(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023162384
(43)【公開日】2023-11-08
(54)【発明の名称】医療デバイス、方法、およびシステム
(51)【国際特許分類】
A61M 5/142 20060101AFI20231031BHJP
【FI】
A61M5/142 522
【審査請求】有
【請求項の数】1
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2023142037
(22)【出願日】2023-09-01
(62)【分割の表示】P 2022515777の分割
【原出願日】2020-09-10
(31)【優先権主張番号】62/898,336
(32)【優先日】2019-09-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】594010009
【氏名又は名称】デカ・プロダクツ・リミテッド・パートナーシップ
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【弁理士】
【氏名又は名称】森下 夏樹
(72)【発明者】
【氏名】ジェイソン エー. デマーズ
(72)【発明者】
【氏名】フレドリック モーガン
(72)【発明者】
【氏名】ザッカリー クランフィールド
(57)【要約】
【課題】医療デバイスシステムの提供。
【解決手段】医療デバイスシステムは、第1の部分と第2の部分とを含む医療デバイスと、付属品であって、付属品は、医療デバイスに取り付けられ、バッテリ電力を医療デバイスに提供するように構成される、付属品とを含む。いくつかの実施形態において、付属品は、医療デバイスの第2の部分に取り付けられてもよい。いくつかの実施形態において、付属品は、医療デバイスの第1の部分に取り付けられてもよい。
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
本明細書に記載の発明。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本願は、参照することによってその全体として本明細書に組み込まれる、2019年9月10日に出願され、「Medical Devices, Methods and Systems」と題された、米国仮特許出願第62/898,336号(弁理士整理番号第Z91号)の優先権を主張する、特許出願である。
【0002】
本開示は、医療デバイスに関する。より具体的には、本開示は、デバイス、方法、およびシステムに関する。
【背景技術】
【0003】
生物学的製剤を含む、多くの潜在的に貴重である薬品または化合物は、不良な吸収、肝臓代謝、または他の薬力学要因に起因して、経口的に活性ではない。加えて、いくつかの療法用化合物は、経口的に吸収され得るが、時として、非常に頻繁に投与されることが要求され、患者にとって、所望のスケジュールを維持することが困難である。これらの症例では、非経口送達が、多くの場合、採用されている、または採用され得る。
【0004】
皮下注射、筋内注射、および静脈内(IV)投与等の薬物送達ならびに他の流体および化合物の効果的非経口ルートは、針またはスタイレットを用いて皮膚を穿刺することを含む。インスリンは、数百万人の糖尿病患者によって自己注入される、療法用流体の実施例である。非経口的に送達される薬物のユーザは、ある時間周期にわたって、必要とされる薬物/化合物を自動的に送達するであろう、装着可能デバイスから利点を享受し得る。
【0005】
この目的を達成するために、療法薬の制御された放出のためのポータブルかつ装着可能なデバイスを設計するための試みがなされてきた。そのようなデバイスは、カートリッジ、注射器、またはバッグ等のリザーバを有し、電子的に制御されることが公知である。これらのデバイスは、誤作動率を含む、いくつかの短所に悩まされる。これらのデバイスのサイズ、重量、およびコストを低減させることもまた、継続課題である。加えて、これらのデバイスは、多くの場合、皮膚に適用され、適用のための頻繁な再配置の課題を呈する。これらのデバイスへの電力の提供または充電は、あるシナリオでは、煩雑または問題となり得る。そのようなデバイスの小サイズもまた、これらのデバイスが貯蔵し得る、電力の量を限定し、その中に含まれる種々の構成要素のサイズに制約を課す。加えて、ネットワーク化されたシステムの中へのこれらのデバイスの統合は、有益であるが、完璧ではない。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一側面によると、医療デバイスシステムが、開示される。医療システムは、第1の部分と、第2の部分とを含む、医療デバイスと、付属品であって、医療デバイスに取り付けられ、バッテリ電力を医療デバイスに提供するように構成される、付属品とを含む。
【0007】
本発明の本側面のいくつかの実施形態は、以下のうちの1つまたはそれを上回るものを含んでもよい。付属品は、医療デバイスの第2の部分に取り付けられる。付属品は、医療デバイスの第1の部分に取り付けられる。
【0008】
本発明の一側面によると、医療システムが、提供される。医療システムは、医療デバイス付属品を備えてもよい。医療デバイス付属品は、機械的結合部を有してもよい。医療デバイスはまた、充電回路網、ユーザインターフェース、無線信号ブースタ、およびアラームから成るリストから選択される、少なくとも1つの付加的構成要素を含んでもよい。本システムはまた、医療デバイス付属品に除去可能に取り付けるための機械的結合部と係合する、医療デバイスを含んでもよい。
【0009】
いくつかの実施形態では、充電回路網は、無線充電回路網であってもよい。いくつかの実施形態では、充電回路網は、有線接続充電回路網であってもよい。いくつかの実施形態では、ユーザインターフェースは、タッチスクリーンを含んでもよい。いくつかの実施形態では、本システムはさらに、検体モニタを備えてもよい。いくつかの実施形態では、無線信号ブースタは、検体モニタからの検体モニタ信号出力をブーストしてもよい。いくつかの実施形態では、アラームは、振動モータであってもよい。いくつかの実施形態では、アラームは、少なくとも1つの光エミッタであってもよい。いくつかの実施形態では、アラームは、オーディオスピーカであってもよい。いくつかの実施形態では、医療デバイスは、第2のアラームを含んでもよい。医療デバイス付属品のアラームは、医療デバイスの第2のアラームと同一タイプのアラームであってもよいが、そのアラームのよりパワフルまたはより強力なバージョンであってもよい。いくつかの実施形態では、医療デバイスは、ポンプであってもよい。いくつかの実施形態では、医療デバイスは、糖尿病管理デバイスであってもよい。いくつかの実施形態では、医療デバイスは、インスリンポンプであってもよい。
【0010】
1つまたはそれを上回る実施形態の詳細が、付随の図面および下記の説明に記載される。他の特徴および利点は、説明、図面、および請求項から明白となるであろう。
本発明は、例えば、以下を提供する。
(項目1)
医療デバイスシステムであって、
第1の部分と第2の部分とを備える医療デバイスと、
付属品であって、前記付属品は、前記医療デバイスに取り付けられ、バッテリ電力を前記医療デバイスに提供するように構成される、付属品と
を備える、医療デバイスシステム。
(項目2)
前記付属品は、前記医療デバイスの前記第2の部分に取り付けられる、項目1に記載の医療デバイスシステム。
(項目3)
前記付属品は、前記医療デバイスの前記第1の部分に取り付けられる、項目1に記載の医療デバイスシステム。
【図面の簡単な説明】
【0011】
これらおよび他の側面は、図面を参照して、本開示の種々の実施形態の以下の詳細な説明からより明白となるであろう。
【0012】
【
図1】
図1は、医療デバイスと、結合された医療デバイス付属品とを含む、システムのブロック図を描写する。
【
図2】
図2~7は、医療デバイス付属品の実施形態を描写する。
【
図3】
図2~7は、医療デバイス付属品の実施形態を描写する。
【
図4】
図2~7は、医療デバイス付属品の実施形態を描写する。
【
図5】
図2~7は、医療デバイス付属品の実施形態を描写する。
【
図6】
図2~7は、医療デバイス付属品の実施形態を描写する。
【
図7】
図2~7は、医療デバイス付属品の実施形態を描写する。
【
図8】
図8は、医療デバイスおよび医療デバイス付属品内に含まれる、充電構成要素を示す、ブロック図を描写する。
【
図9】
図9~12は、医療デバイス付属品の別の実施形態を描写する。
【
図10】
図9~12は、医療デバイス付属品の別の実施形態を描写する。
【
図11】
図9~12は、医療デバイス付属品の別の実施形態を描写する。
【
図12】
図9~12は、医療デバイス付属品の別の実施形態を描写する。
【
図13】
図13~16は、医療デバイス付属品の別の実施形態を描写する。
【
図14】
図13~16は、医療デバイス付属品の別の実施形態を描写する。
【
図15】
図13~16は、医療デバイス付属品の別の実施形態を描写する。
【
図16】
図13~16は、医療デバイス付属品の別の実施形態を描写する。
【
図17】
図17~20は、医療デバイス付属品の別の実施形態を描写する。
【
図18】
図17~20は、医療デバイス付属品の別の実施形態を描写する。
【
図19】
図17~20は、医療デバイス付属品の別の実施形態を描写する。
【
図20】
図17~20は、医療デバイス付属品の別の実施形態を描写する。
【
図21】
図21~26は、医療デバイス付属品のさらに別の実施形態を描写する。
【
図22】
図21~26は、医療デバイス付属品のさらに別の実施形態を描写する。
【
図23】
図21~26は、医療デバイス付属品のさらに別の実施形態を描写する。
【
図24】
図21~26は、医療デバイス付属品のさらに別の実施形態を描写する。
【
図25】
図21~26は、医療デバイス付属品のさらに別の実施形態を描写する。
【
図26】
図21~26は、医療デバイス付属品のさらに別の実施形態を描写する。
【
図27】
図27~30は、医療デバイス付属品のさらに別の実施形態を描写する。
【
図28】
図27~30は、医療デバイス付属品のさらに別の実施形態を描写する。
【
図29】
図27~30は、医療デバイス付属品のさらに別の実施形態を描写する。
【
図30】
図27~30は、医療デバイス付属品のさらに別の実施形態を描写する。
【
図31】
図31~34は、医療デバイス付属品のさらに別の実施形態を描写する。
【
図32】
図31~34は、医療デバイス付属品のさらに別の実施形態を描写する。
【
図33】
図31~34は、医療デバイス付属品のさらに別の実施形態を描写する。
【
図34】
図31~34は、医療デバイス付属品のさらに別の実施形態を描写する。
【
図35】
図35~40は、医療デバイス付属品のさらに別の実施形態を描写する。
【
図36】
図35~40は、医療デバイス付属品のさらに別の実施形態を描写する。
【
図37】
図35~40は、医療デバイス付属品のさらに別の実施形態を描写する。
【
図38】
図35~40は、医療デバイス付属品のさらに別の実施形態を描写する。
【
図39】
図35~40は、医療デバイス付属品のさらに別の実施形態を描写する。
【
図40】
図35~40は、医療デバイス付属品のさらに別の実施形態を描写する。
【
図41】
図41~47は、医療デバイス付属品のさらに別の実施形態を描写する。
【
図42】
図41~47は、医療デバイス付属品のさらに別の実施形態を描写する。
【
図43】
図41~47は、医療デバイス付属品のさらに別の実施形態を描写する。
【
図44】
図41~47は、医療デバイス付属品のさらに別の実施形態を描写する。
【
図45】
図41~47は、医療デバイス付属品のさらに別の実施形態を描写する。
【
図46】
図41~47は、医療デバイス付属品のさらに別の実施形態を描写する。
【
図47】
図41~47は、医療デバイス付属品のさらに別の実施形態を描写する。
【
図48】
図48~51は、医療デバイス付属品のさらに別の実施形態を描写する。
【
図49】
図48~51は、医療デバイス付属品のさらに別の実施形態を描写する。
【
図50】
図48~51は、医療デバイス付属品のさらに別の実施形態を描写する。
【
図51】
図48~51は、医療デバイス付属品のさらに別の実施形態を描写する。
【
図52】
図52~55は、医療デバイス付属品のさらに別の実施形態を描写する。
【
図53】
図52~55は、医療デバイス付属品のさらに別の実施形態を描写する。
【
図54】
図52~55は、医療デバイス付属品のさらに別の実施形態を描写する。
【
図55】
図52~55は、医療デバイス付属品のさらに別の実施形態を描写する。
【
図56】
図56~58は、医療デバイス付属品のさらに別の実施形態を描写する。
【
図57】
図56~58は、医療デバイス付属品のさらに別の実施形態を描写する。
【
図58】
図56~58は、医療デバイス付属品のさらに別の実施形態を描写する。
【
図59】
図59は、その中に配設される医療デバイスを伴う、開放状態における医療デバイス付属品を描写する。
【
図60】
図60は、その中に配設される医療デバイスを伴う、閉鎖状態における医療デバイス付属品を描写する。
【
図61】
図61~65は、医療デバイス付属品のさらに別の実施形態を描写する。
【
図62】
図61~65は、医療デバイス付属品のさらに別の実施形態を描写する。
【
図63】
図61~65は、医療デバイス付属品のさらに別の実施形態を描写する。
【
図64】
図61~65は、医療デバイス付属品のさらに別の実施形態を描写する。
【
図65】
図61~65は、医療デバイス付属品のさらに別の実施形態を描写する。
【
図66】
図66~69は、医療デバイス付属品のさらに別の実施形態を描写する。
【
図67】
図66~69は、医療デバイス付属品のさらに別の実施形態を描写する。
【
図68】
図66~69は、医療デバイス付属品のさらに別の実施形態を描写する。
【
図69】
図66~69は、医療デバイス付属品のさらに別の実施形態を描写する。
【
図70】
図70~72は、医療デバイス付属品のさらに別の実施形態を描写する。
【
図71】
図70~72は、医療デバイス付属品のさらに別の実施形態を描写する。
【
図72】
図70~72は、医療デバイス付属品のさらに別の実施形態を描写する。
【
図73】
図73~74は、医療デバイス付属品のさらに別の実施形態を描写する。
【
図74】
図73~74は、医療デバイス付属品のさらに別の実施形態を描写する。
【
図75】
図75は、医療デバイス上の協働する接点との通信を確立するための接点を有する、医療デバイス付属品の実施形態を描写する。
【
図76】
図76は、ユーザインターフェースを有する、医療デバイス付属品を描写する。
【
図77】
図77は、例示的画面を表示する、ユーザインターフェースを有する、医療デバイス付属品を描写する。
【0013】
種々の図面内の同様の参照記号は、同様の要素を示す。
【発明を実施するための形態】
【0014】
好ましい実施形態の詳細な説明
図1は、医療デバイス10および結合された付属品12のブロック図を描写する。医療デバイス10は、自宅または他の非臨床/非病院設定において使用するために意図される、限定ではないが、携行用医療デバイス、薬物送達デバイス、生理学的モニタ、検体センサ、糖尿病管理デバイス、および医療デバイスを含む、任意の医療デバイスであってもよい。単一付属品12もまた、複数の医療デバイス10に結合されてもよい(例えば、インスリンポンプおよびグルコースメータ)。
図1に示されるブロック図は、医療デバイス10を薬物送達デバイスとして描写し、これは、管類14を介して、例えば、針、カニューレ、または皮下注入セット等の患者アクセス部16と流体連通する。医療デバイス10は、インスリン、グルカゴン、トレプロスチニル、腫瘍学薬物等、またはそれらのある組み合わせ等の薬物または複数の薬物を患者に送達してもよい。
【0015】
医療デバイス10は、第1の部分18と、第2の部分20とを有するものとして描写される。第2の部分20は、第1の部分18に噛合する、薬物リザーバと、おそらく、弁および/または作動可能圧送構成要素とを含む、カートリッジまたは他の消耗品であってもよい。第1の部分18は、コントローラと、バッテリ22と、ポンプ作動アセンブリと、センサと、通信ハードウェアと、他の再使用可能構成要素とを含んでもよい。第1の部分と、第2の部分とを有する、そのような薬物送達デバイスおよび/または医療デバイスの実施例は、2013年3月7日に出願され、「Infusion Pump Assembly」と題され、2014年4月17日に公開された、現米国特許公開第US-2014-0107579号である、米国特許出願第13/788,260号(弁理士整理番号第K40号)、2013年7月23日に発行され、「Infusion Pump Assembly」と題された、米国特許第8,491,570号(弁理士整理番号第G75号)、および2013年4月9日に発行され、「Fluid Delivery Systems and Methods」と題された、米国特許第8,414,522号(弁理士整理番号第E70号)(それぞれ、参照することによってその全体として本明細書に組み込まれる)に図示および説明される。本開示の種々の実施形態は、薬物送達デバイスまたは糖尿病管理デバイス等の特定の医療デバイス10に関連して説明されるが、これは、例証目的のために行われ、他の医療デバイス10も、説明される例示的医療デバイス10の代わりに使用されてもよい。
【0016】
付属品12が、電気的に、通信可能に、機械的に、またはそれらのある組み合わせにおいて、医療デバイス10に結合されてもよい。付属品12が、複数の医療デバイス10に結合される場合、医療デバイス10と付属品12との間の結合のタイプは、異なり得る。例えば、第1の医療デバイスは、電気的に、通信可能に、および機械的に、付属品12に結合され得る一方、第2の医療デバイスは、通信可能にのみ結合され得る。
【0017】
付属品12は、医療デバイス10と協働し、電力を医療デバイス10に提供する、医療デバイス10の既存の機能性を増強させる、および/または付加的機能性を提供することを補助し得る。例えば、付属品12は、バッテリ24等の電源を含んでもよい。本バッテリ24は、補助バッテリとして使用されてもよく、これは、医療デバイス10内に含まれるバッテリ22の代わりに引き出されてもよい。付属品12内に含まれる、バッテリ24はまた、医療デバイス10内に含まれる、バッテリ22を再充電するために使用されてもよい。そのような事例では、付属品12と医療デバイス10との間の接点ベースの電気接続が、電力を伝送するために使用されてもよい。そのような実施形態は、伝導性接点のセットを含んでもよく、これは、付属品12が医療デバイス10上に配設されると医療デバイス10上に提供される、接点と協働し得る。オス型/メス型プラグタイプインターフェースもまた、付属品12および医療デバイス10上に含まれ、電気通信を提供してもよい。代替として、医療デバイス10のバッテリ22は、無線結合を介して、再充電されてもよい。付属品12は、医療デバイス10に無線で(例えば、誘導的に、音響的に)結合され、例えば、限定ではないが、PMA、Airfuel、A4WP、Open dots、Rezence、Qi、音響電力伝達、または他の無線電力伝達規格を使用して、電力を医療デバイス10に伝達してもよい。これは、例えば、ユーザが、比較的に重い消耗品バッテリの供給源または種々のアダプタおよびケーブル類を搬送することを必要とせずに、医療デバイス10を伴って、旅行する、または種々の活動を実施することを可能にし得る。さらに、ユーザは、電気グリッドへのアクセスが、利用不可能または不便(例えば、キャンプ、ハイキング、ビーチ等)であるときのシナリオにおいて、医療デバイス10を充電することが可能であり得る。加えて、これは、医療デバイス10が、現在使用中であって、患者に取り付けられている間、医療デバイス10の再充電を促進し得る。例えば、インスリンポンプは、配設された付属品12を介して、睡眠中に、ポンプを装着するユーザによって再充電されてもよい。コードの不在は、限定ではないが、その体験をより手間がかからず、便宜的で、かつユーザにとって使い易いものにすることを含む、多くの理由から、有益/望ましくあり得る。加えて、コードまたは充電ポートの損傷に関連する懸念も、排除され得る。無線充電はまた、例えば、そのようなデバイスの防水のし易さを増加させ得るため、医療デバイス10設計のある側面を簡略化し得る。
【0018】
付属品12は、アラーム26のうちの1つまたはそれを上回るものを含んでもよい。アラーム26は、スピーカ、触覚刺激配列(例えば、振動モータ)、照明器、またはその1つまたはそれを上回るものの任意の組み合わせを含んでもよい。いくつかの実施形態では、アラーム26は、医療デバイス10内に含まれる、既存のアラームシステムを増強させてもよい。付属品12は、いくつかの実施形態では、その独自の専用バッテリ24を有し得るため、付属品12は、医療デバイス10内に含まれるアラームシステムより強力またはより積極的なアラームを発するように構成されてもよい。例えば、医療デバイス10内に含むために実践的であろうものより大きいまたはよりパワフルな振動モータが、付属品12内に含まれてもよい。同様に、より大きいまたはより高音のスピーカが、付属品12内に含まれてもよい。付属品12のアラーム26の一部として含まれる、照明器は、医療デバイス10の一部として含まれる任意の光より高輝度の出力を有してもよい。そのようなアラームは、例えば、睡眠中、ユーザまたは介護者を覚醒させることを補助し得る。これは、特に、覚醒応答が夜間低血糖症への悪化の際に損なわれ得るため、インスリンポンプユーザにとって有利であり得る。いくつかの実施形態では、付属品12は、熱アラームを含んでもよく、これは、1つまたはそれを上回る加熱要素を有してもよい。付属品12は、例えば、加熱要素を用いて、熱を発生させ得、これは、ユーザに、アラーム状態または着目条件が存在することをアラートし得る。生産される熱は、顕著であるが、過剰ではないように、体温を5°Fまたはより上回る温度であってもよい。
【0019】
付属品12は、無線通信機28を含んでもよい。無線通信機28は、セルラー、WiFi、Bluetooth(登録商標)、Zigbee(登録商標)等のアンテナのうちの1つまたはそれを上回るものを含んでもよい。無線通信機28は、付属品12が、医療デバイス10のための更新をダウンロードすることを可能にし得る。無線通信機28は、そのような能力を有していない、医療デバイス10のための無線通信能力を提供してもよい。加えて、無線通信機28は、医療デバイス10内の既存の通信機を補完する役割を果たし得る。例えば、付属品12内の無線通信機は、医療デバイス10内に含まれる、通信機または複数の通信機より広範囲またはより大きい伝送電力出力を有してもよい。付属品12は、医療デバイス10に通信可能に結合されてもよく、医療デバイス10からの任意の信号出力をブーストする、または医療デバイス10からの信号出力のためのリピータとして作用してもよい。これは、医療デバイス10が、増加された通信範囲を有する、または医療システムの他の構成要素への通信接続のロバスト性を限定し得る、障害を受けにくくすることを可能にし得る。例えば、付属品12は、より強い信号を出力し、医療デバイス10のステータスの遠隔監視を可能にしてもよい。一実施形態では、付属品12の無線通信機28は、医療デバイス10内に含まれるバッテリ22にのみ依拠するものである場合、非実践的であろう、周波数または信号強度において、データを生理学的または検体センサから受信し、データを受信機に無線で伝送してもよい。これは、特に、睡眠時間の間に装着される、持続的グルコースモニタ等のある医療デバイス10にとって有利であり得る。ユーザが、位置を偏移させ、モニタを、それが出力する信号が妨害される位置に移動させ得るにつれて、信号ドロップアウトが、ある問題点を提示する。睡眠中のドロップアウトに関連するアラームは、ユーザの邪魔となり、生活の質を低下させ得、それらが提供する利点にもかかわらず、患者がそのようなモニタの使用を中断する決定における有意な役割を果たし得る。加えて、そのような信号問題点は、遠隔監視デバイス(例えば、スマートフォンまたは専用モニタ)上での血糖データ点の欠測につながり得る。結合された付属品12内の無線通信機28は、これらの問題点を緩和することを補助し得る。
【0020】
付属品12は、ユーザインターフェース29を含んでもよい。ユーザインターフェース29は、ユーザ作動される、ハードボタンを含んでもよい。作動されると、そのようなボタンは、例えば、入力を医療デバイス10上のボタンに提供させ得る。これは、ユーザが、医療デバイス10上への付属品12の設置が、医療デバイス10の1つまたはそれを上回るボタンを被覆する場合、医療デバイス10の完全機能性を維持することを可能にし得る。ハードボタンはまた、医療デバイス10上に含まれるボタンに関連しない、その独自の機能性を有してもよい。そのようなボタンは、例えば、ディスプレイを含む、ユーザインターフェース29上に表示される、種々の画面フローを通したナビゲーションを補助し得る(例えば、
図77参照)。そのようなディスプレイは、液晶ディスプレイ、LEDディスプレイ、OLEDディスプレイ、プラズマディスプレイ、タッチスクリーンディスプレイ、または任意の他の好適なディスプレイであってもよい。そのような実施形態では、付属品12は、医療デバイス10が、付属品12がその独自のバッテリ24を有し得るため、有意な電力需要を有する、大型および/または明るいディスプレイを具備することを可能にし得る。したがって、付属品12は、ユーザに、審美的に魅力的かつ使用が容易なグラフィカルユーザインターフェースを提供し得、これは、医療デバイス10、現在の療法、または患者関連データについての情報を伝え得る。付属品12はまた、医療デバイス10によって提供されるべき療法のプログラミングまたは修正を可能にし得る。付属品12は、したがって、療法パラメータを精査および設定し、および/または検体レベルまたは傾向をチェックするために使用される、スマートフォンまたは類似デバイス上のユーザインターフェースに取って代わる、もしくはそれに冗長性を提供し得る。
【0021】
いくつかの実施形態では、付属品12はまた、医療デバイス10の外観のユーザマスタマイズを可能にし得る。例えば、付属品12は、付属品12の筐体50(例えば、
図2~5参照)の一部を形成する、除去可能外皮を有してもよい。いくつかの異なる外皮が、ユーザ選好に応じて、付属品12に取り付けられてもよい。したがって、ユーザは、医療デバイス10の外観を修正し、その特定の好みに合わせてもよい。代替として、外観は、付属品12を他の付属品12から容易に区別可能にするように修正されてもよい。除去可能外皮は、任意の好適な様式において、付属品12に結合されてもよい。例えば、磁気結合またはスナップ嵌合が、使用されてもよい、もしくは接着剤が、外皮を付属品12に接着するために使用されてもよい。外皮はまた、クリップ留め係合を介して、付属品12に結合されてもよい。
【0022】
ここで
図2~5を参照すると、例示的付属品12のいくつかの図が、示される。付属品12は、筐体50を含む。筐体50は、医療デバイス10またはその一部を受容および保定するように定寸および成形される、ベイ52として示される、医療デバイス受容器を含む。例示的実施形態では、ベイ52は、筐体50内のドッキング開口部の対向側上に位置する、アーム54として描写される、結合部材を含む。アーム54は、医療デバイス10がベイ52の中にドッキングされるにつれて、外向きに弾力性に偏向するように、カンチレバー式であってもよい。静置状態におけるアーム54の内面間の距離より広い、医療デバイス10の一部が、アーム54が外向きに偏向されている間、アーム54を通して、ベイ52の中に通過され得る。アーム54は、次いで、いったん医療デバイス10がベイ52内の定位置に来ると、静置状態に復元し得る。したがって、アーム54は、医療デバイス10上にクリップ留めされ、付属品12を医療デバイス10上の定位置に機械的に保定し得る。好ましくは、アーム54の弾力性は、ある圧合下、医療デバイス10の保定を可能にするが、また、過剰な力または労力を伴わずに、医療デバイスの配設および除去を可能にするように選定される。筐体50は、1つまたはそれを上回る有窓56を含んでもよく、これは、ユーザが、医療デバイス10の一部を視認またはそれにアクセスすることを可能にし得る。有窓56は、例えば、インジケータ(例えば、光)等の医療デバイス10のユーザインターフェース構成要素および/または医療デバイスのユーザ入力構成要素(例えば、糖尿病管理ポンプ上のボーラスボタン等のタッチスクリーンまたはボタン)に対する照準線を可能にするために含まれてもよい。有窓56はまた、ユーザが、医療デバイス10を付属品12から除去するために、医療デバイス10の一部にアクセスし、それを押圧することを可能にしてもよい。
【0023】
筐体50はまた、第2の部分58を含んでもよい。第2の部分58は、例えば、バッテリ24、充電回路網、コントローラ(例えば、マイクロプロセッサ、PLC、FPGA等)、メモリ、アラーム26、無線通信機28、およびユーザインターフェース29のうちの1つまたはそれを上回るものを含有してもよい。示されるように、付属品12はまた、ボタン60を含む。ボタン60は、付属品12をオンおよびオフにしてもよい。ボタン60はまた、ユーザ入力を付属品12に伝えるために使用されてもよい。例えば、ボタン60は、付属品12によって発生されているアラームを肯定応答およびサイレントにする(例えば、可聴、触覚、または視覚的出力のうちの1つまたはそれを上回るものの生成を停止する)、または一時的にスヌーズするために使用されてもよい。付属品12はさらに、ポート62を含んでもよい。ポート62は、データ(例えば、ログ転送または医療デバイス更新)または電力通信のために使用されてもよい。例えば、ポート62は、付属品12内に含まれる、バッテリ24を充電するために使用されてもよい。USB、小型USB、マイクロUSB、バレルジャック、または任意の専用コネクタポート等の任意の好適なポート62が、使用されてもよい。代替実施形態では、ポート62は、含まれなくてもよい。代わりに、付属品12のバッテリ24は、充電マット、プラットフォーム、スタンド、または類似アイテムによって、無線で充電されてもよい。付属品12の実施形態が、本明細書において、ポート62なし、または特定のポート62タイプを有するように示される場合、これは、単に、例示的であることを理解されたい。任意のタイプのポートが、本明細書に描写される実施形態のいずれか上で使用されてもよく、本明細書における実施形態のいずれかは、無線で充電されてもよい。同様に、本明細書における任意の実施形態は、充電ポートを含むが、また、無線充電も可能であってもよい。
【0024】
ここでまた
図6および7を参照すると、付属品12は、それぞれ、医療デバイス10が、その中に保定され、医療デバイス10が、そこにドッキングされようとしている状態で描写される。
図6に最良に示されるように、医療デバイス10は、携行用注入ポンプ等の薬物送達デバイスであってもよい。医療デバイス10は、管類14を介して、注入セット16に取り付けられてもよい(示されるように)、またはパッチタイプ薬物送達デバイスを備えてもよい。医療デバイス10は、皮膚適合性接着剤を用いて、身体上に保定されてもよい。付属品12は、医療デバイス10がユーザ上の原位置に留まっている間、医療デバイス10に取り付けられてもよい。好ましくは、原位置で医療デバイス10上にクリップ留めされるとき、患者の皮膚に隣接し得る、付属品12の任意の縁は、医療デバイス10を装着する患者にとって快適であるように、丸みを帯びたまたは鈍的なものである。
図6および7に示されるように、付属品12のための筐体50の少なくとも1つの医療デバイス受容部分の占有面積は、医療デバイス10の占有面積を模倣し得る。例示的実施形態では、医療デバイス10は、ディスク状デバイスとして描写され、付属品のベイ52は、相補的占有面積を有する。種々の多角形形状(例えば、長方形)、丸形形状、楕円形、または丸みを帯びたおよび直線特徴の両方を伴う、他の形状等の医療デバイス10およびベイ52の他の占有面積もまた、可能性として考えられる。医療デバイス10上に保定されると、付属品12のアームは、医療デバイス10の縁64の周囲にクリップ留めされ得る。
【0025】
ここでまた
図8を参照すると、医療デバイス10上に保定された、
図2~7に示される付属品12の断面図が、示される。例証のために、付属品12および医療デバイス10の電力伝達構成要素のみが、示され、ブロック図形態で描写される。示されるように、付属品12は、DC電源を含み、これは、バッテリ24として示される。付属品12はまた、送信機回路70を含んでもよく、これは、付属品12内に同様に含まれる、ACを伝達コイル72に提供するためのインバータを含み得る。医療デバイス10は、対応する受信機コイル74を含んでもよい。受信機コイル74は、受信機回路76と電気通信してもよく、これは、整流器を含み得る。受信機回路76は、直流を医療デバイス10の再充電可能バッテリ22に出力し、バッテリ22を充電してもよい。
【0026】
例示的付属品12の別の実施形態は、
図9~12に描写される。示されるように、筐体50は、第1の部分の医療デバイス受信機を含み、これは、ポケットとして形成される。ポケットは、アーム54によって画定され、これは、付属品12を医療デバイス10上の定位置に保定するための結合部材としての役割を果たす。ポケットはまた、筐体50の第2の部分58(
図2~8に関して説明されるものと同様に備え付けられ得る)と、基部プレート80とによって画定される。例示的実施形態はまた、有窓56を含むが、付加的有窓56が、代替実施形態では、含まれてもよい。基部プレート80は、医療デバイス10が、少なくとも部分的に、全ての側面上で囲繞されることを可能にし得る。したがって、医療デバイス10は、身体から除去されるとき、付属品12に取り付けられてもよい。いくつかの実施形態では、基部プレート80の底面は、接着剤領域82を含んでもよく、その上に、皮膚適合性接着剤が適用されてもよい。したがって、付属品12は、その中に保定された医療デバイス10を伴う患者に接着されてもよい。
【0027】
いくつかの実施形態では、医療デバイス10の充電率は、医療デバイス10が充電されるにつれて、改変されてもよい。例えば、医療デバイス10は、医療デバイス10のバッテリレベルがあるレベルに到達するまで、付属品12によって、急速に充電されてもよい。例えば、医療デバイス10は、医療デバイス10のバッテリ22が、医療デバイス10が、事前に定義された時間周期にわたって、機能することが可能であろう、あるパーセンテージ(例えば、50%またはそれを上回る)に到達するまで、急速に再充電されてもよい。これは、ユーザが、患者が関わっている活動への任意の途絶を最小限にしながら、付属品12を医療デバイス10に迅速にドッキングし、容認可能充電状態に到達することを可能にし得る。医療デバイス10は、ユーザにとってより便宜的であるとき、完全状態まで充電されてもよい。したがって、利便性は、バッテリ22を不必要に劣化させずに、最大限にされ得る。いくつかの実施形態では、付属品12は、医療デバイス10内に含まれるバッテリ22が高速再充電に対応可能である(適切なタイプであって、関連エラーまたは障害を有していない)ことの医療デバイス10からの通信の受信に応じてのみ、医療デバイス10のバッテリ22を急速に再充電してもよい。
【0028】
例示的付属品12の別の実施形態は、
図13~15に描写される。示されるように、筐体50は、医療デバイス10またはその一部を受容および保定するように定寸および成形される、ベイ52を含む。例示的実施形態では、ベイ52は、結合部材を含み、これは、筐体50内のドッキング開口部の対向側上に位置する、アーム54として描写される。ベイ52は、また、上部プレート84によって画定される。付属品12は、原位置で医療デバイス10上に保定されてもよい。例示的実施形態では、付属品12は、第2の部分58を含む。第2の部分58は、ベイ52に対して側方に配置され、付属品12に、その中に保定された医療デバイス10より若干のみ背の高い、プロファイルを与える。第2の部分58は、
図2~8に関連して説明されるもの等の構成要素を含んでもよい。例示的付属品12はまた、解放機構86を含み、これは、ユーザによって、付属品12を医療デバイス10から取り外すために作動されてもよい。例示的実施形態では、解放機構86は、ユーザ変位可能ボタンを含み、これは、ボタンが変位されると、取出フィンガ90(例えば、
図15参照)を医療デバイス10の中に駆動し得る。
図15に最良に示されるように、解放機構86は、ユーザ接触面88を含んでもよい。ユーザ接触面88は、湾曲凹部を含んでもよく、これは、ユーザの指のための押下表面としての役割を果たす。解放機構86はまた、ヒンジ92を含んでもよく、これは、解放機構86を付属品12の筐体50に接続する。実施例では、ヒンジ92は、一体型ヒンジとして描写されるが、それを中心として解放機構86が変位し得る、枢動ピンを含む、ヒンジが、代替実施形態では、使用されてもよい。押下されると、解放機構86は、ヒンジ92を中心として枢動し得、取出フィンガ90は、力を医療デバイス10に対して付与し得る。本力は、付属品12が医療デバイス10ら除去され得るように、医療デバイス10が付属品12のアーム54とのクリップ係合から外れるように変位させることを補助し得る。
【0029】
例示的付属品12は、解放機構86を含むが、他の実施形態は、類似ユーザ作動可能構成要素を含んでもよく、これは、医療デバイス10に対するユーザ入力を検知するように動作されてもよい。したがって、付属品12は、ユーザインターフェース29を含んでもよい。例えば、いくつかの実施形態では、ユーザ入力機構が、付属品12内に含まれてもよい。ユーザ入力機構は、上記に説明される解放機構に類似する、ヒンジ付き変位可能構成要素であってもよい。ユーザ入力機構は、取出フィンガの代わりに、入力フィンガを含んでもよい。そのような入力フィンガは、付属品12内に保定された医療デバイス10内に含まれる、ボタンまたは同等物と整合してもよい。ユーザ入力機構が、(例えば、ユーザの指によって)作動されると、入力フィンガは、医療デバイス10上に含まれる入力手段に対して前進されてもよい。これは、付属品12が、依然として、付属品12が医療デバイス10上に配設されるとき、付属品12によって被覆されるボタンの動作を可能にしながら、有窓56(例えば、
図2~5参照)を伴わずに作製されることを可能にし得る。
【0030】
ここで
図17~20を参照すると、付属品12の別の例示的実施形態が、描写される。示されるように、筐体50は、医療デバイス10またはその一部を受容および保定するように定寸および成形される、ベイ52を含む。例示的実施形態では、ベイ52は、結合部材を含み、これは、筐体50内のドッキング開口部の対向側上に位置する、アーム54として描写される。ベイ52はまた、上部プレート84によっても画定される。付属品12は、原位置で医療デバイス10上に保定されてもよい。例示的実施形態では、付属品12は、第2の部分58を含む。第2の部分58は、ベイ52に対して側方に配置され、付属品に、その中に保定された医療デバイス10より若干のみ背の高いプロファイルを与える。第2の部分58は、
図2~8に関連して説明されるもの等の構成要素を含んでもよい。示されるように、上部プレート84は、有窓56を含む。
【0031】
ここで
図21~26を参照すると、付属品12の別の例示的実施形態が、描写される。示されるように、筐体50は、キャップ状であって、医療デバイス10またはその一部を受容および保定するように定寸および成形される、空洞100の形態における、医療デバイス受容器を含む。付属品12はまた、第2の部分58を含み、これは、
図2~8に関連して上記に説明される構成要素を含み得る。例示的実施形態では、筐体50は、周辺壁102を含み、これは、医療デバイス10上に保定されると、医療デバイス10を実質的に囲繞する。周辺壁102はまた、辺縁105をその縁に含んでもよく、これは、医療デバイス10上への付属品12の保定を補助し得る。いくつかの実施形態では、辺縁105は、医療デバイス10内の対応する溝と界面接触するように定寸されてもよい。周辺壁102は、いくつかの途絶部104を含む。これらの途絶部104は、例示的実施形態では、周辺壁102内で規則的角度間隔において離間される。実施例では、途絶部104は、約60°毎に含まれる。代替実施形態では、途絶部104は、例えば、45~120°毎に含まれてもよい。途絶部104はまた、不規則的に離間されてもよい。付属品12が丸形占有面積を有していない、実施形態では、例えば、付属品12の周辺壁102の側面あたり少なくとも1つの途絶部が存在し得る。例示的実施形態では、途絶部104は、付属品12の高さ軸と略平行に、直線経路を辿り、付属品12の高さ軸と略垂直な方向に、周辺壁102の中に切り込まれる。本明細書で使用されるように、用語「切り込み」は、必ずしもではないが、特徴が材料除去プロセスを介して形成されることを意味し得ることを理解されたい。構成要素から切り出される、そこに切り込まれる等として説明される特徴は、成型、鋳造、材料付加プロセス(例えば、3D印刷)、または構成要素からの材料の除去を伴わない他の製造プロセスの間に形成されてもよい。他の実施形態では、途絶部104の経路は、直線経路を辿る必要はなく、示されるもの以外の角度で周辺壁120に切り込まれてもよい。
【0032】
途絶部104は、付属品12の上部部分にカンチレバー支持される、いくつかの壁区画を発生させてもよい。各区画は、結合部材として作用してもよく、これは、付属品12を医療デバイス10上に保定することに役立ち得る。各カンチレバー式区画は、医療デバイス10が空洞100の中にドッキングされるにつれて、外向きに弾力性に偏向してもよい。区画が静置状態にあるとき、辺縁105によってもたらされる、付属品12の底部内の開口部より広い、医療デバイス10の一部は、区画が外向きに偏向されると、空洞100の中に通過され得る。区画は、次いで、いったん医療デバイス10が空洞100内の定位置に来ると、静置状態に復元し得る。したがって、付属品12は、医療デバイス10上にクリップ留めされ、付属品12を医療デバイス10上の定位置に機械的に保定し得る。
図25に示されるように、医療デバイス10は、付属品12が、付属品12を医療デバイス10の上部に押圧することによって、医療デバイス10に取り付けられる間、患者上の原位置で動作したままであり得る。
【0033】
付属品12の周辺壁102はまた、隙間106を有してもよい。隙間106は、医療デバイス10から付属品12の占有面積を越えたある点まで導く、管類コネクタまたは管類14等の突出部を収容するために含まれてもよい。例示的実施形態では、隙間106は、Norman窓の形状を有する、切り出しであるが、しかしながら、任意の好適な形状が、使用されてもよい。加えて、周辺壁102内の途絶部104のうちの1つは、隙間106まで延在する。これは、全ての実施形態においてそうである必要はない。
【0034】
例示的実施形態の隙間106は、各側にフランジ108が隣接する。フランジ108は、実施例では、周辺壁102の底部に含まれる。フランジ108は、握持または接触表面を提供し、医療デバイス10からの付属品12の除去を促進し得る。フランジ108が周辺壁102から延在する、距離は、変動してもよく、実施例では、隙間106との近接度に伴って増加する。
【0035】
ここで
図27~30を参照すると、別の例示的付属品が、描写される。本例示的実施形態では、フランジ108は、隙間106に隣接する周辺壁102区画全体に沿って存在する。フランジ108が周辺壁102から突出する、距離は、第1の区分に沿って可変であって、隙間106の近位にある、第2の区分に沿って実質的に一定である。
【0036】
ここで
図31~34を参照すると、代替実施形態では、フランジ108が、付属品12の上部に含まれ得る。加えて、周辺壁102内の途絶部104が、周辺壁102の一部にわたってのみ、含まれ得る。例示的実施形態では、途絶部104は、周辺壁102の大部分にわたって、規則的角度間隔において含まれる。隙間106は、各側に周辺壁102の途絶部104がない区画が隣接する。
【0037】
ここで
図35~40を参照すると、付属品12の上部から延在する、フランジ108を含む、付属品12の別の実施形態が、示される。
図35~38に示される例示的実施形態はまた、ある曲率を有する、周辺壁102を含む。本曲率は、開口部を付属品12の底部内に開け得、これは、医療デバイス10の少なくとも一部より小さい空洞100につながる。したがって、付属品12が、医療デバイス10上に結合されるにつれて、周辺壁102は、医療デバイス10の周囲にクリップ留めされ、付属品12を定位置に保定し得る。他の実施形態におけるように、付属品12は、第2の部分58を含んでもよく、これは、
図2~8に関連して説明される構成要素を含み得る。付属品12はまた、より大きい隙間106を含む。より大きい隙間106は、医療デバイス10に対して付属品12のある程度の回転を可能にし得る。
【0038】
ここで
図41~47を参照すると、付属品12の別の例示的実施形態が、描写される。示されるように、付属品12の筐体50は、いくつかのクリップ110を含む、保定部分を含む。筐体50はまた、第2の部分58を含み、これは、
図2~8に関連して説明される構成要素を含み得る。医療デバイス10は、付属品12のクリップ110のためのいくつかの受容陥凹を含んでもよい。ある実施例では、これは、付属品12が、医療デバイス10が原位置で動作したままである間、医療デバイス10の上部に搭載されることを可能にし得る。いくつかの実施形態では、付属品12は、付属品12を医療デバイス10に対して押圧することによって、医療デバイス10上に搭載されてもよい。これは、クリップ110のそれぞれを医療デバイス10内の個別の受容陥凹の一部の周囲に偏向させ得る。付属品12がさらに、医療デバイス10に対して前進されるにつれて、クリップ110は、受容陥凹の妨害部分を越えて進行し、静置状態に戻るように復元し得る。クリップ110は、フック部分112を含んでもよく、これは、いったん受容陥凹の妨害部分を通過するように前進されると、付属品12を定位置に掛止し得る。示されるように、付属品12の筐体50は、くぼみ114を含んでもよい。くぼみ114は、指先が、付属品12下に到達し、付属品12を医療デバイス10から外すことを可能にするように定寸されてもよい。
【0039】
代替実施形態では、付属品12のクリップ110は、医療デバイス10内に含まれる、バヨネットタイプ搭載部と界面接触してもよい。そのような実施形態では、医療デバイス10は、クリップ110毎に、「L」形状スロットを含んでもよい。付属品12のクリップ110は、「L」形状のスロットの脚部によって提供される、開口部の中に前進され得る。付属品12は、次いで、クリップ110が、スロットの残りの部分に沿って、スロットからのクリップ110の除去が妨害される、スロットの領域に変位されるように、回転され得る。したがって、付属品12は、医療デバイス10に機械的に結合され得る。付属品12は、その中でクリップ110が、「L」形状のスロットの脚部によって提供される開口部と整合し、付属品12の除去を可能にする、位置に戻るように回転されてもよい。いくつかの実施形態では、「L」形状のスロットは、その中に付属品12が医療デバイス10に機械的に結合されると、クリップ110が常駐する、小突出線部分を含んでもよい。ユーザは、付属品12を医療デバイス10から除去するための回転が可能になり得る前に、付属品12を押し下げ、クリップ110を小突出線部分から外に前進させることが要求され得る。
【0040】
ここで
図48~51を参照すると、別の実施例付属品12が、描写される。示されるように、付属品12の筐体50は、枢動式保定部材120を含む、保定部分を含む。筐体50はまた、第2の部分58を含み、これは、
図2~8に関連して説明される構成要素を含み得る。示される枢動式保定部材120は、弧状形状を有し、その終端端部に含まれる、ピン122を含む。ピン122は、筐体50の残りの部分上に含まれる、軸受の中に延在し得る。付属品12と医療デバイス10の機械的結合の間、ピン122は、保定部材120が、受容位置から保定位置に枢動することを可能にし得る。受容位置では、保定部材120は、筐体50の上部にわたって枢動され、筐体50が、医療デバイス10を患者から除去せずに、医療デバイス10上に設置されることを可能にし得る。いったん定位置に来ると、付属品12の保定部材120は、保定位置に変位されてもよい(
図48~51に示される)。保定位置にあるとき、保定部材120は、医療デバイス10の周囲の定位置にクリップ留めされ、付属品12を医療デバイス10上の定位置に保持し得る。保定部材120はまた、フランジ124を含んでもよい。フランジ124は、付属品12のユーザによる握持および作動を促進するために含まれてもよい。筐体50はまた、切り欠き126を含む。切り欠き126は、本明細書にいずれかの場所で説明される有窓56と同様に、医療デバイス10のユーザインターフェース構成要素へのアクセスを可能にし得る。
【0041】
ここで
図52~55を参照すると、枢動式保定部材120を含む、別の実施例付属品12が、示される。
図52~55に描写される例示的実施形態は、医療デバイス10上に配設されると、医療デバイス10の周囲に掛止するように構成される。
図53の詳細図に最良に示されるように、保定部材120は、突起128を含んでもよい。保定部材120が、保定位置にあるとき、突起128は、筐体50の別の部分上に含まれる、戻り止め130と係合し得る。これは、保定部材120を保定位置に保持し、ユーザが、例えば、睡眠中、動き回るにつれて、付属品12が医療デバイス10から不注意に除去されないように保つことを補助し得る。
【0042】
ここで
図56~60を参照すると、付属品12の別の実施形態が、示される。示されるように、付属品12は、第2の部分58上に配置され得る、クリップ142を有してもよい。第2の部分58はまた、
図2~8に関連して説明される構成要素を含んでもよい。第2の部分58は、枢動ピン144によって、第1の部分140に枢動可能に結合されてもよい。第1の部分140は、その中で医療デバイス10が付属品12の中に設置され得る、装填位置に枢動されてもよい。装填位置から、第1の部分140は、その中で医療デバイス10が付属品12内の定位置に保持される、保定位置に枢動されてもよい。
図52~55に示されるものに類似する掛止配列が、第1の部分140を保定位置における定位置に保持することに役立つために含まれてもよい。付属品12の第1の部分140または第2の部分58は、その中に医療デバイス100が配設され得る、架台146を含んでもよい。
図59に示されるように、医療デバイス10は、第1の部分140の架台146内の定位置に示される。架台146は、1つまたはそれを上回るウィング148を含んでもよく、これは、医療デバイス10が架台146内に配設されると、医療デバイス10の少なくとも一部を囲繞し得る。いったん医療デバイス10が、架台146内に位置付けられると、付属品12の第1の部分140は、付属品12の第2の部分58に向かって枢動され得る。これは、例えば、
図60に示されるように、医療デバイス10を付属品12内に狭入させ得る。クリップ142は、ユーザのベルトまたはウェストバンドに取り付けられ、医療デバイス10が、患者によって搬送される間、付属品12とともに動作することを可能にしてもよい。
【0043】
図56~60に示される付属品12の代替実施形態が、
図61~65に描写される。示されるように、第1の部分140および第2の部分58は、一体型ヒンジ150を介して、相互に取り付けられる。したがって、第1の部分140は、枢動ピン144の必要なく、第2の部分58に対して変位され得る(例えば、
図56~60参照)。加えて、一体型ヒンジ150が、いったん医療デバイス10が付属品12内に配設されると、不注意による偏向を回避するために、十分な弾力性を伴って構築され得るため、掛止配列は、含まれなくてもよい。
【0044】
図66~69に示されるような別の代替実施形態では、筐体50を伴う、付属品12は、医療デバイス10またはその一部を受容および保定するように定寸および成形される、ベイ52として示される、医療デバイス受容器を有する。例示的実施形態では、ベイ52は、結合部材を含み、これは、筐体50内のドッキング開口部の対向側上に位置する、アーム54として描写される。アーム54は、医療デバイス10が付属品12内に設置されると、医療デバイス10を抱持するように輪郭が付けられ得る。示されるように、付属品12は、クリップ142を含んでもよく、これは、第2の部分58上に配置されてもよい。第2の部分58はまた、
図2~8に関連して説明される構成要素を含んでもよい。クリップ142は、ユーザのベルトまたはウェストバンドへの付属品12の取付を促進し得る。加えて、クリップ142は、ベイ52のアーム54が、医療デバイス10が、重力の力によって、付属品12内の定位置に拘持され得るように、位置付けられることを確実にし得る。
【0045】
別の実施形態では、ここで
図70~72を参照すると、付属品12は、ベルト160を含んでもよい。付属品12の装着し易さを促進する、ストラップまたはスリング等の類似構成要素が、種々の実施形態では、含まれてもよい。示されるように、ベルト160は、バックル部分162を含んでもよい。バックル部分162は、例えば、バッテリ24、充電回路網、コントローラ(例えば、マイクロプロセッサ、PLC、FPGA等)、メモリ、アラーム26、および無線通信機28のうちの1つまたはそれを上回るものを含有してもよい。加えて、バックル部分162は、スロット164を含んでもよい。スロット164は、医療デバイス10を受け取るように定寸されてもよい。いくつかの実施形態では、
図9~12に描写されるもの等のアーム54が、医療デバイス10をスロット164内に保定することを補助するために含まれてもよい。
【0046】
ここで
図73~74を参照すると、付属品12の別の実施形態が、描写される。示されるように、付属品12は、医療デバイス10を受け取るように定寸される、凹部172を有する、パッド170を含んでもよい。凹部172は、いくつかの磁石174を含んでもよく、これは、医療デバイス10内に含まれる、磁石に結合してもよい。加えて、パッド170は、例えば、バッテリ24、充電回路網、コントローラ(例えば、マイクロプロセッサ、PLC、FPGA等)、メモリ、アラーム26、および無線通信機28のうちの1つまたはそれを上回るものを含有してもよい。パッド170はさらに、ポート62を含んでもよく、これは、データ(例えば、ログ転送または医療デバイス更新)または電力通信のために使用されてもよい。USBタイプケーブル178が、
図74におけるポート62の中に結合されるように描写される。インジケータ光176が、パッド170上に含まれ、付属品12および/または医療デバイス10のステータスに基づいて、照明してもよい。例えば、インジケータ光176は、第1の色を照明し、医療デバイス10が無線で充電されていることを示してもよい。インジケータ光は、点滅し、付属品12内の低バッテリ24を示してもよい。インジケータ光176は、医療デバイス10または付属品12によって遭遇されるアラームの場合、第2の色を照明してもよい。
【0047】
ここで
図75を参照すると、別の例示的付属品12が、描写される。描写される付属品12は、
図2~8に示されるものに類似するが、しかしながら、付属品12は、伝導性接点180のセットを含む。医療デバイス10が、付属品12内に設置されると、伝導性接点180は、医療デバイス10上に含まれる伝導性ゾーンと界面接触し得る。これは、付属品12が、充電目的のために、医療デバイス10と界面接触することを可能にし得る。
【0048】
ここで
図76~77を参照すると、別の例示的付属品が、描写される。示されるように、付属品は、ユーザインターフェース29を含む。ユーザインターフェース29は、タッチスクリーンディスプレイであってもよいが、任意の他の好適なタイプのディスプレイが、含まれてもよい。ユーザインターフェース29のホーム画面は、
図77に描写される。ホーム画面は、患者の現在のオンボードインスリン(IOB)のような情報を含んでもよい。ホーム画面はまた、CGM等のグルコースモニタからの最新の読取値を含んでもよい。日付、バッテリ残量、および投薬剤残量のような他の情報も、含まれてもよい。ユーザはまた、最新のボーラスまたは血糖傾向データについての情報にホーム画面からアクセスすることが可能であり得る。ボーラスボタンは、ホーム画面上に含まれてもよい。加えて、ホーム画面は、メニューボタンを含んでもよく、これは、種々の設定にアクセスする、注入プロファイルをプログラムする、履歴患者データを閲覧する、チュートリアルにアクセスする等のために使用されてもよい。ユーザインターフェース29は、ユーザが医療デバイス10をプログラムおよび使用することを可能にする、任意の数の他の画面を示してもよい。ユーザインターフェース29上への提示のために発生され得る、いくつかの例示的画面は、2015年9月15日に発行され、「Methods and Systems for Controlling an Infusion Pump」と題された、米国特許第9,132,227号(弁理士整理番号第G98号)、2017年5月23日に発行され、「Infusion Pump Methods and Systems」と題された、米国特許第9,656,031号(弁理士整理番号第I06号)、2017年5月30日に発行され、「Devices, Methods and Systems for Wireless Control of Medical Devices」と題された、米国特許第9,662,438号(弁理士整理番号第I98号)、2019年3月26日に発行され、「デバイス、のための方法およびシステム無線の制御医療デバイス」と題された、米国特許第10,238,794号(弁理士整理番号第K11号)、および20109年2月5日に発行され、「Devices, Methods
and Systems for Wireless Control of Medical Devices」と題された、米国特許第10,195,343号(弁理士整理番号第L72)(それぞれ、参照することによってその全体として本明細書に組み込まれる)により詳細に説明される。
【0049】
種々の代替および修正が、当業者によって、本開示から逸脱することなく考案され得る。故に、本開示は、全てのそのような代替、修正、および相違を包含するように意図される。加えて、本開示のいくつかの実施形態は、図面に示され、および/または本明細書で議論されているが、本開示は、それに限定されることを意図するものではなく、本開示は、当該分野が許容するであろう広範な範囲であって、本明細書は、同様に読まれることが意図される。したがって、上記の説明は、限定としてではなく、単に、特定の実施形態の例示として解釈されるべきである。また、当業者は、本明細書に添付の請求項の範囲および精神内の他の修正も想起するであろう。上記および/または添付の請求項に説明されるものと実質的に異なる、他の要素、ステップ、方法、および技法もまた、本開示の範囲内であるものとして意図される。
【0050】
図面に示される実施形態は、本開示のある実施例を実証するためだけに提示される。また、説明される図面は、例証的にすぎず、非限定的である。図面では、例証目的のために、要素のうちのいくつかのサイズは、誇張され、特定の縮尺で描かれていない場合がある。加えて、同一番号を有する、図面内に示される要素は、文脈に応じて、同じ要素であり得る、または類似要素であり得る。
【0051】
用語「comprising(~を備える)」が、本説明および請求項で使用される場合、これは、他の要素またはステップを除外するものではない。不定または定冠詞、例えば、「a」、「an」、または「the」が、単数形名詞を参照するときに使用される場合、これは、何らかのものが別様に具体的に述べられない限り、その名詞の複数形も含む。故に、用語「comprising(~を備える)」は、その後列挙されたアイテムに制限されるものとして解釈されるべきではない。すなわち、他の要素またはステップを除外せず、したがって、表現「アイテムAおよびBを備える、デバイス」の範囲は、「構成要素AおよびBのみから成る、デバイス」に限定されるべきではない。
【0052】
さらに、用語「第1」、「第2」、「第3」、および同等物は、説明または請求項において使用されるかどうかにかかわらず、類似要素を区別するために提供され、必ずしも、順次または時系列順序を説明するためのものではない。そのように使用される用語は、適切な状況下では、相互交換可能であって(別様に明確に開示されない限り)、本開示の本明細書に説明される実施形態は、本明細書に説明または図示されるもの以外のシーケンスおよび/または配列においても動作可能であることを理解されたい。
【0053】
本発明の原理が、本明細書に説明されているが、本説明は、本発明の範囲に関する限定としてではなく、一例としてのみ成されていることが、当業者によって理解されるはずである。他の実施形態も、本明細書に図示および説明される例示的実施形態に加え、本発明の範囲内であると想定される。当業者による修正および代用も、本発明の範囲内であると見なされる。
【外国語明細書】