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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023162659
(43)【公開日】2023-11-09
(54)【発明の名称】天板付き什器及び拡張天板
(51)【国際特許分類】
   A47B 13/00 20060101AFI20231101BHJP
   A47B 1/04 20060101ALI20231101BHJP
   G06F 1/16 20060101ALI20231101BHJP
【FI】
A47B13/00 Z
A47B1/04 Z
G06F1/16 313D
【審査請求】未請求
【請求項の数】15
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022073148
(22)【出願日】2022-04-27
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り (1)公開日 : 令和3年12月1日~令和4年1月31日 公開先 : 東京学芸大学付属世田谷小学校 公開場所: 東京学芸大学付属世田谷小学校(東京都世田谷区深沢4丁目10番1号) 公開者 : コクヨ株式会社 (2)公開日 : 令和4年2月21日他公開日、公開先、公開場所(別紙)を参照 公開先 : 大田区教育委員会他公開日、公開先、公開場所(別紙)を参照 公開場所: 大田区役所他公開日、公開先、公開場所(別紙)を参照 公開者 : コクヨ株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】000001351
【氏名又は名称】コクヨ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100085338
【弁理士】
【氏名又は名称】赤澤 一博
(72)【発明者】
【氏名】徳山 洋
(72)【発明者】
【氏名】谷川原 結衣
(72)【発明者】
【氏名】斎田 清隆
【テーマコード(参考)】
3B053
【Fターム(参考)】
3B053CA01
3B053NP04
3B053NQ06
3B053NQ10
(57)【要約】
【課題】天板の反使用端に沿った部位に溝を形成してなる天板付き什器において、タブレットや書籍等の物品を、それぞれ異なる厚みに対応してそれぞれに適した角度で、また、好みに応じた傾斜角度で天板に保持させるという要望に対応する。
【解決手段】天板1の反使用端1aに沿った部位に上方に解放された溝Mを形成してなる天板付き什器であるデスクDにおいて、溝Mが、その底部に相互に形態が異なった複数種類の区画部分M1、M2を備えた構成を採用する。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
天板の反使用端に沿った部位に上方に解放された溝を形成してなる天板付き什器であって、
前記溝は、その底部に相互に形態が異なった複数種類の区画部分を備えたものである天板付き什器。
【請求項2】
前記天板は、脚に支持された天板本体と、この天板本体に装着された拡張天板とを備えたものであり、前記溝は前記拡張天板の反使用端部に設けられている請求項1記載の天板付き什器。
【請求項3】
前記天板は、脚に支持された天板本体と、この天板本体の反使用端部に装着された拡張天板とを備えたものであり、前記溝は前記天板本体と前記拡張天板との間に形成されている請求項1記載の天板付き什器。
【請求項4】
前記溝は、高低差を形成する段部を介して前の区画部分と後の区画部分とを隣接配置したものである請求項1、2又は3記載の天板付き什器。
【請求項5】
前記前の区画部分が、前記後の区画部分よりも低位に設定されている請求項4記載の天板付き什器。
【請求項6】
前記後の区画部分の左右方向寸法が、前記前の区画部分の左右方向寸法よりも小さく設定されている請求項5記載の天板付き什器。
【請求項7】
前記溝は、リブを介して前の区画部分と後の区画部分とを隣接配置したものである請求項1、2又は3記載の天板付き什器。
【請求項8】
前記溝は、左右の側壁を有しており、前記左右の側壁が上方に向かうにつれ互いに離間するよう傾斜している請求項1記載の天板付き什器。
【請求項9】
上方に解放された溝を有し、天板本体の反使用端部に装着可能である拡張天板。
【請求項10】
前記溝は、その底部に相互に形態が異なった複数種類の区画部分を備えたものである請求項9記載の拡張天板。
【請求項11】
前記溝は、高低差を形成する段部を介して前の区画部分と後の区画部分とを隣接配置したものである請求項10記載の拡張天板。
【請求項12】
前記前の区画部分が、前記後の区画部分よりも低位に設定されている請求項11記載の拡張天板。
【請求項13】
前記後の区画部分の左右方向寸法が、前記前の区画部分の左右方向寸法よりも小さく設定されている請求項12記載の拡張天板。
【請求項14】
前記溝は、リブを介して前の区画部分と後の区画部分とを隣接配置したものである請求項10記載の拡張天板。
【請求項15】
前記溝は、左右の側壁を有しており、前記左右の側壁が上方に向かうにつれ互いに離間するよう傾斜している請求項9記載の拡張天板。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、天板を備えたデスクやメモ台付き椅子等の天板付き什器、及びその天板付き什器に使用される拡張天板に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、天板を有するデスクやメモ台(天板)付き椅子等のように、天板を備えた什器が種々開発されている。
【0003】
このような天板付き什器の中には、その天板の反使用端に沿った部位に上方に解放された溝を形成してなるものがある。この溝は書籍やタブレットを立てるのに使用されるものであるが、従来の溝は、一体の開口幅を有するシンプルな形状をなしている(例えば、非特許文献1を参照)。
【0004】
そのため、厚みの異なった書籍等をそれぞれに適した角度で起立保持させることが難しかったり、同じタブレットでも好みに応じた傾斜角度で保持させるのが困難であったりするという課題がある。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0005】
【非特許文献1】株式会社ベイクルーズ、“1台で何役もこなしてくれる機能デスク|JOURNAL STANDARD FURNITURE - BAYCREW'S STORE”、[online]、令和3年、株式会社ベイクルーズ、[令和4年3月25日検索]、インターネット<URL: https://baycrews.jp/blog/detail/3129845>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、以上に着目してなされたもので、タブレットや書籍等をそれぞれ異なる厚みに対応してそれぞれに適した角度で、また、好みに応じた傾斜角度で保持させるという要望に対応することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1記載の発明に係る天板付き什器は、天板の反使用端に沿った部位に上方に解放された溝を形成してなる天板付き什器であって、前記溝が、その底部に相互に形態が異なった複数種類の区画部分を備えたものである。
【0008】
請求項2記載の発明に係る天板付き什器は、前記天板が、脚に支持された天板本体と、この天板本体に装着された拡張天板とを備えたものであり、前記溝が前記拡張天板の反使用端部に設けられている請求項1記載のものである。
【0009】
ここで、「溝が前記拡張天板の反使用端部に設けられている」とは、天板本体の反使用端側に隣接させて設けた拡張天板に溝を設ける態様、及び天板本体の上方を被覆するように設けられる拡張天板の反使用端部に溝を設ける態様を含む概念である。
【0010】
請求項3記載の発明に係る天板付き什器は、前記天板が、脚に支持された天板本体と、この天板本体の反使用端部に装着された拡張天板とを備えたものであり、前記溝が前記天板本体と前記拡張天板との間に形成されている請求項1記載のものである。
【0011】
請求項4記載の発明に係る天板付き什器は、前記溝が、高低差を形成する段部を介して前の区画部分と後の区画部分とを隣接配置したものである請求項1、2又は3記載のものである。
【0012】
請求項5記載の発明に係る天板付き什器は、前記前の区画部分が、前記後の区画部分よりも低位に設定されている請求項4記載のものである。
【0013】
請求項6記載の発明に係る天板付き什器は、前記後の区画部分の左右方向寸法が、前記前の区画部分の左右方向寸法よりも小さく設定されている請求項5記載のものである。
【0014】
請求項7記載の発明に係る天板付き什器は、前記溝が、リブを介して前の区画部分と後の区画部分とを隣接配置したものである請求項1、2又は3記載のものである。
【0015】
請求項8記載の発明に係る天板付き什器は、前記溝が、左右の側壁を有しており、前記左右の側壁が上方に向かうにつれ互いに離間するよう傾斜している請求項1記載のものである。
【0016】
請求項9記載の発明に係る拡張天板は、上方に解放された溝を有し、天板本体の反使用端部に装着可能であるものである。
【0017】
請求項10記載の発明に係る拡張天板は、前記溝が、その底部に相互に形態が異なった複数種類の区画部分を備えたものである請求項9記載のものである。
【0018】
請求項11記載の発明に係る拡張天板は、前記溝が、高低差を形成する段部を介して前の区画部分と後の区画部分とを隣接配置したものである請求項10記載のものである。
【0019】
請求項12記載の発明に係る拡張天板は、前記前の区画部分が、前記後の区画部分よりも低位に設定されている請求項11記載のものである。
【0020】
請求項13記載の発明に係る拡張天板は、前記後の区画部分の左右方向寸法が、前記前の区画部分の左右方向寸法よりも小さく設定されている請求項12記載のものである。
【0021】
請求項14記載の発明に係る拡張天板は、前記溝が、リブを介して前の区画部分と後の区画部分とを隣接配置したものである請求項10記載のものである。
【0022】
請求項15記載の発明に係る拡張天板は、前記溝が、左右の側壁を有しており、前記左右の側壁が上方に向かうにつれ互いに離間するよう傾斜している請求項9記載のものである。
【発明の効果】
【0023】
本発明によれば、タブレットや書籍等をそれぞれ異なる厚みに対応してそれぞれに適した角度で、また、好みに応じた傾斜角度で保持させるという要望に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
図1】本発明の一実施形態に係るデスクを示す全体斜視図。
図2】同実施形態に係るデスクを示す正面図。
図3】同実施形態に係るデスクを示す背面図。
図4】同実施形態に係るデスクを示す平面図。
図5】同実施形態に係るデスクを示す右側面図。
図6】同実施形態に係るデスクを示す分解斜視図。
図7】同実施形態に係る拡張天板を示す全体斜視図。
図8】同実施形態に係る拡張天板を示す平面図。
図9】同実施形態に係る拡張天板を示す左側面図。
図10図8におけるA-A線に沿った断面図。
図11図8におけるB-B線に沿った断面図。
図12図8におけるC-C線に沿った断面図。
図13】同実施形態に係る拡張天板を示す分解斜視図。
図14】同実施形態に係る天板の溝の使用態様を示す説明図。
図15】同実施形態に係る天板の溝の使用態様を示す説明図。
図16】同実施形態に係る天板の溝の使用態様を示す説明図。
図17】同実施形態に係る天板の溝の使用態様を示す説明図。
図18】本発明の他の実施形態に係る拡張天板を示す平面図。
図19】本発明の他の実施形態に係る拡張天板を示す平面図。
図20】本発明の他の実施形態に係る溝形成部材を示す平面図。
【発明を実施するための形態】
【0025】
本実施形態は、本発明を天板付き什器である学童机等のデスクDに適用したものである。
【0026】
このデスクDは、図1図6に示すように、天板1を脚体2により支持してなる。なお、この実施形態では、天板1の反使用端1a側を「前」、使用端側1bを「後」として説明する。
【0027】
天板1は、図1図6に示すように、脚体2に支持された天板本体3と、この天板本体3の端部に緊締機構Kを用いて固定される拡張天板4とを具備してなる。そして、拡張天板4は、天板本体3の上面3aに添接する上面側部材41と、天板本体3の下面3bに対面する下面側部材42とを備えたものであり、緊締機構Kは、図7及び図10図12に示すように、天板本体3の下面3bと拡張天板4の下面側部材42との間に圧入される楔部材5を備えたものである。
【0028】
詳述すれば、天板本体3は、例えば平面視長方形状をなす木材製のものであり、図1図3図5及び図6に示すように、脚体2の上端に止着されている。天板本体3の下面3bには、少なくとも使用端1b側に開放された小物収納棚31などが設けられている。そして、この天板本体3の反使用端側1aの端部に拡張天板4が着脱可能に装着されている。
【0029】
拡張天板4は、図7図13に示すように、上面41aが僅かな段部を介して天板本体3の上面3aに連続し左右両端部の下面41b及び中間部の後縁部分の下面41cが天板本体3の上面3aに添設する上面側部材41と、天板本体3の下面3bに対面する下面側部材42とを備えたもので、合成樹脂等により一体に成型されている。
【0030】
上面側部材41は、図8及び図10図13に示すように、左右両端部が使用端1b方向に延出する平板状のものであり、図9及び図13に示すように、中間領域に後述するように上方に開放された溝Mが形成されている。上面側部材41は、前縁部から垂下する第1、第2の前縁垂下壁411、412と、後縁近傍部から垂下する後縁垂下壁413と、左右両側縁から垂下する側縁垂下壁414とを一体に備えている。そして、前記溝Mは、第2の前縁垂下壁412と、後縁垂下壁413と、左右の側壁415と、第1、第2の底壁416、417とによって形成されている。溝Mは、底部に相互に形態が異なった前、後2種類の区画部分M1、M2を備えたものであり、後述するように第1の底壁416は前の区画部分M1に対応し、第2の底壁417は後の区画部分M2に対応している。
【0031】
下面側部材42は、図8及び図10図13に示すように、左、右の側縁垂下壁414の内面に一体に形成されたもので、天板本体3の下面3bに対向可能な傾斜面を有する傾斜壁421と、この傾斜壁421の前端に交叉状態で設けられた交叉壁422とを備えてなる。交叉壁422は前述した後縁垂下壁413と連続するように位置付けて上面側部材41に一体化されている。
【0032】
なお、41rは、第1、第2の前縁垂下壁411、412を連結するリブである。41sは、側縁垂下壁414と溝Mの側壁415とを連結するリブである。41tは、上面側部材の左右両側端部において第1の前縁垂下壁411と後縁垂下壁413とを連結するリブである。42rは、傾斜壁421を補強するためのリブである。
【0033】
緊締機構Kは、図12及び図13に示すように、楔部材5と、この楔部材5を螺合進退させる送りねじ6と、この送りねじ6を回転操作して楔部材5を圧入方向又は離脱方向に移動させる操作部7とを備えたものであり、その操作部7は、天板1の使用端1b側からは操作し難い位置に配されている。具体的には、天板1の使用端1bに対面着座している使用者側からは操作できないだけでなく視認することすらできないような位置に配されている。すなわち、この操作部7は、天板1の反使用端1a側に回り込まないと操作することができないように下面側部材42の交叉壁422の前面に配置されている。なお、本実施形態では操作部7が、当該操作部7を直接把持して送りねじ6の回転操作を行うことができるように構成されたグリップ状のものとなっている。
【0034】
前述した拡張天板4の下面側部材42は、図10図13に示すように、楔部材5の圧入方向(前方)に向かって漸次高くなる傾斜面42aを備えたものであり、楔部材5は、その傾斜面42aに摺動可能に添接する傾斜下面5aと、天板本体3の下面3bに平行に対面する水平上面5bとを備えたものである。また、この実施形態では、下面側部材42の楔部材5に対応する箇所の下面に手掛け部42kを設けており、拡張天板A4を取り付けた状態の什器が把持し易くなっている。
【0035】
詳述すれば、緊締機構Kは、図12及び図13に示すように、一端に操作部7を設けた送りねじ6を備えたものであり、その送りねじ6を楔部材5に設けられた雌ねじ孔5hに直接螺合させている。すなわち、下面側部材42には、傾斜壁421と交叉壁422とを斜めに貫通するねじ挿通孔42hが設けられている。そして、交叉壁422側から挿入した送りねじ6を傾斜壁421の傾斜面42a(上面)に露出させて楔部材5の雌ねじ孔5hに螺合させている。ねじ挿通孔42hは、送りねじ6が上下方向に平行移動し得るような断面長孔状をなしており、送りねじ6の回転により楔部材5が傾斜面42aに沿って進退する際に、その送りねじ6が上下方向にも平行移動し得るように構成されている。なお、下面側部材42と楔部材5との間には、楔部材5の進退方向を案内すべく、下面側部材42に設けた前後方向に伸びる案内溝42mと、楔部材5の下面から突出し案内溝42mに摺動可能に係合する突起51とを係合させてなる案内部が設けられている。
【0036】
しかして、この緊締機構Kの作動を説明すれば、次のとおりである。まず、操作部7を操作して楔部材5を使用端1b方向に後退させておく。これにより楔部材5は傾斜面42aに沿って下降し、楔部材5の上面と上面側部材41の下面との間には、天板本体3の厚み寸法以上の隙間が形成される。その隙間に天板本体3の反使用端1a近傍の部分を挿入した上で、操作部7を操作して楔部材5を圧入方向に前進させると、その楔部材5の上面が天板本体3の下面3bに押し付けられ、楔作用によって拡張天板4と天板本体3とが強く結合されることになる。
【0037】
拡張天板4は、以上説明したような緊締機構Kを用いて天板本体3の反使用端1bに着脱可能に装着されているが、この拡張天板4には書籍やタブレット等を起立状態で保持することができる溝Mが形成されている。
【0038】
すなわち、このデスクDは、図1図4図6図8及び図11に示すように、天板1の反使用端1aに沿った部位に上方に開放された溝Mを形成してなるものであって、その溝Mは、底部に相互に形態が異なった複数種類の区画部分を備えたものである。詳述すれば、溝Mは、高低差を形成する段部を介して前の区画部分M1と後の区画部分M2とを隣接配置したものであり、前の区画部分M1が、後の区画部分M2よりも低位に設定されている。そして、後の区画部分M2の左右方向寸法が、前の区画部分M1の左右方向寸法よりも小さく設定されている。
【0039】
具体的に説明すれば、溝Mは、図1図4図6図8及び図11に示すように、拡張天板4の上面側部材41の中間領域を下方に陥没させた横方向に細長い形態をなしている。しかして、この溝Mは、上面側部材41の前縁部から垂下させた第2の前縁垂下壁412と、上面側部材41の後縁近傍部から垂下させた後縁垂下壁413との間に形成されたもので、左右両端は側壁415により塞がれ、下端は第1の底壁416と第2の底壁417により閉塞されている。左右の側壁415は、上方に向かうにつれ互いに離間するよう傾斜している。第1の底壁416と第2の底壁417とは高低差を形成する段部418を介して前後に隣接しており、前述した前の区画部分M1と後の区画部分M2とが形成されている。この実施形態の場合には、前の区画部分M1が後の区画部分M2よりも低位に設定されており、前の区画部分M1を形成する第1の底壁416には、ごみを排出するための排出孔416aが形成されている。溝Mの内部に存在する入隅は全て滑らかな面取り形状をなしており、ごみが内部に残留しないように工夫されている。なお、溝Mの前側に位置する第1の前縁垂下壁411と第2の前縁垂下壁412の上端接続部分は、上面側部材41の上面41aよりも上方に隆起する隆起部419が形成してあり、この隆起部419により溝Mに立てた書籍や書類等を受止めて前方に転倒するのを抑制することができるようになっている。なお、この隆起部419を含む第2の前縁垂下壁412の高さ及び角度は、A3サイズの書類又は書籍を立てかけた場合に当該書類又は書籍が倒れないように設定している。
【0040】
溝MにタブレットTPや書籍BK等を立てかける態様の例を以下に示す。
【0041】
比較的薄いタブレットTPを溝Mに立てかける際には、図14に示すように、タブレットTPを第1の底壁416に載置し、当該タブレットTPが前の区画部分M1に配されるとともに鉛直に近い姿勢で起立する態様、及び、図15に示すように、タブレットTPを第2の底壁417に載置し、当該タブレットTPが前の区画部分M1と後の区画部分M2とに跨がって配されるとともに鉛直面から図14に示す状態より大きく傾斜させた姿勢で起立させる態様をとることができる。すなわち、厚さ寸法が前の区画部分M1の幅より小さい(厚さ寸法が第1の底壁416の奥行き寸法よりも小さい)タブレットTP等を溝に立てかける際には、第1及び第2の底壁416、417のいずれかに選択的に載置することにより、傾斜を少なくとも2通りに変化させることができる。
【0042】
一方、比較的厚い書籍BKを溝Mに立てかける際には、図16に示すように、書籍BKを第2の底壁417に面的に接触させ、当該書籍BKを溝M内で略鉛直に起立させる態様、及び、図17に示すように、書籍BKを第2の底壁417の前端のみに接触させるとともに第2の前縁垂下壁412に面的に接触させ、当該書籍BKを溝M内で鉛直面から傾斜させた姿勢で起立させる態様をとることができる。すなわち、厚さ寸法が前の区画部分M1の幅より大きい(厚さ寸法が第1の底壁416の奥行き寸法よりも大きい)書籍BK等を溝に立てかける際には、第2の底壁417に載置する際の態様を選択することにより、傾斜を変化させることができる。
【0043】
以上説明した天板1を支持する脚体2は、通常のパイプ材製のもので、図1図3図5及び図6に示すように、前脚柱21と後脚柱22とを前後に連結する天板支持フレーム23に天板1が止着されている。また、前脚柱21と後脚柱22とを下端近傍において前、後に連結する縦フレーム24と、左、右の前脚柱21同士を連結する横フレーム25とを備えており、それら縦フレーム24及び横フレーム25は、例えば、1本のパイプ素材に曲げ加工を施すことによって一体に構成されている。
【0044】
ここで、図1は、本実施形態に係るデスクDを示す全体斜視図である。図2は、同正面図(使用端1bに対面着座している使用者側から見た図)である。図3は、同背面図である。図4は、同平面図である。図5は、同右側面図である。図6は、天板本体3への拡張天板4の取り付け態様を示す分解斜視図である。図7は、本実施形態に係る拡張天板4を示す全体斜視図である。図8は、同平面図である。図9は、同左側面図である。図10は、図8におけるA-A線に沿った断面図である。図11は、図8におけるB-B線に沿った断面図である。図12は、図8におけるC-C線に沿った断面図である。なお、図10図12では、わかりやすくするために拡張天板4の上側を上、拡張天板4の下側を下にして示している。また、図11及び図12中には、天板本体3を想像線で示している。図13は、拡張天板4の緊締機構Kを示す分解斜視図である。図13では、楔部材5の形状をわかりやすく示すべく、楔部材5を90度回転させた姿勢で示している。図14及び図15は、溝MにタブレットTPを立てかける際の使用態様を示す説明図であり、図14はタブレットTPを鉛直に近い姿勢で起立させた状態、図15はタブレットTPを反使用端1a側に傾斜させた姿勢で起立させた状態をそれぞれ示している。図16及び図17は、溝Mに書籍BKを立てかける際の使用態様を示す説明図であり、図16は書籍BKを鉛直に近い姿勢で起立させた状態、図17は書籍BKを反使用端1a側に傾斜させた姿勢で起立させた状態をそれぞれ示している。
【0045】
このような構成のデスクDであれば、天板1の反使用端1aに沿った部位に上方に解放された溝Mを形成してなり、溝Mが、その底部に相互に形態が異なった複数種類の区画部分M1、M2を備えたものであるので、例えば薄いタブレットTP等を鉛直に近い角度で起立させておきたい場合には前の区画部分M1内にタブレット等が配されるようにするとともに、厚い書籍BK等を起立させておきたい場合には前の区画部分M1と後の区画部分M2とに跨がって書籍等が配されるようにする等、タブレットや書籍等をそれぞれ異なる厚みに対応してそれぞれに適した角度で、また、好みに応じた傾斜角度で保持させるという要望に対応することができる。
【0046】
また、天板1が、脚すなわち脚体2に支持された天板本体3と、この天板本体3の反使用端部に装着された拡張天板4とを備えたものであり、溝Mが拡張天板4に設けられているので、天板本体3側には加工を施すことなく、合成樹脂等により形成された拡張天板4側に溝Mを設けることとなり、溝Mを設ける際の設計の自由度の向上を図ることができる。
【0047】
さらに、溝Mは、高低差を形成する段部418を介して前の区画部分M1と後の区画部分M2とを隣接配置したもので、前の区画部分M1が後の区画部分M2よりも低位に設定されているので、簡単な構成により、タブレットや書籍等をそれぞれ異なる厚みに対応してそれぞれに適した角度で、また、好みに応じた傾斜角度で保持させるという前述した要望に対応することができる。
【0048】
加えて、左右の側壁415が、上方に向かうにつれ互いに離間するよう傾斜しているので、溝M内部に埃が残ることを抑制でき、溝M内部の清掃を行いやすい。
【0049】
そして、第1の底壁416にごみを排出するための排出孔416aが形成されているので、この点からも溝M内部の清掃が行いやすい。
【0050】
その上、このような構成のデスクDであれば、天板本体3に拡張天板4を着脱させることによって、天板1の有効面積を必要に応じて変更することができる。しかも、拡張天板4を天板本体3に固定するための緊締機構Kが、楔部材5の楔作用を利用したものであるため、楔部材5の広い面積を天板本体3の下面3bに均等に押し付けて拡張天板4を固定することができる。そのため、強く緊締しても天板本体3の下面に傷がつきにくいという利点がある。
【0051】
特にこの実施形態では、楔部材5を送りねじ6により螺合進退させるようにしているため、楔部材5を所定箇所に強力に食い込ませることが可能となり、拡張天板4の確実な固定が可能となる。
【0052】
また、この緊締機構Kを操作するための操作部7は、天板1の使用端1b側からは操作し難い位置に配されているため、デスクDを使用しているものがなにげなく操作部7を操作して拡張天板4が外れてしまうような不具合を防止することができる。
【0053】
さらに、この緊締機構Kは、操作部7により回転操作される送りねじ6を楔部材5に設けられた雌ねじ孔5hに直接螺合させたものであるため、部品点数を最小限に止めることができる。
【0054】
なお、本発明は、必ずしも以上の実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
【0055】
例えば、デスクに限らず、天板であるメモ台を有するメモ台付き椅子に本発明を適用してもよい。すなわち、メモ台付き椅子のメモ台に本発明に係る溝を形成してもよい。さらに、デスクやメモ台付き椅子以外の天板付き什器の天板に本発明を適用してもよい。
【0056】
また、前述した実施形態では天板本体の反使用端部に装着された拡張天板に溝を設けているが、以下に述べるように、天板本体と拡張天板との間に溝を設けてもよい。
【0057】
このような溝を形成可能な拡張天板を有する他の実施形態を以下に述べる。
【0058】
図18に示す拡張天板A4は、上面側部材41と、下面側部材42とを備えたもので、合成樹脂等により一体に成型されている。前述した実施形態の拡張天板におけるものと同一または相当する部分には同一の符号を付して説明を省略する。
【0059】
上面側部材41は、前縁部から垂下する第1、第2の前縁垂下壁411、412と、後縁近傍部から垂下する後縁垂下壁413と、左右両側縁から垂下する側縁垂下壁414とを一体に備えている。図1図17を参照しつつ前述した実施形態と異なり、幅方向中間部分において、後縁垂下壁413は、その上端が天板本体3の下面3bに接している。そして、第2の前縁垂下壁412と、左右の側壁415と、底壁416と、天板本体3の反使用端1aとによって溝Mが形成されている。上述した溝Mは、底部に相互に形態が異なった前、後2種類の区画部分M1、M2を備えたものである。
【0060】
この溝Mは、拡張天板4と天板本体3との間、より具体的には上面側部材41の前縁部から垂下させた第2の前縁垂下壁412と、天板本体3の反使用端1aとの間に形成されたものであり、左右両端は側壁415により塞がれ、下端は底壁416により閉塞されている。左右の側壁415は、上方に向かうにつれ互いに離間するよう傾斜している。底壁416の中間より後寄り(天板本体3寄り)の部位に、左右方向に伸びる細長いリブ410が起立しており、このリブ410より前側を前の区画部分M1としているとともに、リブ410より後側を後の区画部分M2としている。また、このリブ410は、使用端1bに対面着座している使用者から見て左側から順に第1、第2及び第3の領域410a、410b、410cが設定されている。第1の領域410aでは高さ寸法(突出幅)が最も小さく、第3の領域410cでは高さ寸法(突出幅)が最も大きく、第2の領域410bでは高さ寸法(突出幅)がこれら第1、第3の領域410a、410cの中間である。幅寸法が小さなスマートフォンや書類を溝Mの後の区画部分M2に立てかける場合には、スマートフォンや書類の反使用端側の面をリブ410の第1~第3の領域のいずれかに選択的に支持させることにより、傾斜を変化させることができるようになっている。ここで、図18の(a)は本実施形態に係る拡張天板A4の全体斜視図であり、同図の(b)は同正面図(使用端1bに対面着座している使用者側から見た図)である。同図の(c)は同図の(a)におけるV-V線に沿った断面図であり、同図の(d)は同図の(a)におけるW-W線に沿った断面図である。
【0061】
なお、図18では省略しているが、図1図17を参照しつつ前述した実施形態におけるものと同様に、天板本体3の下面3bと拡張天板4の下面側部材42との間には、これらの間に圧入される楔部材を備えた圧入機構が設けられている。
【0062】
図18を参照しつつ以上に述べた実施形態においても、溝Mの底部に相互に形態が異なった複数種類の区画部分M1、M2を備えているので、本発明の最も主要な効果を得ることができる。
【0063】
図19に示す拡張天板B4も、上面側部材41と、下面側部材42とを備えたもので、合成樹脂等により一体に成型されている。前述した実施形態の拡張天板におけるものと同一または相当する部分には同一の符号を付して説明を省略する。
【0064】
上面側部材41は、前縁部から垂下する第1、第2の前縁垂下壁411、412と、後縁近傍部から垂下する後縁垂下壁413と、左右両側縁から垂下する側縁垂下壁414とを一体に備えている。図1図17を参照しつつ前述した実施形態と異なり、幅方向中間部分において、後縁垂下壁413は、その後部の上端が天板本体3の下面3bに接しているとともに、前部の上端面を後述する第2の底壁417として物品を載置可能にしている。そして、第2の前縁垂下壁412と、左右の側壁415と、第1及び第2の底壁416、417と、天板本体3の反使用端1aとによって溝Mが形成されている。上述した溝Mは、底部に相互に形態が異なった前、後2種類の区画部分M1、M2を備えたものである。
【0065】
この溝Mは、拡張天板4と天板本体3との間、より具体的には上面側部材41の前縁部から垂下させた第2の前縁垂下壁412と、天板本体3の反使用端1aとの間に形成されたもので、左右両端は側壁415により塞がれ、下端は第1の底壁416と第2の底壁417により閉塞されている。第1の底壁416と第2の底壁417とは高低差を形成する段部418を介して前後に隣接しており、前述した前の区画部分M1と後の区画部分M2とが形成されている。なお、この実施形態では、後縁垂下壁413の前面を段部418としている。この実施形態の場合には、前の区画部分M1が後の区画部分M2よりも低位に設定されており、前の区画部分M1を形成する第1の底壁416には、ごみを排出するための排出孔416aが形成されている。そして、図1図17を参照しつつ前述した実施形態におけるものと同様に、第1又は第2の底壁416、417にタブレットや書籍等の物品を種々の姿勢で載置することにより、物品をそれぞれ異なる厚みに対応してそれぞれに適した角度で、また、好みに応じた傾斜角度で保持させるという要望に対応することができる。ここで、図19の(a)は本実施形態に係る拡張天板B4の全体斜視図であり、同図の(b)は同正面図(使用端1bに対面着座している使用者側から見た図)である。同図の(c)は同図の(a)におけるX-X線に沿った断面図であり、同図の(d)は同図の(a)におけるY-Y線に沿った断面図である。
【0066】
なお、図19では省略しているが、図1図17を参照しつつ前述した実施形態におけるものと同様に、天板本体3の下面3bと拡張天板4の下面側部材42との間には、これらの間に圧入される楔部材を備えた圧入機構が設けられている。
【0067】
図19を参照しつつ以上に述べた実施形態においても、溝Mの底部に相互に形態が異なった複数種類の区画部分M1、M2を備えているので、本発明の最も主要な効果を得ることができる。
【0068】
さらに、天板の反使用端部に装着された拡張天板や、天板と拡張天板との間に溝を形成するだけでなく、天板の反使用端またはその近傍に本発明に係る溝を形成してもよい。例えば、図20に示す態様のものが考えられる。このものは、図示しない天板の反使用端に形成した切欠内、又は図示しない天板の反使用端近傍部に設けた挿通孔内に配される溝形成部材C4を利用したものである。
【0069】
溝形成部材C4は、前縁部から垂下する前縁垂下壁411と、後縁近傍部から垂下する後縁垂下壁413と、左右両側縁から垂下する側壁415とを一体に備えており、これら前縁垂下壁411、後縁垂下壁413、側壁415及び第1、第2の底壁416、417により溝Mが形成されている。上述した溝Mは、底部に相互に形態が異なった前、後2種類の区画部分M1、M2を備えたものである。
【0070】
この溝Mは、前縁垂下壁411と後縁垂下壁413との間に形成されたもので、左右両端は側壁415により塞がれ、下端は第1の底壁416と第2の底壁417により閉塞されている。第1の底壁416と第2の底壁417とは高低差を形成する段部418を介して前後に隣接しており、前述した前の区画部分M1と後の区画部分M2とが形成されている。この実施形態では、前の区画部分M1が後の区画部分M2よりも高位に設定されている。また、使用端1bに対面着座している使用者から見て左半分では第1の底壁416の奥行き寸法を第2の底壁417の奥行き寸法より大きくしている。一方、使用端1bに対面着座している使用者から見て右半分では第1の底壁416の奥行き寸法を第2の底壁417の奥行き寸法より小さくしている。換言すれば、使用端1bに対面着座している使用者から見て左半分では前の区画部分M1を後の区画部分M2よりも奥行き寸法が小さなものにしており、使用端1bに対面着座している使用者から見て右半分では前の区画部分M1を後の区画部分M2よりも奥行き寸法が大きなものにしている。そして、図1図17を参照しつつ前述した実施形態におけるものと同様に、第1又は第2の底壁416、417にタブレットや書籍等の物品を種々の姿勢で載置することにより、物品をそれぞれ異なる厚みに対応してそれぞれに適した角度で、また、好みに応じた傾斜角度で保持させるという要望に対応することができる。ここで、図20の(a)は本実施形態に係る拡張天板B4の全体斜視図であり、同図の(b)は同正面図(使用端1bに対面着座している使用者側から見た図)である。同図の(c)は同図の(a)におけるZ-Z線に沿った断面図である。
【0071】
図20を参照しつつ以上に述べた実施形態においても、溝Mの底部に相互に形態が異なった複数種類の区画部分M1、M2を備えているので、本発明の最も主要な効果を得ることができる。
【0072】
加えて、拡張天板を天板本体に取り付ける態様を採用する場合、楔部材を備えた緊締機構を利用するものに限らず、楔部材を備えた緊締機構を利用する場合であっても、前述した実施形態のものに限られない。また、図1図17を参照しつつ前述した実施形態においては、拡張天板を天板本体の反使用端に隣接させて設けているとともに、この拡張天板の反使用端部に溝を設けるようにしてもよい。このようなものであっても、天板本体側には加工を施すことなく、拡張天板側に溝を設けることとなり、溝を設ける際の設計の自由度の向上を図ることができるという効果をえることができる。
【0073】
そして、図1図17を参照しつつ前述した実施形態では、後の区画部分の左右方向寸法が、前の区画部分の左右方向寸法よりも小さく設定されているが、溝の各区画部分の左右方向寸法は、任意に設定してよい。
【0074】
その他、本発明の趣旨を損ねない範囲で種々に変更してよい。
【符号の説明】
【0075】
D…天板付き什器(デスク)
1…天板
1a…反使用端
3…天板本体
4、A4、B4…拡張天板
418…段部
410…リブ
M…溝
M1…前の区画部分
M2…後の区画部分
図1
図2
図3
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図5
図6
図7
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