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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023162864
(43)【公開日】2023-11-09
(54)【発明の名称】システム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/0601 20230101AFI20231101BHJP
【FI】
G06Q30/06 308
【審査請求】有
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022073557
(22)【出願日】2022-04-27
(71)【出願人】
【識別番号】501440684
【氏名又は名称】ソフトバンク株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000338
【氏名又は名称】弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
(72)【発明者】
【氏名】下村 元気
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 浩章
(72)【発明者】
【氏名】関戸 淳文
(72)【発明者】
【氏名】大塚 哲治
(72)【発明者】
【氏名】岡原 正宗
(72)【発明者】
【氏名】加藤 欽一
(72)【発明者】
【氏名】会田 教仁
(72)【発明者】
【氏名】平田 美陽
(72)【発明者】
【氏名】今井 聡
(72)【発明者】
【氏名】金子 勝己
(72)【発明者】
【氏名】金子 修也
(72)【発明者】
【氏名】木村 直史
(72)【発明者】
【氏名】吉田 憲司
(72)【発明者】
【氏名】八木 健太朗
(72)【発明者】
【氏名】内之宮 明日香
(72)【発明者】
【氏名】関根 平記
(72)【発明者】
【氏名】中田 匠
(72)【発明者】
【氏名】松野 秀樹
(72)【発明者】
【氏名】松本 全
(72)【発明者】
【氏名】熊谷 伊浩
(72)【発明者】
【氏名】桑原 修
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049BB22
(57)【要約】      (修正有)
【課題】非代替性トークンが付与されたアイテムを入手するための煩雑な手続きによって、アイテムを入手する機会を逸してしまったり、アイテムを得たいという利用者の意欲を減退させてしまったりするのを防ぐシステムを提供する。
【解決手段】端末と通信するシステムにおいて、第1サーバは、映像コンテンツを端末に配信する配信部132と、映像コンテンツに応じたアイテムの第一情報を端末に表示させる表示制御部131と、映像コンテンツが端末で再生されている間、端末のユーザによる、端末に表示されたアイテムを購入するための第一入力を受け付ける第一受付部133と、を備える。第2サーバは、第一入力を受け付けた後、ユーザによる、アイテムの取り扱いに関する第二入力を受け付ける第二受付部と、第二入力を受け付けた場合に、アイテムに非代替性トークンを付与する付与部と、を備える。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
システムであって、
映像コンテンツを端末に配信する配信部と、
前記映像コンテンツに応じたアイテムの第一情報を前記端末に表示させる表示制御部と、
前記映像コンテンツが前記端末で再生されている間、前記端末のユーザによる、前記端末に表示された前記アイテムを購入するための第一入力を受け付ける第一受付部と、
前記第一受付部が前記第一入力を受け付けた後、前記ユーザによる、前記アイテムの取り扱いに関する第二入力を受け付ける第二受付部と、
前記第二受付部が前記第二入力を受け付けた場合に、前記アイテムに非代替性トークンを付与する付与部と、
を備えるシステム。
【請求項2】
前記第二受付部は、前記第一受付部が前記第一入力を受け付けてから所定日数が経過するまでの間、前記第二入力の受け付けを可能とする、
請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記第一受付部が前記第一入力を受け付けた後であって、前記第二受付部が前記第二入力を受け付ける前に、前記第一受付部が購入を受け付けた前記アイテムに係るアイテムの第二情報を前記端末に表示させる第二表示制御部を更に備える、
請求項1に記載のシステム。
【請求項4】
前記表示制御部は、前記第一受付部が前記第一入力を受け付けた後、前記ユーザが、前記アイテムに前記非代替性トークンを将来付与してもらえる権利を得た旨を前記端末に表示させる、
請求項1に記載のシステム。
【請求項5】
前記非代替性トークンが付与される前記アイテムの販売可能数に上限が設定される場合、前記付与部は、前記第一入力に対応する前記アイテムに付与する予定の前記非代替性トークンを、前記第二受付部が前記第二入力を受け付けるまで、他の前記アイテムに付与することなく確保しておく、
請求項4に記載のシステム。
【請求項6】
前記映像コンテンツは、スポーツの試合のLIVE映像、または前記試合のオンデマンド配信映像である、
請求項1に記載のシステム。
【請求項7】
前記アイテムは、前記試合に参加するチーム又は選手に関するアイテムである、
請求項6に記載のシステム。
【請求項8】
映像コンテンツを端末に配信する配信部と、
前記映像コンテンツに応じたアイテムの第一情報を前記端末に表示させる表示制御部と、
前記映像コンテンツが前記端末で再生されている間、前記端末のユーザによる、前記端末に表示された前記アイテムを購入するための第一入力を受け付ける第一受付部と、
前記第一受付部が前記第一入力を受け付けた後、購入したアイテムへの非代替性トークンの付与を受けるための、前記アイテムの取り扱いに関する第二入力を前記ユーザが行うのに必要な処理を実行する処理部と、
を備えるサーバ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、システムに関する。
【背景技術】
【0002】
下記非特許文献1に開示されているように、デジタルコンテンツに非代替性トークン(Non-Fungible Token:以下、NFT)を付与することが従来行われている。デジタルコンテンツにNFTが付与されているか否かを見れば、そのデジタルコンテンツがオリジナルであるか複製品であるかを識別することができる。デジタルコンテンツの買い手は、売買の前にNFTの有無を確認することによって、売買に対する一定の安心感を得ることができる。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
【非特許文献1】いろはに投資ホームページ、“NFTアートとは?購入方法やメリット・デメリットを分かりやすく解説”、[online]、令和3年10月14日、株式会社インベストメントブリッジ、[令和4年4月12日検索]、インターネット<URL:https://www.bridge-salon.jp/toushi/nft-art/>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
非特許文献1に記載されたような、従来のNFT付デジタルコンテンツの取引においては、取引サービスの利用者(端末のユーザ)が、サービスのID連携や取引口座開設等の煩雑な手続きを、当該コンテンツの購入前に行う必要があった。一方、NFT付デジタルコンテンツの中には、例えばスポーツ観戦時の応援アイテム等、特定の時間内に自身の手元にあることに価値があると利用者が考えるものもある。このようなNFT付デジタルコンテンツを得るためには、利用者は、事前又は限られた時間内に煩雑な手続きを終えなければならない。この場合、利用者は、手続きが間に合わず、当該コンテンツを入手できなくなる可能性がある。このような利用者にとって不便な取引サービスは、デジタルコンテンツを得たいという利用者の意欲を、結果的に減退させてしまう可能性がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様は、システムであって、映像コンテンツを端末に配信する配信部と、前記映像コンテンツに応じたアイテムの第一情報を前記端末に表示させる表示制御部と、前記映像コンテンツが前記端末で再生されている間、前記端末のユーザによる、前記端末に表示された前記アイテムを購入するための第一入力を受け付ける第一受付部と、前記第一受付部が前記第一入力を受け付けた後、前記ユーザによる、前記アイテムの取り扱いに関する第二入力を受け付ける第二受付部と、前記第二受付部が前記第二入力を受け付けた場合に、前記アイテムに非代替性トークンを付与する付与部と、を備える。
【0006】
本発明の各態様は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記システムが備える各部(ソフトウェア要素)として動作させることによりシステムをコンピュータにて実現させるプログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】本発明の一の態様の実施形態に係るシステムおよび当該システムと通信する端末の概略構成を示すブロック図である。
図2】同システムが備える第一サーバの機能的構成を示すブロック図である。
図3】同システムと通信する端末の表示部に表示される画面の一例を示す図である。
図4】同表示部に表示される画面の一例を示す図である。
図5】同表示部に表示される画面の一例を示す図である。
図6】同表示部に表示される画面の一例を示す図である。
図7】同システムが備える第二サーバの機能的構成を示すブロック図である。
図8】同システムと通信する端末の表示部に表示される画面の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
まず、本発明の一の態様であるシステムの実施形態について、詳細に説明する。
【0009】
<構成>
システム100は、アイテム(デジタルコンテンツ)の取引サービスを、利用者に提供するためのものである。システム100は、図1に示したように、第一サーバ1と、第二サーバ2と、を備える。システム100は、少なくとも一つの端末200と、通信ネットワークNを介して通信する。なお、アイテムは、動画、静止画、又はテキストメッセージであってもよく、さらに静止画は写真又は絵であってもよい。
【0010】
[端末]
端末200は、携帯電話、タブレット端末、PC、テレビ等で構成されている。端末200は、表示部201と、端末側操作部202と、を備えている。また、本実施形態に係る端末200は、後述する映像コンテンツを再生するための専用のアプリケーションがインストールされている。映像コンテンツは、スポーツの試合のリアルタイム配信映像、LIVE映像若しくはライブ映像(いずれも生配信映像、生中継映像、生放送映像ともいう。)、または試合のアーカイブ配信映像、オンデマンド配信映像、若しくはダウンロード配信映像(LIVE映像ではない、例えば過去のLIVE映像を録画録音した映像)である。なお、端末200は、ブラウザ上で映像コンテンツを再生するように構成されていてもよい。その場合、端末200はアプリケーションがインストールされていなくてもよい。また、映像コンテンツは、スポーツの試合以外の興行(例えば、音楽コンサート等)、著名人等による発表・報告・対談等のイベントに関するものであってもよい。端末200は、アプリケーションを起動させると、図示しないチーム選択画面または試合選択画面を表示部201に表示させる。チーム選択画面は、複数のチーム情報表示領域を有している。
【0011】
[第一サーバ]
第一サーバ1は、図2に示したように、第一通信部11と、第一記憶部12と、第一制御部13と、を備えている。
【0012】
〔第一通信部〕
第一通信部11は、端末200、および第二サーバ2とそれぞれ通信する。本実施形態に係る第一通信部11は、端末200と無線通信するための無線通信モジュールを有している。また、本実施形態に係る第一通信部11は、第二サーバ2と有線通信または無線通信するための有線通信モジュールまたは無線通信モジュールを有している。
【0013】
〔第一記憶部〕
第一記憶部12は、試合を行う複数のクラブチームの情報、各クラブチームに所属する複数の選手の情報、試合のスケジュール等を記憶している。また、第一記憶部12は、複数の利用者がそれぞれ所持するシステム上の通貨(コイン)に関する情報を記憶している。また、第一記憶部12は、販売するアイテムに関する情報を記憶している。本実施形態に係る第一記憶部12は、半導体メモリ、ハードディスク等で構成されている。
【0014】
〔第一制御部〕
第一制御部13は、表示制御部131と、配信部132と、第一受付部133と、第二表示制御部134と、第三受付部135と、第四受付部136と、を備える。
【0015】
(表示制御部)
表示制御部131は、試合選択画面を端末200に表示させる。本実施形態に係る表示制御部131は、端末200のユーザ(利用者)により、端末200に表示されているチーム選択画面の、応援したいクラブチームのチーム情報表示領域が操作(タッチ、クリック等)されたことを契機として、第一記憶部12に記憶されている情報の中から、対応するクラブチームの試合のスケジュールに関する情報を端末200に送信する。試合のスケジュールに関する情報を受信した端末200は、図示しない試合選択画面を表示部201に表示する。本実施形態に係る試合選択画面は、複数の試合情報表示領域を有している。試合情報表示領域の一つは、選択されたクラブチームがこれから行う(LIVEの)試合の情報を表示する領域である。他の試合情報表示領域は、選択されたクラブチームが過去に行った試合の情報を表示する領域である。なお、表示制御部131は、試合選択画面に、間もなく開始される予定の複数のクラブチームの試合を一覧で表示させるよう構成されていてもよい。この場合、表示制御部131は、チーム選択画面がユーザに操作されることなく、直近に開催予定の複数の試合のスケジュールに関する情報を、端末200に送信してもよい。
【0016】
また、表示制御部131は、試合観戦画面S1を端末200に表示させる。本実施形態に係る表示制御部131は、端末200に表示されている試合選択画面の、観戦したい試合の試合情報表示領域が操作されたことを契機として、第一記憶部12に記憶されている情報の中から、対応する試合に出場する選手の情報を端末200に送信する。試合に関する情報を受信した端末200は、試合観戦画面S1を表示部201に表示させる。試合観戦画面S1は、図3に示したように、映像表示領域R11、選手情報表示領域R12、ユーザ表示領域R13、アイテムの購入操作ボタンB11を有している。映像表示領域R11は、映像コンテンツ(試合の映像)を表示する領域である。選手情報表示領域R12は、試合に出場する選手に関する情報を表示する領域である。ユーザ表示領域R13は、利用者に関する情報(例えば、ユーザ名等)を表示する領域である。購入操作ボタンB11は、アイテムの購入操作を行うためのボタンである。本実施形態に係る表示制御部131は、映像表示領域R11に映像コンテンツが再生されている間に限って購入操作ボタンB11を操作可能とする。なお、表示制御部131は、ユーザの画面上の操作によって、選手情報表示領域R12、ユーザ表示領域R13、アイテムの購入操作ボタンB11を表示させず、映像表示領域R11を表示部201全面に表示させてもよい。これにより、特にアイテム購入に関心がなく試合観戦に集中したいユーザに対しては、試合をより拡大した表示で見やすく観戦させることができる。また、ここでいう購入とは、例えば日本円など広く流通する通貨による直接的な購入のみならず、アプリケーション内で使われる専用の通貨(例えばコイン)やポイントと交換することであってもよい。
【0017】
なお、本実施形態に係る表示制御部131は、図示しないチーム選択画面において応援したいクラブチームが選択された後であって、試合観戦画面S1が表示される前に、アイテム紹介画面S2を端末200に表示させるように構成されていてもよい。アイテム紹介画面S2は、図4に示したように、映像コンテンツの再生中に購入することのできるアイテムを紹介する画面である。なお、表示制御部131は、アイテムが動画コンテンツの場合、アイテム紹介画面S2に、例えば当該動画を構成する静止画の1枚又は複数枚を切り出したサムネイル画像を表示させてもよい。
【0018】
(配信部)
配信部132は、図2に示したように、映像コンテンツを端末200に配信する。本実施形態に係る配信部132は、端末200の表示部201に試合観戦画面S1が表示されたこと、映像表示領域R11に所定操作(再生ボタンのタッチ、クリック等)がなされたこと等を契機として、映像コンテンツを、第一通信部11を介して端末200に送信する。端末200に配信された映像コンテンツは、端末200の表示部201に表示されている試合観戦画面S1の映像表示領域R11において再生される。
【0019】
(表示制御部その2)
表示制御部131は、映像コンテンツに応じたアイテムの第一情報を端末200に表示させる。アイテムは、試合に参加するチーム又は選手に関連するもの、またはそれらを応援するための応援アイテムである。アイテムの第一情報には、アイテムそのもの、アイテムに対応付けられた他のアイテム(チームのマスコットキャラクター、応援エフェクト、クエスチョンマーク等)、アイテムを示すアイコンや文字情報、NFT付与に対応したアイテムであることの情報等が含まれる。本実施形態に係る表示制御部131は、端末200の表示部201に表示されている試合観戦画面S1の購入操作ボタンB11が操作されたことを契機として、第一記憶部12に記憶されているアイテムに関する情報を、第一通信部11を介して端末200へ送信する。アイテムに関する情報を受信した端末200は、アイテム購入画面S3を表示部201に表示させる。アイテム購入画面S3は、図5に示したように、少なくとも一つのアイテム表示領域R31を有している。アイテムの第一情報は、アイテム表示領域R31に表示される。なお、表示制御部131は、アイテム表示領域R31に、例えば上述のクエスチョンマーク等、将来、複数のアイテムの中からいずれかのアイテムをランダムに獲得(購入)することができるが、どのアイテムを獲得できるのかは現時点では不明であることを示す情報を示してもよい。この場合、表示制御部131は、試合観戦画面S1が表示される前に、アイテム紹介画面S2にクエスチョンマーク等を表示させてもよいし、アイテム紹介画面S2そのものを表示させなくてもよい。
【0020】
(第一受付部)
第一受付部133は、映像コンテンツが端末200で再生されている間、端末200のユーザによる、端末200に表示されたアイテムを購入するための第一入力を受け付ける。本実施形態に係る第一受付部133は、端末200のアイテム購入画面S3図5参照)のアイテム表示領域R31に表示されているアイテムの第一情報が操作(タッチ、クリック等)されることを第一入力としている。上述したように、アイテム購入画面S3は、試合観戦画面S1の購入操作ボタンB11が操作されることで表示されるが、購入操作ボタンB11は、映像コンテンツの再生中に限って操作可能となる。このため、映像コンテンツが再生されていない間、本実施形態に係る第一受付部133は第一入力を受け付けない。なお、販売されるアイテムが1種類しかない(アイテムを選択する必要が無い、アイテム購入画面S3を表示する必要が無い)場合、第一受付部133は、購入操作ボタンB11が操作されることを第一入力としてもよい。
【0021】
(表示制御部その3)
表示制御部131は、第一受付部133が第一入力を受け付けた後、ユーザが、アイテムにNFTを将来付与してもらえる権利を得た旨を端末200の表示部201に表示させる。本実施形態に係る表示制御部131は、第一受付部133が第一入力を受け付けた後、その旨を、第一通信部11を介して端末200へ送信する。第一入力を受け付けた旨を受信した端末200は、応援エフェクト(マスコットキャラクターや炎のアニメーション表示、アイテム又はアイテムの第一情報の拡大表示、アイテム又はアイテムの第一情報に動きをつけた表示等)を表示部201に直ちに表示させる。本実施形態に係る端末200は、応援エフェクトを試合観戦画面S1上に重畳表示させる。その後、端末200は、購入完了画面S4を端末200の表示部201に表示させる。本実施形態に係る購入完了画面S4は、図6に示したように、購入通知領域R41と、予約通知領域R42と、注意事項通知領域R43と、不要ボタンB41と、SNS(Social Networking Service)連携ボタンB42と、手続移行ボタンB43と、を有している。購入通知領域R41には、アイテムの購入が完了した旨(例えば、「NFTアイテムを購入しました」等の文字)が表示される。予約通知領域R42には、上記権利を得た旨が、例えば、「予約しました」、「NFT RESERVED」、「NFTアイテムの購入が完了しました」等の文字の形で表示される。注意事項通知領域R43には、アイテムの購入から所定日数が経過した場合、NFTの付与ができなくなる旨の注意事項が表示される。
【0022】
なお、表示制御部131は、購入完了画面S4に、購入が完了したアイテムそのもの、または上述したアイテムのサムネイルを同時に表示するよう構成されていてもよい。また、表示制御部131は、応援エフェクトを表示させる際、上述のクエスチョンマークに相当するアイテムについて、ユーザの第一入力を受け付けている場合、表示制御部131は、ランダムに選択されたアイテムそのもの又はその応援エフェクトを表示部201に表示させてもよい。また、購入完了画面S4は、購入通知領域R41と予約通知領域R42の一方のみを有するデザインとなっていてもよい。また、SNS連携ボタンB42は、後述する第二サーバ2が、後述する付与完了画面S5に表示させてもよい。その場合、表示制御部131は、購入完了画面S4にSNS連携ボタンB42を表示させなくてもよい。また、端末200は、応援エフェクトを表示させることなく購入完了画面S4を表示させるよう構成されていてもよい。
【0023】
(第三受付部)
第三受付部135は、第一受付部133が第一入力を受け付けた後、図2に示したように、ユーザによる、アイテムを購入した旨をSNSで通知するための第三入力を受け付ける。本実施形態に係る第一受付部133は、端末200の購入完了画面S4の表示されているSNS連携ボタンB42が操作(タッチ、クリック等)されることを第三入力としている。第三入力を受け付けた第三受付部135は、ユーザがアイテムを獲得した旨を、当該ユーザが利用しているSNS(例えば、Twitter(登録商標)等)の運営会社のサーバへ送信する。これにより、ユーザがアイテムを獲得した旨がSNS上に直ちに投稿される。こうすることで、アイテム獲得をSNSで知らせたいユーザは、少ない操作でその旨を直ちにSNSに投稿することができる。なお、第三入力の受け付けは、後述する第二サーバ2が行ってもよい。その場合、第一制御部13は、第三受付部135を備えていなくてもよい。
【0024】
(第二表示制御部)
第二表示制御部134は、第一受付部133が第一入力を受け付けた後であって、後述する第二サーバ2の第二受付部243が後述する第二入力を受け付ける前に、第一受付部133が購入を受け付けたアイテムに係るアイテムの第二情報を端末200の表示部201に表示させる。アイテムの第二情報には、ユーザが購入した(NFTを付与可能な)アイテムの数、購入したアイテムの名前やサムネイルの一覧、アイテムそのもの(映像コンテンツ等)が含まれる。本実施形態に係る第二表示制御部134は、購入を受け付けたアイテムの第二情報を、第一通信部11を介して端末200へ送信する。アイテムの第二情報を受信した端末200は、アイテムの第二情報を試合観戦画面S1のユーザ表示領域R13に表示させる。アイテムの第二情報がアイテムの数である場合、第二表示制御部134は、図3に示したように、アイテムの数を示す表示バッジb(丸数字)を、ユーザ表示領域R13の端部に表示させる。これにより、ユーザは、第二入力を行う前に購入したアイテムを再確認することができ、煩雑な手続きを経てまで取引を行うか否か、再度検討することができる。なお、第二表示制御部134は、アイテムの第二情報を、ユーザ表示領域とは異なる表示領域に表示させるよう構成されていてもよい。また、第二表示制御部134は、アイテムの第二情報を、専用の表示画面に表示させるよう構成されていてもよい。
【0025】
(第四受付部)
第四受付部136は、第一受付部133が第一入力を受け付けた後であって、後述する第二サーバ2の第二受付部243が後述する第二入力を受け付ける前に、NFTの付与手続きに移る旨の第四入力を受け付ける。本実施形態に係る第四受付部136は、購入完了画面S4の手続移行ボタンB43が操作されることを第四入力としている。第四入力を受け付けた第四受付部136は、購入したアイテムの第二情報、および後述する付与手続画面の表示制御を要求する信号を第二サーバ2へ送信する。表示制御には、対象画面のデータ(ウェブページ等)を生成しそれを端末200へ送信すること、端末200にインストールされている、対象画面を表示するためのアプリケーションを起動させることを指示する信号を端末200に送信すること等が含まれる。付与手続画面では、ユーザが第二入力を行うことになる。このため、表示制御を要求する信号の送信は、購入したアイテムへのNFTの付与を受けるための第二入力をユーザが行うのに必要な処理となる。すなわち、第四受付部136は、当該処理を実行する処理部でもある。
【0026】
一方、本実施形態に係る第四受付部136は、NFTの付与が不要である旨の入力も受け付ける。本実施形態に係る第四受付部136は、購入完了画面S4の不要ボタンB41が操作されることを不要である旨の入力としている。不要である旨の入力を第四受付部136が受け付けると、表示制御部131は、その旨を、第一通信部11を介して端末200に送信する。不要である旨の入力を受け付けた旨を受信した端末200は、購入完了画面S4を直ちに閉じる。
【0027】
[第二サーバ]
第二サーバ2は、図7に示したように、第二通信部21と、第二記憶部22と、サーバ側操作部23と、第二制御部24と、を備えている。
【0028】
〔第二通信部〕
第二通信部21は、端末200、および第一サーバ1とそれぞれ通信する。本実施形態に係る第二通信部21は、端末200と無線通信する無線通信モジュールを有している。また、本実施形態に係る第二通信部21は、第一サーバ1と有線通信または無線通信するための有線通信モジュールまたは無線通信モジュールを有している。
【0029】
〔第二記憶部〕
第二記憶部22は、アイテムに付与するNFTに関する情報を記憶している。また、本実施形態に係る第二記憶部22は、販売するアイテムに関する情報を記憶している。本実施形態に係る第二記憶部22は、半導体メモリ、ハードディスク等で構成されている。
【0030】
〔サーバ側操作部〕
サーバ側操作部23は、第二サーバ2の管理者が操作するためのものである。本実施形態に係るサーバ側操作部23は、キーボード、ポインティングデバイス(マウス等)およびタッチパネルの少なくともいずれかで構成されている。
【0031】
〔第二制御部〕
第二制御部24は、第三表示制御部241と、第五受付部242と、第二受付部243と、設定部244と、付与部245と、第四表示制御部246と、を備える。
【0032】
(第三表示制御部)
第三表示制御部241は、第一サーバ1から付与手続画面の表示制御を要求する信号を受信したことを契機として、図示しない付与手続画面の表示制御を行い、それを端末200に表示させる。なお、第三表示制御部241は、付与手続画面を表示させる前に、購入したアイテムにNFTを付与するためには手続きが必要である旨をユーザに通知する図示しない通知画面を表示させるよう構成されていてもよい。また、第三表示制御部241は、通知画面において、購入済みのアイテムを一覧表示するよう構成されていてもよい。
【0033】
本実施形態に係るシステム100は、第二サーバ2経由で、例えば映像コンテンツの配信後にアイテムを販売可能となっている。これにより、例えばアイテムを試合観戦中に使用することよりも、収集することの方に関心があるユーザの利便性も図ることができる。
このため、本実施形態に係る第三表示制御部241は、端末200の端末側操作部202に所定操作がなされたことを契機として、図示しない第二アイテム販売画面の表示制御を行い、それを端末200に表示させる。なお、上記第一サーバ1経由でのみアイテムを販売する場合、第三表示制御部241は、この第二アイテム販売画面を端末200に表示させる機能を有していなくてもよい。
【0034】
(第五受付部)
第五受付部242は、端末200のユーザによる第一入力(端末200に表示されたアイテムを購入するための入力)を受け付ける。第五受付部242は、上記第一サーバ1の第一受付部133と異なり、第二アイテム販売画面が表示されている間であれば第一入力を受け付ける。なお、上記第一サーバ1経由でのみアイテムを販売する場合、第二制御部24は第五受付部242を備えていなくてもよい。
【0035】
(第二受付部)
第二受付部243は、上記第一サーバ1の第一受付部133が第一入力を受け付けた後、ユーザによる、アイテムの取り扱いに関する第二入力を受け付ける。「アイテムの取り扱い」には、アイテムにNFTを付与すること、NFTが付与されたアイテムを売買すること等が含まれる。本実施形態に係る第二受付部243は、付与手続画面において、第二サーバ2が提供するサービスへのログインがなされること、当該サービスのユーザ登録がなされること、当該サービスに登録されているIDが、第一サーバ1が提供する他のサービスに登録されているIDと連携するための入力がなされること、NFTが付与されたアイテムを売買するための口座開設に必要な情報を入力すること、ユーザがNFT付与アイテムを販売する際に設定する価格情報を入力すること等を第二入力としている。
【0036】
第二受付部243は、第一受付部133が第一入力を受け付けてから所定日数が経過するまでの間、第二入力の受け付けを可能とする。所定日数は、少なくとも一日、好ましくは1週間程度である。こうすることで、第二入力に必要な時間が十分に確保されるので、ユーザはその時間を使って第二入力を確実に行うことができる。
【0037】
(設定部)
設定部244は、第二サーバ2の管理者によりサーバ側操作部23になされた操作に応じて、NFTが付与されるアイテムの販売可能数の上限を設定する。販売するアイテムが複数種類ある場合には、アイテムの種類ごとに上限を設定する。上限の設定は、例えば1試合あたりの販売可能数の上限として設定され、LIVE映像配信中の販売可能数、オンデマンド配信映像配信中の販売可能数、映像コンテンツ配信後の販売可能数のそれぞれの合計に対して上限数を設定してもよいし、例えばLIVE映像配信中の販売可能数にのみ上限を設定してもよい。また、上限が設定されていることは、アイテム紹介画面S2又はアイテム購入画面S3において利用者に表示してもよい。これにより、利用者の希少なアイテムを入手したいという意欲をさらに高めることができる。なお、販売されたすべてのアイテムにNFTを付与可能とする(制限を設けない)場合、第二制御部24は、設定部244を備えていなくてもよい。また、その場合、第二サーバ2は、サーバ側操作部23を備えていなくてもよい。
【0038】
(付与部)
付与部245は、第二受付部243が第二入力を受け付けた場合に、アイテムにNFTを付与する。第二入力を受け付けた場合とは、例えば上述したIDを連携するための入力を受け付けた場合であってもよいし、それに加えて上述した口座開設に必要な情報の入力まで受け付けた場合であってもよい。そして、付与部245は、NFTが付与されたアイテムを、第二通信部21を介して端末200へ送信する。また、本実施形態に係る付与部245は、NFTが付与される前記アイテムの販売可能数に上限が設定される場合、第一入力に対応するアイテムに付与する予定のNFTを、第二受付部243が第二入力を受け付けるまで、他のアイテムに付与することなく確保しておく。
【0039】
(第四表示制御部)
第四表示制御部246は、付与部245がアイテムにNFTを付与したことを契機として、NFTの付与が完了した旨を端末200に表示させる。本実施形態に係る第四表示制御部246は、付与完了画面S5の表示制御を行い、それを端末200に表示させる。付与完了画面S5は、図8に示したように、付与通知領域R51と、閲覧ボタンB51と、を有している。付与通知領域R51には、上記NFTの付与が完了した旨が、例えば、「NFTの付与が完了しました」、「NFT CARD GET!」等の文字の形で表示される。閲覧ボタンB51は、購入済みのアイテムの一覧画面を表示させる閲覧操作を行うためのボタンである。
【0040】
アイテムを受信した端末200は、ユーザによる表示指示操作に応じて、アイテムを表示部201に表示させる。また、NFTが付与されたアイテムを受信した端末200は、ユーザによる付与確認操作に応じて、アイテムに付与されたNFTを表示部201に表示させる。なお、第四表示制御部246は、付与完了画面S5にアイテムのサムネイルを表示させるよう構成されていてもよい。また、第四表示制御部246は、付与完了画面S5にSNS連携ボタンを表示させるよう構成されていてもよい。また、第四表示制御部246は、付与部245が例えば上述したIDを連携するための入力を受け付けてNFTの付与を完了し、上述した口座開設に必要な情報の入力をさらに受け付ける前に付与完了画面S5を表示させるよう構成されていてもよい。これにより、ユーザはアイテムの取引に至るまでの煩雑な手続きを全て終えていなくても、手続きの一部を終えた時点でNFTの付与が完了したことを確認できるので、一定の安心感と満足感を得ることができ、手続き中にNFT付与を断念することが少なくなる。
【0041】
<作用効果>
以上説明してきたシステム100は、映像コンテンツが端末で再生されている間、アイテムを購入するための第一入力を受け付ける。このため、システム100によれば、ユーザは、限られた機会に使用することに価値がある希少なアイテムを購入して楽しむことができる。また、システム100は、第一入力を受け付けた(購入を終えた)後、アイテムの取り扱いに関する第二入力を受け付ける。このため、映像コンテンツの視聴後に、アイテムにNFTを付与するための手続きを、急かされることなくゆっくりと行うことができる。また、NFTを付与するための手続きはユーザにとって煩雑なものではあるが、システム100は、手続きを行う時間を十分にとることができる。このため、システム100によれば、ユーザは、アイテムを得たいという意欲を保ち続けることができる(アイテムの価値を高めるため、煩雑な手続きを受け入れることができる)。このように、システム100によれば、非代替性トークンが付与されたアイテムを入手するための煩雑な手続きによって、当該アイテムを入手する機会を逸してしまったり、当該アイテムを得たいという利用者の意欲を減退させてしまったりするのを防ぐことができる。また、システム100は、第二入力を受け付けた場合にアイテムにNFTを付与する。すなわち、システム100は、第二入力を受け付けなかった場合アイテムにNFTを付与しない。このため、本実施形態に係るシステム100によれば、アイテムは購入して楽しみたいが、NFT及びアイテムの取引には興味がないというユーザのニーズも満たすことができる。
【0042】
<その他>
なお、上記第一サーバ1が有していた機能の一部は、第二サーバ2が有していてもよい。逆に、上記第二サーバ2が有していた機能の一部は、第一サーバ1が有していてもよい。例えば、第一サーバ1が第三表示制御部241の機能を有する場合、第三表示制御部241は、処理部でもあることになる。なお、第二サーバ2が、第一サーバ1とは別サーバとして構成されるシステムであれば、それぞれ異なるコンテンツを提供する第一サーバ1が複数存在する場合であっても、それらのNFT付与機能は1つの第二サーバ2に纏めることができる。従って、新たに第一サーバ1を設けNFT付デジタルコンテンツのサービスを開始する事業者にとって、第二サーバ2への設備投資が不要となり、結果的にNFT付デジタルコンテンツ市場の拡大に寄与することができる。また、第一サーバ1と第二サーバ2は一体に構成されていてもよい。また、端末200は、各種画面を試合観戦画面S1上に重畳表示させるよう構成されていてもよい。その際、端末200は、試合観戦画面S1の映像表示領域R11以外の領域に重畳表示させるよう構成されていてもよい。このようにすれば、アイテムの購入等の操作を行いながら映像コンテンツを視聴することができる。また、端末200は、購入完了画面S4に、アイテムのサムネイルを表示させるよう構成されていてもよい。また、第一サーバ1は、端末200に表示させる各種画面のデータ(ウェブページ等)を生成するよう構成されていてもよい。その場合、端末200は、アプリケーションがインストールされていなくてもよい。
【0043】
また、上記システム100の機能は、当該システム100としてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、当該システム100の各制御ブロック(特に第一制御部13、第二制御部24に含まれる各部)としてコンピュータを機能させるためのプログラムにより実現することができる。この場合、上記システム100は、上記プログラムを実行するためのハードウェアとして、少なくとも1つの制御装置(例えばプロセッサ)と少なくとも1つの記憶装置(例えばメモリ)を有するコンピュータを備えている。この制御装置と記憶装置により上記プログラムを実行することにより、上記実施形態で説明した各機能が実現される。上記プログラムは、一時的ではなく、コンピュータ読み取り可能な、1または複数の記録媒体に記録されていてもよい。この記録媒体は、上記装置が備えていてもよいし、備えていなくてもよい。後者の場合、上記プログラムは、有線または無線の任意の伝送媒体を介して上記装置に供給されてもよい。
【0044】
また、上記各制御ブロックの機能の一部または全部は、論理回路により実現することも可能である。例えば、上記各制御ブロックとして機能する論理回路が形成された集積回路も本発明の範疇に含まれる。この他にも、例えば量子コンピュータにより上記各制御ブロックの機能を実現することも可能である。
【0045】
また、本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0046】
100 システム
1 第一サーバ
11 第一通信部
12 第一記憶部
13 第一制御部
131 表示制御部
132 配信部
133 第一受付部
134 第二表示制御部
135 第三受付部
136 第四受付部
2 第二サーバ
21 第二通信部
22 第二記憶部
23 サーバ側操作部
24 第二制御部
241 第三表示制御部
242 第五受付部
243 第二受付部
244 設定部
245 付与部
246 第四表示制御部
1 試合観戦画面
11 映像表示領域
12 選手情報表示領域
13 ユーザ表示領域
b 表示バッジ
11 購入操作ボタン
2 アイテム紹介画面
3 アイテム購入画面
31 アイテム表示領域
4 購入完了画面
41 購入通知領域
42 予約通知領域
43 注意事項通知領域
41 不要ボタン
42 SNS連携ボタン
43 手続移行ボタン
5 付与完了画面
51 閲覧ボタン
51 付与通知領域
200 端末
201 表示部
202 端末側操作部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
【手続補正書】
【提出日】2023-07-07
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
システムであって、
映像コンテンツを端末に配信する配信部と、
前記映像コンテンツに応じたアイテムの第一情報を前記端末に表示させる表示制御部と、
前記映像コンテンツが前記端末で再生されている間、前記端末のユーザによる、前記端末に表示された前記アイテムを購入するための第一入力を受け付ける第一受付部と、
前記第一受付部が前記第一入力を受け付けた後、前記ユーザによる、前記アイテムの取り扱いに関する第二入力を受け付ける第二受付部と、
前記第一受付部が前記第一入力を受け付けた後であって、前記第二受付部が前記第二入力を受け付ける前に、前記ユーザによる、所定の手続画面を表示するための入力を受け付ける移行受付部と、
前記第二受付部が前記第二入力を受け付けた場合に、前記アイテムに非代替性トークンを付与する付与部と、
を備え
前記表示制御部は、前記移行受付部が前記入力を受け付けた場合に、前記手続画面を前記端末に表示させ、
前記第二受付部は、前記手続画面を介して前記第二入力を受け付ける、
システム。
【請求項2】
前記第二受付部は、前記第一受付部が前記第一入力を受け付けてから所定日数が経過するまでの間、前記第二入力の受け付けを可能とする、
請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記第一受付部が前記第一入力を受け付けた後であって、前記第二受付部が前記第二入力を受け付ける前に、前記第一受付部が購入を受け付けた前記アイテムに係るアイテムの第二情報を前記端末に表示させる第二表示制御部を更に備える、
請求項1に記載のシステム。
【請求項4】
前記非代替性トークンが付与される前記アイテムの販売可能数に上限が設定される場合、前記表示制御部は、設定された販売可能数の上限を示す数字を前記アイテムの第一情報とともに前記端末に表示させる、
請求項1に記載のシステム。
【請求項5】
前記表示制御部は、前記第一受付部が前記第一入力を受け付けた後、前記ユーザが、前記アイテムに前記非代替性トークンを将来付与してもらえる権利を得た旨を前記端末に表示させる、
請求項1に記載のシステム。
【請求項6】
前記非代替性トークンが付与される前記アイテムの販売可能数に上限が設定される場合、前記付与部は、前記第一入力に対応する前記アイテムに付与する予定の前記非代替性トークンを、前記第二受付部が前記第二入力を受け付けるまで、他の前記アイテムに付与することなく確保しておく、
請求項に記載のシステム。
【請求項7】
前記映像コンテンツは、スポーツの試合のLIVE映像、または前記試合のオンデマンド配信映像である、
請求項1に記載のシステム。
【請求項8】
前記アイテムは、前記試合に参加するチーム又は選手に関するアイテムである、
請求項に記載のシステム。
【請求項9】
前記第二受付部は、前記非代替性トークンが付与される前記アイテムをユーザが販売する際の価格情報を前記第二入力として受け付ける、
請求項1に記載のシステム。
【請求項10】
映像コンテンツを端末に配信する配信部と、
前記映像コンテンツに応じたアイテムの第一情報を前記端末に表示させる表示制御部と、
前記映像コンテンツが前記端末で再生されている間、前記端末のユーザによる、前記端末に表示された前記アイテムを購入するための第一入力を受け付ける第一受付部と、
前記第一受付部が前記第一入力を受け付けた後、前記ユーザによる、所定の手続画面を表示するための入力を受け付ける機能と、
前記入力を受け付けた場合に、前記手続画面の表示制御を、当該手続画面を介して前記アイテムの取り扱いに関する第二入力を受け付ける第二サーバへ要求する機能と、
を有する処理部と、
を備えるサーバ。