(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023016317
(43)【公開日】2023-02-02
(54)【発明の名称】聴診器、及び、聴診システム
(51)【国際特許分類】
A61B 7/04 20060101AFI20230126BHJP
【FI】
A61B7/04 P
A61B7/04 B
A61B7/04 T
A61B7/04 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】11
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021120549
(22)【出願日】2021-07-21
(71)【出願人】
【識別番号】720009479
【氏名又は名称】オンキヨー株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】305060567
【氏名又は名称】国立大学法人富山大学
(71)【出願人】
【識別番号】513067727
【氏名又は名称】高知県公立大学法人
(72)【発明者】
【氏名】吉田 誠
(72)【発明者】
【氏名】武島 儀忠
(72)【発明者】
【氏名】八木 邦公
(72)【発明者】
【氏名】敷田 幹文
(57)【要約】
【課題】容易に、安定した聴診音が採取可能な手段を提供すること。
【解決手段】聴診器1は、聴診音を採取するための複数のセンサー3を備える。複数のセンサー3は、略平行四辺形を形成するように配置されている。具体的には、複数のセンサー3の数は、4つである。4つのセンサー3は、略平行四辺形の対角線上に配置される。聴診システムは、聴診器1と、報知部と、制御部と、を備える。制御部は、センサー3による聴診音に基づいて、採取すべき聴診音の方向を判断し、判断した聴診音の方向を、報知部により報知する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
聴診音を採取するための複数のセンサーを備え、
前記複数のセンサーは、略平行四辺形を形成するように配置されていることを特徴とする聴診器。
【請求項2】
前記複数のセンサーは、略平行四辺形の対角線上に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の聴診器。
【請求項3】
略平行四辺形における2つの対角線のうち、他方よりも長い一方の対角線は、水平方向に延びる辺に対して、40~60度の範囲内で傾斜していることを特徴とする請求項1又は2に記載の聴診器。
【請求項4】
略平行四辺形における2つの対角線のうち、他方よりも長い一方の対角線は、水平方向に延びる辺に対して、約50度傾斜していることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の聴診器。
【請求項5】
前記複数のセンサーは、略平行四辺形の辺上に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の聴診器。
【請求項6】
前記複数のセンサーは、4つのセンサーであり、
前記4つのセンサーは、略平行四辺形の対角線上に2つずつ配置されていることを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の聴診器。
【請求項7】
略平行四辺形の対角線上に装着用の部材を取り付けるための取付部が設けられていることを特徴とする請求項1~6のいずれか1項に記載の聴診器。
【請求項8】
聴診音を採取するための複数のセンサーと、
前記複数のセンサーを収容する、正面視略平行四辺形状の筐体と、
を備えることを特徴とする聴診器。
【請求項9】
請求項1~8のいずれか1項に記載の聴診器と、
報知部と、
制御部と、を備え、
前記制御部は、前記センサーによる聴診音に基づいて、採取すべき聴診音の方向を判断し、判断した聴診音の方向を、前記報知部により報知することを特徴とする聴診システム。
【請求項10】
前記制御部は、前記センサーによる聴診音のレベルを、前記報知部により報知することを特徴とする請求項9に記載の聴診システム。
【請求項11】
前記報知部は、電子機器の表示画面であることを特徴とする請求項9又は10に記載の聴診システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、聴診器、及び、聴診システムに関する。
【背景技術】
【0002】
聴診器の中には、マイク等のセンサーにより電子的に心音等の音を採取し、採取した音を増幅し、増幅した音を医師等に聴取させる、いわゆる電子聴診器と呼ばれるものがある(例えば、特許文献1参照。)。電子聴診器により取得された音は、例えば、周波数解析が行われる場合がある。特許文献2には、以下の記載がある。「テレビ電話などを用いた遠隔診療において、聴診器による診断を行う場合、マイクロフォンを内蔵したチェストピースを有する聴診器を患者自身が自己の身体に接触させて、心音などをマイクロフォンで電気信号に変換し、これを通信により遠隔の医師に送信するという方法が用いられる。しかし、患者は聴診器の使用に慣れておらず、チェストピースが体表面に適切に接触できていないことがある。このような場合、従来の聴診器では、遠隔の映像からの視覚情報を見て、チェストピースが体に接触しているかどうかを医師が判断をすることは非常に困難であり、チェストピースが体表面に適切に接触していないことによる誤診を招く恐れがあった。」
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2004-242849号公報
【特許文献2】国際公開2017/159752号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した特許文献2に記載の課題の他、遠隔医療(診療)、在宅医療において、一般ユーザー(患者)が、聴診器で心音等を採取するとき、聴診器を身体の適切な位置に接触させる(位置合わせする)ことは容易ではなく、安定した聴診音の採取が難しいという問題があった。
【0005】
本発明の目的は、容易に、安定した聴診音が採取可能な手段を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の発明の聴診器は、聴診音を採取するための複数のセンサーを備え、前記複数のセンサーは、略平行四辺形を形成するように配置されていることを特徴とする。
【0007】
本発明では、複数のセンサーは、略平行四辺形を形成するように配置されている。これにより、ユーザーは、水平面に対して所定の角度で傾いている心臓の長軸と、複数のセンサーが形成する略平行四辺形の対角線と、が一致するように、聴診器を心臓に当てることで、採取すべき聴診音(心音)を採取することができるため、容易に、安定した聴診音を採取することができる。
【0008】
第2の発明の聴診器は、第1の発明の聴診器において、前記複数のセンサーは、略平行四辺形の対角線上に配置されていることを特徴とする。
【0009】
第3の発明の聴診器は、第1又は第2の発明の聴診器において、略平行四辺形における2つの対角線のうち、他方よりも長い一方の対角線は、水平方向に延びる辺に対して、40~60度の範囲内で傾斜していることを特徴とする。
【0010】
第4の発明の聴診器は、第1~第3のいずれかの発明の聴診器において、略平行四辺形における2つの対角線のうち、他方よりも長い一方の対角線は、水平方向に延びる辺に対して、約50度傾斜していることを特徴とする。
【0011】
第5の発明の聴診器は、第1の発明の聴診器において、前記複数のセンサーは、略平行四辺形の辺上に配置されていることを特徴とする。
【0012】
第6の発明の聴診器は、第1~第4のいずれかの発明の聴診器において、前記複数のセンサーは、4つのセンサーであり、前記4つのセンサーは、略平行四辺形の対角線上に2つずつ配置されていることを特徴とする。
【0013】
本発明では、4つのセンサーは、略平行四辺形の対角線上に2つずつ配置されている。ここで、心臓の長軸は、水平面に対して所定の角度で傾いている。このため、ユーザーは、水平面に対して所定の角度で傾いている心臓の長軸と、4つのセンサーが形成する略平行四辺形の対角線と、が一致するように、聴診器を心臓に当てることで、4つのセンサーが、ぞれぞれ、右心房、右心室、左心房、左心室に対向するようになる。
【0014】
第7の発明の聴診器は、第1~第6のいずれかの発明の聴診器において、略平行四辺形の対角線上に装着用の部材を取り付けるための取付部が設けられていることを特徴とする。
【0015】
本発明では、略平行四辺形の対角線上に、聴診器をユーザーに装着するための部材(例えば、ベルト)を取り付けるための取付部が設けられている。このため、取付部によって移動軸が固定されるため、聴診器を所望の位置(例えば、心臓の上)に合わせやすくなる。
【0016】
第8の発明の聴診器は、聴診音を採取するための複数のセンサーと、前記複数のセンサーを収容する、正面視略平行四辺形状の筐体と、を備えることを特徴とする。
【0017】
第9の発明の聴診システムは、第1~第8のいずれかの発明の聴診器と、報知部と、制御部と、を備え、前記制御部は、前記センサーによる聴診音に基づいて、採取すべき聴診音の方向を判断し、判断した聴診音の方向を、前記報知部により報知することを特徴とする。
【0018】
本発明では、制御部は、センサーによる聴診音に基づいて、採取すべき聴診音の方向を判断し、判断した聴診音の方向を、報知部により報知する。これにより、ユーザーは、報知された方向に、聴診器を移動させ、採取すべき聴診音を採取することができるため、容易に、安定した聴診音を採取することができる。
【0019】
第10の発明の聴診システムは、第9の発明の聴診システムにおいて、前記制御部は、前記センサーによる聴診音のレベルを、前記報知部により報知することを特徴とする。
【0020】
本発明では、制御部は、センサーによる聴診音のレベルを、報知部により報知する。これにより、ユーザーは、採取された聴診音のレベルを理解することができる。
【0021】
第11の発明の聴診システムは、第9又は第10の発明の聴診システムにおいて、前記報知部は、電子機器の表示画面であることを特徴とする。
【0022】
本発明によれば、容易に、安定した聴診音を採取することができる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【
図1】本発明の実施形態に係る聴診器を示す正面斜視図である。
【
図2】本発明の実施形態に係る聴診器を示す背面斜視図である。
【
図3】本発明の実施形態に係る聴診器を示す正面図である。
【
図4】センサーによって形成される平行四辺形を示す図である。
【
図6】他の例におけるセンサーの配置例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、本発明の実施形態について説明する。本発明の実施形態に係る聴診システムは、例えば、聴診器と、スマートフォン(電子機器)と、から構成される。聴診システムでは、聴診器により採取された聴診音が、スマートフォンに送信され、スマートフォンにおいて、聴診音の解析等が行われる。聴診器と、スマートフォンとは、例えば、Bluetooth(登録商標)規格に従って、無線通信を行う。なお、聴診システムは、聴診器のみから構成されていてもよい。また、聴診音の解析等を行う機器は、スマートフォンでなくてもよく、専用の機器等であってもよい。
【0025】
図1は、本発明の実施形態に係る聴診器1を示す正面斜視図である。
図2は、本発明の実施形態に係る聴診器1を示す背面斜視図である。
図3は、本発明の実施形態に係る聴診器1を示す正面図である。ユーザーは、
図3に示す正面側を身体に当て、聴診音を採取する。
図1に示すように、聴診器1は、筐体2、4つのセンサー3等を備える。筐体2は、正面視、略平行四辺形状である。筐体2は、内部に、4つのセンサー3等を収容する。センサー3は、例えば、ピエゾ素子等から構成されるピエゾセンサーである。4つのセンサー3は、略平行四辺形を形成するように配置されている。
【0026】
図4は、センサー3によって形成される平行四辺形を示す図である。
図4において、センサー3は、模式的に実線の円で示されている。
図3に示すように、隣り合うセンサー3を結ぶ接線によって、平行四辺形が形成される。平行四辺形において、2つの対角線のうち、他方よりも長い一方の対角線は、水平方向に延びる辺に対して、40~60度の範囲内で傾斜している。好ましくは、平行四辺形において、2つの対角線のうち、他方よりも長い一方の対角線は、水平方向に延びる辺に対して、約50度傾斜している。言い換えると、平行四辺形において、2つの対角線のうち、他方よりも長い一方の対角線と、水平方向に延びる辺と、がなす角αの角度は、40~60度の範囲内である。好ましくは、角αの角度は、約50度である。
【0027】
センサー3は、略平行四辺形の対角線上に配置されている。具体的には、4つのセンサー3は、略平行四辺形の対角線上に2つずつ配置されている。
【0028】
また、
図2に示すように、筐体2の背面には、取付部4が設けられている。取付部4は、ユーザーに聴診器1を装着するためのベルト(部材)を取り付けるためのものである。取付部4によって形成される挿通口にベルトが通されることで、聴診器1をユーザーに装着可能となる。取付部4は、略平行四辺形の対角線上に設けられている。取付部4は、平行四辺形において、2つの対角線のうち、他方よりも長い一方の対角線上に設けられている。
【0029】
スマートフォンは、例えば、CPU(Central Processing Unit)等の制御部を備えている。なお、以下で説明する処理等は、基本的に制御部によって実行されるが、「制御部は、~する。」という「~する」処理において、「制御部は」の文言を省略している場合がある。スマートフォンの制御部は、聴診器1から送信される、センサー3による聴診音に基づいて、採取すべき聴診音の方向を判断する。このとき、制御部は、センサー3による聴診音のうち、採取すべき聴診音に最も近い聴診音を採取したセンサーを判別する。
【0030】
例えば、制御部は、センサー3による聴診音のうち、音量(振幅)が最大の聴診音を採取したセンサーを、採取すべき聴診音に最も近い聴診音を採取したセンサーと判別する。制御部は、採取すべき聴診音に最も近い聴診音を採取したと判別したセンサーの方向を、採取すべき聴診音の方向として、報知する。
【0031】
スマートフォン(電子機器)の表示画面は、ユーザーが聴診器1を移動すべき方向(採取すべき聴診音の方向)を報知する報知部として機能する。
図5は、スマートフォンの表示画面を示す図である。(a)は、聴診音の採取開始前に、ユーザーへの指示を示す表示画面である。(b)は、ユーザーが聴診器1を移動すべき方向を示す表示画面である。
図5(a)に示すように、スマートフォンは、聴診音の採取前に、ユーザーへの指示を示す画面を表示し、ユーザーの行動を指示する。その後、スマートフォンは、
図5(b)に示す画面を表示し、ユーザーに聴診器1を移動すべき方向を指示する。
【0032】
例えば、
図5(b)では、4つの矢印が表示されており、4つの矢印により、ユーザーが聴診器1を移動すべき方向が報知される。
図4(b)では、右向きの矢印が塗りつぶされており、ユーザーが聴診器1を移動すべき方向として、右方向が報知されている。なお、
図5(b)では、4つの矢印でユーザーが聴診器1を移動すべき方向が報知されているが、矢印の数(方向)は、4つ(4方向)に限られない。また、矢印以外で、ユーザーが聴診器1を移動すべき方向が報知されてもよい。
【0033】
また、
図5(b)では、採取された聴診音(ここでは、心拍音)のレベルが、心拍音メーターとして、表示されている。すなわち、スマートフォンは、センサー3による聴診音のレベルを表示(報知)する。これにより、ユーザーは、採取されている聴診音のレベルを理解することができる。
【0034】
ここで、人間の心臓の長軸は、水平面に対して、50度(所定の角度)で傾いている(東邦大学医療センター大橋病院臨床生理機能検査部 心電図講座
図4等参照 https://www.lab.toho-u.ac.jp/med/ohashi/seiri_kino/patient/electrocardiogram_course.html)。本実施形態では、4つのセンサー3が形成する平行四辺形において、2つの対角線のうち、他方よりも長い一方の対角線は、水平方向に延びる辺に対して、約50度傾斜している。このため、ユーザーは、水平面に対して50度で傾いている心臓の長軸と、4つのセンサー3が形成する平行四辺形の他方よりも長い一方の対角線と、が一致するように、聴診器1を心臓に当てることで、4つのセンサー3が、ぞれぞれ、右心房、右心室、左心房、左心室に対向するようになる。従って、心音を精度よく採取することができる。
【0035】
また、心臓において、心臓の下の尖った部分である心尖部は、聴診器で心臓の音を聞くときに、最もよく聞こえる箇所である。心尖部は、心臓の長軸上にある。本実施形態では、上述のとおり、4つのセンサー3が形成する平行四辺形において、2つの対角線のうち、他方よりも長い一方の対角線は、水平方向に延びる辺に対して、約50度傾斜している。このため、ユーザーは、水平面に対して50度で傾いている心臓の長軸と、4つのセンサー3が形成する平行四辺形の他方よりも長い一方の対角線と、が一致するように、聴診器1を心臓に当てることで、センサー3のひとつが、心尖部の近くに位置する。従って、心音を精度よく採取することができる。
【0036】
以上説明したように、本実施形態では、複数のセンサー3は、略平行四辺形を形成するように配置されている。これにより、ユーザーは、水平面に対して所定の角度で傾いている心臓の長軸と、複数のセンサー3が形成する略平行四辺形の対角線と、が一致するように、聴診器1を心臓に当てることで、採取すべき聴診音(心音)を採取することができるため、容易に、安定した聴診音を採取することができる。
【0037】
また、本実施形態では、4つのセンサー3は、略平行四辺形の対角線上に2つずつ配置されている。上述のとおり、心臓の長軸は、水平面に対して所定の角度で傾いている。このため、ユーザーは、水平面に対して所定の角度で傾いている心臓の長軸と、4つのセンサー3が形成する略平行四辺形の対角線と、が一致するように、聴診器を心臓に当てることで、4つのセンサー3が、ぞれぞれ、右心房、右心室、左心房、左心室に対向するようになる。
【0038】
また、本実施形態では、スマートフォンの制御部は、センサー3による聴診音に基づいて、採取すべき聴診音の方向を判断し、判断した聴診音の方向を、報知部により報知する。これにより、ユーザーは、報知された方向に、聴診器1を移動させ、採取すべき聴診音を採取することができるため、容易に、安定した聴診音を採取することができる。
【0039】
また、本実施形態では、スマートフォンの制御部は、センサー3による聴診音のレベルを、報知部により報知する。これにより、ユーザーは、採取された聴診音のレベルを理解することができる。
【0040】
また、本実施形態では、略平行四辺形の対角線上に、聴診器1をユーザーに装着するための部材(例えば、ベルト)を取り付けるための取付部4が設けられている。このため、取付部4によって移動軸が固定されるため、聴診器1を所望の位置(例えば、心臓の上)に合わせやすくなる。
【0041】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明を適用可能な形態は、上述の実施形態には限られるものではなく、以下に例示するように、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更を加えることが可能である。
【0042】
上述した実施形態では、4つのセンサー3は、略平行四辺形の対角線上に配置されている。センサーの数は、4つに限られず、複数であればよい。また、複数のセンサーは、略平行四辺形の辺上に配置されていてもよい。
図6は、他の例におけるセンサーの配置例を示す図である。
図6に示すように、センサーの数は、6つであり、そのうちの3つのセンサーは、それぞれ、対向する辺上に配置されていてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0043】
本発明は、聴診システム、及び、聴診器に好適に採用され得る。
【符号の説明】
【0044】
1 聴診器
2 筐体
3 センサー
4 取付部