(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023162817
(43)【公開日】2023-11-09
(54)【発明の名称】冷却装置
(51)【国際特許分類】
H02K 9/19 20060101AFI20231101BHJP
H02K 11/25 20160101ALI20231101BHJP
H02P 29/62 20160101ALI20231101BHJP
【FI】
H02K9/19 A
H02K11/25
H02P29/62
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022073477
(22)【出願日】2022-04-27
(71)【出願人】
【識別番号】000005463
【氏名又は名称】日野自動車株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100088155
【弁理士】
【氏名又は名称】長谷川 芳樹
(74)【代理人】
【識別番号】100113435
【弁理士】
【氏名又は名称】黒木 義樹
(74)【代理人】
【識別番号】100130052
【弁理士】
【氏名又は名称】大阪 弘一
(72)【発明者】
【氏名】平野 覚
【テーマコード(参考)】
5H501
5H609
5H611
【Fターム(参考)】
5H501AA01
5H501AA20
5H501DD03
5H501DD04
5H501JJ03
5H501KK06
5H501LL40
5H609BB02
5H609BB03
5H609PP02
5H609PP06
5H609PP08
5H609PP09
5H609QQ05
5H609QQ20
5H609RR37
5H609RR48
5H609SS21
5H609SS23
5H611AA01
5H611BB01
5H611BB05
5H611BB06
5H611PP02
5H611QQ04
5H611UA02
(57)【要約】
【課題】モータの温度の均一化を図ることが可能な冷却装置を提供する。
【解決手段】冷却装置1は、モータMを冷却するための冷却機構10と、モータMの温度を検出するための複数のサーミスタ20と、サーミスタ20の検出結果に基づいて冷却機構10の制御を行う制御部40と、を備える。冷却機構10は、ステータM3に向けて冷媒Cを導出するための複数の導出部11と、導出部11のそれぞれからの冷媒Cの導出量を調整するための電磁弁12と、を有する。サーミスタ20は、ステータM3の複数の周方向位置に分散して設けられている。導出部11は、複数の周方向位置のそれぞれにおいてステータM3に向けて冷媒Cを導出する。制御部40は、サーミスタ20が閾値以上の温度を検出したとき、電磁弁12を制御することによって、当該サーミスタ20の周方向位置に対応する導出部11からの冷媒Cの導出量を増大させる。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
筒状のステータを有するモータを冷却するための冷却装置であって、
前記モータを冷却するための冷却機構と、
前記モータの温度を検出するための複数の温度センサと、
前記複数の温度センサの検出結果に基づいて前記冷却機構の制御を行う制御部と、
を備え、
前記冷却機構は、
前記ステータに向けて冷媒を導出するための複数の導出部と、
前記複数の導出部のそれぞれからの前記冷媒の導出量を調整するための調整部と、
を有し、
前記複数の温度センサは、前記ステータの複数の周方向位置に分散して設けられ、前記複数の周方向位置のそれぞれの温度を検出し、
前記複数の導出部は、前記複数の周方向位置のそれぞれにおいて前記ステータに向けて前記冷媒を導出し、
前記制御部は、前記温度センサが閾値以上の温度を検出したとき、前記調整部を制御することによって、当該温度センサの前記周方向位置に対応する前記導出部からの前記冷媒の導出量を増大させる、
冷却装置。
【請求項2】
前記制御部は、前記温度センサが閾値以上の温度を検出したとき、前記複数の導出部からの前記冷媒の導出量の総量を維持しつつ、当該温度センサの前記周方向位置に対応する前記導出部からの前記冷媒の導出量を増大させる、
請求項1に記載の冷却装置。
【請求項3】
前記ステータは、ステータコアと、前記ステータコアに巻回され、前記ステータコアの軸方向の両端から突出するコイルエンドを含むコイルと、を有し、
前記複数の温度センサは、前記複数の周方向位置のそれぞれにおいて前記コイルエンドの温度を検出する、
請求項1又は2に記載の冷却装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、冷却装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、回転電機ユニットが記載されている。この回転電機ユニットは、回転電機本体に向け冷媒を送り込む冷媒通路および冷媒供給管と、冷媒供給管の冷媒を回転電機本体の上部に放出する第1冷却用滴下パイプと、冷媒供給管の冷媒を回転電機本体の前方部に放出する第2冷却用滴下パイプと、第2冷却用滴下パイプへの流路を開閉する冷媒切替機構と、車両の登坂を判定するECUと、を備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1に記載の回転電機ユニットでは、登坂判定部が、車両が登坂中と判定した場合、冷媒切替機構を開成して第2冷却用滴下パイプより冷媒を放出する。これにより、通常時の冷媒吐出量を増やすことなく、登坂時の冷却を可能とすることを図っている。
【0005】
ところで、モータにあっては、ステータの周方向の一部の位置が他の部分よりも高温となる場合がある。これに対して、上記の回転電機ユニットでは、冷媒供給部が、ステータの周方向に沿って配置された複数の第1冷却用滴下パイプ及び第2冷却用滴下パイプを備えているものの、これらは、車両が登坂状態であるか否かで切り替えられるに過ぎず、ステータの周方向の一部の温度上昇を検出したり、当該部分を選択的に冷却したりするものでない。このため、温度の均一化を図ることが困難である。
【0006】
本開示は、モータの温度の均一化を図ることが可能な冷却装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示に係る冷却装置は、筒状のステータを有するモータを冷却するための冷却装置であって、モータを冷却するための冷却機構と、モータの温度を検出するための複数の温度センサと、複数の温度センサの検出結果に基づいて冷却機構の制御を行う制御部と、を備え、冷却機構は、ステータに向けて冷媒を導出するための複数の導出部と、複数の導出部のそれぞれからの冷媒の導出量を調整するための調整部と、を有し、複数の温度センサは、ステータの複数の周方向位置に分散して設けられ、複数の周方向位置のそれぞれの温度を検出し、複数の導出部は、複数の周方向位置のそれぞれにおいてステータに向けて冷媒を導出し、制御部は、温度センサが閾値以上の温度を検出したとき、調整部を制御することによって、当該温度センサの周方向位置に対応する導出部からの冷媒の導出量を増大させる。
【0008】
この装置では、複数の温度センサが、ステータの複数の周方向位置に分散して設けられており、当該複数の周方向位置のそれぞれの温度を検出する。また、冷媒を導出する複数の導出部が、温度センサが設けられた複数の周方向位置のそれぞれにおいて、ステータに向けて冷媒を導出する。そして、制御部が、温度センサが閾値以上の温度を検出したとき、当該温度センサの周方向位置に対応する導出部からの冷媒の導出量を増大させる。これにより、ステータの周方向の一部の温度上昇を検出し、当該部分を選択的に冷却することが可能となる。よって、モータの温度の均一化を図ることが可能となる。なお、温度の閾値については任意に設定され得る。
【0009】
本開示に係る冷却装置では、制御部は、温度センサが閾値以上の温度を検出したとき、複数の導出部からの冷媒の導出量の総量を維持しつつ、当該温度センサの周方向位置に対応する導出部からの冷媒の導出量を増大させてもよい。この場合、温度の均一化を図るに際して、冷媒の導出量の総量が維持されるため、導出部に向けて冷媒を送るための機構(例えばポンプ)に過度の負担が掛かることが抑制される。
【0010】
本開示に係る冷却装置では、ステータは、ステータコアと、ステータコアに巻回され、ステータコアの軸方向の両端から突出するコイルエンドを含むコイルと、を有し、複数の温度センサは、複数の周方向位置のそれぞれにおいてコイルエンドの温度を検出してもよい。この場合、コイルエンドが高温となる周方向位置において、効果的に冷却を行うことが可能となる。
【発明の効果】
【0011】
本開示によれば、モータの温度の均一化を図ることが可能な冷却装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】
図1は、本実施形態に係るモータユニットを示す模式図である。
【
図2】
図2は、
図1に示されたモータユニットを示す概略断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、一実施形態について、図面を参照して説明する。各図の説明において、同一又は相当する要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する場合がある。
【0014】
図1は、本実施形態に係るモータユニットを示す模式図である。
図2は、
図1に示されたモータユニットを示す概略断面図である。
図1,2に示されるモータユニット100は、車両に搭載され得る。モータユニット100は、モータMと冷却装置1とを備えている。モータMは、回転シャフトM1と、ロータM2と、ステータM3と、ハウジングM5と、を備えている。
【0015】
ハウジングM5は、回転シャフトM1、ロータM2、ステータM3、及び、冷却装置1の一部(少なくとも後述する導出部11)を収容する容器である。回転シャフトM1は、回転軸AXの延びる方向(以下、「軸方向」という)に沿って延びる棒状の部材である。回転シャフトM1は、モータMが発生した回転力によって回転することで、外部の機器に動力を伝達する部材である。回転シャフトM1は、軸方向の両端において、図示しないベアリング等の他の部材を介してハウジングM5に支持され得る。
【0016】
ロータM2は、回転シャフトM1に設けられて、回転シャフトM1と共に回転する円筒状の部材である。ロータM2は、内部にロータ磁界を形成するための永久磁石(同期機の場合)、もしくは、籠形状のアルミニウム(誘導機の場合)が配置されている。ロータM2は、当該ロータ磁界と、ステータM3によって形成されるステータ磁界との相互作用によって、回転シャフトM1と連動して回転軸AXの周りに回転する。
【0017】
ステータM3は、回転軸AXに沿ってロータM2の周囲を取り囲むように設けられた筒状(例えば円筒状)の部材である。ステータM3は、ステータコアM3aとコイルM4とを有する。ステータコアM3aは、軸方向に電磁鋼板を積層して溶接することによって形成され得る。ステータコアM3aには、ステータ磁界を形成するためのコイルM4が巻回されている。ステータコアM3aの軸方向の両端には、コイルM4の一部であるコイルエンドM4aが形成されて突出している。なお、ステータM3は、ステータボルト等の他の部材によってハウジングM5に固定され得る。
【0018】
モータMは、例えば三相交流モータである。この場合、コイルM4は、ステータM3の周方向に沿って、U相、V相、及び、W相の各層に対応した複数の部分が配列されて構成され得る。なお、ステータM3の周方向は、軸方向に交差する面内におけるステータM3の外周に沿う方向であって、ステータM3が円筒状である場合には、ステータM3の径方向に直交する方向である。
【0019】
冷却装置1は、以上のように筒状のステータM3を有するモータMを冷却するためのものである。冷却装置1は、冷却機構10と、複数のサーミスタ(複数の温度センサ)20と、ポンプ30と、制御部40と、を備えている。冷却機構10は、モータMを冷却するための機構であり、複数の導出部11と、複数の電磁弁(調整部)12と、冷媒流路13と、を含む。
【0020】
導出部11は、ハウジングM5の内部において、ステータM3とハウジングM5との間に配置されている。導出部11は、それぞれ、ステータM3に向けて冷媒C(例えばオイル)を導出するためのものである。より具体的には、導出部11は、軸方向に延びるパイプ状に形成されており、一端部が閉塞されると共に、当該一端部に至る中途の位置においてステータM3に臨む複数の導出口11aが形成されている。冷媒Cは、当該一端部に向けて流通しつつ、それぞれの導出口11aからステータM3に向けて導出される。軸方向における導出口11aの間隔は等間隔であってもよい。
【0021】
導出口11aの個数及び間隔(軸方向の位置)は、任意であるが、一例として、複数の導出口11aのうちの一部がステータコアM3aに臨むと共にステータコアM3aに向けて冷媒Cを導出し、複数の導出口11aのうちの別の一部がコイルエンドM4aに臨むと共にコイルエンドM4aに向けて冷媒Cを導出するように設定されてもよい。
【0022】
冷媒流路13は、冷媒Cを流通させる流路である。冷媒流路13は、一端部においてポンプ30に接続されると共に、他端部において複数(導出部11の数と同数)に分岐され、導出部11のそれぞれに接続されている。これにより、冷媒流路13は、ポンプ30により圧送された冷媒を導出部11のそれぞれに向けて流通させる。
【0023】
複数の電磁弁12のそれぞれは、導出部11と冷媒流路13との間に設けられている。電磁弁12は、制御部40によって、開閉及び開度の制御を受けることにより、冷媒流路13から導出部11のそれぞれに向かう冷媒Cの流量を調整する。結果的に、電磁弁12は、導出部11のそれぞれから導出される冷媒Cの導出量を調整することとなる。
【0024】
サーミスタ20は、モータMの温度を検出するためのものである。複数のサーミスタ20は、ステータM3の周方向の複数の位置に分散して設けられている。より具体的には、サーミスタ20は、ステータM3の周方向の全周にわたって、互いに略等間隔となるように配置されている。換言すれば、サーミスタ20は、ステータM3における、ステータM3を周方向に複数等分(例えば6等分)した部分に対して1つずつ設けられ得る。
【0025】
一例として、サーミスタ20は、モータMが三相交流モータであり、コイルM4がU相、V相、及びW相に対応する部分を含む場合、当該部分に対応する位置に配置され得る。以下では、ステータM3の周方向の位置であって、サーミスタ20が配置された位置を「複数の周方向位置」という場合がある。
【0026】
ここでは、サーミスタ20は、コイルエンドM4aの端面に設置されている例が図示されているが、サーミスタ20は、コイルエンドM4aの側面やステータコアM3aの側面等のステータM3の側面に設置されていてもよい。サーミスタ20は、当該複数の周方向位置のそれぞれにおいて、ステータM3の温度を検出し、検出結果を制御部40に送信する。
【0027】
ここで、上述した冷却機構10の複数の導出部11は、サーミスタ20の位置に対応して配置されている。一例として、ここでは、1つのサーミスタ20に対して1つの導出部11が、ステータM3の周方向について互いに近接して配置され得る。図示の例では、サーミスタ20と導出部11とが、ステータM3の周方向について互いに同位置に配置されている。これにより、複数の導出部11は、複数の周方向位置のそれぞれにおいてステータM3に向けて冷媒Cを導出することができる。すなわち、冷却機構10では、ステータM3におけるサーミスタ20が設けられた周方向位置に相当する部分のそれぞれに対して、導出部11から冷媒Cを導出して冷却を促すことが可能である。
【0028】
制御部40は、例えば、RAM、ROM等のメモリ、CPU等のプロセッサ(演算回路)、通信インターフェイス、ハードディスク等の格納部を備えたコンピュータとして構成され得る。制御部40では、例えば、メモリに格納されるプログラムをCPUで実行することにより、以下の機能が実現され得る。
【0029】
制御部40は、複数のサーミスタ20の検出結果に基づいて、冷却機構10の制御を行う。より具体的には、制御部40は、サーミスタ20のそれぞれから、ステータM3の複数の周方向位置における温度の検出結果を受信し、所定の閾値以上の温度が検出されたか否かの判定を行う。その結果、制御部40は、サーミスタ20が閾値以上の温度を検出したとき、閾値以上の温度を検出したサーミスタ20に対応する導出部11に通じる電磁弁12を制御する(開度を上げる)ことによって、当該導出部11からの冷媒Cの導出量を増大させる。これにより、モータMにおける温度上昇が検出された部分を効果的に冷却することが可能となり、モータMの温度の均一化を図ることが可能となる。
【0030】
このとき、制御部40は、複数の導出部11からの冷媒Cの導出量の総量を維持する。すなわち、制御部40は、上記のように閾値以上の温度を検出したサーミスタ20に対応する導出部11からの冷媒Cの導出量を増大させる一方で、他の導出部11に通じる電磁弁12を制御する(開度を下げる)ことによって、当該他の導出部11からの冷媒Cの導出量を減少させ、導出量の総量を一定とする。
【0031】
なお、導出部11から導出された冷媒Cは、ステータM3を伝ってステータM3及びモータMの冷却に供された後には、ハウジングM5の下部において回収されてポンプ30に回送され、循環され得る。
【0032】
以上説明したように、本実施形態に係る冷却装置1では、複数のサーミスタ20が、ステータM3の複数の周方向位置に分散して設けられており、当該複数の周方向位置のそれぞれの温度を検出する。また、冷媒Cを導出する複数の導出部11が、サーミスタ20が設けられた複数の周方向位置のそれぞれにおいて、ステータM3に向けて冷媒Cを導出する。そして、制御部40が、サーミスタ20が閾値以上の温度を検出したとき、当該サーミスタ20の周方向位置に対応する導出部11からの冷媒の導出量を増大させる。これにより、ステータM3の周方向の一部の温度上昇を検出し、当該部分を選択的に冷却することが可能となる。よって、モータMの温度の均一化を図ることが可能となる。なお、温度の閾値については任意に設定され得る。
【0033】
また、冷却装置1では、制御部40は、サーミスタ20が閾値以上の温度を検出したとき、複数の導出部11からの冷媒Cの導出量の総量を維持しつつ、当該サーミスタ20の周方向位置に対応する導出部11からの冷媒Cの導出量を増大させる。このように、温度の均一化を図るに際して、冷媒Cの導出量の総量が維持されるため、導出部11に向けて冷媒Cを送るための機構(ここではポンプ30)に過度の負担が掛かることが抑制される。
【0034】
さらに、冷却装置1では、複数のサーミスタ20は、複数の周方向位置のそれぞれにおいてコイルエンドM4aの温度を検出する。このため、コイルエンドM4aが高温となる周方向位置において、効果的に冷却を行うことが可能となる。
【0035】
以上の実施形態は、本開示に係る冷却装置の一態様を説明したものである。したがって、本開示に係る冷却装置は、上述した冷却装置1を任意に変形したものとされ得る。
【0036】
例えば、上記実施形態では、複数のサーミスタ20が、ステータM3の周方向に等間隔に配置される例について説明したが、複数のサーミスタ20は、ステータM3の周方向に、少なくとも部分的に不等間隔で配置されていてもよい。
【0037】
さらに、上記実施形態では、1つのサーミスタ20(すなわち周方向位置)に対して1つの導出部11が対応付けられて設けられる態様について説明した。しかし、1つのサーミスタ20に対して2つ以上の導出部11が対応付けられて設けられてもよいし、2つ以上のサーミスタ20に対して1つの導出部11が対応付けられて設けられてもよい。
【符号の説明】
【0038】
1…冷却装置、10…冷却機構、11…導出部、12…電磁弁(調整部)、20…サーミスタ(温度センサ)、40…制御部、C…冷媒、M…モータ、M3…ステータ、M3a…ステータコア、M4…コイル、M4a…コイルエンド。