つを含み、植物での光合成反応のための光子を提供する。一部の実施形態において、光子源は、植物の所望の光スペクトルに従って選択される。一部の実施形態において、照明システム112は、複数の照明モジュールに電力を供給するための少なくとも1つの電源をさらに含む。一部の実施形態において、少なくとも1つの電力供給は、光強度、均一性、及び光スペクトルを調節するように制御され、屋内農業モジュール106の植物に所望の照明を与えることができる。一部の実施形態において、照明システム112は、光強度、均一性、及び光スペクトルを測定するための複数の光学センサをさらに含むことができる。
【0018】
一部の実施形態において、屋内農業モジュール106は、視覚システム116をさらに含む。一部の実施形態において、視覚システム116は、少なくとも1つのカメラと、少なくとも1つの光源とを含む。一部の実施形態において、視覚システム116は、セキュリティ目的で、屋内農業モジュール106の外部に構成される。また、一部の実施形態において、視覚システム116は、植物の生育を監視するために屋内農業モジュール106に構成することができる。
【0019】
図1Bは、本発明の一部の実施形態による、設備管理システムのトップページの例示的なユーザインターフェース140を示している。
図1Bの例示的な実施形態において、ユーザインタフェース140は、ローカルコンピュータでまたはリモートコンピュータ132などのリモートデバイスを介して承認されたユーザによりアクセス可能な全ての設備を
リストアップする。一部の実施形態において、この設備管理システムにログインした承認されたユーザは、対応するパネル142に示されている複数の設備にアクセスする。例示的な実施形態において、6つの設備に対応する6つのパネル142がある。一部の実施形態において、6つのパネル142のそれぞれは、設備の画像144、設備名及び住所146、対応する設備のスケジュール、デバイス、及びレポートへの迅速な移動のための複数のアイコン148を含む。一部の実施形態において、第1のアイコンは、設備におけるデバイスのスケジュールにアクセスするために構成される。例えば、スケジュールは、灌漑スケジュール、照明スケジュール、及びセンサのデータ収集スケジュールの少なくとも1
つを含む。一部の実施形態において、第2のアイコンは、デバイスの読み取りのためにデバイスにアクセスし、及び/または一部のデバイスの動作を制御するために構成される。例えば、設備のデバイスは、水リザーバの水位センサ、灌漑システムのpHセンサ、灌漑システムの導電度センサ、設備の屋内農業モジュールの温度センサ、屋内農業モジュールのCO2センサ、湿度センサ、及び電力リレーの少なくとも1つを含む。一部の実施形態において、第3のアイコンは、設備の灌漑システムにアクセスするために構成される。一部の実施形態において、第4のアイコンは、特定の設備及び/または設備の特定のデバイスからレポートにアクセスするために構成される。一部の実施形態において、設備管理システムのトップページのユーザインターフェース140は、特定の設備及び/または設備内の特定のモジュールの迅速な位置決めのための検索フィールド152をさらに含む。一部の実施形態において、ユーザインターフェース140は、承認されたユーザのユーザ情報アイコン152をさらに含む。一部の実施形態において、ユーザインターフェース140は、承認されたユーザがアイコン154を介して新たな設備を追加できるようにする。
【0020】
図2は、本発明の一部の実施形態による、設備管理システムのデバイスページの例示的なユーザインターフェース200を示している。例示的な実施形態において、ユーザインターフェース200は、対応する設備と関連する複数のデバイスを含む。承認されたユーザは、設備のローカルコンピュータで、または
図1Aのリモートコンピュータ132などのリモートデバイスを介して、インターフェース200にアクセスすることができる。一部の実施形態において、ユーザインターフェース200は、複数のパネル202を含み、複数のパネル202のそれぞれが、デバイス名204、及びデバイスの情報リスト206を含む。一部の実施形態において、情報リスト206は、デバイスのタイプ、状態、IPアドレス、最近のアクティビティ、及びデバイスタグの少なくとも1つを含む。一部の実施形態において、複数のパネル202のそれぞれは、デバイスの詳細事項へのリンク208を含む。一部の実施形態において、ユーザインターフェース200は、機能に従って複数のデバイスをフィルタリングするように構成されたフィルタフィールド210をさらに含む。また、一部の実施形態において、ユーザインターフェース100は、承認されたユーザがアイコン212を介して新たなデバイスを追加できるようにする。
【0021】
図3Aは、本発明の一部の実施形態による、設備管理システムの電力リレーの例示的なユーザインターフェース300を示している。一部の実施形態において、電力リレーは、水ポンプ、弁、光源、センサ、及び空気除湿ユニットを含む複数の対応するデバイスに関する複数の電力供給を制御するように構成された物理的デバイスである。承認されたユーザは、ローカルコンピュータで、または
図1Aのリモートコンピュータ132などのリモートデバイスを介して、インターフェース300にアクセスすることができる。例示的な実施形態において、電力リレーのユーザインターフェース300は、電力リレー名302、電力リレーの情報リスト304、及び電力リレーにより制御される複数のデバイス306を含む。例示的な実施形態において、ユーザインターフェース300は、6つのパネル306をさらに含む。6つのそれぞれのパネル306は、デバイス名308と、デバイスをオンまたはオフするためのボタン310とを含む。例示的な実施形態において、電力リレーは、設備の屋内農業モジュールで複数のカートに植物を灌漑するための6つの異なる列(row)の6つの給水弁を制御するように構成される。一部の実施形態において、6
つのそれぞれのパネル306は、現在リレーのオン/オフの状態をロックし、リレーがロック解除されるまで今後のスケジュールを無視するロックボタン312をさらに含む。一部の実施形態において、ユーザインターフェース300は、ページ全体をロックし、リレー状態のマニュアル変更を防止し、インターフェース300を表示専用ページに変えるシステムロックボタン314をさらに含む。
【0022】
図3Bは、本発明の一部の実施形態による、設備管理システムにおける温度/湿度センサの例示的なユーザインターフェース300を示している。一部の実施形態において、温度/湿度センサのユーザインターフェース300は、名称302、温度/湿度センサの情報リスト、及び所定の期間における温度及び湿度データのダイヤグラム320を含む。例示的な実施形態において、ダイヤグラム320は、温度/湿度センサから記録された温度の第1の曲線と、記録された湿度レベルの第2の曲線とを示している。一部の実施形態において、ダイヤグラム320は、複数の機能ボタンを有する制御パネル322をさらに含む。
【0023】
図4Aは、本発明の一部の実施形態による、設備管理システムにおけるレポートの例示的なユーザインターフェース400を示している。一部の実施形態において、ユーザインターフェース400は、複数のパネル402を含み、複数のパネル402のそれぞれは、デバイス名404及びデバイスの情報リスト406を含む。一部の実施形態において、ユーザインターフェース400は、承認されたユーザが設備の少なくとも1つの選択されたデバイスから測定データをコンパイルできるように構成される。一部の実施形態において、第1のデバイス及び第2のデバイスからの測定データは、チェックボックス408に示すようにレポートから選択される。一部の実施形態において、承認されたユーザは、パネル402において、対応デバイスのチェックボックス408を強調表示して対応デバイスを選択した後、ボタン412を使用してレポートをさらに生成することができる。
【0024】
図4Bは、本発明の一部の実施形態による、設備管理システムにおけるレポートの例示的なユーザインタフェース420を示している。例示的な実施形態において、レポートは、2つのダイヤグラム(422及び424)が含まれており、ここで、第1のダイヤグラム422は、設備の第1のデバイスから測定された温度及び湿度の2つの曲線を含み、第2のダイヤグラム424は、設備の生育区域における蒸散レベルをチャートで表示している。蒸散レベルは、植物健康の指標であり、ダイヤグラム424は、温度及び湿度のデータを使用して環境条件を追跡し、それらを目標の環境条件と比較する。一部の実施形態において、第1のデバイス及び第2のデバイスからの測定データを比較することができる。一部の実施形態において、ユーザインターフェース420は、承認されたユーザが日付範囲、例えば、時間から年に変更できるようにするフィルタボックス426をさらに含む。
【0025】
図5Aは、本発明の一部の実施形態による、設備管理システムにおけるスケジュールの例示的なインターフェース500を示している。承認されたユーザは、ローカルコンピュータで、または
図1Aのリモートコンピュータ132などのリモートデバイスを介して、例示的なインターフェース500にアクセスすることができる。例示的な実施形態において、ユーザインターフェース500は、承認されたユーザが、関連付けられた電力リレーにより制御可能な少なくとも1つのデバイスに対するスケジュールを設定できるようにする。例示的な実施形態において、ユーザインターフェース500は、6つのパネル502を含み、それぞれは、スケジュール名504、スケジュールの詳細事項506、及びスケジュールが割り当てられたデバイスの数508を含む。例えば、「照明-セット1」のように、2つのデバイスを第1のスケジュールに割り当てることができ、1つのデバイスを「照明-実験」のように第2のスケジュールに割り当てることができる。一部の実施形態において、スケジュールは、少なくとも1つのデバイスにリンクすることができ、スケジュールの詳細事項を編集により変更でき、削除することもできる。一部の実施形態におい
て、ユーザインターフェース500は、新たなスケジュールを追加するためのボタン510をさらに含む。したがって、インターフェース500は、空気循環システム、照明システム、灌漑システム、液体循環システム、視覚システム及びトレイ処理システムを含むが、これらに限定されない屋内農場の任意のサブシステムを制御するためのスケジュールを作成するのに使用することができる。
【0026】
図5Bは、本発明の一部の実施形態による、設備管理システムにおける例示的なユーザインターフェース500の新たなスケジュール登録の特徴を示している。例示的な実施形態において、ユーザインターフェース500は、承認されたユーザが照明をオンにするための新たなスケジュールなどの新たなスケジュールイベントを設定できるようにポップアップウィンドウ522を含む。本実施例において、ユーザは、スケジュール名及び説明を編集し、設備の位置、デバイスの役割、及び繰り返し周期を選択することができる。一部の実施形態において、繰り返し周期は、1週間、1日、及び1時間を含む。一部の実施形態において、繰り返し周期はカスタム化することができる。一部の実施形態において、これは、各設備が植物レシピに従って、それらの物理的設定に最もよく作動するスケジュールが作成できるようにする。
【0027】
図5Cは、本発明の一部の実施形態による、設備管理システムにおけるスケジュールのユーザインターフェース500のスケジュール詳細事項の一例を示している。
図5Cは、拡張されたスケジュールの詳細事項506を有する
図5Aの6つのパネル502を示している。例えば、第1のスケジュール(すなわち、照明-実験)、第2のスケジュール(すなわち、照明-セット1)、及び第3のスケジュール(すなわち、「照明-セット2」)はいずれも、毎日午後4時頃にオンになるように設定し、毎日午前10時頃にオフになるように設定する。一部の実施形態において、第2のスケジュール及び第3のスケジュールは、2つのリレーデバイスにリンクされる。
【0028】
図5Dは、本発明の一部の実施形態による、設備管理システムにおけるスケジュールの例示的なユーザインターフェース500において、デバイスがスケジュールに割り当てられる方法を示している。一部の実施形態において、ユーザインターフェース500は、承認されたユーザが設備のリレーデバイスに対するスケジュールを設定できるようにポップアップウィンドウ542を含む。
【0029】
図6は、本発明の一部の実施形態による、注文管理システムのトップページの例示的なユーザインターフェース600を示している。例示的な実施形態において、ユーザインターフェース600は、6つの製造注文のための6つのパネル602を含む。例示的な実施形態において、製造注文(MO)は、屋内農業設備で植物の生産を追跡するのに使用される。また、MOは、栽培者に植物生育の現状だけではなく、特定の作物をいつ植えるかについて指示するのに使用することができる。MOはまた、農業設備で植物を栽培するのに使用される材料や成分を追跡するのに使用することができる。例示的な実施形態において、6つのそれぞれの製造注文は、製造注文(MO)番号604、設備606、MO段階608、MOの詳細事項610、及び承認された栽培者612を含む。一部の実施形態において、ユーザインターフェース600は、新たなMOを作成するためのボタン614をさらに含む。一部の実施形態において、ユーザインターフェース600は、第1のリンク620、第2のリンク622、第3のリンク624、第4のリンク626、及び第5のリンク628をさらに含む。一部の実施形態において、第1のリンク620は、承認されたユーザがアクセス可能な全ての設備の全てのMOに、承認されたユーザが直接アクセスできるようにする。一部の実施形態において、第2のリンク622は、承認されたユーザがパックアウト情報にアクセスできるようにする。一部の実施形態において、第3のリンク624は、承認されたユーザが複数のラベルにアクセスして印刷できるようにする。一部の実施形態において、第4のリンク626は、生育区域によるMOの構成を可能にする。一
部の実施形態において、第5のリンク628は、承認されたユーザがトップページへ戻ることを可能にする。一部の実施形態において、ユーザインターフェース600は、承認されたユーザが、設備、段階及び注文のうちの1つによりMOにアクセスできるようにするフィルタ630をさらに含む。MOは、植物タイプ、発芽状態、MO番号または製造注文に関連する任意のデータ別にフィルタリングまたは検索することができる。
【0030】
図7Aは、本発明の一部の実施形態による、注文管理システムを使用して製造注文(MO)を作成するための例示的なユーザインターフェース700を示している。一部の実施形態において、ユーザインターフェース700は、発芽情報702、位置情報704、植物情報706及びその他の情報708の少なくとも1つの収集を可能にする。一部の実施形態において、ユーザインターフェース700は、MOの発芽情報を入力するように構成される。一部の実施形態において、発芽タイプは、ドロップダウンリスト710から選択することができ、発芽タイプのドロップダウンリスト710は、種子、プラグ/苗、挿し木、接ぎ木、及び分割の少なくとも1つを含む。一部の実施形態において、発芽タイプが選択されると、ボタン712を使用して次のステップに移動することができる。
【0031】
図7Bは、本発明の一部の実施形態による、注文管理システムを使用して製造注文(MO)を作成するための例示的なユーザインターフェース700の位置情報の特徴を示している。一部の実施形態において、設備722及び位置724は、対応するドロップダウンリストから選択することができる。一部の実施形態において、対応するドロップダウンリストは、承認されたユーザによりアクセス可能な設備名をそれぞれ含む。一部の実施形態において、位置724は、植物が位置し、対応するドロップダウンリストから選択可能なルーム、プロット、及びプロットタイプを含む詳細な位置情報をさらに含む。一部の実施形態において、位置724は、MOの植物が生育サイクル間に位置する設備の物理的位置(すなわち、プロット)を示している。一部の実施形態において、ユーザインターフェース700は、既存の位置と同じ設備または新たなMOに対して承認されたユーザがアクセスできる異なる設備に新たな位置を追加するためのボタン726をさらに含む。一部の実施形態において、発芽タイプが選択されると、ボタン712を使用して次のステップに移動することができる。一部の実施形態において、ユーザインターフェース700は、MOを作成する際に、承認されたユーザが前のステップに戻ることができるようにするボタン714をさらに含む。
【0032】
図7Cは、本発明の一部の実施形態による、注文管理システムを使用して製造注文(MO)を作成するための例示的なユーザインターフェース700の植物情報の特徴を示している。一部の実施形態において、前記MOの植物情報は、植物タイプ732及び種子の日付734を含む。一部の実施形態において、植物タイプ732は、ドロップダウンリスト736から選択することができ、前記ドロップダウンリスト736は、設備で栽培された全ての植物タイプ、またはシステムの承認されたユーザにより追加された植物タイプのリストを含む。一部の実施形態において、植物情報が完了すると、ボタン712を使用して次のステップに移動することができる。
【0033】
図7Dは、本発明の一部の実施形態による、注文管理システムを使用して製造注文(MO)を作成するための例示的なユーザインターフェース740を示している。一部の実施形態において、ユーザインターフェース740は、MOの材料情報を入力するように構成される。一部の実施形態において、(例えば、ユーザインターフェース700において)植物タイプが選択される際、MOの管理システムは、在庫データベース(すなわち、Odoo)からレシピ命令を受信し、ここでレシピ命令は、植物の生育に使用できる少なくとも1つの培地キャリア744、及びMOを完成するために種子742が必要か否かを含む。
【0034】
図7Eは、本発明の一部の実施形態による、MOの管理システムを使用して製造注文(MO)を作成するための例示的なユーザインターフェース750を示している。一部の実施形態において、ユーザインターフェース750は、MOの詳細な材料情報を入力するように構成される。例えば、第1のボックス752をチェックして種子を選択すると、MOに必要な種子756の総重量を入力することができ、そして、第2のボックス754をチェックして培地材料を選択すると、バイオストレートロールの数758を入力することができる。一部の実施形態において、植物の種子の総重量760及び培地キャリアの総数762はまた、ユーザインターフェース750に表示される。一部の実施形態において、ユーザインターフェース750への情報が完了すると、承認されたユーザがMOに材料を追加できるようにボタン764が活性化される。一部の実施形態において、ユーザインターフェース750は、MOの追跡を可能にするために種子及び培地キャリア(例えば、ロット番号)の情報をさらに含む。
【0035】
図8は、本発明の一部の実施形態による、注文管理システムの製造注文(MO)状態のページの例示的なユーザインターフェース800を示している。一部の実施形態において、MO状態のページのユーザインタフェース800は、MO作成情報802、MOの発芽過程情報804、及び予測された収穫情報806を含むMOの履歴を含む。一部の実施形態において、MO作成情報は、MOの作成日、MOを作成した承認されたユーザ、使用された種子に関する情報、及び使用された培地キャリアに関する情報の少なくとも1つを含む。一部の実施形態において、発芽過程の情報は、位置、植え付け日、及び発芽タイプの少なくとも1つを含む。一部の実施形態において、予測された収穫情報は、植物及び設備における以前の統計データによる予測収穫日及び予測収穫量の少なくとも1つを含む。一部の実施形態において、ユーザインターフェース800はまた、承認されたユーザがMOの状態(例えば、発芽、生産、収穫、及び完了)を変更できるようにする。一部の実施形態において、ユーザインターフェース800は、承認されたユーザがMOの現在位置及び履歴位置を追跡できるようにする。一部の実施形態において、ユーザインターフェース800はまた、MO名、MO番号、及びMOの現在の設備を含むMOの一般的な情報808を含む。一部の実施形態において、ユーザインターフェース800は、ユーザがMOの対象作物に関する特定のアクションへ迅速にアクセス可能にするアクションボタン812を含む。かかるアクションは、収穫注文作成、作物の再配置、生産への移動、及び償却(write off)のうちの1つを含むことができる。収穫注文作成のアクションは、添
付の
図9Aに示されている。
【0036】
図9Aは、本発明の一部の実施形態による、注文管理システムを使用して収穫注文(HO)を作成するための例示的なユーザインターフェース900を示している。承認されたユーザは、ローカルコンピュータで、または
図1のリモートコンピュータ132などのリモートデバイスを介して、例示的なユーザインターフェース900にアクセスすることができる。一部の実施形態において、HOは、収穫された作物のタイプ、収穫量及び収穫位置などの収穫関連情報を追跡するのに使用される。一部の実施形態において、ユーザインターフェース900は、基本情報902、生産量情報904、及びその他の情報906の少なくとも1つを含む。一部の実施形態において、ユーザインターフェース900は、HOの基本情報を入力するように構成される。一部の実施形態において、基本情報902は、収穫ルーム名、収穫タイプ、収穫チャネル及び植物の数を含む。
【0037】
一部の実施形態において、収穫タイプは、フルプラントまたはマルチカット(multi-cut)であり得る。フルプラントの収穫タイプは、対応プロットまたはトレイから
生存可能な生産物または廃棄物として全体植物を収穫し、全ての植物培地材料を取り除くことを意味する。マルチカットの収穫タイプは、生存可能な生産物がプロットまたはトレイから収穫されているが、プロットが空になっていないことを示す。これは、収穫後に残った植物が残っており、今後のさらなる収穫のために再生育できるようにする際に行われ
る。バジルは、通常、フルプラントで収穫する植物の例であるのに対して、トマトはマルチカット植物の一般的な例である。一部の実施形態において、収穫チャネルフィールドは、収穫された植物の位置、例えば、収穫された特定のプロットまたはトレイを記録するのに使用される。一部の実施形態において、植物情報が完了すると、ボタン908を使用して、生産量情報904を入力するように移動することができる。
【0038】
図9Bは、本発明の一部の実施形態による、注文管理システムを使用して収穫注文(HO)を作成するための例示的なユーザインターフェース900における生産量の特徴を示している。一部の実施形態において、生産量情報904は、収穫量912を含む。一部の実施形態において、生産量情報904が完了すると、ボタン908を使用してHOのその他の情報を入力するように移動することができる。一部の実施形態において、ユーザインターフェース900は、承認されたユーザが基本情報を入力/変更するよう戻ることができるようにするボタン914をさらに含む。一部の実施形態において、生産量情報904は、パックアウト注文のために在庫データベース(すなわち、Odoo)に送信され、HOに対する対応ロット番号が生成される。
【0039】
図10は、本発明の一部の実施形態による、注文管理システムにおけるパックアウト注文(PO)のためのトップページの例示的なユーザインターフェース1000を示している。承認されたユーザは、ローカルコンピュータで、または
図1Aのリモートコンピュータ132などのリモートデバイスを介して、例示的なユーザインターフェース1000にアクセスすることができる。一部の実施形態において、POは、屋内農業設備で最終生産物を作成するための命令を備えるのに使用することができる。一部の実施形態において、POはまた、最終生産物の作成の状態及び最終生産物の作成に使用された材料の在庫を追跡するのに使用することができる。
【0040】
一部の実施形態において、ユーザインターフェース1000は、4つのPOに対する4つのパネル1002を含む。一部の実施形態において、4つのそれぞれのパネル1002は、設備情報、POの日付及びPOの要約を含む4つの対応するPOのそれぞれの情報を含む。一部の実施形態において、POの詳細事項は、承認されたユーザがボタン1006をクリックすることによってアクセスすることができる。一部の実施形態において、ユーザインターフェース1000は、第1のリンク620、第2のリンク622、第3のリンク624、第4のリンク626、及び第5のリンク628をさらに含む。一部の実施形態において、第1のリンク620は、承認されたユーザが、承認されたユーザによりアクセス可能な全ての設備の全てのMOに、承認されたユーザが直接アクセスできるようにする。一部の実施形態において、第2のリンク622は、承認されたユーザがパックアウト情報にアクセスできるようにする。一部の実施形態において、第3のリンク624は、承認されたユーザが複数のラベルにアクセスして印刷できるようにする。一部の実施形態において、第4のリンク626は、生育区域によるMOの構成を可能にする。一部の実施形態において、第5のリンク628は、承認されたユーザがトップページに戻ることを可能にする。一部の実施形態において、POに対するトップページのユーザインターフェース1000は、承認されたユーザが第2のリンク622をクリックすることによってアクセスすることができる。一部の実施形態において、ユーザインターフェース1000は、新たなPOを追加するためのボタン1004をさらに含む。
【0041】
図11Aは、本発明の一部の実施形態による、注文管理システムを使用してパックアウト注文(PO)を作成するための例示的なユーザインターフェース1100を示している。承認されたユーザは、ローカルコンピュータで、または
図1Aのリモートコンピュータ132などのリモートデバイスを介して、ユーザインターフェース1100にアクセスすることができる。一部の実施形態において、ユーザインターフェース1100は、位置情報1102、完成品の選択1104、名称/確認1106及びその他の情報1108の少
なくとも1つを含む。一部の実施形態において、ユーザインターフェース1100は、POの位置情報を入力するように構成される。一部の実施形態において、位置情報1102は、設備であり、承認されたユーザによりアクセス可能な設備のドロップダウンリストから選択することができる。一部の実施形態において、位置情報1102が完了すると、ユーザインターフェース1100のボタン1110を使用して、POにおける完成品の選択を入力するよう移動することができる。
【0042】
11Bは、本発明の一部の実施形態による、注文管理システムを使用してパックアウト注文(PO)を作成するための例示的なユーザインターフェース1100における完成品の選択の特徴を示している。一部の実施形態において、完成品の選択1104は、POの顧客名、POの作成日、植物のタイプ及び植物の数量の少なくとも1つを含む。一部の実施形態において、完成品の選択するための情報1104は、所定の閾値に従って在庫データベース(すなわち、Odoo)により決定される。一部の実施形態において、所定の閾値は、植物が収穫される準備ができるまでの日数である。一部の実施形態において、所定の閾値以下の完了のための日数に関する情報は、ユーザインターフェース1100の完成品の選択1104に含まれる。一部の実施形態において、少なくとも1つの植物は、植物のリストから選択されて、承認されたユーザによりPOに追加することができる。一部の実施形態において、完成品の選択1104が完了すると、ユーザインターフェース1100のボタン1110を使用して、名称/確認1106に移動することができる。一部の実施形態において、ユーザインターフェース1100は、位置情報1102を入力または変更するよう戻るためのボタン1112をさらに含む。
【0043】
図11Cは、本発明の一部の実施形態による、注文管理システムを使用してパックアウト注文(PO)を作成するための例示的なユーザインターフェース1100における名称及び確認の特徴を示している。一部の実施形態において、名称/確認1106は、PO名1132を含む。一部の実施形態において、名称/確認1106が完了すると、ユーザインタフェース1100のボタン1110を使用して、その他の情報1108に移動することができる。一部の実施形態において、ユーザインタフェース1100は、完成品の選択1104を入力または変更するよう戻るためのボタン1112をさらに含む。
【0044】
図12Aは、本発明の一部の実施形態による、注文管理システムにおけるパックアウト注文(PO)で生産物を作成するための例示的なユーザインターフェース1200を示している。前述の通り、POは、屋内農業設備において、最終生産物の作成を案内及び追跡するのに使用される。一部の実施形態において、最終生産物は、包装及び収穫作物を含む。包装は、印刷されたラベルを含むか、または別途の包装材とラベルを含み、ラベルが包装材上に配置され得る。POは、完成品を作成するために使用される作物、包装材、ラベル付けに関する詳細事項が含まれ得る。完成品の作成を案内するのに加えて、POは完成品を完成するのに使用される材料及び作物の在庫を管理するのに使用することができる。承認されたユーザは、ローカルコンピュータで、または
図1Aのリモートコンピュータなどのリモートデバイスを介して、例示的なユーザインターフェース1200にアクセスすることができる。
【0045】
例示的な実施形態において、「木曜日!!!!!!2019年2月22日パックアウト」の名称を有するPOのユーザインタフェース1200は、3つの生産物に対する3つのパネル1202を含む。例えば、パネル1202に示される3つの例示的な生産物は、「アーティザンローカル葉物野菜(Artisan Local Leafy Greens
)」の1パウンドのパッケージ、「アーティザンローカル葉物野菜」の4オンス(oz)のパッケージ、及び「アーティザンローカル葉物野菜」の9オンスのパッケージである。一部の実施形態において、3つのパネル1202のそれぞれは、POで生産を満たすために、ロットIDの作成1204、ラベルの作成1206、パックアウト1208、要約1
210及び生産物の数量1212のフィールドの少なくとも1つを含む。一部の実施形態において、ユーザインタフェース1200は、第1のリンク620、第2のリンク622、第3のリンク624、第4のリンク626、及び第5のリンク628をさらに含む。一部の実施形態において、第1のリンク620は、承認されたユーザによってアクセス可能な全ての設備の全てのMOに、承認されたユーザが直接アクセスできるようにする。一部の実施形態において、第2のリンク622は、承認されたユーザがパックアウト情報にアクセスできるようにする。一部の実施形態において、第3のリンク624は、承認されたユーザが複数のラベルにアクセスして印刷できるようにする。一部の実施形態において、第4のリンク626は、生育区域によるMOの構成を可能にする。一部の実施形態において、第5のリンク628は、承認されたユーザがトップページへ戻ることを可能にする。一部の実施形態において、ユーザインタフェース1200は、承認されたユーザがPOを印刷できるようにするボタン1214をさらに含む。
【0046】
図12Bは、本発明の一部の実施形態による、注文管理システムにおけるパックアウト注文(PO)で生産物を満たすための例示的なユーザインターフェース1220を示している。
図12Bにおいて、ユーザインターフェース1220は、
図12AからPO1202を完了するために使用されるラベル付け及び包装情報を示している。一部の実施形態において、ユーザインターフェース1220は、2つのパネル、すなわち、POの生産物を満たすために、ラベルの数を選択するための第1のパネル1222と、包装の数を選択するための第2のパネル1224とを含む。一部の実施形態において、ユーザインターフェース1220の2つのパネルのそれぞれは、在庫のラベル及び包装の総数をさらに含む。パネル1222のラベル情報は、生産物を作成するのに使用できるラベルの材料を識別する。
図12Bの例示において、ユーザは、ロット0000279またはロット0004724のいずれかから3.75”×4”の葉物野菜のラベル(Leafy Greens Labels)を選択することができる。POは、最終生産物を備えるのに使用された材料を記録し、
図12Bの実施例において、ユーザはロット0004724から6つのユニットのラベルを使用して記録する。
【0047】
例示的なインターフェース1220の第2のパネル1224は、最終生産物に使用される包装材の選択を案内し、最終生産物を完了するために使用される包装材を追跡するのに使用することができる。
図12Bの実施例において、ユーザは、葉物野菜の生産物について14×20-2ミルの再閉可能袋を使用するように指示される。在庫管理を可能にするために、ユーザは、
図12Bのインターフェース1220のパネル1224(部分的に図示)において、実際に使用された包装材の量及びその材料に関する在庫の出所を記録する。
【0048】
図12Cは、本発明の一部の実施形態による、注文管理システムにおけるパックアウト注文(PO)で生産物を満たすための例示的なユーザインターフェース1230を示している。
図12Cにおいて、ユーザインターフェース1230は、
図12AからのPO1202を完了するために使用される作物または植物情報を示す。一部の実施形態において、ユーザインターフェース1230は、POの生産物として使用可能な収穫注文(HO)から植物を選択するように構成される。一部の実施形態において、生産物は、それぞれ異なるロット番号を有する異なるHOから選択することができる。例示的な実施形態において、アーティザンレタスWIPは、3つのHO、すなわち、ロット番号が0008433である第1のHO(1232-1)、ロット番号が0010256である第2のHO(1232-2)、及びロット番号が0010390である第3のHO(1232-3)から選択することができる。一部の実施形態において、ユーザインタフェース(1230)は、在庫データベース(すなわち、Odoo)から受信された在庫のHOの植物の総量をさらに含む。また、ユーザは、POを完了するために実際に使用された植物の実際の量を記録することができる。本実施形態において、ユーザは、51オンスのロット0010256
からアーティザンレタスを使用してPO1202(
図12A)を完了し、当該情報をインターフェース1230のパネル1232-2に記録した。
【0049】
図13は、本発明の一部の実施形態による、注文管理システムにおいて少なくとも1つのラベルを作成するための例示的なユーザインターフェース1300を示している。一部の実施形態において、ユーザインターフェース1300は、ストックラベル、PTIラベル、リテールボックスラベル、及び米国食品ラベルを含む複数のラベルオプション1302を含む。一部の実施形態において、ユーザインターフェース1300は、第1のリンク620、第2のリンク622、第3のリンク624、第4のリンク626、及び第5のリンク628をさらに含む。一部の実施形態において、第1のリンク620は、承認されたユーザがアクセス可能な全ての設備の全てのMOに、承認されたユーザが直接アクセスできるようにする。一部の実施形態において、第2のリンク622は、承認されたユーザがパックアウト情報にアクセスできるようにする。一部の実施形態において、第3のリンク624は、承認されたユーザが複数のラベルにアクセスして印刷できるようにする。一部の実施形態において、第4のリンク626は、生育区域によるMOの構成を可能にする。一部の実施形態において、第5のリンク628は、承認されたユーザがトップページへ戻ることを可能にする。
【0050】
図14Aは、本発明の一部の実施形態による、注文管理システムにおける生育区域の生産を追跡するためのトップページの例示的なユーザインターフェース1400を示している。例示的な実施形態において、生育区域のトップページのユーザインターフェース1400は、設備の屋内生育モジュールで4つの区域に対応する4つのパネル1402を含む。一部の実施形態において、設備は、複数の屋内生育モジュールまたは生育区域を含み得る。一部の実施形態において、4つのパネル1402のそれぞれは、第1の区域Aの複数の物理的プロット(例えば、A1、A2、A3、A4及びA5)に対応する複数のサブパネル1404をさらに含む。一部の実施形態において、複数のサブパネル1404のそれぞれは、製造注文(MO)番号及び植物のタイプをさらに含む。一部の実施形態において、設備の屋内生育モジュールで区域の物理的プロットが空いている場合、物理的区域はオープンになっていると示される。一部の実施形態において、ユーザインターフェース1400は、第1のリンク620、第2のリンク622、第3のリンク624、第4のリンク626、及び第5のリンク628をさらに含む。一部の実施形態において、第1のリンク620は、承認されたユーザがアクセス可能な全ての設備の全てのMOに、承認されたユーザが直接アクセスできるようにする。一部の実施形態において、第2のリンク622は、承認されたユーザがパックアウト情報にアクセスできるようにする。一部の実施形態において、第3のリンク624は、承認されたユーザが複数のラベルにアクセスして印刷できるようにする。一部の実施形態において、第4のリンク626は、生育区域によるMOの構成を可能にする。一部の実施形態において、第5のリンク628は、承認されたユーザがトップページへ戻ることを可能にする。
【0051】
生育区域またはサブパネル1404と関連する製造情報は、ユーザインターフェース1400からアクセスすることができる。
図14Bは、ユーザインターフェース1400でポップアップウィンドウ1412を示し、ここで、プロットの植物のMO履歴がリストアップされる。一部の実施形態において、MO履歴は、MO作成情報、発芽順序情報、生産順序情報、ならびに予測収穫日及び予測収穫量を含み、これは前記
図8の詳細な説明に記載されている。
【0052】
図15は、本発明の一部の実施形態による、屋内農業設備におけるコントローラ1500の例示的なブロック図を示している。コントローラ1500は、単に例示であるだけで、本発明を限定しようとする意図ではない点に留意すべきである。したがって、さらなる機能ブロックは、
図15のコントローラ1500に備えられるかまたは結合され得、本明
細書において、一部の他の機能ブロックが省略または簡略に説明され得ることが理解される。また、コントローラ1500の各構成要素及びモジュールに備えられた機能は、1つ以上のモジュールに組み合わせたり分離できる点にも留意すべきである。
【0053】
例示的な実施形態において、コントローラ1500は、一部の実施形態に従って、プロセッサ1502、メモリ1504、入力/出力インターフェース1506、通信インタフェース1508、及びシステムバス1510を含む。プロセッサ1502は、屋内農業設備及びトレイ処理システムにおいて、屋内農業モジュールの操作及び性能を制御するように操作する任意の処理回路を含み得る。様々な態様において、プロセッサ1502は、汎用プロセッサ、チップマルチプロセッサ(CMP)、専用プロセッサ、組み込みプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、ネットワークプロセッサ、入力/出力(I/O)プロセッサ、メディアアクセス制御(MAC)プロセッサ、無線ベースバンドプロセッサ、コプロセッサ、複合命令セットコンピュータ(CISC)マイクロプロセッサ、縮小命令セットコンピューティング(RISC)マイクロプロセッサ、及び/若しくは超長命令語(VLIW)マイクロプロセッサなどのマイクロプロセッサ、または他の処理デバイスとして実装され得る。また、プロセッサ1502は、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラム可能論理デバイス(PLD)などによって実装され得る。
【0054】
様々な態様において、プロセッサ1502は、オペレーティングシステム(OS)及び様々なアプリケーションを実行するように配置され得る。OSの例としては、例えば、Apple OS、Microsoft Windows(登録商標) OS、Android OSなどの商品名で一般的に知られているオペレーティングシステム、及びその他の独自のまたはオープンソースのOSなどを含む。アプリケーションの例としては、電話アプリケーション、カメラ(例えば、デジタルカメラ、ビデオカメラ)アプリケーション、ブラウザアプリケーション、マルチメディアプレーヤーアプリケーション、ゲームアプリケーション、メッセージングアプリケーション(例えば、電子メール、ショートメッセージ、マルチメディア)、ビューアアプリケーションなどを含む。
【0055】
一部の実施形態において、コンピュータで実行可能な命令を具現化した、少なくとも1つの非一時的なコンピュータ可読記憶媒体が備えられ、ここで、少なくとも1つのプロセッサによって実行されるとき、コンピュータで実行可能な命令は、少なくとも1つのプロセッサが、本明細書に記載の方法の実施形態を実行させる。前記コンピュータ可読記憶媒体は、メモリ1504に具現化され得る。
【0056】
一部の実施形態において、前記メモリ1504は、揮発性/不揮発性メモリ及び取り外し可能/不可能なメモリの両方を含む、データを記憶することができる任意の機械可読またはコンピュータ可読媒体を含み得る。メモリ1504は、少なくとも1つの不揮発性メモリユニットを含み得る。不揮発性メモリユニットは、1つ以上のソフトウェアプログラムを記憶することができる。ソフトウェアプログラムは、いくつかの例を挙げると、アプリケーション、ユーザデータ、デバイスデータ、及び/または構成データ、またはその組み合わせなどを含み得る。ソフトウェアプログラムは、トレイ処理システム900のロボットコントローラ912の様々な構成要素によって実行可能な命令を含み得る。
【0057】
例えば、メモリは、リードオンリーメモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、ダイナミックRAM(DRAM)、ダブルデータレートDRAM(DDR-RAM)、シンクロナスDRAM(SDRAM)、スタティックRAM(SRAM)、プログラマブルROM(PROM)、消去可能プログラマブルROM(EPROM)、電気的消去可能プログラマブルROM(EEPROM)、フラッシュメモリ(例えば、NORまたはNANDフラッシュメモリ)、コンテンツアドレッサブルメモリ(CAM)、ポリマーメ
モリ(例えば、強誘電体ポリマーメモリ)、相変化メモリ(例えば、オボニックメモリ)、強誘電体メモリ、シリコン酸化物窒化物酸化物シリコン(SONOS)メモリ、ディスクメモリ(例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードドライブ、光ディスク、磁気ディスク)、カード(例えば、磁気カード、光カード)、または情報を記憶するのに好適なその他の任意のタイプの媒体を含み得る。
【0058】
一部の実施形態において、メモリ1504は、本明細書に記載の1つ以上のタイミングライブラリを作成する方法を実行するためのファイル形式の命令セットを含み得る。命令セットは、ソースコードまたは様々な好適なプログラミング言語を含んで機械可読命令の任意の受け入れ可能な形式で記憶され得る。命令セットを記憶するために使用し得るプログラミング言語のいくつかの例として、Java(登録商標)、C、C++、C#、Python、Objective-C、Visual Basic、またはNETプログラ
ミングを含むが、これらに限定されるものではない。一部の実施形態において、コンパイラまたはインタープリタは、命令セットを、プロセッサが実行するための機械実行可能コードに変換するように構成される。
【0059】
一部の実施形態において、I/Oインターフェース1506は、ユーザが屋内農業設備の屋内農業モジュールに入力し、ユーザに出力できるような、任意の好適な機構または構成要素を含み得る。例えば、I/Oインターフェース1506は、ボタン、キーパッド、キーボード、クリックホイール、タッチスクリーン、または動きセンサを含む、任意の好適な入力機構を含み得るが、これに限定されるものではない。一部の実施形態において、I/Oインターフェース1506は、静電容量式検知機構、またはマルチタッチ静電容量式検知機構(例えば、タッチスクリーン)を含み得る。
【0060】
一部の実施形態において、I/Oインターフェース1506は、ユーザに可視のディスプレイを備えるための視覚的周辺出力デバイスを含み得る。例えば、視覚的周辺出力デバイスは、屋内農業モジュールに組み込まれる液晶ディスプレイ(LCD)画面などの画面を含み得る。別の例として、視覚的周辺出力デバイスは、屋内農業設備から離れた表面にコンテンツを表示する可動ディスプレイまたは投影システムを含み得る。一部の実施形態において、視覚的周辺出力デバイスは、デジタルメディアデータをアナログ信号に変換できる、コーデックとしても知られているコーダ/デコーダを含むことができる。例えば、視覚的周辺出力デバイスは、ビデオコーデック、オーディオコーデック、またはその他の任意の好適なタイプのコーデックを含み得る。
【0061】
また、視覚的周辺出力デバイスは、ディスプレイドライバ、ディスプレイドライバを駆動するための回路、またはその両方を含み得る。視覚的周辺出力デバイスは、プロセッサの指示のもと、コンテンツを表示するよう動作し得る。例えば、視覚的周辺出力デバイスは、いくつか例を挙げると、メディア再生情報、屋内農業モジュールに実装されるアプリケーションのアプリケーション画面、進行中の通信操作に関する情報、着信した通信要求に関する情報、またはデバイス操作画面を再生できるようにしてもよい。
【0062】
一部の実施形態において、通信インターフェース1508は、複数の屋内農業設備の屋内農業モジュールを1つ以上のネットワーク及び/またはさらなるデバイスに連結できる、任意の好適なハードウェア、ソフトウェア、またはハードウェアとソフトウェアの組み合わせを含み得る。通信インターフェース1508は、所望の通信プロトコル、サービス、または操作手順のセットを用いて、情報信号を制御するための任意の好適な技術で動作するように配置され得る。通信インターフェース1508は、有線、無線に関わらず、対応する通信媒体と接続するための好適な物理的コネクタを含み得る。
【0063】
一部の実施形態によれば、通信のシステム及び方法は、ネットワークを含む。様々な態
様において、ネットワークは、ローカルエリアネットワーク(LAN)だけでなく、インターネット、有線チャネル、無線チャネル、電話、コンピュータ、有線、ラジオ、光学、またはその他の電磁チャネルを含む通信デバイス、及び通信データと関連付し得る他のデバイス及び/または構成要素を含めて、それらの組み合わせを含むワイドエリアネットワーク(WAN)を含み得るが、これらに限定されない。例えば、通信環境は、体内通信、様々なデバイス、ならびに無線通信、有線通信、及びその組み合わせなどの様々な通信モードが含まれる。
【0064】
無線通信モードは、無線送信、データ、ならびにデバイスと関連する様々なプロトコル及びプロトコルの組み合わせを含む無線テクノロジーを少なくとも一部利用するポイント(例えばノード)間の任意の通信のモードを含む。ポイントは、例えば、無線ヘッドセットなどの無線デバイス、オーディオプレーヤー及びマルチメディアプレーヤーなどのオーディオ及びマルチメディアデバイスと機械、携帯電話及びコードレス電話を含む電話、プリンタ、回路生成システムなどのネットワーク接続機器、ならびに/またはその他任意の好適なデバイスまたはサードパーティデバイスなどのコンピュータ及びコンピュータ関連デバイスと構成要素を含む。
【0065】
有線通信モードは、有線送信、データ、ならびにデバイスと関連する様々なプロトコル及びプロトコルの組み合わせを含む有線テクノロジーを利用するポイント間の任意の通信のモードを含む。ポイントは、例えば、オーディオ及びマルチメディアデバイスなどのデバイスとオーディオプレーヤー及びマルチメディアプレーヤーなどの機械、携帯電話及びコードレス電話を含む電話、及びプリンタ、ネットワーク接続機器、ならびに/またはその他任意の好適なデバイスまたはサードパーティデバイスなどのコンピュータ及びコンピュータ関連デバイスと構成要素を含む。様々な実施態様において、有線通信モジュールは、多数の有線プロトコルに従って通信を行ってもよい。有線プロトコルの例としては、ユニバーサルシリアルバス(USB)通信、RS-232、RS-422、RS-423、RS-485シリアルプロトコル、ファイアワイヤ、イーサネット(登録商標)、ファイバチャネル、MIDI、ATA、シリアルATA、ピーシーアイエクスプレス(PCI Express)、T-1(及びその変種)、業界標準アーキテクチャ(ISA)パラレル通信、小型コンピュータ用周辺機器インターフェース(SCSI)通信、または周辺構成要素相互接続(PCI)通信などを含み得る。
【0066】
したがって、様々な態様において、通信インターフェース1508は、例えば、無線通信インターフェース、有線通信インターフェース、ネットワークインターフェース、送信インターフェース、受信インターフェース、メディアインターフェース、システムインターフェース、コンポーネントインターフェース、スイッチングインターフェース、チップインターフェース、コントローラなどの1つ以上のインターフェースを含み得る。無線デバイスによって、または無線システム内に実装されるとき、例えば通信インターフェースは、1つ以上のアンテナ、送信機、受信機、送受信機、アンプ、フィルタ、制御ロジックなどを含む無線インターフェースを含み得る。
【0067】
様々な実施形態において、通信インターフェース1508は、多数の無線プロトコルに従って音声及び/またはデータ通信機能を備え得る。無線プロトコルの例としては、電気電子技術者協会(IEEE)のIEEE802.11a/b/g/n、IEEE 802.16、IEEE 802.20などのIEEE802.xxシリーズを含む、様々な無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)プロトコルを含み得る。無線プロトコルの他の例としては、GPRSによるGSM(登録商標)セルラー無線電話システムプロトコル、1xRTTによるCDMAセルラー無線電話通信システム、EDGEシステム、EV-DOシステム、EV-DVシステム、HSDPAシステムなどの様々な無線ワイドエリアネットワーク(WWAN)プロトコルを含み得る。無線プロトコルのさらなる例としては
、赤外線プロトコル、エンハンスドデータレート(EDR)を含むBluetooth(登録商標)仕様バージョンv1.0、v1.1、v1.2、v2.0、v2.0、及び1つ以上のBluetoothプロファイルを含むプロトコルのBluetooth Special Interest Group(SIG)シリーズからのプロトコルなどの無線パーソナルエリアネットワーク(PAN)プロトコルを含み得る。無線プロトコルの他の例としては、電磁誘導(EMI)技術などの近距離通信技術及びプロトコルを含み得る。EMI技術の例としては、パッシブまたはアクティブ無線自動識別(RFID)プロトコル及びデバイスを含み得る。その他の好適なプロトコルは、ウルトラワイドバンド(UWB)、デジタルオフィス(DO)、デジタルトップ、トラステッドプラットフォームモジュール(TPM)、ZigBeeなどを含み得る。
【0068】
システムバス1510は、必要に応じて、プロセッサ1502、メモリ1504、I/Oインターフェース1506、及び通信インターフェース15088を相互連結する。システムバス1510は、メモリバスまたはメモリコントローラ、周辺バスまたは外部バス、及び/または、9ビットバス、インダストリスタンダードアーキテクチャ(ISA)、マイクロチャネルーキテクチャ(MCA)、拡張ISA(EISA)、インテリジェントドライブエレクトロニクス(IDE)、VESAローカルバス(VLB)、PCメモリカード国際協会(PCMCIA)バス、小型コンピュータ用周辺機器インターフェース(SCSI)、もしくはその他の独自のバス、またはコンピュータデバイスアプリケーションに好適な任意のカスタムバスを含んだ任意の様々な利用可能なバスアーキテクチャを使用したローカルバスを含む、任意の数種類のバス構造体とすることができるが、これに限定されるものではない。
【0069】
図16は、屋内自動化農法の例示的なダイヤグラムを示している。本発明の一部の実施形態によれば、ステップ1601において、複数の植物が、初期位置(例えば、1-1)にあるプロットに配置される。次に、ステップ1602において、屋内農法は、プロット内の植物を識別する。一部の実施形態において、視覚システムは、プロット内の植物を識別するために活用され得る。例えば、視覚システムは、プロット内で植物の種と多様性を分類し得る。ステップ1603において、プロット近くに位置する複数のセンサから環境変数が受信される。様々な実施形態において、複数のセンサは、温度センサ、導電度センサ、及びO2レベルセンサを含む。ステップ1604において、屋内農法は、受信された環境変数が所定の制約条件内にあるか否かを決定する。このように、受信された環境変数の少なくとも1つが所定の制約条件外にある場合、屋内農法は、自動制御が活性化されているか否かの決定に基づいて、環境コントローラに変更要請を送信し、そうでなければ、自動制御が活性化されていない場合、環境変数が所定の制約条件内にないことを示す通知を栽培者に送信する。それぞれの受信された環境変数が所定の制約条件内にある場合、屋内農法は、ステップ1605において、現在のプロットに位置する植物が、後続の生育プロットへ移動する準備ができているか否かを決定する。一部の実施形態において、ステップ1605での決定は、現在のプロットに位置する植物の生育条件に基づく。このように、植物が、後続の生育プロットへ移動する準備ができていない場合、屋内農法は、環境変数を監視し続ける。一方、植物が後続の生育プロットへ移動する準備ができている場合、ステップ1606において、屋内農法は、トレイ処理システムに信号を送信し、ここで送信された信号は、現在の生育プロットから次の生育プロットへ植物を移動させるための命令が含まれている。ステップ1608において、屋内農法は、現在の植物の生育プロットの位置が最後か否かを決定する。これに関して、ステップ1608で決定した結果が正確であれば、ステップ1609において、植物が刈り取り機に向かって進む。一方、ステップ1608で決定した結果が正しくなければ、屋内農法は環境変数を監視し続ける。
【0070】
図17は、本発明の一部の実施形態による、屋内農場の操作及び環境パラメータを設定するための管理者パネルの例示的なユーザインターフェース1700を示している。例え
ば、管理者パネル1700は、屋内農場の操作及び環境パラメータだけでなく、その操作を設定するように構成された次のフィールド、植物生育に使用される物理的空間を指定するためのプロットフィールド1701、屋内農場で生育される作物を規定するための作物フィールド1702、生産に使用される各品目の規定リストを指定するための品目フィールド1703、個別条件のリストを規定するためのタグフィールド1704、測定単位を指定するためのユニットフィールド1705、各屋内農場にある貯蔵位置を規定するための位置フィールド1706、成分リストまたは品目を作成するための命令を指定するためのレシピフィールド1707、の少なくとも1つを含む。一部の実施形態において、管理者パネル1700は、ユーザが宛先タブを選択するためのオプションを含むように構成されたナビゲーションメニュー1708を含む。
【0071】
他の実施形態において、屋内農場の操作及び環境パラメータは、屋内農場で生育される各生産物に対する予測需要を示す外部レポートに基づいて動的に構成され得る。そのため、予測需要を使用して、予測需要を満たすための手持在庫を決定し得る。システムは、過去の生産量及び植物の生産情報を使用して、予測需要を満たすための計画を作成することができる。システムは、要求された作物を生育するために必要なプロットの数を計算し、植え付けに必要な種子の位置、時期及び量を決定することを含む種子計画を展開することができる。
【0072】
図18Aは、本発明の一部の実施形態による、プロット管理のための例示的なユーザインターフェース1800を示している。
図18Aに示すように、ユーザインターフェース1800は、ユーザが屋内農場の物理的空間を様々なサイズのプロットに分割できるようにする。一部の実施形態において、ユーザインターフェース1800は、各プロットに対する人間が読み取り可能な名称1802、各プロットが位置する建物のエリアを指定するための区域識別子1801、及び各プロットの平方フィートを指定するためのサイズ1803を備える。また、本実施例において、ユーザインターフェース1800は、新たなプロット登録ボックスを立ち上げるように構成された右下のボタン1804を備える。
【0073】
図18Bは、本発明の一部の実施形態による、例示的なユーザインターフェース1800の新たなプロット登録の特徴を示している。例示的な実施形態において、ユーザインターフェース1800は、承認されたユーザが新たなプロットを設定できるようにするポップアップウィンドウ1810を含む。本実施形態において、ユーザは、新たなプロット名、区域識別子、及び平方フィートの単位で備えることができる。一部の実施形態において、登録されたプロットは、植物を生育するのに利用可能なスペースとして注文管理システムによってその後使用される。さらに、各MOは少なくとも1つのプロットに割り当てられる。上述の通り、登録されたプロットはまた、作物生育状態及び在庫を追跡するために注文管理システムで使用することができる。
【0074】
図19Aは、本発明の一部の実施形態による、屋内農業モジュールで生育される作物を規定するための例示的なユーザインターフェース1900を示している。例えば、例示的なユーザインターフェース1900は、表示された作物に関連する固有の識別子1901を表示し得る。一部の実施形態において、例示的なユーザインターフェース1900は、生育した作物の種1902及び品種1903を表示し得る。また、例示的なユーザインターフェース1900は、ユーザが新たな作物を指定できるように構成されたボタンまたはユーザインターフェース(UI)要素1904を表示し得る。さらに、ボタンまたはユーザインターフェース(UI)要素1904はまた、ユーザが所定の作物を編集できるように構成してもよい。
【0075】
図19Bは、本発明の一部の実施形態による、例示的なユーザインターフェース1900の新たなレシピ登録の特徴を示している。例示的な実施形態において、ユーザインター
フェース1900は、承認されたユーザが新たな作物1904を指定できるようにするポップアップウィンドウを含む。本実施例において、ユーザは、新たな作物の種及び品種名を選択し得る。また、ユーザは、新たな作物1904に関する説明を備え得る。
【0076】
図19Cは、本発明の一部の実施形態による、例示的なユーザインタフェース1900に指定された新たな作物の詳細事項を表示するように構成された例示的なユーザインタフェース1900Cを示している。一部の実施形態において、例示的なユーザインタフェース1900Cは、ユーザが
図19Bに示すユーザインタフェース1900において、新たな作物を指定した後に自動的に表示され得る。他の実施形態において、ユーザは、ユーザインタフェース1900Cに手動で移動してもよい。
図19に示すように、例示的なユーザインタフェース1900Cは、新たな作物ならびにその種及び品種名(1905及び1907)に関連する固有の識別子1905をそれぞれ表示し得る。さらなる実施形態において、例示的なユーザインタフェース1900Cは、作物と関連する環境の制約条件を表示し得る。例えば、表示された環境の制約条件には、所望の温度、湿度、及び/または気流が含まれ得る。また、例示的なユーザインタフェース1900Cは、ユーザインタフェース1900Cに表示された作物生育に必要な材料のレシピを編集または作成するように構成されたボタンまたはUI要素を備え得る。さらに、ボタンまたはUI要素は、ユーザが例示的なユーザインタフェース1900に指定された作物から収穫可能な生産物のリストを編集または規定できるように構成されることもある。
【0077】
図19Dは、本発明の一部の実施形態による、例示的なユーザインタフェース1900Cの新たなレシピ登録の特徴を示している。例示的な実施形態において、ユーザインタフェース1900Cは、承認されたユーザが例示的なユーザインタフェース1900に指定された作物を生育するのに必要な材料を指定する新たなレシピ1908を指定できるようにするポップアップウィンドウを含む。本実施例において、ユーザは、作物生育に使用される少なくとも1つ以上の材料の量1911とともに、ドロップダウンメニュー1909から1つ以上の材料を選択し得る。さらに、一部の実施形態において、ユーザは、1つの以上の主たる材料1909を使用できない場合に、1つ以上の代用材料1910を指定し得る。例示的な実施形態において、ルッコラ(Arugula)植物を生育させるために、ルッコラ種子1オンス、Horticubeの1つのユニット(種子が入る生育培地)を使用し得る。なお、本実施例に示すように、「代用許容」ボックスが選択されると、ユーザは「タグ」でラベル付けされた代用材料のリストを選択し得る。固定かつ強固の標準材料要求事項計画システム(a standard Material Requirem
ents Planning system)における一般的な部品表と異なり、例示的なユーザインターフェースの新たなレシピの特徴を使用すると、ユーザがシステムで任意の材料を選択するように新たなレシピを作成することができる。さらに、「タグ」識別子を使用すると、ユーザは、システムで使用可能な全ての材料のリスト全体のページに移動する必要がなく、使用可能な材料のリストを最も関連性の高い項目のみにフィルタリングすることができる。これは、材料要求事項計画システムが非常に改善された結果をもたらす。
【0078】
図19Eは、本発明の一部の実施形態による、例示的なユーザインターフェース1900Cの収穫可能な生産物登録の特徴のリストを示している。例示的な実施形態において、ユーザインターフェース1900Cは、承認されたユーザが植物から収穫可能な生産物のリストを規定できるようにするポップアップウィンドウ1912を含む。
【0079】
図20Aは、本発明の一部の実施形態による、品目2001を生産するのに使用される材料を表示及び指定するための例示的なユーザインターフェース2000を示している。例えば、例示的なユーザインターフェース2000は、品目2001を生産するのに使用される複数の材料2003を含むレシピを指定し得る。一部の実施形態において、複数の
材料2003は、部品表(BoM;Bill of Materials)として参照され
得る。他の実施形態において、ユーザインターフェース2000は、ユーザが新たなレシピを作成できるようにする構成されたボタンまたは要素を含み得る。
【0080】
図20Bは、本発明の一部の実施形態による、例示的なユーザインターフェース2000の新たなレシピ登録の特徴を示している。例示的な実施形態において、ユーザインターフェース1800は、承認されたユーザが新たなレシピ2003を作成できるようにするポップアップウィンドウを含む。本実施例において、ユーザは、新たなレシピが作成されるドロップダウンメニュー2005から項目を選択し得る。
図20Bに示すように、ユーザは、新たなレシピ2003を作成しつつ、1つ以上の材料2004及びそれらの量を指定してもよい。また、一部の実施形態において、ユーザは、1つ以上の主たる材料2004が使用可能ではない場合に代用材料を指定し得る。さらに、「タグ」識別子を使用すると、ユーザは、システムで使用可能な全ての材料のリスト全体のページに移動する必要がなく、使用可能な材料のリストを最も関連性の高い項目のみにフィルタリングすることができる。上述の通り、例示的な注文管理システムは、材料要求事項計画システムが非常に改善された結果をもたらす。
【0081】
本発明の様々な実施形態を上述したが、一例として提示したにすぎず、限定するものではないことを理解すべきである。同様に、当業者が本発明の例示的な特徴及び機能を理解できるように備えられる様々なダイヤグラムは、例示的なアーキテクチャまたは構成の一例を示すことがある。しかし、本発明が例示的なアーキテクチャまたは構成に限定されず、様々な代案のアーキテクチャ及び構成を用いて実装することができることを理解するであろう。また、当業者によって理解されるように、一部の実施形態の1つ以上の特徴は、本明細書に記載の他の実施形態の1つ以上の特徴と組み合わせることができる。よって、本発明の広さ及び範囲は、上述のいずれかの例示的な実施形態によっても制限されるべきではない。
【0082】
なお、「第1」、「第2」などの呼称を用いた本明細書の要素への任意の言及は、一般的にそれらの要素の量または順序を制限するものではないことが理解される。むしろ、本明細書において、これらの呼称を、2つ以上の要素または要素のインスタンスを区別する便利な手段として使用することができる。よって、第1と第2の要素への言及は、2つの要素のみ用いることができる、または、何らかの方式でも第1の要素が第2の要素に先行しなければならないということを意味するものではない。
【0083】
さらに、当業者であれば、情報及び信号が、様々な異なるテクノロジー及び技術を用いて表現できることを理解するであろう。例えば、上記説明で参照され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、及びシンボルを、電圧、電流、電磁波、磁界や粒子、光学場や粒子、またはそれらの任意の組み合わせによって表現することができる。
【0084】
当業者であれば、本明細書に開示された態様に関連して説明される様々な例示としての論理ブロック、モジュール、プロセッサ、手段、回路、方法、及び機能が、電子ハードウェア(例えば、情報源符号化またはその他の技術を用いて設計することができるデジタル実装、アナログ実装、またはその2つの組み合わせ)、命令を組み込んだ様々な形式のプログラムまたは設計コード(本明細書では、便宜上、「ソフトウェア」または「ソフトウェアモジュール」と称することができる)、またはその両方の組み合わせによって実装可能であることをさらに理解するであろう。このようなハードウェアとソフトウェアの互換性を明確に示すため、様々な例示としての構成要素、ブロック、モジュール、回路、及びステップが、それらの機能性に関して一般的に上述されている。かかる機能性がハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、またはかかる技術の組み合わせとして実装するかどうかは、システム全体に課せられた特定の用途及び設計上の制約によって決定される。
当業者は、特定の用途ごとに様々な方式で記載の機能性を実装することができるが、そのような実装の決定が本発明の範囲を逸脱すると解釈されるべきではない。
【0085】
さらに、当業者であれば、本明細書に説明した様々な例示としての論理ブロック、モジュール、デバイス、構成要素、及び回路が、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、その他のプログラマブルロジックデバイス、またはそれらの任意の組み合わせを含み得る集積回路(IC)内に実装される、または集積回路(IC)によって実行可能であることを理解するであろう。論理ブロック、モジュール、及び回路は、ネットワーク内またはデバイス内で様々な構成要素と通信するために、アンテナ及び/または送受信機をさらに含むことができる。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであり得るが、代案として、プロセッサは、従来のプロセッサ、コントローラ、またはステートマシンでもあり得る。また、プロセッサは、コンピューティングデバイスの組み合わせ、例えば、DSPとマイクロプロセッサの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと組み合わせた1つ以上のマイクロプロセッサ、または本明細書に記載の機能を実行するためのその他の好適な構成として実装することができる。
【0086】
ソフトウェアに実装される場合、機能は、コンピュータ可読媒体に1つ以上の命令またはコードとして記憶することができる。よって、本明細書で開示する方法またはアルゴリズムのステップは、コンピュータ可読媒体に記憶されたソフトウェアとして実装することができる。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記録媒体と、コンピュータプログラムまたはコードをある場所から別の場所に移送することができる任意の媒体を含む通信媒体との両方を含む。記録媒体は、コンピュータによってアクセス可能な任意の利用可能な媒体であり得る。一例として、かかるコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROM、または、その他の光学ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置もしくはその他の磁気ディスク記憶装置、または、命令やデータ構造の形式で所望のプログラムコードを記憶するために使用でき、コンピュータによってアクセス可能なその他の媒体を含むことができるが、これらに限定されない。
【0087】
本明細書で使用されている「モジュール」という用語は、本明細書に記載の関連する機能を実行するための、ソフトウェア、ファームウェア、ハードウェア、及びこれらの要素の任意の組み合わせを意味する。さらに、論議のために、様々なモジュールを個別のモジュールとして記載する。しかし、当業者に明らかなように、2つ以上のモジュールを組み合わせ、本発明の実施形態によって関連する機能を実行する単一のモジュールを形成してもよい。
【0088】
さらに、メモリまたはその他の記憶装置、及び通信構成要素が、本発明の実施形態で利用され得る。明確さのために、上記の説明は、異なる機能ユニット及びプロセッサを参照して、本発明の実施形態を説明したことが理解されるであろう。しかし、異なる機能ユニット、処理ロジック要素、またはドメイン間での任意の好適な配分の機能性が、本発明を逸脱することなく使用し得ることは明らかであろう。例えば、別個の処理ロジック要素またはコントローラによって実行されると例示された機能性は、同一の処理ロジック要素またはコントローラによって実行してもよい。したがって、特定の機能ユニットへの言及は、厳密な論理的または物理的構造または組織を示すのではなく、記載された機能性を備えるための好適な手段への言及にすぎないだけである。
【0089】
本発明に記載された実装形態に対する様々な変更は、当業者には容易に明らかであり、本明細書で定義される一般原理は、本発明の範囲を逸脱することなく他の実装形態に適用することができる。よって、本発明は、本明細書に示された実装形態に限定されることを意図しておらず、添付の請求範囲に引用されている通り、本明細書に開示された新規の特
徴及び原理に整合する最も広い範囲が許容されるべきである。
【手続補正書】
【提出日】2023-09-07
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
1つ以上の屋内農業設備を運営するためのシステムであって、各屋内農業設備は、複数のセンサと、灌漑システムと、照明システムと、空気循環システムとを含み、前記システムは1つ以上のコンピューティングデバイスを備え、前記1つ以上のコンピューティングデバイスは、
植物情報と位置情報とを含む作物生育注文を取得し、
前記作物生育注文を、前記作物生育注文において特定される前記1つ以上の屋内農業設備のうちの指定農業設備に送信し、
前記作物生育注文において特定される植物についてのレシピ命令を含む材料情報を取得し、
前記指定農業設備における前記植物の現在の位置情報および履歴位置情報を含む生育情報を、前記複数のセンサから収集し、
作物生育注文ステータスユーザインターフェースを介して前記作物生育注文および前記生育情報を表示するように、構成される、システム。
【請求項2】
前記作物生育注文は、前記1つ以上の屋内農業設備における植物の製造についての製造注文を含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記作物生育注文ステータスユーザインターフェースは、互いに隣接して配置された複数のパネルを含み、前記複数のパネルのうちの各パネルは、異なる作物生育注文についての前記作物生育注文および前記生育情報を表示し、前記生育情報は、対応する前記作物生育注文の製造の現在の段階を特定する段階識別子を含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項4】
前記1つ以上のコンピューティングデバイスは、前記1つ以上の屋内農業設備から遠隔の場所に位置するユーザのコンピューティングデバイス上に表示される作物生育注文作成ユーザインターフェースを介して、前記作物生育注文を取得するように構成される、請求項1に記載のシステム。
【請求項5】
前記現在の位置情報は、前記作物生育注文において特定される前記植物についてのルーム位置、プロットおよびプロットタイプを含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項6】
前記1つ以上のコンピューティングデバイスはさらに、前記作物生育注文ステータスユーザインターフェースを介して、予測収穫日および予測収穫量を含む予測収穫を表示するように構成される、請求項1に記載のシステム。
【請求項7】
前記1つ以上のコンピューティングデバイスはさらに、前記1つ以上の屋内農業設備から遠隔の場所に位置するユーザのコンピューティングデバイス上に表示される収穫注文ユーザインターフェースを介して収穫注文を取得するように構成され、前記収穫注文は、収穫タイプ情報および収穫される植物の数量を含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項8】
前記1つ以上のコンピューティングデバイスはさらに、パックアウト注文ユーザインターフェースを介してパックアウト注文を取得するように構成され、前記パックアウト注文は、前記1つ以上の屋内農業設備において前記植物を使用して製造される最終的な植物ベースの生産物を記述する情報を含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項9】
前記1つ以上のコンピューティングデバイスはさらに、前記パックアウト注文における前記植物のロット識別を特定し前記最終的な植物ベースの生産物のラベルを作成するように構成され、前記ラベルは前記ロット識別を含む、請求項8に記載のシステム。
【請求項10】
前記1つ以上のコンピューティングデバイスはさらに、複数のパネルを含む生育区域ユーザインターフェースを表示するように構成され、前記複数のパネルのうちの各パネルは、前記1つ以上の屋内農業設備内の屋内生育モジュールにおいて生育する植物についての1つ以上の作物生育注文を記述する生育情報を含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項11】
前記1つ以上のコンピューティングデバイスはさらに、レシピユーザインターフェースを表示するように構成され、前記レシピユーザインターフェースは、前記1つ以上の屋内農業設備で生育される植物のための生育レシピをユーザが規定するために構成された1つ以上の入力フィールドを含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項12】
1つ以上の屋内農業設備を運営するための方法であって、各屋内農業設備は、複数のセンサと、灌漑システムと、照明システムと、空気循環システムとを含み、前記方法は、
植物情報と位置情報とを含む作物生育注文を取得するステップと、
前記作物生育注文を、前記作物生育注文において特定される前記1つ以上の屋内農業設備のうちの指定農業設備に送信するステップと、
前記作物生育注文において特定される植物についてのレシピ命令を含む材料情報を取得するステップと、
前記指定農業設備における前記植物の現在の位置情報および履歴位置情報を含む生育情報を収集するステップと、
作物生育注文ステータスユーザインターフェースを介して前記作物生育注文および前記生育情報を表示するステップとを含む、方法。
【請求項13】
前記作物生育注文は、前記1つ以上の屋内農業設備における植物の製造についての製造注文を含む、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記作物生育注文ステータスユーザインターフェースは、互いに隣接して配置された複数のパネルを含み、前記複数のパネルのうちの各パネルは、異なる作物生育注文についての前記作物生育注文および前記生育情報を表示し、前記生育情報は、対応する前記作物生育注文の製造の現在の段階を特定する段階識別子を含む、請求項12に記載の方法。
【請求項15】
前記1つ以上の屋内農業設備から遠隔の場所に位置するユーザのコンピューティングデバイス上に表示される作物生育注文作成ユーザインターフェースを介して、前記作物生育注文を取得する、請求項12に記載の方法。
【請求項16】
前記現在の位置情報は、前記作物生育注文において特定される前記植物についてのルーム位置、プロットおよびプロットタイプを含む、請求項12に記載の方法。
【請求項17】
前記作物生育注文ステータスユーザインターフェースを介して、予測収穫日および予測収穫量を含む予測収穫を表示するステップをさらに含む、請求項12に記載の方法。
【請求項18】
前記1つ以上の屋内農業設備から遠隔の場所に位置するユーザのコンピューティングデバイス上に表示される収穫注文ユーザインターフェースを介して収穫注文を取得するステップをさらに含み、前記収穫注文は、収穫タイプ情報および収穫される植物の数量を含む、請求項12に記載の方法。
【請求項19】
パックアウト注文ユーザインターフェースを介してパックアウト注文を取得するステップをさらに含み、前記パックアウト注文は、前記1つ以上の屋内農業設備において前記植物を使用して製造される最終的な植物ベースの生産物を記述する情報を含む、請求項12に記載の方法。
【請求項20】
前記パックアウト注文における前記植物のロット識別を特定し前記最終的な植物ベースの生産物のラベルを作成するステップをさらに含み、前記ラベルは前記ロット識別を含む、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
複数のパネルを含む生育区域ユーザインターフェースを表示するステップをさらに含み、前記複数のパネルのうちの各パネルは、前記1つ以上の屋内農業設備内の屋内生育モジュールにおいて生育する植物についての1つ以上の作物生育注文を記述する生育情報を含む、請求項12に記載の方法。
【請求項22】
レシピユーザインターフェースを表示するステップをさらに含み、前記レシピユーザインターフェースは、前記1つ以上の屋内農業設備で生育される植物のための生育レシピをユーザが規定するために構成された1つ以上の入力フィールドを含む、請求項12に記載の方法。
【外国語明細書】