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特開2023-162597オンライン対話の支援方法、当該支援方法をプロセッサーに実行させるプログラム、および、オンライン対話の支援システム
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  • 特開-オンライン対話の支援方法、当該支援方法をプロセッサーに実行させるプログラム、および、オンライン対話の支援システム 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023162597
(43)【公開日】2023-11-09
(54)【発明の名称】オンライン対話の支援方法、当該支援方法をプロセッサーに実行させるプログラム、および、オンライン対話の支援システム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20231101BHJP
   G10L 15/22 20060101ALI20231101BHJP
   G10L 15/00 20130101ALI20231101BHJP
   G10L 15/10 20060101ALI20231101BHJP
   G06F 40/279 20200101ALI20231101BHJP
   G06F 16/90 20190101ALI20231101BHJP
   G06F 3/16 20060101ALI20231101BHJP
   G06F 3/01 20060101ALI20231101BHJP
【FI】
G06Q50/10
G10L15/22 453
G10L15/00 200U
G10L15/10 500Z
G06F40/279
G06F16/90 100
G06F3/16 650
G06F3/16 620
G06F3/01 510
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022073036
(22)【出願日】2022-04-27
(71)【出願人】
【識別番号】000001270
【氏名又は名称】コニカミノルタ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001195
【氏名又は名称】弁理士法人深見特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】坂本 顕司
【テーマコード(参考)】
5B091
5B175
5E555
5L049
【Fターム(参考)】
5B091CA02
5B091CB12
5B175EA01
5E555AA44
5E555AA46
5E555AA59
5E555AA61
5E555BA13
5E555BB13
5E555BC04
5E555BC17
5E555BD01
5E555BD06
5E555CA47
5E555CB64
5E555DB41
5E555DC13
5E555DD07
5E555DD08
5E555EA23
5E555EA25
5E555FA00
5L049CC12
(57)【要約】
【課題】オンライン対話において心理的安全性が高い発言例を提案する技術を提供する。
【解決手段】対話支援システムとして機能するサーバーのCPUが実行する処理は、端末のユーザーによって発せられた発言を取得するステップ(S610)と、発言を解析するステップ(S620)と、心理的安全性の低い発言を抽出するステップ(S630)と、当該心理的安全性の低い発言の直前の発言を抽出するステップ(S640)と、当該直前の発言と過去の発言とのマッチングを行なって類似の発言を抽出するステップ(S650)と、当該直後の発言の心理的安全性が高いと判断した場合に(ステップS660にてYES)、当該類似の発言を端末11に表示させるステップ(S670)とを含む。
【選択図】図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピューターが、オンラインの対話において第1の発言者から第2の発言者に対する発言を受け付けるステップと、
前記コンピューターが、前記発言の音声を文字列に変換するステップと、
前記コンピューターが、発言を解析するステップと、
前記コンピューターが、前記解析の結果に基づいて、一以上の発言例を有するデータベースにアクセスするステップと、
前記コンピューターが、前記第1の発言者の発言に基づいて、前記一以上の発言例から、前記第1の発言者による発言に対する応答として望ましい応答を抽出するステップと、
前記コンピューターが、抽出された発言例を前記第2の発言者に出力するステップとを含む、オンライン対話の支援方法。
【請求項2】
前記第1の発言者による発言に対する応答を前記第2の発言者から受けるステップをさらに含み、
前記抽出するステップは、前記第2の発言者による応答に基づいて、前記第1の発言者による発言に対する応答を抽出するステップを含み、
前記提示するステップは、前記第1の発言者に対する応答の入力を前記第2の発言者から受け付けた後に、前記抽出された発言例を前記第2の発言者に提示することを含む、請求項1に記載のオンライン対話の支援方法。
【請求項3】
前記提示するステップは、前記第2の発言者から前記第1の発言者への応答が行なわれる前に、前記発言例を提示するステップを含む、請求項1に記載のオンライン対話の支援方法。
【請求項4】
前記解析するステップは、前記コンピューターに入力された発言が心理的に安全か否かを判断するステップを含む、請求項1に記載のオンライン対話の支援方法。
【請求項5】
前記抽出するステップは、
前記第1の発言者の発言に類似する過去の発言を検索するステップと、
前記過去の発言に対する応答として心理的に安全であると判断される発言を選択するステップとを含む、請求項1に記載のオンライン対話の支援方法。
【請求項6】
前記データベースは、複数の発言例を有しており、
前記選択するステップは、前記複数の発言例から、前記第1の発言者による発言との類似度が高い発言例を検索するステップを含み、
前記出力するステップは、前記類似度が高い発言例が検索されたことに基づいて、前記類似度が高い発言例を前記第2の発言者に出力するステップを含む、請求項5に記載のオンライン対話の支援方法。
【請求項7】
前記複数の発言例は、世間で知られている発言例のうち心理的安全性が高い発言としてを含み、
前記出力するステップは、前記類似度が高い発言例が抽出されなかったことに基づいて、前記世間で知られている発言例を前記第2の発言者に出力するステップを含む、請求項6に記載のオンライン対話の支援方法。
【請求項8】
前記出力するステップは、前記類似度が高い発言例と、当該発言例に対する発言として心理的安全性が高いとされる発言例とを出力するステップを含む、請求項5に記載のオンライン対話の支援方法。
【請求項9】
請求項1~8のいずれかに記載の支援方法をプロセッサーに実行させる、プログラム。
【請求項10】
請求項1~8のいずれかに記載の支援方法を実現するプログラムを格納したメモリーと、
前記プログラムを実行するプロセッサーとを備える、オンライン対話の支援システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示はオンライン対話を支援する技術に関し、より特定的には、心理的安全性の高い発言を提案する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
オンラインで会議を行なう技術が知られている。たとえば、特開2017-215931号公報(特許文献1)は、「会議を効率化することができる会議支援システム」を開示している。この会議支援システムは、「前記会議の参加者の発言の内容である発言内容を入力し、前記入力部により入力された前記発言内容に基づいて、対応する発言の種類を判断し、前記判断部による判断結果に基づいて、前記発言内容、前記会議の評価又は前記参加者の評価の少なくともいずれかを出力する」というものである([要約]参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2017-215931号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
対話において相手の発言に応答する発言には、様々なものがあり、たとえば、心理的安全性の観点から、心理的安全性が高い発言や、そうでない(心理的安全性が低い)発言に分類できる。望ましいコミュニケーションを促進するために、心理的安全性が高い発言がオンライン対話で行なわれる技術が必要とされている。
【0005】
本開示は上述のような背景に鑑みてなされたものであって、オンライン対話で心理的安全性が高い発言が行なわれる技術が開示される。
【課題を解決するための手段】
【0006】
ある実施の形態に従うと、オンライン対話の支援方法が提供される。この支援方法は、コンピューターが、オンラインの対話において第1の発言者から第2の発言者に対する発言を受け付けるステップと、コンピューターが、発言の音声を文字列に変換するステップと、コンピューターが、発言を解析するステップと、コンピューターが、解析の結果に基づいて、一以上の発言例を有するデータベースにアクセスするステップと、コンピューターが、第1の発言者の発言に基づいて、一以上の発言例から、第1の発言者による発言に対する応答として望ましい応答を抽出するステップと、コンピューターが、抽出された発言例を第2の発言者に出力するステップとを含む。
【0007】
ある局面に従うと、オンライン対話の支援方法は、第1の発言者による発言に対する応答を第2の発言者から受けるステップをさらに含む。抽出するステップは、第2の発言者による応答に基づいて、第1の発言者による発言に対する応答を抽出するステップを含む。提示するステップは、第1の発言者に対する応答の入力を第2の発言者から受け付けた後に、抽出された発言例を第2の発言者に提示することを含む。
【0008】
ある局面において、提示するステップは、第2の発言者から第1の発言者への応答が行なわれる前に、発言例を提示するステップを含む。
【0009】
ある局面において、解析するステップは、コンピューターに入力された発言が心理的に安全か否かを判断するステップを含む。
【0010】
ある局面において、抽出するステップは、第1の発言者の発言に類似する過去の発言を検索するステップと、過去の発言に対する応答として心理的に安全であると判断される発言を選択するステップとを含む。
【0011】
ある局面において、データベースは、複数の発言例を有している。選択するステップは、複数の発言例から、第1の発言者による発言との類似度が高い発言例を検索するステップを含む。出力するステップは、類似度が高い発言例が検索されたことに基づいて、類似度が高い発言例を第2の発言者に出力するステップを含む。
【0012】
ある局面において、複数の発言例は、世間で知られている発言例のうち心理的安全性が高い発言としてを含む。出力するステップは、類似度が高い発言例が抽出されなかったことに基づいて、世間で知られている発言例を第2の発言者に出力するステップを含む。
【0013】
ある局面において、出力するステップは、類似度が高い発言例と、当該発言例に対する発言として心理的安全性が高いとされる発言例とを出力するステップを含む。
【0014】
他の実施の形態に従うと、上記のいずれかに記載の支援方法をプロセッサーに実行させるプログラムが提供される。
【0015】
さらに他の実施の形態に従うと、オンライン対話の支援システムが提供される。この支援システムは、上記のいずれかに記載の支援方法を実現するプログラムを格納したメモリーと、プログラムを実行するプロセッサーとを備える。
【0016】
ある実施の形態に従うと、オンライン対話において心理的安全性が高い発言が促進される。
【0017】
この発明の上記および他の目的、特徴、局面および利点は、添付の図面と関連して理解されるこの発明に関する次の詳細な説明から明らかとなるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】サーバー20の概略構成及び使用形態を例示する図である。
図2】コンピューターシステム200のハードウェア構成を表わすブロック図である。
図3】サーバー20として機能するコンピューターシステム200が備えるハードディスク5におけるデータ格納の一態様を例示する図である。
図4】端末10,11に対話支援機能を提供する対話支援システム100の機能構成を表わすブロック図である。
図5】サーバー20のハードディスク5において管理されるデータベース440の一例を表わす図である。
図6】対話支援システム100を実現するサーバー20のCPU1が実行する処理の一部を表わすフローチャートである。
図7】他の局面に従うデータベース440のデータ構造を表わす図である。
図8】他の局面に従うデータベース440の構成の一例を表わす図である。
図9】端末10を実現するコンピューターシステム200のモニター8に表示される画面を例示する図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
【0020】
<特徴の概要>
本開示に係る特徴の概要は、要するに、第1発言者が発言し(たとえば、質問を行ない)、当該発言に対する応答として第2発言者が発言した場合(たとえば、消極的当家止められる回答をした場合)において、第2発言者の発言の心理的安全性が高くないと判断された場合に、第1発言者の発言と、過去の発言データベースとから、第1発言者の発言に似通った発言例が抽出される。抽出される発言例は、当該直前の発言に完全に一致する必要はない。抽出は、たとえばAI(Artificial Intelligence)技術を用いて行なわれるが、AI技術が使用されなくてもよい。たとえば、ルールベースでの抽出が行なわれてもよい。
【0021】
本実施の形態において、心理的安全性とは、組織行動学における「チームの他のメンバーが自分の発言を拒絶したり、罰したりしないと確信できる状態」(エドモンドソン)をいう。心理的安全性が高い状態にある場合、発言者は、質問やアイディアを提案した時に、相手に受け止めてもらえると信じることができるので、当該質問やアイディアを率直に発言し得る。
【0022】
当該似通った発言例は、心理的安全性が高い発言例として、心理的安全性の高くない発言を行なった第2発言者に提示される。これにより、第2発言者は、対話相手(第1発言者)からの発言に対して望ましい発言例を知ることができるので、オンライン対話における行動改善が促進され得る。
【0023】
また、複数の発言例が発言データベースに登録されている場合、第1発言者の発言との類似度の高い発言例から順に第2発言例に提示され得る。複数の発言例が提示されることで、第2発言者は、様々な発言例を知ることができ、より豊かなコミュニケーション能力を習得できる。
【0024】
さらに、心理的安全性が高い発言例に加えて、心理的安全性が低いと判断された発言例が提示されてもよい。心理的安全性の高い発言例と、心理的安全性の低い発言例とが表示されるので、第2発言者は、反面教師として、心理的安全性の低い発言例を認識することができる。
【0025】
図1を参照して、ある実施の形態に従うサーバー20の構成について説明する。図1は、サーバー20の概略構成及び使用形態を例示する図である。サーバー20は、ネットワーク190を介して、端末10,11,12等と通信する。
【0026】
サーバー20は、対話支援システム100を含む。対話支援システム100は、発言データベース(DB)110と、解析部120と、判断部130と、出力部140とを含む。対話支援システム100は、たとえば、Microsoft Teams(登録商標)、Zoomその他のWEB会議アプリケーション等のWeb対話で使用されるアプリケーションにおいて実現される。
【0027】
発言データベース110は、端末10のユーザによる発言と、登録済みの発言例とを含む。ユーザによる発言は、音声データおよび当該音声データから音声認識によって抽出された文字列データのいずれであってもよい。登録済みの発言例は、ある発言と当該発言に対する応答発言とを含み得る。当該発言例は、サーバー20を介して実際に行なわれた対話、および、サーバー20の外部で世の中に知られている発言のうち、応答の参考となり得る発言としてサーバー20のユーザー(運営者、管理者等)によって入力されて登録された発言を含み得る。
【0028】
解析部120は、端末10,11において受け付けられた発言の音声データに基づいて、当該発言を解析する。たとえば、解析部120は、周知の音声認識技術を用いて音声データを文字列に変換し、形態素解析により文字列を解析する。ある局面において、解析部120は、文字列の解析結果を用いて、当該発言の心理的安全性が高いかあるいは低いかを判断するための用語(たとえば、無理です、順調です、間に合います、等)を抽出し得る。
【0029】
判断部130は、発言データベース110に登録されている登録済みの発言例と、端末10から与えられる発言とに基づいて、当該発言に対する応答として端末11から与えられる発言の内容が、心理的安全性の高い発言であるか否かを判断する。
【0030】
一例として、ある局面において、判断部130は、端末10のユーザーの発言(たとえば、質問)に対する応答として端末11のユーザーが発した回答の解析結果に基づいて、当該回答の内容が心理的安全性の高い発言であるか又は低い発言であるかを判断する。判断部130は、当該回答の内容が心理的安全性の低い発言であると判断すると、発言データベース110から、端末11のユーザーの回答に類似の発言例を検索する。
【0031】
出力部140は、検索された心理的安全性が高い発言例を出力するためのデータを生成し、当該データを端末11に送信する。端末11は、当該データに基づいて心理的安全性が高い発言例を表示し、あるいは、心理的安全性が高い発言例を音声として出力し得る。ユーザーは、端末11によって出力された発言例を知ることができる。これにより、ユーザーは、今後、同様の発言(回答)を行なう場合に、これまでの回答よりも心理的安全性の高い発言(回答)を行なうことができる。
【0032】
他の例として、別の局面において、端末10のユーザーが端末11のユーザーに発言(たとえば、質問)を行なった場合、解析部120は、当該発言に対して音声認識処理を行ない、音声認識の結果を用いて文字列に変換する。解析部120は、当該文字列の形態素解析等により発言の内容を解析する。判断部130は、発言の内容の解析結果を用いて発言データベース110にアクセスし、端末10のユーザー発言に類似した発言の検索を行なう。当該類似した発言が発言データベース110に登録されている場合には、判断部130は、当該類似した発言を端末11への出力候補として選択する。判断部130は、選択した出力候補のうち、心理的安全性の高い発言を端末11に対する出力対象として決定する。
【0033】
出力部140は、判断部130によって出力対象として決定された発言を端末11に出力させるためのデータを生成し、端末11に当該データを送信する。端末11は、当該データに基づいて心理的安全性の高い発言を表示する。端末11のユーザーは、その表示を参照して、端末10のユーザーによる発言(質問)に対する回答として心理的安全性の高い回答を発言することができる。
【0034】
ネットワーク190は、インターネットおよびイントラネットのいずれでもよく、インターネットおよびイントラネットの組み合わせであってもよい。ネットワーク190における通信の形態は、有線および無線のいずれであってもよい。
【0035】
ある実施の形態に従うと、心理的安全性の高い発言例が端末のユーザーに提示されるので、当該ユーザーは、心理的安全性が高いとされる発言例を認識できる。これにより、ユーザーは対話相手の発言に対して心理的安全性の高い発言を返答する、という行動の改善も期待できる。心理的安全性が高い発言がやりとりされることで、生産性の向上も期待できる。
【0036】
[コンピューターシステムの構成]
図2を参照して、情報処理装置の一態様であるコンピューターシステム200の構成について説明する。図2は、コンピューターシステム200のハードウェア構成を表わすブロック図である。端末10,11,サーバー20は、コンピューターシステム200によってそれぞれ実現される。
【0037】
コンピューターシステム200は、主たる構成要素として、プログラムを実行するCPU1と、コンピューターシステム200の使用者による指示の入力を受けるマウス2およびキーボード3と、CPU1によるプログラムの実行により生成されたデータ、又はマウス2若しくはキーボード3を介して入力されたデータを揮発的に格納するRAM4と、データを不揮発的に格納するハードディスク5と、光ディスク駆動装置6と、通信インターフェイス(I/F)7と、モニター8とを含む。各構成要素は、相互にデータバスによって接続されている。光ディスク駆動装置6には、CD-ROM9その他の光ディスクが装着される。
【0038】
コンピューターシステム200における処理は、各ハードウェアおよびCPU1により実行されるソフトウェアによって実現される。このようなソフトウェアは、ハードディスク5に予め記憶されている場合がある。また、ソフトウェアは、CD-ROM9その他の記録媒体に格納されて、コンピュータープログラムとして流通している場合もある。あるいは、ソフトウェアは、いわゆるインターネットに接続されている情報提供事業者によってダウンロード可能なアプリケーションプログラムとして提供される場合もある。このようなソフトウェアは、光ディスク駆動装置6その他の読取装置によりその記録媒体から読み取られて、あるいは、通信インターフェイス7を介してダウンロードされた後、ハードディスク5に一旦格納される。そのソフトウェアは、CPU1によってハードディスク5から読み出され、RAM4に実行可能なプログラムの形式で格納される。CPU1は、そのプログラムを実行する。
【0039】
図2に示されるコンピューターシステム200を構成する各構成要素は、一般的なものである。したがって、本開示に係る技術思想の本質的な部分の一つは、RAM4、ハードディスク5、CD-ROM9その他の記録媒体に格納されたソフトウェア、あるいはネットワークを介してダウンロード可能なソフトウェアであるともいえる。記録媒体は、一時的でない、コンピューター読取可能なデータ記録媒体を含み得る。なお、コンピューターシステム200の各ハードウェアの動作は周知であるので、詳細な説明は繰り返さない。
【0040】
なお、記録媒体としては、CD-ROM、FD(Flexible Disk)、ハードディスクに限られず、磁気テープ、カセットテープ、光ディスク(MO(Magnetic Optical Disc)/MD(Mini Disc)/DVD(Digital Versatile Disc))、IC(Integrated Circuit)カード(メモリーカードを含む)、SSD(Solid State Drive)、光カード、マスクROM、EPROM(Electronically Programmable Read-Only Memory)、EEPROM(Electronically Erasable Programmable Read-Only Memory)、フラッシュROMなどの半導体メモリー等の固定的にプログラムを担持する媒体でもよい。
【0041】
ここでいうプログラムとは、CPUにより直接実行可能なプログラムだけでなく、ソースプログラム形式のプログラム、圧縮処理されたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む。
【0042】
<データ構造>
図3を参照して、サーバー20のデータ構造について説明する。図3は、サーバー20として機能するコンピューターシステム200が備えるハードディスク5におけるデータ格納の一態様を例示する図である。ハードディスク5は、発言データベース110を記憶している。発言データベース110は、テーブル310,320を含む。
【0043】
テーブル310は、心理的安全性が低いとされる発言を含む対話の例を保持している。より具体的には、テーブル310は、最初の発言が行なわれた端末(たとえば端末10)による発言(たとえば、質問、確認のメッセージ等)と、当該発言に対する回答(たとえば、端末11のユーザーによる発言)とを関係づけて保持している。一例として、ある場面において、端末10のユーザーが「計画通りに完了する?」という問いかけを端末11のユーザーに対して行なった場合、端末11のユーザーは「無理です」と回答したため、テーブル310は、当該問いかけと回答の発言に対する文字列を保持している。
【0044】
テーブル320は、心理的安全性が高いとされる過去の対話の例を保持している。より具体的には、ある端末において「計画通りに完了しそう?」という発言を行なったユーザーに対して、別のユーザーが、別の端末から「予算があれば間に合います」と回答した場合、当該回答は心理的安全性が高い発言であると判断部130によって判断される。判断部130は、発言データベース110にアクセスして、当該発言および回答をテーブル320に追加する。
【0045】
<詳細構成>
図4を参照して、対話支援システム100が有する機能の詳細について説明する。図4は、端末10,11に対話支援機能を提供する対話支援システム100の機能構成を表わすブロック図である。対話支援システム100は、入力部410と、文字起こし部420と、解析部430と、データベース440と、画面生成部450と、出力部460とを備える。
【0046】
入力部410は、端末10,11のそれぞれによって送信された発言の音声信号の入力を受け付ける。入力部410は、たとえば、ネットワーク190に接続された入力端子その他の受信インターフェイスによって実現される。
【0047】
文字起こし部420は、音声信号を文字列に変換する。解析部430は、当該文字列を解析し、定められた基準に基づいて当該発言の心理的安全性が高いか否かを判断し、当該発言を分類する。定められた基準の一例は、心理的安全性が高い発言あるいは低い発言であるとしてサーバー20の管理者によって予め指定あるいは分類された発言を含み得る。
【0048】
データベース440は、当該定められた基準および文字起こし部420によって新たに文字列に変換されて取得された各発言と、当該発言の心理的安全性の高低を示す分類情報とを保持している。さらに、データベース440は、心理的安全性の高い発言として既に知られている発言やサーバー20の管理者によって指定された発言と、心理的安全性の低い発言とされる発言例と、端末10,11に望ましい発言を促すために予め準備された通知メッセージとを保持している。
【0049】
画面生成部450は、解析部430の結果を用いて、サーバー20に接続している端末10,11に画面を表示させるためのデータを生成する。当該画面は、一例として、画面の閲覧者(たとえば、端末11のユーザー)が受けた質問と、当該閲覧者により発せられた回答と、当該質問と同様の質問を受けた場合の回答としてより望ましい(すなわち、心理的安全性がより高い)とされる発言例とを含む。当該発言例が表示されることで、当該閲覧者は、より望ましい発言例を知ることができるので、次回以降の対話の心理的安全性が高まり得る。また、当該閲覧者が回答を発言する前に、当該より望ましい発言例が表示される場合には、その時から、閲覧者は、心理的安全性の高いとされる回答を返信することができる。
【0050】
出力部460は、当該データを該当する端末に送信する。たとえば、端末10のユーザーが端末11のユーザーに対して質問を発した場合、端末11のユーザーの回答の心理的安全性が問題となる。そこで、出力部460は、端末11に対して当該データを送信する。端末11を実現するコンピューターシステム200のモニター8は、当該データに基づいて画面を表示する。当該画面は、たとえば、端末11のユーザーが発言した後に表示される場合もあれば、端末10からの発言を受けて端末11のユーザーが発言する前に表示される場合もあり得る。
【0051】
<発言の履歴>
図5を参照して、サーバー20のデータ構造についてさらに説明する。図5は、サーバー20のハードディスク5において管理されるデータベース440の一例を表わす図である。データベース440は、テーブル510を保持している。テーブル510は、発言511と、発言者512と、時刻513とを含む。
【0052】
発言511は、サーバー20にアクセスしている各端末(たとえば、端末10または端末11)のユーザーによる発言である。発言者512は、当該発言を行なったユーザーを識別する。発言者512は、たとえば、各端末から対話支援システム100にログインしているユーザーに固有なメールアドレスであるが、その他の識別情報(たとえば、ユーザー番号など)が発言者512として登録されてもよい。時刻513は、当該発言が行なわれた時刻を特定する。
【0053】
対話支援システム100は、各端末からの発言を検知すると文字起こし部420によって音声を文字列に変換し、文字列を解析して得られた発言511をハードディスク5におけるテーブル510に蓄積する。なお、テーブル510は、サーバー20に接続された外部の記憶装置に格納されてもよい。
【0054】
<制御構造>
図6を参照して、サーバー20の制御構造について説明する。図6は、対話支援システム100を実現するサーバー20のCPU1が実行する処理の一部を表わすフローチャートである。
【0055】
ステップS610にて、CPU1は、入力部410を介して、端末11のユーザーによって発せられた発言を取得する。たとえば、端末10のユーザーが端末11のユーザーに質問した場合に、当該質問に対する回答が、端末11のユーザーによって発せられた発言となり得る。その後、CPU1は、文字起こし部420として、発言の音声信号を文字列に変換する。
【0056】
ステップS620にて、CPU1は、解析部430として、発言を解析する。解析の手法は特に限定されない。さらに、CPU1は、画面生成部450として、端末11に画面を表示させるためのデータを生成する。CPU1は、出力部460を介して、当該データを端末11に送信する。端末11のモニター8は、当該データに基づいて、心理的安全性が低い発言を表わす画面を表示する。端末11のユーザーは、その画面を視認することにより、自らの発言が、心理的安全性の低い発言であったことを知ることができる。
【0057】
ステップS630にて、CPU1は、解析部430として、心理的安全性の低い発言を抽出する。
【0058】
ステップS640にて、CPU1は、解析部430として、データベース440にアクセスして、当該心理的安全性の低い発言の直前の発言を抽出する。たとえば、端末10のユーザーが発言し、端末11のユーザーが当該発言に対する回答として発言した場合において、当該回答の心理的安全性が低いと判断されたとき、CPU1は、当該心理的安全性の低い発言の直前の発言として、端末10による発言を抽出する。
【0059】
ステップS650にて、CPU1は、解析部430として、データベース440にアクセスし、当該直前の発言と、過去の発言とのマッチングを行ない、類似の発言を抽出する。
【0060】
ステップS660にて、CPU1は、抽出した類似の発言の直後の発言の心理的安全性が高いか否かを判断する。この判断は、たとえば、当該発言の解析結果が心理的安全性が高いとされる用語を含むか否かに基づいて行なわれる。CPU1は、当該直後の発言の心理的安全性が高いと判断すると(ステップS660にてYES)、制御をステップS670に切り換える。そうでない場合には(ステップS660にてNO)、CPU1は、制御をステップS680に切り換える。
【0061】
ステップS670にて、CPU1は、当該類似の発言を端末11に表示させる。より詳しくは、CPU1は、画面生成部450として、当該類似の発言を端末に表示させるためのデータを生成し、出力部460として、当該データを端末11に送信する。端末11は、当該データを受信すると、モニター8に、端末11のユーザーによる発言に類似した発言のうち心理的安全性が高いとされる発言の例を表示する。これにより、ユーザーは、心理的安全性が高いとされる発言を知ることができるので、今後の対話の心理的安全性が高まり得る。
【0062】
ステップS680にて、CPU1は、解析の対象となり得る発言として次の発言があるか否かを判断する。この判断は、たとえば、解析部430による解析の結果、文字列が複数の発言を含むか否かの判断結果に基づいて行なわれる。発言の音声に対応する文字列が複数の発言を含む場合、CPU1は、次の発言があると判断し得る。CPU1は、次の発言があると判断すると(ステップS680にてYES)、制御をステップS620に戻す。そうでない場合には(ステップS680にてNO)、CPU1は、処理を終了する。
【0063】
<変形例>
図7を参照して、他の局面の例について説明する。図7は、他の局面に従うデータベース440のデータ構造を表わす図である。
【0064】
ある局面において、複数の発言が心理的安全性の高い発言としてデータベース440に格納されている場合がある。この場合、必要以上に多くの発言が、心理的安全性の高い発言として端末に表示されると、当該端末のユーザーが混乱する場合もあり得る。そこで、ある局面において、直前の発言に類似する発言のうち、類似度が予め設定された基準値以上であるものを優先して端末のユーザーに表示させてもよい。本実施の形態において、類似度とは、たとえば、レーベンシュタイン距離、ジャロ・ウィンクラー距離その他の公知の手法により算出される。
【0065】
図7に示されるように、他の局面に従う対話支援システム100のデータベース440は、テーブル310に加えて、テーブル710をさらに格納している。テーブル710は、心理的安全性が高いとされる過去の対話の例を含む。すなわち、テーブル710は、領域711,712,713を含む。領域711は、端末のユーザーによる発言に類似の発言を保持している。領域712は、ユーザーによる発言と、当該類似の発言との類似度を保持している。領域713は、当該端末のユーザーに提案され得る発言の候補を保持している。
【0066】
たとえば、テーブル310に示される「計画通りに完了する?」という発言が端末10のユーザーから端末11のユーザーに与えられた場合、心理的安全性が高いとされる過去の対話の例から2つの対話の例を表示するように対話支援システム100において設定されている場合、CPU1は、テーブル710から2つの類似の発言として、「計画通りに終わる?」および「順調に進んでる?」を、類似度の大きいものから順に選択し、選択した類似の発言に対応する二つの発言を領域713から抽出し、端末11に抽出した二つの発言を表示させる。これにより、端末11のユーザーは複数の発言を確認できるので、対話の内容に応じて心理的安全性の高い発言を回答し得る。
【0067】
<周知の発言>
図8を参照して、さらに他の例について説明する。ある局面において、発言の内容によっては、類似度の高い類似の発言がデータベースに登録されていない可能性もあり得る。その場合は、世間で広く知られた周知の発言が、応答に使用可能な発言の候補として端末のユーザーに提示されてもよい。
【0068】
図8は、他の局面に従うデータベース440の構成の一例を表わす図である。データベース440は、テーブル810を含む。テーブル810は、領域811,812,813,814を含む。
【0069】
領域811は、心理的安全性が低いとされる発言を含む対話のうち、トリガーとなる直前の対話を保持している。領域812は、当該直前の対話に対して回答されたユーザーの発言を保持している。領域813は、心理的安全性が高いとされる発言を含む世の中に広く知られた周知の発言の発言者の識別情報(本名、芸名、ペンネーム等)を保持している。領域814は、当該発言を保持している。当該周知の発言は、対話支援システム100の作成者あるいは管理者によってデータベース440に登録される。
【0070】
テーブル810によれば、端末のユーザーによって実際に与えられた発言(領域811)に対して、類似度の高い発言が存在しない場合でも、CPU1は、心理的安全性が高いとされる周知の発言(領域814)から抽出して、その抽出した発言を端末に表示させることができる。これにより、ユーザーは、世間で広く知られた発言のうち心理的安全性が高いとされる理想的な発言を知ることができるので、その後の回答として、当該理想的な発言をベースにした回答を行なうことができる。
【0071】
<画面例>
図9を参照して、端末10における画面の表示例について説明する。図9は、端末10を実現するコンピューターシステム200のモニター8に表示される画面を例示する図である。モニター8は、端末10のユーザーの発言と、お薦めの発言とを表示する。これにより、ユーザーは、自らの発言と、理想の発言とを比較できるので、その後の発言の内容を心理的安全性のより高い発言に改善し得る。
【0072】
<まとめ>
以上開示された技術的特徴の一部は、以下のように要約され得る。
【0073】
[構成例1]ある実施の形態に従うと、オンライン対話の支援方法が提供される。この支援方法は、CPU1が、オンラインの対話において第1の発言者(端末10)から第2の発言者(端末11)に対する発言を受け付けるステップと、CPU1が、発言の音声を文字列に変換するステップと、CPU1が、発言を解析するステップと、CPU1が、解析の結果に基づいて、一以上の発言例を有するデータベース(たとえば、発言データベース110、データベース440)にアクセスするステップと、CPU1が、第1の発言者の発言に基づいて、一以上の発言例から、第1の発言者による発言に対する応答として望ましい応答を抽出するステップと、CPU1が、抽出された発言例を第2の発言者の端末11に出力するステップとを含む。
【0074】
[構成例2]ある局面に従うと、上記構成例に加えて、オンライン対話の支援方法は、第1の発言者による発言に対する応答を第2の発言者から受けるステップをさらに含む。抽出するステップは、第2の発言者による応答に基づいて、第1の発言者による発言に対する応答を抽出するステップを含む。提示するステップは、第1の発言者に対する応答の入力を第2の発言者から受け付けた後に、抽出された発言例を第2の発言者の端末11のモニター8に提示することを含む。
【0075】
[構成例3]ある局面において、上記構成例に加えて、提示するステップは、第2の発言者から第1の発言者への応答が行なわれる前に、発言例を第2の発言者が使用するモニター8に提示するステップを含む。
【0076】
[構成例4]ある局面において、上記構成例に加えて、解析するステップは、CPU1に入力された発言が心理的に安全か否かを判断するステップを含む。
【0077】
[構成例5]ある局面において、上記構成例に加えて、抽出するステップは、第1の発言者の発言に類似する過去の発言を検索するステップと、過去の発言に対する応答として心理的に安全であると判断される発言を選択するステップとを含む。
【0078】
[構成例6]ある局面において、上記構成例に加えて、データベースは、複数の発言例を有している。当該発言例は、対話支援システム100を用いて過去に行なわれた対話から抽出された発言、あるいは、対話支援システム100の管理者によって入力された世間で知られている公知の発言を含む。選択するステップは、複数の発言例から、第1の発言者による発言との類似度が高い発言例を検索するステップを含む。類似度は公知の手法により算出される。出力するステップは、類似度が高い発言例が検索されたことに基づいて、類似度が高い発言例を第2の発言者に出力するステップを含む。あるいは、予め設定された閾値を上回る類似度である発言例のみが選択的に第2の発言者に提示されてもよい。
【0079】
[構成例7]ある局面において、上記構成例に加えて、複数の発言例は、世間で知られている発言例のうち心理的安全性が高い発言としてを含む。出力するステップは、類似度が高い発言例が抽出されなかったことに基づいて、世間で知られている発言例を第2の発言者の端末11のモニターに表示するステップを含む。
【0080】
[構成例8]ある局面において、上記構成例に加えて、出力するステップは、類似度が高い発言例と、当該発言例に対する発言として心理的安全性が高いとされる発言例とを出力するステップを含む。たとえば、モニター8は、当該類似度が高い発言例と、当該心理的安全性が高いとされる発言例とを並べて表示する。
【0081】
上記の実施の形態によれば、ある発言に対する次の発言が行なわれた場合において、当該次の発言の心理的安全性が低いと判断されると、当該ある発言に対して理想的な発言例が、当該次の発言を行なった発言者に提示される。その発言者は、その発言例を参照することにより、その後の発言を改善し得る。
【0082】
他の局面において、第1発言者(たとえば端末10のユーザー)の発言が対話支援システム100に入力されると、対話支援システム100は、その発言を解析し、心理的安全性が高いとされる発言例を発言データベース110から抽出する。対話支援システム100は、その相手である第2発言者(たとえば端末11のユーザー)に、第1発言者の当該発言を音声で出力すると共に、抽出した発言例を端末11のモニター8に表示する。これにより、第2発言者は、第1発言者に対して心理的安全性の高い発言を行なえる可能性が高まるので、オンライン対話におけるコミュニケーションの質が向上し得る。
【0083】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【産業上の利用可能性】
【0084】
開示された技術は、オンライン会議システムその他のオンラインで対話が行なわれるシステムに適用可能である。
【符号の説明】
【0085】
1 CPU、 2 マウス、3 キーボード、4 RAM、5 ハードディスク、6 光ディスク駆動装置、7 通信インターフェイス、8 モニター、9 CD-ROM、10,11,12 端末、20 サーバー、100 対話支援システム、110 発言データベース、120,430 解析部、130 判断部、140,460 出力部、190 ネットワーク、200 コンピューターシステム、310,320,510,710,810 テーブル、410 入力部、420 文字起こし部、440 データベース、450 画面生成部、711,712,713,811,812,813,814 領域。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9